JP2019188336A - 粉体供給ノズル、気流式粉砕機および粉体供給方法 - Google Patents

粉体供給ノズル、気流式粉砕機および粉体供給方法 Download PDF

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Abstract

【課題】粉体の流動性が低い場合でも、粉体の閉塞を起こさずに、粉体を安定して連続的に供給することで、安定的な粉砕処理等を可能とする粉体供給ノズル、気流式粉砕機および粉体供給方法を提供する。【解決手段】粉体を圧縮ガスに導入する導入部と、前記粉体と前記圧縮ガスを含む混合流体を外部へ噴射する噴射口を有する流体噴射部と、前記圧縮ガスを前記導入部へ導入する送気管と、前記粉体を吸引する吸引管と、前記吸引管から吸引された前記粉体を前記導入部へ導入する粉体導入管と、を備える、粉体供給ノズル。【選択図】図1

Description

本発明は、金属、セラミック、無機化合物や有機化合物等の各種粉体を、気流式粉砕機を用いて気流中で粉砕処理して微細化するにあたり、前記粉体を安定して供給することのできる粉体供給ノズル、気流式粉砕機および粉体供給方法に関する。
金属、セラミック、無機化合物や有機化合物等の粉体を粉砕して微細化する気流式粉砕機として、特許文献1や特許文献2に記載されたジェット粉砕機が従来から知られている。このジェット粉砕機は、ケーシング内に粉砕室と、その上方に分級室とを設け、前記粉砕室の周壁に設けた粉体供給ノズルから粉砕室内の外周部に気流と共に粉体を供給して旋回させ、その旋回する粉体に向けて複数のエア噴射ノズルからジェット気流を噴射させて、粒子同士の衝突と高圧のジェット気流との衝突によって粉体を粉砕している。この方式では、粉砕により摩耗する部材が基本的にはないので、コンタミの可能性が低く、処理する粉体に不純物が混入せずに高純度のまま粉砕することを要求される場合に、特に有効である。
また特許文献1では、粉砕後の粉砕物を分級室に流入させ、その分級室での旋回により粉砕物を微粉と粗粉とに遠心分離し、分級室の中央部に移行する微粉を分級室の頂壁に形成した排気筒から排出し、粗粉は分級室の外周部にある粉体戻し通路を通って、分級室からエア噴射ノズル内に戻してエアと共に粉砕室へ再度噴射され、微粉となるように粉砕室で繰り返し粉砕するようにしている。
上記ジェット粉砕機においては、粉砕後の粉砕物を分級処理し、分級室内の外周部に移動した粗粉をエア噴射ノズル内に戻すため、分級室内における粗粉の滞溜が少なく、製品となる微粉中に粗粉が混入するのを防止することができ、目的とする粒径の製品を得ることができるという特徴を有する。
特開平11−179228号公報 特開2008−000657号公報
これらの気流式粉砕機では、粉体供給ノズルの粉体供給管に連結されたホッパを有し、粉砕処理するための粉体を一時的にホッパ内に貯留して、粉体供給ノズルから粉砕室へエアを噴射することで発生する負圧により、ホッパ内の粉体を粉体供給管から粉砕室に吸引して供給する方法がとられていた。
しかしながらこの供給方式では、ホッパは粉体が導入される開口部から粉体を粉体供給管へ導入する導入口へ向けて先細りとなるテーパー形状となっている。そのため、粉体が自重やエアの負圧によってホッパ内で次第に密に充填されていくことで閉塞してしまい、エアの負圧によっても吸引されなくなり、粉体を粉砕室へ連続して供給することができなくなることにより、粉砕処理が安定して実施できないという問題があった。特に流動性が低い粉体を処理しようとした時に、この閉塞が頻発する傾向もあった。
そこで、本発明では、粉体の流動性が低い場合でも、粉体の閉塞を起こさずに、粉体を安定して連続的に供給することで、安定的な粉砕処理等を可能とする粉体供給ノズル、気流式粉砕機および粉体供給方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の粉体供給ノズルは、粉体を圧縮ガスに導入する導入部および前記粉体と前記圧縮ガスを含む混合流体を外部へ噴射する噴射口を有する流体噴射部と、前記圧縮ガスを前記導入部へ導入する送気管と、前記粉体を吸引する吸引管と、前記吸引管から吸引された前記粉体を前記導入部へ導入する粉体導入管と、を備える。
前記吸引管は、前記粉体を吸引する吸引口を有する第1端部と、前記粉体導入管に接続される接続口を有する第2端部を備えてもよい。
前記吸引口は、水平方向または下向きに開口してもよい。
前記粉体供給ノズルは、順に、前記送気管と、前記導入部と、前記噴射口は一直線上に配置され、前記圧縮ガスの進行方向と前記粉体の吸引方向は前記導入部で交わり、前記粉体は、前記圧縮ガスが前記送気管、前記導入部および前記噴射口を一直線上に通過することにより発生する負圧により吸引されるものでもよい。
前記吸引管は、金属管もしくはプラスチック管であってもよい。
前記プラスチック管は可撓性を有していてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の気流式粉砕機は、前記粉体供給ノズルを備える気流式粉砕機であって、前記噴射口より噴射された混合流体が導入され、当該混合流体中の粉体を粉砕する粉砕室を備える。
前記気流式粉砕機は、前記吸引管により吸引される粉体を溜める粉体受け容器を備えてもよい。
前記気流式粉砕機は、前記吸引管により吸引される粉体を前記吸引管または前記粉体受け容器に供給するフィーダーを備えてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の粉体供給方法は、粉体供給ノズルを用いる粉体供給方法であって、前記粉体供給ノズルは、粉体を圧縮ガスに導入する導入部および前記粉体と前記圧縮ガスを含む混合流体を外部へ噴射する噴射口を有する流体噴射部と、前記圧縮ガスを前記導入部へ導入する送気管と、前記粉体を吸引する吸引管と、前記吸引管から吸引された前記粉体を前記導入部へ導入する粉体導入管と、を備え、前記吸引管は、前記粉体を吸引する吸引口を有する第1端部と、前記粉体導入管に接続される接続口を有する第2端部を備え、順に、前記送気管と、前記導入部と、前記噴射口は一直線上に配置され、前記圧縮ガスの進行方向と前記粉体の吸引方向は前記導入部で交わり、前記粉体供給ノズルの前記送気管から前記導入部を介して前記噴射口へ前記圧縮ガスを送気する送気工程と、前記送気工程により発生する負圧により、前記吸引口から前記粉体を水平方向または上向きに吸引する吸引工程と、前記導入部において前記粉体を前記圧縮ガスに導入して混合流体を得る導入工程と、前記混合流体を前記噴射口から外部へ噴射する噴射工程と、を含む。
前記吸引工程は、前記吸引管を用いて前記粉体を粉体受け容器またはフィーダーから吸引する段階を含んでもよい。
本発明の粉体供給ノズル、気流式粉砕機および粉体供給方法によれば、粉体の流動性が低い場合でも、粉体の閉塞を起こさずに、粉体を安定して連続的に供給することができることで、安定的な粉砕処理等が可能となる。
本発明の一実施形態に係る粉体供給ノズルを用いた粉体吸引方法を示す断面模式図である。 図1とは異なる態様の粉体吸引方法を示す断面模式図である。 本発明の一実施形態に係る気流式粉砕機の断面模式図である。 従来技術の一例である、ホッパを備える粉体供給ノズルを用いた粉体供給方法を示す断面模式図である。
以下、本発明の一実施形態に係る粉体供給ノズル、気流式粉砕機および粉体供給方法について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
[1.粉体供給ノズル]
図1に、本発明の一実施形態に係る粉体供給ノズル1の断面模式図を示す。粉体供給ノズル1は、流体噴射部2と、送気管3と、吸引管4と、粉体導入管5を備える。
(流体噴射部)
流体噴射部2は、粉体Pを圧縮ガスAに導入する導入部21および粉体Pと圧縮ガスAを含む混合流体Fを外部へ噴射する噴射口22を有する。粉体Pが圧縮ガスAに導入されることにより、これらが混合された混合流体Fとなる。なお、図1では、導入部21の内部は四角形の部屋状の形状となっているが、形状は特に限定されない。例えば、圧縮ガスAの加速を考慮して、後述するディフューザ部34と一体となって噴射口22へと先太りするテーパー形状の内部形状であってもよい。また、噴射口22についても、ディフューザ部34および導入部21と一体となって噴射口22の外部へと先太りするテーパー形状の内部形状であってもよい。
圧縮ガスAは、外部から送気管3へ供給される。例えば、未図示のボンベやコンプレッサー等から圧縮ガスAが供給される。また、圧縮ガスAとしては、圧縮された空気や窒素ガス、アルゴンガス等ガスを使用することができる。圧縮ガスの圧力は、任意に設定することができ、例えば0.4MPa〜0.9MPaに設定することができる。
粉体Pは、凝集して粉砕処理が必要なものや、混合流体Fとして用いるものであれば、その材質は特に限定されない。例えば、金属や、セラミックス、無機化合物等の無機の粉体や、小麦粉や片栗粉等の食品材料の粉体、粉体状の樹脂や木片等の工業用材料の粉体、その他の有機化合物の粉体等、広く例示することができる。
(送気管)
送気管3は、圧縮ガスAを導入部21へ導入する管である。圧縮ガスAが侵入する圧縮ガス侵入部31、圧縮ガス侵入部31よりも内径が狭くなることで、圧縮ガスAをさらに圧縮するスロート部32、圧縮ガス侵入部31からスロート部32へ内径が先細りとなるテーパー形状の中間部33、およびスロート部32から導入部21へ内径が先太りとなるテーパー形状のディフューザ部34を備えるラバールノズル形状となっている。この形状により、圧縮ガスAが送気管3を通過する際に収縮し拡大することで加速される。
なお、図1において送気管3はラバールノズル形状であるが、本発明ではこの形状に限定されることはなく、粉体を混合流体として供給することができれば、送気管3の内径が変わらないストレート管等、他の形状を採用することができる。
(吸引管)
吸引管4は、粉体Pを吸引する吸引管である。粉体供給ノズル1の外部にある粉体Pを吸引し、吸引された粉体Pは後述する粉体導入管5を介して導入部21へ導入される。例えば、図1に示すように、フィーダー7から供給されて粉体受け容器8内に収容された粉体Pを吸引することができる。フィーダー7を用いれば、粉体受け容器8への単位時間当たりの粉体Pの供給量を一定とすることができる。そのため、例えば粉体受け容器8への供給量と吸引管4への吸引量が異なる場合であっても、粉体受け容器8で粉体Pを一旦ストックしておけるため、供給量と吸引量の調整が容易である結果、連続的に安定して粉体Pを供給することができる。フィーダー7としては、粉体Pを供給するものであれば特に限定されないが、例えば振動フィーダーを採用することができる。
なお、図2に示すように、粉体受け容器8を用いずに、フィーダー7上に載置されている粉体Pを直接吸引することができる。例えば、フィーダー7による粉体Pの供給量と、吸引管4による粉体Pの吸引量が同じである場合には、粉体受け容器8にて粉体Pをストックすることを省略することができる。
また、吸引管4は、粉体Pを吸引する吸引口4aを有する第1端部41と、粉体導入管5に接続される接続口4bを有する第2端部42を備えることができる。吸引口4aを粉体受け容器8に収容された粉体Pやフィーダー7上の粉体Pに接近させることで、負圧により粉体pを吸引することができる。
そして、吸引管4と粉体導入管5との接続部分に隙間が生じることで、吸引口4aから吸引されて吸引管の内部を通過した粉体が漏れて外部へ飛散しないよう、接続口4bと粉体導入管5との接続部分は、密着していることが好ましい。例えば、コネクタを用いて第2端部42と粉体導入管5が密着するよう接続することができる。また、図1に示すように、粉体導入管5と接続口4bとの接続部分となる、粉体導入管5の接続部51を、吸引管4から導入部21へ向かって先細りとなるテーパー形状の内径とし、かつ、第2端部42の外径を接続部51の吸引管4側の開放端の内径よりも小さくすると共に、接続部51の導入部21側の開放端の内径よりも大きくすることができる。これにより、前記開放端へ第2端部42を挿入することができ、かつ、第2端部42は接続部51の導入部21側の開放端までは挿入されないので、第2端部42の外形と接続部51の内径との間に隙間が生じることがなく、密着させることで粉体の飛散を防止することができる。このように、吸引管4と粉体導入管5は、直接的または間接的に接続することができ、また、接続した状態を保持するべく、接着剤やテープ等の固定手段により、吸引管4と粉体導入管5を固定することができる。
ここで、吸引口4aは、水平方向または下向きに開口することができる。例えば、図1において、粉体受け容器8に収容されて塊15となった粉体Pが、吸引口4aから吸引管4内へ吸引されるが、吸引口4aが水平方向に開口していることにより、塊15の側面から水平方向に粉体Pを吸引することができる。また、吸引口4aが下向きに開口していることにより、塊15の上面から粉体Pを上方または斜め上方に吸引することができる。すなわち、粉体Pの塊15の上面や側面は、塊15の内部や下部と比べて粉体Pの自重によって受ける圧力が小さいため、粉体Pは圧縮されて密に充填されておらず、風圧によって流動しやすい状態となっている。従って、もともとの性質として流動性の低い粉体Pであっても、負圧によって粉体供給ノズル1に吸引することができる。
なお、図2に示すように、フィーダー7から粉体Pを直接吸引する場合には、フィーダー7上の粉体Pは粉体受け容器8に収容された塊15と比べて圧縮されておらず、密に充填されていない。このような場合には、吸引口4aが上向きに開口して粉体Pの下方から粉体Pを吸引しても、容易に吸引することができる。すなわち、粉体Pが密に充填されていない場合には、吸引口4aは、水平方向、下向き、または上向きに開口していても、粉体Pを問題なく吸引することができる。
また、吸引管4の材質は、粉体Pを問題なく吸引できれば特に限定されないが、例えば、鉄、鉄の合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス等の金属製の吸引管4や、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ナイロン樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂等のプラスチック製の吸引管4を用いることができる。
これらの材質は、粉砕対象となる粉体Pの種類によって適宜選択することができ、粉体Pが金属や金属酸化物である場合には、粉砕物中に不純物が混入する原因とならないよう、また、金属等を酸化または還元しないよう、耐摩耗性が高く不活性な材質のものを選択することができる。同様に、粉体Pが小麦粉や片栗粉等の食品材料である場合には、人体に無害な材質のものを適宜選択することができる。なお、吸引管4が劣化等した場合には、新品と適宜交換すれば足りる。
吸引管4の形状は、粉体Pを問題なく吸引できれば特に限定されない。例えば、図1に示すように吸引口4aから接続口4bへアーチ状となっているものや、吸引管4の全体にわたって蛇腹状となっており、任意の部分で折り曲げ可能なもの、折り曲げストローのようにストレート部分と蛇腹状の部分が複合して蛇腹状の部分で折り曲げ可能なもの等を、吸引管4として用いることができる。また、吸引管4の断面形状も特に限定されず、円、楕円、多角形等、任意の形状のものを用いることができる。さらに、吸引管4の硬さも特に限定されず、容易に変形不可能なものや、容易に変形可能なものを適宜用いることができる。
ただし、特に可撓性を有するプラスチック管を吸引管4として用いれば、変形自在であり、吸引口4aを水平方向、下向き、または上向きに開口することが容易であるとともに、粉体導入管5の接続部51へ吸引管4の第2端部42を挿入することが容易となる。その結果、粉体導入管5の形状に対する制限が少なくなると共に、粉体受け容器8やフィーダー7の配置の自由度が高くなり、清掃や交換のための着脱も容易となる。さらに、透明のプラスチック管を吸引管4として用いれば、吸引口4aから吸引された粉体Pの状態を可視化でき、吸引管4の内部で粉体Pが詰まってしまうことを防止できる。このような透明で可撓性を有する吸引管4として、具体的には、透明なビニールホースを好適に使用することができる。また、負圧を無駄にすることなく粉体Pを効率的に吸引できるよう、吸引管4は、吸引口4aおよび接続口4bの他に、ガスの出入が可能な開口を備えないことが好ましい。
(粉体導入管)
粉体導入管5は、吸引管4から吸引された粉体Pを導入部21へ導入する管である。粉体Pが外部へ飛散しないよう、導入部21へ粉体Pを導入することが重要であり、管の形状は特に限定されないが、例えば、前記のようにテーパー形状の接続部51を備えることができ、また、内径が変化しないストレート管を粉体導入管5として用いることができる。
本発明の一実施形態に係る粉体供給ノズル1は、順に、送気管3と、導入部21と、噴射口22が一直線上に配置されていることが好ましい。送気管3と、導入部21と、噴射口22が一直線上に配置されることにより、圧縮ガスAの移動速度が低下することなく噴射される。ここで、送気管3の内部形状がラバールノズル形状となっていることにより、圧縮ガスAが加速されるため、噴射口22より圧縮ガスが勢いよく噴射される。
また、圧縮ガスAの進行方向と粉体Pの吸引方向Bが、導入部21で交わることが好ましい。これらの方向が導入部21で交わることにより、導入部21において圧縮ガスAに粉体Pが導入されて、混合流体Fを容易に形成することができる。図1に示す粉体供給ノズル1は、導入部21において前記進行方向と前記吸引方向が直交する構成となっているが、混合流体Fが形成されるようにこれらの方向が交わればよく、直交に限定されない。
さらに、粉体供給ノズル1は、粉体Pが、圧縮ガスAが送気管3、導入部21および噴射口22を一直線上に通過することにより発生する負圧により、吸引されるものであることが好ましい。導入部21、粉体導入管5および吸引管4が連通しており、粉体Pが吸引口4aから導入部21へ導入される導入経路が確保されているため、圧縮ガスAが導入部21を通過することにより、この導入経路へ吸引口4aから導入部21へ向かって負圧がかかることで、粉体Pを吸引することができる。そのため、上記一直線上の配置であれば、圧縮ガスAの移動速度が低下することがないため、粉体Pを十分に吸引できる負圧を発生させることができる。さらに、上記ラバールノズル形状であれば、圧縮ガスAの加速により更に強力な負圧を発生させることができる。
なお、送気管3と、導入部21および噴射口22の配置は、粉体Pが問題なく吸引できれば、一直線上でなくてもよく、これらの配置がクランク状や曲線状であってもよい。また、前記一直線状の配置により発生する負圧を利用しなくても、別途コンプレッサー(未図示)等の吸引手段を粉体供給ノズルへ適宜導入することにより、粉体Pを吸引して導入部21へ導入することができる。
なお、吸引管4の材質については、上記したとおりであるが、粉体供給ノズル1を構成するその他の構成の材質は、既存のものを用いることができ、腐食や劣化に強く耐久性に優れたステンレスや、シール性の高いゴム、プラスチック等を適宜組み合わせて用いることができる。
また、粉体供給ノズル1は、上記した構成の他にも、粉体Pや圧縮ガスA、混合流体Fが噴射口22以外の部分から漏れることを防止するシール部材や、吸引管4とフィーダー7や粉体受け容器8との位置を調整ことの出来る吸引管ホルダー、圧縮ガスAの流量を調整するバルブ等の構成を備えることができる。
上記の粉体供給ノズル1であれば、粉体Pを吸引して圧縮ガスAと混合した混合流体Fとし、この混合流体Fを外部へ噴射することができるため、気流式粉砕機の粉砕室等へ粉体Pを安定して供給することができる。また、粉体Pを粉砕する用途のみならず、サンドブラスト処理等、混合流体Fを用いた処理方法や処理装置等についても好適に用いることができる。
[2.粉体供給方法]
本発明の一実施形態に係る粉体供給方法について、図1、2を参照して説明する。粉体供給方法は、粉体供給ノズル1を用いる方法である。粉体供給ノズル1については、上記したとおりであり、導入部21、粉体P、圧縮ガスA、混合流体F、噴射口22、流体噴射部2、送気管3、吸引管4、粉体導入管5、吸引口4a、第1端部41、接続口4b、第2端部42、一直線上の配置、圧縮ガスAの進行方向と粉体Pの吸引方向が導入部21で交わることについては、詳細な説明を省略する。
(送気工程)
送気工程は、粉体供給ノズル1の送気管3から導入部21を介して噴射口22へ圧縮ガスAを送気する工程である。この工程により、圧縮ガスAを送気できると共に、圧縮ガスAが導入部21を通過することで、粉体Pが吸引口4aから導入部21へ導入される導入経路へ吸引口4aから導入部21へ向かってかかる負圧を発生させることができる。
(吸引工程)
吸引工程は、前記送気工程により発生する負圧により、粉体P吸引する工程である。前記導入経路へ負圧が発生した状態で、吸引口4aを粉体Pへ近づけることにより、粉体Pを吸引することができる。
また、吸引工程では、吸引口4aから粉体Pを水平方向または上向きに吸引する。例えば、図1において、粉体受け容器8に収容されている粉体Pの塊15の上面や側面は、塊15の内部や下部と比べて粉体Pの自重によって受ける圧力が小さいため、粉体Pは圧縮されて密に充填されておらず、風圧によって流動しやすい状態となっている。従って、もともとの性質として流動性の低い粉体Pであっても、負圧によって粉体供給ノズル1に容易に吸引することができる。例えば、吸引口4aを水平方向または下向きに開口することで、粉体Pを水平方向または上向きに吸引することができる。
(導入工程)
導入工程は、導入部21において粉体Pを圧縮ガスAに導入して混合流体Fを得る工程である。前記送気工程を行っている状態を維持しつつ、前記吸引工程を行うことにより、負圧によって粉体Pが導入部21へ侵入することができるため、導入部21を通過する圧縮ガスAに粉体Pを導入することができる。なお、前記吸引工程を開始直後に送気工程を停止してしまうと、圧縮ガスAが導入部21を通過しないため、混合流体Fを得ることができない場合がある。
(噴射工程)
噴射工程は、混合流体Fを噴射口22から外部へ噴射する工程である。前記送気工程を行っている状態を維持しつつ、前記吸引工程および前記導入工程を行うことにより、混合流体Fが継続的に得られると共に、混合流体Fを継続的に外部へ噴射することができる。なお、前記導入工程を開始直後に送気工程を停止してしまうと、圧縮ガスAが導入部21を通過して噴射口22へ送気されないため、混合流体Fを外部へ噴射することができない場合がある。
なお、粉体供給方法は、上記した工程の他にも、圧縮ガスAの送気流量を制御する流量制御工程や、粉体Pの吸引量を制御するべく、吸引口4aと粉体pとの距離を調整する調整工程等の工程を含むことができる。
粉体供給方法において、前記吸引工程は、吸引管4を用いて粉体Pを粉体受け容器8またはフィーダー7から吸引する段階を含むことができる。例えば、図1に示すように、フィーダー7から供給されて粉体受け容器8内に収容された粉体Pを吸引することができる。フィーダー7を用いれば、粉体受け容器8への単位時間当たりの粉体Pの供給量を一定とすることができる。そのため、例えば粉体受け容器8への供給量と吸引管4への吸引量が異なる場合であっても、粉体受け容器8で粉体Pを一旦ストックしておけるため、供給量と吸引量の調整が容易である結果、連続的に安定して粉体Pを供給することができる。フィーダー7としては、粉体Pを供給するものであれば特に限定されないが、例えば振動フィーダーを採用することができる。
また、図2に示すように、粉体受け容器8を用いずに、フィーダー7上に載置されている粉体Pを直接吸引することができる。例えば、フィーダー7による粉体Pの供給量と、吸引管4による粉体Pの吸引量が同じである場合には、粉体受け容器8にて粉体Pをストックすることを省略することができる。なお、粉体受け容器8からの吸引とフィーダー7からの吸引を適宜交代して、粉体Pを吸引することもできる。
上記の粉体供給方法であれば、粉体Pを吸引して圧縮ガスAと混合した混合流体Fとし、この混合流体Fを外部へ噴射することができるため、気流式粉砕機の粉砕室等へ粉体Pを安定して供給することができる。また、粉体Pを粉砕する用途のみならず、サンドブラスト処理等、混合流体Fを用いた処理方法や処理装置等についても好適に用いることができる。
[3.気流式粉砕機]
本発明の一実施形態に係る気流式粉砕機について、図3を参照して説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る気流式粉砕機100の断面模式図である。気流式粉砕機100は、粉体供給ノズル1を備え、噴射口22より噴射された混合流体Fが導入され、当該混合流体F中の粉体Pを粉砕する粉砕室110を備える。
また、気流式粉砕機100は、粉砕室110が円周状の周壁111を有し、その周壁111に配置された粉体供給ノズル1と、エア噴射ノズル120を備えている。エア噴射ノズル120は、周壁111に複数配置されており、外部から供給された圧縮ガスAを加速して粉砕室110内の外周部112に向けて高圧のジェット気流を噴射することで、粉砕室110内に高速で高圧の旋回流を発生させる。粉体供給ノズル1では、外部から供給された圧縮ガスAによる負圧より、吸引管4から粉体導入管5を介して粉体Pが吸引され、粉砕室110に噴射される高圧の気流に粉体Pが移送され、粉体Pが粉砕室110に供給される。
エア噴射ノズル120は特に限定されることはなく、圧縮ガスAを加速できるノズルを用いればよく、公知のエジェクタノズルが利用可能である。例えば、送気管3と同様に、圧縮ガス侵入部121、スロート部122、中間部123、およびディフューザ部124を備えることにより、ジェット気流を発生させることのできるラバールノズルが好適である。
エア噴射ノズル120により噴射された高圧のジェット気流は、粉砕室110内で高速で高圧の旋回流を形成し、その旋回流へ高圧の気流に移送された粉体Pは、気流との衝突および粉体相互の衝突により粉砕される。粉砕された粉体Pは、高圧のジェット気流の影響により粉砕室110の上部に設けられた分級室130へ移送され、遠心力により粗粒と微粉に分けられる。その後、微粉は微粉排出筒140の排出口141より排出されて回収される。
気流式粉砕機100は、吸引管4により吸引される粉体Pを溜める粉体受け容器8を備えることができる。また、吸引管4により吸引される粉体Pを、吸引管4または粉体受け容器8に供給するフィーダー7を備えることができる。なお、フィーダー7および粉体受け容器8は、これらと粉砕機本体150を固定する未図示の固定台等を用いて、粉砕機本体150と一体化することができる
フィーダー7を用いれば、粉体受け容器8への単位時間当たりの粉体Pの供給量を一定とすることができる。そのため、例えば粉体受け容器8への供給量と吸引管4への吸引量が異なる場合であっても、粉体受け容器8で粉体Pを一旦ストックしておけるため、供給量と吸引量の調整が容易である結果、連続的に安定して粉体Pを供給することができる。フィーダー7としては、粉体Pを供給するものであれば特に限定されないが、例えば振動フィーダーを採用することができる。
また、粉体受け容器8を用いずに、フィーダー7上に載置されている粉体Pを直接吸引することができる。例えば、フィーダー7による粉体Pの供給量と、吸引管4による粉体Pの吸引量が同じである場合には、粉体受け容器8にて粉体Pをストックすることを省略することができる。なお、粉体受け容器8からの吸引とフィーダー7からの吸引を適宜交代して、粉体Pを吸引することもできる。
なお、上記した気流式粉砕機は、粉砕室内で旋回流によって粉体を粉砕する方式の旋回式の気流式粉砕機について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、粉砕室内で衝突板を用いて気流に移送された粉体を粉砕する方式の衝突板式の気流式粉砕機も、本発明の実施形態に含まれ得る。また、本発明の粉体供給ノズルおよび粉体供給方法は、衝突板式の気流式粉砕機にも問題なく適用することができる。
[ホッパを備える粉体供給ノズルを用いた粉体供給方法]
次に、従来技術の一例として、ホッパを備える粉体供給ノズルを用いた粉体供給方法について、図4を参照して説明する。図4は、ホッパ9を備える粉体供給ノズル10を用いた粉体供給方法を示す断面模式図である。粉体供給ノズル10において、流体噴射部2、圧縮ガス侵入部31、スロート部32および中間部33を備えるラバールノズル形状の送気管3、粉体導入管5ならびにフィーダー7については、図1に示す粉体供給ノズル1とフィーダー7と同様の構成をとることが出来るため、説明を省略する。
粉体供給ノズル10において、ホッパ9は、粉体Pが供給される供給口91を備える供給端9aと、粉体導入管5に連結して粉体Pを流体噴射部2へ導入する導入口92を備える導入端9bを有する。また、ホッパ9の内部は、供給口91から導入口92へと先細りするテーパー形状となっている。
粉体Pは、まず、フィーダー7等を用いて上からホッパ9に供給され、一時的にホッパ9内に貯留される。その後、圧縮ガスAが送気管3、導入部21および噴射口22を一直線上に通過することにより発生する負圧により、ホッパ9の下部から粉体導入管5を介して導入部21へ所定量の粉体Pが吸引され、導入部21において粉体Pが圧縮ガスAに導入されて混合流体Fとなり、噴射口22から外部へ噴射されることにより、粉体Pが例えば気流式粉砕機内に供給されていた。
ホッパ9の中では、供給口91から導入口92へと先細りするテーパー形状となっているため、上から供給される粉体Pの自重や負圧により、下部にある粉体Pには圧力がかかり、これらの圧力によりホッパ9内の下部の粉体Pは圧縮されて密に充填された状態となる。粉体供給ノズル10は、圧縮ガスAによる負圧により、ホッパ9内の下部の粉体Pを吸引しようとするが、この圧縮された粉体を流動させられない、すなわち粉体が閉塞することがあった。つまり、粉体Pが流動し始めるのに抗する摩擦力の方が、負圧による吸引力よりも高い状態になることがあった。特に、粉体P自体がもともと流動しにくい性質を有している場合には、粉体が閉塞してしまうことが度々発生しており、粉体Pを安定して連続的に供給することができない場合があった。
以下、本発明について、実施例を用いてさらに具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
湿式法で作製した平均粒子径が0.2μmのニッケル粉末Pを、卓上型の気流式粉砕機100(JKE−30型、日本ニューマチック工業株式会社製)の粉砕機本体150に粉体供給ノズル1、フィーダー7および粉体受け容器8を設置して、粉砕処理を行った。すなわち、上記気流式粉砕機100において、吸引管4としてテフロン(登録商標)チューブ(材質PFA、外形4mm×内径3mm×長さ300mm)が粉体導入管5に接続された粉体供給ノズル1を用いた。粉体受け容器8には、1g/分でフィーダー8により上記ニッケル粉末Pを供給し、粉体受け容器8に収容されたニッケル粉末Pの塊15に対して、斜め上方から吸引管4の吸引口4aを当接させた。気流式粉砕機100を稼働させると、ニッケル粉末Pの塊15から吸引管4にニッケル粉末Pは吸引され、吸引管4の吸引口4aでは、ニッケル粉末Pは下から斜め上方に流動するように吸引された。なお、平均粒子径は、走査電子顕微鏡(SEM)観察像から、全様が観察される粒子径を画像処理により求め、その数平均から算出される。
上記の吸引態様により、気流式粉砕機100へ3gのニッケル粉末Pを3分間で供給した。供給中において、ニッケル粉末が吸引管4や粉体導入管5等の内部で詰まることによる閉塞は全く生じず、ニッケル粉末Pを連続して粉砕室110へ供給することができた結果、安定した粉砕処理が可能であった。
(比較例1)
実施例1と同じニッケル粉末Pを、粉体供給ノズル1の吸引管4からホッパ9に代えた粉体供給ノズル10を用いた他は、実施例1と同様にして、卓上型の気流式粉砕機(JKE−30型、日本ニューマチック工業株式会社製)を用いて粉砕処理を行った。すなわち、ニッケル粉末Pを1g/分の供給速度条件によりフィーダー7からホッパ9に供給し、気流式粉砕機を稼働させた。
実施例1と同様に、3gのニッケル粉末Pを3分間で供給する予定で粉砕処理を開始したが、処理開始から数秒もしないうちに、ホッパ9の内部で図4に示すようなニッケル粉末Pの閉塞が生じ、ニッケル粉末Pが粉砕室110へ供給されなくなった。粉砕処理中において、ホッパ9内でのニッケル粉末Pの閉塞が起きるたびに、ニッケル粉末Pを供給するために閉塞を除去する等の解消作業を行ったため、3gのニッケル粉末の粉砕処理に15分の処理時間を要し、連続して安定した粉砕処理を行うことはできなかった。
[まとめ]
実施例1では、吸引管4を用いて、ニッケル粉末Pの塊15をその上面から上方または斜め上方に吸引することができた。ニッケル粉末Pの塊15の上面や側面は、塊15の内部や下部と比べてニッケル粉末Pの自重によって受ける圧力が小さいため、ニッケル粉末Pは圧縮されて密に充填された状態ではなく、風圧によって流動しやすい状態となっている。そのため、ニッケル粉末pが閉塞することなく、連続して安定した粉砕処理が可能となった。
一方で、比較例1の場合は、ホッパ9の内部構造が、ニッケル粉末Pの吸引方向へ向かって先細りするテーパー形状となっていることにより、自重や負圧によって圧縮されて密に充填されてしまうことが、ニッケル粉末Pによる閉塞の原因の1つと考えられる。ニッケル粉末Pのみならず、他の粉末Pであっても、このような閉塞が生じることは容易に予測することができ、特に流動性の低い粉体Pの場合には、ホッパ9を用いると粉砕処理に著しく支障が生じるものと考えられた。
実施例の結果から、本実施の形態に係る粉体供給方法を用いた粉体供給ノズル、気流式粉砕機および粉体供給方法を用いれば、吸引管を介して粉体を上方もしくは水平に吸引して装置内に粉体を供給することができるため、流動性の低い粉体であっても閉塞を効果的に防止でき、安定的な粉砕処理が可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、10 粉体供給ノズル
2 流体噴射部
3 送気管
4 吸引管
4a 吸引口
4b 接続口
5 粉体導入管
7 フィーダー
8 粉体受け容器
9 ホッパ
9a 供給端
9b 導入端
15 粉体の塊
21 導入部
22 噴射口
31 圧縮ガス侵入部
32 スロート部
33 中間部
34 ディフューザ部
41 第1端部
42 第2端部
51 接続部
91 供給口
92 導入口
100 気流式粉砕機
110 粉砕室
111 周壁
112 外周部
120 エア噴射ノズル
121 圧縮ガス侵入部
122 スロート部
123 中間部
124 ディフューザ部
130 分級室
140 微粉排出筒
141 排出口
150 粉砕機本体
A 圧縮ガス
B 粉体Pの吸引方向
F 混合流体
P 粉体

Claims (11)

  1. 粉体を圧縮ガスに導入する導入部および前記粉体と前記圧縮ガスを含む混合流体を外部へ噴射する噴射口を有する流体噴射部と、
    前記圧縮ガスを前記導入部へ導入する送気管と、
    前記粉体を吸引する吸引管と、
    前記吸引管から吸引された前記粉体を前記導入部へ導入する粉体導入管と、を備える、粉体供給ノズル。
  2. 前記吸引管は、前記粉体を吸引する吸引口を有する第1端部と、前記粉体導入管に接続される接続口を有する第2端部を備える、請求項1に記載の粉体供給ノズル。
  3. 前記吸引口は、水平方向または下向きに開口する、請求項1または2に記載の粉体供給ノズル。
  4. 順に、前記送気管と、前記導入部と、前記噴射口は一直線上に配置され、前記圧縮ガスの進行方向と前記粉体の吸引方向は前記導入部で交わり、前記粉体は、前記圧縮ガスが前記送気管、前記導入部および前記噴射口を一直線上に通過することにより発生する負圧により吸引される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉体供給ノズル。
  5. 前記吸引管は、金属管もしくはプラスチック管である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉体供給ノズル。
  6. 前記プラスチック管は可撓性を有している、請求項4に記載の粉体供給ノズル。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項の粉体供給ノズルを備える気流式粉砕機であって、
    前記噴射口より噴射された混合流体が導入され、当該混合流体中の粉体を粉砕する粉砕室を備える、気流式粉砕機。
  8. 前記吸引管により吸引される粉体を溜める粉体受け容器を備える、請求項7に記載の気流式粉砕機。
  9. 前記吸引管により吸引される粉体を前記吸引管または前記粉体受け容器に供給するフィーダーを備える、請求項7または8に記載の気流式粉砕機。
  10. 粉体供給ノズルを用いる粉体供給方法であって、
    前記粉体供給ノズルは、粉体を圧縮ガスに導入する導入部および前記粉体と前記圧縮ガスを含む混合流体を外部へ噴射する噴射口を有する流体噴射部と、前記圧縮ガスを前記導入部へ導入する送気管と、前記粉体を吸引する吸引管と、前記吸引管から吸引された前記粉体を前記導入部へ導入する粉体導入管と、を備え、
    前記吸引管は、前記粉体を吸引する吸引口を有する第1端部と、前記粉体導入管に接続される接続口を有する第2端部を備え、
    順に、前記送気管と、前記導入部と、前記噴射口は一直線上に配置され、前記圧縮ガスの進行方向と前記粉体の吸引方向は前記導入部で交わり、
    前記粉体供給ノズルの前記送気管から前記導入部を介して前記噴射口へ前記圧縮ガスを送気する送気工程と、
    前記送気工程により発生する負圧により、前記吸引口から前記粉体を水平方向または上向きに吸引する吸引工程と、
    前記導入部において前記粉体を前記圧縮ガスに導入して混合流体を得る導入工程と、
    前記混合流体を前記噴射口から外部へ噴射する噴射工程と、
    を含む、粉体供給方法。
  11. 前記吸引工程は、前記吸引管を用いて前記粉体を粉体受け容器またはフィーダーから吸引する段階を含む、請求項10に記載の粉体供給方法。
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