JP2020040322A - 液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置 - Google Patents

液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置 Download PDF

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翼 米原
憲右 吉田
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憲右 吉田
紗希 島田
Saki Shimada
紗希 島田
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Abstract

【課題】印刷画質を向上させつつ長寿命化を図ることが可能な液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置を提供する。【解決手段】本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドは、液体を噴射する複数のノズルと、これら複数のノズルに個別に連通すると共に液体がそれぞれ充填される複数の圧力室を有するアクチュエータと、圧力室に充填されている液体がノズルから吐出されるようにアクチュエータを駆動する吐出駆動と、圧力室に充填されている液体がノズルから吐出されない程度にアクチュエータを駆動する非吐出駆動と、をそれぞれ行う駆動部とを備えている。この駆動部による非吐出駆動の実行頻度は、ノズルから吐出される液体の吐出速度に応じて、調整されるようになっている。【選択図】図6

Description

本開示は、液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置に関する。
液体噴射ヘッドを備えた液体噴射記録装置が様々な分野に利用されており、液体噴射ヘッドとしては、各種方式のものが開発されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2000−272134号公報 特開2012−96516号公報
このような液体噴射ヘッドでは、印刷画質の向上や、長寿命化を図ることが求められている。印刷画質を向上させつつ長寿命化を図ることが可能な、液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置を提供することが望ましい。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドは、液体を噴射する複数のノズルと、これら複数のノズルに個別に連通すると共に液体がそれぞれ充填される複数の圧力室を有するアクチュエータと、圧力室に充填されている液体がノズルから吐出されるようにアクチュエータを駆動する吐出駆動と、圧力室に充填されている液体がノズルから吐出されない程度にアクチュエータを駆動する非吐出駆動と、をそれぞれ行う駆動部とを備えたものである。この駆動部による非吐出駆動の実行頻度は、ノズルから吐出される液体の吐出速度に応じて、調整されるようになっている。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射記録装置は、上記本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドを備えたものである。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置によれば、印刷画質を向上させつつ長寿命化を図ることが可能となる。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射記録装置の概略構成例を表す模式斜視図である。 図1に示した液体噴射ヘッドの概略構成例を表す模式図である。 図2に示したノズルプレートおよびアクチュエータプレート等の断面構成例を表す模式図である。 図3に示したIV部を拡大して表す模式断面図である。 図2に示した液体噴射ヘッド等の詳細構成例を表すブロック図である。 実施の形態に係る液体噴射ヘッドにおける駆動動作の一例を表す流れ図である。 変形例に係る液体噴射記録装置の概略構成例を表すブロック図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(非吐出駆動の実行頻度調整をインクジェットヘッド内で行う場合の例)
2.変形例(非吐出駆動の実行頻度調整をインクジェットヘッドの外部で行う場合の例)
3.その他の変形例
<1.実施の形態>
[A.プリンタ1の全体構成]
図1は、本開示の一実施の形態に係る液体噴射記録装置としてのプリンタ1の概略構成例を、模式的に斜視図にて表したものである。プリンタ1は、後述するインク9を利用して、被記録媒体としての記録紙Pに対して、画像や文字等の記録(印刷)を行うインクジェットプリンタである。
プリンタ1は、図1に示したように、一対の搬送機構2a,2bと、インクタンク3と、インクジェットヘッド4と、インク供給管50と、走査機構6とを備えている。これらの各部材は、所定形状を有する筺体10内に収容されている。なお、本明細書の説明に用いられる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
ここで、プリンタ1は、本開示における「液体噴射記録装置」の一具体例に対応し、インクジェットヘッド4(後述するインクジェットヘッド4Y,4M,4C,4K)は、本開示における「液体噴射ヘッド」の一具体例に対応している。また、インク9は、本開示における「液体」の一具体例に対応している。
搬送機構2a,2bはそれぞれ、図1に示したように、記録紙Pを搬送方向d(X軸方向)に沿って搬送する機構である。これらの搬送機構2a,2bはそれぞれ、グリッドローラ21、ピンチローラ22および駆動機構(不図示)を有している。この駆動機構は、グリッドローラ21を軸周りに回転させる(Z−X面内で回転させる)機構であり、例えばモータ等によって構成されている。
(インクタンク3)
インクタンク3は、インク9を内部に収容するタンクである。このインクタンク3としては、この例では図1に示したように、イエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),ブラック(K)の4色のインク9を個別に収容する、4種類のタンクが設けられている。すなわち、イエローのインク9を収容するインクタンク3Yと、マゼンダのインク9を収容するインクタンク3Mと、シアンのインク9を収容するインクタンク3Cと、ブラックのインク9を収容するインクタンク3Kとが設けられている。これらのインクタンク3Y,3M,3C,3Kは、筺体10内において、X軸方向に沿って並んで配置されている。
なお、インクタンク3Y,3M,3C,3Kはそれぞれ、収容するインク9の色以外については同一の構成であるため、以下ではインクタンク3と総称して説明する。
(インクジェットヘッド4)
インクジェットヘッド4は、後述する複数のノズル(ノズル孔Hn)から記録紙Pに対して液滴状のインク9を噴射(吐出)して、画像や文字等の記録(印刷)を行うヘッドである。このインクジェットヘッド4としても、この例では図1に示したように、上記したインクタンク3Y,3M,3C,3Kにそれぞれ収容されている4色のインク9を個別に噴射する、4種類のヘッドが設けられている。すなわち、イエローのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Yと、マゼンダのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Mと、シアンのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Cと、ブラックのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Kとが設けられている。これらのインクジェットヘッド4Y,4M,4C,4Kは、筺体10内において、Y軸方向に沿って並んで配置されている。
なお、インクジェットヘッド4Y,4M,4C,4Kはそれぞれ、利用するインク9の色以外については同一の構成であるため、以下ではインクジェットヘッド4と総称して説明する。また、このインクジェットヘッド4の詳細構成例については、後述する(図2〜図5)。
インク供給管50は、インクタンク3内からインクジェットヘッド4内へ向けて、インク9が供給される管である。このインク供給管50は、例えば、以下説明する走査機構6の動作に追従可能な程度の可撓性を有する、フレキシブルホースにより構成されている。
(走査機構6)
走査機構6は、記録紙Pの幅方向(Y軸方向)に沿って、インクジェットヘッド4を走査させる機構である。この走査機構6は、図1に示したように、Y軸方向に沿って延設された一対のガイドレール61a,61bと、これらのガイドレール61a,61bに移動可能に支持されたキャリッジ62と、このキャリッジ62をY軸方向に沿って移動させる駆動機構63と、を有している。
駆動機構63は、ガイドレール61a,61bの間に配置された一対のプーリ631a,631bと、これらのプーリ631a,631b間に巻回された無端ベルト632と、プーリ631aを回転駆動させる駆動モータ633と、を有している。また、キャリッジ62上には、前述した4種類のインクジェットヘッド4Y,4M,4C,4Kが、Y軸方向に沿って並んで配置されている。
なお、このような走査機構6と前述した搬送機構2a,2bとにより、インクジェットヘッド4と記録紙Pとを相対的に移動させる、移動機構が構成されるようになっている。
[B.インクジェットヘッド4の詳細構成]
続いて、図2〜図5を参照して、インクジェットヘッド4の詳細構成例について説明する。
図2は、インクジェットヘッド4の概略構成例を、模式的に表したものである。図3は、図2に示したノズルプレート41およびアクチュエータプレート42等の断面構成例(Z−X断面構成例)を、模式的に表したものである。図4は、図3に示したIV部を拡大して、模式的に断面図(Z−X断面図)で表したものである。図5は、図2に示したインクジェットヘッド4等の詳細構成例を、ブロック図で表したものである。
インクジェットヘッド4は、後述する複数のチャネル(チャネルC1)における延在方向(Y軸方向)の中央部からインク9を吐出する、いわゆるサイドシュートタイプのインクジェットヘッドである。このインクジェットヘッド4は、図2〜図5に示したように、ノズルプレート41、アクチュエータプレート42、カバープレート43、液体検出部48および駆動部49を有している。
なお、ノズルプレート41、アクチュエータプレート42およびカバープレート43は、例えば接着剤等を用いて互いに貼り合わされており、Z軸方向に沿ってこの順に積層されている(図3,図4参照)。また、カバープレート43の上面に、所定の流路を有する流路プレート(不図示)が設けられているようにしてもよい。
(B−1.ノズルプレート41)
ノズルプレート41は、ポリイミド等のフィルム材または金属材料により構成されたプレートであり、インク9を噴射する複数のノズル孔Hnを有している(図2〜図5中の破線の矢印参照)。これらのノズル孔Hnはそれぞれ、所定の間隔をおいて一直線上に(この例ではX軸方向に沿って)並んで形成されている。なお、各ノズル孔Hnは、下方に向かうに従って漸次縮径するテーパ状の貫通孔となっている(図2〜図5参照)。
ここで、図5に示したように、このような複数のノズル孔Hnには、記録紙Pへの噴射用のノズル孔Hn1(印刷用のノズル孔)と、インク9の吐出速度Vを規定するためのノズル孔Hn2(測定用のノズル孔)とが、含まれている。これらのノズル孔Hn1,Hn2からはそれぞれ、後述する駆動信号Sd(Sd1,Sd2)を用いた吐出駆動の際に、インク9が噴射されるようになっている(図5参照)。なお、図5に示した例では、ノズル孔Hn2が1つだけ設けられているが、例えば、ノズル孔Hn2が複数(2つ以上)設けられているようにしてもよく、後述する図7の例においても同様である。
なお、ノズル孔Hnは、本開示における「ノズル」の一具体例に対応している。また、ノズル孔Hn1は、本開示における「第1ノズル」の一具体例に対応し、ノズル孔Hn2は、本開示における「第2ノズル」の一具体例に対応している。
(B−2.アクチュエータプレート42)
アクチュエータプレート42は、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電材料により構成されたプレートである。このアクチュエータプレート42は、その分極方向が厚み方向(Z軸方向)に沿って一方向に設定されている1つ(単一)の圧電基板によって、構成されている(いわゆる、カンチレバータイプ)。ただし、アクチュエータプレート42の構成としては、このカンチレバータイプには限られない。すなわち、例えば、分極方向が互いに異なる2つの圧電基板を厚み方向(Z軸方向)に沿って積層することによって、アクチュエータプレート42を構成するようにしてもよい(いわゆる、シェブロンタイプ)。
このアクチュエータプレート42には、図3に示したように、複数のチャネルC1が設けられている。これらのチャネルC1は、所定の間隔をおいて互いに平行となるよう、X軸方向に沿って並んで配置されている。各チャネルC1は、圧電体からなる駆動壁Wdによってそれぞれ画成されており、断面視にて凹状の溝部となっている(図3,図4参照)。各駆動壁Wdは、詳細は後述するが、各チャネルC1(後述する各吐出チャネルC1e)内を個別に加圧するための素子(圧電素子)として機能するようになっている。
このようなチャネルC1には、図3,図4に示したように、インク9を吐出させるための吐出チャネルC1eと、インク9を吐出させないダミーチャネル(非吐出チャネル)C1dとが、存在している。言い換えると、吐出チャネルC1eにはインク9が充填される一方、ダミーチャネルC1dにはインク9が充填されないようになっている。また、各吐出チャネルC1eは、ノズルプレート41におけるノズル孔Hnと連通している一方、各ダミーチャネルC1dは、ノズル孔Hnには連通しないようになっている。これらの吐出チャネルC1eとダミーチャネルC1dとは、上記した駆動壁Wdを介して、アクチュエータプレート42内で所定の方向(この例ではX軸方向)に沿って、交互に並んで配置されている(図3参照)。
なお、アクチュエータプレート42は、本開示における「アクチュエータ」の一具体例に対応し、吐出チャネルC1eは、本開示における「圧力室」の一具体例に対応している。
上記した駆動壁Wdにおける対向する内側面にはそれぞれ、図3に示したように、駆動電極Edが設けられている。つまり、各駆動壁Wdを挟んで、一対の駆動電極Edが互いに対向配置されている。この駆動電極Edには、吐出チャネルC1eに面する内側面に設けられた共通電極Edc(コモン電極)と、ダミーチャネルC1dに面する内側面に設けられた個別電極Eda(アクティブ電極)とが、存在している(図3,図4参照)。言い換えると、各吐出チャネルC1eには、駆動電極Edとしての共通電極Edcが個別に内部形成されており、各ダミーチャネルC1dには、駆動電極Edとしての個別電極Edaが個別に内部形成されている。
このような駆動電極Edと、駆動基板(不図示)における駆動回路との間は、フレキシブル基板(不図示)に形成された複数の引き出し電極を介して、電気的に接続されている。これにより、このフレキシブル基板を介して、後述する駆動部49を含む駆動回路から各駆動電極Edに対し、後述する駆動電圧Vd(吐出駆動信号Sd等)が印加されるようになっている。
(B−3.カバープレート43)
カバープレート43は、図3,図4に示したように、アクチュエータプレート42における各チャネルC1を閉塞するように配置されている。具体的には、このカバープレート43は、アクチュエータプレート42の上面に接着されており、板状構造となっている。
(B−4.液体検出部48)
液体検出部48は、ノズル孔Hnから吐出されたインク9の到達を検知するものであり、例えば、所定の検出器(液体着弾位置検出器)を用いて構成されている。具体的には、図5に示した例では、この液体検出部48は、前述した測定用のノズル孔Hn2から吐出されたインク9の到達を、検知するようになっている。なお、このようなインク9の検出結果としての液体検出信号Siは、駆動部49内の後述する吐出速度演算部491へと出力される。
(B−5.駆動部49)
駆動部49は、図5に示したように、吐出駆動信号Sd(駆動電圧Vd)を用いたインク9の吐出駆動と、非吐出駆動信号Sc(チックリング信号)を用いたインク9の非吐出駆動(微振動駆動,チックリング動作)とを、それぞれ行うものである。
まず、駆動部49は、前述した吐出チャネルC1eに充填されているインク9がノズル孔Hnから吐出されるように、アクチュエータプレート42を駆動して吐出駆動を行う(図2〜図5参照)。具体的には、駆動部49は、アクチュエータプレート42に対して上記した駆動電圧Vd(吐出駆動信号Sd)を印加して、吐出チャネルC1eを膨張または収縮させることで、各ノズル孔Hnからインク9を噴射させる(噴射動作を行わせる)。なお、この際に、前述した印刷用のノズル孔Hn1に連通した吐出チャネルC1eには、吐出駆動信号Sd1が供給され、測定用のノズル孔Hn2に連通した吐出チャネルC1eには、吐出駆動信号Sd2が供給されるようになっている(図5参照)。
一方、駆動部49は、吐出チャネルC1eに充填されているインク9がノズル孔Hnから吐出されない程度に、アクチュエータプレート42を駆動することで、所定の頻度(後述する実行頻度fc)にて非吐出駆動を行う。具体的には、駆動部49は、アクチュエータプレート42に対して上記した非吐出駆動信号Scを印加して、吐出チャネルC1eを微振動させることで、インク9の非吐出駆動を行う。このような非吐出駆動が行われることで、詳細は後述するが、ノズル孔Hn近傍におけるインク9が撹拌され、インク9の増粘が抑制されるようになっている。
ここで、インクジェットヘッド4では、詳細は後述するが、このような非吐出駆動の実行頻度fcが、ノズル孔Hn(図5の例では、測定用のノズル孔Hn2)から吐出されるインク9の吐出速度Vに応じて、調整されるようになっている。具体的には図5に示したように、このインクジェットヘッド4では、駆動部49自体が、インク9の吐出速度Vに応じて非吐出駆動の実行頻度fcを調整するとともに、調整した実行頻度fcにて非吐出駆動を行う。なお、このような非吐出駆動の実行頻度fcの調整処理の詳細については、後述する(図6)。
ここで、このような駆動部49は、図5に示した例では、吐出速度演算部491、実行頻度調整部492および駆動信号生成部493を有している。
(吐出速度演算部491)
吐出速度演算部491は、図5に示したように、液体検出部48から出力される液体検出信号Siに基づいて、インク9の吐出速度Vを算出するものである。具体的には、吐出速度演算部491は、この液体検出信号Siに基づいて求められるインク9の到達時間Δtと、ノズル孔Hn2から液体検出部48までの距離Δdとを用いて、例えば以下の(1)式を利用して、吐出速度Vを算出する。なお、この到達時間Δtとは、ノズル孔Hn(ノズル孔Hn2)から液体検出部48までのインク9の到達時間Δtのことであり、プリンタ1内の印刷制御部11から供給される吐出開始信号Ssと、液体検出信号Siとの間での時間差によって、求められるようになっている(図5参照)。
V=(Δd/Δt) ……(1)
(実行頻度調整部492)
実行頻度調整部492は、図5に示したように、吐出速度演算部491によって求められたインク9の吐出速度Vに応じて、上記した非吐出駆動の実行頻度fcを調整するものである。このような実行頻度fcの調整処理の詳細については、後述するが(図6)、実行頻度fcの調整結果を反映させるための制御信号(頻度制御信号Sf)が、この実行頻度調整部492から出力されるようになっている(図5参照)。
(駆動信号生成部493)
駆動信号生成部493は、図5に示したように、前述した吐出駆動信号Sd(Sd1,Sd2)および非吐出駆動信号Scをそれぞれ生成し、アクチュエータプレート42に対して印加するものである。
具体的には、まず、駆動信号生成部493は、印刷制御部11から供給される印刷データDpがインク9を吐出するデータである場合には、この印刷データDpと、印刷制御部11から供給される吐出開始信号Ssとに基づき、吐出駆動信号Sdを生成する(図5参照)。
一方、駆動信号生成部493は、印刷データDpがインク9を吐出しないデータである場合には、吐出開始信号Ssと、実行頻度調整部492から供給される頻度制御信号Sfとに基づき、実行頻度fcが調整されている非吐出駆動信号Scを生成する(図5参照)。
[動作および作用・効果]
(A.プリンタ1の基本動作)
このプリンタ1では、以下のようにして、記録紙Pに対する画像や文字等の記録動作(印刷動作)が行われる。なお、初期状態として、図1に示した4種類のインクタンク3(3Y,3M,3C,3K)にはそれぞれ、対応する色(4色)のインク9が十分に封入されているものとする。また、インクタンク3内のインク9は、インク供給管50を介して、インクジェットヘッド4内に充填された状態となっている。
このような初期状態において、プリンタ1を作動させると、搬送機構2a,2bにおけるグリッドローラ21がそれぞれ回転することで、グリッドローラ21とピンチローラ22と間に、記録紙Pが搬送方向d(X軸方向)に沿って搬送される。また、このような搬送動作と同時に、駆動機構63における駆動モータ633が、プーリ631a,631bをそれぞれ回転させることで、無端ベルト632を動作させる。これにより、キャリッジ62がガイドレール61a,61bにガイドされながら、記録紙Pの幅方向(Y軸方向)に沿って往復移動する。そしてこの際に、各インクジェットヘッド4(4Y,4M,4C,4K)によって、4色のインク9を記録紙Pに適宜吐出させることで、この記録紙Pに対する画像や文字等の記録動作がなされる。
(B.インクジェットヘッド4における詳細動作)
続いて、インクジェットヘッド4における詳細動作(吐出駆動,非吐出駆動による動作)について説明する。
(B−1.吐出駆動によるインク9の噴射動作について)
まず、このインクジェットヘッド4では、以下のようにして、せん断(シェア)モードを用いたインク9の噴射動作が行われる。言い換えると、駆動部49からアクチュエータプレート42に対し、前述した吐出駆動信号Sdを用いた吐出駆動が行われることで、吐出チャネルC1e内に充填されているインク9が、ノズル孔Hnから吐出される。
このような吐出駆動の際に、駆動部49は、アクチュエータプレート42内の駆動電極Ed(共通電極Edcおよび個別電極Eda)に対し、駆動電圧Vd(吐出駆動信号Sd)を印加する(図2〜図5参照)。具体的には、駆動部49は、吐出チャネルC1eを画成する一対の駆動壁Wdに配置された各駆動電極Ed(共通電極Edcおよび個別電極Eda)に対し、駆動電圧Vdを印加する。これにより、これら一対の駆動壁Wdがそれぞれ、その吐出チャネルC1eに隣接するダミーチャネルC1d側へ、突出するように変形する。
このとき、駆動壁Wdにおける深さ方向の中間位置を中心として、駆動壁WdがV字状に屈曲変形することになる。そして、このような駆動壁Wdの屈曲変形により、吐出チャネルC1eがあたかも膨らむように変形する(図4中に示した膨張方向da参照)。このように、一対の駆動壁Wdでの圧電厚み滑り効果による屈曲変形によって、吐出チャネルC1eの容積が増大する。そして、吐出チャネルC1eの容積が増大することにより、インク9が吐出チャネルC1e内へ誘導されることになる。
次いで、このようにして吐出チャネルC1e内へ誘導されたインク9は、圧力波となって吐出チャネルC1eの内部に伝播する。そして、ノズルプレート41のノズル孔Hnにこの圧力波が到達したタイミング(またはその近傍のタイミング)で、駆動電極Edに印加される駆動電圧Vdが、0(ゼロ)Vとなる。これにより、上記した屈曲変形の状態から駆動壁Wdが復元する結果、一旦増大した吐出チャネルC1eの容積が、再び元に戻ることになる(図4中に示した収縮方向db参照)。
このようにして、吐出チャネルC1eの容積が元に戻る過程で、吐出チャネルC1e内部の圧力が増加し、吐出チャネルC1e内のインク9が加圧される。その結果、液滴状のインク9が、ノズル孔Hnを通って外部へと(記録紙P等へ向けて)吐出される(図2〜図5参照)。このようにしてインクジェットヘッド4におけるインク9の噴射動作(吐出動作)がなされ、その結果、記録紙Pに対する画像や文字等の記録動作(印刷動作)が行われる。
(B−2.非吐出駆動について)
また、このインクジェットヘッド4では、駆動部49からアクチュエータプレート42に対し、前述した非吐出駆動信号Scを用いた非吐出駆動(チックリング動作)が行われることで、以下のようになる。すなわち、吐出チャネルC1e内に充填されているインク9がノズル孔Hnから吐出されない程度に、アクチュエータプレート42が駆動され、吐出チャネルC1eが微振動することになる。
このような非吐出駆動が行われることで、ノズル孔Hn近傍におけるインク9が撹拌され、インク9の増粘が抑制されることから、以下のようになる。すなわち、例えばインク9の非吐出期間後における、ノズル孔Hn近傍でのインク9の乾燥や増粘に起因した、ノズル孔Hnからのインク9の吐出不良が抑えられる。なお、このようなノズル孔Hn近傍でのインク9の乾燥や増粘は、特に、乾燥性の高いインク9の場合や、ノズル孔Hnの径が小さいインクジェットヘッド4の場合などに、顕著に生じるものである。
また、この非吐出駆動では、インク9を吐出させないことから、インクジェットヘッド4による印刷動作の最中でも、適用することができる。また、この非吐出駆動は、印刷動作中にわずかな非吐出期間が生じたノズル孔Hnについても、適用することができるため、例えば上記したような乾燥性の高いインク9を使用する場合でも、印刷動作を中断せずに済むことになる。これらのことから、例えば、他の手法である予備吐出動作(記録紙P上の印刷範囲外において、ノズル孔Hn近傍での増粘したインク9を、予備的に吐出させる動作:スピッティング動作)の場合と比べ、この非吐出駆動(チックリング動作)は、有効な手法であると言える。
一方で、このような非吐出駆動が多用されると、吐出チャネルC1eにおける微振動の残留振動に起因して、例えば、以下のような現象が生じるおそれがある。すなわち、非吐出駆動によって生じる残留振動によって、例えば、インク9の吐出安定性が低下するおそれがある。
また、そのような非吐出駆動が多用される(駆動回数が多くなる)と、例えば、アクチュエータプレート42の寿命(ひいては、インクジェットヘッド4全体の寿命)が低下したり、更には、インクジェットヘッド4において発熱や温度上昇が生じたり、消費電力が増大したりするおそれもある。
(C.非吐出駆動の実行頻度fcの調整処理等)
そこで、本実施の形態のインクジェットヘッド4では、このような非吐出駆動の実行頻度fcが、以下のようにして調整されるようになっている。以下では、この非吐出駆動の実行頻度fcの調整処理等について、詳細に説明する。
図6は、本実施の形態のインクジェットヘッド4における駆動動作の一例を、流れ図で表したものである。なお、この図6に示した一連の処理(ステップS11〜S18)のうち、ステップS11〜S14が、上記した非吐出駆動の実行頻度fcの調整処理に相当する。
この図6に示した一連の処理では、まず、駆動部49内の吐出速度演算部491が、後述するインク9の非吐出期間の終了後において、複数回(2回以上)の分のインク9の吐出速度Vを、演算することにより取得する(ステップS11)。具体的には、吐出速度演算部491は、液体検出部48から出力される液体検出信号Siに基づき、前述した(1)式を用いることで、インク9の吐出速度Vを算出する(図5参照)。
次いで、駆動部49内の実行頻度調整部492は、このようなインク9の非吐出期間における、複数回分のインク9の吐出速度V同士の差分値と、所定の閾値ΔVthと、の大小関係を比較する。具体的には、実行頻度調整部492は、n発目(n:1以上の整数)のインク9の吐出速度V(n)と、(n+m)発目(m:1以上の整数)のインク9の吐出速度V(n+m)との差分値(=V(n+m)−V(n))が、閾値ΔVth以上であるのか否かを、判定する(ステップS12)。つまり、実行頻度調整部492は、以下の(2)式が成り立つのか否かを、判定する。
(V(n+m)−V(n))≧ΔVth ……(2)
ちなみに、この際の判定手法の一例としては、2発目のインク9の吐出速度V(2)と1発目のインク9の吐出速度V(1)との差分値(=V(2)−V(1))が、閾値ΔVth以上であるのか否かについて判定する手法が、挙げられる。また、このときの閾値ΔVthは、本開示における「所定の閾値」の一具体例に対応している。なお、この閾値ΔVthの値は、例えば、「0(ゼロ)」であってもよい。
ここで、差分値(V(n+m)−V(n))が閾値ΔVth以上である場合(上記(2)式が成り立つ場合)には(ステップS12:Y)、実行頻度調整部492は、前述した非吐出駆動の実行頻度fcが上がるように調整して、頻度制御信号Sfを出力する(ステップS13)。なお、その後は、後述するステップS15へと進むことになる。
一方、差分値(V(n+m)−V(n))が閾値ΔVth未満である場合(上記(2)式が成り立たない場合)には(ステップS12:N)、実行頻度調整部492は、非吐出駆動の実行頻度fcが下がるように調整して、頻度制御信号Sfを出力する(ステップS14)。なお、その後は、後述するステップS15へと進むことになる。
このようにして、インク9の非吐出期間において、複数回分のインク9の吐出速度V同士の差分値と閾値ΔVthとの大小関係に応じて、非吐出駆動の実行頻度fcを上下させる調整を行うのは、以下の理由によるものである。すなわち、まず、前回の非吐出駆動が実行されてからの経過時間が、インク9の乾燥速度に対して長くなると、先に吐出されたときのインク9の吐出速度V(n)が、その後に吐出されたときのインク9の吐出速度V(n+m)と比べ、一般に遅くなる傾向にある。つまり、この場合、上記した差分値(V(n+m)−V(n))が、大きくなる傾向にある。したがって、この場合には、非吐出駆動の実行頻度fcを上げて、インク9の乾燥速度に対して長くなり過ぎないように、調整が行われることになる。
続いて、駆動部49内の駆動信号生成部493は、このようにして実行頻度fcの調整がなされた頻度制御信号Sfに基づき、前述した非吐出駆動信号Scを生成する(ステップS15)。そして、アクチュエータプレート42およびノズルプレート41では、このようにして生成された非吐出駆動信号Scに基づき、前述した非吐出駆動(実行頻度fc)が行われる(ステップS16)。
次いで、駆動信号生成部493は、前述した印刷データDpの内容に基づき、インク9の吐出駆動を開始(再開)するのか否かについて、判定を行う(ステップS17)。ここで、吐出駆動を開始しないと判定した場合(ステップS17:N)、つまり、印刷データDpがインク9を吐出しないデータである場合には、インク9の非吐出期間が継続されることになるため、前述したステップS11へと戻る。そして、これまでに説明したステップS11〜S16の各処理が、繰り返されることになる。
一方、吐出駆動を開始すると判定した場合(ステップS17:Y)、つまり、印刷データDpがインク9を吐出するデータである場合には、以下のようになる。すなわち、インク9の吐出期間となり、前述したインク9の吐出駆動が実行されることになる(ステップS18)。
以上で、図6に示した一連の処理が終了となる。
(D.作用・効果)
このようにして本実施の形態のインクジェットヘッド4では、駆動部49による非吐出駆動の実行頻度fcが、インク9の吐出速度Vに応じて調整される。これにより本実施の形態では、例えばインク9の非吐出期間後における、ノズル孔Hn近傍でのインク9の乾燥や増粘に起因したインク9の吐出不良が抑えられつつ、非吐出駆動に起因した現象(前述したインク9の吐出安定性の低下や、インクジェットヘッド4の寿命低下など)の発生が、抑制される。
よって、本実施の形態では、インク9の吐出不良や吐出安定性の低下を抑制して、インク9の非吐出期間後における印刷画質を向上させつつ、インクジェットヘッド4の長寿命化を図ることが可能となる。また、非吐出駆動に起因した、インクジェットヘッド4における前述した発熱や温度上昇、消費電力の増大等についても、抑制することが可能となる。
更に、このような非吐出駆動の実行頻度fcの調整は、インクジェットヘッド4における実際のインク9の検出結果をフィードバックして行われていることから、高精度での調整を行うことが可能となる。
また、本実施の形態では、インク9の吐出速度Vの差分値(V(n+m)−V(n))と閾値ΔVthとの大小関係に応じて、非吐出駆動の実行頻度fcを上下させ、適切に調整されるようにしたので、以下のようになる。すなわち、非吐出駆動に起因した上記現象の発生が、更に抑制されることになる。よって、インク9の非吐出期間後における印刷画質を更に向上させたり、インクジェットヘッド4の更なる長寿命化を図ることが可能となる。
更に、本実施の形態では、インクジェットヘッド4内の駆動部49自体によって、このような非吐出駆動の実行頻度fcの調整が行われるようにしたので、実行頻度fcの調整動作が、インクジェットヘッド4単体で実現されることになる。よって、このようなインクジェットヘッド4を搭載することで、既存のプリンタにおいても、非吐出駆動の実行頻度fcの調整動作を適用することが可能となる。
加えて、本実施の形態では、インクジェットヘッド4内に設けられた液体検出部48までのインク9の到達時間Δtに基づき、駆動部49においてインク9の吐出速度Vが算出されるようにしたので、以下のようになる。すなわち、上記した非吐出駆動の実行頻度fcの調整動作に加え、インク9の吐出速度Vの算出処理についても、インクジェットヘッド4単体で実現されることになる。よって、上記した既存のプリンタへの適用性を、更に向上させることが可能となる。
また、本実施の形態では、インク9の吐出速度Vを規定するための専用のノズル孔(測定用のノズル孔Hn2)を用いて、インク9の吐出速度Vが規定されるようにしたので、印刷用のノズル孔(ノズル孔Hn1)とは切り分けたうえで、インク9の吐出速度Vが規定されることになる。よって、印刷動作への悪影響を回避しつつ、非吐出駆動に起因した上記現象の発生を抑制することが可能となる。
<2.変形例>
続いて、上記実施の形態の変形例について説明する。なお、実施の形態における構成要素と同一のものには同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
[A.構成]
図7は、変形例に係る液体噴射記録装置としてのプリンタ1aの概略構成例を、ブロック図で表したものである。この変形例のプリンタ1aは、実施の形態のプリンタ1において、インクジェットヘッド4の代わりにインクジェットヘッド4aを設けると共に、印刷制御部11の代わりに制御部12を設けるようにしたものに対応している。
なお、プリンタ1aは、本開示における「液体噴射記録装置」の一具体例に対応している。また、インクジェットヘッド4aは、本開示における「液体噴射ヘッド」の一具体例に対応している。
この変形例のインクジェットヘッド4aでは、図7に示したように、実施の形態のインクジェットヘッド4(図5参照)において、駆動部49の代わりに駆動部49aを設けると共に、液体検出部48を設けないようにした(省いた)ものに対応している。なお、液体検出部48がインクジェットヘッド4a内に設けられていないのに伴い、以下説明する
吐出速度測定部8がプリンタ1aの外部に配置されて、インク9の吐出速度Vの測定が行われるようになっている(図7参照)。
(吐出速度測定部8)
この吐出速度測定部8は、ノズル孔Hnから吐出されたインク9の吐出速度Vを、プリンタ1a(インクジェットヘッド4a)の外部にて直接的に測定するものであり、例えば、所定の液体飛翔測定器(ハイスピードカメラ等の速度測定用カメラなど)を用いて構成されている。具体的には、図7に示した例では、この吐出速度測定部8は、前述した測定用のノズル孔Hn2から吐出されたインク9の吐出速度Vを、測定するようになっている(図7中に示した破線の符号Mを参照)。なお、このようにして測定されたインク9の吐出速度Vは、制御部12内の後述する実行頻度調整部492へと出力される。
(制御部12)
制御部12は、図7に示したように、実行頻度調整部492および印刷制御部11aを有している。
実行頻度調整部492は、実施の形態と同様に、インク9の吐出速度Vに応じて、非吐出駆動の実行頻度fcの調整を行うものである。ただし、本変形例では実施の形態とは異なり、吐出速度測定部8によって直接的に測定された吐出速度Vを用いて、実行頻度fcの調整を行うようになっている(図7参照)。なお、このような実行頻度fcの調整結果を反映させるための制御信号(頻度制御信号Sf)は、実行頻度調整部492から印刷制御部11aへと出力されるようになっている(図7参照)。
印刷制御部11aは、実施の形態の印刷制御部11(図5参照)と同様に、インクジェットヘッド4a(後述する駆動部49a)に対し、印刷データDpおよび吐出開始信号Ssをそれぞれ供給するものである。ただし、この印刷制御部11aは印刷制御部11とは異なり、上記した頻度制御信号Sfに基づいて生成された非吐出駆動信号Scも、インクジェットヘッド4a(駆動部49a)へと供給するようになっている(図7参照)。
つまり、本変形例における非吐出駆動信号Scは、上記したようにして、インクジェットヘッド4aの外部(吐出速度測定部8)において測定されたインク9の吐出速度Vに応じて、非吐出駆動の実行頻度fcの調整が行われた制御信号となっている。
(駆動部49a)
駆動部49aは、実施の形態の駆動部49(図5)と同様に、図7に示したように、吐出駆動信号Sd(Sd1,Sd2)を用いたインク9の吐出駆動と、非吐出駆動信号Scを用いたインク9の非吐出駆動(チックリング動作)とを、それぞれ行うものである。
ただし、この駆動部49aは駆動部49とは異なり、インクジェットヘッド4aの外部から供給される非吐出駆動信号Scに基づき、そのような非吐出駆動を行う(図7参照)。つまり、駆動部49aは、上記したように、インク9の吐出速度Vに応じて非吐出駆動の実行頻度fcの調整が行われている制御信号(非吐出駆動信号Sc)に基づいて、非吐出駆動を行うようになっている。
[B.作用・効果]
このような構成の変形例においても、基本的には実施の形態と同様の作用により、同様の効果を得ることが可能である。
すなわち、本変形例のインクジェットヘッド4aにおいても、実施の形態のインクジェットヘッド4と同様に、駆動部49aによる非吐出駆動の実行頻度fcが、インク9の吐出速度Vに応じて調整されている。これにより本変形例においても、実施の形態と同様に、インク9の吐出不良や吐出安定性の低下を抑制して、インク9の非吐出期間後における印刷画質を向上させつつ、インクジェットヘッド4の長寿命化を図ること等が可能となる。
また、特に本変形例では、インクジェットヘッド4aの外部から供給されて、非吐出駆動の実行頻度fcの調整が行われている制御信号(非吐出駆動信号Sc)に基づき、駆動部49aにおいて非吐出駆動が行われることから、以下のようになる。すなわち、本変形例では、駆動部49a自体での実行頻度fcの調整動作は不要となるため、駆動部49aの構成(ひいてはインクジェットヘッド4a全体の構成)を、実施の形態の駆動部49(インクジェットヘッド4)と比べ、簡易なものとすることが可能となる。
更に、本変形例では、インクジェットヘッド4aの外部(吐出速度測定部8)で測定されたインク9の吐出速度Vに応じて、非吐出駆動信号Scについての非吐出駆動の実行頻度fcが調整されていることから、以下のようになる。すなわち、駆動部49aの構成(ひいてはインクジェットヘッド4a全体の構成)を、更に簡易なものとすることが可能となる。
加えて、本変形例においても実施の形態と同様に、インク9の吐出速度Vを規定するための専用のノズル孔(測定用のノズル孔Hn2)を用いて、インク9の吐出速度Vが規定(測定)されるようにしたので、以下のようになる。すなわち、印刷用のノズル孔(ノズル孔Hn1)とは切り分けたうえで、インク9の吐出速度Vが規定(測定)されることになる。よって、本変形例においても、印刷動作への悪影響を回避しつつ、非吐出駆動に起因した上記現象の発生を抑制することが可能となる。
<3.その他の変形例>
以上、実施の形態および変形例を挙げて本開示を説明したが、本開示はこれらの実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態等では、プリンタおよびインクジェットヘッドにおける各部材の構成例(形状、配置、個数等)を具体的に挙げて説明したが、上記実施の形態等で説明したものには限られず、他の形状や配置、個数等であってもよい。また、上記実施の形態等で説明した各種パラメータの値や範囲、大小関係等についても、上記実施の形態等で説明したものには限られず、他の値や範囲、大小関係等であってもよい。
具体的には、例えば、上記実施の形態等では、1列タイプ(複数のノズル孔Hnが1列に沿って配列されているタイプ)のインクジェットヘッドを例に挙げて説明したが、この例には限られない。すなわち、例えば、2列以上の複数列タイプのインクジェットヘッドであってもよい。また、ノズル孔Hnの形状についても、上記実施の形態等で説明したような円形状には限られず、例えば、三角形状等の多角形状や、楕円形状や星型形状などであってもよい。
また、インクジェットヘッドの構造としては、各タイプのものを適用することが可能である。すなわち、例えば、アクチュエータプレートにおける各吐出チャネルの延在方向の中央部からインク9を吐出する、いわゆるサイドシュートタイプのインクジェットヘッドであってもよい。あるいは、例えば、各吐出チャネルの延在方向に沿ってインク9を吐出する、いわゆるエッジシュートタイプのインクジェットヘッドであってもよい。
更には、プリンタの方式としても、上記実施の形態等で説明した方式には限られず、例えば、サーマル式(サーマル方式オンデマンド型)やMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)方式など、各種の方式を適用することが可能である。
また、上記実施の形態等では、インクタンクとインクジェットヘッドとの間でインク9を循環させずに利用する、非循環式のインクジェットヘッドを例に挙げて説明したが、この例には限られない。すなわち、例えば、インクタンクとインクジェットヘッドとの間でインク9を循環させて利用する、循環式のインクジェットヘッドにおいても、本開示を適用することが可能である。
加えて、上記実施の形態等では、非吐出駆動の実行頻度の調整処理について、具体例を挙げて説明したが、上記実施の形態等で挙げた手法には限られず、他の手法を用いて、そのような非吐出駆動の実行頻度の調整処理を行うようにしてもよい。具体的には、例えば、上記実施の形態等では、差分値(V(n+m)−V(n))と閾値ΔVthとが等しい場合には、非吐出駆動の実行頻度fcが上がるように調整する場合を例に挙げて説明したが、この例には限られない。すなわち、差分値(V(n+m)−V(n))と閾値ΔVthとが等しい場合に、例えば、非吐出駆動の実行頻度fcを維持するように調整したり、あるいは、非吐出駆動の実行頻度fcが下がるように調整したりしてもよい。また、上記実施の形態等で説明したような、測定用のノズル孔Hn2から吐出されるインク9ではなく、印刷用のノズル孔Hn1から吐出されるインク9を利用して、インク9の検出や吐出速度Vの観測等を行うようにしてもよい。
また、上記実施の形態等で説明した一連の処理は、ハードウェア(回路)で行われるようにしてもよいし、ソフトウェア(プログラム)で行われるようにしてもよい。ソフトウェアで行われるようにした場合、そのソフトウェアは、各機能をコンピュータにより実行させるためのプログラム群で構成される。各プログラムは、例えば、上記コンピュータに予め組み込まれて用いられてもよいし、ネットワークや記録媒体から上記コンピュータにインストールして用いられてもよい。
更に、上記実施の形態等では、本開示における「液体噴射記録装置」の一具体例として、プリンタ1(インクジェットプリンタ)を挙げて説明したが、この例には限られず、インクジェットプリンタ以外の他の装置にも、本開示を適用することが可能である。換言すると、本開示の「液体噴射ヘッド」(インクジェットヘッド)を、インクジェットプリンタ以外の他の装置に適用するようにしてもよい。具体的には、例えば、ファクシミリやオンデマンド印刷機などの装置に、本開示の「液体噴射ヘッド」を適用するようにしてもよい。
加えて、これまでに説明した各種の例を、任意の組み合わせで適用させるようにしてもよい。
なお、本明細書中に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
また、本開示は、以下のような構成を取ることも可能である。
(1)
液体を噴射する複数のノズルと、
前記複数のノズルに個別に連通すると共に前記液体がそれぞれ充填される複数の圧力室を有するアクチュエータと、
前記圧力室に充填されている前記液体が前記ノズルから吐出されるように前記アクチュエータを駆動する吐出駆動と、前記圧力室に充填されている前記液体が前記ノズルから吐出されない程度に前記アクチュエータを駆動する非吐出駆動と、をそれぞれ行う駆動部と
を備え、
前記駆動部による前記非吐出駆動の実行頻度が、前記ノズルから吐出される前記液体の吐出速度に応じて、調整されるようになっている
液体噴射ヘッド。
(2)
前記ノズルから前記液体が吐出されない非吐出期間の終了後において、
前記ノズルから吐出されるn発目(n:1以上の整数)の前記液体の吐出速度(=V(n))と、前記ノズルから吐出される(n+m)発目(m:1以上の整数)の前記液体の吐出速度(=V(n+m))との差分値(=V(n+m)−V(n))が、所定の閾値未満である場合には、前記非吐出駆動の実行頻度が下がるように調整され、
前記差分値が前記閾値よりも大きい場合には、前記非吐出駆動の実行頻度が上がるように調整される
上記(1)に記載の液体噴射ヘッド。
(3)
前記駆動部は、
前記液体の吐出速度に応じて、前記非吐出駆動の実行頻度を調整すると共に、
調整した前記実行頻度にて前記非吐出駆動を行う
上記(1)または(2)に記載の液体噴射ヘッド。
(4)
前記ノズルから吐出された前記液体の到達を検知する液体検出部を更に備え、
前記駆動部は、前記ノズルから前記液体検出部までの前記液体の到達時間に基づいて、前記液体の吐出速度を算出する
上記(3)に記載の液体噴射ヘッド。
(5)
前記駆動部は、前記液体噴射ヘッドの外部から供給される信号であると共に前記液体の吐出速度に応じて前記非吐出駆動の実行頻度の調整が行われている制御信号に基づいて、前記非吐出駆動を行う
上記(1)または(2)に記載の液体噴射ヘッド。
(6)
前記制御信号では、前記液体噴射ヘッドの外部において測定された前記液体の吐出速度に応じて、前記非吐出駆動の実行頻度の調整が行われている
上記(5)に記載の液体噴射ヘッド。
(7)
前記複数のノズルとして、
被記録媒体へ向けて前記液体を噴射するための第1ノズルと、
前記液体の吐出速度を規定するための第2ノズルと
が含まれており、
前記液体の吐出速度が、前記第2ノズルから吐出される前記液体の吐出速度である
上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の液体噴射ヘッド。
(8)
上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の液体噴射ヘッドを備えた
液体噴射記録装置。
1,1a…プリンタ、10…筺体、11,11a…印刷制御部、12…制御部、2a,2b…搬送機構、21…グリッドローラ、22…ピンチローラ、3(3Y,3M,3C,3K)…インクタンク、4(4Y,4M,4C,4K),4a…インクジェットヘッド、41…ノズルプレート、42…アクチュエータプレート、43…カバープレート、48…液体検出部、49,49a…駆動部、491…吐出速度演算部、492…実行頻度調整部、493…駆動信号生成部、50…インク供給管、6…走査機構、61a,61b…ガイドレール、62…キャリッジ、63…駆動機構、631a,631b…プーリ、632…無端ベルト、633…駆動モータ、8…吐出速度測定部、9…インク、P…記録紙、d…搬送方向、Hn…ノズル孔、Hn1…ノズル孔(印刷用ノズル孔)、Hn2…ノズル孔(測定用ノズル孔)、Sd,Sd1,Sd2…吐出駆動信号、Sc…非吐出駆動信号(チックリング信号)、Si…液体検出信号、Sf…頻度制御信号、Ss…吐出開始信号、Vd…駆動電圧、C1…チャネル、C1e…吐出チャネル、C1d…ダミーチャネル(非吐出チャネル)、Wd…駆動壁、Ed…駆動電極、Eda…個別電極(アクティブ電極)、Edc…共通電極(コモン電極)、da…膨張方向、db…収縮方向、Dp…印刷データ、V,V(n),V(n+m)…吐出速度、ΔVth…閾値、fc…実行頻度、Δt…到達時間。

Claims (8)

  1. 液体を噴射する複数のノズルと、
    前記複数のノズルに個別に連通すると共に前記液体がそれぞれ充填される複数の圧力室を有するアクチュエータと、
    前記圧力室に充填されている前記液体が前記ノズルから吐出されるように前記アクチュエータを駆動する吐出駆動と、前記圧力室に充填されている前記液体が前記ノズルから吐出されない程度に前記アクチュエータを駆動する非吐出駆動と、をそれぞれ行う駆動部と
    を備え、
    前記駆動部による前記非吐出駆動の実行頻度が、前記ノズルから吐出される前記液体の吐出速度に応じて、調整されるようになっている
    液体噴射ヘッド。
  2. 前記ノズルから前記液体が吐出されない非吐出期間の終了後において、
    前記ノズルから吐出されるn発目(n:1以上の整数)の前記液体の吐出速度(=V(n))と、前記ノズルから吐出される(n+m)発目(m:1以上の整数)の前記液体の吐出速度(=V(n+m))との差分値(=V(n+m)−V(n))が、所定の閾値未満である場合には、前記非吐出駆動の実行頻度が下がるように調整され、
    前記差分値が前記閾値よりも大きい場合には、前記非吐出駆動の実行頻度が上がるように調整される
    請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記駆動部は、
    前記液体の吐出速度に応じて、前記非吐出駆動の実行頻度を調整すると共に、
    調整した前記実行頻度にて前記非吐出駆動を行う
    請求項1または請求項2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記ノズルから吐出された前記液体の到達を検知する液体検出部を更に備え、
    前記駆動部は、前記ノズルから前記液体検出部までの前記液体の到達時間に基づいて、前記液体の吐出速度を算出する
    請求項3に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記駆動部は、前記液体噴射ヘッドの外部から供給される信号であると共に前記液体の吐出速度に応じて前記非吐出駆動の実行頻度の調整が行われている制御信号に基づいて、前記非吐出駆動を行う
    請求項1または請求項2に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 前記制御信号では、前記液体噴射ヘッドの外部において測定された前記液体の吐出速度に応じて、前記非吐出駆動の実行頻度の調整が行われている
    請求項5に記載の液体噴射ヘッド。
  7. 前記複数のノズルとして、
    被記録媒体へ向けて前記液体を噴射するための第1ノズルと、
    前記液体の吐出速度を規定するための第2ノズルと
    が含まれており、
    前記液体の吐出速度が、前記第2ノズルから吐出される前記液体の吐出速度である
    請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の液体噴射ヘッド。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の液体噴射ヘッドを備えた
    液体噴射記録装置。
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