JP2020159808A - 表示装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリの残充電量で到達可能な充電施設に基づく表示が可能な表示装置及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】ナビゲーション装置1は、電気自動車の現在位置61と、バッテリ51の残充電量に基づいて、現在位置からその残充電量で電気自動車が到達可能な複数の到達可能充電施設64Aを抽出する。ナビゲーション装置1は、抽出した複数の到達可能充電施設64Aを直線71で接続した領域図形62を、地図画像63に重ねて表示することで、残充電量に基づく表示を行なう。【選択図】図4

Description

本発明は、地図情報を表示する表示装置及びコンピュータプログラムに関する。
従来、電気自動車が有するバッテリの残充電量に基づいて、残充電量で到達可能な図形を表示する表示装置がある。例えば、特開2017−203733号公報には、車両の現在位置と、バッテリの残充電量に基づいて、その残充電量で航続可能な航続可能範囲を算出し、算出した航続可能範囲を地図情報に重畳させて表示する表示装置に係わる技術が開示されている。
特開2017−203733号公報(図7)
ところで、電気自動車の普及は進んでいるものの、電気自動車のバッテリを充電する充電施設は、地域によっては十分な数だけ存在するとは限らない。上記特許文献1の表示装置では、表示された航続可能範囲の枠(外縁)上に目的地を設定した場合、設定した目的地に到達は出来るが、その後の走行に必要な残充電量については考慮されていなかった。このため、バッテリの残充電量で到達できる位置を表示する場合、充電施設を考慮した表示が求められる。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、バッテリの残充電量で到達可能な充電施設に基づく表示が可能な表示装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る表示装置は、電気自動車の現在位置と、前記電気自動車が有するバッテリの残充電量とに基づいて、前記バッテリを充電可能な充電施設のうち、現在位置から前記残充電量で前記電気自動車が到達可能な複数の到達可能充電施設を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出した複数の前記到達可能充電施設を線で接続した図形である領域図形を生成する領域図形生成手段と、前記領域図形生成手段により生成した前記領域図形を、地図情報とともに表示する表示手段と、を有する。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、地図情報を表示させるコンピュータプログラムであって、コンピュータを、電気自動車の現在位置と、前記電気自動車が有するバッテリの残充電量とに基づいて、前記バッテリを充電可能な充電施設のうち、現在位置から前記残充電量で前記電気自動車が到達可能な複数の到達可能充電施設を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出した複数の前記到達可能充電施設を線で接続した図形である領域図形を生成する領域図形生成手段と、前記領域図形生成手段により生成した前記領域図形を、前記地図情報とともに表示する表示手段と、して機能させる。
前記構成を有する本発明に係る表示装置及びコンピュータプログラムによれば、電気自動車の現在位置と、バッテリの残充電量に基づいて、バッテリの残充電量が不足する電欠になる前に到達できる到達可能充電施設を抽出する。そして、表示装置は、抽出した複数の到達可能充電施設を接続した領域図形を、地図情報とともに表示する。これにより、残充電量で到達可能な充電施設を、領域図形によりドライバに認識させることができる。ドライバは、目的地へ移動する場合に、どの充電施設に寄って充電すべきかを判断することができる。
本実施形態に係るナビゲーション装置を示したブロック図である。 本実施形態に係る領域図形表示処理プログラムのフローチャートである。 液晶ディスプレイに表示される画面の一例を示した図である。 領域図形を生成する処理を説明するための図である。
以下、本発明に係る表示装置をナビゲーション装置に具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るナビゲーション装置1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係るナビゲーション装置1を示したブロック図である。
図1に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置1は、ナビゲーション装置1が搭載された車両(例えば、電気自動車)の現在位置を検出する現在位置検出部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU13と、ユーザからの操作を受け付けるタッチパネル14と、ユーザに対して車両周辺の地図や後述の領域図形等を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ16と、記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ17と、プローブセンタやVICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタ等の情報センタとの間で通信を行う通信モジュール18と、を備えている。
以下に、ナビゲーション装置1が備える各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等を備え、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ22は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記4種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB31や所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部12をハードディスクの代わりに不揮発性メモリ、メモリーカード、CDやDVD等の光ディスクにより構成しても良い。また、地図情報DB31は、外部のサーバに格納され、ナビゲーション装置1から通信により取得される構成でも良い。
ここで、地図情報DB31は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ33、ノード点に関するノードデータ34、各交差点に関する交差点データ35、経路の探索に係る処理に用いられる探索データ36、施設等の地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。特に本実施形態では、地図情報DB31には、後述するバッテリ51の充電を行なうことが可能な充電施設に関するデータが記憶されている。
また、リンクデータ33としては、道路を構成する各リンクに関してリンクの属する道路の幅員、勾(こう)配、カント、バンク、路面の状態、道路の車線数、車線数の減少する箇所、幅員の狭くなる箇所、踏切り等を表すデータが、コーナに関して、曲率半径、交差点、T字路、コーナの入口及び出口等を表すデータが、道路属性に関して、降坂路、登坂路等を表すデータが、道路種別に関して、国道、県道、細街路等の一般道のほか、高速自動車国道、都市高速道路、一般有料道路、有料橋等の有料道路を表すデータがそれぞれ記録される。
また、ノードデータ34としては、実際の道路の分岐点(交差点、T字路等も含む)や各道路に曲率半径等に応じて所定の距離毎に設定されたノード点の座標(位置)、ノードが交差点に対応するノードであるか等を表すノード属性、ノードに接続するリンクのリンク番号のリストである接続リンク番号リスト、ノードにリンクを介して隣接するノードのノード番号のリストである隣接ノード番号リスト、各ノード点の高さ(高度)等に関するデータ等が記録される。
また、交差点データ35としては、該交差点を形成するノードを特定する該当ノード情報、該交差点に接続されるリンク(以下、接続リンクという)を特定する接続リンク情報、該交差点におけるリンクの接続角度等が記憶される。
また、探索データ36としては、後述のように出発地(例えば車両の現在位置)から設定された目的地までの経路を探索する経路探索処理に使用される各種データについて記録されている。具体的には、交差点に対する経路として適正の程度を数値化したコスト(以下、交差点コストという)や道路を構成するリンクに対する経路として適正の程度を数値化したコスト(以下、リンクコストという)等の探索コストを算出する為に使用するコスト算出データが記憶されている。また、本実施形態では、探索データ36には、各道路を走行する際に消費する予想燃費(電費)、乗員や天候等により変動する燃費(電費)を調整するための調整値、過去の燃費(電費)の実績データ等、燃料(残充電量)がなくなる位置(電欠位置など)を探索するためのデータが記憶されている。
ここで、交差点コストは、探索コストの算出対象となる経路に含まれる交差点に対応するノード毎に設定され、信号機の有無、交差点を通過する際の自車の走行経路(即ち直進、右折及び左折の種類)等によってその値が算出される。また、リンクコストは、探索コストの算出対象となる経路に含まれるリンク毎に設定され、リンク長を基本にして、該リンクの道路属性や道路種別、道路幅、車線数、勾配、交通状況等を考慮して算出される。
ナビゲーション装置1は、ユーザによって設定された目的地や探索条件によって目的地までの経路探索や経路の案内を行なう。探索条件としては、例えば、『燃費』、『距離』、『時間』などの項目を採用できる。例えば、『燃費』に対して高い優先度を設定すれば、目的地までに消費する燃料を少なくすることを優先した経路探索を行なう。ここでいう燃料とは、例えば、ガソリン車であればガソリンであり、電気自動車であればバッテリの充電量である。『距離』に対して高い優先度を設定すれば、目的地までの距離が短くなることを優先した経路探索を行う。『時間』に対して高い優先度を設定すれば、目的地までの所要時間が短くなることを優先した経路探索を行う。
更に本実施形態のナビゲーション装置1は、残燃料に応じた燃料補給所の表示を行なうことができ、その表示を行なう際に経路探索を実行する。以下の説明では、一例として、車両として電気自動車を採用し、燃料補給所として充電施設を採用した場合について説明する。ここでいう電気自動車とは、外部から充電可能なバッテリを備え、該バッテリから供給される電力に基づいて駆動されるモータを駆動源とする自動車である。また、充電施設とは、バッテリを充電することが可能な設備を備えた施設である。また、電気自動車とは、純粋に電気エネルギーで駆動する電気自動車のみならず、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン等の燃焼機関と併用するいわゆるハイブリッド車でも良い。また、本願の車両は、電気自動車に限らず、燃料電池車でも良い。
尚、上記した目的地や充電施設の経路探索処理についてはナビゲーション装置1と通信可能に接続された外部サーバで行うようにしても良い。外部サーバで経路探索を行う場合には、ナビゲーション装置1からサーバ装置へ現在位置、目的地、探索条件等の経路探索に必要な情報が経路探索要求とともに送信される(但し、充電施設の探索の場合には目的地に関する情報は必ずしも送信する必要は無い)。そして経路探索要求を受信したサーバ装置は、サーバ装置の有する地図情報を用いて経路探索を行い、充電施設や目的地までの経路を特定する。その後、特定された経路を要求元のナビゲーション装置1へと送信する。それによって、経路探索時点においてナビゲーション装置1が有する地図情報が古いバージョンの地図情報である場合や、ナビゲーション装置1が地図情報自体を有さない場合でも、サーバ装置が有する最新バージョンの地図情報に基づいて適切な経路を設定することが可能となる。
また、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)13は、ナビゲーション装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、制御用のプログラムのほか、後述の領域図形表示処理プログラム(図2参照)等が記録されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置を備えている。尚、ナビゲーションECU13は、処理アルゴリズムとしての各種手段を構成する。例えば、抽出手段は、電気自動車の現在位置と、電気自動車が有するバッテリの残充電量とに基づいて、バッテリを充電可能な充電施設のうち、現在位置から残充電量で電気自動車が到達可能な複数の到達可能充電施設を抽出する。領域図形生成手段は、抽出手段により抽出した複数の到達可能充電施設を線で接続した図形である領域図形を生成する。表示手段は、領域図形生成手段により生成した領域図形を、地図情報とともに液晶ディスプレイ15に表示する。分割領域設定手段は、電気自動車の現在位置を基準とした方位に基づいて、到達可能充電施設を抽出する領域を複数の分割領域に分割する。経路探索手段は、到達可能充電施設までの経路を探索する。
タッチパネル14は、液晶ディスプレイ15の表示領域の前面に配置され、地図画像のスクロール表示を行う場合や表示領域に配置されたボタンを選択する場合等に操作される。そして、ナビゲーションECU13は、タッチパネル14の操作によりタッチパネル14から出力される検出信号に基づき、タッチパネル14に対する操作内容(タッチ操作、ドラッグ操作やフリック操作)を検出する。尚、ユーザのタッチ操作を受け付ける操作手段としては、タッチパネル14の代わりにタブレット等の操作手段を用いても良い。
また、液晶ディスプレイ15には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、出発地から目的地までの案内経路、案内経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。特に本実施形態では充電施設に応じた領域図形が液晶ディスプレイ15に表示される(図3参照)。尚、液晶ディスプレイ15の代わりに、HUDやHMDを用いても良い。
また、スピーカ16は、ナビゲーションECU13からの指示に基づいて案内経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。
また、DVDドライブ17は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて音楽や映像の再生、地図情報DB31の更新等が行われる。尚、DVDドライブ17に替えてメモリーカードを読み書きする為のカードスロットを設けても良い。
また、通信モジュール18は、交通情報センタ、例えば、VICSセンタやプローブセンタ等から送信された交通情報、プローブ情報、天候情報等を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。
また、本実施形態のナビゲーション装置1は、電気自動車に搭載されたバッテリ51を制御するバッテリコントローラ52に接続されている。バッテリコントローラ52は、バッテリ51と接続され、バッテリ51に供給される電流の大きさ(電流値)や電圧の大きさ(電圧値)を制御する。また、バッテリコントローラ52は、バッテリ51の電流値、電圧値、及び温度等の検出値に基づいて、バッテリ51の残充電量を演算可能となっている。ナビゲーション装置1のナビゲーションECU13は、バッテリコントローラ52と接続され、バッテリコントローラ52から入力される信号に基づいて、バッテリ51の残充電量を検出することができる。
続いて、上記構成を有する本実施形態に係るナビゲーション装置1においてCPU41が実行する領域図形表示処理プログラムについて図2に基づき説明する。図2は本実施形態に係る領域図形表示処理プログラムのフローチャートである。ここで、領域図形表示処理プログラムは、例えば、タッチパネル14の特定のボタンをタッチされた場合に実行され、後述する領域図形や充電施設の位置を地図画像に表示するプログラムである。尚、領域図形表示処理プログラムの実行を開始する条件は、タッチパネル14に対するタッチ操作を検出する条件に限らず、例えば、液晶ディスプレイ15に表示する地図画像の縮尺を特定の縮尺に変更される条件でも良い。この場合、CPU41は、特定の縮尺を選択されたことを検出すると、図2の処理を開始する。あるいは、領域図形表示処理プログラムの実行を開始する条件は、経路探索を実行する条件でも良い。例えば、CPU41は、タッチパネル14の操作入力により目的地を設定され経路案内を開始する操作を受け付けると、図2の処理を開始する。また、以下の図2にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により実行される。
ここで、CPU41は、図3に示すように、現在位置61を含む領域図形62を液晶ディスプレイ15の地図画像63に重ねて表示する。図3に示す四角の中に丸を描いた図形は、現在位置61からバッテリ51の残充電量で電気自動車が到達可能な充電施設(以下、到達可能充電施設という)64を示している。また、四角の中にバツを描いた図形は、現在位置61からバッテリ51の残充電量で電気自動車が到達することが難しい、即ち、電欠となる可能性が高い充電施設(以下、到達困難充電施設という)65を示している。尚、図3では、到達可能充電施設64と、到達困難充電施設65とを、異なるマークで表示しているが、同一のマークで表示しても良い。あるいは、到達可能充電施設64や到達困難充電施設65を表示するマークを、施設の種類(サービス会社など)に応じて変更しても良い。
図3に示す所定の縮尺(図示例ではXkm)で表示した地図画像63には、複数の到達可能充電施設64及び到達困難充電施設65が表示されている。CPU41は、図4に示すように、電気自動車の現在位置61を基準とした方位ごとに、到達可能充電施設64を抽出する領域(以下、分割領域という)67を分割する。CPU41は、分割領域67に含まれている到達可能充電施設64のうち、現在位置61から最も遠い到達可能充電施設64(以下、到達可能充電施設64Aという)を抽出する。そして、CPU41は、各分割領域67の到達可能充電施設64Aを直線71で接続することで、領域図形62を生成する。
具体的には、図2に示すように、先ず、領域図形表示処理プログラムではステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU41は、現在位置61とバッテリ51の残充電量に基づいて到達可能領域68を設定する。
図4は、領域図形62を生成する処理を説明するための図である。図4に示すように、CPU41は、例えば、現在位置61を中心とした円を外縁とする領域を、到達可能領域68として設定する。到達可能領域68は、到達最長距離R1を半径とする円の領域である。ここでいう到達最長距離R1とは、例えば、現在位置61から直線上に理想的な走行条件で、且つ残充電量の全てを使用するまで走行した場合の距離である。理想的な走行条件とは、例えば、現在位置61から1方向(例えば、南北方向)に沿って勾配のない直線道路を想定し、その直線道路を停止することなく一定速度で走行する条件である。一定速度とは、例えば、バッテリ51の電力消費量が最も少ない、換言すれば、最も電費の良い速度である。即ち、到達最長距離R1は、勾配、渋滞、信号待ちなど、電費を下げる要因を全て取り除いて理想的に走行した場合に電欠となるまで走行した距離である。
尚、到達可能領域68は、円形の領域に限らず、正方形や多角形の領域でも良い。後述するように到達可能領域68は、到達可能充電施設64を抽出するための領域である。このため、到達可能領域68は、上記した理想的な走行条件(到達最長距離R1)に基づいた領域に限らず、実際の走行条件に従って現在位置61から残充電量で到達可能な到達可能充電施設64を抽出できる(含んでいる)領域であれば、適宜形状等を変更できる。
CPU41は、図2のS1を実行した後、S2を実行する。S2において、CPU41は、S1で設定した円形の到達可能領域68を方位毎に分割して分割領域67を設定する。図4に示すように、CPU41は、例えば、現在位置61を基準とした16方位を境界線として到達可能領域68を複数(この場合は、16個)の分割領域67に分割する。分割領域67は、現在位置61から離れるに従って広がる扇型の領域となる。尚、図4は、図面が繁雑となるのを防ぐため、16方位(北、北北東など)のうち、一部のみを図示している。また、図3及び図4に示す分割領域67の形状等は、一例である。例えば、CPU41は、到達可能領域68をマトリックス状に区画して、矩形の分割領域67を設定しても良い。また、到達可能領域68を分割する方位は、南北や東西のように16方位のいずれかに沿った方向に限らず、例えば、北から北北東へ5度ずれた方位でも良い。
CPU41は、S2を実行した後、S3を実行する。S3において、CPU41は、複数の分割領域67の中から新規の1つを選択する。後述するように、CPU41は、S9を実行した後、再度S3を実行する。CPU41は、S3を実行するごとに、それまでに実行したS3の処理において選択していない分割領域67(未選択の分割領域67)から新規の1つを選択する。例えば、CPU41は、現在位置61と北を結ぶ直線と現在位置61と北北東を結ぶ直線とに挟まれた分割領域67から、時計回り方向へ順番に、S3を実行するごとに分割領域67を選択する。
CPU41は、S3を実行した後、S4を実行する。S4において、CPU41は、全ての分割領域67に対する処理を完了したか否かを判断する。従って、本実施形態のCPU41は、16方位で分割した16個の分割領域67の各々を対象としてS3,S4を含む処理を繰り返し(本実施例では16回)実行する。また、CPU41は、S3において未選択の分割領域67が存在しない場合、即ち、全ての分割領域67の選択を完了した後にもう一度S3を実行した場合、全ての分割領域67の選択を完了したことを示す情報をRAM42に保存する。そして、CPU41は、S3で保存した情報に基づいて、S4において全ての分割領域67に対する処理を完了したと判断する(S4:YES)。
一方で、CPU41は、S4において、全ての分割領域67に対する処理を完了していないと判断すると(S4:NO)、S3で選択した分割領域67内の充電施設を抽出する(S5)。S5で抽出される充電施設には、上記した到達可能充電施設64と到達困難充電施設65とが含まれる。CPU41は、例えば、データ記録部12の地図情報DB31(図1参照)に基づいて、分割領域67内の充電施設を抽出する。なお、CPU41は、サーバ装置等へ問い合わせを行なうことで、分割領域67内の充電施設を抽出しても良い。
CPU41は、S5を実行した後、S6を実行する。CPU41は、S6において、上記したS3と同様に、S5で抽出した充電施設のうち、新規の充電施設(未選択の充電施設)を選択する。例えば、CPU41は、S5で抽出した充電施設のうち、現在位置61に最も近い充電施設を最初に選択し、次回以降のS6において2番目に近い充電施設、3番目に近い充電施設・・と、近い充電施設から順番に選択する。なお、充電施設の選択方法は上記した方法に限らず、例えば、CPU41は、現在位置61から遠い充電施設から順番に選択しても良い。
CPU41は、S6を実行すると、S7を実行する。CPU41は、S7において、S4と同様に、S5で抽出した全ての充電施設に対する処理を完了したか否かを判断する。CPU41は、S7において全ての充電施設に対する処理を完了していないと判断すると(S7:NO)、S8を実行する。S8において、CPU41は、現在位置61からS6で選択した充電施設までの経路を探索し、探索した経路に基づいて現在の残充電量で到達可能であるか否かを判断する。即ち、CPU41は、S6で選択した充電施設が、到達可能充電施設64であるか到達困難充電施設65であるかを探索経路に基づいて判断する。
CPU41は、例えば、地図情報DB31の探索データ36等に基づいて、S6で選択した充電施設を目的地として現在位置61からの経路69(図4参照)を探索する経路探索処理を実行する。そして、CPU41は、探索した経路69に沿って、実際の走行条件に従って移動した場合に、電欠になることなく充電施設に到達できるか否かを判断する。ここでいう実際の走行条件とは、例えば、S1の到達可能領域68を設定する際に用いた理想的な走行条件とは異なり、実際の走行において発生する電費を変動させる要因を考慮した条件である。より具体的には、実際の走行条件とは、走行路の勾配、走行路の曲率、渋滞の発生状況、信号の数、渋滞や信号待ちにおいて消費する予想電力量などである。あるいは、実際の走行条件とは、天候(風速、雨量)や乗車人数など、電費を変動させる様々な条件を採用できる。このような走行条件に基づいて到達の可否を判断することで、S6で選択した充電施設が、到達可能充電施設64であるか到達困難充電施設65であるかをより正確に判断できる。
CPU41は、例えば、S6で選択した充電施設の情報、到達可能充電施設64又は到達困難充電施設65であることを示す情報、探索結果の経路69の走行距離などを関連付けてRAM42へ記憶する(S8)。CPU41は、S8を実行した後、再度、S6からの処理を実行する。これにより、CPU41は、1つの分割領域67に含まれる全ての充電施設について、到達可能充電施設64であるか到達困難充電施設65であるかを判断する。
一方、CPU41は、S7において全ての充電施設に対する処理(S8の処理)を完了したと判断すると(S7:YES)、S9を実行する。CPU41は、S8において到達可能充電施設64と判断した充電施設のうち、現在位置61から最も遠い到達可能充電施設64を、到達可能充電施設64Aとして抽出する。CPU41は、例えば、S8で探索した経路69に沿って移動した場合に最も長い走行距離となる到達可能充電施設64を、現在位置61から最も遠い到達可能充電施設64Aとして抽出する。即ち、経路69が最も長い到達可能充電施設64を、到達可能充電施設64Aとして抽出する。これにより、実際の走行路の条件に合った到達可能充電施設64Aを抽出できる。尚、到達可能充電施設64Aを抽出する条件は、上記した走行距離に限らない。例えば、CPU41は、S9において、現在位置61から直線距離で最も遠い到達可能充電施設64を、到達可能充電施設64Aとして抽出しても良い。
CPU41は、S9を実行した後、S3からの処理を再度実行する。CPU41は、新たに別の分割領域67(未選択の分割領域67)を選択し、選択した分割領域67についてS5以降の処理を実行する。これにより、分割領域67ごとの最も遠い到達可能充電施設64Aを抽出できる。CPU41は、全ての分割領域67に対する処理を完了させると(S4:YES)、S10を実行する。
S10において、CPU41は、S9で抽出した分割領域67ごとの到達可能充電施設64Aに基づいて領域図形62を生成する。CPU41は、図4に示すように、隣り合う分割領域67の到達可能充電施設64Aを直線71で接続して領域図形62を生成する。領域図形62は、図4にハッチングで示すように、現在位置61と全ての到達可能充電施設64を含み、到達可能充電施設64Aで囲まれた領域となる。
CPU41は、S10において領域図形62を生成すると、生成した領域図形62を地図画像63に重ねて液晶ディスプレイ15へ表示する(S11、図3参照)。CPU41は、図2に示す領域図形表示処理プログラムを終了する。このようにして本実施形態のCPU41は、現在位置61及びバッテリ51の残充電量に応じた領域図形62を液晶ディスプレイ15へ表示することができる。なお、CPU41は、一度、領域図形62を表示すると、再度、タッチパネル14に対する操作入力(領域図形62を表示する指示)を検出するまで、表示した領域図形62の形状、位置等を維持する。また、CPU41は、電気自動車の移動に合わせて(現在位置61の移動に合わせて)、図2の処理を再度開始し、領域図形62の位置や形状を移動後の現在位置61に基づいて自動で更新しても良い。
また、到達可能充電施設64Aを接続する線は、直線71に限らず、曲線でも良い。あるいは、到達可能充電施設64Aを接続する線は、実際の走行路に沿った線でも良い。また、CPU41は、1つの分割領域67内に到達可能充電施設64が1つも存在しない場合、領域図形62を補正しても良い。例えば、CPU41は、到達可能充電施設64を検出できない分割領域67を間に挟む2つの分割領域67の到達可能充電施設64Aを直線71で接続する補正を行なっても良い。
また、CPU41は、例えば、複数の分割領域67に到達可能充電施設64が存在しない場合、現在位置61と到達可能充電施設64Aとを直線71で接続しても良い。例えば、CPU41は、到達可能充電施設64が存在しない分割領域67が180度以上連続した場合(例えば、16方位の分割で8個以上連続した場合)、領域図形62を区画する1点として現在位置61を追加しても良い。これにより、電気自動車の現在位置61を含む領域図形62を表示できる。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るナビゲーション装置1及びナビゲーション装置1で実行されるコンピュータプログラムでは、電気自動車の現在位置61と、バッテリ51の残充電量とに基づいて、現在位置61から残充電量で到達可能な複数の到達可能充電施設64を抽出する(S5)。CPU41は、1つの分割領域67に含まれている複数の到達可能充電施設64のうち、現在位置61から最も遠い到達可能充電施設64Aを抽出する(S9)。そして、CPU41は、複数の到達可能充電施設64Aを直線71で接続した領域図形62を生成し(S10)、地図画像63に重ねて領域図形62を液晶ディスプレイ15へ表示する(S11)。
ここで、図4の黒い丸は、比較のために図示したものであり、実際の走行条件に従って現在位置61から電欠となるまで走行した場合に到達できる到達可能位置73を示している。即ち、到達可能位置73は、実際の走行路に沿って電欠となるまで走行した場合に、到達できる位置を示している。図4に示す破線は、比較のために図示したものであり、分割領域67ごとの到達可能位置73を直線で接続した領域74を示している。この場合、仮に、ドライバが、このような領域74の直線と重なる位置を目的地として設定した場合、目的地に到達できたとしても、その目的地周辺に存在する最寄りの充電施設(到達困難充電施設65)へ移動する間に電欠となる可能性が高い。特に、充電施設が十分に存在しない地域では電欠となる可能性がより高くなる。
これに対し、本実施形態のナビゲーション装置1では、残充電量に基づいて現在位置61から最も遠い到達可能充電施設64Aを、分割領域67ごとに抽出し、抽出した到達可能充電施設64Aを接続することで、分割領域67ごとの最も遠い到達可能充電施設64Aを接続した領域図形62を生成できる。これにより、領域図形62の直線71の外に移動する場合、電欠が発生する可能性が高くなるため、例えば、領域図形62で示す充電施設(到達可能充電施設64や到達可能充電施設64A)に寄って充電してから直線71の外へ移動すべきであることを、ドライバに示唆することが可能となる。また、領域図形62の外にある充電施設(到達困難充電施設65)は、現在の残充電量では到達することが困難であることを、ドライバに示唆することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、ナビゲーション装置1が経路探索処理を行っているが、経路探索処理についてはナビゲーション装置1と通信可能に接続された外部サーバで行うようにしても良い。外部サーバで行う場合には、ナビゲーション装置1からサーバ装置へ現在位置61やバッテリ51の残充電量等の経路探索に必要な情報を、経路探索要求とともに送信しても良い。
また、上記実施形態では、CPU41は、S3で分割領域67を選択した後に、S5において分割領域67ごとの充電施設を抽出したが、これに限らない。例えば、CPU41は、S1で到達可能領域68を設定した後、到達可能領域68内に含まれる全ての充電施設(到達可能充電施設64及び到達困難充電施設65)の抽出を実行しても良い。即ち、CPU41は、到達可能領域68内の充電施設の抽出を先に実行しても良い。
また、CPU41は、1つの分割領域67に複数の到達可能充電施設64が含まれている場合、現在位置61から最も遠い到達可能充電施設64Aを抽出したが(S9)、これに限らない。CPU41は、例えば、現在位置61から2番目に遠い到達可能充電施設64や、現在位置61から最も近い到達可能充電施設64を抽出しても良い。
また、CPU41は、現在位置61から直線上に理想的な走行条件で、且つ残充電量の全てを使用するまで走行することで到達できる到達最長距離R1を半径として到達可能領域68を規定したが、これに限らない。到達可能領域68としては、到達可能充電施設64や到達困難充電施設65を含み得る様々な領域を採用できる。例えば、領域図形62よりも大きい様々な形状を採用できる。
また、本発明はナビゲーション装置以外に、経路探索機能や表示機能を有する装置に対して適用することが可能である。例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等(以下、携帯端末等という)に適用することも可能である。また、サーバと携帯端末等から構成されるシステムに対しても適用することが可能となる。その場合には、上述した領域図形表示処理プログラム(図2)の各ステップは、サーバと携帯端末等のいずれが実施する構成としても良い。また、本発明を携帯端末等に適用する場合には、電気自動車以外の移動体、例えば、バッテリを駆動源とする2輪車等に対する表示処理にも本願発明を適用することが可能である。
また、本発明に係る表示装置を具体化した実施例について上記に説明したが、表示装置は以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
電気自動車の現在位置と、前記電気自動車が有するバッテリ(51)の残充電量とに基づいて、前記バッテリを充電可能な充電施設のうち、現在位置(61)から前記残充電量で前記電気自動車が到達可能な複数の到達可能充電施設(64)を抽出する抽出手段(41)と、前記抽出手段により抽出した複数の前記到達可能充電施設を線(71)で接続した図形である領域図形(62)を生成する領域図形生成手段(41)と、前記領域図形生成手段により生成した前記領域図形を、地図情報(31)とともに表示する表示手段(41、15)と、を有する表示装置(1)。
上記構成を有する表示装置によれば、電気自動車の現在位置と、バッテリの残充電量に基づいて、バッテリの残充電量が不足する電欠になる前に到達できる到達可能充電施設を抽出する。そして、表示装置は、抽出した複数の到達可能充電施設を接続した領域図形を、地図情報とともに表示する。これにより、残充電量で到達可能な充電施設を、領域図形によりドライバに認識させることができる。ドライバは、目的地へ移動する場合に、どの充電施設に寄って充電すべきかを判断することができる。
例えば、第2の構成は以下のとおりである。
前記電気自動車の現在位置を基準とした方位に基づいて、前記到達可能充電施設を抽出する領域(68)を複数の分割領域(67)に分割する分割領域設定手段(41)を有し、前記抽出手段は、前記分割領域設定手段により分割した複数の前記分割領域ごとに、前記到達可能充電施設を抽出する。
上記構成を有する表示装置によれば、抽出手段は、分割領域ごとに処理を分けて、到達可能充電施設の抽出を行なう。このため、抽出対象の領域に存在する到達可能充電施設を一度の処理で全て抽出する場合に比べて、到達可能充電施設を抽出する処理内容を簡素化でき、処理負荷を低減できる。
例えば、第3の構成は以下のとおりである。
前記抽出手段は、1つの前記分割領域に複数の前記到達可能充電施設が含まれている場合、複数の前記到達可能充電施設のうち、前記電気自動車の現在位置から最も遠い前記到達可能充電施設を抽出する(図4)。
上記構成を有する表示装置によれば、現在位置から最も遠い到達可能充電施設を、分割領域ごとに抽出することができる。抽出した到達可能充電施設を接続することで、分割領域ごとの最も遠い到達可能充電施設を接続した領域図形を生成できる。これにより、領域図形の線の外に移動する場合、電欠が発生する可能性が高くなるため、例えば、領域図形で示す充電施設に寄って充電してから線の外へ移動すべきであることを、ドライバに示唆することが可能となる。また、領域図形の外にある充電施設は、現在の残充電量では到達することが困難で有ることを、ドライバに示唆することが可能となる。
例えば、第4の構成は以下のとおりである。
前記到達可能充電施設までの経路を探索する経路探索手段(11、31、41)を有し、前記抽出手段は、複数の前記到達可能充電施設のうち、前記経路探索手段により探索した経路(69)に沿って移動した場合に最も長い走行距離となる前記到達可能充電施設を、前記電気自動車の現在位置から最も遠い前記到達可能充電施設として抽出する。
上記構成を有する表示装置によれば、分割領域に含まれる複数の到達可能充電施設のうち、実際の走行路に沿って移動した場合に最も長い走行距離となる到達可能充電施設を抽出することができる。即ち、走行路に合った到達可能充電施設を抽出できる。
例えば、第5の構成は以下のとおりである。
前記抽出手段は、前記電気自動車の現在位置から直線上に理想的な走行条件で、且つ前記残充電量の全てを使用するまで走行することで到達できる距離である到達最長距離(R1)を決定し、前記電気自動車の現在位置を中心とし前記到達最長距離を半径とする円の中に含まれる前記到達可能充電施設を抽出する(図4)。
上記構成を有する表示装置によれば、現在位置から直線上に理想的な走行条件で電欠となるまで走行した場合の到達最長距離を決定する。ここでいう理想的な走行条件とは、例えば、勾配のない直線道路を停止することなく一定速度で走行する条件である。これにより、到達最長距離を半径とする円の中に含まれる到達可能充電施設を抽出することで、残充電量で到達する可能性がある充電施設を、漏らすことなくより確実に抽出することが可能となる。
1 ナビゲーション装置
11 現在位置検出部
13 ナビゲーションECU
15 液晶ディスプレイ
31 地図情報DB
41 CPU
51 バッテリ
61 現在位置
62 領域図形
64 到達可能充電施設
67 分割領域
68 到達可能領域
69 経路
71 直線
R1 到達最長距離

Claims (6)

  1. 電気自動車の現在位置と、前記電気自動車が有するバッテリの残充電量とに基づいて、前記バッテリを充電可能な充電施設のうち、現在位置から前記残充電量で前記電気自動車が到達可能な複数の到達可能充電施設を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出した複数の前記到達可能充電施設を線で接続した図形である領域図形を生成する領域図形生成手段と、
    前記領域図形生成手段により生成した前記領域図形を、地図情報とともに表示する表示手段と、を有する表示装置。
  2. 前記電気自動車の現在位置を基準とした方位に基づいて、前記到達可能充電施設を抽出する領域を複数の分割領域に分割する分割領域設定手段を有し、
    前記抽出手段は、
    前記分割領域設定手段により分割した複数の前記分割領域ごとに、前記到達可能充電施設を抽出する、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記抽出手段は、
    1つの前記分割領域に複数の前記到達可能充電施設が含まれている場合、複数の前記到達可能充電施設のうち、前記電気自動車の現在位置から最も遠い前記到達可能充電施設を抽出する、請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記到達可能充電施設までの経路を探索する経路探索手段を有し、
    前記抽出手段は、
    複数の前記到達可能充電施設のうち、前記経路探索手段により探索した経路に沿って移動した場合に最も長い走行距離となる前記到達可能充電施設を、前記電気自動車の現在位置から最も遠い前記到達可能充電施設として抽出する、請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記抽出手段は、
    前記電気自動車の現在位置から直線上に理想的な走行条件で、且つ前記残充電量の全てを使用するまで走行することで到達できる距離である到達最長距離を決定し、前記電気自動車の現在位置を中心とし前記到達最長距離を半径とする円の中に含まれる前記到達可能充電施設を抽出する、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の表示装置。
  6. 地図情報を表示させるコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    電気自動車の現在位置と、前記電気自動車が有するバッテリの残充電量とに基づいて、前記バッテリを充電可能な充電施設のうち、現在位置から前記残充電量で前記電気自動車が到達可能な複数の到達可能充電施設を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出した複数の前記到達可能充電施設を線で接続した図形である領域図形を生成する領域図形生成手段と、
    前記領域図形生成手段により生成した前記領域図形を、前記地図情報とともに表示する表示手段と、して機能させる為のコンピュータプログラム。
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