JP2019146368A - 燃料電池車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも一つの燃料電池システムで衝撃を検知した場合に、全ての燃料電池システムで水素ガスの供給経路を閉鎖させる。【解決手段】燃料電池車両の複数の燃料電池システムは、それぞれ、燃料電池と、水素ガスを貯蔵する水素タンクと、水素タンクから燃料電池へ水素ガスを供給する供給経路と、供給経路による水素ガスの供給を閉鎖する閉鎖部と、車両への衝撃を検知するための衝撃検知部と、閉鎖部による供給経路の閉鎖を制御する制御部と、を備える。各燃料電池システムの衝撃検知部は、それぞれ、異なった位置に配置され、異なった種類の衝撃に応じた信号を出力する。各燃料電池システムの制御部は、それぞれ、互いに通信可能に接続されて、他の燃料電池システムの衝撃検知部による衝撃の検知の通知を受信可能であり、少なくとも1つの燃料電池システムで衝撃が検知された場合に、供給経路による水素ガスの供給を閉鎖させる。【選択図】図3

Description

本発明は、燃料電池車両に関する。
特許文献1には、燃料電池車両において、衝撃センサによって車両への衝撃を検知した時に、燃料電池への水素ガス(燃料ガス)の供給経路を閉鎖する機能を備えた燃料電池システムが開示されている。
特許第4042273号公報
複数の燃料電池システムを燃料電池車両に搭載する場合がある。上記した供給経路の閉鎖機能を有する燃料電池システムを用いた場合には、一方の燃料電池システムの衝撃センサが衝撃を検知し、他方の燃料電池システムの衝撃センサが衝撃を検知しない状況が発生する可能性がある。この状況においては、一方の燃料電池システムでは水素ガスの供給経路を閉鎖できるが、他方の燃料電池システムでは水素ガスの供給経路を閉鎖できない、という課題がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、複数の燃料電池システムを搭載した燃料電池車両が提供される。この燃料電池車両の前記複数の燃料電池システムは、それぞれ;燃料電池と;水素ガスを貯蔵する水素タンクと;前記水素タンクから前記燃料電池へ水素ガスを供給する供給経路と;前記供給経路による水素ガスの供給を閉鎖する閉鎖部と;車両への衝撃を検知するための衝撃検知部と;前記閉鎖部による前記供給経路の閉鎖を制御する制御部と;を備える。前記複数の燃料電池システムの衝撃検知部は、それぞれ、異なった位置に配置されるとともに、異なった種類の衝撃に応じた信号を出力する。前記複数の燃料電池システムの制御部は、それぞれ;互いに通信可能に接続されて、他の燃料電池システムの衝撃検知部による衝撃の検知の通知を受信可能であり;少なくとも1つの燃料電池システムで衝撃が検知された場合に、前記閉鎖部によって前記供給経路による水素ガスの供給を閉鎖させる。
上記形態の燃料電池車両によれば、少なくとも1つの燃料電池システムで衝撃が検知された場合に、全ての燃料電池システムの供給経路における水素ガスの供給を閉鎖することができる。また、それぞれの燃料電池システムで検知する衝撃の種類を異ならせることで、車両に配置する衝撃検知部の数を低減させることができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、燃料電池車両や燃料電池車両の制御方法等の形態で実現することができる。
本発明の一実施形態としての燃料電池車両に搭載された複数の燃料電池システムの概略構成を示す説明図である。 複数の燃料電池システムの衝撃センサおよび制御部の配置の一例を示す模式図である。 第1燃料電池システムにおける水素ガスの供給経路の閉鎖制御の手順を示すフローチャートである。
A.実施形態:
図1は、本発明の一実施形態としての燃料電池車両10に搭載された複数の燃料電池システム20A,20Bの概略構成を示す説明図である。
第1燃料電池システム20Aは、燃料電池(Fuel Cell /FC)100Aと、アノードガス供給系200Aと、不図示のカソードガス供給系および冷却系と、を備える。また、第1燃料電池システム20Aは、燃料電池用の電圧コンバータ(FDC)110Aと、二次電池(BAT)400Aと、二次電池用の電圧コンバータ(BDC)410Aと、駆動モータ(MG)500Aを駆動するためのインバータ(INV)510Aと、を備える。さらにまた、第1燃料電池システム20Aは、制御部600Aと、FC制御部610Aと、FDC制御部620Aと、BDC制御部630Aと、MG制御部640Aと、を備える。なお、制御部600Aには、2つの衝撃センサSLA,SRAが接続されている。
燃料電池100Aは、電解質膜の両側にアノードとカソードの両電極を接合させた膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly/MEA)を備える発電モジュールを積層して構成される。燃料電池100Aは、アノードガス供給系200Aから供給されたアノードガスとしての水素ガス中の水素と、カソードガス供給系から供給されたカソードガスとしての空気中の酸素と、の電気化学反応により発電する。発電した電力は、駆動モータ500A等の負荷の駆動用の電力や、二次電池400Aへの充電用の電力として利用される。
アノードガス供給系200Aは、アノードガス(燃料ガス)としての水素ガスを燃料電池100Aに供給する。アノードガス供給系200Aは、5つの水素タンク210Aと、各水素タンク210Aの口金(不図示)に設けられたシャット弁220Aと、各水素タンク210Aのシャット弁220Aと燃料電池100Aのカソードとを接続する供給経路230Aと、を備える。
水素タンク210Aは、アノードガス(燃料ガス)としての水素ガスを高圧で貯蔵する。シャット弁220Aは、FC制御部610Aからの指示に応じて開閉され、これによって、水素タンク210Aから供給経路230Aへの水素ガスの供給と遮断が行なわれる。すなわち、シャット弁220Aを閉弁することによって、水素ガスを供給する供給経路230Aの閉鎖が行なわれる。
供給経路230Aには、上流側から順にレギュレータ240Aおよびインジェクタ250Aが配置されている。レギュレータ240Aは、FC制御部610Aからの指示に応じて、インジェクタ250Aへ供給する水素ガスの圧力を調整する調圧弁(減圧弁)である。インジェクタ250Aは、FC制御部610Aからの指示に応じて、水素ガスを供給経路230Aに噴射して、燃料電池100Aに供給する。
燃料電池用の電圧コンバータ(以下、「FCコンバータ」とも呼ぶ)110Aは、例えば、非絶縁型のDC/DCコンバータである。FCコンバータ110Aは、FDC制御部620Aの制御に応じて、燃料電池100Aの出力電圧を昇圧し、制御部600Aから燃料電池100Aに対して要求される電力に応じた電力を出力する。
二次電池用の電圧コンバータ(バッテリコンバータ)410Aは、例えば、非絶縁型の双方向DC/DCコンバータである。バッテリコンバータ410Aは、FCコンバータ110Aと二次電池400Aとの間に配置され、BDC制御部630Aの制御に応じて二次電池400Aの電圧を昇圧し、制御部600Aから二次電池400Aに対して要求される電力に応じた電力を出力する。また、バッテリコンバータ410Aは、BDC制御部630Aの制御に応じてFCコンバータ110Aの出力電圧を降圧して、燃料電池100Aから出力された電力を二次電池400Aに蓄電させる。
インバータ510Aは、燃料電池100Aと二次電池400Aの少なくとも一方から供給される直流電力を例えば3相交流電力へ変換し、駆動モータ500Aに供給する。また、インバータ510Aは、駆動モータ500Aで回生される3相交流電力を直流電力に変換し、バッテリコンバータ410Aを介して二次電池400Aに蓄電させる。
制御部600A、FC制御部610A、FDC制御部620A、BDC制御部630A、およびMG制御部640Aは、それぞれ、論理演算を実行するCPUやROM、RAM、および、各種入出力ポートを備えたコンピュータとして構成される。
制御部600Aは、FC制御部610A、FDC制御部620A、BDC制御部630A、およびMG制御部640Aを統括して制御する。また、制御部600Aは、衝撃センサSLA,SRAによって衝撃を検知した場合に、後述するように、燃料電池100Aへ水素ガスを供給する供給経路230Aの閉鎖(遮断)を、FC制御部610Aを介して制御する。
FC制御部610Aは、制御部600Aからの指示に応じて、アノードガス供給系200Aやカソードガス供給系、冷却系等を制御して燃料電池100Aの発電を制御する。FDC制御部620Aは、制御部600AおよびFC制御部610Aからの指示に応じて、FCコンバータ110Aの昇圧動作を制御する。BDC制御部630Aは、制御部600Aからの指示に応じて、バッテリコンバータ410Aの昇圧動作あるいは降圧動作を制御する。MG制御部640Aは、制御部600Aからの指示に応じて、インバータ510Aの動作を制御する。は、FCコンバータ110Aの昇圧動作を制御する。は、FCコンバータ110Aの駆動動作あるいは回生動作を制御する。
第2燃料電池システム20Bは、第1燃料電池システム20Aと同じ構成を備えている。第2燃料電池システム20Bの各構成要素の符号は、第1燃料電池システム20Aの各構成要素の符号の「A」を「B」に置き換えた符号としている。
ここで、第1燃料電池システム20Aのアノードガスの供給経路230Aと第2燃料電池システム20Bのアノードガスの供給経路230Bとは、連通経路260で接続される構成となっている。これにより、第1燃料電池システム20Aの燃料電池100Aおよび第2燃料電池システム20Bの燃料電池100Bに対して、それぞれ、第1燃料電池システム20Aのアノードガス供給系200Aおよび第2燃料電池システム20Bのアノードガス供給系200Bが並列に配置される構成となっている。このため、両方のアノードガス供給系200A,200Bから両方の燃料電池100A,100Bに共通にアノードガスが供給可能な構成となっている。なお、供給経路230Aおよび連通経路260と、供給経路230Bおよび連通経路260が、それぞれ、発明の「供給経路」に相当する。
また、第1燃料電池システム20Aの制御部600Aと第2燃料電池システム20Bの制御部600Bとは、通信回線を介して互いに通信可能に接続されている。
図2は、第1燃料電池システム20Aの衝撃センサSLA,SRAおよび制御部600Aと第2燃料電池システム20Bの衝撃センサSLB,SRBの配置の一例を示す模式図である。図2は、燃料電池車両10を上方から見た概略平面図である。第1燃料電池システム20Aの衝撃センサSLA,SRAおよび制御部600Aは、燃料電池車両10の前方側に配置されており、第2燃料電池システム20Bの衝撃センサSLB,SRBおよび制御部600Bは、燃料電池車両10の後方側に配置されている。第1燃料電池システム20Aの一方の衝撃センサSLAは車両前方の左側に配置され、他方の衝撃センサSRBは車両前方の右側に配置されている。また、これらの衝撃センサSLA,SRAは車両前後方向(図中矢印で示した方向)の衝撃力を検知する向きに配置されている。第2燃料電池システム20Bの一方の衝撃センサSLBは車両後方の左側に配置され、他方の衝撃センサSRBは車両後方の右側に配置されている。また、これらの衝撃センサSLB,SRBは車両左右方向(図中矢印で示した方向)の衝撃力を検知する向きに配置されている。すなわち、第1燃料電池システム20Aの衝撃センサSLA,SRAと、第2燃料電池システム20Bの衝撃センサSLB,SRBとは、それぞれ、燃料電池車両10において異なった位置に配置され、異なった方向の衝撃を検知する。このように、燃料電池システムごとに衝撃センサおよび衝撃センサが接続される制御部を異なった位置に配置するのは、制御部と衝撃センサとの接続配線の距離を可能な限り短くして、配線にノイズが加わって衝撃の誤検知を防止するためである。なお、衝撃センサSLA,SRA,SLB,SRBは加速度センサであり、車両の衝突等によって加わる衝撃力を、その加わった方向の加速度として検出することで、衝突等の衝撃を検知する。衝撃センサSLA,SRAおよび衝撃センサSLB,SRBが、それぞれ、発明の「衝撃検知部」に相当する。
図3は、第1燃料電池システム20Aにおける水素ガスの供給経路230Aの閉鎖制御の手順を示すフローチャートである。なお、この制御処理は、燃料電池システム20Aの制御部600Aによってあらかじめ定めた時間ごとに実行される。
制御部600Aは、まずステップS110において、自身に接続されている衝撃センサSLA,SRAからの信号を取得し、車両の衝突等による衝撃が発生したか否かを判断する。衝撃が発生していないと判断した場合、制御部600Aは、ステップS120に移行し、他の燃料電池システム、ここでは、第2燃料電池システム20Bの制御部600Bから、第2燃料電池システム20Bの衝撃センサSLB,SRBによる衝撃検知の通知を受信しているか否かを判断する。衝撃通知がないと判断した場合、制御部600Aは、ステップS130に移行し、FC制御部610Aに、通常の水素ガス(アノードガス)の供給制御や通常の発電制御等を実施させて、この制御処理を一旦終了する。
一方、上記ステップS110において、衝撃が発生したと判断した場合、制御部600Aは、ステップS140に移行して、他の燃料電池システム、ここでは、第2燃料電池システム20Bの制御部600Bに、衝撃を検知したことを通知し、ステップS150に移行する。また、ステップS120において、他の燃料電池システム、ここでは、第2燃料電池システム20Bの衝撃センサSLB,SRBで衝撃が検知されたことの通知を受信している場合にも、ステップS150に移行する。そして、ステップS150において、制御部600Aは、FC制御部610Aに、水素ガス(アノードガス)の供給を停止させる。具体的には、FC制御部610Aは、制御部600Aからの水素ガスの供給停止の指示に従って、各水素タンク210Aのシャット弁220Aを閉弁する。また、レギュレータ240Aおよびインジェクタ250Aの動作を停止する。これにより、水素ガスの供給経路230Aによる燃料電池100A,100Bへの水素ガスの供給が遮断(閉鎖)され、燃料電池100A,100Bでの発電が停止される。
図示および説明を省略するが、第2燃料電池システム20Bの制御部600Bにおいても、第1燃料電池システム20Aの制御部600Aと同様に、図3に示した制御処理を行なう。これにより、第2燃料電池システム20Bにおいても、自身の衝撃センサSLB,SRBが衝撃を検知した場合、および、他の燃料電池システム、ここでは、第1燃料電池システム20Aにおいて衝撃センサSLA,SRAが衝撃を検知したことの通知を受けた場合、の少なくとも一方が発生した場合において、水素ガスの供給経路230Bによる燃料電池100A,100Bへの水素ガスの供給が遮断(閉鎖)され、燃料電池100A,100Bでの発電が停止される。
なお、制御部600Aおよび制御部600Bが、それぞれ、発明の「制御部」に相当する。また、各水素タンク210Aのシャット弁220Aおよび各水素タンク210Bのシャット弁220Bが、それぞれ、発明の「閉鎖部」に相当する。
以上のように、本実施形態の燃料電池車両10では、第1燃料電池システム20Aおよび第2燃料電池システム20Bのそれぞれにおいて、図3に示した制御処理が実行されている。これにより、第1燃料電池システム20Aの衝撃センサSLA,SRAと、第2燃料電池システム20Bの衝撃センサSLB,SRBの少なくとも一方で衝撃が検知された場合に、第1燃料電池システム20Aの供給経路230Aおよび第2燃料電池システム20Bの供給経路230Bの両方の供給経路による燃料電池100A,100Bへの水素ガスの供給が遮断(閉鎖)される。そして、燃料電池100A,100Bでの発電が停止される。これにより、車両の衝突等の衝撃に起因して、両方の燃料電池システム20A,20Bから水素ガスが漏洩することを可能な限り抑制することができる。
また、本実施形態の燃料電池車両では、第1燃料電池システムの衝撃センサSLA,SRAと、第2燃料電池システムの衝撃センサSLB,SRBとは、それぞれ、燃料電池車両10において異なった位置に配置され、異なった方向の衝撃、すなわち、異なった種類の衝撃を検知する。これにより、衝突等によって燃料電池車両10に加わる種々の衝撃を検知するためのセンサの数を低減することができる。
B.他の実施形態:
(1)上記実施形態では、第1燃料電池システム20Aの衝撃センサSLA,SRAおよび制御部600Aが燃料電池車両10の前方側に配置され、第2燃料電池システム20Bの衝撃センサSLB,SRBおよび制御部600Bが燃料電池車両10の後方側に配置されているが、それぞれ、反対の位置に配置されるようにしてもよい。また、一方が左側、他方が右側に配置されるようにしてもよい。すなわち、第1燃料電池システム20Aの衝撃センサおよび制御部と、第2燃料電池システム20Bの衝撃センサおよび制御部とが、燃料電池車両10において互いに異なる位置に配置されるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、第1燃料電池システム20Aおよび第2燃料電池システム20Bにおいて、それぞれ、2つの衝撃センサを備える場合を例に示しているが、それぞれ1つの衝撃センサを備える構成でも、それぞれ3つ以上の衝撃センサを備える構成でもよく、センサの数に限定はない。
(3)上記実施形態では、第1燃料電池システム20Aの衝撃センサSLA,SRAと、第2燃料電池システム20Bの衝撃センサSLB,SRBとは、それぞれ、燃料電池車両10において異なった位置に配置され、異なった方向の衝撃を検知する。具体的には、第1燃料電池システム20Aの衝撃センサSLA,SRAは車両前後方向の衝撃を検知し、第2燃料電池システム20Bの衝撃センサSLB,SRBは、車両左右方向の衝撃を検知するように設定されている。しかしながら、これに限定されるものではなく、互いに異なった種類の衝撃を検知するように設定されていればよく、それぞれの衝撃センサが検知する衝撃として種々の種類の衝撃を設定することができる。また、1つの燃料電池システムの複数の衝撃センサも、それぞれ、異なった種類の衝撃を検知するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、衝撃センサとして加速度センサを用いて、加速度の大きさを衝撃の大きさとして検知し、衝撃に応じた加速度の発生する方向を衝撃の種類として説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、衝撃の大きさを検出する物理量、例えば、加速度、圧力、荷重等の中から異なった種類の物理量を異なった種類の衝撃として検知するようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、燃料電池システム20A,20Bに、それぞれ、複数(本例では5つ,図1参照)の水素タンク210A,210Bを有する構成を例に示しているが、これに限定されるものではなく、それぞれ、1つ以上の水素タンク210A,210Bを有する構成としてもよい。
(6)上記実施形態では、2つの燃料電池システム20A,20Bを備える構成を例に説明したが、これに限定されるものではなく、3つ以上の燃料電池システムを備える構成であってもよい。
(7)上記実施形態では、制御部600A,600Bと、制御部600A,600Bが統括して制御するFC制御部610A,610B、FDC制御部620A,620B、BDC制御部630A,630B、およびMG制御部640A,640Bと、を備える構成としている。しかしながら、これに限定されるものではなく、制御部600AにFC制御部610A、FDC制御部620A、BDC制御部630A、およびMG制御部640Aの各機能を備える構成としてもよい。制御部600Bも同様である。また、例えば、BDC制御部630AとMG制御部640Aとをまとめて1つの制御部とし、BDC制御部630BとMG制御部640Bとをまとめて1つの制御部としてもよい。すなわち、FC制御部610A、FDC制御部620A、BDC制御部630A、およびMG制御部640Aを任意の組み合わせでまとめた制御部としてもよい。FC制御部610B、FDC制御部620B、BDC制御部630B、およびMG制御部640Bも同様である。
(8)上記実施形態では、第1燃料電池システム20Aの制御部600Aと第2燃料電池システム20Bの制御部600Bのそれぞれにおいて、自身に接続された衝撃センサによる衝撃の検知と、他に接続された衝撃センサによる衝撃の検知の通知を受けて、供給経路の閉鎖を行なっている。しかしながら、どちらか一方の制御部(燃料電池システム)で、両方の衝撃センサによる衝撃の検知を行なうようにしてもよい。また、どちらか一方の制御部(燃料電池システム)で、両方の供給経路の閉鎖を行なうようにしてもよい。また、両方の衝撃センサによる衝撃の検知、および、両方の供給経路の閉鎖をどちらか一方の制御部(燃料電池システム)で行なうようにしてもよい。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、或いは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行なうことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…燃料電池車両
20A,20B…燃料電池システム
100A,100B…燃料電池
110A,110B…FCコンバータ(FDC)
200A,200B…アノードガス供給系
210A,210B…水素タンク
220A,220B…シャット弁
230A,230B…供給経路
240A,240B…レギュレータ
250A,250B…インジェクタ
260…連通経路
400A,400B…二次電池
410A,410B…バッテリコンバータ(BDC)
500A,500B…駆動モータ
510A,510B…インバータ(INV)
600A,600B…制御部
610A,610B…FC制御部
620A,620B…FDC制御部
630A,630B…BDC制御部
640A,640B…MG制御部
SLA,SRA…衝撃センサ
SLB,SRB…衝撃センサ

Claims (1)

  1. 複数の燃料電池システムを搭載した燃料電池車両であって、
    前記複数の燃料電池システムは、それぞれ、
    燃料電池と、
    水素ガスを貯蔵する水素タンクと、
    前記水素タンクから前記燃料電池へ水素ガスを供給する供給経路と、
    前記供給経路による水素ガスの供給を閉鎖する閉鎖部と、
    車両への衝撃を検知するための衝撃検知部と、
    前記閉鎖部による前記供給経路の閉鎖を制御する制御部と、
    を備え、
    前記複数の燃料電池システムの衝撃検知部は、それぞれ、異なった位置に配置されるとともに、異なった種類の衝撃に応じた信号を出力し、
    前記複数の燃料電池システムの制御部は、それぞれ、
    互いに通信可能に接続されて、他の燃料電池システムの衝撃検知部による衝撃の検知の通知を受信可能であり、
    少なくとも1つの燃料電池システムで衝撃が検知された場合に、前記閉鎖部によって前記供給経路による水素ガスの供給を閉鎖させる
    ことを特徴とする燃料電池車両。
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