本発明の実施例は、通信分野に関し、詳しく言えば、フィードバック情報を伝送する方法、端末機器、および基地局に関する。
ロング・ターム・エヴォリューションシステム(LTE:Long Term Evolution)ネットワークでは、受信側は、送信側が物理層で送信したデータパケットに対して、フィードバックする必要があり、当該受信側は、データパケットを正しく受信した後に、確認(ACK:Acknowledgement)フレームを送信側にフィードバックする。送信側は、受信側が送信したACKフレームを受信した後に、新たなデータパケットを送信し続ける。受信側は、データパケットの受信エラーが検知されると、否定確認(NACK:Negative Acknowledgment)フレームを、送信側にフィードバックする。送信側は、NACKフレームを受信した後に、エラーが発生したデータパケットを再送信し、再送信したデータパケットが受信側によって受信された後に、新たなデータパケットを、送信する。
将来の通信システムは、非常に高い伝送速度をサポートし、また、よりよいチャネル状態を有する必要がある。従来技術中のフィードバック方法を採用すると、不必要なリソースの浪費を招き、通信システムのスループットを低下させる。
本願は、フィードバック情報を伝送する方法、端末機器、および基地局を提供し、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
第1の態様にて提供されるフィードバック情報を伝送する方法は、端末機器が、基地局により送信された複数のデータパケットを受信するステップと、当該端末機器が、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK(否定確認)情報のみを含む第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信するステップとを含む。
従って、本願の実施例のフィードバック情報を伝送する方法によると、端末機器が、当該端末機器によって、基地局によって送信された複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を基地局に送信することによって、端末機器が受信に成功したデータパケットに対して別途の確認情報を基地局に送信する必要がないので、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
第1の態様によれば、第1の態様の第1の実現可能な方式において、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該基地局が、当該識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定するようにし、その中、当該識別子情報は、当該端末機器が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
第1の態様または第1の態様の第1の実現可能な方式によれば、第1の態様の第2の実現可能な方式において、当該端末機器が、基地局により送信された複数のデータパケットを受信するステップの前に、当該端末機器が、当該基地局により送信された第1の情報を受信するステップをさらに含み、当該第1の情報は、当該基地局が当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための第1の時間‐周波数リソースを示し、その中、当該端末機器が、第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信するステップは、当該端末機器が、当該第1の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信するステップを含むステップを含む。
第1の態様の第2の実現可能な方式によれば、第1の態様の第3の実現可能な方式において、当該端末機器が、当該基地局により送信された第2の情報を受信するステップをさらに含み、当該第2の情報は、当該端末機器が、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功した際に、第1の方式または第2の方式を採用して、当該複数のデータパケットの受信状態を当該基地局にフィードバックするように、当該端末機器に指示し、その中、当該第1の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、第2のフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式であり、当該第2のフィードバック情報中には、ACK(確認)情報が含まれ、当該ACK情報は、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功したことを、を指示し、当該第2の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、フィードバック情報を、当該基地局に送信しない方式である。
第1の態様の第2または第3の実現可能な方式によれば、第1の態様の第4の実現可能な方式において、当該第1の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第1の所定値である。
基地局が、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを端末機器に割り当てる際に、周期的な時間‐周波数リソースを割り当てることによって、通信システムにおけるシグナリングの数を減らし、リソースの利用率を向上させることができる。
第1の態様または第1の態様の第1の実現可能な方式によれば、第1の態様の第5の実現可能な方式において、当該端末機器が、第3の情報を、当該基地局に送信するステップをさらに含み、当該第3の情報は、当該基地局が、当該第1のフィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求し、その中、当該端末機器が、第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信するステップは、当該端末機器が、当該端末機器によって、当該基地局により送信された第4の情報が、当該端末機器が当該第3の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信された場合、当該端末機器が、当該第4の情報で示された第2の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信するステップを含む。
端末機器が、フィードバック情報を伝送する必要がある場合にのみ、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを基地局に申請することにより、基地局が事前にフィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを端末機器に割り当てる必要がなくなり、リソースの浪費を回避することができる。
第1の態様の第5の実現可能な方式によれば、第1の態様の第6の実現可能な方式において、当該端末機器が、当該端末機器によって、当該第4の情報が、当該端末機器が当該第3の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信されなかった場合、第3の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信するステップをさらに含み、その中、当該第3の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該端末機器が当該基地局により送信された複数のデータパケットを受信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第3の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第2の所定値である。
端末機器が、フィードバック情報を基地局に送信する必要がある場合に、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、先に基地局に申請し、申請に成功すると、当該端末機器が、申請された時間‐周波数リソース上で、フィードバック情報を基地局に送信し、申請に失敗すると、当該端末機器が、基地局が実現に当該端末機器に割り当てた時間‐周波数リソース上で、フィードバック情報を基地局に送信することにより、通信システムの性能を向上させることができる。
第1の態様の第5または第6の実現可能な方式によれば、第1の態様の第7の実現可能な方式において、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
第1の態様または第1の態様の第1〜第7の実現可能な方式の中のいずれか一つの実現可能な方式によれば、第1の態様の第8の実現可能な方式において、当該端末機器が、基地局により送信された複数のデータパケットを受信するステップの前に、当該端末機器が、当該基地局により送信された第5の情報を受信するステップをさらに含み、当該第5の情報は、当該端末機器が当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするためのフィードバック方式を、当該端末機器に示し、その中、当該端末機器が、第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信するステップは、当該第5の情報によって当該端末機器が目標フィードバック方式を採用するように指示される場合に、当該端末機器が、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信するステップを含み、その中、当該目標フィードバック方式は、端末機器によって受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式である。
端末機器が、基地局によって指示されたフィードバック方式を採用して、複数のデータパケットの受信状態をフィードバックすることによって、より適切なフィードバック方式を採用して、リソースの浪費を回避し、通信システムの性能を向上させることができる。
第1の態様の第8の実現可能な方式によれば、第1の態様の第9の実現可能な方式において、当該端末機器が、当該基地局により送信された第5の情報を受信するステップは、当該端末機器が、当該基地局により送信された、当該第5の情報が付加されたUL Grant(アップリンクグラント)シグナリングを受信するステップを含むか、或いは、当該端末機器が、当該基地局により送信された、当該第5の情報が付加されたDL Grant(ダウンリンクグラント)シグナリングを受信するステップを含むか、或いは、当該端末機器が、当該基地局により送信された、当該第5の情報が付加されたRRC(無線リソース制御)シグナリングを受信するステップを含む。
第2の態様にて提供されるフィードバック情報を伝送する方法は、端末機器が、基地局により送信されたデータパケットを受信するステップと、当該端末機器が、当該端末機器によって当該データパケットの受信に成功しなかったと確定される場合、第1の情報を、当該基地局に送信するステップとを含み、当該第1の情報は、当該基地局が、NACK(否定確認)情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求し、当該NACK情報は、当該データパケットに対して否定確認を行うようにする。
従って、本願の実施例のフィードバック情報を伝送する方法によると、端末機器が、当該端末機器によって基地局が送信したデータパケットの受信に成功しなかったと確定される場合、当該データパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報を伝送するための時間‐周波数リソースを基地局に申請するため、基地局が、NACK情報を伝送するための時間‐周波数リソースを事前に端末機器に割り当てる必要がなくなり、端末機器が受信に成功したデータパケットをフィードバックする必要もなくなることにより、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
第2の態様によれば、第2の態様の第1の実現可能な方式において、当該端末機器が、当該端末機器によって、当該基地局により送信された第2の情報が、当該端末機器が当該第1の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信された場合、当該第2の情報で示された第1の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を、当該基地局に送信するステップをさらに含む。
第2の態様の第1の実現可能な方式によれば、第2の態様の第2の実現可能な方式において、当該端末機器が、当該端末機器によって、当該第2の情報が、当該端末機器が当該第1の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信されなかった場合、第2の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を、当該基地局に送信するステップをさらに含み、その中、当該第2の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該端末機器が当該データパケットを受信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第2の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、所定値である。
第2の態様または第2の態様の第1または第2の実現可能な方式の中のいずれか一つの実現可能な方式によれば、第2の態様の第3の実現可能な方式において、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、且つ、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
第3の態様にて提供されるフィードバック情報を伝送する方法は、端末機器が、複数のデータパケットを基地局に送信するステップと、当該端末機器が、当該基地局によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該基地局により送信された情報であって、当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK(否定確認)のみが含まれた情報である、情報フィードバック情報を受信するステップと、当該端末機器が、当該NACK情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定するステップと、当該端末機器が、当該受信に成功しなかったデータパケットを、当該基地局に再送信するステップとを含む。
従って、本願の実施例のフィードバック情報を伝送する方法によると、基地局が、当該基地局によって、端末機器によって送信された複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を、端末機器に送信することにより、基地局により、受信に成功したデータパケットに対して、別途の確認情報を端末機器に送信する必要がなくなり、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
第3の態様によれば、第3の態様の第1の実現可能な方式において、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該基地局が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号であり、その中、当該端末機器が、当該NACK情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定するステップは、当該端末機器が、当該識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定することを含む。
第3の態様または第3の態様の第1の実現可能な方式によれば、第3の態様の第2の実現可能な方式において、当該端末機器が、当該基地局によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該基地局により送信されたフィードバック情報を受信するステップは、当該端末機器が、当該基地局により送信された、当該フィードバック情報のみが付加されたダウンリンク制御チャネルを受信するステップを含むか、或いは、当該端末機器が、当該基地局により送信された、当該フィードバック情報およびダウンリンク制御シグナリングが付加されたダウンリンク制御チャネルを受信するステップを含む。
第4の態様にて提供されるフィードバック情報を伝送する方法は、基地局が、複数のデータパケットを、端末機器に送信するステップと、当該基地局が、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該端末機器によって送信された情報であって、当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK(否定確認)情報のみを含む第1のフィードバック情報を受信するステップと、当該基地局が、当該NACK情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定するステップと、当該基地局が、当該受信に成功しなかったデータパケットを、当該端末機器に再送信するステップとを含む。
従って、本願の実施例のフィードバック情報を伝送する方法によると、基地局が、複数のデータパケットを端末機器に送信した後に、端末機器によって送信された、複数のデータパケットの中の受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含む第1のフィードバック情報を受信することにより、基地局が、端末機器によって受信に成功したデータパケットに対して送信された確認情報を受信しないので、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
第4の態様によれば、第4の態様の第1の実現可能な方式において、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該端末機器が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号であり、その中、当該基地局が、当該NACK情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定するステップは、当該基地局が、当該識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定することを含む。
第4の態様または第4の態様の第1の実現可能な方式によれば、第4の態様の第2の実現可能な方式において、当該基地局が、複数のデータパケットを、当該端末機器に送信するステップの前に、当該基地局が、第1の情報を、当該端末機器に送信するステップをさらに含み、当該第1の情報は、当該基地局が当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための第1の時間‐周波数リソースを示し、その中、当該基地局が、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該端末機器によって送信された第1のフィードバック情報を受信するステップは、当該基地局が、当該第1の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を受信するステップを含む。
第4の態様の第2の実現可能な方式によれば、第4の態様の第3の実現可能な方式において、当該基地局が、第2の情報を、当該端末機器に送信するステップをさらに含み、当該第2の情報は、当該端末機器が、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功した際に、第1の方式または第2の方式を採用して、当該複数のデータパケットの受信状態を当該基地局にフィードバックするように、当該端末機器に指示し、その中、当該第1の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、第2のフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式であり、当該第2のフィードバック情報中には、ACK(確認)情報が含まれ、当該ACK情報は、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功したことを、を指示し、当該第2の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、フィードバック情報を、当該基地局に送信しない方式である。
第4の態様の第2または第3の実現可能な方式によれば、第4の態様の第4の実現可能な方式において、当該第1の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第1の所定値である。
第4の態様または第4の態様の第1の実現可能な方式によれば、第4の態様の第5の実現可能な方式において、当該基地局が、当該端末機器によって送信された第3の情報を受信するステップをさらに含み、当該第3の情報は、当該基地局が、当該第1のフィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求し、その中、当該基地局が、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該端末機器によって送信された第1のフィードバック情報を受信するステップは、当該基地局が、当該基地局によって、第4の情報が、当該基地局が当該第3の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信された場合、当該第4の情報で示された第2の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を受信するステップを含む。
第4の態様の第5の実現可能な方式によれば、第4の態様の第6の実現可能な方式において、当該基地局が、当該基地局によって、当該第4の情報が、当該基地局が当該第3の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信されなかった場合、第3の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を受信するステップをさらに含み、その中、当該第3の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該基地局が複数のデータパケットを端末機器に送信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第3の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第2の所定値である。
第4の態様の第5または第6の実現可能な方式によれば、第4の態様の第7の実現可能な方式において、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
第4の態様または第4の態様の第1〜第7の実現可能な方式の中のいずれか一つの実現可能な方式によれば、第4の態様の第8の実現可能な方式において、在当該基地局が、複数のデータパケットを、端末機器に送信するステップの前に、当該基地局が、第5の情報を、当該端末機器に送信するステップをさらに含み、当該第5の情報は、当該端末機器が当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするためのフィードバック方式を、当該端末機器に示し、その中、当該第1のフィードバック情報は、当該第5の情報によって当該端末機器が目標フィードバック方式を採用するように指示される場合に、当該基地局に送信した情報であり、当該目標フィードバック方式は、端末機器によって受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式である。
第4の態様の第8の実現可能な方式によれば、第4の態様の第9の実現可能な方式において、当該基地局が、第5のメッセージを、当該端末機器に送信するステップは、当該基地局が、当該第5の情報が付加されたUL Grant(アップリンクグラント)シグナリングを、当該端末機器に送信するステップを含むか、或いは、当該基地局が、当該第5の情報が付加されたDL Grant(ダウンリンクグラント)シグナリングを、当該端末機器に送信するステップを含むか、或いは、当該基地局が、当該第5の情報が付加されたRRC(無線リソース制御)シグナリングを、当該端末機器に送信するステップを含む。
第5の態様にて提供されるフィードバック情報を伝送する方法は、基地局が、データパケットを、端末機器に送信するステップと、当該基地局が、当該端末機器によって当該データパケットの受信に成功しなかったと確定された際に当該端末機器によって送信された第1の情報を受信するステップとを含み、当該第1の情報は、当該基地局が、NACK(否定確認)情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求し、当該NACK情報は、当該データパケットに対して否定確認を行うようにする。
従って、本願の実施例のフィードバック情報を伝送する方法によると、基地局によって受信された、端末機器が送信した、NACK情報を伝送するための時間‐周波数リソースを割り当てるように要求するための第1の情報は、端末機器によって基地局が送信したデータパケットの受信に成功しなかったと確定される際に端末機器によって送信された第1の情報であることにより、基地局が、NACK情報を伝送するための時間‐周波数リソースを事前に端末機器に割り当てる必要がなくなり、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
第5の態様によれば、第5の態様の第1の実現可能な方式において、当該基地局が、当該基地局によって、第2の情報が、当該基地局が当該第1の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信された場合、当該第2の情報で示された第1の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を受信するステップをさらに含む。
第5の態様の第1の実現可能な方式によれば、第5の態様の第2の実現可能な方式において、当該基地局が、当該基地局によって、当該第2の情報が、当該基地局が当該第1の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信されなかった場合、第2の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を受信するステップをさらに含み、その中、当該第2の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該基地局がデータパケットを端末機器に送信するステップの前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第2の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、所定値である。
第5の態様または第5の態様の第1または第2の実現可能な方式の中のいずれか一つの実現可能な方式によれば、第5の態様の第3の実現可能な方式において、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、且つ、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
第6の態様にて提供されるフィードバック情報を伝送する方法は、基地局が、端末機器によって送信された複数のデータパケットを受信するステップと、当該基地局が、当該基地局によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK(否定確認)のみが含まれた情報である、フィードバック情報を、当該端末機器に送信するステップとを含む。
従って、本願の実施例のフィードバック情報を伝送する方法によると、基地局が、当該基地局によって、端末機器によって送信された複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を、端末機器に送信することにより、基地局により、受信に成功したデータパケットに対して、別途の確認情報を端末機器に送信する必要がなくなり、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
第6の態様によれば、第6の態様の第1の実現可能な方式において、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該端末機器が、当該識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定するようにし、その中、当該識別子情報は、当該基地局が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
第6の態様または第6の態様の第1の実現可能な方式によれば、第6の態様の第2の実現可能な方式において、当該基地局が、フィードバック情報を、当該端末機器に送信するステップは、当該基地局が、当該フィードバック情報のみが付加されたダウンリンク制御チャネルを、当該端末機器に送信するステップを含むか、或いは、当該基地局が、当該フィードバック情報およびダウンリンク制御シグナリングが付加されたダウンリンク制御チャネルを、当該端末機器に送信するステップを含む。
第7の態様にて提供される端末機器は、上記の第1の態様または第1の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行する。具体的に、当該端末機器は、上記の第1の態様または第1の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行するための機能モジュールを備える。
第8の態様にて提供される端末機器は、上記の第2の態様または第2の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行する。具体的に、当該端末機器は、上記の第2の態様または第2の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行するための機能モジュールを備える。
第9の態様にて提供される端末機器は、上記の第3の態様または第3の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行する。具体的に、当該端末機器は、上記の第3の態様または第3の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行するための機能モジュールを備える。
第10の態様にて提供される基地局は、上記の第4の態様または第4の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行する。具体的に、当該基地局は、上記の第4の態様または第4の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行するための機能モジュールを備える。
第11の態様にて提供される基地局は、上記の第5の態様または第5の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行する。具体的に、当該基地局は、上記の第5の態様または第5の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行するための機能モジュールを備える。
第12の態様にて提供される基地局は、上記の第6の態様または第6の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行する。具体的に、当該基地局は、上記の第6の態様または第6の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行するための機能モジュールを備える。
第13の態様にて提供される端末機器は、プロセッサと、メモリと、受信機と、送信機とを備え、当該プロセッサと、当該メモリと、当該受信機と、当該送信機とは、バスシステムによって接続され、当該メモリは、命令を記憶し、当該プロセッサは、当該メモリ中に記憶されている命令を実行することによって、当該受信機の情報受信および当該送信機の情報送信を制御して、当該端末機器が上記の第1の態様または第1の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行するようにする。
第14の態様にて提供される端末機器は、プロセッサと、メモリと、受信機と、送信機とを備え、当該プロセッサと、当該メモリと、当該受信機と、当該送信機とは、バスシステムによって接続され、当該メモリは、命令を記憶し、当該プロセッサは、当該メモリ中に記憶されている命令を実行することによって、当該受信機の情報受信および当該送信機の情報送信を制御して、当該端末機器が上記の第2の態様または第2の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行するようにする。
第15の態様にて提供される端末機器は、プロセッサと、メモリと、受信機と、送信機とを備え、当該プロセッサと、当該メモリと、当該受信機と、当該送信機とは、バスシステムによって接続され、当該メモリは、命令を記憶し、当該プロセッサは、当該メモリ中に記憶されている命令を実行することによって、当該受信機の情報受信および当該送信機の情報送信を制御して、当該端末機器が上記の第3の態様または第3の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行するようにする。
第16の態様にて提供される基地局は、プロセッサと、メモリと、受信機と、送信機とを備え、当該プロセッサと、当該メモリと、当該受信機と、当該送信機とは、バスシステムによって接続され、当該メモリは、命令を記憶し、当該プロセッサは、当該メモリ中に記憶されている命令を実行することによって、当該受信機の情報受信および当該送信機の情報送信を制御して、当該基地局が上記の第4の態様または第4の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行するようにする。
第17の態様にて提供される基地局は、プロセッサと、メモリと、受信機と、送信機とを備え、当該プロセッサと、当該メモリと、当該受信機と、当該送信機とは、バスシステムによって接続され、当該メモリは、命令を記憶し、当該プロセッサは、当該メモリ中に記憶されている命令を実行することによって、当該受信機の情報受信および当該送信機の情報送信を制御して、当該基地局が上記の第5の態様または第5の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行するようにする。
第18の態様にて提供される基地局は、プロセッサと、メモリと、受信機と、送信機とを備え、当該プロセッサと、当該メモリと、当該受信機と、当該送信機とは、バスシステムによって接続され、当該メモリは、命令を記憶し、当該プロセッサは、当該メモリ中に記憶されている命令を実行することによって、当該受信機の情報受信および当該送信機の情報送信を制御して、当該基地局が上記の第6の態様または第6の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行するようにする。
第19の態様にて提供されるコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、当該コンピュータプログラムは、第1の態様または第1の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行するための命令を含む。
第20の態様にて提供されるコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、当該コンピュータプログラムは、第2の態様または第2の態様のいずれかの実現可能な方式における方法を実行するための命令を含む。
第21の態様にて提供されるコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、当該コンピュータプログラムは、第3の態様における方法を実行するための命令を含む。
第22の態様にて提供されるコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、当該コンピュータプログラムは、第4の態様における方法を実行するための命令を含む。
第23の態様にて提供されるコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、当該コンピュータプログラムは、第5の態様における方法を実行するための命令を含む。
第24の態様にて提供されるコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、当該コンピュータプログラムは、第6の態様における方法を実行するための命令を含む。
以下、本発明の実施例の技術案をもっと明確に説明するために、本発明の実施例で使用する必要がある図面を簡単に説明する。以下で説明する図面はただ本発明の幾つかの実施例であり、当業者にとって、創造的な労力を払わない前提で、これらの図面に基づいてその他の図面が得られることは、明らかである。
本発明の実施例の応用場面の模式図である。
本発明の実施例に係るフィードバック情報を伝送する方法を概略的に示すフローチャートである。
本発明の実施例に係るフィードバック情報を伝送する方法を概略的に示す別のフローチャートである。
本発明の実施例に係るNACKフレームの構成の模式図である。
本発明の実施例に係るフィードバック情報を伝送する方法を概略的に示すさらなるフローチャートである。
本発明の別の実施例に係るフィードバック情報を伝送する方法を概略的に示すフローチャートである。
本発明のさらなる実施例に係るフィードバック情報を伝送する方法を概略的に示すフローチャートである。
本発明の実施例に係る端末機器を概略的に示すフロック図である。
本発明の別の実施例に係る端末機器を概略的に示すフロック図である。
本発明のさらなる実施例に係る端末機器を概略的に示すフロック図である。
本発明の実施例に係る基地局を概略的に示すフロック図である。
本発明の別の実施例に係る基地局を概略的に示すフロック図である。
本発明のさらなる実施例に係る基地局を概略的に示すフロック図である。
本発明のさらなる実施例に係る端末機器を概略的に示すフロック図である。
本発明のさらなる実施例に係る基地局を概略的に示すフロック図である。
以下、本発明の実施例の図面を参照しながら、本発明の実施例の技術案を明確的且つ全面的に説明する。当然ながら、説明する実施例は、本発明の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。当業者によって本発明の実施例に基づいて創造的な労力を払わずに得られるすべてのその他の実施例は、本発明の範囲内に属する。
本発明の実施例の技術案は、例えば、グローバルモバイル通信(GSM:Global System of Mobile Communication)システム、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、ロング・ターム・エヴォリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:Time Division Duplex)システム、ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、グローバルインターコネクトマイクロ波アクセス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、5G通信システム、または、新たな無線(NR:New Radio)システム等に適用されうる。
本発明の実施例において、名詞である「ネットワーク」と「システム」を、常常に交替に使用するが、当業者にとってはその含意が理解できる。本発明の実施例に係る端末機器は、様々な、無線通信機能を有する携帯機器、車載機器、ウェアラブル機器、計算機器、或いは、無線変調復調器に接続されたその他の処理機器、および、いろんなタイプのユーザ機器(UE:User Equipment)、移動局(MS:Mobile Station)、端末(Terminal)、端末機器(Terminal Device)等を含んでもよい。本発明の実施例においては、説明の便宜上、以上に言及された機器を端末機器として総称する。
本発明の実施例に係る基地局(BS:Base Station)は、無線アクセスネットワークに配置されて、端末機器に対して、無線通信機能を提供する装置である。前記基地局は、いろんなタイプの、マクロ基地局、マイクロ基地局、中継局、アクセスポイント等を含んでもよい。異なる無線アクセス技術を採用するシステムでは、基地局の機能を有する機器の名称が異なる場合がある。例えば、LTEネットワークでは、進化型ノードB(eNBまたはeNodeB:Evolved NodeB)と呼ばれ、また、第3世代(3G:3rd Generation)のネットワークでは、ノードB(Node B)と呼ばれる。本発明の実施例において、説明の便宜上、上記の端末機器に対して無線通信機能を提供する装置を、基地局またはBSとして総称する。
図1は、本発明の実施例の応用場面の模式図である。図1に示したように、基地局と複数の端末機器(端末機器1〜端末機器3)とは、無線信号を使用して、通信する。一般的に、通信に利用される無線信号は、ある変調方式で送受信され、シングルキャリア変調とマルチキャリア変調との2種類に分類されてもよい。
注意すべき点として、図1に示した応用場面では、一つの基地局(単独基地局)のみが存在する場面を示す。しかしながら、本発明はこれに限定されず、基地局は、同一または異なる時間‐周波数リソース上でサービスを伝送する隣接基地局や端末機器を有してもよく、各基地局のカバーレッジ範囲にはさらにその他の数の端末機器が含まれてもよい。
オプションとして、図1では、基地局と端末機器とが位置する無線通信システムは、ネットワークコントローラ、移動管理実体等のその他のネットワーク実体が含まれてもよく、本発明の実施例はこれに限定されない。
説明すべき点として、本発明の実施例を説明する過程で、ダウンリンク伝送過程とは、基地局がデータパケットを端末機器に送信する関連プロセスを指し、アップリンク伝送過程とは、端末機器がデータパケットを基地局に送信する関連プロセスを指す。
図2は、本発明の実施例に係るフィードバック情報を伝送する方法を概略的に示すフローチャートであり、図2に示したように、方法100は、S110〜S130を含む。
S110において、基地局が、複数のデータパケットを、端末機器に送信する。
S120において、端末機器が、基地局により送信された複数のデータパケットを受信する。
S130において、端末機器が、当該端末機器によって複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、受信に成功しなかったデータパケットに対して確認を行うためのNACK(否定確認)情報のみを含む第1のフィードバック情報を基地局に送信する。
オプションとして、図3に示した方法100は、S140〜S150をさらに含む。
S140において、基地局が、当該NACK情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する。
S150において、基地局が、当該受信に成功しなかったデータパケットを、端末機器に再送信する。
説明すべき点として、データパケットの受信に成功しなかったことを、データパケットの伝送(または受信)でエラーが発生したこととして、表現してもよい。受信に成功しなかったデータパケットの数は、一つまたは複数であってもよく、本発明はこれに対し限定しない。
本発明の実施例に係る方法によると、端末機器が、当該端末機器によって受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、第1のフィードバック情報を基地局に送信することを、端末機器が、データパケットの受信にエラーが発生した時にのみ、受信エラーのデータパケットに対して否定確認を行うための否定確認(NACK:Negative Acknowledgement)情報のみを含む、第1のフィードバック情報を基地局に送信し、基地局は、当該基地局によって第1のフィードバック情報が受信されると、当該複数のデータパケットの中の、NACK情報に対応するデータパケット以外のその他のデータパケットの受信にいずれも成功することを黙認することとして、理解してもよい。
本発明の実施例において、オプションとして、端末機器は、これら複数のデータパケットの受信が完了された後に、各データパケットに対して復調および/またはデコードを行って、複数のデータパケットの中の受信に成功しなかったデータパケットを確定してもよいし、さらに、端末機器は、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの受信が完了されるまでに、一つのデータパケットが受信される度に、当該データパケットに対して復調および/またはデコードを行って、当該データパケットの受信に成功したか否かを確定し、また、当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、これら複数のデータパケットの受信状態を基地局に送信してフィードバックしてもよい。
オプションとして、一例として、S130での情報中には、識別子情報が付加されており、基地局は、当該識別子情報に基づいて受信に成功しなかったデータパケットを確定する。当該識別子情報は、端末機器が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であり、無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報は、例えば、無線フレームの番号およびサブフレームの番号であってもよい。或いは、識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号であってもよい。
オプションとして、一例として、ダウンリンク伝送過程で、基地局は、当該基地局が複数のデータパケットを端末機器に送信する前に、所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソースを端末機器に割り当て、また、これら所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソースを指示するための第1の情報を、端末機器に送信する。端末機器は、これら所定の位置のアップリンク伝送リソースを利用して、第1のフィードバック情報を伝送する。また、このような実現方式において、基地局は、第2の情報を端末機器に送信してもよく、ここで、第2の情報は、端末が、当該端末によって当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功した際に、第1の方式または第2の方式を採用して、基地局に当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするように、当該端末に指示し、その中、第1の方式は、当該所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソース上で第2のフィードバック情報を伝送する方式であり、当該第2のフィードバック情報中には、ACK情報が含まれており、当該ACK情報は、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功したことを指示し、第2の方式は、当該所定の時間‐周波数リソース位置のアップリンク伝送リソース上で基地局にフィードバック情報を送信しない方式である。
つまり、基地局が、フィードバック情報を伝送するための所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソースを、端末機器に予め割り当てると、端末機器は、複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功した後に、これら所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソース上で、ACK情報を基地局に送信してもよく、さらに、端末機器は、これら所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソース上で、フィードバック情報を基地局に送信しなくてもよい。端末機器が、これら所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソース上で、フィードバック情報を基地局に送信しないと、当基地局は、これら所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソース上で、端末機器によって送信されるいかなる情報も検出できず、端末機器によって基地局が送信したすべてのデータパケットの受信に成功することを黙認する。
一例として、基地局が端末機器に割り当てたこれら所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソースが、周期的なアップリンク伝送リソースであるものとして理解するか、或いは、隣接する二つのアップリンク伝送リソース同士の間の時間間隔が第1の所定値であるものとして理解してもよい。さらに、第1の情報がこれら所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソースを指示する場合、当該第1の情報は、例えば、アップリンク伝送リソースに対応するサブフレームの番号のような、アップリンク伝送リソースの具体的な位置を、指示してもよく、さらに、当該第1の情報は、アップリンク伝送リソースの中の1番目のアップリンク伝送リソースの位置(例えば、対応するサブフレームの番号)および当該第1の所定値を、指示してもよい。端末機器は、1番目のアップリンク伝送リソースの位置および当該第1の所定値に基づいて、すべてのアップリンク伝送リソースの時間‐周波数位置を、算出する。
例を挙げて説明すると、基地局は、100個のサブフレームごとに、所定の時間‐周波数位置に位置するアップリンク伝送リソースを、端末機器に割り当ててもよい(上記の第1の所定値が100個のサブフレームであるものとして理解できる)。端末機器は、100個のサブフレーム上で、基地局により送信されたデータパケットを受信した後に、当該100個のサブフレーム後の所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソース上で、これら100個のサブフレームの中のどのサブフレーム上の伝送でエラーが発生したかを基地局にフィードバックしてもよい。図4は、NACK情報を搬送するNACKフレームの1種のフレームフォーマットを示し、NACKフレームは、フレームヘッダフィールドとフレームボディフィールドとを含む。例えば、一つのNACKフレームは、10個のビットを含んでもよく、その中、フレームヘッダフィールドは、3個のビットを占有して、NACKフレームのフレームヘッダ情報を搬送し、フレームヘッダ情報は、例えば、当該NACKフレームが、データパケットの受信状態に対して否定確認を行うためのフレームを、指示してもよく、フレームボディフィールドは、7個のビットを占有して、この100個のサブフレームの中のどのまたはどの幾つかのサブフレーム上のデータパケットの伝送でエラーが発生したかを、指示してもよい。
本発明の実施例において、オプションとして、端末機器は、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットがあると確定される場合、第3の情報を基地局に送信し、当該第3の情報は、基地局が、当該第1のフィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求し、端末機器は、端末機器によって、基地局により送信された第4の情報が、端末機器が当該第3の情報を基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信された場合、第4の情報で示された第2の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を基地局に送信する。
言い換えると、端末機器は、当該端末機器によって受信に成功しなかったデータパケットがあると確定される場合、NACK情報を伝送するためのアップリンク伝送リソースを基地局に申請し、端末機器によって、基地局によって割り当てたアップリンク伝送リソースが、所定の時間内で受信された場合、端末機器は、当該アップリンク伝送リソース上で、どのまたはどの幾つかのデータパケットの伝送にエラーが発生したかを指示するためのNACK情報を基地局に送信する。
本発明の実施例において、オプションとして、端末機器は、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットがあると確定される場合、第3の情報を基地局に送信し、当該第3の情報は、基地局が、当該第1のフィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求し、当該端末機器は、当該端末機器によって、基地局により送信された第4の情報が、当該第3の情報を基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信されなかった場合、第3の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を基地局に送信し、その中、当該第3の時間‐周波数リソースは、基地局が、端末機器が基地局により送信された複数のデータパケットを受信する前に、端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第3の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第2の所定値である。
言い換えると、基地局は、周期的な所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソースと、NACK情報の伝送を申請するための第3の情報を伝送するための伝送リソースとを、同時に、端末機器に割り当て、端末機器は、端末機器によって受信に成功しなかったデータパケットがあることが発見されると、先に、第3の情報を基地局に送信する方式に従って、アップリンク伝送リソースを申請する。端末機器は、当該端末機器によって、基地局により送信されたアップリンク伝送リソースを指示するための第4の情報が、所定の時間帯内で受信されなかった場合、リソース申請に失敗したと認め、当該端末機器は、基地局によって割り当てられた周期的な所定の時間‐周波数位置上のアップリンク伝送リソースを採用して、NACK情報を基地局に送信する。このようにして、通信システムの性能を確保することができる。
上記の例において、端末機器は、従来のアップリンクスケジューリング要求(SR:Scheduling Request)を使用して、申請要求を基地局に送信してもよく、これに応じて、基地局は、従来のアップリンクグラント(UL Grant:UP Link Grant)シグナリングまたは無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)シグナリングを使用して、NACK情報を伝送するためのアップリンク伝送リソースを、端末機器に割り当てる。当該RRCシグナリングは、例えば、RRC接続確立(Connection Setup)メッセージであってもよい。この例において、基地局は、NACK情報の伝送を申請するためのSRを伝送するためのアップリンク伝送リソースを、単独的に、端末機器に割り当てることによって、従来の関連技術での、データ伝送のためにアップリンク伝送リソースを割り当てるように申請するSRと、区分させる。
本発明の実施例において、オプションとして、図5に示したように、方法100は、S110の前に、S160をさらに含む。
S160において、端末機器が、基地局により送信された、当該端末機器が当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするためのフィードバック方式を、当該端末機器に指示する第5の情報を受信する。
これに応じて、S130においては、具体的に、端末機器が、第5のメッセージが端末機器に目標フィードバック方式を採用するように指示すると、第1のフィードバック情報を基地局に送信し、その中、当該目標フィードバック方式は、端末機器によって受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を基地局に送信する方式である。
オプションとして、基地局は、当該基地局が第5のメッセージを端末機器に送信する前に、端末機器が採用する必要があるフィードバック方式を確定する。具体的に、基地局は、チャネル状態またはサービス伝送特性に基づいて、端末機器が採用する必要があるフィードバック方式を、確定する。例えば、基地局は、当該基地局によってチャネル状態が良好であり(大量のデータパケットを伝送してこそ、1回の伝送エラーが発生する)、また、データ量が大きいと確定される場合、端末機器が目標フィードバック方式を採用して、複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするように、当該端末機器に指示する。基地局は、当該基地局によってチャネル状態がよくない(例えば、データパケットの伝送エラーの確率が所定の閾値よりも大きい)と確定されるか、或いは、当該基地局によってデータ量が小さい(例えば、一つのデータパケットのみを伝送する)と確定される場合、端末機器が従来のLTE中のフィードバック方式を採用して各データパケットの受信状態をフィードバックするように、当該端末機器に指示する。
オプションとして、S160において、基地局が、当該第5の情報が付加されたアップリンクグラント(UL Grant:Up Link Grant)シグナリングを、端末機器に送信するか、或いは、基地局が、当該第5の情報が付加されたダウンリンクグラント(DL Grant:Down Link Grant)シグナリングを、端末機器に送信するか、或いは、基地局が、当該第5の情報が付加されたRRCシグナリングを、端末機器に送信し、その中、当該RRCシグナリングは、RRC Connection Setupメッセージであってもよい。
図6は、本発明の別の実施例に係るフィードバック情報を伝送する方法を示し、図6に示したように、方法200は、S210〜S230を含む。
S210において、基地局が、データパケットを、端末機器に送信する。
S220において、端末機器が、基地局により送信されたデータパケットを受信する。
S230において、端末機器が、当該端末機器によって受信に成功しなかった当該データパケットが確定される場合、当該基地局が、当該データパケットに対して否定確認を行うためのNACK(否定確認)情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求するための、第1の情報を基地局に送信する。
理解すべき点として、本発明の実施例に係るフィードバック情報を伝送する方法においては、端末機器は、基地局により送信されたデータパケットの受信に成功しなかったと確定された場合にのみ、NACK情報を伝送するための時間‐周波数リソースを基地局に申請し、端末機器によって当該データパケットの受信に成功すると、いかなるフィードバック情報も基地局に送信する必要がない。
オプションとして、端末機器は、端末機器によって、基地局により送信された第2の情報が、第1の情報を基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信された場合、当該第2の情報で示された第1の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を、当該基地局に送信する。つまり、端末機器は、当該端末機器によって、基地局によって割り当てたアップリンク伝送リソースが、所定の時間内で受信された場合、当該アップリンク伝送リソース上で、当該データパケットの伝送にエラーが発生したことを指示するためのNACK情報を基地局に送信する。
オプションとして、端末機器は、当該端末機器によって、第2の情報が、第1の情報を基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信されなかった場合、第2の時間‐周波数リソース上で、NACK情報を基地局に送信し、その中、第2の時間‐周波数リソースは、基地局が、端末機器がデータパケットを受信する前に、端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、第2の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、所定値である。
つまり、基地局は、周期的な所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソースと、NACK情報の伝送を申請するための第1の情報を伝送するための伝送リソースとを、同時に、端末機器に割り当て、端末機器は、端末機器によって受信に成功しなかったデータパケットがあることが発見されると、先に、第1の情報を基地局に送信する方式に従って、アップリンク伝送リソースを申請する。端末機器は、当該端末機器によって、基地局により送信されたアップリンク伝送リソースを指示するための第2の情報が、所定の時間帯内で受信されなかった場合、リソース申請に失敗したと認め、当該端末機器は、基地局によって割り当てられた周期的な所定の時間‐周波数位置上のアップリンク伝送リソースを採用して、NACK情報を基地局に伝送する。
説明すべき点として、方法200において、端末機器が、NACK情報を伝送するためのアップリンク伝送リソースを基地局に申請する具体的な実現方式と、基地局がNACK情報を伝送するためのアップリンク伝送リソースを端末機器に割り当てる具体的な実現方式は、方法100においての実現方式と同一であり、重複を回避するために、ここでは繰り返して説明しない。
また、方法100と種類に、基地局は、さらに、端末機器がデータパケットを受信する前に、端末機器がデータパケットの受信状態をフィードバックするフィードバック方式を指示する指示情報を、端末機器に送信してもよい。また、端末機器は、指示情報が、端末機器がデータパケットの受信に成功しなかった場合にのみ、NACK情報を基地局に送信する方式を採用して、フィードバックを行うフィードバック方式を、指示すると、方法200においての方法に従って、データパケットの受信状態をフィードバックしてもよい。その中、基地局が当該指示情報を端末機器に送信する具体的な実現方式は、方法100においての基地局が第5の情報を端末機器に送信する実現方式と同一であり、重複を回避するために、ここでは繰り返して説明しない。
図7は、本発明のさらなる実施例に係るフィードバック情報を伝送する方法を示し、図7に示したように、方法300は、S310〜S350を含む。
S310において、端末機器が、複数のデータパケットを基地局に送信する。
S320において、基地局が、端末機器によって送信された複数のデータパケットを受信する。
S330において、端末機器が、基地局によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該基地局により送信された情報であって、当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK(否定確認)のみが含まれた情報である、フィードバック情報を受信する。
S340において、端末機器が、当該NACK情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する。
S350において、端末機器が、当該受信に成功しなかったデータパケットを基地局に再送信する。
本発明の実施例に係る方法によると、基地局が、当該基地局によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、フィードバック情報を、端末機器に送信することを、基地局が、データパケットの受信エラーが発生した場合にのみ、受信エラーのデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含む、フィードバック情報を、端末機器に送信し、端末機器は、当該端末機器によって当該フィードバック情報が受信された後に、複数のデータパケットの中のNACK情報に対応するデータパケット以外の他のデータパケットの受信にいずれも成功することを黙認することとして、理解してもよい。
また、理解すべき点として、基地局は、端末機器が一つのデータパケットのみを基地局に送信する場合、当該基地局によってこのデータパケットの受信に成功すると、フィードバック情報を端末機器に送信しなく、端末機器は、端末機器によって、基地局により送信されたフィードバック情報が一定の時間内で受信されないと、基地局によってこの一つのデータパケットの受信に成功することを黙認し、基地局は、当該基地局によってこのデータパケットの受信に成功しないと、フィードバック情報を端末機器に送信し、端末機器は、フィードバック情報を受信した後に、このデータパケットを基地局に再送信する。
オプションとして、一例として、NACK情報中には、識別子情報が付加されており、端末機器は、識別子情報に基づいて、受信に成功しなかったデータパケットを確定する。当該識別子情報は、基地局が受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であり、無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報は、例えば、無線フレームの番号およびサブフレームの番号であってもよい。或いは、識別子情報は、受信に成功しなかったデータパケットの番号であってもよい。
オプションとして、S330において、基地局が、当該フィードバック情報のみが付加されたダウンリンク制御チャネルを、端末機器に送信するか、或いは、当該フィードバック情報およびダウンリンク制御シグナリングが付加されたダウンリンク制御チャネルを、端末機器に送信する。
オプションとして、一例として、当該ダウンリンク制御チャネルは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)である。
以上、図2〜図7を参照しながら、本発明の実施例に係るフィードバック情報を伝送する方法を詳細に説明した。以下、図8を参照しながら、本発明の実施例に係る端末機器を詳細に説明する。図8に示したように、端末機器10は、受信モジュール11と、確定モジュール12と、送信モジュール13とを備える。
受信モジュール11は、基地局により送信された複数のデータパケットを受信する。
確定モジュール12は、当該複数のデータパケットの中に、受信に成功しなかったデータパケットが存在するか否かを確定する。
送信モジュール13は、当該確定モジュール12によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK(否定確認)情報のみを含む第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信する。
従って、本発明の実施例に係る端末機器は、当該端末機器によって、基地局によって送信された複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含む第1のフィードバック情報を基地局に送信することにより、端末機器が受信に成功したデータパケットに対して別途の確認情報を基地局に送信する必要がないので、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
本発明の実施例において、オプションとして、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該基地局が、当該識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定するようにする。
その中、当該識別子情報は、当該受信モジュール11が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
本発明の実施例において、オプションとして、当該受信モジュール11は、当該受信モジュール11が基地局により送信された複数のデータパケットを受信する前に、さらに、当該基地局により送信された第1の情報を受信し、当該第1の情報は、当該基地局が当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための第1の時間‐周波数リソースを指示する。
その中、当該送信モジュール13は、当該第1のフィードバック情報を基地局に送信する時に、具体的に、当該第1の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信する。
本発明の実施例において、オプションとして、当該受信モジュール11は、さらに、当該基地局により送信された第2の情報を受信し、当該第2の情報は、当該端末機器が、当該受信モジュール11による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功した際に、第1の方式または第2の方式を採用して、当該複数のデータパケットの受信状態を、当該基地局にフィードバックするように、当該端末機器に指示する。
その中、当該第1の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、第2のフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式であり、当該第2のフィードバック情報中には、ACK(確認)情報が含まれ、当該ACK情報は、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功したことを、を指示し、当該第2の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、フィードバック情報を、当該基地局に送信しない方式である。
本発明の実施例において、オプションとして、当該第1の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第1の所定値である。
本発明の実施例において、オプションとして、当該受信モジュール11は、さらに、当該第3の情報を基地局に送信し、当該第3の情報は、当該基地局が、当該第1のフィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求する。
その中、当該送信モジュール13は、当該第1のフィードバック情報を基地局に送信する時に、当該受信モジュール11によって、当該基地局により送信された第4の情報が、当該送信モジュール13が当該第3の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信された場合、当該第4の情報で示された第2の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信する。
本発明の実施例において、オプションとして、当該送信モジュール13は、さらに、当該受信モジュール11によって、当該第4の情報が、当該送信モジュール13が当該第3の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信されなかった場合、第3の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信する。
その中、当該第3の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該受信モジュールによって、当該基地局により送信された複数のデータパケットの前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第3の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第2の所定値である。
本発明の実施例において、オプションとして、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
本発明の実施例において、オプションとして、当該受信モジュール11は、当該受信モジュール11が基地局により送信された複数のデータパケットを受信する前に、さらに、当該基地局により送信された第5の情報を受信し、当該第5の情報は、当該端末機器が当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするためのフィードバック方式を、当該端末機器に指示する。
その中、当該送信モジュール13は、当該第1のフィードバック情報を基地局に送信する時に、具体的に、当該第5の情報によって当該端末機器が目標フィードバック方式を採用するように指示される場合に、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信し、その中、当該目標フィードバック方式は、端末機器によって受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式である。
本発明の実施例において、オプションとして、当該受信モジュール11は、当該基地局により送信された第5の情報を受信する時に、具体的に、当該基地局により送信された、当該第5の情報が付加されたUL Grant(アップリンクグラント)シグナリングを受信するか、或いは、当該基地局により送信された、当該第5の情報が付加されたDL Grant(ダウンリンクグラント)シグナリングを受信するか、或いは、当該基地局により送信された、当該第5の情報が付加されたRRC(無線リソース制御)シグナリングを受信する。
本発明の実施例に係る端末機器は、該当する本発明の実施例のフィードバック情報を伝送する方法100の流れを参照してもよく、また、当該端末機器中の各ユニット/モジュール、および、上記のその他の操作および/または機能は、それぞれ、方法100中の該当する流れを実現するためのものであり、簡素化のために、ここでは繰り返して説明しない。
図9は、本発明の別の実施例に係る端末機器を概略的に示すフロック図であり、図9に示したように、端末機器20は、受信モジュール21と、確定モジュール22と、送信モジュール23とを備える。
受信モジュール21は、基地局により送信されたデータパケットを受信する。
確定モジュール22は、当該受信モジュール21の当該データパケットの受信に成功したか否かを確定する。
送信モジュール23は、当該確定モジュール22によって当該受信モジュール21の当該データパケット受信に成功しなかったと確定される場合、第1の情報を、当該基地局に送信するし、当該第1の情報は、当該基地局が、NACK(否定確認)情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求し、当該NACK情報は、当該データパケットに対して否定確認を行うようにする。
従って、本発明の実施例に係る端末機器が、当該端末機器によって基地局が送信したデータパケットの受信に成功しなかったと確定される場合、当該データパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報を伝送するための時間‐周波数リソースを基地局に申請するため、基地局が、NACK情報を伝送するための時間‐周波数リソースを事前に端末機器に割り当てる必要がなくなり、端末機器が受信に成功したデータパケットをフィードバックする必要もなくなることにより、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
本発明の実施例において、オプションとして、当該送信モジュール23は、さらに、当該受信モジュール21によって、当該基地局により送信された第2の情報が、当該送信モジュール23が当該第1の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信された場合、当該第2の情報で示された第1の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を、当該基地局に送信する。
本発明の実施例において、オプションとして、当該送信モジュール23は、さらに、当該受信モジュール21によって、当該第2の情報が、当該送信モジュール23が当該第1の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信されなかった場合、第2の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を、当該基地局に送信し、その中、当該第2の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該受信モジュールが当該データパケットを受信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第2の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、所定値である。
本発明の実施例において、オプションとして、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、且つ、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
本発明の実施例に係る端末機器は、該当する本発明の実施例のフィードバック情報を伝送する方法200の流れを参照してもよく、また、当該端末機器中の各ユニット/モジュール、および、上記のその他の操作および/または機能は、それぞれ、方法200中の該当する流れを実現するためのものであり、簡素化のために、ここでは繰り返して説明しない。
図10は、本発明のさらなる実施例に係る端末機器を概略的に示すフロック図であり、図10に示したように、端末機器30は、送信モジュール31と、受信モジュール32と、確定モジュール33とを備える。
送信モジュール31は、複数のデータパケットを基地局に送信する。
受信モジュール32は、当該基地局によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該基地局により送信された情報であって、当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK(否定確認)のみが含まれた情報である、フィードバック情報を受信する。
確定モジュール33は、当該NACK情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する。
当該送信モジュール32は、さらに、当該受信に成功しなかったデータパケットを、当該基地局に再送信する。
従って、本発明の実施例によると、端末機器によって受信された、基地局が送信したフィードバック情報は、基地局が、当該基地局によって端末機器によって送信された複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に、送信したフィードバック情報であり、また、フィードバック情報中には、受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみが含まれることにより、基地局により、受信に成功したデータパケットに対して、別途の確認情報を端末機器に送信する必要がなくなり、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
本発明の実施例において、オプションとして、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該基地局が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
その中、当該確定モジュール33は、当該NACK情報に基づいて当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する時に、具体的に、当該識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する。
本発明の実施例において、オプションとして、当該受信モジュール31は、当該基地局によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該基地局により送信されたフィードバック情報を受信する時に、具体的に、当該基地局により送信された、当該フィードバック情報のみが付加されたダウンリンク制御チャネルを受信するか、或いは、当該基地局により送信された、当該フィードバック情報およびダウンリンク制御シグナリングが付加されたダウンリンク制御チャネルを受信する。
本発明の実施例に係る端末機器は、該当する本発明の実施例のフィードバック情報を伝送する方法300の流れを参照してもよく、また、当該端末機器中の各ユニット/モジュール、および、上記のその他の操作および/または機能は、それぞれ、方法300中の該当する流れを実現するためのものであり、簡素化のために、ここでは繰り返して説明しない。
以上、図8〜図10を参照しながら、本発明の実施例に係る端末機器を詳細に説明した。以下、図11〜図13を参照しながら、本発明の実施例に係る基地局を詳細に説明する。図11は、本発明の実施例に係る基地局を示し、図11に示したように、基地局40は、送信モジュール41と、受信モジュール42と、確定モジュール43とを備える。
送信モジュール41は、複数のデータパケットを、端末機器に送信する。
受信モジュール42は、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該端末機器によって送信された情報であって、当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK(否定確認)情報のみを含む第1のフィードバック情報を受信する。
確定モジュール43は、当該NACK情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する。
当該送信モジュール41は、さらに、当該受信に成功しなかったデータパケットを、当該端末機器に再送信する。
従って、本発明の実施例に係る基地局が、複数のデータパケットを端末機器に送信した後に、端末機器によって送信された、複数のデータパケットの中の受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含む第1のフィードバック情報を受信することにより、基地局が、端末機器によって受信に成功したデータパケットに対して送信された確認情報を受信しないので、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
本発明の実施例において、オプションとして、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該端末機器が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
その中、当該確定モジュール43は、当該NACK情報に基づいて当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する時に、具体的に、当該識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する。
本発明の実施例において、オプションとして、当該送信モジュール41は、当該送信モジュール41が複数のデータパケットを当該端末機器に送信する前に、さらに、第1の情報を当該端末機器に送信し、当該第1の情報は、当該基地局が当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための第1の時間‐周波数リソースを示し、その中、当該受信モジュール42は、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該端末機器によって送信された第1のフィードバック情報を受信する時に、具体的に、当該第1の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を受信する。
本発明の実施例において、オプションとして、当該送信モジュール41は、さらに、第2の情報を当該端末機器に送信し、当該第2の情報は、当該端末機器が、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功した際に、第1の方式または第2の方式を採用して、当該複数のデータパケットの受信状態を当該基地局にフィードバックするように、当該端末機器に指示し、その中、当該第1の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、第2のフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式であり、当該第2のフィードバック情報中には、ACK(確認)情報が含まれ、当該ACK情報は、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功したことを、を指示し、当該第2の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、フィードバック情報を、当該基地局に送信しない方式である。
本発明の実施例において、オプションとして、当該第1の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第1の所定値である。
本発明の実施例において、オプションとして、当該受信モジュール42は、さらに、当該端末機器が送信した第3の情報を受信し、当該第3の情報は、当該基地局が、当該第1のフィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求する。
その中、当該受信モジュール42は、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該端末機器によって送信された第1のフィードバック情報を受信する時に、具体的に、当該送信モジュール41は、当該送信モジュール41によって、第4の情報が、当該受信モジュール42が当該第3の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信された場合、当該第4の情報で示された第2の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を受信する。
本発明の実施例において、オプションとして、当該受信モジュール42は、さらに、当該送信モジュール41によって、当該第4の情報が、当該受信モジュール42が当該第3の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信されなかった場合、第3の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を受信し、その中、当該第3の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該基地局が複数のデータパケットを端末機器に送信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第3の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第2の所定値である。
本発明の実施例において、オプションとして、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
本発明の実施例において、オプションとして、当該送信モジュール41は、当該送信モジュール41が複数のデータパケットを端末機器に送信する前に、さらに、第5の情報を当該端末機器に送信し、当該第5の情報は、当該端末機器が当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするためのフィードバック方式を、当該端末機器に示す。
その中、当該第1のフィードバック情報は、当該第5の情報によって当該端末機器が目標フィードバック方式を採用するように指示される場合に、当該基地局に送信した情報であり、当該目標フィードバック方式は、端末機器によって受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式である。
本発明の実施例において、オプションとして、当該送信モジュール41は、当該第5のメッセージを当該端末機器に送信する時に、具体的に、当該第5の情報が付加されたUL Grant(アップリンクグラント)シグナリングを、当該端末機器に送信するか、或いは、当該第5の情報が付加されたDL Grant(ダウンリンクグラント)シグナリングを、当該端末機器に送信するか、或いは、当該第5の情報が付加されたRRC(無線リソース制御)シグナリングを、当該端末機器に送信する。
本発明の実施例に係る基地局は、該当する本発明の実施例のフィードバック情報を伝送する方法100の流れを参照してもよく、また、当該基地局中の各ユニット/モジュール、および、上記のその他の操作および/または機能は、それぞれ、方法100中の該当する流れを実現するためのものであり、簡素化のために、ここでは繰り返して説明しない。
図12は、本発明の別の実施例に係る基地局を示し、図12に示したように、基地局50は、送信モジュール51と、受信モジュール52とを備える。
送信モジュール51は、データパケットを、端末機器に送信する。
受信モジュール52は、該端末機器によって当該データパケットの受信に成功しなかったと確定された際に該端末機器によって送信された第1の情報を受信し、当該第1の情報は、当該基地局が、NACK(否定確認)情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求し、当該NACK情報は、当該データパケットに対して否定確認を行うようにする。
従って、本発明の実施例によると、基地局によって受信された、端末機器が送信した、NACK情報を伝送するための時間‐周波数リソースを割り当てるように要求するための第1の情報は、端末機器によって基地局が送信したデータパケットの受信に成功しなかったと確定された際に当該端末機器によって送信された第1の情報であることにより、基地局が、NACK情報を伝送するための時間‐周波数リソースを事前に端末機器に割り当てる必要がなくなり、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
本発明の実施例において、オプションとして、当該受信モジュール52は、さらに、当該送信モジュールによって、第2の情報が、当該受信モジュールが当該第1の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信された場合、当該第2の情報で示された第1の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を受信する。
本発明の実施例において、オプションとして、当該受信モジュール52は、さらに、当該送信モジュール51によって、当該第2の情報が、当該受信モジュール52が当該第1の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信されなかった場合、第2の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を受信し、その中、当該第2の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該送信モジュール51がデータパケットを端末機器に送信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第2の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、所定値である。
本発明の実施例において、オプションとして、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、且つ、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
本発明の実施例に係る基地局は、該当する本発明の実施例のフィードバック情報を伝送する方法200の流れを参照してもよく、また、当該基地局中の各ユニット/モジュール、および、上記のその他の操作および/または機能は、それぞれ、方法200中の該当する流れを実現するためのものであり、簡素化のために、ここでは繰り返して説明しない。
図13は、本発明のさらなる実施例に係る基地局を示し、図13に示したように、基地局60は、受信モジュール61と、確定モジュール62と、送信モジュール63とを備える。
受信モジュール61は、端末機器によって送信された複数のデータパケットを受信する。
確定モジュール62は、当該複数のデータパケットの中に、受信に成功しなかったデータパケットが存在するか否かを確定する。
送信モジュール63は、当該確定モジュール62によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK(否定確認)のみが含まれた情報である、フィードバック情報を、当該端末機器に送信する。
従って、本発明の実施例に係る基地局が、当該基地局によって、端末機器によって送信された複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を、端末機器に送信することにより、基地局により、受信に成功したデータパケットに対して、別途の確認情報を端末機器に送信する必要がなくなり、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
本発明の実施例において、オプションとして、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該端末機器が、当該識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定するようにし、その中、当該識別子情報は、当該受信モジュールが当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
本発明の実施例において、オプションとして、当該送信モジュール63は、フィードバック情報を当該端末機器に送信する時に、具体的に、当該フィードバック情報のみが付加されたダウンリンク制御チャネルを、当該端末機器に送信するか、或いは、当該フィードバック情報およびダウンリンク制御シグナリングが付加されたダウンリンク制御チャネルを、当該端末機器に送信する。
本発明の実施例に係る基地局は、該当する本発明の実施例のフィードバック情報を伝送する方法300の流れを参照してもよく、また、当該基地局中の各ユニット/モジュール、および、上記のその他の操作および/または機能は、それぞれ、方法300中の該当する流れを実現するためのものであり、簡素化のために、ここでは繰り返して説明しない。
図14は、本発明のさらなる実施例に係る端末機器を示し、図14に示したように、端末機器100は、プロセッサ110とトランシーバ120とを備え、プロセッサ110とトランシーバ120とが接続され、オプションとして、当該端末機器100は、メモリ130をさらに備え、メモリ130とプロセッサ110とが接続され、さらに、オプションとして、当該端末機器100は、バスシステム140を備える。その中、プロセッサ110と、メモリ130と、トランシーバ120とは、バスシステム140を介して接続されてもよく、当該メモリ130は、命令を記憶し、当該プロセッサ110は、当該メモリ130に記憶されている命令を実行することによって、トランシーバ120の情報送信或いは情報受信を制御する。
理解すべき点として、本発明の実施例において、当該プロセッサ110は、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)であってもよく、当該プロセッサ110は、さらに、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用集積回路(ASIC)、既製のプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、または、当該プロセッサは、いかなる従来のプロセッサ等であってもよい。
当該メモリ130は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、プロセッサ110に命令およびデータを提供するように構成される。メモリ130の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。例えば、メモリ130は、さらに、機器タイプの情報を記憶してもよい。
当該バスシステム130は、データバス以外に、さらに、電源バス、制御バスおよび状態信号バス等を含んでもよい。しかし、明確に説明するために、図面では各バスをいずれもバスシステム130として表記する。
実現過程において、上記の方法の各ステップは、プロセッサ110内のハードウェアの統合論理回路またはソフトウェアの形態の命令によって完了させることができる。本発明の実施例によって開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよいし、または、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリまたは電気的消去可能プログラム可能メモリ、レジスタ等の、本分野で熟されている記憶媒体に、記憶されてもよい。当該記憶媒体は、メモリ130に配置され、プロセッサ110によって、メモリ130内の情報を読み取って、ハードウェアと組み合わせて、上記の方法のステップを完了させる。繰り返しを避けるために、ここでは詳細に説明しない。
その中、当該トランシーバ120は、基地局により送信された複数のデータパケットを受信する。
当該プロセッサ110は、当該複数のデータパケットの中に、受信に成功しなかったデータパケットが存在するか否かを確定する。
当該トランシーバは、さらに、当該プロセッサ110によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK(否定確認)情報のみを含む第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信する。
オプションとして、一つの実施例として、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該基地局が、当該識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定するようにし、その中、当該識別子情報は、当該受信モジュールが当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ120は、当該トランシーバ120が基地局により送信された複数のデータパケットを受信する前に、さらに、当該基地局により送信された第1の情報を受信し、当該第1の情報は、当該基地局が当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための第1の時間‐周波数リソースを示し、その中、当該トランシーバ120は、当該第1のフィードバック情報を基地局に送信する時に、具体的に、当該第1の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信する。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ120は、さらに、当該基地局により送信された第2の情報を受信し、当該第2の情報は、当該端末機器が、当該トランシーバ120による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功した際に、第1の方式または第2の方式を採用して、当該複数のデータパケットの受信状態を当該基地局にフィードバックするように、当該端末機器に指示し、その中、当該第1の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、第2のフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式であり、当該第2のフィードバック情報中には、ACK(確認)情報が含まれ、当該ACK情報は、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功したことを、を指示し、当該第2の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、フィードバック情報を、当該基地局に送信しない方式である。
オプションとして、一つの実施例として、当該第1の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第1の所定値である。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ120は、さらに、当該第3の情報を基地局に送信し、当該第3の情報は、当該基地局が、当該第1のフィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求する。
その中、当該トランシーバ120は、当該第1のフィードバック情報を基地局に送信する時に、当該トランシーバ120によって、当該基地局により送信された第4の情報が、当該端末機器が当該第3の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信された場合、当該第4の情報で示された第2の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信する。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ120は、さらに、当該トランシーバ120によって、当該第4の情報が、当該端末機器が当該第3の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信されなかった場合、第3の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信し、その中、当該第3の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該受信器120が当該基地局により送信された複数のデータパケットを受信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第3の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第2の所定値である。
オプションとして、一つの実施例として、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
オプションとして、一つの実施例として、当該受信器120は、当該受信器120が基地局により送信された複数のデータパケットを受信する前に、さらに、当該基地局により送信された第5の情報を受信し、当該第5の情報は、当該端末機器が当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするためのフィードバック方式を、当該端末機器に示す。
その中、当該受信器120は、当該第1のフィードバック情報を基地局に送信する時に、具体的に、当該第5の情報によって当該端末機器が目標フィードバック方式を採用するように指示される場合に、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信し、その中、当該目標フィードバック方式は、端末機器によって受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式である。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ120は、当該基地局により送信された第5の情報を受信する時に、具体的に、当該基地局により送信された、当該第5の情報が付加されたUL Grant(アップリンクグラント)シグナリングを受信するか、或いは、当該基地局により送信された、当該第5の情報が付加されたDL Grant(ダウンリンクグラント)シグナリングを受信するか、或いは、当該基地局により送信された、当該第5の情報が付加されたRRC(無線リソース制御)シグナリングを受信する。
本発明の実施例に係る端末機器は、該当する本発明の実施例の方法100中の端末機器を参照してもよく、また、端末機器中の各ユニットやモジュール、および、上記のその他の操作および/または機能は、それぞれ、方法100中の該当する流れを実現するためのものであり、簡素化のために、ここでは繰り返して説明しない。
本発明の実施例によると、端末機器が、当該端末機器によって基地局によって送信された複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含む第1のフィードバック情報を基地局に送信することにより、端末機器が受信に成功したデータパケットに対して別途の確認情報を基地局に送信する必要がないので、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
または、当該トランシーバ120は、基地局により送信されたデータパケットを受信する。
当該プロセッサ110は、当該トランシーバ120によって当該データパケットの受信に成功したか否かを確定する。
当該トランシーバ120は、さらに、当該プロセッサ110によって当該トランシーバ120の当該データパケットの受信に成功しなかったと確定される場合、第1の情報を、当該基地局に送信し、当該第1の情報は、当該基地局が、NACK(否定確認)情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求し、当該NACK情報は、当該データパケットに対して否定確認を行うようにする。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ120は、さらに、当該トランシーバ120によって、当該基地局により送信された第2の情報が、当該トランシーバ120が当該第1の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信された場合、当該第2の情報で示された第1の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を、当該基地局に送信する。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ120は、さらに、当該トランシーバ120によって、当該第2の情報が、当該トランシーバ120が当該第1の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信されなかった場合、第2の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を、当該基地局に送信し、その中、当該第2の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該トランシーバ120が当該データパケットを受信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第2の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、所定値である。
オプションとして、一つの実施例として、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、且つ、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
本発明の実施例に係る端末機器は、該当する本発明の実施例の方法200中の端末機器を参照してもよく、また、端末機器中の各ユニットやモジュール、および、上記のその他の操作および/または機能は、それぞれ、方法200中の該当する流れを実現するためのものであり、簡素化のために、ここでは繰り返して説明しない。
本発明の実施例によると、端末機器が、当該端末機器によって基地局が送信したデータパケットの受信に成功しなかったと確定される場合、当該データパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報を伝送するための時間‐周波数リソースを基地局に申請するため、基地局が、NACK情報を伝送するための時間‐周波数リソースを事前に端末機器に割り当てる必要がなくなり、端末機器が受信に成功したデータパケットをフィードバックする必要もなくなることにより、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
または、当該トランシーバ120は、複数のデータパケットを基地局に送信する。
当該トランシーバ120は、さらに、当該基地局によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該基地局により送信された情報であって、当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK(否定確認)のみが含まれた情報である、フィードバック情報を受信する。
当該プロセッサ110は、当該NACK情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する。
当該トランシーバ120は、さらに、当該受信に成功しなかったデータパケットを、当該基地局に再送信する。
オプションとして、一つの実施例として、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該基地局が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
その中、当該プロセッサ120は、当該NACK情報に基づいて当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する時に、具体的に、当該識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ120は、当該基地局によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該基地局により送信されたフィードバック情報を受信する時に、具体的に、当該基地局により送信された、当該フィードバック情報のみが付加されたダウンリンク制御チャネルを受信か、或いは、当該基地局により送信された、当該フィードバック情報およびダウンリンク制御シグナリングが付加されたダウンリンク制御チャネルを受信する。
本発明の実施例に係る端末機器は、該当する本発明の実施例の方法300中の端末機器を参照してもよく、また、端末機器中の各ユニットやモジュール、および、上記のその他の操作および/または機能は、それぞれ、方法300中の該当する流れを実現するためのものであり、簡素化のために、ここでは繰り返して説明しない。
本発明の実施例によると、端末機器によって受信された、基地局が送信したフィードバック情報は、基地局が、当該基地局によって、端末機器によって送信された複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に、送信したフィードバック情報であり、また、フィードバック情報中には、受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみが含まれることにより、基地局により、受信に成功したデータパケットに対して、別途の確認情報を端末機器に送信する必要がなくなり、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
図15は、本発明のさらなる実施例に係る基地局を概略的に示すフロック図であり、図15に示したように、基地局200は、プロセッサ210とトランシーバ220とを備え、プロセッサ210とトランシーバ220とが接続され、オプションとして、当該端末機器200は、メモリ230をさらに備え、メモリ230とプロセッサ210とが接続され、さらに、オプションとして、当該端末機器200は、バスシステム240を備える。その中、プロセッサ210と、メモリ230と、トランシーバ220とは、バスシステム240を介して接続されてもよく、当該メモリ230は、命令を記憶し、当該プロセッサ210は、当該メモリ230に記憶されている命令を実行することによって、トランシーバ220の情報送信或いは情報受信を制御する。
理解すべき点として、本発明の実施例において、当該プロセッサ210は、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)であってもよく、当該プロセッサ210は、さらに、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用集積回路(ASIC)、既製のプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、または、当該プロセッサは、いかなる従来のプロセッサ等であってもよい。
当該メモリ230は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、プロセッサ210に命令およびデータを提供するように構成される。メモリ230の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。例えば、メモリ230は、さらに、機器タイプの情報を記憶してもよい。
当該バスシステム230は、データバス以外に、さらに、電源バス、制御バスおよび状態信号バス等を含んでもよい。しかし、明確に説明するために、図面では各バスをいずれもバスシステム230として表記する。
実現過程において、上記の方法の各ステップは、プロセッサ210内のハードウェアの統合論理回路またはソフトウェアの形態の命令によって完了させることができる。本発明の実施例によって開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよいし、または、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリまたは電気的消去可能プログラム可能メモリ、レジスタ等の、本分野で熟されている記憶媒体に、記憶されてもよい。当該記憶媒体は、メモリ230に配置され、プロセッサ210によって、メモリ230内の情報を読み取って、ハードウェアと組み合わせて、上記の方法のステップを完了させる。繰り返しを避けるために、ここでは詳細に説明しない。
その中、当該トランシーバ220は、複数のデータパケットを、端末機器に送信する。
当該トランシーバ220は、さらに、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該端末機器によって送信された情報であって、当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK(否定確認)情報のみを含む第1のフィードバック情報を受信する。
当該プロセッサ210は、当該NACK情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する。
当該トランシーバ220は、さらに、当該受信に成功しなかったデータパケットを、当該端末機器に再送信する。
オプションとして、一つの実施例として、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該端末機器が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
その中、当該プロセッサ210は、当該NACK情報に基づいて当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する時に、具体的に、当該識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ220は、当該トランシーバ220が複数のデータパケットを当該端末機器に送信する前に、さらに、第1の情報を当該端末機器に送信し、当該第1の情報は、当該基地局が当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための第1の時間‐周波数リソースを示し、その中、当該トランシーバ220は、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該端末機器によって送信された第1のフィードバック情報を受信する時に、具体的に、当該第1の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を受信する。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ220は、さらに、第2の情報を当該端末機器に送信し、当該第2の情報は、当該端末機器が、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功した際に、第1の方式または第2の方式を採用して、当該複数のデータパケットの受信状態を当該基地局にフィードバックするように、当該端末機器に指示し、その中、当該第1の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、第2のフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式であり、当該第2のフィードバック情報中には、ACK(確認)情報が含まれ、当該ACK情報は、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功したことを、を指示し、当該第2の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、フィードバック情報を、当該基地局に送信しない方式である。
オプションとして、一つの実施例として、当該第1の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第1の所定値である。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ220は、さらに、当該端末機器が送信した第3の情報を受信し、当該第3の情報は、当該基地局が、当該第1のフィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求し、その中、当該トランシーバ210は、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該端末機器によって送信された第1のフィードバック情報を受信する時に、具体的に、当該トランシーバ220によって、第4の情報が、当該トランシーバ220が当該第3の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信された場合、当該第4の情報で示された第2の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を受信する。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ220は、さらに、当該トランシーバ220によって、当該第4の情報が、当該トランシーバ220が当該第3の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信されなかった場合、第3の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を受信し、その中、当該第3の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該基地局が複数のデータパケットを端末機器に送信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第3の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第2の所定値である。
オプションとして、一つの実施例として、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ220は、当該トランシーバ220が複数のデータパケットを端末機器に送信する前に、さらに、第5の情報を当該端末機器に送信し、当該第5の情報は、当該端末機器が当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするためのフィードバック方式を、当該端末機器に示し、その中、当該第1のフィードバック情報は、当該第5の情報によって当該端末機器が目標フィードバック方式を採用するように指示される場合に、当該基地局に送信した情報であり、当該目標フィードバック方式は、端末機器によって受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式である。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ220は、当該第5のメッセージを当該端末機器に送信する時に、具体的に、当該第5の情報が付加されたUL Grant(アップリンクグラント)シグナリングを、当該端末機器に送信するか、或いは、当該第5の情報が付加されたDL Grant(ダウンリンクグラント)シグナリングを、当該端末機器に送信するか、或いは、当該第5の情報が付加されたRRC(無線リソース制御)シグナリングを、当該端末機器に送信する。
本発明の実施例に係る基地局は、該当する本発明の実施例の方法100中の基地局を参照してもよく、また、基地局中の各ユニットやモジュール、および、上記のその他の操作および/または機能は、それぞれ、方法100中の該当する流れを実現するためのものであり、簡素化のために、ここでは繰り返して説明しない。
本発明の実施例によると、基地局が、複数のデータパケットを端末機器に送信した後に、端末機器によって送信された、複数のデータパケットの中の受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含む第1のフィードバック情報を受信することにより、基地局が、端末機器によって受信に成功したデータパケットに対して送信された確認情報を受信しないので、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
または、当該トランシーバ220は、データパケットを、端末機器に送信する。
当該トランシーバ220は、さらに、該端末機器によって当該データパケットの受信に成功しなかったと確定された際に該端末機器によって送信された第1の情報を受信し、当該第1の情報は、当該基地局が、NACK(否定確認)情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求し、当該NACK情報は、当該データパケットに対して否定確認を行うようにする。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ220は、さらに、当該トランシーバ220によって、第2の情報が、当該トランシーバ220が当該第1の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信された場合、当該第2の情報で示された第1の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を受信する。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ220は、さらに、当該トランシーバ220によって、当該第2の情報が、当該トランシーバ220が当該第1の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信されなかった場合、第2の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を受信し、その中、当該第2の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該送信モジュールがデータパケットを端末機器に送信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第2の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、所定値である。
オプションとして、一つの実施例として、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、且つ、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
本発明の実施例に係る基地局は、該当する本発明の実施例の方法200中の基地局を参照してもよく、また、基地局中の各ユニットやモジュール、および、上記のその他の操作および/または機能は、それぞれ、方法200中の該当する流れを実現するためのものであり、簡素化のために、ここでは繰り返して説明しない。
本発明の実施例によると、基地局によって受信された、端末機器が送信した、NACK情報を伝送するための時間‐周波数リソースを割り当てるように要求するための第1の情報は、端末機器によって基地局が送信したデータパケットの受信に成功しなかったと確定された際に当該端末機器によって送信された第1の情報であることにより、基地局が、NACK情報を伝送するための時間‐周波数リソースを事前に端末機器に割り当てる必要がなくなり、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
または、当該トランシーバ220は、端末機器によって送信された複数のデータパケットを受信する。
当該プロセッサ210は、当該複数のデータパケットの中に、受信に成功しなかったデータパケットが存在するか否かを確定する。
当該トランシーバ220は、当該プロセッサ210によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK(否定確認)のみが含まれた情報である、フィードバック情報を、当該端末機器に送信する。
オプションとして、一つの実施例として、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該端末機器が、識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定するようにし、その中、当該識別子情報は、当該トランシーバ220が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
オプションとして、一つの実施例として、当該トランシーバ220は、フィードバック情報を当該端末機器に送信する時に、具体的に、当該フィードバック情報のみが付加されたダウンリンク制御チャネルを、当該端末機器に送信するか、或いは、当該フィードバック情報およびダウンリンク制御シグナリングが付加されたダウンリンク制御チャネルを、当該端末機器に送信する。
本発明の実施例に係る基地局は、該当する本発明の実施例の方法300中の基地局を参照してもよく、また、基地局中の各ユニットやモジュール、および、上記のその他の操作および/または機能は、それぞれ、方法300中の該当する流れを実現するためのものであり、簡素化のために、ここでは繰り返して説明しない。
本発明の実施例に係る基地局は、当該基地局によって、端末機器によって送信された複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を、端末機器に送信することにより、基地局により、受信に成功したデータパケットに対して、別途の確認情報を端末機器に送信する必要がなくなり、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
理解すべき点として、明細書を通じて言及された「一つの実施例」または「一実施例」は、実施例に関連する特定の特徴、構成または特性が、本発明の少なくとも一つ実施例中に含まれることを意味する。従って、明細書を通じて様々なところで現れた「一つの実施例において」または「一実施例において」は、必ずとして同一の実施例を指さない。なお、これら特定の特徴、構成または特性は、いかなる適当な方式によって、一つまたは複数の実施例と組み合わせられてもよい。
理解すべき点として、本願における用語である「および/または」は、単なる関連対象の対応関係を説明するだけであり、3つの関係が存在することを表すことができ、例えば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する場合と、AおよびBの両方とも存在する場合と、Bのみが存在する場合とを表すことができる。また、本願における文字「/」は、概して前後関連対象間の「または」という関係を表している。
理解すべき点として、本発明の各実施例において、上記の各過程の番号は、実施の前後順序を意味せず、各過程の実施順序は、その機能および自身の組み込みロジックによって確定されるべきであり、本発明の実施例の実施過程を制限するものになるわけではない。
当業者であれば理解できるように、本願に開示されている実施例と関係させて説明されている各方法ステップおよびユニットを参照し、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現することができる。上記の説明では、ハードウェアとソフトウェアとの互換性を明確に示すために、既に、機能に従って、各実施例のステップおよび構成を、一般的に説明した。これらの機能をハードウェアの形式で実施するかそれともソフトウェアの形式で実施するかについては、技術案の特定応用および設計上の制限となる条件に依存する。当業者は、各特定応用に応じて異なる方法を用いて、説明されている機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えていると見なすべきではない。
本願で開示した実施例を参照しながら説明した方法またはステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行するソフトウェアプログラム、または、両者の組み合わせによって、実施できる。ソフトウェアプログラムは、ランダムアクセス記憶装置(RAM:Random Access Memory)、メモリ、読み取り専用メモリ(ROM:Read−Only Memory)、電気的にプログラム可能な読み出し専用メモリ(EPROM:Electrically Programmable Read−Only Memory)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み出し専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM:Compact Disc Read−Only Memory)、または、当該分野で公知の他の形態の記憶媒体に、記憶されていてもよい。
本願に提供されている幾つかの実施例において、開示されているシステム、装置および方法は、その他の方式で実現されてもよい。例えば、上記に記載されている装置の実施例は単なる例示的なものに過ぎず、例えば、前記ユニットの分け方が、単なるロジック的な機能分けであり、実際、実現する時に他の分け方があってもよく、例えば、複数のユニットまたはコンポーネントを別のシステムへ統合、または集成してもよく、または幾つかの技術特徴を省略、または実施しなくてもよい。
上記で分離コンポーネントとして説明したユニットは、物理的に分離されるものであってもよく、そうではないものであってもよい。ユニットとして示されるコンポーネントは物理ユニットであってもよく、そうではないものであってもよい。一箇所に配置されてもよく、複数のネットワークユニットに配置してもよい。実際のニーズに応じて、その中の一部または全部のユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現してもよい。
また、本発明の各実施例における各機能ユニットは、一つの処理ユニットに統合してもよく、各ユニットはそれぞれ単独なユニットとしてもよく、二つまたは二つ以上のユニットを一つのユニットに統合してもよい。
図面および好ましい実施例を参照しながら本発明について詳細に説明したが、本発明はこれらに限定されない。当業者であれば、本発明の精神および実質から逸脱することなく、本発明の実施例に対して様々な均等変更および置換を行うことができるが、これら変更および置換はすべて本発明の範囲に属するものと了解される。
端末機器が、フィードバック情報を基地局に送信する必要がある場合に、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、先に基地局に申請し、申請に成功すると、当該端末機器が、申請された時間‐周波数リソース上で、フィードバック情報を基地局に送信し、申請に失敗すると、当該端末機器が、基地局が事前に当該端末機器に割り当てた時間‐周波数リソース上で、フィードバック情報を基地局に送信することにより、通信システムの性能を向上させることができる。
第4の態様の第8の実現可能な方式によれば、第4の態様の第9の実現可能な方式において、当該基地局が、第5の情報を、当該端末機器に送信するステップは、当該基地局が、当該第5の情報が付加されたUL Grant(アップリンクグラント)シグナリングを、当該端末機器に送信するステップを含むか、或いは、当該基地局が、当該第5の情報が付加されたDL Grant(ダウンリンクグラント)シグナリングを、当該端末機器に送信するステップを含むか、或いは、当該基地局が、当該第5の情報が付加されたRRC(無線リソース制御)シグナリングを、当該端末機器に送信するステップを含む。
従って、本願の一実施例のフィードバック情報を伝送する方法によると、基地局によって受信された、端末機器が送信した、NACK情報を伝送するための時間‐周波数リソースを割り当てるように要求するための第1の情報は、端末機器によって基地局が送信したデータパケットの受信に成功しなかったと確定される際に端末機器によって送信された第1の情報であることにより、基地局が、NACK情報を伝送するための時間‐周波数リソースを事前に端末機器に割り当てる必要がなくなり、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
従って、本願の一実施例のフィードバック情報を伝送する方法によると、基地局が、当該基地局によって、端末機器によって送信された複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするための情報であり、受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を、端末機器に送信することにより、基地局により、受信に成功したデータパケットに対して、別途の確認情報を端末機器に送信する必要がなくなり、リソースの浪費を回避し、通信システムのスループットを向上させることができる。
一実施例において、図1では、基地局と端末機器とが位置する無線通信システムは、ネットワークコントローラ、移動管理実体等のその他のネットワーク実体が含まれてもよく、本発明の実施例はこれに限定されない。
一実施例において、図3に示した方法100は、S140〜S150をさらに含む。
本発明の一実施例において、端末機器は、これら複数のデータパケットの受信が完了された後に、各データパケットに対して復調および/またはデコードを行って、複数のデータパケットの中の受信に成功しなかったデータパケットを確定してもよいし、さらに、端末機器は、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの受信が完了されるまでに、一つのデータパケットが受信される度に、当該データパケットに対して復調および/またはデコードを行って、当該データパケットの受信に成功したか否かを確定し、また、当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、これら複数のデータパケットの受信状態を基地局に送信してフィードバックしてもよい。
一実施例において、S130での情報中には、識別子情報が付加されており、基地局は、当該識別子情報に基づいて受信に成功しなかったデータパケットを確定する。当該識別子情報は、端末機器が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であり、無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報は、例えば、無線フレームの番号およびサブフレームの番号であってもよい。或いは、識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号であってもよい。
一実施例において、ダウンリンク伝送過程で、基地局は、当該基地局が複数のデータパケットを端末機器に送信する前に、所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソースを端末機器に割り当て、また、これら所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソースを指示するための第1の情報を、端末機器に送信する。端末機器は、これら所定の位置のアップリンク伝送リソースを利用して、第1のフィードバック情報を伝送する。また、このような実現方式において、基地局は、第2の情報を端末機器に送信してもよく、ここで、第2の情報は、端末が、当該端末によって当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功した際に、第1の方式または第2の方式を採用して、基地局に当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするように、当該端末に指示し、その中、第1の方式は、当該所定の時間‐周波数位置のアップリンク伝送リソース上で第2のフィードバック情報を伝送する方式であり、当該第2のフィードバック情報中には、ACK情報が含まれており、当該ACK情報は、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功したことを指示し、第2の方式は、当該所定の時間‐周波数リソース位置のアップリンク伝送リソース上で基地局にフィードバック情報を送信しない方式である。
本発明の一実施例において、端末機器は、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットがあると確定される場合、第3の情報を基地局に送信し、当該第3の情報は、基地局が、当該第1のフィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求し、端末機器は、端末機器によって、基地局により送信された第4の情報が、端末機器が当該第3の情報を基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信された場合、第4の情報で示された第2の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を基地局に送信する。
本発明の一実施例において、端末機器は、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットがあると確定される場合、第3の情報を基地局に送信し、当該第3の情報は、基地局が、当該第1のフィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求し、当該端末機器は、当該端末機器によって、基地局により送信された第4の情報が、当該第3の情報を基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信されなかった場合、第3の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を基地局に送信し、その中、当該第3の時間‐周波数リソースは、基地局が、端末機器が基地局により送信された複数のデータパケットを受信する前に、端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第3の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第2の所定値である。
本発明の一実施例において、図5に示したように、方法100は、S110の前に、S160をさらに含む。
これに応じて、S130においては、具体的に、端末機器が、第5の情報が端末機器に目標フィードバック方式を採用するように指示すると、第1のフィードバック情報を基地局に送信し、その中、当該目標フィードバック方式は、端末機器によって受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を基地局に送信する方式である。
一実施例において、基地局は、当該基地局が第5の情報を端末機器に送信する前に、端末機器が採用する必要があるフィードバック方式を確定する。具体的に、基地局は、チャネル状態またはサービス伝送特性に基づいて、端末機器が採用する必要があるフィードバック方式を、確定する。例えば、基地局は、当該基地局によってチャネル状態が良好であり(大量のデータパケットを伝送してこそ、1回の伝送エラーが発生する)、また、データ量が大きいと確定される場合、端末機器が目標フィードバック方式を採用して、複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするように、当該端末機器に指示する。基地局は、当該基地局によってチャネル状態がよくない(例えば、データパケットの伝送エラーの確率が所定の閾値よりも大きい)と確定されるか、或いは、当該基地局によってデータ量が小さい(例えば、一つのデータパケットのみを伝送する)と確定される場合、端末機器が従来のLTE中のフィードバック方式を採用して各データパケットの受信状態をフィードバックするように、当該端末機器に指示する。
一実施例において、S160において、基地局が、当該第5の情報が付加されたアップリンクグラント(UL Grant:Up Link Grant)シグナリングを、端末機器に送信するか、或いは、基地局が、当該第5の情報が付加されたダウンリンクグラント(DL Grant:Down Link Grant)シグナリングを、端末機器に送信するか、或いは、基地局が、当該第5の情報が付加されたRRCシグナリングを、端末機器に送信し、その中、当該RRCシグナリングは、RRC Connection Setupメッセージであってもよい。
一実施例において、端末機器は、端末機器によって、基地局により送信された第2の情報が、第1の情報を基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信された場合、当該第2の情報で示された第1の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を、当該基地局に送信する。つまり、端末機器は、当該端末機器によって、基地局によって割り当てたアップリンク伝送リソースが、所定の時間内で受信された場合、当該アップリンク伝送リソース上で、当該データパケットの伝送にエラーが発生したことを指示するためのNACK情報を基地局に送信する。
一実施例において、端末機器は、当該端末機器によって、第2の情報が、第1の情報を基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信されなかった場合、第2の時間‐周波数リソース上で、NACK情報を基地局に送信し、その中、第2の時間‐周波数リソースは、基地局が、端末機器がデータパケットを受信する前に、端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、第2の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、所定値である。
また、方法100と同様に、基地局は、さらに、端末機器がデータパケットを受信する前に、端末機器がデータパケットの受信状態をフィードバックするフィードバック方式を指示する指示情報を、端末機器に送信してもよい。また、端末機器は、指示情報が、端末機器がデータパケットの受信に成功しなかった場合にのみ、NACK情報を基地局に送信する方式を採用して、フィードバックを行うフィードバック方式を、指示すると、方法200においての方法に従って、データパケットの受信状態をフィードバックしてもよい。その中、基地局が当該指示情報を端末機器に送信する具体的な実現方式は、方法100においての基地局が第5の情報を端末機器に送信する実現方式と同一であり、重複を回避するために、ここでは繰り返して説明しない。
一実施例において、NACK情報中には、識別子情報が付加されており、端末機器は、識別子情報に基づいて、受信に成功しなかったデータパケットを確定する。当該識別子情報は、基地局が受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であり、無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報は、例えば、無線フレームの番号およびサブフレームの番号であってもよい。或いは、識別子情報は、受信に成功しなかったデータパケットの番号であってもよい。
一実施例において、S330において、基地局が、当該フィードバック情報のみが付加されたダウンリンク制御チャネルを、端末機器に送信するか、或いは、当該フィードバック情報およびダウンリンク制御シグナリングが付加されたダウンリンク制御チャネルを、端末機器に送信する。
一実施例において、当該ダウンリンク制御チャネルは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)である。
本発明の一実施例において、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該基地局が、当該識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定するようにする。
本発明の一実施例において、当該受信モジュール11は、当該受信モジュール11が基地局により送信された複数のデータパケットを受信する前に、さらに、当該基地局により送信された第1の情報を受信し、当該第1の情報は、当該基地局が当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための第1の時間‐周波数リソースを指示する。
本発明の一実施例において、当該受信モジュール11は、さらに、当該基地局により送信された第2の情報を受信し、当該第2の情報は、当該端末機器が、当該受信モジュール11による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功した際に、第1の方式または第2の方式を採用して、当該複数のデータパケットの受信状態を、当該基地局にフィードバックするように、当該端末機器に指示する。
本発明の一実施例において、当該第1の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第1の所定値である。
本発明の一実施例において、当該受信モジュール11は、さらに、当該第3の情報を基地局に送信し、当該第3の情報は、当該基地局が、当該第1のフィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求する。
本発明の一実施例において、当該送信モジュール13は、さらに、当該受信モジュール11によって、当該第4の情報が、当該送信モジュール13が当該第3の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信されなかった場合、第3の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信する。
本発明の一実施例において、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
本発明の一実施例において、当該受信モジュール11は、当該受信モジュール11が基地局により送信された複数のデータパケットを受信する前に、さらに、当該基地局により送信された第5の情報を受信し、当該第5の情報は、当該端末機器が当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするためのフィードバック方式を、当該端末機器に指示する。
本発明の一実施例において、当該受信モジュール11は、当該基地局により送信された第5の情報を受信する時に、具体的に、当該基地局により送信された、当該第5の情報が付加されたUL Grant(アップリンクグラント)シグナリングを受信するか、或いは、当該基地局により送信された、当該第5の情報が付加されたDL Grant(ダウンリンクグラント)シグナリングを受信するか、或いは、当該基地局により送信された、当該第5の情報が付加されたRRC(無線リソース制御)シグナリングを受信する。
本発明の一実施例において、当該送信モジュール23は、さらに、当該受信モジュール21によって、当該基地局により送信された第2の情報が、当該送信モジュール23が当該第1の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信された場合、当該第2の情報で示された第1の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を、当該基地局に送信する。
本発明の一実施例において、当該送信モジュール23は、さらに、当該受信モジュール21によって、当該第2の情報が、当該送信モジュール23が当該第1の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信されなかった場合、第2の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を、当該基地局に送信し、その中、当該第2の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該受信モジュールが当該データパケットを受信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第2の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、所定値である。
本発明の一実施例において、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、且つ、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
本発明の一実施例において、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該基地局が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
本発明の一実施例において、当該受信モジュール31は、当該基地局によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該基地局により送信されたフィードバック情報を受信する時に、具体的に、当該基地局により送信された、当該フィードバック情報のみが付加されたダウンリンク制御チャネルを受信するか、或いは、当該基地局により送信された、当該フィードバック情報およびダウンリンク制御シグナリングが付加されたダウンリンク制御チャネルを受信する。
本発明の一実施例において、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該端末機器が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
本発明の一実施例において、当該送信モジュール41は、当該送信モジュール41が複数のデータパケットを当該端末機器に送信する前に、さらに、第1の情報を当該端末機器に送信し、当該第1の情報は、当該基地局が当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための第1の時間‐周波数リソースを示し、その中、当該受信モジュール42は、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該端末機器によって送信された第1のフィードバック情報を受信する時に、具体的に、当該第1の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を受信する。
本発明の一実施例において、当該送信モジュール41は、さらに、第2の情報を当該端末機器に送信し、当該第2の情報は、当該端末機器が、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功した際に、第1の方式または第2の方式を採用して、当該複数のデータパケットの受信状態を当該基地局にフィードバックするように、当該端末機器に指示し、その中、当該第1の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、第2のフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式であり、当該第2のフィードバック情報中には、ACK(確認)情報が含まれ、当該ACK情報は、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功したことを、を指示し、当該第2の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、フィードバック情報を、当該基地局に送信しない方式である。
本発明の一実施例において、当該第1の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第1の所定値である。
本発明の一実施例において、当該受信モジュール42は、さらに、当該端末機器が送信した第3の情報を受信し、当該第3の情報は、当該基地局が、当該第1のフィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求する。
本発明の一実施例において、当該受信モジュール42は、さらに、当該送信モジュール41によって、当該第4の情報が、当該受信モジュール42が当該第3の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信されなかった場合、第3の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を受信し、その中、当該第3の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該基地局が複数のデータパケットを端末機器に送信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第3の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第2の所定値である。
本発明の一実施例において、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
本発明の一実施例において、当該送信モジュール41は、当該送信モジュール41が複数のデータパケットを端末機器に送信する前に、さらに、第5の情報を当該端末機器に送信し、当該第5の情報は、当該端末機器が当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするためのフィードバック方式を、当該端末機器に示す。
本発明の一実施例において、当該送信モジュール41は、当該第5の情報を当該端末機器に送信する時に、具体的に、当該第5の情報が付加されたUL Grant(アップリンクグラント)シグナリングを、当該端末機器に送信するか、或いは、当該第5の情報が付加されたDL Grant(ダウンリンクグラント)シグナリングを、当該端末機器に送信するか、或いは、当該第5の情報が付加されたRRC(無線リソース制御)シグナリングを、当該端末機器に送信する。
本発明の一実施例において、当該受信モジュール52は、さらに、当該送信モジュールによって、第2の情報が、当該受信モジュールが当該第1の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信された場合、当該第2の情報で示された第1の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を受信する。
本発明の一実施例において、当該受信モジュール52は、さらに、当該送信モジュール51によって、当該第2の情報が、当該受信モジュール52が当該第1の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信されなかった場合、第2の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を受信し、その中、当該第2の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該送信モジュール51がデータパケットを端末機器に送信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第2の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、所定値である。
本発明の一実施例において、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、且つ、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
本発明の一実施例において、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該端末機器が、当該識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定するようにし、その中、当該識別子情報は、当該受信モジュールが当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
本発明の一実施例において、当該送信モジュール63は、フィードバック情報を当該端末機器に送信する時に、具体的に、当該フィードバック情報のみが付加されたダウンリンク制御チャネルを、当該端末機器に送信するか、或いは、当該フィードバック情報およびダウンリンク制御シグナリングが付加されたダウンリンク制御チャネルを、当該端末機器に送信する。
図14は、本発明のさらなる実施例に係る端末機器を示し、図14に示したように、端末機器100は、プロセッサ110とトランシーバ120とを備え、プロセッサ110とトランシーバ120とが接続され、一実施例において、当該端末機器100は、メモリ130をさらに備え、メモリ130とプロセッサ110とが接続され、さらに、当該端末機器100は、バスシステム140を備える。その中、プロセッサ110と、メモリ130と、トランシーバ120とは、バスシステム140を介して接続されてもよく、当該メモリ130は、命令を記憶し、当該プロセッサ110は、当該メモリ130に記憶されている命令を実行することによって、トランシーバ120の情報送信或いは情報受信を制御する。
理解すべき点として、本発明の一実施例において、当該プロセッサ110は、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)であってもよく、当該プロセッサ110は、さらに、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用集積回路(ASIC)、既製のプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、または、当該プロセッサは、いかなる従来のプロセッサ等であってもよい。
一実施例において、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該基地局が、当該識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定するようにし、その中、当該識別子情報は、当該受信モジュールが当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
一実施例において、当該トランシーバ120は、当該トランシーバ120が基地局により送信された複数のデータパケットを受信する前に、さらに、当該基地局により送信された第1の情報を受信し、当該第1の情報は、当該基地局が当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための第1の時間‐周波数リソースを示し、その中、当該トランシーバ120は、当該第1のフィードバック情報を基地局に送信する時に、具体的に、当該第1の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信する。
一実施例において、当該トランシーバ120は、さらに、当該基地局により送信された第2の情報を受信し、当該第2の情報は、当該端末機器が、当該トランシーバ120による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功した際に、第1の方式または第2の方式を採用して、当該複数のデータパケットの受信状態を当該基地局にフィードバックするように、当該端末機器に指示し、その中、当該第1の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、第2のフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式であり、当該第2のフィードバック情報中には、ACK(確認)情報が含まれ、当該ACK情報は、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功したことを、を指示し、当該第2の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、フィードバック情報を、当該基地局に送信しない方式である。
一実施例において、当該第1の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第1の所定値である。
一実施例において、当該トランシーバ120は、さらに、当該第3の情報を基地局に送信し、当該第3の情報は、当該基地局が、当該第1のフィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求する。
一実施例において、当該トランシーバ120は、さらに、当該トランシーバ120によって、当該第4の情報が、当該端末機器が当該第3の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信されなかった場合、第3の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信し、その中、当該第3の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該トランシーバ120が当該基地局により送信された複数のデータパケットを受信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第3の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第2の所定値である。
一実施例において、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
一実施例において、当該トランシーバ120は、当該トランシーバ120が基地局により送信された複数のデータパケットを受信する前に、さらに、当該基地局により送信された第5の情報を受信し、当該第5の情報は、当該端末機器が当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするためのフィードバック方式を、当該端末機器に示す。
その中、当該トランシーバ120は、当該第1のフィードバック情報を基地局に送信する時に、具体的に、当該第5の情報によって当該端末機器が目標フィードバック方式を採用するように指示される場合に、当該第1のフィードバック情報を、当該基地局に送信し、その中、当該目標フィードバック方式は、端末機器によって受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式である。
一実施例において、当該トランシーバ120は、当該基地局により送信された第5の情報を受信する時に、具体的に、当該基地局により送信された、当該第5の情報が付加されたUL Grant(アップリンクグラント)シグナリングを受信するか、或いは、当該基地局により送信された、当該第5の情報が付加されたDL Grant(ダウンリンクグラント)シグナリングを受信するか、或いは、当該基地局により送信された、当該第5の情報が付加されたRRC(無線リソース制御)シグナリングを受信する。
一実施例において、当該トランシーバ120は、さらに、当該トランシーバ120によって、当該基地局により送信された第2の情報が、当該トランシーバ120が当該第1の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信された場合、当該第2の情報で示された第1の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を、当該基地局に送信する。
一実施例において、当該トランシーバ120は、さらに、当該トランシーバ120によって、当該第2の情報が、当該トランシーバ120が当該第1の情報を当該基地局に送信したタイミングから所定の時間帯内で受信されなかった場合、第2の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を、当該基地局に送信し、その中、当該第2の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該トランシーバ120が当該データパケットを受信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第2の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、所定値である。
一実施例において、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、且つ、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
一実施例において、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該基地局が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
その中、当該プロセッサ110は、当該NACK情報に基づいて当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する時に、具体的に、当該識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定する。
一実施例において、当該トランシーバ120は、当該基地局によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該基地局により送信されたフィードバック情報を受信する時に、具体的に、当該基地局により送信された、当該フィードバック情報のみが付加されたダウンリンク制御チャネルを受信か、或いは、当該基地局により送信された、当該フィードバック情報およびダウンリンク制御シグナリングが付加されたダウンリンク制御チャネルを受信する。
図15は、本発明のさらなる実施例に係る基地局を概略的に示すフロック図であり、図15に示したように、基地局200は、プロセッサ210とトランシーバ220とを備え、プロセッサ210とトランシーバ220とが接続され、一実施例において、当該端末機器200は、メモリ230をさらに備え、メモリ230とプロセッサ210とが接続され、さらに、当該端末機器200は、バスシステム240を備える。その中、プロセッサ210と、メモリ230と、トランシーバ220とは、バスシステム240を介して接続されてもよく、当該メモリ230は、命令を記憶し、当該プロセッサ210は、当該メモリ230に記憶されている命令を実行することによって、トランシーバ220の情報送信或いは情報受信を制御する。
理解すべき点として、本発明の一実施例において、当該プロセッサ210は、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)であってもよく、当該プロセッサ210は、さらに、他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、専用集積回路(ASIC)、既製のプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、または、当該プロセッサは、いかなる従来のプロセッサ等であってもよい。
一実施例において、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該端末機器が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
一実施例において、当該トランシーバ220は、当該トランシーバ220が複数のデータパケットを当該端末機器に送信する前に、さらに、第1の情報を当該端末機器に送信し、当該第1の情報は、当該基地局が当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための第1の時間‐周波数リソースを示し、その中、当該トランシーバ220は、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該端末機器によって送信された第1のフィードバック情報を受信する時に、具体的に、当該第1の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を受信する。
一実施例において、当該トランシーバ220は、さらに、第2の情報を当該端末機器に送信し、当該第2の情報は、当該端末機器が、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功した際に、第1の方式または第2の方式を採用して、当該複数のデータパケットの受信状態を当該基地局にフィードバックするように、当該端末機器に指示し、その中、当該第1の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、第2のフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式であり、当該第2のフィードバック情報中には、ACK(確認)情報が含まれ、当該ACK情報は、当該端末機器による当該複数のデータパケットの中の各データパケットの受信に成功したことを、を指示し、当該第2の方式は、当該第1の時間‐周波数リソース上で、フィードバック情報を、当該基地局に送信しない方式である。
一実施例において、当該第1の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第1の所定値である。
一実施例において、当該トランシーバ220は、さらに、当該端末機器が送信した第3の情報を受信し、当該第3の情報は、当該基地局が、当該第1のフィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースを、当該端末機器に割り当てるように、当該基地局に要求し、その中、当該トランシーバ220は、当該端末機器によって当該複数のデータパケットの中に受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定された際に当該端末機器によって送信された第1のフィードバック情報を受信する時に、具体的に、当該トランシーバ220によって、第4の情報が、当該トランシーバ220が当該第3の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信された場合、当該第4の情報で示された第2の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を受信する。
一実施例において、当該トランシーバ220は、さらに、当該トランシーバ220によって、当該第4の情報が、当該トランシーバ220が当該第3の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信されなかった場合、第3の時間‐周波数リソース上で、当該第1のフィードバック情報を受信し、その中、当該第3の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該基地局が複数のデータパケットを端末機器に送信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第3の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、第2の所定値である。
一実施例において、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第3の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第4の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
一実施例において、当該トランシーバ220は、当該トランシーバ220が複数のデータパケットを端末機器に送信する前に、さらに、第5の情報を当該端末機器に送信し、当該第5の情報は、当該端末機器が当該複数のデータパケットの受信状態をフィードバックするためのフィードバック方式を、当該端末機器に示し、その中、当該第1のフィードバック情報は、当該第5の情報によって当該端末機器が目標フィードバック方式を採用するように指示される場合に、当該基地局に送信した情報であり、当該目標フィードバック方式は、端末機器によって受信に成功しなかったデータパケットが存在すると確定される場合、当該受信に成功しなかったデータパケットに対して否定確認を行うためのNACK情報のみを含むフィードバック情報を、当該基地局に送信する方式である。
一実施例において、当該トランシーバ220は、当該第5の情報を当該端末機器に送信する時に、具体的に、当該第5の情報が付加されたUL Grant(アップリンクグラント)シグナリングを、当該端末機器に送信するか、或いは、当該第5の情報が付加されたDL Grant(ダウンリンクグラント)シグナリングを、当該端末機器に送信するか、或いは、当該第5の情報が付加されたRRC(無線リソース制御)シグナリングを、当該端末機器に送信する。
一実施例において、当該トランシーバ220は、さらに、当該トランシーバ220によって、第2の情報が、当該トランシーバ220が当該第1の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信された場合、当該第2の情報で示された第1の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を受信する。
一実施例において、当該トランシーバ220は、さらに、当該トランシーバ220によって、当該第2の情報が、当該トランシーバ220が当該第1の情報を受信したタイミングから所定の時間帯内で、当該端末機器に送信されなかった場合、第2の時間‐周波数リソース上で、当該NACK情報を受信し、その中、当該第2の時間‐周波数リソースは、当該基地局が、当該送信モジュールがデータパケットを端末機器に送信する前に、当該端末機器に割り当てた、フィードバック情報を伝送するための時間‐周波数リソースであり、当該第2の時間‐周波数リソースは、複数の時間‐周波数リソースであり、当該複数の時間‐周波数リソースの中の隣接する二つの時間‐周波数リソース同士の間の時間間隔は、所定値である。
一実施例において、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、且つ、UL Grant(アップリンクグラント)シグナリングであるか、或いは、当該第1の情報は、アップリンクSR(スケジューリング要求)情報であり、且つ、当該第2の情報は、RRC(無線リソース制御)シグナリングである。
一実施例において、当該NACK情報中には、識別子情報が付加されており、当該識別子情報は、当該端末機器が、識別子情報に基づいて、当該受信に成功しなかったデータパケットを確定するようにし、その中、当該識別子情報は、当該トランシーバ220が当該受信に成功しなかったデータパケットを受信する際に占有した無線フレームおよびサブフレームのインデックス情報であるか、或いは、当該識別子情報は、当該受信に成功しなかったデータパケットの番号である。
一実施例において、当該トランシーバ220は、フィードバック情報を当該端末機器に送信する時に、具体的に、当該フィードバック情報のみが付加されたダウンリンク制御チャネルを、当該端末機器に送信するか、或いは、当該フィードバック情報およびダウンリンク制御シグナリングが付加されたダウンリンク制御チャネルを、当該端末機器に送信する。