JP2020149294A - 建設機械の遠隔操作装置 - Google Patents

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村上 良昭
Yoshiaki Murakami
良昭 村上
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Abstract

【課題】パイロットバルブを簡易かつ高精度に操作することが可能な建設機械の遠隔操作装置の提供。【解決手段】油圧ショベルは、パイロットバルブ5と、操作レバーを脱着可能な操作レバー取付部53とを備える。遠隔操作装置は、支持部材21と電動アクチュエータ23と駆動伝達部材25とを備える。支持部材21は、操作レバー取付部53の上方に設置される。電動アクチュエータ23は、上端側が支持部材21に支持され、上下駆動可能に構成される。駆動伝達部材25は、電動アクチュエータ23に連結可能なアーム251を有する。電動アクチュエータ23は、支持部材21の取付穴に取り付けられることで操作レバーの左右操作方向の前側に配置される。電動アクチュエータ23による上下駆動は、電動アクチュエータ23に連結されたアーム251を介して操作レバー取付部53に前後操作方向の操作として伝達される。【選択図】図7

Description

本発明は、駆動装置を介してパイロットバルブを遠隔操作する建設機械の遠隔操作装置に関する。
従来、油圧ショベルの遠隔操作装置として本体側の油圧バルブを制御する操作レバーを遠隔操作して駆動するものが提案されている。
例えば、特許文献1では、操縦室(3)の座席(7)に遠隔操作ロボット(10)を固定し、ロボットアーム(14,15)によって油圧ショベルの走行レバー及び作業レバーを操作して油圧ショベルを操縦する技術が開示されている。
また、特許文献2では、重機の操作杆の動作制御を高精度に行う技術として、重機(1)の操作杆(8a)の周囲に取り付けられ、操作信号によって操作杆(8a)を動作させる操作装置(25)を備えた重機の遠隔操作装置(20)が開示されている。
特開2017−106213号公報 特開2017−172174号公報
上述した特許文献1に記載の遠隔操作ロボット(10)によれば、既存の操作ボックスを改造することなく、操作レバーを駆動することができる。
しかし、遠隔操作ロボット(10)は複雑かつ高価であり、また、座席(7)に固定する方法を採用しているため、安定性を欠く。従って、機体の揺れや操作時の操作反力によって遠隔操作ロボット(10)が動かないように固定する必要がある。
また、上述した特許文献2に記載の遠隔操作装置(20)では、操作ボックスが遠隔操作専用の設計になっており、既存の操作ボックスを大きく改造しなければならない。また、リンク(39,47)やガイド部材(40,48)を備える駆動ユニット(31,32)を介してアクチュエータの駆動力を操作杆(8a)に伝達する構造になっているため、部品点数が多く、ガタつきの発生原因になる。
そこで、本発明は、パイロットバルブを簡易かつ高精度に遠隔操作することが可能な建設機械の遠隔操作装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、パイロットバルブと、前記パイロットバルブを操作する操作レバーを脱着可能な操作レバー取付部とを含む建設機械を遠隔操作する建設機械の遠隔操作装置であって、第1取付部と第2取付部とを含み、前記操作レバー取付部の上方に設置される支持部材と、上端側が前記第1取付部を介して前記支持部材に支持され上下駆動可能に構成される第1駆動部と、上端側が前記第2取付部を介して前記支持部材に支持され上下駆動可能に構成される第2駆動部とを含む駆動部と、前記第1駆動部に連結可能な第1アームと前記第2駆動部に連結可能な第2アームとを含み、前記操作レバーが取り外された状態の前記操作レバー取付部に装着される駆動伝達部材と、を備え、前記第1駆動部は、前記第1取付部に取り付けられることで前記操作レバーの左右操作方向の一方の側に配置され、前記第2駆動部は、前記第2取付部に取り付けられることで前記操作レバーの前後操作方向の一方の側に配置され、前記第1駆動部による上下駆動は、前記第1駆動部に連結された前記第1アームを介して前記操作レバー取付部に前記左右操作方向の操作として伝達され、前記第2駆動部による上下駆動は、前記第2駆動部に連結された前記第2アームを介して前記操作レバー取付部に前記前後操作方向の操作として伝達されることを特徴とする建設機械の遠隔操作装置を提供している。
ここで、前記第1アーム及び前記第2アームの形状は共通化されており、前記駆動伝達部材は、前記第1アーム及び前記第2アームが前後左右のいずれの位置に配置されても前記駆動部に連結可能に構成されているのが好ましい。
また、前記左右操作方向の一方の側は、運転席側方側であり、前記第1駆動部は、前記運転席側方側に配置されるのが好ましい。
また、前記第1駆動部は第1プッシュプルケーブルとして構成され、前記第2駆動部は第2プッシュプルケーブルとして構成され、前記支持部材は、第3取付部と第4取付部とを更に有し、前記駆動部は、上端側が前記第3取付部において前記支持部材に支持され上下駆動可能に構成される第3プッシュプルケーブルと、上端側が前記第4取付部を介して前記支持部材に支持され上下駆動可能に構成される第4プッシュプルケーブルとを更に有し、前記駆動伝達部材は、前記第3プッシュプルケーブルに連結可能な第3アームと前記第4プッシュプルケーブルに連結可能な第4アームとを更に有し、前記第3プッシュプルケーブルは、前記第3取付部に取り付けられることで前記操作レバーの前記左右操作方向の一方の側とは反対側の他方の側に配置され、前記第4プッシュプルケーブルは、前記第4取付部に取り付けられることで前記操作レバーの前記前後操作方向の一方の側とは反対側の他方の側に配置され、前記第3プッシュプルケーブルによる上下駆動は、前記第3プッシュプルケーブルに連結された前記第3アームを介して前記操作レバー取付部に前記左右操作方向の操作として伝達され、前記第4プッシュプルケーブルによる上下駆動は、前記第4プッシュプルケーブルに連結された前記第4アームを介して前記操作レバー取付部に前記前後操作方向の操作として伝達されるのが好ましい。
また、前記パイロットバルブは、運転席側方に配置される操作ボックスに設けられ、前記第1プッシュプルケーブル、前記第2プッシュプルケーブル、前記第3プッシュプルケーブル及び前記第4プッシュプルケーブルのケーブル経路は、前記パイロットバルブの上方から前記操作ボックスの上方を通って後方に配索され、前記駆動装置に接続されるように構成されるのが好ましい。
更に、前記支持部材は、前記パイロットバルブが固定される被固定部材に対して前記パイロットバルブと共に共締めされているのが好ましい。
本発明によれば、第1駆動部が操作レバーの左右操作方向の一方の側に配置され、第2駆動部が操作レバーの前後操作方向の一方の側に配置される。そして、第1駆動部による上下駆動が第1アームを介して操作レバー取付部に左右操作方向の操作として伝達され、第2駆動部による上下駆動が第2アームを介して操作レバー取付部に前後操作方向の操作として伝達される。そのため、既存の操作ボックスを大きく改造することなく、パイロットバルブを簡易かつ高精度に操作することが可能である。
第1実施形態による油圧ショベルの運転席を示す側面図。 図1のII矢視図。 支持部材を前側から見た側面図(A)及び左側から見た側面図(B)。 支持部材を真上ら見た平面図。 図4のV矢視図。 操作レバー取付部に駆動伝達部材が装着された状態を真上から見た平面図。 図6のVII−VII位置に示される一点鎖線で切った断面図。 第2実施形態による油圧ショベルの運転席を示す側面図。 図8のIX矢視図。 ステッピングモータによるプッシュプルケーブルの押し引き動作を説明するための概念図。 第2実施形態に係る支持部材を後方から見た側面図。 第2実施形態に係る支持部材を真上から見た平面図。 第2実施形態に係る駆動伝達部材を説明するための図。 図13のXIV−XIV位置に示される一点鎖線で切った断面図。 操作レバー取付部に設けられる簡易式操作レバーを説明するための図。 操作レバー取付部に設けられる凹部を説明するための図。 変形例に係る駆動伝達部材を説明するための図。
<1.第1実施形態>
本発明の第1実施形態による建設機械の遠隔操作装置について図1から図7に基づき説明する。以下、遠隔操作装置の一例として、図1に示される遠隔操作装置1を例示する。遠隔操作装置1は、油圧ショベルのパイロットバルブを遠隔操作するための装置である。なお、各図面では、前後方向、上下方向及び左右方向を適宜定義している。
図1に示されるように、油圧ショベル等の建設機械においては、キャブ(運転室)内部に運転席10が設置されている。油圧ショベルの操作時において、通常は、運転席10にオペレータが着座し、当該オペレータが各種操作レバーを手動で直接操作する。
一方、第1実施形態では、後述の遠隔操作装置1を運転席10に設置し、設置された遠隔操作装置1を介して油圧ショベルのパイロットバルブ5(図7参照)を間接的に遠隔操作する。
図1,2に示されるように、遠隔操作装置1は、駆動ユニット2(2L,2R)を備えて構成される。
駆動ユニット2L,2Rは、運転席10の側方に配置される左右の操作ボックス10L,10Rにそれぞれ設置される。図2に示されるように、駆動ユニット2L,2Rは、操作ボックス10L,10Rの前後左右幅に収まる大きさで構成される。
図3から図7を参照しつつ、駆動ユニット2について詳細に説明する。左右の駆動ユニット2L,2Rは全く同じ構成を有している。そこで、以下では、左右の駆動ユニット2L,2Rのうち、左側の駆動ユニット2Lについてのみ説明を行い、右側の駆動ユニット2Rについては説明を省略する。
左側の駆動ユニット2(2L)は、支持部材21(図3〜5)と、支持部材21に支持される電動リニアアクチュエータ23A,23B(図6,7)と、電動リニアアクチュエータ23A,23Bの下端側に接続可能な駆動伝達部材25(図6,7)とを備えて構成される。
図3から図5に示されるように、支持部材21は、上面視略正方形状(図4参照)を有し、鉛直方向に延伸する筒状の部材で構成されている。
図4に示されるように、支持部材21の四隅には、支持部材21を被固定部材7(図7)に固定するためのボルト穴215がそれぞれ形成されている。被固定部材7は、パイロットバルブ5を固定するための既存の部材である。図7に示されるように、支持部材21を被固定部材7に固定する際、支持部材21の四隅は、中間ボルトBTを介してパイロットバルブ5と共に被固定部材7に共締めされる。
ボルト穴215は支持部材21の四隅に等間隔で配置されているため、何れの向きに配置しても操作ボックスへの取り付けが可能である。よって、支持部材21は、左右の操作ボックス10L,10Rにおいて共用することが可能である。
再度、図3から図5を参照する。支持部材21を構成する4つの側面のうち、2つの側面211,213は、同一の形状を有する板状の部材であり、後述の操作レバー取付部53(図7参照)よりも上側に延在している。
図3(A)に示されるように、側面211には、電動リニアアクチュエータ23A(図6参照)を取り付けるための取付穴211Hが上部に形成されている。また、図3(B)に示されるように、側面213には、電動リニアアクチュエータ23B(図6参照)を取り付けるための取付穴213Hが上部に形成されている。
図4に示されるように、ここでは、支持部材21は、側面211が前側に配置され、側面213が左側に配置されるように被固定部材7に固定される。
電動リニアアクチュエータ23Aは、側面211に形成された取付穴211Hを介して支持部材21に取り付けられることで側面211の前側に配置される。ここで、取付穴211Hは本発明に係る「第2取付部」の一例であり、電動リニアアクチュエータ23Aは本発明に係る「第2駆動部」の一例である。
電動リニアアクチュエータ23Bは、側面213に形成された取付穴213Hを介して支持部材21に取り付けられることで側面213の左側に配置される。ここで、取付穴213Hは本発明に係る「第1取付部」の一例であり、電動リニアアクチュエータ23Bは本発明に係る「第1駆動部」の一例である。
また、側面211,213以外の残りの側面には、上述のように電動リニアアクチュエータ23A,23Bを取り付けるための取付穴211H,213Hを形成する必要がない。
電動リニアアクチュエータ23A,23Bは、図示しないモーターの回転動作を直線押し引き動作に変換する公知の装置である。
図7に示されるように、電動リニアアクチュエータ23(23A)の上端側は、上下方向駆動(押し引き動作)に応じて回動するボールジョイント231を介して支持部材21に支持されている。
一方、電動リニアアクチュエータ23(23A)の下端側は、駆動伝達部材25を構成するアーム251の先端(前端)251Eに対して連結可能に構成されている。なお、電動リニアアクチュエータ23(23A)の下端側とアーム251の先端251Eとは、上下駆動に伴って回動可能に連結される。
図6に示されるように、駆動伝達部材25は、2本のアーム251,253を含む上面視L字形状の部材である。2本のアーム251,253の形状は、共通化されており、特定の向きに依存しない構成になっている。よって、駆動伝達部材25を回転させることにより、2本のアーム251,253の配置方向を適宜変更して使用することが可能である。また、駆動伝達部材25は、特定の向きに依存しないことから、左右の操作ボックス10L,10Rにおいて共用することが可能である。
また、図7に示されるように、駆動伝達部材25は、操作レバー取付部53に対して装着される。操作レバー取付部53は、公知のパイロットバルブ5を操作するための図示しない操作レバーを脱着可能な部材(部品)であり、ユニバーサルジョイント51を介して360度傾動可能に構成されている。
以上のような構成により、電動リニアアクチュエータ23Aが上下駆動すると、電動リニアアクチュエータ23Aの下端側に回動可能に連結されたアーム251の先端251Eが上下方向に円弧を描きながら動く(点線D1参照)。アーム251は前後方向に延伸しているため、アーム251の先端251Eが円弧を描きながら上下方向に動くと、アーム251の基端、すなわち、操作レバー取付部53の装着部分が前後方向に円弧を描きながら動く(点線D2参照)。すなわち、電動リニアアクチュエータ23Aによる上下駆動は、アーム251を介して図示しない操作レバーの前後操作方向の操作として操作レバー取付部53に伝達される。
図示は省略するが、同様の構成により、電動リニアアクチュエータ23Bによる上下駆動は、アーム253を介して図示しない操作レバーの左右操作方向の操作として操作レバー取付部53に伝達される。
上述した第1実施形態によれば、電動リニアアクチュエータ23Aが取付穴211Hを介して支持部材21に支持されることで操作レバーの前後操作方向の前側に配置され、電動リニアアクチュエータ23Bが取付穴213Hを介して支持部材21に支持されることで操作レバーの左右操作方向の左側に配置される。そして、電動リニアアクチュエータ23Aによる上下駆動がアーム251を介して操作レバー取付部53に前後操作方向の操作として伝達され、電動リニアアクチュエータ23Bによる上下駆動がアーム253を介して操作レバー取付部53に左右操作方向の操作として伝達される。
そのため、既存の操作ボックス10L,10Rを大きく改造することなく、パイロットバルブ5を簡易かつ高精度に操作することが可能である。
また、上述した第1実施形態によれば、電動リニアアクチュエータ23A,23Bが駆動伝達部材25のアーム251,253を直接駆動するため、構造が簡素で部品点数が少なく、初期のガタつきや耐久摩耗も発生しにくい。
また、上述した第1実施形態によれば、駆動ユニット2L,2Rが操作ボックス10L,10Rの前後左右幅に収まるため、座席空間が阻害されず、運転席10に着座した状態で駆動ユニット2L,2Rの組み換え作業を行うことが可能である。
また、上述した第1実施形態によれば、既存の被固定部材7を利用して支持部材21をパイロットバルブ5と共に共締めする構成を採用しているため、操作ボックス10L,10Rを改造することなく、駆動ユニット2L,2Rを既存機に対して装着することが可能である。また、図7に示されるように、支持部材21が中間ボルトBTを介して被固定部材7に固定されているため、支持部材21を外したとしても、パイロットバルブ5は被固定部材7に装着されたままの状態を維持できる。
また、上述した第1実施形態によれば、支持部材21及び支持部材21の四隅に形成されるボルト穴215の配置は、前後左右の特定の向きに依存しない構成となっているため、汎用性が高い。
また、上述した第1実施形態によれば、作業者がパイロットバルブ5を一時的に手動で操作したい場合に、駆動ユニット2L,2Rを操作ボックス10L,10Rから取り外す必要がない。電動リニアアクチュエータ23A,23Bとアーム251,253との連結を解除すれば、作業者が操作レバー取付部53を手動で操作できるためである。操作レバー取付部53から操作レバーが取り外されているため、操作性は低下するが、一時的な操作であれば問題ない。
<2.第2実施形態>
続いて、図8から図14に基づき第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、駆動ユニット2が2つの電動リニアアクチュエータ23A,23Bを備え、駆動伝達部材25が2本のアーム251,253を備える場合を例示した。
これに対し、第2実施形態では、図13に示されるように、駆動ユニット2が4つのプッシュプルケーブル241,242,243,244を備え、駆動伝達部材26が4本のアーム261,262,263,264を備える場合を例示する。
図8,9に示されるように、遠隔操作装置1は、駆動ユニット2(2L,2R)と、運転席10後方に配置される駆動装置3とを備えて構成される。
駆動ユニット2は、支持部材22(図11,12,14)と、支持部材22に支持されるプッシュプルケーブル241,242,243,244(図13,14)と、プッシュプルケーブル241,242,243,244の下端側に接続可能な駆動伝達部材26(図13,14)とを備えて構成される。
駆動装置3は、プッシュプルケーブル241〜244の一端を押し引きするステッピングモータMT1,MT2(図10参照)を備えて構成される。
図10に示されるように、ステッピングモータMT1には、プッシュプルケーブル242のケーブルCB2の一端とプッシュプルケーブル244のケーブルCB4の一端とが接続されている。また、ケーブルCB2の他端はアーム262に接続され、ケーブルCB4の他端はアーム264に接続されている。駆動伝達部材26を前側に倒す操作では、ケーブルCB2の一端が押されると共に、ケーブルCB4の一端が引かれる。逆に、駆動伝達部材26を後側に倒す操作では、ケーブルCB2の一端が引かれる共に、ケーブルCB4の一端が押される。
ステッピングモータMT2には、プッシュプルケーブル241のケーブルCB1の一端とプッシュプルケーブル243のケーブルCB3の一端とが接続されている。また、ケーブルCB1の他端はアーム261に接続され、ケーブルCB3の他端はアーム263に接続されている。駆動伝達部材26を左側に倒す操作では、ケーブルCB1の一端が押されると共に、ケーブルCB3の一端が引かれる。逆に、駆動伝達部材26を右側に倒す操作では、ケーブルCB1の一端が引かれる共に、ケーブルCB3の一端が押される。
図8及び図9に示されるように、各ケーブルCBは、パイロットバルブ5の上方から操作ボックス10L,10Rの上方を通って後方に配索され、運転席10後方の駆動装置3(ステッピングモータMT1,MT2)に接続されるように配索されている。
図11及び図12に示されるように、第2実施形態の支持部材22は、第1実施形態の支持部材21とは異なり、天板221を備えている。
天板221には、4つのプッシュプルケーブル241〜244を取り付けて支持するための切り欠き部277が前後左右の4箇所に形成されている。
また、支持部材22には、上記第1実施形態と同様に、支持部材22を被固定部材7に固定するためのボルト穴225が天板221の下側の四隅に形成されている。なお、支持部材22の被固定部材7への取り付け方法は、第1実施形態と同じである。
図13に示されるように、駆動伝達部材26は、4本のアーム261,262,263,264を含む上面視十字形状の部材である。4本のアーム261〜264の形状は、共通化されており、特定の向きに依存しない構成になっている。よって、駆動伝達部材26を回転させることにより、4本のアーム261〜264の配置方向(前後左右の4方向)を適宜変更することが可能である。
図14に示されるように、左側に配置されるプッシュプルケーブル241の上端側は、天板221に形成された切り欠き部277に取り付けられて支持される。
一方、プッシュプルケーブル241の下端側は、駆動伝達部材26を構成するアーム261の先端(左端)261Eに対して連結可能に構成されている。なお、プッシュプルケーブル241の下端側とアーム261の先端261Eとは回動可能に連結される。
なお、図示及び説明は省略するが、その他のプッシュプルケーブル242,243,244についても、プッシュプルケーブル241と同様の構成によって支持部材22にそれぞれ支持されている。
以上のような構成により、左右のプッシュプルケーブル241,243が上下駆動すると、プッシュプルケーブル241,243の下端側に回動可能に連結されたアーム261,263を介して左右操作方向の操作として操作レバー取付部53に伝達される。
具体的には、プッシュプルケーブル241が押し動作、プッシュプルケーブル243が引き動作を行った場合には、アーム261,263を介して左側傾動操作として操作レバー取付部53に伝達される。逆に、プッシュプルケーブル241が引き動作、プッシュプルケーブル243が押し動作を行った場合には、アーム261,263を介して右側傾動操作として操作レバー取付部53に伝達される。
同様に、前後のプッシュプルケーブル242,244が上下駆動すると、プッシュプルケーブル242,244の下端側に回動可能に連結されたアーム262,264を介して前後操作方向の操作として操作レバー取付部53に伝達される。
具体的には、プッシュプルケーブル242が押し動作、プッシュプルケーブル244が引き動作を行った場合には、アーム262,264を介して前側傾動操作として操作レバー取付部53に伝達される。逆に、プッシュプルケーブル242が引き動作、プッシュプルケーブル244が押し動作を行った場合には、アーム262,264を介して後側傾動操作として操作レバー取付部53に伝達される。
なお、駆動ユニット2の駆動部としてプッシュプルケーブル241〜244を用いる場合、押し引きに伴うガタつきが発生する。そのため、遠隔操作を行う前の調整段階において、左右のプッシュプルケーブル241,243を同時に押す又は引くことで、左右のプッシュプルケーブル241,243のガタを事前に排除する。同様に、前後のプッシュプルケーブル242,244を同時に押す又は引くことで、前後のプッシュプルケーブル242,244のガタを事前に排除する。
上述した第2実施形態によれば、上記第1実施形態と同様に、既存の操作ボックス10L,10Rを大きく改造することなく、パイロットバルブ5を簡易かつ高精度に操作することが可能である。
また、上述した第2実施形態によれば、駆動伝達部材26を上空から直接的に駆動するため、操作反力に伴うガタつきを低減できる。更に、左右前後に4つのプッシュプルケーブル241〜244を配置することで、調整段階においてガタを排除することが可能になるため、プッシュプルケーブルを駆動ユニット2の駆動部として用いることができる。
また、上述した第2実施形態によれば、駆動伝達部材26が4本のアーム261〜264が前後左右方向に延びてプッシュプルケーブル241〜244と連結されているため、駆動伝達部材26が操作レバー取付部53から外れても駆動伝達部材26の姿勢が保持されるので駆動ユニット2の着脱が容易になる。
<3.変形例>
本発明による建設機械の遠隔操作装置は上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。
例えば、上記第1実施形態では、電動リニアアクチュエータ23A,23Bとアーム251,253との連結を解除し、作業者が操作レバー取付部53を直接操作する場合を例示したが、これに限定されない。
図15に示されるように、既存の操作レバーとは異なる簡易式操作レバー81を操作レバー取付部53に装着し、簡易式操作レバー81を介して作業者が一時的にパイロットバルブ5を操作するようにしてもよい。簡易式操作レバー81は、傾動操作された場合に支持部材21に干渉しない程度の大きさで構成されるのが好ましい。
また、図16に示されるように、凹部83を操作レバー取付部53に装着し、凹部83を介して作業者が指で一時的にパイロットバルブ5を操作するようにしてもよい。
また、上記第1実施形態では、図6に示されるように、アーム251が前側に配置され、アーム253が左側に配置される場合を例示したが、これに限定されない。例えば、図17に示されるように、アーム251が左側に配置され、アーム253が後側に配置されるようにしてもよい。
以上のように本発明にかかる建設機械の遠隔装置は、例えば、油圧ショベルの制御バルブを遠隔操作するのに適している。
1 遠隔操作装置、2(2L,2R) 駆動ユニット、3 駆動装置、
5 パイロットバルブ、7 被固定部材、10 運転席、
10L,10R 操作ボックス、21 支持部材、22 支持部材、
23(23A,23B) 電動リニアアクチュエータ、25 駆動伝達部材、
26 駆動伝達部材、51 ユニバーサルジョイント、53 操作レバー取付部、
81 簡易式操作レバー、83 凹部、211,213 側面、
211H,213H 取付穴、215 ボルト穴、221 天板、225 ボルト穴、
231 ボールジョイント、241〜244 プッシュプルケーブル、
251,253 アーム、251E 先端、261〜264 アーム、261E 先端、
BT 中間ボルト、CB1〜CB4 ケーブル、MT1,MT2 ステッピングモータ

Claims (6)

  1. パイロットバルブと、前記パイロットバルブを操作する操作レバーを脱着可能な操作レバー取付部とを含む建設機械を遠隔操作する建設機械の遠隔操作装置であって、
    第1取付部と第2取付部とを含み、前記操作レバー取付部の上方に設置される支持部材と、
    上端側が前記第1取付部を介して前記支持部材に支持され上下駆動可能に構成される第1駆動部と、上端側が前記第2取付部を介して前記支持部材に支持され上下駆動可能に構成される第2駆動部とを含む駆動部と、
    前記第1駆動部に連結可能な第1アームと前記第2駆動部に連結可能な第2アームとを含み、前記操作レバーが取り外された状態の前記操作レバー取付部に装着される駆動伝達部材と、
    を備え、
    前記第1駆動部は、前記第1取付部に取り付けられることで前記操作レバーの左右操作方向の一方の側に配置され、
    前記第2駆動部は、前記第2取付部に取り付けられることで前記操作レバーの前後操作方向の一方の側に配置され、
    前記第1駆動部による上下駆動は、前記第1駆動部に連結された前記第1アームを介して前記操作レバー取付部に前記左右操作方向の操作として伝達され、
    前記第2駆動部による上下駆動は、前記第2駆動部に連結された前記第2アームを介して前記操作レバー取付部に前記前後操作方向の操作として伝達されることを特徴とする建設機械の遠隔操作装置。
  2. 前記第1アーム及び前記第2アームの形状は共通化されており、
    前記駆動伝達部材は、前記第1アーム及び前記第2アームが前後左右のいずれの位置に配置されても前記駆動部に連結可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械の遠隔操作装置。
  3. 前記左右操作方向の一方の側は、運転席側方側であり、
    前記第1駆動部は、前記運転席側方側に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の建設機械の遠隔操作装置。
  4. 前記第1駆動部は第1プッシュプルケーブルとして構成され、
    前記第2駆動部は第2プッシュプルケーブルとして構成され、
    前記支持部材は、第3取付部と第4取付部とを更に有し、
    前記駆動部は、上端側が前記第3取付部において前記支持部材に支持され上下駆動可能に構成される第3プッシュプルケーブルと、上端側が前記第4取付部を介して前記支持部材に支持され上下駆動可能に構成される第4プッシュプルケーブルとを更に有し、
    前記駆動伝達部材は、前記第3プッシュプルケーブルに連結可能な第3アームと前記第4プッシュプルケーブルに連結可能な第4アームとを更に有し、
    前記第3プッシュプルケーブルは、前記第3取付部に取り付けられることで前記操作レバーの前記左右操作方向の一方の側とは反対側の他方の側に配置され、
    前記第4プッシュプルケーブルは、前記第4取付部に取り付けられることで前記操作レバーの前記前後操作方向の一方の側とは反対側の他方の側に配置され、
    前記第3プッシュプルケーブルによる上下駆動は、前記第3プッシュプルケーブルに連結された前記第3アームを介して前記操作レバー取付部に前記左右操作方向の操作として伝達され、
    前記第4プッシュプルケーブルによる上下駆動は、前記第4プッシュプルケーブルに連結された前記第4アームを介して前記操作レバー取付部に前記前後操作方向の操作として伝達されることを特徴とする請求項1に記載の建設機械の遠隔操作装置。
  5. 前記パイロットバルブは、運転席側方に配置される操作ボックスに設けられ、
    前記第1プッシュプルケーブル、前記第2プッシュプルケーブル、前記第3プッシュプルケーブル及び前記第4プッシュプルケーブルのケーブル経路は、前記パイロットバルブの上方から前記操作ボックスの上方を通って後方に配索され、前記駆動装置に接続されるように構成されることを特徴とする請求項4に記載の建設機械の遠隔操作装置。
  6. 前記支持部材は、前記パイロットバルブが固定される被固定部材に対して前記パイロットバルブと共に共締めされていることを特徴とする請求項1から5のうち何れかに記載の建設機械の遠隔操作装置。
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