JP2020137467A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】フロアとバッテリの干渉を防止して、フロアの下側に形成された空間に大容量のバッテリを配設できるコンバインの提供。【解決手段】操縦部のフロア13の下側に形成された空間にバッテリ18を配設し、平面視において、フロア13におけるバッテリ18に対向する部位に切欠き部を形成し、フロア13における切欠き部の左右方向の両側の部位に左開口部と右開口部を形成し、切欠き部の上方を覆う着脱自在なカバーを設け、カバーは、操縦者が足を載せる上板21と、上板21の下面の左右方向の両側部に設けられた左側板及び右側板23と、上板21の下面における左側板よりも右側に設けられた左係合体と右側板23よりも左側に設けられた右係合部25Bを備え、左係合体を左開口部に係合させ、右係合体25Bを右開口部に係合させ、上板21を後下がり姿勢にしてカバーを切欠き部上に装着する構成とした。【選択図】図12

Description

本発明は、操縦部のフロアの下側に形成された空間にバッテリを配設したコンバインに関するものである。
従来のコンバインにおいて、操縦部のフロアの下側に形成された空間にバッテリを配設して、機体外側に形成された開口部からバッテリの交換・点検を行う技術が知られている。(特許文献1参照)
特開2017−147980号公報
しかし、特許文献1の技術では、操縦部のフロアの下側に形成された空間の高さには制限があるために、操縦部に設けられた多数の照明機器等に電気を供給できる大容量のバッテリを配設することができないという問題があった。
そこで、本発明の課題は、フロアとバッテリの干渉を防止して、フロアの下側に形成された空間に大容量のバッテリを配設できるコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体フレーム(1)の下側に走行装置(2)を設け、該機体フレーム(1)の前側に刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方右側部に操縦部(5)を設けたコンバインにおいて、
前記操縦部(5)のフロア(13)の下側に形成された空間(17)にバッテリ(18)を配設し、平面視において、前記フロア(13)におけるバッテリ(18)に対向する部位に切欠き部(40)を形成し、前記フロア(13)における切欠き部(40)の左右方向の両側の部位に左開口部(41A)と右開口部(41B)を形成し、前記切欠き部(40)の上方を覆う着脱自在なカバー(20)を設け、該カバー(20)は、操縦者が足を載せる上板(21)と、該上板(21)の下面の左右方向の両側部に設けられた左側板(22)及び右側板(23)と、前記上板(21)の下面における左側板(22)よりも右側に設けられた左係合体(25A)と右側板(23)よりも左側に設けられた右係合部(25B)を備え、前記左係合体(25A)を左開口部(41A)に係合させ、前記右係合体(25B)を右開口部(41B)に係合させ、前記上板(21)を後下がり姿勢にして前記カバー(20)を切欠き部(40)上に装着する構成としたことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記上板(21)の後部の左右方向の両側部に操縦者が爪先を挿入可能な左切欠き部(28A)と右切欠き部(28B)を形成した請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記左係合体(25A)をバッテリ(18)の端子よりも左側に設け、前記右係合体(25B)をバッテリ(18)の端子よりも右側に設けた請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項4記載の発明は、前記左係合体(25A)に左前板(26A)と左後板(26B)を備え、前記右係合体(25B)に右前板(27A)と右後板(27B)を備え、側面視において、前記左前板(26A)と左後板(26B)を波形状に形成し、相互の波形状の山部と谷部が対向して設けられ、側面視において、前記右前板(27A)と右後板(27B)を波形状に形成し、相互の波形状の山部と谷部が対向して設けられた請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項5記載の発明は、前記左開口部(41A)を、前後方向に所定の間隔を隔てて配置された前側左開口部(42A)と後側左開口部(42B)で形成し、前記右開口部(41B)を、前後方向に所定の間隔を隔てて配置された前側右開口部(43A)と後側右開口部(43B)で形成し、前記左前板(26A)と前側左開口部(42A)を係合させ、前記左後板(26B)と後側左開口部(42B)を係合させ、前記右前板(27A)と前側右開口部(43A)を係合させ、前記右後板(27B)と後側右開口部(43B)を係合させることで前記カバー(20)が切欠き部(40)上に装着される構成とした請求項4記載のコンバインである。
請求項6記載の発明は、前記フロア(13)とカバー(20)の上板(21)の上側をマット(45)で覆い、該マット(45)における上板(21)の左縁に対向する部位に左スリット(46A)を設け、前記マット(45)における上板(21)の右縁に対向する部位に右スリット(46B)を設け、前記左スリット(46A)を、前記マット(45)の前縁から前記マット(45)における上板(21)の後縁まで延在させ、前記右スリット(46B)を、前記マット(45)の前縁から前記マット(45)における上板(21)の後縁まで延在させた請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、フロア(13)の切欠き部(40)の上方に後下がりに形成されたカバー(20)を設けているので、フロア(13)の下側に形成された空間(17)に大容量のバッテリ(18)を配設することができる。また、フロア(13)からカバー(20)を取外してバッテリ(18)の交換・点検を容易に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、爪先を左切欠き部(28A)と右切欠き部(28B)に挿入してフロア(13)からカバー(20)を容易に取外すことができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、カバー(20)とバッテリ(18)の端子の接触を抑制してバッテリ(18)が電気的に短絡するのを防止することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、カバー(20)をフロア(13)から容易に着脱することができ、カバー(20)の左係合体(25A)を左開口部(41A)に確実に係合させ、カバー(20)の右係合体(25B)を右開口部(41B)に確実に係合させることができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明による効果に加えて、カバー(20)をフロア(13)からより容易に着脱することができ、左係合体(25A)を左開口部(42A)と後側左開口部(42B)により確実に係合させ、右係合体(25B)を前側右開口部(43A)と後側右開口部(43B)により確実に係合させることができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、マット(45)をフロア(13)から取外すことなくマット(45)の左スリット(46A)と右スリット(46B)の間の部位を後方に折曲げてバッテリ(18)の交換・点検を容易に行うことができる。
コンバインの右側面図である。 コンバインの平面図である。 操縦部の正面図である。 操縦部の右側面図である。 操縦部の平面図である。 着脱カバーの左側面図である。 着脱カバーのカバー部の平面図である。 着脱カバーのカバー部の底面図である。 着脱カバーとバッテリの位置関係を説明する正面図である。 図9の要部の拡大図である。 着脱カバーとバッテリの位置関係を説明する右側面図である。 図11の着脱カバー部周辺の拡大図である。 フロアの前部に設けられた切欠部と開口部を説明する平面図である。 フロアの前部に着脱カバーを装着した状態を示す平面図である。 フロアにフロアマットを敷いた状態を示す平面図である。 ローリングシリンダ等のストローク端部における衝撃を抑制する第1油圧回路である。 刈取装置と排出オーガを同時に駆動させる第2油圧回路である。
図1,2に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を収穫する刈取装置3が設けられている。また、刈取装置3の後方左側部に刈取装置3で収穫された穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取装置3の後方右側部に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の後側には、脱穀装置4で脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7に貯留された穀粒は、グレンタンク7に連結された排出オーガ8によって外部に排出される。
図3〜5に示すように、操縦部5は、操縦者が着席する操縦席10と、操縦席10の前側にエンジンの出力回転数を表示するモニタ等が設けられたフロントパネル11と、操縦席10の左側に走行装置2の走行速度を変速する変速レバーが設けられたサイドパネル12で形成されている。また、平面視において、操縦席10とフロントパネル11の間には、操縦者が操縦時に足を載せるフロア13が形成されている。
フロントパネル11の下側に位置してフロア13における前側左部の上方には、操縦者が左足で踏込み操作する走行装置2を停止させる駐車ブレーキ14が設けられている。駐車ブレーキ14は、前後方向に延在するブレーキアーム14Aと、ブレーキアーム14Aの後部に設けられた前後方向と左右方向に所定の長さを有するブレーキペダル14Bから形成されている。
ブレーキアーム14Aの前部は、左右方向に延在する回転軸15に固定されている。駐車ブレーキ14を下側に向かって踏込むと回転軸15を介して走行装置2を駆動するミッション(図示省略)に設けられたブレーキが作動して走行装置2の走行が停止する。また、この状態から駐車ブレーキ14を下側に向かって踏込むと係合が外れてブレーキアーム14Aに設けられた付勢手段によって、駐車ブレーキ14のブレーキペダル14Bが上方に移動し、回転軸15を介して走行装置2に設けられたブレーキの作動が解除されて走行装置2による走行が再開可能となる。なお、本明細書では、図4に示ように、駐車ブレーキ14を踏込んだ状態をブレーキ作動姿勢といい、駐車ブレーキ14を再度踏込んで駐車ブレーキ14が上方に移動した状態をブレーキ非作動姿勢という。
フロントパネル11の下側に位置してフロア13における前側中間部には、フロア13に着脱自在に取付けられた着脱カバー(請求項の「カバー」)20が設けられている。
図6〜8に示すように、着脱カバー20は、操縦者が足を載せる略矩形状の上板21と、上板21の左部に設けられた略直角三角形状の左側板22と、上板21の右部に設けられた略直角三角形状の右側板23から形成されている。また、上板21の下面と、左側板22の右面と、右側板23の左面には、非導電体の発泡ウレタン製のシート24が貼られている。これにより、着脱カバー20と後述するバッテリ18の端子が接触して電気的な短絡が発生するのを防止することができる。
上板21の前後方向の後部に偏移する左右方向の両側部には、開口部(図示省略)が形成され、左右の開口部には、上板21の上面から下面に向けてボルトが挿通されている。左側のボルトには着脱カバー20をフロア13に着脱自在に取付ける左係合体25Aの上部が支持され、右側のボルトには着脱カバー20をフロア13に着脱自在に取付ける右係合体25Bの上部が支持されている。なお、本明細書では、左係合体25Aと右係合体25Bを総称して係合体25という。
左係合体25Aは、左右方向に所定の長さを有して上下方向に延在する左前板26Aと、左右方向に所定の長さを有して上下方向に延在する左後板26Bと、左前板26Aと後板の上部を連結する左連結板26Cで形成されている。
側面視において、左前板26Aと左後板26Bは、それぞれ波線状に形成され、左前板26Aと左後板26Bの凸部が対向し、左前板26Aと左後板26Bの凹部が対向している。また、左連結板26Cには、ボルトが挿通される開口部(図示省略)が形成されている。
左連結板26Cは、上板21の下面に当接し、左前板26Aが前側に、左後板26Bが後側に位置するように固定される。また、側面視において、脚25の上下方向に延在する仮想中心線Lと上板21の交差角度は略直角に設けられている。
同様に、右係合体25Bは、左右方向に所定の長さを有して上下方向に延在する右前板27Aと、左右方向に所定の長さを有して上下方向に延在する右後板27Bと、右前板27Aと後板の上部を連結する右連結板27Cで形成されている。
側面視において、右前板27Aと右後板27Bは、それぞれ波線状に形成され、右前板27Aと右後板27Bの凸部が対向し、右前板27Aと右後板27Bの凹部が対向している。また、右連結板27Cには、ボルトが挿通される開口部(図示省略)が形成されている。
右連結板27Cは、上板21の下面に当接し、右前板27Aが前側に、右後板27Bが後側に位置するように固定される。また、側面視において、脚25の上下方向に延在する仮想中心線Lと上板21の交差角度は略直角に設けられている。
上板21における左側後部には左切欠き部28Aが形成され、上板21における右側後部には右切欠き部28Aが形成されている。これにより、左切欠き部28Aと右切欠き部28Bから爪先を挿入して上板21を持上げて、フロア13から着脱カバー20を容易に取外すことができる。
図9〜12に示すように、フロア13と着脱カバー20の下方には、空間17が形成されており、空間17における着脱カバー20の下側に位置する部位には、エンジンの停止時に、操縦部5の照明機器やCDプレーヤ等の音響機器等に電気を供給するバッテリ18が配設されている。これにより、空間17における着脱カバー20の下側に位置する部位に、大容量のバッテリ18を配設することができ、操縦部5の照明機器や音響機器に電気を長時間に亘って供給することができる。また、フロア13から着脱カバー20を取外してバッテリ18の保守や交換を容易に行うこともできる。
また、着脱カバー20の左係合体25Aはバッテリ18の左端子よりも左側に設けられ、着脱カバー20の右係合体25Bはバッテリ18の右端子よりも右側に設けられている。これにより、着脱カバー20の左係合体25A等とバッテリ18の左端子等が接触して電気的な短絡が発生するのをより防止することができる。
図1,2に示すように、操縦部5の前方は、夜間作業時に使用する照明用ライトが設けられた左右方向に所定の長さを有して上下方向に延在するフロントカバー30が設けられている。フロントカバー30の上部は、フロントパネル11の前側上部に臨み、フロントカバー30の下部は、フロア13の前側に臨んでいる。
空間17の前部は、前プレート31で覆われ、空間17の右部は、右プレート32で覆われている。右プレート32の前後方向の略中間部には、乗降時に操縦者が引出して使用する可能な乗降用ステップ33が設けられている。
側面視において、着脱カバー20の上板21を、ブレーキ作動姿勢の駐車ブレーキ14のブレーキペダル14Bと平行に形成するのが好ましい。これにより、操縦者が駐車ブレーキ14を踏込んで操作した後に、着脱カバー20の上板21に左足を容易に移動することができ、また、違和感も抑制することができる。
また、側面視において、着脱カバー20の上板21の後部を、乗降用ステップ33の前部よりも前側に形成するのが好ましい。これにより、乗降時に操縦者が着脱カバー20につまずくのを防止して乗降時の安全性を高めることができる。
図13,14に示すように、フロア13における前側中央部には略コ字形状の切欠き部40が形成されている。また、平面視において、バッテリ18は、フロア13における切欠き部40に対向する部位に配設されている。これにより、フロア13から着脱カバー20を取外してバッテリ18の保守や交換を容易に行うこともできる。
フロア13における切欠き部40の左側には、着脱カバー20の左係合体25Aの左前板26Aと左後板26Bを挿通する前後方向に所定の間隔を隔てて一対の矩形形状の左開口部41Aが形成されている。また、フロア13における切欠き部40の右側には、着脱カバー20の右係合体25Bの右前板27Aと右後板27Bを挿通する前後方向に所定の間隔を隔てて一対の矩形形状の右開口部41Bが形成されている。これにより、工具を使用することなくフロア13の上方から着脱カバー20を容易に取付けることができ、また、着脱カバー20を支持する部品を設ける必要もなく部品点数を削減することもできる。
左開口部41Aの前側に位置する前側左開口部42Aを後側に位置する後側左開口部42Bより大きく形成し、右開口部41Bの前側に位置する前側右開口部43Aを後側に位置する後側左開口部43Bより大きく形成するのが好ましい。これにより、フロア13の上方から着脱カバー20をより容易に取付けることができる。なお、本明細書では、左開口部41Aと右開口部41Bを総称して開口部41という。
図15に示すように、フロア13と着脱カバー20の上側は、ゴム製のマット45で覆われている。マット45における着脱カバー20の左側板22に対向する部位の左側近傍には、前後方向に延在する左スリット46Aが形成され、マット45における着脱カバー20の右側板23に対向する部位の右側近傍には、前後方向に延在する右スリット46Bが形成されている。
左スリット46Aは、マット45の前端部からマット45における着脱カバー20の上板21の後部の後側近傍まで延在し、右スリット46Bは、マット45の前端部からマット45における着脱カバー20の上板21の後部の後側近傍まで延在して形成されている。これにより、マット45における左スリット46Aと右スリット46Bの間の部位を折曲げて、フロア13から着脱カバー20を容易に取外すことができ、バッテリ18の保守や交換をより容易に行うことができる。なお、本明細書では、左スリット46Aと右スリット46Bを総称してスリット46という。
<第1油圧回路>
次に、機体の左右方向の傾斜を調整する左ローリングシリンダ50及び右ローリングシリンダ51と、機体の前後方向の傾斜を調整するピッチングシリンダ52の第1油圧回路について説明する。
図16に示すように、油圧ポンプ60から排油されたオイルは、分流器61で分流され、一側のオイルは電磁弁63に給油される。電磁弁63に給油されたオイルは可変絞り弁63Aによって電磁弁63から排油されるオイル量が調整される。
例えば、左ローリングシリンダ50に近接して設けられたセンサによってピストンの位置情報を検出して、センサから操縦部5に設けられたコントローラに、ピストンがヘッド側終端部又はロッド側終端部の近傍を移動しているとの入力が有った場合には、コントローラは、可変絞り弁63Aを操作して可変絞り弁を絞って電磁弁63から排油されるオイル量を減少させる。これにより、左ローリングシリンダ50のピストンがヘッド側終端部又はロッド側終端部に接触して停止する際に生じる衝撃を緩和することができる。
電磁弁63から排油されたオイルは電磁弁64に給油され、電磁弁64から排油されたオイルは電磁弁65に給油され、電磁弁65から排油されたオイルは左ローリングシリンダ50に給油されて左ローリングシリンダ50を作動させる。
電磁弁64から排油されたオイルは電磁弁66を一側に切換えることによって電磁弁66に給油され、電磁弁66から排油されたオイルは電磁弁67に給油され、電磁弁67から排油されたオイルは右ローリングシリンダ51に給油されて右ローリングシリンダ51を作動させる。これにより、左ローリングシリンダ50と同様に右ローリングシリンダ51のピストンがヘッド側終端部又はロッド側終端部に接触して停止する際に生じる衝撃を緩和することができる。
電磁弁64から排油されたオイルは電磁弁66を一側に切換えることによって電磁弁66に給油され、電磁弁66から排油されたオイルは電磁弁68に給油され、電磁弁68から排油されたオイルはピッチングシリンダ52に給油されてピッチングシリンダ52を作動させる。これにより、左ローリングシリンダ50と同様にピッチングシリンダ52のピストンがヘッド側終端部又はロッド側終端部に接触して停止する際に生じる衝撃を緩和することができる。
<第2油圧回路>
次に、刈取装置3を上下方向に昇降させる刈取昇降シリンダ53と、排出オーガ8を上下方向に昇降させるオーガ昇降シリンダ54の第2油圧回路について説明する。
図17に示すように、油圧ポンプ70から排油された一側のオイルは、リリーフ弁を介して電磁弁71に給油され、電磁弁71から排油されたオイルは減圧弁を介して電磁弁72に給油され、電磁弁72から排油されたオイルは刈取昇降シリンダ53に給油されて刈取昇降シリンダ53のロッドを引出して刈取装置3を上昇させる。なお、コントローラに操縦部5のフロントパネル11に設けられた操作レバーの上昇スイッチの入力が有った場合には、コントローラは電磁弁72を連通して一側のオイルが刈取昇降シリンダ53に供給される。
油圧ポンプ70から排油された一側のオイルは、電磁弁73に給油される。電磁弁73から排油されたオイルは、走行装置2を右旋回させる電磁弁74に供給される。なお、コントローラに操縦部5のフロントパネル11に設けられた操作レバーの右旋回スイッチの入力が有った場合には、コントローラは電磁弁74を連通して他側のオイルが走行装置2に供給されて右クローラの右ブレーキ55を作動させて走行装置2を右旋回させる。一方、右旋回スイッチの入力が無い場合にはコントローラは電磁弁74の連通を解除して電磁弁74から他側のオイルを排油させる。
電磁弁74から排油されたオイルは、走行装置2を左旋回させる電磁弁75に供給される。なお、コントローラに操縦部5のフロントパネル11に設けられた操作レバーの左旋回スイッチの入力が有った場合には、コントローラは電磁弁75を連通して他側のオイルが走行装置2に供給されて左クローラの左ブレーキ56を作動させて走行装置2を左旋回させる。一方、左旋回スイッチの入力が無い場合にはコントローラは電磁弁75の連通を解除して電磁弁75から他側のオイルを排油させる。
電磁弁75から排油されたオイルは電磁弁76に供給され、電磁弁76から排油されたオイルは電磁弁77に供給され、電磁弁77から排油されたオイルはオーガ昇降シリンダ54に給油されてオーガ昇降シリンダ54のロッドを引出して排出オーガ8を上昇させる。なお、コントローラに操縦部5のサイドパネル12に設けられたオーガレバーの上昇スイッチの入力が有った場合には、コントローラは電磁弁77を連通して他側のオイルがオーガ昇降シリンダ54に供給される。これにより、走行装置2が左旋回と右旋回しない場合には、刈取装置3と排出オーガ8を同時に昇降させることができ、刈取・脱穀作業を効率良く行うことができる。
1 機体フレーム
2 走行装置
3 刈取装置
5 操縦部
13 フロア
17 空間
18 バッテリ
20 着脱カバー(カバー)
21 上板
22 左側板
23 右側板
25A 左係合体
25B 右係合体
26A 左前板
26B 左後板
27A 右前板
27B 右後板
28A 左切欠き部
28B 右切欠き部
40 切欠き部
41A 左開口部
41B 右開口部
42A 前側左開口部
42B 後側左開口部
43A 前側右開口部
43B 後側右開口部
45 マット
46A 左スリット
46B 右スリット

Claims (6)

  1. 機体フレーム(1)の下側に走行装置(2)を設け、該機体フレーム(1)の前側に刈取装置(3)を設け、該刈取装置(3)の後方右側部に操縦部(5)を設けたコンバインにおいて、
    前記操縦部(5)のフロア(13)の下側に形成された空間(17)にバッテリ(18)を配設し、
    平面視において、前記フロア(13)におけるバッテリ(18)に対向する部位に切欠き部(40)を形成し、
    前記フロア(13)における切欠き部(40)の左右方向の両側の部位に左開口部(41A)と右開口部(41B)を形成し、
    前記切欠き部(40)の上方を覆う着脱自在なカバー(20)を設け、
    該カバー(20)は、操縦者が足を載せる上板(21)と、該上板(21)の下面の左右方向の両側部に設けられた左側板(22)及び右側板(23)と、前記上板(21)の下面における左側板(22)よりも右側に設けられた左係合体(25A)と右側板(23)よりも左側に設けられた右係合部(25B)を備え、
    前記左係合体(25A)を左開口部(41A)に係合させ、前記右係合体(25B)を右開口部(41B)に係合させ、前記上板(21)を後下がり姿勢にして前記カバー(20)を切欠き部(40)上に装着する構成としたことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記上板(21)の後部の左右方向の両側部に操縦者が爪先を挿入可能な左切欠き部(28A)と右切欠き部(28B)を形成した請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記左係合体(25A)をバッテリ(18)の端子よりも左側に設け、前記右係合体(25B)をバッテリ(18)の端子よりも右側に設けた請求項1又は2記載のコンバイン。
  4. 前記左係合体(25A)に左前板(26A)と左後板(26B)を備え、
    前記右係合体(25B)に右前板(27A)と右後板(27B)を備え、
    側面視において、前記左前板(26A)と左後板(26B)を波形状に形成し、相互の波形状の山部と谷部が対向して設けられ、
    側面視において、前記右前板(27A)と右後板(27B)を波形状に形成し、相互の波形状の山部と谷部が対向して設けられた請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンバイン。
  5. 前記左開口部(41A)を、前後方向に所定の間隔を隔てて配置された前側左開口部(42A)と後側左開口部(42B)で形成し、
    前記右開口部(41B)を、前後方向に所定の間隔を隔てて配置された前側右開口部(43A)と後側右開口部(43B)で形成し、
    前記左前板(26A)と前側左開口部(42A)を係合させ、前記左後板(26B)と後側左開口部(42B)を係合させ、
    前記右前板(27A)と前側右開口部(43A)を係合させ、前記右後板(27B)と後側右開口部(43B)を係合させることで前記カバー(20)が切欠き部(40)上に装着される構成とした請求項4記載のコンバイン。
  6. 前記フロア(13)とカバー(20)の上板(21)の上側をマット(45)で覆い、
    該マット(45)における上板(21)の左縁に対向する部位に左スリット(46A)を設け、
    前記マット(45)における上板(21)の右縁に対向する部位に右スリット(46B)を設け、
    前記左スリット(46A)を、前記マット(45)の前縁から前記マット(45)における上板(21)の後縁まで延在させ、
    前記右スリット(46B)を、前記マット(45)の前縁から前記マット(45)における上板(21)の後縁まで延在させた請求項1〜5のいずれか1項に記載のコンバイン。
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