JP2019210750A - ジャッキアップ装置、構築方法及び解体方法 - Google Patents

ジャッキアップ装置、構築方法及び解体方法 Download PDF

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Abstract

【課題】耐震性を確保することができると共に、設置を容易に行うことができるジャッキアップ装置、構築方法及び解体方法を提供する。【解決手段】一実施形態に係るジャッキアップ装置は、柱3及び梁4を備えた建物を上げるジャッキアップ装置10であって、平面視における柱3及び梁4の内側に配置されるコアフレーム11と、平面視における柱3及び梁4の内側に配置され、梁4が載せられると共に、梁4が載せられた状態でコアフレーム11に対して昇降する昇降部材15と、を備え、コアフレーム11は、建物1の水平力を梁4及び昇降部材15を介して建物1の基礎2に伝達させる。【選択図】図3

Description

本発明は、建物のジャッキアップ装置、建物の構築方法、及び建物の解体方法に関する。
従来から、ジャッキアップ装置、構築方法及び解体方法としては種々のものが知られている。特許第2977074号公報には、建設躯体プッシュアップ工法に用いるジャッキアップシステムが記載されている。このジャッキアップシステムでは、上階層から4階部分までの組み立て済み建物部分の周囲に10台のジャッキアップ装置を配置し、ジャッキアップ装置で組み立て済み建物部分を持ち上げる。持ち上げた建物部分の下に外側の柱を立てて3階部分及び2階部分を構築する。そして、2階部分を構築した建物部分をジャッキアップ装置で持ち上げて建物部分を所定の高さに保持し、持ち上げた建物部分の下に1階部分の柱を立てて1階部分を構築する。
特開平7−331886号公報には、建物躯体のプッシュアップ装置が記載されている。このプッシュアップ装置は地上で組み立てられた建物躯体の全体を順次押し上げ、この状態で躯体が建設される。プッシュアップ装置は、一対の門型架台と、一対の門型架台の上部を互いに連結する連結部材と、連結部材に懸架されると共に鉛直方向に延びる2本のねじロッドと、各ねじロッドを連結部材に締結する締結部材と、各ねじロッドが上から挿通される孔を有すると共に躯体の梁が載せられる支圧板とを備える。また、平面視における支圧板の外側には、平面視十字状に配置される複数のステーが設けられる。プッシュアップ装置は梁を跨ぐように配置され、支圧板の上部における2本のねじロッドの間に躯体の梁が載せられる。
特許第2977074号公報 特開平7−331886号公報
前述したジャッキアップシステムでは、10台のジャッキアップ装置が建物の柱の外側に配置される。このようにジャッキアップ装置を建物の柱の外側に配置する場合、建物の柱の内側部分が十分に支えられないことにより、地震等によって建物に水平力が加わった場合、建物の柱の内側部分に大きな水平力が伝達される。よって、耐震性の確保が不十分となる可能性がある。
前述したプッシュアップ装置は、一対の門型架台、連結部材、2本のねじロッド、締結部材及び支圧板を備え、支圧板の上部における2本のねじロッドの間に躯体の梁が載せられる。よって、プッシュアップ装置の構造が複雑であると共に、2本のねじロッドの間に躯体の梁を載せなければならない。更に、プッシュアップ装置は梁を跨ぐように配置され、平面視における柱及び梁の外側及び内側のそれぞれに互いに独立した装置を配置しなければならない。従って、ジャッキアップ装置の設置が面倒であるという問題がある。
本発明は、耐震性を確保することができると共に、設置を容易に行うことができるジャッキアップ装置、構築方法及び解体方法を提供することを目的とする。
本発明に係るジャッキアップ装置は、柱及び梁を備えた建物を上げるジャッキアップ装置であって、平面視における柱及び梁の内側に配置される荷重伝達構造体と、平面視における柱及び梁の内側に配置され、梁が載せられると共に、梁が載せられた状態で荷重伝達構造体に対して昇降する昇降部材と、を備え、荷重伝達構造体は、建物の水平力を梁及び昇降部材を介して建物の基礎に伝達させる。
このジャッキアップ装置は、建物の水平力を建物の基礎に伝達させる荷重伝達構造体を備える。よって、地震等によって建物に水平方向への振動が発生しても、荷重伝達構造体によって建物の水平力を建物の基礎に伝えることができる。その結果、建物の揺れを基礎に伝えることができるので耐震性を確保することができる。また、このジャッキアップ装置は、建物の梁が載せられると共に、梁が載せられた状態で荷重伝達構造体に対して昇降する昇降部材を備える。従って、昇降部材によって建物の梁が載せられた状態で建物の昇降移動を行うことができるため、建物を上げる作業を容易に行うことができる。更に、ジャッキアップ装置において、荷重伝達構造体及び昇降部材は、平面視における柱及び梁の内側に配置される。従って、建物の内側の任意の位置に荷重伝達構造体及び昇降部材を配置することができるため、ジャッキアップ装置の配置の自由度を高めることができる。また、柱及び梁の内側に荷重伝達構造体と昇降部材が配置されることにより、梁を跨いだジャッキアップの配置を不要とすることができる。従って、柱及び梁を備えた建物へのジャッキアップ装置の設置を容易に行うことができる。
また、昇降部材は、梁に対して出没自在とされるアウトリガを有し、梁は、張り出したアウトリガに載せられて昇降してもよい。この場合、張り出したアウトリガの上に梁を載せた状態で昇降部材が上昇することにより、昇降部材と共に建物を昇降させることができる。また、アウトリガを没入させた状態で梁の上下に昇降部材を移動させることができるため、アウトリガの出没を繰り返すことにより建物の下階部分の構築等を容易に行うことができる。すなわち、アウトリガが出没自在であることによって建物の下階部分の梁を受け直すときに、梁に干渉せずに下階部分に昇降装置を移動させることができる。
本発明に係る構築方法は、前述したジャッキアップ装置を用いて行う建物の構築方法であって、建物の上階部分を構築する工程と、平面視における上階部分の柱及び梁の内側に荷重伝達構造体及び昇降部材を配置する工程と、昇降部材に梁を載せて荷重伝達構造体に対して昇降部材を上昇させることにより、上階部分を上昇させる工程と、上昇させた上階部分の下に下階部分を構築する工程と、を備える。
この構築方法では、建物の上階部分を構築すると共に、上階部分の柱及び梁の平面視の内側に前述した荷重伝達構造体及び昇降部材を配置し、昇降部材に梁を載せて上階部分を上昇させる。従って、建物の構築時に荷重伝達構造体によって建物の水平力を建物の基礎に伝えることができるので、建物の構築時における耐震性を確保することができる。また、建物の梁を昇降部材に載せて上階部分を上昇させた状態で上階部分の下に下階部分を構築する。よって、上階部分を上昇させた状態で下階部分を構築できるので、建物の構築の作業を効率よく行うことができる。
本発明に係る解体方法は、前述したジャッキアップ装置を用いて行う建物の解体方法であって、建物の下階部分の柱及び梁の内側に荷重伝達構造体及び昇降部材を配置する工程と、昇降部材に梁を載せて荷重伝達構造体に対して昇降部材を昇降させることにより、下階部分を上昇させる工程と、上昇させた下階部分を撤去する工程と、を備える。
この解体方法では、建物の下階部分の柱及び梁の内側に荷重伝達構造体と昇降部材を配置し、昇降部材に梁を載せて下階部分を上昇させる。従って、建物の解体時に荷重伝達構造体によって建物の水平力を建物の基礎に伝えることができるので、建物の解体時における耐震性を確保することができる。また、建物の梁を昇降部材に載せて下階部分を上昇させた状態で下階部分を撤去する。よって、下階部分を上昇させた状態で解体を行うことができるので、建物の解体の作業を効率よく行うことができる。
本発明によれば、耐震性を確保することができると共に、設置を容易に行うことができる。
図1は、実施形態に係るジャッキアップ装置が配置された建物の例を示す平面図である。 図2は、図1のジャッキアップ装置を示す平面図である。 図3は、図1のジャッキアップ装置を示す側面図である。 図4は、図1のジャッキアップ装置を図3とは異なる方向から見た側面図である。 図5は、図3のV−V線断面図である。 図6(a)及び図6(b)は、実施形態に係る構築方法及び解体方法を説明するための側面図である。 図7は、実施形態に係る構築方法及び解体方法が適用される建物の例を示す側面図である。 図8は、実施形態に係るジャッキアップ装置が据え付けられた建物の例を示す側面図である。 図9は、変形例に係るジャッキアップ装置を示す平面図である。
以下では、図面を参照しながら本発明に係るジャッキアップ装置、構築方法及び解体方法の実施形態について詳細に説明する。図面において同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解を容易にするため、一部を簡略化又は誇張して描いており、寸法比率等は図面に記載したものに限定されない。
図1に示されるように、本実施形態に係るジャッキアップ装置10は、建物1の躯体に配置される。建物1は、基礎2と、基礎2から鉛直上方に延びる複数の柱3と、複数の柱3を掛け渡す複数の梁4とを備える。ジャッキアップ装置10は、建物1の構築、建物1への免震装置の導入、建物1の微調整のメンテナンス、又は建物1の解体のとき等に、建物1を持ち上げる装置である。
ジャッキアップ装置10は、平面視における柱3及び梁4の内側に配置される。すなわち、複数の柱3及び複数の梁4に囲まれた領域にジャッキアップ装置10が配置される。建物1には複数のジャッキアップ装置10が配置されている。複数の梁4が延びる第1方向D1に沿って複数のジャッキアップ装置10が配置されると共に、複数の梁4が延びると共に第1方向D1に直交する第2方向D2に沿って複数のジャッキアップ装置10が配置されている。例えば、ジャッキアップ装置10は、第1方向D1に沿って1つおきに配置されると共に、第2方向D2に沿って1つおきに配置される。但し、ジャッキアップ装置10の配置態様は、上記に限られず適宜変更可能である。
図2は、1つのジャッキアップ装置10を拡大した平面図である。図3は、ジャッキアップ装置10を示す側面図である。図2及び図3に示されるように、ジャッキアップ装置10は、建物1の水平力を建物1の基礎2に伝達させる荷重伝達構造体であるコアフレーム11と、建物1を昇降させる昇降部材15とを備える。昇降部材15は、梁4が載せられるアウトリガ16を有する吊り上げ桁17と、吊り上げ桁17を昇降させる吊り上げジャッキシステム18とを備える。
コアフレーム11は、例えば、RCや鉄骨構造の耐震フレームである。本実施形態では、コアフレーム11に昇降部材15のジャッキアップ機能を付帯させることにより、耐震性能とジャッキアップ機能とを持たせている。一例として、コアフレーム11の高さは、建物1の各階の高さH(図7等参照)以上とされていてもよい。コアフレーム11は、コア柱12を備え、その上端には、第1方向D1に延びる一対の第1直線部12aと、一対の第1直線部12aの端部間において第2方向D2に延びる一対の第2直線部12bとが設けられる。各第2直線部12bは、第1直線部12aとの交差部分12cからコア柱12の両端側(第2方向D2の両端側)に延び出している。
吊り上げ桁17は、例えば、平面視においてコアフレーム11の外面に沿うように配置される。吊り上げ桁17は、建物1の水平荷重をコアフレーム11を介して基礎2に伝達する荷重伝達梁である。コアフレーム11は、建物1に加わる水平荷重を吊り上げ桁17から受けると共に基礎2へ伝達することが可能である。吊り上げ桁17は、平面視において枠状とされており、平面視における梁4の内面4aに沿って配置されている。吊り上げ桁17は、コアフレーム11に対して第3方向D3に沿って昇降可能とされている。第3方向D3は、第1方向D1及び第2方向D2の双方に直交する高さ方向である。
アウトリガ16は、平面視における吊り上げ桁17の外面17aに対して出没自在に設けられる。吊り上げ桁17はアウトリガボックスとして機能し、アウトリガ16はアウトリガアームとして機能する。アウトリガ16は、外面17aから突出した状態で建物1の梁4が載せられる部位である。アウトリガ16は、吊り上げ桁17の第1方向D1の両端部のそれぞれにおいて第2方向D2に沿って出没する。
ジャッキアップ装置10は、各アウトリガ16が吊り上げ桁17に没入した状態(各アウトリガ16が突出していない状態)で複数の柱3及び複数の梁4に囲まれた領域に通すことが可能である。ジャッキアップ装置10は、梁4の下で各アウトリガ16を張り出すことにより、各アウトリガ16の上に梁4を載せることが可能とされている。
吊り上げジャッキシステム18は、建物1の梁4を持ち上げて建物1を上昇させる上昇手段である。吊り上げジャッキシステム18は、梁4が載せられたアウトリガ16及び吊り上げ桁17を上昇させることによって梁4を持ち上げる。吊り上げジャッキシステム18は、例えば、平面視における吊り上げ桁17の隅部(四隅)であってアウトリガ16の第1方向D1の内側のそれぞれに配置されている。
吊り上げジャッキシステム18は、例えば、センターホールジャッキであるジャッキ18aと、棒状部材18cとを備える引き上げ装置である。吊り上げジャッキシステム18は、例えば、コアフレーム11に固定されたジャッキ18aと、コアフレーム11及び吊り上げ桁17を第3方向D3に貫通すると共にジャッキ18aに挿通される棒状部材18cとを備える。棒状部材18cは、コアフレーム11に対して吊り上げ桁17を吊り上げる吊り材である。一例として、吊り上げジャッキシステム18は油圧式である。棒状部材18cの上側部分はコアフレーム11に固定されており、棒状部材18cの下側部分は吊り上げ桁17に固定されている。また、棒状部材18cの下側部分は、吊り上げ桁17を貫通しており、ナット等によって止められている。なお、棒状部材18cは、ワイヤであってもよいし、ネジであってもよい。
図4は、ジャッキアップ装置10を第2方向D2に沿って見た側断面図である。図5は、図3のV−V線断面図である。図4及び図5に示されるように、吊り上げ桁17には荷重伝達部材19が設けられている。荷重伝達部材19は、吊り上げ桁17における第1方向D1の両端部のそれぞれと、吊り上げ桁17における第2方向D2の両端部のそれぞれに設けられる。すなわち、平面視における各柱3の周囲に8個の荷重伝達部材19が設けられる。各荷重伝達部材19は、コアフレーム11及び梁4の内面4aに対向している。
各荷重伝達部材19は、コアフレーム11に接触する第1荷重伝達部19aと、梁4の内面4aに接触する第2荷重伝達部19bとを含んでいる。第1荷重伝達部19aは、コア柱12の外面12dに対向し、第1荷重伝達部19aと外面12dとの間には隙間Sが形成されている。第1荷重伝達部19aと外面12dとの間における隙間Sの距離は、例えば、1mm以上且つ10mm以下である。
建物1に揺れ等が生じたときには、当該揺れ等によって隙間Sが無くなって第1荷重伝達部19aがコア柱12に当接し、第1荷重伝達部19aのコア柱12への当接によって当該揺れ等に伴う荷重がコア柱12を介して基礎2に伝達する。なお、外面12d及び第1荷重伝達部19aのいずれかにガイドレールが設けられていてもよく、この場合、当該ガイドレールに沿って第1荷重伝達部19aが外面12dに対して第3方向D3に沿って移動する。
第2荷重伝達部19bは、例えば、梁4の内面4aに接触し、建物1に揺れ等が生じたときには、当該揺れ等によって梁4から第2荷重伝達部19b、第1荷重伝達部19a及びコア柱12を介して水平荷重が基礎2に伝達する。このように、荷重伝達部材19によって建物1の水平荷重を吊り上げ桁17及びコアフレーム11を介して基礎2に伝達させることが可能である。
次に、本実施形態に係る建物の構築方法について説明する。以下では、例えば、ジャッキアップ装置10を用いて建物1を構築する方法について図6(a)、図6(b)及び図7を参照しながら説明する。まず、建物1の最上階1A(上階部分)を構築する。このとき、最上階1Aを成す柱3及び梁4を構築する(建物の上階部分を構築する工程)。
次に、図6(a)に示されるように、構築した最上階1Aにジャッキアップ装置10を据え付けて、平面視における最上階1Aの柱3及び梁4の内側にコアフレーム11及び昇降部材15を配置する(荷重伝達構造体及び昇降部材を配置する工程)。このとき、吊り上げジャッキシステム18の棒状部材18cを下側に位置させ、各梁4の下に吊り上げ桁17からアウトリガ16を突出させてアウトリガ16の上に梁4を載せた状態とする。
続いて、図6(b)に示されるように、各吊り上げジャッキシステム18の棒状部材18cをジャッキ18aに対して上昇させることにより、吊り上げ桁17及びアウトリガ16を持ち上げて最上階1Aの複数の梁4のそれぞれを上昇させる。このとき、複数の吊り上げジャッキシステム18の棒状部材18cを同時に上昇させることによって複数の梁4が同時に上昇し、最上階1Aの全体が上昇する。最上階1Aの全体が上昇した状態で最上階1Aの下部に下階部分1Bを構築する。このとき、下階部分1Bを成す柱3及び梁4を最上階1Aの下部に構築する(下階部分を構築する工程)。
以上のように最上階1Aの下部に下階部分1Bを構築した後には、アウトリガ16を没入させて吊り上げ桁17を下階部分1Bの梁4の高さに下降させる。そして、下階部分1Bの各梁4の下側にアウトリガ16を突出させてアウトリガ16の上に梁4を載せ、前述と同様に下階部分1Bの全体を上昇させる。下階部分1Bの全体を上昇させた状態で下階部分1Bの下部に更なる下階部分を構築していくことを繰り返すことにより、図7に示されるような建物1を構築する。本実施形態に係る建物1の構築方法では、ジャッキアップ装置10が建物1の各階を押し上げるプッシュアップ装置として機能することにより、コアフレーム11を備えたジャッキアップ装置10によって各階を押し上げるプッシュアップ工法が採用される。
続いて、本実施形態に係る建物の解体方法について説明する。本実施形態に係る建物の解体方法では、ジャッキアップ装置10を用いて建物1の解体を行う。まず、図8に示されるように、建物1の最下階1C(下階部分)にジャッキアップ装置10を据え付ける。このとき、平面視における最下階1Cの柱3及び梁4の内側にコアフレーム11及び昇降部材15を配置する(荷重伝達構造体及び昇降装置を配置する工程)。
以上のようにコアフレーム11及び昇降部材15を配置するときに、吊り上げジャッキシステム18の棒状部材18cを下側に位置させ、最下階1Cの各梁4の下に吊り上げ桁17からアウトリガ16を突出させてアウトリガ16の上に梁4を載せた状態とする。続いて、図7に示されるように、各吊り上げジャッキシステム18の棒状部材18cをジャッキ18aに対して上昇させることにより、吊り上げ桁17及びアウトリガ16を持ち上げて最下階1Cの複数の梁4を同時に上昇させて建物1の全体を上昇させる(下階部分を上昇させる工程)。
前述したように建物1の全体を上昇させた後に、建物1の最下階1Cの上階部分1Dを支持した状態として、最下階1Cの柱3及び梁4を撤去する(下階部分を撤去する工程)。そして、上階部分1Dを降ろしてアウトリガ16の上に上階部分1Dの梁4を載せた状態とし、上階部分1Dの更に上階部分を支持して上階部分1Dを撤去することを繰り返すことにより、図6(b)及び図6(a)に示されるように、最後には下階部分1B及び最上階1Aが解体されて建物1の全体が解体される。
次に、本実施形態に係るジャッキアップ装置10、構築方法及び解体方法から得られる作用効果について詳細に説明する。ジャッキアップ装置10は、建物1の水平力を建物1の基礎2に伝達させるコアフレーム11を備える。よって、地震等によって建物1に水平方向への振動が発生しても、コアフレーム11によって建物1の水平力を建物1の基礎2に伝えることができる。その結果、建物1の地震時の水平力を基礎2に伝えることができるので耐震性を確保することができる。
また、ジャッキアップ装置10は、建物1の梁4が載せられると共に、梁4が載せられた状態でコアフレーム11に対して昇降する昇降部材15を備える。従って、昇降部材15によって建物1の梁4が載せられた状態で建物1の昇降移動を行うことができるため、建物1を上げる作業を容易に行うことができる。
更に、ジャッキアップ装置10において、コアフレーム11及び昇降部材15は、平面視における柱3及び梁4の内側に配置される。従って、建物1の内側の任意の位置(柱3及び梁4によって形成される複数の領域のうちの任意の位置)にコアフレーム11及び昇降部材15を配置することができるため、ジャッキアップ装置10の配置の自由度を高めることができる。
また、ジャッキアップ装置10は、柱3及び梁4の内側にコアフレーム11と昇降部材15が配置されることにより、梁4を跨いだジャッキアップ装置10の配置を不要とすることができる。従って、柱3及び梁4を備えた建物1へのジャッキアップ装置10の設置を容易に行うことができる。
また、昇降部材15は、梁4に対して出没自在とされるアウトリガ16を有し、梁4は、張り出したアウトリガ16に載せられて昇降する。よって、張り出したアウトリガ16の上に梁4を載せた状態で昇降部材15が上昇することにより、昇降部材15と共に建物1を昇降させることができる。また、アウトリガ16を没入させた状態で梁4の上下に昇降部材15を移動させることができるため、アウトリガ16の出没を繰り返すことにより建物1の下階部分の構築等を容易に行うことができる。
すなわち、アウトリガ16が出没自在であることによって建物1の下階部分の梁4を受け直すときに、梁4を干渉せずに下階部分に昇降部材15を移動させることができる。更に、本実施形態に係る建物1では、図1に示されるように、複数のジャッキアップ装置10が分散して配置されるので、コアフレーム11によって建物1の水平力を分散することができ、更なる耐震性能の向上に寄与する。
また、本実施形態に係る構築方法では、建物1の上階部分(例えば最上階1A)を構築すると共に、上階部分の柱3及び梁4の平面視の内側にコアフレーム11及び昇降部材15を配置し、昇降部材15に梁4を載せて上階部分を上昇させる。従って、建物1の構築時にコアフレーム11によって建物1の水平力を建物1の基礎2に伝えることができるので、建物1の構築時における耐震性を確保することができる。また、建物1の梁4を昇降部材15に載せて上階部分を上昇させた状態で上階部分の下に下階部分(例えば下階部分1B)を構築する。よって、上階部分を上昇させた状態で下階部分を構築できるので、建物1の構築の作業を効率よく行うことができる。
また、本実施形態に係る解体方法では、建物1の下階部分(例えば最下階1C)の柱3及び梁4の内側にコアフレーム11と昇降部材15を配置し、昇降部材15に梁4を載せて下階部分を上昇させる。従って、建物1の解体時にコアフレーム11によって建物1の水平力を建物1の基礎2に伝えることができるので、建物1の解体時における耐震性を確保することができる。また、建物1の梁4を昇降部材15に載せて下階部分を上昇させた状態で下階部分を撤去する。よって、下階部分を上昇させた状態で解体を行うことができるので、建物1の解体の作業を効率よく行うことができる。
以上、本発明に係るジャッキアップ装置、構築方法及び解体方法の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲において変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、ジャッキアップ装置の各部の構成、並びに、構築方法及び解体方法の各工程の内容及び順序は、各請求項の要旨を変更しない範囲において種々の変形が可能である。
例えば、前述の実施形態では、図5に示されるように、吊り上げ桁17の外面17aに荷重伝達部材19が設けられており、コアフレーム11のコア柱12の外面12d及び第1荷重伝達部19aのいずれかにガイドレールが設けられる例について説明した。しかしながら、コアフレーム及び吊り上げ桁の構成は適宜変更可能である。
例えば、図9の変形例に示されるように、コアフレーム21の外側に第3方向D3(図9の紙面に直交する方向)に延びる複数の凹部21aが設けられ、吊り上げ桁27の内側に複数の凸部27aが設けられ、コアフレーム21の凹部21aと吊り上げ桁27の凸部27aとが互いに噛み合っていてもよい。また、コアフレームの外側に第3方向に延びる凸部が設けられ、吊り上げ桁の内側に当該凸部に噛み合う凹部が設けられていてもよい。
また、前述の実施形態では、アウトリガ16を有する吊り上げ桁17について説明したが、アウトリガの形状、大きさ、数及び配置態様は適宜変更可能である。また、アウトリガを省略することも可能である。この場合、例えば、吊り上げ桁17、又は吊り上げ桁17に連結された支持部材に梁4を載せ、吊り上げジャッキシステム18によって吊り上げ桁17を吊り上げることによって建物1を持ち上げることが可能となる。
1…建物、1A…最上階(上階部分)、1B…下階部分、1C…最下階(下階部分)、1D…上階部分、2…基礎、3…柱、4…梁、4a…内面、10…ジャッキアップ装置、11,21…コアフレーム(荷重伝達構造体)、12…コア柱、12a…第1直線部、12b…第2直線部、12c…交差部分、12d…外面、15…昇降部材、16…アウトリガ、17,27…吊り上げ桁、17a…外面、18…吊り上げジャッキシステム、18a…ジャッキ、18c…棒状部材、19…荷重伝達部材、19a…第1荷重伝達部、19b…第2荷重伝達部、21a…凹部、27a…凸部、D1…第1方向、D2…第2方向、D3…第3方向、S…隙間。

Claims (4)

  1. 柱及び梁を備えた建物を上げるジャッキアップ装置であって、
    平面視における前記柱及び梁の内側に配置される荷重伝達構造体と、
    平面視における前記柱及び梁の内側に配置され、前記梁が載せられると共に、前記梁が載せられた状態で前記荷重伝達構造体に対して昇降する昇降部材と、
    を備え、
    前記荷重伝達構造体は、前記建物の水平力を前記梁及び前記昇降部材を介して前記建物の基礎に伝達させる、
    ジャッキアップ装置。
  2. 前記昇降部材は、前記梁に対して出没自在とされるアウトリガを含んでおり、
    前記梁は、張り出した前記アウトリガに載せられて昇降する、
    請求項1に記載のジャッキアップ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のジャッキアップ装置を用いて行う建物の構築方法であって、
    前記建物の上階部分を構築する工程と、
    平面視における前記上階部分の柱及び梁の内側に前記荷重伝達構造体及び前記昇降部材を配置する工程と、
    前記昇降部材に前記梁を載せて前記荷重伝達構造体に対して前記昇降部材を上昇させることにより、前記上階部分を上昇させる工程と、
    上昇させた前記上階部分の下に下階部分を構築する工程と、
    を備える構築方法。
  4. 請求項1又は2に記載のジャッキアップ装置を用いて行う建物の解体方法であって、
    前記建物の下階部分の柱及び梁の内側に前記荷重伝達構造体及び前記昇降部材を配置する工程と、
    前記昇降部材に前記梁を載せて前記荷重伝達構造体に対して前記昇降部材を上昇させることにより、前記下階部分を上昇させる工程と、
    上昇させた前記下階部分を撤去する工程と、
    を備える解体方法。
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