JP2019129476A - クロック再生回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】低消費電力で周波数を判別しロックアップタイムを短くするクロック再生回路を提供する。【解決手段】クロック再生回路は、入力データと再生したクロックの位相差を検出する位相検出器と、Phase Locked Loop(PLL)と、ループフィルタと、周波数判別器を備える。周波数判別器は、位相検出器の出力から位相差がおおよそゼロとなるタイミングを検出するゼロクロス検出器と、位相検出器の出力が増加か減少の方向を検出する方向検出器と、入力データが期待値に対し異なることを検出するエラー検出器と、再生したクロックを分周して低速な分周クロックを生成する分周器を備える。周波数判別器は、分周器で生成された分周クロックで動作し、ゼロクロス検出器が位相差ゼロを検出したタイミングで、方向検出器が検出した方向とエラー検出器が検出した結果に基づいて再生したクロックの周波数の高低を判別する。【選択図】図1

Description

本発明は、エンベデッドクロック伝送方式の受信機器におけるクロック再生回路に関する。
画像信号を処理するプロセッサーICと撮像センサー、液晶パネル、外部メモリなどのモジュール間通信には様々な仕様が存在する。シリアルデータ伝送に着目すると、従来から良く用いられてきたのは、クロックとデータを別々に送信するソースシンクロナス伝送方式の信号伝送である。近年は扱うデータ量の増加に伴い、信号の高速化を図るため、クロックが重畳されたデータを送信するエンベデッドクロック伝送方式を用いた信号伝送が用いられることも多い。
そのようなエンデベッドクロック伝送方式において、受信機器はデータから重畳されたクロックを再生するCDR技術が必要となる。CDRは入力データと再生したクロックの位相を適正な関係に調整するロックアップ動作を行うが、ロックアップタイムは短くしたい場合がある。
例えば、撮像センサーから送られてくる映像データを受信する受信機器において、映像データの僅かなブランキング期間に受信機器のCDRを行う回路(以後、クロック再生回路)が低消費電力のためにクロック再生回路を停止と復帰をする場合である。
ロックアップタイムを短くするためには入力データと再生したクロックの位相差情報だけではなく、周波数差情報も用いてロックアップ動作を行うと、ロックアップタイムを短くすることが可能となる。
クロック再生回路で位相差情報と周波数差情報を検出する構成が知られている(特許文献1)。
特開2015‐133620号公報
上記の特許文献1に開示された従来技術では、位相周波数検出器を用いることで、位相差情報と周波数差情報を検出する。
しかし、上記の特許文献1は位相周波数検出器が入力データと再生したクロックを直接使用する構成であるため、高速動作となる。つまり、クロック再生回路の消費電力が高くなる課題がある。
そこで、本発明の目的は、低消費電力で周波数を判別しロックアップタイムを短くするクロック再生回路を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係るクロック再生回路は、
入力データからクロックを生成するクロック再生回路であって、入力データと再生したクロックの位相差を検出する位相検出器と、Phase Locked Loop(PLL)と、位相検出器の出力からPLLを制御するための信号を生成するループフィルタと、入力データに対する再生したクロックの周波数の高低を判別してループフィルタにフィードバックする周波数判別器を備え、
前記周波数判別器は、前記位相検出器の出力から位相差がおおよそゼロとなるタイミングを検出するゼロクロス検出器と、前記位相検出器の出力が増加か減少の方向を検出する方向検出器と、入力データが期待値に対し異なることを検出するエラー検出器と、再生したクロックを分周して低速な分周クロックを生成する分周器を備え、
前記周波数判別器は前記分周器で生成された分周クロックで動作し、前記ゼロクロス検出器が位相差ゼロを検出したタイミングで、前記方向検出器が検出した方向と前記エラー検出器が検出した結果に基づいて再生したクロックの周波数の高低を判別することを特徴とする。
本発明によれば、低消費電力で周波数を判別することでロックアップタイムを短くするクロック再生回路を提供することができる。
本実施例におけるクロック再生回路の構成を示すブロック図 本実施例におけるエラー検出器の構成を示すブロック図 本実施例における位相検出器の構成を示すブロック図 本実施例における周波数判別処理を示すフローチャート図 本実施例における周波数判別器の信号波形を示す図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明するが、本実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
[実施例1]
(本実施例のクロック再生回路のブロック構成)
図1は本発明におけるクロック再生回路の構成を示すブロック図である。
図1(a)に示す通り、クロック再生回路101は、周波数判別器101、位相検出器103、ループフィルタ104、N分周器105、M分周器106、位相周波数検出器107、PLLフィルタ108、VCO109により構成される。
図1(a)の破線で囲まれたN分周器105、M分周器106、位相周波数検出器107、PLLループフィルタ108、VCO109はフラクショナルPLLを構成する。
クロック再生回路101は送信機器(不図示)からクロック情報が重畳されたシリアルの出力データを入力データとして受信し、受信した入力データから重畳されたクロックを再生したクロックとして生成する回路である。
周波数判別器102は、入力データとクロック再生回路101のVCO109が出力する再生したクロックの周波数の高低を判別し、判別結果である周波数判別信号を出力する。周波数判別信号と位相検出器103の位相検出結果である位相検出信号とともにループフィルタ104へ出力する。本発明のクロック再生回路101は、位相検出信号だけでなく、周波数判別器102からの周波数判別信号を加算してループフィルタ104に入力するためにCDRのロックアップタイムを短くすることが可能となる。また、本発明が解決する課題は低消費電力でロックアップタイムを短くするクロック再生回路の提供であるが、この課題を解決するための構成となる周波数判別器102のブロック構成の詳細は図1(b)を用い後述する。
位相検出器103は入力データと再生したクロックを入力して入力データと再生したクロックの位相差を検出してループフィルタ104へ出力する。位相検出信号は入力データと再生したクロックの位相差の信号であり高周波成分を含んだ信号である。また位相検出信号はCDRがロックしていない状態では、入力データと再生したクロックの位相差がビート周波数として現れる。位相検出器103のブロック構成の詳細は図3を用いて後述する。また、位相検出器103の出力信号である位相検出信号のイメージは図5を用いて示す。
ループフィルタ104は周波数判別器102が出力した周波数判別信号と位相検出器103が出力した位相検出信号の加算された信号を入力して、ループフィルタによりフィルタリングした信号をフィードバック制御信号としてN分周器105に出力する。
ループフィルタ104はフィルタ部とΔΣ変調部により構成される(不図示)。ループフィルタ104の入力信号はフィルタ部に入力される。ループフィルタ104のフィルタ部の出力はΔΣ変調部に入力され、ΔΣ変調部の出力がループフィルタ104の出力信号であるフィードバック制御信号として出力される。ループフィルタ104のフィルタ部は位相検出信号と周波数判別信号が加算された入力信号の高周波成分である量子化ノイズを除去する。またループフィルタ104のフィルタ部は必要に応じて入力信号の低域成分にゲインを加える。
また、ループフィルタ104はフラクショナルPLL、位相検出器103、ループフィルタ104で構成されるCDRの一巡ループの安定性を保つための位相保証の機能も備える。ループフィルタ104が出力するフィードバック制御信号は周波数制御情報である。
入力データに対し、VCO109が出力する再生したクロックの位相が進んでいる場合、ループフィルタ104のフィルタ部の出力は正の値であり、再生したクロックの位相が遅れている場合、フィルタ部の出力は負の値である。入力データに対し、再生したクロックの位相が進みも・遅れもしていない場合、フィルタ部の出力は0である。また、ループフィルタ104のΔΣ変調部は入力が正の値の場合、その出力は平均的にHIGHが多く出力され、ΔΣ変調部の入力が負の値の場合、その出力は平均的にLOWが多く出力される。ΔΣ変調部の入力が0の場合、ΔΣ変調部の出力は平均的にHIGHとLOW同数が出力される。ループフィルタ104の出力信号であるフィードバック制御信号が平均的にHIGHとLOWが同数出力される状態が、CDRがロックした状態である。
図1(a)の破線で囲まれたフラクショナルPLLを構成するM分周器106は基準クロックに対するM分周器である。Mは小数であり、例えばM=8.5である。
8.5分周器を実現するために、M分周器106は内部に8分周する8分周器と9分周する9分周器を備える。M分周器106は入力基準クロックに同期して8分周と9分周が1周期毎に交互に切り替わるように動作し、平均として8.5分周を実現する。
分周器Mは、平均的に8.5分周が実現されればよいのであって、その動作は1周期毎に交互に切り替わることに限定はされない。
フラクショナルPLLを構成するN分周器105はVCO109が出力する再生したクロックに対するN分周器である。Nは小数であり、M分周器と同様の構成で小数の分周器を実現する。例えば、M分周器と同様に内部に8分周器と9分周器で構成される。N分周器105はループフィルタ104からのフィードバック制御信号に応じて動作し、例えば、フィードバック制御信号がLOWの場合は入力される再生したクロックを8分周して出力し、HIGHの場合は入力される再生したクロックを9分周して出力する。
上記に説明した分周比や、分周の極性はこれに限定されない。CDRの一巡ループがネガティブフィードバックになれば良いため、ループフィルタ104からのフィードバック制御信号がLOWの場合は8分周、HIGHの場合は9分周動作と逆の特性であってもよい。また、M分周器106、N分周器105を構成する分周比は8.5分周を例に説明したが、他の分周比であってもよく、例えば4.5分周でもよい。
フラクショナルPLLを構成する位相周波数検出器107はN分周器105とM分周器106器が出力する分周クロックの位相と周波数の差を検出して、検出信号をPLLフィルタ108に出力する。位相周波数検出器107が出力する検出信号は位相と周波数の差分に応じた信号であるため高周波成分を含む信号である。
PLLフィルタ108は位相周波数検出器107が出力した信号を入力して高周波成分を除去するためのフィルタ動作をし、定常電圧をVCO109に出力する。PLLフィルタ108はアナログフィルタであり、例えば、コンデンサと抵抗で構成されるラグリードフィルタである。
VCO109は入力電圧レベルに応じて発信周波数が可変となる電圧制御発信器であり、Voltage Controlled Oscillatorのことである。VCO109は、PLLフィルタ108で高周波成分が除去された定常電圧が入力されるために周波数の安定した信号を出力する。VCO109からの安定した周波数の出力信号が再生したクロックとしてクロック再生回路101から受信機器内部システム(不図示)に出力される。
またVCO109からの再生したクロックは周波数判別器102、位相検出器103N分周器105器に入力される。
ここで本発明のクロック再生回路101に使用するPLLはフラクショナルPLLを例にしているが、ループフィルタ104からのフィードバック制御信号により周波数と位相が変更できれば別の方式のPLLであってもよい。
次に、図1(b)を用いて、図1(a)の周波数判別器102のブロック構成を説明する。
周波数判別器102はエラー検出器110、ゼロクロス検出器111、方向検出器112、方向検出器112、L分周器113、判別器114により構成される。
周波数判別器102はシリアルの入力データ、再生したクロック、位相検出信号を入力し、入力データと再生したクロックの周波数の高低を判別して周波数判別信号として出力する。
エラー検出器110は再生したクロックによりサンプリングされた入力データが期待値と比較して正しいか否かを検出し、正しくないことを検出するとその旨を示すエラー信号を出力する。エラー検出器110は内部にSP変換器201を備えるが、入力データを始めに再生したクロックでサンプリングした後はL分周クロックによりパラレル変換をして後段回路はすべてL分周クロックにより動作する。エラー検出器110の詳細なブロック構成は図2を用いて後述する。
ゼロクロス検出器111は位相検出信号を入力し、位相検出信号がゼロクロスしたことを検出するとゼロクロス信号を出力する。ここで前述の通り、位相検出信号は入力データと再生したクロックの位相差によりビート周波数をもつ信号であり、ゼロクロスとは位相差がゼロで遅れと進みが切り替わる点である。ゼロクロス検出器111が検出するゼロクロス点は大凡のタイミングであり、位相差が厳密にゼロとなる点でなくてもよい。
方向検出器112は位相検出信号を入力し、入力された位相検出信号が増加方向か減少方向かを検出し、検出した方向を方向信号として出力する。
L分周器113は再生したクロックをL分周し低速なL分周クロックとして出力する。L分周器113の分周比Lは例えば10分周である。
判別器114はエラー信号とゼロクロス信号と方向信号を入力し、入力データと再生したクロックの周波数の高低を判別して、判別した結果を周波数判別信号として出力する。
判別器114は、ゼロクロス検出器111が位相差ゼロを検出したタイミングで、方向検出器112が検出した方向とエラー検出器110が検出したエラー信号に基づいて周波数の高低を判別する。
例えば、方向信号が増加方向を示す信号で且つエラー信号がエラーを示す信号であった場合は、再生したクロックに対し入力データの方が、周波数が低いと判別する。また、判別器114は方向信号が減少方向を示す信号で且つエラー信号がエラーを示す信号であった場合は、再生したクロックに対し入力データの方が、周波数が高いと判別する。
判別器114の出力信号である周波数判別信号とエラー検出器110の出力信号であるエラー信号とゼロクロス検出器111の出力であるゼロクロス信号と方向検出器112の出力信号である方向信号の関係は図5を用いて説明する。
図2はエラー検出器110のブロック構成を示した図である。図2は前述の図1(b)のエラー検出器110の内部構成である。
エラー検出器110はSP変換器201、テーブルデータ判別器202、10b8b変換テーブル203により構成される。図2の破線の囲みはテーブルデータ判別器202と10b8b変換テーブル203により構成された部分であり、10b8b復調を行う10b8bデコーダである。
エラー検出器110はシリアルの入力データと再生したクロックとL分周クロックを入力し、シリアルの入力データが期待したデータか否かを判別して、判別結果をエラー検出信号として出力する。また、本発明とは直接関係ないが、シリアルの入力データをパラレルの有効データとして受信機器内部システムに出力する(図2の点線矢印)。
SP変換器201はシリアルの入力データを再生したクロックでサンプリングしてL分周クロックに同期してパラレルのデータとしてテーブルデータ判別器202に出力する。パラレルデータとはこの場合10bitデータである。
テーブルデータ判別器202は入力した10bitのパラレルデータが期待した値か否かを判別するために10b8b変換テーブル203のテーブルデータと比較する。テーブルデータ判別器202は入力した10bitデータが10b8b変換テーブル203のテーブルデータにないと判別すると、入力したデータがエラーである旨を知らせるエラー信号を出力する。
10b8b変換テーブル203は10bitの入力データを8bitのデータに変換するテーブルデータである。10b8b変換テーブル203は10bitのデータと8bibitのデータを一対の組み合わせとして記憶し、その一対の組み合わせを複数記憶したテーブルデータである。また、10b8b変換テーブル203は入力した10bitデータがテーブルにあると、10bitデータと対となる8bitのデータに変換もする。更に、10b8b変換テーブル203は変換した8bitのデータを有効データとして受信機器のシステムへ出力する。
図1と図2に示す通り、本発明のクロック再生回路101は周波数判別器102により入力データと再生したクロックの周波数の高低関係を判別し、判別結果をループフィルタ104にフィードバックすることでCDRのロックアップタイムを短くすることが可能となる。
また、本発明のクロック再生回路101は図1(b)と図2に示す通り、周波数判別器102はシリアルの入力データをサンプリングする際に再生したクロックを用いる他はL分周器113で分周されたL分周クロックで動作するので低消費電力で動作可能となる。よって、本発明のクロック再生回路101は低消費電力でCDRのロックアップタイムを短縮することが可能となる。
また、本実施例ではSP変換器201の入力データのサンプリング以外はL分周クロックで動作する構成としているが、ゼロクロス検出器111、方向検出器112、判別器114は更に分周した低速なクロックで動作する構成であってもよい。
図3は位相検出器103のブロック構成を示した図である。図3は前述の図1(a)の位相検出器103の内部構成である。
位相検出器103はフリップフロップ301、フリップフロップ302、フリップフロップ303、フリップフロップ304、XORゲート素子305、XORゲート素子306、カウンタ307、カウンタ308、減算器309により構成される。
位相検出器103はbang−bang型位相検出器の構成である。
位相検出器103は入力データと再生したクロックを入力し位相差を検出して位相検出信号として出力する。
フリップフロップ301、フリップフロップ302、フリップフロップ303、フリップフロップ304は入力されたクロックに同期してデータをサンプリングし保持する論理回路素子である。
フリップフロップ301とフリップフロップ303は再生したクロックにより入力データをサンプリングしているが、フリップフロップ303は再生したクロックの反転エッジでサンプリングをする。フリップフロップ302とフリップフロップ304はそれぞれフリップフロップ301とフリップフロップ303の出力データを入力し、再生したクロックでサンプリングをする。
XORゲート素子305、XORゲート素子306は排他論理和となる論理回路素子である。
XORゲート素子306はフリップフロップ301とフリップフロップ304の出力を入力し、入力信号の排他論理和した結果をカウンタ307に出力する。
XORゲート素子306はフリップフロップ302とフリップフロップ304の出力を入力し、入力信号の排他論理和した結果をカウンタ308に出力する。
XORゲート素子305とXORゲート素子306の出力は入力データと再生したクロックの位相差に基づいた信号である。
カウンタ307とカウンタ308は入力されたクロックに同期して入力されたデータに応じてカウントアップする論理回路である。例えば、入力されるデータがHighだとカウント値がアップされる。カウンタ307とカウンタ308はカウント値を一定周期毎にリセットするが、そのタイミグはカウンタ307とカウンタ308とで同期したタイミングである。カウンタ307の出力値はuカウンタ値といて出力し、カウンタ308の出力はdカウンタ値として出力する。カウンタ307とカウンタ308の出力はカウンタがリセットされる直前の値を保持する構成であり、次の周期のリセット直前に新しいカウンタ値に更新され出力される。
減算器309は入力される2つのデータを引き算して結果を出力する論理回路である。減算器309はカウンタ307が出力するuカウンタ値とカウンタ308が出力するdカウンタ値を入力しuカウンタ値−dカウンタ値を位相検出信号として出力する。
本実施例の位相検出器103が出力する位相検出信号は前述の通り入力データと再生したクロックの位相差によりビート周波数をもつ波形となるが、そのイメージは図5に記載する。
本実施例では位相検出器103にbang−bang型位相検出器の構成を用いているが、入力データと再生したクロックの位相差が検出できれば他の構成であってもよい。
(本実施例の周波数判別器102の処理フロー)
ここで、図4を用いて、図1(b)の周波数判別器102の処理フローを示す。
S401として、周波数判別器102のゼロクロス検出器111は入力した位相検出信号が概ねゼロとなり位相の進みと遅れが切り替わる点を検出する。ゼロクロス検出器111がゼロクロスを検出すると周波数判別器102の処理フローとしてS402へと進む。
S402として、方向検出器112は入力した位相検出信号が増加方向か減少方向かを検出する。方向検出器112が位相検出信号の方向を検出すると周波数判別器102の処理フローはS403へと進む。
S403として、エラー検出器110は入力データが期待したデータではないことを検出する。エラー検出器110が、入力データが期待したデータではないことを検出する処理が終わると周波数判別器102の処理フローはS404へと進む。
S404として判別器114が入力データと再生したクロックの周波数の高低を判別する処理を行う。判別器114が入力データと再生したクロックの周波数の高低を判別する処理を終えると周波数判別器114の処理フローは終了し、再び、開始に戻りS401から繰り返す。
ここで、S401、S402、S403は、実際はCPUなどが順番に処理を行うのではなく、並列に独立したハード処理である。よって、401、S402、S403の順番は入れ替わってもよい。周波数判別器102の処理フローを説明する便宜上、順番をつけて記載している。S401、S402、S403の順番は入れ替わってもよいが、S404の判別処理はS401のゼロクロスを検出したタイミングである。
S405からS409までの処理はS404の判別処理を示している。
S405として、判別器114は方向検出器112の出力結果から位相検出信号の波形が増加方向か否かを判断する。判別器114は位相検出信号が増加方向と判断すると、S406へと進み、増加方向ではないと判断するとS408へと進む。
S406として、判別器114はエラー検出器110の出力結果がエラーしたことを示しているか否かを判別する。判別器114はエラーをしたと判別するとS407へと進み、エラーを検出していないと判別すると判別処理を終了する。
S407として、判別器114はS405で位相検出信号は増加方向であると判別し、S406でエラーがあると判別したので、再生したクロックに対し入力データの方が、周波数が低いと判別し判別処理を終了する。
S408として、判別器114はエラー検出器110の出力結果がエラーしたことを示しているか否かを判別する。判別器114はエラーをしたと判別するとS409へと進み、エラーを検出していないと判別すると判別処理を終了する。
S409として、別器114はS405で位相検出信号は増加方向ではないと判別し、S406でエラーがあると判別したので、再生したクロックに対し入力データの方が、周波数が高いと判別し判別処理を終了する。
(周波数判別器102の信号波形のイメージ)
図4を用いて周波数判別器102の処理フローを説明したが、図5を用いて、周波数判別器102の信号波形のイメージを示す。
図5(a)と図5(b)の波形は横軸が時間、縦軸は任意単位のarbitray unitである。
図5(a)と図5(b)には位相検出信号とエラー信号、ゼロクロス信号、方向信号が記載されている。図5(a)と図5(b)の位相検出信号は入力データと再生したクロックの位相差によりビート周波数をもつ周期波形である。エラー信号は一定の幅をもったパルス波形であり、ゼロクロス信号はゼロクロスしたタイミングを示すのでインパルス応答波形、又は方向信号波形に比べて短い時間のパルス波形である。方向信号は位相検出信号が増加か減少かを示すパルス波形である。
図5(a)は入力データが再生したクロックよりも周波数が低い場合である。図5(a)の波形の場合、図4で示す周波数判別器102の処理フローはS405、S406、S407を通る。
図5(b)は入力データが再生したクロックよりも周波数が高い場合の図である。図5(b)の波形の場合、図4で示す周波数判別器102の処理フローはS405、S408、S409を通る。
このようにして、本発明のクロック再生回路101の周波数判別器102は入力データと再生したクロックの周波数の高低を判別する。
[他の実施例]
本発明に係るクロック再生回路101は、本実施例で説明したクロック再生回路101に限定されるものではない。前述の通り、クロック再生回路101を構成するPLLはフラクショナルPLLでなくてもよいし、位相検出器103はbang−bang位相検出器でなくてもよい。
またエラー検出器110は10b8bデコーダにより入力データのエラーを検出する例であるが、再生したクロックによりサンプリングされた入力データが期待値と不一致したことを検出できれば他の方法でエラー検出する構成であってもよい。
101 クロック再生回路、102 周波数判別器、103 位相検出器、
104 ループフィルタ、105 N分周器、106 M分周器、
107 位相周波数検出器、108 PLLフィルタ、109 VCO、
110 エラー検出器、111 ゼロクロス検出器、112 方向検出器、
113 L分周器、114 判別器

Claims (6)

  1. 入力データからクロックを生成するクロック再生回路であって、
    入力データと再生したクロックの位相差を検出する位相検出器と、
    Phase Locked Loop(PLL)と、
    位相検出器の出力からPLLを制御するための信号を生成するループフィルタと、
    入力データに対する再生したクロックの周波数の高低を判別してループフィルタにフィードバックする周波数判別器を備え、
    前記周波数判別器は、
    前記位相検出器の出力から位相差がおおよそゼロとなるタイミングを検出するゼロクロス検出器と、
    前記位相検出器の出力が増加か減少の方向を検出する方向検出器と、
    入力データが期待値に対し異なることを検出するエラー検出器と、
    再生したクロックを分周して低速な分周クロックを生成する分周器を備え、
    前記周波数判別器は、前記分周器で生成された分周クロックで動作し、前記ゼロクロス検出器が位相差ゼロを検出したタイミングで、前記方向検出器が検出した方向と前記エラー検出器が検出した結果に基づいて再生したクロックの周波数の高低を判別することを特徴とするクロック再生回路。
  2. 前記エラー検出器は一度エラーを検出すると一定期間エラーを検出した旨を知らせる信号を出力し、前記周波数判別器は前記ゼロクロス検出器が位相差ゼロを検出したタイミングで前記方向検出器が増加方向と検出した際に、前記エラー検出器がエラーを検出した旨を知らせる信号を出力している場合は、再生したクロックに対し入力データの方が、周波数が低いと判別し、前記周波数判別器は前記ゼロクロス検出器が位相差ゼロを検出したタイミングで前記方向検出器が減少方向と検出した際に、前記エラー検出器がエラーを検出した旨を知らせる信号を出力している場合は、再生したクロックに対し入力データの方が、周波数が高いと判別することを特徴とする請求項1に記載のクロック再生回路。
  3. 前記エラー検出器は、シリアルの入力データをパラレルデータに変換するSP変換器と、前記SP変換器で変換したパラレルデータである10ビットのデータを8ビットのデータと1ビット以上の付帯情報に変換する10b8b変換テーブルと、前記10ビットのデータが前記10b8b変換テーブルに存在しているか否かを検出するテーブルデータ判別器を備え、前記テーブルデータ判別器は前記10b8b変換テーブルに存在していないと判別するとデータはエラーであると判別することを特徴とする請求項1に記載のクロック再生回路。
  4. 前記位相検出器は、再生したクロックと入力データが入力される複数のフリップフロップと、前記複数フリップフロップの出力が入力される複数の排他論理和ゲートと、前記排他論理和ゲートの出力が入力される2つのカウンタと、前記カウンタの出力の減算処置を行う減算器を備え、前記減算器の出力を前記位相検出器の出力信号とすることを特徴とする請求項1に記載のクロック再生回路。
  5. 前記周波数判別器は、前記ゼロクロス検出器が位相差ゼロを検出したタイミングで前記エラー検出器がエラーを検出しなかった場合は、周波数の高低の判別をしないことを特徴とする請求項2に記載のクロック再生回路。
  6. 前記付帯情報とは、前記10b8b変換テーブルにより変換された8ビットの情報の内容を示すフラグ情報であることを特徴とする請求項3に記載のクロック再生回路。
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