JP2019187227A - 保護回路 - Google Patents

保護回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2019187227A
JP2019187227A JP2018241175A JP2018241175A JP2019187227A JP 2019187227 A JP2019187227 A JP 2019187227A JP 2018241175 A JP2018241175 A JP 2018241175A JP 2018241175 A JP2018241175 A JP 2018241175A JP 2019187227 A JP2019187227 A JP 2019187227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
output
converter
control signal
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018241175A
Other languages
English (en)
Inventor
健介 齋藤
Kensuke Saito
健介 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Dempa Kogyo Co Ltd filed Critical Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Publication of JP2019187227A publication Critical patent/JP2019187227A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】電源から過大な電圧が供給された場合に負荷に対して電力が供給されない状態を維持する。【解決手段】保護回路1は、外部電源2から供給される電圧を、電源の電圧値と異なる他の電圧値の電圧に変換して負荷3に出力するDC−DC変換器と、外部電源2から供給される電圧が所定時間にわたって所定電圧を超えているとともに、DC−DC変換器から出力される電圧の電圧値が、DC−DC変換器が電圧の出力を停止した状態における電圧値よりも大きい第1閾値と、第1閾値よりも大きい第2閾値との間の範囲である正常範囲に含まれていない場合に、DC−DC変換器に電圧の出力を停止させる制御部16と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、保護回路に関する。
従来、外部電源から負荷に電力を供給する場合に、外部電源から過大な電圧が供給されることによる負荷の破損を防ぐために、外部電源と負荷との間に保護回路を設けることが行われている。例えば、特許文献1には、電源入力端子の電圧と、電源出力端子の電圧とが過電圧であることを検出すると、電源入力端子と電源出力端子との間に設けられているスイッチ回路をOFF状態にすることにより、負荷に過電圧がかからないようにする保護回路が開示されている。
特開2014−176194号公報
特許文献1に記載されている保護回路では、電源入力端子の電圧と、電源出力端子の電圧とのいずれか一方が過電圧ではない場合に、電源入力端子と、電源出力端子との間に設けられているスイッチ回路がON状態となる。したがって、当該保護回路は、過電圧を検出してスイッチ回路がOFF状態となった後に、電源出力端子の電圧が低下し、当該スイッチ回路が再びON状態となる。これにより、スイッチ回路のON状態とOFF状態とが繰り返されるという問題が発生する。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、電源から過大な電圧が供給された場合に負荷に対して電力が供給されない状態を維持することができる保護回路を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る保護回路は、電源から供給される電圧を、前記電源の電圧値と異なる他の電圧値の電圧に変換して負荷に出力する変換部と、前記電源から供給される電圧が所定時間にわたって所定電圧を超えているとともに、前記変換部から出力される電圧の電圧値が、前記変換部が電圧の出力を停止した状態における電圧値よりも大きい第1閾値と、前記第1閾値よりも大きい第2閾値との間の範囲である正常範囲に含まれていない場合に、前記変換部に前記電圧の出力を停止させる制御部と、を備える。
前記制御部は、前記変換部の立ち上がり時間よりも長い前記所定時間にわたって前記所定電圧を超えているとともに、前記変換部から出力される電圧の電圧値が前記正常範囲に含まれていない場合に、前記変換部に前記電圧の出力を停止させてもよい。
前記変換部は、第1レベル制御信号が入力されると電源から供給される電圧の電圧値を前記他の電圧値の電圧に変換して出力し、前記第1レベル制御信号とは異なる第2レベル制御信号が入力されると前記電圧の出力を停止し、前記制御部は、前記電源から供給される電圧が前記所定電圧を超えていない場合、又は、前記変換部から出力される電圧が前記正常範囲に含まれている場合に前記第1レベル制御信号を出力し、前記電源から供給される電圧が前記所定電圧を超えているとともに、前記変換部から出力される電圧が前記正常範囲に含まれていない場合に、前記変換部に前記第2レベル制御信号を出力してもよい。
前記制御部は、前記第2レベル制御信号を出力する条件を満たした後に、前記変換部から出力される電圧が第1閾値未満になるまでの時間よりも長い時間にわたって、前記第2レベル制御信号を出力し続けてもよい。
前記制御部は、前記電源から供給される電圧が前記所定時間にわたって所定電圧を超えていない場合に第1検出信号を出力し、前記電源から供給される電圧が前記所定時間にわたって前記所定電圧を超えると、前記第1検出信号と異なる第2検出信号を出力する第1検出回路と、前記変換部から出力される電圧が前記正常範囲に含まれる場合に第3検出信号を出力し、前記変換部から出力される電圧が前記正常範囲に含まれていない場合に前記第3検出信号と異なる第4検出信号を出力する第2検出回路と、前記第1検出回路から第1検出信号が出力されている場合、又は、前記第2検出回路から前記第3検出信号が出力されている場合に、前記第1レベル制御信号を前記変換部に出力し、前記第1検出回路から前記第2検出信号が出力されているとともに、前記第2検出回路から前記第4検出信号が出力されている場合に、前記第2レベル制御信号を前記変換部に出力する制御信号出力回路と、を備えてもよい。
前記変換部は複数設けられており、前記制御部は、前記電源から供給される電圧が所定時間にわたって所定電圧を超えているとともに、複数の前記変換部のうち、少なくともいずれかの前記変換部から出力される電圧の電圧値が、当該変換部に対応する前記正常範囲に含まれていない場合に、複数の前記変換部に前記電圧の出力を停止させてもよい。
前記変換部は複数設けられており、前記制御部は、前記電源から供給される電圧が所定時間にわたって所定電圧を超えているとともに、複数の前記変換部のうち、いずれかの前記変換部から出力される電圧の電圧値が、当該変換部に対応する前記正常範囲に含まれていない場合に、当該変換部に前記電圧の出力を停止させてもよい。
複数の前記変換部のうち、少なくともいずれかの前記変換部から出力される電圧の電圧値が、当該変換部に対応する前記正常範囲に含まれていない場合に前記複数の変換部の後段の回路との電気的な接続を切断する複数のスイッチをさらに有してもよい。
本発明によれば、電源から過大な電圧が供給された場合に負荷に対して電力が供給されない状態を維持することができるという効果を奏する。
本実施形態に係る保護回路の構成を示す図である。 第1検出回路及び第2検出回路から出力される検出信号と、制御信号出力回路から出力される制御信号との関係を示す図である。 本実施形態に係る保護回路の各構成における信号の電圧レベルを示す図である。 変形例に係る保護回路の構成を示す図である。 変形例に係る保護回路の構成を示す図である。
[保護回路1の概要]
図1は、本実施形態に係る保護回路1の構成を示す図である。本実施形態において、保護回路1は、外部電源2と、負荷3との間に設けられる。保護回路1は、外部電源2から負荷3に電力を供給する場合に、外部電源2から過大な電圧が供給されることによる負荷3の破損を防ぐために用いられる。
保護回路1は、外部電源2から供給される直流電圧の電圧値を他の電圧値に変換して負荷3に出力する変換部としてのDC−DC変換器と、DC−DC変換器を制御する制御部16とを備える。
制御部16は、外部電源2から供給される電圧が第1所定時間にわたって所定電圧を超えているとともに、DC−DC変換器から出力される電圧の電圧値が、正常な電圧値の範囲を示す正常範囲に含まれていない場合に、DC−DC変換器に電圧の出力を停止させる。ここで、正常な電圧値の範囲は、DC−DC変換器が電圧の出力を停止した状態におけるDC−DC変換器の出力側における電圧値よりも大きい第1閾値と、第1閾値よりも大きく、電圧が過大であることを示す第2閾値との間の範囲である。
このようにすることで、保護回路1は、DC−DC変換器から出力される電圧が過大であることによりDC−DC変換器を停止させた後に、DC−DC変換器が停止した状態を維持することができる。したがって、保護回路1は、外部電源2から過大な電圧が供給された場合に負荷3に対して電力が供給されない状態を維持することができる。
[保護回路1の構成]
続いて、保護回路1の構成について説明する。図1に示すように、保護回路1は、第1DC−DC変換器11、第2DC−DC変換器12、第3DC−DC変換器13、第4DC−DC変換器14、第5DC−DC変換器15及び制御部16を備える。なお、以下の説明では、第1DC−DC変換器11、第2DC−DC変換器12、第3DC−DC変換器13、第4DC−DC変換器14及び第5DC−DC変換器15を区別しない場合、単にDC−DC変換器ともいう。
DC−DC変換器は、第1レベル制御信号が入力されると、入力される直流電圧の電圧値を他の電圧値の直流電圧に変換して出力する。また、DC−DC変換器は、第1レベル制御信号とは異なる第2レベル制御信号が入力されると、直流電圧の出力を停止する。ここで、例えば、第1レベル制御信号はハイレベルの制御信号であり、第2レベル制御信号はロウレベルの制御信号である。なお、以降の説明において、ハイレベルの制御信号を、ハイレベル制御信号といい、ロウレベルの制御信号をロウレベル制御信号という。
第1DC−DC変換器11は、ハイレベル制御信号が入力されると、外部電源2から出力された直流電圧Vccを第1電圧V1に変換し、第3DC−DC変換器13、第4DC−DC変換器14及び制御部16に出力する。
第2DC−DC変換器12は、ハイレベル制御信号が入力されると、外部電源2から出力された直流電圧Vccを第2電圧V2に変換し、第5DC−DC変換器15及び制御部16に出力する。
第3DC−DC変換器13は、ハイレベル制御信号が入力されると、第1電圧V1を第3電圧V3に変換し、制御部16及び負荷3に出力する。
第4DC−DC変換器14は、ハイレベル制御信号が入力されると、第1電圧V1を第4電圧V4に変換し、制御部16及び負荷3に出力する。
第5DC−DC変換器15は、ハイレベル制御信号が入力されると、第2電圧V2を第5電圧V5に変換し、制御部16及び負荷3に出力する。
制御部16は、外部電源2から供給される電圧が第1所定時間にわたって所定電圧を超えていない場合、又は、複数のDC−DC変換器の全てから出力される電圧が正常範囲に含まれている場合、複数のDC−DC変換器に第1レベル制御信号(例えばハイレベル制御信号)を出力する。また、制御部16は、外部電源2から供給される電圧が所定電圧を超えているとともに、複数のDC−DC変換器の少なくともいずれかから出力される電圧が正常範囲に含まれていない場合、複数のDC−DC変換器に第2レベル制御信号(例えばロウレベル制御信号)を出力することにより、複数のDC−DC変換器に電圧の出力を停止させる。制御部16は、第2レベル制御信号を出力する条件を満たした後に、DC−DC変換器の電圧が第1閾値未満になるまでの時間よりも長い第2所定時間にわたって、第2レベル制御信号を出力し続ける。
ここで、第1所定時間は、DC−DC変換器の立ち上がり時間よりも長い時間であるものとする。このようにすることで、保護回路1は、外部電源2の立ち上がり時に、DC−DC変換器の立ち上がり時間の遅れにより、第2レベル制御信号がDC−DC変換器に出力され、DC−DC変換器から電圧が出力されない状態が維持されてしまうことを防止することができる。
続いて、制御部16の構成について説明する。図1に示すように、制御部16は、第1検出回路17と、第2検出回路18と、制御信号出力回路19とを備える。
第1検出回路17は、外部電源2から供給される電圧が第1所定時間にわたって所定電圧を超えていない場合に第1検出信号を出力する。また、第1検出回路17は、外部電源2から供給される電圧が第1所定時間にわたって所定電圧を超えると、第1検出信号と異なる第2検出信号を出力する。ここで、例えば、第1検出信号はロウレベル信号であり、第2検出信号はハイレベル信号である。
第2検出回路18は、DC−DC変換器から出力される電圧が正常な電圧値の範囲であることを示す正常範囲に含まれる場合に第3検出信号を出力し、DC−DC変換器から出力される電圧が正常範囲に含まれていない場合に第3検出信号と異なる第4検出信号を出力する。ここで、正常範囲は、第1DC−DC変換器11、第2DC−DC変換器12、第3DC−DC変換器13、第4DC−DC変換器14及び第5DC−DC変換器15のそれぞれで異なっているものとする。また、例えば、第3検出信号はハイレベル信号であり、第4検出信号はロウレベル信号である。
制御信号出力回路19は、第1検出回路17から第1検出信号(ロウレベル信号)が出力されている場合、又は、第2検出回路18から第3検出信号(ハイレベル信号)が出力されている場合に、第1レベル制御信号(ハイレベル制御信号)をDC−DC変換器に出力する。また、制御信号出力回路19は、第1検出回路17から第2検出信号(ハイレベル信号)が出力されているとともに、第2検出回路18から第4検出信号(ロウレベル信号)が出力されている場合に、第2レベル制御信号(ロウレベル制御信号)を変換部に出力する。
具体的には、制御信号出力回路19は、図1に示すように、第1反転回路191と、第2反転回路192と、第3反転回路193とを備える。第1反転回路191の入力端は第1検出回路17に接続され、出力端は第3反転回路193に設けられているトランジスタのエミッタに接続されている。第2反転回路192の入力端は第2検出回路18に接続され、出力端は第3反転回路193の入力端に接続されている。第3反転回路193の出力端は、複数のDC−DC変換器のそれぞれに接続されている。
第1検出回路17からロウレベル信号が第1反転回路191に入力されている場合、第1反転回路191に設けられているトランジスタはOFF状態となる。これにより、制御信号出力回路19は、第2反転回路192の出力結果にかかわらず、ハイレベル制御信号をDC−DC変換器に出力する。
第1検出回路17からハイレベル信号が第1反転回路191に入力されている場合、第1反転回路191に設けられているトランジスタはON状態となり、第1反転回路191の出力端の電圧はロウレベルとなる。
この場合において、第2検出回路18から第2反転回路192にハイレベル信号が入力されると、第2反転回路192に設けられているトランジスタはON状態となり、第3反転回路193にロウレベル信号が入力される。第3反転回路193に設けられているトランジスタはOFF状態になることから、制御信号出力回路19は、ハイレベル制御信号をDC−DC変換器に出力する。
他方、第2検出回路18から第2反転回路192にロウレベル信号が入力されると、第2反転回路192に設けられているトランジスタはOFF状態となり、第3反転回路193にハイレベル信号が入力される。この場合、第3反転回路193に設けられているトランジスタはON状態になることから、制御信号出力回路19は、ロウレベル制御信号をDC−DC変換器に出力する。
図2は、本実施形態に係る第1検出回路17及び第2検出回路18から出力される検出信号と、制御信号出力回路19から出力される制御信号との関係を示す図である。図2に示されるように、第1検出回路17からハイレベル信号が出力されているとともに、第2検出回路18からロウレベル信号が出力されている場合のみ、制御信号出力回路19からロウレベル制御信号が出力されることが確認できる。
[保護回路1の各構成における信号の電圧レベル]
続いて、保護回路1の各構成における信号の電圧レベルについて説明する。図3は、本実施形態に係る保護回路1の各構成における信号の電圧レベルを示す図である。
まず、時刻T0において、外部電源2から所定電圧以上の電圧が出力されていない場合、第1検出回路17は、ロウレベル信号を出力する。これにより、制御信号出力回路19は、第2検出回路18の出力結果にかかわらず、ハイレベル制御信号をDC−DC変換器に出力する。
続いて、外部電源2から電力が保護回路1に供給されることにより、時刻T1において第2検出回路18からハイレベル信号が出力される。この時点において、外部電源2の電圧が所定電圧になってから第1所定時間経過していないことから、第1検出回路17から、ロウレベル信号が出力される。したがって、制御信号出力回路19は、ハイレベル制御信号をDC−DC変換器に出力する。
時刻T2が、外部電源2の電圧が所定電圧になってから第1所定時間経過した時刻であるとすると、時刻T2において、第1検出回路17から、ハイレベル信号が出力される。また、時刻T2において、DC−DC変換器から出力される電圧の電圧値は、第1閾値と第2閾値との間の正常範囲内であることから、第2検出回路18からハイレベル信号が出力される。したがって、制御信号出力回路19は、ハイレベル制御信号をDC−DC変換器に出力する。
続いて、時刻T3において外部電源2から過電圧が出力され、DC−DC変換器から出力される電圧が第2閾値を超えると、第2検出回路18からロウレベル信号が出力される。時刻T3において、第1検出回路17からハイレベル信号が出力されるとともに、第2検出回路18からロウレベル信号が出力されることから、制御信号出力回路19は、ロウレベル制御信号をDC−DC変換器に出力する。ここで、制御信号出力回路19は、第1検出回路17及び第2検出回路18から出力される検出信号の状態にかかわらず、第2所定時間にわたってロウレベル制御信号を出力し続ける。DC−DC変換器は、ロウレベル制御信号が入力されたことに応じて電圧の出力を停止する。時刻T3が経過した直後に、DC−DC変換器に接続されている負荷3に、過大電圧が供給されなくなり、負荷3が保護される。
また、時刻T3以降は、DC−DC変換器から出力される電圧の電圧値は、第1閾値よりも低くなることから、第2検出回路18からロウレベル信号が出力され続ける。これにより、制御信号出力回路19は、ロウレベル制御信号をDC−DC変換器に出力し続ける。
[本実施形態の効果]
以上のとおり、本実施形態に係る保護回路1は、外部電源2から供給される電圧が第1所定時間にわたって所定電圧を超えているとともに、DC−DC変換器から出力される電圧の電圧値が、DC−DC変換器が電圧の出力を停止した状態における電圧値よりも大きい第1閾値と、第1閾値よりも大きい第2閾値との間の範囲である正常範囲に含まれていない場合に、DC−DC変換器に電圧の出力を停止させる。このようにすることで、保護回路1は、外部電源2から過大な電圧が供給された場合に負荷3に対して電力が供給されない状態を維持することができる。
<変形例>
図4及び図5は、変形例に係る保護回路10(10B、10A)の構成を示す図である。図4は、保護回路10の一部である第1保護回路10Aの構成を示しており、図5は、保護回路10の他の一部である第2保護回路10Bの構成を示している。
保護回路10は、電源から供給される電圧が所定時間にわたって所定電圧を超えているとともに、複数のDC−DC変換器のうち、いずれかのDC−DC変換器から出力される電圧の電圧値が当該DC−DC変換器に対応する正常範囲に含まれていない場合に、当該DC−DC変換器に電圧の出力を停止させる制御部として機能する。保護回路10は、複数のDC−DC変換器のうち、少なくともいずれかのDC−DC変換器から出力される電圧の電圧値が、当該DC−DC変換器に対応する正常範囲に含まれていない場合に、複数のDC−DC変換器の後段の回路との電気的な接続を切断する複数のスイッチをさらに有する。
まず、図4を参照しながら、第1保護回路10Aに含まれる構成について説明する。
保護回路10は、複数のDC−DC変換器のそれぞれを独立して制御できる点で、図1に示した保護回路1と異なる。図4に示すように、第1DC−DC変換器11には第1制御信号が入力され、第2DC−DC変換器12には第2制御信号が入力され、第3DC−DC変換器13には第3制御信号が入力され、第4DC−DC変換器14には第4制御信号が入力され、第5DC−DC変換器15には第5制御信号が入力されている。
第1DC−DC変換器11は、第1制御信号がハイレベルになっている間に、外部電源2から出力された直流電圧Vccを第1電圧V1に変換し、第3DC−DC変換器13、第4DC−DC変換器14及び制御部16に出力する。第1DC−DC変換器11は、第1制御信号がロウレベルになっている間は電圧を出力しない。
第2DC−DC変換器12は、第2制御信号がハイレベルになっている間に、外部電源2から出力された直流電圧Vccを第2電圧V2に変換し、第5DC−DC変換器15及び制御部16に出力する。第2DC−DC変換器12は、第2制御信号がロウレベルになっている間は電圧を出力しない。
第3DC−DC変換器13は、第3制御信号がハイレベルになっている間に、第1電圧V1を第3電圧V3に変換し、制御部16及び負荷3に出力する。第3DC−DC変換器13は、第3制御信号がロウレベルになっている間は電圧を出力しない。
第4DC−DC変換器14は、第4制御信号がハイレベルになっている間に、第1電圧V1を第4電圧V4に変換し、制御部16及び負荷3に出力する。第4DC−DC変換器14は、第4制御信号がロウレベルになっている間は電圧を出力しない。
第5DC−DC変換器15は、第5制御信号がハイレベルになっている間に、第2電圧V2を第5電圧V5に変換し、制御部16及び負荷3に出力する。第5DC−DC変換器15は、第5制御信号がロウレベルになっている間は電圧を出力しない。
また、第1保護回路10Aは、第3DC−DC変換器13、第4DC−DC変換器14及び第5DC−DC変換器15のそれぞれの後段に、スイッチ21、スイッチ22及びスイッチ23を有する。スイッチ21、スイッチ22及びスイッチ23は、リレー制御信号に基づいて導通状態と非導通状態とを切り替えるスイッチである。スイッチ21、スイッチ22及びスイッチ23は、例えばリレー又はFET(Field Effect Transistor)スイッチである。
スイッチ21、スイッチ22及びスイッチ23は、例えばリレー制御信号がロウレベルの場合に非導通状態になり、第3DC−DC変換器13、第4DC−DC変換器14及び第5DC−DC変換器15が出力する電圧が後段の負荷3に印加されないように動作する。第1保護回路10Aがスイッチ21、スイッチ22及びスイッチ23を有することで、電源系統に異常が発生した場合に負荷3に影響を与えることを防止できる。
続いて、図5を参照しながら、第2保護回路10Bに含まれる構成について説明する。第2検出回路28は、図1における第2検出回路18に対応するが、第1電圧V1、第2電圧V2、第3電圧V3、第4電圧V4及び第5電圧V5を個別に監視し、各電圧の状態に対応する信号を、第1制御回路291、第2制御回路292、第3制御回路293、第4制御回路294及び第5制御回路295に出力するという点で第2検出回路18と異なる。
第1制御回路291、第2制御回路292、第3制御回路293、第4制御回路294及び第5制御回路295は、図1における制御信号出力回路19と同等の機能を有しており、それぞれ第1制御信号、第2制御信号、第3制御信号、第4制御信号及び第5制御信号を出力する。図5においては、第5制御回路295の内部構成のみを示しているが、第1制御回路291、第2制御回路292、第3制御回路293及び第4制御回路294も第5制御回路295と同等の内部構成を有する。
第1制御回路291は、第1電圧V1が正常な場合に第1制御信号をハイレベルにし、第1電圧V1に異常が発生した場合に第1制御信号をロウレベルにする。
第2制御回路292は、第2電圧V2が正常な場合に第2制御信号をハイレベルにし、第2電圧V2に異常が発生した場合に第2制御信号をロウレベルにする。
第3制御回路293は、第3電圧V3が正常な場合に第3制御信号をハイレベルにし、第3電圧V3に異常が発生した場合に第3制御信号をロウレベルにする。
第4制御回路294は、第4電圧V4が正常な場合に第4制御信号をハイレベルにし、第4電圧V4に異常が発生した場合に第4制御信号をロウレベルにする。
第5制御回路295は、第5電圧V5が正常な場合に第5制御信号をハイレベルにし、第5電圧V5に異常が発生した場合に第5制御信号をロウレベルにする。
第1制御回路291、第2制御回路292、第3制御回路293、第4制御回路294及び第5制御回路295が、第1電圧V1、第2電圧V2、第3電圧V3、第4電圧V4及び第5電圧V5のうち異常を検出した電圧に対応する制御信号をロウレベルにすることで、異常が発生したDC−DC変換器の動作を停止させることができる。
第1制御回路291、第2制御回路292、第3制御回路293、第4制御回路294及び第5制御回路295は、LED(Light Emitting Diode)194を有する点でも、制御信号出力回路19と異なる。第1制御回路291、第2制御回路292、第3制御回路293、第4制御回路294及び第5制御回路295は、入力された電圧に異常があり、第1制御信号、第2制御信号、第3制御信号、第4制御信号及び第5制御信号がロウレベルになると、LED194を点灯させる。このように、電圧に異常が発生した場合にLED194が点灯することで、保護回路10が搭載された装置の管理者が、電圧に異常が発生したことを早期に気付くことができる。
第2保護回路10Bは、さらにリレー制御回路24を有する。リレー制御回路24は、反転回路241、反転回路242、反転回路243、反転回路244及び反転回路245を有しており、図4に示したスイッチ21、スイッチ22及びスイッチ23を制御するリレー制御信号を生成する。第1制御信号、第2制御信号、第3制御信号、第4制御信号及び第5制御信号のいずれか一つがロウレベルになると、反転回路246のベース電圧がハイレベルになり、リレー制御信号がロウレベルになる。第2保護回路10Bがリレー制御回路24を有することで、いずれかのDC−DC変換器に異常が発生した場合にスイッチ21、スイッチ22及びスイッチ23を非導通状態にすることができるので、負荷3に異常電圧が印加されて負荷3が故障することを防止できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。例えば、上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、上述の実施形態では、外部電源2から供給される電圧を、電源の電圧値と異なる他の電圧値の電圧に変換して負荷3に出力する変換部がDC−DC変換器であることとしたが、これに限らず、LDO(Low Dropout)レギュレータ等のリニアレギュレータや、スイッチングレギュレータであってもよい。また、上述の実施形態では、保護回路1が、複数のDC−DC変換器を備えることとしたがこれに限らず、1つのDC−DC変換器のみを備えていてもよい。
1 保護回路
2 外部電源
3 負荷
10 保護回路
10A 第1保護回路
10B 第2保護回路
11 第1DC−DC変換器
12 第2DC−DC変換器
13 第3DC−DC変換器
14 第4DC−DC変換器
15 第5DC−DC変換器
16 制御部
17 第1検出回路
18 第2検出回路
19 制御信号出力回路
21、22、23 スイッチ
24 リレー制御回路
28 第2検出回路
191 第1反転回路
192 第2反転回路
193 第3反転回路
194 LED
241、242、243、244、245、246 反転回路
291 第1制御回路
292 第2制御回路
293 第3制御回路
294 第4制御回路
295 第5制御回路

Claims (8)

  1. 電源から供給される電圧を、前記電源の電圧値と異なる他の電圧値の電圧に変換して負荷に出力する変換部と、
    前記電源から供給される電圧が所定時間にわたって所定電圧を超えているとともに、前記変換部から出力される電圧の電圧値が、前記変換部が電圧の出力を停止した状態における電圧値よりも大きい第1閾値と、前記第1閾値よりも大きい第2閾値との間の範囲である正常範囲に含まれていない場合に、前記変換部に前記電圧の出力を停止させる制御部と、
    を備える保護回路。
  2. 前記制御部は、前記変換部の立ち上がり時間よりも長い前記所定時間にわたって前記所定電圧を超えているとともに、前記変換部から出力される電圧の電圧値が前記正常範囲に含まれていない場合に、前記変換部に前記電圧の出力を停止させる、
    請求項1に記載の保護回路。
  3. 前記変換部は、第1レベル制御信号が入力されると電源から供給される電圧の電圧値を前記他の電圧値の電圧に変換して出力し、前記第1レベル制御信号とは異なる第2レベル制御信号が入力されると前記電圧の出力を停止し、
    前記制御部は、前記電源から供給される電圧が前記所定電圧を超えていない場合、又は、前記変換部から出力される電圧が前記正常範囲に含まれている場合に前記第1レベル制御信号を出力し、前記電源から供給される電圧が前記所定電圧を超えているとともに、前記変換部から出力される電圧が前記正常範囲に含まれていない場合に、前記変換部に前記第2レベル制御信号を出力する、
    請求項1又は2に記載の保護回路。
  4. 前記制御部は、前記第2レベル制御信号を出力する条件を満たした後に、前記変換部から出力される電圧が第1閾値未満になるまでの時間よりも長い時間にわたって、前記第2レベル制御信号を出力し続ける、
    請求項3に記載の保護回路。
  5. 前記制御部は、
    前記電源から供給される電圧が前記所定時間にわたって所定電圧を超えていない場合に第1検出信号を出力し、前記電源から供給される電圧が前記所定時間にわたって前記所定電圧を超えると、前記第1検出信号と異なる第2検出信号を出力する第1検出回路と、
    前記変換部から出力される電圧が前記正常範囲に含まれる場合に第3検出信号を出力し、前記変換部から出力される電圧が前記正常範囲に含まれていない場合に前記第3検出信号と異なる第4検出信号を出力する第2検出回路と、
    前記第1検出回路から第1検出信号が出力されている場合、又は、前記第2検出回路から前記第3検出信号が出力されている場合に、前記第1レベル制御信号を前記変換部に出力し、前記第1検出回路から前記第2検出信号が出力されているとともに、前記第2検出回路から前記第4検出信号が出力されている場合に、前記第2レベル制御信号を前記変換部に出力する制御信号出力回路と、
    を備える請求項3又は4に記載の保護回路。
  6. 前記変換部は複数設けられており、
    前記制御部は、前記電源から供給される電圧が所定時間にわたって所定電圧を超えているとともに、複数の前記変換部のうち、少なくともいずれかの前記変換部から出力される電圧の電圧値が、当該変換部に対応する前記正常範囲に含まれていない場合に、複数の前記変換部に前記電圧の出力を停止させる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の保護回路。
  7. 前記変換部は複数設けられており、
    前記制御部は、前記電源から供給される電圧が所定時間にわたって所定電圧を超えているとともに、複数の前記変換部のうち、いずれかの前記変換部から出力される電圧の電圧値が当該変換部に対応する前記正常範囲に含まれていない場合に、当該変換部に前記電圧の出力を停止させる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の保護回路。
  8. 複数の前記変換部のうち、少なくともいずれかの前記変換部から出力される電圧の電圧値が、当該変換部に対応する前記正常範囲に含まれていない場合に前記複数の変換部の後段の回路との電気的な接続を切断する複数のスイッチをさらに有する、
    請求項6又は7に記載の保護回路。
JP2018241175A 2018-04-05 2018-12-25 保護回路 Pending JP2019187227A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018072954 2018-04-05
JP2018072954 2018-04-05

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019187227A true JP2019187227A (ja) 2019-10-24

Family

ID=68341887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018241175A Pending JP2019187227A (ja) 2018-04-05 2018-12-25 保護回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019187227A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110304941A1 (en) Switching device
KR20150075034A (ko) 스위칭 레귤레이터 및 전자 기기
US20140077603A1 (en) Power supply apparatus with power backup mechanism
EP3038223B1 (en) Load driving circuit
CN107466488B (zh) 隔离驱动器
WO1990004869A1 (en) Transient suppressor
KR20170123274A (ko) Dcdc 컨버터
EP2690769B1 (en) Power supply circuit
JP2019083632A (ja) 電力変換装置
JP2019187227A (ja) 保護回路
JP2009294883A (ja) シリーズレギュレータおよび電子機器
KR102050907B1 (ko) 고장 전류 제한기 및 고장 전류 제한 방법
CN112311079B (zh) 冗余电源供应装置及其异常保护控制方法
EP1113557B1 (en) Protection circuit for a power supply unit and respective power supply unit
CN211351693U (zh) 电机馈电控制电路和用电设备
US10599198B2 (en) Load driving device
KR101431382B1 (ko) 유도성 부하를 갖는 직류 전원 공급단에서의 돌입 전류 제한 회로
JP2020156170A (ja) 電源回路、及び電源回路の制御方法
CN220556708U (zh) 一种电源输出保护装置及电源系统
CN109088543B (zh) 具有电源电路及负载的保护电路的单元
CN210839510U (zh) 故障保护电路及故障保护装置
JP2010124643A (ja) 半導体素子の駆動回路
JP7230184B2 (ja) 電力変換回路
JP4086239B2 (ja) 無接点リレーの駆動回路
KR20090056364A (ko) 트랜스포머의 레이어 단락 보호회로