JP2020063091A - 取出し口付き包装袋 - Google Patents

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JP2020063091A JP2018197554A JP2018197554A JP2020063091A JP 2020063091 A JP2020063091 A JP 2020063091A JP 2018197554 A JP2018197554 A JP 2018197554A JP 2018197554 A JP2018197554 A JP 2018197554A JP 2020063091 A JP2020063091 A JP 2020063091A
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洋平 仲川
Yohei Nakagawa
洋平 仲川
三好 征記
Masaki Miyoshi
征記 三好
齋藤 剛史
Takashi Saito
剛史 齋藤
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Abstract

【課題】封可能な包装袋であって、取出す際にその取出し口の開放状態を維持することができ、多量の内容物の中から少量を取り出すことも容易であり、しかも、包装袋の反対側から押すことによって開くことができる包装袋を提供すること。【解決手段】包装袋本体10に開口予定部10xを設ける。また、取出し部20を枠体21と蓋体22とで構成し、枠体21を開口予定部10xの周囲で包装袋本体10に接合する。蓋体22を枠体21の取出し口21xに嵌め込むと共に、枠体21と蓋体22とが当接する面に互いに嵌合する嵌合部を設け、この嵌合をはずすことによって蓋体22が枠体21から分離させて取出し口を開くことができ、一方、分離された蓋体22を枠体21に押し込んで嵌合させることによって取出し口21xを閉塞できるように構成する。【選択図】図2

Description

本発明は、粒状物や粉状物を収容して、しかも、その一部を取り出した後、再封して保存できる包装袋に関する。
このように再封可能な包装袋としては、チャック付きの包装袋が知られている(特許文献1参照)。
チャック付き包装袋は、このチャックを開いて内容物の一部を取り出した後、残りを包装袋に残したままチャックを閉じて再封することができる。こうして再封した包装体は、残りの内容物を密封したまま保存することができる。また、再度チャックを開くことによって残りの内容物を取り出すことができる。
しかしながら、このようなチャック付き包装袋にあっては、プラスチック製チャックを包装袋本体の全幅に渡ってシールすることが通常であり、このプラスチック製チャックは弾性を有するため、このチャックを開いたとき、この開放状態を維持し難く、放置することによって閉じてしまうことが通常である。このため、内容物を取り出す際には、チャックが常時開くように力を加えなくてはならない。また、このように包装袋の全幅に渡って開くため、多量の内容物の中から少量を取り出すことが困難である。
また、内容物が粒状物や粉状物である場合には、この内容物が雌雄のチャックの間に挟まってその再封が不完全(密封性が不十分)となったり、あるいは包装体端部とチャックとの間に内容物が付着して衛生性を損ねることもある。
特開平10−147352号公報
このような問題に対処するため、本出願人は、特願2018−169502号を特許出願した。この特許出願に係る包装袋は、包装袋本体の一部に開口を設け、この開口の周囲に取出し部を取り付けたもので、この取出し部を包装袋本体に接合した基部と、ヒンジを介してこの基部に連接した蓋部とで構成し、蓋部を回動させることにより取出し口を開放、又は閉塞するものである。
この特願2018−169502号に記載の包装袋では、取出し部が包装袋本体の一部に取り付けられているため、取出し口を開いたときにも、包装袋が全幅に渡って開くことがないから、多量の内容物の中から少量を取り出すことも容易である。また、ヒンジにより蓋部を回動させて取出し口を開放、又は閉塞するため、取出し口の開放状態を維持することが可能である。
しかしながら、この特願2018−169502号に記載の包装袋では、包装袋の外側から蓋部の端部を摘んで蓋部を引き起こす必要があり、包装袋の反対側から押すことによって開くことはできない。
そこで、本発明は、再封可能な包装袋であって、取出す際にその取出し口の開放状態を
維持することができ、多量の内容物の中から少量を取り出すことも容易であり、しかも、包装袋の反対側から押すことによって開くことができる包装袋を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、
表裏のフィルムを周縁でシールして成る包装袋本体と、この包装袋本体の一部に取り付けられた取出し部とで構成される取出し口付き包装袋であって、
前記包装袋本体が開口又は開口予定部を有しており、
前記取出し部が枠体と蓋体とで構成されており、
前記枠体が前記開口又は開口予定部の周囲で包装袋本体に接合されていると共に、この枠体の内側に取出し口が設けられており、
前記蓋体が枠体の前記取出し口に嵌め込まれており、
これら枠体と蓋体とが当接する面に互いに嵌合する嵌合部を有しており、この嵌合をはずすことによって蓋体が枠体から分離させて取出し口を開き、一方、分離された蓋体を枠体に押し込んで嵌合させることによって取出し口を閉塞できるように構成されていることを特徴とする包装袋である。
次に、請求項2に記載の発明は、
前記包装袋本体が開口予定部を有しており、
この開口予定部が弱化線で囲まれており、
前記枠体が弱化線の周囲で包装袋本体に接合されており、蓋体が弱化線で囲まれた開口予定部で包装袋本体に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋である。
次に、請求項3に記載の発明は、
表裏のフィルムを周縁でシールして成る包装袋本体と、この包装袋本体の一部に取り付けられた取出し部とで構成される取出し口付き包装袋であって、
前記包装袋本体が開口又は開口予定部を有しており、
前記取出し部が枠体と蓋体とで構成されており、
前記蓋体が互いに突き合わせた2個の構成部品で構成されていると共に、こうして突き合わせた2個の構成部品で構成された前記蓋体が枠体の前記取出し口に嵌め込まれており、
これら2個の構成部品が互いに当接する面に互いに嵌合する嵌合部を有しており、この嵌合をはずすことによって2個の前記構成部品を互いに分離させて取出し口を開き、一方、分離された2個の前記構成部品を枠体に押し込み、かつ、互いに嵌合させることによって取出し口を閉塞できるように構成されていることを特徴とする包装袋である。
次に、請求項4に記載の発明は、
2個の前記構成部品がいずれもヒンジを介して前記枠体に接合されていることを特徴とする請求項3に記載の包装袋である。
次に、請求項5に記載の発明は、
前記包装袋本体が弱化線による開口予定部を有しており、
この弱化線と前記ヒンジとで前記2個の前記構成部品のそれぞれを囲んでいることを特徴とする請求項4に記載の包装袋である。
次に、請求項6に記載の発明は、
それぞれの前記構成部品が包装袋本体に接合されていることを特徴とする請求項5に記載の包装袋である。
請求項1,2に記載の包装袋においては、取出し部が包装袋本体の一部に取り付けられているため、取出し口を開いたときにも、包装袋が全幅に渡って開くことがない。このように包装袋の一部を開くだけなので、多量の内容物の中から少量を取り出すことも容易である。
また、包装袋の反対側から押すことによって枠体と蓋体との嵌合をはずすことができ、こうして嵌合をはずすことによって蓋体が枠体から分離させて取出し口を開くことができる。
また、一旦分離した蓋体を枠体に押し込んで嵌め込むことによって取出し口を再封することが可能である。
請求項3〜6に記載の包装袋においても、包装袋の一部を開いて多量の内容物の中から少量を取り出すことが容易である。しかも、蓋体が2個の構成部品で構成されているから、これら2個の構成部品のうちの一方をはずして、狭い取出し口を開くことができる。このように取出し口の広さを選ぶことができるから、その取出し口の広さに応じて取り出す内容物の量をコントロールすることができる。
また、包装袋の反対側から押すことによって蓋体の構成部品を互いに分離させて取出し口を開くことができる。
また、このように一旦分離した複数の構成部品を互いに嵌合させて蓋体とし、この蓋体を枠体に押し込んで嵌め込むことによって取出し口を再封することができる。あるいは、複数の構成部品のうち一部の構成部品を枠体の取出し口に配置し、残りの構成部品を押し込んで嵌合させることにより取出し口を再封することも可能である。
図1は本発明の第1の具体例に係り、包装袋の平面図である。 図2は本発明の第1の具体例に係り、取出し口を閉じた状態における取出し部の説明用分解斜視図である。 図3は本発明の第1の具体例に係り、図3(a)は取出し口を閉じた状態における取出し部の説明用平面図、図3(b)はその説明用断面図である。 図4は本発明の第1の具体例に係り、図4(a)は取出し口を開いた状態における取出し部の説明用斜視図であり、図4(b)はその説明用断面図である。 図5(a)及び(b)は本発明の第1の具体例において、取り出し部の配置を変更した包装袋の平面図である。 図6は本発明の第2の具体例に係り、取出し口を閉じた状態における取出し部の説明用分解斜視図である。 図7は本発明の第2の具体例に係り、図7(a)は取出し口を閉じた状態における取出し部の説明用平面図、図7(b)はその断面説明図である。 図8は本発明の第2の具体例に係り、図8(a)は取出し口を開いた状態における取出し部の説明用斜視図であり、図8(b)は開いた状態における取出し部の断面説明図である。
以下、図面を参照して本発明の具体例を説明する。図面の図1〜図4は本発明の第1の具体例を示すもので、図1は包装袋の平面図である。また、図2は本発明の第1の具体例に係り、取出し口を閉じた状態における取出し部の説明用分解斜視図であり、図3(a)はその説明用平面図、図3(b)はその説明用断面図である。さらに、図4(a)は取出
し口を開いた状態における取出し部の説明用斜視図であり、図4(b)はその説明用断面図である。なお、図4(a)において、枠体に接合した包装袋本体の図示は省略している。
図1に示すように、本発明の包装袋は包装袋本体10と取出し部20とで構成されるものである。
この包装袋本体10には、その一部に開口予定部10xが設けられており、この開口予定部10xは弱化線10yで囲まれている。そして、この弱化線10yで切断することにより、開口予定部10xが開口する。弱化線10yはミシン目やハーフカット線で構成することができる。これらミシン目やハーフカット線は、機械的又はレーザー光の照射によって形成することが可能である。
なお、開口予定部10xに代えて、あらかじめ開口した開口部であってもよい。
前記取出し部20はこの開口予定部10x又は開口部を塞ぐように包装袋本体10に接合されている。包装袋本体10の開口予定部10x又は開口部の位置及び取出し部20の取り付け位置は任意でよいが、包装袋本体10の端部近傍に取り付けることが望ましい。この例では、包装袋本体10の角部近傍に前記開口予定部10x又は開口部を設け、かつ、取出し部20を接合している。なお、後述するように、包装袋本体10の外形を構成する辺の中央であって、包装袋本体10の端部近傍に開口予定部10x又は開口部と取出し部20を配置することもできる。
次に、この取出し部20は、図2〜図3に示すような構造を有している。前述のように、図2〜図3は取出し口を閉じた状態を示すもので、図2はその説明用分解斜視図、図3(a)はその説明用平面図、図3(b)はその説明用断面図である。
これら図2及び図3から分かるように、取出し部20は、枠体21と蓋体22とで構成されたものである。
枠体21は開口予定部10xの周囲で包装袋本体10に接合されている。そして、枠体21の内側には取出し口21xが設けられており、この取出し口21xが開口予定部10xと位置整合して配置されている。すなわち、弱化線10yが取出し口21xを囲むように枠体21が取り付けられている。
弱化線10yは、取出し口21xの外形と一致することが望ましいが、これよりわずかに大きくてもよい。図2〜図3では、図示の便宜上、弱化線10yは取出し口21xの外形より一回り大きく、取出し口21xを囲むように図示している。
弱化線10yが取出し口21xを囲むように枠体21が取り付けられているため、弱化線10yを切断して開口部10xを開き、かつ、取出し口21xを開いたとき、これら開口10x及び取出し口21xを通って内容物を包装袋外部に取り出すことができる。一方、これら開口10x及び取出し口21xのうち、いずれか一方が塞がれているとき、内容物が包装袋外部にこぼれることはない。例えば、弱化線10yを切断して開口予定部10xを開いた場合でも、後述する蓋体22が取出し口21xを閉塞している場合には、内容物はこぼれることはない。
そして、蓋体22は前記取出し口21xと略同形同大の板状に構成されており、この取出し口21xに嵌め込んで取出し口21xを閉塞している。なお、蓋体22は、弱化線10yで囲まれた開口予定部10xに接着されていてもよいし、接着されていなくてもよい。
そして、これら枠体21と蓋体22には、これらが互いに当接する面に互いに嵌合する嵌合部を有しており、図2〜図3のように取出し口21xを閉じた状態にあっては互いに嵌合している。すなわち、この例では、枠体21の取出し口21xの内面側端面の2辺に取出し口21x中央に向かって突出する凸部21aが設けられ、これに対応して、蓋体22の外面側端面の2辺に凹部22aが設けられており、これら凸部21aと凹部22aとが互いに嵌合して前記嵌合部を構成している。そして、このように枠体21と蓋体22とが互いに嵌合しているため、不用意に蓋体22が枠体21の取出し口21xからはずれることがない。
こうして得られた包装袋を開く際には、包装袋本体10の内面側、すなわち、包装袋本体10の反対側から蓋体22を押圧すればよい。すなわち、図4に示すように、包装袋本体10の反対側から蓋体22を押圧することによって、包装袋本体10が弱化線10yで切断されて開口部10xが開き、かつ、枠体21の凸部21aと蓋体22の凹部22aとの嵌合がはずれ、蓋体22が枠体21から分離して取出し口21xが開く。
一方、こうして分離した蓋体22を枠体21の取出し口21xに押し込んで凸部21aと凹部22aとを嵌合させて取出し口21xを閉塞することにより、この包装袋を再封することができる。このため、内容物の一部を取り出した後、再封して残りを包装袋中に密封することができる。
もちろん、開口と再封とは繰り返して行うことができる。したがって、内容物を少量ずつ繰り返して取り出すことが可能である。
この包装袋は、次のような方法で製造することができる。すなわち、まず、包装袋本体10を構成する包装フィルムを準備し、取出し部20を包装フィルムに接合する。両者の接合は、例えば、ヒートシール、超音波シール等の方法で可能である。なお、製造方法としては、この方法に限られるものではなく、製袋と同時に取出し部20を接合することもできる。最後に、取出し部20を接合した包装フィルムと他の包装フィルムとを使用して、常法により製袋することにより、この包装袋を製造することができる。
次に、この包装袋は次のような方法で使用することができる。
すなわち、まず、包装袋に内容物を充填した後、密封する。内容物は任意でよいが、粒状又は粉状の食品が好適である。なお、この充填密封工程は、例えば、内容物の製造工場で行うことができる。内容物を封入した包装袋は、この状態で市場で販売することができる。このように市場で販売されるときの包装袋は、図2〜3に示すように、取出し口21xを閉じた状態である。内容物を密封した包装袋を購入した消費者は、取出し口21xを開き、必要に応じて内容物を取り出し、また、再封することが可能である。
なお、以上の例では、包装袋本体10の開口10x又は開口予定部と取出し部20とを包装袋本体10の角部近傍に配置したものであるが、これら開口10x及び取出し部20を別の位置に配置することも可能である。
図5(a)は取出し部20を包装袋本体10の角部に向けて接合したもので、その他は第1の具体例と同様である。また、図5(b)は取出し部20を包装袋本体10の辺の端部近傍に接合したもので、その他は第1の具体例と同様である。
次に、図面を参照して、本発明の第2の具体例を説明する。この第2の具体例は、取り
出し部の構造が第1の具体例と異なる。また、これに伴って、弱化線の形状が第1の具体例と異なる。その他は第1の具体例と同じである。包装袋本体10の角部近傍に開口予定部10xが設けられており、取出し部30はこの開口予定部10xに対応して包装袋本体10に接合されている。そして、そのため、この包装袋の外観は、第1の具体例と同様に図1で表される。一方、取出し部の構造は図面の図6〜図8で示される。すなわち、図6は取出し口を閉じた状態における取出し部の説明用分解斜視図であり、図7(a)はその説明用平面図、図7(b)はその説明用断面図である。さらに、図8(a)は取出し口を開いた状態における取出し部の説明用斜視図であり、図8(b)はその説明用断面図である。なお、図8(a)において、枠体に接合した包装袋本体の図示は省略している。
取出し部30は、第1の具体例と同様に、枠体31と蓋体32とで構成されており、枠体31は開口予定部10xの周囲で包装袋本体10に接合されている。そして、枠体31の内側には取出し口31xが設けられており、この取出し口31xが開口予定部10xと位置整合して、これら開口予定部10x及び取出し口31xを通って内容物を包装袋外部に取り出すことができるように配置されている点も第1の具体例と同様である。
蓋体32は、第1の具体例と異なり、2個の構成部品で構成されており、図6〜図7では、符号321,322で示している。
これら2個の構成部品321,322は、互いにその端面同士を突き合わせて配置されており、こうして配置された複数の構成部品321,322が全体として前記蓋体32を構成している。そして、この蓋体32は前記取出し口31xと略同形同大の板状に構成されており、この蓋体32が枠体31の取出し口31xに嵌め込まれて、取出し口31xを閉塞している。
ところで、2個の前記構成部品321,322は、互いに当接するその端面に互いに嵌合する嵌合部を有しており、図6のように取出し口31xを閉じた状態にあっては互いに嵌合している。すなわち、この例では、構成部品321の前記当接端面に構成部品322に向かって突出する凸部321aが設けられ、これに対応して、構成部品322の外面側端面の2辺当接端面に凹部322aが設けられており、これら凸部321aと凹部322aとが互いに嵌合して前記嵌合部を構成している。そして、このように構成部品321と構成部品322とが互いに嵌合しており、その両者で構成される蓋体32が取出し口31xに嵌め込まれているため、不用意に蓋体32が枠体31の取出し口31xからはずれることがない。
また、これら構成部品321,322は、いずれも、ヒンジ331,332を介して前記枠体21に接合されている。
ところで、前述のように、包装袋本体10には弱化線が設けられている。この弱化線は、この弱化線と前記ヒンジ331,332とで前記2個の前記構成部品321,322のそれぞれを囲むように設けられている。
すなわち、構成部品321は、コの字形状の弱化線10y1,10y12とヒンジ331とで囲まれている。このため、コの字形状の弱化線10y1,10y12で包装袋本体10を切断し、かつ、前記嵌合部をはずして両構成部品321,322を互いに分離することにより、ヒンジ331を回転軸として構成部品321を回動させることができる。そして、このように構成部品321を回動させることにより、取出し口31xの半分を開くことができる。
構成部品322についても同様である。すなわち、構成部品322は、コの字形状の弱
化線10y2,10y12とヒンジ332とで囲まれており、この弱化線10y2,10y12で包装袋本体10を切断し、かつ、前記嵌合部をはずすことにより、ヒンジ332を回転軸として構成部品322を回動させて、取出し口31xの半分を開くことができる。
これらの図から分かるように、構成部品321を囲むコの字形状の弱化線10y1,10y12と構成部品322を囲むコの字形状の弱化線10y2,10y12とは、その中央の弱化線10y12を共有している。すなわち、弱化線10y12は構成部品321と構成部品322との境界位置にある。そして、このため、コの字形状の両弱化線10y1,10y12及び10y2,10y12で包装袋本体10を切断し、かつ、前記嵌合部をはずすことにより、両構成部品321,322はそれぞれヒンジ331,332を回転軸として回動可能となる。そして、このように両構成部品321,322を回動させることにより、取出し口31xの全部を開くことができる。
なお、両構成部品321,322は、それぞれ、包装袋本体10の対応領域に接合されていることが望ましい。この場合には、構成部品321,322を回動させたとき、これに接合した前記領域もその構成部品321,322と共に回動するから、包装袋本体10の開口及び取出し口31xの両者を開くことができる。
次に、この包装袋を開く際には、包装袋本体10の内面側、すなわち、包装袋本体10の反対側から蓋体32を押圧すればよい。すなわち、図8に示すように、包装袋本体10の反対側から蓋体32を押圧することによって、弱化線で包装袋本体10を切断されると共に凸部321aと凹部322aの嵌合がはずれ、構成部品321,322が互いに分離し、かつ、ヒンジ331,332を中心に回動して取出し口31xが開くのである。
一方、こうして分離した構成部品321,322を、順次、枠体31の取出し口31xに押し込んで凸部321aと凹部322aとを嵌合させて蓋体32を形成すると共に、この蓋体32で取出し口31xを閉塞することにより、この包装袋を再封することができる。このため、内容物の一部を取り出した後、再封して残りを包装袋中に密封することができる。
もちろん、開口と再封とは繰り返して行うことができる。したがって、内容物を少量ずつ繰り返して取り出すことが可能である。
また、前述のように、取出し口31xの半分を開くことも可能である。このため、内容物の種類や残量に応じて、開口する取出し口31xの広さを調整することができる。
この包装袋も第1の具体例と同様の方法で製造することができる。すなわち、取出し部30を包装フィルムに接合した後、常法により製袋することにより、この包装袋を製造することが可能である。
また、その使用方法も第1の具体例と同様である。すなわち、包装袋に内容物を充填密封し、この状態で市場で販売する。購入した消費者は、取出し口31xを開き、必要に応じて内容物を取り出し、また、再封することができる。
以上、弱化線による開口予定部を有する10y1,10y2,10y12を有する包装袋を例として説明したが、開口予定部に代えて、あらかじめ開口を有する包装袋本体を使用することができるのは明らかである。
最後に、取り出し口20,30及び包装袋本体10を構成する包装フィルムの材質につ
いて説明する。
取り出し口20,30は任意の熱可塑性樹脂で構成することができるが、内容物が食品である場合には、衛生性に優れたポリオレフィン系樹脂で構成することが望ましい。例えば、ポリエチレンである。
次に、包装袋本体10を構成する包装フィルムの材質も任意である。ガスバリア性を有する包装フィルムとしては、その層構成中に、エチレン−ビニルアルコール共重合体、金属蒸着膜、酸化ケイ素や酸化アルミニウム等の無機物の蒸着膜を有するフィルムを例示することができる。
10:包装袋本体 10x:開口予定部 10y:弱化線 10y1:弱化線 10y2:弱化線 10y12:弱化線
20:取出し部
21:枠体 21a:凸部 21x:取出し口
22:蓋体 22a:凹部
30:取出し部
31:枠体 31b:凸部 31x:取出し口
32:蓋体
321:蓋体の構成部品 321a:凸部
322:蓋体の構成部品 322a:凹部
331:ヒンジ 332:ヒンジ

Claims (6)

  1. 表裏のフィルムを周縁でシールして成る包装袋本体と、この包装袋本体の一部に取り付けられた取出し部とで構成される取出し口付き包装袋であって、
    前記包装袋本体が開口又は開口予定部を有しており、
    前記取出し部が枠体と蓋体とで構成されており、
    前記枠体が前記開口又は開口予定部の周囲で包装袋本体に接合されていると共に、この枠体の内側に取出し口が設けられており、
    前記蓋体が枠体の前記取出し口に嵌め込まれており、
    これら枠体と蓋体とが当接する面に互いに嵌合する嵌合部を有しており、この嵌合をはずすことによって蓋体が枠体から分離させて取出し口を開き、一方、分離された蓋体を枠体に押し込んで嵌合させることによって取出し口を閉塞できるように構成されていることを特徴とする包装袋。
  2. 前記包装袋本体が開口予定部を有しており、
    この開口予定部が弱化線で囲まれており、
    前記枠体が弱化線の周囲で包装袋本体に接合されており、蓋体が弱化線で囲まれた開口予定部で包装袋本体に接合されていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 表裏のフィルムを周縁でシールして成る包装袋本体と、この包装袋本体の一部に取り付けられた取出し部とで構成される取出し口付き包装袋であって、
    前記包装袋本体が開口又は開口予定部を有しており、
    前記取出し部が枠体と蓋体とで構成されており、
    前記蓋体が互いに突き合わせた2個の構成部品で構成されていると共に、こうして突き合わせた2個の構成部品で構成された前記蓋体が枠体の前記取出し口に嵌め込まれており、
    これら2個の構成部品が互いに当接する面に互いに嵌合する嵌合部を有しており、この嵌合をはずすことによって2個の前記構成部品を互いに分離させて取出し口を開き、一方、分離された2個の前記構成部品を枠体に押し込み、かつ、互いに嵌合させることによって取出し口を閉塞できるように構成されていることを特徴とする包装袋。
  4. 2個の前記構成部品がいずれもヒンジを介して前記枠体に接合されていることを特徴とする請求項3に記載の包装袋。
  5. 前記包装袋本体が弱化線による開口予定部を有しており、
    この弱化線と前記ヒンジとで前記2個の前記構成部品のそれぞれを囲んでいることを特徴とする請求項4に記載の包装袋。
  6. それぞれの前記構成部品が包装袋本体に接合されていることを特徴とする請求項5に記載の包装袋。
JP2018197554A 2018-10-19 2018-10-19 取出し口付き包装袋 Pending JP2020063091A (ja)

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