JP2020034249A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1及び図3に示すように、実施例の冷凍サイクル装置1は、建物の屋上に設置される1台の室外機2と、建物の各階に設置され、室外機2に液管8及びガス管9を介して並列に接続された3台の室内機5a〜5cと、を備えている。液管8は、一端が室外機2の閉鎖弁25に接続され、他端が分岐して室内機5a〜5cの各液管接続部53a〜53cにそれぞれ接続されている。ガス管9は、一端が室外機2の閉鎖弁26に接続され、他端が分岐して室内機5a〜5cの各ガス管接続部54a〜54cにそれぞれ接続されている。以上により、冷凍サイクル装置1が有する冷媒回路100が構成されている。
図4は、実施例の冷凍サイクル装置1のアキュムレータ28を示す模式図である。図4に示すように、アキュムレータ28の内部には、冷媒回路100から冷媒が流入する流入管29と、アキュムレータ28の下部に溜まった液冷媒と冷凍機油を戻す戻し穴30aを有する流入内管30に吸入して、ガス冷媒と共に圧縮機21へ戻す吸入内管30が設けられている。図1及び図4に示すように、流入管29は、一端が冷媒配管46に接続されており、他端がアキュムレータ28の上面を貫通してアキュムレータ28の内部に開放されている。吸入内管30は、両端が上方に向けられたU字状に形成されている。吸入内管30は、一端が、吸入管42に接続されており、他端が、流入管29の下端よりも上方の位置で開口するように延ばされている。吸入内管30は、円形状をなす複数の戻し穴30aを有しており、複数の戻し穴30aが吸入内管30の上下方向に所定の間隔をあけて形成されている。複数の戻し穴30aの詳細については後述する。なお、アキュムレータ28の内部の構造は、図4に示す構造に限定されるものではない。
以上のように構成された冷凍サイクル装置1は、図3に示すように、建物600に設置されている。具体的には、室外機2が屋上(RF)に配置されており、室内機5aが3階(3F)、室内機5bが2階(2F)、室内機5cが1階(1F)に、それぞれ設置されている。室外機2と室内機5a〜5cとは、上述した液管8とガス管9とで相互に接続されており、これら液管8とガス管9とが、建物600の壁面内や天井裏に埋設されている。
次に、本実施形態における冷凍サイクル装置1の空調運転時の冷媒回路100における冷媒の流れや各部の動作について、図1を用いて説明する。以下、室内機5a〜5cが暖房運転を行う場合について説明し、冷房/除霜運転を行う場合については詳細な説明を省略する。また、図1における矢印は、暖房運転時の冷媒の流れを示している。
次に、実施例の冷凍サイクル装置1の室外機の特徴的な構成について説明する。冷凍サイクル装置1で用いられる非共沸混合冷媒は、上述したようにHFO−1123冷媒に高沸点冷媒を混合したものであり、HFO−1123冷媒と高沸点冷媒の合計量に対する比率として、例えば、高沸点冷媒の重量比が40[wt%]以上混合されることで、HFO−1123冷媒の重量比が60[wt%]以下にされている。後述するように、冷凍サイクル装置1では、室外機2が有する圧縮機21内において、非共沸混合冷媒に占めるHFO−1123冷媒の重量比の増加を抑えるようにアキュムレータ28から圧縮機21へ高沸点冷媒が戻される。
戻し穴30aの大きさ、個数、位置は、後述の<最悪条件>下であっても、圧縮機21の内部で不均化反応が起こり易い温度または圧力とならないように、高沸点冷媒の戻し量が確保できるように決定される。
<最悪条件>
冷凍サイクル装置1の暖房運転時、蒸発器として機能する室外熱交換機23において、着霜や室外ファン27の異常停止等の理由により、通風量が大幅に減少して蒸発能力が低下し、蒸発しきらない非共沸混合冷媒がアキュムレータ28に流入する。
戻し穴30aは、プレス加工や穴あけ加工によって、吸入内管30の内部に貫通して形成されている。
冷凍サイクル装置1の運転に伴って、アキュムレータ28内に吸入した冷媒から分離された高沸点冷媒の比率が高い液冷媒が、アキュムレータ28内に溜まる。アキュムレータ28は、液冷媒を冷凍機油と共に戻し穴30aを通して圧縮機21へ戻す。このため、圧縮機21の内部の非共沸混合冷媒は、高沸点冷媒の比率の低下に伴ってHFO−1123冷媒の比率が上昇することが抑えられ、HFO−1123冷媒が、所定の重量比[wt%]よりも小さくなることが抑えられる。このため、圧縮機21の内部の非共沸混合冷媒は、不均化反応を起こすことが抑えられる。
2 室外機
21 圧縮機
28 アキュムレータ
30 吸入内管
30a 戻し穴
100 冷媒回路
200 室外機制御回路(制御部)
Claims (5)
- HFO−1123冷媒と、前記HFO−1123冷媒よりも沸点が高く、かつ前記HFO−1123冷媒よりも不均化反応を起こし難い少なくとも1種類の高沸点冷媒とを混合した非共沸混合冷媒が充填された冷媒回路と、
前記冷媒回路に接続された圧縮機と、
前記冷媒回路と前記圧縮機とに接続され、前記圧縮機から前記冷媒回路を経て流入した冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離するアキュムレータと、
前記非共沸混合冷媒の温度または圧力が各々の所定の閾値を超えたときに前記圧縮機を停止させる制御部と、を備え、
前記アキュムレータは、分離した前記ガス冷媒を前記アキュムレータから前記圧縮機へ送る吸入内管を有し、
前記吸入内管は、前記アキュムレータの内部に溜まった前記液冷媒を前記吸入内管に流入させる少なくとも1つの戻し穴を有し、
前記戻し穴の大きさは、
前記圧縮機の内部における、前記非共沸混合冷媒の総量に対して前記HFO−1123冷媒が占める比率が、
前記非共沸混合冷媒の温度または圧力が各々の前記閾値以下であるときに前記非共沸混合冷媒が不均化反応を起こす比率よりも小さくなるように、
前記アキュムレータから前記圧縮機へ前記高沸点冷媒を戻すことが可能に形成されている冷凍サイクル装置。 - 前記アキュムレータの前記戻し穴の大きさは、
前記圧縮機の内部において、前記非共沸混合冷媒に対して前記HFO−1123冷媒が占める、前記比率としての重量比が70[wt%]よりも小さくなるように、前記アキュムレータから前記圧縮機へ前記高沸点冷媒を戻すことが可能に形成されている、
請求項1に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記制御部は、前記非共沸混合冷媒の温度が85[℃]を超えたとき、または前記非共沸混合冷媒の圧力が6.0[MPa]を超えたときに前記圧縮機を停止させる、
請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記アキュムレータは、前記戻し穴の開口面積の総和が、0.7[mm2]を超えるように形成されている、
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記圧縮機には、潤滑油が貯留され、
前記潤滑油は、前記高沸点冷媒に対する相溶性を有し、前記高沸点冷媒の温度が0[℃]飽和圧力の状態で前記潤滑油に対する前記高沸点冷媒の溶解度が0.1[wt%]以上である、
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
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2018
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