JP2020118348A - チラー - Google Patents

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佳尚 宮本
Yoshihisa Miyamoto
佳尚 宮本
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【課題】チラーの構成の簡略化を図りつつ、チラーの設備コストを十分に削減すること。【解決手段】チラー16は、第1タンク22と第1供給先12との間で冷却水を循環させる第1冷却水回路24を有し、第1タンク22からの冷却水を冷媒回路34によって冷却して第1供給先12へ供給する第1冷却水供給部を萎えている。チラー16は、第2タンク46と第2供給先14との間で冷却水を循環させる第2冷却水回路48と、第2供給先14へ供給する冷却水の温度を検出する温度センサ56と、温度センサ56の検出温度が第2供給先14の要求温度の上限を達したときに第1冷却水供給部から第2タンク46へ冷却水を供給する制御弁60を有し、第2タンク46からの冷却水を第2供給先14へ供給する第2冷却水供給部を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、異なる要求温度の冷却水を第1供給先と第2供給先にそれぞれ供給するチラー(冷却水循環装置)に関する。
例えば、レーザ加工システムにおいては、第1供給先としてのレーザ発振器モジュールに供給される冷却水の要求温度と、第2供給先としてのレーザ加工機における外気に接する部位である例えばレーザ加工ヘッドに供給される冷却水の要求温度が異なり、後者の要求温度の方が前者の要求温度よりも高く設定されている。つまり、レーザ発振器モジュール内部に要求される要求温度は、例えばLD(Laser Diode)の安定動作温度を基準に設定されている。レーザ発振器モジュールは外気直接に触れないようレーザ発振器筐体内部に備え付けられているが、レーザ加工ヘッドは直接外気に触れる部位であるため、レーザ加工ヘッドに供給される冷却水の要求温度は、外気温とその相対湿度によってレーザ加工ヘッドが結露しないように露点温度を考慮して設定されている。よって、異なる要求温度の冷却水をレーザ発振器モジュールとレーザ加工機における外気に接する部位にそれぞれ供給する場合には、通常、レーザ加工システムは2台のチラーを装備する場合もある。
しかし、レーザ加工システムにおけるチラーの台数が2台になると、レーザ加工システムの設備コスト及び設置スペースの増大を招くことになる。そのため、1台で異なる要求温度の冷却水をレーザ発振器モジュールとレーザ加工機における外気に接する部位にそれぞれ供給できるチラーが既に開発されている(特許文献1参照)。そして、先行技術に係るチラーの構成について簡単に説明すると、次の通りである。
チラーは、冷却水を貯水するタンクと、レーザ発振器モジュールに冷却水を供給しながらタンクとレーザ発振器モジュールとの間で冷却水を循環させる第1冷却水回路とを備えている。また、チラーは、冷媒との熱交換により冷却水を冷却する冷却器を備えており、冷却器は、第1冷却水回路におけるレーザ発振器モジュールへの冷却水の供給側に配設されている。チラーは、レーザ発振器モジュールに供給される冷却水よりも高温の冷却水をレーザ加工機における外気に接する部位に供給しながら、タンクとレーザ加工機における外気に接する部位との間で冷却水を循環させる第2冷却水回路を備えている。
チラーは、冷媒を循環させて冷却サイクルを行う冷媒回路を備えている。冷媒回路は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮された冷媒を膨張させる膨張弁と、冷却器内に配設されかつ冷媒を蒸発させる蒸発器とを備えている。また、第2冷却水回路及びレーザ加工機における外気に接する部位周辺の結露を防止するため、冷却回路は、第2冷却水回路におけるレーザ加工機への冷却水の供給側に配設された再加熱器を有している。再加熱器は、レーザ発振器モジュールの排熱と熱交換した冷媒によって、レーザ加工機における外気に接する部位に供給される冷却水を昇温(加熱)する。
特開2015−169404号公報
ところで、先行技術に係るチラーにおいては、冷媒回路が第2冷却水回路に配設された再加熱器を装備するため、冷媒回路の構成が複雑化してしまう課題と、高価な再加熱器によってチラーの設備コストを十分に削減することができないという課題がある。
そこで、本発明は、前述の課題を解決することができる、冷却水回路のみを用いて第2供給先に要求温度の冷却水を供給することができる、新規な構成からなるチラーを提供することを課題とする。
本発明の実施態様に係るチラーは、第1タンクと第1供給先との間で冷却水を循環させる第1冷却水回路を有し、前記第1タンクからの冷却水を冷媒回路によって冷却して第1供給先へ供給する第1冷却水供給部と、第2タンクと第2供給先との間で冷却水を循環させる第2冷却水回路と、第2供給先へ供給する冷却水の温度を検出する温度センサと、前記温度センサの検出温度が第2供給先の要求温度の上限を達したときに前記第1冷却水供給部から前記第2タンクへ冷却水を供給する制御弁を有し、前記第2タンクからの冷却水を第2供給先へ供給する第2冷却水供給部と、を備えている。
本発明の実施態様に係るチラーは、前記第2タンク内の冷却水の満水状態又は渇水状態を検出する水位検出部と、前記水位検出部が前記第2タンク内の冷却水の満水状態を検出したときに、前記第2タンクから前記第1タンクへ冷却水を供給する定水位弁と、を備えてもよい。この場合に、前記水位検出部が前記第2タンク内の冷却水の渇水状態を検出したときに、前記制御弁が前記第1冷却水供給部から前記第2タンクへ冷却水を供給してもよい。
本発明の実施態様では、前記第2冷却水供給部は、前記第1冷却水回路と前記第2冷却水回路を連絡する連絡冷却水回路を有し、前記制御弁は、前記連絡冷却水回路の途中に配設されてもよい。また、前記第1供給先は、レーザ光を発振するレーザ発振器モジュールであり、前記第2供給先は、発振されたレーザ光を用いてレーザ加工を行うレーザ加工機における外気に接する部位であってもよい。
本発明の実施態様によると、前記第1冷却水回路によって前記第1タンクと前記第1供給先との間で冷却水を循環させる。これにより、前記冷却器によって冷却された冷却水が前記第1供給先に供給され、前記第1供給先を冷却することができる。つまり、前記第1冷却水回路と前記冷媒回路を用いて前記第1供給先を冷却することができる。
併せて、前記第2冷却水回路によって前記第2タンクと前記第2供給先との間で冷却水を循環させる。また、前記温度センサの検出温度が第2供給先の要求温度の上限を達したときに、前記制御弁が前記第1冷却水供給部から前記第2タンクへ冷却水を供給する。これにより、温度調整された冷却水が前記第2供給先に供給され、前記第2供給先を適温に保つことができる。つまり、前記冷媒回路を用いることなく、冷却水回路(前記第2冷却水回路と前記第1冷却水回路)を用いて前記第2供給先に要求温度の冷却水を供給することができる。
本発明によれば、前記冷媒回路が再加熱器を装備する必要がなくなり、前記冷媒回路の構成の簡略化を図りつつ、前記チラーの設備コストを十分に削減することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るレーザ加工システムのブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係るチラーの模式的な図である。 図3は、レーザ発振器モジュール及びレーザ加工機のレーザ加工ヘッドにそれぞれ供給される冷却水の温度変化、及び制御弁の開閉動作のタイミングを示す図である。
以下、本発明の実施形態について図1から図3を参照して説明する。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられる」とは、直接的に設けられることの他に、別部材を介して間接的に設けられることを含む意である。「設置される」とは、直接的に設置されることの他に、別部材を介して間接的に設置されることを含む意である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るレーザ加工システム10は、ワーク(図示省略)に対してレーザ切断又はレーザ溶接等のレーザ加工を行うためのシステムである。レーザ加工システム10を概略的に説明すると、次の通りである。
レーザ加工システム10は、レーザ光を発振するレーザ発振器モジュール12と、発振されたレーザ光を用いてレーザ加工を行うレーザ加工機14とを備えている。また、レーザ加工システム10は、異なる要求温度の冷却水を第1供給先としてのレーザ発振器モジュール12と第2供給先としてのレーザ加工機14における外気に接する部位である例えばレーザ加工ヘッドにそれぞれ供給するチラー(冷却水循環装置)16を備えている。レーザ加工機14のレーザ加工ヘッドに供給される冷却水の要求温度は、レーザ発振器モジュール12に供給される冷却水の要求温度よりも高く設定されている。更に、レーザ加工システム10は、レーザ発振器モジュール12、レーザ加工機14、及びチラー16と通信してそれらを制御する制御装置としてCNC(computer numerical control)装置18を備えている。
続いて、本発明の実施形態に係るチラー16の具体的な構成について説明する。
図2及び図1に示すように、チラー16は、箱形のチラー本体20を備えており、チラー本体20内には、冷却水を貯水する第1タンク22が設けられている。また、チラー16は、要求温度である所定の第1温度範囲(例えば、25±1℃)のレーザ発振器モジュール12に冷却水を供給しながら、第1タンク22とレーザ発振器モジュール12との間で冷却水を循環させる第1冷却水回路24を備えている。第1冷却水回路24は、所定の第1温度範囲の冷却水をレーザ発振器モジュール12に供給するための第1供給回路26を有しており、第1供給回路26は、第1冷却水回路24におけるレーザ発振器モジュール12への冷却水の供給側に相当する。第1冷却水回路24は、レーザ発振器モジュール12から冷却水を排出するための第1排出回路28を有しており、第1排出回路28は、第1冷却水回路24におけるレーザ発振器モジュール12からの冷却水の排出側に相当する。第1冷却水回路24は、第1供給回路26の第1タンク22側に配設されかつ冷却水を圧送する第1ポンプ30を有しており、第1ポンプ30は、チラー本体20内における第1タンク22の近傍に設置されている。
第1供給回路26における第1ポンプ30の吐出側には、冷媒との熱交換により冷却水を冷却する冷却器32が配設されており、冷却器32は、チラー本体20内の適宜位置に設置されている。チラー本体20内には、冷媒を循環させて冷却サイクルを行う冷媒回路34が設けられている。冷媒回路34は、冷媒を圧縮する圧縮機36と、圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器38と、凝縮された冷媒を膨張させる膨張弁40と、冷却器32内に配設されかつ膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器42とを有している。
チラー本体20内には、レーザ発振器モジュール12に供給される冷却水の温度を検出する第1温度センサ44が設けられており、第1温度センサ44は、CNC装置18に接続されている。CNC装置18は、第1温度センサ44の検出温度に基づき、レーザ発振器モジュール12に供給される冷却水の温度を所定の第1温度範囲に保つように圧縮機36及び凝縮器38を制御する。
ここで、第1冷却水回路24(第1供給回路26、第1排出回路28)、第1ポンプ30、及び第1温度センサ44は、第1タンク22からの冷却水を冷媒回路34によって冷却してレーザ発振器モジュール12へ供給する第1冷却水供給部に相当する。
チラー本体20内における第1タンク22に離隔した位置には、冷却水を貯水する第2タンク46が設けられている。また、チラー16は、要求温度である所定の第2温度範囲(例えば、31±1℃)の冷却水をレーザ加工機14のレーザ加工ヘッドに供給しながら、第2タンク46とレーザ加工機14のレーザ加工ヘッドとの間で冷却水を循環させる第2冷却水回路48を備えている。第2冷却水回路48は、所定の第2温度範囲の冷却水をレーザ発振器モジュール12に供給するための第2供給回路50を有しており、第2供給回路50は、第2冷却水回路48におけるレーザ加工機14のレーザ加工ヘッドへの冷却水の供給側に相当する。所定の第2温度範囲は、所定の第1温度範囲よりも高く設定されている。第2冷却水回路48は、レーザ加工機14から冷却水を排出するための第2排出回路52を有しており、第2排出回路52は、第2冷却水回路48におけるレーザ加工機14からの冷却水の排出側に相当する。第2冷却水回路48は、第2供給回路50の第2タンク46側に配設されかつ冷却水を圧送する第2ポンプ54を有しており、第2ポンプ54は、チラー本体20内における第2タンク46の近傍に設置されている。
チラー本体20内には、レーザ加工機14に供給される冷却水の温度を検出する第2温度センサ56が設けられており、第2温度センサ56は、CNC装置18に接続されている。また、チラー16は、第1冷却水回路24から第2タンク46に冷却水を供給するための連絡冷却水回路58を備えている。連絡冷却水回路58の一端部は、第1排出回路28の途中に接続されており、連絡冷却水回路58の他端部は、第2タンク46の上部に接続されている。
図1から図3に示すように、連絡冷却水回路58の途中に、第2タンク46に流れる冷却水の流量を制御する制御弁60が配設されている。CNC装置18は、レーザ加工機14のレーザ加工ヘッドに供給される冷却水の要求温度となるように、第2温度センサ56の検出温度に応じて制御弁60の開閉動作を制御する。具体的には、CNC装置18は、第2温度センサ56の検出温度が所定の第2温度範囲の上限温度(例えば、32℃)に達することで、制御弁60を開く(開度100%にする)。つまり、制御弁60は、第2温度センサ56の検出温度がレーザ加工機14のレーザ加工ヘッドの要求温度の上限を達したときに第1排出回路28から連絡冷却水回路58を経由して第2タンク46へ冷却水を供給する。また、CNC装置18は、第2温度センサ56の検出温度が所定の第2温度範囲の下限温度(例えば、30℃)に達することで、制御弁60を閉じる(開度0%にする)。
なお、連絡冷却水回路58の一端部を第1排出回路28の途中に接続する代わりに、第1供給回路26における第1ポンプ30と冷却器32との間に接続してもよい。所定の第2温度範囲の上限温度及び下限温度をそれぞれ一定の値にすることなく、環境温度及び環境湿度、換言すれば、露点温度に応じた設定値に逐次変更してもよい。レーザ加工機14のレーザ加工ヘッドに供給される冷却水の要求温度に応じて、制御弁60の開度を0%と100%のうちのいずれかに切り替える代わりに、0%から100%の範囲内で段階的又は無段階に切り替えてもよい。
ここで、第2冷却水回路48(第2供給回路50、第2排出回路52)、第2ポンプ54、第2温度センサ56、連絡冷却水回路58、及び制御弁60は、第2タンク46からの冷却水をレーザ加工機14のレーザ加工ヘッドへ供給する第2冷却水供給部に相当する。
図2に示すように、チラー16は、第2タンク46内の冷却水の水位が所定の上限水位に達した場合に、第2タンク46から冷却水の一部を第1タンク22に戻す(供給する)オーバーフロー回路62を備えている。オーバーフロー回路62は、第2タンク46内の冷却水の水位に応じて昇降する浮き64と、第2タンク46の適宜位置に設けられかつ浮き64に連結された定水位弁66と、戻り回路68とを有している。
ここで、浮き64は、第2タンク46内の冷却水の満水状態又は渇水状態を検出する水位検出部に相当する。定水位弁66は、第2タンク46内の冷却水の水位が所定の上限水位に達すると全開する。オーバーフロー回路62は、戻り回路68の一端部は、定水位弁66に接続されており、戻り回路68の他端部は、第2タンク46の上部に接続されている。つまり、定水位弁66は、浮き64が第2タンク46内の冷却水の満水状態を検出したときに、第2タンク46からオーバーフロー回路62を経由して第1タンク22へ冷却水を供給する。
CNC装置18は、浮き64が第2タンク46内の冷却水の渇水状態を検出したときに、制御弁60を開く。つまり、制御弁60は、浮き64が第2タンク46内の冷却水の渇水状態を検出したときに、第1排出回路28から連絡冷却水回路58を経由して第2タンク46へ冷却水を供給する。
続いて、本発明の実施形態の作用効果について説明する。
レーザ加工システム10の運転開始後に、第1ポンプ30の駆動により第1冷却水回路24によって第1タンク22とレーザ発振器モジュール12との間で冷却水を循環させる。また、冷媒回路34によって冷媒を循環させて冷却サイクルを行うことにより、冷却器32によって冷却水を冷媒との熱交換により冷却する。これにより、冷却された冷却水がレーザ発振器モジュール12に供給され、レーザ発振器モジュール12を冷却することができる。つまり、第1冷却水回路24と冷媒回路34を用いてレーザ発振器モジュール12を冷却することができる。
ここで、CNC装置18が第1温度センサ44の検出温度に基づいて圧縮機36及び凝縮器38を制御することにより、レーザ発振器モジュール12に供給される冷却水の温度を所定の第1温度範囲に保つことができる。
併せて、CNC装置18は、レーザ加工システム10の運転開始後に、第2ポンプ54の駆動し、第2冷却水回路48を用いて第2タンク46とレーザ加工機14との間で冷却水を循環させる。すると、レーザ加工機14の排熱によって第2タンク46内の冷却水の温度が上昇する。そして、CNC装置18は、第2温度センサ56の検出温度が所定の第2温度範囲の上限温度に達すると、制御弁60を開く。すると、連絡冷却水回路58によって第2排出回路52から第2タンク46に冷却水が供給され、第2タンク46内の冷却水の温度が低下する。
CNC装置18は、制御弁60を開いた後、第2温度センサ56の検出温度が所定の第2温度範囲の下限温度になると、制御弁60を閉じる。その後、レーザ加工機14の排熱によって第2タンク46内の冷却水の温度が再び上昇する。
前述のように、第2温度センサ56の検出温度に応じて、制御弁60の開閉動作を交互に繰り返すことにより、温度調整された冷却水がレーザ加工機14のレーザ加工ヘッドに供給され、レーザ加工機14のレーザ加工ヘッドを適温に保つことができる。つまり、2つ目の冷媒回路を用いることなく、冷却水回路(第2冷却水回路48と第1冷却水回路24と連絡冷却水回路58)のみを用いてレーザ加工機14のレーザ加工ヘッドに要求温度の冷却水を供給することができる。
従って、本発明の実施形態によれば、冷媒回路34が再加熱器を装備する必要がなくなり、冷媒回路34の構成の簡略化、換言すれば、チラー16の構成の簡略化を図りつつ、チラー16の設備コストを十分に削減することができる。
また、本発明の実施形態によれば、前述のように、CNC装置18は、第2温度センサ56の検出温度が所定の第2温度範囲の下限温度になると、制御弁60を閉じる。そのため、第2タンク46内の冷却水の温度が過剰に低下することを抑えて、第2冷却水回路48及びその周辺の結露を防止することができる。また、第2排出回路52から第2タンク46に必要最低限の冷却水が供給されることになり、チラー16の冷却効率を高めると共に、チラー16の消費電力を低減することができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、異なる要求温度の冷却水を求める複数の供給先があれば、最も低い要求温度の冷却水を求める供給先用の冷却水供給部に冷媒回路を持たせて、その供給先用の冷却水供給部から他の供給先用の冷却水供給部に冷却水を温度調整して供給してもよい。そして、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものでない。
10 レーザ加工システム
12 レーザ発振器モジュール
14 レーザ加工機
16 チラー(冷却水循環装置)
18 CNC装置
20 チラー本体
22 第1タンク
24 第1冷却水回路
26 第1供給回路
28 第1排出回路
30 第1ポンプ
32 冷却器
34 冷媒回路
36 圧縮機
38 凝縮器
40 膨張弁
42 蒸発器
44 第1温度センサ
46 第2タンク
48 第2冷却水回路
50 第2供給回路
52 第2排出回路
54 第2ポンプ
56 第2温度センサ
58 連絡冷却水回路
60 制御弁
62 オーバーフロー回路
64 浮き(水位検出部)
66 定水位弁
68 戻り回路

Claims (5)

  1. 第1タンクと第1供給先との間で冷却水を循環させる第1冷却水回路を有し、前記第1タンクからの冷却水を冷媒回路によって冷却して第1供給先へ供給する第1冷却水供給部と、
    第2タンクと第2供給先との間で冷却水を循環させる第2冷却水回路と、第2供給先へ供給する冷却水の温度を検出する温度センサと、前記温度センサの検出温度が第2供給先の要求温度の上限を達したときに前記第1冷却水供給部から前記第2タンクへ冷却水を供給する制御弁を有し、前記第2タンクからの冷却水を第2供給先へ供給する第2冷却水供給部と、を備えたことを特徴とするチラー。
  2. 前記第2タンク内の冷却水の満水状態又は渇水状態を検出する水位検出部と、
    前記水位検出部が前記第2タンク内の冷却水の満水状態を検出したときに、前記第2タンクから前記第1タンクへ冷却水を供給する定水位弁と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のチラー。
  3. 前記水位検出部が前記第2タンク内の冷却水の渇水状態を検出したときに、前記制御弁が前記第1冷却水供給部から前記第2タンクへ冷却水を供給することを特徴とする請求項2に記載のチラー。
  4. 前記第2冷却水供給部は、前記第1冷却水回路と前記第2冷却水回路を連絡する連絡冷却水回路を有し、
    前記制御弁は、前記連絡冷却水回路の途中に配設されていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のチラー。
  5. 前記第1供給先は、レーザ光を発振するレーザ発振器モジュールであり、前記第2供給先は、発振されたレーザ光を用いてレーザ加工を行うレーザ加工機における外気に接する部位であることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のチラー。
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