JP2020130065A - 風味増強剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】畜肉系原料を使用した食品の当該畜肉風味及びコク味を増強する風味増強剤を提供する。【解決手段】3-メルカプト-2-メチルペンタナール及び/又は3-メルカプト-2-メチルペンタノールを含有させることで畜肉系原料を使用した食品の風味を増強することができる。また、同時にジンジャー抽出物を併用することが好ましい。さらに、前記畜肉系原料がチキンであると増強効果が顕著である。尚、本発明者らは当該風味増強剤を含有する食品も意図している。【選択図】なし

Description

本発明は、畜肉系原料を使用する食品に添加して当該食品に対して、当該畜肉風味又はコクを増強することができる風味増強剤に関するものである。
加工食品をはじめとする各種食品においては、特定の風味を付与又は増強するために香料等の風味付与剤が使用される場合がある。この場合、当該風味付与剤は当該付与される食品に使用されている原料に関係する風味の場合が多い。このような加工食品等の食品に対してその風味を付与又は増強するための風味付与又は増強剤は種々のタイプが開示されている。
例えば、以下の特許文献1であると、畜肉エキスの風味を改善することを目的としている。また、以下の特許文献2であると、トリュフの風味を付与することが可能なトリュフ風味付与剤に関するものである。
上記の風味付与又は増強剤は、優れた効果を奏する風味付与又は増強剤である。一方、畜肉系の原料を使用する食品に対し当該畜肉の風味・コク味を増強する他の風味増強剤も存在する可能性が示唆されており、食品業界において求められていた。このような風味増強剤として、例えば、以下の特許文献3がある。
特開2018−130057 特開2018−154716 特開2014−50382
特許文献3は優れた飲食品の呈味増強方法に関するものである。しかし、当該方法以外にも畜肉系の原料を使用する食品に対し当該畜肉の風味・コク味を増強する方法も可能であることが予想される。
そこで、本発明の発明者らは畜肉系原料を使用する食品に対する新たな風味増強剤を開発することを課題とした。
本発明者らは、種々の植物を用いてその香気成分について実験を繰り返し実施した。発明者の鋭意研究の結果、3-メルカプト-2-メチルペンタナール及び/又は3-メルカプト-2-メチルペンタノールを利用することで、畜肉系原料を使用する食品に対する畜肉風味を増強する効果を見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本願第一の発明は、
“3-メルカプト-2-メチルペンタナール及び/又は3-メルカプト-2-メチルペンタノールを含有する畜肉系原料使用食品の風味増強剤。”である。
次に、3-メルカプト-2-メチルペンタナール又は3-メルカプト-2-メチルペンタノールを使用する場合には、香辛料のジンジャー抽出物を併用することが好ましい。
すなわち、本願第二の発明は、
“さらに、ジンジャー抽出物を含有する請求項1に記載の畜肉系原料使用食品の風味増強剤。”、である。
次に、畜肉系原料のうちでも特にチキンに効果を有する。
すなわち、本願第三の発明は、
“前記畜肉系原料がチキンである請求項1又は2に記載の風味増強剤。”、である。
次に、本出願人は、上記の風味増強剤を含有する食品についても意図している。
すなわち、本願第四の発明は、
“請求項1〜3のいずれかに記載の風味増強剤を含有する食品。”、である。
次に、本願の風味増強剤は、即席食品に好適に利用することができる。
すなわち、本願第五の発明は、
“前記食品が即席食品である請求項4に記載の食品。”、である。
次に、本出願人は、3-メルカプト-2-メチルペンタナール及び/又は3-メルカプト-2-メチルペンタノールを含有させる工程を含む食品の製造方法についても意図している。
すなわち、本願第六の発明は、
“畜肉系原料を使用する食品の製造方法であって、3-メルカプト-2-メチルペンタナール及び/又は3-メルカプト-2-メチルペンタノールを含有させる工程を含む食品の製造方法。”、である。
本発明の風味増強剤を利用することで、畜肉系原料を使用する食品、特に加工食品を始めとする各種食品の畜肉風味・コク味を向上させることができる。
以下に、本発明を実施の形態に準じて詳細に説明する。但し、本発明はこれらの実施態様に限定されるものではない。
─本発明の目的とする風味─
本発明により得られる風味は、穀物類を水等ともに加熱した際に生じる風味を対象とする。本発明の有効成分は以下の物質である。
《1》本発明の風味増強剤の有効成分
─3-メルカプト-2-メチルペンタナール、3-メルカプト-2-メチルペンタノール─
本発明でいう3-メルカプト-2-メチルペンタナール(3-mercapto-2-methylpentanal)
及び/又は3-メルカプト-2-メチルペンタノール(3-mercapto-2-methylpentanol)とは、以下の構造式を有する。まず、化1は3-メルカプト-2-メチルペンタナール(3-mercapto-2-methylpentanal)(cas227456-28-2)を示す。
Figure 2020130065
本発明の3-メルカプト-2-メチルペンタナール(3-mercapto-2-methylpentanal)については、市販のものを入手することができ食品用香料化合物として使用することができる。食品用香料化合物は、食品衛生法施行規則 別表第一で指定され、着香を目的として使用される食品添加物として指定されている。3-メルカプト-2-メチルペンタナール(3-mercapto-2-methylpentanal)は、これらのうち、類又は誘導体として指定されている18項目の香料(いわゆる18類)に該当すると判断された具体的品目に含まれている。
本3-メルカプト-2-メチルペンタナール(3-mercapto-2-methylpentanal)については上記のように市販のタイプを購入することができる。また、食品等から抽出(蒸留等)により、その香気成分を抽出したものを用いることもできる。
─3-メルカプト-2-メチルペンタノール(3-mercapto-2-methylpentanol)─
次に、本発明でいう3-メルカプト-2-メチルペンタノール(3-mercapto-2-methylpentanol)(CAS227456-27-1)とは、以下の構造式を有する。
Figure 2020130065
本発明の3-メルカプト-2-メチルペンタノール(3-mercapto-2-methylpentanol)については、市販のものを入手することができ食品用香料化合物として使用することができる。食品用香料化合物は、食品衛生法施行規則 別表第一で指定され、着香を目的として使用される食品添加物として指定されている。3-メルカプト-2-メチルペンタナール(3-mercapto-2-methylpentanol)は、これらのうち、類又は誘導体として指定されている18項目の香料(いわゆる18類)に該当すると判断された具体的品目に含まれている。
本3-メルカプト-2-メチルペンタナール(3-mercapto-2-methylpentanol)については上記のように市販のタイプを購入することができる。また、食品等から抽出(蒸留等)により、その香気成分を抽出したものを用いることもできる。
尚、本発明においては、3-メルカプト-2-メチルペンタナールと3-メルカプト-2-メチルペンタノールを混合して利用してもよいことは勿論である。
─畜肉系原料使用食品─
本発明にいう畜肉系原料とは、鶏肉(チキン)、豚肉(ポーク)、牛肉(ビーフ)、馬肉及び羊肉等が挙げられる。そして、本発明にいう畜肉系原料使用食品とは、これらの畜肉系原料を用いた食品という。当該畜肉系原料が利用されていれば、当該畜肉系原料以外の原料(穀類、野菜等)が使用されていてもよいことは勿論である。
また、液状、固体状のいずれの形態も可能であることは勿論である。具体的な食品名としては、畜肉系原料を使用したスープ(チキンスープ、ポークスープ、ビーフスープ)、ハンバーグ、チャーシュー等種々の食品が挙げられる。また、当該食品を構成する他の成分として醤油及びソース等の調味料並びに香辛料が用いられてもよいことは勿論である。
─本発明の風味増強剤を添加する加工食品─
本発明の風味増強剤は、各種食品に添加して当該食品に畜肉系原料の風味やコク味を増強することができる。特に、穀物を原料とする加工食品である即席麺(即席カップ麺、即席袋めん)、即席スープ、カップライス等の即席食品にも好適に利用することができる。
─風味増強剤─
本発明にいう風味増強とは、使用する原料畜肉が有する風味を増強したり、当該原料畜肉のコク味を増強させることをいう。ここで、使用する原料畜肉が有する風味とは、例えば、ビーフであれば、当該ビーフの肉風味やビーフの油脂風味というように、その原料畜肉そのものが本来有する風味をいう。
また、コク味とは、「こく」は食品風味の一種を表わす用語で口中及び鼻腔で感じる感覚であるが、一般的な化学的又は物理的な感覚である「味」や「匂い」とは区別されるものである。明確な定義は確定されていないが、一般的には食品の味覚的な官能検査に際して、複雑な味わいの表現として、「こく」=「総合的な質量感、厚み・深みのある濃厚な味わい、味の充実感」の意味で理解されている(非特許文献1)。
<非特許文献1>「食品と味」伏木亨編、東京、株式会社光琳、2003年9月、p62-63
本発明の風味増強剤は、「匂い」風味とは別種の当該「こく」風味を増強強化又は強調する成分を有し、当該風味増強剤を添加した飲食品類においては、その各々固有の「こく」風味を増強強化又は強調する作用効果も発現させることができる。また、被添加食品によっては、「こく」風味以外でも旨味・甘味等の味覚要素についても増強強化作用効果を発現させることができる場合がある。
また、本発明の風味増強剤は、少なくとも3-メルカプト-2-メチルペンタナール(3-mercapto-2-methylpentanal)又は3-メルカプト-2-メチルペンタノール(3-mercapto-2-methylpentanol)を含有していればよく、他の成分として各種の油脂、溶媒、香料、調味料等を含んでいてもよいことは勿論である。
─ジンジャー抽出物─
本発明の畜肉系原料使用食品の風味増強剤は、3-メルカプト-2-メチルペンタナール(3-mercapto-2-methylpentanal)及び/又は3-メルカプト-2-メチルペンタノール(3-mercapto-2-methylpentanol)を含有することを必須とするが、他に香辛料としてジンジャーの抽出物を含有することが好ましい。
ここで、ジンジャー抽出物とは種々のタイプが含まれるが、一例としてオレオレジンが挙げられる。すなわち、オレオレジンとはジンジャーを水、エタノールやアセトン又はヘキサン等の溶媒によって抽出を行い、抽出液から溶媒を留去して得られる半流動性樹脂状のものをいう。
当該ジンジャー抽出物は液状タイプとすることもできるし、抽出後においてスプレードライ等の方法によって粉末状にすることもできる。
本発明で利用するジンジャー抽出物は、粉末・液状タイプのいずれも使用可能である。本発明においては、3-メルカプト-2-メチルペンタナール(3-mercapto-2-methylpentanal)や3-メルカプト-2-メチルペンタノール(3-mercapto-2-methylpentanol)とジンジャー抽出物が併存するような状態になっていればよい。
─本発明の風味増強剤の有効成分の配合─
本発明においては、3-メルカプト-2-メチルペンタナール(3-mercapto-2-methylpentanal)及び/又は3-メルカプト-2-メチルペンタノール(3-mercapto-2-methylpentanol)を構成要素としている。ここで、食品に添加する場合においては特に濃度は限定されないが、3-メルカプト-2-メチルペンタナール(3-mercapto-2-methylpentanal)については、当該添加対象の食品重量において、喫食時の最終濃度として5ppt〜50ppbが好ましく、より好ましくは50ppt〜5ppbである。
また、3-メルカプト-2-メチルペンタノール(3-mercapto-2-methylpentanol)については、当該添加対象の食品重量において、喫食時の最終濃度として喫食時の最終濃度として0.005ppt〜50pptが好ましく、より好ましくは0.05ppt〜5pptである。
3-メルカプト-2-メチルペンタナール(3-mercapto-2-methylpentanal)又は3-メルカプト-2-メチルペンタノール(3-mercapto-2-methylpentanol)ともに、液体油脂等の溶剤に溶解させた状態のタイプのものを利用することが好ましい。
さらに、ジンジャー抽出物を併用する場合においては、好ましくは1ppb〜10ppmが良く、より好ましくは10ppb〜1ppmである。
以下の本発明の実施例について説明する。但し、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
[試験例1]3-メルカプト-2-メチルペンタナール及び3-メルカプト-2-メチルペンタノールのビーフ系スープに対する効果の確認。
─試験方法─
畜肉系原料使用食品として、牛エキスペースト品1.0g、食塩0.45g、湯98.55gを混合してビーフスープを調製した。
当該ビーフスープに以下の表1に記載の濃度となるように各化合物を添加した。尚、添加した3-メルカプト-2-メチルペンタナール及び3-メルカプト-2-メチルペンタノールは、溶媒としてエタノールと水に溶解させたタイプを利用した。
得られた各試験区のビーフスープを試食し、官能試験に供した。官能評価は熟練のパネラー5名により行い、添加しない場合に比べて(1)ビーフ風味の増強(ビーフのうま味の増強)(2)コクの増強(ビーフのコクの増強)の2点を中心に評価した。
また、“ビーフ風味の増強”については、添加しない場合に比べて風味の増強の程度を風味の強弱によって0〜9の10段階で評価した。尚、0:コントロールと比較し風味が同じ ⇔ 9:風味が非常に強い、の10段階の評価で行った。
さらに、“コクの増強(ビーフのコクの増強)”については、添加しない場合に比べてコクの増強の程度をコクの強弱によって0〜9の10段階で評価した。尚、0:コントロールと比較しコクが同じ ⇔ 9:コクが非常に強い、の10段階の評価で行った。結果を表1の下欄に示す。
Figure 2020130065
3-mercapto-2-methylpentanal及び3-mercapto-2-methylpentanolにビーフ風味を増強効果を有することを確認した。一方、3-mercapto-2-methylpentanal及び3-mercapto-2-methylpentanolと同様に硫黄含有物であるDimethyl trisulfide(ジメチルトリサルファイド)やMethyl propyl sulfide(メチルプロピルサルファイド)には当該効果は見られなかった。
[試験例2]3-メルカプト-2-メチルペンタナール又は3-メルカプト-2-メチルペンタノール及び香辛料の相乗効果の確認
3-メルカプト-2-メチルペンタナール又は3-メルカプト-2-メチルペンタノールと香辛料抽出物を併用することによる相乗効果の試験を行った。
試験方法は試験例1に示したものと同様であり、ビーフスープを調製し、以下の各化合物及び香辛料抽出物を表2に記載の各濃度となるように添加することによって実施した。また、各香辛料抽出物は、香辛料抽出物は市販の各種香辛料のオレオレジンを利用した。具体的には、ジンジャーオレオレジン、ペパーオレオレジン、ガーリックオレオレジンの3種類を利用した。また、使用時には各香辛料オレオレジンの原液を0.1%に希釈したエタノール希釈液として各試験区において利用した。
Figure 2020130065
表2に記載のように3-メルカプト-2-メチルペンタナール又は3-メルカプト-2-メチルペンタノールと併用する香辛料抽出物のうち、ジンジャー抽出物にビーフ風味及びコク増強効果が見られた。
[試験例3]3-メルカプト-2-メチルペンタナール又は3-メルカプト-2-メチルペンタノールのポーク系スープに対する効果の確認
試験例1及び試験例2は3-メルカプト-2-メチルペンタナール等のビーフ系スープに対する効果を調べたものであったが、別の畜肉系原料使用食品としてポーク系スープに対する効果を調べた。
─試験方法─
ポークパウダー1.0g、食塩0.48g、湯98.52gを混合してポークスープを調製した。当該ポークスープに以下の表3に記載の濃度となるように各化合物を添加した。得られた各試験区のビーフスープを試食し、官能試験に供した。評価方法は試験例1のビーフ系スープの場合と同じとした。
Figure 2020130065
表3に記載のようにポーク系スープに対しても3-メルカプト-2-メチルペンタナール又は3-メルカプト-2-メチルペンタノールの効果が見られた。さらに、ジンジャー抽出物を添加するとポーク風味及びコク増強効果が向上することが判明した。
[試験例4]3-メルカプト-2-メチルペンタナール又は3-メルカプト-2-メチルペンタノールのチキン系スープに対する効果の確認
試験例1〜試験例3は3-メルカプト-2-メチルペンタナール等のビーフ系スープ及びポーク系スープに対する効果を調べたものであったが、別の畜肉系原料使用食品としてチキン系スープに対する効果を調べた。
─試験方法─
チキンパウダー2.0g、食塩0.33g、湯97.67gを混合してチキンスープを調製した。当該チキンスープに以下の表3に記載の濃度となるように各化合物を添加した。得られた各試験区のチキンスープを試食し、官能試験に供した。評価方法は試験例1のビーフ系スープの場合と同じとした。
Figure 2020130065
表4に記載のようにチキン系スープに対しても3-メルカプト-2-メチルペンタナール又は3-メルカプト-2-メチルペンタノールの効果が見られた。さらに、ジンジャー抽出物を添加するとチキン風味及びコク増強効果が向上することが判明した。
また、風味の増強、コクの増強のいずれの効果とも、畜肉系原料(ビーフ、ポーク、チキン)のうち、チキンが最も効果が高かった。

Claims (6)

  1. 3-メルカプト-2-メチルペンタナール及び/又は3-メルカプト-2-メチルペンタノールを含有する畜肉系原料使用食品の風味増強剤。
  2. さらに、ジンジャー抽出物を含有する請求項1に記載の畜肉系原料使用食品の風味増強剤。
  3. 前記畜肉系原料がチキンである請求項1又は2に記載の風味増強剤。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の風味増強剤を含有する食品。
  5. 前記食品が即席食品である請求項4に記載の食品。
  6. 畜肉系原料を使用する食品の製造方法であって、3-メルカプト-2-メチルペンタナール及び/又は3-メルカプト-2-メチルペンタノールを含有させる工程を含む食品の製造方法。
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