JP2020068861A - 遊技機 - Google Patents

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【課題】入賞口に入賞しなかった遊技球に、該入賞口に入賞可能な機会を再度与えることができる遊技機を提供する。【解決手段】大入賞装置20は、遊技盤2の前面に配される大入賞口21及び当たり遊技時に大入賞口21の上側で開閉される開閉部材22を有する。大入賞装置20は、開閉部材22の閉鎖時に遊技球が大入賞口21に入賞不可能な閉鎖状態と、開閉部材22の開放時に大入賞口21の上側を通る遊技球が入賞可能な開放状態と、に変化する。大入賞口21に入賞しなかった遊技球は、ステージ部251及び傾斜部23によって大入賞口21の上側に誘導される。よって、大入賞口21に入賞しなかった遊技球に、大入賞口21に入賞可能な機会を再度与えることができる。【選択図】図3

Description

本発明は、遊技球を用いて遊技を行う遊技機に関する。
従来、開放時に入賞可能とし、閉鎖時に入賞不可能とする開閉扉を有する入賞装置を備えた遊技機がある。このような入賞装置の中には、開閉扉が閉鎖時に、入賞装置に入賞することなく開閉扉の上面を通過してしまう遊技球を少なくするものがある。例えば、特許文献1に記載の遊技機では、入賞装置の開閉扉の上方に、開閉扉の上面を転動する遊技球を減速させる減速部が配設されており、その遊技球を入賞装置に入賞しやすくできる。
特開2016−146974号公報
しかしながら、特許文献1に記載の遊技機では、閉鎖された開閉扉に阻まれ、入賞装置に入賞しなかった遊技球は、依然として入賞装置に入賞可能な機会がなかった。
本発明の目的は、入賞口に入賞しなかった遊技球に、該入賞口に入賞可能な機会を再度与えることができる遊技機を提供することである。
本発明に係る遊技機は、遊技球が前面側を流下する遊技盤と、前記遊技盤の前面に配される入賞口と、当たり遊技時に前記入賞口の上側で開閉される開閉扉とを有し、前記開閉扉の閉鎖時に遊技球が前記入賞口に入賞不可能な閉鎖状態と、前記開閉扉の開放時に前記入賞口の上側を通る遊技球が前記入賞口に入賞可能な開放状態と、に変化する入賞装置と、前記入賞口の上側を通った遊技球のうちで前記入賞口に入賞しなかった遊技球である非入賞球を、前記入賞口の上側に誘導する誘導手段とを備えたことを特徴する。本態様の遊技機によれば、入賞口に入賞しなかった非入賞球に、該入賞口に入賞可能な機会を再度与えることができる。
前記遊技盤は、前記遊技盤の前面より後部、且つ前記入賞口の上方後部を含む領域に設けられ、遊技球が流入可能な後部空間を備え、前記誘導手段は、前記後部空間に設けられ、遊技球が前記遊技盤の前面側から前記後部空間に流入した場合に、遊技球を前記後部空間において前記入賞口の上方後部まで誘導した後、前記後部空間から前記遊技盤の前面側に排出してもよい。この場合、複数の遊技球が入賞口に入賞しなかった場合、仮に誘導手段が遊技盤の前面に設けられていると、誘導手段に誘導されて入賞口の上側に向かう非入賞球(以下、先行球)と、先行球よりも後に入賞口の上側を通る非入賞球(以下、後続球)とが衝突し、先行球が入賞口の上側に誘導されない事態が生じ得る。これに対し、遊技盤に後部空間を設け、後部空間に誘導手段を設けることで、先行球は後続球と干渉し難い経路で入賞口の上方に誘導されるため、先行球が入賞口の上側に誘導されることを後続球が妨害してしまうことを抑制できる。
前記非入賞球を前記後部空間へ導く誘導補助手段を、前記遊技盤の前面側に備えてもよい。この場合、誘導補助手段により非入賞球を誘導手段に導き易くなる。よって、入賞口に入賞しなかった非入賞球を入賞口の上側へより誘導することができ、該入賞口に入賞可能な機会を更に与えることができる。
前記誘導手段は、前記後部空間に流入した遊技球が上面側で転動可能であって、遊技球が前記入賞口の上側に向かって転動するように傾斜した傾斜面であり、前記傾斜面の上面側を転動する遊技球に接触することで、遊技球の転動速度を減速可能な減速手段を備えてもよい。この場合、誘導手段を転動する遊技球を減速させることで、該遊技球は、入賞口の上側に戻った際に、入賞口の上側に留まり易くなる。よって、入賞口に入賞しなかった遊技球が、入賞口の上側に戻った際に、該入賞口に入賞容易となる。
パチンコ機1の正面図である。 遊技盤2の正面図である。 大入賞装置20の周囲の斜視図である。 大入賞装置20の周囲の正面図である。 図4に示すI‐I線矢視方向断面図である。 開閉部材22の閉鎖状態における図4に示すII‐II線矢視方向断面図である。 開閉部材22の開放状態における図4に示すII‐II線矢視方向断面図である。
以下、本発明に係る遊技機の一実施形態であるパチンコ機1について、図面を参照して説明する。以下の説明では、図1の手前側、奥側、上側、下側、左側、および右側を、それぞれ、パチンコ機1の前側、後側、上側、下側、左側、および右側とする。
図1および図2を参照して、パチンコ機1の機械的構成について説明する。図1に示すように、パチンコ機1は、遊技盤2を着脱可能な本体枠29を備える。遊技盤2は正面視略正方形の板状である(図2参照)。本体枠29に装着された遊技盤2は、パチンコ機1の上側部分に配置される。遊技盤2は、本体枠29と、本体枠29の前側に装着された前面枠291との間で保持される。前面枠291は、透明なガラス板を保持しており、遊技盤2の前面を保護する。
遊技盤2の下部には上皿5が設けられている。上皿5は、遊技球発射装置(図示外)に金属製の遊技球を供給し、且つ賞球を受ける。上皿5の上面には、遊技者によって操作される操作ボタン9が設けられている。上皿5の直下には、賞球を受ける下皿6が設けられている。下皿6の右横には、遊技球の発射を調整する発射ハンドル7が設けられている。発射ハンドル7は、遊技者が回転操作できるように設けられている。遊技者が発射ハンドル7を回転させて発射操作を行うと、発射ハンドル7の回転角度に応じた強度で、遊技球発射装置によって遊技球が発射される。前面枠291のガラス板を取り囲むように、電飾部材35が設けられている。電飾部材35は、遊技の進行等に応じて点灯または点滅可能である。前面枠291の上部の両角部に、スピーカ48がそれぞれ設けられている。
図2に示すように、遊技盤2の前面には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が形成されている。ガイドレール3は、遊技領域4の左側に形成されている。遊技領域4の略中央には、各種演出を実行するセンター飾り8が設けられている。遊技球発射装置によって発射された遊技球は、ガイドレール3によって遊技領域4へ導かれ、遊技領域4内を流下する。所定の強度未満の発射強度で発射された遊技球は、センター飾り8の左側を流下し、所定の強度以上の発射強度で発射された遊技球は、センター飾り8の右側を流下する。以下、遊技球がセンター飾り8の右側を流下するように遊技球を発射することを「右打ち」という。
センター飾り8は、表示画面28等を主に備える。表示画面28は、センター飾り8の上部の略中央に配置される。表示画面28は、例えばLCD等によって構成されており、様々な数字・文字等を表示可能である。表示画面28は、例えば、大当たり判定の結果を遊技者に報知する演出用の図柄である演出図柄を表示する。パチンコ機1は、複数(本実施形態では3つ)の演出図柄を変動させる図柄変動を表示した後に、大当たり判定の結果を示す演出図柄の組合せを確定表示する報知演出を実行する。パチンコ機1は、報知演出により大当たり判定の結果を遊技者に報知する。
センター飾り8の略左方には、普通図柄作動ゲート12が設けられている。センター飾り8の略中央下方には、第一始動口15が設けられている。第一始動口15の下方には、第二始動口13が設けられている。第二始動口13は、いわゆる普通電動役物(当たり判定の結果に基づき入賞口の入口の大きさを変化する役物)に係る入賞口として構成される。第二始動口13は、第二始動口ソレノイド(図示外)によって電気的に開閉される開閉部材14を備える。本実施形態では、開閉部材14が開放された開放状態の場合にのみ、遊技球は第二始動口13に入賞できる。なお、第二始動口13は、開閉部材14が閉鎖された閉鎖状態にも遊技球の入賞が可能であって、開閉部材14が開放されることで閉鎖状態よりも遊技球が入賞容易となる構成であってもよい。
センター飾り8の右側下方には、大入賞装置20が設けられている。大入賞装置20は、大入賞口21および開閉部材22を備える。大入賞口21は遊技盤2の前面に設けられる。大入賞口21は、いわゆる特別電動役物(当たり判定の結果に基づき所定の態様で入賞口を開閉する役物)に係る入賞口として構成される。大入賞装置20はセンター飾り8よりも右側に配置されるので、遊技者は右打ちで大入賞装置20の大入賞口21への入賞を狙うことになる。
開閉部材22は、大入賞口21の上側に設けられ、略平板上に形成される。開閉部材22は、左方に向けて下側に傾斜している。開閉部材22は、閉鎖状態で大入賞口21を上部から覆うことで遊技球が大入賞口21の内部に入賞不可能とする。一方、開閉部材22は、開放状態で遊技盤2の前面より後方にスライドし、大入賞口21を開放する。開閉部材22の開閉駆動の概要については後述する。開閉部材22の開放状態で、大入賞口21の上側を通る遊技球は大入賞口21に入賞可能となる。
本実施形態では、大入賞装置20は大当たり遊技状態が生起されている場合に、開閉部材22が、大当たり遊技として開放状態と閉鎖状態とが切り替えられるように構成されている。大当たり遊技状態が終了すると、開閉部材22は閉鎖状態となり、入賞不可になる。
遊技領域4には、上記以外に、アウト口27、風車および遊技くぎ等が設けられている。遊技領域4を流下する遊技球のうち、第一始動口15、第二始動口13、大入賞口21のいずれにも入賞せず遊技領域4の下部まで流下した遊技球は、遊技盤2の下部に設けられたアウト口27を通過する。アウト口27を通過した遊技球は、遊技領域4の外部へ排出される。
パチンコ機1における遊技の概要について説明する。パチンコ機1には、大当たり遊技と普通当たり遊技が設けられている。大当たり遊技は、条件装置の作動に伴い、役物連続作動装置が作動することにより実行される。条件装置とは、役物連続作動装置が作動するための条件となる装置である。条件装置は、大当たりであることを示す特別図柄が確定表示された場合、または役物連続作動装置が作動していない状態で、遊技球が大入賞装置20の内部の特定の領域を通過した場合に作動する。特別図柄とは、後述する大当たり判定の結果を示す図柄で表示画面28に表示される。役物連続作動装置とは、大入賞口を連続して作動する大当たり遊技状態を生起させるための装置である。以下、条件装置および役物連続作動装置が作動している状態を、大当たり遊技状態という。
普通当たり遊技について説明する。普通図柄作動ゲート12を遊技球が通過すると、普通当たり判定が行われる。普通当たり判定では、普通当たりおよびはずれのいずれであるかが、普通当たり乱数に基づいて判定される。普通当たり判定において普通当たりと判定されると、第二始動口13の開閉部材14が所定の開放パターンで開閉される普通当たり遊技が実行される。
大当たり遊技について説明する。本実施形態では、第一始動口15または第二始動口13へ遊技球が入賞すると、大当たり判定が行われる。大当たり判定では、大当たりおよびはずれのいずれかであるが、大当たり乱数に基づいて判定される。大当たり判定において大当たりであると判定されると、条件装置が作動する。これに伴い、役物連続作動装置が作動して大当たり遊技状態が生起され、大入賞装置20の開閉部材22が所定時間開放状態にされることが所定回数繰り返される大当たり遊技が実行される。本実施形態において、大入賞装置20は、条件装置の作動により役物連続作動装置が作動した場合に作動する大入賞装置である。本実施形態では、大当たり判定において大当たりであると判定される確率は1/200である。
図3から図7を参照して、大入賞装置20の周囲の構造について説明する。図3に示すように、遊技盤2の前面、且つ大入賞口21の左方には、傾斜部23が設けられている。傾斜部23は略平板状に形成される。遊技盤2の前面、且つ傾斜部23の左方には、上下方向に延びる略平板状の壁部24が設けられている。壁部24は、傾斜部23の左端部よりも上方に延びている。大入賞口21の上方後部には、遊技盤2の前面より後方に凹んだ後部空間25が設けられている。後部空間25は略直方体状に形成され、遊技球が内部を移動可能に設けられている。後部空間25の底面にはステージ部251が形成されている。
図4に示すように、傾斜部23の右端部は、開閉部材22の左端部と上下方向における略同じ位置に配置される。傾斜部23の右端部と開閉部材22の左端部の間には、遊技球が少なくとも一球ずつ流下可能な隙間26が設けられている。傾斜部23は、右方に向けて下側に傾斜している。後部空間25の底面であるステージ部251は、右方に向けて下側に傾斜している。ステージ部251は右端部に排出部253を備える。
図5に示すように、傾斜部23の左端部と後部空間25の左端部とは、左右方向における略同じ位置に配置されている。傾斜部23の左方には壁部24が隣接して設けられている。図4に示すように、壁部24は、傾斜部23の左端部よりも上方に延びているので、遊技球は傾斜部23より左方へ移動することが抑制される。ステージ部251の上面における前後方向のそれぞれの端部には、左右方向に互い違いにずれて上方向に延びる突起状の減速部252が複数配置されている。
図6および図7に示すように、開閉部材22および排出部253を除くステージ部251は前後方向に水平に設けられている。排出部253は前方へ向けて下側に傾斜している。傾斜部23は後方に向けて下側に傾斜している。図4および図7に示すように、傾斜部23の左端部における後端は、ステージ部251の左端部における前端と上下方向における略同じ位置に配置される。
ここで、開閉部材22の開閉駆動の概要について説明する。開閉部材22は開閉機構51と連結している。開閉機構51は、大入賞装置20の後部に設けられる。開閉機構51は、ケーシング52、ソレノイド53、リンク56を備える。ソレノイド53は、プランジャ54およびスプリング(図示略)を備える。プランジャ54の前端部は、リンク56と回動自在に取り付けられる。リンク56の下端部は、ケーシング52の側面に形成された支持部55によって回動可能に支持されている。一方、リンク56の上端部は、開閉部材22と回動可能に連結されている。
ソレノイド53が通電されていない場合、スプリングにより常時付勢されているプランジャ54は前進位置にある。この場合、開閉部材22は、リンク56に連動して遊技盤2の前面よりも前方に突出し、図6に示す閉鎖状態となる。ソレノイド53が通電された場合、プランジャ54が後方に引き込まれる。この場合、開閉部材22は、リンク56に連動して、遊技盤2の前面から後方に退入し、図7に示す開放状態となる。
図3を参照して、遊技中における大入賞装置20の周囲の遊技球の動きについて説明する。上述の通り、遊技者は大入賞口21への入賞を右打ちにより狙う。開閉部材22が開放状態である場合、遊技球は大入賞口21に入賞可能である。例えば開閉部材22が閉鎖状態である等の理由で遊技球が大入賞口21に入賞しない場合、大入賞装置20の周囲の遊技くぎの配置および開閉部材22の傾斜により、遊技球は大入賞口21の上側を右から左に向けて通る(遊技球A1および遊技球A2)。
ここで、例えば大入賞口21の上側を通る遊技球の左方へ移動する勢いが弱い場合、遊技球は隙間26を通って下方へ流下する(遊技球A11)。一方、例えば開閉部材22の上側を通る遊技球の左方へ移動する勢いが強い場合、遊技球は開閉部材22の左端部より隙間26を飛び越え、傾斜部23へ向かう。傾斜部23は右方に向けて下側に傾斜しているが、遊技球の左方へ移動する勢いが強い場合、傾斜部23へ向かった遊技球は、傾斜部23の傾斜を上り、傾斜部23の左端部まで到達する(遊技球A3)。傾斜部23の左端部まで到達した遊技球は、壁部24によって傾斜部23より左方には行くことが抑制される。
傾斜部23は後方に向けて下側に傾斜している。また、傾斜部23の左端部における後端は、ステージ部251の左端部における前端と上下方向における略同じ位置に配置される。従って、傾斜部23の左端部まで到達した遊技球は、後部空間25のステージ部251へ流入しやすい。
例えば後部空間25に流入した遊技球は、ステージ部251の傾斜により右方へ転動する(遊技球A4)。ステージ部251を転動する遊技球は、減速部252によってステージ部251の上面を前後に蛇行しながら右方へ転動しやすい。遊技球がステージ部251の右端部に到達した場合、排出部253の傾斜によって、後部空間25から大入賞口21の上側に排出される(遊技球A5)。この時、大入賞装置20が開放状態であれば、後部空間25より排出された遊技球は大入賞口21に入賞し易い。よって、パチンコ機1は、大入賞口21に入賞することなく開閉部材22の上側を通過した遊技球に、大入賞口21へ入賞する機会を再度与えることができる。
また、上述の通り、後部空間25に流入した遊技球はステージ部251の上面を前後に蛇行しながら右方へ転動しやすい。蛇行しながら転動する遊技球は、前後方向に進路を転換する際に、前後方向の回転が瞬間的に停止し、逆回転をして進路転換する。よって、回転が逆転する際に遊技球の転動速度は減速する。減速した遊技球は、大入賞口21の上側に排出されたとき開閉部材22が閉鎖状態であっても、大入賞口21の上側に長く留まる。よって、遊技球は、開閉部材22が閉鎖状態から開放状態に切り替わるまでの時間を確保することができ、大入賞口21へ更に入賞し易くなる。
一方、例えば傾斜部23に向かう遊技球の勢いが弱い場合、遊技球が傾斜部23から後部空間25に流入しない場合がある。この場合、右方に向けて下側に傾斜する傾斜部23によって、遊技球の進路が右方に転換される。更に遊技球は、傾斜部23によって右下方向に向かって加速するように案内されることで、傾斜部23の右端部より隙間26を飛び越えて、開閉部材22の上側へ向かう場合がある。従って、遊技球が傾斜部23から後部空間25に流入しない場合でも、大入賞口21に入賞することなく大入賞口21の上側を通過した遊技球に、大入賞口21へ入賞する機会が再度与えることができる。
上述の通り、遊技球が後部空間25へ流入しなかった場合でも、遊技球に大入賞口21へ入賞する機会が再度与えることができる。仮に複数の遊技球が大入賞口21に入賞せず、傾斜部23によって誘導されて大入賞口21の上側に向かう遊技球(以下、先行球)と、先行球よりも後に大入賞口21の上側を通る遊技球(以下、後続球)がある場合、先行球と後続球とが衝突し、先行球が大入賞口21の上側に誘導されない事態が生じ得る。これに対し、遊技盤2に後部空間25を設け、後部空間25にステージ部251を設けることで、先行球は後続球と干渉し難い経路で大入賞口21の上側に誘導される。従って、先行球が大入賞口21の上側に誘導されることを後続球が干渉してしまうことを抑制できる。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機1によれば、遊技球が前面側を流下する遊技盤2と、遊技盤2の前面に配される大入賞口21と、当たり遊技時に大入賞口21の上側で開閉される開閉部材22を有し、開閉部材22の閉鎖時に遊技球が入賞不可能な閉鎖状態と、開閉部材22の開放時に大入賞口21の上側を通る遊技球が入賞可能な開放状態とに変化する大入賞装置20と、大入賞口21の上側を通った遊技球のうちで大入賞口21に入賞しなかった遊技球を、大入賞口21の上側に誘導する誘導手段(ステージ部251および傾斜部23)とを備えたことを特徴とする。これによれば、大入賞口21に入賞しなかった遊技球に、大入賞口21に入賞可能な機会を再度与えることができる。
また、遊技盤2は、遊技盤2の前面より後部、且つ大入賞口21の上方後部を含む領域に設けられ、遊技球が流入可能な後部空間25を備え、ステージ部251は、後部空間25に設けられ、遊技球が遊技盤2の前面側から後部空間25に流入した場合に、遊技球を後部空間25において大入賞口21の上方後部まで誘導した後、後部空間25から遊技盤2の前面側に排出する。複数の遊技球が大入賞口21に入賞しなかった場合、傾斜部23に誘導されて大入賞口21の上側に向かう先行球と、先行球よりも後に大入賞口21の上側を通る後続球とが衝突し、先行球が大入賞口21の上側に誘導されない事態が生じ得る。これに対し、遊技盤2に後部空間25を設け、後部空間25にステージ部251を設けることで、先行球は後続球と干渉し難い経路で大入賞口21の上側に誘導されるため、先行球が大入賞口21の上側に誘導されることを後続球が妨害してしまうことを抑制できる。
また、大入賞口21に入賞しなかった遊技球を後部空間25へ導く傾斜部23を、遊技盤2の前面側に備える。これにより、大入賞口21に入賞しなかった遊技球を、傾斜部23によりステージ部251に導き易くなる。よって、大入賞口21に入賞しなかった遊技球を大入賞口21の上側へより誘導することができ、大入賞口21に入賞可能な機会を更に与えることができる。
また、ステージ部251は、後部空間25に流入した遊技球が上面側で転動可能であって、遊技球が大入賞口21の上側に向かって転動するように傾斜した傾斜面であり、傾斜面の上面側を転動する遊技球に接触することで、遊技球の転動速度を減速可能な減速部252を備えてもよい。これにより、ステージ部251を転動する遊技球を減速させることで、減速した遊技球は、大入賞口21の上側に戻った際に、大入賞口21の上側に留まり易くなる。よって、大入賞口21に入賞しなかった遊技球が、大入賞口21の上側に戻った際に、大入賞口21に入賞容易となる。
なお、本実施形態において、大入賞口21が、本発明の「入賞口」に相当する。開閉部材22が、本発明の「開閉扉」に相当する。大入賞装置20が、本発明の「入賞装置」に相当する。ステージ部251および傾斜部23が、本発明の「誘導手段」に相当する。傾斜部23が、本発明の「誘導補助手段」に相当する。減速部252が、本発明の「減速手段」に相当する。ステージ部251が、本発明の「傾斜面」に相当する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態のパチンコ機1では、閉鎖状態で前面にあった開閉部材22が、開放状態から閉鎖状態に切り替わる際に遊技盤2の前面より後方にスライドする構成としたが、開閉部材22は閉鎖状態で大入賞口21を上部から覆っていればよく、例えば、開閉部材の後方にヒンジを設け、開放状態において開閉部材がヒンジにより上方向または下方向に回動するように設けてもよい。
上記実施形態のパチンコ機1では、大入賞装置20はセンター飾り8の右側に配置したが、遊技領域4であればどこに配置してもよい。
上記実施形態のパチンコ機1では、傾斜部23は、大入賞口21に入賞しなかった遊技球を左方から右方に誘導したが、大入賞口21に入賞しなかった遊技球を右方から左方に誘導してもよい。大入賞装置20周囲の遊技くぎの配置等によっては、大入賞口21に向かって流下する遊技球が、大入賞口21の上側を左方から右方に通る場合が考えられる。例えば、図4に示すII−II線を軸に左右を反転させた構成とすることにより、傾斜部23は大入賞口21に入賞しなかった遊技球を右方から左方に誘導し、大入賞口21に入賞可能な機会を再度与えることができる。
上記実施形態のパチンコ機1では、開閉部材22は、左方に向けて下側に傾斜させたが、略水平に設けてもよい。この場合、遊技球は、誘導手段によって大入賞口21の上側に誘導されたときに開閉部材22が閉鎖状態であっても、大入賞口21の上側に長く留まる。よって、遊技球は、開閉部材22が閉鎖状態から開放状態に切り替わるまでの時間を確保することができ、大入賞口21へ更に入賞し易くなる。
また、上記実施形態のパチンコ機1において、ステージ部251と傾斜部23の傾斜にて開閉部材22の上側に遊技球を誘導したが、別の誘導手段であっても構わない。例えば、大入賞口21に入賞しなかった遊技球をクレーンで吊り上げ、大入賞口21の上側に誘導する等の方法が挙げられる。遊技球を大入賞口21の上側に誘導する誘導手段は、物理的、機械的方法以外に、電気的、磁気的な力を用いるものであってもよい。
また、上記実施形態のパチンコ機1において、傾斜部23は後方に向けて下方に傾斜することで遊技球をステージ部251に誘導したが、別の誘導手段であっても構わない。例えば、傾斜部にベルトコンベアを設けて機械的に遊技球をステージ部251に誘導してもよい。遊技球をステージ部251に誘導する誘導手段は物理的、機械的方法以外に、電気的、磁気的な力を用いるものであってもよい。
また、上記実施形態のパチンコ機1において、後部空間25にステージ部251が設けられているが、ステージ部251の少なくとも一部が後部空間25に設けられていればよい。また、後部空間25を設けず、遊技盤2の前面にステージ部251を設けてもよい。ステージ部251を設けず、傾斜部23のみからなる構成であってもよい。
また、上記実施形態のパチンコ機1において、ステージ部251と傾斜部23が別体で構成されているが、一体に形成されてもよい。また、壁部24と傾斜部23が別体で構成されているが、一体に形成されてもよい。また、壁部24は設けなくてもよい。
また、上記実施形態のパチンコ機1は、ステージ部251の上面に上方に延びる突起状の減速部252を設けたが、減速部252はステージ部251を転動する遊技球の速度を減速できる構成であればよい。一例として、ステージ部251の上面に遊技球との接触時に撓むブラシ部が上方に伸びて設けられ、ステージ部251を転動する遊技球の速度を減速させる方法が挙げられる。ステージ部251を転動する遊技球の速度を減速させる機構は、物理的な接触方法以外に、電気的、磁気的な力を用いるものであってもよい。また、減速部252は設けなくてもよい。
また、上記実施形態のパチンコ機1において、後部空間25と遊技盤2の前面の境界には遊技球の移動を阻害するものはないが、このような移動を阻害する阻害壁を設けてもよい。阻害壁は、遊技球が傾斜部23から後部空間25へと流入可能な流入口と、遊技球が後部空間25から大入賞口21の上側に排出可能な排出口が設けられてあれば、後部空間25と遊技盤2の前面との境界を覆ってしまってもよい。阻害壁により、後部空間25内の遊技球は排出口以外から流出することが抑制されるため、減速部252による減速の効果がさらに向上される。
また、後部空間25に入賞口を設けてもよい。この場合、後部空間25に流入した遊技球に別の入賞の機会がさらに与えられるので、興趣を向上させられる。
また、上記実施形態のパチンコ機1において、ステージ部251は排出部253を除いて前後方向において傾斜が設けられていないが、排出部253以外にも前後方向に傾斜を設けてもよい。例えば、ステージ部251全域を前方に向けて下方に傾斜させた場合、遊技球は排出部253以外でも後部空間25から排出される可能性がある。遊技者はどのタイミングで遊技球が大入賞口21の上側に誘導されるか分からないので、興趣を向上させられる。一方、排出部253以外を後方に向けて下方に傾斜させた場合、遊技球はステージ部251の上面を排出部253以外から大入賞口21の上側に向かうことが少なくなるので、減速部252による遊技球の減速の効果をさらに向上できる。
また、上記実施形態のパチンコ機1は、大当たり判定は1種類のみであるが、複数設けてもよい。例えば、遊技球が第一始動口15に入賞すると第一大当たり判定が行われ、遊技球が第二始動口13に入賞すると第二大当たり判定が行われるようにしてもよい。この場合、第一大当たり判定の結果を第一特別図柄が示し、第二大当たり判定の結果を第二特別図柄が示す。
また、上記実施形態のパチンコ機1は、大入賞装置20に特定領域(いわゆる、V入賞口)が設けられていない、いわゆる旧1種タイプ(いわゆる、セブン機)と呼ばれる遊技機を例示した。しかし、大入賞口に特定領域が設けられた、いわゆる旧2種タイプ(いわゆる、羽根物)と呼ばれる遊技機にも適用できる。また、2つの大入賞口を設け、一方の大入賞口のみ特定領域が設けられた、いわゆる1種2種混合機と呼ばれるタイプの遊技機にも適用できる。
さらには、特許請求の範囲、明細書、および図面に記載される全ての要素は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名前)は、単に本件の記載のために便宜上付与したに過ぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素がなんであるか限定解釈されるものではない。例えば、「当たり抽選手段」は、ハード単体でも、ソフトを含んだものであっても構わない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくは一つの要素を複数の要素に分けて構成するかは、特許請求の範囲等において特定していない限り、いずれも当業者であれば極めて容易に考えられる事項であるため、敢えて明細書等において全てのパターンを記載しなくてもいずれのパターンも想定範囲内であることから本発明に係る権利範囲に含まれるのは勿論である。従って、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施形態に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施形態から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
1 パチンコ機
2 遊技盤
20 大入賞装置
21 大入賞口
22 開閉部材
23 傾斜部
251 ステージ部

Claims (4)

  1. 遊技球が前面側を流下する遊技盤と、
    前記遊技盤の前面に配される入賞口と、当たり遊技時に前記入賞口の上側で開閉される開閉扉とを有し、前記開閉扉の閉鎖時に遊技球が前記入賞口に入賞不可能な閉鎖状態と、前記開閉扉の開放時に前記入賞口の上側を通る遊技球が前記入賞口に入賞可能な開放状態と、に変化する入賞装置と、
    前記入賞口の上側を通った遊技球のうちで前記入賞口に入賞しなかった遊技球である非入賞球を、前記入賞口の上側に誘導する誘導手段と
    を備えたことを特徴する遊技機。
  2. 前記遊技盤は、前記遊技盤の前面より後部、且つ前記入賞口の上方後部を含む領域に設けられ、遊技球が流入可能な後部空間を備え、
    前記誘導手段は、前記後部空間に設けられ、遊技球が前記遊技盤の前面側から前記後部空間に流入した場合に、遊技球を前記後部空間において前記入賞口の上方後部まで誘導した後、前記後部空間から前記遊技盤の前面側に排出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記非入賞球を前記後部空間へ導く誘導補助手段を、前記遊技盤の前面側に備えたことを特徴する請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記誘導手段は、前記後部空間に流入した遊技球が上面側で転動可能であって、遊技球が前記入賞口の上側に向かって転動するように傾斜した傾斜面であり、
    前記傾斜面の上面側を転動する遊技球に接触することで、遊技球の転動速度を減速可能な減速手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。
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