JP2020139588A - 断熱構造体および断熱部材の製造方法 - Google Patents

断熱構造体および断熱部材の製造方法 Download PDF

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Hirotaka Ikuta
裕也 生田
河野 和史
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和史 河野
翔 後藤
Sho Goto
翔 後藤
修平 内藤
Shuhei Naito
修平 内藤
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Abstract

【課題】コストを抑えつつ外形に凹凸を有する対象物を断熱できる断熱構造体および断熱部材の製造方法を提供する。【解決手段】貯湯タンクユニットは、貯湯タンク2と、貯湯タンク2の表面を組み合わされて覆う断熱部材4,5,6,7とを備える。断熱部材4,5,6,7の少なくとも一つは、貯湯タンク2の表面に面する内側面部41に当接し、貯湯タンク2の表面に面しない外側面部42の側から内側面部41の側への方向に対してアンダーカット形状の部位10を有する。【選択図】図3

Description

この発明は、断熱構造体および断熱部材の製造方法に関する。
貯湯タンクにお湯を予め貯めておいて使うヒートポンプ給湯器においては、省エネルギーのため、貯湯タンクからの放熱を抑制する必要がある。このため、種々の断熱構造が提案されている。例えば、特許文献1には、円筒状貯湯タンクを包囲する4角筒状の外装ケースと、貯湯タンクと外装ケースによって形成される空間に介装された断熱包囲体とを備える断熱構造体が開示されている。断熱梱包体は、断熱性能の高いウレタン発泡断熱材から形成され、横断面において、外装ケースの角部に対応する部位で分割された4個の分割断熱部材から構成される。
特許文献1は、各分割断熱部材を、離型剤を塗布した金型にウレタンの原液を注入し、硬化後、金型から離型することによって製造する方法を開示する。
特許文献1に記載の製造方法に代わる方法として、例えば、特許文献2に記載されているように、金型の表面にフィルムを真空成形し、被成形体をフィルムごと離型後、被成形体からフィルムを剥がす方法がある。
また、特許文献3には、成形品と接着性を有しないポリプロピレンフィルムを使用する製造方法が開示されている。この製造方法では、下型と上型のキャビティ形状に真空成形しておき、発泡原料をモールドのキャビティ内のフィルム上に注入し、発泡・膨張させる。膨張が終了すると、成形品をフィルムと共に押し上げて、成形品だけをフィルムから剥離して取り出すと共に、押し上げられたフィルムを元の真空成形された形状に戻し、モールドのキャビティ内に再配置する。
特許第4630257号公報 特開平07−164452号公報 特開平09−234748号公報
特許文献1に開示されている製造方法では、予め離型剤を塗布した金型に、ウレタンの原液を注入する。しかし、ウレタンは接着力が高いため、離型剤を使用しても、うまく離型できないおそれがある。例えば、離型剤の塗布ムラが生ずると、うまく離型できなくなる。
特許文献2に開示された製造方法では、成形品を金型から離型することは容易になるが、ウレタン発泡材を金型から取り出すたびにフィルムを剥がし、剥がしたフィルムを廃棄する必要がある。このため、コストが高く、環境への負荷となってしまう。
一方、特許文献3に開示された製造方法では、金型からフィルムを取り出す必要がないため、フィルムを再利用することができ、コスト、環境の面で優れている。しかし、この製造方法は、金型のキャビティの内面に凹凸がある場合には、適用できないという課題を有する。成形品を金型から取り出した後、フィルムをキャビティの凹凸のある内面の形状に沿って、正確に再成形することが困難だからである。ヒートポンプ給湯機は配管を逃がす溝、タンクの温度を測定するためのサーミスタの配線を通す貫通穴、追い焚き用熱交換器を固定するための突起、等の凸凹が存在する。このため、断熱材成形用の金型のキャビティ内面にも凹凸が存在する。従って、この製造方法を、ヒートポンプ給湯機用の断熱材の製造に適用することが困難である。また、複雑な形状に沿ってフィルムを成形する必要があるため、伸び率が高く離型性の高い、特殊で高価なフィルムを使用する必要があるが、金型のキャビティ内表面に凸凹があると、フィルムを再利用できないため、高価なフィルムを成形の度に廃棄する必要があり、コストがかかってしまう。
このように、ヒートポンプ給湯機の貯湯タンクに適した断熱材の低コストでの製造は困難である。その結果として、優れた断熱構造体の低コストでの提供が困難である。
同様の問題は、ヒートポンプ給湯機に限らず、種々の貯湯タンク、冷水タンクの断熱構造体および断熱部材の製造方法に共通して存在する。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、優れた性能を有する断熱構造体を低コストで提供することおよび断熱構造体に適した断熱部材の製造方法を提供することを目的とする。
この発明の断熱構造体は、対象物の表面を組み合わされて覆う複数の断熱部材を備えている。断熱部材の少なくとも一つは、対象物の表面に面しない外側面部の側から内側面部の側への方向に対してアンダーカット形状の部位を有する。
本発明に係る断熱構造体を構成する断熱部材の一部は、アンダーカット形状に形成されている。このため、断熱部材を上型金型と下型金型を用いて加工する際に、アンダーカット部分を上型金型で形成すると、上型金型に金型を開く方向に順方向のテーパー状の傾斜面部が形成される。この傾斜面部が支持することにより、成型された断熱部材は、型を開いた際に上型金型に密着し、スライドすることで簡単に取り外せる。これにより、特殊で高価なフィルムを、複数回の成型で使いまわすことができ、コストを抑えて、優れた断熱構造を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る貯湯タンク用断熱構造体を用いたヒートポンプ給湯機を説明する説明図 図1に示す貯湯タンク用断熱構造体の斜視図 図1に示す貯湯タンク用断熱構造体の分解斜視図 図2のI−I線断面図 実施の形態1に係るヒートポンプ給湯機用の貯湯タンク用断熱構造体の前部断熱部材の斜視図 (a)〜(e)は、実施の形態1に係る貯湯タンク用断熱構造体に用いる断熱部材の製造方法を図2のI−I断面を示して説明する図 実施の形態1に係る貯湯タンク用断熱構造体に用いる断熱部材の製造工程において真空成形により半円弧状に延ばされるフィルムの伸びについて説明する図 実施の形態1に係る貯湯タンク用断熱構造体に用いる断熱部材の製造工程において後に突起部を被覆するように真空成形により延ばされるフィルムの伸びについて説明する説明図 (a)〜(f)は、実施の形態1に係るヒートポンプ給湯機用の貯湯タンク用断熱構造に用いる断熱部材の製造方法を示す図5のII−II断面を示して説明する図 本発明の実施の形態2に係るヒートポンプ給湯機用の貯湯タンク用断熱構造体の前部断熱部材の斜視図 (a)〜(d)は、実施の形態2に係る貯湯タンク用断熱構造体に用いる断熱部材の製造方法を図10のIII-III断面を示して説明する図 本発明の実施の形態3に係るヒートポンプ給湯機用の貯湯タンク用断熱構造体の前部断熱部材の斜視図 (a)〜(d)は、本発明の実施の形態3に係るヒートポンプ給湯機用の貯湯タンク用断熱構造体に用いる断熱部材の製造方法を図12のIV-IV断面を示して説明する図
以下、本発明の実施の形態に係る断熱構造体とそれに用いる断熱材の製造方法を、貯湯タンク用の断熱構造体を例に説明する。
〈実施の形態1〉
《全体構成》
始めに、本実施の形態に係る貯湯タンク用断熱構造体が適用されるヒートポンプ給湯機の全体構成の一例を図1を参照して説明する。
図1に示すように、ヒートポンプ給湯機500は、空気の熱を利用してお湯を沸かすヒートポンプユニット501と、お湯を貯めておく貯湯ユニット502とを備えている。
貯湯ユニット502は、貯湯タンク用断熱構造体1を備える。貯湯タンク用断熱構造体1は、お湯を貯める貯湯タンク2を囲い、周囲から断熱する。ヒートポンプ給湯機500は、お湯を使うときに作るのではなく、お湯を予め製造し、貯湯タンク2に貯めておいて使う給湯機である。ここで、お湯を沸かす仕組みについて説明する。まず、水道から低温水を貯湯タンク2の下部に供給する。また、貯湯タンク2の下部から、底部の低温水をヒートポンプユニット501の水加熱用熱交換器503に供給する。ヒートポンプユニット501は、空気の熱を空気用熱交換器504で冷媒に集め、冷媒を圧縮機505で圧縮してさらに高温にし、高温になった冷媒の熱を水加熱用熱交換器503に流入した低温水に伝えて加熱し、高温水を製造する。水加熱用熱交換器503で製造された高温水は、ヒートポンプユニット501から流出し、貯湯タンク2の上部に流入して内部に貯められる。風呂、その他の設備に給油するときは、貯湯タンク2の上部から貯めておいたお湯を取り出す。その際、取り出したお湯と同じ量の水道水を貯湯タンク2の下部に供給する。これにより、貯湯タンク2の上部には高温水が、下部には温水が貯まっている状体が維持される。
図2に外観図、図3に分解図で示すように、貯湯タンク用断熱構造体1は、貯湯タンク2の周囲および上下を組み合わされて覆う断熱部材の集合体である断熱部材集合体3を備えている。なお、図2および図3では、貯湯タンク用断熱構造体1は斜め左方に傾いて描かれているが、設置の際には上下方向に立設される。
貯湯タンク2は、上下方向に延びる両端が閉じた円筒状で、中央に円筒部20を有し、上方には半球面状で上向きに凸状の蓋部21を有し、下方には半球面状で下向きに凸状の底部22を有している。
断熱部材集合体3は、組み合わされて貯湯タンク2を包囲する、前部断熱部材4と、後部断熱部材5と、上部断熱部材6と、下部断熱部材7と、を有している。以下、これらを総称する場合には、単に断熱部材と呼ぶ。
前部断熱部材4と後部断熱部材5とは、図4に断面で示すように、組み合わされて、貯湯タンク2の円筒部20を前後方向から包囲する。前部断熱部材4と後部断熱部材5とは、それぞれ、円筒部20の断面円形の外表面に隙間無く当接するように、内側面部41と51の横断面が半円状に形成されている。図2および図3に示すように、上部断熱部材6は、貯湯タンク2の蓋部21を上方から覆うことにより貯湯タンク2の上部を覆う。また、下部断熱部材7は、貯湯タンク2の底部22を下方から覆う。図示しないが、上部断熱部材6および下部断熱部材7の貯湯タンク2の表面に面する内側面部も、同様に貯湯タンク2の表面と隙間なく当接している。
断熱部材4〜7の端部には、隣接する他の断熱部材4〜7との間で嵌め合わせて位置決めする突起または切り欠きが設けられている。図2,図3は、上部断熱部材6の下端部に、位置決め用の切り欠き9が設けられ、切り欠き9に嵌め合わされて位置決めする位置決め用の突起10が設けられている例を示している。
断熱部材4〜7の材料としては、発泡スチロール素材を用いるのが好ましく、断熱性能がさらに高い発泡ウレタン素材を用いるのがより好ましい。これにより、貯湯タンク2から外気への直接的な放熱を抑制することができる。以下の説明では、水温の高い高温水が貯まっている貯湯タンク2の中央部および上部からの放熱が大きく、水温の低い温水が貯まっている貯湯タンク2の下部からの放熱は相対的に小さい。このため、貯湯タンク2の中央部および状部を包囲する前部断熱部材4と後部断熱部材5と上部断熱部材6には、発泡ウレタン素材を使用し、他方、貯湯タンク2の下部を包囲する下部断熱部材7には発泡スチロール素材を使用する。これにより断熱性能を維持しつつコストを抑えることができる。
断熱部材集合体3には、貯湯タンク2に面しない側の外側面部に必要に応じて突起部8が設けられている。図2〜図4では、前部断熱部材4の外側面部42に突起部8が設けられている。
図1に示すように、貯湯ユニット502には、風呂の追い焚き用熱交換器506が設けられている。追い焚き用熱交換器506は、ぬるくなった風呂の湯を貯湯タンク2の高温のお湯と熱交換させ、適度な温度のお湯にして風呂に戻すためのものである。風呂の追い焚きの際には、貯湯タンク2から取り出した高温水を追い焚き用熱交換器506に放熱ロスを少なくして送る必要がある。そのため、追い焚き用熱交換器506は、貯湯タンク2のすぐそばに設けるのが好ましく、この例では、貯湯タンク2を覆う断熱部材集合体3に直に固定して設置されている。
図2〜図4に示した前部断熱部材4の外側面部42に設けた突起部8は、この追い焚き用熱交換器506を直に固定するためのものである。
図5に示すように、前部断熱部材4の位置決め用の突起10は、前部断熱部材4の端部43から外方に突出して形成された略直方体状で、5つの表面部を有している。位置決め用の突起10は、内側面部41の半円弧状の端部中央から上方に延出する四角形状の内側面延出面部11と、内側面延出面部11に対向し、外側面部42を上方に延出した四角形状の外側面延出面部12と、内側面延出面部11と外側面延出面部12との間に挟まれ前部断熱部材4の端部43から上方に突出した左右の突出側面部13,14と、前部断熱部材4の端部43に対向する突出端面部15である。内側面延出面部11は、内側面部41と同様に、貯湯タンク2の表面に当接する。左右の突出側面部13,14および突出端面部15と、内側面延出面部11との連結部には、それぞれアールのついた遷移部16,17,18が形成されている。そして、左右の突出側面部13,14と突出端面部15には、内側面部41の側から外側面部42の側に向かって突起10が先細る順テーパーの傾斜がついており、突起10の左右の突出側面部13,14と突出端面部15とは、外側面部42の側から内側面部41の側への方向に対してアンダーカット形状となっている。
なお、図示していないが、貯湯タンク2には、例えば水道管に連結された配管がつながっており、この配管を避けるための溝が断熱部材集合体3の外側面部に設けられている。また、図示していないが、水道水を貯湯タンク2に送るためのポンプを固定するための突起部、貯湯タンク2の温度をリアルタイムで測定するためのサーミスタを通すための貫通孔など、断熱部材集合体3の外側面部には溝、突起部および貫通孔が多数設けられ、複雑な形状になっている。
《断熱部材の製造方法》
次に、貯湯タンク用断熱構造体1に用いる断熱部材4〜7の製造方法を説明する。ここでは、前部断熱部材4を例として説明する。図6(a)〜(e)に図2のI−I線横断面で示された前部断熱部材4を、図9(a)〜(d)に、図5のII−II線縦断面で示された前部断熱部材4を例とした製造工程を示す。
図6(a)、図9(a)に示すように、まず上型金型101と下型金型102とからなる金型を準備する。上型金型101には、前部断熱部材4の貯湯タンク2の表面に面する内側面部41を形成する下向き凸状のコア103が設けられている。また、下型金型102には、外側面部42を形成する上向き凹状のキャビティ104が設けられている。下型金型102のキャビティ104には、突起部8を形成するための凹み105が形成されている。そして、上型金型101と下型金型102の金型を開閉する際の開閉方向は、上下方向に設定されている。これにより、前部断熱部材4は、前部断熱部材4の前後方向を金型の開閉方向である上下方向に一致させて内側面部41の側を上向きにした態様で形成される。
ここでは、後述する金型内に注入した発泡ウレタン原液が、上型金型101と下型金型102との隙間から重力によって下方に漏出するのを抑制するために、上向き凹状のキャビティ104を下型金型102に設けている。
上型金型101と下型金型102とは、図9(a)に示すように、上型金型10のキャビティを形成する一部に、前部断熱部材4の突起10の突出端面部15の形成部分に、金型の開方向である上向きに順テーパーの傾斜面部109が設けられている。この傾斜面部109は、下型金型102のキャビティを形成する面と面一に形成され、下型金型102の一面と共にキャビティを規定し、後述するように、金型を開く際に、成形品の一側辺部を斜め下方から支持し、成形品、即ち、前部断熱部材4を、上型金型101に維持する機能を有する。
次に、上型金型101の下向き面に予め加熱した上フィルム106を装填し、下型金型102の上向き面に、予め加熱した下フィルム107を装填する。
次に、図6(b)、図9(b)に示すように、金型に付設している図示しない真空装置を用いて、加熱した上フィルム106と上型金型101の間を真空引きし、上フィルム106を上型金型101のコア103の形状に沿って密着させて成形する。同様にして、加熱した下フィルム107と下型金型102の間を真空引きし、下フィルム107を下型金型102のキャビティ104の形状に沿って密着させて成形する。
ここで、前部断熱部材4の外側面部42の横断面は概ね半円弧状になっている。このため、図7に示すように、下フィルム107は、真空引きによる成形により、断面が直線状から半円弧状に変形し、横方向に約1.7倍伸長する必要がある。そして、その伸長した下フィルム107は、突起部8を形成するための凹み105に沿ってさらに伸長する必要がある。例えば、突起部8の幅と高さが1対1の形状とすると、突起部8を形成するための凹み105は、図8に示すように、幅と深さが1対1となる。よって、凹み105に沿って伸長する下フィルム107は、3倍さらに伸長する必要がある。すなわち、下フィルム107は、トータルとして1.7×3=約5倍伸長する必要がある。このため、下フィルム107は、伸長性の高い、例えば、ゴムを含有させたポリオレフィン系素材のフィルムを使用するのが好ましい。ただし、特殊であり、高価である。
一方、上フィルム106も、下フィルム107と同様に一断面が直線状から半円弧状に変形し、横方向に約1.7倍伸長する必要がある。前部断熱部材4の内側面部41の横断面が半円弧状になっているためである。ただし、突起がないため、一番伸びる箇所でも3倍程度伸長できれば十分である。よって、上フィルム106は、ポリプロピレン素材のような安価なフィルムが使用できる。
次に、図6(c)に示すように、下型金型102のキャビティ104に密着させて成形した下フィルム107上に、発泡原液、ここでは発泡ウレタン原液108を図示しない注入ヘッドから注入する。例えば、発泡ウレタン原液108として、ポリオールとイソシアネートの二液混合液を使用する。
そして、図6(d)および図9(c)に示すように、上フィルム106がコア103に密着して成形されている上型金型101を閉じて、発泡ウレタン原液108を発泡し、そして硬化させて、発泡ウレタン素材の前部断熱部材4に成形する。
次に、図6(e)および図9(d)に示すように、下型金型102の真空引きを解除して、金型を開く。この例では、上型金型101には、金型の開方向である上向きに順テーパーの傾斜面部109が設けられている。この傾斜面部109は、上フィルム106を介して、前部断熱部材4の突起10の突出端面部15であって遷移部18に近傍の部位15aを成形する。これにより、傾斜面部109に対面して成形される部位15aは、外側面部42の側から内側面部41の側への方向に対してアンダーカット形状となる。そして、部位15aは、対面する傾斜面部109により斜め下方から支持される。このため、金型を開いた際に、前部断熱部材4は、上型金型101に貼り付いた状態となる。
次に、図9(e)に示すように、上型金型101の真空引きを解除し、前部断熱部材4を、上フィルム106を貼り付けたまま上型金型101のコア103から取り出す。その際、上フィルム106に貼り付いた状態の前部断熱部材4は、横方向にスライドさせるだけで取り出すことができる。
最後に、図9(f)に示すように、前部断熱部材4から上フィルム106を剥がして、前部断熱部材4は完成する。
以上の構成と製造方法により、突起10の少なくとも突出端面部15の遷移部18に近傍の部位15aが、外側面部42の側から内側面部41の側への方向に対してアンダーカット形状となっている。そして、部位15aは、対面する傾斜面部109により斜め下方から支持されている。これにより、突起10を有する前部断熱部材4は、金型を開いた際に、上型金型101の方に貼り付いた状態となるが、横方向にスライドさせるだけで容易に取り出すことができる。なお、左右の突出側面部13,14の遷移部16,17に近傍の部位も、外側面部42の側から内側面部41の側への方向に対してアンダーカット形状となっている。そのため、前部断熱部材4の成形の際に、左右の突出側面部13,14の遷移部16,17に近傍の部位も、上型金型101のコア103の対面する面部による斜め下方からの支持を受けることができる。これにより、突起10を有する前部断熱部材4は、金型を開いた際に、上型金型101の方に貼り付いた状態となるが、横方向にスライドさせるだけで容易に取り出すことができる。
上型金型101と下型金型102は、上型金型101に傾斜面部109が形成され、離型の際に、傾斜面部109により成形品が支持されて、上型金型101に保持され、且つ、スライドにより取り外しできるように、構成される。
伸長性の高い下フィルム107を使用することにより、前部断熱部材4の外側面部42に複雑な凹凸のある部位を容易に成形することができる。また、下フィルム107に、仮に高価な素材のフィルムを使用することになったとしても、使い回しが可能なため、コストの上昇を抑制することができる。
剥がした上フィルム106は廃棄することになるが、安価なポリプロピレン素材のフィルムを使用することにより、コストの上昇を抑制することができる。
前部断熱部材4、後部断熱部材5および上部断熱部材6には、発泡ウレタン素材を使用するが、下部断熱部材7には、材料費が発泡ウレタン素材より安価な発泡スチロール素材が使用できる。これにより、コストの上昇を抑制することができる。
位置決め用の切り欠き9と突起10とを嵌め合わせることができる。このため、一例として示された隣接する上部断熱部材6と前部断熱部材4とは、一定の位置に位置決めできる。これにより、断熱部材集合体3の相互に隣接する断熱部材の間には、断熱を阻害する隙間ができにくい。
前部断熱部材4の外側面部42に突起部8を設け、追い焚き用熱交換器506をこの突起部8に固定する。これにより、貯湯タンク2から取り出した高温水を追い焚き用熱交換器506に短距離で送ることができる。このため、高温水の送水の間の放熱ロスが抑制できる。
4つの断熱部材の貯湯タンク2の表面に面する内側面部は、貯湯タンク2の表面と隙間なく当接している。これにより、断熱部材を介さずに貯湯タンク2から外気へ直接熱が逃げていくことを抑制できる。
なお、前部断熱部材4の外側面部42に突起部8を設けた例を示したが、凹み部を設けることもできる。
また、前部断熱部材4を例として示したが、後部断熱部材5、上部断熱部材6および下部断熱部材7についても、同様の製造方法を用いて製造することができる。
上型金型101の傾斜面部109を形成する位置と傾斜面部109の数は、成形品を上型金型101に維持できて且つ成形品をスライドして離型できるならば任意である。例えば、前部断熱部材4の両側部の全部又は一部に、貯湯タンク2の長軸に沿って延びる傾斜面部109を形成してもよい。
〈実施の形態2〉
実施の形態1においては、上型金型101のキャビティ形成部分に傾斜面部109を形成し、これにより、成形品である前部断熱部材4の突起10の一側部にアンダーカット部を形成し、離型の際、傾斜面部109によりアンダーカット部を支持した。この発明の傾斜面部の形成位置と成形品のアンダーカット形成部分は、成形品を上型金型101に維持できて且つ成形品をスライドして離型できるならば任意である。
以下、異なる態様の実施の形態2を説明する。
なお、以下の説明では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。また、説明において、実施の形態1による貯湯タンク用断熱構造体1を構成する各部の名称および符号は変更せずにそのまま使用するものとする。
《全体構成》
図10に示すように、本発明の実施の形態2に係るヒートポンプ給湯機用の貯湯タンク用断熱構造体201の前部断熱部材204の内側面部41には、半円弧状の周方向に沿って内側溝208が設けられている。内側溝208は、溝幅が溝底部281の側から内側面部41の開口部に向かって狭まるように傾斜する溝側面部282,283を有している。すなわち、溝側面部282,283は、外側面部42の側から内側面部41の側への方向に対してアンダーカット形状になっている。
《断熱部材の製造方法》
図11で、図10のIII-III断面(縦断面)で示された前部断熱部材204を例として断熱部材の製造方法を説明する。なお、前部断熱部材204の製造方法の説明において、実施の形態1による前部断熱部材4の製造方法に用いた装置、材料等の名称および符号は変更せずにそのまま使用するものとする。
図11(a)には、上フィルム106がコア103に密着して成形されている上型金型101を閉じて、発泡ウレタン原液を発泡、そして硬化させて、発泡ウレタン素材の前部断熱部材204に成形する工程が示されている。なお、これ以前の工程は、実施の形態1による前部断熱部材4の製造方法と同じであるため省略した。
次に、図11(b)に示すように、下型金型102の真空引きを解除して、金型を開く。この例では、上型金型101のコア103には、金型の開方向である上向きに順テーパーの面部110、111が設けられている。面部110、111は、上フィルム106を介して、前部断熱部材204の内側溝208の溝側面部282,283を成形する。これにより、面部110,111に対面して成形される溝側面部282,283は、外側面部42の側から内側面部41の側への方向に対してアンダーカット形状となる。そして、溝側面部282,283は、対面する面部110,111により斜め下方から支持される。しかも、これら溝側面部282,283の面部110,111からの支持方向のベクトルは、横方向に反対向きの成分を含んでいる。このため、金型を開いた際に、前部断熱部材204は、上型金型101の方に強く貼り付いた状態となる。
次に、図11(c)に示すように、上型金型101の真空引きを解除し、上フィルム106が貼り付いた状態の前部断熱部材204を、上フィルム106を貼り付けたまま上型金型101のコア103から取り出す。その際、前部断熱部材204は、上型金型101の方に強く貼り付いているが、軟らかい発泡ウレタン素材で成形されているため、前部断熱部材204の両端部を図中の矢印で示した下方に曲げることで無理抜きでき、容易に取り出すことができる。
最後に、図11(d)に示すように、前部断熱部材204から上フィルム106を剥がして、前部断熱部材204は完成する。
以上の構成と製造方法により、溝側面部282,283は、外側面部42の側から内側面部41の側への方向に対してアンダーカット形状になっている。そして、溝側面部282,283は、対面する面部110,111により斜め下方から支持され、しかも横方向には反対向きに支持されている。このため、金型を開いた際に、前部断熱部材204は、上型金型101の方に強く貼り付いた状態となる。しかし、発泡ウレタン素材の前部断熱部材204は、軟らかいため無理抜きすることで、容易に取り出すことができる。なお、内側溝208は、例えば、貯湯タンク2の水圧の変化による収縮、膨張を抑制するために貯湯タンク2の周囲に巻く金属製のリングを避けるために設けることができる。
ここでは、前部断熱部材204を例として示したが、後部断熱部材、上部断熱部材および下部断熱部材についても、同様の製造方法を用いて内側溝を成形することができる。
〈実施の形態3〉
《全体構成》
図12に示すように、本発明の実施の形態3に係るヒートポンプ給湯機用の貯湯タンク用断熱構造体301の前部断熱部材304には、内部に内側面部41と外側面部42との間を貫通する貫通孔308が設けられている。貫通孔308は、底面が矩形状の四角錐台状で、前部断熱部材304の内側面部41の半円弧状の中央を通り軸方向に延びる中心線上に、矩形状の底面の長手方向を中心線方向に平行に配置されている。貫通孔308は、矩形状の底面の長手方向に平行な2つの孔側面部381,382と矩形状の底面の短手方向に平行な2つの孔側面部383,384を有している。孔側面部381,382,383,384は、貫通孔の孔径が内側面部41の側から外側面部42の側に向かって拡がるように傾斜している。すなわち、孔側面部381,382,383,384は、外側面部42の側から内側面部41の側への方向に対してアンダーカット形状になっている。
《断熱部材の製造方法》
図13で、図12のIV-IV断面(縦断面)で示された前部断熱部材304を例として断熱部材の製造方法を説明する。なお、前部断熱部材304の製造方法の説明において、実施の形態1による前部断熱部材4の製造方法に用いた装置、材料等の名称および符号は変更せずにそのまま使用するものとする。
図13(a)には、上フィルム106がコア103に密着して成形されている上型金型101を閉じて、発泡ウレタン原液を発泡、そして硬化させて、発泡ウレタン素材の前部断熱部材304に成形する工程が示されている。なお、これ以前の工程は、実施の形態1による前部断熱部材4の製造方法と同じであるため省略した。
次に、図13(b)に示すように、下型金型102の真空引きを解除して、金型を開く。この例では、上型金型101のコア103には、金型の開方向である上向きに順テーパーの面部112が設けられている。面部112は、上フィルム106を介して、前部断熱部材304の貫通孔308の孔側面部383であって内側面部41との連結部に近傍の部位383aを成形する。これにより、面部112に対面して成形される部位383aは、外側面部42の側から内側面部41の側への方向に対してアンダーカット形状となる。そして、部位383aは、対面する面部112により斜め下方から支持される。このため、金型を開いた際に、前部断熱部材304は、上型金型101の方に貼り付いた状態となる。
次に、図13(c)に示すように、上型金型101の真空引きを解除し、上フィルム106が貼り付いた状態の前部断熱部材304を、上フィルム106を貼り付けたまま上型金型101のコア103から取り出す。その際、上フィルム106が貼り付いた状態の前部断熱部材304は、横方向にスライドさせるだけで取り出すことができる。
最後に、図13(d)に示すように、前部断熱部材304から上フィルム106を剥がして、前部断熱部材304は完成する。
以上の構成と製造方法により、貫通孔308の孔側面部383であって内側面部41との連結部に近傍の部位383aが、外側面部42の側から内側面部41の側への方向に対してアンダーカット形状となっている。そして、部位383aは、対面する面部112により斜め下方から支持される。このため、金型を開いた際に、前部断熱部材304は、上型金型101の方に貼り付いた状態となるが、横方向にスライドさせるだけで容易に取り出すことができる。なお、他の孔側面部381,382,384にも、外側面部42の側から内側面部41の側への方向に対してアンダーカット形状の部位を成形することができる。そのため、これらの部位の何れかによっても、貫通孔308を有する前部断熱部材304を、上型金型101の方に貼り付かせ、そして、横方向にスライドさせて容易に取り出すことができる。なお、貫通孔308は、例えば、貯湯タンク2の温度を測定するためのサーミスタを避けるために設けることができる。
ここでは、前部断熱部材304を例として示したが、後部断熱部材、上部断熱部材および下部断熱部材についても、同様の製造方法を用いて貫通孔を成形できる。
なお、実施の形態1〜3で、アンダーカット形状の形態をいくつか示しているが、実施例の一部であり、アンダーカット形状になっていればその他の形状であってもよい。例えば、上型金型の傾斜面部の数と位置は任意であり、下型金型と共に傾斜面部を形成する1または複数の部分に形成されてもよく、また、上型金型がキャビティ内に突出し、成型品である断熱部材に溝、窪み、または貫通部を形成する突出部を有する場合に、傾斜面部は、突出部に形成され、断熱部材の溝、窪み、または貫通部にアンダーカット形状の部位を形成するようにしてもよい。
貯湯タンク用の断熱構造体と断熱材を例に発明を説明したが、断熱の対象物は、貯湯槽、冷水タンク、冷水槽等、断熱の対象となる有体物であればなんでもよい。
この発明は上述の実施の形態に限られず他の様々な実施の形態とすることができる。
この発明は、断熱部材の加工産業に利用することができる。
1 貯湯タンク用断熱構造体、2 貯湯タンク、3 断熱部材集合体、4 前部断熱部材、5 後部断熱部材、6 上部断熱部材、7 下部断熱部材、8 突起部、9 切り欠き、10 突起、41 内側面部、42 外側面部。

Claims (13)

  1. 互いに組み合わされて、断熱対象物の表面を覆う断熱部材、
    を備え、
    前記断熱部材の少なくとも一つは、前記断熱対象物の表面に面する内側面部に連結され前記断熱対象物の表面に面しない外側面部の側から前記内側面部の側への方向に対してアンダーカット形状の部位を有する、
    断熱構造体。
  2. 前記断熱対象物は、上下方向に延びた両端の閉じた略円筒状の貯湯タンクであり、
    前記断熱部材は、前記貯湯タンクの円筒部に面する前記内側面部の横断面が半円弧状で、前記貯湯タンクの円筒部を前後方向から包囲する前部断熱部材および後部断熱部材と、前記貯湯タンクの上部を覆う上部断熱部材と、前記貯湯タンクの下部を覆う下部断熱部材とを備え、
    少なくとも前記前部断熱部材と前記後部断熱部材と前記上部断熱部材とは、発泡ウレタン素材で形成される、
    請求項1に記載の断熱構造体。
  3. 少なくとも前記前部断熱部材、前記後部断熱部材、前記上部断熱部材および前記下部断熱部材の何れかの前記断熱部材は、隣接する他の前記断熱部材との間で嵌め合わせて位置決めする突起または切り欠きを有し、
    前記突起または前記切り欠きは、前記内側面部に連結され前記外側面部の側から前記内側面部の側への方向に対してアンダーカット形状の部位を有する、
    請求項2に記載の断熱構造体。
  4. 少なくとも前記前部断熱部材、前記後部断熱部材、前記上部断熱部材および前記下部断熱部材の何れかの前記断熱部材の前記内側面部には、溝が設けられ、
    前記溝は、前記内側面部に連結され前記外側面部の側から前記内側面部の側への方向に対してアンダーカット形状の部位を有する、
    請求項2または3に記載の断熱構造体。
  5. 少なくとも前記前部断熱部材、前記後部断熱部材、前記上部断熱部材および前記下部断熱部材の何れかの前記断熱部材の内部には、前記内側面部と前記外側面部との間を貫通する貫通孔が設けられ、
    前記貫通孔は、前記内側面部に連結され前記外側面部の側から前記内側面部の側への方向に対してアンダーカット形状の部位を有する、
    請求項2から4の何れか1項に記載の断熱構造体。
  6. 断熱構造体を構成する断熱部材を製造する方法であって、
    上フィルムが配置された上型金型と下フィルムが配置された下型金型とで形成されるキャビティで、発泡原液を発泡させ、断熱部材に成形する工程と、
    前記下型金型と前記上型金型とを離す工程と、
    成形された断熱部材を前記上フィルムを貼り付けたまま前記上型金型から取り出す工程と、
    前記断熱部材から前記上フィルムを剥がす工程と、
    を備え、
    前記上型金型は、金型の開方向である上向きに順テーパーの傾斜面部を有し、
    前記成形された断熱部材を前記上フィルムを貼り付けたまま前記上型金型から取り出す工程において、前記上フィルムが貼り付いた状態の前記断熱部材を横方向にスライドまたは無理抜きにより取り出す、
    断熱部材の製造方法。
  7. 前記断熱部材に成形する工程は、
    前記上フィルムを前記上型金型の下向き面に密着させる工程と、
    前記下フィルムを前記下型金型の上向き面に密着させる工程と、
    前記下フィルム上に発泡原液を注入し、前記上型金型と前記下型金型とを閉じて、発泡原液を発泡および硬化させて、断熱部材に成形する工程と、
    を備える請求項6に記載の断熱部材の製造方法。
  8. 前記上フィルムを密着させる工程は、加熱したフィルムを前記上型金型の下向き凸状のコアに真空引きにより密着させて成形する工程を含み、
    前記下フィルムを密着させる工程は、加熱したフィルムを前記下型金型の上向き凹状のキャビティの表面に真空引きにより密着させて成形する工程を含む、
    請求項7に記載の断熱部材の製造方法。
  9. 前記上型金型は、前記傾斜面部が前記上フィルムを介して前記断熱部材にアンダーカット形状の部位を成形し、
    前記上型金型を前記下型金型から離す際に、前記傾斜面部により前記断熱部材を支持する、
    請求項6から8の何れか1項に記載の断熱部材の製造方法。
  10. 前記上型金型の傾斜面部は、前記下型金型と共に傾斜面部を形成し、
    前記断熱部材の一側辺部に、アンダーカット部を形成する、
    請求項6から9の何れか1項に記載の断熱部材の製造方法。
  11. 前記上型金型の傾斜面部は、前記キャビティ内に突出し、前記断熱部材に溝、窪み、または貫通部を形成する突出部を有し、
    前記傾斜面部は、前記突出部に形成され、
    前記断熱部材の溝、窪み、または貫通部にアンダーカット形状の部位が形成される、
    請求項6から10の何れか1項に記載の断熱部材の製造方法。
  12. 前記発泡原液は、発泡ウレタン素材の原液である、
    請求項6から11の何れか1項に記載の断熱部材の製造方法。
  13. 前記下フィルムは、前記上フィルムよりも伸長性が高い、
    請求項6から12の何れか1項に記載の断熱部材の製造方法。
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