JP2020013823A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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将彦 春本
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正也 浅井
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幸司 金山
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知佐世 中山
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洋 有澤
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Abstract

【課題】金属汚染の発生を防止しつつ基板上に均一な膜厚を有する金属含有塗布膜を形成することが可能な基板処理装置および基板処理方法を提供する。【解決手段】下層膜F1を覆うように基板Wの被処理面に外周部が露光された感光性レジスト膜F2が形成され、感光性レジスト膜F2上に金属含有レジスト膜F4が形成される。金属含有レジスト膜F4の外周部が除去された後、感光性レジスト膜F2の外周部が除去される。あるいは、下層膜F1を覆うように基板Wの被処理面に外周部が露光された感光性レジスト膜F2が形成され、感光性レジスト膜F2上に外周部が露光された他の感光性レジスト膜が形成され、他の感光性レジスト膜上に金属含有レジスト膜F4が形成される。金属含有レジスト膜F4の外周部が除去された後、他の感光性レジスト膜の外周部が除去される。金属含有レジスト膜F4の現像後、感光性レジスト膜F2の外周部が除去される。【選択図】図7

Description

本発明は、基板に処理を行う基板処理装置および基板処理方法に関する。
半導体デバイス等の製造におけるリソグラフィ工程では、基板の上面に塗布液が吐出されることにより塗布膜が形成される。ここで、基板の周縁部に塗布膜が存在すると、基板を搬送する搬送機構が基板の周縁部を把持した際に、塗布膜の一部が剥離してパーティクルとなる。そこで、基板の周縁部に有機溶剤が吐出されることにより基板の周縁部の塗布膜が溶解される。これにより、基板の周縁部の塗布膜が除去される。
近年、より微細なパターンを形成するために、金属を含有する金属含有塗布膜を塗布膜として基板上に形成することが研究されている。この構成においては、基板の周縁部に有機溶剤が吐出された場合でも、金属含有塗布膜の金属成分が除去されず、基板の周縁部上に残存することが確認されている。そのため、基板の周縁部に残存した金属成分により基板処理装置および他の露光装置等が汚染することとなる。
特許文献1には、金属含有塗布膜とは異なるが、金属を含有するハードマスク膜を除去する塗布処理方法が記載されている。この方法においては、基板の周縁部にネガ用フォトレジスト液からなるマスキング膜が形成される。次に、基板の表面にハードマスク膜が形成される。続いて、有機溶剤からなるハードマスク膜除去液により基板の周縁部のハードマスク膜が除去される。その後、ネガ用フォトレジストを溶解するマスキング膜除去液によりマスキング膜が除去される。
特開2014−45171号公報
特許文献1に記載の塗布処理方法を用いることにより、基板の周縁部の金属成分をより確実に除去することが可能である。しかしながら、この塗布処理方法においては、金属含有塗布膜が基板の周縁部近傍で盛り上がった形状に形成される。そのため、基板の周縁部近傍の金属含有塗布膜の領域を有効に利用することができず、歩留まりが低下する。
本発明の目的は、金属汚染の発生を防止しつつ基板上に均一な膜厚を有する金属含有塗布膜を形成することが可能な基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
(1)第1の発明に係る基板処理装置は、被処理膜が形成された被処理面を有する基板に感光性塗布液を供給することにより被処理膜を覆うように基板の被処理面に感光性塗布膜を形成する感光性塗布液供給部と、基板の被処理面の周縁部上に重なる感光性塗布膜の外周部を露光するエッジ露光部と、感光性塗布膜上に金属を含有する塗布液を金属含有塗布液として供給することにより感光性塗布膜上に金属含有塗布膜を形成する金属含有塗布液供給部と、基板の被処理面の周縁部に重なる金属含有塗布膜の外周部が除去されるように金属含有塗布膜に第1の除去液を供給する第1の除去液供給部と、金属含有塗布膜の外周部が除去された後に、感光性塗布膜の露光された外周部が除去されるように感光性塗布膜に第2の除去液を供給する第2の除去液供給部とを備える。
この基板処理装置においては、感光性塗布液供給部により基板に感光性塗布液が供給されることにより基板の被処理面に感光性塗布膜が形成される。エッジ露光部により感光性塗布膜の外周部が露光される。金属含有塗布液供給部により感光性塗布膜上に金属含有塗布液が供給されることにより感光性塗布膜上に金属含有塗布膜が形成される。第1の除去液供給部により金属含有塗布膜に第1の除去液が供給されることにより金属含有塗布膜の外周部が除去される。金属含有塗布膜の外周部が除去された後に、第2の除去液供給部により感光性塗布膜に第2の除去液が供給されることにより感光性塗布膜の露光された外周部が除去される。
この構成によれば、感光性塗布膜は、基板の周縁部のみでなく被処理膜を覆うように基板の被処理面の全面に形成される。したがって、金属含有塗布膜は、基板の周縁部近傍で盛り上がることなく感光性塗布膜上に均一な厚みで形成される。また、金属含有塗布膜の外周部が除去された際に、感光性塗布膜の外周部に金属含有塗布膜の金属成分が残存した場合でも、当該金属成分が感光性塗布膜の外周部ごと除去される。そのため、搬送機構が基板の周縁部を保持した場合でも、搬送機構に金属成分が付着しない。その結果、金属汚染の発生を防止しつつ基板上に均一な膜厚を有する金属含有塗布膜を形成することができる。
(2)第1の除去液は、金属含有塗布膜を溶かしかつ感光性塗布膜を溶かさない液であり、第2の除去液は、感光性塗布膜を溶かしかつ金属含有塗布膜を溶かさない液であってもよい。この場合、選択的にかつ容易に金属含有塗布膜および感光性塗布膜の外周部を順次除去することができる。
(3)第1の除去液は有機溶媒を含み、第2の除去液はポジティブトーン現像を行う現像液を含んでもよい。この場合、第1の除去液により感光性塗布膜を溶かすことなく金属含有塗布膜を溶かすことができる。第2の除去液により金属含有塗布膜を溶かすことなく感光性塗布膜を溶かすことができる。
(4)第2の発明に係る基板処理装置は、基板を露光する露光装置を用いた基板処理装置であって、被処理膜が形成された被処理面を有する基板に第1の感光性塗布液を供給することにより被処理膜を覆うように基板の被処理面に第1の感光性塗布膜を形成する第1の感光性塗布液供給部と、第1の感光性塗布液とは感光波長分布が異なる第2の感光性塗布液を第1の感光性塗布膜上に供給することにより第1の感光性塗布膜上に第2の感光性塗布膜を形成する第2の感光性塗布液供給部と、基板の被処理面の周縁部上に重なる第2の感光性塗布膜の外周部を露光する第1のエッジ露光部と、第2の感光性塗布膜上に金属を含有する塗布液を金属含有塗布液として供給することにより第2の感光性塗布膜上に金属含有塗布膜を形成する金属含有塗布液供給部と、基板の被処理面の周縁部に重なる金属含有塗布膜の外周部が除去されるように金属含有塗布膜に第1の除去液を供給する第1の除去液供給部と、金属含有塗布膜の外周部が除去された後に、第2の感光性塗布膜の露光された外周部が除去されるように第2の感光性塗布膜に第2の除去液を供給する第2の除去液供給部と、基板の被処理面の周縁部に重なる第1の感光性塗布膜の外周部を露光する第2のエッジ露光部と、露光装置により所定のパターンに露光された金属含有塗布膜が現像されるように金属含有塗布膜に現像液を供給する現像液供給部と、金属含有塗布膜が現像された後に、第1の感光性塗布膜の露光された外周部が除去されるように第1の感光性塗布膜に第3の除去液を供給する第3の除去液供給部とを備える。
この基板処理装置においては、第1の感光性塗布液供給部により基板に第1の感光性塗布液が供給されることにより基板の被処理面に第1の感光性塗布膜が形成される。第2の感光性塗布液供給部により第1の感光性塗布膜上に第2の感光性塗布液が供給されることにより第1の感光性塗布膜上に第2の感光性塗布膜が形成される。第2の感光性塗布膜の外周部が第1のエッジ露光部により露光される。金属含有塗布液供給部により第2の感光性塗布膜上に金属含有塗布液が供給されることにより第2の感光性塗布膜上に金属含有塗布膜が形成される。
第1の除去液供給部により金属含有塗布膜に第1の除去液が供給されることにより金属含有塗布膜の外周部が除去される。金属含有塗布膜の外周部が除去された後に、第2の除去液供給部により第2の感光性塗布膜に第2の除去液が供給されることにより第2の感光性塗布膜の露光された外周部が除去される。第2のエッジ露光部により第1の感光性塗布膜の外周部が露光される。現像液供給部により金属含有塗布膜に現像液が供給されることにより露光装置により所定のパターンに露光された金属含有塗布膜が現像される。金属含有塗布膜が現像された後に、第3の除去液供給部により第1の感光性塗布膜に第3の除去液が供給されることにより第1の感光性塗布膜の露光された外周部が除去される。
この構成によれば、第1の感光性塗布膜は基板の周縁部のみでなく被処理膜を覆うように基板の被処理面の全面に形成され、第2の感光性塗布膜は第1の感光性塗布膜上に形成される。したがって、金属含有塗布膜は、基板の周縁部近傍で盛り上がることなく第2の感光性塗布膜上に均一な厚みで形成される。また、金属含有塗布膜の外周部が除去された際に、第2の感光性塗布膜の外周部に金属含有塗布膜の金属成分が残存した場合でも、当該金属成分が第2の感光性塗布膜の外周部ごと除去される。さらに、金属含有塗布膜が現像された際に、第1の感光性塗布膜の外周部に金属含有塗布膜の金属成分が残存した場合でも、当該金属成分が第1の感光性塗布膜の外周部ごと除去される。そのため、搬送機構が基板の周縁部を保持した場合でも、搬送機構に金属成分が付着しない。その結果、金属汚染の発生を防止しつつ基板上に均一な膜厚を有する金属含有塗布膜を形成することができる。
(5)第1の除去液は、金属含有塗布膜を溶かしかつ第1および第2の感光性塗布膜を溶かさない液であり、第2の除去液は、第2の感光性塗布膜を溶かしかつ金属含有塗布膜を溶かさない液であり、第3の除去液は、第1の感光性塗布膜を溶かしかつ金属含有塗布膜を溶かさない液であり、現像液は、金属含有塗布膜を溶かしかつ第1および第2の感光性塗布膜を溶かさない液であってもよい。この場合、選択的にかつ容易に金属含有塗布膜、第2の感光性塗布膜および第1の感光性塗布膜の外周部を順次除去しつつ金属含有塗布膜を現像することができる。
(6)第1の除去液は有機溶媒を含み、第2の除去液はポジティブトーン現像を行う現像液を含み、第3の除去液はポジティブトーン現像を行う現像液を含み、現像液はネガティブトーン現像を行う現像液を含んでもよい。
この場合、第1の除去液により第1および第2の感光性塗布膜を溶かすことなく金属含有塗布膜を溶かすことができる。第2の除去液により金属含有塗布膜を溶かすことなく第2の感光性塗布膜を溶かすことができる。第3の除去液により金属含有塗布膜を溶かすことなく第1の感光性塗布膜を溶かすことができる。現像液により第1および第2の感光性塗布膜を溶かすことなく金属含有塗布膜を溶かすことができる。
(7)第1の感光性塗布膜は、i線レジスト膜、フッ化クリプトンレジスト膜およびフッ化アルゴンレジスト膜のうちいずれかのレジスト膜を含み、第2の感光性塗布膜は、i線レジスト膜、フッ化クリプトンレジスト膜およびフッ化アルゴンレジスト膜のうち他のレジスト膜を含んでもよい。この場合、互いに感光波長分布が異なる第1の感光性塗布膜と第2の感光性塗布膜とを容易に形成することができる。
(8)第3の発明に係る基板処理方法は、被処理膜が形成された被処理面を有する基板に感光性塗布液供給部により感光性塗布液を供給することにより被処理膜を覆うように基板の被処理面に感光性塗布膜を形成するステップと、基板の被処理面の周縁部上に重なる感光性塗布膜の外周部をエッジ露光部により露光するステップと、感光性塗布膜上に金属を含有する塗布液を金属含有塗布液供給部により金属含有塗布液として供給することにより感光性塗布膜上に金属含有塗布膜を形成するステップと、基板の被処理面の周縁部に重なる金属含有塗布膜の外周部が除去されるように金属含有塗布膜に第1の除去液供給部により第1の除去液を供給するステップと、金属含有塗布膜の外周部が除去された後に、感光性塗布膜の露光された外周部が除去されるように感光性塗布膜に第2の除去液供給部により第2の除去液を供給するステップとを含む。
この基板処理方法によれば、金属含有塗布膜は、基板の周縁部近傍で盛り上がることなく感光性塗布膜上に均一な厚みで形成される。また、金属含有塗布膜の外周部が除去された際に、感光性塗布膜の外周部に金属含有塗布膜の金属成分が残存した場合でも、当該金属成分が感光性塗布膜の外周部ごと除去される。そのため、搬送機構が基板の周縁部を保持した場合でも、搬送機構に金属成分が付着しない。その結果、金属汚染の発生を防止しつつ基板上に均一な膜厚を有する金属含有塗布膜を形成することができる。
(9)第1の除去液を供給するステップは、金属含有塗布膜を溶かしかつ感光性塗布膜を溶かさない液を供給することを含み、第2の除去液を供給するステップは、感光性塗布膜を溶かしかつ金属含有塗布膜を溶かさない液を供給することを含んでもよい。この場合、選択的にかつ容易に金属含有塗布膜および感光性塗布膜の外周部を順次除去することができる。
(10)第1の除去液を供給するステップは、有機溶媒を供給することを含み、第2の除去液を供給するステップは、現像液を供給することによりポジティブトーン現像を行うことを含んでもよい。この場合、第1の除去液により感光性塗布膜を溶かすことなく金属含有塗布膜を溶かすことができる。第2の除去液により金属含有塗布膜を溶かすことなく感光性塗布膜を溶かすことができる。
(11)第4の発明に係る基板処理方法は、基板を露光する露光装置を用いた基板処理方法であって、被処理膜が形成された被処理面を有する基板に第1の感光性塗布液供給部により第1の感光性塗布液を供給することにより被処理膜を覆うように基板の被処理面に第1の感光性塗布膜を形成するステップと、第2の感光性塗布液供給部により第1の感光性塗布液とは感光波長分布が異なる第2の感光性塗布液を第1の感光性塗布膜上に供給することにより第1の感光性塗布膜上に第2の感光性塗布膜を形成するステップと、基板の被処理面の周縁部上に重なる第2の感光性塗布膜の外周部を第1のエッジ露光部により露光するステップと、第2の感光性塗布膜上に金属を含有する塗布液を金属含有塗布液供給部により金属含有塗布液として供給することにより第2の感光性塗布膜上に金属含有塗布膜を形成するステップと、基板の被処理面の周縁部に重なる金属含有塗布膜の外周部が除去されるように金属含有塗布膜に第1の除去液供給部により第1の除去液を供給するステップと、金属含有塗布膜の外周部が除去された後に、第2の感光性塗布膜の露光された外周部が除去されるように第2の感光性塗布膜に第2の除去液供給部により第2の除去液を供給するステップと、基板の被処理面の周縁部に重なる第1の感光性塗布膜の外周部を第2のエッジ露光部により露光するステップと、露光装置により所定のパターンに露光された金属含有塗布膜が現像されるように金属含有塗布膜に現像液供給部により現像液を供給するステップと、金属含有塗布膜が現像された後に、第1の感光性塗布膜の露光された外周部が除去されるように第1の感光性塗布膜に第3の除去液供給部により第3の除去液を供給するステップとを含む。
この基板処理方法によれば、金属含有塗布膜は、基板の周縁部近傍で盛り上がることなく第2の感光性塗布膜上に均一な厚みで形成される。また、金属含有塗布膜の外周部が除去された際に、第2の感光性塗布膜の外周部に金属含有塗布膜の金属成分が残存した場合でも、当該金属成分が第2の感光性塗布膜の外周部ごと除去される。さらに、金属含有塗布膜が現像された際に、第1の感光性塗布膜の外周部に金属含有塗布膜の金属成分が残存した場合でも、当該金属成分が第1の感光性塗布膜の外周部ごと除去される。そのため、搬送機構が基板の周縁部を保持した場合でも、搬送機構に金属成分が付着しない。その結果、金属汚染の発生を防止しつつ基板上に均一な膜厚を有する金属含有塗布膜を形成することができる。
(12)第1の除去液を供給するステップは、金属含有塗布膜を溶かしかつ第1および第2の感光性塗布膜を溶かさない液を供給することを含み、第2の除去液を供給するステップは、第2の感光性塗布膜を溶かしかつ金属含有塗布膜を溶かさない液を供給することを含み、現像液を供給するステップは、金属含有塗布膜を溶かしかつ第1および第2の感光性塗布膜を溶かさない液を供給することを含み、第3の除去液を供給するステップは、第1の感光性塗布膜を溶かしかつ金属含有塗布膜を溶かさない液を供給することを含んでもよい。この場合、選択的にかつ容易に金属含有塗布膜、第2の感光性塗布膜および第1の感光性塗布膜の外周部を順次除去しつつ金属含有塗布膜を現像することができる。
(13)第1の除去液を供給するステップは、有機溶媒を供給することを含み、第2の除去液を供給するステップは、現像液を供給することによりポジティブトーン現像を行うことを含み、現像液を供給するステップは、現像液を供給することによりネガティブトーン現像を行うことを含み、第3の除去液を供給するステップは、現像液を供給することによりポジティブトーン現像を行うことを含んでもよい。
この場合、第1の除去液により第1および第2の感光性塗布膜を溶かすことなく金属含有塗布膜を溶かすことができる。第2の除去液により金属含有塗布膜を溶かすことなく第2の感光性塗布膜を溶かすことができる。現像液により第1および第2の感光性塗布膜を溶かすことなく金属含有塗布膜を溶かすことができる。第3の除去液により金属含有塗布膜を溶かすことなく第1の感光性塗布膜を溶かすことができる。
(14)第1の感光性塗布膜を形成するステップは、i線レジスト膜、フッ化クリプトンレジスト膜およびフッ化アルゴンレジスト膜のうちいずれかのレジスト膜を形成することを含み、第2の感光性塗布膜を形成するステップは、i線レジスト膜、フッ化クリプトンレジスト膜およびフッ化アルゴンレジスト膜のうち他のレジスト膜を形成することを含んでもよい。この場合、互いに感光波長分布が異なる第1の感光性塗布膜と第2の感光性塗布膜とを容易に形成することができる。
本発明によれば、金属汚染の発生を防止しつつ基板上に均一な膜厚を有する金属含有塗布膜を形成することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置の模式的平面図である。 主として図1の塗布処理部を示す基板処理装置の模式的側面図である。 主として図1の熱処理部を示す基板処理装置の模式的側面図である。 主として図1の搬送部を示す側面図である。 処理が行われる基板の部分拡大縦断面図である。 処理が行われる基板の部分拡大縦断面図である。 処理が行われる基板の部分拡大縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る基板処理装置の模式的平面図である。 主として図8の塗布処理部、現像処理部および洗浄乾燥処理部を示す基板処理装置の模式的側面図である。 主として図8の熱処理部および洗浄乾燥処理部を示す基板処理装置の模式的側面図である。 主として図8の搬送部を示す側面図である。 第2の実施の形態における処理が行われる基板の部分拡大縦断面図である。 第2の実施の形態における処理が行われる基板の部分拡大縦断面図である。 第2の実施の形態における処理が行われる基板の部分拡大縦断面図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る基板処理装置および基板処理方法について図面を用いて説明する。なお、以下の説明において、基板とは、半導体基板、液晶表示装置もしくは有機EL(Electro Luminescence)表示装置等のFPD(Flat Panel Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板または太陽電池用基板等をいう。
[1]第1の実施の形態
(1)基板処理装置
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置の模式的平面図である。図1に示すように、基板処理装置100は、インデクサブロック11および塗布ブロック12を備える。
インデクサブロック11は、複数のキャリア載置部111および搬送部112を含む。各キャリア載置部111には、複数の基板Wを多段に収納するキャリア113が載置される。搬送部112には、制御部114および搬送装置115が設けられる。制御部114は、基板処理装置100の種々の構成要素を制御する。搬送装置115は、基板Wを保持しつつその基板Wを搬送する。
塗布ブロック12は、塗布処理部121、搬送部122および熱処理部123を含む。塗布処理部121および熱処理部123は、搬送部122を挟んで対向するように設けられる。
図2は、主として図1の塗布処理部121を示す基板処理装置100の模式的側面図である。図2に示すように、塗布処理部121には、複数の塗布処理ユニット(スピンコータ)20が設けられる。各塗布処理ユニット20は、複数のスピンチャック21、複数のカップ22、複数の塗布ノズル23、移動機構24、複数のエッジリンスノズル25および複数のベベルリンスノズル26(後述する図6(b)参照)を備える。複数のカップ22は、複数のスピンチャック21にそれぞれ対応し、対応するスピンチャック21の周囲を覆うように設けられる。
塗布処理ユニット20においては、スピンチャック21が、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転する。この状態で、いずれかの塗布ノズル23が移動機構24により基板Wの上方に移動され、その塗布ノズル23から塗布液が吐出される。これにより、基板Wの被処理面上に塗布液が塗布され、基板Wの被処理面上に塗布液の膜(以下、塗布膜と呼ぶ。)が形成される。ここで、被処理面とは回路パターン等の各種パターンが形成される基板Wの面をいう。
複数の塗布ノズル23の各々は、当該塗布ノズル23に固有の種類の塗布液を吐出することが可能である。以下の説明において、複数の塗布ノズル23を区別する場合は、複数の塗布ノズル23をそれぞれ塗布ノズル23a,23b,23c…と呼ぶ。
また、いずれかのエッジリンスノズル25から基板Wの周縁部にリンス液が吐出される。基板Wの周縁部とは、基板Wの被処理面において基板Wの外周部に沿った一定幅の領域をいう。これにより、基板Wの周縁部に付着する塗布液が除去される。複数のエッジリンスノズル25の各々は、当該エッジリンスノズル25に固有の種類の除去液を吐出することが可能である。以下の説明において、複数のエッジリンスノズル25を区別する場合は、複数のエッジリンスノズル25をそれぞれエッジリンスノズル25a,25b,25c…と呼ぶ。
さらに、ベベルリンスノズル26から基板Wのベベル部にリンス液が吐出される。ベベル部とは、基板Wの被処理面の外周部から基板Wの最外周部に向かって傾斜する部分および基板Wの裏面の外周部から基板Wの最外周部に向かって傾斜する部分をいう。裏面とは、基板Wの被処理面と反対側の面をいう。これにより、基板Wのベベル部に付着する塗布液が除去される。
図3は、主として図1の熱処理部123を示す基板処理装置100の模式的側面図である。図3に示すように、熱処理部123は、上段熱処理部101および下段熱処理部102を有する。上段熱処理部101および下段熱処理部102の各々には、複数の加熱ユニットPHP、複数の冷却ユニットCPおよびエッジ露光部40が設けられる。加熱ユニットPHPにおいては、基板Wの加熱処理が行われる。冷却ユニットCPにおいては、基板Wの冷却処理が行われる。
エッジ露光部40は、スピンチャック41および光源42を備える。光源42は、例えば高圧水銀灯を含み、365nmのピーク波長を有する光(i線)を露光光として出射する。エッジ露光部40においては、スピンチャック41が基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転する。この状態で、光源42から基板Wの周縁部の一定幅の領域にi線が照射される。これにより、基板W上の周縁部における一定幅の領域に露光処理(エッジ露光処理)が行われる。
図4は、主として図1の搬送部122を示す側面図である。図4に示すように、搬送部122は、上段搬送室125および下段搬送室126を有する。上段搬送室125には搬送装置(搬送ロボット)127が設けられ、下段搬送室126には搬送装置128が設けられる。搬送装置127,128の各々は、基板Wを保持しつつその基板Wを搬送する。搬送部112と上段搬送室125との間に、基板載置部P1,P2が設けられ、搬送部112と下段搬送室126との間に、基板載置部P3,P4が設けられる。
(2)基板処理
図5〜図7は、処理が行われる基板Wの部分拡大縦断面図である。図5(a)は、例えばシリコンにより形成された未処理の基板Wを示す。図5(a)の基板Wは、図1のインデクサブロック11から塗布ブロック12の熱処理部123に搬送され、冷却ユニットCPにより基板Wに冷却処理が行われる。
冷却処理の後、基板Wは、図1の塗布処理部121のいずれかの塗布処理ユニット20に搬送され、スピンチャック21により保持および回転される。この状態で、図5(b)に示すように、塗布ノズル23aにより塗布液が基板Wの被処理面の略中央部に吐出される。これにより、基板Wの被処理面に下層膜F1が塗布膜として形成される。
また、図5(c)に示すように、エッジリンスノズル25aにより基板Wの周縁部にリンス液が吐出される。これにより、エッジリンス処理が行われ、基板Wの周縁部に付着する塗布液が除去される。図5(c)のリンス液としては、例えば有機溶媒であってもよいし、純水または水溶液であってもよい。エッジリンス処理の後、基板Wは、熱処理部123に搬送され、図1の加熱ユニットPHPまたは冷却ユニットCPにより基板Wに所定の熱処理(冷却処理を含む。)が行われる。
本実施の形態においては、下層膜F1は、無機性の塗布膜と有機性の塗布膜とが交互に積層された構成を有する。この場合、塗布処理部121において基板Wに一の塗布膜が形成され、エッジリンス処理が行われるごとに、熱処理部123において基板Wに熱処理が行われる。図5(d)の例では、下層膜F1は、塗布膜Fa,Fb,Fcがこの順で基板W上に積層された構成を有する。
塗布膜Faは、例えばシリコン窒化膜、シリコン酸化膜またはポリシリコン膜であり、本実施の形態における基板処理の終了後、図示しない外部のエッチング装置によりエッチングされる対象となる膜である。塗布膜Fbは、例えばSOC(Spin On Carbon)膜である。塗布膜Fcは、例えばSOG(Spin On Glass)膜またはSiARC(Si-rich Anti Reflective Coating)膜である。塗布膜Fb,Fcは、塗布膜Faのエッチングのためのマスクとして用いられる。
本実施の形態においては、下層膜F1は塗布膜Fa〜Fcを含むが、本発明はこれに限定されない。塗布膜Fcは塗布膜Faのエッチングレートを増幅させるために用いられる。そのため、十分に大きいエッチングレートで塗布膜Faをエッチングすることが可能な場合には、下層膜F1は塗布膜Fa,Fbを含み、塗布膜Fcを含まなくてもよい。あるいは、下層膜F1は、塗布膜Faを含み、塗布膜Fb,Fcを含まなくてもよい。
その後、基板Wは、塗布処理部121のいずれかの塗布処理ユニット20に搬送され、スピンチャック21により保持および回転される。この状態で、図6(a)に示すように、塗布ノズル23bにより感光性のフォトレジスト液が塗布液として基板Wの被処理面の略中央部に吐出される。これにより、下層膜F1を覆うように基板Wの被処理面に感光性レジスト膜F2が塗布膜として形成される。感光性レジスト膜F2は、例えばi線により感光するi線レジスト膜である。
また、図6(b)に示すように、ベベルリンスノズル26により基板Wのベベル部にリンス液が吐出される。これにより、ベベルリンス処理が行われ、基板Wのベベル部に付着するフォトレジスト液が除去される。図6(b)のリンス液は、図5(c)と同じリンス液であってもよい。
ベベルリンス処理の後、基板Wは、熱処理部123に搬送され、加熱ユニットPHPまたは冷却ユニットCPにより基板Wに所定の熱処理が行われる。熱処理後、基板Wは、図3のエッジ露光部40において、スピンチャック41により保持および回転される。この状態で、図6(c)に示すように、光源42から基板Wの周縁部の一定幅の領域に露光光が照射される。これにより、基板W上の周縁部における感光性レジスト膜F2の一定幅の領域にエッジ露光処理が行われる。エッジ露光処理の後、冷却ユニットCPにより基板Wに冷却処理が行われる。
なお、本実施の形態においては、感光性レジスト膜F2はi線レジスト膜であるが、本発明はこれに限定されない。感光性レジスト膜F2は、他の感光性レジスト膜であってもよい。例えば、感光性レジスト膜F2は、248nmのピーク波長を有する光により感光するKrF(フッ化クリプトン)レジスト膜であってもよい。この場合、光源42は、KrFエキシマレーザを含む。あるいは、感光性レジスト膜F2は、193nmのピーク波長を有する光により感光するArF(フッ化アルゴン)レジスト膜であってもよい。この場合、光源42は、ArFエキシマレーザを含む。
その後、基板Wは、塗布処理部121のいずれかの塗布処理ユニット20に搬送され、スピンチャック21により保持および回転される。この状態で、図7(a)に示すように、EUV(Extreme Ultra Violet;超紫外線)を効率よく吸収するための金属成分または金属酸化物等の金属成分が組成物として含有された金属含有レジスト液が塗布液として塗布ノズル23cにより基板Wの被処理面の略中央部に吐出される。EUVの波長は、13nm以上14nm以下である。金属成分は、例えばSn(スズ)、HfO(酸化ハフニウム)またはZrO(二酸化ジルコニウム)を含む。これにより、感光性レジスト膜F2を覆うように基板Wの被処理面に金属含有レジスト膜F4が塗布膜として形成される。
また、図7(b)に示すように、エッジリンスノズル25bにより基板Wの周縁部にリンス液が吐出される。図7(b)のリンス液としては、金属含有レジスト膜F4を溶かしかつ感光性レジスト膜F2を溶かさない液が用いられる。具体的には、リンス液として、例えばMIBC(methyl isobutyl carbinol:メチルイソブチルカルビノール)またはMIBK(methyl isobutyl ketone:メチルイソブチルケトン)等の溶解性が低い有機溶媒が用いられる。これにより、エッジリンス処理が行われ、基板Wの周縁部に付着する金属含有レジスト液が除去される。
さらに、図7(c)に示すように、エッジリンスノズル25cにより基板Wの周縁部にリンス液が吐出される。図7(c)のリンス液としては、感光性レジスト膜F2を溶かしかつ金属含有レジスト膜F4を溶かさない液が用いられる。具体的には、リンス液として、例えばTMAH(tetra methyl ammonium hydroxide:水酸化テトラメチルアンモニウム)またはKOH(potassium hydroxide:水酸化カリウム)を含むアルカリ性水溶液等の現像液が用いられる。これにより、エッジリンス処理が行われ、基板Wの周縁部に残存する感光性レジスト膜F2がポジティブトーン現像により除去される。
上記の2段階のエッジリンス処理の後、基板Wは、熱処理部123に搬送され、加熱ユニットPHPまたは冷却ユニットCPにより基板Wに所定の熱処理が行われる。その後、基板Wは、塗布ブロック12からインデクサブロック11に搬送され、基板処理が終了する。
(3)基板処理装置の動作
図1〜図7を参照しながら基板処理装置100の動作を説明する。なお、以下の説明では、図2の塗布処理部121に積層された複数の塗布処理ユニット20のうち、上部に配置された半数の塗布処理ユニット20を上段の塗布処理ユニット20と呼ぶ。一方、下部に配置された残り半数の塗布処理ユニット20を下段の塗布処理ユニット20と呼ぶ。
インデクサブロック11のキャリア載置部111(図1)に、未処理の基板Wが収容されたキャリア113が載置される。搬送装置115は、キャリア113から基板載置部P1,P3(図4)に未処理の基板Wを搬送する。また、搬送装置115は、基板載置部P2,P4(図4)に載置された処理済の基板Wをキャリア113に搬送する。
塗布ブロック12において、搬送装置127は、基板載置部P1に載置された基板Wを上段熱処理部101(図3)の冷却ユニットCPおよび塗布処理部121(図2)の上段のいずれかの塗布処理ユニット20に順に搬送する。この場合、冷却ユニットCPにおいて、下層膜F1の形成に適した温度に基板Wが冷却される。また、塗布処理ユニット20において、図5(b)に示すように基板W上に下層膜F1が形成され、図5(c)に示すように基板Wにエッジリンス処理が行われる。
次に、搬送装置127は、塗布処理ユニット20により下層膜F1が形成された基板Wを上段熱処理部101の加熱ユニットPHPおよび冷却ユニットCPに順に搬送する。この場合、加熱ユニットPHPにおいて、基板Wが150℃〜400℃に加熱された後、冷却ユニットCPにおいて冷却される。図5(d)に示すように下層膜F1が複数の塗布膜Fa〜Fcを含む場合には、搬送装置127は、塗布処理ユニット20と、加熱ユニットPHPおよび冷却ユニットCPとの間で上記の基板Wの搬送を繰り返す。
その後、搬送装置127は、基板Wを塗布処理部121の上段のいずれかの塗布処理ユニット20、上段熱処理部101の加熱ユニットPHP、冷却ユニットCP、エッジ露光部40および冷却ユニットCPに順に搬送する。この場合、塗布処理ユニット20において、図6(a)に示すように基板W上に感光性レジスト膜F2が形成され、図6(b)に示すように基板Wにベベルリンス処理が行われる。また、加熱ユニットPHPにおいて、基板Wが90℃〜130℃に加熱された後、冷却ユニットCPにおいて冷却される。次に、エッジ露光部40において、図6(c)に示すように基板Wにエッジ露光処理が行われ、冷却ユニットCPにおいて基板Wが冷却される。
その後、搬送装置127は、基板Wを塗布処理部121の上段のいずれかの塗布処理ユニット20、上段熱処理部101の加熱ユニットPHPおよび冷却ユニットCPに順に搬送する。この場合、塗布処理ユニット20において、図7(a)に示すように基板W上に金属含有レジスト膜F4が形成された後、図7(b)および図7(c)に示すように基板Wに2段階のエッジリンス処理が行われる。また、加熱ユニットPHPにおいて、基板Wが90℃〜200℃に加熱された後、冷却ユニットCPにおいて冷却される。最後に、搬送装置127は、冷却後の基板Wを基板載置部P2に搬送する。
搬送装置128は、基板載置部P3に載置された基板Wを下段熱処理部102(図3)の冷却ユニットCPおよび塗布処理部121(図2)の下段のいずれかの塗布処理ユニット20に順に搬送する。次に、搬送装置128は、基板Wを下段熱処理部102の加熱ユニットPHPおよび冷却ユニットCPに順に搬送する。下層膜F1が複数の塗布膜を含む場合には、搬送装置128は、塗布処理ユニット20と、加熱ユニットPHPおよび冷却ユニットCPとの間で上記の基板Wの搬送を繰り返す。
続いて、搬送装置128は、基板Wを塗布処理部121の下段のいずれかの塗布処理ユニット20、下段熱処理部102のエッジ露光部40、加熱ユニットPHPおよび冷却ユニットCPに順に搬送する。その後、搬送装置128は、基板Wを塗布処理部121の下段のいずれかの塗布処理ユニット20、下段熱処理部102の加熱ユニットPHP、冷却ユニットCPおよび基板載置部P2に順に搬送する。下段の塗布処理ユニット20および下段熱処理部102における基板Wの処理内容は、上段の塗布処理ユニット20および上段熱処理部101における基板Wの処理内容とそれぞれ同様である。
(4)効果
本実施の形態に係る基板処理装置100においては、感光性レジスト膜F2は、基板Wの周縁部のみでなく下層膜F1を覆うように基板Wの被処理面の全面に形成される。したがって、金属含有レジスト膜F4は、基板Wの周縁部近傍で盛り上がることなく感光性レジスト膜F2上に均一な厚みで形成される。また、金属含有レジスト膜F4の外周部が除去された際に、感光性レジスト膜F2の外周部に金属含有レジスト膜F4の金属成分が残存した場合でも、当該金属成分が感光性レジスト膜F2の外周部ごと除去される。
そのため、搬送装置115,127,128が基板Wの周縁部を保持した場合でも、搬送装置115,127,128に金属成分が付着しない。これにより、金属汚染の発生を防止しつつ基板W上に均一な膜厚を有する金属含有レジスト膜F4を形成することができる。その結果、基板Wの周縁部近傍の金属含有レジスト膜F4の領域を有効に利用することができ、歩留まりが低下することを防止することができる。
[2]第2の実施の形態
(1)基板処理装置
第2の実施の形態に係る基板処理装置について、第1の実施の形態に係る基板処理装置100と異なる点を説明する。図8は、本発明の第2の実施の形態に係る基板処理装置の模式的平面図である。図8に示すように、基板処理装置100は、インデクサブロック11および塗布ブロック12に加えて、現像ブロック13、洗浄乾燥処理ブロック14Aおよび搬入搬出ブロック14Bをさらに備える。洗浄乾燥処理ブロック14Aおよび搬入搬出ブロック14Bにより、インターフェイスブロック14が構成される。EUVにより基板Wに露光処理を行う露光装置15が搬入搬出ブロック14Bに隣接するように配置される。
現像ブロック13は、現像処理部131、搬送部132および熱処理部133を含む。現像処理部131および熱処理部133は、搬送部132を挟んで対向するように設けられる。洗浄乾燥処理ブロック14Aは、洗浄乾燥処理部161,162および搬送部163を含む。洗浄乾燥処理部161,162は、搬送部163を挟んで対向するように設けられる。搬送部163には、搬送装置141,142が設けられる。搬入搬出ブロック14Bには、搬送装置143が設けられる。搬送装置143は、露光装置15に対する基板Wの搬入および搬出を行う。
図9は、主として図8の塗布処理部121、現像処理部131および洗浄乾燥処理部161を示す基板処理装置100の模式的側面図である。図9に示すように、現像処理部131には、複数の現像処理ユニット(スピンデベロッパ)30が設けられる。各現像処理ユニット30は、塗布処理ユニット20と同様に、複数のスピンチャック31および複数のカップ32を備える。また、各現像処理ユニット30は、現像液を吐出する複数の現像ノズル33、各現像ノズル33を一方向に移動させる移動機構34およびエッジリンスノズル35を備える。
現像処理ユニット30においては、スピンチャック31が、基板Wを水平姿勢で吸着保持して回転する。この状態で、移動機構34により各現像ノズル33が一方向に移動しつつ各基板Wに現像液を供給する。これにより、基板Wの現像処理が行われる。また、エッジリンスノズル35から現像処理後の基板Wの周縁部にリンス液が吐出される。
洗浄乾燥処理部161には、複数の洗浄乾燥処理ユニットSD1が設けられる。洗浄乾燥処理ユニットSD1においては、露光処理前の基板Wの洗浄および乾燥処理が行われる。
図10は、主として図8の熱処理部123,133および洗浄乾燥処理部162を示す基板処理装置100の模式的側面図である。図10に示すように、本実施の形態においては、熱処理部123の上段熱処理部101および下段熱処理部102の各々には、2つのエッジ露光部40が設けられる。以下の説明では、一方のエッジ露光部40をエッジ露光部40aと呼び、他方のエッジ露光部40をエッジ露光部40bと呼ぶ。
エッジ露光部40aとエッジ露光部40bとは、光源42が異なる点を除き、同一の構成を有する。本実施の形態においては、エッジ露光部40aの光源42は、例えば高圧水銀灯を含み、365nmのピーク波長を有する光(i線)を露光光として出射する。エッジ露光部40bの光源42は、例えばKrFエキシマレーザを含み、248nmのピーク波長を有する光を露光光として出射する。
熱処理部133は、上段熱処理部103および下段熱処理部104を有する。上段熱処理部103および下段熱処理部104には、複数の加熱ユニットPHPおよび冷却ユニットCPが設けられる。上段熱処理部103および下段熱処理部104において、洗浄乾燥処理ブロック14Aに隣り合うように設けられる加熱ユニットPHPは、洗浄乾燥処理ブロック14Aからの基板Wの搬入が可能に構成される。
洗浄乾燥処理部162には、複数の洗浄乾燥処理ユニットSD2が設けられる。洗浄乾燥処理ユニットSD2においては、露光処理前の基板Wの洗浄および乾燥処理が行われる。
図11は、主として図8の搬送部122,132,163を示す側面図である。図11に示すように、搬送部132は、上段搬送室135および下段搬送室136を有する。また、上段搬送室135には搬送装置137が設けられ、下段搬送室136には搬送装置138が設けられる。搬送装置137,138の各々は、基板Wを保持しつつその基板Wを搬送する。
上段搬送室125と上段搬送室135との間に、基板載置部P5,P6が設けられ、下段搬送室126と下段搬送室136との間に、基板載置部P7,P8が設けられる。上段搬送室135と搬送部163との間に、載置兼バッファ部PB1が設けられ、下段搬送室136と搬送部163との間には載置兼バッファ部PB2が設けられる。搬送部163において搬入搬出ブロック14Bと隣接するように、基板載置部P9および複数の載置兼冷却部PCPが設けられる。
(2)基板処理
図12〜図14は、第2の実施の形態における処理が行われる基板Wの部分拡大縦断面図である。本実施の形態においては、基板Wに第1の実施の形態における図5(a)〜図6(b)の処理と同様の処理が行われる。なお、本実施の形態においては、図6(a)の処理で、感光性の第1のフォトレジスト液が塗布液として用いられる。これにより、基板Wの被処理面に感光性レジスト膜F2が形成される。感光性レジスト膜F2は、例えば248nmのピーク波長を有する光により感光するKrFレジスト膜である。
また、図6(b)の処理の後、基板Wは、塗布処理部121のいずれかの塗布処理ユニット20に搬送され、スピンチャック21により保持および回転される。この状態で、図12(a)に示すように、塗布ノズル23dにより感光性の第2のフォトレジスト液が塗布液として基板Wの被処理面の略中央部に吐出される。これにより、感光性レジスト膜F2を覆うように基板Wの被処理面に感光性レジスト膜F3が塗布膜として形成される。感光性レジスト膜F3は、例えば365nmのピーク波長を有する光により感光するi線レジスト膜である。
本実施の形態においては、感光性レジスト膜F2はKrFレジスト膜であり、感光性レジスト膜F3はi線レジスト膜であるが、本発明はこれに限定されない。感光性レジスト膜F2,F3は、他のレジスト膜であってもよく、互いに異なる感光波長分布を有すればよい。したがって、感光性レジスト膜F2は、例えばi線レジスト膜、フッ化クリプトンレジスト膜およびフッ化アルゴンレジスト膜のうちいずれかのレジスト膜であり、感光性レジスト膜F3は、他のレジスト膜であってもよい。
また、図12(b)に示すように、ベベルリンスノズル26により基板Wのベベル部にリンス液が吐出される。これにより、ベベルリンス処理が行われ、基板Wのベベル部に付着する第2のフォトレジスト液が除去される。図12(b)のリンス液は、図6(b)と同じリンス液であってもよい。ベベルリンス処理の後、加熱ユニットPHPまたは冷却ユニットCPにより基板Wに所定の熱処理が行われる。
ベベルリンス処理の後、基板Wは、図8の熱処理部123に搬送され、加熱ユニットPHPまたは冷却ユニットCPにより基板Wに所定の熱処理が行われる。熱処理後、基板Wは、図10のエッジ露光部40aにおいて、スピンチャック41により保持および回転される。この状態で、図12(c)に示すように、光源42から基板Wの周縁部の一定幅の領域に露光光が照射される。これにより、基板W上の周縁部における感光性レジスト膜F3の一定幅の領域にエッジ露光処理が行われる。エッジ露光処理の後、冷却ユニットCPにより基板Wに冷却処理が行われる。
その後、基板Wは、塗布処理部121のいずれかの塗布処理ユニット20に搬送され、スピンチャック21により保持および回転される。この状態で、図13(a)に示すように、金属含有レジスト液が塗布液として塗布ノズル23cにより基板Wの被処理面の略中央部に吐出される。これにより、感光性レジスト膜F3を覆うように基板Wの被処理面に金属含有レジスト膜F4が塗布膜として形成される。
また、図13(b)に示すように、エッジリンスノズル25bにより基板Wの周縁部にリンス液が吐出される。図13(b)のリンス液としては、金属含有レジスト膜F4を溶かしかつ感光性レジスト膜F2,F3を溶かさない液が用いられる。具体的には、リンス液として、例えばMIBCまたはMIBK等の溶解性が低い有機溶媒が用いられる。これにより、エッジリンス処理が行われ、基板Wの周縁部に付着する金属含有レジスト液が除去される。
さらに、図13(c)に示すように、エッジリンスノズル25cにより基板Wの周縁部にリンス液が吐出される。図13(c)のリンス液としては、感光性レジスト膜F3を溶かしかつ金属含有レジスト膜F4を溶かさない液が用いられる。具体的には、リンス液として、例えばTMAHまたはKOHを含むアルカリ性水溶液等の現像液が用いられる。これにより、エッジリンス処理が行われ、基板Wの周縁部に残存する感光性レジスト膜F3がポジティブトーン現像により除去される。
上記の2段階のエッジリンス処理の後、基板Wは、熱処理部123に搬送され、加熱ユニットPHPまたは冷却ユニットCPにより基板Wに所定の熱処理が行われる。その後、基板Wは、図10のエッジ露光部40bに搬送され、スピンチャック41により保持および回転される。この状態で、図14(a)に示すように、光源42から基板Wの周縁部の一定幅の領域に露光光が照射される。これにより、基板W上の周縁部における感光性レジスト膜F2の一定幅の領域にエッジ露光処理が行われる。エッジ露光処理の後、冷却ユニットCPにより基板Wに冷却処理が行われる。
その後、基板Wは図8の露光装置15に搬送され、基板Wに露光処理が行われる。これにより、金属含有レジスト膜F4が所定のパターンに露光される。露光装置15による露光処理の後、基板Wは熱処理部133に搬送され、加熱ユニットPHPまたは冷却ユニットCPにより基板Wに露光後ベーク(PEB)処理を含む所定の熱処理が行われる。
PEB処理の後、基板Wは図9の現像処理部131に搬送され、スピンチャック31により保持および回転される。この状態で、図14(b)に示すように、現像ノズル33から現像液が基板Wの被処理面に吐出される。現像液としては、金属含有レジスト膜F4を溶かしかつ感光性レジスト膜F2,F3を溶かさない液が用いられる。具体的には、現像液として、例えばnBA(酢酸n−ブチル:n-butyl acetate)または2−ヘプタノン(2-Heptanone)を含む有機溶媒等の現像液が用いられる。これにより、ネガティブトーン現像処理が行われ、金属含有レジスト膜F4が所定のパターンに形成される。
現像処理の後、基板Wは、図14(c)に示すように、スピンチャック31により回転される基板Wの周縁部にエッジリンスノズル35によりリンス液が吐出される。図14(c)のリンス液としては、感光性レジスト膜F2を溶かしかつ金属含有レジスト膜F4を溶かさない液が用いられる。具体的には、リンス液として、例えばTMAHまたはKOHを含むアルカリ性水溶液等の現像液が用いられる。これにより、エッジリンス処理が行われ、基板Wの周縁部に残存する感光性レジスト膜F2がポジティブトーン現像により除去される。その後、基板Wは、現像ブロック13からインデクサブロック11に搬送され、基板処理が終了する。
(3)基板処理装置の動作
図8〜図14を参照しながら基板処理装置100の動作を説明する。なお、以下の説明では、図9の現像処理部131に積層された複数の現像処理ユニット30のうち、上部に配置された半数の現像処理ユニット30を上段の現像処理ユニット30と呼ぶ。一方、下部に配置された残り半数の現像処理ユニット30を下段の現像処理ユニット30と呼ぶ。
インデクサブロック11の各部の動作は、第1の実施の形態におけるインデクサブロック11の各部の動作とそれぞれ同様である。また、基板Wに図5(a)〜図6(b)の処理が行われた後、所定の熱処理が行われるまでの塗布ブロック12の各部の動作は、第1の実施の形態における塗布ブロック12の各部の動作とそれぞれ同様である。
その後、塗布ブロック12において、搬送装置127は、基板Wを塗布処理部121の上段のいずれかの塗布処理ユニット20、上段熱処理部101の加熱ユニットPHPおよび冷却ユニットCPに順に搬送する。この場合、塗布処理ユニット20において、図12(a)に示すように基板W上に感光性レジスト膜F3が形成され、図12(b)に示すように基板Wにベベルリンス処理が行われる。また、加熱ユニットPHPにおいて、基板Wが90℃〜130℃に加熱された後、冷却ユニットCPにおいて冷却される。
その後、搬送装置127は、基板Wを上段熱処理部101のエッジ露光部40aおよび冷却ユニットCPに順に搬送する。この場合、エッジ露光部40aにおいて、図12(c)に示すように基板Wにエッジ露光処理が行われ、冷却ユニットCPにおいて基板Wが冷却される。
その後、搬送装置127は、基板Wを塗布処理部121の上段のいずれかの塗布処理ユニット20、上段熱処理部101の加熱ユニットPHPおよび冷却ユニットCPに順に搬送する。この場合、塗布処理ユニット20において、図13(a)に示すように基板W上に金属含有レジスト膜F4が形成された後、図13(b)および図13(c)に示すように基板Wに2段階のエッジリンス処理が行われる。また、加熱ユニットPHPにおいて、基板Wが90℃〜200℃に加熱された後、冷却ユニットCPにおいて冷却される。
その後、搬送装置127は、基板Wを上段熱処理部101のエッジ露光部40bおよび冷却ユニットCPに順に搬送する。この場合、エッジ露光部40bにおいて、図14(a)に示すように基板Wにエッジ露光処理が行われ、冷却ユニットCPにおいて基板Wが冷却される。最後に、搬送装置127は、冷却後の基板Wを基板載置部P5(図11)に搬送する。また、搬送装置127は、基板載置部P6(図11)に載置された現像処理後の基板Wを基板載置部P2(図11)に搬送する。
同様に、基板Wに図5(a)〜図6(b)の処理が行われた後、搬送装置128(図11)は、基板Wを塗布処理部121の下段のいずれかの塗布処理ユニット20、下段熱処理部102(図10)の加熱ユニットPHPおよび冷却ユニットCPに順に搬送する。次に、搬送装置128は、基板Wを塗布処理部121の下段のいずれかの塗布処理ユニット20、下段熱処理部102の加熱ユニットPHPおよび冷却ユニットCPに順に搬送する。
続いて、搬送装置128は、基板Wを下段熱処理部102のエッジ露光部40a、冷却ユニットCP、塗布処理部121の下段のいずれかの塗布処理ユニット20、下段熱処理部102の加熱ユニットPHPおよび冷却ユニットCPに順に搬送する。その後、搬送装置128は、基板Wを下段熱処理部102のエッジ露光部40b、冷却ユニットCPおよび基板載置部P7(図11)に順に搬送する。また、搬送装置128は、基板載置部P8(図11)に載置された現像処理後の基板Wを基板載置部P4(図11)に搬送する。
現像ブロック13において、搬送装置137(図11)は、基板載置部P5に載置された基板Wを載置兼バッファ部PB1(図11)に搬送する。
ここで、洗浄乾燥処理ブロック14Aに隣接する上段熱処理部103(図10)の加熱ユニットPHPには、露光装置15による露光処理後でかつ熱処理(PEB処理)後の基板Wが載置されている。搬送装置137は、加熱ユニットPHPに載置された基板Wを冷却ユニットCPおよび上段のいずれかの現像処理ユニット30(図9)に順に搬送する。この場合、冷却ユニットCPにおいて、基板Wが現像処理に適した温度に冷却される。また、現像処理ユニット30において、図14(b)に示すように基板Wに現像処理が行われ、図14(c)に示すように基板Wにエッジリンス処理が行われる。最後に、搬送装置137は、現像およびエッジリンス処理後の基板Wを基板載置部P6に搬送する。
同様に、搬送装置138(図11)は、基板載置部P7に載置された基板Wを載置兼バッファ部PB2(図11)に搬送する。また、搬送装置138は、洗浄乾燥処理ブロック14Aに隣接する下段熱処理部104(図10)の加熱ユニットPHPに載置された露光処理後でかつ熱処理(PEB処理)後の基板Wを冷却ユニットCP、下段のいずれかの現像処理ユニット30(図9)および基板載置部P8に順に搬送する。下段の現像処理ユニット30および下段熱処理部104における基板Wの処理内容は、上段の現像処理ユニット30および上段熱処理部103における基板Wの処理内容とそれぞれ同様である。
洗浄乾燥処理ブロック14Aにおいて、搬送装置141(図8)は、載置兼バッファ部PB1,PB2(図11)に載置された基板Wを洗浄乾燥処理部161の洗浄乾燥処理ユニットSD1(図9)に搬送する。続いて、搬送装置141は、基板Wを洗浄乾燥処理ユニットSD1から載置兼冷却部PCP(図11)に搬送する。この場合、洗浄乾燥処理ユニットSD1において、基板Wの洗浄および乾燥処理が行われた後、載置兼冷却部PCPにおいて、露光装置15(図8)における露光処理に適した温度に基板Wが冷却される。
搬送装置142(図8)は、基板載置部P9に載置された露光処理後の基板Wを洗浄乾燥処理部162の洗浄乾燥処理ユニットSD2(図10)に搬送する。また、搬送装置142は、洗浄および乾燥処理後の基板Wを洗浄乾燥処理ユニットSD2から上段熱処理部103の加熱ユニットPHPまたは下段熱処理部104の加熱ユニットPHPに搬送する。この加熱ユニットPHPにおいては、基板Wが100℃〜200℃に加熱されることにより基板WにPEB処理が行われる。
搬入搬出ブロック14Bにおいて、搬送装置143(図8)は、載置兼冷却部PCPに載置された露光処理前の基板Wを露光装置15に搬送する。また、搬送装置143は、露光装置15から露光処理後の基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部P9に搬送する。
(4)効果
本実施の形態に係る基板処理装置100においては、感光性レジスト膜F2は基板Wの周縁部のみでなく下層膜F1を覆うように基板Wの被処理面の全面に形成され、感光性レジスト膜F3は感光性レジスト膜F2上に形成される。したがって、金属含有レジスト膜F4は、基板Wの周縁部近傍で盛り上がることなく感光性レジスト膜F3上に均一な厚みで形成される。
また、金属含有レジスト膜F4の外周部が除去された際に、感光性レジスト膜F3の外周部に金属含有レジスト膜F4の金属成分が残存した場合でも、当該金属成分が感光性レジスト膜F3の外周部ごと除去される。さらに、金属含有レジスト膜F4が現像された際に、感光性レジスト膜F2の外周部に金属含有レジスト膜F4の金属成分が残存した場合でも、当該金属成分が感光性レジスト膜F2の外周部ごと除去される。
そのため、搬送装置115,127,128,137,138,141〜143が基板Wの周縁部を保持した場合でも、搬送装置115,127,128,137,138,141〜143に金属成分が付着しない。これにより、金属汚染の発生を防止しつつ基板W上に均一な膜厚を有する金属含有レジスト膜F4を形成することができる。その結果、基板Wの周縁部近傍の金属含有レジスト膜F4の領域を有効に利用することができ、歩留まりが低下することを防止することができる。
[3]他の実施の形態
(1)上記実施の形態において、未処理の基板Wが基板処理装置100に搬入され、基板処理装置100により基板Wの被処理面に下層膜F1が形成されるが、本発明はこれに限定されない。他の装置により被処理面に下層膜F1が形成された基板Wが基板処理装置100に搬入されてもよい。この場合、基板処理装置100により下層膜F1が形成されない。そのため、塗布処理ユニット20は、下層膜F1を形成するための塗布ノズル23aを含まなくてもよい。
(2)上記実施の形態において、基板処理が他の順序で行われてもよい。例えば、第1の実施の形態において、図6(c)のエッジ露光処理が、図7(b)のエッジリンス処理と図7(c)のエッジリンス処理との間に行われてもよい。第2の実施の形態において、図12(c)のエッジ露光処理が、図13(a)のエッジリンス処理と図13(b)のエッジリンス処理との間に行われてもよい。
(3)上記実施の形態において、塗布処理ユニット20は複数の塗布ノズル23を含むが、本発明はこれに限定されない。塗布処理ユニット20は単一の塗布ノズル23を含み、当該塗布ノズル23が複数の種類の塗布液を吐出可能に構成されてもよい。
同様に、上記実施の形態において、塗布処理ユニット20は複数のエッジリンスノズル25を含むが、本発明はこれに限定されない。塗布処理ユニット20は単一のエッジリンスノズル25を含み、当該エッジリンスノズル25が複数の種類のリンス液を吐出可能に構成されてもよい。
(4)上記実施の形態においては、塗布ブロック12で異なる種類の処理液(例えば有機溶媒および水溶液)がリンス液として用いられる。そのため、有機溶媒を含むリンス液と水溶液を含むリンス液とを分離して回収するための機構が塗布ブロック12に設けられてもよい。
同様に、第2の実施の形態においては、現像ブロック13で異なる種類の処理液が現像液およびリンス液として用いられる。そのため、現像液とリンス液とを分離して回収するための機構が現像ブロック13に設けられてもよい。これらの場合、処理液の廃棄コストを低減することができる。
[4]請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
上記の実施の形態では、下層膜F1が被処理膜の例であり、感光性レジスト膜F2が感光性塗布膜または第1の感光性塗布膜の例であり、感光性レジスト膜F3が第2の感光性塗布膜の例であり、金属含有レジスト膜F4が金属含有塗布液の例である。塗布ノズル23bが感光性塗布液供給部または第1の感光性塗布液供給部の例であり、塗布ノズル23cが金属含有塗布液供給部の例であり、塗布ノズル23dが第2の感光性塗布液供給部の例である。
エッジ露光部40がエッジ露光部の例であり、エッジ露光部40a,40bがそれぞれ第1および第2のエッジ露光部の例であり、エッジリンスノズル25b,25c,35がそれぞれ第1〜第3の除去液供給部の例である。基板処理装置100が基板処理装置の例であり、露光装置15が露光装置の例であり、現像ノズル33が現像液供給部の例である。
11…インデクサブロック,12…塗布ブロック,13…現像ブロック,14…インターフェイスブロック,14A…洗浄乾燥処理ブロック,14B…搬入搬出ブロック,15…露光装置,20…塗布処理ユニット,21,31,41…スピンチャック,22,32…カップ,23,23a〜23d…塗布ノズル,24,34…移動機構,25,25a〜25c,35…エッジリンスノズル,26…ベベルリンスノズル,30…現像処理ユニット,33…現像ノズル,35…現像ノズル,40,40a,40b…エッジ露光部,42…光源,100…基板処理装置,101,103…上段熱処理部,102,104…下段熱処理部,111…キャリア載置部,112…搬送部,113…キャリア,114…制御部,115,141〜143…搬送装置,121…塗布処理部,122,132,163…搬送部,123,133…熱処理部,125,135…上段搬送室,126,136…下段搬送室,127,137…搬送装置,128,138…搬送装置,131…現像処理部,161,162…洗浄乾燥処理部,CP…冷却ユニット,F1…下層膜,F2…感光性レジスト膜,F4…金属含有レジスト膜,Fa〜Fc…塗布膜,P1〜P9…基板載置部,PB1,PB2…載置兼バッファ部,PCP…載置兼冷却部,PHP…加熱ユニット,SD1,SD2…洗浄乾燥処理ユニット,W…基板

Claims (14)

  1. 被処理膜が形成された被処理面を有する基板に感光性塗布液を供給することにより前記被処理膜を覆うように基板の被処理面に感光性塗布膜を形成する感光性塗布液供給部と、
    基板の被処理面の周縁部上に重なる前記感光性塗布膜の外周部を露光するエッジ露光部と、
    前記感光性塗布膜上に金属を含有する塗布液を金属含有塗布液として供給することにより前記感光性塗布膜上に金属含有塗布膜を形成する金属含有塗布液供給部と、
    基板の被処理面の周縁部に重なる前記金属含有塗布膜の外周部が除去されるように前記金属含有塗布膜に第1の除去液を供給する第1の除去液供給部と、
    前記金属含有塗布膜の外周部が除去された後に、前記感光性塗布膜の露光された外周部が除去されるように前記感光性塗布膜に第2の除去液を供給する第2の除去液供給部とを備える、基板処理装置。
  2. 前記第1の除去液は、前記金属含有塗布膜を溶かしかつ前記感光性塗布膜を溶かさない液であり、
    前記第2の除去液は、前記感光性塗布膜を溶かしかつ前記金属含有塗布膜を溶かさない液である、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記第1の除去液は有機溶媒を含み、
    前記第2の除去液はポジティブトーン現像を行う現像液を含む、請求項2記載の基板処理装置。
  4. 基板を露光する露光装置を用いた基板処理装置であって、
    被処理膜が形成された被処理面を有する基板に第1の感光性塗布液を供給することにより前記被処理膜を覆うように基板の被処理面に第1の感光性塗布膜を形成する第1の感光性塗布液供給部と、
    前記第1の感光性塗布液とは感光波長分布が異なる第2の感光性塗布液を前記第1の感光性塗布膜上に供給することにより前記第1の感光性塗布膜上に第2の感光性塗布膜を形成する第2の感光性塗布液供給部と、
    基板の被処理面の周縁部上に重なる前記第2の感光性塗布膜の外周部を露光する第1のエッジ露光部と、
    前記第2の感光性塗布膜上に金属を含有する塗布液を金属含有塗布液として供給することにより前記第2の感光性塗布膜上に金属含有塗布膜を形成する金属含有塗布液供給部と、
    基板の被処理面の周縁部に重なる前記金属含有塗布膜の外周部が除去されるように前記金属含有塗布膜に第1の除去液を供給する第1の除去液供給部と、
    前記金属含有塗布膜の外周部が除去された後に、前記第2の感光性塗布膜の露光された外周部が除去されるように前記第2の感光性塗布膜に第2の除去液を供給する第2の除去液供給部と、
    基板の被処理面の周縁部に重なる前記第1の感光性塗布膜の外周部を露光する第2のエッジ露光部と、
    前記露光装置により所定のパターンに露光された前記金属含有塗布膜が現像されるように前記金属含有塗布膜に現像液を供給する現像液供給部と、
    前記金属含有塗布膜が現像された後に、前記第1の感光性塗布膜の露光された外周部が除去されるように前記第1の感光性塗布膜に第3の除去液を供給する第3の除去液供給部とを備える、基板処理装置。
  5. 前記第1の除去液は、前記金属含有塗布膜を溶かしかつ前記第1および第2の感光性塗布膜を溶かさない液であり、
    前記第2の除去液は、前記第2の感光性塗布膜を溶かしかつ前記金属含有塗布膜を溶かさない液であり、
    前記第3の除去液は、前記第1の感光性塗布膜を溶かしかつ前記金属含有塗布膜を溶かさない液であり、
    前記現像液は、前記金属含有塗布膜を溶かしかつ前記第1および第2の感光性塗布膜を溶かさない液である、請求項4記載の基板処理装置。
  6. 前記第1の除去液は有機溶媒を含み、
    前記第2の除去液はポジティブトーン現像を行う現像液を含み、
    前記第3の除去液はポジティブトーン現像を行う現像液を含み、
    前記現像液はネガティブトーン現像を行う現像液を含む、請求項5記載の基板処理装置。
  7. 前記第1の感光性塗布膜は、i線レジスト膜、フッ化クリプトンレジスト膜およびフッ化アルゴンレジスト膜のうちいずれかのレジスト膜を含み、
    前記第2の感光性塗布膜は、i線レジスト膜、フッ化クリプトンレジスト膜およびフッ化アルゴンレジスト膜のうち他のレジスト膜を含む、請求項4〜6のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  8. 被処理膜が形成された被処理面を有する基板に感光性塗布液供給部により感光性塗布液を供給することにより前記被処理膜を覆うように基板の被処理面に感光性塗布膜を形成するステップと、
    基板の被処理面の周縁部上に重なる前記感光性塗布膜の外周部をエッジ露光部により露光するステップと、
    前記感光性塗布膜上に金属を含有する塗布液を金属含有塗布液供給部により金属含有塗布液として供給することにより前記感光性塗布膜上に金属含有塗布膜を形成するステップと、
    基板の被処理面の周縁部に重なる前記金属含有塗布膜の外周部が除去されるように前記金属含有塗布膜に第1の除去液供給部により第1の除去液を供給するステップと、
    前記金属含有塗布膜の外周部が除去された後に、前記感光性塗布膜の露光された外周部が除去されるように前記感光性塗布膜に第2の除去液供給部により第2の除去液を供給するステップとを含む、基板処理方法。
  9. 前記第1の除去液を供給するステップは、前記金属含有塗布膜を溶かしかつ前記感光性塗布膜を溶かさない液を供給することを含み、
    前記第2の除去液を供給するステップは、前記感光性塗布膜を溶かしかつ前記金属含有塗布膜を溶かさない液を供給することを含む、請求項8記載の基板処理方法。
  10. 前記第1の除去液を供給するステップは、有機溶媒を供給することを含み、
    前記第2の除去液を供給するステップは、現像液を供給することによりポジティブトーン現像を行うことを含む、請求項9記載の基板処理方法。
  11. 基板を露光する露光装置を用いた基板処理方法であって、
    被処理膜が形成された被処理面を有する基板に第1の感光性塗布液供給部により第1の感光性塗布液を供給することにより前記被処理膜を覆うように基板の被処理面に第1の感光性塗布膜を形成するステップと、
    第2の感光性塗布液供給部により前記第1の感光性塗布液とは感光波長分布が異なる第2の感光性塗布液を前記第1の感光性塗布膜上に供給することにより前記第1の感光性塗布膜上に第2の感光性塗布膜を形成するステップと、
    基板の被処理面の周縁部上に重なる前記第2の感光性塗布膜の外周部を第1のエッジ露光部により露光するステップと、
    前記第2の感光性塗布膜上に金属を含有する塗布液を金属含有塗布液供給部により金属含有塗布液として供給することにより前記第2の感光性塗布膜上に金属含有塗布膜を形成するステップと、
    基板の被処理面の周縁部に重なる前記金属含有塗布膜の外周部が除去されるように前記金属含有塗布膜に第1の除去液供給部により第1の除去液を供給するステップと、
    前記金属含有塗布膜の外周部が除去された後に、前記第2の感光性塗布膜の露光された外周部が除去されるように前記第2の感光性塗布膜に第2の除去液供給部により第2の除去液を供給するステップと、
    基板の被処理面の周縁部に重なる前記第1の感光性塗布膜の外周部を第2のエッジ露光部により露光するステップと、
    前記露光装置により所定のパターンに露光された前記金属含有塗布膜が現像されるように前記金属含有塗布膜に現像液供給部により現像液を供給するステップと、
    前記金属含有塗布膜が現像された後に、前記第1の感光性塗布膜の露光された外周部が除去されるように前記第1の感光性塗布膜に第3の除去液供給部により第3の除去液を供給するステップとを含む、基板処理方法。
  12. 前記第1の除去液を供給するステップは、前記金属含有塗布膜を溶かしかつ前記第1および第2の感光性塗布膜を溶かさない液を供給することを含み、
    前記第2の除去液を供給するステップは、前記第2の感光性塗布膜を溶かしかつ前記金属含有塗布膜を溶かさない液を供給することを含み、
    前記現像液を供給するステップは、前記金属含有塗布膜を溶かしかつ前記第1および第2の感光性塗布膜を溶かさない液を供給することを含み、
    前記第3の除去液を供給するステップは、前記第1の感光性塗布膜を溶かしかつ前記金属含有塗布膜を溶かさない液を供給することを含む、請求項11記載の基板処理方法。
  13. 前記第1の除去液を供給するステップは、有機溶媒を供給することを含み、
    前記第2の除去液を供給するステップは、現像液を供給することによりポジティブトーン現像を行うことを含み、
    前記現像液を供給するステップは、現像液を供給することによりネガティブトーン現像を行うことを含み、
    前記第3の除去液を供給するステップは、現像液を供給することによりポジティブトーン現像を行うことを含む、請求項12記載の基板処理方法。
  14. 前記第1の感光性塗布膜を形成するステップは、i線レジスト膜、フッ化クリプトンレジスト膜およびフッ化アルゴンレジスト膜のうちいずれかのレジスト膜を形成することを含み、
    前記第2の感光性塗布膜を形成するステップは、i線レジスト膜、フッ化クリプトンレジスト膜およびフッ化アルゴンレジスト膜のうち他のレジスト膜を形成することを含む、請求項11〜13のいずれか一項に記載の基板処理方法。
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