JP2020043198A - 導電接着材料及び色素増感型太陽電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】封止性能に優れた導通材を形成でき、色素増感型太陽電池の開口率(発電有効面積)を高められる導電接着材料、及び、前記導電接着材料を用いた色素増感型太陽電池を提供する。【解決手段】色素増感型太陽電池における複数の発電部を電気的に接続するための導電接着材料であって、光重合開始剤を含む紫外線硬化性樹脂と、複数の導電粒子と、無機フィラーとを含み、前記導電粒子の径寸法の変動係数が25%以下であり、複数の前記導電粒子が前記紫外線硬化性樹脂中に分散している、導電接着材料。また、複数の発電部60を電気的に接続する導通材50が前記導電接着材料の硬化物である色素増感型太陽電池1。【選択図】図2

Description

本発明は、導電接着材料及び色素増感型太陽電池に関する。
近年、クリーンな発電源として、光エネルギーを直接かつ即時に電力に変換することができ、二酸化炭素等の汚染物質を排出しない太陽電池が注目されている。その中でも、色素増感型太陽電池は、比較的簡易な方法により製造され、かつ原材料の単価が安価であるため、次世代太陽電池として期待されている。
色素増感型太陽電池は、一般に、光電極と対向電極とを備えており、光電極における増感色素が吸着された無機半導体層と電荷移動体(電解液)を含む複数の発電部が形成されている。複数の発電部は導通材とその両側に配された封止材によって区画されており、隣り合う発電部が導通材を介して電気的に接続されている。導通材としては、接着剤と導電粒子とを含む導通ペーストが知られている(例えば、特許文献1)。
国際公開第2016/140196号
しかし、従来の色素増感型太陽電池は、導通材の封止性能が低いため、なんらかの理由で封止材に損傷が生じると、電荷移動体によって導電粒子が腐食して電池性能が低下する。特に電荷移動体としてヨウ素を含む電解液を用いる場合、導電粒子を腐食させやすいために電池性能の低下が顕著になる。また、電荷移動体の封止性能を充分に得るには、色素増感型太陽電池における封止材が占める領域をある程度確保する必要がある。色素増感型太陽電池の開口率(発電有効面積)を高めるために封止材が占める領域を小さくすると、封止性能が低下して耐久性が不充分になる。
本発明は、封止性能に優れた導通材を形成でき、色素増感型太陽電池の開口率(発電有効面積)を高められる導電接着材料、及び、前記導電接着材料を用いた色素増感型太陽電池を提供する。
本発明は、以下の態様を有する。
<1>色素増感型太陽電池における複数の発電部を電気的に接続するための導電接着材料であって、
光重合開始剤を含む紫外線硬化性樹脂と、複数の導電粒子と、無機フィラーとを含み、
前記導電粒子の径寸法の変動係数が25%以下であり、
複数の前記導電粒子が前記紫外線硬化性樹脂中に分散している、導電接着材料。
<2>前記無機フィラーの含有量が3〜15質量%である、前記<1>の導電接着材料。
<3>前記導電粒子が、樹脂粒子の表面に金属コートを有する粒子である、前記<1>又は<2>の導電接着材料。
<4>前記導電粒子の平均粒子径が10〜200μmである、前記<1>〜<3>のいずれかの導電接着材料。
<5>前記導電粒子の含有量が1〜40質量%である、前記<1>〜<4>のいずれかの導電接着材料。
<6>光電極と、対向電極と、電荷移動体と、封止材と、導通材とを備え、
前記光電極は、光電極支持体と、前記光電極支持体の表面に設けられた光電極導電層と、前記光電極導電層の表面に面方向に互いに離間して設けられた、増感色素を含む複数の無機半導体層とを備え、
前記対向電極は、対向電極支持体と、前記対向電極支持体の表面に設けられた対向電極導電層とを備え、
前記光電極と前記対向電極は、前記無機半導体層と前記対向電極導電層とを向き合わせて互いに離間して配置され、
各々の前記無機半導体層と前記対向電極導電層の間に前記電荷移動体が設けられて複数の発電部が形成され、
隣り合う前記発電部の間に前記導通材が設けられ、前記導通材と前記発電部の間に前記封止材が設けられて前記電荷移動体が封止され、
隣り合う前記発電部は前記導通材を介して電気的に接続され、
前記導通材が、前記<1>〜<5>のいずれかの導電接着材料の硬化物である、色素増感型太陽電池。
<7>前記導通材中の前記光電極導電層と前記対向電極導電層の両方に接している前記導電粒子の個数が、3個/1mm以上である、前記<6>の色素増感型太陽電池。
本発明の導電接着材料は、封止性能に優れた導通材を形成でき、色素増感型太陽電池の開口率を高めることができる。本発明の色素増感型太陽電池は、耐久性に優れ、また開口率を高めることができる。
本発明の色素増感型太陽電池の一実施形態を模式的に示す平面図である。 図1の色素増感型太陽電池のX−X断面図である。 図1の色素増感型太陽電池の導通材及び封止材の部分を拡大した平面図である。 ロール・ツー・ロール方式を適用した製造装置を用いて図1の色素増感型太陽電池を製造する方法の一例を示した概略図である。 図1の色素増感型太陽電池の一工程を示した断面図である。 図1の色素増感型太陽電池の一工程を示した断面図である。
[導電接着材料]
本発明の導電接着材料は、色素増感型太陽電池における複数の発電部を電気的に接続するための導電接着材料である。本発明の導電接着材料は、光重合開始剤を含む紫外線硬化性樹脂と、複数の導電粒子と、無機フィラーとを含む。
紫外線硬化型樹脂としては、太陽電池の封止材に使用される公知の紫外線硬化型樹脂を適用でき、例えば、光重合性プレポリマー及び光重合性モノマーのいずれか一方又は両方と、光重合開始剤とを含むものが挙げられる。
光重合性プレポリマーとしては、例えば、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリオールアクリレート等が挙げられるが、特に限定されない。光重合性プレポリマーは、1種でもよく、2種以上でもよい。
光重合性モノマーとしては、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、2−エチルヘキシルアククリレート等のアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート等のメタクリレートが挙げられるが、特に限定されない。光重合性モノマーは、1種でもよく、2種以上でもよい。
光重合開始剤としては、例えば、過酸化ベンゾイル、アゾビスイソブチロニトリル等が挙げられるが、特に限定されない。光重合開始剤は、1種でもよく、2種以上でもよい。
紫外線硬化型樹脂のTgは、70℃以上が好ましく、80℃以上がより好ましい。樹脂材料のTgが前記範囲の下限値以上であれば、使用環境下において、性能劣化が起こりにくい。
なお、紫外線硬化型樹脂のTgとは、硬化後のTgである。Tgは、JIS K 7121:1987「プラスチックの転移温度測定方法」に従って測定され、中間点ガラス転移温度(Tmg)として求められる温度である。
紫外線硬化型樹脂としては、アクリル系紫外線硬化型樹脂が好ましく、硬化後のTgが70℃以上であるアクリル系紫外線硬化型樹脂がより好ましい。
導電粒子は、導電性を有する粒子である。導電粒子としては、例えば、金属粒子、炭素系粒子、樹脂粒子の表面に金属コートを有する粒子(以下、「樹脂コア導電粒子」とも記す。)等が挙げられる。なかでも、樹脂コア導電粒子が好ましい。樹脂コア導電粒子を使用した場合、後述のシール部70を形成する際に超音波融着などの手法により、簡単に破壊されるため、絶縁を取りやすい。また、後述する製造方法での製造時に光電極と対向電極とを一対のローラーで押圧して貼り合わせる際に、導電粒子が一旦押し潰されても弾性変形及び弾性復帰によって導電粒子の形状が復帰しやすく、光電極と対向電極の間隔を一定に保てるため、電極間の導通を極めて安定に確保しやすい。導電接着材料に含まれる導電粒子は、1種でもよく、2種以上でもよい。
金属粒子としては、例えば、金、銀、銅、クロム、チタン、白金、ニッケル、錫、亜鉛、鉛、タングステン、鉄、アルミニウム等の粒子が挙げられる。炭素系粒子としては、例えば、カーボンブラック等が挙げられる。樹脂粒子としては、例えば、ポリオレフィン樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、尿素樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリスルホン、ポリフェニレンオキサイド、ポリアセタール、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケトン及びポリエーテルスルホン等の粒子が挙げられる。樹脂粒子の硬度を好適な範囲に容易に制御できるため、樹脂粒子を形成するための樹脂は、エチレン性不飽和基を有する重合性単量体を1種又は2種以上重合させた重合体が好ましい。樹脂粒子の表面にコートされる金属としては、特に限定されず、ニッケル、パラジウム、銅又は金が好ましく、ニッケル又は金がより好ましく、銅がさらに好ましい。樹脂コア導電粒子の具体例としては、樹脂粒子の表面を無電解ニッケルでコートした粒子が挙げられる。
樹脂コア導電粒子の詳細な構成や調製方法に関しては、国際公開第2011/132658号を参照することができる。
導電粒子の形状は、特に限定されず、最大の内包体積を持つと同時に、抵抗が少ない点から、球状が好ましい。なお、導電粒子の形状は、例えば楕円形状、立方形状、多角体形状等の球状以外の形状であってもよい。
導電粒子の平均粒子径は、10〜200μmが好ましく、40〜100μmがより好ましい。導電粒子の平均粒子径が前記範囲の下限値以上であれば、色素増感型太陽電池において光電極と対向電極の接触が避けられ、光電極と対向電極間でリークすることを防止できる。導電粒子の平均粒子径が前記範囲の上限値以下であれば、色素増感型太陽電池において導通材を形成した際に各導電粒子の光電極及び対向電極への接点が取りやすい。
導電粒子の平均粒子径は、コールターカウンターにより測定される。
導電粒子の径寸法の変動係数は、25%以下が好ましく、15%以下がより好ましく、8%以下がさらに好ましい。変動係数が前記範囲の上限値以下であれば、色素増感型太陽電池において導通材を形成した際に各導電粒子の光電極及び対向電極への接点が取りやすくなり、また電極間の距離を一定に保ちやすくなる。
導電粒子の径寸法の変動係数は、導電粒子の平均粒子径の測定における平均粒子径とその標準偏差を用いて、下記式(1)から算出される。
Figure 2020043198
導電接着材料中の導電粒子の含有量は、導電接着材料の総質量に対して、1〜40質量%が好ましく、5〜40質量%がより好ましい。導電粒子の含有量が前記範囲の下限値以上であれば、色素増感型太陽電池において導通材を形成した際に光電極と対向電極との導通が容易になる。導電粒子の含有量が前記範囲の上限値以下であれば、導電粒子の紫外線硬化型樹脂の分散性に優れる。
無機フィラーは、導電性を有しない無機材料である。「導電性を有しない」とは、絶縁体であることを意味する。
無機フィラーとしては、特に限定されず、例えば、シリカ、アルミナ等が挙げられる。導電接着材料に含まれる無機フィラーは、1種でもよく、2種以上でもよい。
導電接着材料中の無機フィラーの含有量は、導電接着材料の総質量に対して、3〜15質量%が好ましく、3〜12質量%がより好ましく、5〜10質量%がさらに好ましい。無機フィラーの含有量が前記範囲の下限値以上であれば、電荷移動体に対する耐性(電解液耐性)及び水蒸気バリア性に優れ、封止性能が向上するため、耐久性に優れる。無機フィラーの含有量が前記範囲の上限値以下であれば、色素増感型太陽電池において導通材を形成した際に光電極及び対向電極への接着性に優れる。
本発明の導電接着材料は、必要に応じて、紫外線硬化性樹脂、導電粒子及び無機フィラー以外の他の成分を含んでもよい。
以上説明した本発明の導電接着材料は、無機フィラーを含むため、色素増感型太陽電池において電荷移動体の封止性能に優れた導通材を形成できる。そのため、電荷移動体が導電粒子まで到達して腐食することが抑制され、色素増感型太陽電池の耐久性が向上する。また、導通材の封止性能が向上することで、その分だけ封止材の占める領域を小さくできるため、色素増感型太陽電池の開口率を向上させることができる。
[色素増感型太陽電池]
以下、本発明に係る色素増感型太陽電池の実施形態の一例について、図1〜図3を適宜参照しながら、その構成を詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、その特徴をわかりやすくするために、便宜上、特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率等は、実際とは異なる場合がある。また、以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
なお、以下の説明においては、本発明に係る色素増感型太陽電池の一例として、ロール・ツー・ロール方式(以下、「RtoR方式」という。)を用いて製造されるフィルム型の色素増感型太陽電池を挙げて説明する。本発明に係る色素増感型太陽電池は、RtoR方式を用いて製造されるもの、即ち、支持体を所定の方向に搬送しつつ連続的に製造されるものには限定されず、例えば、予め切り分けられた支持体毎にセル構造が形成されているものも含む。
図1及び図2に示すように、本実施形態の色素増感型太陽電池1は、光電極10と、対向電極20と、電荷移動体30と、封止材40と、導通材50とを備えている。
光電極10は、光電極支持体12と、光電極支持体12の表面12aに設けられた光電極導電層14と、光電極導電層14の表面14aに設けられた複数の帯状の無機半導体層16とを備えている。複数の無機半導体層16は、光電極導電層14の表面14aの面方向において、互いに離間して平行に設けられている。
以下の説明においては、色素増感型太陽電池1を平面視したときの帯状の無機半導体層16の幅方向をD1方向、無機半導体層16の長さ方向をD2方向とする。
光電極支持体12は、光電極導電層14、無機半導体層16、封止材40、及び導通材50の基台となるフィルム状の部材である。光電極支持体12の材質は、RtoR方式を用いた太陽電池の連続生産に適用できる程度に柔軟性を有し、大面積のフィルム状に形成可能な材質であれば、特に限定されない。このような光電極支持体12の材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリル、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド等の透明の樹脂材料が挙げられる。
光電極導電層14は、光電極支持体12の表面12a(即ち、光電極支持体12における対向電極20側の面)のD1方向全体にわたって形成されている。光電極導電層14の材質としては、例えば、酸化スズ(ITO)、酸化亜鉛等が挙げられる。
無機半導体層16は、増感色素を含み、増感色素から電子を受け取って輸送する機能を有する。無機半導体層16としては、例えば、金属酸化物等の無機半導体に増感色素が吸着された多孔質層が挙げられる。無機半導体層16を形成する金属酸化物としては、例えば、酸化チタン(TiO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO)等が挙げられる。
増感色素は、有機色素又は金属錯体色素から構成される。有機色素としては、例えば、クマリン系、ポリエン系、シアニン系、ヘミシアニン系、チオフェン系等の各種有機色素等が挙げられる。金属錯体色素としては、例えば、ルテニウム錯体等が挙げられる。
対向電極20は、対向電極支持体22と、対向電極支持体22の表面22a(対向電極支持体22における光電極10側の面)に設けられた対向電極導電層24とを備えている。光電極10と対向電極20とは、無機半導体層16と対向電極導電層24とを向き合わせて互いに離間して配置されている。
対向電極支持体22は、対向電極導電層24の基台となるフィルム状の部材である。対向電極支持体22の材質は、光電極支持体12と同様に、RtoR方式を用いた太陽電池の連続生産に適用できる程度に柔軟性を有し、大面積のフィルム状に形成可能な材質であれば、特に限定されない。対向電極支持体22の材質としては、例えば、光電極支持体12と同様の樹脂材料が挙げられる。
対向電極導電層24は、対向電極支持体22の表面22aのD1方向全体にわたって形成されている。対向電極支持体22の材質としては、例えば、光電極導電層14と同様の化合物等が挙げられる。
光電極10の各々の無機半導体層16と対向電極20の対向電極導電層24の間にはそれぞれ電荷移動体30が設けられ、各々の無機半導体層16と電荷移動体30で帯状の発電部60が複数形成されている。複数の発電部60は、光電極10の光電極導電層14と対向電極20の対向電極導電層24との間に挟まれ、光電極10及び対向電極20の面方向(図2中に示すD1方向)に沿って間隔をおいて設けられている。
電荷移動体30は、無機半導体層16及び対向電極導電層24に接触するように充填されている。電荷移動体30としては、例えば、ヨウ素とヨウ化ジメチルプロピルイミダゾリウム、ヨウ化ブチルメチルイミダゾリウム等のヨウ化物塩を有機溶媒に溶解させた電解液等が挙げられるが、これに限定されない。
封止材40は、後述するD2方向に間隔を空けてD1方向に延びるように形成されたシール部70とともに、電荷移動体30を封止するためのものである。封止材40は、光電極10と対向電極20の間において、それぞれの発電部60の電荷移動体30のD1方向における両側に、D2方向に延びるように帯状に設けられている。D1方向において、それぞれの封止材40の発電部60側は電荷移動体30と接しており、封止材40によって電荷移動体30が封止されている。
封止材40は、樹脂材料と無機フィラーとを含有する。封止材40においては、無機フィラーは樹脂材料中に分散されている。
封止材40に含有される樹脂材料としては、太陽電池の封止材に使用される公知の樹脂を適用できる。例えば、紫外線硬化型樹脂、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等が挙げられる。なかでも、気泡が生じることを抑制しやすい点から、紫外線硬化型樹脂が好ましい。紫外線硬化型樹脂としては、例えば、前記した導電接着材料で挙げた紫外線硬化型樹脂と同じものが挙げられる。封止材40の樹脂材料に紫外線硬化型樹脂又は熱硬化性樹脂を用いる場合、封止材40は硬化物である。
封止材40に含有される無機フィラーとしては、太陽電池の封止材に使用される公知の無機フィラーを適用できる。具体的には、例えば、シリカ、アルミナ等が挙げられる。封止材40に含まれる無機フィラーは、1種でもよく、2種以上でもよい。
封止材40中の無機フィラーの含有量は、封止材40の総質量に対して、3〜15質量%が好ましく、3〜12質量%がより好ましく、5〜10質量%がさらに好ましい。無機フィラーの含有量が前記範囲の下限値以上であれば、電荷移動体30に対する耐性及び水蒸気バリア性に優れ、封止性能が向上するため、耐久性に優れる。無機フィラーの含有量が前記範囲の上限値以下であれば、光電極10及び対向電極20への接着性に優れる。
導通材50は、隣り合う発電部60同士を電気的に接続するためのものである。導通材50は、光電極10と対向電極20の間における、隣り合う発電部60の間の2つの封止材40の間に、D2方向に延びるように帯状に設けられている。D1方向において、導通材50の両側はそれぞれ封止材40と接している。
図2及び図3に示すように、導通材50は、接着剤54と、複数の導電粒子52とを含有する。複数の導電粒子52を含有する導通材50とすることで、RtoR方式による製造後に色素増感型太陽電池1を所望のパターンで切り出す際、導通材50の部分を容易に切断できる。
なお、隣り合う発電部60の間において、帯状の無機半導体層16の長さ方向(D1方向)に直交する方向(D2方向)における導通材50とその両側に配置されている封止材40との境界は、以下のように定義される。図3に示すように、色素増感型太陽電池1を平面視したとき、隣り合う発電部60のうちの一方の発電部60に最も近い導電粒子52の当該発電部60側に接するD1方向に平行な直線をL1とする。また、隣り合う発電部60のうちの他方の発電部60に最も近い導電粒子52の当該発電部60側に接するD1方向に平行な直線をL2とする。これらの直線L1及び直線L2を導通材50とその両側の封止材40との境界とする。
導通材50は、前記した本発明の導電接着材料の硬化物である。接着剤54は、本発明の導電接着材料における導電粒子以外の成分が硬化することで形成される。すなわち、接着剤54は、無機フィラーが分散された紫外線硬化型樹脂の硬化物である。
導電粒子52は、隣り合う発電部60の間の2つの封止材40間において、光電極導電層14と対向電極導電層24の両方に接している。これにより、隣り合う発電部60が導通材50の導電粒子52を介して電気的に接続される。色素増感型太陽電池1においては、複数の発電部60は直列接続されてもよく、並列接続されてもよい。
導通材50中の光電極導電層14と対向電極導電層24の両方に接している導電粒子52の個数は、3個/1mm以上が好ましく、8〜400個/1mmがより好ましい。前記導電粒子52の個数が前記範囲の下限値以上であれば、光電極10と対向電極20との導通が容易になる。前記導電粒子52の個数が前記範囲の上限値以下であれば、導通材50の光電極10及び対向電極20への接着性に優れる。
導通材中の光電極導電層と対向電極導電層の両方に接している導電粒子の個数は顕微鏡などによる目視により測定される。
色素増感型太陽電池1では、光電極導電層14のD1方向において封止材40と重なる部分には、D2方向に延びる帯状の絶縁部62が設けられている。絶縁部62は光電極導電層14を厚み方向に貫通するように設けられており、光電極導電層14はD1方向において絶縁部62で分断されている。また、対向電極導電層24のD1方向において封止材40と重なる部分には、D2方向に延びる帯状の絶縁部64が設けられている。絶縁部64は対向電極導電層24を厚み方向に貫通するように設けられており、対向電極導電層24はD1方向において絶縁部64で分断されている。
絶縁部62の幅、すなわちD1方向における絶縁部62の長さは、0.1〜3mmが好ましい。同様に、絶縁部64の幅、すなわちD1方向における絶縁部64の長さは、0.1〜3mmが好ましい。絶縁部62及び絶縁部64の幅が前記範囲内であれば、絶縁性を確保しつつ、発電部60の面積を確保することが容易になる。
色素増感型太陽電池1には、光電極10と対向電極20とが貼り合わされたD1方向に延びる複数のシール部70が、D2方向に間隔を空けて設けられている。シール部70は、光電極支持体12と対向電極支持体22とが圧着されて電気的に絶縁された部分である。シール部70は、光電極10及び対向電極20の厚み方向の外方(即ち、色素増感型太陽電池1の上方及び下方)から、例えば、超音波融着等の方法を用いて光電極10及び対向電極20に力を加えるか、又は押圧することによって形成できる。
シール部70においては、図示を省略しているが、圧着された光電極支持体12と対向電極支持体22との間に、僅かな厚みで、光電極導電層14、無機半導体層16、対向電極導電層24及び電荷移動体30が介在している場合がある。しかし、これらの各層は、シール部70においてほぼ分断された状態のため、シール部70に隣接する発電部60同士は電気的に接続されない。
色素増感型太陽電池1は、一定の柔軟性(屈曲性)を有して構成される。色素増感型太陽電池1の折り曲げ形態としては、例えば、設置場所のサイズや形状に合わせて、機械的破壊が生じない程度で変形させる形態が挙げられる。
(製造方法)
本発明の色素増感型太陽電池は、本発明の導電接着材料を用いて導通材を形成する以外は、公知の製造方法で製造できる。色素増感型太陽電池1は、封止材40の樹脂材料に紫外線硬化型樹脂を用いる場合、例えば、以下の(a)〜(e)の工程を有する製造方法で製造できる。
(a)光電極10の光電極導電層14を切り込み加工して絶縁部62を形成する。
(b)光電極導電層14の表面14aにおける無機半導体層16の両側にそれぞれ未硬化の封止材40Aを帯状に塗布し、隣り合う無機半導体層16の間における2つの未硬化の封止材40Aの間の部分に導電接着材料50Aを帯状に塗布する。導電接着材料50Aは、本発明の導電接着材料である。
(c)光電極導電層14の表面14aにおける封止材40間の無機半導体層16が設けられた部分に電荷移動体30を塗布する。
(d)対向電極20の対向電極導電層24を切り込み加工して絶縁部64を形成する。
(e)無機半導体層16と対向電極導電層24が向き合うように光電極10と対向電極20を貼り合わせ、導電接着材料50Aを硬化させる。
光電極10は、例えば、図示略のRtoR方式を採用した装置を用いて製造できる。例えば、光電極支持体12を所定の方向に連続的に搬送しながら、光電極支持体12の表面12aに光電極導電層14を形成し、光電極導電層14の表面14aに無機半導体層16を形成した後、無機半導体層16を外側に向けた状態で光電極10をロール状に巻き取る。
光電極導電層14の形成方法としては、例えば、公知のスパッタリング法や印刷法等が挙げられる。
無機半導体層16の形成方法としては、例えば、酸化チタン等の金属酸化物からなる多孔質層を形成した後、前記多孔質層に増感色素を吸着させる方法が挙げられる。多孔質層の形成方法としては、例えば、公知のエアロゾルデポジション法(Aerosol Deposition method:AD法)等が挙げられる。増感色素を吸着させる方法としては、例えば、増感色素を含む溶液に前記多孔質層を浸漬した後に乾燥する方法等があげられる。
対向電極20は、例えば、図示略のRtoR方式を採用した装置を用いて製造できる。例えば、対向電極支持体22を所定の方向に連続的に搬送しながら、対向電極支持体22の表面22aに対向電極導電層24を形成した後、対向電極導電層24を内側に向けた状態で対向電極20をロール状に巻き取る。
対向電極導電層24の形成方法としては、例えば、公知のスパッタリング法や印刷法等が挙げられる。
工程(a)〜(e)は、例えば、図4に例示した製造装置200を用いて、RtoR方式で行う。なお、以下の説明では、図4中に示す搬送方向D41,D42において、始点側を上流側とし、終点側を下流側として説明する。
<工程(a)>
製造装置200にロール状の光電極10を設置し、光電極10をD41方向に巻き出して搬送しながら、絶縁部形成装置210を用いて光電極導電層14を切り込み加工して絶縁部62を形成する。絶縁部形成装置210としては、例えば、ダイカットロールを備えた加工装置の他、レーザー加工装置、エッチング液の塗布装置等が挙げられる。
<工程(b)>
次に、図4及び図5に示すように、光電極10をD41方向に搬送しながら、光電極導電層14の表面14aにおける無機半導体層16の両側に、封止材塗布装置212により未硬化の封止材40Aを帯状に塗布する。封止材塗布装置212としては、例えば、ディスペンサー、ダイコーター等が挙げられ、ダイコーターが好ましい。
さらに、図4及び図6に示すように、光電極10をD41方向に搬送しながら、光電極導電層14の表面14aの隣り合う無機半導体層16の間における2つの未硬化の封止材40Aの間の部分に、導通材塗布装置214により導電接着材料50Aを帯状に塗布する。導通材塗布装置214としては、例えば、ディスペンサー、ダイコーター等が挙げられ、ディスペンサーが好ましい。
<工程(c)>
次に、光電極10をD41方向に搬送しながら、光電極導電層14の表面14aにおける封止材40間の無機半導体層16が設けられた部分に、電荷移動体塗布装置216により電荷移動体30を塗布する。電荷移動体塗布装置216としては、例えば、ディスペンサー、ダイコーター等が挙げられる。
<工程(d)>
製造装置200にロール状の対向電極20を設置し、対向電極20をD42方向に巻き出して搬送しながら、絶縁部形成装置218を用いて対向電極導電層24を切り込み加工して絶縁部64を形成する。絶縁部形成装置218としては、例えば、絶縁部形成装置210と同じものが挙げられる。
<工程(e)>
次に、上下に配置された一対の押圧ロール220,222の間に、無機半導体層16と対向電極導電層24が向き合うように光電極10と対向電極20を導いて通過させ、光電極10及び対向電極20を上下から押圧して貼り合わせる。その後、紫外線照射装置223から紫外線を照射し、未硬化の封止材40A及び導電接着材料50Aを硬化させ、それらの硬化物である封止材40及び導通材50を形成する。
次に、シール部形成装置224により、D2方向に所定の間隔を空けながら光電極10及び対向電極20をD1方向に直線的に圧着し、電気的に絶縁されたシール部70を形成する。シール部形成装置224としては、超音波付与装置等が挙げられる。
以上の工程により、図1〜図3に示すような色素増感型太陽電池1を製造できる。
色素増感型太陽電池1においては、必要に応じて、光電極導電層14又は対向電極導電層24の一部を露出させ、電力を取り出すための取り出し電極を形成する。電力を取り出すための一対の取り出し電極は、光電極10と対向電極20に1つずつ形成してもよく、両方を光電極10又は対向電極20のいずれか一方に形成してもよい。
色素増感型太陽電池1は、必要に応じて所望のパターンに切り出してもよい。
なお、色素増感型太陽電池の製造方法は、前記した方法には限定されない。例えば、工程(b)において、導電接着材料50Aを塗布した後に未硬化の封止材40Aを塗布してもよく、導電接着材料50Aと未硬化の封止材40Aの塗布を同時に行ってもよい。また、光電極10と対向電極20とを貼り合わせ、未硬化の封止材40A及び導電接着材料50Aを硬化させた後に、光電極10と対向電極20の間の無機半導体層16の部分に電荷移動体30を注入してもよい。
以上説明したように、本発明の色素増感型太陽電池においては、導通材が、無機フィラーを含む本発明の導電接着材料の硬化物である。そのため、導通材は電荷移動体の封止性能に優れており、電荷移動体が導電粒子まで到達して腐食することが抑制され、耐久性に優れる。また、本発明の色素増感型太陽電池は、導通材の封止性能が優れるため、従来の色素増感型太陽電池に比べて封止材が占める領域を小さくできることから、開口率(発電有効面積)を大きくすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の記載によっては限定されない。
[耐久試験]
各例で製造した色素増感型太陽電池に対し、以下のような耐久試験を行った。
(1)初期性能(最大出力)を測定
(2)気温40℃、湿度90%RHの環境下に100時間保管
(3)保管後の性能(最大出力)を測定
(4)初期性能と保管後の性能により、出力維持率を算出し、評価
初期性能及び保管後の性能は、ソースメータを用いて、蛍光灯(2,000lux)を照射した状態で測定した。
[実施例1]
光硬化型樹脂であるアクリル・ポリエステル系樹脂と、無機フィラーであるシリカと、導電粒子であるミクロパール(平均粒子径:50μm、径寸法の変動係数:5%)とを混合して導電接着材料を調製した。導電接着材料中の無機フィラーの含有量は6質量%、導電粒子の含有量は10質量%とした。
導通材50を形成する材料として、前記導電接着材料を用いて、図3の製造装置200を用いたRtoR方式により、図1及び図2に例示した色素増感型太陽電池1を製造した。導通材50以外の部分の材料としては、以下のものを使用した。
光電極支持体12(厚み125μm):ポリエチレンナフタレート。
光電極導電層14(厚み130nm):ITO。
無機半導体層16(厚み15μm):酸化チタンの多孔質層にルテニウム錯体系色素を吸着させた。
対向電極支持体22(厚み125μm):ポリエチレンナフタレート。
対向電極導電層24(厚み130nm):ITO。
電荷移動体30:ヨウ素(濃度:50mmol/L)と1−メチル−3−プロピルイミダゾリウムヨージド(MPImI)(濃度:1mol/L)をγ−ブチロラクトンに溶解させた電解液。
封止材40:アクリル・ポリエステル系樹脂(光硬化型樹脂)に無機フィラーであるシリカ(含有量:7質量%)が分散された材料。
得られた色素増感型太陽電池に対して耐久試験を行ったところ、出力維持率は95%であり、耐久性に優れていた。
[比較例1]
導電接着材料に無機フィラーを含ませない以外は、実施例1と同様にして導電接着材料を調製し、色素増感型太陽電池を製造した。
得られた色素増感型太陽電池に対して耐久試験を行ったところ、出力維持率は60%であり、耐久性が不充分であった。
1…色素増感型太陽電池、10…光電極、12…光電極支持体、14…光電極導電層、16…無機半導体層、20…対向電極、22…対向電極支持体、24…対向電極導電層、30…電荷移動体、40…封止材、40A…未硬化の封止材、50…導通材、50A…導電接着材料、52…導電粒子、54…接着剤。

Claims (7)

  1. 色素増感型太陽電池における複数の発電部を電気的に接続するための導電接着材料であって、
    光重合開始剤を含む紫外線硬化性樹脂と、複数の導電粒子と、無機フィラーとを含み、
    前記導電粒子の径寸法の変動係数が25%以下であり、
    複数の前記導電粒子が前記紫外線硬化性樹脂中に分散している、導電接着材料。
  2. 前記無機フィラーの含有量が3〜15質量%である、請求項1に記載の導電接着材料。
  3. 前記導電粒子が、樹脂粒子の表面に金属コートを有する粒子である、請求項1又は2に記載の導電接着材料。
  4. 前記導電粒子の平均粒子径が10〜200μmである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の導電接着材料。
  5. 前記導電粒子の含有量が1〜40質量%である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の導電接着材料。
  6. 光電極と、対向電極と、電荷移動体と、封止材と、導通材とを備え、
    前記光電極は、光電極支持体と、前記光電極支持体の表面に設けられた光電極導電層と、前記光電極導電層の表面に面方向に互いに離間して設けられた、増感色素を含む複数の無機半導体層とを備え、
    前記対向電極は、対向電極支持体と、前記対向電極支持体の表面に設けられた対向電極導電層とを備え、
    前記光電極と前記対向電極は、前記無機半導体層と前記対向電極導電層とを向き合わせて互いに離間して配置され、
    各々の前記無機半導体層と前記対向電極導電層の間に前記電荷移動体が設けられて複数の発電部が形成され、
    隣り合う前記発電部の間に前記導通材が設けられ、前記導通材と前記発電部の間に前記封止材が設けられて前記電荷移動体が封止され、
    隣り合う前記発電部は前記導通材を介して電気的に接続され、
    前記導通材が、請求項1〜5のいずれか一項に記載の導電接着材料の硬化物である、色素増感型太陽電池。
  7. 前記導通材中の前記光電極導電層と前記対向電極導電層の両方に接している前記導電粒子の個数が、3個/1mm以上である、請求項6に記載の色素増感型太陽電池。
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