JP2020120462A - 共振型電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率の高い共振型電力変換装置を提供する。【解決手段】低圧側電力ラインXの正極に一方端が接続されたリアクトルLchpの他方端と負極ラインとの間に接続された第1主スイッチTmと、高圧側電力ラインYの正極とリアクトルLchpの他方端との間に接続された第2主スイッチTrpとを有する共振型電力変換装置であって、第1主スイッチTmと並列に、一方端が負極ラインに接続された共振コンデンサCmと、高圧側電力ラインYの正極と負極ラインとの間に直列に接続された第1補助電圧源Vdcp及び第2補助電圧源Vdonと、第1補助電圧源Vdcpと第2補助電圧源Vdonとの接続点に一方端が接続された共振リアクトルLrと、共振コンデンサCmの他方端と共振リアクトルLrの他方端との間に接続され、双方向の導通及び遮断を切り替える開閉回路11とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、電源電力を駆動用電力に変換するソフトスイッチング制御の共振型電力変換装置に関する。
主スイッチのターンオンタイミングに合わせて補助回路を動作させ、ソフトスイッチング制御を実現する共振型電力変換装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
図6に示す従来の共振型電力変換装置は、低圧電圧源ESと高圧電圧源ELとの間に接続され、低圧電圧源ESの電圧を昇圧して高圧電圧源ELに供給すると共に、高圧電圧源ELの電圧を降圧して低圧電圧源ESに供給する双方向コンバータ2である。
双方向コンバータ2は、主スイッチ対となる第1主スイッチTm及び第2主スイッチTrpと、共振スイッチとなる第1補助スイッチTra及び第2補助スイッチTrbと、リアクトルLchpと、共振リアクトルLrと、共振コンデンサCmと、共振コンデンサCrpと、ダイオードDsnbnと、第1補助電圧源Vdcpと、第2補助電圧源Vdonと、制御回路20とを備えている。
第1主スイッチTm、第2主スイッチTrp、第1補助スイッチTra及び第2補助スイッチTrbは、逆並列に接続される還流ダイオードを備えた半導体スイッチング素子(図6に示す例では、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ:IGBT)で構成される。
低圧電圧源ESの負極と、高圧電圧源ELの負極とは、共通の負極ラインに接続されている。そして、低圧電圧源ESの正極と負極ラインとの間には、リアクトルLchpと第1主スイッチTmとが直列に接続されている。第1主スイッチTmのコレクタがリアクトルLchpを介して低圧電圧源ESの正極に、第1主スイッチTmのエミッタが低圧電圧源ESの負極ラインにそれぞれ接続されている。
第1主スイッチTmのコレクタとリアクトルLchpとの接続点には、第2主スイッチTrpのエミッタが接続され、第2主スイッチTrpのコレクタが高圧側正極ラインAとなる。
第1主スイッチTmには並列に共振コンデンサCmが接続され、第2主スイッチTrpには並列に共振コンデンサCrpが接続されている。
高圧側正極ラインAと負極ラインとの間には、第1補助スイッチTraとダイオードDsnbnとからなる直列回路と、第2補助スイッチTrbと第1補助電圧源Vdcpと第2補助電圧源Vdonとからなる直列回路とが並列に接続されている。そして、第1補助スイッチTraとダイオードDsnbnとの接続点と第1補助電圧源Vdcpと第2補助電圧源Vdonとの接続点との間には共振リアクトルLrが接続されている。
第1補助スイッチTraとダイオードDsnbnとからなる直列回路は、第1補助スイッチTraのコレクタが高圧側正極ラインAに、第1補助スイッチTraのエミッタがダイオードDsnbnのカソードに、ダイオードDsnbnのアノードが負極ラインにそれぞれ接続されている。
第2補助スイッチTrbと第1補助電圧源Vdcpと第2補助電圧源Vdonとからなる直列回路は、第2補助スイッチTrbのエミッタが高圧側正極ラインAに、第2補助スイッチTrbのコレクタが第1補助電圧源Vdcpの正極にそれぞれ接続されている。
第1補助電圧源Vdcp及び第2補助電圧源Vdonは、例えば電解コンデンサからなり、第1補助電圧源Vdcpと第2補助電圧源Vdonとからなる直列回路と並列に高圧電圧源ELが接続されている。
制御回路20は、電圧指令、時間指令、低圧側正極ラインの電圧、高圧側正極ラインAの電圧等の情報に基づいて、第1主スイッチTmと第2主スイッチTrpとを主スイッチ対としてPWM制御を行う。また、制御回路20は、第1補助スイッチTra及び第2補助スイッチTrbを共振スイッチとし、第1主スイッチTmと第2主スイッチTrpとのターンオンがソフトスイッチング(ゼロ電圧スイッチング)となるように制御する。
次に、双方向コンバータ2の低圧電圧源ESから高圧電圧源ELへの昇圧時の給電動作について図6及び図7を参照して説明する。図7において、G_Trpは第2主スイッチTrpのゲート信号、G_Tmは第1主スイッチTmのゲート信号、G_Traは第1補助スイッチTraのゲート信号、G_Trbは第2補助スイッチTrbのゲート信号、I_Trpは第2主スイッチTrpを流れる電流、I_Tmは第1主スイッチTmを流れる電流、I_Traは第1補助スイッチTraを流れる電流、I_Trbは第2補助スイッチTrbを流れる電流、V_Trpは第2主スイッチTrpのコレクタ−エミッタ間電圧、V_Tmは第1主スイッチTmのコレクタ−エミッタ間電圧、V_Traは第1補助スイッチTraのコレクタ−エミッタ間電圧、V_Trbは第2補助スイッチTrbのコレクタ−エミッタ間電圧のそれぞれ波形を示している。
第1主スイッチTmと第2主スイッチTrpとのいずれもがオフであるデットタイムの時刻t31において、第2補助スイッチTrbがターンオフすると共に、第1補助スイッチTraがターンオンすると、共振コンデンサCmの電荷が放電し、Cm→Trp→Tra→Lr→Vdon→Cmの経路で共振リアクトルLrに電流が流れる。このとき、共振リアクトルLrに流れる電流、すなわち第2主スイッチTrpを流れる電流I_Trpと、第1補助スイッチTraを流れる電流I_Traとは、共振リアクトルLrと共振コンデンサCmとの共振により正弦波状の電流となる。
時刻t32において、共振コンデンサCmの電荷の放電が完了し、共振コンデンサCmの電圧、すなわち第1主スイッチTmのコレクタ−エミッタ間電圧V_Tmがゼロ電圧となったときに、第1主スイッチTmをターンオンさせる。これにより、第1主スイッチTmのソフトスイッチングを実現でき、Es→Lchp→Tm→Esの経路でリアクトルLchpに電流が流れ、リアクトルLchpにエネルギーが蓄積される。
また、共振によって、Vdon→Lr→Tra→Crp→Tm→Vdonの経路で逆方向の電流が流れ始め、共振コンデンサCrpが充電されて、第2主スイッチTrpのコレクタ−エミッタ間電圧V_Trpが上昇していく。
そして、時刻t33において、共振による逆方向の電流がゼロになり、共振コンデンサCrpが充電されて第2補助スイッチTrbのコレクタ−エミッタ間電圧V_Trbがゼロになるタイミングで、第1補助スイッチTraがターンオフすると共に、第2補助スイッチTrbがターンオンする。なお、第1補助スイッチTraのダイオードの逆回復により共振リアクトルLrに蓄積されたエネルギーは、Lr→Vdon→Dsnbn→Lrの経路の放電回路が形成され、第2補助電圧源Vdonに回生される。
次に、時刻t34において、第1主スイッチTmがターンオフされると、共振コンデンサCrpの電荷が放電によって、第2補助スイッチTrb経由で高圧電圧源ELに供給されると共に、リアクトルLchpに蓄積されたエネルギーによって共振コンデンサCmが充電される。
次に、時刻t35において、共振コンデンサCrpの電荷の放電と、共振コンデンサCmへの電荷の充電とが完了すると、次サイクルの時刻t31までが高圧電圧源ELへの電力伝達期間となり、ES→Lchp→Trp→Trb→EL→ESの経路で電流が流れる。
次に、双方向コンバータ2の高圧電圧源ELから低圧電圧源ESへの降圧時の給電動作について図6及び図8を参照して説明する。なお、図8における動作波形の各部の名称は、図7に示す動作波形の各部の名称と同一であるので、ここでは、それらの説明は省略する。
第1主スイッチTmと第2主スイッチTrpとのいずれもがオフであるデットタイムの時刻t41において、第2補助スイッチTrbがターンオフすると共に、第1補助スイッチTraがターンオンすると、共振コンデンサCrpの電荷が放電し、Crp→Tra→Lr→Vdon→Tm→Crpの経路で共振リアクトルLrに電流が流れる。このとき、共振リアクトルLrに流れる電流、すなわち第1補助スイッチTraを流れる電流I_Traと、第1主スイッチTmを流れる電流I_Tmと、は、共振リアクトルLrと共振コンデンサCrpとの共振により正弦波状の電流となる。
時刻t42において、共振コンデンサCrpの電荷の放電が完了し、共振コンデンサCrpの電圧、すなわち第2主スイッチTrpのコレクタ−エミッタ間電圧V_Trpがゼロ電圧となったときに、第2主スイッチTrpをターンオンさせる。これにより、第2主スイッチTrpのソフトスイッチングを実現できる。そして、共振によって、Vdon→Lr→Tra→Trp→Cm→Vdonの経路で逆方向の電流が流れ始め、共振コンデンサCmが充電されて、第1主スイッチTmのコレクタ−エミッタ間電圧V_Tmが上昇していく。
そして、時刻t43において、共振による負の電流がゼロになり、共振コンデンサCmが充電されて第2補助スイッチTrbのコレクタ−エミッタ間電圧V_Trbがゼロになるタイミングで、第1補助スイッチTraがターンオフすると共に、第2補助スイッチTrbがターンオンする。これにより、EL→Trb→Trp→Lchp→ES→ELの経路で電流が流れ、時刻t44で第2主スイッチTrpがターンオフされるまでの期間が電力伝達期間となる。なお、第1補助スイッチTraのダイオードの逆回復により共振リアクトルLrに蓄積されたエネルギーは、Lr→Vdon→Dsnbn→Lrの経路の放電回路が形成され、第2補助電圧源Vdonに回生される。
次に、時刻t44において、第2主スイッチTrpがターンオフされると、共振コンデンサCmの電荷が放電によって、リアクトルLchp経由で低圧電圧源ESに供給されると共に、高圧電圧源ELから供給される電荷によって共振コンデンサCrpが充電される。
次に、時刻t45において、共振コンデンサCmの電荷の放電と、共振コンデンサCrpへの電荷の充電とが完了すると、次サイクルの時刻t41までがリアクトルLchpに蓄積されたエネルギーが低圧電圧源ESに供給される期間となり、Lchp→ES→Tm→Lchpの経路で電流が流れる。
特開2012−23831号公報 特開2015−119522号公報
しかしながら、従来技術では、電力伝達期間において主スイッチと共振スイッチとの2つのスイッチを電流が通過するため、効率が高くならないという問題点があった。
図7を参照すると、低圧電圧源ESから高圧電圧源EL方向へ電力を伝達する昇圧時の電力伝達期間(時刻t35〜次サイクルの時刻t31)において、電流は第2主スイッチTrpと第2補助スイッチTrbの2つのスイッチを通過していることが分かる。
図8を参照すると、高圧電圧源ELから低圧電圧源ES方向へ電力を伝達する降圧時の電力伝達期間(時刻t43〜時刻t44)において、電流は第2補助スイッチTrbと第2主スイッチTrpの2つのスイッチを通過していることが分かる。
本発明の目的は、従来技術の上記問題を解決し、効率の高い共振型電力変換装置を提供することにある。
本発明の共振型電力変換装置は、負極が共通の負極ラインに接続された低圧側電力ラインと高圧側電力ラインとの間に接続され、前記低圧側電力ラインの正極に一方端が接続されたリアクトルと、前記リアクトルの他方端と前記負極ラインとの間に接続された、還流ダイオードを備えた第1主スイッチと、前記高圧側電力ラインの正極と前記リアクトルの他方端との間に接続された、還流ダイオードを備えた第2主スイッチとを有し、前記低圧側電力ラインの電力を昇圧して前記高圧側電力ラインに供給すると共に、前記高圧側電力ラインの電力を降圧して前記低圧側電力ラインXに供給する共振型電力変換装置であって、前記第1主スイッチと並列に接続され、一方端が前記負極ラインに接続された共振コンデンサと、前記高圧側電力ラインの正極と前記負極ラインとの間に接続された、第1補助電圧源と第2補助電圧源とからなる直列回路と、前記第1補助電圧源と前記第2補助電圧源との接続点に一方端が接続された共振リアクトルと、前記共振コンデンサの他方端と前記共振リアクトルの他方端との間に接続され、双方向の導通及び遮断を切り替える開閉回路と、前記第1主スイッチ、前記第2主スイッチ及び前記開閉回路を制御する制御回路と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の共振型電力変換装置は、負極が共通の負極ラインに接続された低圧側電力ラインと高圧側電力ラインとの間に接続され、前記低圧側電力ラインの正極に一方端が接続されたリアクトルと、前記リアクトルの他方端と前記負極ラインとの間に接続された、還流ダイオードを備えた主スイッチと、前記高圧側電力ラインの正極と前記リアクトルの他方端との間に接続された整流素子とを有し、前記低圧側電力ラインの電力を昇圧して前記高圧側電力ラインに供給する共振型電力変換装置であって、前記主スイッチと並列に接続され、一方端が前記負極ラインに接続された共振コンデンサと、前記高圧側電力ラインの正極と前記負極ラインとの間に接続された、第1補助電圧源と第2補助電圧源とからなる直列回路と、前記第1補助電圧源と前記第2補助電圧源との接続点に一方端が接続された共振リアクトルと、前記共振コンデンサの他方端と前記共振リアクトルの他方端との間に接続され、前記共振コンデンサの他方端から前記共振リアクトルの他方端に電流が流れる方向の導通及び遮断を切り替える開閉回路と、前記主スイッチ及び前記開閉回路を制御する制御回路と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の共振型電力変換装置は、負極が共通の負極ラインに接続された低圧側電力ラインと高圧側電力ラインとの間に接続され、前記低圧側電力ラインの正極に一方端が接続されたリアクトルと、前記リアクトルの他方端と前記負極ラインとの間に接続された整流素子と、前記高圧側電力ラインの正極と前記リアクトルの他方端との間に接続された、還流ダイオードを備えた主スイッチとを有し、前記低圧側電力ラインの電力を昇圧して前記高圧側電力ラインに供給すると共に、前記高圧側電力ラインの電力を降圧して前記低圧側電力ラインXに供給する共振型電力変換装置であって、前記整流素子と並列に接続され、一方端が前記負極ラインに接続された共振コンデンサと、前記高圧側電力ラインの正極と前記負極ラインとの間に接続された、第1補助電圧源と第2補助電圧源とからなる直列回路と、前記第1補助電圧源と前記第2補助電圧源との接続点に一方端が接続された共振リアクトルと、前記共振コンデンサの他方端と前記共振リアクトルの他方端との間に接続され、前記共振リアクトルの他方端から前記共振コンデンサの他方端に電流が流れる方向の導通及び遮断を切り替える開閉回路と、前記主スイッチ及び前記開閉回路を制御する制御回路と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、昇圧時及び降圧時のいずれの電力伝達期間においても、電流は1つのスイッチを通過することになるため、高い効率を実現することができるという効果を奏する。
本発明に係る共振型電力変換装置の実施の形態の構成例を示す回路図である。 図1に示す双方向コンバータの昇圧時における波形図である。 図1に示す双方向コンバータの降圧時における波形図である。 本発明に係る共振型電力変換装置の他の実施の形態の構成例を示す回路図である。 本発明に係る共振型電力変換装置の他の実施の形態の構成例を示す回路図である。 従来の共振型電力変換装置の構成例を示す回路図である。 図6に示す双方向コンバータの昇圧時における波形図である。 図6に示す双方向コンバータの降圧時における波形図である。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施の形態において、同様の機能を示す構成には、同一の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施の形態の共振型電力変換装置は、図1を参照すると、電源等が接続される低圧側電力ラインXと、負荷等が接続される高圧側電力ラインYとの間に接続され、低圧側電力ラインXの電力を昇圧して高圧側電力ラインYに供給すると共に、高圧側電力ラインYの電力を降圧して低圧側電力ラインXに供給する双方向コンバータ1である。
低圧側電力ラインXの負極と高圧側電力ラインYの負極とは、共通の負極ラインに接続されている。そして、低圧側電力ラインXの正極と負極ラインとの間には平滑コンデンサ等で構成された低圧電圧源ESが、高圧側電力ラインYの正極と負極ラインとの間には平滑コンデンサ等で構成された高圧電圧源ELがそれぞれ接続されている。
双方向コンバータ1は、主スイッチ対となる第1主スイッチTm及び第2主スイッチTrpと、共振スイッチとなる第1補助スイッチTra及び第2補助スイッチTrbと、リアクトルLchpと、共振リアクトルLrと、共振コンデンサCmと、ダイオードDsnbnと、第1補助電圧源Vdcpと、第2補助電圧源Vdonと、制御回路10とを備えている。
第1主スイッチTm、第2主スイッチTrp、第1補助スイッチTra及び第2補助スイッチTrbは、逆並列に接続される還流ダイオードを備えた半導体スイッチング素子(本実施の形態では、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ:IGBT)で構成される。
低圧側電力ラインXの正極と負極ラインの間には、リアクトルLchpと第1主スイッチTmとが直列に接続されている。第1主スイッチTmのコレクタがリアクトルLchpを介して低圧側電力ラインXの正極に、第1主スイッチTmのエミッタが負極ラインにそれぞれ接続されている。
高圧側電力ラインYの正極と、第1主スイッチTmのコレクタとリアクトルLchpとの接続点との間には、第2主スイッチTrpが接続されている。第1主スイッチTmのコレクタとリアクトルLchpとの接続点には、第2主スイッチTrpのエミッタが接続され、第2主スイッチTrpのコレクタが高圧側電力ラインYの正極に接続されている。
第1主スイッチTmのみに並列に共振コンデンサCmが接続されている。なお、図6に示す従来例では、第2主スイッチTrpにも並列に共振コンデンサCrpが接続されているが、本実施の形態では削除されている。
高圧側電力ラインYの正極と負極ラインとの間には、第1補助電圧源Vdcpと第2補助電圧源Vdonとからなる直列回路と、高圧電圧源ELとが並列に接続されている。第1補助電圧源Vdcp及び第2補助電圧源Vdonは、例えば電解コンデンサからなる。
第1主スイッチTmのコレクタとリアクトルLchpとの接続点と、第1補助電圧源Vdcpと第2補助電圧源Vdonとの接続点との負極ラインとの間には、第2補助スイッチTrbと第1補助スイッチTraと共振リアクトルLrとが直列に接続されている。第2補助スイッチTrbのエミッタが第1主スイッチTmのコレクタとリアクトルLchpとの接続点に、第2補助スイッチTrbのコレクタが第1補助スイッチTraのコレクタにそれぞれ接続されている。そして、共振リアクトルLrの一方端が第1補助電圧源Vdcpと第2補助電圧源Vdonとの接続点に、共振リアクトルLrの他方端が第1補助スイッチTraのエミッタにそれぞれ接続されている。
そして、第1補助スイッチTraと共振リアクトルLrとの接続点と負極ラインとの間にはダイオードDsnbnが接続されている。ダイオードDsnbnのカソードが第1補助スイッチTraと共振リアクトルLrとの接続点に、ダイオードDsnbnのアノードが負極ラインにそれぞれ接続されている。
第2補助スイッチTrbと第1補助スイッチTraは、第1主スイッチTmのコレクタとリアクトルLchpとの接続点と、共振リアクトルLrとの間における双方向の導通及び遮断を切り替える開閉回路11として機能する。
制御回路10は、電圧指令、時間指令、低圧電圧源ES及び高圧電圧源ELの電圧等の情報に基づいて、第1主スイッチTmと第2主スイッチTrpとを主スイッチ対としてPWM制御を行う。また、制御回路20は、第1補助スイッチTra及び第2補助スイッチTrbを共振スイッチとし、第1主スイッチTmと第2主スイッチTrpとのターンオンがソフトスイッチング(ゼロ電圧スイッチング)となるように制御する。
次に、双方向コンバータ1の低圧電圧源ESから高圧電圧源ELへの昇圧時の給電動作について図1及び図2を参照して説明する。図2における動作波形の各部の名称は、図7に示す動作波形の各部の名称と同一であるので、ここでは、それらの説明は省略する。
昇圧時の給電動作において、第2補助スイッチTrbは全ての期間でオフ状態であり、第1主スイッチTmのコレクタとリアクトルLchpとの接続点から第1補助スイッチTraのコレクタに向かう方向を順方向とするダイオードとして機能する。
第1主スイッチTmと第2主スイッチTrpとのいずれもがオフであるデットタイムの時刻t11において、第1補助スイッチTraがターンオンすると、共振コンデンサCmの電荷が放電し、Cm→Trb→Tra→Lr→Vdon→Cmの経路で共振リアクトルLrに電流が流れる。このとき、共振リアクトルLrに流れる電流、すなわち第2補助スイッチTrbを流れる電流I_Trbと、第1補助スイッチTraを流れる電流I_Traとは、共振リアクトルLrと共振コンデンサCmとの共振により正弦波状の電流となる。
時刻t12において、共振コンデンサCmの電荷の放電が完了し、共振コンデンサCmの電圧、すなわち第1主スイッチTmのコレクタ−エミッタ間電圧V_Tmがゼロ電圧となったときに、第1主スイッチTmをターンオンさせる。これにより、第1主スイッチTmのソフトスイッチングを実現でき、Es→Lchp→Tm→Esの経路でリアクトルLchpに電流が流れ始め、リアクトルLchpにエネルギーが蓄積される。
また、開閉回路11は、第2補助スイッチTrbによって電流方向が制限されているため、共振スイッチである第1補助スイッチTra及び第2補助スイッチTrbを逆方向の電流として流れることはなく、共振リアクトルLrに蓄積されたエネルギーが第2補助電圧源Vdonに回生された後は、第1補助スイッチTraには電流が流れない。従って、第1補助スイッチTraは、電流I_Traがゼロとなる時刻t13から第1主スイッチTmがターンオフされる時刻t14までの間にターンオフすると良く、零電流スイッチングとなる。
次に、時刻t14において、第1主スイッチTmがターンオフされると、リアクトルLchpに蓄積されたエネルギーによって共振コンデンサCmが充電される。
次に、時刻t15において、共振コンデンサCmへの電荷の充電が完了すると、次サイクルの時刻t11までが高圧電圧源ELへの電力伝達期間となり、ES→Lchp→Trp→EL→ESの経路で電流が流れる。低圧電圧源ESから高圧電圧源EL方向へ電力を伝達する昇圧時の電力伝達期間では、電流は第2主スイッチTrpのみの1つのスイッチを通過するので効率が良い。さらに、電力伝達期間において、共振スイッチである第1補助スイッチTra及び第2補助スイッチTrbに電流が流れないため、低パワーの共振スイッチを用いることができる。
次に、双方向コンバータ1の高圧電圧源ELから低圧電圧源ESへの降圧時の給電動作について図1及び図3を参照して説明する。なお、図3における動作波形の各部の名称は、図7に示す動作波形の各部の名称と同一であるので、ここでは、それらの説明は省略する。
降圧時の給電動作において、第1補助スイッチTraは全ての期間でオフ状態であり、第1補助スイッチTraのエミッタと共振リアクトルLrとの接続点から第2補助スイッチTrbのコレクタに向かう方向を順方向とするダイオードとして機能する。
第1主スイッチTmと第2主スイッチTrpとのいずれもがオフであるデットタイムの時刻t21において、第2補助スイッチTrbがターンオンすると、Vdon→Lr→Tra→Trb→Cm→Vdonの経路で共振リアクトルLrに電流が流れ、共振コンデンサCmへの充電が開始される。このとき、共振リアクトルLrに流れる電流、すなわち第1補助スイッチTraを流れる電流I_Traと、第2補助スイッチTrbを流れる電流I_Trbとは、共振リアクトルLrと共振コンデンサCmとの共振により正弦波状の電流となる。
時刻t22において、共振コンデンサCmの充電が完了し、第2主スイッチTrpのコレクタ−エミッタ間電圧V_Trpがゼロ電圧となったときに、第2主スイッチTrpをターンオンさせる。これにより、第2主スイッチTrpのソフトスイッチングを実現でき、EL→Trp→Lchp→Es→ELの経路でリアクトルLchpに電流が流れ始め、リアクトルLchpにエネルギーが蓄積される。時刻t24で第2主スイッチTrpがターンオフされるまでの期間が電力伝達期間となる。高圧電圧源ELから低圧電圧源ES方向へ電力を伝達する降圧時の電力伝達期間では、電流は第2主スイッチTrpのみの1つのスイッチを通過するので効率が良い。さらに、電力伝達期間において、共振スイッチである第1補助スイッチTra及び第2補助スイッチTrbに電流が流れないため、低パワーの共振スイッチを用いることができる。
また、開閉回路11は、第1補助スイッチTraによって電流方向が制限されているため、共振スイッチである第2補助スイッチTrb及び第1補助スイッチTraを逆方向の電流として流れることはなく、共振リアクトルLrに蓄積されたエネルギーが第1補助電圧源Vdcpに回生された後は、第2補助スイッチTrbには電流が流れない。従って、第2補助スイッチTrbは、電流I_Trbがゼロとなる時刻t23から第2主スイッチTrpがターンオフされる時刻t24までの間にターンオフすると良く、零電流スイッチングとなる。
次に、時刻t24において、第2主スイッチTrpがターンオフされると、共振コンデンサCmの電荷が放電によって、リアクトルLchp経由で低圧電圧源ESに供給される。
次に、時刻t25において、共振コンデンサCmの電荷の放電が完了すると、次サイクルの時刻t21までがリアクトルLchpに蓄積されたエネルギーが低圧電圧源ESに供給される期間となり、Lchp→ES→Tm→Lchpの経路で電流が流れる。
図4に示す双方向コンバータ1aは、図1に示す双方向コンバータ1の構成に加え、第1補助電圧源Vdcpの正極にカソードが、第2主スイッチTrpのエミッタと共振リアクトルLrとの接続点にアノードがそれぞれ接続されたダイオードDsnbpが設けられている。これにより、昇圧時に共振リアクトルLrにエネルギーが保持された時に、Lr→Dsnbp→Vdcp→Lrの経路の放電回路が形成され、の経路の放電回路が形成され、第1補助電圧源Vdcpに回生されるため、サージを抑制することができる。
また、図1に示す双方向コンバータ1を並列化することで、図5に示すように、インバータ装置を構成しても良い。図5には、図4に示す双方向コンバータ1aを2回路並列したインバータ装置1bが示されている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、負極が共通の負極ラインに接続された低圧側電力ラインXと高圧側電力ラインYとの間に接続され、低圧側電力ラインXの正極に一方端が接続されたリアクトルLchpと、リアクトルLchpの他方端と負極ラインとの間に接続された、還流ダイオードを備えた第1主スイッチTmと、高圧側電力ラインYの正極とリアクトルLchpの他方端との間に接続された、還流ダイオードを備えた第2主スイッチTrpとを有し、低圧側電力ラインXの電力を昇圧して高圧側電力ラインYに供給すると共に、高圧側電力ラインYの電力を降圧して低圧側電力ラインXに供給する共振型電力変換装置であって、第1主スイッチTmと並列に接続され、一方端が負極ラインに接続された共振コンデンサCmと、高圧側電力ラインYの正極と負極ラインとの間に接続された、第1補助電圧源Vdcpと第2補助電圧源Vdonとからなる直列回路と、第1補助電圧源Vdcpと第2補助電圧源Vdonとの接続点に一方端が接続された共振リアクトルLrと、共振コンデンサCmの他方端と共振リアクトルLrの他方端との間に接続され、双方向の導通及び遮断を切り替える開閉回路11と、第1主スイッチTm、第2主スイッチTrp及び開閉回路11を制御する制御回路10とを備えている。
この構成により、昇圧時及び降圧時のいずれの電力伝達期間においても、電流は第2主スイッチTrpのみの1つのスイッチを通過することになるため、高い効率を実現することができる。
さらに、本実施の形態は、制御回路10は、昇圧時の給電動作において、第1主スイッチTm及び第2主スイッチTrpがオフ状態で開閉回路11を制御して共振コンデンサCmの他方端から共振リアクトルLrの他方端に電流が流れる方向に導通させ、共振コンデンサCmの放電が完了するタイミングで第1主スイッチTmをターンオンさせると共に、降圧時の給電動作において、第1主スイッチTm及び第2主スイッチTrpがオフ状態で開閉回路11を制御して共振リアクトルLrの他方端から共振コンデンサCmの他方端に電流が流れる方向に導通させ、共振コンデンサCmへの充電が完了するタイミングで第2主スイッチTrpをターンオンさせる。
この構成により、第1主スイッチTmに並列に接続された共振コンデンサCmのみでで第1主スイッチTm及び第2主スイッチTrpのソフトスイッチングを実現することができる。
さらに、本実施の形態は、開閉回路11は、還流ダイオードを備えた第1補助スイッチTraと、還流ダイオードを備えた第2補助スイッチTrbとを、還流ダイオードが逆向きになるように直列に接続して構成されている。
この構成により、力伝達期間において開閉回路11に電流が流れないため、低パワーの第1補助スイッチTra及び第2補助スイッチTrbを用いることができる。
さらに、本実施の形態は、負極ラインと共振リアクトルLrの他方端との間には、共振リアクトルLrに保持されたエネルギーを第2補助電圧源Vdonに回生させる第1回生ダイオードとして機能するダイオードDsnbnが接続されている。
この構成により、降圧時のサージを抑制することができる。
さらに、本実施の形態は、共振リアクトルLrの他方端と高圧側電力ラインYの正極との間には、共振リアクトルLrに保持されたエネルギーを第1補助電圧源Vdcpに回生させる第2回生ダイオードとして機能するダイオードDsnbpが接続されている。
この構成により、昇圧時のサージを抑制することができる。
さらに、本実施の形態は、負極が共通の負極ラインに接続された低圧側電力ラインXと高圧側電力ラインYとの間に接続され、低圧側電力ラインXの正極に一方端が接続されたリアクトルLchpと、リアクトルLchpの他方端と負極ラインとの間に接続された、還流ダイオードを備えた主スイッチ(第1主スイッチTm)と、高圧側電力ラインYの正極とリアクトルLchpの他方端との間に接続された整流素子(第2主スイッチTrpの還流ダイオード)とを有し、低圧側電力ラインXの電力を昇圧して高圧側電力ラインYに供給する共振型電力変換装置であって、主スイッチと並列に接続され、一方端が負極ラインに接続された共振コンデンサCmと、高圧側電力ラインYの正極と負極ラインとの間に接続された、第1補助電圧源Vdcpと第2補助電圧源Vdonとからなる直列回路と、第1補助電圧源Vdcpと第2補助電圧源Vdonとの接続点に一方端が接続された共振リアクトルLrと、共振コンデンサCmの他方端と共振リアクトルLrの他方端との間に接続され、共振コンデンサCmの他方端から共振リアクトルLrの他方端に電流が流れる方向の導通及び遮断を切り替える開閉回路11と、主スイッチ及び開閉回路11を制御する制御回路10とを備えている。
この構成により、昇圧時の電力伝達期間において、電流は整流素子(第2主スイッチTrpの還流ダイオード)のみの1つの素子を通過することになるため、高い効率を実現することができる。
さらに、本実施の形態は、負極が共通の負極ラインに接続された低圧側電力ラインXと高圧側電力ラインYとの間に接続され、低圧側電力ラインXの正極に一方端が接続されたリアクトルLchpと、リアクトルLchpの他方端と負極ラインとの間に接続された整流素子(第1主スイッチTmの還流ダイオード)と、高圧側電力ラインYの正極とリアクトルLchpの他方端との間に接続された、還流ダイオードを備えた主スイッチ(第2主スイッチTrp)とを有し、低圧側電力ラインXの電力を昇圧して高圧側電力ラインYに供給すると共に、高圧側電力ラインYの電力を降圧して低圧側電力ラインXに供給する共振型電力変換装置であって、整流素子と並列に接続され、一方端が負極ラインに接続された共振コンデンサCmと、高圧側電力ラインYの正極と負極ラインとの間に接続された、第1補助電圧源Vdcpと第2補助電圧源Vdonとからなる直列回路と、第1補助電圧源Vdcpと第2補助電圧源Vdonとの接続点に一方端が接続された共振リアクトルLrと、共振コンデンサCmの他方端と共振リアクトルLrの他方端との間に接続され、共振リアクトルLrの他方端から共振コンデンサCmの他方端に電流が流れる方向の導通及び遮断を切り替える開閉回路11と、主スイッチ及び開閉回路11を制御する制御回路10とを備えている。
この構成により、降圧時の電力伝達期間において、電流は主スイッチ(第2主スイッチTrp)のみの1つのスイッチを通過することになるため、高い効率を実現することができる。
以上、本発明を具体的な実施形態で説明したが、上記実施形態は一例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更して実施できることは言うまでもない。
1、1a、2 双方向コンバータ
1b インバータ装置
10 制御回路
11 開閉回路
20 制御回路
Cm 共振コンデンサ
Crp 共振コンデンサ
Dsnbn ダイオード
Dsnbp ダイオード
EL 高圧電圧源
ES 低圧電圧源
Lchp リアクトル
Lr 共振リアクトル
Tm 第1主スイッチ
Tra 第1補助スイッチ
Trb 第2補助スイッチ
Trp 第2主スイッチ
Vdcp 第1補助電圧源
Vdon 第2補助電圧源
X 低圧側電力ライン
Y 高圧側電力ライン

Claims (8)

  1. 負極が共通の負極ラインに接続された低圧側電力ラインと高圧側電力ラインとの間に接続され、前記低圧側電力ラインの正極に一方端が接続されたリアクトルと、前記リアクトルの他方端と前記負極ラインとの間に接続された、還流ダイオードを備えた第1主スイッチと、前記高圧側電力ラインの正極と前記リアクトルの他方端との間に接続された、還流ダイオードを備えた第2主スイッチとを有し、前記低圧側電力ラインの電力を昇圧して前記高圧側電力ラインに供給すると共に、前記高圧側電力ラインの電力を降圧して前記低圧側電力ラインに供給する共振型電力変換装置であって、
    前記第1主スイッチと並列に接続され、一方端が前記負極ラインに接続された共振コンデンサと、
    前記高圧側電力ラインの正極と前記負極ラインとの間に接続された、第1補助電圧源と第2補助電圧源とからなる直列回路と、
    前記第1補助電圧源と前記第2補助電圧源との接続点に一方端が接続された共振リアクトルと、
    前記共振コンデンサの他方端と前記共振リアクトルの他方端との間に接続され、双方向の導通及び遮断を切り替える開閉回路と、
    前記第1主スイッチ、前記第2主スイッチ及び前記開閉回路を制御する制御回路と、を具備することを特徴とする共振型電力変換装置。
  2. 前記制御回路は、昇圧時の給電動作において、前記第1主スイッチ及び前記第2主スイッチがオフ状態で前記開閉回路を制御して前記共振コンデンサの他方端から前記共振リアクトルの他方端に電流が流れる方向に導通させ、前記共振コンデンサの放電が完了するタイミングで前記第1主スイッチをターンオンさせると共に、降圧時の給電動作において、前記第1主スイッチ及び前記第2主スイッチがオフ状態で前記開閉回路を制御して前記共振リアクトルの他方端から前記共振コンデンサの他方端に電流が流れる方向に導通させ、前記共振コンデンサへの充電が完了するタイミングで前記第2主スイッチをターンオンさせることを特徴とする請求項1記載の共振型電力変換装置。
  3. 前記開閉回路は、還流ダイオードを備えた第1補助スイッチと、還流ダイオードを備えた第2補助スイッチとを、還流ダイオードが逆向きになるように直列に接続して構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の共振型電力変換装置。
  4. 前記負極ラインと前記共振リアクトルの他方端との間には、前記共振リアクトルに保持されたエネルギーを前記第2補助電圧源に回生させる第1回生ダイオードが接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の共振型電力変換装置。
  5. 前記共振リアクトルの他方端と前記高圧側電力ラインの正極との間には、前記共振リアクトルに保持されたエネルギーを前記第1補助電圧源に回生させる第2回生ダイオードが接続されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の共振型電力変換装置。
  6. 負極が共通の負極ラインに接続された低圧側電力ラインと高圧側電力ラインとの間に接続され、前記低圧側電力ラインの正極に一方端が接続されたリアクトルと、前記リアクトルの他方端と前記負極ラインとの間に接続された、還流ダイオードを備えた主スイッチと、前記高圧側電力ラインの正極と前記リアクトルの他方端との間に接続された整流素子とを有し、前記低圧側電力ラインの電力を昇圧して前記高圧側電力ラインに供給する共振型電力変換装置であって、
    前記主スイッチと並列に接続され、一方端が前記負極ラインに接続された共振コンデンサと、
    前記高圧側電力ラインの正極と前記負極ラインとの間に接続された、第1補助電圧源と第2補助電圧源とからなる直列回路と、
    前記第1補助電圧源と前記第2補助電圧源との接続点に一方端が接続された共振リアクトルと、
    前記共振コンデンサの他方端と前記共振リアクトルの他方端との間に接続され、前記共振コンデンサの他方端から前記共振リアクトルの他方端に電流が流れる方向の導通及び遮断を切り替える開閉回路と、
    前記主スイッチ及び前記開閉回路を制御する制御回路と、を具備することを特徴とする共振型電力変換装置。
  7. 負極が共通の負極ラインに接続された低圧側電力ラインと高圧側電力ラインとの間に接続され、前記低圧側電力ラインの正極に一方端が接続されたリアクトルと、前記リアクトルの他方端と前記負極ラインとの間に接続された整流素子と、前記高圧側電力ラインの正極と前記リアクトルの他方端との間に接続された、還流ダイオードを備えた主スイッチとを有し、前記低圧側電力ラインの電力を昇圧して前記高圧側電力ラインに供給すると共に、前記高圧側電力ラインの電力を降圧して前記低圧側電力ラインに供給する共振型電力変換装置であって、
    前記整流素子と並列に接続され、一方端が前記負極ラインに接続された共振コンデンサと、
    前記高圧側電力ラインの正極と前記負極ラインとの間に接続された、第1補助電圧源と第2補助電圧源とからなる直列回路と、
    前記第1補助電圧源と前記第2補助電圧源との接続点に一方端が接続された共振リアクトルと、
    前記共振コンデンサの他方端と前記共振リアクトルの他方端との間に接続され、前記共振リアクトルの他方端から前記共振コンデンサの他方端に電流が流れる方向の導通及び遮断を切り替える開閉回路と、
    前記主スイッチ及び前記開閉回路を制御する制御回路と、を具備することを特徴とする共振型電力変換装置。
  8. 複数を並列に接続してインバータ装置を構成したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の共振型電力変換装置。
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