JP2019162548A - 遊技機 - Google Patents

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大輔 三木
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Abstract

【課題】経路異常に対して好適に対処することが可能な遊技機を提供すること。【解決手段】主側MPU83は入賞の発生を確認したことに基づいて、払出側MPU163に賞球コマンドを送信する。払出側MPU163は賞球コマンドを受信した場合、遊技球の払い出しを実行させる。具体的には、払出側MPU163は払出モータ137を動作させることにより遊技球の払い出しを開始させ、払出球検知センサ138の検知結果に基づいて所定数の遊技球が払い出されたことを特定した場合に払出モータ137の動作を停止させる。この場合に、払出側MPU163への動作電力の供給が開始された場合に払出球検知センサ138からの信号経路に関して断線短絡異常が発生しているか否かの監視が実行され、断線又は短絡が発生している場合には異常報知が開始される。そして、この異常報知は払出側MPU163への動作電力の供給が停止されるまで継続される。【選択図】 図10

Description

本発明は、遊技機に関するものである。
遊技機の一種として、パチンコ遊技機やスロットマシン等が知られている。これらの遊技機では、複数の装置間で信号又は電力が伝送されることにより各種動作が実行される。
例えば、パチンコ遊技機では、主制御装置と払出制御装置とを備えた構成が知られている。主制御装置では遊技領域に設けられた入球部に遊技球が入球したか否かの入球判定が行われ、遊技球の払い出しに対応した入球部への入球が発生した場合には主制御装置から払出制御装置へ賞球コマンドが送信される。
払出制御装置は、賞球コマンドを受信することにより払出装置を駆動制御する。払出装置には、払出制御装置から送信された駆動信号に応じて動作し遊技球を下流側に導出する球止め部材、及び当該球止め部材により下流側に導出される又は導出された遊技球を検知する払出検知センサなどが設けられている。払出制御装置では、払出検知センサが送信する検知信号に基づき遊技球の払出個数を計測し、払い出すべき個数の遊技球の払い出しを特定した場合に、球止め部材による遊技球の払い出し動作を停止させる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−213766号公報
ここで、装置間の電力経路又は信号経路において断線や接続異常が発生することが考えられ、このような経路異常に対して好適に対処する必要がある。
本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、経路異常に対して好適に対処することが可能な遊技機を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決すべく請求項1記載の発明は、遊技媒体を払い出す払出手段と、
当該払出手段により払い出される遊技媒体を検知する払出検知手段と、
遊技媒体の払出開始条件が成立した場合に前記払出手段による遊技媒体の払い出しを開始させ、前記払出検知手段の検知結果に基づいて当該遊技媒体の払い出しを停止させる払出制御手段と、
前記払出検知手段と前記払出制御手段との間の経路異常を検知する経路異常検知手段と、
当該経路異常検知手段にて前記経路異常が検知されたか否かを把握する経路異常監視を実行し、当該経路異常監視の結果として、前記経路異常検知手段にて前記経路異常が検知されていることを把握した場合に第1報知用処理を実行する第1報知実行手段と、
前記払出制御手段により前記払出手段の駆動制御が実行されているにも関わらず前記払出検知手段にて遊技媒体を検知しない事象が発生しているか否かを把握する事象把握監視を実行し、当該事象把握監視の結果として、前記払出制御手段により前記払出手段の駆動制御が実行されているにも関わらず前記払出検知手段にて遊技媒体を検知しない事象が発生していることを把握した場合に第2報知用処理を実行する第2報知実行手段と、
を備え、
前記第1報知実行手段は、動作電力の供給が開始された場合に発生する監視タイミングとなった場合に前記経路異常監視を実行する一方、当該監視タイミングの後においては当該経路異常監視を実行しない構成であり、
前記第2報知実行手段は、前記監視タイミングの後において前記事象把握監視を実行し、
前記経路異常とは異なる所定異常の検知状態を解除する場合、所定操作手段を操作しながら動作電力の供給を開始させる必要がある構成であり、
前記第1報知用処理による異常報知は、前記第1報知実行手段への動作電力の供給が停止されたことにより終了され、動作電力の供給開始に際して前記所定操作手段の操作を必要とすることなく動作電力の供給開始後に継続実施されないことを特徴とする。
本発明によれば、経路異常に対して好適に対処することが可能となる。
第1の実施形態におけるパチンコ機を示す斜視図である。 パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。 パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。 遊技盤の構成を示す正面図である。 (a)〜(j)図柄表示装置の表示面における表示内容を説明するための説明図である。 (a),(b)図柄表示装置の表示面における表示内容を説明するための説明図である。 パチンコ機の構成を示す背面図である。 払出装置内部に形成された通路構造を示す縦断面図である。 遊技球分配部の構成を示す縦断面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 当否抽選などに用いられる各種カウンタの内容を説明するための説明図である。 主側MPUにおけるメイン処理を示すフローチャートである。 主側MPUにおけるタイマ割込み処理を示すフローチャートである。 主側MPUにおける特図特電制御処理を示すフローチャートである。 主側MPUにおける特図変動開始処理を示すフローチャートである。 主側MPUにおける入賞検知処理を示すフローチャートである。 主側MPUにおける払出出力処理を示すフローチャートである。 払出側MPUにおけるメイン処理を示すフローチャートである。 払出側MPUにおけるタイマ割込み処理を示すフローチャートである。 払出側MPUにおける満タン用処理を示すフローチャートである。 下皿が満タン状態である場合の様子を示すタイムチャートである。 払出側MPUにおける球無用処理を示すフローチャートである。 (a)パチンコ機が多数設置された遊技ホールの電気的な構成の概要を説明するための概略図であり、(b)パチンコ機に設けられた外部端子板の正面図である。 本体開放用の外部端子及び前扉開放用の外部端子を通じて信号出力を行うための構成を示すブロック図である。 払出側MPUにおける本体枠開放信号監視処理を示すフローチャートである。 主側MPUにおける払出状態受信処理を示すフローチャートである。 払出側MPUにおける賞球設定処理を示すフローチャートである。 払出側MPUにおける払出制御処理を示すフローチャートである。 払出側MPUにおける払出状態設定処理を示すフローチャートである。 払出側MPUにおける賞球許可信号設定処理を示すフローチャートである。 賞球許可信号に対する賞球コマンドの出力の様子を示すタイムチャートである。 各MPUの間における通信についての構成を示すブロック図である。 主側MPUにおける主側の電源投入ウェイト処理を示すフローチャートである。 音光側MPUにおけるメイン処理を示すフローチャートである。 主側MPUにおける払出側の通信確認処理を示すフローチャートである。 払出側MPUにおける払出側の電源投入ウェイト処理を示すフローチャートである。 電源立ち上げ時における通信異常監視の様子を示すタイムチャートである。 電源立ち上げ時における賞球許可信号の設定の様子を示すタイムチャートである。 (a)払出球検知センサと監視用ICとの電気的な接続に関する構成を説明するためのブロック図であり、(b)監視用ICへの信号入力の様子を説明するための説明図である。 払出側MPUにおける断線短絡監視処理を示すフローチャートである。 断線短絡監視の様子を示すタイムチャートである。 第2の実施形態における主側MPUによる発射制御処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態における主側MPUによる払出出力処理を示すフローチャートである。 第4の実施形態における払出側MPUによる賞球許可信号設定処理を示すフローチャートである。 第5の実施形態における払出側MPUによる球無用処理を示すフローチャートである。
<第1の実施形態>
以下、遊技機の一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という)の第1の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はパチンコ機10の斜視図、図2及び図3はパチンコ機10の主要な構成を展開して示す斜視図である。なお、図2では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
パチンコ機10は、図1に示すように、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11に対して前方に回動可能に取り付けられた遊技機本体12とを有する。外枠11は木製の板材を四辺に連結し構成されるものであって矩形枠状をなしている。パチンコ機10は、外枠11を島設備に取り付け固定することにより、遊技ホールに設置される。
遊技機本体12は、図2及び図3に示すように、本体枠13と、その本体枠13の前方に配置される前扉枠14と、本体枠13の後方に配置される裏パックユニット15とを備えている。遊技機本体12のうち本体枠13が外枠11に対して回動可能に支持されている。詳細には、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として本体枠13が前方へ回動可能とされている。
本体枠13には、図2に示すように、前扉枠14が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として前方へ回動可能とされている。また、本体枠13には、図3に示すように、裏パックユニット15が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端側とし右側を回動先端側として後方へ回動可能とされている。
なお、遊技機本体12には、その回動先端部に施錠装置が設けられており、遊技機本体12を外枠11に対して開放不能に施錠状態とする機能を有しているとともに、前扉枠14を本体枠13に対して開放不能に施錠状態とする機能を有している。これらの各施錠状態は、パチンコ機10前面にて露出させて設けられたシリンダ錠17に対して解錠キーを用いて解錠操作を行うことにより、それぞれ解除される。
次に、前扉枠14について説明する。
前扉枠14は、図1に示すように、本体枠13の前面側全体を覆うようにして設けられている。前扉枠14には後述する遊技領域のほぼ全域を前方から視認することができるようにした窓部21が形成されている。窓部21は、略楕円形状をなし、透明性を有する窓パネル22が嵌め込まれている。
前扉枠14において窓部21の上方には表示発光部23が設けられている。表示発光部23には、LED等の発光体が内蔵されており、大当たり時や所定のリーチ時等における演出の内容に応じて点灯又は点滅が行われるとともに、所定の異常時には異常の発生に対応した態様で点灯又は点滅が行われる。また、前扉枠14の上側領域における左右の隅角側には、左右一対のスピーカ部26が設けられている。スピーカ部26からは、大当たり時や所定のリーチ時等における演出の内容に応じた音又は音声の出力が行われるとともに、所定の異常時には異常の発生に対応した音又は音声の出力が行われる。
前扉枠14における窓部21の下方には、手前側へ膨出した上側膨出部31と下側膨出部32とが上下に並設されている。上側膨出部31内側には上方に開口した上皿33が設けられており、下側膨出部32内側には同じく上方に開口した下皿34が設けられている。上皿33は、後述する払出装置より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら後述する遊技球発射機構側へ導くための機能を有する。下皿34は、上皿33内にて余剰となった遊技球を貯留する機能を有する。
下側膨出部32には、下側膨出部32の下方に配置される図示しない球受け箱に、下皿34内に貯留された遊技球を排出するために操作される排出操作部35が設けられている。排出操作部35は、下皿34の底部に形成された球抜き孔36を開閉可能に設けられている。排出操作部35が閉鎖位置に配置されている状況では球抜き孔36が閉鎖状態となり、下皿34からの遊技球の排出が阻止され、排出操作部35が開放位置に配置されている状況では球抜き孔36が開放状態となり、下皿34からの遊技球の排出が許容される。排出操作部35に対して電動アクチュエータは設けられておらず、排出操作部35を閉鎖位置と開放位置との間で移動させるためには、当該排出操作部35を手動操作する必要がある。また、排出操作部35は、閉鎖位置に向けて付勢されているものの、排出操作部35と下側膨出部32との間の係合関係を利用することにより排出操作部35を開放位置に保持させることが可能な構成となっている。なお、その保持状態を解除した場合、排出操作部35は閉鎖位置に復帰することとなる。
下側膨出部32の右方には、手前側へ突出するようにして遊技球発射ハンドル37が設けられている。遊技球発射ハンドル37が操作されることにより、後述する遊技球発射機構が駆動制御されることにより、上皿33に貯留された遊技球が発射される。
次に、本体枠13について詳細に説明する。
本体枠13は、図2に示すように、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす樹脂ベース41を主体に構成されている。
樹脂ベース41の上部には、図2に示すように、前扉枠14が開放されているか否かを検知する前扉枠開放センサ42が設けられている。前扉枠開放センサ42は、樹脂ベース41の前面から出没可能なピンを有しており、本体枠13に前扉枠14を閉じた状態ではピンが押し込まれて前扉枠14の閉鎖が検知され、前扉枠14を開いた状態ではピンが突出位置に戻って前扉枠14の開放が検知されるようになっている。
ちなみに、前扉枠開放センサ42は、前扉枠14が開放状態の場合に後述する払出制御装置にHIレベルの前扉枠開放信号を出力し、前扉枠14が閉鎖状態の場合にはLOWレベルの前扉枠開放信号を出力する。但し、信号の出力態様はこれに限定されることはなく、HI・LOWの関係が逆であってもよい。
樹脂ベース41の中央部には略楕円形状の窓孔43が形成されている。樹脂ベース41には遊技盤51が着脱可能に取り付けられている。遊技盤51は合板よりなり、遊技盤51の前面に形成された遊技領域が樹脂ベース41の窓孔43を通じて本体枠13の前面側に露出した状態となっている。
遊技盤51の構成を図4に基づいて説明する。図4は遊技盤51の正面図である。
遊技盤51には、遊技領域PAの外縁の一部を区画するようにして内レール部51aと外レール部51bとが取り付けられており、これら内レール部51aと外レール部51bとにより誘導手段としての誘導レールが構成されている。樹脂ベース41において窓孔43の下方に取り付けられた遊技球発射機構45(図2参照)から発射された遊技球は誘導レールにより遊技領域PAの上部に案内されるようになっている。
ちなみに、遊技球発射機構45は、誘導レールに向けて延びる発射レール46と、上皿33に貯留されている遊技球を発射レール46上に供給する球送り装置47と、発射レール46上に供給された遊技球を誘導レールに向けて発射させる電動アクチュエータであるソレノイド48と、を備えている。前扉枠14に設けられた遊技球発射ハンドル37が回動操作されることにより球送り装置47が駆動制御されて発射レール46上に1個の遊技球が供給されるとともに、ソレノイド48が駆動制御されることによりその遊技球が遊技領域PAに向けて打ち出される。
遊技盤51には、前後方向に貫通する大小複数の開口部が形成されている。各開口部には一般入賞口52、特電入賞装置53、第1作動口54、第2作動口55、スルーゲート56、図柄表示装置61、特図ユニット62及び普図ユニット63等がそれぞれ設けられている。
スルーゲート56への入球が発生したとしても遊技球の払い出しは実行されない。一方、一般入賞口52、特電入賞装置53、第1作動口54及び第2作動口55のいずれかへの入球が発生すると、所定数の遊技球の払い出しが実行される。当該賞球個数について具体的には、一般入賞口52への入球が発生した場合には10個の賞球の払い出しが実行され、特電入賞装置53への入球が発生した場合には15個の賞球の払い出しが実行され、第1作動口54への入球が発生した場合には3個の賞球の払い出しが実行され、第2作動口55への入球が発生した場合には1個の賞球の払い出しが実行される。
なお、上記賞球個数は任意であり、例えば、第2作動口55の方が第1作動口54よりも賞球個数が少ないものの具体的な賞球個数が上記ものとは異なる構成としてもよく、第2作動口55の方が第1作動口54よりも賞球個数が多い構成としてもよい。
その他に、遊技盤51の最下部にはアウト口58が設けられており、各種入賞口等に入らなかった遊技球はアウト口58を通って遊技領域PAから排出される。また、遊技盤51には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘59が植設されているとともに、風車等の各種部材が配設されている。
ここで、入球とは所定の開口部を遊技球が通過することを意味し、開口部を通過した後に遊技領域PAから排出される態様だけでなく、開口部を通過した後に遊技領域PAから排出されることなく遊技領域PAの流下を継続する態様も含まれる。但し、以下の説明では、アウト口58への遊技球の入球と明確に区別するために、一般入賞口52、特電入賞装置53、第1作動口54、第2作動口55及びスルーゲート56への遊技球の入球を、入賞とも表現する。
第1作動口54及び第2作動口55は、作動口装置としてユニット化されて遊技盤51に設置されている。第1作動口54及び第2作動口55は共に上向きに開放されている。また、第1作動口54が上方となるようにして両作動口54,55は鉛直方向に並んでいる。第2作動口55には、左右一対の可動片よりなるガイド片としての普電役物55aが設けられている。普電役物55aの閉鎖状態では遊技球が第2作動口55に入賞できず、普電役物55aが開放状態となることで第2作動口55への入賞が可能となる。
第2作動口55よりも遊技球の流下方向の上流側に、スルーゲート56が設けられている。スルーゲート56は縦方向に貫通した図示しない貫通孔を有しており、スルーゲート56に入賞した遊技球は入賞後に遊技領域PAを流下する。これにより、スルーゲート56に入賞した遊技球が第2作動口55へ入賞することが可能となっている。
スルーゲート56への入賞に基づき第2作動口55の普電役物55aが閉鎖状態から開放状態に切り換えられる。具体的には、スルーゲート56への入賞をトリガとして内部抽選が行われるとともに、遊技領域PAにおいて遊技球が通過しない領域である右下の隅部に設けられた普図ユニット63の普図表示部63aにて絵柄の変動表示が行われる。そして、内部抽選の結果が電役開放当選であり当該結果に対応した停止結果が表示されて普図表示部63aの変動表示が終了された場合に普電開放状態へ移行する。普電開放状態では、普電役物55aが所定の態様で開放状態となる。
なお、普図表示部63aは、複数のセグメント発光部が所定の態様で配列されてなるセグメント表示器により構成されているが、これに限定されることはなく、液晶表示装置、有機EL表示装置、CRT又はドットマトリックス表示器等その他のタイプの表示装置によって構成されていてもよい。また、普図表示部63aにて変動表示される絵柄としては、複数種の文字が変動表示される構成、複数種の記号が変動表示される構成、複数種のキャラクタが変動表示される構成又は複数種の色が切り換え表示される構成などが考えられる。
普図ユニット63において、普図表示部63aに隣接した位置には、普図保留表示部63bが設けられている。遊技球がスルーゲート56に入賞した個数は最大4個まで保留され、普図保留表示部63bの点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。
第1作動口54又は第2作動口55への入賞をトリガとして当たり抽選が行われる。そして、当該抽選結果は特図ユニット62及び図柄表示装置61における表示演出を通じて明示される。
特図ユニット62について詳細には、特図ユニット62には特図表示部62aが設けられている。特図表示部62aの表示領域は図柄表示装置61の表示面よりも狭い。特図表示部62aでは、第1作動口54への入賞又は第2作動口55への入賞をトリガとして当たり抽選が行われることで絵柄の変動表示又は所定の表示が行われる。そして、抽選結果に対応した結果が表示される。なお、特図表示部62aは、複数のセグメント発光部が所定の態様で配列されてなるセグメント表示器により構成されているが、これに限定されることはなく、液晶表示装置、有機EL表示装置、CRT又はドットマトリックス表示器等その他のタイプの表示装置によって構成されていてもよい。また、特図表示部62aにて表示される絵柄としては、複数種の文字が表示される構成、複数種の記号が表示される構成、複数種のキャラクタが表示される構成又は複数種の色が表示される構成などが考えられる。
特図ユニット62において、特図表示部62aに隣接した位置には、特図保留表示部62bが設けられている。遊技球が第1作動口54又は第2作動口55に入賞した個数は最大4個まで保留され、特図保留表示部62bの点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。
図柄表示装置61について詳細には、図柄表示装置61は、液晶ディスプレイを備えた液晶表示装置として構成されており、後述する表示制御装置により表示内容が制御される。なお、図柄表示装置61は、液晶表示装置に限定されることはなく、プラズマディスプレイ装置、有機EL表示装置又はCRTといった表示画面を有する他の表示装置であってもよく、ドットマトリクス表示器であってもよい。
図柄表示装置61では、第1作動口54への入賞又は第2作動口55への入賞に基づき特図表示部62aにて絵柄の変動表示又は所定の表示が行われる場合にそれに合わせて図柄の変動表示又は所定の表示が行われる。なお、図柄表示装置61では、第1作動口54又は第2作動口55への入賞をトリガとした表示演出だけでなく、当たり当選となった後に移行する後述の開閉実行モード中の表示演出などが行われる。
図柄表示装置61にて図柄の変動表示が行われる場合の表示内容について、図5及び図6を参照して詳細に説明する。図5は図柄表示装置61にて変動表示される図柄を個々に示す図であり、図6は図柄表示装置61の表示面を示す図である。
図5(a)〜(j)に示すように、絵柄の一種である図柄は、「1」〜「9」の数字が各々付された9種類の主図柄と、貝形状の絵図柄からなる副図柄とにより構成されている。より詳しくは、タコ等の9種類のキャラクタ図柄に「1」〜「9」の数字がそれぞれ付されて主図柄が構成されている。
図6(a)に示すように、図柄表示装置61の表示面には、複数の表示領域として、上段・中段・下段の3つの図柄列Z1,Z2,Z3が設定されている。各図柄列Z1〜Z3は、主図柄と副図柄が所定の順序で配列されて構成されている。詳細には、上図柄列Z1には、「1」〜「9」の9種類の主図柄が数字の降順に配列されるとともに、各主図柄の間に副図柄が1つずつ配されている。下図柄列Z3には、「1」〜「9」の9種類の主図柄が数字の昇順に配列されるとともに各主図柄の間に副図柄が1つずつ配されている。
つまり、上図柄列Z1と下図柄列Z3は18個の図柄により構成されている。これに対し、中図柄列Z2には、数字の昇順に「1」〜「9」の9種類の主図柄が配列された上で「9」の主図柄と「1」の主図柄との間に「4」の主図柄が付加的に配列され、これら各主図柄の間に副図柄が1つずつ配されている。つまり、中図柄列Z2に限っては、10個の主図柄が配されて20個の図柄により構成されている。そして、図柄表示装置61の表示面では、これら各図柄列Z1〜Z3の図柄が周期性をもって所定の向きにスクロールするように変動表示される。
図6(b)に示すように、図柄表示装置61の表示面は、図柄列毎に3個の図柄が停止表示されるようになっており、結果として3×3の計9個の図柄が停止表示されるようになっている。また、図柄表示装置61の表示面には、図6(a)に示すように、5つの有効ライン、すなわち左ラインL1、中ラインL2、右ラインL3、右下がりラインL4、右上がりラインL5が設定されている。
第1作動口54又は第2作動口55への入賞に基づいて図柄表示装置61の表示面において図柄の変動表示が行われる場合には、各図柄列Z1〜Z3の図柄が周期性をもって所定の向きにスクロールするように変動表示が開始される。そして、上図柄列Z1→下図柄列Z3→中図柄列Z2の順に変動表示から待機表示に切り換えられ、最終的に各図柄列Z1〜Z3にて所定の図柄を静止表示した状態で終了される。また、図柄の変動表示が終了する場合、内部抽選の結果が後述する低確大当たり結果及び最有利大当たり結果のいずれかであった場合には、いずれかの有効ライン上に同一の図柄の組合せが形成される。また、後述する明示高確大当たり結果であった場合には、いずれの有効ライン上にも同一の図柄の組合せが形成されないものの、いずれかの有効ライン上に所定の図柄組合せが形成される。
なお、いずれかの作動口54,55への入賞に基づいて、特図表示部62a及び図柄表示装置61にて表示が開始され、所定の結果を表示して終了されるまでが遊技回の1回に相当する。また、図柄表示装置61における図柄の変動表示の態様は上記のものに限定されることはなく任意であり、図柄列の数、図柄列における図柄の変動表示の方向、各図柄列の図柄数などは適宜変更可能である。また、図柄表示装置61にて変動表示される絵柄は上記のような図柄に限定されることはなく、例えば絵柄として数字のみが変動表示される構成としてもよい。
図4の説明に戻り、第1作動口54への入賞又は第2作動口55への入賞に基づく当たり抽選にて大当たり当選となった場合には、特電入賞装置53への入賞が可能となる開閉実行モードへ移行する。特電入賞装置53は、遊技盤51の背面側へと通じる図示しない大入賞口を備えているとともに、当該大入賞口を開閉する開閉扉53aを備えている。開閉扉53aは、閉鎖状態及び開放状態のいずれかに配置される。具体的には、開閉扉53aは、通常は遊技球が入賞できない閉鎖状態になっており、内部抽選において開閉実行モードへの移行に当選した場合に遊技球が入賞可能な開放状態に切り換えられるようになっている。ちなみに、開閉実行モードとは、当たり結果となった場合に移行することとなるモードである。なお、閉鎖状態では入賞が不可ではないが開放状態よりも入賞が発生しづらい状態となる構成としてもよい。
図2に示すように、上記構成の遊技盤51が樹脂ベース41に取り付けられてなる本体枠13において、遊技球発射機構45の発射レール46と遊技盤51の内,外レール部51a,51bとの間には所定間隔の隙間があり、この隙間より下方には前扉枠14の通路形成ユニット71に形成されたファール球通路72が存在する。したがって、仮に遊技球発射機構45から発射された遊技球が遊技領域PAの上部に到達せずに、内,外レール部51a,51bによって構成される誘導レールを逆戻りする場合には、そのファール球がファール球通路72内に入る。ファール球通路72内に入った遊技球は下皿34に排出される。
本体枠13の背面には、図3に示すように、主制御装置81が搭載されている。主制御装置81は、遊技の進行を統括管理する主制御基板が基板ボックスに収容されてなる。なお、基板ボックスに、その開放の痕跡を残すための痕跡手段を付与する又はその開放の痕跡を残すための痕跡構造を設けてもよい。当該痕跡手段としては、基板ボックスを構成する複数のケース体を分離不能に結合するとともにその分離に際して所定部位の破壊を要する結合部の構成や、引き剥がしに際して粘着層が接着対象に残ることで剥がされたことの痕跡を残す封印シールを複数のケース体間の境界を跨ぐようにして貼り付ける構成が考えられる。また、痕跡構造としては、基板ボックスを構成する複数のケース体間の境界に対して接着剤を塗布する構成が考えられる。
本体枠13の背面において主制御装置81の上方には、音声発光制御装置91が設けられている。音声発光制御装置91は主制御装置81からの指示に従い音出力制御、発光制御及び表示制御装置の制御を実行する音声発光制御基板を備えており、音声発光制御基板が基板ボックスに収容されてなる。
次に、裏パックユニット15について、図3に加えて図7を参照しながら説明する。図7は裏パックユニット15の正面図である。
裏パックユニット15は、図3に示すように、裏パック101を備えており、当該裏パック101に対して、払出機構部102、排出通路盤103、及び制御装置集合ユニット104が取り付けられている。裏パック101は透明性を有する合成樹脂により成形されており、図7に示すように、払出機構部102などが取り付けられるベース部111と、パチンコ機10後方に突出し略直方体形状をなす保護カバー部112とを有する。保護カバー部112により音声発光制御装置91の全体が後方から覆われるとともに、主制御装置81の一部が後方から覆われる。
ベース部111には、その右上部に外部端子板113が設けられている。外部端子板113には各種の外部端子が設けられており、これらの外部端子を通じて遊技ホール側の管理制御装置に対して各種信号が出力される。
ベース部111には、外部端子板113よりも外側に、本体枠13が開放されているか否かを検知する本体枠開放センサ114が設けられている。外枠11に本体枠13を閉じた状態では本体枠開放センサ114の金属接点が閉じて本体枠13の閉鎖が検知され、本体枠13を開いた状態では金属接点が開いて本体枠13の開放が検知されるようになっている。
ちなみに、本体枠開放センサ114は、本体枠13が開放状態の場合に後述する払出制御装置にHIレベルの本体枠開放信号を出力し、本体枠13が閉鎖状態の場合にはLOWレベルの本体枠開放信号を出力する。但し、信号の出力態様はこれに限定されることはなく、HI・LOWの関係が逆であってもよい。
ベース部111には、本体枠13に締結するための締結具115が設けられており、当該締結具115を締結状態とすることで本体枠13に裏パックユニット15が固定されている。一方、当該締結具115の締結状態を解除することで、本体枠13から裏パックユニット15を回動させることが可能となる。
ベース部111には、保護カバー部112を迂回するようにして払出機構部102が配設されている。すなわち、裏パック101の最上部には上方に開口したタンク121が設けられており、タンク121には遊技ホールの島設備から供給される遊技球が逐次補給される。タンク121の下方には下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール122が連結され、タンクレール122の下流側には上下方向に延びるケースレール123が連結されている。また、ケースレール123の最下流部には払出装置124が設けられている。
ケースレール123には、当該ケースレール123内の通路を通じてタンク121から払出装置124まで連なった遊技球を検知するように球無検知センサ123aが設けられている。球無検知センサ123aは、磁気検知タイプの近接センサにて構成されており、検知範囲内を遊技球が通過する際の磁界の変化が検知されて電気信号として出力される。なお、球無検知センサ123aは磁気検知タイプの近接センサに限定されることはなく、遊技球を検知することができるのであれば任意であり、例えば、フォトセンサやリミットセンサなどを用いてもよい。
球無検知センサ123aは後述する払出制御装置に電気信号を出力する。具体的には、遊技球を検知していない状態ではLOWレベル信号を出力し、遊技球を検知している状態ではHIレベル信号を出力する。なお、これに限定されることはなく、遊技球を検知していない状態ではHIレベル信号を出力し、遊技球を検知している状態ではLOWレベル信号を出力する構成としてもよく、また遊技球を検知している状態においてのみ電気信号を出力する構成としてもよい。払出制御装置では、球無検知センサ123aの検知結果に基づいてタンク121が球無状態であるか否かを特定する。
ケースレール123には、球抜き操作スイッチ123bが設けられている。例えば、タンク121に貯留されている遊技球のパチンコ機10外への排出に際して、ケースレール123にある遊技球も全て排出する場合に球抜き操作スイッチ123bが押され、ケースレール123及びその下流側に貯留されている遊技球の排出が可能となる。
払出装置124では遊技球の払出が実行される。払出装置124の構成について図8を参照しながら説明する。図8は払出装置124内部に形成された通路構造を示す縦断面図である。なお、図8においては払出装置124内部を流下する遊技球を二点鎖線で示す。
払出装置124のハウジング131には、その上端にケースレール123から供給される遊技球を内部に取り込むための遊技球入口132が形成されており、さらに内部にこの遊技球入口132から入球した遊技球を通過させるための遊技球通路133が設けられている。
遊技球通路133はハウジング131の下端に形成された遊技球出口134に通じており、遊技球入口132から入球した遊技球は遊技球出口134に向けて1個ずつ流下する。遊技球通路133の中間部分には通路幅が左右に広がった収容部135が設けられており、同収容部135に回転体136が収容されている。回転体136はその中心が払出モータ137の出力軸に固定されている。
払出モータ137は、ステッピングモータにより構成されており、出力軸は所定方向(図8で見て時計回り方向又は反時計回り方向)に回転駆動される。出力軸は、1パルスの駆動信号を与えることにより1step進み、360パルスの駆動信号を与えることにより1回転するように設定されている。
回転体136の周縁には、180°間隔で2箇所に、凹部136aが形成されている。凹部136aは、曲面状となっておりその曲率は遊技球の曲率と同程度となっている。また、回転体136の周縁における凹部136a間の部位と収容部135の通路壁との間の距離が遊技球の直径寸法よりも短くなっているのに対して、凹部136aと収容部135の通路壁との間の距離は遊技球の直径寸法よりも長くなっている。これにより、遊技球通路133を流下してきた遊技球が回転体136の凹部136aに到達すると、当該遊技球は回転体136の回転に伴って下流側に導出される。
遊技球通路133には、収容部135よりも下流側の位置に略平板状をした払出球検知センサ138が設置されている。払出球検知センサ138は、周知の磁気検知タイプの近接センサにて構成されており、貫通孔を遊技球が通過したことによる磁界の変化を電気信号に変換して後述する払出制御装置に出力する。具体的には、遊技球を検知していない状態ではLOWレベル信号を出力し、遊技球を検知している状態ではHIレベル信号を出力する。なお、これに限定されることはなく、遊技球を検知していない状態ではHIレベル信号を出力し、遊技球を検知している状態ではLOWレベル信号を出力する構成としてもよく、また遊技球を検知している状態においてのみ電気信号を出力する構成としてもよい。払出球検知センサ138により、払出装置124を介して払い出された遊技球の数が確認できるようになっている。
なお、図示による説明は省略するが、上記遊技球通路133は入口側が2列となるように形成されているのに対して、出口側が1列となるように形成されている。そして、回転体136は、2列の入口側の通路に対して個別に設けられている。この場合、凹部136aは、一の通路についてそれぞれ180°間隔で形成されているが、一対の通路間では、その凹部136aの位置が相互に90°ずらして形成されている。したがって、上記のように入口側の通路が2列並設された構成であっても、各入口側の通路からは出口側の通路に対して1個の遊技球が交互に払い出される。その交互に払い出される遊技球の払出周期は、払出モータ137の駆動速度に応じて一定となる。そして、その1個ずつ交互に払い出される遊技球は、出口側の通路に設けられた払出球検知センサ138により検知される。
払出装置124より払い出された遊技球は、当該払出装置124の下流側に設けられた図示しない払出通路を通じて、裏パック101のベース部111に設けられた遊技球分配部125に供給される。遊技球分配部125は、払出装置124より払い出された遊技球を上皿33、下皿34又は排出通路の何れかに振り分けるための機能を有している。
遊技球分配部125において遊技球を振り分けるための構成について、図9を参照しながら説明する。図9は、遊技球分配部125及びその周辺の縦断面図である。
払出装置124から払い出された遊技球は払出通路141を流下し、払出機構部102の下端に形成された遊技球分配部125に導入される。遊技球分配部125は上方及び前方に開放しており、その内部が2つの仕切壁142,143によって仕切られることで3つの開口部144,145,146が横方向に並設されている。
パチンコ機10外側の開口部146は島設備に向けて遊技球を排出する排出通路に通じており、タンク121に貯留された遊技球の排出作業においてはそれら貯留された遊技球が外側の開口部146を介して排出通路に導かれパチンコ機10の外部に排出される。
パチンコ機10の内側の開口部144に到達した遊技球は、本体枠13の樹脂ベース41に設けられた図示しない通路部を通じて、図2に示すように前扉枠14の背面に設けられた通路形成ユニット71の通路部に導入され、上皿33に排出される。一方、中央の開口部145に到達した遊技球は、本体枠13の樹脂ベース41に設けられた図示しない通路部を通じて、前扉枠14の背面に設けられた通路形成ユニット71の通路部に導入され、下皿34に排出される。
通路形成ユニット71は、合成樹脂により成形されており、上皿33に通じる通路部と、下皿34に通じる通路部とが形成されている。通路形成ユニット71において、その上側隅部には後方に突出し上方に開放された受口部73が形成されており、当該受口部73を仕切壁74によって左右に仕切ることで上皿33への通路部の入口部分と下皿34への通路部の入口部分とが形成されている。
通路形成ユニット71の受口部73が上方に開放させて形成されているのに対して、本体枠13の樹脂ベース41に設けられた通路部の出口部151は下方に開放させて形成されている。前扉枠14を本体枠13に閉鎖した状態においては受口部73に対して出口部151が上方から対向することとなり、出口部151を通過する遊技球は受口部73にて受けられ、上皿33又は下皿34に排出される。
樹脂ベース41において出口部151の下方には当該出口部151を開閉するシャッタ152が取り付けられている。シャッタ152はその下端に設けられた支軸153により前後方向に回動可能に支持されており、さらに出口部151を閉鎖する前方位置に付勢する図示しない付勢部材が設けられている。したがって、前扉枠14を開いた状態ではシャッタ152が図示の如く起き上がり、出口部151を閉鎖する。これにより、出口部151よりも上流側にまで遊技球が連なっている状態で前扉枠14を開放した場合、その遊技球がこぼれ落ちてしまうといった不都合が防止できる。これに対して、前扉枠14を閉じた状態では、通路形成ユニット71の受口部73により付勢力に抗してシャッタ152が押し開けられる。この状態では、出口部151と受口部73とが連通する。
受口部73が上方に開放されているとともに、前扉枠14の開放に際してシャッタ152が受口部73に追従して前方に移動する構成である。これにより、上皿33又は下皿34に遊技球が多数貯留されて出口部151よりも上流側にまで遊技球が連なっている状態で前扉枠14が開放されたとしても、受口部73にて遊技球を受けながらシャッタ152による球切りを行うことが可能となり、遊技球が流出してしまうことを防止することが可能となる。
上記のように上皿33及び下皿34への通路が形成された構成において、図9に示すように、下皿34が満タン状態となっているか否かを検知するための満タン検知センサ147が遊技球分配部125における中央の開口部145に対して設けられている。満タン検知センサ147は、フォトセンサにて構成されている。なお、満タン検知センサ147はフォトセンサに限定されることはなく、遊技球を検知することができるのであれば任意であり、例えば、磁気検知タイプの近接センサやリミットセンサなどを用いてもよい。
満タン検知センサ147は後述する払出制御装置に対して電気信号を出力する。具体的には、遊技球を検知していない状態ではLOWレベル信号を出力し、遊技球を検知している状態ではHIレベル信号を出力する。なお、これに限定されることはなく、HI・LOWの関係が逆であってもよい。払出制御装置では、満タン検知センサ147の検知結果に基づいて下皿34が満タン状態であるか否かを特定する。
図7を利用した説明に戻り、払出機構部102には、裏パック基板126が設置されている。裏パック基板126には、例えば交流24ボルトの主電源が供給され、電源スイッチ126aの手動による切り換え操作により電源ON又は電源OFFとされるようになっている。
ベース部111の下端部には、図3に示すように、当該下端部を前後に挟むようにして排出通路盤103及び制御装置集合ユニット104が取り付けられている。排出通路盤103には排出通路が形成されており、遊技領域PAを流下して遊技盤51の背面側に導出された遊技球は排出通路を通ることでパチンコ機10外部に排出される。
制御装置集合ユニット104は、図7に示すように、払出制御装置161と、電源・発射制御装置171と、球貸用接続端子板181とが搭載されている。これら払出制御装置161と、電源・発射制御装置171と、球貸用接続端子板181とは、払出制御装置161及び球貸用接続端子板181がパチンコ機10後方となり電源・発射制御装置171がパチンコ機10前方となるように前後に重ねて配置されている。
払出制御装置161は、無色透明の基板ボックス内に払出装置124を制御する払出制御基板が収容されている。払出制御装置161には基板ボックスに収容された払出制御基板上に搭載させることにより、状態表示部161aが設けられている。状態表示部161aでは、払出制御装置161における監視対象に関して監視結果が報知される。状態表示部161aはLEDを利用した7セグメント表示器として設けられているが、これに限定されることはなく、ドット表示部や液晶表示装置であってもよい。払出制御装置161には状態復帰スイッチ161bが設けられている。例えば、払出装置124における球詰まり等、払出エラーの発生時において状態復帰スイッチ161bが押されると、球詰まりの解消が図られるようになっている。また、状態表示部161aにおいて監視結果の報知が行われている状況において、その報知の要因となった事象を解消した後に状態復帰スイッチ161bを押すことで、状態表示部161aにおける当該報知が解除される。但し、一部の事象については状態復帰スイッチ161bを押したとしても状態表示部161aの報知状態は解除されない。
電源・発射制御装置171は、基板ボックス内に電源及び発射制御基板が収容されており、当該基板により、各種制御装置等で要する所定の電力が生成されて出力され、さらに遊技者による遊技球発射ハンドル37の操作に伴う遊技球の打ち出しの制御が行われる。また、電源・発射制御装置171にはRAM消去スイッチ171aが設けられている。本パチンコ機10は各種データの記憶保持機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰の際には停電時の状態に復帰できるようになっている。したがって、例えば遊技ホールの営業終了の場合のように通常手順で電源を遮断すると遮断前の状態が記憶保持されるが、RAM消去スイッチ171aを押しながら電源を投入すると、RAMデータが初期化されるようになっている。
球貸用接続端子板181は、パチンコ機10の側方に設けられた球貸装置、払出制御装置161及びパチンコ機10前面の貸球操作装置に電気的に接続され、主として遊技者による球貸し操作の指令を取り込んでそれを払出制御装置161に出力するものである。
<パチンコ機10の電気的構成>
図10は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。
主制御装置81は、遊技の主たる制御を司る主制御基板82を具備している。主制御基板82には、MPU83が搭載されている。MPU83には、当該MPU83により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM84と、そのROM84内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM85と、割込回路、タイマ回路、データ入出力回路、乱数発生器としての各種カウンタ回路などが内蔵されている。なお、MPU83に対してROM84及びRAM85が1チップ化されていることは必須の構成ではなく、それぞれが個別にチップ化された構成としてもよい。これは主制御装置81以外の制御装置のMPUについても同様である。
MPU83には、入力ポート及び出力ポートがそれぞれ設けられている。MPU83の入力側には、主制御装置81に設けられた図示しない停電監視基板が接続されているとともに、払出制御装置161が接続されている。停電監視基板には、動作電力を供給する機能を有する電源・発射制御装置171の電源・発射制御基板172が接続されており、MPU83には停電監視基板を介して電力が供給される。
MPU83の入力側には、各種入賞検知センサ52a,53b,54a,55b,56aといった各種センサが接続されている。各種入賞検知センサ52a,53b,54a,55b,56aには、一般入賞口52、特電入賞装置53、第1作動口54、第2作動口55及びスルーゲート56といった入賞対応入球部に対して1対1で設けられた検知センサが含まれており、MPU83において各入球部への入賞判定が行われる。また、MPU83では第1作動口54及び第2作動口55への入賞に基づいて各種抽選が実行される。
MPU83の出力側には、停電監視基板、払出制御装置161及び音声発光制御装置91が接続されている。払出制御装置161には、例えば、上記入賞対応入球部への入賞判定結果に基づいて賞球コマンドが出力される。音声発光制御装置91には、変動用コマンド、種別コマンド及びオープニングコマンドなどの各種コマンドが出力される。
MPU83の出力側には、特電入賞装置53の特電側の開閉扉53aを開閉動作させる特電用の駆動部53c、第2作動口55の普電役物55aを開閉動作させる普電用の駆動部55c、特図ユニット62及び普図ユニット63が接続されている。ちなみに、特図ユニット62には、特図表示部62a及び特図保留表示部62bが設けられているが、これらの全てがMPU83の出力側に接続されている。同様に、普図ユニット63には、普図表示部63a及び普図保留表示部63bが設けられているが、これらの全てがMPU83の出力側に接続されている。主制御基板82には各種ドライバ回路が設けられており、当該ドライバ回路を通じてMPU83は各種駆動部の駆動制御を実行する。
つまり、開閉実行モードにおいては特電入賞装置53が開閉されるように、MPU83において特電用の駆動部53cの駆動制御が実行される。また、普電役物55aの開放状態当選となった場合には、普電役物55aが開閉されるように、MPU83において普電用の駆動部55cの駆動制御が実行される。また、各遊技回及び開閉実行モードに際しては、MPU83において特図ユニット62の表示制御が実行される。また、普電役物55aを開放状態とするか否かの抽選結果を明示する場合に、MPU83において普図ユニット63の表示制御が実行される。
停電監視基板は主制御基板82と電源・発射制御基板172とを中継し、また電源・発射制御基板172から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視する。
払出制御装置161は、主制御装置81から入力した賞球コマンドに基づいて、払出装置124により賞球や貸し球の払出制御を行うものである。払出制御装置161は払出制御基板162を備えており、当該払出制御基板162にはMPU163が搭載されている。MPU163には、そのMPU163により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM164と、ワークメモリ等として使用されるRAM165とを備えている。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、主制御基板82のMPU83、ROM84及びRAM85を、主側MPU83、主側ROM84及び主側RAM85と言い、払出制御基板162のMPU163、ROM164及びRAM165を、払出側MPU163、払出側ROM164及び払出側RAM165と言う。
払出側MPU163には、入出力ポートが設けられている。払出側MPU163の入力側には、主制御基板82と、電源・発射制御基板172と、裏パックユニット15に設けられた球貸用接続端子板181とが接続されている。また、払出側MPU163の入力側には、払出装置124の払出球検知センサ138が電気的に接続されており、下流側に向けて実際に払い出された遊技球の個数を把握可能となっている。それ以外にも、払出側MPU163の入力側には、前扉枠開放センサ42と、本体枠開放センサ114と、球無検知センサ123aと、満タン検知センサ147とが電気的に接続されている。
一方、払出側MPU163の出力側には、主制御基板82と球貸用接続端子板181とが接続されている。また、払出側MPU163の出力側には、払出装置124の払出モータ137が電気的に接続されており、当該払出モータ137を駆動制御することで、払出装置124による下流側に向けた遊技球の払い出しを行わせる。
球貸用接続端子板181は、払出制御基板162と球貸装置Yとの電気的な接続を中継するための基板である。払出側MPU163は、球貸装置Yとの間で電気信号の入出力を行うことで貸球の制御を実行する。
電源・発射制御基板172は、遊技球発射機構45の発射制御を担うものであり、遊技球発射機構45は所定の発射条件が整っている場合に駆動される。また、電源・発射制御基板172は、例えば、遊技ホール等における商用電源(外部電源)に接続されている。そして、その商用電源から供給される外部電力に基づいて主制御基板82や払出制御装置161等に対して各々に必要な動作電力を生成し、その生成した動作電力を供給する。
当該動作電力を供給するための構成について具体的には、電源・発射制御基板172には、電入時用電源部173と電断時用電源部174とが設けられている。電入時用電源部173は、例えば、遊技ホール等における商用電源に接続されており、商用電源から外部電力が供給されている状況において、動作電力を生成するとともに、その生成した動作電力を供給する機能を有する。電断時用電源部174は、コンデンサからなり、パチンコ機10の電源がON状態の場合(外部電源からの電力供給が行われている場合)に電入時用電源部173から供給される電力により充電される。また、パチンコ機10の電源がOFF状態の場合や商用電源における停電発生時といった電源遮断状態(外部電源からの電力供給が遮断されている場合)では、電断時用電源部174から放電され主側RAM85に対して記憶保持用電力が供給される。よって、当該状況であっても、電断時用電源部174から記憶保持用電力が供給されている間は主側RAM85に記憶された情報が消去されることなく記憶保持される。
かかる内容についてより詳細には、電入時用電源部173からの電力は、主側MPU83のVCC端子、及び払出側MPU163のVCC端子に供給される。VCC端子に供給された電力により、外部電源からの電力供給が行われている状況において、各MPU83,163にて各種制御処理が実行されるとともに、各RAM85,165にて情報の記憶保持が行われる。
一方、電断時用電源部174からの電力は、主側MPU83のVBB端子に供給され、払出側MPU163のVBB端子には供給されない。VBB端子は、VCC端子への電力供給が遮断されている状況において、RAM85,165に対して選択的に電力供給を行うことを可能とする端子である。この場合に、上記のとおり主側MPU83のVBB端子には電断時用電源部174から電力が供給されるのに対して払出側MPU163のVBB端子には当該電力が供給されないことにより、電断時用電源部174からの電力は、主側RAM85に供給されるが、払出側RAM165には供給されない。
なお、払出側MPU163のVBB端子は、アースされている又はいずれの電気配線とも接続されていない。また、各MPU83,163においてVCC端子に供給されている電力が演算部及びRAM85,165の両方に供給される構成に代えて、VCC端子に供給されている電力は演算部にのみ供給され、VBB端子に供給されている電力のみがRAM85,165に供給される構成としてもよい。この場合において、上記のように主側RAM85には電断時用電力が供給され、払出側RAM165には電断時用電力が供給されないようにするためには、電入時用電源部173からの電力が主側MPU83のVCC端子及びVBB端子に供給されるようにするとともに、当該電力が払出側MPU163のVCC端子及びVBB端子に供給されるようにし、さらに電断時用電源部174からの電力が主側MPU83のVBB端子に供給されるようにする一方、払出側MPU163のVBB端子に供給されないようにする。
電断時用電源部174の容量は比較的大きく確保されており、電源遮断前に主側RAM85に記憶されていた情報は所定の期間内(例えば、1日や2日)保持される。この場合に、上記のように電断時用電源部174の電力は主側RAM85に供給される一方、払出側RAM165に供給されないようにすることで、払出側RAM165においてはバックアップを行うことが不可となるものの、電断時用電源部174において必要な容量を低減することが可能となり、パチンコ機10のコストの低減を図ることが可能となる。
なお、電断時用電源部174は、コンデンサに限定されることはなく、バッテリや非充電式電池などであってもよい。非充電式電池の場合、パチンコ機10の電源がON状態の際に電断時用電源部174への蓄電を行う必要はないが、定期的に交換する必要が生じる。また、電源・発射制御基板172には、上記電断時用電源部174とは異なる図示しない停電時処理用電源部が設けられている。電源・発射制御基板172では、直流安定24ボルトの電源が22ボルト未満になった後においても、停電時処理用電源部から放電することにより、後述する停電時処理の実行に十分な時間の間、制御系の駆動電源である5ボルトの出力を正常値に維持するように構成されている。これにより、主制御基板82などは、停電時処理を正常に実行し完了することができる。
音声発光制御装置91は、MPU93が搭載された音声発光制御基板92を備えている。MPU93には、当該MPU93により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM94と、そのROM94内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM95と、割込回路、タイマ回路、データ入出力回路などが内蔵されている。MPU93では、主制御装置81から受信したコマンドに基づき、表示発光部23やスピーカ部26を駆動制御するとともに、表示制御装置96にコマンドを送信する。表示制御装置96は、音声発光制御装置91から受信した各種コマンドを解析し又は受信した各種コマンドに基づき所定の演算処理を行い、図柄表示装置61の制御を実施する。なお、以下の説明では、説明の便宜上、音声発光制御基板92のMPU93、ROM94及びRAM95を、音光側MPU93、音光側ROM94及び音光側RAM95と言う。
<主側MPU83にて各種抽選を行うための電気的構成>
次に、主側MPU83にて各種抽選を行うための電気的な構成について図11を用いて説明する。
主側MPU83は遊技に際し各種カウンタ情報を用いて、当たり発生抽選、特図表示部62aの表示の設定、図柄表示装置61の図柄表示の設定、普図表示部63aの表示の設定などを行うこととしており、具体的には、図11に示すように、当たり発生の抽選に使用する当たり乱数カウンタC1と、大当たり種別を判定する際に使用する大当たり種別カウンタC2と、図柄表示装置61が外れ変動する際のリーチ発生抽選に使用するリーチ乱数カウンタC3と、当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する乱数初期値カウンタCINIと、特図表示部62a及び図柄表示装置61における表示継続時間を決定する変動種別カウンタCSと、を用いることとしている。さらに、第2作動口55の普電役物55aを電役開放状態とするか否かの抽選に使用する普電乱数カウンタC4を用いることとしている。なお、上記各カウンタC1〜C3,CINI,CS,C4は、RAM85の抽選用カウンタエリア85aに設けられている。
各カウンタC1〜C3,CINI,CS,C4は、その更新の都度前回値に1が加算され、最大値に達した後0に戻るループカウンタとなっている。各カウンタは短時間間隔で更新される。当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2及びリーチ乱数カウンタC3の各数値情報は、第1作動口54又は第2作動口55への入賞が発生した場合に、特図保留エリア85bに格納される。
特図保留エリア85bは、保留用エリアREと、実行エリアAEとを備えている。保留用エリアREは、第1保留エリアRE1、第2保留エリアRE2、第3保留エリアRE3及び第4保留エリアRE4を備えており、第1作動口54又は第2作動口55への入賞履歴に合わせて、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2及びリーチ乱数カウンタC3の各数値情報の組合せが保留情報として、いずれかの保留エリアRE1〜RE4に格納される。
この場合、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4には、第1作動口54又は第2作動口55への入賞が複数回連続して発生した場合に、第1保留エリアRE1→第2保留エリアRE2→第3保留エリアRE3→第4保留エリアRE4の順に各数値情報が時系列的に格納されていく。このように4つの保留エリアRE1〜RE4が設けられていることにより、第1作動口54又は第2作動口55への遊技球の入賞履歴が最大4個まで保留記憶されるようになっている。
なお、保留記憶可能な数は、4個に限定されることはなく任意であり、2個、3個又は5個以上といったように他の複数であってもよく、単数であってもよい。
実行エリアAEは、特図表示部62aの変動表示を開始する際に、保留用エリアREの第1保留エリアRE1に格納された各数値情報を移動させるためのエリアであり、1遊技回の開始に際しては実行エリアAEに記憶されている各種数値情報に基づいて、当否判定などが行われる。
上記各カウンタについて詳細に説明する。
まず、普電乱数カウンタC4について説明する。普電乱数カウンタC4は、例えば、0〜250の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻る構成となっている。普電乱数カウンタC4は定期的に更新され、スルーゲート56に遊技球が入賞したタイミングで主側RAM85の普図保留エリア85cに格納される。そして、所定のタイミングにおいて、その格納された普電乱数カウンタC4の値によって普電役物55aを開放状態に制御するか否かの抽選が行われる。
本パチンコ機10では、普電役物55aによるサポートの態様が相互に異なるように複数種類のサポートモードが設定されている。詳細には、サポートモードには、遊技領域PAに対して同様の態様で遊技球の発射が継続されている状況で比較した場合に、第2作動口55の普電役物55aが単位時間当たりに開放状態となる頻度が相対的に高低となるように、高頻度サポートモードと低頻度サポートモードとが設定されている。
高頻度サポートモードと低頻度サポートモードとでは、普電乱数カウンタC4を用いた普電開放抽選における普電開放状態当選となる確率は同一(例えば、共に4/5)となっているが、高頻度サポートモードでは低頻度サポートモードよりも、普電開放状態当選となった際に普電役物55aが開放状態となる回数が多く設定されており、さらに1回の開放時間が長く設定されている。この場合、高頻度サポートモードにおいて普電開放状態当選となり普電役物55aの開放状態が複数回発生する場合において、1回の開放状態が終了してから次の開放状態が開始されるまでの閉鎖時間は、1回の開放時間よりも短く設定されている。さらにまた、高頻度サポートモードでは低頻度サポートモードよりも、1回の普電開放抽選が行われてから次の普電開放抽選が行われる上で最低限確保される確保時間(すなわち、普図表示部63aにおける1回の表示継続時間)が短く設定されている。
上記のとおり、高頻度サポートモードでは、低頻度サポートモードよりも第2作動口55への入賞が発生する確率が高くなる。換言すれば、低頻度サポートモードでは、第2作動口55よりも第1作動口54への入賞が発生する確率が高くなるが、高頻度サポートモードでは、第1作動口54よりも第2作動口55への入賞が発生する確率が高くなる。
なお、高頻度サポートモードを低頻度サポートモードよりも単位時間当たりに普電開放状態となる頻度を高くする上での構成は、上記のものに限定されることはなく、例えば普電開放抽選における普電開放状態当選となる確率を高くする構成としてもよい。また、1回の普電開放抽選が行われてから次の普電開放抽選が行われる上で確保される確保時間(例えば、スルーゲート56への入賞に基づき普図表示部63aにて実行される変動表示の時間)が複数種類用意されている構成においては、高頻度サポートモードでは低頻度サポートモードよりも、短い確保時間が選択され易い又は平均の確保時間が短くなるように設定されていてもよい。さらには、開放回数を多くする、開放時間を長くする、1回の普電開放抽選が行われてから次の普電開放抽選が行われる上で確保される確保時間を短くする、係る確保時間の平均時間を短くする及び当選確率を高くすることのうち、いずれか1条件又は任意の組合せの条件を適用することで、低頻度サポートモードに対する高頻度サポートモードの有利性を高めてもよい。
普電乱数カウンタC4を用いた普電開放抽選において普電開放状態当選となった場合、普電開放状態となる。当該普電開放状態は、予め定められた回数の普電役物55aの開閉が行われた場合、又は予め定められた上限個数の遊技球が第2作動口55に入賞にした場合に、終了する。これらの内容について具体的には、低頻度サポートモード及び高頻度サポートモードのいずれであっても上記上限個数は10個で共通している。一方、普電役物55aの開閉回数は低頻度サポートモードであれば1回であるのに対して、高頻度サポートモードであれば当該低頻度サポートモードの場合よりも多い複数回であり具体的には3回となっている。また、普電役物55aの1回の開放継続時間は、低頻度サポートモードであれば1secであるのに対して、高頻度サポートモードであれば2secとなっている。
次に、当たり乱数カウンタC1について説明する。当たり乱数カウンタC1は、例えば0〜599の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻る構成となっている。特に当たり乱数カウンタC1が1周した場合、その時点の乱数初期値カウンタCINIの値が当該当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれる。なお、乱数初期値カウンタCINIは、当たり乱数カウンタC1と同様のループカウンタである(値=0〜599)。当たり乱数カウンタC1は定期的に更新され、遊技球が第1作動口54又は第2作動口55に入賞したタイミングで特図保留エリア85bの保留用エリアREに格納される。そして、この格納された当たり乱数カウンタC1の値を利用して当否判定が行われる。
当否判定に際して当選となる乱数の値は、主側ROM84に当否テーブルとして記憶されている。当否テーブルには、当否結果として、大当たり結果と、外れ結果とが設定されている。大当たり結果は、特電入賞装置53が開閉制御される開閉実行モードへの移行契機となるとともに、当否抽選モード及びサポートモードの少なくとも一方の移行契機となり得る当否結果である。外れ結果は、開閉実行モードへの移行契機とならずに、さらに当否抽選モード及びサポートモードについても移行契機とならない当否結果である。
当否テーブルとしては、低確率モード用の当否テーブルと、高確率モード用の当否テーブルとが設定されている。つまり、本パチンコ機10は、当否抽選手段における抽選モードとして低確率モードと高確率モードとが設定されている。上記抽選に際して低確率モード用の当否テーブルが参照されることとなる遊技状態下では、大当たり当選となる乱数の値は2個である。一方、上記抽選に際して高確率モード用の当否テーブルが参照されることとなる遊技状態下では、大当たり当選となる乱数の値の数は低確率モード用の当否テーブルが参照される場合よりも多く設定されており、具体的には20個である。この場合、低確率モードである状況において大当たり当選となる当たり乱数カウンタC1の値群は、高確率モードである状況において大当たり当選となる当たり乱数カウンタC1の値群に含まれている。
なお、低確率モードよりも高確率モードの方が大当たり当選となる確率が高くなるのであれば、上記当選となる乱数の数及び値は任意であり、また低確率モードである状況において大当たり当選となる当たり乱数カウンタC1の値群が、高確率モードである状況において大当たり当選となる当たり乱数カウンタC1の値群に一部のみが含まれている構成としてもよく、含まれていない構成としてもよい。
次に、大当たり種別カウンタC2について説明する。大当たり種別カウンタC2は、0〜29の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻る構成となっている。大当たり種別カウンタC2は定期的に更新され、遊技球が第1作動口54又は第2作動口55に入賞したタイミングで特図保留エリア85bの保留用エリアREに格納される。そして、この格納された大当たり種別カウンタC2の値を利用して振分判定が行われる。
ここで、本パチンコ機10では大当たり結果が複数種類設定されているが、これら各大当たり結果は、(1)開閉実行モードの内容、(2)開閉実行モード終了後の当否抽選モードの内容、(3)開閉実行モード終了後のサポートモードの内容という3つの内容のうち、少なくとも1つの内容が相違している。
大当たり当選となった場合に実行される開閉実行モードは、予め定められた回数のラウンド遊技を上限として実行されるラウンド数規定モードである。ラウンド遊技とは、予め定められた開放継続時間が経過すること、及び予め定められた上限個数の遊技球が特電入賞装置53に入賞することのいずれか一方の条件が満たされるまで継続する遊技のことである。また、ラウンド数規定モードにて実行されるラウンド遊技の回数は、その移行の契機となった大当たり結果の種類がいずれであっても固定ラウンド回数で同一となっている。具体的には、いずれの大当たり結果となった場合であっても、ラウンド遊技の上限回数は15ラウンドに設定されている。
ラウンド数規定モードには、開閉実行モードが開始されてから終了されるまでの間における特電入賞装置53への入賞の発生頻度が相対的に高低となるように高頻度入賞モードと低頻度入賞モードとが設定されている。具体的には、本パチンコ機10では、特電入賞装置53の1回の開放態様が、特電入賞装置53が開放されてから閉鎖されるまでの開放継続時間を相違させて、複数種類設定されている。詳細には、開放継続時間が長時間である29secに設定された長時間態様と、開放継続時間が上記長時間よりも短い時間である0.05secに設定された短時間態様と、が設定されている。本パチンコ機10では、遊技球発射ハンドル37が遊技者により操作されている状況では、0.6secに1個の遊技球が遊技領域PAに向けて発射されるように遊技球発射機構45が駆動制御される。また、ラウンド遊技は終了条件の上限個数が10個に設定されている。そうすると、上記開放態様のうち長時間態様では、遊技球の発射周期と1回のラウンド遊技の上限個数との積よりも長い時間の開放継続時間が設定されていることとなる。一方、短時間態様では、遊技球の発射周期と1回のラウンド遊技の上限個数との積よりも短い時間、より詳細には、遊技球の発射周期よりも短い時間の開放継続時間が設定されている。したがって、長時間態様で特電入賞装置53の1回の開放が行われた場合には、特電入賞装置53に、1回のラウンド遊技における上限個数分の入賞が発生することが期待され、短時間態様で特電入賞装置53の1回の開放が行われた場合には、特電入賞装置53への入賞が発生しないことが期待される。
高頻度入賞モードでは、各ラウンド遊技において長時間態様による特電入賞装置53の開放が1回行われる。つまり、長時間態様による特電入賞装置53の開放が15回行われる。一方、低頻度入賞モードでは、各ラウンド遊技において短時間態様による特電入賞装置53の開放が1回行われる。つまり、短時間態様による特電入賞装置53の開放が15回行われる。
なお、高頻度入賞モード及び低頻度入賞モードにおける特電入賞装置53の開閉回数、ラウンド遊技の回数、1回の開放に対する開放継続時間及び1回のラウンド遊技における上限個数は、高頻度入賞モードの方が低頻度入賞モードよりも、開閉実行モードが開始されてから終了するまでの間における特電入賞装置53への入賞の発生頻度が高くなるのであれば、上記の値に限定されることはなく任意である。
大当たり種別カウンタC2に対する大当たり結果の種類の振分先は、主側ROM84に振分テーブルとして記憶されている。振分テーブルには、大当たり結果の種類として、低確大当たり結果と、明示高確大当たり結果と、最有利大当たり結果とが設定されている。
低確大当たり結果は、開閉実行モードが高頻度入賞モードとなり、さらに開閉実行モードの終了後には、開閉実行モード移行前の当否抽選モードがいずれであっても低確率モードとなる大当たり結果である。この低確率モードは、次に大当たり結果となり、それによる開閉実行モードに移行するまでは少なくとも継続する。また、開閉実行モードの終了後には、開閉実行モード移行前のサポートモードがいずれであっても高頻度サポートモードとなる大当たり結果である。この高頻度サポートモードは、移行後において遊技回数が、1以上の回数として設定された終了基準回数(具体的には100回)に達した場合に低頻度サポートモードに移行し、高頻度サポートモードの終了後に移行した低頻度サポートモードは、次に大当たり結果となり、それによる開閉実行モードに移行するまでは少なくとも継続する。
明示高確大当たり結果は、開閉実行モードが低頻度入賞モードとなり、さらに開閉実行モードの終了後には、開閉実行モード移行前の当否抽選モードがいずれであっても高確率モードとなるとともに、開閉実行モード移行前のサポートモードがいずれであっても高頻度サポートモードとなる大当たり結果である。これら高確率モード及び高頻度サポートモードは、次に大当たり結果となり、それによる開閉実行モードに移行するまでは少なくとも継続する。
最有利大当たり結果は、開閉実行モードが高頻度入賞モードとなり、さらに開閉実行モードの終了後には、開閉実行モード移行前の当否抽選モードがいずれであっても高確率モードとなるとともに、開閉実行モード移行前のサポートモードがいずれであっても高頻度サポートモードとなる大当たり結果である。これら高確率モード及び高頻度サポートモードは、次に大当たり結果となり、それによる開閉実行モードに移行するまでは少なくとも継続する。
振分テーブルでは、「0〜29」の大当たり種別カウンタC2のうち、「0〜9」が低確大当たり結果に対応しており、「10〜14」が明示高確大当たり結果に対応しており、「15〜29」が最有利大当たり結果に対応している。
次に、リーチ乱数カウンタC3について説明する。リーチ乱数カウンタC3は、例えば0〜238の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻る構成となっている。ここで、本パチンコ機10には、図柄表示装置61における表示演出の一種として期待演出が設定されている。期待演出とは、図柄の変動表示を行うことが可能な図柄表示装置61を備え、所定の大当たり結果となる遊技回では最終的な停止結果が付与対応結果となる遊技機において、図柄表示装置61における図柄の変動表示が開始されてから停止結果が導出表示される前段階で、前記付与対応結果となり易い変動表示状態であると遊技者に思わせるための表示状態をいう。なお、付与対応結果について具体的には、いずれかの有効ライン上に同一の数字が付された図柄の組合せが停止表示される。
期待演出には、リーチ表示と、リーチ表示が発生する前段階などにおいてリーチ表示の発生や付与対応結果の発生を期待させるための予告表示との2種類が設定されている。
リーチ表示には、図柄表示装置61に表示される複数の図柄列のうち一部の図柄列について図柄を停止表示させることで、リーチ図柄の組合せを表示し、その状態で残りの図柄列において図柄の変動表示を行う表示状態が含まれる。また、上記のようにリーチ図柄の組合せを表示した状態で、残りの図柄列において図柄の変動表示を行うとともに、その背景画面において所定のキャラクタなどを動画として表示することによりリーチ演出を行うものや、リーチ図柄の組合せを縮小表示させる又は非表示とした上で、図柄表示装置61の略全体において所定のキャラクタなどを動画として表示することによりリーチ演出を行うものが含まれる。
予告表示には、図柄表示装置61において図柄の変動表示が開始されてから、全ての図柄列Z1〜Z3にて図柄が変動表示されている状況において、又は一部の図柄列であって複数の図柄列にて図柄が変動表示されている状況において、図柄列Z1〜Z3上の図柄とは別にキャラクタを表示させる態様が含まれる。また、背景画面をそれまでの態様とは異なる所定の態様とするものや、図柄列Z1〜Z3上の図柄をそれまでの態様とは異なる所定の態様とするものも含まれる。かかる予告表示はリーチ表示が行われる場合及びリーチ表示が行われない場合のいずれの遊技回においても発生し得るが、リーチ表示の行われる場合の方がリーチ表示の行われない場合よりも高確率で発生するように設定されている。
リーチ表示は、最終的に同一の図柄の組合せが停止表示される遊技回では、リーチ乱数カウンタC3の値に関係なく実行される。また、同一の図柄の組合せが停止表示されない大当たり結果に対応した遊技回では、リーチ乱数カウンタC3の値に関係なく実行されない。また、外れ結果に対応した遊技回では、主側ROM84のリーチ用テーブル記憶エリアに記憶されたリーチ用テーブルを参照して所定のタイミングで取得したリーチ乱数カウンタC3がリーチ表示の発生に対応している場合に実行される。
一方、予告表示を行うか否かの決定は、主側MPU83において行うのではなく、音光側MPU93において行われる。この場合、音光側MPU93では、いずれかの大当たり結果に対応した遊技回の方が、外れ結果に対応した遊技回に比べ、予告表示が発生し易いこと、及び出現率の低い予告表示が発生し易いことの少なくとも一方の条件を満たすように、予告表示用の抽選処理を実行する。ちなみに、この抽選結果は、図柄表示装置61にて遊技回用の演出が実行される場合に反映される。
次に、変動種別カウンタCSについて説明する。変動種別カウンタCSは、例えば0〜198の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値に達した後0に戻る構成となっている。変動種別カウンタCSは、特図表示部62aにおける表示継続時間と、図柄表示装置61における図柄の表示継続時間とを主側MPU83において決定する上で用いられる。具体的には、変動種別カウンタCSの値は、特図表示部62aにおける変動表示の開始時及び図柄表示装置61による図柄の変動開始時における変動パターン決定に際して取得される。
<主側MPU83にて実行される各種処理について>
次に、主側MPU83にて遊技を進行させるために実行される各種処理を説明する。かかる主側MPU83の処理としては大別して、電源投入に伴い起動されるメイン処理と、定期的に(本パチンコ機10では4msec周期で)起動されるタイマ割込み処理とがある。
<メイン処理>
まず、図12のフローチャートを参照しながら、主側MPU83におけるメイン処理を説明する。
ステップS101では、主側の電源投入ウェイト処理を実行する。主側の電源投入ウェイト処理の詳細については後に説明するが、例えばメイン処理が起動されてから1secが経過するまで次の処理に進行することなく待機する。続くステップS102では主側RAM85のアクセスを許可するとともに、ステップS103にて主側MPU83の内部機能レジスタの設定を行う。
その後、ステップS104では、電源・発射制御装置171に設けられたRAM消去スイッチ171aが手動操作されているか否かを判定し、続くステップS105では、主側RAM85の停電フラグに「1」がセットされているか否かを判定する。また、ステップS106ではチェックサムを算出するチェックサム算出処理を実行し、続くステップS107ではそのチェックサムが電源遮断時に保存したチェックサムと一致するか否か、すなわち記憶保持されたデータの有効性を判定する。
本パチンコ機10では、例えば遊技ホールの営業開始時など、電源投入時にRAMデータを初期化する場合にはRAM消去スイッチ171aを押しながら電源が投入される。したがって、RAM消去スイッチ171aが押されていれば、ステップS108の処理に移行する。また、電源遮断の発生情報が設定されていない場合や、チェックサムにより記憶保持されたデータの異常が確認された場合も同様にステップS108の処理に移行する。ステップS108では、主側RAM85の初期化として当該主側RAM85をクリアする。その後、ステップS109に進む。一方、RAM消去スイッチが押されていない場合には、停電フラグに「1」がセットされていること、及びチェックサムが正常であることを条件に、ステップS108の処理を実行することなくステップS109に進む。
ステップS109では、払出側の通信確認処理を実行する。当該通信確認処理の詳細は後に説明する。続くステップS110では、電源投入設定処理を実行する。電源投入設定処理では、停電フラグの初期化といった主側RAM85の所定のエリアを初期値に設定するとともに、現状の遊技状態を認識させるために現状の遊技状態に対応したコマンドを音声発光制御装置91に送信する。
その後、ステップS111〜ステップS114の残余処理に進む。つまり、MPU83はタイマ割込み処理を定期的に実行する構成であるが、1のタイマ割込み処理と次のタイマ割込み処理との間に残余時間が生じることとなる。この残余時間は各タイマ割込み処理の処理完了時間に応じて変動することとなるが、かかる不規則な時間を利用してステップS111〜ステップS114の残余処理を繰り返し実行する。この点、当該ステップS111〜ステップS114の残余処理は非定期的に実行される非定期処理であると言える。
残余処理では、まずステップS111にて、タイマ割込み処理の発生を禁止するために割込み禁止の設定を行う。続くステップS112では、乱数初期値カウンタCINIの更新を行う乱数初期値更新処理を実行するとともに、ステップS113にて変動種別カウンタCSの更新を行う変動用カウンタ更新処理を実行する。これらの更新処理では、主側RAM85の対応するカウンタから現状の数値情報を読み出し、その読み出した数値情報を1加算する処理を実行した後に、読み出し元のカウンタに上書きする処理を実行する。この場合、カウンタ値が最大値に達した際それぞれ「0」にクリアする。その後、ステップS114にて、タイマ割込み処理の発生を禁止している状態から許可する状態へ切り換える割込み許可の設定を行う。ステップS114の処理を実行したら、ステップS111に戻り、ステップS111〜ステップS114の処理を繰り返す。
<タイマ割込み処理>
次に、図13のフローチャートを参照しながらタイマ割込み処理を説明する。
ここで、主側MPU83にてタイマ割込み処理を定期的に実行するためのハード構成について説明する。主制御基板82には所定周期でパルス信号を出力するパルス信号出力手段としてクロック回路が設けられており、さらに当該クロック回路と主側MPU83との間の信号経路の途中位置に存在するように分周回路が設けられている。
分周回路は、クロック回路からのパルス信号の周期を変更する周波数変更手段として機能し、タイマ割込み処理の起動タイミングを主側MPU83にて特定するためのパルス信号を出力するように構成されている。つまり、分周回路から主側MPU83に対して特定周期である4msec周期の間隔でパルス信号が供給されるようになっている。主側MPU83では、かかるパルス信号の立ち上がり又は立下りといった特定の信号形態の発生を確認する処理を実行し、特定の信号形態の発生を確認したことを少なくとも一の条件としてタイマ割込み処理を起動して実行する。
この場合、タイマ割込み処理の起動が禁止されている状況において上記特定の信号形態の発生を確認した場合には、その割込みが禁止されている状態から割込みが許可された状態となった場合にタイマ割込み処理が起動される。つまり、主側MPU83における処理の実行状況によっては前回のタイマ割込み処理が開始されてから4.1msec経過後に次のタイマ割込み処理が開始される場合が生じ、このような事象が発生した場合には次のタイマ割込み処理は直前のタイマ割込み処理が開始されてから3.9msec経過後に開始されることとなる。
但し、上記分周回路からのパルス信号の出力は主側MPU83における処理の経過内容に関係なく4msecといった特定周期で行われるため、基本的にはタイマ割込み処理は特定周期で起動される。さらにまた、主側MPU83の処理構成は、所定のタイミングにおけるタイマ割込み処理が前回のタイマ割込み処理が起動されてから特定周期を超える期間が経過した後に起動されたとしても、当該所定のタイミングの次のタイミングにおけるタイマ割込み処理にてその特定周期を超えた分が吸収されて、さらに次のタイミングにおけるタイマ割込み処理ではパルス信号の入力を確認したタイミングで起動されるように設定されている。
さて、タイマ割込み処理では、まずステップS201にて停電情報記憶処理を実行する。停電情報記憶処理では、停電監視基板から電源遮断の発生に対応した停電信号を受信しているか否かを監視し、停電の発生を特定した場合には停電時処理を実行する。停電時処理では、次回の電源立ち上げ時に電源遮断前の状態に復帰可能とするために各種データ設定を行った後に、主側MPU83への動作電力の供給が完全に遮断されるまで待機する。
続くステップS202では抽選用乱数更新処理を実行する。抽選用乱数更新処理では、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3及び普電乱数カウンタC4の更新を実行する。具体的には、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3及び普電乱数カウンタC4から現状の数値情報を順次読み出し、それら読み出した数値情報をそれぞれ1加算する処理を実行した後に、読み出し元のカウンタに上書きする処理を実行する。この場合、カウンタ値が最大値に達した際それぞれ「0」にクリアする。
その後、ステップS203ではステップS112と同様に乱数初期値更新処理を実行するとともに、ステップS204にてステップS113と同様に変動用カウンタ更新処理を実行する。続くステップS205では、遊技停止判定処理を実行する。遊技停止判定処理では、遊技の進行を停止すべき状況であるか否かを監視し、遊技の進行を停止すべき状況であれば遊技を進行させるための処理の実行を停止する。具体的には、ステップS206にて肯定判定をすることで、ステップS207〜ステップS219の遊技を進行させるための処理を実行しない。また、遊技の進行を停止すべき状況である場合には当該遊技の進行を停止すべき契機となった事象に対応した報知が実行されるように、音光側MPU93にコマンドを送信する。これら遊技の進行が停止された状態及びそれに対応した報知は、主側MPU83への動作電力の供給を停止しただけでは電源立ち上げ時に再度開始されるものであり、主側MPU83への動作電力の供給を停止した後に電源・発射制御装置171のRAM消去スイッチ171aを押しながら動作電力の供給を開始することで主側RAM85の初期化が実行されることに伴い実行されないようになる。
その後、ステップS206では遊技の進行を停止している状態であるか否かを判定し、遊技の進行を停止していない状態であることを条件に、ステップS207以降の処理を実行する。
ステップS207では、ポート出力処理を実行する。ポート出力処理では、前回のタイマ割込み処理において出力情報の設定が行われている場合に、その出力情報に対応した出力を各種駆動部53c,55cに行うための処理を実行する。例えば、特電入賞装置53を開放状態に切り換えるべき情報が設定されている場合には特電用の駆動部53cへの駆動信号の出力を開始させ、閉鎖状態に切り換えるべき情報が設定されている場合には当該駆動信号の出力を停止させる。
また、第2作動口55の普電役物55aを開放状態に切り換えるべき情報が設定されている場合には普電用の駆動部55cへの駆動信号の出力を開始させ、閉鎖状態に切り換えるべき情報が設定されている場合には当該駆動信号の出力を停止させる。
続くステップS208では、読み込み処理を実行する。読み込み処理では、停電信号及び入賞信号以外の信号の読み込みを実行し、その読み込んだ情報を今後の処理にて利用するために記憶する。
続くステップS209では入賞検知処理を実行する。当該入賞検知処理では、各入賞検知センサ52a,53b,54a,55b,56aから受信している信号を読み込むとともに、一般入賞口52、特電入賞装置53、第1作動口54、第2作動口55及びスルーゲート56への入球の有無を特定する処理を実行する。入賞検知処理の処理内容については後に詳細に説明する。
続くステップS210では、主側RAM85に設けられている複数種類のタイマカウンタの数値情報をまとめて更新するためのタイマ更新処理を実行する。この場合、記憶されている数値情報が減算されて更新されるタイマカウンタを集約して扱う構成であるが、減算式のタイマカウンタの更新及び加算式のタイマカウンタの更新の両方を集約して行う構成としてもよい。
続くステップS211では、不正用の監視対象として設定されている所定の事象が発生しているか否かを監視する不正検知処理を実行する。当該不正検知処理では、磁気、電波及び振動のいずれかの発生をそれぞれに対応した検知センサの検知結果を利用して確認する。そして、いずれかの不正対応事象の発生を確認した場合には、次回のタイマ割込み処理における上記ステップS205にて遊技停止用の設定を行い、ステップS206にて肯定判定するようになる。
続くステップS212では、遊技球の発射制御を行うための発射制御処理を実行する。遊技球発射ハンドル37に対して発射操作が継続されている状況では、既に説明したとおり、所定の発射周期である0.6secに1個の遊技球が発射される。
続くステップS213では、入力状態監視処理として、ステップS208の読み込み処理にて読み込んだ情報に基づいて、各入賞検知センサ52a,53b,54a,55b,56aの断線確認や、遊技機本体12及び前扉枠14の開放確認を行う。
続くステップS214では、遊技回の実行制御、及び開閉実行モードの実行制御を行うための特図特電制御処理を実行する。当該特図特電制御処理の処理内容については後に詳細に説明する。
続くステップS215では、普図普電制御処理を実行する。普図普電制御処理では、スルーゲート56への入賞が発生している場合に普電乱数カウンタC4の数値情報を取得するための処理を実行するとともに、当該数値情報が記憶されている場合にその数値情報について開放判定を行い、さらにその開放判定を契機として普図表示部63aにて普図用の演出を行うための処理を実行する。また、開放判定の結果に基づいて、第2作動口55の普電役物55aを開閉させる処理を実行する。
続くステップS216では、直前のステップS214及びステップS215の処理結果に基づいて、特図表示部62aに係る保留情報の増減個数を特図保留表示部62bに反映させるための出力情報の設定、及び普図表示部63aに係る保留情報の増減個数を普図保留表示部63bに反映させるための出力情報の設定を行う。また、ステップS216では、直前のステップS214及びステップS215の処理結果に基づいて、特図表示部62aの表示内容を更新させるための出力情報の設定を行うとともに、普図表示部63aの表示内容を更新させるための出力情報の設定を行う。
続くステップS217では、払出制御装置161から受信したコマンドの内容を確認し、その確認結果に対応した処理を行うための払出状態受信処理を実行する。また、ステップS218では、賞球コマンドを出力対象として設定するための払出出力処理を実行する。これら払出状態受信処理及び払出出力処理の処理内容については後に詳細に説明する。
続くステップS219では、アウト球監視処理を実行する。遊技球発射機構45の発射レール46において最下流部に隣接した位置には発射球検知センサが設けられており、発射レール46上を通過する遊技球を検知している間は発射球検知センサから主側MPU83にHIレベルの発射検知信号が出力され、遊技球を検知していない間は発射球検知センサから主側MPU83にLOWレベルの発射検知信号が出力される。アウト球監視処理では、当該発射球検知センサからの発射検知信号に基づき発射レール46上を通過した遊技球の数を計測し、その計測された遊技球の個数が10個となる度に、主側MPU83は後述するアウト球用の外部端子113eを利用して、10個の遊技球が発射されたことを示す信号をホールコンピュータに外部出力する。
なお、アウト球の計測は主側RAM85に設けられたカウンタを利用して行われるため、主側MPU83への動作電力の供給が停止されたとしても当該アウト球の計測結果はバックアップ電力により記憶保持される。また、発射レール46上を通過したものの遊技領域PAに到達することなく逆流しファール球通路72にて回収される遊技球を検知するためのファール球検知センサを設け、当該ファール球検知センサにて遊技球が検知された場合にはアウト球の計測結果を1減算する構成としてもよい。
また、アウト球の発射を検知するためのセンサとして、発射される遊技球を検知する発射球検知センサを設ける構成に代えて、遊技領域PAから遊技盤51の背面側に排出された遊技球を検知するセンサを設ける構成としてもよい。この場合、当該センサとして、アウト口58から排出された遊技球を検知するためのセンサを設け、当該センサにより検知された遊技球の個数と、一般入賞口52、特電入賞装置53、第1作動口54及び第2作動口55の各入賞検知センサにより検知された遊技球の個数との和をアウト球の個数として計測する構成としてもよい。また、これに代えて、遊技領域PAから遊技盤51の背面側に排出された遊技球であってパチンコ機10から遊技ホールの島設備に排出される遊技球を検知するためのセンサを設け、当該センサにより検知された遊技球の個数をアウト球の個数として計測する構成としてもよい。
<特図特電制御処理>
次に、主側MPU83のタイマ割込み処理(図13)におけるステップS214にて実行される特図特電制御処理について、図14のフローチャートを参照しながら説明する。
特図特電制御処理では、第1作動口54又は第2作動口55への入賞が発生している場合に保留情報を取得するための処理を実行するとともに、保留情報が記憶されている場合にその保留情報について当否判定を行い、さらにその当否判定を契機として遊技回用の演出を行うための処理を実行する。また、当否判定の結果に基づいて、遊技回用の演出後に開閉実行モードに移行させる処理を実行するとともに、開閉実行モード中及び開閉実行モード終了時の処理を実行する。
具体的には、まずステップS301にて、保留情報の取得処理を実行する。当該取得処理では、第1作動口54への遊技球の入賞が発生している場合又は第2作動口55への遊技球の入賞が発生している場合に、特図保留エリア85bの保留用エリアREに記憶されている保留情報の数が上限値(具体的には「4」)未満であることを条件に、当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2及びリーチ乱数カウンタC3の各値を、保留用エリアREのうち保留情報が記憶されていない最上位側のエリアに記憶する。
当該取得処理では、保留情報を取得した場合には、保留コマンドを音光側MPU93に送信する。音光側MPU93では、受信した保留コマンドに対応したコマンドを表示制御装置96に送信する。表示制御装置96では、保留コマンドを受信することで、図柄表示装置61における保留情報の数の表示を保留個数の増加に対応させて変更させる。また、上記のように保留情報の数が増加した場合には、タイマ割込み処理(図13)におけるステップS216の表示制御処理にて、保留個数の増加に対応した表示内容に変更されるように表示制御が行われる。
続くステップS302では、主側RAM85に設けられた特図特電カウンタの情報を読み出し、ステップS303にて、主側ROM84に記憶されている特図特電アドレステーブルを読み出す。そして、ステップS304にて、特図特電アドレステーブルから特図特電カウンタの情報に対応した開始アドレスを取得する。
ここで、ステップS302〜ステップS304の処理内容について説明する。
既に説明したとおり特図特電制御処理には、遊技回用の演出を制御するための処理と、開閉実行モードを制御するための処理と、が含まれている。この場合に、遊技回用の演出を制御するための処理として、遊技回用の演出を開始させるための処理である特図変動開始処理(ステップS306)と、遊技回用の演出を進行させるための処理である特図変動中処理(ステップS307)と、遊技回用の演出を終了させるための処理である特図確定中処理(ステップS308)と、が設定されている。
また、開閉実行モードを制御するための処理として、開閉実行モードのオープニングを制御するための処理である特電開始処理(ステップS309)と、特電入賞装置53の開放中の状態を制御するための処理である特電開放中処理(ステップS310)と、特電入賞装置53の閉鎖中の状態を制御するための処理である特電閉鎖中処理(ステップS311)と、開閉実行モードのエンディング及び開閉実行モード終了時の遊技状態の移行を制御するための処理である特電終了処理(ステップS312)と、が設定されている。
このような処理構成において、特図特電カウンタは、上記複数種類の処理のうちいずれを実行すべきであるかを主側MPU83にて把握するためのカウンタであり、特図特電アドレステーブルには、特図特電カウンタの数値情報に対応させて、上記複数種類の処理を実行するためのプログラムの開始アドレスが設定されている。
この場合、開始アドレスSA0は、特図変動開始処理(ステップS306)を実行するためのプログラムの開始アドレスであり、開始アドレスSA1は、特図変動中処理(ステップS307)を実行するためのプログラムの開始アドレスであり、開始アドレスSA2は、特図確定中処理(ステップS308)を実行するためのプログラムの開始アドレスであり、開始アドレスSA3は、特電開始処理(ステップS309)を実行するためのプログラムの開始アドレスであり、開始アドレスSA4は、特電開放中処理(ステップS310)を実行するためのプログラムの開始アドレスであり、開始アドレスSA5は、特電閉鎖中処理(ステップS311)を実行するためのプログラムの開始アドレスであり、開始アドレスSA6は、特電終了処理(ステップS312)を実行するためのプログラムの開始アドレスである。
特図特電カウンタは、現状格納されている数値情報に対応した処理を終了した場合に当該数値情報を更新すべき条件が成立していることを契機として、その次の処理回における特図特電制御処理にて実行される処理に対応させて、1加算、1減算又は「0」クリアされる。したがって、各処理回における特図特電制御処理では、特図特電カウンタにセットされている数値情報に応じた処理を実行すればよいこととなる。なお、特図特電カウンタは、初期値として0が設定されている。
ステップS304の処理を実行した後は、ステップS305にて、ステップS304にて取得した開始アドレスの示す処理にジャンプする処理を実行する。具体的には、取得した開始アドレスがSA0である場合にはステップS306の特図変動開始処理にジャンプし、取得した開始アドレスがSA1である場合にはステップS307の特図変動中処理にジャンプし、取得した開始アドレスがSA2である場合にはステップS308の特図確定中処理にジャンプし、取得した開始アドレスがSA3である場合にはステップS309の特電開始処理にジャンプし、取得した開始アドレスがSA4である場合にはステップS310の特電開放中処理にジャンプし、取得した開始アドレスがSA5である場合にはステップS311の特電閉鎖中処理にジャンプし、取得した開始アドレスがSA6である場合にはステップS312の特電終了処理にジャンプする。ステップS306〜ステップS312のいずれかの処理を実行した場合には、本特図特電制御処理を終了する。以下、ステップS306〜ステップS312の処理について個別に説明する。
<特図変動開始処理>
まずステップS306の特図変動開始処理について、図15のフローチャートを参照しながら説明する。
まずステップS401にて、特図保留エリア85bに保留情報が記憶されているか否かを判定する。ステップS401にて否定判定をした場合にはそのまま本特図変動開始処理を終了し、ステップS401にて肯定判定をした場合にはステップS402に進む。
ステップS402では、データ設定処理を実行する。データ設定処理では、保留用エリアREの第1保留エリアRE1に格納されたデータを実行エリアAEに移動する。その後、保留用エリアREの各保留エリアRE1〜RE4に格納されたデータをシフトさせる処理を実行する。このデータシフト処理は、第1保留エリアRE1〜第4保留エリアRE4に格納されているデータを下位エリア側に順にシフトさせる処理であって、第1保留エリアRE1のデータをクリアするとともに、第2保留エリアRE2→第1保留エリアRE1、第3保留エリアRE3→第2保留エリアRE2、第4保留エリアRE4→第3保留エリアRE3といった具合に各エリア内のデータがシフトされる。この際、保留エリアのデータのシフトが行われたことを音声発光制御装置91に認識させるためのシフト時コマンドを出力対象として設定して送信する構成としてもよい。
続くステップS403では、当否判定処理を実行する。当否判定処理では、まず当否抽選モードが高確率モードであるか否かを判定する。高確率モードである場合には主側ROM84に設けられた高確率モード用の当否テーブルを参照して、実行エリアAEに格納された情報のうち当否判定用の情報、すなわち当たり乱数カウンタC1から取得した数値情報が高確率用の大当たり数値情報と一致しているか否かを判定する。また、低確率モードである場合には主側ROM84に設けられた低確率モード用の当否テーブルを参照して、実行エリアAEに格納されている当たり乱数カウンタC1から取得した数値情報が低確率用の大当たり数値情報と一致しているか否かを判定する。
続くステップS404では、ステップS403における当否判定処理の結果が大当たり当選結果であるか否かを判定する。大当たり当選結果である場合には、ステップS405にて振分判定処理を実行する。振分判定処理では、実行エリアAEに格納された情報のうち振分判定用の情報、すなわち大当たり種別カウンタC2から取得した数値情報を把握する。そして、主側ROM84に設けられた振分テーブルを参照して、上記把握した大当たり種別カウンタC2の数値情報がいずれの大当たり結果に対応しているのかを特定する。具体的には、低確大当たり結果、明示高確大当たり結果及び最有利大当たり結果のうちいずれの大当たり結果に対応しているのかを特定する。
続くステップS406では、大当たり結果用の停止結果設定処理を実行する。具体的には、今回の変動開始に係る遊技回において特図表示部62aに最終的に停止表示させる絵柄の態様の情報を、主側ROM84に予め記憶されている大当たり結果用の停止結果テーブルから特定し、その特定した情報を主側RAM85に記憶する。この大当たり結果用の停止結果テーブルには、特図表示部62aに停止表示される絵柄の態様の情報が、大当たり結果の種類毎に相違させて設定されている。
なお、停止表示される絵柄の種類の情報は、大当たり種別カウンタC2の値に応じて定められる。この場合、各大当たり結果に1対1で対応させて絵柄の態様が設定されていてもよく、各大当たり結果に対して複数種類の絵柄の態様が設定されていてもよい。
続くステップS407では、振分判定結果に対応したフラグセット処理を実行する。具体的には、主側RAM85には各大当たり結果の種類に対応したフラグが設けられており、ステップS407では、それら各大当たり結果の種類に対応したフラグのうち、ステップS405の振分判定結果に対応したフラグに「1」をセットする。
一方、ステップS404にて、大当たり当選結果ではないと判定した場合には、ステップS408にて、外れ結果用の停止結果設定処理を実行する。具体的には、今回の変動開始に対応する遊技回において特図表示部62aに最終的に停止表示させる絵柄の態様の情報を、主側ROM84に予め記憶されている外れ結果用の停止結果テーブルから特定し、その特定した情報を主側RAM85に記憶する。この場合に選択される絵柄の態様の情報は、大当たり結果の場合に選択される絵柄の態様の情報とは異なっている。
ステップS407及びステップS408のいずれかの処理を実行した後は、ステップS409にて、表示継続時間の取得処理を実行する。当該取得処理では、現状の遊技状態、当否判定処理の結果、振分判定処理の結果、リーチ表示の有無、保留情報の数、及び変動種別カウンタCSの値に応じて、今回の遊技回における表示継続時間の情報を取得する。
ステップS409にて表示継続時間の取得処理を実行した後は、ステップS410に進み上記ステップS409にて取得した表示継続時間の情報を、特図特電タイマカウンタにセットする。当該タイマカウンタにセットされた数値情報の更新は、既に説明したタイマ更新処理(図13)にて実行される。ちなみに、遊技回用の演出として特図表示部62aにおける絵柄の変動表示と図柄表示装置61における図柄の変動表示とが行われるが、これらの各変動表示が終了される場合にはその遊技回の停止結果が表示された状態(図柄表示装置61では有効ライン上に所定の図柄の組合せが停留表示された状態)で最終停止時間に亘って最終停止表示される。この場合に、ステップS409にて取得される表示継続時間は1遊技回分のトータル時間に対して最終停止時間を差し引いた時間となっている。
続くステップS411では、変動用コマンド及び種別コマンドを音光側MPU93に送信する。変動用コマンドは、2バイトのデータ構成となっており、当該2バイトのデータには、当否判定処理の結果に対応したデータと、振分判定処理の結果に対応したデータと、表示継続時間に対応したデータとが含まれている。具体的には、2バイトのデータのうち上位4ビットのデータにより、自身が変動用コマンドであることを示すための識別用データが設定されており、次の4ビットのデータにより、当否判定処理及び振分判定処理の結果に対応した抽選結果用データが設定されており、残りの8ビットのデータにより、表示継続時間に対応した時間用データが設定されている。したがって、音光側MPU93では、変動用コマンドを受信した場合、上記識別用データから変動用コマンドであることを認識し、上記抽選結果用データから当否判定処理の結果及び振分判定処理の結果を認識し、上記時間用データから今回の遊技回の表示継続時間を認識する。ここで、主側MPU83では、リーチが発生するか否かによって異なる表示継続時間を選択するため、変動用コマンドにリーチ発生の有無の情報が含まれていなかったとしても、音光側MPU93では表示継続時間の情報からリーチ発生の有無を特定することは可能である。この点、変動用コマンドには、リーチ発生の有無を示す情報が含まれているとも言える。なお、変動用コマンドにリーチ発生の有無を直接示す情報が含まれていてもよい。
種別コマンドは、2バイトのデータ構成となっており、当該2バイトのデータには、当否判定処理の結果に対応したデータと、振分判定処理の結果に対応したデータと、当否抽選モードの種類に対応したデータと、高頻度サポートモードの残り継続回数に対応したデータとが含まれている。具体的には、2バイトのデータのうち上位4ビットのデータにより、自身が種別コマンドであることを示すための識別用データが設定されており、次の4ビットのデータにより、当否判定処理及び振分判定処理の結果に対応した抽選結果用データが設定されており、残りの8ビットのデータにより、当否抽選モードの種類に対応したデータ及び高頻度サポートモードの残り継続回数に対応した継続回数用データが設定されている。したがって、音光側MPU93では、種別コマンドを受信した場合、上記識別用データから種別コマンドであることを認識し、上記抽選結果用データから当否判定処理の結果及び振分判定処理の結果を認識し、上記継続回数用データから当否抽選モードの種類及び高頻度サポートモードの残り継続回数を認識する。
ここで、変動用コマンド及び種別コマンドの両方に、当否判定処理の結果及び振分判定処理の結果に対応したデータが含まれている。したがって、音光側MPU93では、変動用コマンドに含まれる上記抽選結果用データと、種別コマンドに含まれる上記抽選結果用データとを照合することにより、変動用コマンド及び種別コマンドの受信に関してノイズなどの通信異常が発生していないか否かを特定することが可能となる。そして、両方の抽選結果用データが一致している場合には、それら変動用コマンド及び種別コマンドの内容に対応した演出用の制御を実行し、両方の抽選結果用データが一致していない場合には、それを報知することが可能となる。ちなみに、後者の場合、音光側MPU93では、当該遊技回において通信異常に対応した遊技回用演出が実行されるようにしてもよく、例えば当該遊技回用演出では、当否判定処理及び振分判定処理の結果に関係なく、図柄表示装置61において確実に完全外れに対応した図柄の組合せが停止表示されるようにしてもよい。この場合、当該遊技回用演出を、変動用コマンドに含まれる時間用データに対応した表示継続時間に亘って行う構成としてもよく、次回の変動用コマンド及び種別コマンドを受信するまで継続させる構成としてもよい。
ステップS411の処理を実行した後は、ステップS412にて特図表示部62aにおける絵柄の変動表示を開始させる。続くステップS413では、特図特電カウンタを1加算する。この場合、特図変動開始処理が実行される場合における特図特電カウンタの数値情報は「0」であるため、ステップS413の処理が実行された場合には特図特電カウンタの数値情報は「1」となる。その後、本特図変動開始処理を終了する。
<特図変動中処理>
次に、特図特電制御処理(図14)におけるステップS307の特図変動中処理について説明する。
特図変動中処理では、遊技回の継続時間中であって、最終停止表示前のタイミングであるか否かを判定し、最終停止表示前であれば特図表示部62aにおける絵柄の表示態様を規則的に変化させるための処理を実行する。この規則的な変化は、最終停止表示を開始させるタイミングとなるまで継続される。また、この規則的な変化は、当たり結果となるか否か及びリーチ表示が発生するか否かに関係なく、一定の態様で行われる。
また、最終停止表示させるタイミングとなるまで特図変動中処理にて待機するのではなく、最終停止表示させるタイミングではない場合には上記規則的に変化させるための処理を実行した後に、本特図変動中処理を終了する。したがって、遊技回用の演出が開始された後は、最終停止表示させるタイミングとなるまで、特図特電制御処理が起動される度に特図変動中処理が起動される。また、最終停止表示させるタイミングとなった場合には、図柄表示装置61にて今回の遊技回の停止結果を最終停止表示させるために、最終停止コマンドを音光側MPU93に送信するとともに、特図表示部62aにおける絵柄の表示態様を今回の遊技回の抽選結果に対応した表示態様とする。また、遊技回の最終停止時間(0.5sec)の情報を主側ROM84から読み出し、特図特電タイマカウンタにセットする。そして、特図特電カウンタの値を1加算することで、当該カウンタの値を特図変動中処理に対応したものから特図確定中処理に対応したものに更新する。
<特図確定中処理>
次に、特図特電制御処理(図14)におけるステップS308の特図確定中処理について説明する。
特図確定中処理では、今回の遊技回の最終停止時間が経過していない場合にはそのまま本特図確定中処理を終了し、今回の遊技回の最終停止時間が経過している場合には、今回の遊技回の契機となった当否判定の結果が外れ結果であれば、特図特電カウンタの値を「0」クリアした後に本特図確定中処理を終了し、今回の遊技回の契機となった当否判定の結果がいずれかの大当たり結果であれば、開閉実行モード移行用の処理を実行する。
開閉実行モード移行用の処理では、主側ROM84に予め記憶されているオープニング時間(例えば4sec)の情報を読み出し、そのオープニング時間の情報を特図特電タイマカウンタにセットする。ちなみに、当該オープニング時間は、開閉実行モードへの移行契機となった遊技結果の種類に関係なく一定となっている。また、オープニングコマンドを音光側MPU93に送信する。オープニングコマンドは、音光側MPU93に対して開閉実行モード用の演出を開始させるタイミングであることを認識させるためのコマンドである。オープニングコマンドには、開閉実行モードの契機となった遊技結果が各種大当たり結果のうちいずれであるかを示す情報も含まれる。したがって、音光側MPU93は、開閉実行モードの契機となった遊技結果に対応した態様で、開閉実行モードの演出を実行させることが可能となる。さらに、特図特電カウンタを1加算する。この場合、特図確定中処理が実行される場合における特図特電カウンタの値は「2」であるため、特図特電カウンタの値は「3」となる。その後、本特図確定中処理を終了する。
<特電開始処理>
次に、特図特電制御処理(図14)におけるステップS309の特電開始処理について説明する。
特電開始処理では、今回の開閉実行モードにおけるオープニング時間が経過したか否かを判定し、経過している場合には、主側RAM85に設けられたラウンドカウンタに15をセットするとともに、主側RAM85に設けられた入賞カウンタに10をセットする。ラウンドカウンタは、開閉実行モードにおいて残りのラウンド遊技の回数を主側MPU83にて特定するためのカウンタであり、入賞カウンタは、一のラウンド遊技又は一の開閉数規定モードにおいて、上限個数の遊技球の入賞が発生したか否かを主側MPU83にて特定するためのカウンタである。そして、大当たり結果に対応した開放継続時間を特図特電タイマカウンタにセットするとともに、特電入賞装置53を開放状態とする。また、特電入賞装置53を開放状態とした場合には、開放コマンドを音光側MPU93に送信する。音光側MPU93は、当該開放コマンドを受信することにより、開閉実行モード中の演出をそれに合わせて切り換えるための制御を実行する。特電入賞装置53を開放状態とした後は、特図特電カウンタを1加算し、本特電開始処理を終了する。この場合、特電開始処理が実行される場合における特図特電カウンタの値は「3」であるため、1加算後は「4」となる。
<特電開放中処理>
次に、特図特電制御処理(図14)におけるステップS310の特電開放中処理について説明する。
特電開放中処理では、1のラウンド遊技の終了条件が成立しているか否かを判定し、当該終了条件が成立している場合には特電入賞装置53を閉鎖状態とするとともに、閉鎖コマンドを音光側MPU93に送信する。また、1減算後のラウンドカウンタの値が「0」となっているか否かを判定し、「0」となっていない場合には、特図特電タイマカウンタに閉鎖時間をセットする。当該閉鎖時間は、開閉実行モードへの移行契機となった遊技結果の種類に関係なく一定となっており、具体的には遊技球の発射周期よりも長い1secとなっている。また、特電入賞装置53を閉鎖状態とした場合には、ラウンドカウンタの値が「0」であるか否かに関係なく、特図特電カウンタを1加算する。この場合、特電開放中処理が実行される場合における特図特電カウンタの値は「4」であるため、1加算後は「5」となる。
<特電閉鎖中処理>
次に、特図特電制御処理(図14)におけるステップS311の特電閉鎖中処理について説明する。
特電閉鎖中処理では、ラウンドカウンタが「0」であるか否かを判定する。「0」ではない場合には、閉鎖時間が経過したか否かを判定する。閉鎖時間が経過していない場合にはそのまま本特電閉鎖中処理を終了し、閉鎖時間が経過している場合には、特電入賞装置53を開放状態とするとともに、今回の開閉実行モードの実行契機となった当たり結果に対応した開放継続時間を特図特電タイマカウンタにセットする。また、特電入賞装置53を開放状態とした場合には、開放コマンドを音光側MPU93に送信する。その後、特図特電カウンタを1減算した後に、本特電閉鎖中処理を終了する。この場合、特電閉鎖中処理が実行される場合における特図特電カウンタの値は「5」であるため、1減算後は「4」となる。
一方、ラウンドカウンタが「0」である場合には、エンディングコマンドを音光側MPU93に送信する。エンディングコマンドは、音光側MPU93にエンディング用の演出を開始させるタイミングであることを認識させるためのコマンドである。エンディングコマンドには、開閉実行モードの契機となった遊技結果が各種大当たり結果のうちいずれであるかを示す情報も含まれる。したがって、音光側MPU93は、開閉実行モードの契機となった遊技結果に対応させた態様で、エンディング演出を実行させることが可能となる。また、主側ROM84に予め記憶されているエンディング時間(例えば6sec)の情報を読み出し、そのエンディング時間の情報を、特図特電タイマカウンタにセットする。ちなみに、当該エンディング時間は、開閉実行モードへの移行契機となった遊技結果の種類に関係なく一定となっている。その後、特図特電カウンタを1加算した後に、本特電閉鎖中処理を終了する。この場合、特電閉鎖中処理が実行される場合における特図特電カウンタの値は「5」であるため、1加算後は「6」となる。
<特電終了処理>
次に、特図特電制御処理(図14)におけるステップS312の特電終了処理について説明する。
特電終了処理では、エンディング時間が経過したか否かを判定し、エンディング時間が経過していない場合にはそのまま本特電終了処理を終了する。エンディング時間が経過している場合には、開閉実行モード後の当否抽選モード及びサポートモードの内容を、今回の開閉実行モードへの移行契機となった大当たり結果の種類に対応した内容に設定し、さらに特図特電カウンタを「0」クリアした後に、本特電終了処理を終了する。
<入賞検知処理>
次に、タイマ割込み処理(図13)のステップS209にて実行される入賞検知処理について、図16のフローチャートを参照しながら説明する。
当該入賞検知処理では、ステップS501にて、第1作動口54への入賞が発生しているか否かを判定する。入賞が発生している場合には、ステップS502に進み、主側RAM85に設けられた第1作動口入賞フラグに「1」をセットする。第1作動口入賞フラグは、第1作動口54への入賞が発生したことを特定するためのフラグである。そして、ステップS503にて、主側RAM85の賞球用カウンタエリア85dに設けられた3個賞球用カウンタを1加算する。
ここで、賞球用カウンタエリア85dには、3個賞球用カウンタ以外にも、1個賞球用カウンタと、10個賞球用カウンタと、15個賞球用カウンタとが設けられている。本パチンコ機10には既に説明したように、賞球用入球部として、一般入賞口52、特電入賞装置53、第1作動口54及び第2作動口55が設けられている。そして、一般入賞口52への入賞が発生した場合には10個の賞球が発生し、特電入賞装置53への入賞が発生した場合には15個の賞球が発生し、第1作動口54への入賞が発生した場合には3個の賞球が発生し、第2作動口55への入賞が発生した場合には1個の賞球が発生する。この場合に、15個賞球用カウンタは、特電入賞装置53への入賞に対する15賞球をあと何回行うのかを示すデータを記憶するものである。10個賞球用カウンタは、一般入賞口52への入賞に対する10個賞球をあと何回行うのかを示すデータを記憶するものである。3個賞球用カウンタは、第1作動口54への入賞に対する3個賞球をあと何回行うのかを示すデータを記憶するものである。1個賞球用カウンタは、第2作動口55への入賞に対する1個賞球をあと何回行うのかを示すデータを記憶するものである。
各賞球用カウンタは、それぞれ1バイトで構成されている。したがって、各賞球用カウンタは、256の数値情報をとり得ることができ、賞球の未実施回数をそれぞれ最大で255回まで覚えることが可能となっている。
ステップS501にて否定判定をした場合、又はステップS503の処理を実行した場合には、ステップS504にて、第2作動口55への入賞が発生しているか否かを判定する。入賞が発生している場合には、ステップS505に進み、主側RAM85に設けられた第2作動口入賞フラグに「1」をセットする。第2作動口入賞フラグは、第2作動口55への入賞が発生したことを特定するためのフラグである。そして、ステップS506にて、賞球用カウンタエリア85dの1個賞球用カウンタを1加算する。
ステップS504にて否定判定をした場合、又はステップS506の処理を実行した場合には、ステップS507にて、特電入賞装置53への入賞が発生しているか否かを判定する。入賞が発生している場合には、ステップS508に進み、主側RAM85に設けられた特電入賞フラグに「1」をセットする。特電入賞フラグは、特電入賞装置53への入賞が発生したことを特定するためのフラグである。そして、ステップS509にて、賞球用カウンタエリア85dの15個賞球用カウンタを1加算する。
ステップS507にて否定判定をした場合、又はステップS509の処理を実行した場合には、ステップS510にて、スルーゲート56への入賞が発生しているか否かを判定する。入賞が発生している場合には、ステップS511に進み、主側RAM85に設けられたスルーフラグに「1」をセットする。スルーフラグは、スルーゲート56を遊技球が通過したことを特定するためのフラグである。
ステップS510にて否定判定をした場合、又はステップS511の処理を実行した場合には、ステップS512にて、一般入賞口52への入賞が発生しているか否かを判定する。入賞が発生している場合には、ステップS513に進み、賞球用カウンタエリア85dの10個賞球用カウンタを1加算する。
<払出出力処理について>
次に、タイマ割込み処理(図13)のステップS218にて実行される払出出力処理について、図17のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ステップS601では、賞球用カウンタエリア85dにおけるいずれかの賞球用カウンタの値が1以上であるか否かを判定する。いずれの賞球用カウンタの値も「0」である場合には、そのまま本払出出力処理を終了する一方、いずれかの賞球用カウンタの値が1以上である場合には、ステップS602にて、払出側MPU163から送信された賞球許可信号が、賞球コマンドの出力を許可する状態を示すHIレベルであるか否かを判定する。
ここで、本パチンコ機10では、既に説明したように、電源・発射制御基板172の電断時用電源部174からの電力は、主側RAM85に供給されるが、払出側RAM165には供給されない。当該構成とすることにより、既に説明したとおり、電断時用電源部174の小容量化が図られ、それに伴ってパチンコ機10のコストの削減が図られる。
但し、当該構成においては、外部電源からのパチンコ機10への電力供給が停止されると、払出側RAM165に記憶されている情報は全て消去されてしまう(破壊されてしまう)。この場合、従来のパチンコ機のように未払出の賞球数の情報を全て払出側RAM165に記憶しておく構成とすると、未払出の賞球数がある状況でパチンコ機10への電力供給が停止された場合にはその未払出の賞球数の全てが払い出されることなく消去されてしまう。そうすると、遊技者に多大な不利益を及ぼすこととなってしまう。
これに対して、本パチンコ機10では、未払出の賞球情報は基本的に主側RAM85の賞球用カウンタエリア85dに記憶し、主側MPU83は払出側MPU163からHIレベルの賞球許可信号を受信している場合に当該払出側MPU163に対して賞球コマンドを出力する。これにより、未払出の賞球数が多数残っている状況でパチンコ機10への電力供給が停止されたとしても、その際に消去される賞球数を極力少なくすることが可能となる。つまり、賞球許可信号とは、主側MPU83において賞球コマンドの出力タイミングを特定するために、払出側MPU163から主側MPU83に出力される情報である。
払出出力処理(図17)の説明に戻り、ステップS602にて、賞球許可信号がLOWレベルであると判定した場合には、そのまま本払出出力処理を終了する。一方、ステップS602にて、賞球許可信号がHIレベルであると判定した場合には、ステップS603にて賞球コマンドの出力処理を実行した後に、本払出出力処理を終了する。
賞球コマンドの出力処理では、まず主側RAM85の賞球用カウンタエリア85dにおける1個賞球用カウンタエリアの値が「0」か否かを判定し、1以上である場合には1個賞球コマンドを払出側MPU163に送信するとともに1個賞球用カウンタエリアの値を1減算する。その後、1個賞球用カウンタエリアの値が「0」か否かを再度判定し、1以上である場合には再度、1個賞球コマンドを払出側MPU163に送信する。そして、1個賞球用カウンタエリアの値が「0」となるまで当該1個賞球コマンドの送信を繰り返す。1個賞球用カウンタエリアの値が「0」である場合には15個賞球用カウンタエリアの値が「0」か否かを判定し、1以上である場合には15個賞球コマンドを払出側MPU163に送信するとともに15個賞球用カウンタエリアの値を1減算する。15個賞球用カウンタエリアの値が「0」である場合には賞球用カウンタエリア85dにおける10個賞球用カウンタエリアの値が「0」か否かを判定し、1以上である場合には10個賞球コマンドを払出側MPU163に送信するとともに10個賞球用カウンタエリアの値を1減算する。10個賞球用カウンタエリアの値が「0」である場合には、3個賞球コマンドを払出側MPU163に送信するとともに3個賞球用カウンタエリアの値を1減算する。
<払出側MPU163にて実行される各種処理について>
次に、払出側MPU163にて遊技球を払い出すために実行される各種処理を説明する。かかる払出側MPU163の処理としては大別して、電源投入に伴い起動されるメイン処理と、定期的に(本パチンコ機10では2msec周期で)起動されるタイマ割込み処理とがある。
<メイン処理>
まず、図18のフローチャートを参照しながら、払出側MPU163におけるメイン処理を説明する。
ステップS701では、払出側の電源投入ウェイト処理を実行する。払出側の電源投入ウェイト処理の詳細については後述するが、例えばメイン処理が起動されてから2secが経過するまで次の処理に進行することなく待機する。続くステップS702にてCPU周辺デバイスの初期設定を行う。その後、ステップS703にて割込みを許可する。そして、電源が完全に遮断して処理が実行できなくなるまで、ステップS703の処理を繰り返し実行する。
<払出側MPU163にて実行されるタイマ割込み処理について>
次に、払出側MPU163にて遊技球の払出を行うために実行されるタイマ割込み処理について、図19のフローチャートを参照しながら説明する。タイマ割込み処理は、電源投入に伴い起動されるメイン処理に対して、予め定められた周期(例えば2msec)で割り込んで実行されるものである。
まずステップS801では下皿34が満タン状態であるか否かを監視するための満タン用処理を実行し、続くステップS802ではタンク121が球無し状態であるか否かを監視するための球無用処理を実行する。
続くステップS803では、払出装置124において払出異常が発生しているか否かを監視するための払出異常監視処理を実行する。当該払出異常監視処理では、払出モータ137を駆動しているにも関わらず、所定期間に亘って払出球検知センサ138にて遊技球を検知しなかった場合に、検知異常状態としてリトライ動作を行わせる。具体的には、払出モータ137を120step進ませるための駆動信号を出力したにも関わらず払出球検知センサ138にて遊技球を検知しなかった場合にはリトライ動作を行う。そして、リトライ動作により払出球検知センサ138にて遊技球を検知した場合にはそのままステップS804以降の処理を実行する。一方、リトライ動作を行っても払出球検知センサ138にて遊技球を検知しなかった場合には払出異常状態に設定するとともに、払出異常コマンドを主側MPU83に送信し、さらに払出異常の報知設定を実行する。払出異常コマンドは1バイトのデータ構成となっており、主側MPU83は当該払出異常コマンドを受信した場合には報知系のコマンドであることを示す上位1バイトのデータを付加した状態で当該払出異常コマンドを音光側MPU93に送信する。これにより、表示発光部23、スピーカ部26及び図柄表示装置61にて、払出異常状態であることを示す報知が実行される。払出異常の報知設定では、払出制御基板162の状態表示部161aにおける表示内容を払出異常に対応した状態とする。この払出異常の報知は、払出制御基板162の状態復帰スイッチ161bが20msec操作され且つその後に払出球検知センサ138にて遊技球を検知した場合に解除される。
ステップS803の処理を実行した後は、ステップS804にて本体枠13が開放状態であるか否かを監視するための本体枠開放監視処理を実行し、さらにステップS805にて前扉枠14が開放状態であるか否かを監視するための前扉枠開放監視処理を実行する。
その後、ステップS806にてコマンド読込処理を実行する。当該コマンド読込処理では、主側MPU83が送信した賞球コマンドを読み込む処理を実行する。そして、その賞球コマンドを、払出側RAM165に設けられた賞球コマンド格納エリア165aに格納する。
続くステップS807では受信した賞球コマンドに対応する個数の遊技球の払い出しを実行するのに必要なデータ設定を行うための賞球設定処理を実行し、続くステップS808では払出装置124を通じた遊技球の払い出しの実行制御を行うための払出制御処理を実行し、さらにステップS809にて主側MPU83に対する賞球許可信号の出力設定を行うための賞球許可信号設定処理を実行した後に、本タイマ割込み処理を終了する。
以下、ステップS801〜ステップS805及びステップS807〜ステップS809の処理内容を詳細に説明する。
<満タン用処理>
図20のフローチャートを参照しながら、タイマ割込み処理(図19)におけるステップS801の満タン用処理について説明する。
満タン用処理では、まずステップS901にて、満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号を受信しているか否かを判定する。ステップS901にて肯定判定をした場合には、ステップS902にて、払出側RAM165に設けられた第2満タンカウンタの値を「0」クリアする。第2満タンカウンタは満タン検知センサ147からLOWレベルの満タン検知信号を継続して受信している期間を計測するためのカウンタである。
続くステップS903にて、払出側RAM165に設けられた第1満タンカウンタの値を1加算する。第1満タンカウンタは、満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号を継続して受信している期間を計測するためのカウンタである。
続くステップS904では、払出側RAM147に設けられた電源投入後フラグに「1」がセットされているか否かを判定する。電源投入後フラグは、払出側MPU163への動作電力の供給が開始された後において満タン検知センサ147がLOWレベルであることが確認された後の状態であるか否かを払出側MPU163にて特定するためのフラグである。
電源投入後フラグに「1」がセットされていない場合にはステップS905にて、払出側RAM165の第1満タンカウンタの値が「125」となっているか否かを判定する。第1満タンカウンタの値は、満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号を受信している場合には2msec周期で1加算されるため、ステップS905ではHIレベルの満タン検知信号を継続して約250msecに亘って受信したか否かを判定する。
ステップS905にて肯定判定をした場合には、ステップS906にて、払出側RAM165に設けられた満タン低速フラグに「1」をセットした後に、本満タン用処理を終了する。払出側MPU163における払出モータ137の駆動状態として通常状態と低速状態とが存在している。通常状態は、払出モータ137の払出速度が通常速度に設定される状態であり、この場合、60msec間隔で1個の遊技球が払い出されることとなる。一方、低速状態は、払出モータ137の払出速度が低速度に設定される状態であり、この場合、800msec間隔で1個の遊技球が払い出されることとなる。満タン低速フラグは、下皿34が満タン状態となっている可能性がある状況で、払出モータ137の駆動状態を低速状態に設定していることを払出側MPU163にて特定するためのフラグである。
ステップS905にて否定判定をした場合には、ステップS907にて、払出側RAM165の第1満タンカウンタの値が「250」となっているか否かを判定する。第1満タンカウンタの値は、既に説明したとおり満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号を受信している場合には2msec周期で1加算されるため、ステップS907ではHIレベルの満タン検知信号を継続して約500msecに亘って受信したか否かを判定する。
ステップS907にて否定判定をした場合にはそのまま本満タン用処理を終了し、ステップS907にて肯定判定をした場合にはステップS908に進む。ステップS908では、払出側RAM165に設けられた満タンフラグに「1」をセットするとともに、主側MPU83に向けて満タン状態コマンドを送信し、さらに満タン異常の報知設定を実行した後に、本満タン用処理を終了する。満タンフラグは、下皿34が満タン状態であり遊技球の払い出しを停止している状態であることを払出側MPU163にて特定するためのフラグである。満タン状態コマンドは、下皿34が満タン状態であることを報知すべきことを指示するためのコマンドである。満タン異常の報知設定では、払出制御基板162の状態表示部161aにおける表示内容を満タン異常に対応した状態とする。
電源投入後フラグに「1」がセットされておりステップS904にて肯定判定をした場合には、ステップS909にて、払出側RAM165の第1満タンカウンタの値が「4」となっているか否かを判定する。第1満タンカウンタの値は、既に説明したとおり満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号を受信している場合には2msec周期で1加算されるため、ステップS909ではHIレベルの満タン検知信号を継続して約8msecに亘って受信したか否かを判定する。
ステップS909にて否定判定をした場合には、そのまま本満タン用処理を終了する。ステップS909にて肯定判定をした場合には、ステップS910にて、払出側RAM165の満タンフラグに「1」をセットするとともに、主側MPU83に満タン状態コマンドを送信し、さらに満タン異常の報知設定を実行した後に、本満タン用処理を終了する。
一方、ステップS901にて否定判定をした場合には、ステップS911にて、払出側RAM165の電源投入後フラグを「0」クリアする。また、ステップS912にて、払出側RAM165の第1満タンカウンタを「0」クリアし、ステップS913にて、払出側RAM165の満タン低速フラグを「0」クリアする。
続くステップS914では、払出側RAM165の第2満タンカウンタの値を1加算する。その後、ステップS915にて、1加算後の第2満タンカウンタの値が「1000」となっているか否かを判定する。第2満タンカウンタの値は、満タン検知センサ147からLOWレベルの満タン検知信号を受信している場合には2msec周期で1加算されるため、ステップS906ではLOWレベルの満タン検知信号を継続して約2000msecに亘って受信したか否かを判定している。
ステップS915にて否定判定をした場合にはそのまま本満タン用処理を終了し、ステップS915にて肯定判定をした場合にはステップS916にて、払出側RAM165の満タンフラグを「0」クリアするとともに、主側MPU83に向けて満タン解除コマンドを送信し、さらに満タン異常の報知解除を実行した後に、本満タン用処理を終了する。満タン解除コマンドは、下皿34が満タン状態であることが報知されている状態を解除するためのコマンドである。満タン異常の報知解除では、払出制御基板162の状態表示部161aにおける満タン異常に対応した表示内容を解除し、初期状態の内容に変更する。
<下皿34が満タン状態である場合の動作>
次に、下皿34が満タン状態である場合の動作の様子について、図21のタイムチャートを参照しながら説明する。図21(a)は払出側MPU163が起動状態である期間を示し、図21(b)は満タン検知センサ147の検知期間を示し、図21(c)は払出モータ137の駆動状態を示し、図21(d)は満タン状態の設定期間を示す。
まず、払出側MPU163への動作電力の供給が開始された直後ではない通常状態である場合について説明する。
払出側MPU163が起動状態である状況のt1のタイミングで、図21(b)に示すように、満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号の出力が開始される。その後、満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号の出力が継続されている状況であるt2のタイミングで、満タン低速状態への設定契機となる継続期間T1が経過することで、図21(c)に示すように、払出モータ137の駆動状態が通常状態から低速状態に切り換えられる。
上記のように満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号を継続して受信している期間が満タン状態への設定に対応した期間となっていなくても、低速状態への設定に対応した期間となった場合に払出モータ137を低速状態に設定するのは以下の理由による。すなわち、満タン検知センサ147は遊技球を検知している間は継続してHIレベルの満タン検知信号を出力する構成であるため、連続して払い出される遊技球の間隔が狭くなると、満タン検知センサ147から見ると、1の遊技球の検知期間の終期が次の遊技球の検知期間の始期よりも後となる。そうすると、下皿34が満タン状態となっていないにも関わらず満タン検知センサ147から継続してHIレベルの満タン検知信号が出力されることとなる。そして、この状態が継続すると下皿34が満タン状態であると特定されてしまう。これに対して、上記のとおり、払出モータ137を低速状態に切り換えることで、下皿34に向けて排出される遊技球の間隔が広くなる。より詳細には、この間隔は満タン検知センサ147の検知範囲を越える間隔となる。よって、継続されていた満タン検知信号の出力が途切れるため、下皿34が満タン状態となっていないにも関わらず満タン状態となっていると特定されることを防止することができる。
その後、t3のタイミングで、図21(b)に示すように、満タン検知センサ147から出力される満タン検知信号の出力レベルがHIレベルからLOWレベルに切り換えられる。これにより、図21(c)に示すように、払出モータ137の駆動状態が低速状態から通常状態に復帰される。
つまり、満タン検知センサ147から継続してHIレベルの満タン検知信号が出力されている状況下において払出モータ137を低速状態に変更することでHIレベルの満タン検知信号の出力が途切れた場合には、即座に払出モータ137の駆動状態が通常状態に復帰される。これにより、払出モータ137の払出速度を必要に応じて低速度に変更するようにした構成において、遊技球の払出に要する時間が極端に長くなることが防止される。
その後、t4のタイミングで、図21(b)に示すように、満タン検知センサ147からのHIレベルの満タン検知信号の出力が再開される。その後、満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号の出力が継続されている状況であるt5のタイミングで、満タン低速状態への設定契機となる継続期間T1が経過することで、図21(c)に示すように、払出モータ137の駆動状態が通常状態から低速状態に切り換えられる。
また、満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号の出力が継続されている状況であるt6のタイミングで、満タン状態の設定契機となる継続期間T2が経過することで、図21(d)に示すように満タン状態に設定され、図21(c)に示すように払出モータ137の駆動が停止される。
その後、t7のタイミングで、図21(b)に示すように、満タン検知センサ147から出力される満タン検知信号の出力レベルがHIレベルからLOWレベルに切り換えられる。そして、このLOWレベルの出力状態が継続され、t8のタイミングで解除継続期間T3が経過することで、図21(d)に示すように満タン状態が解除され、図21(c)に示すように払出モータ137の駆動状態が停止状態から通常状態に復帰される。
次に、払出側MPU163への動作電力の供給が開始された直後である場合について説明する。
図21(a)に示すように、t9のタイミングで払出側MPU163が起動状態となる。また、当該t9のタイミングで、図21(b)に示すように、満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号の出力が開始される。その後、満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号の出力が継続されている状況であるt10のタイミングで、電源投入直後において満タン状態への設定契機となる継続期間T4(T4<T1<T2)が経過することで、図21(d)に示すように満タン状態に設定され、図21(c)に示すように払出モータ137の駆動が停止される。
上記のとおり払出側MPU163への動作電力の供給が開始された直後は、下皿34が満タン状態であると判定されるのに要するHIレベルの満タン検知信号の継続期間が、動作電力の供給が開始された直後ではない通常状態の場合に比べて短くなる。より具体的には、当該継続期間は上記のとおり8msecであるため、払出モータ137の駆動状態が通常状態に設定されている場合における遊技球の払出周期である60msecよりも短い期間となる。これにより、下皿34が満タン状態である状況で払出側MPU163への動作電力の供給が開始された場合には、払出モータ137の駆動が停止されるまでに払い出される遊技球の個数は最大で1個となる。本パチンコ機10では、満タン検知センサ147が裏パックユニット15の遊技球分配部125に設けられているため、満タン検知センサ147の検知範囲が払出装置124に対して近い位置に存在している。この場合に、上記のとおり、下皿34が満タン状態である状況で払出側MPU163への動作電力の供給が開始された場合には、早期に遊技球の払い出しを停止させることで、払出装置124の位置まで遊技球が連なってしまうといった不都合の発生を防止することが可能となる。その一方、動作電力の供給が開始された直後ではない通常状態においては下皿34が満タン状態であると判定されるのに要する期間を長く確保することで、下皿34が満タン状態ではないにも関わらず遊技球の払い出しが停止されてしまう事象が頻繁に発生することを防止することが可能となる。
その後、t11のタイミングで、図21(b)に示すように、満タン検知センサ147から出力される満タン検知信号の出力レベルがHIレベルからLOWレベルに切り換えられる。そして、このLOWレベルの出力状態が継続され、t12のタイミングで解除継続期間T3が経過することで、図21(d)に示すように満タン状態が解除され、図21(c)に示すように払出モータ137の駆動状態が停止状態から通常状態に復帰される。
<球無用処理>
次に、図22のフローチャートを参照しながら、タイマ割込み処理(図19)におけるステップS802の球無用処理について説明する。
球無用処理ではまずステップS1001にて、球無検知センサ123aからHIレベルの球無検知信号を受信しているか否かを判定する。ステップS1001にて肯定判定をした場合には、ステップS1002にて、払出側RAM165に設けられた第2球無カウンタの値を「0」クリアする。第2球無カウンタは、球無検知センサ123aからLOWレベルの球無検知信号を継続して受信している期間を計測するためのカウンタである。
続くステップS1003にて、払出側RAM147に設けられた第1球無カウンタの値を1加算する。第1球無カウンタは、球無検知センサ123aからHIレベルの球無検知信号を継続して受信している期間を計測するためのカウンタである。
続くステップS1004では、払出側RAM165の第1球無カウンタの値が「500」となっているか否かを判定する。第1球無カウンタの値は、球無検知センサ123aからHIレベルの球無検知信号を受信している場合には2msec周期で1加算されるため、ステップS1004ではHIレベルの球無検知信号を継続して約1000msecに亘って受信したか否かを判定する。
ステップS1004にて肯定判定をした場合には、ステップS1005にて、払出側RAM165に設けられた球無低速フラグに「1」をセットした後に、本球無用処理を終了する。球無低速フラグは、タンク121が球無状態となっている可能性がある状況で、払出モータ137の駆動状態を低速状態に設定していることを払出側MPU163にて特定するためのフラグである。
ステップS1004にて否定判定をした場合には、ステップS1006にて、払出側RAM165の第1球無カウンタの値が「5000」となっているか否かを判定する。第1球無カウンタの値は、既に説明したとおり、球無検知センサ123aからHIレベルの球無検知信号を受信している場合には2msec周期で1加算されるため、ステップS1006ではHIレベルの球無検知信号を継続して約10000msecに亘って受信したか否かを判定する。
ステップS1006にて否定判定をした場合にはそのまま本球無用処理を終了し、ステップS1006にて肯定判定をした場合にはステップS1007に進む。ステップS1007では、払出側RAM165に設けられた球無フラグに「1」をセットするとともに、主側MPU83に向けて球無状態コマンドを送信し、さらに球無異常の報知設定を実行した後に、本球無用処理を終了する。球無フラグは、タンク121が球無状態であり遊技球の払い出しを停止している状態であることを払出側MPU163にて特定するためのフラグである。球無状態コマンドは、タンク121が球無状態であることを報知すべきことを指示するためのコマンドである。球無異常の報知設定では、払出制御基板162の状態表示部161aにおける表示内容を球無異常に対応した状態とする。
上記のようにHIレベルの球無検知信号の出力が約1secに亘って継続された場合には払出モータ137の駆動状態を低速状態に切り換え、当該信号の出力状態が約10secに亘って継続された場合に払出モータ137の駆動を停止させるのは以下の理由による。すなわち、タンク121には、球詰まりが発生した際に当該球詰まりを解消すべく、タンク121を振動させるための振動モータが設けられている。球詰まりが重度のものでなければ、振動モータによりタンク121を振動させることで当該球詰まりは解消する。そして、この球詰まりの解消は9sec以内に完了するものと考えられる。
当該事情において、球無検知センサ123aにて遊技球を検知していない期間が第1球無特定基準期間である約1.0secが経過した時点で、払出モータ137の払出速度を低速周期に切り換えることで、払出装置124よりも上流側に待機している遊技球が全てなくなってしまう前のタイミングで球詰まりが解消される可能性が高められる。払出装置124よりも上流側に待機している遊技球が全てなくなってしまうと、再度、タンク121側から払出装置124に向けて遊技球が補充された際に、その遊技球がケースレール123を通じて落下し払出装置124の回転体136に直接衝突することとなり、回転体136の故障の発生等が懸念される。これに対して、上記のように低速状態に切り換えることで、このような不都合が発生する可能性が低減される。
一方、ステップS1001にて否定判定をした場合には、ステップS1008にて、払出側RAM165の第1球無カウンタを「0」クリアし、ステップS1009にて、払出側RAM165の球無低速フラグを「0」クリアする。
つまり、球無検知センサ123aから継続してHIレベルの球無検知信号が出力されている状況下においてHIレベルの球無検知信号の出力が途切れた場合には、即座に払出モータ137の駆動状態が通常状態に復帰される。これにより、払出モータ137の払出速度を必要に応じて低速度に変更するようにした構成において、遊技球の払出に要する時間が極端に長くなることが防止される。
続くステップS1010では、払出側RAM165の第2球無カウンタの値を1加算する。その後、ステップS1011にて、1加算後の第2球無カウンタの値が「1500」となっているか否かを判定する。第2球無カウンタの値は、球無検知センサ123aからLOWレベルの球無検知信号を受信している場合には2msec周期で1加算されるため、ステップS1011ではLOWレベルの球無検知信号を継続して約3000msecに亘って受信したか否かを判定している。
ステップS1011にて否定判定をした場合にはそのまま本球無用処理を終了し、ステップS1011にて肯定判定をした場合にはステップS1012にて、払出側RAM165の球無フラグを「0」クリアするとともに、主側MPU83に向けて球無解除コマンドを送信し、さらに球無異常の報知解除を実行した後に、本球無用処理を終了する。球無解除コマンドは、タンク121が球無状態であることが報知されている状態を解除するためのコマンドである。球無異常の報知解除では、払出制御基板162の状態表示部161aにおける球無異常に対応した表示内容を解除し、初期状態の内容に変更する。
<払出側MPU163における本体枠13及び前扉枠14の開放監視>
次に、払出側MPU163において本体枠13及び前扉枠14の開放監視を行うための構成について説明する。
払出側MPU163における開放監視についての処理構成の説明に先立ち、パチンコ機10からホールコンピュータHCへの外部出力についての構成を説明する。図23(a)はパチンコ機10が多数設置された遊技ホールの電気的な構成の概要を説明するための概略図であり、図23(b)はパチンコ機10に設けられた外部端子板113の正面図である。
図23(a)に示すように、遊技ホールには島設備Sが設けられており、当該島設備Sに多数のパチンコ機10が設置されている。また、島設備Sには、各パチンコ機10に1対1で対応させてデータカウンタDCが設置されている。各データカウンタDCは、対応するパチンコ機10の上方に搭載されており、遊技回の実行回数を表示するための第1表示部DC1と、所定の開閉実行モードの実行回数を表示するための第2表示部DC2とが設けられている。また、第2表示部DC2においては、高確率モード及び高頻度サポートモードの少なくとも一方が継続している状況で発生した開閉実行モードの回数が、例えば点滅表示といった所定の態様で表示され得る。かかる表示がなされることにより、高確率モード及び高頻度サポートモードの少なくとも一方が継続している状況での開閉実行モードの連荘回数を遊技者に認識させることが可能となる。
各パチンコ機10及び各データカウンタDCを管理する管理制御手段として、遊技ホールにはホールコンピュータHCが設けられている。ホールコンピュータHCは、管理プログラムを有する電子演算装置であり、その内部にMPU201が搭載されている。MPU201には、当該MPU201により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータやパチンコ機10から入力した情報等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM203と、を備えている。
ホールコンピュータHCは、各パチンコ機10と電気経路EL1を通じて電気的に接続されているとともに、各データカウンタDCと電気経路EL2を通じて電気的に接続されている。そして、各パチンコ機10から受信した情報に基づく管理処理を実行するとともに、その管理処理の結果に応じた信号を各データカウンタDCに送信する。
ここで、パチンコ機10においてホールコンピュータHCに情報を送信するための構成について、図23(b)を参照しながら詳細に説明する。
図23(b)に示すように、外部端子板113には、複数の外部端子113a〜113hが設けられている。外部端子113a〜113hは合計8個設けられており、ホールコンピュータHCに向けて外部出力する情報の種類が相違している。
具体的には、主側MPU83の当否抽選において大当たり当選となったことに基づく開閉実行モード中であることを示す情報を出力するために用いられる大当たり用の外部端子113aと、サポートモードが高頻度サポートモード中であることを示す情報を出力するために用いられるサポートモード用の外部端子113bと、一の遊技回が終了したことを示す情報を出力するために用いられる遊技回数用の外部端子113cと、所定の不正の発生が検知されたことを示す情報を出力するために用いられる不正報知用の外部端子113dと、所定個数の遊技球が遊技領域PAから排出されたことを示す情報を出力するために用いられるアウト球用の外部端子113eと、所定個数の遊技球の払出が行われたことを示す情報を出力するために用いられる払出個数用の外部端子113fと、本体枠13が開放されていることを示す情報を出力するために用いられる本体開放用の外部端子113gと、前扉枠14が開放されていることを示す情報を出力するために用いられる前扉開放用の外部端子113hと、が含まれている。
主側MPU83は電気経路EL3に含まれる一部の電気配線を利用して、大当たり用の外部端子113aと、サポートモード用の外部端子113bと、遊技回数用の外部端子113cと、不正報知用の外部端子113dと、アウト球用の外部端子113eとのそれぞれに対して1対1で対応させて電気的に接続されており、処理結果に応じて外部端子113a〜113eに所定電圧の信号を出力する。払出側MPU163は電気経路EL3に含まれる一部の電気配線を利用して、払出個数用の外部端子113fと電気的に接続されており、処理結果に応じて外部端子113fに所定電圧の信号を出力する。
一方、本体開放用の外部端子113g及び前扉開放用の外部端子113hを通じた信号出力は、主側MPU83及び払出側MPU163による制御を介することなく実行される。当該信号出力を行うための構成について図24のブロック図を参照しながら説明する。
既に説明したとおり、前扉枠14が開放状態であるか否かを検知するために前扉枠開放センサ42が設けられているとともに、本体枠13が開放状態であるか否かを検知するために本体枠開放センサ114が設けられている。これら前扉枠開放センサ42及び本体枠開放センサ114の各検知結果は、主側MPU83ではなく払出側MPU163に入力される。
払出側MPU163は、前扉枠開放センサ42から受信した電気信号により前扉枠14が開放状態であるか否かを判定し、前扉枠14が開放状態である場合には払出モータ137の駆動を停止させて遊技球の払い出しを停止させる。また、前扉枠14が開放された場合には、主側MPU83にそれに対応したコマンドを送信し、主側MPU83はその受信したコマンドに対応したコマンドを音光側MPU93に送信する。音光側MPU93では当該コマンドを受信したことに基づいて、スピーカ部26及び図柄表示装置61を利用して、前扉枠14が開放中であることを示す報知を実行する。
同様に、払出側MPU163は、本体枠開放センサ114から受信した電気信号により本体枠13が開放状態であるか否かを判定し、本体枠13が開放状態である場合には払出モータ137の駆動を停止させて遊技球の払い出しを停止させる。また、本体枠13が開放された場合には、主側MPU83にそれに対応したコマンドを送信し、主側MPU83はその受信したコマンドに対応したコマンドを音光側MPU93に送信する。音光側MPU93では当該コマンドを受信したことに基づいて、スピーカ部26及び図柄表示装置61を利用して、本体枠13が開放中であることを示す報知を実行する。
上記のように前扉枠開放センサ42及び本体枠開放センサ114の各検知結果が払出側MPU163に出力され、当該払出側MPU163にて前扉枠14の開放監視及び本体枠13の開放監視が行われる構成において、外部端子板113における前扉開放用の外部端子113hは前扉枠開放センサ42と電気的に接続されており、本体開放用の外部端子113hは本体枠開放センサ114と電気的に接続されている。
詳細には、前扉枠開放センサ42から払出側MPU163に向けた信号経路の途中位置には信号中継基板185が設けられている。当該信号中継基板185には、前扉枠開放センサ42から払出側MPU163に向けた信号経路SL1から分岐させて分岐経路SL2が設けられている。そして、当該分岐経路SL2は前扉開放用の外部端子113hに接続されている。したがって、前扉枠開放センサ42における検知結果に対応した電気信号は、払出側MPU163に入力されるだけでなく、外部端子板113における前扉開放用の外部端子113hに入力される。これにより、払出側MPU163による制御を介することなく、前扉枠14が開放状態であるか否かを示す信号をホールコンピュータHCに向けて外部出力することが可能となる。
本体枠開放センサ114について詳細には、信号中継基板185には、本体枠開放センサ114から払出側MPU163に向けた信号経路SL3から分岐させて分岐経路SL4が設けられている。そして、当該分岐経路SL4は本体開放用の外部端子113gに接続されている。したがって、本体枠開放センサ114における検知結果に対応した電気信号は、払出側MPU163に入力されるだけでなく、外部端子板113における本体開放用の外部端子113gに入力される。これにより、払出側MPU163による制御を介することなく、本体枠13が開放状態であるか否かを示す信号をホールコンピュータHCに向けて外部出力することが可能となる。
<本体枠開放信号監視処理>
次に、タイマ割込み処理(図19)におけるステップS804の本体枠開放監視処理について、図25のフローチャートを参照しながら説明する。
ここで、本体枠開放信号監視処理は、(1)本体枠13が閉鎖状態であることが特定された後であって当該閉鎖状態が継続されている場合の処理、(2)本体枠13が閉鎖状態から開放状態となった場合であって開放状態であることが特定されるまでの処理、(3)本体枠13が開放状態であることが特定された後であって当該開放状態が継続されている場合の処理、(4)本体枠13が開放状態から閉鎖状態となった場合であって閉鎖状態であることが特定されるまでの処理、に大別される。そこで、これら状況の処理を個別に説明する。
まず、上記(1)の本体枠13が閉鎖状態であることが特定された後であって当該閉鎖状態が継続されている場合の処理について説明する。
ステップS1101では、本体枠開放センサ114からの本体枠開放信号がHIレベルであるか否かを判定する。今回は本体枠13が閉鎖状態である場合であるため、ステップS1101にて否定判定をしてステップS1102に進む。
ステップS1102では、払出側RAM165に設けられた第1本体枠カウンタに開放特定基準回数である「4」をセットする。第1本体枠カウンタは、閉鎖状態の本体枠13が開放状態となった場合に、払出側MPU163において本体枠13が開放状態となったことを特定する場合に用いられるカウンタである。
続くステップS1103では、払出側RAM165に設けられた第2本体枠カウンタの値が「0」となっているか否かを判定する。第2本体枠カウンタは、開放状態の本体枠13が閉鎖状態となった場合に、払出側MPU163において本体枠13が閉鎖状態となったことを特定する場合に用いられるカウンタである。当該第2本体枠カウンタの値は、本体枠13が閉鎖状態となったことを特定した後は、「0」の状態で維持される。したがって、本体枠13が閉鎖状態で継続されている場合には、第2本体枠カウンタは「0」であり、ステップS1103にて肯定判定をし、そのまま本前扉枠開放信号監視処理を終了する。
次に、上記(2)の本体枠13が閉鎖状態から開放状態となった場合であって開放状態であることが特定されるまでの処理について説明する。
今回は本体枠13が開放状態である場合であるため、ステップS1101に肯定判定をし、ステップS1109に進む。ステップS1109では、払出側RAM165の第2本体枠カウンタに閉鎖特定基準回数である「500」をセットする。
続くステップS1110では、第1本体枠カウンタの値が「0」となっているか否かを判定する。今回は、本体枠13が閉鎖状態から開放状態となった場合であって開放状態であることが特定されるまでの処理であるため、本体枠13が閉鎖状態の場合にステップS1102にて第1本体枠カウンタにセットされた値が未だ「0」となっていない状態である。したがって、ステップS1110にて否定判定をし、ステップS1111に進む。
ステップS1111では、第1本体枠カウンタの値を1減算する。続くステップS1112では、第1本体枠カウンタの値が「0」か否かを判定する。つまり、本体枠13が閉鎖状態から開放状態となった場合であって開放状態であることが特定されるまでは、本体枠開放信号監視処理が実行される度に第1本体枠カウンタの値が1減算される。また、本体枠開放信号監視処理は、タイマ割込み処理(図19)の一部の処理として実行されるため、その実行周期は約2msecである。また、本体枠13が閉鎖状態の場合には、ステップS1102にて第1本体枠カウンタに「4」がセットされる。したがって、ステップS1112では、本体枠13が開放操作され閉鎖状態から開放状態となった時点から8msecが経過したか否かを判定していることとなる。
第1本体枠カウンタの値が「0」でない場合には、ステップS1112にて否定判定をし、そのまま本本体枠開放信号監視処理を終了する。第1本体枠カウンタの値が「0」である場合には、ステップS1112にて肯定判定をし、ステップS1113に進む。ステップS1113では、払出側RAM165に設けられた本体枠開放フラグに「1」がセットされているか否かを判定する。本体枠開放フラグは、主側MPU83に本体枠開放コマンドを送信した後に、当該主側MPU83に本体枠閉鎖コマンドを送信していない状態であることを、払出側MPU163にて特定するためのフラグである。「1」がセットされている場合にはそのまま本監視処理を終了し、「1」がセットされていない場合にはステップS1114に進む。
ステップS1114では、払出側RAM165の本体枠開放フラグに「1」をセットする。その後、ステップS1115にて、本体枠13が開放されたことを示す本体枠開放コマンドを主側MPU83に送信するとともに本体枠開放の報知設定を実行した後に、本監視処理を終了する。本体枠開放の報知設定では、払出制御基板162の状態表示部161aにおける表示内容を本体枠13開放に対応した状態とする。
次に、上記(3)の本体枠13が開放状態であることが特定された後であって当該開放状態が継続されている場合の処理について説明する。
今回は本体枠13が開放状態である場合であるため、ステップS1101にて肯定判定をし、ステップS1109に進み、払出側RAM165の第2本体枠カウンタに「500」をセットする。続くステップS1110では、第1本体枠カウンタの値が「0」となっているか否かを判定する。今回は本体枠13の開放状態が継続されている場合であるため、第1本体枠カウンタの値が「0」の状態が維持されている。したがって、ステップS1110にて肯定判定をし、そのまま本監視処理を終了する。
次に、上記(4)の本体枠13が開放状態から閉鎖状態となった場合であって閉鎖状態であることが特定されるまでの処理について説明する。
今回は本体枠13が閉鎖状態である場合であるため、ステップS1101にて否定判定をし、ステップS1102に進み、払出側RAM165の第1本体枠カウンタに「4」をセットする。続くステップS1103では、払出側RAM165の第2本体枠カウンタの値が「0」となっているか否かを判定する。今回は、本体枠13が開放状態から閉鎖状態となった場合であって閉鎖状態が特定されるまでの処理であるため、本体枠13が開放状態の場合にステップS1109にて第2本体枠カウンタにセットされた値が未だ「0」となっていない状態である。したがって、ステップS1103にて否定判定をし、ステップS1104に進む。
ステップS1104では、第2本体枠カウンタの値を1減算する。続くステップS1105では、第2本体枠カウンタの値が「0」か否かを判定する。つまり、本体枠13が開放状態から閉鎖状態となった場合であって閉鎖状態であることが特定されるまでは、本体枠開放信号監視処理が実行される度に第2本体枠カウンタの値が1減算される。また、本体枠開放信号監視処理は、タイマ割込み処理(図19)の一部の処理として実行されるため、その実行周期は約2msecである。また、本体枠13が開放状態の場合には、ステップS1109にて第2本体枠カウンタに「500」がセットされる。したがって、ステップS1105では、本体枠13が閉鎖操作され開放状態から閉鎖状態となった時点から1000msecが経過したか否かを判定していることとなる。
第2本体枠カウンタの値が「0」でない場合には、ステップS1105にて否定判定をし、そのまま本監視処理を終了する。第2本体枠カウンタの値が「0」である場合には、ステップS1105にて肯定判定をし、ステップS1106に進む。ステップS1106では、払出側RAM165の本体枠開放フラグに「1」がセットされているか否かを判定する。「1」がセットされていない場合にはそのまま本監視処理を終了し、「1」がセットされている場合にはステップS1107に進む。
ステップS1107では、本体枠開放フラグを「0」クリアする。その後、ステップS1108にて、本体枠13が閉鎖されたことを示す本体枠閉鎖コマンドを主側MPU83に送信するとともに、本体枠開放の報知解除を実行した後に、本監視処理を終了する。本体枠開放の報知解除では、払出制御基板162の状態表示部161aにおける本体枠13開放に対応した表示内容を解除し、初期状態の内容に変更する。
なお、タイマ割込み処理(図19)におけるステップS805の前扉枠開放信号監視処理では、前扉枠14の開放状態及び閉鎖状態の特定を行うための具体的な処理内容の説明を省略するが、基本的に前扉枠開放信号監視処理と同様の処理を実行する。当該前扉枠開放信号監視処理では、前扉枠14が閉鎖状態から開放状態となったことを特定した場合に、払出側RAM165に設けられた前扉枠開放フラグに「1」をセットし、前扉枠14が開放状態から閉鎖状態となったことを特定した場合に、当該前扉枠開放フラグを「0」クリアする。また、前扉枠14が閉鎖状態から開放状態となったことを特定した場合に前扉枠開放コマンドを主側MPU83に送信し、前扉枠14が開放状態から閉鎖状態となったことを特定した場合に前扉枠閉鎖コマンドを主側MPU83に送信する。また、前扉枠14が閉鎖状態から開放状態となったことを特定した場合に払出制御基板162の状態表示部161aにおける表示内容を前扉枠開放に対応した状態とし、前扉枠14が開放状態から閉鎖状態となったことを特定した場合に払出制御基板162の状態表示部161aにおける前扉枠14開放に対応した表示内容を解除し、初期状態の内容に変更する。
ここで、本体枠開放コマンド、本体枠閉鎖コマンド、前扉枠開放コマンド及び前扉枠閉鎖コマンドのいずれかが払出側MPU163から送信された場合に主側MPU83にて実行される処理内容について説明する。これらコマンドに対応する処理は、主側MPU83において、タイマ割込み処理(図13)のステップS217の払出状態受信処理にて実行される。
図26は払出状態受信処理を示すフローチャートである。主側MPU83は、払出側MPU163から本体枠開放コマンドを受信した場合(ステップS1207:YES)、ステップS1208にて上位バイトの付加処理を実行する。本パチンコ機10では、払出側MPU163から主側MPU83に送信されるコマンドは1バイト構成であるのに対して、主側MPU83から音光側MPU93に送信されるコマンドは2バイト構成である。そこで、ステップS1208では、報知系のコマンドであることを示す1バイト分のデータを、今回受信した本体枠開放コマンドの1バイト分のデータに付加する。そして、ステップS1209にて、その付加処理後における2バイトデータの本体枠開放コマンドを音光側MPU93に送信する。音光側MPU93では、本体枠開放コマンドを受信した場合、スピーカ部26及び図柄表示装置61を制御することで、本体枠13が開放状態となっていることを示す報知を開始させる。
主側MPU83は、払出側MPU163から本体枠閉鎖コマンドを受信した場合(ステップS1210:YES)、ステップS1211にて上位バイトの付加処理を実行する。当該付加処理では、報知系のコマンドであることを示す1バイト分のデータを、今回受信した本体枠閉鎖コマンドの1バイト分のデータに付加する。そして、ステップS1212にて、その付加処理後における2バイトデータの本体枠閉鎖コマンドを音光側MPU93に送信する。音光側MPU93では、本体枠閉鎖コマンドを受信した場合、スピーカ部26及び図柄表示装置61における、本体枠13が開放状態となっていることを示す報知を終了させる。
主側MPU83は、払出側MPU163から前扉枠開放コマンドを受信した場合(ステップS1213:YES)、ステップS1214にて主側RAM85に設けられた前扉枠開放中フラグに「1」をセットする。前扉枠開放中フラグは、前扉枠14が開放状態であることを主側MPU83にて特定するためのフラグであり、主側MPU83は、前扉枠開放中フラグに「1」がセットされている状況では、遊技球発射機構45からの遊技球の発射を禁止させる。前扉枠14を開放した場合には遊技領域PAが前方に向けて開放された状態となるが、このような状況下で遊技領域PAに向けて遊技球が発射されてしまうことを防止することが可能となる。続くステップS1215では、上位バイトの付加処理を実行する。当該付加処理では、報知系のコマンドであることを示す1バイト分のデータを、今回受信した前扉枠開放コマンドの1バイト分のデータに付加する。そして、ステップS1216にて、その付加処理後における2バイトデータの前扉枠開放コマンドを音光側MPU93に送信する。音光側MPU93では、前扉枠開放コマンドを受信した場合、スピーカ部26及び図柄表示装置61を制御することで、前扉枠14が開放状態となっていることを示す報知を開始させる。
主側MPU83は、払出側MPU163から前扉枠閉鎖コマンドを受信した場合(ステップS1217:YES)、ステップS1218にて主側RAM85の前扉枠開放中フラグを「0」クリアする。これにより、遊技球発射機構45からの遊技球の発射が禁止された状態が解除される。続くステップS1219では、上位バイトの付加処理を実行する。当該付加処理では、報知系のコマンドであることを示す1バイト分のデータを、今回受信した前扉枠閉鎖コマンドの1バイト分のデータに付加する。そして、ステップS1220にて、その付加処理後における2バイトデータの前扉枠閉鎖コマンドを音光側MPU93に送信する。音光側MPU93では、前扉枠閉鎖コマンドを受信した場合、スピーカ部26及び図柄表示装置61における、前扉枠14が開放状態となっていることを示す報知を終了させる。
以上のとおり、本体枠13が開放状態であるか否かの監視及び前扉枠14が開放状態であるか否かの監視は払出側MPU163にて実行され、本体枠13及び前扉枠14のうちいずれかが開放状態となった場合にはそれに対応したコマンドが主側MPU83に送信される。主側MPU83ではその受信したコマンドに、各報知系のコマンドにおいて共通である1バイト分のデータを付加し、その付加後の2バイト分のコマンドが音光側MPU93に送信され、当該音光側MPU93における制御により開放中報知が実行される。この場合、報知を実行するための処理として、主側MPU83では、共通の1バイト分のデータを付加する処理のみを実行すればよいため、払出側MPU163にて上記開放状態の監視を行うようにした構成において、主側MPU83の処理負荷の軽減を図りながら、開放中報知を実行することが可能となる。
<賞球設定処理>
次に、図27のフローチャートを参照しながら、タイマ割込み処理(図19)におけるステップS807の賞球設定処理について説明する。
まずステップS1301では、タイマ割込み処理(図19)におけるステップS806のコマンド読み込み処理の結果に基づいて、払出側RAM165の賞球コマンド格納エリア165aに賞球コマンドが格納されているか否かを判定する。賞球コマンドがない場合には、そのまま本賞球設定処理を終了する一方、賞球コマンドが格納されている場合には、ステップS1302にて、格納されている賞球コマンドのうち最初の賞球コマンドを把握する。その後、ステップS1303にて、把握された賞球コマンドが1個賞球コマンドであるか否かを判定する。
1個賞球コマンドである場合には、ステップS1304に進み、払出側RAM165に設けられた賞球数カウンタ165bの値を1加算する。賞球数カウンタ165bは、払出装置124にて払い出す遊技球数を示すカウンタである。また、ステップS1304では、上記賞球数カウンタ165bの更新のほかに、賞球設定対象となった賞球コマンドを消去する処理を実行する。
その後、ステップS1305に進み、未設定の賞球コマンドが存在するかを判定する。具体的には、賞球コマンド格納エリア165aに未だ賞球コマンドが存在するか否かを判定する。賞球コマンドが存在しない場合には、本賞球設定処理を終了する。一方、賞球コマンドが存在する場合には、ステップS1306に進み、次の賞球コマンドを把握する。そして、ステップS1303に戻る。
把握された賞球コマンドが1個賞球コマンドではない場合には、ステップS1303にて否定判定し、ステップS1307に進む。ステップS1307では、把握された賞球コマンドが15個賞球コマンドであるか否かを判定する。把握した賞球コマンドが15個賞球コマンドでない場合、ステップS1311に進む。一方、15個賞球コマンドである場合には、ステップS1308に進み、賞球数カウンタ165bの値を15加算し、賞球設定対象となった賞球コマンドを消去する。
その後、ステップS1309に進み、未設定の賞球コマンドが存在するか否かを判定する。賞球コマンドが存在しない場合には本賞球設定処理を終了する。一方、賞球コマンドが存在する場合には、ステップS1310に進み、次の賞球コマンドを把握して、ステップS1311に進む。
ステップS1311では、把握された賞球コマンドが10個賞球コマンドであるか否かを判定する。10個賞球コマンドではない場合にはステップS1315に進む。一方、10個賞球コマンドである場合には、ステップS1312に進み、賞球数カウンタ165bを10減算し、賞球設定対象となった賞球コマンドを消去する。
その後、ステップS1313にて、未設定の賞球コマンドが存在するか否かを判定する。賞球コマンドが存在しない場合には、本賞球設定処理を終了する。一方、賞球コマンドが存在する場合には、ステップS1314にて次の賞球コマンドを把握してステップS1315に進む。
ここで、ステップS1311を否定判定する場合、又はステップS1314の実行後は、把握された賞球コマンドが3個賞球コマンドであることを意味する。このため、ステップS1315では、賞球数カウンタ165bの値を3加算する処理を実行し、賞球設定対象となった賞球コマンドを消去した後に、本賞球設定処理を終了する。
ここで、賞球コマンドは、1個賞球コマンド→15個賞球コマンド→10個賞球コマンド→3個賞球コマンドの優先順位に従って送信される。そして、1回のタイマ割込み処理において、1個賞球コマンドについては複数設定されている場合がある一方、他の賞球コマンドは1個のみ設定される。このため、把握される賞球コマンドが15個賞球コマンドとなるまでは、ステップS1303〜ステップS1306の処理を繰り返し実行することにより、複数まとめて送信される1個賞球コマンドに対応することが可能となる。また、出力される賞球コマンドの順番に従って、各賞球コマンドの対応処理を実行するとともに、1個賞球コマンド以外の賞球コマンドについては、その賞球コマンドに係る対応処理を実行した場合には、次の賞球コマンドに係る対応処理を実行するように構成されている。
<払出制御処理>
次に、図28のフローチャートを参照しながら、タイマ割込み処理(図19)におけるステップS808の払出制御処理について説明する。
払出制御処理ではステップS1401にて、払出状態設定処理を実行する。払出状態設定処理では、図29のフローチャートに示すように、ステップS1501にて、払出側RAM165に設けられたフラグの状態を確認することで、本体枠13及び前扉枠14のうち少なくとも一方が開放状態であるか否かを判定する。また、ステップS1502にて、払出エラー状態であるか否かを判定する。払出エラー状態とは、下皿34の満タン状態、タンク121の球無状態、及び払出装置124の払出異常状態のいずれかに該当している状態のことである。また、ステップS1503にて、払出側RAM165の賞球数カウンタ165bの値が「0」であって、払出側RAM165に設けられた貸球数カウンタの値が「0」であるか否かを判定する。貸球数カウンタは、遊技者による貸球指示操作が行われた場合において貸し出すべき遊技球の数を払出側MPU163にて特定するためのカウンタである。
ステップS1501〜ステップS1503の全てで否定判定をした場合には、ステップS1504にて、払出側RAM165の満タン低速フラグ、球無低速フラグ及び賞球低速フラグのいずれかに「1」がセットされているか否かを判定する。いずれの低速フラグにも「1」がセットされていない場合には、ステップS1505にて、払出モータ137の駆動状態を通常状態に設定した後に、本払出状態設定処理を終了する。これにより、払出装置124から60msec毎に1個の遊技球が払い出される。なお、既に通常状態に設定されている場合にはその状態が維持される。
いずれかの低速フラグに「1」がセットされている場合には、ステップS1506にて、払出モータ137の駆動状態を低速状態に設定した後に、本払出状態設定処理を終了する。これにより、払出装置124から800msec毎に1個の遊技球が払い出される。なお、既に低速状態に設定されている場合にはその状態が維持される。
一方、ステップS1501〜ステップS1503のいずれかにて肯定判定をした場合には、ステップS1507にて、払出モータ137の駆動状態を停止状態に設定した後に、本払出状態設定処理を終了する。これにより、払出側MPU163から払出モータ137への駆動信号の出力が停止され、払出装置124による遊技球の払い出しが停止される。なお、既に遊技球の払出が停止されている場合にはその状態が維持される。
ここで、前扉枠14が開放状態である場合だけでなく、本体枠13が開放状態である場合にも、払出装置124からの遊技球の払い出しが停止される。例えば、遊技ホールにて遊技を行っている状況で何らかの異常が発生した場合、当該遊技を行っている最中のパチンコ機10に対して遊技ホールの管理者により遊技機本体12の開放操作(すなわち本体枠13の開放操作)が行われることがある。この場合に、遊技機本体12の開放操作に際して遊技球の払い出しが停止されない構成を想定すると、下皿34の排出操作部35が排出操作状態にロックされている状況で遊技機本体12が開放された場合、その状況で下皿34に向けて排出された遊技球が遊技ホール内に散乱してしまう可能性がある。これに対して、遊技機本体12の開放操作に際して下皿34の排出操作部35が排出操作状態にロックされているか否かを確認したり、排出操作状態を解除したりすると、当該開放操作の作業性が低下する。これに対して、遊技機本体12が開放された場合には遊技球の払い出しが停止されるため、上記のような不都合が発生しないようにすることが可能となる。
払出制御処理(図28)の説明に戻り、ステップS1401にて払出状態設定処理を実行した後は、ステップS1402に進む。ステップS1402では、払出装置124の払出球検知センサ138にて遊技球を検知したか否かを判定する。具体的には、払出球検知センサ138から出力されている払出球検知信号の出力レベルがLOWレベルからHIレベルに切り換わったか否かを判定する。この場合、LOWレベルからHIレベルに切り換わったことが2回確認された場合に、遊技球を検知したと判定する。
ステップS1402にて否定判定をした場合には、そのまま本払出制御処理を終了する。ステップS1402にて肯定判定をした場合には、ステップS1403にて貸球動作中か否かを判定する。貸球動作中でない場合には、ステップS1404にて、払出側RAM165の賞球数カウンタ165bの値を1減算する。その後、ステップS1405では、賞球数カウンタ165bの値が「2」以下か否かを判定する。「2」以下ではない場合には、そのまま本払出制御処理を終了する。「2」以下である場合には、ステップS1406にて、払出側RAM165の賞球低速フラグに「1」をセットした後に本払出制御処理を終了する。一方、貸球動作中である場合には、ステップS1407にて、払出側RAM165の貸球数カウンタの値を1減算した後に、本払出制御処理を終了する。
<賞球許可信号設定処理>
次に、図30のフローチャートを参照しながら、タイマ割込み処理(図19)におけるステップS809の賞球許可信号設定処理について説明する。
ステップS1601にて、払出側RAM165の本体枠開放フラグ及び前扉枠開放フラグを確認することで、本体枠13又は前扉枠14が開放状態であるか否かを判定する。また、ステップS1602にて、払出側RAM165の賞球数カウンタ165bの値が3以下であるか否かを判定する。また、ステップS1603にて、払出エラー状態であるか否かを判定し、ステップS1604にて、払出側RAM165の満タン低速フラグに「1」がセットされているか否かを判定し、ステップS1605にて、払出側RAM165の球無低速フラグに「1」がセットされているか否かを判定する。
ステップS1601にて否定判定をし、ステップS1602にて肯定判定をし、ステップS1603にて否定判定をし、ステップS1604にて否定判定をし、さらにステップS1605にて否定判定をした場合には、ステップS1606にて、賞球許可状態に設定した後に、本賞球許可信号設定処理を終了する。賞球許可状態に設定されることで、賞球許可信号の出力状態が既にHIレベルであればその状態が維持され、賞球許可信号の出力状態がLOWレベルであればHIレベルに変更される。
一方、ステップS1601にて肯定判定をした場合、ステップS1602にて否定判定をした場合、ステップS1603にて肯定判定をした場合、ステップS1604にて肯定判定をした場合、又はステップS1605にて肯定判定をした場合には、ステップS1607にて、賞球不許可状態に設定した後に、本賞球許可信号設定処理を終了する。賞球不許可状態に設定されることで、賞球許可信号の出力状態が既にLOWレベルであればその状態が維持され、賞球許可信号の出力状態がHIレベルであればLOWレベルに変更される。
上記のとおり払出側RAM165の賞球数カウンタ165bの値が3以下であり、さらに本体枠13及び前扉枠14が閉鎖状態であり、払出エラー状態ではなく、満タン低速状態ではなく、さらに球無低速状態ではない場合に、賞球許可信号の出力状態がHIレベルとなり、主側MPU83から払出側MPU163に向けた賞球コマンドの出力が許可される。
本体枠13が開放状態である場合、前扉枠14が開放状態である場合、及び払出エラー状態である場合のいずれかに該当する場合には、払出装置124からの遊技球の払い出しが停止される。本パチンコ機10では、払出側RAM165にバックアップ電力が供給されないため、上記のように遊技球の払い出しが停止されている状況で賞球コマンドが出力されると、遊技球の払い出しが停止された状態のまま電力供給が停止された場合にはその賞球コマンドに対応した賞球は払い出されることなく消去されてしまう。これに対して、本パチンコ機10のように遊技球の払い出しが停止されている状況では賞球許可信号の出力状態をLOWレベルに設定して賞球コマンドの出力を禁止することで、上記のような不都合の発生を抑制することができる。
満タン低速状態又は球無低速状態は、その後、払出エラー状態となる可能性が高い場合にその前段階として設定される状態であり、払出エラー状態では遊技球の払出が停止される。これに対して、払出エラー状態となる可能性が高いと判定した段階で、賞球許可信号の出力状態をLOWレベルに設定して賞球コマンドの出力を禁止することで、払出エラー状態となる前に賞球コマンドの出力を禁止することができ、上記のような不都合が発生する可能性が飛躍的に低減される。
<賞球許可信号に対する賞球コマンドの出力の様子について>
次に、賞球許可信号に対する賞球コマンドの出力の様子について、図31のタイムチャートを参照して説明する。図31(a)は4個賞球コマンドの出力状況を示し、図31(b)は賞球許可信号の出力状況を示し、図31(c)は払出モータ137の駆動状態を示し、図31(d)は払出球検知センサ138における遊技球の検知期間を示す。なお、図31を用いた説明においては、説明の便宜上、複数種ある入賞のうち4個賞球に対応した入賞のみが発生するものとする。
まず、単発的に入賞が発生する場合について説明する。
払出側MPU163から主側MPU83に既にHIレベルの賞球許可信号が出力されている状況において、t1のタイミングで入賞が発生することにより、主側MPU83から払出側MPU163に4個賞球コマンドが出力される。これにより、払出側RAM165に4個の賞球数の情報が記憶されて許可基準数を超えることにより賞球許可信号の出力状態がLOWレベルに設定されるとともに、遊技球の払出が開始される。
その後、t2のタイミングで1個の遊技球の払出が実行されることにより、払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報は許可基準数の3個となる。これにより、賞球許可信号の出力状態がHIレベルに設定される。その後、t3のタイミングで1個の遊技球の払出がさらに実行されることにより、払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報は切換基準数の2個となる。これにより、払出モータ137の駆動状態がそれまでの通常状態から低速状態に切り換えられる。その後、t4のタイミングまでに2個の遊技球の払出が実行されることにより、払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報は0個となる。これにより、払出モータ137への駆動信号の出力が停止され、賞球の払出が終了される。
次に、単発的な入賞が発生した後に、払出モータ137の駆動状態が低速状態である状況で再度、入賞が発生する場合について説明する。
払出側MPU163から主側MPU83に既にHIレベルの賞球許可信号が出力されている状況において、t5のタイミングで入賞が発生することにより、主側MPU83から払出側MPU163に4個賞球コマンドが出力される。これにより、払出側RAM165に4個の賞球数の情報が記憶されて許可基準数を超えることにより賞球許可信号の出力状態がLOWレベルに設定されるとともに、遊技球の払出が開始される。
その後、t6のタイミングで1個の遊技球の払出が実行されることにより、払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報は許可基準数の3個となる。これにより、賞球許可信号の出力状態がHIレベルに設定される。その後、t7のタイミングで1個の遊技球の払出がさらに実行されることにより、払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報は切換基準数の2個となる。これにより、払出モータ137の駆動状態がそれまでの通常状態から低速状態に切り換えられる。
その後、払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報が0個とならない範囲内であるt8のタイミングで、新たな入賞が発生することにより、主側MPU83から払出側MPU163に4個賞球コマンドが出力される。これにより、払出側RAM165に4個の賞球数の情報が記憶されて許可基準数を超えることにより賞球許可信号の出力状態がLOWレベルに設定されるとともに、切換基準数を超えることにより払出モータ137の駆動状態が低速状態から通常状態に復帰される。
次に、入賞が連続して発生した場合について説明する。
上記のようにt8のタイミングで、新たな入賞が発生することにより、主側MPU83から払出側MPU163に4個賞球コマンドが出力される。これにより、払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報は、それまで記憶されていた賞球数に対して新たな賞球数が加算されることで5個となる。
その後、t9のタイミングまでに2個の遊技球の払出が実行されることにより、払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報は許可基準数の3個となる。これにより、賞球許可信号の出力状態がHIレベルに設定される。この場合に、t9のタイミングまでに入賞が連続して発生しており、主側RAM85には4個賞球の情報が複数記憶されている。その後、新たな遊技球の払出が実行される前のタイミングであるt10のタイミングで、主側MPU83から払出側MPU163に4個賞球コマンドが出力される。また、t11のタイミングで払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報は許可基準数の3個となり、賞球許可信号の出力状態がHIレベルに設定される。その後、新たな遊技球の払出が実行される前のタイミングであるt12のタイミングで、主側MPU83から払出側MPU163に4個賞球コマンドが出力される。
つまり、主側RAM85に既に賞球情報が記憶されている状況において、払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報が許可基準数となり賞球許可信号の出力状態がHIレベルに設定された場合には、新たな遊技球の払出が実行される前のタイミングで主側MPU83から払出側MPU163に賞球コマンドが出力され、払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報は許可基準数を超えることとなる。
これは以下の理由による。払出モータ137の通常状態における払出速度は60msec間隔で1個の遊技球の払出が実行されるように設定されている。これに対して、払出側MPU163において、払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報が許可基準数となり賞球許可信号の出力状態がHIレベルに設定されるまでに要する時間は、タイマ割込み処理の実行時間の範囲内である2msecの範囲内である。また、主側MPU83において、賞球許可信号の入力に基づいて賞球コマンドの出力が許可されていると特定される賞球コマンドが出力されるまでに要する時間は20msec〜24msecの範囲内である。また、払出側MPU163において、主側MPU83から賞球コマンドを入力し、その賞球コマンドに対応した賞球数の情報が払出側RAM165に加算されるまでに要する時間は、タイマ割込み処理の実行時間の範囲内である2msecの範囲内である。その他、賞球許可信号及び賞球コマンドの伝送に要する時間や処理時間の誤差等を含めても、払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報が許可基準数となってから、その後の賞球コマンドの入力により払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報が許可基準数を超えるまでに要する時間は最大でも40msec程度である。これは1個の遊技球の払出が実行されるまでに要する時間である60msecよりも短い。すなわち、主側RAM85に既に賞球情報が記憶されている状況において賞球許可信号の出力状態がHIレベルに設定された場合には、新たな遊技球の払出が実行される前のタイミングで賞球コマンドが出力され払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報が許可基準数を超えるように、主側MPU83及び払出側MPU163における賞球に関する処理時間が設定されている。
また、以上のような構成において、賞球許可信号の出力状態がHIレベルに設定される契機となる許可基準数は、払出モータ137の駆動状態を通常状態から低速状態へ切り換える契機となる切換基準数よりも、遊技球1個分多く設定されている。これにより、主側RAM85に賞球情報が複数記憶されている状況においては、それら賞球情報に対応した各賞球コマンドの出力が全て実行されるまでは、払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報が切換基準数に達することはない。よって、主側RAM85に賞球情報が記憶されているにも関わらず払出モータ137の払出速度が通常周期から低速周期に切り換えられてしまうことを防止することができ、遊技球の払出を円滑に行うことができる。
図31の説明に戻り、その後、t13のタイミングで払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報は許可基準数の3個となり、賞球許可信号の出力状態がHIレベルに設定される。また、t14のタイミングで1個の遊技球の払出がさらに実行されることにより、払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報は切換基準数の2個となり、払出モータ137の駆動状態がそれまでの通常状態から低速状態に切り換えられる。その後、t15のタイミングで払出側RAM165に記憶されている賞球数の情報は0個となり、払出モータ137への駆動信号の出力が停止され、賞球の払出が終了される。
<電源投入時における動作>
次に、電源投入時において主側MPU83、音光側MPU93及び払出側MPU163のそれぞれにて実行される各種処理の内容について説明する。これら各種処理の説明に先立ち、図32のブロック図を参照しながら、主側MPU83、音光側MPU93及び払出側MPU163の間における通信についての構成を説明する。
図32に示すように、主側MPU83と払出側MPU163とは第1信号経路群SLG1により電気的に接続されているとともに、第2信号経路群SLG2により電気的に接続されている。
第1信号経路群SLG1を利用して主側MPU83から払出側MPU163にコマンドが送信される。当該コマンドは、第1信号経路群SLG1に含まれるパラレル通信用の複数の信号経路を利用することによりパラレル通信で送信される。但し、これに限定されることはなくシリアル通信で送信される構成としてもよい。第1信号経路群SLG1を利用して送信されるコマンドは2バイトのデータ構成となっており、上位1バイトには自身のコマンドの種類を払出側MPU163において特定可能とするデータが設定され、下位1バイトには払出側MPU163に指示する内容のデータが設定されている。例えば、賞球コマンドであれば、上位1バイトに自身が賞球コマンドであることを示すデータが設定され、下位1バイトに賞球指示の対象となっている賞球個数のデータが設定されている。
第1信号経路群SLG1を利用することにより、既に説明した賞球コマンドが主側MPU83から払出側MPU163に送信される。また、後述する通信確認コマンドが主側MPU83から払出側MPU163に送信される。
第2信号経路群SLG2を利用して払出側MPU163から主側MPU83にコマンドが送信される。当該コマンドは、第2信号経路群SLG2に含まれるシリアル通信用の複数の信号経路を利用することによりシリアル通信で送信される。但し、これに限定されることはなくパラレル通信で送信される構成としてもよい。第2信号経路群SLG2を利用して送信されるコマンドは1バイトのデータ構成となっており、当該1バイトのデータには自身のコマンドの種類を示すデータが設定されている。払出側MPU163から主側MPU83に送信されるコマンドには、賞球コマンドのように指示内容が複数パターン存在しているようなコマンドが存在していないため、当該コマンドには自身のコマンドの種類を示すデータのみが設定されている。また、第2信号経路群SLG2には、賞球許可信号を払出側MPU163から主側MPU83に出力するための信号経路が含まれている。
第2信号経路群SLG2を利用することにより、既に説明した賞球許可信号が送信される。また、既に説明した満タン状態コマンド、満タン解除コマンド、球無状態コマンド、球無解除コマンド、本体枠開放コマンド、本体枠閉鎖コマンド、前扉枠開放コマンド及び前扉枠閉鎖コマンド等が送信される。
ここで、払出制御基板162には監視用IC163cが設けられている。監視用IC163cは、払出球検知センサ138と払出側MPU163とを電気的に接続する信号経路についての異常を確認するための回路である。この確認内容の詳細については後に説明する。払出側MPU163は、払出球検知センサ138との信号経路に異常が発生していると特定した場合、第2信号経路群SLG2を利用して、その異常発生に対応したコマンドを送信する。また、当該信号経路の異常を含めて各種異常が発生していることが払出側MPU163にて特定された場合には、その特定された異常の種類に対応した報知が払出制御装置161自身にて行われるように、状態表示部161aが払出側MPU163により制御される。
上記のように第1信号経路群SLG1及び第2信号経路群SLG2を利用して主側MPU83と払出側MPU163とが電気的に接続されているのに対して、主側MPU83と音光側MPU93とは第3信号経路群SLG3のみを利用して電気的に接続されており、コマンドは主側MPU83から音光側MPU93に送信されるのに対して、音光側MPU93から主側MPU83には送信されない。つまり、主側MPU83と払出側MPU163とはコマンドが双方向で通信されるのに対して、主側MPU83と音光側MPU93とは主側MPU83から音光側MPU93に向けた一方向通信となっている。
なお、払出側MPU163と音光側MPU93とは電気的な接続はされておらず、主側MPU83が中継するような形で音光側MPU93に向けてコマンドが送信されることにより、払出側MPU163において特定された異常の発生に対する報知制御が音光側MPU93にて実行される。
第3信号経路群SLG3を利用して主側MPU83から音光側MPU93に送信されるコマンドは、第3信号経路群SLG3に含まれるシリアル通信用の複数の信号経路を利用することによりシリアル通信で送信される。但し、これに限定されることはなくパラレル通信で送信される構成としてもよい。第3信号経路群SLG3を利用して送信されるコマンドは、2バイトのデータ構成となっている。
当該2バイトデータのコマンドのうち音光側MPU93に対して演出内容を指示するコマンドは、上位1バイトに自身のコマンドの種類を音光側MPU93において特定可能とするデータが設定され、下位1バイトに対応する種類の演出区間についての演出内容を指示するデータが設定されている。例えば、変動用コマンドであれば、上位1バイトに自身が変動用コマンドであることを示すデータが設定され、下位1バイトに遊技回の表示継続時間を示すデータが設定される。このようなコマンドとしては、変動用コマンド以外にも、種別コマンド、最終停止コマンド、オープニングコマンド、エンディングコマンド等も含まれる。
一方、音光側MPU93に対してパチンコ機10の状態報知や異常報知の設定又は解除を指示するコマンド、及び異常報知を必要としないことを指示するコマンドは、上位1バイトに報知系のコマンドであることを音光側MPU93において特定可能とするデータが設定され、下位1バイトに状態報知又は異常報知の種類のデータと報知の設定又は解除を示すデータとが設定されている。例えば、主側MPU83において振動や磁石といった不正行為に直結する異常を特定した場合には、上位1バイトには報知系であることを示す共通のデータが設定され、下位1バイトにはその特定した異常に対応したデータと当該異常に対する報知を開始すべきことを示すデータとが設定される。また、例えば、払出側MPU163から主側MPU83に本体枠開放コマンドが送信された場合には、既に説明したように1バイトデータの当該本体枠開放コマンドに上位1バイトのデータが付加されることで、上位1バイトには報知系であることを示す共通のデータが設定され、下位1バイトには払出側MPU163から送信された本体枠開放コマンドそのもののデータが設定される。この下位1バイトの本体枠開放コマンドそのもののデータによって、音光側MPU93は本体枠13が開放状態であることを示す報知を開始すべきことを特定する。
音光側MPU93は、演出系のコマンドを受信した場合、そのコマンドに対応した演出が実行されるように表示発光部23及びスピーカ部26を制御する。また、そのコマンドに対応した演出用のコマンドを表示制御装置96に送信することで、当該演出用のコマンドに対応した演出を図柄表示装置61にて実行させる。また、音光側MPU93は、報知系のコマンドを受信した場合、そのコマンドに対応した報知が開始又は終了されるように表示発光部23及びスピーカ部26を制御する。また、そのコマンドに対応した報知用のコマンドを表示制御装置96に送信することで、当該報知用のコマンドに対応した図柄表示装置61における報知が開始又は終了されるようにする。
次に、主側MPU83において電源立ち上げ時に実行される主側の電源投入ウェイト処理について、図33のフローチャートを参照しながら説明する。主側の電源投入ウェイト処理は、メイン処理(図12)におけるステップS101にて実行される。
ステップS1701では、主側ウェイト時間が経過したか否かを判定する。主側ウェイト時間は、主側MPU83への動作電力の供給が開始された後に主側MPU83において電源立ち上げ時における各種設定を行うための処理の実行を待機するための時間であり、具体的には1secに設定されている。なお、主側ウェイト時間の計測は、ハード回路により行われる構成としてもよく、ソフトウェアのタイマカウンタを利用して行われる構成としてもよい。また、プログラム上において主側ウェイト時間の経過を監視する構成に代えて、主制御基板82に動作電力の供給が開始されてから主側ウェイト時間が経過した場合に主側MPU83へのリセット信号の出力が開始されることで当該主側MPU83が動作を開始する構成としてもよい。
主側ウェイト時間が経過するまではステップS1701にて待機する。主側ウェイト時間が経過した場合には、ステップS1702にて音光側の通信確認コマンドを音光側MPU93に送信した後に、本主側の電源投入ウェイト処理を終了する。音光側の通信確認コマンドは2バイトのデータ構成となっており、第3信号経路群SLG3について通信異常が発生しているか否かを確認するために主側MPU83から音光側MPU93に送信されるコマンドである。
次に、音光側MPU93にて実行されるメイン処理について、図34のフローチャートを参照しながら説明する。
まずステップS1801にて、初期設定を行う。この初期設定では、音光側MPU93のレジスタの初期化を行うとともに、表示発光部23及びスピーカ部26の出力状態、及び表示制御装置96へのコマンドの出力状態を初期化する。続くステップS1802では、音光側RAM95の初期化処理を実行する。音光側RAM95にバックアップ電力が供給されない構成において音光側RAM95の初期化を実行することで、音光側RAM95のデータが異常な状態で音光側MPU93にて各種処理が実行されてしまうことが防止される。
その後、ステップS1803にて、主側MPU83から音光側の通信確認コマンドを受信しているか否かを判定する。音光側の通信確認コマンドを受信している場合には、ステップS1806以降の周期処理を実行する。
一方、音光側の通信確認コマンドを受信していない場合には、ステップS1804にて、音光側MPU93への動作電力の供給が開始されてから音光側第1監視時間が経過しているか否かを判定する。音光側第1監視時間は、上述した主側ウェイト時間(具体的には1sec)よりも長く、後述する払出側ウェイト時間(具体的には2sec)よりも短い時間として設定されており、具体的には1.5secに設定されている。音光側第1監視時間が経過していない場合には、ステップS1803の処理に戻り、主側MPU83から音光側の通信確認コマンドを受信しているか否かを判定する。音光側第1監視時間が経過している場合には、ステップS1805にて第1監視異常報知処理を実行する。
なお、音光側第1監視時間の計測は、音光側RAM95に設けられたタイマカウンタを利用して行われるが、これに限定されることはなく、ハード回路を利用して行われるようにしてもよい。
第1監視異常報知処理では、主側MPU83と音光側MPU93との間の通信について異常が発生していることを示す報知が開始されるように表示発光部23及びスピーカ部26を制御する。また、第1監視異常に対応したコマンドを表示制御装置96に送信する。表示制御装置96では、主側MPU83と音光側MPU93との間の通信について異常が発生していることを示す報知が開始されるように図柄表示装置61を制御する。当該第1監視異常報知は、パチンコ機10の電源が遮断されるまで継続される。
ステップS1803にて肯定判定をした場合、又はステップS1805の処理を実行した場合には、ステップS1806以降に示す周期処理を実行する。周期処理では、まずステップS1806にて、音光側RAM95に設けられた立ち上げ後監視フラグに「1」がセットされているか否かを判定する。立ち上げ後監視フラグは、音光側MPU93への動作電力の供給が開始された後において主側MPU83から受信確認コマンドを既に受信したか否かを音光側MPU93にて特定するためのフラグであり、動作電力の供給開始後においてRAM初期化処理(ステップS1802)の実行後に当該立ち上げ後監視フラグに「1」がセットされる。
立ち上げ後監視フラグに「1」がセットされている場合にはステップS1812に進む。ステップS1812に進んだ場合の処理内容については後に詳細に説明する。立ち上げ後監視フラグに「1」がセットされていない場合にはステップS1807に進む。ステップS1807では主側MPU83から新しいコマンドを受信しているか否かを判定する。新しいコマンドを受信している場合には、ステップS1808にて、今回新たに受信したコマンドに対応した処理を実行する。当該コマンド対応処理では、今回新たに受信したコマンドに対応したデータテーブルを設定するための処理を実行する。
例えば変動用コマンドを受信している場合には、当該変動用コマンドに対応した演出用の抽選処理を実行することで、当該変動用コマンドに対応した遊技回の演出の実行内容を決定する。そして、その決定した演出の実行内容に対応した発光制御用のデータテーブル及び音出力制御用のデータテーブルを音光側ROM94から音光側RAM95に読み出す。これにより、ステップS1809の発光制御処理では当該データテーブルに従って表示発光部23の発光制御を実行するとともに、ステップS1810の音出力制御処理では当該データテーブルに従ってスピーカ部26の音出力制御を実行することで、表示発光部23及びスピーカ部26を利用した演出が実行される。また、ステップS1808のコマンド対応処理では、上記決定した演出の実行内容に対応した演出系のコマンドを表示制御装置96に送信する。表示制御装置96では、当該演出系のコマンドを受信することで、上記演出の実行内容に対応した表示制御用のデータテーブルを読み出し、それに基づいて図柄表示装置61の表示制御を実行する。これにより、図柄表示装置61を利用した演出が実行される。
また、例えば報知系のコマンドを受信している場合には、当該報知系のコマンドに対応した発光制御用のデータテーブル及び音出力制御用のデータテーブルを音光側ROM94から音光側RAM95に読み出す。これにより、ステップS1809の発光制御処理では当該データテーブルに従って表示発光部23の発光制御を実行するとともに、ステップS1810の音出力制御処理では当該データテーブルに従ってスピーカ部26の音出力制御を実行することで、表示発光部23及びスピーカ部26を利用した報知が実行される。また、ステップS1808のコマンド対応処理では、上記報知系のコマンドを表示制御装置96に送信する。表示制御装置96では、当該報知系のコマンドを受信することで、当該報知系のコマンドに対応した表示制御用のデータテーブルを読み出し、それに基づいて図柄表示装置61の表示制御を実行する。これにより、図柄表示装置61を利用した報知が実行される。
一連の周期処理の実行が完了した場合には、ステップS1811にて新たな周期処理の開始タイミングであるか否かを判定する。周期処理は所定の周期(例えば4msec)で新たに開始される処理であり、ステップS1811では今回の周期処理を開始してから当該所定の周期に対応した時間が経過したか否かを判定する。ステップS1811にて否定判定をした場合にはステップS1811にて待機し、ステップS1811にて肯定判定をした場合にはステップS1806に戻り、新たな周期処理を開始する。
次に、主側MPU83において電源立ち上げ後に実行される払出側の通信確認処理について、図35のフローチャートを参照しながら説明する。払出側の通信確認処理は、メイン処理(図12)におけるステップS109にて実行される。
ステップS1901では、払出側ウェイト時間が経過したか否かを判定する。ここで、払出側MPU163では、詳細は後述するように、払出側MPU163への動作電力の供給が開始された後に払出側ウェイト時間(具体的には2sec)が経過するまで、払出側MPU163において電源立ち上げ時における各種設定を行うための処理の実行が待機される。この払出側ウェイト時間は主側ウェイト時間よりも長い時間として設定されている。主側MPU83では当該主側MPU83への動作電力の供給開始後において時間の計測を開始しており、ステップS1901では、当該計測結果が払出側ウェイト時間の経過に対応しているか否かを判定する。
払出側ウェイト時間が経過するまではステップS1901にて待機する。払出側ウェイト時間が経過した場合には、ステップS1902にて払出側の通信確認コマンドを払出側MPU163に送信した後に、本払出側の通信確認処理を終了する。払出側の通信確認コマンドは2バイトのデータ構成となっており、第1信号経路群SLG1について通信異常が発生しているか否かを確認するために主側MPU83から払出側MPU163に送信されるコマンドである。
次に、払出側MPU163において電源立ち上げ時に実行される払出側の電源投入ウェイト処理について、図36のフローチャートを参照しながら説明する。払出側の電源投入ウェイト処理は、メイン処理(図18)におけるステップS701にて実行される。
ステップS2001では、払出側ウェイト時間が経過したか否かを判定する。払出側ウェイト時間は、既に説明したとおり、払出側MPU163への動作電力の供給が開始された後に払出側MPU163において電源立ち上げ時における各種設定を行うための処理の実行を待機するための時間であり、具体的には主側ウェイト時間よりも長い2secに設定されている。なお、払出側ウェイト時間の計測は、ハード回路により行われる構成としてもよく、ソフトウェアのタイマカウンタを利用して行われる構成としてもよい。また、プログラム上において払出側ウェイト時間の経過を監視する構成に代えて、払出制御基板162に動作電力の供給が開始されてから払出側ウェイト時間が経過した場合に払出側MPU163へのリセット信号の出力が開始されることで当該払出側MPU163が動作を開始する構成としてもよい。
払出側ウェイト時間が経過するまではステップS2001にて待機する。払出側ウェイト時間が経過した場合には、ステップS2002にて初期設定を行う。この初期設定では、払出側MPU163のレジスタの初期化を行うとともに、払出装置124の駆動状態を初期化する。続くステップS2003では、払出制御基板162の状態表示部161aにおける表示内容を初期状態とするための初期表示処理を実行する。その後、ステップS2004にて払出側RAM165へのアクセスを許可するとともに、ステップS2005にて払出側RAM165を初期化する。
その後、ステップS2006にて、主側MPU83から払出側の通信確認コマンドを受信しているか否かを判定する。払出側の通信確認コマンドを受信している場合には、ステップS2007にて、受信確認コマンドを主側MPU83に送信する。当該受信確認コマンドは1バイトのデータ構成となっている。
一方、払出側の通信確認コマンドを受信していない場合には、ステップS2008にて、払出側MPU163への動作電力の供給が開始されてから払出側監視時間が経過しているか否かを判定する。払出側監視時間は、払出側ウェイト時間(具体的には2sec)よりも長い時間として設定されており、具体的には2.5secに設定されている。払出側監視時間が経過していない場合には、ステップS2006の処理に戻り、主側MPU83から払出側の通信確認コマンドを受信しているか否かを判定する。払出側監視時間が経過している場合には、ステップS2009にて通信異常の報知設定を実行する。具体的には、払出制御基板162の状態表示部161aにおける表示内容を通信異常に対応した状態とする。この表示状態は、パチンコ機10の電源が遮断されるまで継続される。
なお、払出側監視時間の計測は、払出側RAM165に設けられたタイマカウンタを利用して行われるが、これに限定されることはなく、ハード回路を利用して行われるようにしてもよい。
払出側監視時間が経過した場合には上記のとおり払出制御基板162の状態表示部161aにおいて通信異常に対応した報知が行われることとなるが、当該状況においては音光側MPU93においても通信異常に対応した報知を実行させるための処理が実行される。当該処理について詳細には、音光側MPU93のメイン処理(図34)では、既に説明したとおり、主側MPU83から新たなコマンドを受信した場合、ステップS1806にて音光側RAM95の立ち上げ後監視フラグに「1」がセットされているか否かを監視し、立ち上げ後監視フラグに「1」がセットされている場合にはステップS1812に進む。
ステップS1812では、主側MPU83から受信確認コマンドを受信しているか否かを判定する。受信確認コマンドは既に説明したとおり、払出側MPU163における払出側の電源投入ウェイト処理(図36)にて主側MPU83から払出側の通信確認コマンドを受信したことを特定した場合に、当該払出側MPU163から主側MPU83に送信される(ステップS2007)。主側MPU83は、払出状態受信処理(図26)にて、払出側MPU163から受信確認コマンドを受信したか否かを監視する。具体的には、払出側MPU163から受信確認コマンドを受信した場合(ステップS1201:YES)、ステップS1202にて上位バイトの付加処理を実行する。当該付加処理では、報知系のコマンドであることを示す共通の1バイト分のデータを、今回受信した受信確認コマンドに付加する。そして、ステップS1203にて、その付加処理後における2バイトデータの受信確認コマンドを音光側MPU93に送信する。
音光側MPU93では受信確認コマンドを主側MPU83から受信した場合、メイン処理(図34)のステップS1812にて肯定判定をして、ステップS1809の発光制御処理及びステップS1810の音出力制御処理を実行する。一方、受信確認コマンドを主側MPU83から受信しておらずステップS1812にて否定判定をした場合には、ステップS1813にて、音光側第2監視時間が経過したか否かを判定する。音光側第2監視時間は、上述した払出側監視時間(具体的には2.5sec)よりも長い時間として設定されており、具体的には3secに設定されている。音光側第2監視時間が経過していない場合にはステップS1807に進む。音光側第2監視時間が経過している場合には、ステップS1814にて第2監視異常報知処理を実行した後にステップS1807に進む。
なお、音光側第2監視時間の計測は、音光側RAM95に設けられたタイマカウンタを利用して行われるが、これに限定されることはなく、ハード回路を利用して行われるようにしてもよい。
第2監視異常報知処理では、主側MPU83と払出側MPU163との間の通信について異常が発生していることを示す報知が開始されるように表示発光部23及びスピーカ部26を制御する。また、第2監視異常に対応したコマンドを表示制御装置96に送信する。表示制御装置96では、主側MPU83と払出側MPU163との間の通信について異常が発生していることを示す報知が開始されるように図柄表示装置61を制御する。当該第2監視異常報知は、パチンコ機10の電源が遮断されるまで継続される。
<電源立ち上げ時における通信異常監視の様子>
図37のタイムチャートを参照しながら、電源立ち上げ時における通信異常監視の様子について説明する。
図37(a)は主側MPU83が起動状態となっている期間を示し、図37(b)は主側MPU83からのコマンド出力タイミングを示し、図37(c)は払出側MPU163が起動状態となっている期間を示し、図37(d)は払出側MPU163からのコマンド出力タイミングを示し、図37(e)は払出制御基板162の状態表示部161aにおいて通信異常報知が実行されている期間を示し、図37(f)は音光側MPU93が起動状態となっている期間を示し、図37(g)は音光側MPU93における通信異常報知の実行期間を示す。
まず通信異常が発生しない場合について説明する。
t1のタイミングで、主側MPU83、音光側MPU93及び払出側MPU163の全てに対して動作電力の供給が開始される。但し、このタイミングで起動状態となるのは、図37(f)に示すように音光側MPU93だけであり、主側MPU83及び払出側MPU163は起動の待機状態となる。
その後、t2のタイミングで主側ウェイト時間が経過することで、図37(a)に示すように主側MPU83が起動状態となり、続くt3のタイミングで、図37(b)に示すように、主側MPU83からコマンドが出力される。このコマンドは音光側の通信確認コマンドであり、今回は第3信号経路群SLG3において通信異常が発生していないため、図37(g)に示すように、音光側MPU93において通信異常報知用の処理は実行されない。
その後、t4のタイミングで払出側ウェイト時間が経過することで、図37(c)に示すように払出側MPU163が起動状態となり、続くt5のタイミングで、図37(a)に示すように、主側MPU83からコマンドが出力される。このコマンドは払出側の通信確認コマンドであり、今回は第1信号経路群SLG1において通信異常が発生していないため、図37(e)に示すように状態表示部161aにて通信異常報知は実行されない。続くt6のタイミングでは、図37(d)に示すように払出側MPU163から受信確認コマンドが送信される。また、今回は第2信号経路群SLG2において通信異常が発生していないため、受信確認コマンドが主側MPU83にて正常に受信される。したがって、その後のt7のタイミングで、図37(b)に示すように、主側MPU83から音光側MPU93に受信確認コマンドが送信される。したがって、図37(g)に示すように、音光側MPU93において通信異常報知用の処理は実行されない。
次に、主側MPU83と音光側MPU93との間の第3信号経路群SLG3において通信異常が発生する場合について説明する。
t8のタイミングで、図37(f)に示すように、音光側MPU93が起動状態となる。その後、t9のタイミングで主側ウェイト時間が経過することで、図37(a)に示すように主側MPU83が起動状態となり、続くt10のタイミングで、図37(b)に示すように主側MPU83から音光側MPU93に音光側の通信確認コマンドが送信される。しかしながら、今回は第3信号経路群SLG3において通信異常が発生しているため当該音光側の通信確認コマンドが音光側MPU93にて受信されない。したがって、音光側第1監視時間が経過したタイミングであるt11のタイミングで、図37(g)に示すように、音光側MPU93において通信異常報知用の処理が実行される。この通信異常報知は主側MPU83と音光側MPU93との間の通信経路で通信異常が発生していることを特定可能な状態で行われるため、遊技ホールの管理者は当該通信経路の通信異常を解消するための措置を取ることが可能となる。
なお、第3信号経路群SLG3において通信異常が発生しているか否かに関係なく、t11のタイミング以降に、主側MPU83からの払出側の通信確認コマンドの送信を契機とした主側MPU83と払出側MPU163との間の通信異常監視は実行される。
次に、主側MPU83と払出側MPU163との間の第1信号経路群SLG1において通信異常が発生する場合について説明する。
t12のタイミングで、図37(f)に示すように、音光側MPU93が起動状態となる。その後、t13のタイミングで主側ウェイト時間が経過することで、図37(a)に示すように主側MPU83が起動状態となり、続くt14のタイミングで、図37(b)に示すように主側MPU83から音光側MPU93に音光側の通信確認コマンドが送信される。今回は第3信号経路群SLG3において通信異常が発生していないため、図37(g)に示すように、音光側MPU93において通信異常報知用の処理は実行されない。
その後、t15のタイミングで払出側ウェイト時間が経過することで、図37(c)に示すように払出側MPU163が起動状態となり、続くt16のタイミングで、図37(a)に示すように、主側MPU83から払出側MPU163に向けて払出側の通信確認コマンドが送信される。しかしながら、今回は第1信号経路群SLG1において通信異常が発生しているため当該払出側の通信確認コマンドが払出側MPU163にて受信されない。したがって、払出側監視時間が経過したタイミングであるt17のタイミングで、図37(e)に示すように、払出制御基板162の状態表示部161aにて通信異常に対応した報知が開始される。
また、その後の音光側第2監視時間が経過したタイミングであるt18のタイミングで、図37(g)に示すように、音光側MPU93において通信異常報知用の処理が実行される。この通信異常報知は主側MPU83と払出側MPU163との間の通信経路で通信異常が発生していることを特定可能な状態で行われるため、遊技ホールの管理者は当該通信経路の通信異常を解消するための措置を取ることが可能となる。
特に、通信異常報知として、音光側MPU93の制御による報知だけでなく払出側MPU163の制御による状態表示部161aにおける報知も実行されるため、当該状態表示部161aを確認することで第1信号経路群SLG1及び第2信号経路群SLG2のうちいずれにおいて異常が発生したのかを特定することが可能となる。つまり、状態表示部161aにおける通信異常報知は、払出側の通信確認コマンドを払出側MPU163において受信した場合には実行されない一方、受信しなかった場合には実行されるため、スピーカ部26や図柄表示装置61にて主側MPU83と払出側MPU163との間の通信異常についての報知が実行された場合に状態表示部161aを確認することで、第1信号経路群SLG1及び第2信号経路群SLG2のうちいずれにおいて通信異常が発生しているのかを特定することが可能となる。
払出側の電源投入ウェイト処理(図36)の説明に戻り、ステップS2007の処理を実行した場合、又はステップS2009の処理を実行した場合には、ステップS2010にて、払出側RAM165に設けられた球無低速フラグに「1」をセットする。つまり、本パチンコ機10では、電源が投入された場合、タンク121が球無し状態であることを特定していなくても、タンク121が球無しである可能性が高い状態であるとみなし、払出装置124の駆動状態を低速状態とする。また、既に説明したとおり、球無低速フラグに「1」がセットされている場合には賞球許可信号の出力状態がLOWレベルに設定される。したがって、主側MPU83から払出側MPU163への賞球コマンドの出力も禁止されることとなる。
<電源立ち上げ時における賞球許可信号の設定の様子>
図38のタイムチャートを参照しながら、電源立ち上げ時における賞球許可信号の設定の様子について説明する。
図38(a)は払出側MPU163が起動状態となっている期間を示し、図38(b)は球無検知センサ123aの検知期間を示し、図38(c)は球無低速フラグの設定状況を示し、図38(d)は賞球許可信号の出力状況を示す。
まずタンク121の球無状態が実際には発生していない場合について説明する。
動作電力の供給が開始されてから払出側ウェイト時間が経過したタイミングであるt1のタイミングで、図38(a)に示すように払出側MPU163が起動状態となる。また、今回はタンク121の球無状態が実際には発生していないため、当該t1のタイミングで、図38(b)に示すように球無検知センサ123aにおいて遊技球の検知が開始される。また、当該t1のタイミングで、図38(c)に示すように球無低速フラグに「1」がセットされ、図38(d)に示すように賞球許可信号の出力状態はLOWレベルに設定される。
その後、t2のタイミングで、タンク121の球無状態ではないことが特定されることで、図38(c)に示すように球無低速フラグが「0」クリアされる。これにより、図38(d)に示すように賞球許可信号の出力状態がLOWレベルからHIレベルに設定される。
次に、タンク121の球無状態が実際には発生している場合について説明する。
動作電力の供給が開始されてから払出側ウェイト時間が経過したタイミングであるt3のタイミングで、図38(a)に示すように払出側MPU163は起動状態となる。また、当該t3のタイミングで、図38(c)に示すように球無低速フラグに「1」がセットされ、図38(d)に示すように賞球許可信号の出力状態はLOWレベルに設定される。但し、今回はタンク121の球無状態が実際に発生しているため、図38(b)に示すように球無検知センサ123aにおいて遊技球の検知が開始されない。したがって、図38(d)に示すように、賞球許可信号の出力状態がLOWレベルに設定された状態が継続される。
払出側の電源投入ウェイト処理(図36)の説明に戻り、ステップS2010にて球無低速フラグに「1」をセットした後は、ステップS2011にて断線短絡監視処理を実行した後に、本払出側の電源投入ウェイト処理を終了する。
<断線短絡監視処理>
次に、払出側の電源投入ウェイト処理(図36)のステップS2011にて実行される断線短絡監視処理について説明する。
断線短絡監視処理では、監視用IC161cから受信している信号に基づいて、払出球検知センサ138自身又は電気経路の途中位置にて断線や短絡が生じているか否かを払出側MPU163にて把握するための処理を実行する。
ここで、図39を参照しながら監視用IC161cの機能について説明する。図39(a)は払出球検知センサ138と監視用IC161cとの電気的な接続に関する構成を説明するためのブロック図であり、図39(b)は監視用IC161cへの信号入力の様子を説明するための説明図である。
図39(a)に示すように、払出球検知センサ138は入力用の電気経路EL4を通じて12Vの電圧が印加される。なお、当該電気経路EL4は、払出制御基板162を介して電入時用電源部173に接続されている。また、払出球検知センサ138は出力用の電気経路EL5を通じて監視用IC161cと接続されており、払出球検知センサ138における検知結果に応じた電圧を監視用IC161cに印加する。この場合に、出力用の電気経路EL5に対しては複数の抵抗R1,R2が接続されており、これら抵抗R1,R2により監視用IC161cに印加される電圧を所定値以下とするとともに供給される電流を所定値以下とする機能が果たされる。
監視用IC161cには、払出球検知センサ138の検知部における遊技球の通過の有無に応じて図39(b)に示すような電気信号が入力される。なお、図39(b)では理解を容易なものとするために単純な波形への整形後の信号を示す。この場合、払出球検知センサ138の検知部を遊技球が通っていない状況ではLOWレベルの電気信号が監視用IC161cに入力され、検知部を遊技球が通っている状況ではHIレベルの電気信号が監視用IC161cに入力される。監視用IC161cでは、このようなLOWレベル又はHIレベルの信号を入力している場合には、それに対応した信号を入賞信号として払出側MPU163に出力する。
一方、払出球検知センサ138について、上記各電気経路EL4,EL5又はセンサ内部にて断線が生じた場合には、払出球検知センサ138から監視用IC161cに入力される電圧がLOWレベルの場合よりも低い電圧であるVmin(すなわち0V)となる。また、上記各電気経路EL4,EL5間又はセンサ内部にて短絡が生じた場合には、払出球検知センサ138から監視用IC161cに入力される電圧がHIレベルの場合よりも高い電圧であるVmaxとなる。
監視用IC161cは、払出球検知センサ138に関して、入賞信号とは別に、断線信号及び短絡信号を払出側MPU163に出力しており、払出球検知センサ138から印加されている電圧がVminとなった場合には断線信号をLOWレベルからHIレベルに切り換え、さらにまた払出球検知センサ138から印加されている電圧がVmaxとなった場合には短絡信号をLOWレベルからHIレベルに切り換える。払出側MPU163では、HIレベルとなっていることを確認することで、払出球検知センサ138にて断線又は短絡が発生したことを認識し、それに対応した処理を実行する。
さて、断線短絡監視処理では、図40のフローチャートに示すように、まずステップS2101にて、断線信号がHIレベルであるか否かを判定する。ステップS2101にて肯定判定をした場合には、ステップS2102にて断線発生の報知設定を実行する。具体的には、払出制御基板162の状態表示部161aにおける表示内容を断線発生に対応した状態とする。この表示は、パチンコ機10の電源が遮断されるまで継続される。
続くステップS2103では、断線発生コマンドを主側MPU83に送信する。断線発生コマンドは、1バイトのデータ構成となっている。主側MPU83は、払出状態受信処理(図26)にて、払出側MPU163から断線発生コマンドを受信したか否かを監視する。具体的には、払出側MPU163から断線発生コマンドを受信した場合(ステップS1204:YES)、ステップS1205にて上位バイトの付加処理を実行する。当該付加処理では、報知系のコマンドであることを示す共通の1バイト分のデータを、今回受信した断線発生コマンドに付加する。そして、ステップS1206にて、その付加処理後における2バイトデータの断線発生コマンドを音光側MPU93に送信する。これにより、表示発光部23、スピーカ部26及び図柄表示装置61において、払出球検知センサ138に関して断線が発生していることを示す報知が実行される。
なお、断線信号がHIレベルであることを複数回確認した場合に、ステップS2102の処理及びステップS2103の処理が実行される構成としてもよい。
ステップS2101にて否定判定をした場合、又はステップS2103の処理を実行した場合には、ステップS2104にて、短絡信号がHIレベルであるか否かを判定する。ステップS2104にて否定判定をした場合にはそのまま本断線短絡監視処理を終了する。ステップS2104にて肯定判定をした場合には、ステップS2105にて短絡発生の報知設定を実行する。具体的には、払出制御基板162の状態表示部161aにおける表示内容を短絡発生に対応した状態とする。この表示は、パチンコ機10の電源が遮断されるまで継続される。
続くステップS2106では、短絡発生コマンドを主側MPU83に送信する。短絡発生コマンドは、1バイトのデータ構成となっている。主側MPU83は、払出状態受信処理(図26)にて、払出側MPU163から短絡発生コマンドを受信したか否かを監視する。具体的には、払出側MPU163から短絡発生コマンドを受信した場合(ステップS1204:YES)、ステップS1205にて上位バイトの付加処理を実行する。当該付加処理では、報知系のコマンドであることを示す共通の1バイト分のデータを、今回受信した短絡発生コマンドに付加する。そして、ステップS1206にて、その付加処理後における2バイトデータの短絡発生コマンドを音光側MPU93に送信する。これにより、表示発光部23、スピーカ部26及び図柄表示装置61において、払出球検知センサ138に関して短絡が発生していることを示す報知が実行される。
なお、短絡信号がHIレベルであることを複数回確認した場合に、ステップS2105の処理及びステップS2106の処理が実行される構成としてもよい。
図41のタイムチャートを参照しながら、断線短絡監視の様子を説明する。図41(a)は払出側MPU163が起動状態となっている期間を示し、図41(b)は断線短絡監視処理の実行期間を示し、図41(c)は断線短絡異常が発生した場合における異常報知の実行期間を示す。
動作電力の供給が開始されてから払出側ウェイト時間が経過したタイミングであるt1のタイミングで、図41(a)に示すように払出側MPU163が起動状態となる。また、当該t1のタイミングで図41(b)に示すように断線短絡監視処理が実行される。そして、当該断線短絡監視処理にて、払出球検知センサ138についての断線の発生又は短絡の発生が特定されることにより、図41(c)に示すように異常報知が開始される。当該異常報知として、払出側MPU163の制御に基づく状態表示部161aにおける報知と、音光側MPU93の制御に基づくスピーカ部26や図柄表示装置61における報知とが実行される。当該異常報知は、払出制御基板162の状態復帰スイッチ161bが操作されたとしても解除されない。
その後、t3のタイミングで電源の遮断操作が行われて図41(a)に示すように払出側MPU163の起動状態が終了されることにより、図41(c)に示すように異常報知が終了される。そして、電源遮断中において断線状態又は短絡状態を解消することで、その後のt4のタイミングで払出側MPU163が再度起動状態となり断線短絡監視処理が実行されたとしても断線の発生又は短絡の発生が確認されないことにより、異常報知が開始されない。
以上詳述した実施形態によれば、以下の優れた効果を奏する。
動作電力の供給が開始された場合、主側MPU83から払出側MPU163に向けて払出側の通信確認コマンドが送信され、払出側MPU163は払出側の通信確認コマンドを受信した場合、主側MPU83に向けて受信確認コマンドを送信する。そして、主側MPU83において受信確認コマンドを受信しなかった場合、それに対応する報知が実行される。これにより、主側MPU83から払出側MPU163に向けてコマンドを送信するための第1信号経路群SLG1及び払出側MPU163から主側MPU83に向けてコマンドを送信するための第2信号経路群SLG2のいずれかに通信異常が発生している場合には、動作電力の供給開始時に対処することが可能となり、当該通信異常が発生しているにも関わらず遊技が開始されてしまう可能性が低減される。
主側MPU83は上記受信確認コマンドを受信した場合、それに対応した受信確認コマンドを音光側MPU93に送信する。音光側MPU93は主側MPU83から受信確認コマンドを受信しなかった場合に報知用処理を実行することで、上記第1信号経路群SLG1及び上記第2信号経路群SLG2の少なくとも一方に異常が発生していることを報知する。これにより、各種報知を実行するための制御を行う音光側MPU93において通信異常報知が実行されることとなり、報知の実行機能を集約することが可能となる。この場合に、払出側MPU163では、主側MPU83から払出側の通信確認コマンドを受信しなかった場合、払出制御装置161に設けられた状態表示部161aにてそれに対応した報知を実行する。これにより、音光側MPU93による制御に基づき通信異常の発生を把握した遊技ホールの管理者は状態表示部161aを確認することで、その通信異常が第1信号経路群SLG1及び第2信号経路群SLG2のうちいずれにおいて発生しているのかを特定することが可能となる。
特に、払出側の通信確認コマンドを受信しなかったことの報知が、払出制御装置161に設けられた状態表示部161aにおいて払出側MPU163自身の制御に基づき実行されるため、当該報知のためにさらなる通信を必要としない。よって、通信についての構成の簡素化を図りながら、通信異常が発生している信号経路群の特定を行うことが可能となる。
また、上記のように払出制御装置161に設けられた状態表示部161aにおいて通信異常の報知が行われるとしても、音光側MPU93の制御に基づき実行される通信異常の報知はスピーカ部26及び図柄表示装置61などを利用して行われることで、その確認に際して遊技機本体12の開放操作や前扉枠14の開放操作を必要としない。これにより、通信異常が発生していること自体の報知は、遊技ホールの管理者にとって認識し易いものとなる。
主側MPU83は、払出側MPU163から受信確認コマンドを受信しなかったとしても、それに対して何ら処理を実行しない。これにより、通信異常の監視に関して主側MPU83の処理負荷の軽減が図られる。
音光側MPU93は当該音光側MPU93への動作電力の供給が開始された後に音光側第2監視時間が経過するまでに主側MPU83から受信確認コマンドを受信しなかった場合に、通信異常に対応した報知を開始する。これにより、主側MPU83において払出側MPU163から受信確認コマンドを受信しなかったことを示すコマンドを主側MPU83から送信する必要がないため、主側MPU83の処理負荷の軽減が図られる。
音光側第2監視時間は、主側MPU83と払出側MPU163との間で通信異常が発生しているか否かを特定するのに要する時間として想定される最長時間よりも長い時間として設定されている。これにより、主側MPU83と払出側MPU163との間の通信経路が正常であるにも関わらず通信異常の報知が実行されてしまう可能性が低減される。
音光側MPU93における動作電力の供給が開始された場合に供給開始時の状態とするための処理であるステップS1801以降の処理が、払出側MPU163における動作電力の供給が開始された場合に供給開始時の状態とするための処理であるステップS2002以降の処理よりも先に開始される。これにより、動作電力の供給が開始された場合において供給開始時の状態とするための処理の開始タイミングを調整するだけで、音光側MPU93において受信確認コマンドを受信し損なうといった不都合の発生を防止することが可能となる。
主側MPU83は、動作電力の供給が開始された場合、音光側の通信確認コマンドを音光側MPU93に向けて送信する。音光側MPU93は、音光側の通信確認コマンドを受信しなかった場合、それに対応した報知用処理を実行する。これにより、主側MPU83と払出側MPU163との間の第1信号経路群SLG1及び第2信号経路群SLG2だけでなく、主側MPU83と音光側MPU93との間の第3信号経路群SLG3についても通信異常が発生していないか否かの監視を行うことが可能となり、当該通信異常が発生している場合には遊技ホールの管理者がそれに対処することが可能となる。これにより、主側MPU83と払出側MPU163との間の通信異常に関しての報知用処理を音光側MPU93にて行うことで処理負荷の分散化を図った構成において、通信異常が発生しているか否かの報知が行われた場合に主側MPU83と払出側MPU163との間の通信経路、及び主側MPU83と音光側MPU93との間の経路のうちいずれにおいて異常が発生しているのかを遊技ホールの管理者が特定することが可能となる。
音光側MPU93は当該音光側MPU93への動作電力の供給が開始された後に音光側第1監視時間が経過するまでに主側MPU83から音光側の通信確認コマンドを受信しなかった場合に、通信異常に対応した報知を開始する。これにより、第3信号経路群SLG3に関して通信異常が発生しているか否かの判断を音光側MPU93自身において行うことが可能となる。よって、当該通信異常が発生しているか否かを判断するための構成の簡素化が図られる。
音光側MPU93における動作電力の供給が開始された場合に供給開始時の状態とするための処理であるステップS1801以降の処理が、主側MPU83における動作電力の供給が開始された場合に供給開始時の状態とするための処理であるステップS1702以降の処理よりも先に開始される。これにより、動作電力の供給が開始された場合において供給開始時の状態とするための処理の開始タイミングを調整するだけで、音光側MPU93において音光側の通信確認コマンドを受信し損なうといった不都合の発生を防止することが可能となる。
音光側MPU93において音光側の通信確認コマンドを受信しなかった場合の報知用処理による報知の内容と、音光側MPU93において受信確認コマンドを受信しなかった場合の報知用処理による報知の内容とが相違している。これにより、音光側MPU93による制御に基づき通信異常の報知が実行された場合、その報知内容を確認することで、主側MPU83と払出側MPU163との間の通信経路、及び主側MPU83と音光側MPU93との間の通信経路のうちいずれにおいて通信異常が発生しているのかを特定することが可能となる。
主側MPU83は、払出側MPU163に向けて払出側の通信確認コマンドを送信するよりも先に、音光側MPU93に向けて音光側の通信確認コマンドを送信する。これにより、各通信経路が正常である場合において受信確認コマンドが音光側MPU93に向けて送信されるよりも先に音光側の通信確認コマンドが音光側MPU93に向けて送信されることとなる。よって、音光側MPU93に向けたコマンドの送信が段階的なものとなり、音光側MPU93においてコマンドを受信するための構成の複雑化を抑制しながら、音光側MPU93においてコマンドの受信を正確に行うことが可能となる。
音光側MPU93は動作電力の供給が開始された場合に音光側第1監視時間が経過するまでに音光側の通信確認コマンドを受信したか否かを監視するとともに、音光側第2監視時間が経過するまでに受信確認コマンドを受信したか否かを監視する構成において、音光側第1監視時間の終了タイミングと音光側第2監視時間の終了タイミングとが相違している。これにより、これらの監視時間をずらすことが可能となり、通信異常を特定した場合の報知用処理の実行を段階的に行うことが可能となる。
払出側MPU163から主側MPU83に送信されるコマンドは1バイトのデータ構成であるのに対して主側MPU83から音光側MPU93に送信されるコマンドは2バイトのデータ構成である場合において、主側MPU83は払出側MPU163から受信確認コマンドなどといったコマンドを受信した場合、そのコマンドに対して上位1バイト分のデータを付加したコマンドを音光側MPU93に送信する。これにより、払出側MPU163から主側MPU83に向けて送信されるコマンドの通信方式と、主側MPU83から音光側MPU93に向けて送信されるコマンドの通信方式とが相違する構成において、通信方式を適合させるための処理が主側MPU83にて実行されることとなる。よって、払出側MPU163と音光側MPU93との電気的な接続を直接行うための通信経路を別途設けなくても、払出側MPU163との関係での報知の実行制御を音光側MPU93において行うことが可能となる。
主側MPU83は、払出側MPU163から報知系のコマンドを受信した場合、その報知系のコマンドに1バイト分のデータを付加して音光側MPU93に送信するだけでよいため、主側MPU83において通信方式を適合させるための処理負荷の軽減が図られる。
主側MPU83が払出側MPU163から報知系のコマンドを受信した場合に当該報知系のコマンドに付加されるデータは、共通のデータとなっている。これにより、主側MPU83において通信方式を適合させるための処理負荷の軽減が図られる。
主側MPU83は払出側MPU163からHIレベルの賞球許可信号を受信している場合にのみ賞球コマンドを送信する。これにより、払出側MPU163において賞球コマンドを受信すると好ましくない状況においては賞球コマンドの送信を主側MPU83において待機させることが可能となり、遊技球の払い出しを好適に行うことが可能となる。特に、主側RAM85にはバックアップ電力が供給されるのに対して払出側RAM165にはバックアップ電力が供給されない構成において、上記のように賞球許可信号を利用して賞球コマンドの送信の許可設定を行うことで、遊技球を払い出すべきことを示すデータを基本的には主側RAM85側に記憶させておくことが可能となり、パチンコ機10への動作電力の供給が停止された場合に遊技球の払い出し機会が無効化されてしまう可能性が低減される。
上記構成において、払出側MPU163への動作電力の供給が開始された場合には払出側RAM165の球無低速フラグに「1」がセットされることにより、主側RAM85の賞球用カウンタエリア85dの状態及び払出側RAM165の賞球数カウンタ165bの状態に関係なく、賞球許可信号の出力状態はLOWレベルに維持される。これにより、タンク121が球無状態の状況で払出側MPU163への動作電力の供給が開始されたとしても、動作電力の供給開始直後であってタンク121が球無状態であることを特定する前のタイミングにおいて払出側MPU163に賞球コマンドが送信されてしまうことが防止される。
また、動作電力の供給開始時に球無低速フラグに「1」がセットされた状態は、球無検知センサ123aからLOWレベルの球無検知信号を受信した場合に解除されるため、正常な状況で動作電力の供給が開始された場合において賞球コマンドの送信待機状態が必要以上に継続してしまうことが防止される。
球無低速フラグは、動作電力の供給開始直後であるか否かに関係なく、タンク121が球無状態である可能性が高い場合に「1」がセットされるフラグであり、球無低速フラグに「1」がセットされた状況では賞球許可信号の出力状態がLOWレベルに設定される。つまり、通常時においてタンク121の球無状態が発生した可能性がある場合に賞球コマンドの送信を阻止するための構成を利用して、動作電力の供給開始時において賞球許可信号の出力状態をLOWレベルに設定することが可能となる。これにより、構成の簡素化を図りながら、既に説明したような優れた効果を奏することが可能となる。
球無低速フラグに「1」がセットされた場合、遊技球の払い出しが停止されるのではなく、払出モータ137の駆動状態が低速状態に設定される。これにより、動作電力の供給が開始された場合には遊技球の払い出しを停止させないものの遊技球の払い出しをある程度制限することが可能となる。
満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号を受信している場合に払出側MPU163において満タンフラグに「1」をセットするのに要する受信継続期間が状況に応じて変更される。これにより、下皿34が満タン状態であることを正確に検知することを重要視する状況と、下皿34が満タン状態となった場合に早期に遊技球の払い出しの制限を行うことを重要視する状況とをそれぞれ生じさせることが可能となる。よって、満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号を受信した場合における遊技球の払い出しの制限を臨機応変に行うことが可能となり、下皿34の満タン状態に対して好適に対処することが可能となる。
上記受信継続期間は、払出側MPU163への動作電力の供給が開始された直後の場合の方が、その後の状況よりも短く設定されている。これにより、下皿34が満タン状態である状態で動作電力の供給が開始された場合には早期に遊技球の払い出しを制限することで、下皿34から連なった遊技球が払出装置124の位置に達してしまうといった設計者の意図しない状況が発生してしまう可能性が低減される。その一方、動作電力の供給が開始された直後ではない通常時には、満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号を受信した場合に下皿34が満タン状態であるか否かの判断を正確に行うことが可能となる。
特に、満タン検知センサ147は裏パックユニット15の遊技球分配部125に設けられているため、満タン検知センサ147と払出モータ137との距離は比較的短くなっているが、上記のように動作電力の供給開始時には下皿34が満タン状態であると判断するのに要する時間が短く設定されていることにより払出装置124における球詰まりの発生を阻止することが可能となる。
払出側MPU163への動作電力の供給が開始された直後において下皿34が満タン状態であると判断するのに要するHIレベルの満タン検知信号の受信継続期間は、払出モータ137の駆動状態が通常状態である場合における遊技球の払出周期よりも短い期間となっている。これにより、下皿34が満タン状態で動作電力の供給が開始された場合において下皿34が満タン状態であると判断されて遊技球の払い出しが制限されるまでに新たに払い出される遊技球の数が0個又は多くても1個程度とすることが可能となる。よって、払出装置124において球詰まりが発生しない範囲で遊技球の払い出しを制限することが可能となる。
動作電力の供給が開始された場合において満タン検知センサ147からLOWレベルの満タン検知信号を受信した場合には、下皿34が満タン状態であると判断されるのに必要なHIレベルの満タン検知信号の受信継続期間が短い期間から長い期間に変更される。これにより、当該受信継続期間が短い期間に設定される状況を短期間に抑えることが可能となり、基本的には下皿34が満タン状態となっているか否かの監視を正確に行うことを重要視することが可能となる。
払出球検知センサ138において断線又は短絡が発生しているか否かが監視用IC161cにて監視され、断線又は短絡が発生している場合には異常報知用処理が実行される。これにより、当該断線又は短絡が発生している場合には、それに対処することが可能となる。この場合に、当該異常報知用処理による異常報知は払出側MPU163への動作電力の供給が停止された場合に解除される。これにより、上記断線又は短絡を不正に発生させるとともにそれに対する異常報知を不正に解除しようとしたとしても、その行為が目立ちやすくなる。よって、当該不正行為の発見の容易化が図られる。
上記断線又は短絡が発生しているか否かの監視処理は、払出側MPU163に動作電力の供給が開始された場合にのみ実行される。これにより、当該監視処理を実行する場合の処理負荷の軽減が図られる。
動作電力の供給開始後の通常時においては払出モータ137を駆動制御しているにも関わらず払出球検知センサ138にて遊技球を検知しない場合には報知用処理が実行されるため、断線短絡監視処理が動作電力の供給開始時にのみ実行されるとしても、当該断線短絡の発生を含めて遊技球の払い出しに関して異常が発生している場合にはそれを報知することが可能となる。
断線短絡報知は動作電力の供給が停止された場合に解除され、動作電力の供給がその後に行われた場合には継続実施されない。これにより、断線短絡報知を解除する場合、動作電力の供給を停止するための操作を実行するだけでよく、他の操作を必要としないため、遊技ホールの管理者側において断線短絡報知を解除するための作業性が向上する。
状態復帰スイッチ161bが操作された場合には払出装置124における球詰まりの発生が解除される構成において、当該状態復帰スイッチ161bを操作したとしても断線短絡報知は解除されない。これにより、状態復帰スイッチ161bを不正に操作して断線短絡報知を解除しようとしてもそれを不可とすることが可能となる。
主側MPU83において異常が検知されることにより遊技の進行が停止されるとともにそれに対応した報知が実行された場合、それを解除するためにはRAM消去スイッチ171aを操作しながら動作電力の供給を開始する必要がある構成において、断線短絡報知の解除に際しては動作電力の供給開始に際してRAM消去スイッチ171aを操作する必要がない。これにより、断線短絡報知を解除する場合の作業性を向上させることが可能となる。
上記断線又は短絡が発生した場合、断線短絡報知が実行される一方、遊技を進行させるための進行用処理の実行は制限されない。これにより、上記断線又は短絡が発生した場合には異常報知を実行することでそれに対処可能とさせながら、かかる経路異常が原因で正規の遊技者に不利益が生じてしまう可能性を低減させることが可能となる。
遊技機本体12が開放状態となった場合には払出装置124による遊技球の払い出しが停止される。これにより、島設備からタンク121に遊技球が補充されるタイミングや、下皿34の排出操作部35が操作されて排出状態となっている状況で遊技機本体12が開放操作されたとしても、その際に島設備から補充された遊技球が散乱したり、下皿34に向けて払い出された遊技球が散乱したりしてしまうという不都合の発生が防止される。
本体枠開放センサ114の検知結果は払出側MPU163に入力される。これにより、遊技機本体12が開放状態であるか否かを払出側MPU163において特定する場合に主側MPU83からコマンドを受信する必要がなくなり、遊技機本体12が開放状態である場合に遊技球の払い出しを制限するための構成の簡素化が図られる。
前扉枠開放センサ42の検知結果も払出側MPU163に入力され、前扉枠14が開放状態である場合には遊技球の払い出しが停止される。これにより、遊技機本体12及び前扉枠14の開放監視を行うための処理、及び開放状態である場合に遊技球の払い出しを制限するための処理を払出側MPU163にて集約して行うことが可能となり、主側MPU83の処理負荷の軽減が図られる。
遊技機本体12が開放状態であることが本体枠開放センサ114にて検知された場合には払出側MPU163において遊技球の払い出しを停止させるための処理が実行される構成において、本体枠開放センサ114は外部端子板113における本体開放用の外部端子113gと電気的に接続されており、遊技機本体12が開放された場合における外部出力が本体開放用の外部端子113gを通じて本体枠開放センサ114から直接行われる。これにより、当該外部出力に際して払出側MPU163において何ら処理を実行する必要がないため、処理負荷の軽減を図りながら、遊技機本体12が開放されたか否かの外部出力を行うことが可能となる。
前扉枠14が開放状態であることが前扉枠開放センサ42にて検知された場合には払出側MPU163において遊技球の払い出しを停止させるための処理が実行される構成において、前扉枠開放センサ42は外部端子板113における前扉開放用の外部端子113hと電気的に接続されており、前扉枠14が開放された場合における外部出力が前扉開放用の外部端子113hを通じて前扉枠開放センサ42から直接行われる。これにより、当該外部出力に際して払出側MPU163において何ら処理を実行する必要がないため、処理負荷の軽減を図りながら、前扉枠14が開放されたか否かの外部出力を行うことが可能となる。
前扉枠開放センサ42の検知信号及び本体枠開放センサ114の検知信号が外部端子113g,113hに出力される場合には、払出側MPU163による処理が介在しない。これにより、遊技機本体12が開放状態となっているか否かの監視及び前扉枠14が開放状態となっているか否かの監視が、払出側MPU163と遊技ホールのホールコンピュータHCとのそれぞれで独立して行うことが可能となる。よって、一方の監視経路において異常が発生していたとしても他方の監視経路において監視を継続することが可能となり、遊技機本体12又は前面枠14が開放状態であるか否かの監視を正確に行うことが可能となる。
前扉枠開放センサ42の検知信号及び本体枠開放センサ114の検知信号のそれぞれが、払出側MPU163に入力されるとともに外部端子113g,113hに入力される構成において、これら各検知信号を伝搬させるための信号経路の分岐が信号中継基板185にて行われる。これにより、各信号経路の分岐位置が一の信号中継基板185に集約されるため、メンテナンスなどの容易化が図られる。
<第2の実施形態>
本実施形態では主側MPU83と払出側MPU163との間の通信経路に異常が発生した場合に実行される処理内容が一部相違している。以下、当該相違する構成について説明する。なお、上記第1の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
図42は、主側MPU83においてタイマ割込み処理(図13)のステップS212にて実行される発射制御処理を示すフローチャートである。
まずステップS2201にて、主側RAM85に設けられた受信確認フラグに「1」がセットされているか否かを判定する。受信確認フラグは、電源立ち上げ時において主側MPU83から払出側MPU163に払出側の通信確認コマンドを送信したことに対して、払出側MPU163から受信確認コマンドを受信したか否かを主側MPU83にて特定するためのフラグである。
受信確認フラグに「1」がセットされていない場合には、ステップS2202にて、払出側MPU163から受信確認コマンドを受信済みであるか否かを判定する。受信確認コマンドを受信済みである場合にはステップS2203にて、主側RAM85の受信確認フラグに「1」をセットする。
受信確認フラグに「1」がセットされている場合(ステップS2201:YES)、又は受信確認フラグに「1」をセットした場合(ステップS2203)には、ステップS2204にて発射用処理を実行した後に本発射制御処理を終了する。発射用処理では、遊技球を発射させるための手動操作が遊技球発射ハンドル37に対して実行されている場合に、0.6sec周期で1個の遊技球が遊技領域PAに向けて発射されるように遊技球発射機構45を駆動制御するための処理を実行する。
一方、主側RAM85の受信確認フラグに「1」がセットされておらず(ステップS2201:NO)且つ受信確認コマンドを払出側MPU163から受信していない場合(ステップS2202:NO)には、ステップS2202にて否定判定をしてそのまま本発射制御処理を終了することで発射用処理を実行しない。これにより、主側MPU83と払出側MPU163との間の信号経路に異常が発生していないことが特定されるまでは遊技球の発射が禁止されることとなり、入賞が発生しないようにすることが可能となる。よって、主側MPU83から送信された賞球コマンドが払出側MPU163において正常に受信できないにも関わらず払出側MPU163からの賞球許可信号の出力状態がHIレベルに維持されることに起因して主側MPU83からの賞球コマンドの送信が繰り返されて賞球の実行が無効化されてしまうという不都合の発生を阻止することが可能となる。
<第3の実施形態>
本実施形態では主側MPU83と払出側MPU163との間の通信経路に異常が発生した場合に実行される処理内容が一部相違している。以下、当該相違する構成について説明する。なお、上記第1の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
図43は、主側MPU83においてタイマ割込み処理(図13)のステップS218にて実行される払出出力処理を示すフローチャートである。
まずステップS2301にて、主側RAM85に設けられた受信確認フラグに「1」がセットされているか否かを判定する。受信確認フラグは、電源立ち上げ時において主側MPU83から払出側MPU163に払出側の通信確認コマンドを送信したことに対して、払出側MPU163から受信確認コマンドを受信したか否かを主側MPU83にて特定するためのフラグである。
受信確認フラグに「1」がセットされていない場合には、ステップS2302にて、払出側MPU163から受信確認コマンドを受信済みであるか否かを判定する。受信確認コマンドを受信済みである場合にはステップS2303にて、主側RAM85の受信確認フラグに「1」をセットする。
ステップS2301にて受信確認フラグに「1」がセットされていると判定した場合、又はステップS2303にて受信確認フラグに「1」をセットした場合には、ステップS2304にて、主側RAM85のいずれかの賞球用カウンタの値が1以上であるか否かを判定するとともに、ステップS2305にて、払出側MPU163から受信している賞球許可信号の出力状態がHIレベルであるか否かを判定する。ステップS2304及びステップS2305の両方にて肯定判定をした場合にはステップS2306にて賞球コマンドの出力処理を実行することで賞球コマンドを払出側MPU163に送信し、ステップS2304及びステップS2305のいずれかにて否定判定をした場合にはそのまま本払出出力処理を終了する。
一方、主側RAM85の受信確認フラグに「1」がセットされておらず(ステップS2301:NO)、且つ払出側MPU163から受信確認コマンドを受信していない場合(ステップS2302:NO)には、そのまま本払出出力処理を終了する。つまり、主側MPU83において払出側MPU163からの受信確認コマンドの受信を確認していない状況では、いずれかの賞球用カウンタの値が1以上であって賞球許可信号の出力状態がHIレベルであったとしても賞球コマンドは出力されない。これにより、主側MPU83と払出側MPU163との間の信号経路に異常が発生していないことが特定されるまでは賞球コマンドの出力が禁止されることとなる。よって、主側MPU83から送信された賞球コマンドが払出側MPU163において正常に受信できないにも関わらず払出側MPU163からの賞球許可信号の出力状態がHIレベルに維持されることに起因して主側MPU83からの賞球コマンドの送信が繰り返されて賞球の実行が無効化されてしまうという不都合の発生を阻止することが可能となる。
なお、当該第3の実施形態における構成に対して上記第2の実施形態における構成を付加してもよい。
<第4の実施形態>
本実施形態では主側MPU83と払出側MPU163との間の通信経路に異常が発生した場合に実行される処理内容が一部相違している。以下、当該相違する構成について説明する。なお、上記第1の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
図44は、払出側MPU163においてタイマ割込み処理(図19)のステップS809にて実行される賞球許可信号設定処理を示すフローチャートである。
まずステップS2401にて、払出側RAM165に設けられた通信確認フラグに「1」がセットされているか否かを判定する。通信確認フラグは、電源立ち上げ時において主側MPU83から払出側の通信確認コマンドを受信したか否かを払出側MPU163にて特定するためのフラグである。
通信確認フラグに「1」がセットされていない場合には、ステップS2402にて、主側MPU83から払出側の通信確認コマンドを受信済みであるか否かを判定する。当該通信確認コマンドを受信済みである場合にはステップS2403にて、払出側RAM165の通信確認フラグに「1」をセットする。
通信確認フラグに「1」がセットされている場合(ステップS2401:YES)、又は通信確認フラグに「1」をセットした場合(ステップS2403)には、ステップS2404にてその他の許可条件が成立しているか否かを判定する。その他の許可条件は、上記第1の実施形態における賞球許可信号設定処理(図30)におけるステップS1601〜ステップS1605の条件と同様である。その他の許可条件が成立している場合にはステップS2405にて賞球許可信号の出力状態をHIレベルに維持又は設定した後に本賞球許可信号設定処理を終了し、その他の許可条件が成立していない場合にはステップS2406にて賞球許可信号の出力状態をLOWレベルに維持又は設定した後に本賞球許可信号設定処理を終了する。
一方、払出側RAM165の通信確認フラグに「1」がセットされておらず(ステップS2401:NO)且つ払出側の通信確認コマンドを主側MPU83から受信していない場合(ステップS2402:NO)には、その他の許可条件が成立しているか否かに関係なく、ステップS2406にて、賞球許可信号の出力状態をLOWレベルに維持又は設定した後に本賞球許可信号設定処理を終了する。これにより、主側MPU83と払出側MPU163との間の信号経路に異常が発生していないことが特定されるまでは賞球許可信号の出力状態がLOWレベルに維持されることとなり、払出側MPU163に向けて賞球コマンドが送信されないようにすることが可能となる。よって、主側MPU83から送信された賞球コマンドが払出側MPU163において正常に受信できないにも関わらず払出側MPU163からの賞球許可信号の出力状態がHIレベルに維持されることに起因して主側MPU83からの賞球コマンドの送信が繰り返されて賞球の実行が無効化されてしまうという不都合の発生を阻止することが可能となる。
<第5の実施形態>
本実施形態では、払出側MPU163における満タン用処理(図20)及び球無用処理(図22)の処理構成が上記第1の実施形態と相違している。以下、当該相違する構成について説明する。なお、上記第1の実施形態と同一の構成については基本的にその説明を省略する。
本実施形態における満タン用処理では、満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号を受信している期間が継続したとしても払出モータ137の駆動状態が低速状態に設定されることはなく、満タン時停止用の期間に亘ってHIレベルの満タン検知信号を受信した場合には払出モータ137の駆動が停止されるとともに賞球許可信号の出力状態がLOWレベルに設定される。これにより、下皿34が満タン状態であるか否かの監視に要する処理負荷の軽減が図られる。
次に、図45のフローチャートを参照しながら、本実施形態における球無用処理について説明する。
球無用処理では、まずステップS2501にて球無検知センサ123aからHIレベルの球無検知信号を受信しているか否かを判定する。HIレベルの球無検知信号を受信している場合には、ステップS2502〜ステップS2507の処理を実行する。これらステップS2502〜ステップS2507の処理内容は、上記第1の実施形態における球無用処理(図22)のステップS1002〜ステップS1007の処理内容と同一である。
HIレベルの球無検知信号を受信していない場合(ステップS2501:NO)には、ステップS2508にて、払出側RAM165の第1球無カウンタの値を「0」クリアし、続くステップS2509にて、払出側RAM165の第2球無カウンタの値を1加算する。続くステップS2510では、第2球無カウンタの値が「1500」となっているか否かを判定する。第2球無カウンタの値は、球無検知センサ123aからLOWレベルの球無検知信号を受信している場合には2msec周期で1加算されるため、ステップS2510ではLOWレベルの球無検知信号を継続して約3000msecに亘って受信したか否かを判定している。
ステップS2510にて否定判定をした場合には、そのまま本球無用処理を終了する。一方、ステップS2510にて肯定判定をした場合には、ステップS2511にて、払出側RAM165の球無低速フラグを「0」クリアする。また、ステップS2512にて、払出側RAM165の球無フラグを「0」クリアするとともに、主側MPU83に向けて球無解除コマンドを送信し、さらに球無異常の報知解除を実行した後に、本球無用処理を終了する。
本実施形態によれば、球無低速フラグに「1」がセットされた状態は、球無検知センサ123aにおいて遊技球を検知した場合に即座に解除されるのではなく、当該遊技球を検知している状態が約3000msecに亘って継続した場合に解除される。ここで、本実施形態では上記第1の実施形態と同様に払出側MPU163への動作電力の供給が開始された場合、球無検知センサ123aの検知結果に関係なく球無低速フラグに「1」がセットされ、賞球許可信号の出力状態がLOWレベルに維持される。また、払出側MPU163への動作電力の供給が開始された直後においては、満タン用処理において満タン検知センサ147からHIレベルの満タン検知信号を8msecに亘って受信したことを確認した場合、満タン状態に設定され、払出モータ137の駆動が停止されるとともに賞球許可信号の出力状態がLOWレベルに維持される。つまり、払出側MPU163への動作電力の供給が開始された直後においては、球無低速フラグを「0」クリアするための条件となるLOWレベルの球無検知信号の受信継続期間よりも、満タンフラグに「1」をセットするための条件となるHIレベルの満タン検知信号の受信継続期間の方が短くなる。
かかる構成であることにより、払出側MPU163への動作電力の供給開始時には球無低速フラグに「1」をセットすることで賞球許可信号の出力状態を強制的にLOWレベルに維持させるようにした構成において、タンク121が球無し状態ではないものの下皿34が満タン状態である場合に、球無低速フラグが「0」クリアされる前に満タンフラグに「1」をセットすることが可能となり、賞球許可信号の出力状態をLOWレベルに維持させることが可能となる。よって、実際には遊技球の払い出しが阻害されている状況であるにも関わらず、主側MPU83から払出側MPU163に賞球コマンドが出力されてしまうという不都合の発生を防止することが可能となる。
<他の実施形態>
なお、上述した実施形態の記載内容に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能である。例えば以下のように変更してもよい。ちなみに、以下の別形態の構成を、上記実施形態の構成に対して、個別に適用してもよく、組合せて適用してもよい。
(1)動作電力の供給が開始された場合、主側MPU83から払出側MPU163への払出側の通信確認コマンドの送信を待たずに又は当該払出側の通信確認コマンドの送信が行われることなく、払出側MPU163から主側MPU83に向けて確認用コマンドが送信される構成としてもよい。この場合であっても、払出側MPU163から主側MPU83に向けたコマンドの通信経路である第2信号経路群SLG2に通信異常が発生していないか否かを監視することが可能となる。
当該構成において、主側MPU83は、払出側MPU163から確認用コマンドを受信した場合、その確認用コマンド又はそれに対応したコマンドを音光側MPU93に送信するようにし、音光側MPU93では当該コマンドを受信しなかった場合には報知用処理を実行する構成とすることで、第2信号経路群SLG2に通信異常が発生している場合にはそれに対処することが可能となる。また、主側MPU83は、上記確認用コマンドを払出側MPU163から受信したか否かに関係なく、払出側MPU163に向けて確認用コマンドを送信するとともに、払出側MPU163は当該確認用コマンドを受信しなかった場合には状態表示部161aにてそれに対応した報知を行う構成としてもよい。
(2)払出側MPU163から送信された受信確認コマンドが、主側MPU83にて受信されることなく、主制御基板82に形成された中継回路を介して、第3信号経路群SLG3又は主制御基板82と音光側制御基板192との間に設けられた他の信号経路群により、音光側MPU93に送信される構成としてもよい。この場合、受信確認コマンドを音光側MPU93に送信する場合において主側MPU83の処理が介在しないこととなるため、主側MPU83の処理負荷の軽減が図られる。
(3)上記第2の実施形態では主側MPU83と払出側MPU163との間に通信異常が発生していないことが確認されるまで遊技球の発射の禁止といったように遊技の進行が制限される構成としたが、これに代えて、主側MPU83において払出側の通信確認コマンドを送信してから監視期間内に払出側MPU163から受信確認コマンドを受信しなかった場合に、遊技球の発射の禁止といったように遊技の進行が制限される構成としてもよい。
(4)払出側MPU163から受信確認コマンドを受信した場合、主側MPU83は音光側MPU93に音光側の通信確認コマンドを送信する構成としてもよい。当該構成であっても、音光側MPU93において、主側MPU83と音光側MPU93との間の通信経路が正常であるか否かを確認するために主側MPU83から音光側MPU93に送信されるコマンドの監視期間と、主側MPU83と払出側MPU163との間の通信経路が正常であるか否かを確認するために主側MPU83から音光側MPU93に送信されるコマンドの監視期間とを完全に異ならせることで、上記のようにコマンドの共通化を図った構成において、音光側MPU93では監視期間との関係でいずれの通信経路についての確認用のコマンドを受信したのかを特定することが可能となる。
(5)音光側MPU93及び払出側MPU163では通信確認コマンドや受信確認コマンドを受信しなかった旨の報知が実行される構成としたが、これに代えて、通信確認コマンドや受信確認コマンドを受信した場合には専用の発光部などが受信状態となり、当該受信状態となっていないことを目視確認することで、通信異常が発生しているか否かを把握する構成としてもよい。
(6)主側MPU83と払出側MPU163との間に通信異常が発生しているか否かの監視結果、及び主側MPU83と音光側MPU93との間に通信異常が発生しているか否かの監視結果の少なくとも一方が、外部端子板113を通じてホールコンピュータHCに外部出力される構成としてもよい。これにより、通信異常の有無をホールコンピュータHCにおいても管理することが可能となる。
(7)主側MPU83と払出側MPU163との間の通信確認、及び主側MPU83と音光側MPU93との間の通信確認が動作電力の供給開始時だけでなく、動作電力の供給開始後において所定の監視開始契機が発生した場合に実行される構成としてもよい。また、主側MPU83と音光側MPU93との間の通信経路に異常が発生している場合、図柄表示装置61の表示内容などから把握可能であることに鑑みて、動作電力の供給開始時には上記通信確認の両方について行う一方、その後の監視開始契機が発生した場合には主側MPU83と払出側MPU163との間の通信確認のみが行われる構成としてもよい。また、上記監視開始契機としては、遊技球の発射が所定の期間に亘って実行されなかった場合を当該契機としてもよく、遊技球発射ハンドル37に対して遊技球を発射させるための操作が所定の期間に亘って実行されなかった場合を当該契機としてもよい。この場合、遊技球の払い出しの実行制御を行う必要がない期間を利用して、主側MPU83と払出側MPU163との間の通信確認を行うことが可能となる。
(8)主側MPU83は動作電力の供給が開始された場合、主側ウェイト時間が経過するまで処理の実行が待機される構成としたが、当該主側ウェイト時間においても各種センサからの信号の受信監視は実行される構成としてもよく、これに加えて又は代えて、停電監視回路からの停電信号の受信監視及び停電信号を受信した場合における停電時処理は実行可能である構成としてもよい。これにより、主側ウェイト時間中において信号の受信が見逃されるといった事態や、主側ウェイト時間において停電が発生した場合に停電時処理が正常に実行されないといった事態の発生を阻止することが可能となる。
(9)払出側MPU163は動作電力の供給が開始された場合、払出側ウェイト時間が経過するまで処理の実行が待機される構成としたが、払出側ウェイト時間においても各種センサからの信号の受信監視は実行される構成としてもよく、これに加えて又は代えて、主側MPU83からのコマンドの受信監視は実行される構成としてもよい。これにより、払出側ウェイト時間中において信号の受信が見逃されるといった事態や、主側MPU83からのコマンドの受信が見逃されるといった事態の発生を阻止することが可能となる。
(10)主側MPU83と音光側MPU93との間の通信経路に異常が発生している場合、図柄表示装置61の表示内容などから把握可能であることに鑑みて、主側MPU83と音光側MPU93との間の通信確認については行わない構成としてもよい。
(11)主側MPU83と払出側MPU163との間の通信経路に異常が発生している場合、音光側MPU93において積極的に異常報知が実行される構成に代えて、主側MPU83においてタイマ割込み処理(図13)のステップS206にて肯定判定をすることにより、遊技の進行を制御するための処理が実行されなくなる構成としてもよい。この場合であっても、遊技球の発射が不可となる、及び音光側MPU93へのコマンド送信が停止されることに伴って図柄表示装置61などの表示内容が正常ではない内容となること等を通じて、通信異常が発生していることを遊技ホールの管理者に認識させることが可能となる。
(12)主側MPU83から音光側の通信確認コマンドが音光側MPU93に送信された後に、主側MPU83から払出側の通信確認コマンドが払出側MPU163に送信される構成に代えて、これらコマンドの送信順序が逆であってもよく同時であってもよい。この場合であっても、音光側MPU93に音光側の通信確認コマンドが送信されるタイミングと、音光側MPU93に受信確認コマンドが送信されるタイミングとがずれることにより、音光側MPU93においてコマンドを段階的に受信することが可能となる。
(13)動作電力の供給が開始された場合において供給開始時の状態とするための処理が開始される順序は、音光側MPU93→主側MPU83→払出側MPU163という順序に限定されることはなく、通信確認用の各コマンドの送受信を正常に行うことが可能であれば任意であり、例えば各MPU83,93,163において同時に開始される構成としてもよく、例えば音光側MPU93と主側MPU83とが先に開始され、その後に払出側MPU163が開始される構成としてもよく、例えば払出側MPU163→主側MPU83→音光側MPU93という順序で開始される構成としてもよい。
(14)払出側MPU163から報知系のコマンドを受信した場合において当該コマンドに付加するデータは1バイトに限定されることはなく、2バイト以上のデータを付加する構成としてもよい。例えば、払出側MPU163から主側MPU83に送信されるコマンドが1バイトのデータ構成であり、主側MPU83から音光側MPU93に送信されるコマンドが3バイトのデータ構成である場合においては、主側MPU83は払出側MPU163から受信した報知系のコマンドに2バイトのデータを付加し、そのデータ付加後のコマンドを音光側MPU93に送信することとなる。
(15)主側MPU83と払出側MPU163との間で通信確認が行われる構成、及び主側MPU83と音光側MPU93との間で通信確認が行われる構成に加えて又は代えて、音光側MPU93と表示制御装置96との間で通信確認が行われる構成としてもよい。この場合、音光側MPU93と表示制御装置96とを双方向通信可能とし、音光側MPU93及び表示制御装置96の一方から通信確認コマンドが送信され、他方が当該通信確認コマンドを受信した場合には受信確認コマンドを上記一方の側へ送信する構成としてもよい。これにより、双方向通信におけるいずれの通信経路にて異常が発生しているのかを特定することが可能となる。
(16)動作電力の供給が開始された場合には払出側MPU163から通信確認コマンドが主側MPU83に送信され、主側MPU83は当該通信確認コマンドを受信した場合に受信確認コマンドを払出側MPU163に送信する構成としてもよい。この場合、主側MPU83において通信確認コマンドを受信しなかった場合に音光側MPU93において報知用処理が実行されるようにし、払出側MPU163において受信確認コマンドを受信しなかった場合に状態表示部161aにてそれに対応した報知が実行されるようにすることで、各通信異常の報知を実行することが可能となる。
(17)動作電力の供給開始時において賞球許可信号の出力状態をLOWレベルに維持させるために球無低速フラグに「1」がセットされる構成に代えて、満タン低速フラグに「1」がセットされる構成としてもよい。この場合であっても、動作電力の供給開始時に払出モータ137を強制的に停止させる状態としないようにしながら賞球許可信号の出力状態をLOWレベルに維持させることが可能となる。また、動作電力の供給開始時に球無フラグ又は満タンフラグに「1」がセットされる構成としてもよい。この場合、動作電力の供給開始時には賞球許可信号の出力状態がLOWレベルに維持されるとともに払出モータ137が強制的に停止された状態となる。
(18)払出側MPU163への動作電力の供給が開始された場合には払出側RAM165に設けられた専用フラグに「1」がセットされることで賞球許可信号の出力状態がLOWレベルに維持され、タンク121が球無状態ではなく且つ下皿34が満タン状態ではないことが確認された場合にその専用フラグが「0」クリアされて賞球許可信号の出力状態がLOWレベルに維持された状態が解除される構成としてもよい。
(19)上記第5の実施形態において、球無低速フラグが「0」クリアされるのに必要なLOWレベルの球無検知信号の継続受信期間が、払出側MPU163への動作電力の供給開始時の方がその後の通常時よりも短い構成としてもよい。但し、当該継続受信期間は、払出側MPU163への動作電力の供給開始時において満タンフラグに「1」がセットされるのに必要なHIレベルの満タン検知信号の継続受信期間よりも長い構成とする。当該構成とすることにより、上記第5の実施形態において説明したような作用効果を奏することを可能としつつ、動作電力の供給開始時においてタンク121が球無状態ではなく且つ下皿34が満タン状態ではない場合には賞球許可信号の出力状態がLOWレベルに維持された状態を早期に解除することが可能となる。
(20)満タン検知センサ147からのHIレベルの満タン検知信号の出力が継続された場合、満タンフラグに「1」がセットされるのに先立って満タン低速フラグに「1」がセットされる構成としたが、当該満タン低速フラグが不具備であり、HIレベルの満タン検知信号の出力が継続された場合には払出モータ137の駆動状態が低速状態となることなく停止状態とされる構成としてもよい。
(21)満タンフラグに「1」がセットされるのに必要なHIレベルの満タン検知信号の継続受信期間が、払出側MPU163への動作電力の供給開始時の方がその後の通常時よりも短い構成に加えて又は代えて、球無フラグに「1」がセットされるのに必要なHIレベルの球無検知信号の継続受信期間が、払出側MPU163への動作電力の供給開始時の方がその後の通常時よりも短い構成としてもよい。この場合、タンク121が球無状態で動作電力の供給が開始された場合には、球無フラグへの「1」のセットを早期に行うことが可能となる。
(22)満タンフラグに「1」がセットされるのに必要なHIレベルの満タン検知信号の継続受信期間が、払出側MPU163への動作電力の供給開始時の方がその後の通常時よりも短い構成に加えて又は代えて、動作電力の供給開始時とは異なる所定の状況下において上記継続受信期間が変更される構成としてもよい。例えば、下皿34の満タン状態が解除された直後には、上記継続受信期間がそれまでよりも短い期間に設定される構成としてもよい。この場合、下皿34の満タン状態が繰り返されたとしても好適に対処可能となる。また、高頻度入賞モードとなる開閉実行モードといったように遊技球の払い出し頻度が高くなる状況では上記継続受信期間が他の場合よりも短い期間に設定される構成としてもよい。
(23)払出側MPU163への動作電力の供給が開始された直後において満タンフラグに「1」がセットされるのに必要なHIレベルの満タン検知信号の継続受信期間が、払出モータ137の駆動状態が通常状態である場合の払出周期よりも短い期間である構成に代えて、当該払出周期よりも長い期間であって当該払出周期の2倍よりも短い期間である構成としてもよい。
(24)満タン検知センサ147が設けられている位置は、裏パックユニット15の遊技球分配部125に限定されることはなく、遊技球分配部125よりも払出装置124側に設けられていてもよく、払出通路において本体枠13に形成された領域に設けられていてもよく、前扉枠14の通路形成ユニット71に設けられていてもよい。
(25)払出側MPU163の断線短絡監視処理(図40)にて断線又は短絡の発生を特定した場合には、主側MPU83において断線発生コマンド又は短絡発生コマンドを受信することを契機として遊技の進行が制限される構成としてもよい。具体的には、断線発生コマンド又は短絡発生コマンドを受信した場合には、主側RAM85に設けられた断線短絡フラグに「1」をセットし、断線短絡フラグに「1」がセットされている状況では主側MPU83のタイマ割込み処理(図13)におけるステップS206にて肯定判定をすることで、遊技球の発射制御や入賞監視を含めて遊技の進行を制御するために必要な各種処理の実行が制限される構成としてもよい。また、断線短絡異常となった場合には遊技球の発射は禁止されないが入賞監視は禁止される構成としてもよく、遊技球の発射は禁止されるが入賞監視は禁止されない構成としてもよい。
(26)払出側MPU163の断線短絡監視処理(図40)にて断線又は短絡の発生を特定した場合には、その情報が外部端子板113を通じて外部出力される構成としてもよい。この場合、ホールコンピュータHCにおいて断線又は短絡の発生を監視することが可能となる。
(27)断線短絡異常報知を解除するためには、パチンコ機10への動作電力の供給を停止するとともにRAM消去スイッチ171aを操作しながら動作電力の供給を開始させる必要がある構成としてもよい。
(28)払出側MPU163の断線短絡監視処理(図40)が払出側MPU163への動作電力の供給開始時だけでなく、その後の通常時においても実行される構成としてもよい。当該構成において、当該断線短絡監視処理の開始契機として、遊技球の発射が所定の期間に亘って実行されなかった場合を当該契機としてもよく、遊技球発射ハンドル37に対して遊技球を発射させるための操作が所定の期間に亘って実行されなかった場合を当該契機としてもよい。この場合、遊技球の払い出しの実行制御を行う必要がない期間を利用して、断線短絡監視処理を行うことが可能となる。
(29)前扉枠14が開放された場合と本体枠13が開放された場合とで遊技球の払い出しを制限する態様が相違する構成としてもよい。例えば、前扉枠14が開放された場合には払出モータ137を停止するようにし、本体枠13が開放された場合には払出モータ137の駆動状態を低速状態とする構成としてもよい。
(30)前扉枠開放センサ42からの信号経路が払出側MPU163に向けた経路と外部端子板113に向けた経路とに分岐する箇所は、信号中継基板185に限定されることはなく、払出制御基板162にて分岐する構成としてもよく、前扉枠開放センサ42の本体内にて分岐する構成としてもよい。
(31)本体枠開放センサ114からの信号経路が払出側MPU163に向けた経路と外部端子板113に向けた経路とに分岐する箇所は、信号中継基板185に限定されることはなく、払出制御基板162にて分岐する構成としてもよく、本体枠開放センサ114の本体内にて分岐する構成としてもよい。
(32)前扉枠開放センサ42及び本体枠開放センサ114の各検知信号が外部端子板113に直接出力される構成に加えて又は代えて、他のセンサの検知信号が外部端子板113に直接出力される構成としてもよい。例えば、遊技領域PAに向けて発射された発射球を検知する検知センサの検知信号が外部端子板113に直接出力される構成としてもよい。この場合、当該検知センサの検知信号が外部端子板113に向けた信号経路とは別の信号経路を利用して主側MPU83又は払出側MPU163に出力される構成としてもよく、これら制御手段に出力されない構成としてもよい。また、磁石、振動又は電波を検知する検知センサの検知信号が外部端子板113に直接出力される構成としてもよい。この場合、当該検知センサの検知信号が外部端子板113に向けた信号経路とは別の信号経路を利用して主側MPU83又は払出側MPU163に出力される構成としてもよく、これら制御手段に出力されない構成としてもよい。
(33)払出球検知センサ138が、遊技球を検知する検知部と電波を検知する検知部とがユニット化された構成としてもよい。この場合、払出球検知センサ138に対して不正に電波を出力する行為が行われた場合に、それを検知することが可能となる。例えば当該不正電波を検知した場合には、払出制御装置161に設けられた状態表示部161aにてそれに対応した報知が行われるようにしてもよく、表示発光部23、スピーカ部26及び図柄表示装置61の全部又は一部にてそれに対応した報知が行われるようにしてもよく、外部出力される構成としてもよい。また、当該報知状態を解除するための構成は任意であるが、例えば払出制御装置161に設けられた状態復帰スイッチ161bが操作された場合に当該報知状態が解除される構成としてもよい。また、当該構成においては、払出球検知センサ138の断線短絡監視に際して、遊技球を検知するための検知部のみについて当該断線短絡監視を行う構成としてもよく、遊技球を検知するための検知部と電波を検知するための検知部との両方について断線短絡監視を行う構成としてもよい。また、このように両方の検知部について断線短絡監視を行う場合、いずれの検知部について断線又は短絡が発生しているのかを特定可能とし、断線又は短絡の発生を特定した場合にはいずれの検知部にて当該異常が発生しているのかを特定可能な態様で報知が行われる構成としてもよい。
(34)払出制御装置161の状態表示部161aにて何らかの報知を行う場合において点滅表示が行われるようにするとともに、その点滅表示の更新周期をいずれの内容を報知する場合であっても一定周期とする構成としてもよい。例えば、400msec周期で点滅表示が行われる構成としてもよい。この場合、状態表示部161aを制御するための処理構成の簡素化を図りながら、状態表示部161aにて点滅表示を行うことが可能となる。
(35)主制御装置81及び払出制御装置161のハード構成を、機種間、型式間又はメーカー間で共通としながら、主制御装置81から払出制御装置161に送信されるコマンド、及び払出制御装置161から主制御装置81に送信されるコマンドの少なくとも一方を、機種間、型式間又はメーカー間で異ならせるようにしてもよい。例えば、主制御装置81から払出制御装置161に送信されるコマンドが機種間、型式間又はメーカー間で異なるようにする一方、払出制御装置161から主制御装置81に送信されるコマンドは機種間、型式間又はメーカー間で共通とする構成が考えられる。上記構成とすることにより、主制御装置81及び払出制御装置161の汎用性を高めながら、主制御装置81及び払出制御装置161が異なる機種、型式又はメーカーのパチンコ機に設置されてしまった場合においてそのまま遊技が継続されてしまう可能性が低減される。
(36)下皿34が満タン状態となった場合や、タンク121が球無状態となった場合に遊技球の払い出しが完全に停止される構成に代えて、停止されないものの極端に払出速度が遅くなることで実質的に遊技球の払い出しが行われない状態となる構成としてもよい。当該払出速度は、下皿34が満タン状態である可能性がある場合に低速状態とされる場合の払出速度や、タンク121が球無状態である可能性がある場合に低速状態とされる場合の払出速度よりも遅い速度となる。
(37)主制御装置81から出力されるコマンドに基づいて、音声発光制御装置91により表示制御装置96が制御される構成に代えて、主制御装置81から出力されるコマンドに基づいて、表示制御装置96が音声発光制御装置91を制御する構成としてもよい。また、音声発光制御装置91と表示制御装置96とが別々に設けられた構成に代えて、両制御装置が一の制御装置として設けられた構成としてもよく、それら両制御装置のうち一方の機能が主制御装置81に集約されていてもよく、それら両制御装置の両機能が主制御装置81に集約されていてもよい。また、主制御装置81から音声発光制御装置91に出力されるコマンドの構成や、音声発光制御装置91から表示制御装置96に出力されるコマンドの構成も任意である。
(38)遊技回用の演出が実行される装置は、図柄表示装置61に限定されることはなく、可動式に設けられた装飾部材が動作することで遊技回用の演出が実行される構成としてもよく、所定の発光部を点灯させることで遊技回用の演出が実行される構成としてもよく、上記各態様の全部又は一部の組合せによって遊技回用の演出が実行される構成としてもよい。
(39)上記実施形態では、特図表示部62aにおいて各遊技結果に対応した停止結果が表示される構成としたが、これに代えて、特図表示部62aを不具備としてもよく、いずれの遊技結果であっても特図表示部62aにおいて共通の停止結果が表示される構成としてもよく、特図表示部62aにおいて停止結果がランダムに表示されることで、結果的に特図表示部62aの表示からはいずれの遊技結果であるかを識別できない構成としてもよい。
(40)上記実施形態とは異なる他のタイプのパチンコ機等、例えば特別装置の特定領域に遊技球が入ると電動役物が所定回数開放するパチンコ機や、特別装置の特定領域に遊技球が入ると権利が発生して大当たりとなるパチンコ機、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機にも、本発明を適用できる。
また、弾球式でない遊技機、例えば、複数種の図柄が周方向に付された複数のリールを備え、メダルの投入及びスタートレバーの操作によりリールの回転を開始し、ストップスイッチが操作されるか所定時間が経過することでリールが停止した後に、表示窓から視認できる有効ライン上に特定図柄又は特定図柄の組合せが成立していた場合にはメダルの払い出し等といった特典を遊技者に付与するスロットマシンにも本発明を適用できる。
また、外枠に開閉可能に支持された遊技機本体に貯留部及び取込装置を備え、貯留部に貯留されている所定数の遊技球が取込装置により取り込まれた後にスタートレバーが操作されることによりリールの回転を開始する、パチンコ機とスロットマシンとが融合された遊技機にも、本発明を適用できる。
<上記実施形態から抽出される発明群について>
以下、上述した実施形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記実施形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
<特徴A群>
特徴A1.通信確認情報(払出側の通信確認コマンド)を送信する通信確認送信手段(主側MPU83におけるステップS1902の処理を実行する機能)を有する第1制御手段(主制御装置81)と、
前記通信確認情報を受信した場合に受信確認情報(受信確認コマンド)を送信する受信確認送信手段(払出側MPU163におけるステップS2007の処理を実行する機能)を有する第2制御手段(払出制御装置161)と、
前記第1制御手段において前記受信確認情報を受信しなかった場合に未受信状態となるようにする未受信対応手段(音光側MPU93におけるステップS1814の処理を実行する機能)と、
を備えていることを特徴とする遊技機。
特徴A1によれば、第1制御手段からの通信確認情報の送信に対して第2制御手段からの受信確認情報の送信がない場合には未受信状態とされるため、第1制御手段と第2制御手段との間の経路に異常が発生している場合にはそれに対処することが可能となる。これにより、複数の制御手段間の異常に対して好適に対処することが可能となる。
特徴A2.前記通信確認送信手段は、前記第1制御手段への動作電力の供給が開始された場合に前記通信確認情報を送信するものであることを特徴とする特徴A1に記載の遊技機。
特徴A2によれば、動作電力の供給が開始された場合に経路異常が発生しているか否かの確認が行われるため、経路異常が発生している状態のまま遊技が行われてしまう可能性が低減される。
特徴A3.前記未受信対応手段は、前記第1制御手段において前記受信確認情報を受信したか否かに対応した報知用処理を実行するものであり、
前記第2制御手段は、前記通信確認情報を受信する状況において当該通信確認情報を受信したか否かに対応した報知用処理を実行する報知実行手段(払出側MPU163におけるステップS2009の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A1又はA2に記載の遊技機。
特徴A3によれば、第1制御手段において受信確認情報を受信しなかった場合には報知用処理が実行されるとともに、第2制御手段において通信確認情報を受信しなかった場合にも報知用処理が実行される。これにより、報知用処理による報知の内容を確認することで、第1制御手段から第2制御手段に向けた経路及び第2制御手段から第1制御手段に向けた経路のうちいずれの経路にて異常が発生しているのかを特定することが可能となる。
特徴A4.前記報知実行手段は、前記第2制御手段に設けられた報知部(状態表示部161a)にて報知が行われるように前記報知用処理を実行するものであることを特徴とする特徴A3に記載の遊技機。
特徴A4によれば、経路異常が発生しているか否かに関して第2制御手段自身において報知が行われるため、当該報知のためにさらなる情報の通信を必要としない。
特徴A5.前記未受信対応手段は、遊技機内部又は遊技機背面の開放操作をすることなく認識可能な態様で報知が行われるように前記報知用処理を実行するものであることを特徴とする特徴A4に記載の遊技機。
特徴A5によれば、第1制御手段から第2制御手段に向けた経路及び第2制御手段から第1制御手段に向けた経路のうちいずれか一方で経路異常が発生した場合には、遊技機内部又は遊技機背面の開放操作をすることなく認識可能な態様で報知が行われるため、第1制御手段と第2制御手段との間の経路に何らかの経路異常が発生していることを遊技ホールの管理者に認識させることが可能となる。そして、第2制御手段に設けられた報知部を確認することで、いずれの経路において経路異常が発生しているのかを特定することが可能となる。
特徴A6.前記第1制御手段は、前記受信確認情報を受信した場合、当該受信確認情報又はそれに対応した情報を確認完了情報(付加処理後の受信確認コマンド)として第3制御手段(音声発光制御装置91)に送信する確認完了送信手段(主側MPU83におけるステップS1203の処理を実行する機能)を備え、
前記第3制御手段が前記未受信対応手段を有し、
前記未受信対応手段は、前記確認完了情報を受信したか否かに対応した報知用処理を実行するものであることを特徴とする特徴A1乃至A5のいずれか1に記載の遊技機。
特徴A6によれば、処理負荷の分散化を図った構成において、経路異常が発生しているか否かに関して報知を実行することが可能となる。
特徴A7.前記第1制御手段は、前記受信確認情報を受信しなかったとしても、それに対して処理を実行しないものであることを特徴とする特徴A6に記載の遊技機。
特徴A7によれば、経路異常の監視に関して第1制御手段の処理負荷の軽減が図られる。
特徴A8.前記通信確認送信手段は、前記第1制御手段への動作電力の供給が開始された場合に前記通信確認情報を送信するものであり、
前記未受信対応手段は、所定監視期間(音光側第2監視時間)が経過するまでに前記確認完了情報を受信したか否かに対応した報知用処理を実行するものであることを特徴とする特徴A6又はA7に記載の遊技機。
特徴A8によれば、第1制御手段と第2制御手段との間で経路異常が発生した場合に第1制御手段ではなく第3制御手段において報知を行うための処理が実行される構成において、第3制御手段は自身が計測する所定監視期間との関係で経路異常が発生しているか否かを把握することが可能となる。この場合、第2制御手段から受信確認情報を受信しなかったことを示す情報を第1制御手段から第3制御手段に送信する必要がないため、第1制御手段の処理負荷の軽減が図られる。
特徴A9.動作電力の供給が開始された場合において、前記第3制御手段において前記確認完了情報を受信したか否かを監視する処理及び前記第1制御手段において前記受信確認情報を受信したか否かを監視する処理の方が、前記第2制御手段において前記受信確認情報を送信する処理よりも先に開始される構成されており、
前記所定監視期間は、前記第3制御手段に動作電力の供給が開始されてから前記第3制御手段が前記確認完了情報を正常に受信するのに要する期間として想定される最長期間よりも長い期間として設定されていることを特徴とする特徴A8に記載の遊技機。
特徴A9によれば、第3制御手段において確認完了情報を受信し損なうといった不都合の発生を防止することが可能となるとともに、第1制御手段と第2制御手段との間の経路が正常であるにも関わらず報知用処理が実行されてしまう可能性が低減される。
特徴A10.動作電力の供給が開始された場合において供給開始時の状態とするための処理が、前記第3制御手段の方が前記第2制御手段よりも先に開始されることを特徴とする特徴A9に記載の遊技機。
特徴A10によれば、動作電力の供給が開始された場合において供給開始時の状態とするための処理の開始タイミングを調整するだけで、第3制御手段において確認完了情報を受信し損なうといった不都合の発生を防止することが可能となる。
特徴A11.前記第1制御手段は、当該第1制御手段への動作電力の供給が開始された場合に、前記第3制御手段に向けて第3側通信確認情報(音光側の通信確認コマンド)を送信する第3側送信手段(主側MPU83におけるステップS1702の処理を実行する機能)を備え、
前記第3制御手段は、前記第3側通信確認情報を受信したか否かに対応した報知用処理を実行する通信監視手段(音光側MPU93におけるステップS1805の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A6乃至A10のいずれか1に記載の遊技機。
特徴A11によれば、第1制御手段と第2制御手段との間の経路だけでなく、第1制御手段と第3制御手段との間の経路についても経路異常が発生していないか否かの監視が行われ、経路異常が発生しているか否かに対応した報知用処理が実行される。これにより、第1制御手段と第2制御手段との間の経路異常に関しての報知用処理を第3制御手段にて行うことで処理負荷の分散化を図った構成において、経路異常が発生しているか否かの報知が行われた場合に第1制御手段と第2制御手段との間の経路及び第1制御手段と第3制御手段との間の経路のうちいずれにおいて異常が発生しているのかを遊技ホールの管理者が特定することが可能となる。
特徴A12.前記通信監視手段は、特定監視期間が経過するまでに前記第3側通信確認情報を受信したか否かに対応した報知用処理を実行するものであることを特徴とする特徴A11に記載の遊技機。
特徴A12によれば、第1制御手段と第3制御手段との間の経路にて異常が発生しているのか否かの判断を第3制御手段自身において行うことが可能となる。よって、当該経路異常が発生しているか否かを判断するための構成の簡素化が図られる。
特徴A13.動作電力の供給が開始された場合において供給開始時の状態とするための処理が、前記第3制御手段の方が前記第1制御手段よりも先に開始されることを特徴とする特徴A11又はA12に記載の遊技機。
特徴A13によれば、第3制御手段において第3側通信確認情報を受信し損なうといった不都合の発生を防止することが可能となる。
特徴A14.前記確認完了情報を受信したか否かに対応した報知用処理による報知の内容と、前記第3側通信確認情報を受信したか否かに対応した報知用処理による報知の内容とが相違していることを特徴とする特徴A11乃至A13のいずれか1に記載の遊技機。
特徴A14によれば、第3制御手段による制御に基づき報知が実行された場合において、その報知が、第1制御手段と第2制御手段との間の経路及び第1制御手段と第3制御手段との間の経路のうちいずれの経路異常に関するものであるかを特定することが可能となる。
特徴A15.前記第3側送信手段は、前記第2制御手段に向けて前記通信確認情報が送信されるよりも先に前記第3側通信確認情報を送信するものであることを特徴とする特徴A11乃至A14のいずれか1に記載の遊技機。
特徴A15によれば、第3制御手段に向けて確認完了情報が送信される前に当該第3制御手段に向けて第3側通信確認情報が送信されるようにすることが可能となるため、第3制御手段に向けた情報の送信が段階的なものとなり、第3制御手段において情報を受信するための構成の複雑化を抑制しながら、第3制御手段において情報の受信を正確に行うことが可能となる。
特徴A16.動作電力の供給が開始された場合において供給開始時の状態とするための処理が、前記第1制御手段及び前記第3制御手段の方が前記第2制御手段よりも先に開始されることを特徴とする特徴A15に記載の遊技機。
特徴A16によれば、動作電力の供給が開始された場合において供給開始時の状態とするための処理の開始タイミングを調整するだけで、第3制御手段に向けた情報の送信が段階的なものとなるようにすることが可能となる。
特徴A17.前記通信確認送信手段は、前記第1制御手段への動作電力の供給が開始された場合に前記通信確認情報を送信するものであり、
前記未受信対応手段は、所定監視期間(音光側第2監視時間)が経過するまでに前記確認完了情報を受信したか否かに対応した報知用処理を実行するものであり、
前記通信監視手段は、特定監視期間(音光側第1監視時間)が経過するまでに前記第3側通信確認情報を受信したか否かに対応した報知用処理を実行するものであり、
前記特定監視期間の終了タイミングの方が前記所定監視期間の終了タイミングの終了タイミングよりも早いことを特徴とする特徴A15又はA16に記載の遊技機。
特徴A17によれば、第3制御手段において第3側通信確認情報を受信したか否かの監視期間と確認完了情報を受信したか否かの監視期間とをずらすことが可能となり、経路異常を特定した場合の報知用処理の実行を段階的に行うことが可能となる。
特徴A18.前記第2制御手段から前記第1制御手段に向けて送信される情報の通信方式と、前記第1制御手段から前記第3制御手段に向けて送信される情報の通信方式とは相違しており、
前記確認完了送信手段は、前記受信確認情報を受信した場合、その通信方式を前記第3制御手段に向けた通信方式に変更して、その変更後の受信確認情報を前記確認完了情報として送信するものであることを特徴とする特徴A6乃至A17のいずれか1に記載の遊技機。
特徴A18によれば、第2制御手段から第1制御手段に向けた通信方式と、第1制御手段から第3制御手段に向けた通信方式とが異なる構成であっても、前者の通信方式から後者の通信方式への情報の適合が第1制御手段にて行われるため、第2制御手段から送信される受信確認情報を契機とした第3制御手段への確認完了情報の送信を適切に行うことが可能となる。
特徴A19.前記第2制御手段から前記第1制御手段に向けて送信される情報は、前記第1制御手段から前記第3制御手段に向けて送信される情報よりも特定バイト分少ない情報であり、
前記確認完了送信手段は、前記受信確認情報を受信した場合、当該受信確認情報に特定バイト分の情報を付加することで前記確認完了情報として送信するものであることを特徴とする特徴A18に記載の遊技機。
特徴A19によれば、第2制御手段から受信確認情報を第3制御手段において取扱い可能な確認完了情報に変更する場合に、第1制御手段は第2制御手段から受信した情報に対して特定バイト分の情報を付加するだけでよいため、当該情報の変更を行う場合における第1制御手段の処理負荷の軽減が図られる。
特徴A20.前記第2制御手段は、前記受信確認情報以外にも前記第1制御手段に向けて情報を送信するものであり、
前記第1制御手段は、前記受信確認情報以外の情報であって前記第3制御手段への情報の送信契機となる情報を受信した場合、当該情報の種類に関係なく共通の特定バイト分の情報を付加した状態の情報を前記第3制御手段に向けて送信するものであることを特徴とする特徴A19に記載の遊技機。
特徴A20によれば、第2制御手段から受信した情報を契機として第3制御手段に情報を送信する場合、第1制御手段は第2制御手段から受信した情報に対して共通の特定バイト分の情報を付加するだけでよいため、第1制御手段が通信の中継的な役割を果たす構成において第1制御手段の処理負荷の軽減が図られる。
特徴A21.前記第1制御手段は、遊技媒体の払い出しに対応した入賞が発生したか否かを判定する主制御手段であり、
前記第2制御手段は、前記主制御手段が送信する情報に基づき遊技媒体の払い出しを制御する払出制御手段であることを特徴とする特徴A1乃至A20のいずれか1に記載の遊技機。
特徴A21によれば、主制御手段と払出制御手段との間の経路に異常が発生した場合にはそれに対処することが可能となるため、遊技媒体の払い出しを正確に行うことが可能となる。
特徴A22.前記主制御手段において情報を一時的に記憶する主側記憶手段(主側RAM85)には遊技機への動作電力の遮断中に電断中電力が供給される一方、前記払出制御手段において情報を一時的に記憶する払出側記憶手段(払出側RAM165)には遊技機への動作電力の遮断中に電断中電力が供給されない構成であり、
前記主制御手段は、前記払出制御手段から許可情報を受信している場合に遊技媒体の払い出しを指示する情報を送信するものであることを特徴とする特徴A21に記載の遊技機。
特徴A22によれば、主側記憶手段に電断中電力が供給される一方、払出側記憶手段に電断中電力が供給されない構成とすることにより、電断中電力の供給についてのコストを抑えることが可能となる。また、払出制御手段から許可情報を受信している場合に遊技媒体の払い出しを指示する情報が主制御手段から送信される構成であるため、遊技媒体の払い出しに対応した情報を基本的に主側記憶手段に記憶しながら、必要に応じて払出側記憶手段に移すようにすることが可能となり、動作電力の供給が停止された場合に遊技媒体の払い出しに対応した情報がまとめて消去されてしまうといった不都合の発生を抑制することが可能となる。
当該構成において、既に説明したとおり、主制御手段と払出制御手段との間の経路に異常が発生している場合にはそれに対処することが可能であるため、遊技媒体の払い出しに対応した情報を適切に扱うことが可能となる。
特徴A23.前記主制御手段において前記受信確認情報の受信済みではない状況においては前記主制御手段から遊技媒体の払い出しを指示する情報が送信されることを阻止する手段(第3の実施形態における主側MPU83のステップS2302の処理を実行する機能、第4の実施形態における払出側MPU163のステップS2402の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A21又はA22に記載の遊技機。
特徴A23によれば、主制御手段と払出制御手段との間の経路に異常が発生していることに起因して遊技媒体の払い出しに対応した情報が無効化されてしまうといった不都合の発生を阻止することが可能となる。
特徴A24.前記第1制御手段は、遊技の進行を管理する主制御手段であり、
前記第2制御手段は、遊技機内部又は遊技機背面部を遊技機前方に向けて露出させることを可能とする開閉体が開放状態となっているか否かを監視する開閉監視手段(払出側MPU163における本体枠開放信号監視処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴A1乃至A23のいずれか1に記載の遊技機。
特徴A24によれば、第2制御手段にて開閉体の開閉監視が行われる構成において、上記特徴A1等の構成を備え、第1制御手段と第2制御手段との間の経路に異常が発生している場合にそれに対処可能であるため、第2制御手段における開閉監視の結果を第1制御手段において正確に受信することが可能となる。
なお、特徴A1〜A24の構成に対して、特徴B1〜B11、特徴C1〜C15、特徴D1〜D3、特徴E1〜E8、特徴F1〜F6、特徴G1〜G8、特徴H1〜H8、特徴I1〜I5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。
<特徴B群>
特徴B1.所定手段(主制御装置81)が送信する情報に基づき特定の制御を実行する特定制御手段(音声発光制御装置91)を備え、
当該特定制御手段は、
動作電力の供給が開始された場合に所定監視期間(音光側第2監視時間)が経過するまでに前記所定手段が送信する所定情報(受信確認コマンド)を受信したか否かを監視する所定監視手段(音光側MPU93におけるステップS1812の処理を実行する機能)と、
前記所定監視期間が経過するまでに前記所定情報を受信しなかった場合に未受信状態となるようにする所定対応手段(音光側MPU93におけるステップS1814の処理を実行する機能)と、
を備えていることを特徴とする遊技機。
特徴B1によれば、動作電力の供給が開始された場合において所定手段から所定情報を受信しなかった場合には特定制御手段において未受信状態となるため、所定手段と特定制御手段との間の経路や、所定手段と他の遊技機構成機器との間の経路に異常がある場合には動作電力の供給開始時にそれに対処することが可能となる。よって、何らかの経路に異常があるにも関わらず遊技が継続されてしまう可能性が低減される。
また、特定制御手段は動作電力の供給が開始された場合に所定監視結果が経過するまでに所定情報を受信しなかった場合に未受信状態となるようにする構成であるため、上記経路異常が発生しているか否かの判断を特定制御手段自身において行うことが可能となる。よって、経路異常が発生しているか否かを判断するための構成の簡素化が図られる。
以上より、装置間の経路異常に対して好適に対処することが可能となる。
特徴B2.動作電力の供給が開始された場合において供給開始時の状態とするための処理が、前記特定制御手段の方が前記所定手段よりも先に開始されることを特徴とする特徴B1に記載の遊技機。
特徴B2によれば、動作電力の供給が開始された場合において供給開始時の状態とするための処理の開始タイミングを調整するだけで、特定制御手段において所定情報を受信し損なうといった不都合の発生を防止することが可能となる。
特徴B3.前記所定手段は他の遊技機構成機器(払出側MPU163)との間の経路に異常が存在しているか否かに対応した前記所定情報を送信するものであり、
前記所定監視期間は、前記所定手段と前記他の遊技機構成機器との間の経路に異常が存在しているか否かを特定した後に前記所定情報の受信を正常に行うのに要する期間として想定される最長期間よりも長い期間として設定されていることを特徴とする特徴B1又はB2に記載の遊技機。
特徴B3によれば、所定手段と他の遊技機構成機器との間の経路が正常であるにも関わらず特定制御手段において未受信状態となってしまう可能性が低減される。
特徴B4.前記所定対応手段は、前記未受信状態とすべく報知用処理を実行するものであり、
前記所定手段と前記他の遊技機構成機器との間の経路に異常が存在していないと特定されるまで、前記所定手段における所定の処理が実行されない状態となるように規制する規制手段(第2の実施形態における主側MPU83のステップS2202の処理を実行する機能、第3の実施形態における主側MPU83のステップS2302の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴B3に記載の遊技機。
特徴B4によれば、所定手段と他の遊技機構成機器との間の経路に異常があるか否かに対応させて所定手段において所定の処理の実行が規制されるとともに特定制御手段において報知用処理が実行される。これにより、上記のような経路異常が発生したとしても遊技者などへの不利益を抑えながら、遊技ホールの管理者等に対して当該経路異常に対処させることが可能となる。
特徴B5.前記所定手段は、遊技媒体の払い出しに対応した入賞が発生したか否かを判定する主制御手段であり、
前記他の遊技機構成機器は、前記主制御手段が送信する情報に基づき遊技媒体の払い出しを制御する払出制御手段であり、
前記規制手段は、前記主制御手段と前記払出制御手段との間の経路に異常が存在していないと特定されるまでは、前記主制御手段において遊技媒体の払い出しを指示する情報を送信するための処理が実行されないようにするものであることを特徴とする特徴B4に記載の遊技機。
特徴B5によれば、主制御手段と払出制御手段との間の経路に異常がある場合には、主制御手段において遊技媒体の払い出しを指示する情報を送信するための処理の実行が規制される。そして、このような状況下において特定制御手段において報知用処理が実行される。これにより、上記のような経路異常が発生したとしても遊技媒体の払い出しの発生機会を無効化させてしまうことを抑えながら、遊技ホールの管理者等に対して当該経路異常に対処させることが可能となる。
特徴B6.前記所定手段は、遊技媒体の払い出しに対応した入賞が発生したか否かを判定する主制御手段であり、
前記遊技機構成機器は、前記主制御手段が送信する情報に基づき遊技媒体の払い出しを制御する払出制御手段であることを特徴とする特徴B3乃至B5のいずれか1に記載の遊技機。
特徴B6によれば、主制御手段と払出制御手段との間の経路に異常が発生した場合にはそれに対処することが可能となるため、遊技媒体の払い出しを正確に行うことが可能となる。
特徴B7.前記主制御手段において情報を一時的に記憶する主側記憶手段(主側RAM85)には遊技機への動作電力の遮断中に電断中電力が供給される一方、前記払出制御手段において情報を一時的に記憶する払出側記憶手段(払出側RAM165)には遊技機への動作電力の遮断中に電断中電力が供給されない構成であり、
前記主制御手段は、前記払出制御手段から許可情報を受信している場合に遊技媒体の払い出しを指示する情報を送信するものであることを特徴とする特徴B6に記載の遊技機。
特徴B7によれば、主側記憶手段に電断中電力が供給される一方、払出側記憶手段に電断中電力が供給されない構成とすることにより、電断中電力の供給についてのコストを抑えることが可能となる。また、払出制御手段から許可情報を受信している場合に遊技媒体の払い出しを指示する情報が主制御手段から送信される構成であるため、遊技媒体の払い出しに対応した情報を基本的に主側記憶手段に記憶しながら、必要に応じて払出側記憶手段に移すようにすることが可能となり、動作電力の供給が停止された場合に遊技媒体の払い出しに対応した情報がまとめて消去されてしまうといった不都合の発生を抑制することが可能となる。
当該構成において、既に説明したとおり、主制御手段と払出制御手段との間の経路に異常が発生している場合にはそれに対処することが可能であるため、遊技媒体の払い出しに対応した情報を適切に扱うことが可能となる。
特徴B8.前記所定手段は、遊技の進行を管理する主制御手段であり、
前記遊技機構成機器は、遊技機内部又は遊技機背面部を遊技機前方に向けて露出させることを可能とする開閉体が開放状態となっているか否かを監視する開閉監視手段(払出側MPU163における本体枠開放信号監視処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴B3乃至B7のいずれか1に記載の遊技機。
特徴B8によれば、遊技機構成機器にて開閉体の開閉監視が行われる構成において、上記特徴B1等の構成を備え、所定手段と遊技機構成機器との間の経路に異常が発生している場合にそれに対処可能であるため、遊技機構成機器における開閉監視の結果を所定手段において正確に受信することが可能となる。
特徴B9.前記受信監視手段は第1受信監視手段であり、前記未受信対応手段は前記未受信状態とすべく報知用処理を実行する第1未受信対応手段であり、
前記所定手段は、他の遊技機構成機器との間の経路に異常が存在しているか否かに対応させて前記所定情報を送信するものであって、動作電力の供給が開始された場合に前記特定制御手段との間の経路に異常が発生していないか否かを確認することを可能とする特定情報(音光側の通信確認コマンド)を送信するものであり、
前記特定制御手段は、
動作電力の供給が開始された場合に特定監視期間(音光側第1監視時間)が経過するまでに前記特定情報を受信したか否かを監視する第2受信監視手段(音光側MPU93におけるステップS1804の処理を実行する機能)と、
前記特定監視期間が経過するまでに前記特定情報を受信したか否かに対応した報知用処理を実行する第2未受信対応手段(音光側MPU93におけるステップS1805の処理を実行する機能)と、
を備え、
前記第1未受信対応手段の報知用処理による報知の内容と、前記第2未受信対応手段の報知用処理による報知の内容とが相違していることを特徴とする特徴B1乃至B8のいずれか1に記載の遊技機。
特徴B9によれば、所定手段と他の遊技機構成機器との間の経路だけでなく、所定手段と特定制御手段との間の経路についても異常が発生していないか否かの監視が行われ、異常が発生している場合にはそれに対応した報知用処理が実行される。これにより、所定手段と遊技機構成機器との間の経路に異常が発生している場合の報知用処理を特定制御手段にて行うことで処理負荷の分散化を図った構成において、経路異常の報知が行われた場合に所定手段と遊技機構成機器との間の経路及び所定手段と特定制御手段との間の経路のうちいずれにおいて異常が発生しているのかを遊技ホールの管理者が特定することが可能となる。
特徴B10.前記所定手段は、前記他の遊技機構成機器との間の電気経路に異常が発生しているか否かを特定するための処理を開始するよりも前に前記特定情報を送信するものであることを特徴とする特徴B9に記載の遊技機。
特徴B10によれば、特定制御手段に向けて所定情報が送信される前に当該特定制御手段に向けて特定情報が送信されるようにすることが可能となるため、特定制御手段に向けた情報の送信が段階的なものとなり、特定制御手段において情報を受信するための構成の複雑化を抑制しながら、特定制御手段において情報の受信を正確に行うことが可能となる。
特徴B11.前記特定監視期間の終了タイミングの方が前記所定監視期間の終了タイミングの終了タイミングよりも早いことを特徴とする特徴B9又はB10に記載の遊技機。
特徴B11によれば、特定制御手段において特定情報を受信したか否かの監視期間と所定情報を受信したか否かの監視期間とをずらすことが可能となり、経路異常を特定した場合の報知用処理の実行を段階的に行うことが可能となる。
なお、特徴B1〜B11の構成に対して、特徴A1〜A24、特徴C1〜C15、特徴D1〜D3、特徴E1〜E8、特徴F1〜F6、特徴G1〜G8、特徴H1〜H8、特徴I1〜I5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。
<特徴C群>
特徴C1.第1制御手段(主制御装置81)と、第2制御手段(払出制御装置161)と、第3制御手段(音声発光制御装置91)とを備え、
前記第2制御手段は、当該第2制御手段に動作電力が供給された後に、前記第1制御手段との間の特定経路(第2信号経路群SLG2)を通じて当該第1制御手段に向けて第1確認情報(受信確認コマンド)を送信する第1送信手段(払出側MPU163におけるステップS2007の処理を実行する機能)を備え、
前記第1制御手段は、
当該第1制御手段に動作電力が供給された後に、前記第3制御手段との間の所定経路(第3信号経路群SLG3)を通じて当該第3制御手段に向けて第2確認情報(音光側の通信確認コマンド)を送信する第2送信手段(主側MPU83におけるステップS1702の処理を実行する機能)と、
前記第1確認情報を受信した場合に当該第1確認情報又はそれに対応した情報を、前記所定経路を通じて前記第3制御手段に向けて送信可能とする第3送信手段(主側MPU83におけるステップS1203の処理を実行する機能)と、
を備え、
前記第3制御手段は、前記第1確認情報又はそれに対応した情報を受信したか否かに対応した報知用処理を実行し、前記第2確認情報を受信したか否かに対応した報知用処理を実行する確認報知実行手段(音光側MPU93におけるステップS1805及びステップS1814の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする遊技機。
特徴C1によれば、第1制御手段と第2制御手段との間の特定経路、及び第1制御手段と第3制御手段との間の所定経路の両方について経路異常が発生していないか否かの監視が動作電力の供給開始時に実行されるため、これら経路に異常があるにも関わらず遊技が開始されてしまう可能性が低減される。また、特定経路及び所定経路のいずれの経路に異常が発生している場合であっても報知用処理が第3制御手段にて実行されるため、報知用処理を実行する機能を第3制御手段に集約することが可能となり、報知用処理の実行機能の設計などにおける取り扱いの容易化が図られる。以上より、装置間の経路異常に対して好適に対処することが可能となる。
特徴C2.前記第3制御手段は、前記特定経路及び前記所定経路の両方が正常である場合、前記第1確認情報又はそれに対応した情報と、前記第2確認情報と、を所定の順序で受信することを特徴とする特徴C1に記載の遊技機。
特徴C2によれば、経路異常についての報知用処理を実行するか否かの判断要素となる情報の受信が段階的に行われるため、第3制御手段において情報を受信するための構成の複雑化を抑制しながら、第3制御手段において情報の受信を正確に行うことが可能となる。
特徴C3.前記第3送信手段が前記第1確認情報又はそれに対応した情報を送信する前に、前記第2送信手段が前記第2確認情報を送信する構成であることを特徴とする特徴C1又はC2に記載の遊技機。
特徴C3によれば、第1制御手段と第3制御手段との間の所定経路に経路異常が存在しているか否かの確認を行った後に第1制御手段と第2制御手段との間の特定経路に経路異常が存在しているか否かの確認を行うことが可能となる。
特徴C4.動作電力の供給が開始された場合において供給開始時の状態とするための処理が、前記第3制御手段の方が前記第1制御手段及び前記第2制御手段よりも先に開始されることを特徴とする特徴C1乃至C3のいずれか1に記載の遊技機。
特徴C4によれば、第1確認情報又はそれに対応した情報や第2確認情報を第3制御手段が受信し損なうといった不都合の発生を防止することが可能となる。
特徴C5.動作電力の供給が開始された場合において供給開始時の状態とするための処理が、前記第1制御手段の方が前記第2制御手段よりも先に開始されることを特徴とする特徴C4に記載の遊技機。
特徴C5によれば、第1確認情報を第1制御手段が受信し損なうといった不都合の発生を防止することが可能となる。
特徴C6.前記第1確認情報又はそれに対応した情報を受信したか否かに対応した報知用処理による報知の内容と、前記第2確認情報を受信したか否かに対応した報知用処理による報知の内容とが相違していることを特徴とする特徴C1乃至C5のいずれか1に記載の遊技機。
特徴C6によれば、第3制御手段による制御に基づき報知が実行された場合において、その報知が、第1制御手段と第2制御手段との間の特定経路及び第1制御手段と第3制御手段との間の所定経路のうちいずれの経路異常に関するものであるかを特定することが可能となる。
特徴C7.前記第1制御手段は、当該第1制御手段に動作電力が供給された後に、前記第2制御手段との間の特別経路(第1信号経路群SLG1)を通じて当該第2制御手段に向けて通信確認情報(払出側の通信確認コマンド)を送信する通信確認送信手段(主側MPU83におけるステップS1902の処理を実行する機能)を備え、
前記第1送信手段は、前記通信確認情報を受信した場合に前記第1確認情報を送信するものであることを特徴とする特徴C1乃至C6のいずれか1に記載の遊技機。
特徴C7によれば、第1制御手段と第2制御手段との間で双方向の通信が行われる構成において、これら双方向の通信についての経路異常を監視することが可能となる。
特徴C8.前記確認報知実行手段は、
所定監視期間(音光側第1監視時間)が経過するまでに前記第1確認情報又はそれに対応した情報を受信したか否かに対応した報知用処理を実行する第1確認報知実行手段(音光側MPU93におけるステップS1805の処理を実行する機能)と、
特定監視期間(音光側第2監視時間)が経過するまでに前記第2確認情報を受信したか否かに対応した報知用処理を実行する第2確認報知実行手段(音光側MPU93におけるステップS1814の処理を実行する機能)と、
を備え、
前記特定監視期間の終了タイミングの方が前記所定監視期間の終了タイミングの終了タイミングよりも早いことを特徴とする特徴C1乃至C7のいずれか1に記載の遊技機。
特徴C8によれば、第3制御手段において第2確認情報を受信したか否かの監視期間と、第1確認情報又はそれに対応した情報を受信したか否かの監視期間とをずらすことが可能となり、経路異常を特定した場合の報知用処理の実行を段階的に行うことが可能となる。
特徴C9.前記第2制御手段から前記第1制御手段に向けて送信される情報の通信方式と、前記第1制御手段から前記第3制御手段に向けて送信される情報の通信方式とは相違しており、
前記第3送信手段は、前記第1確認情報を受信した場合、その通信方式を前記第3制御手段に向けた通信方式に変更して、その変更後の情報を送信するものであることを特徴とする特徴C1乃至C8のいずれか1に記載の遊技機。
特徴C9によれば、第2制御手段から第1制御手段に向けた通信方式と、第1制御手段から第3制御手段に向けた通信方式とが異なる構成であっても、前者の通信方式から後者の通信方式への情報の適合が第1制御手段にて行われるため、第2制御手段から送信される第1確認情報を契機とした第3制御手段への情報の送信を適切に行うことが可能となる。
特徴C10.前記第2制御手段から前記第1制御手段に向けて送信される情報は、前記第1制御手段から前記第3制御手段に向けて送信される情報よりも特定バイト分少ない情報であり、
前記第3送信手段は、前記第1確認情報を受信した場合、当該第1確認情報に特定バイト分の情報を付加した情報を送信するものであることを特徴とする特徴C9に記載の遊技機。
特徴C10によれば、第2制御手段から第1確認情報を第3制御手段において取扱い可能な情報に変更する場合に、第1制御手段は第2制御手段から第1確認情報に対して特定バイト分の情報を付加するだけでよいため、当該情報の変更を行う場合における第1制御手段の処理負荷の軽減が図られる。
特徴C11.前記第2制御手段は、前記第1確認情報以外にも前記第1制御手段に向けて情報を送信するものであり、
前記第1制御手段は、前記第1確認情報以外の情報であって前記第3制御手段への情報の送信契機となる情報を受信した場合、当該情報の種類に関係なく共通の特定バイト分の情報を付加した状態の情報を前記第3制御手段に向けて送信するものであることを特徴とする特徴C10に記載の遊技機。
特徴C11によれば、第2制御手段から受信した情報を契機として第3制御手段に情報を送信する場合、第1制御手段は第2制御手段から受信した情報に対して共通の特定バイト分の情報を付加するだけでよいため、第1制御手段が通信の中継的な役割を果たす構成において第1制御手段の処理負荷の軽減が図られる。
特徴C12.前記第1制御手段は、遊技媒体の払い出しに対応した入賞が発生したか否かを判定する主制御手段であり、
前記第2制御手段は、前記主制御手段が送信する情報に基づき遊技媒体の払い出しを制御する払出制御手段であることを特徴とする特徴C1乃至C11のいずれか1に記載の遊技機。
特徴C12によれば、主制御手段と払出制御手段との間の経路に異常が発生した場合にはそれに対処することが可能となるため、遊技媒体の払い出しを正確に行うことが可能となる。
特徴C13.前記主制御手段において情報を一時的に記憶する主側記憶手段(主側RAM85)には遊技機への動作電力の遮断中に電断中電力が供給される一方、前記払出制御手段において情報を一時的に記憶する払出側記憶手段(払出側RAM165)には遊技機への動作電力の遮断中に電断中電力が供給されない構成であり、
前記主制御手段は、前記払出制御手段から許可情報を受信している場合に遊技媒体の払い出しを指示する情報を送信するものであることを特徴とする特徴C12に記載の遊技機。
特徴C13によれば、主側記憶手段に電断中電力が供給される一方、払出側記憶手段に電断中電力が供給されない構成とすることにより、電断中電力の供給についてのコストを抑えることが可能となる。また、払出制御手段から許可情報を受信している場合に遊技媒体の払い出しを指示する情報が主制御手段から送信される構成であるため、遊技媒体の払い出しに対応した情報を基本的に主側記憶手段に記憶しながら、必要に応じて払出側記憶手段に移すようにすることが可能となり、動作電力の供給が停止された場合に遊技媒体の払い出しに対応した情報がまとめて消去されてしまうといった不都合の発生を抑制することが可能となる。
当該構成において、既に説明したとおり、主制御手段と払出制御手段との間の経路に異常が発生している場合にはそれに対処することが可能であるため、遊技媒体の払い出しに対応した情報を適切に扱うことが可能となる。
特徴C14.前記第1制御手段は、当該第1制御手段に動作電力が供給された後に、前記第2制御手段との間の特別経路(第3信号経路群SLG3)を通じて当該第2制御手段に向けて通信確認情報(払出側の通信確認コマンド)を送信する通信確認送信手段(主側MPU83におけるステップS1902の処理を実行する機能)を備え、
前記第1送信手段は、前記通信確認情報を受信した場合に前記第1確認情報を送信するものであり、
前記主制御手段において前記第1確認情報の受信済みではない状況においては前記主制御手段から遊技媒体の払い出しを指示する情報が送信されることを阻止する手段(第3の実施形態における主側MPU83のステップS2302の処理を実行する機能、第4の実施形態における払出側MPU163のステップS2402の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴C12又はC13に記載の遊技機。
特徴C14によれば、主制御手段と払出制御手段との間の経路に異常が発生していることに起因して遊技媒体の払い出しに対応した情報が無効化されてしまうといった不都合の発生を阻止することが可能となる。
特徴C15.前記第1制御手段は、遊技の進行を管理する主制御手段であり、
前記第2制御手段は、遊技機内部又は遊技機背面部を遊技機前方に向けて露出させることを可能とする開閉体が開放状態となっているか否かを監視する開閉監視手段(払出側MPU163における本体枠開放信号監視処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴C1乃至C14のいずれか1に記載の遊技機。
特徴C15によれば、第2制御手段にて開閉体の開閉監視が行われる構成において、上記特徴C1等の構成を備え、第1制御手段と第2制御手段との間の経路に異常が発生している場合にそれに対処可能であるため、第2制御手段における開閉監視の結果を第1制御手段において正確に受信することが可能となる。
なお、特徴C1〜C15の構成に対して、特徴A1〜A24、特徴B1〜B11、特徴D1〜D3、特徴E1〜E8、特徴F1〜F6、特徴G1〜G8、特徴H1〜H8、特徴I1〜I5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。
<特徴D群>
特徴D1.第1制御手段(主制御装置81)と、第2制御手段(払出制御装置161)と、第3制御手段(音声発光制御装置91)とを備え、
前記第2制御手段は、処理の実行結果に基づいて、前記第1制御手段との間の特定経路(第2信号経路群SLG2)を通じて当該第1制御手段に向けて第1情報(受信確認コマンド、断線発生コマンド、短絡発生コマンド、本体枠開放コマンド、本体枠閉鎖コマンド等)を送信する第1送信手段(払出側MPU163におけるステップS2007、ステップS2103、ステップS2106、ステップS1115及びステップS1108の処理を実行する機能)を備え、
前記第1制御手段は、
処理の実行結果に基づいて、前記第3制御手段との間の所定経路(第3信号経路群SLG3)を通じて当該第3制御手段に向けて第2情報(音光側の通信確認コマンド、変動用コマンド、種別コマンド等)を送信する第2送信手段(主側MPU83におけるステップS1702及びステップS411の処理を実行する機能)と、
前記第1情報を受信した場合に、前記所定経路を通じて前記第3制御手段に向けて情報を送信可能とする第3送信手段(主側MPU83におけるステップS1203、ステップS1206、ステップS1209、ステップS1212、ステップS1216及びステップS1220の処理を実行する機能)と、
を備え、
前記第2制御手段から前記第1制御手段に向けて送信される情報の通信方式と、前記第1制御手段から前記第3制御手段に向けて送信される情報の通信方式とは相違しており、
前記第3送信手段は、前記第1情報を受信した場合、その通信方式を前記第3制御手段に向けた通信方式に変更して、その変更後の情報を送信するものであることを特徴とする遊技機。
特徴D1によれば、第2制御手段から第1制御手段に向けた通信方式と、第1制御手段から第3制御手段に向けた通信方式とが異なる構成であっても、前者の通信方式から後者の通信方式への情報の適合が第1制御手段にて行われるため、第2制御手段から送信される情報を契機とした第3制御手段への情報の送信を適切に行うことが可能となる。
特徴D2.前記第2制御手段から前記第1制御手段に向けて送信される情報は、前記第1制御手段から前記第3制御手段に向けて送信される情報よりも特定バイト分少ない情報であり、
前記第3送信手段は、前記第1情報を受信した場合、当該第1情報に特定バイト分の情報を付加した情報を送信するものであることを特徴とする特徴D1に記載の遊技機。
特徴D2によれば、第2制御手段から第1情報を第3制御手段において取扱い可能な情報に変更する場合に、第1制御手段は第2制御手段から受信した第1情報に対して特定バイト分の情報を付加するだけでよいため、当該情報の変更を行う場合における第1制御手段の処理負荷の軽減が図られる。
特徴D3.前記第1情報は複数種類存在しており、
前記第3送信手段は、いずれの種類の前記第1情報を受信した場合であっても共通の情報を付加した状態の情報を前記第3制御手段に向けて送信するものであることを特徴とする特徴D1又はD2に記載の遊技機。
特徴D3によれば、第2制御手段から受信した情報を契機として第3制御手段に情報を送信する場合、第1制御手段は第2制御手段から受信した情報に対して共通の情報を付加するだけでよいため、第1制御手段が通信の中継的な役割を果たす構成において第1制御手段の処理負荷の軽減が図られる。
なお、特徴D1〜D3の構成に対して、特徴A1〜A24、特徴B1〜B11、特徴C1〜C15、特徴E1〜E8、特徴F1〜F6、特徴G1〜G8、特徴H1〜H8、特徴I1〜I5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。
上記特徴A群〜特徴D群の発明は、以下の課題を解決することが可能である。
遊技機の一種として、パチンコ遊技機やスロットマシン等が知られている。これらの遊技機として、複数の制御装置を備えたものが知られている。当該遊技機では、複数の制御装置間で通信を行いながら各制御装置にて所定の制御が実行されることで遊技の進行が制御される。
これら複数の制御装置を備える構成として、例えばパチンコ遊技機では、主制御装置と払出制御装置とを備えた構成が知られている。主制御装置では遊技領域に設けられた入球部に遊技球が入球したか否かの入球判定が行われ、遊技球の払出に対応した入球部への入球が発生した場合には主制御装置から払出制御装置へ賞球コマンドが出力される。払出制御装置は賞球コマンドに対応した個数の遊技球が払い出されるように、払出装置を駆動制御する。
また、パチンコ遊技機において主制御装置と演出制御装置とを備えた構成も知られている。主制御装置では遊技領域に設けられた所定の入球部に遊技球が入球した場合に遊技者に有利な当たり状態を発生させるか否かの抽選が行われ、その抽選結果に対応した演出コマンドが演出制御装置に出力される。演出制御装置では、その演出コマンドに対応した演出が実行されるように液晶表示装置やスピーカを制御し、抽選結果に対応した演出を実行させる。
ここで、装置間において通信経路などの経路異常が発生した場合にそれに対して好適に対処可能である必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
<特徴E群>
特徴E1.遊技媒体の払い出しに対応した入賞が発生したか否かを判定する主制御手段(主側MPU83)と、
当該主制御手段が送信する払出送信情報に基づき遊技媒体の払い出しを制御する払出制御手段(払出側MPU163)と、
を備え、
前記払出制御手段は、前記払出送信情報の受信が可能であることを示す許可情報(HIレベルの賞球許可信号)を前記主制御手段に向けて送信する許可情報送信手段(払出側MPU163におけるステップS1606の処理を実行する機能)を備え、
前記主制御手段は、前記許可情報を受信している場合に前記払出送信情報を送信する払出送信手段(主側MPU83におけるステップS603の処理を実行する機能)を備え、
前記許可情報送信手段は、前記払出制御手段への動作電力の供給が開始された場合には前記許可情報を送信不可な状態となり、特定事象(タンク121が球無状態である可能性がある場合における払出モータ137の低速状態)が発生していない場合に前記許可情報を送信可能な状態となることを特徴とする遊技機。
特徴E1によれば、払出制御手段が許可情報を送信している場合に主制御手段から払出送信情報が送信されるため、払出制御手段において払出送信情報を受信すると好ましくない状況においてはその情報の送信を主制御手段において待機することが可能となり、遊技媒体の払い出しを好適に行うことが可能となる。
この場合に、払出制御手段への動作電力の供給が開始された場合には許可情報の送信が阻止されることにより、払出制御手段において払出送信情報を受信すると好ましくない状況で当該払出制御手段への動作電力の供給が開始されたとしても払出送信情報の送信を確実に阻止することが可能となる。また、当該許可情報の送信が阻止された状態は、特定事象が発生していないことが特定された場合に解除されるため、正常な状況においては払出送信情報の送信を開始させることが可能となる。
なお、特定事象としては、遊技者に払い出す遊技媒体を貯留する貯留部が球無状態となっている場合に発生する事象が挙げられる。
特徴E2.前記特定事象が発生していると特定された場合、特定事象情報(球無低速フラグ=1)が記憶手段(払出側RAM165)に記憶される構成であり、
前記許可情報送信手段は、前記特定事象情報が前記記憶手段に記憶されている場合、前記許可情報を送信不可な状態となるものであり、
前記払出制御手段への動作電力の供給が開始された場合、前記記憶手段に前記特定事象情報が記憶されることで前記許可情報を送信不可な状態となる構成であることを特徴とする特徴E1に記載の遊技機。
特徴E2によれば、通常時において特定事象が発生した場合には許可情報の送信を阻止するための構成を利用して、払出制御手段への動作電力の供給開始時における許可情報の送信を阻止することが可能となる。よって、構成の簡素化を図りながら、既に説明したような優れた効果を奏することが可能となる。
特徴E3.前記払出制御手段は、前記特定事象情報が前記記憶手段に記憶されている場合、前記遊技媒体の払い出しを通常よりも遅い速度で実行させる低速設定手段(払出側MPU163におけるステップS1506の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴E2に記載の遊技機。
特徴E3によれば、特定事象情報を利用することにより払出制御手段への動作電力の供給開始時において許可情報の送信を阻止するようにした構成において、さらに遊技媒体の払い出しを停止させないものの払出速度を遅い速度とすることが可能となる。
特徴E4.前記特定事象とは異なる所定事象(下皿34が満タン状態となった場合における払出モータ137の停止状態)が発生していると特定された場合、所定事象情報(満タンフラグ=1)が前記記憶手段に記憶される構成であり、
前記許可情報送信手段は、前記特定事象情報が前記記憶手段に記憶されている場合だけでなく前記所定事象情報が前記記憶手段に記憶されている場合にも、前記許可情報を送信不可な状態となるものであり、
前記払出制御手段は、前記所定事象情報が前記記憶手段に記憶されている場合、遊技媒体の払い出しを停止させる停止設定手段(払出側MPU163におけるステップS1507の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴E2又はE3に記載の遊技機。
特徴E4によれば、通常時において許可情報の送信を阻止するための構成を利用して払出制御手段への動作電力の供給開始時における許可情報の送信を阻止する場合において、所定事象情報ではなく特定事象情報を利用することにより、遊技媒体の払い出しを停止しないようにしながら払出送信情報の送信を開始させないようにすることが可能となる。
なお、所定事象としては、遊技者に払い出された遊技媒体を貯留する貯留部が満タン状態となっている場合に発生する事象が挙げられる。
特徴E5.遊技媒体の払い出しを阻害する特定の阻害状況の発生を検知する特定阻害状況検知手段(球無検知センサ123a)と、
遊技媒体の払い出しを阻害する所定の阻害状況の発生を検知する所定阻害状況検知手段(満タン検知センサ147)と、
前記特定事象情報が前記記憶手段に記憶されている状況において、前記特定阻害状況検知手段の検知結果が前記特定の阻害状況が発生していないことに対応した検知結果となっている期間が特定期間に達した場合に前記特定事象情報を消去する特定消去手段(第5の実施形態における払出側MPU163のステップS2511の処理を実行する機能)と、
前記所定阻害状況検知手段の検知結果が前記所定の阻害状況が発生していることに対応した検知結果となっている期間が所定期間に達した場合に前記所定事象情報を前記記憶手段に記憶させる所定記憶実行手段(払出側MPU163におけるステップS910の処理を実行する機能)と、
を備え、
少なくとも前記払出制御手段に動作電力の供給が開始された直後においては前記所定期間が前記特定期間よりも短いことを特徴とする特徴E4に記載の遊技機。
特徴E5によれば、払出制御手段への動作電力の供給開始時において特定の阻害状況とはなっていないものの所定の阻害状況となっている場合に、特定事象情報が消去される前に所定事象情報を記憶させることが可能となり、許可情報の送信が阻止された状態を維持させることが可能となる。よって、実際には所定の阻害状況となっているにも関わらず、払出送信情報が送信されてしまうという不都合の発生を防止することが可能となる。
特徴E6.前記所定期間は、前記払出制御手段に動作電力の供給が開始された直後の方が、その後の状況よりも短く設定されることを特徴とする特徴E5に記載の遊技機。
特徴E6によれば、所定の阻害状況となっている場合に所定事象情報が記憶されるのに要する期間を、動作電力の供給が開始された直後については許可情報の送信の阻止状態を好適に維持させるためのものとしながら、その後の通常時においては所定事象の発生という判断を正確に行うようにするためのものとすることが可能となる。
特徴E7.前記払出制御手段は、前記特定事象情報が前記記憶手段に記憶されている場合、前記遊技媒体の払い出しを通常よりも遅い速度で実行させる低速設定手段(払出側MPU163におけるステップS1506の処理を実行する機能)を備え、
遊技媒体の払い出しを阻害する特定の阻害状況の発生を検知する阻害状況検知手段(球無検知センサ123a)を備え、
前記特定事象は、前記阻害状況検知手段にて前記特定の阻害状況の発生が第1継続期間に亘って検知されている事象であり、
前記所定事象は、前記阻害状況検知手段にて前記特定の阻害状況の発生が前記第1継続期間よりも長い第2継続期間に亘って検知されている事象であることを特徴とする特徴E4乃至E6のいずれか1に記載の遊技機。
特徴E7によれば、特定の阻害状況の発生が阻害状況検知手段にて検知されている期間が第1継続期間となった場合には遊技媒体の払い出し速度が遅くなり、それよりも長い第2継続期間となった場合には遊技媒体の払い出しが停止される。これにより、特定の阻害状況の発生が検知された場合にそれに対して遊技媒体の払い出しに関して段階的に対処することが可能となる。当該構成において、かかる構成を利用して動作電力の供給の開始時には遊技媒体の払い出しを停止しないようにしながら、許可情報の送信を阻止することが可能となる。
特徴E8.前記主制御手段において情報を一時的に記憶する主側記憶手段(主側RAM85)には遊技機への動作電力の遮断中に電断中電力が供給される一方、前記払出制御手段において情報を一時的に記憶する払出側記憶手段(払出側RAM165)には遊技機への動作電力の遮断中に電断中電力が供給されない構成であることを特徴とする特徴E1乃至E7のいずれか1に記載の遊技機。
特徴E8によれば、主側記憶手段に電断中電力が供給される一方、払出側記憶手段に電断中電力が供給されない構成とすることにより、電断中電力の供給についてのコストを抑えることが可能となる。また、払出制御手段から許可情報を受信している場合に遊技媒体の払い出しを指示する情報が主制御手段から送信される構成であるため、遊技媒体の払い出しに対応した情報を基本的に主側記憶手段に記憶しながら、必要に応じて払出側記憶手段に移すようにすることが可能となり、動作電力の供給が開始された場合に遊技媒体の払い出しに対応した情報がまとめて消去されてしまうといった不都合の発生を抑制することが可能となる。
なお、特徴E1〜E8の構成に対して、特徴A1〜A24、特徴B1〜B11、特徴C1〜C15、特徴D1〜D3、特徴F1〜F6、特徴G1〜G8、特徴H1〜H8、特徴I1〜I5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。
上記特徴E群の発明は、以下の課題を解決することが可能である。
遊技機の一種として、パチンコ遊技機やスロットマシン等が知られている。これらの遊技機として、主制御装置と払出制御装置とを備え、遊技媒体の付与条件が成立している場合に主制御装置から払出制御装置に賞球コマンドが送信され、払出制御装置において当該賞球コマンドに対応した遊技媒体が遊技者に払い出されるように払出装置が駆動制御される構成が知られている。
例えばパチンコ遊技機では、主制御装置では遊技領域に設けられた入球部に遊技球が入球したか否かの入球判定が行われ、遊技球の払出に係る入球部への入球が発生した場合には主制御装置から払出制御装置へ賞球コマンドが出力される。払出制御装置は賞球コマンドに対応した個数の遊技球が払い出されるように、払出装置を駆動制御する。
ここで、上記のような遊技機においては、遊技媒体の払出制御が好適に行われる必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
<特徴F群>
特徴F1.遊技媒体の払い出しを制御する払出制御手段(払出側MPU163)と、
遊技媒体の払い出しを阻害する所定の阻害状況の発生を検知する所定阻害状況検知手段(満タン検知センサ147)と、
前記所定阻害状況検知手段の検知結果が前記所定の阻害状況が発生していることに対応した発生対応検知結果となったことに基づいて所定事象情報(満タンフラグ=1)を記憶手段(払出側RAM165)に記憶させる所定記憶実行手段(払出側MPU163におけるステップS908及びステップS910の処理を実行する機能)と、
を備え、
前記払出制御手段は、前記所定事象情報が前記記憶手段に記憶されている場合、遊技媒体の払い出しを制限する制限手段(払出側MPU163におけるステップS1502にて肯定判定をしてステップS1507の処理を実行する機能)を備え、
前記所定事象情報の記憶実行の契機となる前記発生対応検知結果の継続態様を、状況に応じて異ならせる態様設定手段(払出側MPU163におけるステップS904の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする遊技機。
特徴F1によれば、発生対応検知結果の継続態様を比較的長い継続態様とすることにより所定の阻害状況の発生を正確に検知することが可能となり、その一方、発生対応検知結果の継続態様を比較的短い継続態様とすることにより所定の阻害状況の発生の検知に対する遊技媒体の払い出しの制限を早期に行うことが可能となる。この場合に、所定事象情報の記憶実行の契機となる発生対応検知結果の継続態様が状況に応じて異なる構成であることにより、所定の阻害状況の発生を正確に検知することを重要視する状況と、所定の阻害状況の発生に対して早期に遊技媒体の払い出しの制限を行うことを重要視する状況とをそれぞれ生じさせることが可能となる。これにより、所定の阻害状況の発生に対する遊技媒体の払い出しの制限を臨機応変に行うことが可能となり、所定の阻害状況の発生に対して好適に対処することが可能となる。
なお、遊技媒体の払出の制限としては、遊技媒体の払出を停止させる態様が含まれるとともに、遊技媒体の払出速度を停止させる態様が含まれる。
特徴F2.前記態様設定手段は、前記払出制御手段に動作電力の供給が開始された直後の方がその後の状況よりも、前記所定事象情報の記憶実行の契機となる前記発生対応検知結果の継続態様が短い継続態様となるようにするものであることを特徴とする特徴F1に記載の遊技機。
特徴F2によれば、所定の阻害状況が発生している状態で動作電力の供給が開始された場合には早期に遊技媒体の払い出しを制限することで設計者の意図しない状況が発生してしまう可能性が低減される。その一方、動作電力の供給が開始された直後ではない場合には、所定の阻害状況が発生しているか否かの判断を正確に行うことが可能となる。
特徴F3.前記払出制御手段に動作電力の供給が開始された直後において前記期間設定手段により設定される前記継続態様は、前記制限手段による制限が行われていない状況における遊技球の払出周期よりも短い期間で前記所定事象情報の記憶実行の契機となる態様であり、その後の状況において前記期間設定手段により設定される前記継続態様は、前記制限手段による制限が行われていない状況における遊技球の払出周期よりも長い期間で前記所定事象情報の記憶実行の契機となる態様であることを特徴とする特徴F2に記載の遊技機。
特徴F3によれば、所定の阻害状況が発生している状態で動作電力の供給が開始された場合には、新たに払い出される遊技媒体の数が「0」又は最小限となるようにすることが可能となる。
特徴F4.前記態様設定手段は、前記払出制御手段に動作電力の供給が開始された場合、前記所定事象情報の記憶実行の契機となる前記発生対応検知結果の継続態様として相対的に短い継続態様を設定し、前記払出制御手段に動作電力の供給が開始された後に前記所定阻害状況検知手段の検知結果が前記所定の阻害状況が発生していないことに対応した検知結果となった場合、前記継続態様として相対的に長い態様を設定するものであることを特徴とする特徴F2又はF3に記載の遊技機。
特徴F4によれば、動作電力の供給開始後において所定の阻害状況の発生が検知されなかった場合には、所定事象情報の記憶実行の契機となる発生対応検知結果の継続態様が相対的に短い態様から相対的に長い態様に変更される。これにより、所定の阻害状況の発生に対応した検知結果となった場合に早期に遊技媒体の払い出しが制限されることとなる監視期間を最小限に抑えることが可能となり、基本的には所定の阻害状況が発生しているか否かの監視を正確に行うことを重要視することが可能となる。
特徴F5.遊技者に払い出された遊技球を貯留する貯留部(下皿34)を備え、
前記所定の阻害状況は、前記貯留部が満タン状態となっている状況であることを特徴とする特徴F1乃至F4のいずれか1に記載の遊技機。
特徴F5によれば、貯留部が満タン状態となった場合に遊技媒体の払い出しを制限するタイミングを多様化することが可能となり、貯留部が満タン状態となったことに対して好適に対処することが可能となる。
特徴F6.遊技機ベース体(本体枠13)と、
当該遊技機ベース体に開閉可能に支持させて設けられ、前記貯留部を有する遊技機前面体(前扉枠14)と、
を備え、
前記所定阻害状況検知手段は、前記遊技機ベース体において遊技媒体の払出手段及び前記払出制御手段が設けられた当該遊技機ベース体の背面側に設けられていることを特徴とする特徴F5に記載の遊技機。
特徴F6によれば、遊技媒体の払い出しに関する機能を遊技機ベース体の背面側に集約することが可能となる。
なお、貯留部が満タン状態となっているか否かを検知する位置が払出手段に近い位置に存在している場合、満タン状態で動作電力の供給が開始されて遊技媒体の払い出しが通常通りに継続されてしまうと払出手段にて球詰まりが生じてしまう可能性がある。これに対して、上記特徴F2等の構成を備えていることにより、貯留部が満タン状態であるか否かの監視を正確に行うようにしながら、上記球詰まりの発生を阻止することが可能となる。
なお、特徴F1〜F6の構成に対して、特徴A1〜A24、特徴B1〜B11、特徴C1〜C15、特徴D1〜D3、特徴E1〜E8、特徴G1〜G8、特徴H1〜H8、特徴I1〜I5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。
上記特徴F群の発明は、以下の課題を解決することが可能である。
遊技機の一種として、パチンコ遊技機やスロットマシン等が知られている。これらの遊技機では、遊技媒体の払出条件が成立した場合、遊技機前面部に設けられた球貯留部に向けて遊技媒体が払い出される。
例えば、パチンコ遊技機では、遊技者に付与された遊技球を貯留する皿貯留部を遊技機前面部に備えており、当該皿貯留部に貯留された遊技球が遊技球発射装置に案内されて、遊技者の発射操作に応じて遊技領域に向けて発射される。そして、例えば遊技領域に設けられた入球部に遊技球が入球した場合に、払出装置から皿貯留部に遊技球が払い出される。また、パチンコ遊技機においては、皿貯留部として上側皿貯留部と下側皿貯留部とを備えた構成も知られており、この場合、上側皿貯留部に貯留された遊技球が遊技球発射装置に案内され、当該上側皿貯留部にて余剰となった遊技球が下側皿貯留部に排出される。
上記遊技機においては遊技媒体の払い出しを停止させる契機となる条件が設定されており、当該条件が成立した場合には遊技媒体の払い出しが停止される。例えば、上記のように皿貯留部を備えたパチンコ遊技機においては、皿貯留部への遊技球の払い出しは遊技機内部に設けられた払出通路を介して行われる。当該払出通路にはその途中位置に満タン検知センサが設けられており、満タン検知センサの検知結果に基づき皿貯留部が満タン状態になっていると判断されると、それ以上の遊技球の払い出しが行われないように満タン状態処理が実行される。これにより、払出装置の故障等が防止される。
ここで、遊技媒体の払出を制限するための制御は好適に行われる必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
<特徴G群>
特徴G1.複数の遊技機構成機器間の経路異常を検知する経路異常検知手段(監視用IC161c)と、
当該経路異常検知手段にて経路異常が検知された場合に異常報知用処理を実行する異常報知実行手段(払出側MPU163におけるステップS2102及びステップS2105の処理を実行する機能、音光側MPU93)と、
を備え、
前記異常報知実行手段への動作電力の供給が停止されたことを条件に前記異常報知用処理による異常報知が終了されることを特徴とする遊技機。
特徴G1によれば、経路異常の発生に対して異常報知が実行されることにより、それに対処することが可能となる。また、当該異常報知の解除に際しては動作電力の供給の停止を必要とするため、経路異常を不正に発生させるとともにそれに対する異常報知を不正に解除しようとしたとしても、その行為が目立ちやすくなる。よって、当該不正行為の発見の容易化が図られる。
特徴G2.前記異常報知実行手段は、動作電力の供給が開始された場合に前記経路異常検知手段の検知結果の監視処理(断線短絡監視処理)を実行するものであることを特徴とする特徴G1に記載の遊技機。
特徴G2によれば、経路異常の監視処理を実行する場合の処理負荷の軽減が図られる。
特徴G3.遊技媒体を払い出す払出手段(払出装置124)と、
当該払出手段により払い出される遊技媒体を検知する払出検知手段(払出球検知センサ138)と、
遊技媒体の払出開始条件が成立した場合に前記払出手段による遊技媒体の払い出しを開始させ、前記払出検知手段の検知結果に基づいて当該遊技媒体の払い出しを停止させる払出制御手段(払出側MPU163)と、
を備え、
前記経路異常検知手段は、前記払出検知手段と前記払出制御手段との間の経路異常を検知するものであり、
前記払出制御手段により前記払出手段の駆動制御が実行されているにも関わらず前記払出検知手段にて遊技媒体を検知しない場合に報知用処理を実行する手段(払出側MPU163におけるステップS803の処理を実行する機能)を備えていることを特徴とする特徴G2に記載の遊技機。
特徴G3によれば、払出制御手段と払出検知手段との間の経路異常が監視され、経路異常が発生している場合には異常報知が実行されることにより、払い出される遊技媒体の検知を正常に行えない状況のまま遊技が開始されてしまう可能性が低減される。この場合に、上記特徴G2の構成を備え経路異常の監視処理は動作電力の供給が開始された場合に実行される構成において、遊技媒体の払い出しが正常に行われない場合には報知用処理が実行されるため、経路異常単独の監視処理が通常時に行われないとしても、経路異常を含めて遊技媒体の払い出しに関して異常が発生している場合にはそれを報知することが可能となる。
特徴G4.前記異常報知用処理による異常報知は、前記動作電力の供給が停止された場合に解除され、動作電力の供給がその後に行われた場合には継続実施されないことを特徴とする特徴G1乃至G3のいずれか1に記載の遊技機。
特徴G4によれば、経路異常についての異常報知を解除する場合、動作電力の供給を停止するための操作を実行するだけでよく、他の操作を必要としないため、遊技ホールの管理者側において経路異常についての異常報知を解除するための作業性が向上する。
特徴G5.前記経路異常とは異なる異常の検知状態を解除する場合に操作される特定操作手段(状態復帰スイッチ161b)を備え、
前記異常報知用処理による異常報知は、前記特定操作手段が操作されたとしても解除されないことを特徴とする特徴G1乃至G4のいずれか1に記載の遊技機。
特徴G5によれば、特定操作手段を不正に操作して経路異常の異常報知を不正に解除しようとしてもそれを不可とすることが可能となる。
特徴G6.前記経路異常とは異なる異常の検知状態を解除する場合、所定操作手段(RAM消去スイッチ171a)を操作しながら動作電力の供給を開始させる必要がある構成であり、
前記異常報知用処理による異常報知は、動作電力の供給開始に際して前記所定操作手段の操作を必要とすることなく、動作電力の供給開始後に継続実施されないことを特徴とする特徴G1乃至G5のいずれか1に記載の遊技機。
特徴G6によれば、経路異常についての異常報知を解除する場合、所定操作手段の操作を必要としないため、経路異常についての異常報知を解除する場合の作業性を向上させることが可能となる。
特徴G7.前記経路異常検知手段にて経路異常が検知された場合、前記異常報知用処理は実行される一方、遊技を進行させるための進行用処理の実行は制限されないことを特徴とする特徴G1乃至G6のいずれか1に記載の遊技機。
特徴G7によれば、経路異常が発生した場合には異常報知を実行することでそれに対処可能とさせながら、かかる経路異常が原因で正規の遊技者に不利益が生じてしまう可能性を低減させることが可能となる。
なお、進行用処理としては、遊技者への特典付与の契機となる入賞の発生を監視する処理や、遊技を開始させるために実行される処理が挙げられる。
特徴G8.遊技媒体を払い出す払出手段(払出装置124)と、
当該払出手段により払い出される遊技媒体を検知する払出検知手段(払出球検知センサ138)と、
遊技媒体の払出開始条件が成立した場合に前記払出手段による遊技媒体の払い出しを開始させ、前記払出検知手段の検知結果に基づいて当該遊技媒体の払い出しを停止させる払出制御手段(払出側MPU163)と、
を備え、
前記経路異常検知手段は、前記払出検知手段と前記払出制御手段との間の経路異常を検知するものであることを特徴とする特徴G1乃至G7のいずれか1に記載の遊技機。
特徴G8によれば、払出制御手段と払出検知手段との間の経路異常が監視され、経路異常が発生している場合には異常報知が実行されることにより、払い出される遊技媒体の検知を正常に行えない状況のまま遊技が開始されてしまう可能性が低減される。
なお、特徴G1〜G8の構成に対して、特徴A1〜A24、特徴B1〜B11、特徴C1〜C15、特徴D1〜D3、特徴E1〜E8、特徴F1〜F6、特徴H1〜H8、特徴I1〜I5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。
上記特徴G群の発明は、以下の課題を解決することが可能である。
遊技機の一種として、パチンコ遊技機やスロットマシン等が知られている。これらの遊技機では、複数の装置間で信号又は電力が伝送されることにより各種動作が実行される。
例えば、パチンコ遊技機では、主制御装置と払出制御装置とを備えた構成が知られている。主制御装置では遊技領域に設けられた入球部に遊技球が入球したか否かの入球判定が行われ、遊技球の払い出しに対応した入球部への入球が発生した場合には主制御装置から払出制御装置へ賞球コマンドが送信される。
払出制御装置は、賞球コマンドを受信することにより払出装置を駆動制御する。払出装置には、払出制御装置から送信された駆動信号に応じて動作し遊技球を下流側に導出する球止め部材、及び当該球止め部材により下流側に導出される又は導出された遊技球を検知する払出検知センサなどが設けられている。払出制御装置では、払出検知センサが送信する検知信号に基づき遊技球の払出個数を計測し、払い出すべき個数の遊技球の払い出しを特定した場合に、球止め部材による遊技球の払い出し動作を停止させる。
ここで、装置間の電力経路又は信号経路において断線や接続異常が発生することが考えられ、このような経路異常に対して好適に対処する必要がある。
<特徴H群>
特徴H1.外枠に開閉可能に支持され、遊技媒体の払出手段を有する遊技機ベース体(本体枠13)と、
当該遊技機ベース体に開閉可能に支持させて設けられた遊技機前面体(前扉枠14)と、
前記遊技機ベース体の前記外枠に対する開閉状態を検知するベース開閉検知手段(本体枠開放センサ114)と、
前記遊技機ベース体が開放状態であることを前記ベース開閉検知手段の検知結果を利用して特定した場合、前記払出手段による遊技媒体の払い出しを制限する払出制限手段(払出側MPU163におけるステップS1501にて肯定判定をしてステップS1507の処理を実行する機能)と、
を備えていることを特徴とする遊技機。
特徴H1によれば、遊技機ベース体が開放状態となった場合には払出手段による遊技媒体の払い出しが制限される。これにより、島設備から遊技機に遊技媒体が補充されるタイミングや、遊技機前面に設けられた貯留部が排出状態となっている状況で遊技機ベース体が開放操作されたとしても、その際に、島設備から補充される遊技媒体が散乱したり、貯留部に向けて払い出された遊技媒体が散乱したりしてしまうという不都合の発生が防止される。
なお、遊技媒体の払出の制限としては、遊技媒体の払出を停止させる態様が含まれるとともに、遊技媒体の払出速度を停止させる態様が含まれる。
特徴H2.遊技媒体の払い出しに対応した入賞が発生したか否かを判定する主制御手段(主制御装置81)と、
前記主制御手段が送信する情報に基づき遊技媒体が払い出されるように前記払出手段を駆動制御する払出制御手段(払出制御装置161)と、
を備え、
前記ベース開閉検知手段の検知結果が前記払出制御手段に入力され、当該払出制御手段にて前記ベース開閉検知手段の検知結果の監視処理が実行され、当該払出制御手段が前記払出制限手段を有することを特徴とする特徴H1に記載の遊技機。
特徴H2によれば、遊技機ベース体が開放された場合には遊技媒体の払い出しが制限される構成において、ベース開閉検知手段の検知結果は払出制御手段に入力される。これにより、払出制御手段は遊技機ベース体が開放状態であるか否かを特定する場合に主制御手段から情報を受信する必要がなくなり、遊技機ベース体が開放状態である場合に遊技媒体の払い出しを制限するための構成の簡素化が図られる。
特徴H3.前記遊技機前面体の前記遊技機ベース体に対する開閉状態を検知する前面開閉検知手段(前扉枠開放センサ42)を備え、
当該前面開閉検知手段の検知結果が前記払出制御手段に入力され、当該払出制御手段にて前記前面開閉検知手段の検知結果の監視処理が実行され、
前記払出制限手段は、前記遊技機前面体が開放状態であることを前記前面開閉検知手段の検知結果を利用して特定した場合、前記払出手段による遊技媒体の払い出しを制限するものであることを特徴とする特徴H2に記載の遊技機。
特徴H3によれば、遊技機前面体及び遊技機ベース体の開放監視を行うための処理、及び開放状態である場合に遊技媒体の払い出しを制限するための処理を払出制御手段にて集約して行うことが可能となり、主制御手段の処理負荷の軽減が図られる。
特徴H4.前記遊技機前面体の開閉状態を遊技機外部に認識可能とさせる前面開閉認識用の外部端子(前扉開放用の外部端子113h)を備え、
前記前面開閉検知手段と前記前面開閉認識用の外部端子とが電気的に接続され、前記払出制御手段による制御を介することなく、前記前面開閉検知手段の検知結果が認識用情報として前記前面開閉認識用の外部端子から外部出力される構成であることを特徴とする特徴H3に記載の遊技機。
特徴H4によれば、遊技機前面体が開放状態であるか否かの認識用情報を外部出力するに際して払出制御手段において何ら処理を実行する必要がない。これにより、処理負荷の軽減を図りながら、遊技機前面体が開放状態であるか否かの認識用情報の外部出力を行うことが可能となる。
特徴H5.前記払出制御手段は、外部端子手段(外部端子板113)に設けられた外部端子を利用して遊技機の状態を外部出力する構成であり、
前記前面開閉認識用の外部端子は、前記外部端子手段に設けられていることを特徴とする特徴H4に記載の遊技機。
特徴H5によれば、払出制御手段において外部端子手段を利用して外部出力が行われる構成であっても、遊技機前面体が開放状態であるか否かの認識用情報の外部出力については前面開閉検知手段から直接行うことにより、払出制御手段の処理負荷の軽減が図られる。
特徴H6.前記遊技機ベース体の開閉状態を遊技機外部に認識可能とさせるベース開閉認識用の外部端子(本体開放用の外部端子113g)を備え、
前記ベース開閉検知手段と前記ベース開閉認識用の外部端子とが電気的に接続され、制御手段による制御を介することなく、前記ベース開閉検知手段の検知結果が認識用情報として前記ベース開閉認識用の外部端子から外部出力される構成であることを特徴とする特徴H1乃至H5のいずれか1に記載の遊技機。
特徴H6によれば、遊技機ベース体が開放状態であるか否かの認識用情報を外部出力するに際して制御手段において何ら処理を実行する必要がない。これにより、処理負荷の軽減を図りながら、遊技機ベース体が開放状態であるか否かの認識用情報の外部出力を行うことが可能となる。
特徴H7.前記ベース開閉検知手段の検知結果が入力され前記払出制限手段を有する制御手段は、外部端子手段(外部端子板113)に設けられた外部端子を利用して遊技機の状態を外部出力する構成であり、
前記ベース開閉認識用の外部端子は、前記外部出力手段に設けられていることを特徴とする特徴H6に記載の遊技機。
特徴H7によれば、制御手段において外部端子手段を利用して外部出力が行われる構成であっても、遊技機ベース体が開放状態であるか否かの認識用情報の外部出力についてはベース開閉検知手段から直接行うことにより、制御手段の処理負荷の軽減が図られる。
特徴H8.前記遊技機前面体は、遊技者に払い出された遊技媒体を貯留する貯留部を(下皿34)備え、
当該貯留部は、当該貯留部に貯留された遊技媒体を遊技機外に排出可能とする排出操作部(排出操作部35)を備え、
当該排出操作部により前記貯留部が遊技媒体の排出可能状態とされている状況であっても、前記遊技機ベース体の開放操作が可能であることを特徴とする特徴H1乃至H7のいずれか1に記載の遊技機。
特徴H8によれば、貯留部が排出状態となっている状況で遊技機ベース体が開放操作されたとしても、その際に貯留部に向けて払い出された遊技媒体が散乱してしまうという不都合の発生が防止される。
なお、特徴H1〜H8の構成に対して、特徴A1〜A24、特徴B1〜B11、特徴C1〜C15、特徴D1〜D3、特徴E1〜E8、特徴F1〜F6、特徴G1〜G8、特徴I1〜I5のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。
上記特徴H群の発明は、以下の課題を解決することが可能である。
遊技機の一種として、パチンコ遊技機が知られている。パチンコ遊技機では、外枠に開閉可能に支持された遊技機本体と、当該遊技機本体に開閉可能に支持された遊技機前面体とを備えた構成が知られている。遊技機本体には、各種制御を実行する制御装置や、遊技球の払い出しを実行する払出装置などが設けられており、遊技機前面体には遊技球の発射操作を行うための発射操作装置や、遊技球を貯留するための皿貯留部などが設けられている。また、皿貯留部には排出操作部が設けられており、当該排出操作部に対して排出操作が行われることにより、皿貯留部に貯留された遊技球がパチンコ遊技機の外部に排出される。
なお、皿貯留部として上側皿貯留部と下側皿貯留部とを備えた構成もあり、この場合、上側皿貯留部にて余剰となった遊技球が下側皿貯留部にて貯留され、下側皿貯留部に対して排出操作が行われることにより、当該下側皿貯留部に貯留された遊技球が排出される。
ここで、遊技者により遊技が行われている状況において遊技機本体の開放操作が行われることがあるが、当該開放操作の作業性が高いことが好ましく、この点について未だ改良の余地がある。
<特徴I群>
特徴I1.検知対応事象が発生しているか否かを検知する事象検知手段(前扉枠開放センサ42、本体枠開放センサ114)と、
前記検知対応事象が発生しているか否かを遊技機外部に認識可能とさせる対応認識用の外部端子(本体開放用の外部端子113g、前扉開放用の外部端子113h)と、
を備え、
前記事象検知手段と前記対応認識用の外部端子とが電気的に接続され、制御手段による制御を介することなく、前記事象検知手段の検知結果が認識用情報として前記対応認識用の外部端子から外部出力される構成であることを特徴とする遊技機。
特徴I1によれば、検知対応事象が発生したか否かを認識可能とさせる認識用情報が外部出力されるため、遊技ホール側において検知対応事象の発生の有無を管理することが可能となる。この場合に、検知対応事象が発生したか否かの認識用情報を外部出力するに際して制御手段において何ら処理を実行する必要がない。これにより、処理負荷の軽減を図りながら、検知対応事象が発生したか否かの認識用情報の外部出力を行うことが可能となる。
特徴I2.検知対応事象が発生しているか否かを検知する事象検知手段(前扉枠開放センサ42、本体枠開放センサ114)と、
当該事象検知手段の検知結果が前記検知対応事象の発生に対応した検知結果である場合にそれに対応した対応処理を実行する対応制御手段(払出側MPU163における本体枠開放監視処理及び前扉枠開放監視処理を実行する機能)と、
前記検知対応事象が発生しているか否かを遊技機外部に認識可能とさせる対応認識用の外部端子(本体開放用の外部端子113g、前扉開放用の外部端子113h)と、
を備え、
前記事象検知手段と前記対応認識用の外部端子とが電気的に接続され、前記対応制御手段による制御を介することなく、前記事象検知手段の検知結果が認識用情報として前記対応認識用の外部端子から外部出力される構成であることを特徴とする遊技機。
特徴I2によれば、検知対応事象の発生が事象検知手段にて検知された場合にはそれに対応した対応処理が実行されるため、遊技機において検知対応事象の発生に対応した動作を行うことが可能となる。また、検知対応事象が発生したか否かを認識可能とさせる認識用情報が外部出力されるため、遊技ホール側において検知対応事象の発生の有無を管理することが可能となる。
この場合に、検知対応事象が発生したか否かの認識用情報を外部出力するに際して対応制御手段において何ら処理を実行する必要がない。これにより、処理負荷の軽減を図りながら、検知対応事象が発生したか否かの認識用情報の外部出力を行うことが可能となる。
特徴I3.前記対応制御手段は、外部端子手段(外部端子板113)に設けられた外部端子を利用して遊技機の状態を外部出力する構成であり、
前記対応認識用の外部端子は、前記外部端子手段に設けられていることを特徴とする特徴I2に記載の遊技機。
特徴I3によれば、対応制御手段において外部端子手段を利用して外部出力が行われる構成であっても、検知対応事象が発生しているか否かの認識用情報の外部出力については事象検知手段から直接行うことにより、対応制御手段の処理負荷の軽減が図られる。
特徴I4.前記事象検知手段として、第1検知対応事象が発生しているか否かを検知する第1事象検知手段(前扉枠開放センサ42)と、第2検知対応事象が発生しているか否かを検知する第2事象検知手段(本体枠開放センサ114)とを備え、
前記対応制御手段は、前記第1事象検知手段の検知結果が前記第1検知対応事象の発生に対応した検知結果である場合にそれに対応した第1対応処理を実行し、前記第2事象検知手段の検知結果が前記第2検知対応事象の発生に対応した検知結果である場合にそれに対応した第2対応処理を実行するものであり、
前記対応認識用の外部端子として、前記第1検知対応事象が発生しているか否かを遊技機外部に認識可能とさせる第1対応認識用の外部端子(前扉開放用の外部端子113h)と、前記第2検知対応事象が発生しているか否かを遊技機外部に認識可能とさせる第2対応認識用の外部端子(本体開放用の外部端子113g)とを備え、
前記第1事象検知手段と前記対応制御手段との間に設けられた経路から分岐させた第1分岐経路を利用して、前記第1事象検知手段と前記第1対応認識用の外部端子とが電気的に接続されており、
前記第2事象検知手段と前記対応制御手段との間に設けられた経路から分岐させた第2分岐経路を利用して、前記第2事象検知手段と前記第2対応認識用の外部端子とが電気的に接続されており、
前記第1分岐経路の分岐開始位置及び前記第2分岐経路の分岐開始位置は、一の中継手段(信号中継基板185)に存在していることを特徴とする特徴I2又はI3に記載の遊技機。
特徴I4によれば、第1事象検知手段及び第2事象検知手段のそれぞれから対応制御手段に向けて情報が出力されるとともに遊技機外部にも情報が出力される構成において、各経路の分岐位置が一の中継手段に集約されているため、メンテナンスなどの容易化が図られる。
特徴I5.遊技機内部又は遊技機背面部を遊技機前方に向けて露出させることを可能とする開閉体(本体枠13、前扉枠14)を備え、
前記検知対応事象は、前記開閉体が開放状態となっている事象のことであることを特徴とする特徴I2乃至I4のいずれか1に記載の遊技機。
特徴I5によれば、開閉体が開放状態であるか否かの認識用情報の出力に際して対応制御手段による処理が介在しないことにより、開閉体が開放状態であるか否かの監視を対応制御手段と遊技ホール側とで独立して行うことが可能となる。これにより、一方の監視経路において異常が発生していたとしても他方の監視経路において監視を継続することが可能となり、開閉体が開放状態であるか否かの監視を正確に行うことが可能となる。
なお、特徴I1〜I5の構成に対して、特徴A1〜A24、特徴B1〜B11、特徴C1〜C15、特徴D1〜D3、特徴E1〜E8、特徴F1〜F6、特徴G1〜G8、特徴H1〜H8のうちいずれか1又は複数の構成を適用してもよい。これにより、その組み合わせた構成による相乗的な効果を奏することが可能となる。
なお、開閉体としては、外枠に開閉可能に支持された遊技機ベース体が挙げられるとともに、当該遊技機ベース体に開閉可能に支持された遊技機前面体が挙げられる。
上記特徴I群の発明は、以下の課題を解決することが可能である。
遊技機の一種として、パチンコ遊技機やスロットマシン等が知られている。これらの遊技機では、支持体に開閉可能に支持された開閉体を備えた構成が知られている。
例えば、パチンコ遊技機では、外枠に開閉可能に支持された遊技機本体と、当該遊技機本体に開閉可能に支持された遊技機前面体とを備えた構成が知られている。遊技機本体には、各種制御を実行する制御装置や、遊技球の払い出しを実行する払出装置などが設けられており、遊技機前面体には遊技球の発射操作を行うための発射操作装置や、遊技球を貯留するための皿貯留部などが設けられている。
ここで、遊技機の状態を遊技ホールのホールコンピュータにおいて管理する場合に、当該管理を行うことを可能とするための外部出力についての構成を好適なものとする必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
以下に、以上の各特徴を適用し得る又は各特徴に適用される遊技機の基本構成を示す。
パチンコ遊技機:遊技者が操作する操作手段と、その操作手段の操作に基づいて遊技球を発射する遊技球発射手段と、その発射された遊技球を所定の遊技領域に導く球通路と、遊技領域内に配置された各遊技部品とを備え、それら各遊技部品のうち所定の通過部を遊技球が通過した場合に遊技者に特典を付与する遊技機。
スロットマシン等の回胴式遊技機:複数の絵柄を可変表示させる絵柄表示装置を備え、始動操作手段の操作に起因して前記複数の絵柄の可変表示が開始され、停止操作手段の操作に起因して又は所定時間経過することにより前記複数の絵柄の可変表示が停止され、その停止後の絵柄に応じて遊技者に特典を付与する遊技機。
10…パチンコ機、13…本体枠、14…前扉枠、34…下皿、35…排出操作部、42…前扉枠開放センサ、81…主制御装置、82…主制御基板、83…主側MPU、84…主側ROM、85…主側RAM、91…音声発光制御装置、92…音声発光制御基板、93…音光側MPU、94…音光側ROM、95…音光側RAM、113…外部端子板、113g…本体開放用の外部端子、113h…前扉開放用の外部端子、114…本体枠開放センサ、121…タンク、123a…球無検知センサ、124…払出装置、137…払出モータ、138…払出球検知センサ、147…満タン検知センサ、161…払出制御装置、161b…状態復帰スイッチ、161c…監視用IC、162…払出制御基板、163…払出側MPU、164…払出側ROM、165…払出側RAM、171a…RAM消去スイッチ、185…信号中継基板、SLG1…第1信号経路群、SLG2…第2信号経路群、SLG3…第3信号経路群。

Claims (1)

  1. 遊技媒体を払い出す払出手段と、
    当該払出手段により払い出される遊技媒体を検知する払出検知手段と、
    遊技媒体の払出開始条件が成立した場合に前記払出手段による遊技媒体の払い出しを開始させ、前記払出検知手段の検知結果に基づいて当該遊技媒体の払い出しを停止させる払出制御手段と、
    前記払出検知手段と前記払出制御手段との間の経路異常を検知する経路異常検知手段と、
    当該経路異常検知手段にて前記経路異常が検知されたか否かを把握する経路異常監視を実行し、当該経路異常監視の結果として、前記経路異常検知手段にて前記経路異常が検知されていることを把握した場合に第1報知用処理を実行する第1報知実行手段と、
    前記払出制御手段により前記払出手段の駆動制御が実行されているにも関わらず前記払出検知手段にて遊技媒体を検知しない事象が発生しているか否かを把握する事象把握監視を実行し、当該事象把握監視の結果として、前記払出制御手段により前記払出手段の駆動制御が実行されているにも関わらず前記払出検知手段にて遊技媒体を検知しない事象が発生していることを把握した場合に第2報知用処理を実行する第2報知実行手段と、
    を備え、
    前記第1報知実行手段は、動作電力の供給が開始された場合に発生する監視タイミングとなった場合に前記経路異常監視を実行する一方、当該監視タイミングの後においては当該経路異常監視を実行しない構成であり、
    前記第2報知実行手段は、前記監視タイミングの後において前記事象把握監視を実行し、
    前記経路異常とは異なる所定異常の検知状態を解除する場合、所定操作手段を操作しながら動作電力の供給を開始させる必要がある構成であり、
    前記第1報知用処理による異常報知は、前記第1報知実行手段への動作電力の供給が停止されたことにより終了され、動作電力の供給開始に際して前記所定操作手段の操作を必要とすることなく動作電力の供給開始後に継続実施されないことを特徴とする遊技機。
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