JP2019139610A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 測距センサによって計測される路面までの実測距離と、測距センサの取り付け高さおよび取り付け角度に基づいて算出される理論距離とを比較し、比較結果に基づいて障害物に対する警告を行う電子装置を提供する。【解決手段】 車椅子10の位置Aには、測距センサ130を有する警告装置100が取り付けられる。警告装置100は、測距センサ130から実測距離L1を取得し、予め決められた測距センサ130の測定角度θおよび予め決められた測距センサ130の高さL2に基づいて、路面までの理論距離を算出する。警告装置100は、実測距離L1が理論距離よりも大きい場合には、前方に凹状の障害物段差があることを警告し、実測距離L1が理論距離よりも小さい場合には、前方に凸状の障害物段差があることを警告する。【選択図】 図5

Description

本発明は、車椅子や電動車椅子に取り付けられる電子装置に関し、特に、車椅子等の周囲に存在する障害物を検知して警告を行う方法に関する。
車椅子や電動車椅子で走行中、その走行経路に段差や窪み、側溝、凹凸、落下物など、種々の障害物が存在することがある。これらのような、車椅子等の走行に障害をもたらすものを、一般に、バリアと呼び、これらのバリア情報を的確に検知して、その存在をディスプレイの地図上に表示したり、警告を行ったりする必要がある。また、段差の高さを検知することにより、そのまま通過できるのか、若しくは、迂回経路を選択する必要があるのかなどの判断をすることができる。さらに、使用中の自車種では通行できないが、他車種では通過できるなどの判断を行うことも可能となる。
電動車椅子に危険を警告する技術として、特許文献1に記載された電動車椅子がある。特許文献1に記載された電動車椅子は、距離センサを路面に向けて設置し、障害物の形状や障害物までの距離を検知し、警報を発したり、電動車椅子の動作制御を行うことで電動車椅子が側溝などに落下しないようにしている。
特開2011−218075号公報
図16は、従来の車椅子の障害物の検出方法を説明する図である。ユーザUが搭乗する車椅子10の予め決められた位置には、超音波センサや赤外線センサ等のセンサ12が取り付けられている。センサ12は、予め決められた角度θで路面20に向けられているため、車椅子10から一定の距離Dに存在する障害物しか検出することができなかった。それ故、車椅子10が大きく進路変更した直後には、死角が生じてしまい、距離Dの手前に存在する障害物Zや段差などを検出することができないという課題がある。
本発明では、このような従来の課題を解決するものであり、測距センサによって計測される路面までの実測距離と、測距センサの取り付け高さおよび取り付け角度に基づいて算出される理論距離とを比較し、比較結果に基づいて障害物に対する警告を行う電子装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電子装置は、車椅子等の車両に取り付けられ、障害物等に対する警告機能を備えた電子装置であって、前記車両の取付け位置から予め決められた計測角度で前記車両が走行する路面までの実測距離を測定する測定手段と、前記測定手段の取付け位置の高さおよび前記計測角度に基づき、前記車両の取付け位置から記車両が走行する路面までの理論距離を算出する算出手段と、前記実測距離と前記理論距離とを比較し、路面上の段差等の障害物の有無を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づき警告を行う警告手段と、を有する。
好ましくは、前記検出手段は、前記実測距離が前記理論距離よりも長い場合、凹状の障害物があると判定する。好ましくは、前記検出手段は、前記実測距離が前記理論距離よりも短い場合、凸状の障害物があると判定する。好ましくは、前記検出手段は、凹状の障害物があると判定した場合、凹状の障害物の深さを推測する。好ましくは、前記検出手段は、凸状の障害物があると判定した場合、凸状の障害物の高さを推測する。好ましくは、前記電子装置はさらに、前記測定手段の計測角度を可変する可変手段を含み、前記検出手段は、前記可変手段によって可変された計測角度に基づいて障害物の高低差を推測する。好ましくは、前記検出手段は、前記可変手段によって可変された計測角度に基づいて障害物までの最短距離を推測する。好ましくは、前記警告手段は、前記検出手段の検出結果に基づき最短距離の障害物についての警告を行う。
本発明によれば、測距センサによる実測距離と、計算により算出された理論距離との比較結果に基づいて障害物の警告を行うようにしたので、実測距離と理論距離が異なる場合に適切な警告を行うことができる。
本発明の実施例に係る警告装置と移動体の例を示す図である。 警告装置の構成を示すブロック図である。 障害物検出プログラムの機能的な構成を示す図である。 障害物検出プログラムの機能を具体的に説明する図である。 路面に凹みや段差がある場合の実測距離と理論距離との差を例示する図である。 障害物検出プログラムの動作を示すフロー図である。 第1の変形例に係る障害物検出プログラムの機能的な構成を示す図である。 第1の変形例に係る高低差推測手段の推測手法を示す図である。 第1の変形例に係る高低差推測手段の推測手法の他の例を示す図である。 第1の変形例に係る高低差推測手段の推測手法の他の例を示す図である。 第1の変形例に係る障害物検出プログラムの動作を示すフロー図である。 第2の変形例に係る障害物検出プログラムの機能的な構成を示す図である。 測距センサの動作および測距結果を例示する図である。 ジャイロセンサによる補正を例示する図である。 路肩付近を走行する車椅子を例示する図である。 課題を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。本発明に係る電子装置は、移動体に固定的に搭載される車載装置であってもよいし、移動体から取り外し可能な車載装置であってもよい。また、本発明に係る電子装置は、ユーザが移動体に持ち運び可能な携帯型の情報端末(例えば、スマートフォン等の多機能型携帯電話機やノート型のコンピュータ)であることができる。また、電子装置が搭載される移動体は、歩行者と同様の空間を走行可能なものであり、例えば、車椅子(電動または手動)、自転車などである。
本発明に係る電子装置は、好ましくは、車椅子に取り付けられ、車椅子の前方に障害物が存在する場合、車椅子のユーザに対して警告を行う警告装置である。警告の方法は、特に限定されないが、例えば、電子装置から警告音を発生させたり、電子装置に備えられたディスプレイに警告表示を行ったりすることができ、また、これらの警告と併せて車椅子の動作を制御(減速や停止)するようにしても良い。
図1は、本発明の実施例に係る警告装置と移動体の例を示す図である。図1に示すように、本実施例の警告装置100は、バッテリー駆動される電動型の車椅子10において使用可能であり、警告装置100は、車椅子10に搭載され、あるいはユーザが所持する携帯端末が取り付けられたものであっても良い。警告装置100は、予め決められた角度で路面20との距離を測定する測距センサ130を含み、測距センサ130は、計測方向Vに向けて送信波を照射し、送信波が物体で反射されたときの受信波を受信し、その時間差から物体までの距離を計測することができる。なお、測距センサ130の計測方法は、この計測方法に限られず、従来技術で用いられているセンサの計測方法を用いて、路面20との距離を計測するようにしても良い。
図2は、警告装置の構成を示すブロック図である。図2に示すように、警告装置100は、ユーザからの指示を受け取る入力部110、車椅子10の現在位置を検出する位置検出部120、車椅子の前方または進行方向に存在する障害物や路面20までの距離を計測する測距センサ130、加速度センサや角速度センサなどの慣性センサ140、車椅子の現在位置周辺の道路案内や目的地までの経路案内を行うナビゲーション部150、外部のネットワーク等との通信を行う通信部160、ナビゲーション部150による案内音声等を出力する音声出力部170、ナビゲーション部150による道路地図等を表示する表示部180、警告装置100に必要な地図データやソフトウエア等を記憶する記憶部190、測距センサ130の計測方向(向き)Vを調整するためのアクチュエータ部(駆動部)200、各部を制御する制御部210を含んで構成される。なお、ここに示す構成は一例であり、例えば、車椅子10に取り付けられた警告装置100がスマートフォンであるならば、警告装置100は、音声通話機能を含むことになる。
位置検出部120は、GPS受信機能を備え、GPS衛星からのGPS信号に基づき車椅子の現在位置を検出する。また、位置検出部120は、慣性センサ140の検出結果を併用して現在位置を検出することも可能である。
測距センサ130は、例えば、ソナーやレーダにより構成され、路面や障害物、その他の対象物に電波を発し、その反射波を受信することで、対象物までの距離を計測する。計測結果は、制御部210へ提供される。提供された計測結果は、例えば、車椅子の自動運転のための必要な情報として利用されることができる。さらに測距センサ130が電波を発する方向の基準となる計測方向Vは、アクチュエータ部200によって調整可能である。アクチュエータ部200は、制御部210によってその動作が制御され、測距センサ130の計測方向Vと路面20との角度情報(図4における角度θ)が記憶部190に記憶される。すなわち、アクチュエータ部200によって測距センサ130の計測方向Vが変化したとき、記憶部190の角度情報が、制御部210によって、随時、更新される。
ナビゲーション部150は、位置検出部120により検出された車椅子10の現在位置周辺の地図データを読出し、読み出した地図データを表示部180に表示させる。地図データは、従来のナビゲーション装置で使用されているものを利用でき、例えば、ノードとノードを結ぶ道路に関するリンクデータ、交差点等に関するノードデータ、商業施設の位置情報等を示す施設データを含むことができる。リンクデータには、車両が走行する道路に加え、車イス等が走行する歩道も含まれる。リンクデータは、リンクの識別、リンクの始点および終点の座標、リンクの方角、道路種別、車線数等の情報などに加え、リンクが傾斜道路であるか否かを示す傾斜識別、リンクが段差を含むか否かを示す段差識別を含むことができる。
通信部160は、例えば、無線LAN、有線LAN、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信、公衆無線回線網等を介して外部機器あるいは外部ネットワーク等との通信を可能にする。ナビゲーション部150は、通信部160を介して、地図データを配信するサーバにアクセスし、そこから地図データを取得することも可能である。音声出力部170は、スピーカーなどの音声出力装置を含み、記憶部190に記憶された音声データなどを出力する。表示部180は、液晶ディスプレイ等の表示媒体を含み、記憶部190に記憶された画像データなどを出力する。記憶部190は、警告装置100が実行するアプリケーションソフトウエア、制御部210が実行するプログラム、ナビゲーション部150が実行されるときに必要とされる地図データなどを記憶することができる。アクチュエータ部200は、制御部210からの制御により、測距センサ130の計測方向Vの調整を行うことができる。
制御部210は、好ましい態様では、ROM、RAMなどを含むマイクロコントローラ等から構成され、ROMまたはRAMは、警告装置100の動作を制御するための種々のプログラムを格納することができる。また、本実施例では、制御部210は、車椅子10の周囲に存在する段差などの障害物を検出する障害物検出プログラム300を実行する。
図3は、障害物検出プログラムの機能的な構成を示す図である。障害物検出プログラム300は、実測距離取得部310、理論距離算出部320、距離比較部330、警告部340を含む。
図4は、障害物検出プログラムの機能を具体的に説明する図である。図4では、警告装置100(測距センサ130を含む)の取り付け位置をA、Aからの垂線と路面20との交点をB、測距センサ130からの計測方向Vと路面20との交点をCとする。実測距離取得部310は、測距センサ130の検出結果を取得し、AC直線の実測距離(RL)L1を取得する。
理論距離算出部320は、∠ACBの角度θおよび測距センサ130の高さL2に基づき、AからCの理論距離(TL)を算出する。角度θは、測距センサ130の計測方向Vを固定すれば一定となる角度であり、その角度情報は、予め記憶部190に記憶されている。また、制御部210の制御によってアクチュエータ200が動作する場合には、適宜、その角度情報が更新される。さらに、測距センサ130の高さL2は、予め決められた高さとして規定することが可能であり、ユーザ入力により、または、事前の登録作業により、記憶部190に予め記憶しておくことができる。従って、AからCの理論距離は、次の(1)式に基づいて算出される。
Figure 2019139610
距離比較部330は、実測距離取得部310によって実測距離(RL)と、理論距離算出部320によって算出された理論距離(TL)とを比較し、車椅子10の前方に存在する障害物を検出する。実測距離と理論距離は、図4に示すように、路面20に段差や凹み等の障害物がない場合、RL=TLとなる。なお、この場合のイコールは、完全なる一致を必ずしも意味するものではなく、多少の誤差を含むものであっても同一と判定することができる。
一方、路面20に段差や凹み等の障害物がある場合、実測距離と理論距離は異なる距離となる。図5は、路面に凹みや段差がある場合の実測距離と理論距離との差を例示する図である。図5(A)は、路面20に高さCEの凹みを有する場合を示している。この場合、実測距離取得部310によって取得される実測距離は、Aから、高さCE分だけ低い路面22との交点Dまでの距離が実測距離L1として取得される。一方、理論距離算出部320は、高さL2と、予め決められた角度θに基づいて理論距離を算出する。当該理論距離は、(1)式に基づき、段差がない図4の場合と同じ理論距離が算出される。従って、前方に凹みの段差がある場合には、RL>TLとなる。これは、車椅子10が高さCE分だけ高い位置を走行しているため状況で起こる関係である。
図5(B)は、路面20に凸状の段差がある場合を示している。この場合、実測距離取得部310によって取得される実測距離は、Aから、凸状の段差面21との交点Hまでの距離が実測距離L1として取得される。理論距離は、図5(A)で説明した方法と同様に、(1)式を用いて算出される。従って、前方に凸状の障害物がある場合には、RL<TLとなる。距離比較部330は、実測距離と理論距離とを比較することにより、図4、図5(A)、図5(B)のような凹凸状の障害物を検出することができる。
警告部340は、距離比較部330の比較検出結果に基づき、ユーザに対して警告を発する。例えば、距離比較部330の比較により、図5(A)のような凹み状の障害が検出された場合には、音声出力部170から警告音を発生させたり、表示部180に「凹状の段差があります」と表示させたりする。また、車椅子10に対して直接制御信号を送信し、車椅子10の速度を減速させたり、車椅子10を停止させたりするようにしても良い。一方、距離比較部330の比較により、図5(B)のような凸状の障害が検出された場合には、音声出力部170から警告音を発生させたり、表示部180に「凸状の段差があります」と表示させたりする。また、凹状の障害物の場合と同様に、車椅子10の動作を制御するようにしても良い。なお、警告部340が発する警告音は、凹状の障害物が検出された場合と凸状の障害物が検出された場合とで異なるようにしても良い。また、警告部340は、図4に示すようなRL=TLの場合には、好ましくは、警告を発しないようにするが、「この先に障害物はありません」などの、障害になるようなバリアが無い旨を案内するようにしても良い。
図6は、障害物検出プログラムの動作を示すフロー図である。障害物検出プログラム300は、好ましくは、定期的および/またはユーザ入力に基づいて不定期に実行されることができる。障害物検出プログラム300は、まず、実測距離取得部310によって、測距センサ130から実測距離を取得する(S100)。次に、障害物検出プログラム300は、理論距離算出部320によって、理論距離を算出する(S102)。距離比較部330は、S100で取得された実測距離(RL)とS102で算出された理論距離(TL)とを比較する。RL=TLの場合には(S104)、段差等が無いと判定される(S108)。RL>TLである場合には(S106)、凹状の段差があると判定され(S110)、警告部340により凹状の段差が警告される(S112)。RL=TL、RL>TLのいずれでもない場合、すなわち、RL<TLの場合には、凸状の段差があると判定され(S114)、警告部340により凸状の段差が警告される(S116)。
本実施例では、実測距離と理論距離との比較により、障害物および障害物の形状を検出し、警告するようにしたので、車椅子10で大きく進路変更を行った場合であっても、障害物を適切に検出することができる。
次に、本実施例の第1の変形例について説明する。上記した実施例では、障害物の形状(凹状や凸状)までは検出できるが、それぞれの深さ(高さ)までは検出できていない。従って、第1の変形例では、実測距離および理論距離との比較に基づいて、障害物の形状の深さ(高さ)を推測し、障害物の深さ(高さ)に基づいた案内を行う警告装置100について説明する。なお、第1の変形例に係る警告装置100は、上記実施例で示した警告装置100の構成や機能等を含むことができる。
図7は、第1の変形例に係る障害物検出プログラムの機能的な構成を示す図である。第1の実施例に係る障害物検出プログラム300Aは、上記した実施例で示した実測距離取得部310、理論距離算出部320、距離比較部330、警告部340に加え、高低差推測部332を含む。
高低差推測部332は、距離比較部330の比較により検出された凹状や凸状の障害物の高低差を推測する。図8は、第1の変形例に係る高低差推測手段の推測手法を示す図である。高低差推測部332は、図8(A)の凹状段差および図8(B)の凸状段差の高低差X(線分CEまたは線分GH)を推測する。まず、図8(A)における高低差Xの推測方法について説明する。最初に、実測距離取得部310によって、段差後の路面22までの実測距離L1が取得される。路面20と路面22は平行であり、∠CEDと∠AFD直角であることから、∠ACBと∠ADFは同じ角度θとなる。なお、点Fは、線分ABと線分DEとの交点である。このとき、線分AFの長さは、次の(2)式に基づいて算出することができる。
Figure 2019139610
次に、上記した(1)式を用いて線分ACの理論距離を算出する。さらに、この算出結果に基づき、線分CDの長さは、次の(3)式で表される。
Figure 2019139610
ここで、三角形AFDと三角形CDEは相似の関係にあるため、CD:AD(L1)=CE(X):AFの関係が成り立つ。従って、次の(4)式に基づいて高低差Xを推定することができる。
Figure 2019139610
次に、図8(B)における高低差Xの推測方法について説明する。まず、実測距離取得部310によって、路面20と路面22との段差面21までの実測距離L1(線分AH)が取得される。次に、上記した(1)式を用いて、線分ACの理論距離が算出される。さらに、線分CHの長さは、次の(5)式によって算出される。
Figure 2019139610
ここで、三角形ABCと三角形CGHは相似の関係にあるため、CH:AC=GH(X):AB(L2)の関係が成り立つ。従って、次の(4)式に基づいて高低差Xを推定することができる。L2は、警告装置100が取り付けられた予め決められた高さであり、既知であることから、次の(6)式に基づいて高低差Xを推定することができる。
Figure 2019139610
図8(A)に示す図では、線分ADが段差の境目である位置Cを通過するタイミングで高低差Xを推定することが望ましい。このタイミングは、例えば、測距センサ130の測距結果の時間変化を確認することで求めることができる。図8(A)では、凹状の段差から遠く離れた路面20の位置(図示しない)においては、測距センサ130の測距結果は、おおよそ線分ACの距離で固定される。しかし、凹状の段差が近づき、測距センサ130の計測方向Vの先に路面22とぶつかるようになると、測距センサ130の測距結果が線分CDの長さだけ急激に増加するタイミングが発生する。当該タイミングは、図8(A)に示す状況を示しているため、高低差推測部332は、当該タイミングで、上記した式に基づき、高低差Xを推測することができる。
図8(B)に示す図においても、測距センサ130の計測方向Vが段差面21と路面22の境目である位置Hを通過するタイミングで高低差Xを推定することが望ましい。このタイミングは、図8(A)の例で示した方法と同様に、測距センサ130の測距結果の時間変化を確認することで求めることができる。図8(B)では、凸状の段差から遠く離れた路面20の位置(図示しない)においては、測距センサ130の測距結果は、おおよそ線分ACの距離で固定される。しかし、計測方向Vが段差面21にぶつかると、線分ACよりも短い距離が算出されるようになる。その後、計測方向VがHとぶつかると、路面22との距離がL1で一定となるタイミングが発生する。このタイミングの発生地点が図8(B)に示すような、線分ACにHがぶつかるタイミングであるため、高低差推測部332は、当該タイミングで、上記した式に基づき、高低差Xを推測することができる。
なお、上記した図8の高低差推測部332による推測タイミングは、推測タイミングの一例であり、例えば、図9に示すように、障害物である段差が近づいた後に、同様の方法で算出することも可能である。また、図10に示すように、段差が直角ではない場合でも、同様の方法で高低差を推測することができる。
第1の変形例に係る警告部340は、高低差推測部332によって推測された高低差に基づき、その高低差に応じた警告を行うことができる。例えば、高低差Xが大きいほど、大きな音を音声出力部170から出力したり、推測された高低差Xを表示部180に表示したりすることができる。図11は、第1の変形例に係る障害物検出プログラムの動作を示すフロー図である。第1の変形例に係る障害物検出プログラム300Aは、凹状または凸状の障害物が判定された後に、高低差推測部332による高低差の推測が行われ(S111、S115)、警告部340は、高低差に応じた凹状、凸状の警告を行うことができる(S112、S116)。
第1の変形例では、高低差推測部332によって、障害物の高低差を推測するようにしたので、高低差に応じた警告を行うことができるようになる。また、あまりにも高低差が大きい場合は、車椅子10の動作を停止させるなど、高低差に基づいた動作制御を行うことも可能である。
第1の変形例では、上記した(1)式ないし(6)式の三角関数を用いて、各辺の長さを算出しているが、直角三角形に適用されるピタゴラスの定理など、他の計算公式を利用して各辺の長さを算出するようにしても良い。また、本実施例や第1の変形例では、距離比較部330による障害物の検出、障害物の高低差の推測を行っているが、図5や図8等で説明した三角関数、三角形の相似関係、ピタゴラスの定理等、既知の数学の公式を用いて、障害物までの距離L3を推測するようにしても良い。
次に、本実施例の第2の変形例について説明する。上記した実施例では、測距センサ130の計測方向Vは一定であり、路面に対して予め決められた角度θを形成する。第2の変形例では、アクチュエータ部200を動作させ、段差までの距離や段差の高さを推測し、障害物の大きさや障害物までの距離に基づいた案内を行う警告装置100について説明する。なお、第2の変形例に係る警告装置100は、上記実施例で示した警告装置100の構成や機能、第2の変形例で示した構成や機能等を含むことができる。
図12は、第2の変形例に係る障害物検出プログラムの機能的な構成を示す図である。第2の変形例に係る障害物検出プログラム300Bは、上記した実施例で示した実測距離取得部310、理論距離算出部320、距離比較部330、警告部340に加え、測距センサ可動部334、距離変化グラフ作成部336、高低差/距離推測部338を含む。
測距センサ可動部334は、アクチュエータ部200に制御信号を送信し、測距センサ130を動作させる。図13は、測距センサの動作および測距結果を例示する図である。測距センサ可動部334は、距離比較部330の比較により障害物が検出された場合、図13(A)に示すように、路面20に対して、θ1、θ2、θ3、θ4のように、計測方向Vをθ1からθ4の間で走査する。図13(A)では、θ1ないしθ4の4つの角度が示されているが、測距センサ可動部334は、位置Mから位置Lまで、角度θ1から角度θ4の範囲で距離を測定する。距離変化グラフ作成部336は、測距センサ可動部334によって測定された距離と、路面との角度との関係を示すグラフを作成する。図13(B)は、距離変化グラフ作成部336によって作成されるグラフを例示する図である。測距センサ130の実測距離Laは、角度θ1のとき線分AI、角度θ2のとき線分AJ、角度θ3のとき線分AK、角度θ4のとき線分ALとなり、実測距離Laは、角度θ1からθ2の間では減少し、角度θ2からθ3の間では上昇し、角度θ3からθ4の間では減少し、図13(B)のような曲線グラフとなる。
高低差/距離推測部338は、距離変化グラフ作成部336によって作成されるグラフに基づき、高低差X1(線分JK)および障害物までの最短距離X2(線分BK)を推測する。まず、高低差X1の推測方法について説明する。線分ANの距離は、角度θ2のときの理論距離である。従って、(1)式の理論距離算出方法により、理論距離ANが算出される。また、線分AJは、実測距離取得部310によって取得される実測距離AJである。さらに、理論距離ANと実測距離AJとの差分により、線分JNの長さがわかる。距離L2は警告装置100の既知の高さであり、三角形ABNおよび三角形JKNは相似であるため、JN:AN=X1:L2の関係が成り立ち、高低差X1は、次の(7)式で算出される。
Figure 2019139610
次に、障害物までの最短距離X2の推測方法について説明する。距離X2は、測距センサ130の計測方向Vが路面20と角度θ3を形成するとき、次の(8)式で算出される。なお、(8)式における線分AKは、実測距離取得部310によって取得される実測距離である。
Figure 2019139610
第2の変形例に係る警告部340は、高低差/距離推測部338によって推測された高低差および障害物までの距離に基づき、それらに応じた警告を行うことができる。例えば、高低差が大きかったり、障害物までの最短距離が近かったり、より危険な場合ほど大きな音を音声出力部170から出力したり、推測された高低差や障害物までの最短距離を表示部180に表示したりすることができる。なお、測距センサ可動部334、距離変化グラフ作成部336、高低差/距離推測部338の動作は、この順に、図11のS111またはS115のタイミングで実行されため、動作フロー図は割愛する。
第2の変形例では、測距センサ130を動かすことにより、障害物までの距離や障害物の高低差を特定することができるため、これらの特定結果に応じた警告を行うことが可能になる。
次に、本実施例の他の変形例について説明する。上記した実施例および変形例(第1および第2を含む)では、1つの測距センサ130を車椅子10に取り付け、車椅子10の前方の障害物を検出するようにしているが、車椅子10の前方だけでなく、側方や後方に複数の測距センサ130を設けるようにしても良い。これにより、車両の前方だけでなく、側方や後方の障害物に対しても、警告装置100による警告を行うことができる。
また、上記した実施例および変形例では、いずれも水平な路面20、22を走行する場合を例示しているが、実際の道路には、傾斜が含まれることがある。従って、警告装置100の慣性センサ140にジャイロセンサを含ませ、ジャイロセンサの検出結果を制御部210に送信して、より精度の高い、高低差の算出、障害物までの距離の算出を行うようにしても良い。図14は、ジャイロセンサによる補正を例示する図である。ジャイロセンサは、図14に示す傾斜θxを検出し、制御部210に提供する。障害物検出プログラムは、提供された傾斜θxを考慮し、障害物の有無判定、高低差や距離の推定を行うことができる。
また、ジャイロセンサの検出結果により、警告装置100は、路面の状況を把握することができる。すなわち、スラロープのような上り坂、下り坂を走行しているか否かを判定することができる。この場合、警告部340は、これらの路面状況を考慮した警告を出力することができる。
また、段差などの障害物だけでなく、路肩の側溝などの警告にも応用できる。図15は、路肩付近を走行する車椅子を例示する図である。車椅子10の側方に警告装置100の測距センサ130を設ければ、車椅子10の横にある路肩40や縁石30の存在についても警告することができる。これにより、路肩40への寄りすぎを警告し、車椅子10が側溝へ落ちてしまうという事故を未然に防ぐことができる。
また、上記した実施例および変形例では、路面との距離の算出に測距センサ130を使用しているが、路面全体を面として検出することができる3Dライダーを設置し、進行方向前面の障害物を検出するようにしても良い。
上記した実施例および変形例(第1および第2を含む)では、路面20に対する角度θ(図4、5、8、9、10、13、14、16)を、測距センサ130の予め決められた角度として、各種計算を行っているが、例えば、図4で言えば、角度θが既知であれば、∠ABCが直角であるため、∠BACも既知となる。従って、これまでに計算式に用いた三角関数の角度情報を、∠BACのように他の角度に基づいた計算式を使用して、理論距離を算出するようにしても良い。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10:車椅子 20:路面
21:段差面 22:路面
30:縁石 40:路肩
100:警告装置 110:入力部
120:位置検出部 130:測距センサ
140:慣性センサ 150:ナビゲーション部
160:通信部 170:音声出力部
180:表示部 190:記憶部
200:アクチュエータ部 210:制御部
300、300A、300B:障害物検出プログラム
310:実測距離取得部 320:理論距離算出部
330:距離比較部 332:高低差推測部
334:測距センサ可動部 336:測距変化グラフ作成部
338:高低差/距離推測部 340:警告部
U:ユーザ Z:障害物

Claims (8)

  1. 車椅子等の車両に取り付けられ、障害物等に対する警告機能を備えた電子装置であって、
    前記車両の取付け位置から予め決められた計測角度で前記車両が走行する路面までの実測距離を測定する測定手段と、
    前記測定手段の取付け位置の高さおよび前記計測角度に基づき、前記車両の取付け位置から記車両が走行する路面までの理論距離を算出する算出手段と、
    前記実測距離と前記理論距離とを比較し、路面上の段差等の障害物の有無を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づき警告を行う警告手段と、
    を有する電子装置。
  2. 前記検出手段は、前記実測距離が前記理論距離よりも長い場合、凹状の障害物があると判定する、請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記検出手段は、前記実測距離が前記理論距離よりも短い場合、凸状の障害物があると判定する、請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 前記検出手段は、凹状の障害物があると判定した場合、凹状の障害物の深さを推測する、請求項2に記載の電子装置。
  5. 前記検出手段は、凸状の障害物があると判定した場合、凸状の障害物の高さを推測する、請求項3に記載の電子装置。
  6. 前記電子装置はさらに、前記測定手段の計測角度を可変する可変手段を含み、前記検出手段は、前記可変手段によって可変された計測角度に基づいて障害物の高低差を推測する、請求項1ないし5いずれか1つに記載の電子装置。
  7. 前記検出手段は、前記可変手段によって可変された計測角度に基づいて障害物までの最短距離を推測する、請求項6に記載の電子装置。
  8. 前記警告手段は、前記検出手段の検出結果に基づき最短距離の障害物についての警告を行う、請求項7に記載の電子装置。
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