JP2020050386A - 包装体 - Google Patents
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Abstract
Description
7つの収容部と、各前記収容部を連結するための底部と、を備えた包装体であって、
各前記収容部は、三角形状の収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部、収容部底部を有し、
前記収容部底部、前記収容部第1側部、前記収容部第2側部、前記収容部第3側部は折線により連接されて三角錐の各面を構成し、
前記収容部第1側部と前記収容部底部を連接する連接辺に沿った切り込みを有し、
前記底部の7つの辺には、各前記収容部と連結するための凸部である連結部を有し、
前記底部の前記連結部が前記収容部の前記切り込みで形成された開口に挿入されることにより、前記底部と7つの前記収容部が連結されてなることを特徴とする包装体を提供する。
前記7つの収容部は、全て同一の形状であることを特徴とする。
互いに同一の所定の形状である7つの蓋側部を有し、7つの蓋側部は折線により連接されて七角錐の各側面を構成する蓋部をさらに有し、
前記7つの蓋側部が共有する頂点である蓋部頂部が、前記収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部が共有する収容部頂部と重なるように、前記収容部頂部が、前記蓋部により覆われてなることを特徴とする。
前記蓋部には、前記7つの蓋側部のうちのいずれか1つ以上に連接された差込片が形成されており、
各前記収容部には、前記収容部第1側部と前記収容部第2側部を連接する連接辺に沿った切り込みを有することを特徴とする。
前記所定の形状は、他の蓋側部と連接する2つの連接辺のうち、一方の連接辺の端部から他方の連接辺に向けて前記蓋部頂部からの距離が小さくなるような円弧状の曲線を有する形状であることを特徴とする。
前記蓋部において7つの蓋側部を連接する連接辺の、前記収容部において収容部第1側部と収容部第2側部を連接する連接辺に対する比率は、1/4以上9/10以下であることを特徴とする。
前記収容部第2側部および前記収容部第3側部には、三角錐形状の頂部と底面の一部である底辺を結ぶ方向と交差する方向に、前記収容部第2側部および前記収容部第3側部を分離するための切り取り部が形成されていることを特徴とする。
複数の収容部と、各前記収容部を連結するための底部と、を備えた包装体であって、
各前記収容部は、三角形状の収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部、収容部底部を有し、
前記収容部底部、前記収容部第1側部、前記収容部第2側部、前記収容部第3側部は折線により連接されて三角錐の各面を構成し、
前記収容部第1側部と前記収容部底部を連接する連接辺に沿った切り込みを有し、
前記複数の収容部のうち少なくとも1つの収容部には、前記収容部第1側部と前記収容部第2側部を連接する連接辺に沿った切り込みを有し、
前記底部の複数の辺には、各前記収容部と連結するための凸部である連結部を有し、
前記底部の前記連結部が前記収容部の前記切り込みで形成された開口に挿入されることにより、前記底部と複数の前記収容部が連結されてなることを特徴とする包装体を提供する。
<1.包装体の構成>
<1.1.本体部の構成>
図1は本発明の一実施形態に係る包装体の底部の平面図である。図2は本発明の一実施形態に係る包装体の収容部の展開図である。図3は本発明の一実施形態に係る本体部の製造時における斜視図である。本実施形態に係る包装体は、本体部と蓋部により構成されている。まず、本体部について説明する。本体部は、底部と収容部により構成されている。
次に、蓋部について説明する。図5は、本発明の一実施形態に係る包装体における蓋部の展開図である。図5に示すように、蓋部50は、展開状態においては、7つの蓋側部51a〜51gと接着部52が連接された状態となっている。蓋側部51a、蓋側部51b、蓋側部51c、蓋側部51d、蓋側部51e、蓋側部51f、蓋側部51g、接着部52は、それぞれ連接辺53a、53b、53c、53d、53e、53f、53gにより連接されている。蓋部50は、1枚のシートから必要部分が打ち抜かれて、図5に示すような展開状態として取得される。そして、この展開状態から折り加工および接着加工を行うことにより、蓋部50が形成される。
以上のようにして製造された包装体は、収容部20a〜20gに内容物が収容された状態で商品として流通し、店頭に陳列される等して販売される。商品の購入後、開封の際には、まず、蓋部50を本体部100から分離する。蓋部50が本体部100に被さっているだけの場合には、蓋部50を手で持って外すだけで分離することができる。図7に示したように、蓋部50と本体部100が差込片55a、55bを、それぞれ切り込みS2により形成される開口に差し込むことにより固定されている場合には、差込片55a、55bを、それぞれ切り込みS2から引き抜いた後で、蓋部50を手で持って分離する。蓋部50を、本体部100から分離すると、蓋部50により抑えられていた力がなくなるため、本体部100の各収容部頂部29a〜29gは、互いに離れるようにして外側に動く。この結果、本体部100は、図4に示したように、各収容部頂部29a〜29gが離れた状態となる。
底部10を構成するシートとして、トライフ社製のアルミニウム貼合紙「ミラックスAS(厚さ0.36mm、坪量310g/m2)」を用いた。底部10を構成するシートであるアルミニウム貼合紙の折り加工後、外面となるアルミニウム貼合面にオフセット印刷にて印刷を行った。この印刷は、商品を表示するための内容を主とする印刷である。さらに、印刷層に重ねてハジキニスをパターン状に塗布した後、ロールコーター等の公知の塗布方法によりUVコートを行うことにより擬似エンボス加工を行った。この結果、アルミニウムの光沢と擬似エンボスにより高級感のある外面となった。続いて、トムソン刃を用いて外形に従って打ち抜き加工を行い、図1に示したような外形を有する底部10が展開状態で得られた。
本実施形態では、蓋部を本体部の収容部に固定するために、蓋部50に差込片55a、55bを形成し、各収容部20にそれぞれ切り込みS2を形成した。本実施形態では、蓋部の連接辺の長さと、収容部第1側部の辺の長さの比が、1:3程度である。すなわち、蓋部の連接辺の長さの、収容部第1側部の辺の長さに対する比率は、1/3である。この程度の比率であると、本体部の各収容部が外側に開こうとする力が、蓋部が本体部を抑え込もうとする力より大きくなる惧れが多少存在する。そのため、蓋部が収容部から外れる惧れも出てくる。そこで、蓋部を本体部に固定するために差込片55a、55bと切り込みS2を用いているのである。
上記実施形態では、収容部20に切り取り部Kを形成しておき、この切り取り部Kを用いて、収容部頂部29a側と収容部底部24a側を分離することにより、収容部20の開封を行うようにしたが、切り取り部Kを用いない態様とすることも可能である。切り取り部Kを用いない場合、収容部20の収容部底部24a側から指を入れて、収容部底部24aに連接された差込片26a、27aを引き出す。そして、差込片26a、27aを引き出すことにより、連接された収容部底部24aも引き出され、三角錐形状の収容部20の底面側が開封される。このように、差込片26a、27aを用いて底面側から開封する場合、切り取り部Kは形成しない態様とすることもできる。切り取り部Kが形成されている場合は、2通りの開封態様が存在することになり、利用者はどちらで開封してもよい。
図2に示した捨て罫35aを用いた製造工程の変形例について説明する。通常は、上述の実施例に示したような製造工程により包装体を製造することができる。しかしながら、上記包装体の途中までは包装体の製造業者が行い、内容物を収容する工程は、内容物の製造業者が行う場合がある。このような場合、内容物収容前の収容部20を包装体製造業者が途中まで製造して、内容物製造業者に納入し、内容物製造業者が内容物を収容しながら収容部20を組み立てることが有益である。
内容物が食品の場合は、2次包材用途が好ましい。例えば、食品を直接包む1次包材が別途あり、その1次包材ごと、収容部に収容するようにし、包装体と食品が直接触れないようにすることが好ましい。食品を内容物とする例としては、個包装された飴、ガム、チョコレート等の菓子類を内容物として各収容部に収容し、パーティー用やギフト用として使用する。例えば、異なる味や異なる形状の菓子類を、各収容部に分けて入れることができる。
10・・・底部
11a〜11g・・・連接辺
12a〜12g・・・連結部
14a〜14g・・・突出部
20a〜20g・・・収容部
21a〜21g・・・収容部第1側部
22a〜22g・・・収容部第2側部
23a〜23g・・・収容部第3側部
24a〜24g・・・収容部底部
25a〜25g・・・接着部
26a〜26g、27a〜27g・・・差込片
29a〜29g・・・収容部頂部
50・・・蓋部
51a〜51g・・・蓋側部
52・・・接着部
53a〜53g・・・連接辺
54a〜54g・・・底辺部
55a、55b・・・差込片
59・・・蓋部頂部
K・・・切り取り部
S、S2・・・切り込み
Claims (8)
- 7つの収容部と、各前記収容部を連結するための底部と、を備えた包装体であって、
各前記収容部は、三角形状の収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部、収容部底部を有し、
前記収容部底部、前記収容部第1側部、前記収容部第2側部、前記収容部第3側部は折線により連接されて三角錐の各面を構成し、
前記収容部第1側部と前記収容部底部を連接する連接辺に沿った切り込みを有し、
前記底部の7つの辺には、各前記収容部と連結するための凸部である連結部を有し、
前記底部の前記連結部が前記収容部の前記切り込みで形成された開口に挿入されることにより、前記底部と7つの前記収容部が連結されてなることを特徴とする包装体。 - 前記7つの収容部は、全て同一の形状であることを特徴とする請求項1に記載の包装体。
- 互いに同一の所定の形状である7つの蓋側部を有し、7つの蓋側部は折線により連接されて七角錐の各側面を構成する蓋部をさらに有し、
前記7つの蓋側部が共有する頂点である蓋部頂部が、前記収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部が共有する収容部頂部と重なるように、前記収容部頂部が、前記蓋部により覆われてなることを特徴とする請求項2に記載の包装体。 - 前記蓋部には、前記7つの蓋側部のうちのいずれか1つ以上に連接された差込片が形成されており、
各前記収容部には、前記収容部第1側部と前記収容部第2側部を連接する連接辺に沿った切り込みを有することを特徴とする請求項3に記載の包装体。 - 前記所定の形状は、他の蓋側部と連接する2つの連接辺のうち、一方の連接辺の端部から他方の連接辺に向けて前記蓋部頂部からの距離が小さくなるような円弧状の曲線を有する形状であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の包装体。
- 前記蓋部において7つの蓋側部を連接する連接辺の、前記収容部において収容部第1側部と収容部第2側部を連接する連接辺に対する比率は、1/4以上9/10以下であることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の包装体。
- 前記収容部第2側部および前記収容部第3側部には、三角錐形状の頂部と底面の一部である底辺を結ぶ方向と交差する方向に、前記収容部第2側部および前記収容部第3側部を分離するための切り取り部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の包装体。
- 複数の収容部と、各前記収容部を連結するための底部と、を備えた包装体であって、
各前記収容部は、三角形状の収容部第1側部、収容部第2側部、収容部第3側部、収容部底部を有し、
前記収容部底部、前記収容部第1側部、前記収容部第2側部、前記収容部第3側部は折線により連接されて三角錐の各面を構成し、
前記収容部第1側部と前記収容部底部を連接する連接辺に沿った切り込みを有し、
前記複数の収容部のうち少なくとも1つの収容部には、前記収容部第1側部と前記収容部第2側部を連接する連接辺に沿った切り込みを有し、
前記底部の複数の辺には、各前記収容部と連結するための凸部である連結部を有し、
前記底部の前記連結部が前記収容部の前記切り込みで形成された開口に挿入されることにより、前記底部と複数の前記収容部が連結されてなることを特徴とする包装体。
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- 2018-09-26 JP JP2018180936A patent/JP7196500B2/ja active Active
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