JP2020084768A - ノズルダイアフラムの製造方法、及びノズルダイアフラム - Google Patents

ノズルダイアフラムの製造方法、及びノズルダイアフラム Download PDF

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Abstract

【課題】高い精度で組み立てることが可能なノズルダイアフラムの製造方法を提供する。【解決手段】ノズルダイアフラムの製造方法は、内輪、複数のノズル、外側シュラウドリング、及び外輪を準備する準備工程S1と、外側シュラウドリングを配置するリング配置工程S2と、外側シュラウドリングに形成された貫通孔にノズル本体の外周端部を挿入しながらノズルを配置するノズル配置工程S3と、内輪を配置する内輪配置工程S4と、外側シュラウドリングの外側に外輪を配置する外輪配置工程S5と、外輪と外側シュラウドリング、及び内輪と内側シュラウドをそれぞれ周方向にわたって溶接する溶接工程S6と、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、ノズルダイアフラムの製造方法、及びノズルダイアフラムに関する。
蒸気タービンは、軸線回りに回転するロータと、ロータを外側から覆うとともにロータとの間に蒸気流路を形成するケーシングと、を主に備えている。ロータは、軸線に沿って延びる回転軸と、回転軸の外周面に配列された複数の動翼とを有している。ケーシングの内周面には、これら複数の動翼と軸線方向に互い違いとなるように配列された複数の静翼(ノズル)を有するノズルダイアフラムが設けられている。
このようなノズルダイアフラムの具体例として、下記特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載されたノズルダイアフラムは、ノズルリングと、ノズルリングの内周側に配置される内輪と、外周側に配置される外輪と、を有している。ノズルリングは、翼型断面を有する複数のノズル板と、ノズル板の内周側に配置された内輪当て板と、外周側に配置された外輪当て板と、を有している。内輪当て板及び外輪当て板には、ノズル板の断面形状に倣う形状の孔が形成されている。この孔にノズル板を挿入した状態で、ノズル板に対して内輪当て板及び外輪当て板がそれぞれ別に溶接されることで、ノズルリングが形成される。その後、内輪及び外輪の間にノズルリングが嵌め込まれ、それぞれの開先部に別々に溶接を施すことでノズルダイアフラムが形成されている。
特開平9−53410号公報
ところで、ノズルダイアフラムを製造する際には、複数の部材を複数箇所でそれぞれ別々に溶接する必要があり、個体間における溶接時のずれが生じてしまうことがある。その結果、内輪当て板及び外輪当て板に対するノズル板の姿勢が周方向で均一にならない場合がある。これにより、蒸気タービンの性能を決定する要素であるスロートやピッチに複数のノズル間で差異が生じてしまう。そのため、より高い精度で組み立てたいという要望がある。
本発明は、上記要望を解決するためになされたものであって、高い精度で組み立てることが可能なノズルダイアフラムの製造方法、及びノズルダイアフラムを提供することを目的とする。
本発明の第一の態様に係るノズルダイアフラムの製造方法は、円環状をなす内輪、前記内輪の外周面に接する内側シュラウド及び前記内側シュラウドから径方向の外側に突出する一体構造とされたノズル本体を有する複数のノズル、各前記ノズル本体の外周端部が挿通可能な大きさで径方向に貫通する貫通孔を複数有する外側シュラウドリング、及び、円環状をなして前記外側シュラウドリングの外周側に配置される外輪を準備する準備工程と、前記外側シュラウドリングを配置するリング配置工程と、前記リング配置工程の後に、前記外側シュラウドリングに形成された前記貫通孔に前記外周端部を挿入しながら、前記内側シュラウドが並ぶように、前記ノズルを配置するノズル配置工程と、前記ノズル配置工程の後に、前記内輪の外周面が前記内側シュラウドに沿うように、前記内輪を環状に配置する内輪配置工程と、前記内輪配置工程の後に、前記外側シュラウドリングの外側に外輪を配置する外輪配置工程と、前記外輪と前記外側シュラウドリングとの間、及び前記内輪と前記内側シュラウドとの間をそれぞれ周方向にわたって溶接する溶接工程と、を含む。
上記方法によれば、ノズル配置工程において、外側シュラウドリングに形成された貫通孔にノズル本体の外周端部を挿入しながらノズルが配置される。ここで、ノズル本体の外周端部は貫通孔に対して隙間嵌めされる。そのため、ノズル配置工程では、外周端部が貫通孔に挿入された状態であっても、わずかにノズルの姿勢を調整することができる。姿勢が調整された状態で、後続の溶接工程を実行することによって、各ノズルが正しい位置及び姿勢にあるノズルダイアフラムを形成することができる。
本発明の第二の態様に係るノズルダイアフラムの製造方法では、前記溶接工程では、前記貫通孔内の前記外周端部と前記外輪との間の領域にも溶接を施してもよい。
上記方法によれば、溶接工程において、外輪と外側シュラウドリングとの間の領域に加えて、ノズル本体の外周端部と外輪との間の領域にも溶接が施される。したがって、隙間嵌めによって貫通孔内で支持されているノズル本体を、外輪に対して固定することができる。これにより、各ノズルが正しい位置及び姿勢にあるノズルダイアフラムを形成することができる。
本発明の第三の態様に係るノズルダイアフラムの製造方法では、前記外輪配置工程では、前記外輪は、前記外側シュラウドリングに対して焼き嵌めによって固定されてもよい。
本発明の第四の態様に係るノズルダイアフラムは、円環状をなす内輪と、周方向に複数設けられて、前記内輪の外周面に接する内側シュラウド及び前記内側シュラウドから径方向の外側に突出する一体構造とされたノズル本体を有するノズルと、各前記ノズル本体の外周端部が挿通されるよう径方向に貫通する貫通孔を複数有する外側シュラウドリングと、円環状をなして前記外側シュラウドリングの外周面に締まり嵌めされた外輪と、前記内輪と複数の前記内側シュラウドとの間に形成され、前記内輪と前記内側シュラウドとを接合している内側溶接部と、前記外輪と前記外側シュラウドリングとの間に形成され、前記外輪と前記外側シュラウドリングと接合している外側溶接部と、を備える。
本発明の第五の態様に係るノズルダイアフラムでは、前記外側溶接部は、前記貫通孔内の前記外周端部と前記外輪との間まで延びていてもよい。
本発明の第六の態様に係るノズルダイアフラムの製造方法は、円環状をなす外輪、前記外輪の内周面に接する外側シュラウド及び前記外側シュラウドから径方向の内側に突出する一体構造とされたノズル本体を有する複数のノズル、各前記ノズル本体の内周端部が挿通可能な大きさで径方向に貫通する貫通孔を複数有する内側シュラウドリング、及び、円環状をなして前記内側シュラウドリングの外周側に配置される内輪を準備する準備工程と、前記内側シュラウドリングを配置するリング配置工程と、前記リング配置工程の後に、前記内側シュラウドリングに形成された前記貫通孔に前記内周端部を挿入しながら、前記外側シュラウドが並ぶように、前記ノズルを配置するノズル配置工程と、前記ノズル配置工程の後に、前記外輪の内周面が前記外側シュラウドに沿うように、前記外輪を環状に配置する外輪配置工程と、前記外輪配置工程の後に、前記内側シュラウドリングの内側に内輪を配置する内輪配置工程と、前記内輪と前記内側シュラウドリングとの間、及び前記外輪と前記外側シュラウドとの間をそれぞれ周方向にわたって溶接する溶接工程と、を含む。
上記方法によれば、ノズル配置工程において、内側シュラウドリングに形成された貫通孔にノズル本体の内周端部を挿入しながらノズルが配置される。ここで、ノズル本体の内周端部は貫通孔に対して隙間嵌めされる。そのため、ノズル配置工程では、内周端部が貫通孔に挿入された状態であっても、わずかにノズルの姿勢を調整することができる。姿勢が調整された状態で、後続の溶接工程を実行することによって、各ノズルが正しい位置及び姿勢にあるノズルダイアフラムを形成することができる。
本発明の第七の態様に係るノズルダイアフラムの製造方法では、前記溶接工程では、前記貫通孔内の前記内周端部と前記内輪との間の領域にも溶接を施してもよい。
上記方法によれば、溶接工程において、内輪と内側シュラウドリングとの間の領域に加えて、ノズル本体の内周端部と内輪との間の領域にも溶接が施される。したがって、隙間嵌めによって貫通孔内で支持されているノズル本体を、内輪に対して強固に固定することができる。これにより、各ノズルが正しい位置及び姿勢にあるノズルダイアフラムを形成することができる。
本発明の第八の態様に係るノズルダイアフラムの製造方法では、前記内輪配置工程では、前記内輪は、前記内側シュラウドリングに対して冷やし嵌めによって固定されてもよい。
本発明の第九の態様に係るノズルダイアフラムは、円環状をなす外輪と、周方向に複数設けられて、前記外輪の内周面に接する外側シュラウド及び前記外側シュラウドから径方向の外側に突出する一体構造とされたノズル本体を有するノズルと、各前記ノズル本体の内周端部が挿通されるよう径方向に貫通する貫通孔を複数有する内側シュラウドリングと、円環状をなして前記内側シュラウドリングの内周面に締まり嵌めされた内輪と、前記外輪と複数の前記外側シュラウドとの間に形成され、前記外輪と前記外側シュラウドとを接合している外側溶接部と、前記内輪と前記内側シュラウドリングとの間に形成され、前記内輪と前記内側シュラウドリングとを接合している内側溶接部と、を備える。
本発明の第十の態様に係るノズルダイアフラムでは、前記内側溶接部は、前記貫通孔内の前記内周端部と前記内輪との間まで延びていてもよい。
本発明によれば、高い精度で組み立てることが可能なノズルダイアフラムの製造方法、及びノズルダイアフラムを提供することができる。
本発明の第一実施形態に係るノズルダイアフラムの構成を示す図であって、軸線に直交する面における断面図である。 本発明の第一実施形態に係るノズルダイアフラムの構成を示す図であって、軸線を含む面における断面図である。 本発明の第一実施形態に係るノズルダイアフラムの製造方法を示す工程図である。 本発明の第二実施形態に係るノズルダイアフラムの構成を示す図であって、軸線に直交する面における断面図である。 本発明の第二実施形態に係るノズルダイアフラムの構成を示す図であって、軸線を含む面における断面図である。 本発明の第二実施形態に係るノズルダイアフラムの製造方法を示す工程図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態について、図1から図3を参照して説明する。本実施形態に係るノズルダイアフラム100は、例えば蒸気タービンの蒸気流路中に露出するように配置されることで、タービン動翼に向かう蒸気の流れを整流及び案内するために用いられる。ノズルダイアフラム100は、蒸気タービンの軸線を中心とする円環状をなしている。
なお、図1及び図2では、この蒸気タービンの軸線と平行となる方向を「軸線方向Da」として図示している。即ち、図1では、軸線方向Daは紙面に垂直な方向であり、図2では、軸線方向Daは紙面に平行な方向である。また、以降の説明では、上記の軸線を基準とする半径方向、及び周方向を単に「径方向」、「周方向」と呼ぶ。
図1又は図2に示すように、ノズルダイアフラム100は、内輪1と、ノズル2と、外側シュラウドリング3と、外輪4と、内側溶接部5(図2参照)と、外側溶接部6(図2参照)と、を備えている。
内輪1は、周方向に配列された複数の内輪片1Pを有している。各内輪片1Pは、周方向に延びる円弧状をなしている。互いに隣接する一対の内輪片1P同士は、周方向に隙間なく当接している。このような内輪片1Pは、周方向に並んで接合されることで円環状の内輪1を形成している。内輪片1P同士は、電子ビーム溶接(EBW:Electronic Beam Welding)によって互いに繋がれている。内輪1における径方向の外側を向く面(内輪外周面1A)には、ノズル2が取り付けられている。
ノズル2は、内輪片1Pの一つ一つに対応して複数設けられている。即ち、内輪片1Pの個数とノズル2の個数は同一である。各ノズル2は、内側シュラウド21と、ノズル本体22と、を有している。内側シュラウド21とノズル本体22とは一体構造をなしている。内側シュラウド21は、内輪外周面1Aに沿って広がる板状をなしている。内側シュラウド21の内周面(内側シュラウド内周面21A)と内輪外周面1Aとは互いに隙間なく径方向に当接している。即ち、内側シュラウド内周面21Aの曲率と内輪外周面1Aの曲率は互いに同一である。内側シュラウド21の外周面(内側シュラウド外周面21B)上からノズル本体22が延びている。
ノズル本体22は、蒸気タービンの運用中に高温高圧の蒸気をタービン動翼に向けて案内及び整流する際に、蒸気が流通する流路を形成する部材である。ノズル本体22は、内側シュラウド外周面21Bから、径方向の外側に向かって延びている。詳しくは図示しないが、ノズル本体22の断面形状(径方向における断面形状)は、蒸気の流れてくる側(上流側)を前縁とし、蒸気の流れ去る側(下流側)を後縁とする翼型形状をなしている。径方向におけるノズル本体22の寸法は、径方向における内輪1及び外輪4の寸法よりも大きく設定されている。ノズル本体22の径方向の外側の端部(外周端部22T)は、外側シュラウドリング3及び外輪4に接合されている。
外側シュラウドリング3は、内輪1及び内側シュラウド21と同心の円環状をなしている。外側シュラウドリング3は一の部材として一体に成形されている。外側シュラウドリング3には、ノズル本体22の外周端部22Tが挿入可能な貫通孔3Hが複数形成されている。図2に示すように、貫通孔3Hは、外側シュラウドリング3を径方向に貫通している。詳しくは図示しないが、貫通孔3Hの開口形状は、ノズル本体22の外周端部22Tと対応している。即ち、翼型形状を有する外周端部22Tに合わせて、貫通孔3Hも径方向から見て翼型形状をなしている。なお、貫通孔3Hの寸法は、外周端部22Tの寸法よりもわずかに大きく設定されている。即ち、貫通孔3Hに外周端部22Tを挿入した状態において、ノズル本体22と貫通孔3Hの内面との間にはわずかな隙間が形成されている。さらに言い換えれば、外周端部22Tは貫通孔3Hに対して隙間嵌めされている。
外側シュラウドリング3の外周面(外側シュラウドリング外周面3A)には、外輪4が当接している。外輪4は、内輪1、内側シュラウド21、及び外側シュラウドリング3と同心の円環状をなしている。外輪4は一の部材によって一体に成形されている。図2に示すように、外輪4の内周面(外輪内周面4B)は、外側シュラウドリング外周面3Aが面一となった状態で当接している。外輪内周面4Bは、ノズル本体22の外周端部22Tに対してわずかに隙間が形成された状態で配置されている。詳しくは後述するが、外輪4は外側シュラウドリング3に対して締まり嵌めされた状態で固定されている。外側シュラウドリング3の径方向における寸法(厚さ)は、撓むことが可能な寸法とされている。なお、外側シュラウドリング3の径方向における寸法とは、外側シュラウドリング外周面3Aから外側シュラウドリング3の内周面(外側シュラウドリング内周面3B)までの径方向における寸法を指す。
図2中において破線で示すように、内輪1と内側シュラウド21との間には内側溶接部5が形成されている。内側溶接部5は、軸線方向Daを向く内輪1の端面(内輪端面1S)と、軸線方向Daを向く内側シュラウド21の端面(内側シュラウド端面21S)との境界に形成されている。また、内側溶接部5は、周方向に連続して形成されている。さらに、内側溶接部5は、この境界から内輪端面1S及び内側シュラウド端面21Sの軸線方向Daにおける内側に向かって広がっている。つまり、内側溶接部5は、内輪1と内側シュラウド21とを接合している。内側溶接部5は、電子ビーム溶接によって形成される。
同様に図2中において破線で示すように、外輪4と外側シュラウドリング3、及び外輪4とノズル本体22(外周端部22T)との間には外側溶接部6が形成されている。外側溶接部6は、軸線方向Daを向く外輪4の端面(外輪端面4S)と、軸線方向Daを向く外側シュラウドリング3の端面(外側シュラウドリング端面3S)との境界に形成されている。また、外側溶接部6は、周方向に連続して形成されている。さらに、外側溶接部6は、この境界から外輪端面4S及び外側シュラウドリング端面3Sの軸線方向Daにおける内側に向かって広がっている。特に、外側溶接部6は、外輪内周面4Bとノズル本体22の外周端部22Tとの間の領域(即ち、貫通孔3H内における外輪内周面4Bと外周端部22Tとが対向する領域)にも達している。つまり、外側溶接部6は、外輪4、外側シュラウドリング3、及びノズル本体22を同時に接合している。外側溶接部6は、内側溶接部5と同様に、電子ビーム溶接によって形成される。なお、内側溶接部5及び外側溶接部6での「溶接部」とは、電子ビーム溶接によって生じた溶融地が冷却硬化した部分を指している。
続いて、本実施形態に係るノズルダイアフラム100の製造方法について、図3を参照して説明する。同図に示すように、この製造方法は、準備工程S1と、リング配置工程S2と、ノズル配置工程S3と、内輪配置工程S4と、外輪配置工程S5と、溶接工程S6と、を含む。
準備工程S1では、内輪1、ノズル2、外側シュラウドリング3、及び外輪4が準備される。これら部品を得るに当たっては鋳造や鍛造、切削加工等の各種加工法から適宜選択された方法が用いられる。
準備工程S1の後で、リング配置工程S2が実行される。リング配置工程S2では、定盤上において、外側シュラウドリング3が円環状をなすように配置される。なお、このリング配置工程S2以後の各工程は、水平出し及び平面出しが施された定盤上で実行されることが望ましい。
リング配置工程S2の後で、ノズル配置工程S3が実行される。ノズル配置工程S3では、ノズル本体22の外周端部22Tを外側シュラウドリング3の貫通孔3Hに挿入しながら、内側シュラウド21が並ぶように、複数のノズル2が配列される。
ノズル配置工程S3の後で、内輪配置工程S4が実行される。内輪配置工程S4では、内輪1の外周面(内輪外周面1A)が内側シュラウド21に沿うように配置される。具体的には、内輪外周面1Aに接触した状態で内輪片1Pが周方向に配列され、溶接によって隣り合う内輪片1P同士が接合される。これにより、円環状の内輪1が形成される。したがって、定盤上において、内輪1と外側シュラウドリング3とは同心となるように配置される。即ち、外側シュラウドリング3は、内輪1の外周側を囲むように配置された状態となる。
内輪配置工程S4の後で、外輪配置工程S5が実行される。外輪配置工程S5では、外側シュラウドリング3の外側に外輪4が取り付けられる。より具体的には、外輪4は焼き嵌めによって外側シュラウドリング3の外側に取り付けられる。即ち、外輪配置工程S5の実行に先立って、外輪4を高温で加熱して熱膨張させた状態で、外側シュラウドリング3の外側に配置する。その後、外輪4を冷却することで収縮させ、外側シュラウドリング3及びノズル本体22の外周端部22Tに対して外輪4が固定される。
外輪配置工程S5の後で、溶接工程S6が実行される。溶接工程S6は、外輪溶接工程S61と、内輪溶接工程S62とを含む。外輪溶接工程S61では、外側溶接部6が電子ビーム溶接によって形成される。内輪溶接工程S62では、内側溶接部5が電子ビーム溶接によって形成される。以上により、本実施形態に係るノズルダイアフラム100の製造方法の全工程が完了する。
上記の方法及び構成によれば、ノズル配置工程S3において、外側シュラウドリング3に形成された貫通孔3Hにノズル本体22の外周端部22Tを挿入しながらノズル2が配置される。ここで、ノズル本体22の外周端部22Tは貫通孔3Hに対して隙間嵌めされる。そのため、ノズル配置工程S3では、外周端部22Tが貫通孔3Hに挿入された状態であっても、わずかにノズル2の姿勢を調整することができる。姿勢が調整された状態で、後続の溶接工程S6を実行することによって、各ノズル2が正しい位置及び姿勢にあるノズルダイアフラム100を形成することができる。
さらに、溶接工程S6において、外輪4と外側シュラウドリング3との間の領域に加えて、ノズル本体22の外周端部22Tと外輪4との間の領域(即ち、貫通孔3H内の領域)にも溶接が施される。したがって、隙間嵌めによって貫通孔3H内で支持されているノズル本体22を、外輪4に対して固定することができる。これにより、各ノズル2が正しい位置及び姿勢にあるノズルダイアフラム100を形成することができる。
加えて、焼き嵌めを用いることによって、外輪4を外側シュラウドリング3に対してより強固に固定することができる。さらに、仮に、外側シュラウドリング3に形成された貫通孔3Hからノズル本体22の外周端部22Tが径方向の外側に突出している場合であっても、外輪4を焼き嵌めすることによって、ノズル2をより均一に配列させることができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図4から図6を参照して説明する。なお、上記第一実施形態と同一の構成や工程には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。本実施形態に係るノズルダイアフラム200は、外輪204と、ノズル202と、内側シュラウドリング203と、内輪201と、内側溶接部205(図5参照)と、外側溶接部206(図5参照)と、を備えている。
外輪204は、周方向に配列された複数の外輪片204Pを有している。各外輪片204Pは、周方向に延びる円弧状をなしている。互いに隣接する一対の外輪片204P同士は、周方向に隙間なく当接している。このような外輪片204Pを周方向に配列し、接合することで円環状の外輪204が形成されている。外輪片204P同士を固定するに当たっては、電子ビーム溶接(EBW)によって互いに繋がれている。外輪204の径方向の内側を向く面(外輪内周面204B)には、ノズル202が取り付けられている。
ノズル202は、外輪片204Pの一つ一つに対応して複数設けられている。即ち、外輪片204Pの個数とノズル202の個数は同一である。各ノズル202は、外側シュラウド221と、ノズル本体22と、を有している。外側シュラウド221とノズル本体22とは一体構造をなしている。外側シュラウド221は、外輪内周面204Bに沿って広がる板状をなしている。外側シュラウド221の外周面(外側シュラウド外周面221A)と外輪内周面204Bとは互いに隙間なく径方向に当接している。即ち、外側シュラウド外周面221Aの曲率と外輪内周面204Bの曲率は互いに同一である。外側シュラウド221の内周面(外側シュラウド内周面221B)上からノズル本体22が延びている。第二実施形態のノズル本体22の径方向の内側の端部(内周端部222T)は、内側シュラウドリング203及び内輪201に接合されている。
内側シュラウドリング203は、外輪204及び外側シュラウド221と同心の円環状をなしている。内側シュラウドリング203は一の部材として一体に形成されている。内側シュラウドリング203には、ノズル本体22の内周端部222Tが挿入可能な貫通孔203Hが複数形成されている。図5に示すように、貫通孔203Hは、内側シュラウドリング203を径方向に貫通している。詳しくは図示しないが、貫通孔203Hの開口形状は、ノズル本体22の内周端部222Tと対応している。即ち、翼型形状を有する内周端部222Tに合わせて、貫通孔203Hも径方向から見て翼型形状をなしている。なお、貫通孔203Hの寸法は、内周端部222Tの寸法よりもわずかに大きく設定されている。即ち、貫通孔203Hに内周端部222Tを挿入した状態において、ノズル本体22と貫通孔203Hの内面との間にはわずかな隙間が形成されている。さらに言い換えれば、内周端部222Tは貫通孔203Hに対して隙間嵌めされている。
内側シュラウドリング203の内周面(内側シュラウドリング内周面203B)には、内輪201が当接している。内輪201は、上述の外輪204、外側シュラウド221、及び内側シュラウドリング203と同心の円環状をなしている。内輪201は一の部材によって一体に形成されている。図5に示すように、内輪201の外周面(内輪外周面201A)は、内側シュラウドリング内周面203Bが面一となった状態で当接している。内輪外周面201Aは、ノズル本体22の内周端部222Tに対してわずかに隙間が形成された状態で配置されている。詳しくは後述するが、内輪201は内側シュラウドリング203に対して締まり嵌めされた状態で固定されている。内側シュラウドリング203の径方向における寸法(厚さ)は、撓むことが可能な寸法とされている。なお、内側シュラウドリング203の径方向における寸法とは、内側シュラウドリング内周面203Bから内側シュラウドリング203の外周面(内側シュラウドリング外周面203A)までの径方向における寸法を指す。
図5中において破線で示すように、外輪204と外側シュラウド221との間には外側溶接部206が形成されている。外側溶接部206は、軸線方向Daを向く外輪204の端面(外輪端面204S)と、軸線方向Daを向く外側シュラウド221の端面(外側シュラウド端面221S)との境界に形成されている。また、外側溶接部206は、周方向に連続して形成されている。さらに、外側溶接部206は、この境界から外輪端面204S及び外側シュラウド端面221Sの軸線方向Daにおける内側に向かって広がっている。つまり、外側溶接部206は、外輪204と外側シュラウド221とを接合している。外側溶接部206は、電子ビーム溶接によって形成される。
同様に図5中において破線で示すように、内輪201と内側シュラウドリング203、及び内輪201とノズル本体22(内周端部222T)との間には内側溶接部205が形成されている。内側溶接部205は、軸線方向Daを向く内輪201の端面(内輪端面201S)と、軸線方向Daを向く内側シュラウドリング203の端面(内側シュラウドリング端面203S)との境界に形成されている。また、内側溶接部205は、周方向に連続して形成されている。さらに、内側溶接部205は、この境界から内輪端面201S及び内側シュラウドリング端面203Sの軸線方向Daにおける内側に向かって広がっている。特に、内側溶接部205は、内輪外周面201Aとノズル本体22の内周端部222Tとの間の領域(即ち、貫通孔203H内における内輪外周面201Aと内周端部222Tとが対向する領域)にも達している。つまり、内側溶接部205は、内輪201、内側シュラウドリング203、及びノズル本体22を同時に接合している。内側溶接部205は、外側溶接部206と同様に、電子ビーム溶接によって形成される。
続いて、本実施形態に係るノズルダイアフラム200の製造方法について、図6を参照して説明する。同図に示すように、この製造方法は、準備工程S201と、リング配置工程S202と、ノズル配置工程S203と、外輪配置工程S204と、内輪配置工程S205と、溶接工程S206と、を含む。
準備工程S201では、上述の内輪201、ノズル202、内側シュラウドリング203、及び外輪204が準備される。
準備工程S201の後で、リング配置工程S202が実行される。リング配置工程S202では、定盤上において、内側シュラウドリング203が円環状をなすように配置される。なお、このリング配置工程S202以後の各工程は、水平出し及び平面出しが施された定盤上で実行されることが望ましい。
リング配置工程S202の後で、ノズル配置工程S203が実行される。ノズル配置工程S203では、ノズル本体22の内周端部222Tを内側シュラウドリング203の貫通孔203Hに挿入しながら、外側シュラウド221が並ぶように、複数のノズル202が配列される。
ノズル配置工程S203の後で、外輪配置工程S204が実行される。外輪配置工程S204では、外輪204の内周面(外輪内周面204B)が外側シュラウド221に沿うように配置される。具体的には、外輪内周面204Bに接触した状態で上述の外輪片204Pを周方向に配列し、溶接によって隣り合う外輪片204P同士が接合される。これにより、円環状の外輪204が形成される。したがって、定盤上において、外輪204と内側シュラウドリング203とは同心となるように配置される。即ち、内側シュラウドリング203は、外輪204の内周側に配置される。
外輪配置工程S204の後で、内輪配置工程S205が実行される。内輪配置工程S205では、内側シュラウドリング203の内側に内輪201が取り付けられる。より具体的には、内輪201は冷やし嵌めによって内側シュラウドリング203の内側に取り付けられる。即ち、内輪配置工程S205の実行に先立って、内輪201を冷却して熱収縮させた状態で、内側シュラウドリング203の内側に配置する。その後、内輪201を常温に戻すことで膨張させ、内側シュラウドリング203及びノズル本体22の内周端部222Tに対して内輪201が固定される。
内輪配置工程S205の後で、溶接工程S206が実行される。溶接工程S206は、外輪溶接工程S261と、内輪溶接工程S262とを含む。外輪溶接工程S261では、外側溶接部206が電子ビーム溶接によって形成される。内輪溶接工程S262では、内側溶接部205が電子ビーム溶接によって形成される。以上により、第二実施形態に係るノズルダイアフラム200の製造方法の全工程が完了する。
上記の方法及び構成によれば、ノズル配置工程S203において、内側シュラウドリング203に形成された貫通孔203Hにノズル本体22の内周端部222Tを挿入しながらノズル202が配置される。ここで、ノズル本体22の内周端部222Tは貫通孔203Hに対して隙間嵌めされる。そのため、ノズル配置工程S203では、内周端部222Tが貫通孔203Hに挿入された状態であっても、わずかにノズル202の姿勢を調整することができる。したがって、例えば複数のノズル202同士の間で製造誤差(寸法誤差)が生じている場合であっても、上記のようにノズル202の姿勢を調整することで、この誤差を吸収することができる。さらに、後続の外輪配置工程S204を実行した際に生じる外輪204と外側シュラウド221との間や内輪配置工程S205を実行した際に生じる内輪201とノズル本体22との間の残留応力によるひずみも吸収することができる。このように姿勢が調整された状態で、後続の溶接工程S206を実行することによって、各ノズル202が正しい位置及び姿勢にあるノズルダイアフラム200を形成することができる。
さらに、溶接工程S206において、内輪201と内側シュラウドリング203との間の領域に加えて、ノズル本体22の内周端部222Tと内輪201との間の領域(即ち、貫通孔203H内の領域)にも溶接が施される。したがって、隙間嵌めによって貫通孔203H内で支持されているノズル本体22を、内輪201に対して強固に固定することができる。これにより、各ノズル202が正しい位置及び姿勢にあるノズルダイアフラム200を形成することができる。
加えて、冷やし嵌めを用いることによって、内輪201を内側シュラウドリング203に対してより強固に固定することができる。さらに、仮に、内側シュラウドリング203に形成された貫通孔203Hからノズル本体22の内周端部222Tが径方向の外側に突出している場合であっても、内輪201を冷やし嵌めすることによって、ノズル202をより均一に配列させることができる。
(実施形態の他の変形例)
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
例えば、第一実施形態において、内輪1が複数の内輪片1Pによって形成されている例について説明した。しかしながら、外側シュラウドリング3を用いた場合であっても、内輪1を一体に形成し、外輪4を複数の外輪片204Pを連結することによって形成することも可能である。同様に、第二実施形態において、外輪204が複数の外輪片204Pによって形成されている例について説明した。しかしながら、内側シュラウドリング203を用いた場合であっても、外輪204を一体に形成し、内輪201を上記第一実施形態と同様に複数の内輪片1Pを連結することによって形成することも可能である。
1 内輪
1A 内輪外周面
1P 内輪片
1S 内輪端面
2 ノズル
3 外側シュラウドリング
3A 外側シュラウドリング外周面
3H 貫通孔
3S 外側シュラウドリング端面
4 外輪
4B 外輪内周面
4S 外輪端面
5 内側溶接部
6 外側溶接部
21 内側シュラウド
21A 内側シュラウド内周面
21B 内側シュラウド外周面
21S 内側シュラウド端面
22 ノズル本体
100 ノズルダイアフラム
200 ノズルダイアフラム
201 内輪
202 ノズル
203 内側シュラウドリング
204 外輪
205 内側溶接部
206 外側溶接部
221 外側シュラウド
201A 内輪外周面
201S 内輪端面
203B 内側シュラウドリング内周面
203H 貫通孔
203S 内側シュラウドリング端面
204B 外輪内周面
204P 外輪片
204S 外輪端面
221A 外側シュラウド外周面
221S 外側シュラウド端面
222T 内周端部
22T 外周端部
Da 軸線方向
S1 準備工程
S2 リング配置工程
S3 ノズル配置工程
S4 内輪配置工程
S5 外輪配置工程
S6 溶接工程
S61 外輪溶接工程
S62 内輪溶接工程
S201 準備工程
S202 リング配置工程
S203 ノズル配置工程
S204 外輪配置工程
S205 内輪配置工程
S206 溶接工程
S261 外輪溶接工程
S262 内輪溶接工程

Claims (10)

  1. 円環状をなす内輪、前記内輪の外周面に接する内側シュラウド及び前記内側シュラウドから径方向の外側に突出する一体構造とされたノズル本体を有する複数のノズル、各前記ノズル本体の外周端部が挿通可能な大きさで径方向に貫通する貫通孔を複数有する外側シュラウドリング、及び、円環状をなして前記外側シュラウドリングの外周側に配置される外輪を準備する準備工程と、
    前記外側シュラウドリングを配置するリング配置工程と、
    前記リング配置工程の後に、前記外側シュラウドリングに形成された前記貫通孔に前記外周端部を挿入しながら、前記内側シュラウドが並ぶように、前記ノズルを配置するノズル配置工程と、
    前記ノズル配置工程の後に、前記内輪の外周面が前記内側シュラウドに沿うように、前記内輪を環状に配置する内輪配置工程と、
    前記内輪配置工程の後に、前記外側シュラウドリングの外側に外輪を配置する外輪配置工程と、
    前記外輪と前記外側シュラウドリングとの間、及び前記内輪と前記内側シュラウドとの間をそれぞれ周方向にわたって溶接する溶接工程と、を含むノズルダイアフラムの製造方法。
  2. 前記溶接工程では、前記貫通孔内の前記外周端部と前記外輪との間の領域にも溶接を施す請求項1に記載のノズルダイアフラムの製造方法。
  3. 前記外輪配置工程では、前記外輪は、前記外側シュラウドリングに対して焼き嵌めによって固定される請求項1又は2に記載のノズルダイアフラムの製造方法。
  4. 円環状をなす内輪と、
    周方向に複数設けられて、前記内輪の外周面に接する内側シュラウド及び前記内側シュラウドから径方向の外側に突出する一体構造とされたノズル本体を有するノズルと、
    各前記ノズル本体の外周端部が挿通されるよう径方向に貫通する貫通孔を複数有する外側シュラウドリングと、
    円環状をなして前記外側シュラウドリングの外周面に締まり嵌めされた外輪と、
    前記内輪と複数の前記内側シュラウドとの間に形成され、前記内輪と前記内側シュラウドとを接合している内側溶接部と、
    前記外輪と前記外側シュラウドリングとの間に形成され、前記外輪と前記外側シュラウドリングと接合している外側溶接部と、を備えるノズルダイアフラム。
  5. 前記外側溶接部は、前記貫通孔内の前記外周端部と前記外輪との間まで延びている請求項4に記載のノズルダイアフラム。
  6. 円環状をなす外輪、前記外輪の内周面に接する外側シュラウド及び前記外側シュラウドから径方向の内側に突出する一体構造とされたノズル本体を有する複数のノズル、各前記ノズル本体の内周端部が挿通可能な大きさで径方向に貫通する貫通孔を複数有する内側シュラウドリング、及び、円環状をなして前記内側シュラウドリングの外周側に配置される内輪を準備する準備工程と、
    前記内側シュラウドリングを配置するリング配置工程と、
    前記リング配置工程の後に、前記内側シュラウドリングに形成された前記貫通孔に前記内周端部を挿入しながら、前記外側シュラウドが並ぶように、前記ノズルを配置するノズル配置工程と、
    前記ノズル配置工程の後に、前記外輪の内周面が前記外側シュラウドに沿うように、前記外輪を環状に配置する外輪配置工程と、
    前記外輪配置工程の後に、前記内側シュラウドリングの内側に内輪を配置する内輪配置工程と、
    前記内輪と前記内側シュラウドリングとの間、及び前記外輪と前記外側シュラウドとの間をそれぞれ周方向にわたって溶接する溶接工程と、を含むノズルダイアフラムの製造方法。
  7. 前記溶接工程では、前記貫通孔内の前記内周端部と前記内輪との間の領域にも溶接を施す請求項6に記載のノズルダイアフラムの製造方法。
  8. 前記内輪配置工程では、前記内輪は、前記内側シュラウドリングに対して冷やし嵌めによって固定される請求項6又は7に記載のノズルダイアフラムの製造方法。
  9. 円環状をなす外輪と、
    周方向に複数設けられて、前記外輪の内周面に接する外側シュラウド及び前記外側シュラウドから径方向の外側に突出する一体構造とされたノズル本体を有するノズルと、
    各前記ノズル本体の内周端部が挿通されるよう径方向に貫通する貫通孔を複数有する内側シュラウドリングと、
    円環状をなして前記内側シュラウドリングの内周面に締まり嵌めされた内輪と、
    前記外輪と複数の前記外側シュラウドとの間に形成され、前記外輪と前記外側シュラウドとを接合している外側溶接部と、
    前記内輪と前記内側シュラウドリングとの間に形成され、前記内輪と前記内側シュラウドリングとを接合している内側溶接部と、を備えるノズルダイアフラム。
  10. 前記内側溶接部は、前記貫通孔内の前記内周端部と前記内輪との間まで延びている請求項9に記載のノズルダイアフラム。
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