JP2020091157A - 光学式距離計測装置及び移載システム - Google Patents

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Abstract

【課題】距離計測誤差を従来よりも抑制する。【解決手段】対象物に向けてレーザパルスを出射する出射部と、レーザパルスの対象物における反射光を受光する受光部と、レーザパルスの出射タイミングと反射光の受光タイミングとの時間差に基づいて対象物までの距離を演算する距離演算部とを備える光学式距離計測装置であって、距離演算部は距離の反射光の光強度に応じた誤差を補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、光学式距離計測装置及び移載システムに関する。
下記特許文献1には、測定対象物に向けてパルスレーザ光線を出射し、当該パルスレーザ光線の反射光を受光して距離を計測する距離測定装置が開示されている。この距離測定装置は、所謂TOF(Time of Flight)方式の光学式距離計測装置であり、パルスレーザ光線の出射タイミングと反射光の受光タイミングとの時間差を測定することにより測定対象物までの距離を計測する。
特開2007−071595号公報
ところで、このようなTOF(Time of Flight)方式の光学式距離計測装置は、測定対象物の光反射率が異なると反射光の強度に差異が発生し、この差異が測定誤差となる。例えば透明な袋に収容された物や鏡面状の蓋を備える瓶等の測定対象物と表面が黒色の測定対象物とでは、光反射率が異なるので、距離測定における誤差が比較的大きくなるという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、反射光の強度の差異に基づく距離計測誤差を補正することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明では、光学式距離計測装置に係る第1の解決手段として、対象物に向けてレーザパルスを出射する出射部と、前記レーザパルスの前記対象物における反射光を受光する受光部と、前記レーザパルスの出射タイミングと前記反射光の受光タイミングとの時間差に基づいて前記対象物までの距離を演算する距離演算部とを備える光学式距離計測装置であって、前記距離演算部は、前記距離の前記反射光の光強度に応じた誤差を補正する、という手段を採用する。
本発明では、光学式距離計測装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記距離演算部は、予め取得した前記距離と前記光強度との関係に基づいて前記反射光の光強度に応じた誤差を補正する、という手段を採用する。
本発明では、光学式距離計測装置に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記距離演算部は、前記距離の前記環境温度に応じた誤差を補正する、という手段を採用する。
本発明では、光学式距離計測装置に係る第4の解決手段として、上記第1〜第3のいずれかの解決手段において、規定の導光長を有する導光路と、前記レーザパルスの出射先を前記対象物と前記導光路とに切換える光路切換手段とを備え、前記距離演算部は、前記導光路を経由した前記レーザパルスの受光タイミングに基づいて前記環境温度に応じた誤差を補正する、という手段を採用する。
本発明では、光学式距離計測装置に係る第5の解決手段として、上記第1〜第4のいずれかの解決手段において、前記受光部は、前記対象物に対して前記レーザパルスを走査状に出射し、前記受光部は、前記対象物の各部位で反射して発生する前記反射光を受光し、前記距離演算部は、前記各部位までの距離を演算する、という手段を採用する。
本発明では、及び移載システムに係る解決手段として、前記対象物を移載する移載機構と、上記第1〜第5のいずれかの解決手段に係る光学式距離計測装置と、当該光学式距離計測装置の計測距離に基づいて前記移載機構を制御する制御装置とを備える、という手段を採用する。
本発明によれば、距離計測誤差を従来よりも抑制することが可能である。
本発明の一実施形態に係る移載システムの全体構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る光学式距離計測装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る光学式距離計測装置の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の一実施形態における受光誤差の補正データを示す特性図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
本実施形態に係る移載システムは、図1に示すように三次元レーザセンサ1、計測コンピュータ2、ピッキングシステム制御コンピュータ3、上位制御コンピュータ4、ロボットコントローラ5及びピッキングロボット6を備えている。
このら各構成要素のうち、三次元レーザセンサ1は、本発明における光学式距離計測装置に相当する。また、ピッキングシステム制御コンピュータ3、上位制御コンピュータ4及びロボットコントローラ5は、本発明における制御装置を構成しいている。このような移載システムは、物流倉庫等において所定容器に収容された物品W(ワーク)をピックアップして他の容器に詰め替えるピッキングシステムである。また、上記物品W(ワーク)は、例えば三次元形状を有する箱体である。
三次元レーザセンサ1は、所謂TOF(Time of Flight)方式の光学式距離計測装置であり、ピッキングロボット6の先端部に装着されている。この三次元レーザセンサ1は、レーザパルスPを物品Wに向けて出射すると共に当該レーザパルスPの物品Wにおける反射光Rを受光し、上記レーザパルスPの出射タイミングと上記反射光Rの受光タイミングとの時間差Tに基づいて物品Wまでの距離Dを演算する。なお、この距離Dは、本発明における計測距離である。
このような三次元レーザセンサ1は、図2に示すように、信号処理基板1a、水平走査ドライバ1b、水平軸ポリゴンミラー1c、垂直走査ドライバ1d、垂直走査モータ1e、垂直走査ミラー1f、パルス電流増幅器1g、レーザダイオード1h、フォトダイオード1i、電圧増幅器1j、計時カウンタ1k及び基準光ファイバ1mを備えている。
ここで、三次元レーザセンサ1の各構成要素のうち、信号処理基板1a、水平走査ドライバ1b、水平軸ポリゴンミラー1c、垂直走査ドライバ1d、垂直走査モータ1e、垂直走査ミラー1f、パルス電流増幅器1g及びレーザダイオード1hは、物品Wに向けてレーザパルスPを出射する出射部を構成している。
また、三次元レーザセンサ1の各構成要素のうち、信号処理基板1a、水平走査ドライバ1b、水平軸ポリゴンミラー1c、垂直走査ドライバ1d、垂直走査モータ1e、垂直走査ミラー1f、フォトダイオード1i及び電圧増幅器1jは、レーザパルスPの物品Wにおける反射光Rを受光する受光部を構成している。
さらに、三次元レーザセンサ1の各構成要素のうち、信号処理基板1a及び計時カウンタ1kは、レーザパルスPの出射タイミングと反射光Rの受光タイミングとの時間差Tに基づいて物品Wまでの距離Dを演算する距離演算部を構成している。
信号処理基板1aは、信号処理回路が実装されたプリント回路基板である。この信号処理基板1aは、水平走査ドライバ1bに水平走査制御信号を出力すると共に垂直走査ドライバ1dに垂直走査制御信号を出力することにより、水平走査ドライバ1b及び垂直走査ドライバ1dを制御する。
また、信号処理基板1aは、上記レーザパルスP(光信号)の元となる送信パルスS1(電気信号)をパルス電流増幅器1g及び計時カウンタ1kに出力すると共に、上記送信パルスS1及び後述する増幅受光信号S2に基づいて計時カウンタ1kから入力される計時信号S5に基づいて距離Dを演算し、当該距離Dを計測コンピュータ2に出力する。なお、上記計時信号S5は、時間差Tを示すパルス信号である。
ここで、詳細については後述するが、信号処理基板1aは、上記距離Dの演算処理の一環として、レーザダイオード1hにおけるレーザパルスPの出射タイミングを環境温度に応じて補正する。また、信号処理基板1aは、上記受光タイミングを補正するための補正データを予め記憶しており、フォトダイオード1iにおける反射光Rの受光タイミングを反射光Rの光強度に応じて補正する。
水平走査ドライバ1bは、信号処理基板1aから入力される水平走査制御信号に基づいて水平軸ポリゴンミラー1cを回転駆動する駆動回路である。すなわち、水平走査ドライバ1bは、水平走査制御信号に基づいて水平駆動信号を生成して水平軸ポリゴンミラー1cに出力する。
水平軸ポリゴンミラー1cは、水平駆動信号によって駆動されるモータと、レーザダイオード1hから入射するレーザパルスPの入射方向に直行する向きの回転軸を備える。また、この水平軸ポリゴンミラー1cは、互いに直行する4平面から形成されると共に中心に上記回転軸が設けられた鏡面を周面として備える回転鏡である。このような水平軸ポリゴンミラー1cは、レーザダイオード1hから入射するレーザパルスP及び垂直走査ミラー1fから入射する反射光Rを回転角に応じた方向に反射する。
ここで、水平軸ポリゴンミラー1cは、レーザパルスPの最大水平走査範囲に相当する最大回動角範囲で回動することによりレーザパルスPを水平方向に走査する。また、水平軸ポリゴンミラー1cには上記最大水平走査範囲よりも狭い計測回動角範囲が設定されている。この計測回動角範囲は、物品Wに対するレーザパルスPの水平走査範囲に相当するものである。
垂直走査ドライバ1dは、信号処理基板1aから入力される垂直走査制御信号に基づいて垂直走査モータ1eを回転駆動する駆動回路である。すなわち、垂直走査ドライバ1dは、垂直走査制御信号に基づいて垂直駆動信号を生成して垂直走査モータ1eに出力する。
垂直走査モータ1eは、上記垂直駆動信号に基づいて垂直走査ミラー1fを揺動させる。垂直走査ミラー1fは、回動軸が面一に設けられた平面鏡であり、水平軸ポリゴンミラー1cから入射したレーザパルスPを揺動角に応じた方向に反射すると共に、物品Wから入射した反射光Rを揺動角に応じた方向に反射する。
このような信号処理基板1a、水平走査ドライバ1b、水平軸ポリゴンミラー1c、垂直走査ドライバ1d、垂直走査モータ1e及び垂直走査ミラー1fは、レーザダイオード1hから入射するレーザパルスPを水平方向及び垂直方向に走査状に出射する光走査部を構成している。すなわち、この光走査部は、レーザパルスPを物品Wの各所に二次元的(水平方向及び垂直方向)に照射すると共に、上記各所で各々発生する反射光Rをフォトダイオード1iに向けて出射する。
パルス電流増幅器1gは、信号処理基板1aから入力される送信パルスS1を電流増幅してレーザダイオード1hに出力する電流増幅回路である。すなわち、このパルス電流増幅器1gは、送信パルスS1を電流増幅することにより駆動パルスを生成してレーザダイオード1hに出力する。レーザダイオード1hは、上記駆動パルスをレーザパルスPに変換する光電変換素子(半導体素子)である。このレーザダイオード1hは、レーザパルスPを水平軸ポリゴンミラー1cに向けて出射する。
フォトダイオード1iは、水平軸ポリゴンミラー1cから入射した反射光R(光信号)を受光信号(電気信号)に変換する光電変換素子(半導体素子)である。このフォトダイオード1iは、受光信号を電圧増幅器1jに出力する。電圧増幅器1jは、受光信号を電圧増幅する電圧増幅回路である。この電圧増幅器1jは、受光信号を電圧増幅した増幅受光信号S2を計時カウンタ1kに出力する。
計時カウンタ1kは、信号処理基板1aから入力される送信パルスS1を計時開始信号として、電圧増幅器1jから入力される増幅受光信号S2を計時終了信号とするカウンタ回路である。この計時カウンタ1kは、送信パルスS1に同期する計時開始パルスS3と増幅受光信号S2に同期する計時終了パルスS4とを含む計時信号S5を信号処理基板1aに出力する。なお、計時カウンタ1kは、増幅受光信号S2を所定のしきい値と比較することにより二値化することにより計時終了パルスS4を生成する。
基準光ファイバ1mは、規定の導光長を有する導光路であり、一端(入射端)から水平軸ポリゴンミラー1cから入射したレーザパルスPが入射し、他端(出射端)からレーザパルスPをフォトダイオード1iに向けて出射する。この基準光ファイバ1mの一端(入射端)の位置は、上述した水平軸ポリゴンミラー1cの計測回動角範囲から外れた位置に位置設定されている。
なお、詳細については後述するが、基準光ファイバ1mは、レーザパルスPの出射タイミングの環境温度に応じた変動の補正に用いる光学部品である。また、上述した水平軸ポリゴンミラー1cは、レーザパルスPの出射先を物品W(対象物)と上記基準光ファイバ1m(導光路)とに切換える光路切換手段でもある。
このように構成された三次元レーザセンサ1つまり信号処理基板1aは、三次元レーザセンサ1(ピッキングロボット6の先端部)から物品Wまでの距離Dを計測コンピュータ2に出力する。計測コンピュータ2は、この距離Dに基づいてピッキングロボット6に固有のロボット座標系における物品Wの位置を演算して中継装置3に出力する。
ピッキングシステム制御コンピュータ3は、計測コンピュータ2及びロボットコントローラ5と上位制御コンピュータ4との間通信を中継する装置である。このピッキングシステム制御コンピュータ3は、ロボット座標系における物品Wの位置を示す物品位置情報を上位制御コンピュータ4及びロボットコントローラ5に送信すると共に、上位制御コンピュータ4から入力されるピッキング作業指令をロボットコントローラ5に送信する。
上位制御コンピュータ4は、ピッキングロボット6が行う物品Wのピッキング作業を含めた周辺機器(ベルトコンベア等)を統括的に制御する制御装置であり、上記ピッキング作業指令をロボットコントローラ5に出力する。ロボットコントローラ5は、ピッキング作業指令と三次元レーザレーダ1と計測コンピュータ2から得られた物品位置情報とに基づいてピッキングロボット6にピッキング作業を行わせるためのロボット制御信号、つまりピッキングロボット6の各可動部を制御する制御信号を生成してピッキングロボット6に出力する。
ピッキングロボット6は、先端部に物品Wを把持する把持部を備えた多関節ロボットであり、また物品W(対象物)を移載する移載機構である。このピッキングロボット6は、関節及び把持部が上記可動部であり、各可動部がロボット制御信号に基づいて作動することにより所定容器に収容された物品Wを把持して他の容器に詰め替える。
次に、本実施形態に係る移載システムの動作、特に本実施形態に係る三次元レーザセンサ1(光学式距離計測装置)の動作について、図3及び図4を用いて説明する。
最初に移載システムの全体的な動作を説明すると、ピッキングロボット6は、上位制御コンピュータ4からピッキングシステム制御コンピュータに入力されるピッキング作業指令及び三次元レーザセンサ1からピッキングシステム制御コンピュータ3に入力される物品位置情報に基づいてロボットコントローラ5が生成するロボット制御信号に基づいて動作することによりピッキング作業を行う。
このようなピッキング作業では、ピッキングロボット6が物品Wを的確に把持することが所定の作業品質や作業効率を確保する上で極めて重要である。そして、この物品Wの的確な把持を実現する上で、物品位置情報の精度が極めて重要である。本実施形態に係る三次元レーザセンサ1(光学式距離計測装置)は、レーザパルスP及び反射光Rを用いたTOF方式に基づいて物品Wまでの距離Dを計測するが、この距離Dは、計時カウンタ1kに入力される送信パルスS1及び増幅受光信号S2に基づいて計測される。
図3は、三次元レーザセンサ1における距離Dの計測方法を示すタイミングチャートである。信号処理基板1aは、計時カウンタ1kから計時開始パルスS3と計時終了パルスS4とを含む計時信号S5が入力されると、図3の計時信号S5に示すように、計時開始パルスS3の立上タイミングt0と計時終了パルスS4の立上タイミングt1との時間差(計測時間T)を検出し、この計測時間Tに光伝搬速度を乗算することにより距離Dを演算する。
ここで、計時開始パルスS3の立上タイミングt0と物品Wに実際に出射されるレーザパルスPの出射タイミングとの間には、図3のレーザパルスPに示すように一定の時間差(時間遅延)が存在する。この時間遅延は、レーザダイオード1hの環境温度つまり移載システムの周囲温度に起因する距離Dの計測誤差(出射誤差ΔT)である。
また、増幅受光信号S2の振幅は、図3の増幅受光信号S2に示すように、物品Wの光反射率つまり反射光Rの光強度に応じて変化する。すなわち、増幅受光信号S2のタイミングつまり反射光Rの受信タイミングは、物品Wの光反射率に起因する距離Dの計測誤差(受光誤差ΔT)となる。
本実施形態に係る三次元レーザセンサ1(光学式距離計測装置)は、このような出射誤差要因及び受光誤差要因を以下のようにして補正する。
すなわち、信号処理基板1aは、基準光ファイバ1mを経由してフォトダイオード1iが受光したレーザパルスPの受光タイミングTaを示す第1パルスと物品Wを介してフォトダイオード1iが受光した反射光Rの受光タイミングTbを示す第2パルスとを計時カウンタ1kから取得し、受光タイミングTaと受光タイミングTbとの時間差を出射誤差ΔTとして計測する。
そして、信号処理基板1aは、計測時間Tから出射誤差ΔTを減算することにより当該出射誤差ΔTを補正する。より詳細には、計測時間Tと、基準温度における基準光ファイバ1mを経由した、計測時間T0との差分に基づき、出射誤差ΔT1を推定する。あるいは、距離データとして出力し、基準の距離との比較により出射誤差の影響を推定する。
また、信号処理基板1aは、予め記憶している補正データを用いることにより受光誤差ΔTを補正する。この補正データは、図4に示すように反射光Rの光強度と距離Dとの関係を示す特性Qであり、標準光強度Aに対する反射光Rの光強度の偏差に応じて標準光強度Aに対応する標準距離Dに対する補正量を示すものである。
本実施形態に係る三次元レーザセンサ1(光学式距離計測装置)によれば、このようにして出射誤差ΔT及び受光誤差ΔTを補正するので、物品Wまでの距離Dの計測における距離計測誤差を従来よりも抑制することが可能である。したがって、本実施形態に係る移載システムによれば、物品Wを従来よりも的確に把持することが可能であり、よってピッキング作業の作業品質や作業効率を従来よりも向上させることが可能である。
また、本実施形態によれば、物品Wに対してレーザパルスPを二次元的に走査して照射し、物品Wの各部位の反射光Rを受光して物品Wまでの距離Dを取得するので、例えば物品Wの1点にレーザパルスPを照射する場合に比較して、三次元形状を有する物品W(箱体)までの距離Dを的確に計測することが可能である。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態では、三次元レーザセンサ1(光学式距離計測装置)を移載システムに適用したが、本発明はこれに限定されない。本発明に係る光学式距離計測装置は、移載システム以外の様々なシステムに適用することが可能である。また、本発明に係る光学式距離計測装置は単独の計測装置として構成してもよい。
(2)上記実施形態では、移載機構としてピッキングロボット(多関節ロボット)を採用したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、ピッキングロボット(多関節ロボット)以外の機構を移載機構として採用してもよい。
(3)上記実施形態では、出射誤差ΔT及び受光誤差ΔTを補正したが、本発明はこれに限定されない。出射誤差ΔTと受光誤差ΔTとを比較すると、出射誤差ΔTは光誤差ΔTよりも小さいので、場合によっては出射誤差ΔTの補正を省略してもよい。また、出射誤差ΔT及び受光誤差ΔTの具体的な補正方法は上記実施形態に限定されない。
(4)上記実施形態では、反射光Rの光強度と距離Dとの関係を示す特性Qを補正データとして信号処理基板1aに記憶させたが、本発明はこれに限定されない。例えば、特性Qに代えて反射光Rの光強度と時間差Tとの関係を示す補正データを採用してもよい。
W 物品(対象物)
P レーザパルス
R 反射光
S1 送信パルス
S2 増幅受光信号
S3 計時開始パルス
S4 計時終了パルス
S5 計時信号
T 計測時間
ΔT 出射誤差
ΔT 受光誤差
1 三次元レーザセンサ(光学式距離計測装置)
1a 信号処理基板
1b 水平走査ドライバ
1c 水平軸ポリゴンミラー(光路切換手段)
1d 垂直走査ドライバ
1e 垂直走査モータ
1f 垂直走査ミラー
1g パルス電流増幅器
1h レーザダイオード
1i フォトダイオード
1j 電圧増幅器
1k 計時カウンタ
1m 基準光ファイバ
2 計測コンピュータ
3 ピッキングシステム制御コンピュータ
4 上位制御コンピュータ
5 ロボットコントローラ
6 ピッキングロボット(移載機構)

Claims (6)

  1. 対象物に向けてレーザパルスを出射する出射部と、前記レーザパルスの前記対象物における反射光を受光する受光部と、前記レーザパルスの出射タイミングと前記反射光の受光タイミングとの時間差に基づいて前記対象物までの距離を演算する距離演算部とを備える光学式距離計測装置であって、
    前記距離演算部は、前記距離の前記反射光の光強度に応じた誤差を補正することを特徴とする光学式距離計測装置。
  2. 前記距離演算部は、予め取得した前記距離と前記光強度との関係に基づいて前記反射光の光強度に応じた誤差を補正することを特徴とする請求項1に記載の光学式距離計測装置。
  3. 前記距離演算部は、前記距離の前記環境温度に応じた誤差を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の光学式距離計測装置。
  4. 規定の導光長を有する導光路と、
    前記レーザパルスの出射先を前記対象物と前記導光路とに切換える光路切換手段とを備え、
    前記距離演算部は、前記導光路を経由した前記レーザパルスの受光タイミングに基づいて前記環境温度に応じた誤差を補正することを特徴とする請求項3に記載の光学式距離計測装置。
  5. 前記受光部は、前記対象物に対して前記レーザパルスを走査状に出射し、
    前記受光部は、前記対象物の各部位で反射して発生する前記反射光を受光し、
    前記距離演算部は、前記各部位までの距離を演算することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学式距離計測装置。
  6. 前記対象物を移載する移載機構と、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学式距離計測装置と、
    当該光学式距離計測装置の計測距離に基づいて前記移載機構を制御する制御装置と
    を備えることを特徴とする移載システム。
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