JP2019142054A - 情報処理装置、造形システムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 造形途中における立体物の変形を防止できる装置等を提供する。【解決手段】 この装置は、立体物の三次元形状を表す三次元形状情報に基づき、該立体物を所定の間隔で切断して得られる断面形状を表す複数の断面情報を生成する第1の生成手段と、生成された複数の断面情報に基づき、吐出手段を移動させる経路を表す複数の経路情報を生成する第2の生成手段と、を有する。吐出手段を移動させる経路は、造形材を吐出しながら吐出手段を移動させる第1の経路と、造形材を吐出しないで吐出手段を移動させる第2の経路とを含む。第2の生成手段は、第2の経路を、造形される立体物の上部を通過する距離が最小となるように生成する。【選択図】 図4

Description

本発明は、立体物を造形する造形装置を制御するための制御情報を生成する情報処理装置、情報処理装置と造形装置とを含む造形システムおよび制御情報を生成する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
立体物を造形する造形装置として、立体物の基礎データである三次元データに基づき、樹脂、粉体、鋼板、紙等を順次積層することにより立体物を造形する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、コンピュータの画面上で任意の姿勢に設定し、設定された姿勢に基づき、高さ方向に平行な複数の面で切断した断面毎のデータ(二次元データ)を生成し、各層に関する二次元データに基づき、樹脂等を積層している。
このような樹脂等で立体物を造形する造形装置では、熱や樹脂等の積層厚さのムラにより、造形された立体物に歪みや反りが発生する場合がある。また、このような造形装置では、二次元データに基づき決定された樹脂等を吐出する吐出手段の経路情報に基づき、樹脂等を吐出しながら吐出手段を移動させるが、経路の行き止まりでは、次に吐出を開始する位置に到達するまで樹脂等を吐出せずに移動する。
造形途中において立体物に歪みや反りがあると、樹脂等を吐出せずに移動する際、吐出手段と立体物とが接触し、また、吐出手段内部の溶融した樹脂等が立体物上に垂れ落ち、立体物が変形するという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、造形途中における立体物の変形を防止することができる装置、システムおよびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、立体物を造形する造形装置を制御する情報処理装置であって、
立体物の三次元形状を表す三次元形状情報に基づき、該立体物を所定の間隔で切断して得られる断面形状を表す複数の断面情報を生成する第1の生成手段と、
複数の断面情報に基づき、吐出手段を移動させる経路を表す複数の経路情報を生成する第2の生成手段と、を有し、
吐出手段を移動させる経路は、造形材を吐出しながら吐出手段を移動させる第1の経路と、造形材を吐出しないで吐出手段を移動させる第2の経路とを含み、
第2の生成手段は、第2の経路を、造形される立体物の上部を通過する距離が最小となるように生成する、情報処理装置を提供する。
本発明によれば、造形途中における立体物の変形を防止することができる。
造形システムの構成例を示した図。 造形装置のハードウェア構成の一例を示した図。 情報処理装置のハードウェア構成の一例を示した図。 情報処理装置の機能構成の一例を示したブロック図。 従来の断面データと経路データの一例を示した図。 図4に示す情報処理装置により生成される断面データと経路データの一例を示した図。 経路を決定する方法について説明する図。 境界箱について説明する図。 境界箱を使用して経路を生成する方法について説明する図。 情報処理装置が実行する処理の流れを示したフローチャート。
図1は、造形システムの構成例を示した図である。図1に示す造形システムは、情報処理装置10と、造形装置20とを含んで構成される。情報処理装置10と、造形装置20とは、ケーブル等を使用して有線により、または無線LAN等を使用して無線により接続される。なお、情報処理装置10と、造形装置20とは、ネットワークを介して接続されていてもよい。
情報処理装置10は、造形装置20に対して、造形装置20を制御するための制御情報として造形データを送信する。造形装置20は、情報処理装置10から造形データを受信し、造形データに基づき、立体物を造形する。
情報処理装置10は、CAD(Computer Aided Design)等のプログラムを使用して作成されたCADデータ等の立体物の三次元形状を表す三次元形状情報(3Dデータ)に基づき、上記の造形データを生成し、造形装置20に送信する。このとき、情報処理装置10は、3Dデータから、立体物を所定方向に所定の間隔で切断(輪切り)して得られる断面形状を表す複数の断面情報(断面データ)を生成する。また、情報処理装置10は、各断面データに基づき、立体物の造形に使用される造形材を吐出する吐出手段としてのヘッドを移動させる経路を表す各経路情報(経路データ)を生成する。これらのデータを生成した後、情報処理装置10は、生成した複数の断面データと複数の経路データとに基づき、造形データを生成する。なお、吐出手段としてのヘッドは一例であるので、これに限定されるものではない。
造形データには、造形材を吐出しながらヘッドをどこからどこへ移動させるか、造形材を吐出しないでどこからどこへ移動させるかという情報が含まれる。また、造形データには、造形材としての樹脂を溶融させるための造形装置20が備える加熱ブロックの温度やヘッドの移動速度等の造形に必要なパラメータが含まれる。
造形装置20は、情報処理装置10から受信した造形データに基づき、ヘッドを移動させ、ヘッドから造形材を吐出して1層ずつ造形し、目的の立体物を造形する。
図2を参照して、造形装置20の構成について簡単に説明する。造形装置20は、一般的な液滴吐出式の3Dプリンタと同様の構成を有する。このため、造形装置20は、立体物を造形するために造形材を積層していくための基盤21と、造形材を吐出するヘッド22と、ヘッド22を支持し、基盤21上の空間においてヘッド22を移動させるアーム23とを備える。
造形装置20は、造形データに基づき、ヘッド22から造形材を吐出し、1層分の造形を行い、それを繰り返して、造形材の層を積層していくことにより立体物を造形する。その際、造形装置20は、立体物の各部のうち、積層する方向である鉛直方向が空間で、基盤21に接していないことから、支持が必要な部分(要支持部)を造形するため、要支持部の鉛直下方の空間に相当する部分に造形材とは異なる材質のサポート材を吐出する。このため、ヘッド22は、立体物を造形するための造形材を吐出する吐出口と、サポート材を吐出する吐出口とを備える。
造形材としては、熱可塑性樹脂を用いることができ、熱可塑性樹脂としては、ポリカーボネートやアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂等を挙げることができる。これらは一例であるので、樹脂はこれらに限定されるものではない。なお、造形材としては、樹脂以外に、粉体等を使用することも可能である。サポート材も、熱可塑性樹脂が用いられるが、造形材とは異なる種類の樹脂とされる。サポート材は、立体物を造形した後、溶解等の方法により除去される。
次に、図3を参照して、情報処理装置10の構成について説明する。情報処理装置10は、一般的なPCと同様の構成を有する。このため、情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、HDD(Hard Disk Drive)14と、I/F15と、LCD(Liquid Crystal Display)16と、操作部17とを含む。なお、CPU11とROM12とRAM13とHDD14とI/F15とは、バス18を介して互いに接続されている。
CPU11は、演算手段であり、情報処理装置10全体の動作を制御する。ROM12は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体で、ブートプログラムやハードウェアを制御するためのファームウェア等のプログラムを格納する。RAM13は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性記憶媒体で、CPU11が情報を処理する際の作業領域として使用される。HDD14は、情報の読み書きが可能な不揮発性記憶媒体で、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等を格納する。
I/F15は、バス18と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し、情報の入出力や送受信等を制御する。I/F15は、情報処理装置10がネットワークを介して他の機器と通信するためのネットワークI/Fを含み、ネットワークI/Fとしては、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェース等を用いることができる。LCD16は、ユーザが情報処理装置10の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースで、操作部17は、キーボードやマウス等のユーザが情報処理装置10に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
情報処理装置10は、ROM12に格納されたプログラムや、HDD14や図示しない光学ディスク等の記憶媒体からRAM13に読み出されたプログラムに従ってCPU11が演算を行うことにより各種の機能を実現する各機能部が構成される。
図4は、情報処理装置10の機能構成の一例を示したブロック図である。情報処理装置10は、通信部30と、入力受付部31と、読出部32と、記憶部33と、断面データ生成部34と、経路データ生成部35と、造形データ生成部36とを含む。なお、造形データ生成部36は、情報処理装置10から造形装置20を動作させるためのソフトウェア・モジュールである3Dプリンタドライバの実行により実現される。
通信部30は、I/F15の1つであるネットワークI/Fにより実現され、ネットワークと接続してネットワークに接続された外部機器から3Dデータを受信する。入力受付部31は、操作部17により実現され、ユーザ操作により指定された経路(ファイルパス)の情報等を受け付ける。読出部32は、入力受付部31が受け付けたファイルパスに基づき、記憶部33に記憶された3Dデータを読み出し取得する。
断面データ生成部34は、通信部30または読出部32により取得された3Dデータを解析し、3Dデータにより表現される立体物を所定方向に所定の間隔で切断して複数の断面を表す断面データを生成する。所定方向は、例えば、立体物のモデルを所定の姿勢にしたときの鉛直方向とすることができる。
経路データ生成部35は、断面データ生成部34により生成された断面データから、造形材を吐出するヘッド22を移動させる経路を表す経路データを生成する。経路は、造形材を吐出しながらヘッド22を移動させる第1の経路を含み、必要に応じて、造形材を吐出しないでヘッド22を移動させる第2の経路を含む。第2の経路は、第1の経路が離間して2以上存在する場合に必要となる。
造形データ生成部36は、断面データ生成部34により生成された複数の断面データと、経路データ生成部35により生成された複数の経路データとに基づき、造形装置20を制御するための制御データとしての造形データを生成する。このとき、造形データ生成部36は、断面を二次元平面とし、任意の方向をx軸方向とし、x軸方向に対して垂直方向をy軸方向とし、x軸やy軸に対する角度やxy座標を用いて、ヘッド22を移動させる方向、造形材を吐出しながらヘッド22をどこからどこへ移動させるか、造形材を吐出しないでどこからどこへ移動させるか等を示す造形データを生成する。
ここで、図5を参照して、従来の断面データと経路データについて説明する。グレーで示した線が、造形材を吐出しながらヘッド22を移動させる第1の経路40を示し、黒色で示した線が、造形材を吐出しないでヘッド22を移動させる第2の経路41を示す。
最初に、断面データに基づき、1つの第1の経路40を生成する。図5に示す例では、例えば向かって左上の角部の地点から開始し、右方向、下方向、左方向、上方向、…と移動させる経路を生成する。生成した第1の経路40において行き止まりになると、次の第1の経路40の開始地点を検索する。図5に示す例では、第1の経路40の開始地点まで戻ると、行き止まりになる。検索して見つかった地点を目的地とし、ヘッド22の移動元としての行き止まりの地点とヘッド22の移動先としての目的地とを直線的に結び、その経路を第2の経路41として生成する。これを繰り返すことにより、経路データが生成される。
ところで、このように行き止まりの地点と開始地点とを直線的に結んで経路を生成する場合、実際の造形処理において、既に造形材を吐出して造形した立体物上を横切ることになる。すなわち、第1の経路40に基づき、造形材を吐出して造形した立体物の層の上部を、第2の経路41に基づき、造形材を吐出しないが、ヘッド22が通過することになる。
ヘッド22は、造形材を吐出しないで移動する際も、造形材が垂れ落ちる場合があり、また、既に吐出して造形した立体物と接触する場合もある。すると、垂れ落ちた造形材により、また、ヘッド22の接触により、造形途中における立体物が変形してしまう。
そこで、行き止まりの地点から開始地点までを最小距離で直線的に繋ぐのではなく、図6に示すような立体物上を横切る距離が最小になるように、ヘッド22を造形された立体物の外側を回り込むように移動させる。これにより、造形材が垂れ落ちる可能性や、既に吐出して造形した立体物と接触する可能性を低くして、造形材が垂れ落ちるのを防ぎ、立体物との接触も防ぐことができる。その結果、造形途中における立体物の変形を防止することが可能となる。
図6に示すような経路データを生成するために、図7を参照して、どの方向にヘッド22を移動させれば、横切る距離が最小になるかを決定する方法について説明する。
造形材を吐出しながらヘッド22を移動させ、第1の経路40の行き止まりの地点Aに辿り着いた場合、まだ吐出していない箇所を検索し、見つかった地点を目的地とする。この例では、見つかった地点を目的地Bとする。
最初に、地点Aから目的地Bまでヘッド22が直線的に移動する際に立体物上を通過する距離を計算する。ヘッド22を直線的に移動させる経路は、経路41aであり、立体物上の通過する距離は、距離Cと距離Dとを加算した値となる。
次に、地点Aからx軸、y軸の正負の各方向について造形された立体物上を通過する距離を算出する。この例では、xと記載された矢線で示す方向をx軸の正の方向とし、yと記載された矢線で示す方向をy軸の正の方向とする。
距離の算出後、算出した距離が最も小さい方向を方向1とし、その方向における距離を距離1として決定する。この例では、x軸の負の方向またはy軸の負の方向が、立体物上を通過することがなく、距離が0で、最も小さいので、いずれかの方向を方向1とし、距離1は0として決定する。図7に示す例では、x軸の負の方向の経路41bを実線で示し、y軸の負の方向の経路41cを破線で示している。
このように2以上の方向が方向1として決定される場合、いずれの方向を採用してもよいが、目的地Bまでの移動距離が短い方を採用することが望ましい。造形時間を短くすることができるからである。移動距離が短い方を判定する方法としては、例えば、地点Aから目的地Bを直線で繋ぎ、その直線に対するその方向の角度が小さい方を、短い方として判定することができる。これは一例であるので、その他の方法を採用してもよい。この例では、x軸の負の方向の方が、移動距離が短い方であるため、x軸の負の方向を方向1として決定することができる。
同様に、目的地Bからx軸、y軸の正負の各方向について造形された立体物上を通過する距離を算出する。算出した距離が最も小さい方向を方向2とし、その方向における距離を距離2として決定する。この例では、x軸の負の方向が最も小さくなるので、x軸の負の方向を方向2とし、その方向において立体物上を通過する距離Eを距離2として決定する。
決定した距離1と距離2とを加算して得られた値と、最初に求めた直線的に移動する際の距離(C+D)とを比較する。比較結果で加算して得られた値の方が大きい場合、目的地Bまで直線的に移動させる経路41aを、第2の経路41として生成する。その後、同様にして、目的地を検索し、行き止まりの地点と目的地とを繋いで経路を生成していき、経路データを生成する。
なお、決定した距離1と距離2とを加算して得られた値が、最初に求めた直線的に移動する際の距離(C+D)より小さくなる場合は、経路41bを第2の経路41として生成するが、その経路の生成に際し、以下の処理を行う。
行き止まりの地点Aから方向1に向かって境界箱(Boundary Box)まで最小距離で移動させる経路を生成する。境界箱42は、図8に示すように、立体物43の上下左右、前後に最も突出した部分が隣接する6つの面を境界として有する、破線で示される立方体または直方体である。図9に示すように、地点Aから二次元方向の方向1に向かって境界箱42まで最小距離で移動させる経路F、すなわち立体物を取り囲む境界箱42の4つの面のうちの最も近い1つの面まで移動させる経路は、地点Aから方向1に向かって直線を延ばし、境界箱42の面と交差する地点までの経路である。
次に、境界箱42の面に沿って、目的地Bから方向2へ進み、境界箱42と交差する地点までの最小距離で移動させる経路Gを生成する。そして、その交差する地点から目的地Bまでの経路Hを生成する。生成した経路F、G、Hを繋ぎ合わせて、行き止まりの地点Aから目的地Bまでの第2の経路41を生成する。
図10に、情報処理装置10が実行する処理をまとめる。情報処理装置10は、ステップ1000から処理を開始し、ステップ1005で、3Dデータを取得する。ステップ1010では、取得した3Dデータに基づき、立体物を所定の間隔で輪切りにして複数の断面データを生成する。
ステップ1015では、複数の断面データのうちの1つを選択し、その断面データを使用して1つの経路を生成する。最初に生成する経路は、立体物の輪郭またはその一部を造形する経路とされる。なお、これは一例であるため、その他の経路であってもよい。
ステップ1020では、決定した経路の行き止まりの地点Aを特定する。ステップ1025では、生成した経路を、造形材を吐出しながらヘッド22を移動させた吐出済みの箇所とし、まだ生成されていない経路を、まだ吐出していない箇所として検索する。ステップ1030で、検索結果に基づき、まだ吐出していない箇所があるかを判定する。ステップ1030であると判定した場合、ステップ1035へ進み、見つかった地点を目的地Bとする。その箇所が複数存在する場合、行き止まりの地点Aから最も近い箇所を目的地Bとすることができる。ちなみに、図7に示す例で、行き止まりの地点がAである場合、まだと出していない箇所として、2つの箇所が検索される。
ステップ1040では、行き止まりの地点Aから目的地Bまで直線的に移動する際の立体物上を通過する距離Lを算出する。ステップ1045では、行き止まりの地点Aからx軸、y軸の正負の4つの方向について立体物上を通過する距離を算出する。そして、ステップ1050において、算出した4つの方向における距離が最も短い方向を方向1とし、その方向における距離を距離1として決定する。
ステップ1055では、ステップ1045と同様にして、目的地Bからx軸、y軸の正負の4つの方向について立体物上を通過する距離を算出する。そして、ステップ1060において、算出した4つの方向における距離が最も短い方向を方向2とし、その方向の距離を距離2として決定する。
ステップ1065では、距離1と距離2とを加算した値Mが、距離Lより大きいか否かを判定する。ステップ1065で大きいと判定した場合、ステップ1070へ進み、行き止まりの地点Aから目的地Bまで直線的に移動させる経路を生成する。
一方、ステップ1065で小さいと判定した場合、ステップ1075へ進み、行き止まりの地点Aから方向1に向かって立体物の境界箱42まで移動させる経路Fを生成する。ステップ1080で、境界箱42に沿って目的地Bから方向2に進み、境界箱42と交差する地点までの経路Gを生成する。ステップ1085で、その交差する地点から目的地Bまでの経路Hを生成する。生成後、ステップ1025へ戻り、まだ吐出していない箇所を検索する。
ステップ1030でまだ吐出していない箇所がないと判定した場合、またはステップ1070で直線的に移動させる経路を生成した後、ステップ1090へ進み、選択していない断面データがあるかを判定する。ステップ1090で、あると判定した場合、ステップ1015へ戻り、まだ選択していない次の断面データにつき、経路データを生成する。ステップ1090で、ないと判定した場合、ステップ1095へ進み、生成された複数の断面データと複数の経路データとに基づき、造形データを生成する。そして、ステップ1100で、造形装置20に造形データを送信し、ステップ1105で処理を終了する。
このような処理を実行することで、造形された立体物上を通過する距離を最小にし、ヘッド22が接触し、また、樹脂が層上に垂れ落ちるのを防ぎ、その結果、造形途中における立体物の変形を防止することができる。
これまで本発明を、情報処理装置、造形システムおよびプログラムとして上述した実施の形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。したがって、他の実施の形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。よって、本発明では、情報処理装置が実行する方法やそのプログラムが記録された記録媒体、そのプログラムを、ネットワークを介して提供するサーバ装置等も提供することができるものである。
10…情報処理装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…HDD
15…I/F
16…LCD
17…操作部
18…バス
20…造形装置
21…基盤
22…ヘッド
23…アーム
30…通信部
31…入力受付部
32…読出部
33…記憶部
34…断面データ生成部
35…経路データ生成部
36…造形データ生成部
40…第1の経路
41、41a、41b、41c…第2の経路
42…境界箱
43…立体物
特許第5830327号公報

Claims (9)

  1. 立体物を造形する造形装置を制御する情報処理装置であって、
    前記立体物の三次元形状を表す三次元形状情報に基づき、該立体物を所定の間隔で切断して得られる断面形状を表す複数の断面情報を生成する第1の生成手段と、
    前記複数の断面情報に基づき、吐出手段を移動させる経路を表す複数の経路情報を生成する第2の生成手段と、を有し、
    前記吐出手段を移動させる経路は、造形材を吐出しながら前記吐出手段を移動させる第1の経路と、造形材を吐出しないで前記吐出手段を移動させる第2の経路とを含み、
    前記第2の生成手段は、前記第2の経路を、造形される前記立体物の上部を通過する距離が最小となるように生成する、情報処理装置。
  2. 前記第2の生成手段は、前記吐出手段を移動元から移動先へ最小距離で移動させる場合に前記立体物の上部を通過する第1の距離を算出し、前記吐出手段を前記移動元から前記移動先へ前記立体物の外側を回り込むように移動させる場合に前記立体物の上部を通過する第2の距離を算出し、算出した前記第1の距離と前記第2の距離との比較結果に応じて、前記最小距離で移動させる経路または前記立体物の外側を回り込むように移動させる経路を、前記第2の経路として生成する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2の生成手段は、前記立体物が隣接する6つの面を境界として有する境界箱を適用し、前記立体物の外側を回り込むように移動させる前記第2の経路を、前記移動元から前記境界箱までの第3の経路と、前記移動先から前記境界箱までの第4の経路と、前記境界箱に沿って前記第3の経路と前記第4の経路とを結ぶ第5の経路とを繋いで生成する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の生成手段は、前記吐出手段を前記移動元から二次元方向に移動させる際の前記境界箱の4つの面の各々に到達するまでに前記立体物の上部を通過する距離を算出し、算出した前記距離が最小となる第1の方向にある面までの経路を前記第3の経路として生成する、請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の生成手段は、前記吐出手段を前記境界箱の4つの面の各々から前記移動先へ二次元方向に移動させる際の前記立体物の上部を通過する距離を算出し、算出した前記距離が最小となる第2の方向にある面からの経路を前記第4の経路として生成する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記第2の生成手段は、前記境界箱に沿って前記第3の経路と前記第4の経路とを最小距離で繋ぐ経路を前記第5の経路として生成する、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 外部機器または前記情報処理装置が備える記憶手段から前記三次元形状情報を取得する取得手段を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置と、前記情報処理装置により制御され、立体物を造形する造形装置とを含む、造形システム。
  9. 立体物を造形する造形装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記立体物の三次元形状を表す三次元形状情報に基づき、該立体物を所定の間隔で切断して得られる断面形状を表す複数の断面情報を生成するステップと、
    生成された複数の断面情報に基づき、吐出手段を移動させる経路を表す複数の経路情報を生成するステップと、を実行させ、
    前記吐出手段を移動させる経路は、造形材を吐出しながら前記吐出手段を移動させる第1の経路と、造形材を吐出しないで前記吐出手段を移動させる第2の経路とを含み、
    前記経路情報を生成するステップでは、前記第2の経路を、造形される前記立体物の上部を通過する距離が最小となるように生成する、プログラム。
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JP2016193559A (ja) * 2015-04-01 2016-11-17 ローランドディー.ジー.株式会社 3次元造形装置、3次元造形方法および3次元造形物
JP2017165041A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 株式会社リコー 情報処理装置、造形システム、プログラム、情報処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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