JP2020105851A - 扉体付き移動式間仕切パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】扉体の回動の規制を繰り返しでき、寿命の長い扉体付き移動式間仕切パネルを提供する。【解決手段】天井Rに設けられる誘導路3に吊支部材9,9を介して吊支され、該誘導路3に沿って移動可能であり、枠体2の横枠部24aに吊支部材9,9が取付けられ、かつ枠体2の縦枠部25bに扉体7を回動可能に取付けられている扉体付き移動式間仕切パネル1であって、横枠部24a,25bの下部には、左右方向に延びるプレート部材82が備えられており、該プレート部材82は、上下方向に進退させることができ、扉体7の上部の係合部73aに係合し扉体7の回動を規制可能となっている。【選択図】図6

Description

本発明は、オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の室内を仕切って使用するための移動間仕切装置を構成する扉体付き移動式間仕切パネルに関する。
オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の室内は、天井に設けられたレールに吊支され、該レールに沿って移動可能な間仕切パネルを連接して所定の区画に仕切る移動間仕切装置によって、所望の小区画のレイアウトを実現している。このような移動間仕切装置にあっては、所定の位置に扉体付き移動式間仕切パネルが用いられることで、仕切られた2つの空間の間を往来可能にしたものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に示される扉体付き移動式間仕切パネルは、上部に2つの吊支部材が取着される倒立L字状の枠体と、該枠体に蝶番によって取着された扉体と、を備え、該枠体の横枠部には、扉体の上部の凹所に係合可能なロック棒が設けられている。ロック棒は、枠体の内部に備えられたリンク機構がハンドル操作されことにより上下方向に進退するようになっている。扉体付き移動式間仕切パネルをレールに沿って移動する際には、ロック棒を下方に突出させて扉体の上部の凹所に係合させることで、扉体の回動を規制でき、作業者が扉体を押さえることなく作業ができるようになっている。
実願平1−127514号(実開平03−066376号)のマイクロフィルム(第5〜7頁、第1図)
しかしながら、特許文献1にあっては、例えばガラスのような重量の大きい材質の扉体を用いた場合、扉体付き移動式間仕切パネルを天井に設けられたレールに沿って移動させる際、ロック棒を扉体の上部の凹所に係合させた状態となっているため、扉体が回動しようとするとロック棒に大きな力がかかり、ロック棒が変形または破損する虞があり、ロック棒を繰り返し使用することができないという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、扉体の回動の規制を繰り返しでき、寿命の長い扉体付き移動式間仕切パネルを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の扉体付き移動式間仕切パネルは、
天井に設けられる誘導路に吊支部材を介して吊支され、該誘導路に沿って移動可能であり、枠体の横枠部に前記吊支部材が取付けられ、かつ前記枠体の縦枠部に扉体を回動可能に取付けられている扉体付き移動式間仕切パネルであって、
前記横枠部の下部には、左右方向に延びるプレート部材が備えられており、該プレート部材は、上下方向に進退させることができ、前記扉体の上部の係合部に係合し前記扉体の回動を規制可能となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、誘導路に沿って扉体付き移動式間仕切パネルを移動させる際、プレート部材は扉体の係合部に係合することで、扉体が回動しようとする場合、プレート部材を係合部によって押されるようにかかる力が分散されるため、扉体付き移動式間仕切パネルを誘導路に沿って移動する際、扉体の回動によりプレート部材が変形または破損するのを防止しながら扉体の回動の規制を繰り返しできる。
前記横枠部にはスリットが形成されており、前記プレート部材が前記スリットに案内されて前記スリットを挿通していることを特徴としている。
この特徴によれば、プレート部材がスリットを形成する内面によってプレート部材の前後移動を規制できるため、プレート部材の変形を防止可能となる。
前記横枠部には、左右に延びる揺動部材が組付けられ、該揺動部材の左右中間部において前記横枠部に軸支されていることを特徴としている。
この特徴によれば、簡単な機構でプレート部材を上下運動させられる。
前記プレート部材は、前記揺動部材の端部において前後に延びる軸によって回動自在に軸支されていることを特徴としている。
この特徴によれば、揺動部材の傾きによらずプレート部材が常に同一の姿勢に保たれるため、プレート部材が扉体の係合部に係合しやすい。
前記横枠部の前方外側に前記揺動部材が配設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、横枠部の上下寸法を抑えて揺動部材を配設できる。
本発明の実施例1における移動間仕切装置を示す正面図である。 実施例1における移動間仕切装置の間仕切パネルの構造を示す分解斜視図である。 カバー部材を一部切欠いて扉体付き移動式間仕切パネルの構造を示す分解斜視図である。 枠体と扉体とを連結するギアヒンジの平面図であり、(a)は閉扉状態、(b)は開扉状態を示す図である。 枠体骨組とリンク機構とを示す斜視図である。 枠体骨組とリンク機構とを示す分解斜視図である。 リンク機構の動作を示す正面図であり、(a)は扉体付き移動式間仕切パネルをレールに沿って移動させる際の状態、(b)は扉体付き移動式間仕切パネルを床面に立設させる際の状態を示す図である。 プレート部材の動作を示す正面図であり、(a)は扉体付き移動式間仕切パネルをレールに沿って移動させる際の状態、(b)は扉体付き移動式間仕切パネルを床面に立設させる際の状態を示す図である。 プレート部材の動作を示す側面視断面図であり、(a)は扉体付き移動式間仕切パネルをレールに沿って移動させる際の状態、(b)は扉体付き移動式間仕切パネルを床面に立設させる際の状態を示す図である。 (a),(b)は、実施例1の変形例を示すプレート部材の正面図である。 本発明の実施例2におけるリンク機構の動作を示す正面図であり、(a)は扉体付き移動式間仕切パネルをレールに沿って移動させる際の状態、(b)は扉体付き移動式間仕切パネルを床面に立設させる際の状態を示す図である。 プレート部材の動作を示す側面視断面図であり、(a)は扉体付き移動式間仕切パネルをレールに沿って移動させる際の状態、(b)は扉体付き移動式間仕切パネルを床面に立設させる際の状態を示す図である。 本発明の実施例3におけるプレート部材の動作を示す側面視断面図であり、(a)は扉体付き移動式間仕切パネルをレールに沿って移動させる際の状態、(b)は扉体付き移動式間仕切パネルを床面に立設させる際の状態を示す図である。
本発明に係る扉体付き移動式間仕切パネルを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る扉体付き移動式間仕切パネルにつき、図1から図10を参照して説明する。以下、図1の紙面手前側及び図9の紙面左側を扉体付き移動式間仕切パネルの前方側とし、その前方側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。
移動間仕切装置10は、例えば、オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の建物内の室内を所定の区画に仕切るために用いられるものであり、図1に示されるように、本実施例では、扉体付き移動式間仕切パネル1及び複数の間仕切パネル101,101,…を組み合わせて構成されている。
各扉体付き移動式間仕切パネル1及び複数の間仕切パネル101,101,…は、室内空間の天井面R(天井)に設けられるレール3(誘導路)に沿って移動可能な一対の吊支部材9,9により上端が吊支されており、扉体付き移動式間仕切パネル1及び間仕切パネル101,101,…をレール3に沿って所定の位置まで手動で順次移動させ、扉体付き移動式間仕切パネル1及び間仕切パネル101,101,…を左右方向(進行方向)に一列に連接させることで天井面Rから床面Fに亘って室内空間を仕切ることができるようになっている。また、後述する上部閉塞部材111,111及び下部閉塞部材112,112がレール3及び床面Fに向けて押し付けられることにより音や光の漏れの閉塞性が高められている。
間仕切パネル101について、図2を用いて説明する。間仕切パネル101は、前後に間隔をおいて対向配置される一対のガラスパネル104,104と、ガラスパネル104,104を一体に保持する四方枠形状の枠部材105(上部フレーム106、縦フレーム107,107及び下部フレーム108)と、上部フレーム106及び下部フレーム108に収納される上部閉塞部材111及び下部閉塞部材112と、上部閉塞部材111及び下部閉塞部材112を進退動作させる図示しない上部進退機構及び下部進退機構と、から主に構成される二重ガラスパネル構造を成し、パネル材として透明のガラスパネル104が使用されることにより、間仕切パネル101によって仕切られる室内空間の開放感を演出することができるとともに、強度や遮音性に優れている。尚、本実施例では、ガラスパネル104,104と枠部材105とが一体化されてパネル本体120を構成しており、上部閉塞部材111または下部閉塞部材112とそれぞれに対応する各進退機構とが収納されている。さらに尚、ガラスパネル104,104は、透明度の高いポリカーボネートやアクリル樹脂製を使用してもよい。
枠部材105の構造について、図2に示されるように、縦フレーム107は、間仕切パネル101の上下方向に延びる芯部材171が前後面において上下方向に延びる被覆部材170に被覆されて構成され、左右方向に厚みを有する板状をなし、ガラスパネル104,104の間に配設されている。被覆部材170は、アルミ合金等の金属製の押出成形品であり、芯部材171は、左右方向に厚みを有する鋼製の板材である。
枠部材105は、剛性の高い鋼製の上部芯部材163と芯部材171とがL字状に連結されることにより、上部フレーム106と縦フレーム107との連結構造の構造強度を確保されている。また、ガラスパネル104,104は図示しない透明な両面テープにより縦フレーム107,107に固着されており、ガラスパネル104,104の荷重を上部芯部材163,163及び芯部材171,171により支持し、上部芯部材163,163の上部に取着された吊支部材109により間仕切パネル101を吊支している。
また、縦フレーム107,107の左または右側部には、それぞれ側部カバー部材176,177が取付けられている。隣接した間仕切パネル101,101が左右方向に連設される際には、側部カバー部材176,177同士が直接接触するため、ガラスパネル104,104の左右両側端面を保護できるようになっている。尚、左側の側部カバー部材176は、右側に凹む凹嵌合部176aが形成されており、右側の側部カバー部材177は、凹嵌合部176aに嵌合可能な形状の凸嵌合部177aが形成されている。
扉体付き移動式間仕切パネル1について説明する。実施例1では扉体付き移動式間仕切パネル1は、壁W(図1参照)に左右方向に押し当てられた状態で立設して用いられる例について説明している。図3を参照し、扉体付き移動式間仕切パネル1は、倒立L字状を成す枠体2と、該枠体2に後述するギアヒンジ5によって回動可能に取付けられる扉体7と、を備えている。扉体7は、前後一対のガラスパネル71,71と、前後一対のガラスパネル71,71を一体に保持する四方枠形状の枠部材72(上部フレーム73、縦フレーム74,74及び下部フレーム75)と、を備える二重ガラスパネル構造を成している。上部フレーム73の上面の右端部には、後述するプレート部材82(図5,6参照)が挿入されて該プレート部材82と係合する溝状の係合部73aが形成されている。下部フレーム75には、下部閉塞部材12と、該下部閉塞部材12を進退動作させる図示しない下部進退機構とが収納されている。尚、扉体7について間仕切パネル101と類似する部材については、特に断らない限り、詳細な説明を省略する。
図4(a)に示されるように、ギアヒンジ5は2つのギア付き取付板51,51を備え、該2つのギア付き取付板51,51はそれぞれ枠体2と扉体7とに固定されている。具体的には、一方のギア付き取付板51は、スペーサ26及び被覆部材27を介して枠体2内側の縦角管25b(図5参照)に取付けられており、他方のギア付き取付板51は、第一被覆部材74a、第一芯部材74b、スペーサ74c、第二被覆部材74d及び第二芯部材74eを備える扉体7の縦フレーム74に取付けられる。ギアヒンジ5は、扉体7の上下端部に亘って上下に延びて配置される長蝶番である(図3参照)。また、扉体7を紙面反時計回りに回動させることで、扉体7が180度開扉した状態にできる(図4(b)参照)。尚、ギアヒンジ5以外の形態の蝶番を用いてもよい。
図5を参照して、枠体2は、枠体骨組23にカバー部材21(図3参照。)が取付けられて構成されている。枠体骨組23は略同一平面上に2本略平行して並ぶ横角管24a,24bと、2本略平行して並ぶ縦角管25a,25bと、横チャンネル材25eと、により主に構成される。外側の縦角管25aの上端は、上側の横角管24aの下面に当接して溶接固定されている。内側の縦角管25bの上端は、上側の横角管24aの下面と略直角を成すように当接して溶接固定されている。下側の横角管24bの左端は、内側の縦角管25bの右面と略直角を成すように当接して溶接固定されている。また、内側の縦角管25bには扉体7がギアヒンジ5(図4参照)により取着されている。
図5,6を参照して、2本の横角管24a,24bの間にはスペーサ24cが配置されており、該スペーサ24cは2本の横角管24a,24bに溶接固定されている。2本の横角管24a,24bの間かつ左右中間には支点部材24dが配置されており、該支点部材24dは2本の横角管24a,24bに溶接固定されている。2本の横角管24a,24bの右端には上下に伸びる角管でできた縦チャンネル材24fの左面と当接して溶接固定されている。2本の縦角管25a,25bの間には3つのガイド部材25c,25c,25cと3つのハット部材25d,25d,25dとが配置されており、これらの部材は2本の横角管24a,24bに溶接固定されている。2本の縦角管25a,25bの間かつ下端部には、下向きコ字状で頭部に上下に貫通する孔が形成され枠体骨組23の下端を補強する横チャンネル材25eが溶接固定されている。また、下側の横角管24bの右端部には、上下に貫通するスリット24eが形成されている。
図3に戻って、枠体2の前面、側面及び後面には正面視倒立L字状のカバー部材21が図示しない固定手段により枠体骨組23(図5参照)に固定されている。枠体骨組23の上側の横角管24aの上端には上向きコ字状の上部フレーム6が溶接固定されており、吊支部材9,9が上側の横角管24aに取付けられている。また、該上部フレーム6には上部閉塞部材11と、該上部閉塞部材11を進退動作させる図示しない上部進退機構とが収納されている。また、枠体2の横チャンネル材25eの下端部には下部閉塞部材13と、該下部閉塞部材13を進退動作させる図示しない下部進退機構とが収納されている。
図5,6を参照して、枠体骨組23にはリンク機構8が組込まれており、該リンク機構8は、左右に延び2本の横角管24a,24bの前後外側部にある一対の揺動部材81,81と、上下に延び2本の縦角管25a,25bの間かつ前後内側部にあるバー部材83と、を備える。一対の揺動部材81,81は、その左右中間部において支点部材24dに軸支されており、その右端部において正面視略釣鐘型を成すプレート部材82を前後に延びる軸82aによって回動自在に軸支され、その下端は左右方向に揺動可能となっている。プレート部材82は、下側の横角管24bに形成されたスリット24eに挿通しており、係合部73a(図3参照)に係合することで扉体7の回動を規制することができる。尚、揺動部材81は長尺の板状を成す。
バー部材83は、上部板84と、中部板85と、下部棒86とが連結して構成されている。中部板85にはリンク機構操作部87(前面板87A、回転駆動部87B及び後面板87C)が装着されており、前面板87A及び後面板87Cが2本の縦角管25a,25bに固定され、中部板85に形成された左右方向に長い長孔85aにリンク機構操作部87の突起87aが遊嵌されている(図7参照)。下部棒86の下端部に取着された落とし棒86aは、床面Fに設置されたフランス落し用の受け具86bに挿入して係合することで、枠体2を床面Fに対して安定して固定させることができる。
リンク機構8の動作について説明する。図7(a)は、扉体付き移動式間仕切パネル1をレール3に沿って移動させる際の状態を示している。
図示しないクランクハンドルにより回転駆動部87Bの突起87aを0時の位置に合わせると、中部板85が上がり、バー部材83が一体として上がるため、落とし棒86aが受け具86bとの係合状態が解除される。同時に、一対の揺動部材81,81の左端部が上がり右端部が下がるため、プレート部材82が下がり、係合部73a(図3参照)に係合する。
また、図7(b)は、扉体付き移動式間仕切パネル1を床面Fに立設させる際の状態を示している。このとき、扉体付き移動式間仕切パネル1を壁W(図1参照)に当接するまで移動させた状態で床面Fに固定させる。図示しないクランクハンドルにより回転駆動部87Bの突起87aを6時の位置に回すと、中部板85が下がり、バー部材83が一体として下がるため、落とし棒86aが受け具86bに挿入して係合する。同時に、一対の揺動部材81,81の左端部が下がり右端部が上がるため、プレート部材82が上がり、係合部73a(図3参照)との係合状態が解除される。
図8,9に示されるように、扉体付き移動式間仕切パネル1をレール3に沿って移動させる際プレート部材82は係合部73aに挿入されて係合されており(図8(a),図9(a)参照)、扉体付き移動式間仕切パネル1を床面Fに立設させる際プレート部材82は扉体7の係合部73aとの係合状態が解除されている(図8(b),図9(b)参照)。
図8を参照して、プレート部材82は正面視略左右対称を成し、左右略中心かつ上方が軸82aにより回動自在に軸支されているため、一対の揺動部材81,81の傾きに関わらずプレート部材82の下辺を常に略水平に保つことができ、プレート部材82が扉体7の係合部73aに挿入して係合しやすくなっている。また、プレート部材82は、左右略中心の上方を軸82aにより軸支されており、プレート部材82の重心が左右略中心の下方に位置することから、プレート部材82の下辺を安定的に略水平に保ちやすい。プレート部材82が扉体7の係合部73aに挿入した状態(図9(a)参照)で扉体7がギアヒンジ5を中心に回動しようとする力がプレート部材82にかかった場合、プレート部材82は左右に亘って係合部73aに当接しているため係合部73aから相対的に押される力が左右方向に分散されるため、扉体7のプレート部材82は変形または破損しにくくなっている。
図9を参照して、プレート部材82は下側の横角管24bに形成された上下一対のスリット24e,24eに挿通されていることから、プレート部材82が扉体7の係合部73aに挿入した状態(図9(a)参照)で扉体7が回動しようとする場合、プレート部材82はスリット24e,24eを形成する横角管24b内面に当接し、プレート部材82の前後移動を規制できるため、プレート部材82の変形を防止可能となっている。また、プレート部材82は、前後に延びる軸82aによって回動自在に軸支されている。
実施例1の変形例について説明する。なお、前記実施例に示される構成部分と同一のものについては、同一符号を付して重複する説明を省略する。プレート部材82は図8に示されるような正面視略釣鐘型を成すに限らず、図10(a)に示されるような等脚台形を成すプレート部材82Aであったり、また図10(b)に示されるような倒立T字状を成すプレート部材82Bであったりしてもよい。すなわち、重心が下方に位置することが好ましく、左右略対称を成すことが好ましく、下辺が左右に延びる形状を有する形状であることが好ましく、これらすべてを満たすことが特に好ましい。
以上説明したように、本実施例の扉体付き移動式間仕切パネル1は、2本の横角管24a,24bの下部には、左右方向に延びるプレート部材82が備えられており、該プレート部材82は、上下方向に進退させることができ、扉体7の上部の係合部73aに係合し扉体7の回動を規制する。このことから、レール3に沿って扉体付き移動式間仕切パネル1を移動させる際、プレート部材82は扉体7の係合部73aに係合することで、扉体7が回動しようとする場合、プレート部材82を係合部73aによって押されるようにかかる力が分散されるため、扉体付き移動式間仕切パネル1をレール3に沿って移動する際、扉体7の回動によりプレート部材が変形または破損するのを防止しながら扉体7の回動の規制を繰り返しできる。
また、下側の24bにはスリット24eが形成されており、プレート部材82がスリット24eに案内されてスリット24eを挿通していることから、プレート部材82がスリット24eを形成する内面によってプレート部材82の前後移動を規制できるため、プレート部材82の変形を防止可能となる。
また、2本の横角管24a,24bは、左右に延びる一対の揺動部材81,81が組付けられ、該一対の揺動部材81,81は、その左右中間部において支点部材24dに軸支されていることから、簡単な機構でプレート部材82を上下運動させられる。
また、プレート部材82は、一対の揺動部材81,81の端部において前後に延びる軸82aによって回動自在に軸支されていることから、一対の揺動部材81,81の傾きによらずプレート部材82が常に同一の姿勢に保たれるため、プレート部材82が扉体7の係合部73aに係合しやすい。
また、2本の横角管24a,24bの前後外側部に一対の揺動部材81,81が配設されていることから、2本の横角管24a,24bの上下寸法を抑えて一対の揺動部材81,81を配設できる。さらに、扉体7のガラスパネルの上下寸法を広く確保できる。
また、揺動部材81は板状を成していることから、一対の揺動部材81,81の前後寸法を抑えることができる。
実施例2に係る扉体付き移動式間仕切パネルにつき、図11,12を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一のものについては、同一符号を付して重複する説明を省略する。
図11に示されるように、バー部材283は、上部板284と、上部連結板285Aと、下部連結板285Bと、下部棒286と、が連結して構成されている。上部連結板285A及び下部連結板285Bにはリンク機構操作部287が装着されており、上部連結板285Aに形成された長孔285aがリンク機構操作部287の突起287aによって遊嵌されており、下部連結板285Bに形成された長孔285bがリンク機構操作部287の突起287bによって遊嵌されている。
図11,12を参照して、プレート部材282は正面視略釣鐘型を成し、上下方向に延びる延伸部282aと、該延伸部282aの下端部が後方に折り曲げられて延びる延設部282bとを備え、延伸部282aと延設部282bとが鋭角を成すように側面視略L字状を成している。また、扉体207の上方に備えられ側面視略倒立L字状を成す被係合部材270は、上下方向に延びる延伸部270aと、該延伸部270aの上端部が前方に折り曲げられて略延設部282bと平行に延びる延設部270bとを備え、延伸部270aと延設部270bとが鋭角を成すように側面視略L字状の係合部273aが形成されている。
図11(a)は、扉体付き移動式間仕切パネル201をレール3に沿って移動させる際の状態を示している。はじめに突起287aが6時の位置に、突起287bが0時の位置にある場合、上部連結板285Aが下がり、下部連結板285Bが上がった状態であるため、バー部材283は上下に縮んだ状態である。このとき、下部棒286の下端部に取着された落とし棒286aが受け具286bに対する係合は解除状態である。同時に一対の揺動部材281,281の左端部が下がり右端部が上がった状態であるため、プレート部材282が上がった状態となり、延設部282bが被係合部材270の延設部270bと当接し、プレート部材282が係合部273aに係合した状態である(図12(a)参照)。尚、プレート部材282が係合部273aに係合しながら扉体207を持ち上げることから、扉体207を安定して保持できるとともに扉体207が取付けられている内側の縦角管25bにかかる荷重を減らすことができる。
また、図11(a)に示される状態から、図示しないクランクハンドルにより突起287aを6時から0時の位置に、突起287bを0時から6時の位置に回すと、上部連結板285Aが上がり、下部連結板285Bが下がるため、バー部材283は上下に伸びる挙動を行う(図11(a)矢印参照)。このとき、図11(b)に示されるように、下部棒286の下端部に取着された落とし棒286aが受け具286bに挿入して係合する。同時に一対の揺動部材281,281の左端部が上がり右端部が下がるため、プレート部材282が下がり、係合部273aとの係合状態が解除され(図12(b)参照)、図11(b)に示される扉体付き移動式間仕切パネル201を床面Fに立設させる際の状態となる。
実施例3に係る扉体付き移動式間仕切パネルにつき、図13を参照して説明する。尚、前記実施例に示される構成部分と同一のものについては、同一符号を付して重複する説明を省略する。
図13に示されるように、プレート部材382は、上下方向に延びる延伸部382aと、該延伸部の下端部から後方に折り曲げられて延びる延設部382bと、該延設部382bの後端部から上方に折り曲げられて延びる鈎部382cと、を備える。また、扉体307の上方に備えられ側面視略倒立L字状を成す被係合部材370は、上下方向に延びる延伸部370aと、該延伸部370aの上端部が前方に折り曲げられて延びる延設部370bとを備え、該延設部370bには、鈎部382cに対応する上下に貫通した孔状の係合部373aが形成されている。
図13(a)を参照して、扉体付き移動式間仕切パネル301をレール3に沿って移動させる際プレート部材382が上がると、鈎部382cが係合部373aに下方から挿通するように、プレート部材382は係合部373aに係合する。また、図13(b)を参照して、扉体付き移動式間仕切パネル301を床面Fに立設させる際プレート部材382が下がると、鈎部382cが係合部373aから下方に外れ、プレート部材382の係合状態が解除される。尚、プレート部材382が上がると、鈎部382cが係合部373aに下方から挿通するため、鈎部382cが係合部373aから外れにくく、確実に係合できる。さらに尚、リンク機構の動作については実施例2と同様なので、詳細な説明を省略する。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、外側の縦角管25aの上端は、上側の横角管24aの下面に当接して溶接固定されていると説明したが、これに限らず、上側の横角管の左端が、外側の縦角管の右面と略直角を成すように当接して溶接固定されていてもよい。
また、内側の縦角管25bの上端は、上側の横角管24aの下面と略直角を成すように当接して溶接固定されていると説明したが、これに限らず、上側の横角管の左端が、内側の縦角管の右面と略直角を成すように当接して溶接固定され、2本の縦杆の間かつ上端部に別途連結部材を設けてもよい。
また、下側の横角管24bの左端は、内側の縦角管25bの右面と略直角を成すように当接して溶接固定されていると説明したが、これに限らず、内側の縦角管の上端が、下側の横角管の下面と略直角を成すように当接して溶接固定されていてもよい。
また、2本の横角管24a,24bの右端には上下に伸びる角管でできた縦チャンネル材24fの左面と当接して溶接固定されていると説明したが、これに限らず、2本の横角管の間かつ右端部にスペーサが配置され、該スペーサが2本の横角管に溶接固定されていてもよい。
また、揺動部材は前後2枚で一対を成すように配設されていると説明したが、これに限らず、前または後に1枚だけでもよい。
また、一対の揺動部材は横角管24a,24bの前後外側部にあると説明したが、これに限らず、横角管24a,24bの前後内側部にあってもよい。
また、扉体付き移動式間仕切パネル及び間仕切パネル101は、ガラスパネルを保持すると説明したが、これに限らず、透光性を有さないパネルであってもよい。
また、扉体付き移動式間仕切パネル及び間仕切パネル101は、一対の吊支部材9,9により上端が吊支されると説明したが、これに限らず、1または3つ以上の吊支部材により上端が吊支されていてもよい。
また、プレート部材は左右に亘って係合部に当接すると説明したが、これに限らずプレート部材の一部が係合部に当接するものであってもよい。
1 扉体付き移動式間仕切パネル
2 枠体
3 レール(誘導路)
7 扉体
8 リンク機構
9 吊支部材
10 移動間仕切装置
24a,b 横角管
25a,b 縦角管
73a 係合部
81 揺動部材
82 プレート部材
82A,B プレート部材
82a 軸
83 バー部材
101 間仕切パネル
201 扉体付き移動式間仕切パネル
207 扉体
282 プレート部材
273a 係合部
281 揺動部材
301 扉体付き移動式間仕切パネル
307 扉体
382 プレート部材
373a 係合部
F 床面
R 天井面(天井)
W 壁

Claims (5)

  1. 天井に設けられる誘導路に吊支部材を介して吊支され、該誘導路に沿って移動可能であり、枠体の横枠部に前記吊支部材が取付けられ、かつ前記枠体の縦枠部に扉体を回動可能に取付けられている扉体付き移動式間仕切パネルであって、
    前記横枠部の下部には、左右方向に延びるプレート部材が備えられており、該プレート部材は、上下方向に進退させることができ、前記扉体の上部の係合部に係合し前記扉体の回動を規制可能となっていることを特徴とする扉体付き移動式間仕切パネル。
  2. 前記横枠部にはスリットが形成されており、前記プレート部材が前記スリットに案内されて前記スリットを挿通していることを特徴とする請求項1に記載の扉体付き移動式間仕切パネル。
  3. 前記横枠部には、左右に延びる揺動部材が組付けられ、該揺動部材の左右中間部において前記横枠部に軸支されていることを特徴とする請求項1または2に記載の扉体付き移動式間仕切パネル。
  4. 前記プレート部材は、前記揺動部材の端部において前後に延びる軸によって回動自在に軸支されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の扉体付き移動式間仕切パネル。
  5. 前記横枠部の前方外側に前記揺動部材が配設されていることを特徴とする請求項3または4に記載の扉体付き移動式間仕切パネル。
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