JP2020147913A - プレストレス導入ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】反力体相互の横ずれを防止するとともに、反力体における反力発生及び解放をスムーズに行うことが可能なプレストレス導入ユニットを提供する。【解決手段】本発明に係るプレストレス導入ユニット1は、PC鋼棒2と、該PC鋼棒の各端近傍に取り付けられた定着板3a,3bと、一対の筒状反力部材4a,4bと、雌ネジ部材5a,5bと、筒状反力部材4a,4bの対向端部8a,8bに各端がそれぞれ挿入される筒状の材端ガイド部材6とを備える。材端ガイド部材6は、筒状反力部材4a,4bの伸縮に伴う対向端部8a,8bの材軸方向相対移動を許容しつつ、該各材軸に直交する方向への相対移動を拘束するようになっているとともに、雌ネジ部材5a,5bの間には、それらに挟まれる形で円環状滑り部材10を配置してある。【選択図】 図1

Description

本発明は、プレストレストコンクリートを構築する際に用いられるプレストレス導入ユニットに関する。
プレストレストコンクリート(PC)は、プレストレスの導入時期によって、プレテンション方式とポストテンション方式とに大別されるが、プレテンション方式は、緊張材が取り付けられた反力台から反力をとる形で該緊張材に引張力を導入し、この状態でコンクリートを打設した後、コンクリートの強度発現を待って緊張材を反力台から取り外すといった手順になるため、基本的には、工場でプレキャストコンクリート(PCa)部材を製作する際に採用される。
一方、ポストテンション方式は、緊張材をコンクリート内に自由に配置することができるので、さまざまな形状の場所打ちコンクリートに対して容易にかつ大きなプレストレスを導入することが可能であり、橋梁工事等の現場で数多く採用されているが、鉄筋工事と錯綜しながらのシースの配置に時間を要する、油圧ジャッキを据え付けるためのスペースや足場が必要になるといった点が、工期やコストの面で不利になる場合がある。
かかる状況下、予め緊張材に引張力が導入されてなるユニットを、その引張力が保持されたまま現場に搬入設置し、コンクリート打設後、該コンクリートの強度発現を待って引張力を解放することにより、コンクリートにプレストレスを導入する工法が開発されており、該工法によれば、橋梁工事等の現場でプレテンション方式を採用することが可能となる。
上記プレストレス導入ユニットには、中空材からなる緊張材の内部に挿通された反力材を利用して緊張材に引張力を導入し、打設コンクリートが硬化した後、緊張材周面での付着を介してコンクリートにプレストレスを導入する形式のほか、中空材からなる反力体を利用してその内部に挿通された緊張材に引張力を導入し、打設コンクリートが硬化した後、緊張材の端部に取り付けられた定着具での支圧を介してコンクリートにプレストレスを導入する形式のものも知られており、後者の例としては、中空材からなる2つの反力体をそれらの材軸が共通の軸線上に沿うように並置し、それらが向かい合う位置で離間方向に押し拡げることで緊張材に引張力を導入するとともに、逆方向に緩めることで該引張力を解放してコンクリートにプレストレスを導入するように構成されたものが特許文献1に開示されている。
特開2005−325518号公報
特許文献1記載のプレストレス導入ユニット1においては、PC鋼棒2が緊張材に、反力鞘管5,6が2つの反力体にそれぞれ相当するが、同ユニットの場合、反力台10,10から反力をとりつつ、PC鋼棒2に引張力を発生させる一方、反力鞘管6に螺合した特殊ナット7を回してその先端に形成された押圧フランジ部7bを反力鞘管5の端面に当接させることで、反力台10,10で支持していた反力を圧縮力として反力鞘管5,6で受け替えるという手順になる。
しかしながら、反力鞘管5,6が圧縮力による座屈で側方に撓む、反力鞘管5,6の設置精度が悪いために材軸にずれが生じるといったことが原因で、特殊ナット7が反力鞘管5に対して横ずれを起こし、あるいは油圧ジャッキを用いずに特殊ナット7を回してその押圧フランジ部7bで反力鞘管5の端面を押し出すようにした場合には、押圧フランジ部7bから反力鞘管5の端面に作用する材軸回りの摩擦力が周方向にばらつくために同様の横ずれを起こし、いずれにしろ、PC鋼棒2に十分な引張力を導入できない場合があるという問題を生じていた。
加えて、予定されている引張力をPC鋼棒2に導入するためには、特殊ナット7の押圧フランジ部7bが十分な大きさの圧縮力で反力鞘管5の端面に押し付けられる必要があるところ、特殊ナット7を回して反力鞘管5の端面を押し出す場合には、特殊ナット7を回すにしたがい、押圧フランジ部7bと反力鞘管5の端面との間に生じる摩擦力が増大し、特殊ナット7の回転操作が途中で困難になって該特殊ナットを十分に回すことができないおそれがあった。
また、PC鋼棒2への引張力導入が工場にて問題なく行われたとしても、その引張力を解放すべく、特殊ナット7を逆方向に回す際、押圧フランジ部7bと反力鞘管5の端面との間に大きな摩擦力が生じているために、現場での解放操作が困難になる事態も懸念される。
ちなみに、特許文献1には、特殊ナット7に代えて、長ナットや、一端に右ネジが他端に左ネジがそれぞれ形成されてなるカプラーを用いた構成も開示されているが、長ナットの場合、反力鞘管5,6のいずれか一方に該長ナットを退避させた状態でPC鋼棒2に引張力を作用させ、その後、長ナットを前進させて他方に螺合することになる、つまり、反力鞘管5,6の圧縮力がゼロの状態でPC鋼棒2の引張力とバランスさせることになるため、受替え後にはPC鋼棒2の引張力が大きく減少し、その減少分を見込んだ引張載荷が必要になってPC鋼棒2に過大な仕様が要求されるおそれがある。
また、カプラーを用いた場合、これを回転させることで反力鞘管5,6を離間方向に押し拡げてPC鋼棒2に引張力を導入するとともに、カプラーを逆回転させることで反力鞘管5,6を縮めてPC鋼棒2の引張力を解放することができるものの、反力鞘管5,6の各材軸のずれや圧縮力による座屈等に起因して、反力鞘管5,6がカプラーに対し斜めになろうとする、換言すれば反力鞘管5,6がそれらの材端で材軸直交回りに回転変形しようとする場合があり、かかる場合には、材端回転変形に抵抗する力が反力鞘管5,6の雄ネジとカプラーの雌ネジとの間に生じるため、カプラーの回転操作が途中で困難になることが懸念される。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、反力体相互の横ずれを防止するとともに、反力体における反力発生及び解放をスムーズに行うことが可能なプレストレス導入ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るプレストレス導入ユニットは請求項1に記載したように、PC鋼材と、該PC鋼材の各端近傍に取り付けられた一対の定着手段と、前記PC鋼材に引張力を導入するための反力が前記PC鋼材の各端近傍に伝達されるようにかつ前記PC鋼材が挿通される形で該PC鋼材と同軸に配置された一対の筒状反力部材と、該一対の筒状反力部材の対向端部を押し拡げてそれらを離間させることにより前記反力を発生させるとともに該対向端部を接近させることで該反力を解放することができるようになっている反力発生解放機構と、前記対向端部のうち、一方の内周面と前記PC鋼材の外周面との間の環状空間に一端が、他方の内周面と前記PC鋼材の外周面との間の環状空間に他端がそれぞれ挿入されるように構成されてなる筒状の材端ガイド部材とを備えてなり、該材端ガイド部材は、前記一対の筒状反力部材の伸縮に伴う前記対向端部の材軸方向相対移動を許容しつつ、該各材軸に直交する方向への前記対向端部の相対移動を拘束するようになっているものである。
また、本発明に係るプレストレス導入ユニットは、前記反力発生解放機構を、前記一対の筒状反力部材の各対向端部にそれぞれ螺合される一対の雌ネジ部材で構成するとともに、該一対の雌ネジ部材の両方を右ネジ又は左ネジで構成したものである。
また、本発明に係るプレストレス導入ユニットは、前記材端ガイド部材の周面から鍔状に突設される形で又は該材端ガイド部材が貫通する形で前記一対の雌ネジ部材の間に配置された円環状滑り部材を備えたものである。
また、本発明に係るプレストレス導入ユニットは、前記反力発生解放機構を、前記一対の筒状反力部材の各対向端部にそれぞれ螺合される一対の雌ネジ部材で構成するとともに、該一対の雌ネジ部材のうち、一方を右ネジで、他方を左ネジでそれぞれ構成したものである。
また、本発明に係るプレストレス導入ユニットは、前記反力発生解放機構を、前記一対の筒状反力部材の各対向端部のうち、一方に形成された右ネジと他方に形成された左ネジに各端がそれぞれ螺合される雌ネジ部材で構成したものである。
本発明に係るプレストレス導入ユニットにおいては、従来技術と同様、一対の筒状反力部材の対向端部を反力発生解放機構で押し拡げてそれらを離間させることにより反力を発生させるとともに、該対向端部を接近させることで該反力を解放するが、本発明では、筒状反力部材の内周面とPC鋼材の外周面との間に拡がる環状空間を利用して配置される筒状の材端ガイド部材を備えており、該材端ガイド部材は、一対の筒状反力部材の伸縮に伴う対向端部の材軸方向相対移動を許容しつつ、該各材軸に直交する方向への対向端部の相対移動を拘束するようになっている。
このようにすると、反力発生解放機構を作動させている間、一対の筒状反力部材がそれらの対向端部で互いに横ずれを起こす荷重が生じたとしても、かかる横ずれ荷重は、材端ガイド部材で支持されるため、一対の筒状反力部材がそれらの対向端部で横ずれを起こすおそれがなくなり、かくして、一対の筒状反力部材における反力の発生及び該反力の解放、ひいてはPC鋼材への引張力の導入を確実かつスムーズに行うことが可能となる。
一対の定着手段は、該各定着手段を単体の定着板でそれぞれ構成したものを典型例とするが、PC鋼材の各端近傍に取り付けられていて該PC鋼材の引張力を支圧を介してコンクリートに伝達できるものであれば、その構成は任意であり、各定着手段を複数の定着板でそれぞれ構成したものでもかまわない。
反力発生解放機構は、上述した作用が発揮される限り、どのように構成するかは任意であって、具体的には、
(a) 一対の筒状反力部材の各対向端部にそれぞれ螺合され、両方を右ネジ(正ネジ)又は左ネジ(逆ネジ)とした一対の雌ネジ部材
(b) 一対の筒状反力部材の各対向端部にそれぞれ螺合され、一方を右ネジ、他方を左ネジとした一対の雌ネジ部材
(c) 一対の筒状反力部材の各対向端部のうち、一方に形成された右ネジと他方に形成された左ネジに各端がそれぞれ螺合される雌ネジ部材
で構成することが可能である。
なお、(c)の場合、特許文献1に記載されたカプラーを用いた構成となるが、従来技術とは異なり、一対の筒状反力部材がそれらの材端で材軸直交回りに回転変形しようとしても、その材端回転変形に抵抗する力は、材端ガイド部材が負担するので、カプラーの回転操作が阻害されるおそれはない。
ここで、(a)の場合、一対の筒状反力部材に反力を発生させたり該反力を解放したりする際、一対の雌ネジ部材の対向面を当接させたとしても、その当接面に生じる摩擦力が反力発生やその解放に影響を及ぼさないのであれば、一対の雌ネジ部材をそれらの対向面が互いに当接するように配置してもかまわないが、一対の雌ネジ部材の間に円環状滑り部材を配置したならば、反力発生やその解放の際に一対の雌ネジ部材間に生じる摩擦力が低減されるため、摩擦力に起因して一対の雌ネジ部材を回転させることができなくなる事態を未然に回避することができる。
円環状滑り部材は、一対の雌ネジ部材の間に配置されるのであれば、材端ガイド部材の周面から鍔状に突設される形でもよいし、該材端ガイド部材が貫通する形でもよい。
円環状滑り部材は、少なくとも一組の滑り面が設けられている限り、その構成は任意であって、例えば、一対のステンレス鋼板の間にPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)が両面に被覆された基材を挟み込んだ構成や、一対のステンレス鋼板のうち、少なくともいずれか一方にPTFEを被覆した構成などが包摂される。
本実施形態に係るプレストレス導入ユニットの図であり、(a)は正面図、(b)は正面から見た組立図。 本実施形態に係るプレストレス導入ユニットの組立斜視図。 本実施形態に係るプレストレス導入ユニットを、一部を断面で示した矢視図であり、(a)はA−A線方向を見た矢視図、(b)はB−B線方向を見た矢視図。 本実施形態に係るプレストレス導入ユニット1を用いてコンクリートにプレストレスを導入する手順を示した図。 引き続き本実施形態に係るプレストレス導入ユニット1を用いてコンクリートにプレストレスを導入する手順を示した図。 変形例に係るプレストレス導入ユニットを示した部分組立斜視図。 別の変形例に係るプレストレス導入ユニットを示した正面図。
以下、本発明に係るプレストレス導入ユニットの実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1乃至図3は、本実施形態に係るプレストレス導入ユニットを示した図である。これらの図でわかるように、本実施形態に係るプレストレス導入ユニット1は、PC鋼材としてのPC鋼棒2と、該PC鋼棒の各端近傍に取り付けられた一対の定着手段としての定着板3a,3bと、一対の筒状反力部材4a,4bと、一対の反力発生解放機構としての雌ネジ部材5a,5bとを備える。
定着板3a,3bはそれぞれ円形状をなし、PC鋼棒2に予め導入された引張力を支圧力としてコンクリートに伝達することにより、該コンクリートにプレストレスを導入できるようになっている。
筒状反力部材4a,4bはそれぞれ中空円筒部材で構成してあり、PC鋼棒2に引張力を導入するための反力である圧縮力がPC鋼棒2の各端近傍に伝達されるように、かつPC鋼棒2が挿通される形で該PC鋼棒と同軸に配置してあり、本実施形態では、互いに反対側となる端部7a,7bを介して定着板3a,3bの対向面に上述の圧縮力を作用させることにより、PC鋼棒2に引張力を導入できるようになっている。
雌ネジ部材5a,5bは、筒状反力部材4a,4bの対向端部8a,8bに形成された右ネジである雄ネジ9a,9bにそれぞれ螺合されるようになっており、該雄ネジに螺合された状態でそれぞれ左に回すことにより、後述する円環状滑り部材10を介して互いから材軸方向の反力をとりつつ、筒状反力部材4a,4bの対向端部8a,8bを押し拡げてそれらを離間させ、上述した圧縮力を発生させるとともに、反対方向(右回り)に回すことで、対向端部8a,8bを接近させて該圧縮力を解放することができるようになっている。
本実施形態に係るプレストレス導入ユニット1は図3でよくわかるように、対向端部8aの内周面とPC鋼棒2の外周面との間の環状空間に一端が、対向端部8bの内周面とPC鋼棒2の外周面との間の環状空間に他端がそれぞれ挿入できるように構成されてなる筒状の材端ガイド部材6を備えており、筒状反力部材4a,4bの伸縮に伴う対向端部8a,8bの材軸方向相対移動を許容しつつ、該各材軸に直交する方向への対向端部8a,8bの相対移動を拘束するようになっている。
また、本実施形態に係るプレストレス導入ユニット1は、一対の雌ネジ部材5a,5bに挟まれる形で該雌ネジ部材の間に円環状滑り部材10を配置してある。
円環状滑り部材10は、材端ガイド部材6の周面から鍔状に突設されてなる中央板11と、その両側に配置され材端ガイド部材6を貫通させるための貫通孔13a,13bが形成された側板12a,12bとで構成してある。
ここで、雌ネジ部材5a,5bを左回りに回転させると、中央板11と側板12a,12bとの当接面には、それらの間に作用する圧縮力の大きさに応じて摩擦力が発生するが、かかる摩擦力によって雌ネジ部材5a,5bの回転操作が阻害されないよう、換言すれば、中央板11と側板12a,12bとの当接面が滑り面となるように、中央板11は、適当な基材の両面にPTFEを被覆して構成し、側板12a,12bは、それぞれステンレス鋼板で構成してある。
かかる構成によれば、雌ネジ部材5a,5bは、円環状滑り部材10を介してそれらの材軸方向に互いから反力をとりつつ、それらの回転操作によって筒状反力部材4a,4bの対向端部8a,8bを押し拡げて離間させるとともに、それに伴って筒状反力部材4a,4bに発生する圧縮力でPC鋼棒2に引張力を導入することが可能となる。
側板12a,12bは、雌ネジ部材5a,5bからの圧縮力が中央板11の各面に均等に伝達するように構成するのが望ましい。
本実施形態に係るプレストレス導入ユニット1を用いてコンクリートにプレストレスを導入するには、まず、PC鋼棒2を、筒状反力部材4a、雌ネジ部材5a、円環状滑り部材10が取り付けられた材端ガイド部材6、雌ネジ部材5b、筒状反力部材4bに順次挿通する。このとき、材端ガイド部材6の一端が筒状反力部材4aの対向端部8aに、他端が筒状反力部材4bの対向端部8bにそれぞれ挿入されるようにする。
次に、雌ネジ部材5a,5bを筒状反力部材4a,4bの雄ネジ9a,9bに螺合するとともに、雌ネジ部材5a,5bをそれぞれ右回りに回して該雌ネジ部材を対向端部8a,8bから定着板3a,3b側にいったん退避させておき、かかる状態でPC鋼棒2の各端に例えば螺着によって定着板3a,3bをそれぞれ取り付ける。
次に、図4(a)に示すように、雌ネジ部材5a,5bをそれぞれ左回りに回してそれらの対向面を円環状滑り部材10の側板12a,12bにそれぞれ当接させ、この状態からさらに回転操作を継続する。
このようにすると、雌ネジ部材5a,5bは同図に示すように、円環状滑り部材10を介して互いから材軸方向の反力をとりつつ、筒状反力部材4a,4bの対向端部8a,8bを押し拡げて該対向端部を離間させるとともに、それに伴って、筒状反力部材4a,4bには圧縮力が発生し、その圧縮力が反力となってPC鋼棒2に引張力が導入される。
ここで、雌ネジ部材5a,5bを回転させていくと、図4(b)に示すように、該雌ネジ部材と共回りする側板12a,12bが中央板11の各面に当接した状態で、互いに逆方向、雌ネジ部材5a,5b側から見ればいずれも右回りに回転しようとするが、上述したように中央板11と側板12a,12bとの間で滑りが生じるように円環状滑り部材10を構成してあり、当接面に生じる摩擦力はわずかであるため、側板12a,12bは、中央板11の各面上を摺動し、雌ネジ部材5a,5bの回転操作が阻害されるおそれはない。
なお、材端ガイド部材6は、筒状反力部材4a,4bの伸縮に伴う対向端部8a,8bの材軸方向相対移動を許容するようになっているので、筒状反力部材4a,4bの離間に伴う対向端部8a,8bでの材軸方向相対移動が材端ガイド部材6によって拘束されることはない。
一方、雌ネジ部材5a,5bの回転操作が進むに伴い、筒状反力部材4a,4bに生じる圧縮力が大きくなって座屈が発生したり、円環状滑り部材10を構成する中央板11の各面に生じる摩擦力が周方向に不均一になったり、あるいは両面に作用する摩擦力のバランスが崩れたりといった理由で、筒状反力部材4a,4bの対向端部8a,8bが図4(c)に示すように横ずれを起こそうとする場合があるが、筒状反力部材4a,4bの対向端部8a,8bにおける材軸直交方向への相対移動が、材端ガイド部材6によって拘束されているので、横ずれを起こそうとする荷重が生じたとしても、該横ずれ荷重は、同図に示すように、対向端部8a,8bの内周面と材端ガイド部材6の外周面との間の荷重伝達を介して材端ガイド部材6で支持され、筒状反力部材4a,4bの対向端部8a,8bが横ずれを起こすおそれはない。
以上述べたPC鋼棒2への引張力導入作業は、工場にて行うことが典型例となるが、雌ネジ部材5a,5bを適当な作業工具で回転させれば足りるので、トルク管理が可能であれば、現場で行うこともできる。
次に、PC鋼棒2に引張力が導入されたプレストレス導入ユニット1をコンクリート打設領域内の所定位置に据え付け、雌ネジ部材5a,5b近辺を除いてコンクリートを打設した後、コンクリートの強度発現を待って、図5に示すように、雌ネジ部材5a,5bを右回りに回転させて筒状反力部材4a,4bを接近させることにより、該筒状反力部材に生じていた圧縮力、ひいてはそれを反力としていたPC鋼棒2の引張力を解放し、定着板3a,3bによる支圧を介してコンクリート51にプレストレスを導入する。
なお、既に述べた通り、円環状滑り部材10を構成する側板12a,12bと中央板11との間で滑りが生じるように該円環状滑り部材を構成してあるので、雌ネジ部材5a,5bをスムーズに緩めることが可能である。また、箱抜きされた領域52については、プレストレス導入後、コンクリートやモルタルを適宜後打ちすればよい。
以上説明したように、本実施形態に係るプレストレス導入ユニット1によれば、筒状反力部材4a,4bの伸縮に伴う対向端部8a,8bの材軸方向相対移動が許容されつつ、該各材軸に直交する方向への相対移動が拘束されるように構成されてなる材端ガイド部材6を備えたので、雌ネジ部材5a,5bを回転操作する際、筒状反力部材4a,4bの対向端部8a,8bが互いに横ずれを起こす荷重が生じたとしても、かかる横ずれ荷重は、材端ガイド部材6によって支持され、筒状反力部材4a,4bの対向端部8a,8bが横ずれを起こすおそれがなくなる。
そのため、雌ネジ部材5a,5bによる筒状反力部材4a,4bへの圧縮力発生及び解放、並びに該圧縮力を反力としたPC鋼棒2への引張力の導入及び解放を確実かつスムーズに行うことが可能となる。
また、本実施形態に係るプレストレス導入ユニット1によれば、本発明の反力発生解放機構を、筒状反力部材4a,4bの各対向端部8a,8bにそれぞれ螺合され、両方を右ネジとした雌ネジ部材5a,5bで構成するにあたり、雌ネジ部材5a,5bの間に円環状滑り部材10を配置するようにしたので、反力発生やその解放の際、雌ネジ部材5a,5b間に摩擦力がほとんど発生しなくなり、かくして摩擦力に起因して雌ネジ部材5a,5bを回転させることができなくなるといった事態を未然に回避することができる。
本実施形態では、本発明の各定着手段を、単体である定着板3aと同じく単体である定着板3bでそれぞれ構成したが、これに代えて、該各定着手段を複数個からなる定着板でそれぞれ構成してもかまわない。
また、本実施形態では、本発明の円環状滑り部材を、材端ガイド部材6の周面から鍔状に突設されてなる中央板11と、その両側に配置され材端ガイド部材6を貫通させるための貫通孔13a,13bが形成された側板12a,12bとで構成したが、中央板11にも、側板12a,12bと同様の貫通孔を形成して該貫通孔に材端ガイド部材6を貫通させた構成としてもかまわない。
また、本発明の円環状滑り部材は、一対の雌ネジ部材を回す際、該一対の雌ネジ部材の対向面に互いに作用する圧縮力によってそれらの回転操作が阻害され得る摩擦力が生じないように、少なくとも一つの滑り面が形成されていれば足りるものであり、実施形態の円環状滑り部材10に代えて、図6(a)に示すように、該円環状滑り部材を構成する側板12bを省略するとともに、中央板11の両面に設けられたPTFE被覆のうち、側板12bに対向する側のPTFE被覆を省略して中央板61としたもので円環状滑り部材を構成したり、同図(b)に示すように、対向面のそれぞれにPTFE被膜が施された2枚の側板62a,62bで円環状滑り部材を構成することで、滑り面を一つとした構成でもかまわない。
加えて、雌ネジ部材5a,5bの対向面と中央板11の各面との間で摩擦低減を図ることができるのであれば、円環状滑り部材10に代えて、該円環状滑り部材から側板12a,12bを省略し中央板11のみで構成されてなる円環状滑り部材としてもよい。
なお、摩擦低減を図るための素材や材料の組み合わせは任意であって、実施形態で挙げたステンレス鋼板とPTFEが被膜された鋼板という組み合わせのほか、ステンレス鋼板と樹脂が被膜された鋼板、PTFEが被膜された鋼板同士、樹脂が被膜された鋼板同士、潤滑剤が塗布された鋼板同士といった構成が可能である。
一方、本実施形態では、雌ネジ部材5a,5bを回転させる際、それらの対向面が互いに当接した状況では、該対向面で生じる摩擦力で回転操作が阻害されるものとしたが、雌ネジ部材5a,5bの形状や素材を適宜選定することで、上記の状況が生じないのであれば、円環状滑り部材10を省略してもかまわない。なお、この場合であっても、材端ガイド部材6の作用が発揮されることに何ら変わりはない。
また、本実施形態では、本発明の反力発生解放機構を、内周面に右ネジがそれぞれ形成されてなる雌ネジ部材5a,5bで構成したが、これに代えて、両方を左ネジとしてもかまわないし、さらには、雄ネジ9aを右ネジとした筒状反力部材4aに代えて、図7(a)に示すように、左ネジである雄ネジ71aが形成された筒状反力部材72aで本発明に係る一対の筒状反力部材の一方を構成するとともに、内周面に右ネジを形成してなる雌ネジ部材5aに代えて、内周面に左ネジを形成した雌ネジ部材73aで本発明に係る一対の雌ネジ部材の一方を構成するようにしてもよい。
かかる変形例においても、雌ネジ部材73aを右回り,雌ネジ部材5bを左回りに回すことで筒状反力部材72a,4bに圧縮力を発生させるとともにそれを反力としてPC鋼棒2に引張力を導入する一方、雌ネジ部材73aを左回り,雌ネジ部材5bを右回りに回すことで上述の圧縮力及び引張力を解放してコンクリートにプレストレスを導入することができる。
なお、この変形例においては、反力発生及び解放の際、雌ネジ部材73aと雌ネジ部材5bとが相対回転しないので、本発明の円環状滑り部材に相当する構成は同図に示すように不要となる。材端ガイド部材6の構成やこれを備えたことによる作用効果は、上述した実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
また、雌ネジ部材73a,5bは、図7(b)に示すように、各端に左ネジと右ネジが形成されてなる雌ネジ部材としてのカプラー74で置換することが可能である。
かかる構成においても、材端ガイド部材6を備えたことによる作用効果は、上述した実施形態と同様であるが、これに加えて、材端ガイド部材6の剛性を適切に設定することにより、横ずれ荷重をカプラー74に流さないようにすることができるので、雄ネジ71aとカプラー74とのネジ山、あるいは雄ネジ9bとカプラー74とのネジ山との間に想定外の荷重が発生しなくなり、カプラー74の回転操作が阻害されるおそれがなくなる。
また、本実施形態では、本発明のPC鋼材に引張力を導入する際、雌ネジ部材の回転操作による押し拡げのみで引張力導入を行うことを前提としたが、これに代えて、油圧ジャッキ等の引張手段を補助的に用いることは可能であって、例えば、導入当初は油圧ジャッキでPC鋼材に引張力を付与し、ある段階で雌ネジ部材の回転操作による引張力導入に切り換えるようにすることで、引張力導入の作業効率を高めることができる。
かかる導入方法であっても、摩擦や座屈等に起因する横ずれを材端ガイド部材によって防止できる点については、上述した実施形態と同様である。
さらには、油圧ジャッキ等の引張手段のみを用いて本発明のPC鋼材に引張力を導入するようにしてもかまわない。
かかる導入方法においては、油圧ジャッキを緩める際、PC鋼材の引張力と筒状反力部材の圧縮力がバランスするまで、PC鋼材の引張力が低下する過程で、筒状反力部材に座屈が起こるとともに、それに起因して横ずれ発生の懸念があるが、これを材端ガイド部材によって防止できる点については、やはり上述した実施形態と同様である。
なお、この導入方法であっても、油圧ジャッキを緩めた後、PC鋼材の引張力の一部が筒状反力部材に圧縮力の形で受け替えられるとともに、その圧縮力が反力発生解放機構である雌ネジ部材で支持されることに何ら変わりはない。
1 プレストレス導入ユニット
2 PC鋼棒(PC鋼材)
3a,3b 定着板(定着手段)
4a,4b,72a 筒状反力部材
5a,5b,73a 雌ネジ部材(一対の雌ネジ部材、反力発生解放機構)
6 材端ガイド部材
8a,8b 対向端部
9a,9b,71a 雄ネジ
10 円環状滑り部材
11 中央板(円環状滑り部材の構成要素)
12a,12b 側板(円環状滑り部材の構成要素)
61 中央板(円環状滑り部材の構成要素)
62a,62b 側板(円環状滑り部材の構成要素)
74 カプラー(雌ネジ部材、反力発生解放機構)

Claims (5)

  1. PC鋼材と、該PC鋼材の各端近傍に取り付けられた一対の定着手段と、前記PC鋼材に引張力を導入するための反力が前記PC鋼材の各端近傍に伝達されるようにかつ前記PC鋼材が挿通される形で該PC鋼材と同軸に配置された一対の筒状反力部材と、該一対の筒状反力部材の対向端部を押し拡げてそれらを離間させることにより前記反力を発生させるとともに該対向端部を接近させることで該反力を解放することができるようになっている反力発生解放機構と、前記対向端部のうち、一方の内周面と前記PC鋼材の外周面との間の環状空間に一端が、他方の内周面と前記PC鋼材の外周面との間の環状空間に他端がそれぞれ挿入されるように構成されてなる筒状の材端ガイド部材とを備えてなり、該材端ガイド部材は、前記一対の筒状反力部材の伸縮に伴う前記対向端部の材軸方向相対移動を許容しつつ、該各材軸に直交する方向への前記対向端部の相対移動を拘束するようになっていることを特徴とするプレストレス導入ユニット。
  2. 前記反力発生解放機構を、前記一対の筒状反力部材の各対向端部にそれぞれ螺合される一対の雌ネジ部材で構成するとともに、該一対の雌ネジ部材の両方を右ネジ又は左ネジで構成した請求項1記載のプレストレス導入ユニット。
  3. 前記材端ガイド部材の周面から鍔状に突設される形で又は該材端ガイド部材が貫通する形で前記一対の雌ネジ部材の間に配置された円環状滑り部材を備えた請求項2記載のプレストレス導入ユニット。
  4. 前記反力発生解放機構を、前記一対の筒状反力部材の各対向端部にそれぞれ螺合される一対の雌ネジ部材で構成するとともに、該一対の雌ネジ部材のうち、一方を右ネジで、他方を左ネジでそれぞれ構成した請求項1記載のプレストレス導入ユニット。
  5. 前記反力発生解放機構を、前記一対の筒状反力部材の各対向端部のうち、一方に形成された右ネジと他方に形成された左ネジに各端がそれぞれ螺合される雌ネジ部材で構成した請求項1記載のプレストレス導入ユニット。
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