JP2020090806A - 直線部材によるドーム状部材網の構築方法 - Google Patents

直線部材によるドーム状部材網の構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ドーム状構造体の構築の前段階になるドーム状部材網の構築をよりシンプルにして建設費の低減を図ることができるドーム状部材網を構築する方法を提供する。【解決手段】直線部材1を放射状に配置した平面部材網を空中に吊り上げた状態で、全部の直線部材1の外側端部を包囲する包囲ワイヤを引き寄せて全部の直線部材1の両端部間を小さくする縮径をして全部の直線部材によるアーチを形成することによってドーム状部材網を構築することができる。【選択図】図7

Description

本発明は、「特許第6063086号」に関するドーム状の部材網を構築する新たな方法を提案するものである。
ドーム又はドーム状構造体を構築する場合、現場で仮設足場、支保工、形枠を組みコンクリートを打設して構築する方法や、工期短縮、高所作業の軽減等をはかるため、事前に工場等で製作した各種部材を建設現場に運搬し、建設現場に仮設足場、支保工を組み、クレーン等により各種部材を持上げ、それらを接続・結合して構築する方法等が実施されている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
このような従来の方法は、構築するドーム形状に合わせたコンクリート打設用形枠や、組み立て部材を製造・加工することが不可欠であるが、特許文献3の方法はそれらとは全く異にして、直線状部材を現場でアーチ状に強制変形させてドーム状部材網を構築することにより、仮設足場、支保工、クレーン等の重機の使用や高所作業を大幅に減少させるものであるが、ドーム状部材網の構築に関して、その構築が複雑なため建設費の上昇を招くことが危惧されている。
特開平11−062004号公報 特開平10−061014号公報 特許第6063086号公報
本発明は「特許第6063086号」によるドーム状構造体の構築の前段階になるドーム状部材網の構築をよりシンプルにして建設費の低減を図ることを課題とする。
本願発明は,構築するドーム状構造体の自重や外荷重に耐える基礎工3の上に、最初に直線部材1による平面部材網を組み立て、次にこの平面部材網の両端部の間を小さくする縮径をして、平面部材網を上方に凸状に強制変形させてドーム中心の高さであるライズを大きくするライズアップによってドーム状部材網を構築する方法に関するものである。構築されたドーム状部材網を利用して各種のドーム状構造体が構築される。
図1は直線部材1によって構築するドーム状部材網の完成時の断面図である。ここで、Lはドーム中心位置断面の直径、スパンであり、fはスパンL時のドーム中心位置の高さ、ライズである。
直線部材1の断面は、通常上下に長い矩形断面を使用するが、矩形断面の場合、長手方向の強軸に対する曲げ作用は強いが、強軸に直交する幅方向の弱軸に対しては曲げ作用に弱いという特徴がある。小規模のドームの場合には、図2(a)の矩形断面(高さh、幅t)とするが円形断面(直径φ)にする場合もある。規模が大きい場合には、横方向の座堀に対する抵抗性を大きくするために、矩形断面の中心部を拡幅した(拡幅長d)図2(b)の十字形断面が用いられる。
図3は、基礎工3の上に直線部材1を水平状に配置し(図3実線参照)、直線部材1の両端に中心方向に水平縮径力Hrを作用させて両端部の間を小さくする縮径をした場合の説明図である。縮径しても直線部材1は自重のため中央部が持ち上がらず、両端部が上方に変形するため、直線部材1は上方に凸状の放物線を形成することができない(図3の1点鎖線参照)。アーチを形成させるために、「特許第6063086号」では、直線部材1を縮径する前に、直線部材の中央部を持上げておく方法が採られている。
ドーム状構造体が小規模な場合には、事前に中心部に盛り上げ材4を置きその上に直線部材1を載せて凸状にしてから(図4(a)実線参照)直線部材1の端部を着地した状態で縮径によるライズアップによってドーム状部材網を構築する方法が採られる(図4(a)の1点鎖線参照)。中規模の場合には中央部に支持台5を設け、所要の高さまで持ち持上げてから(図4(b)実線参照)縮径によるライズアップによって構築する方法が採られる(図4(b)1点鎖線参照)。規模が更に大きい場合には、中央部の支持台5だけでなく中間部にも中間部支持台6を設け、縮径と同調させて上記3基の支持台5、6を高くしてから、3基の支持台5,6の持上げを止め、縮径によるライズアップによって構築する方法が採られる(図4(c)1点鎖線参照)。
以上のように特許第「6063086号」におけるドーム状部材網の構築は、平面部材網の端部を基礎工3に着地させた状態で、基礎工3に支持された状態で内側を凸状に持上げて縮径することを特徴としており、この方式を以後「着地縮径方式」と称す。これに対し、本願発明は基礎工3の上に置いた平面部材網の端部を基礎工3から上方に離して内側を凸状に持上げた状態で縮径するという方法であり、以後「非着地縮径方式」と称す。「非着地縮径方式」においてもドームの完成間近になると、着地させて縮径する「着地縮径方式」によるライズアップに移行しドーム状部材網が構築される。
上記「着地縮径方式」に対して「非着地縮径方式」の構造的特徴を図5によって説明する。図5の右側部分の実線aは、「非着地縮径方式」と等価な縮径方式として、基礎工3に水平状に配置した直線部材1の縮径途中を示し正常なアーチが形成されている。これに対し図5の左側部分は、直線部材1を縮径して実線aとスパンが同じ同様なアーチを基礎工に対し鉛直に形成することを意図しているが(点線b参照)、中央部が撓みアーチが形成されていない(実線c参照)。上記aとbの現象の違いは、直線部材1の自重が、aでは基礎工3の水平面に鉛直に分布しライズ方向には作用していないが、bでは自重がライズ方向に作用していることである。
自重の作用方向の違いにより、実線aの両端部には縮径するための縮径力Hrだけが作用するが、実線bではこの縮径力Hrの他に、自重によって鉛直方向の鉛直反力Vgと水平方向の水平反力Hgが発生するため、縮径するための全水平力ΣHは、ΣH=Hr+Hgになり、実線aはbより小さな縮径力でアーチが形成できることを示している。更に実線bでは自重による曲げ作用によって中間部が下方に撓む現象が生じるが、実線aではこの曲げ作用が生じないためアーチの形成が容易になる。
「着地縮径方式」は、基礎工3に対して鉛直のアーチを形成する方法であり、縮径をするために全水平力としてΣH=Hr+Hgが必要であり、図5の実線bに相当している。これに対し「非着地縮径方式」では、直線部材1を吊り上げ、端部が着地していないため、端部に自重の水平反力Hgや鉛直反力Vgは発生しないから、縮径をするための全水平力はΣH=Hrであり、実線aと同じであり小さい水平力によってアーチが形成出来ることを示している。ただ、「非着地縮径方式」においても、一様に吊り上げるのでなく間隔の有る集中荷重によって吊り上げるため、曲げ作用が生じ、図5の実線aとは同一にならない。
平面部材網を基礎工3から離して持上げるためには、通常、仮設の持上げ環状枠16が使用される。この持上げ環状枠16の上に平面部材網が載せられ、持上げ環状枠16を上方に持上げることによって平面部材網が空中に支持される。図6(a)は上方のクレーン装置20aによって持上げ環状枠16を吊り上げて平面部材網を支持する方法を示したものである。一方図6(b)は基礎工3に設置した支持台5の上のジャッキによって持上げ環状枠16を持上げて平面部材網を支持する方法を示したものである。このように持上げ環状枠16の上げ方については吊り上げる方法と持上げる方法の2つがあり、工事では安全性や経済性、施工性の観点から何れかの方法が選択される。本出願書においては説明を容易にするために吊り上げる方法によって以下説明を行う。
図7(a)は直径△1の持上げ環状枠16の2点によって、直線部材1を中間部で吊り上げた状態で、直線部材1は構造的には持上げ環状枠16の位置を支点とする張り出し単純梁と見なされる。支点Aの近傍の部材には、上縁が引張り、下縁が圧縮の負(−)の曲げモーメントが発生する。中心点Cには、持上げ環状枠16の直径△1が小さい場合(c<a)は−Mの曲げモーメントが、直径△1が大きい場合(c>a)には+Mの曲げモーメントが発生し(図7(b)参照)、直線部材1の安全性は支点Bと中心点Cで曲げモーメントが許容値以下となるように距離bとc、△1=2cが設定される。
ドーム状部材網の大きさによっては、前記の持上げ環状枠16が1体でなく複数体使用される。2体の場合には、平面部材網は中間部の4点で支持されることになり、直線部材1は構造的には張り出し連続梁と見なされる(図8(a)参照)。張り出し部の距離aは外側の支点Aの負(−)の曲げモーメントが許容値以下となるように、内側の支点Bの距離cは中心点の曲げモーメントが許容値以下となるように定められ、△1=2cとなる(6図(b)参照)。2体の持上げ環状枠16の間隔bは、直線部材1の長さS0から、b=S0/2−(a+c)により決定され、外側の支点の直径△2は、△2=2(b+c)となる。
ここで、図8のa、b、cの距離は、図23に示すように、平滑U形板18と2体の持上げ環状枠16、固定環状枠15により包囲方向の変位を拘束している間隔であり、この拘束間隔が大きいほどスパン方向と反対の包囲方向の横座堀が起こりやすくなる。このため規模の大きいドームの場合にはこの拘束間隔を小さくするために、a、b、cの間に仮設の幅止め環状枠22を設置し、横座堀に対する抵抗性を大きくする。持上げ環状枠16が直線部材1を下から支持する構造であるのに対し(図21参照)、幅止め環状枠22は図22示すように直線部材1の上に被せる構造のため、直線部材1の包囲方向の変位は拘束されるが、アーチ形成上の大きな障害にはならない。
平面部材網からドーム状部材網を形成するための縮径によるライズアップには、連続的ライズアップと段階的ライズアップの方法がある。図9、図10は連続的ライズアップ方法の説明図で、図11は段階的ライズアップの説明図である。図9、図11においては、平面部材網を持上げる方法として、吊り上げ塔19を使用する方法を採用している。この方法は、平面部材網の内側に吊り上げ塔19を建てその上部に左右に張り出す張り出しガ−ダ20を固定し、その一方の先端にクレーン装置20aを設け、このクレーン装置20aによって、持上げ環状枠16に掛けた吊り上げワイヤ21で吊り上げる方法である。張り出しガ−ダ20の他端には、吊上時のガ−ダ20の左右のバランスをとるためウエイト20bを載せている。
連続的ライズアップの方法は、完成時に所定のライズになるように平面部材網を高く吊り上げてから(図9(a)参照)縮径するもので、縮径するために包囲ワイヤ2を引き寄せる作業が吊り上げた状態で連続して行われる(図9(b)参照)。持上げ環状枠16や引き寄せるための装置等の整備やそれらの再設置等の高所作業が多くなる。縮径によるライズアップによって前記平面部材網の端部が下がり(図9(c)参照)、基礎工3に着地するまで縮径を続け(図10(a)参照)、その後「着地縮径方式」のライズアップにより所定のスパンとライズのドーム状部材網が構築される(図10(b)参照)。
図11は段階的ライズアップの方法の説明図である。この方法は、完成時のライズfより低い高さのδ1を設定し、第1段階としてδ1まで平面部材網を吊り上げてから(図11(a)の実線参照)縮径をする。縮径により平面部材網の端部は下方に下がり、ライズf1の扁平型ドームが形成されて基礎工3に着地する(図11(a)の1点鎖線参照)。着地後、ライズf1のドームを再度δ2だけ吊り上げてから(図11(b)の実線参照)縮径するとライズf2のドームになり(図11(b)の1点鎖線参照)基礎工3に着地する。この吊り上げ、縮径、着地というライズアップの過程を繰り返すことによってライズを大きくして所定のスパンとライズにしてから(図11(c)参照)、吊り上げを終了し、必要に応じ、「着地縮径方式」によるライズアップを続けてドーム状部材網を構築するものである(図11(d)参照)。
連続的ライズアップ乃至段階的ライズアップによって所定ライズになったドーム状の平面部材網を基礎工3上に着地させ吊り上げが終了する。着地後、平面部材網の吊り上げ荷重W0(W0=W/2)を零に戻すと、直線部材1の端部にはそれまで発生していなかった自重による鉛直反力Vg(=W/2)と水平反力Hgが発生する(図12参照)。ここで、Wは直線部材1本の重量である。包囲ワイヤ2の引き寄せ力は、吊り上げた状態での縮径力Hrに対応しており、着地により新たに発生する自重による水平反力Hg分は含まれていない。このまま着地し吊り上げ荷重W0を零に戻すとドーム状の平面部材網は平面状に広げられる。この広がりを防ぐために、図12に示すアバット7又はアンカ8を設けて鉛直反力Vgと水平反力Hgを支持させることにより着地した状態のドーム形状を維持することができる。上記アバット7とアンカ8による支持方法により特徴が異なる2型式のドーム状部材網が構築される。
その1つは、アバット7とドーム状部材網を一体化する一体型式であり(図12(a)参照)、他はアンカ8に一旦着地するが、その後分離しアンカ8を不要とする独立型式である(図12(b)参照)。一体型式では、自重による鉛直反力Vgと水平反力Hg及び構築後のドーム状部材網に作用する風や地震等による外力を支持できる構造のアバット7を基礎地盤に構築し、このアバット7にドーム状になった平面部材網を着地させ、直線部材1の端部をアバット7に固定して(図12(a)参照)ドーム状部材網を完成させるものである。この形式では水平反力Hgを負担しているアバット7が重要であり、地震等により基礎地盤が陥没や地割れ等によって大きく変状してアバット7が水平反力Hgを支持できなくなると、ドーム形状が崩れドーム状部材網は大きな損傷を受ける。
独立型式はアンカ8上に一旦着地したドーム状の平面部材網(図12(b)の実線参照)に対してアンカ8が負担していた水平反力Hgを包囲ワイヤ2による引き寄せ力が代わって受け持つものである。包囲ワイヤ2を引き寄せて縮径をするとドーム状の平面部材網はアンカ8から離れる(図12(b)の1点鎖線参照)。アンカ8は水平反力Hgを一時的に負担する仮設のアンカとなる。これ以後必要に応じて包囲ワイヤ2を引き寄せて「着地縮径方式」によるライズアップによって所定のスパンとライズになった平面部材網の端部を、風、地震等の外力に対して移動しないように平滑U形板18を介して基礎工3に連結することによりドーム状部材網が完成する。この独立型式では大地震、地殻変動等によって基礎工3が大きな損壊を受けた場合、基礎工3とドーム状部材網との連結が破断する仕組みになっているため、基礎工3の損壊が上部に伝わりにくくドーム状部材網は大きな損傷を受けずに維持される。
「非着地縮径方式」は、自重によるアーチ形成の障害を減少させることを可能とするだけではなく、「着地縮径方式」とは大きな違いを持っている。それは初期時に作用させる縮径するための全水平力ΣHの大きさの違いである。「着地縮径方式」による全水平力ΣHには直線部材1を強制的にアーチ状に変形させるための縮径力Hrと自重による水平反力Hgが含まれ、ΣH=Hr+Hgとなり大きい。特に、スパンLが長くライズfが小さい縮径の開始時を含む初期には自重による水平反力Hgは極めて大きいため、包囲ワイヤ2の引き寄せ力が非常に大きくなるという施工上の問題の他に、座堀による直線部材1の破断が起こりやすくなるという問題を抱えている(図13(a)参照)。
これに対し、「非着地縮径方式」では自重による水平反力Hgは発生しないため、全水平力ΣHはΣH=Hrであり、「着地縮径方式」に比べ極めて小さくなる。このため座堀による破壊は起こりにくくなる(図13(b)参照)。又、自重による水平反力Hgはスパンに比例し、初期には大きく、スパンが小さくなる完成時には最小になるため、完成間近になってライズアップの方法を「非着地縮径方式」から「着地縮径方式」に代えた時の安全が確保しやすくなる。
ここで、「着地縮径方式」の2つの着地状態、着地状態と半着地状態について説明する。着地状態とは、吊り上げをしないで平面部材網の周辺部が着地している状態で(図14(a)参照)、半着地状態とは、平面部材網を完全に吊り上げる荷重W0=W/2より小さい荷重で吊り上げて平面部材網の周辺部が着地している状態である(図14(b)参照)。ここで、Wは直線部材1本の重量である。この吊り上げた場合の半着地状態における自重によるHgや縮径に必要な全水平力ΣHは吊り上げない場合の着地状態時より小さくなる。例えば、吊り上げ荷重をW0=W/4(完全吊り上げ時の半分の荷重)とした半着地状態の場合、発生する水平反力Hgは着地状態時のほぼ1/2になる(図14(b)参照)。このように、水平反力Hgや延いては縮径に必要な全水平力ΣHを吊り上げ荷重W0の大小により調整することができる。
直線部材によるドーム状部材網の完成時の断面図である。 直線部材の断面の説明図である。 直線部材を水平に設置した場合の縮径による性状の説明図である。 凸状に配置した直線部材の縮径による性状の説明図である。 「着地縮径方式」及び「非着地縮径方式」の構造的特徴の説明図である。 持上げ環状枠を上げる2方法についての説明図である。 持上げ環状枠を1体用いて吊り上げた場合の説明図である。 持上げ環状枠を2体用いて吊り上げた場合の説明図である。 「非着地縮径方式」による連続的ライズアップの説明図である。 「着地縮径方式」による連続的ライズアップの説明図である。 段階的ライズアップの説明図である。 ドーム状部材網の一体型式及び独立型式の説明図である。 全水平力ΣHの大小による部材性状の説明図である。 「着地縮径方式」の2つの着地状態の説明図である。 実施例の直線部材のアーチ形状図及び部材の断面図である。 実施例の平面図及び断面図である。 実施例の斜視図である。 平滑U形板の説明図である。 固定環状枠の斜視図である。 固定環状枠の断面図である。 持上げ環状枠の説明図である。 幅止め環状枠の説明図である。 直線部材の包囲方向変位の拘束状態の説明図である。 持上げ環状枠の構造の説明図である。 幅止め筋及び筋交いの配置説明図である。 実施例の段階的ライズアップの説明図である。
図15乃至図26用いて中規模なドーム状部材網の構築について説明する。図15(a)はドーム状部材網完成時の直線部材1のアーチ形状図で、図15(b)は直線部材1の断面図である。図16は平面部材網の平面図で、図17は完成直前のスパンL、ライズfのドーム状部材網の斜視図である。
直線部材の全長S0は完成時のスパンLとライズfが形成する放物線の弧長として算出される。
使用する直線部材1の断面は、通常上下に長い矩形断面を使用するが(図2(a)参照)、実施例の直線部材は横方向の横座堀に対する安全性を確保するために矩形断面の中心部を拡幅した十字形断面が使用される(図15(b)参照)。
十字形断面の部材の高さhは、完成時のドームが「着地縮径方式」によるライズアップによって構築されるため、着地状態のスパン中央位置における、縮径の強制変形による曲げ作用と自重による圧縮作用を合わせた合成作用に対して直線部材1が安全であるように決定される。
一方、十字形断面の幅bは、強軸に関するアーチの安全性には大きな影響を与えないが、部材の重量と部材に発生する全水平力ΣHには大きく関係する。直線部材1の横座堀の安全性は、弱軸に関する横座堀の座堀荷重Pcが全水平力ΣH以上であることによって確保される。この条件を満たす弱軸に関する剛性が算出され、その剛性が得られる十字形断面の拡幅長dが決定される。
上記のようにして得られた断面を有する弧長S0の1/2の長さの直線部材1が準備され、図16に示すようにドーム建設地に配置される。
ドーム状部材網の建設地に直径△0の固定環状枠15を配置し、その外側を同心円で囲む直径△1の内側の持上げ環状枠16と直径△2の外側の持上げ環状枠16が仮置きされ、平面部材網の外周部には平滑U形板18が基礎工3に固定される。内側、外側の上記環状枠16は仮設であり、ドーム状部材網の構築後には撤去される。
直線部材1の外側端部を平滑U形板18に載せ、中間部に在る2体の持上げ環状枠16の上を通し、上記直線部材1の先端を、固定環状枠15の側面に設けられた挿入孔を通して中心部に集合させ、集合した先端部を上下の固定円板17を締め付けて水平状に強固に固定する(図19、図20参照)。この固定により上記直線部材1は構造的に1本の長さS0の直線部材1として扱われ、また構築されるドームの鉛直性が保障される。
平滑U形板18は図18に示すように、直線部材1が段階的ライズアップによって吊り上げられた時、直線部材1の外側端部が所定位置から外れないように横板18cを設け、又着地して縮径するときの移動時の摩擦を少なくすために床板18bに溝形鋼18aを固定し着地面を平滑にしている。床板18bは基礎工3に固定されている。吊り上げが終了しドーム状になった平面部材網を着地させ吊り上げ作業が終了すると、横板18cと横板組み18dは撤去され、構築されたドーム状部材網は溝形鋼18aに接続され基礎工3に連結される。
図19、図20は固定環状枠15の説明図で、図19は固定環状枠15の斜視図で、固定環状枠15の内部に集合した直線部材1の内側端部が上下の固定板17と締付け具17aによって水平状に締付け固定される。図20は直線部材1が固定された時の固定環状枠の断面図である。
図21は持上げ環状枠16の平面図(a)と断面図(b)で、持上げ環状枠16の本体部16aに、所定の間隔を持って開口部を上にしたU型の上向き幅止め材23aが設けられ、そのU型の中に直線部材1を納めて吊り上げる状態を示している。持上げ環状枠16の本体部16aは、平面部材網の直線部材1の全部を同時、均等に吊り上げることができる強度と剛性を有している。
放射状に敷設された直線部材1の外側端部に、包囲方向には移動できるが中心方向には移動できないように包囲ワイヤ2が固定される(図16、図17参照)。包囲ワイヤ2は1本に限らず、引き寄せ位置を対称かつ等間隔とした複数本が使用される。この処置により直線部材1と包囲ワイヤ2との摩擦による包囲ワイヤ2の引き寄せ力の減少と不均衡が是正される。直線部材1のそれぞれの外側端部に内側方向への均等な全水平力ΣHが作用し、直線部材1の縮径が行われる。
こうして形成された平面部材網の直線部材1は、図23に示すように、平滑U形板18と持上げ環状枠16、固定環状枠15によって横方向の変位が拘束されている(図23(a)の平面図、(b)の側面図参照)。弱軸に対する横座堀は、主としてこの拘束される拘束間隔に影響され、拘束間隔が大きくなると横座堀が起こりやすくなる。実施例では平滑U形板18と外側の持上げ環状枠16との間及び外側と内側の持上げ環状枠16の間に仮設の幅止め環状枠22を配置し、拘束間隔を小さくしている。
図22は幅止め環状枠22の平面図(a)と断面図(b)で、幅止め環状枠22の本体部22aに、所定の間隔を持って開口部を下にしたU型の下向き幅止め材23bが設けられ、直線部材1に下向き幅止め材を被せている状態を示している。本体部22aは直線部材1の横方向変位を拘束できる強度と剛性を有している。
持上げ環状枠16が平面部材網の直線部材1を下から支えるのに対し、幅止め環状枠22は、直線部材1の上に被さるように配置されるため(図22参照)直線部材1の縮径の妨げにはならない。
直線部材1の縮径によっても上記環状枠16と22の位置は不動であるが、直線部材1は上記環状枠16及び22との接点を中心方向に移動させながら直線部材1相互の間隔を狭めていく。このため、直線部材1が大きく重い場合には移動しやすいように上記環状枠16と22との摩擦を減らす処置が採られる。
形成された平面部材網を吊り上げるために、持上げ環状枠16に吊り部が複数設けられ、図24にその1例を示すように、持上げ環状枠の本体16aには、前記U型の幅止め材23aより背が高く強度がより大きい吊り上げ用U型幅止め材24が設けられる。吊り上げ用U型幅止め材24には持上げ環状枠16を吊り上げるための吊り上げ用のボルト25がナット26により固定される。ボルト25には吊り上げ用ワイヤ21の1方の端部が接続される。
内側と外側の持上げ環状枠16の中間に、図16、図17に示すように高さがドーム状部材網のライズfより低く持上げ環状枠16より高い吊り上げ塔19が組み立てられる。吊り上げ塔19に張り出しガ−ダ20が設けられ両端部にクレーン装置20aがセットされる。クレーン装置20aには、一方の端部が持上げ環状枠16に固定された吊り上げ用ワイヤ21の他方の端部が接続される。クレーン装置20aは平面部材網の荷重を吊り下げている吊り上げ用ワイヤ21を上下動できる機能を有している。
直線部材1が2体の持上げ環状枠16によって吊り上げられると直線部材1は直径△1と△2の4点を支点とする張り出し連続梁構造となり(図8(a)参照)、自由端には撓みδoが発生し、持上げ環状枠16の吊り上げ部分の直線部材1の上縁と中央部の下縁には許容応力度σsaより小さい引張応力度を発生させる曲げモーメント-Mと+Mが生ずる(図8(b)参照)。
平面部材網からドーム状部材網を構築するため、本例では1回の吊り上げ高さを低い高さδiに設定して、これを繰り返して所定のスパンLとライズfのドーム状部材網を構築する図11で説明した段階的ライズアップが採用される。
吊り上げられた平面部材網の外周に配置された包囲ワイヤ2を引き寄せると平面部材網のスパンが縮径され、外周部が下がり中央部が上がったドームが形成される。持上げ環状枠16位置の直線部材1の上縁には強制変形による引張応力度が作用する。
図26は実施例の段階的ライズアップの説明図で、図26(a)の実線は、包囲ワイヤ2の縮径作業の準備をすました平面部材網を、吊り上げ塔19の吊り上げワイヤ21によってδ1の高さまで吊り上げた状態を示している。吊り上げ塔19で使用される吊り上げワイヤ21の1本当たりの吊り上げワイヤ荷重Wpは直線部材1の全本数の重量ΣWを等分したものになり、平面部材網は空中に吊り上げられる。
空中に吊り上げられた平面部材網を包囲ワイヤ2の引き寄せにより縮径を始め、平面部材網の外側端部が平滑U形板18の底面である溝形鋼18aに着地するまで縮径し、着地と同時に停止する(図26(a)の1点鎖線参照)。着地しても形成されたライズf1の扁平状のドームの吊り上げワイヤ荷重Wpは零に戻さずそのまま保持される。この着地状態時に次段階の縮径の準備をする。
次の準備を終えた扁平状のライズf1の平面部材網をδ2だけ吊り持上げる(図26(b)の実線参照)。吊り持上げた状態で平面部材網の外側端部が平滑U形板18に着地するまで縮径する(図26(b)の1点鎖線参照)。f1より大きいライズf2の扁平型ドームが形成される。このようにδi(i=1,2・・・)だけ吊り上げて着地まで縮径する作業を繰り返してドームの完成直前のライズfiまでライズアップする(図26(c)の一点鎖線参照)
図26(c)のライズfiのドームが形成された時点で吊り上げを終了し仮設のアンカ8上に着地させるが、着地後吊り上げワイヤ荷重Wpを零に戻すと自重による水平反力Hgが発生し、縮径による縮径力Hrと合わさって大きな全水平力ΣHが作用する。この全水平力ΣHに耐えられるような横方向の座堀対策として、隣接する直線部材の間隔を固定するために、図25(a)の平面図に示す幅止め筋14aが直線部材1に固定される。この幅止め筋14aに代わって筋交い14bを設けると座堀に対して更に強化される(図25(b)の平面図参照)。図25(c)はその断面図である。幅止め筋14a又は筋交い14bを固定してから、吊り上げワイヤ荷重Wpを零に戻し平滑U形板18の底面に完全に着地させる。
その後吊り上げ用ワイヤ21は持上げ環状枠16から外される。包囲ワイヤ2に全水平力ΣHに対応する引張り力を与えると、平面部材網は仮設のアンカ8から分離する。アンカ8から分離した直線部材1の外周部を平滑U形板18に連結することにより平滑U形板18を介して基礎工3に連結された独立型式のスパンL、ライズfのドーム状部材網の構築が終了する(図26(d)の破線参照)。
吊り持上げ終了後には、仮設の持上げ環状枠16や吊り上げ塔19等を撤去することができるが、本実施例のドーム状の部材網のその後の利用方法によっては引き続きその後の作業に利用できるので、撤去時期については別途考慮される。
1 :直線部材
2 :包囲ワイヤ
3 :基礎工
4 :盛り上げ材
5 :中央部支持台
6 :中間部支持台
7 :アバット
8 :アンカ
9〜13:欠番
14a:幅止め筋
14b:筋交い
15 :固定環状枠
16 :持上げ環状枠
16a:持上げ環状枠の本体部
17 :固定円板
17a:締付け具
18 :平滑U形板
18a:U型鋼
18b:底板
18c:横板
18d:横板組み
19 :吊り上げ塔
20 :張り出しガ−ダ
20a:クレーン装置
20b:ウエイト
21 :吊り上げワイヤ
22 :幅止め環状枠
22a:幅止め環状枠の本体部
23a:U型の上向き幅止め材
23b:U型の下向き幅止め材
24 :吊り上げ用U型幅止め材
25 :吊り上げ用のボルト
26 :吊り上げ用ボルトのナット
S0 :完成時(スパンL,ライズf)の弧長=直線部材の全長
h :直線部材の高さ
t :直線部材の幅
d :直線部材の拡幅長
L :ドームのスパン
f :ドームのライズ
a :直線部材の張り出し長
b :外側と内側の持上げ環状枠の間隔
c :内側の持上げ環状枠とドーム中心の距離
ΣH:縮径するための全水平力
Hr:縮径による縮径力
Hg:自重による水平反力
Vg :自重による鉛直反力
w :スパンS0時の自重による分布重量(t/m)
w0:スパン L 時の自重よる分布荷重w0=w(S0/L)(t/m)
W :直線部材1本の重量W=wS0
W0:直線部材の吊り上げ荷重
ΣW:平面部材網の重量
Wp :吊り上げワイヤ荷重
−M :負の曲げモーメント
+M :正の曲げモーメント
σsa:鋼材の応力度の許容値
σr:縮径による応力度
σg:自重による応力度
△0:固定環状枠の直径
△1:内側の持上げ環状枠の直径
△2:外側の持上げ環状枠の直径
δ0 :直線部材吊り上げ時の端部の撓み
i :施工段階の順序を示す
δi:施工段階iの直線部材の吊り上げ高さ
Li:施工段階iのドームの直径
fi:施工段階iのライズ
ΣHi:施工段階iの全水平力

Claims (8)

  1. 骨組み構造のドーム状の部材網を構築する方法であって、基礎工上に放射状に配置した直線部材の内側端部相互を強固に固定し、かつ包囲方向には移動できるが中心方向には移動できないように包囲ワイヤを前記直線部材の外側端部に固定することによって平面部材網を形成し、この平面部材網が凸状になるように内側を持上げ、外側端部が前記基礎工から離れた状態にしてから、前記包囲ワイヤを引き締め、前記直線部材の端部に水平の縮径力を作用させて直径を縮小する縮径をして中心の高さ、即ちライズを大きくするライズアップによってドーム状になった前記平面部材網を下ろして前記基礎工に着地させることによって所定のライズのドーム状部材網を構築する方法。
  2. 骨組み構造のドーム状の部材網を構築する方法であって、それぞれの直線部材を通すための挿入孔を複数有する固定環状枠を基礎工上に配置し、前記直線部材の内側端部を前記挿入孔に通して前記固定環状枠の内側に集合させ相互を強固に固定し、かつ包囲方向には移動できるが中心方向には移動できないように包囲ワイヤを前記直線部材の外側端部に固定することによって平面部材網を形成し、この平面部材網が凸状になるように内側を持上げ、外側端部が前記基礎工から離れた状態にしてから、前記直線部材の端部に水平の縮径力を作用させて直径を縮小する縮径によるライズアップによって、所定のライズのドーム状になった前記平面部材網を下ろして前記基礎工に着地させることによってドーム状部材網を構築する方法。
  3. 骨組み構造のドーム状の部材網を構築する方法であって、基礎工上に放射状に配置した直線部材の内側端部相互を強固に固定し、かつ包囲方向には移動できるが中心方向には移動できないように包囲ワイヤを前記直線部材の外側端部に固定することによって平面部材網を形成し、この平面部材網が凸状になるように内側を持上げ、外側端部が前記基礎工から離れた状態にしてから、前記直線部材の端部に水平の縮径力を作用させて直径を縮小する縮径によるライズアップをすると、前記直線部材の端部が下がり前記基礎工に着地しライズの低いドーム状部材網が一旦形成されるが、その形成されたライズの低いドーム状部材網を再度持上げ、縮径によるライズアップと着地によってライズを大きくする過程を繰り返すことによって所定のライズのドーム状部材網を構築する方法。
  4. 骨組み構造のドーム状の部材網を構築する方法であって、基礎工上に放射状に配置した直線部材の内側端部相互を強固に固定し、かつ包囲方向には移動できるが中心方向には移動できないようにした包囲ワイヤを前記直線部材の外側端部に固定することによって平面部材網を形成し、この平面部材網の外側端部が前記基礎工から離れないように、前記平面部材網の全重量より小さい荷重で前記直線部材の内部を持上げてから、前記直線部材の端部に水平の縮径力を作用させて直径を縮小する縮径によるライズアップによって所定のライズのドーム状部材網を構築する方法。
  5. 骨組み構造のドーム状の部材網を構築する方法であって、ドーム状部材網の前記基礎工への着地時に発生する自重による鉛直反力と水平反力及びドーム状部材網構築後に風と地震等により生ずる外力を支持できる構造のアバットを基礎工に構築し、ドーム状になった前記平面部材網を前記アバットに着地させ、前記直線部材の端部を前記アバットに固定することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のドーム状部材網を構築する方法。
  6. 骨組み構造のドーム状の部材網を構築する方法であって、ドーム状部材網の前記基礎工への着地時に発生する自重による鉛直反力と水平反力を一時的に支持できる構造の仮設のアンカを前記基礎工に設け、ドーム状になった前記平面部材網を前記アンカに一旦着地させてから、縮径をして前記直線部材の端部をアンカから離し、ドーム状部材網構築後に風と地震等により生ずる外力に対してドーム状になった前記平面部材網が移動しないように、前記直線部材の端部を前記基礎工に連結することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のドーム状部材網を構築する方法。
  7. 骨組み構造のドーム状の部材網を構築する方法であって、前記直線部材の縮径によるライズアップ時に、前記直線部材の中心方向の変位は自由にし、包囲方向の変位は拘束出来るようにした、それぞれの前記直線部材を載せるために上方が開口している上向き幅止め材を複数設けた持上げ環状枠を、前記平面部材網の中間部の下側に、前記固定環状枠と同心円状に配置して、前記上向き幅止め材の間に前記直線部材を載せて、前記持上げ環状枠を持上げて凸状になった前記平面部材網を、縮径によるライズアップによってドーム状に変形させることを特徴とする請求項2に記載のドーム状部材網を構築する方法。
  8. 骨組み構造のドーム状の部材網を構築する方法であって、前記直線部材の包囲方向の座堀に対する抵抗性を大きくするために、前記直線部材の縮径によるライズアップ時に、前記直線部材が中心方向の変位は自由にし、包囲方向の変位は拘束出来るようにした、それぞれの前記直線部材に被せるために下方が開口している下向き幅止め材を複数設けた幅止め環状枠を、前記平面部材網の中間部の上側に、前記固定環状枠と同心円状に配置して、前記直線部材の上に前記下向き幅止め材を被せることによって、前記直線部材の包囲方向の変位を拘束する半径方向の間隔を短縮することを特徴とする請求項2に記載のドーム状部材網を構築する方法。
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