JP2019125140A - 画像読取装置、画像読取方法、及び画像形成装置 - Google Patents

Abstract

【課題】ユーザーの利便性を向上する。【解決手段】画像読取装置２は、画像読取部２１と、処理部５０２と、判定部５０３と、決定部５０６とを備える。画像読取部２１は、バーコードＢを示すバーコード画像ＢＣを含む原稿画像Ｍを読み取り、原稿画像情報ＭＤを生成する。処理部５０２は、原稿画像情報ＭＤに対して文字認識処理を施し、原稿画像情報ＭＤをテキスト情報ＴＸＤに変換する。判定部５０３は、テキスト情報ＴＸＤが特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含むか否かを判定する。決定部５０６は、判定部５０３の判定結果に応じて、バーコードＢの読取条件ＣＤを決定する。【選択図】図３

Description

本発明は、画像読取装置、画像読取方法、及び画像形成装置に関する。

特許文献１に記載の文書管理装置は、バーコードを示すバーコード画像を含む原稿画像を読み取り、原稿画像情報を生成する。そして、原稿画像情報から、バーコード画像情報を抽出する。次に、バーコード画像情報を解析し、バーコード画像情報から文書ＩＤを取得する。更に、取得された文書ＩＤに対応する電子文書の有無を判定する。

特開２００５−１０７６９０号公報

特許文献１に記載の文書管理装置では、バーコードを読み取るためには、バーコードの読取条件を決定する必要がある。また、バーコードの読取条件をユーザーが決定する場合には、ユーザーの負荷が増大する。

本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ユーザーの利便性を向上可能な画像読取装置、画像読取方法、及び画像形成装置を提供することを目的としている。

本発明に係る画像読取装置は、画像読取部と、処理部と、判定部と、決定部とを備える。前記画像読取部は、バーコードを示すバーコード画像を含む原稿画像を読み取り、原稿画像情報を生成する。前記処理部は、前記原稿画像情報に対して文字認識処理を施し、前記原稿画像情報をテキスト情報に変換する。前記判定部は、前記テキスト情報が特定のテキスト情報を含むか否かを判定する。前記決定部は、前記判定部の判定結果に応じて、前記バーコードの読取条件を決定する。

本発明に係る画像読取方法は、画像読取装置が実行する画像読取方法である。前記画像読取方法は、画像読取ステップと、処理ステップと、判定ステップと、決定ステップとを含む。前記画像読取ステップでは、バーコードを示すバーコード画像を含む原稿画像を読み取り、原稿画像情報を生成する。前記処理ステップでは、前記原稿画像情報に対して文字認識処理を施し、前記原稿画像情報をテキスト情報に変換する。前記判定ステップでは、前記テキスト情報が特定のテキスト情報を含むか否かを判定する。前記決定ステップでは、前記判定ステップの判定結果に応じて、前記バーコードの読取条件を決定する。

本発明に係る画像形成装置は、画像形成部と、画像読取部と、処理部と、判定部と、決定部とを備える。前記画像形成部は、画像を記録媒体に形成する。前記画像読取部は、バーコードを示すバーコード画像を含む原稿画像を読み取り、原稿画像情報を生成する。前記処理部は、前記原稿画像情報に対して文字認識処理を施し、前記原稿画像情報をテキスト情報に変換する。前記判定部は、前記テキスト情報が特定のテキスト情報を含むか否かを判定する。前記決定部は、前記判定部の判定結果に応じて、前記バーコードの読取条件を決定する。

本発明に係る画像読取装置、画像読取方法、及び画像形成装置によれば、ユーザーの利便性を向上できる。

本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 （ａ）原稿画像の一例を示す図である。（ｂ）原稿画像の他の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る制御部の構成を示す図である。 第１記憶部に記憶されているバーコードの読取条件の一例を示す図である。 バーコード読取条件設定画面の一例を示す画面図である。 制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 制御部の処理の一例を示すフローチャートである。

以下、本発明の実施形態について、図面（図１〜図７）を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。

まず、図１を参照して、本実施形態に係る画像形成装置１００の構成について説明する。図１は、画像形成装置１００の構成を示す図である。画像形成装置１００は、カラー複合機である。画像形成装置１００は、原稿Ｒに形成された画像を読み取ると共に、トナーを用いて用紙Ｐに画像を形成する。

図１に示すように、画像形成装置１００は、画像形成ユニット１、画像読取ユニット２、原稿搬送ユニット３及び操作パネル４を備える。画像形成ユニット１は、用紙Ｐに画像を形成する。画像読取ユニット２は、原稿Ｒに形成された原稿画像を読み取り、原稿画像情報を生成する。原稿搬送ユニット３は、原稿Ｒを画像読取ユニット２に搬送する。操作パネル４は、ユーザーからの操作を受け付ける。画像読取ユニット２は、「画像読取装置」の一例に相当する。

画像形成ユニット１は、給送部１２、搬送部Ｌ、トナー供給部１３、画像形成部１４、定着部１６及び排出部１７を備える。画像形成部１４は、転写部１５を含む。

給送部１２は、用紙Ｐを搬送部Ｌへ供給する。搬送部Ｌは、用紙Ｐを転写部１５及び定着部１６を経由して排出部１７まで搬送する。

トナー供給部１３は、画像形成部１４にトナーを供給する。画像形成部１４は、用紙Ｐに画像を形成する。

転写部１５は、中間転写ベルト１５４を備える。画像形成部１４が、中間転写ベルト１５４上にシアン色、マゼンタ色、イエロー色、及び黒色のトナー像を転写する。複数色のトナー像が中間転写ベルト１５４上で重畳され、中間転写ベルト１５４上に画像が形成される。転写部１５は、中間転写ベルト１５４上に形成された画像を、用紙Ｐ上に転写する。その結果、用紙Ｐに画像が形成される。

定着部１６は、用紙Ｐを加熱及び加圧し、用紙Ｐに形成された画像を用紙Ｐに定着する。排出部１７は、用紙Ｐを画像形成装置１００の外部へ排出する。

画像読取ユニット２は、画像読取部２１と、制御部５とを備える。

画像読取部２１は、ＬＥＤ（Ｌｉｇｈｔ Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ）、コンタクトガラス、結像レンズ、及びイメージセンサーを備え、これらの各部材が一体化されたＣＩＳ（Ｃｏｎｔａｃｔ Ｉｍａｇｅ Ｓｅｎｓｏｒ）ユニットである。画像読取部２１は、バーコードを示すバーコード画像を含む原稿画像を読み取り、原稿画像情報を生成する。

制御部５は、画像形成装置１００の動作を制御する。制御部５は、プロセッサー５１及び記憶部５２を備える。プロセッサー５１は、例えばＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）を備える。記憶部５２は、半導体メモリーのようなメモリーを備え、ＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）を備えてもよい。記憶部５２は、制御プログラムを記憶している。

操作パネル４は、タッチパネル４１を備える。タッチパネル４１は、例えば、ＬＣＤ（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ）を備え、種々の画像を表示する。また、タッチパネル４１は、タッチセンサーを備え、ユーザーからの操作を受け付ける。

次に、図１及び図２を参照して、原稿画像Ｍの一例について説明する。図２（ａ）は、原稿画像ＭＡの一例を示す図である。図２（ａ）に示すように、原稿画像ＭＡは、バーコード画像ＢＣＡとテキスト画像ＴＸＡとを含む。バーコード画像ＢＣＡはバーコードＢＡを示す。テキスト画像ＴＸＡは、テキスト情報ＴＸＤＡを示す。テキスト情報ＴＸＤＡは、例えば、「帳票ＡＡＡ」というテキストに対応する。

図２（ｂ）は、原稿画像ＭＡとは相違する原稿画像ＭＢの一例を示す図である。図２（ｂ）に示すように、原稿画像ＭＢは、バーコード画像ＢＣＢ１と、バーコード画像ＢＣＢ２と、バーコード画像ＢＣＢ３と、バーコード画像ＢＣＢ４と、バーコード画像ＢＣＢ５と、バーコード画像ＢＣＢ６と、テキスト画像ＴＸＢとを含む。

バーコード画像ＢＣＢ１は、バーコードＢＢ１を示す。バーコード画像ＢＣＢ２は、バーコードＢＢ２を示す。バーコード画像ＢＣＢ３は、バーコードＢＢ３を示す。バーコード画像ＢＣＢ４は、バーコードＢＢ４を示す。バーコード画像ＢＣＢ５は、バーコードＢＢ５を示す。バーコード画像ＢＣＢ６は、バーコードＢＢ６を示す。

テキスト画像ＴＸＢは、テキスト情報ＴＸＤＢを示す。テキスト情報ＴＸＤＢは、例えば、「帳票ＢＢＢ」というテキストに対応する。

以下の説明において、原稿画像ＭＡ及び原稿画像ＭＢの各々を、原稿画像Ｍと総称する場合がある。バーコード画像ＢＣＡ及びバーコード画像ＢＣＢ１〜バーコード画像ＢＣＢ６の各々を、バーコード画像ＢＣと総称する場合がある。バーコードＢＡ及びバーコードＢＢ１〜バーコードＢＢ６の各々を、バーコードＢと総称する場合がある。テキスト画像ＴＸＡ及びテキスト画像ＴＸＢの各々を、テキスト画像ＴＸと総称する場合がある。テキスト情報ＴＸＤＡ及びテキスト情報ＴＸＤＢの各々を、テキスト情報ＴＸＤと総称する場合がある。

次に、図１〜図３を参照して、本発明の実施形態に係る制御部５の構成について説明する。図３は、制御部５の構成を示す図である。図３に示すように、制御部５は、取得部５０１、処理部５０２、判定部５０３、受付部５０４、選定部５０５、決定部５０６、読取部５０７、第１記憶部５２１及び第２記憶部５２２を備える。具体的には、制御部５のプロセッサー５１が制御プログラムを実行することによって、取得部５０１、処理部５０２、判定部５０３、受付部５０４、選定部５０５、決定部５０６及び読取部５０７として機能する。制御部５の記憶部５２は、第１記憶部５２１及び第２記憶部５２２として機能する。

第１記憶部５２１は、特定のテキスト情報ＴＸＰＤと、読取条件ＣＤとを対応付けて記憶する。読取条件ＣＤは、バーコード画像ＢＣからバーコード情報ＢＣＤを読み取るために必要な条件を示す。バーコード情報ＢＣＤは、バーコードＢが示す情報である。読取条件ＣＤは、原稿画像Ｍにおけるバーコード画像ＢＣの領域ＰＢ、バーコードＢのタイプＴＰ、バーコードＢの桁数ＮＢ及びバーコードＢのチェックデジット方式ＣＨを含む。読取条件ＣＤについては、後述にて図４を参照して詳細に説明する。

第２記憶部５２２は、受付部５０４が受け付けた読取条件ＣＤを記憶する。

取得部５０１は、画像読取部２１から原稿画像情報ＭＤを取得する。

処理部５０２は、原稿画像情報ＭＤに対して文字認識処理を施し、原稿画像情報ＭＤをテキスト情報ＴＸＤに変換する。

テキスト情報ＴＸＤは、文字ＣＲの字体を示す情報、文字ＣＲのサイズを示す情報、及び文字ＣＲの色を示す情報を含む。また、文字ＣＲは、テキスト情報ＴＸＤに対応するテキストＴＸに含まれる。

判定部５０３は、テキスト情報ＴＸＤが特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含むか否かを判定する。

受付部５０４は、読取条件ＣＤの入力を受け付ける。具体的には、受付部５０４は、タッチパネル４１へのユーザーの入力に基づいて、読取条件ＣＤの入力を受け付ける。受付部５０４の処理については、後述にて図５を参照して詳細に説明する。

選定部５０５は、２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤの各々に対応する優先順位ＰＲに基づいて、２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤの中から１つの特定のテキスト情報ＴＸＰＤを選定する。

決定部５０６は、判定部５０３の判定結果に応じて、バーコードＢの読取条件ＣＤを決定する。具体的には、決定部５０６は、特定のテキスト情報ＴＸＰＤに対応する読取条件ＣＤを第１記憶部５２１から読み出して、読取条件ＣＤを決定する。

読取部５０７は、読取条件ＣＤに基づいて、バーコード画像ＢＣからバーコード情報ＢＣＤを取得する。

以上、図１〜図３を参照して説明したように、本発明の実施形態では、原稿画像情報ＭＤをテキスト情報ＴＸＤに変換し、テキスト情報ＴＸＤが特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含む場合には、特定のテキスト情報ＴＸＰＤに対応するバーコードＢの読取条件ＣＤを決定する。よって、ユーザーがバーコードＢの読取条件ＣＤを決定する必要がない。したがって、ユーザーの利便性を向上できる。

また、読取条件ＣＤは、原稿画像Ｍにおけるバーコード画像ＢＣの領域ＰＢ、バーコードＢのタイプＴＰ、バーコードＢの桁数ＮＢ及びバーコードＢのチェックデジット方式ＣＨを含む。したがって、バーコードＢを正確に読み取ることができる。

更に、特定のテキスト情報ＴＸＰＤに対応する読取条件ＣＤを第１記憶部５２１から読み出して、読取条件ＣＤを決定する。したがって、簡単な処理で読取条件ＣＤを正確に決定できる。

また、テキスト情報ＴＸＤは、テキストＴＸに含まれる文字ＣＲの字体を示す情報、文字ＣＲのサイズを示す情報、及び文字ＣＲの色を示す情報を含む。したがって、バーコードＢの読取条件ＣＤを更に正確に決定できる。

なお、本発明の実施形態では、読取条件ＣＤが、原稿画像Ｍにおけるバーコード画像ＢＣの領域ＰＢ、バーコードＢのタイプＴＰ、バーコードＢの桁数ＮＢ及びバーコードＢのチェックデジット方式ＣＨを含むが、本発明はこれに限定されない。読取条件ＣＤが、原稿画像Ｍにおけるバーコード画像ＢＣの領域ＰＢ、バーコードＢのタイプＴＰ、バーコードＢの桁数ＮＢ及びバーコードＢのチェックデジット方式ＣＨの少なくとも１つを含めばよい。例えば、原稿Ｒにおけるバーコード画像ＢＣの領域ＰＢ及びバーコードＢのタイプＴＰが予め規定されている場合には、読取条件ＣＤがバーコードＢの桁数ＮＢ及びバーコードＢのチェックデジット方式ＣＨの２つから構成される。

また、本発明の実施形態では、テキスト情報ＴＸＤは、テキストＴＸに含まれる文字ＣＲの字体を示す情報、文字ＣＲのサイズを示す情報、及び文字ＣＲの色を示す情報を含むが、本発明はこれに限定されない。テキスト情報ＴＸＤが、テキストＴＸに含まれる文字ＣＲの字体を示す情報、文字ＣＲのサイズを示す情報、及び文字ＣＲの色を示す情報の少なくとも１つを含めばよい。

次に、図３及び図４を参照して、テキスト情報ＴＸＤが２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含む場合の制御部５の処理について説明する。図４は、第１記憶部５２１に記憶されているバーコードＢの読取条件ＣＤの一例を示す図である。図４に示すように、バーコードＢの読取条件ＣＤは、優先順位ＰＲ及び特定のテキスト情報ＴＸＰＤに対応付けられて第１記憶部５２１に記憶されている。

優先順位ＰＲは、テキスト情報ＴＸＤが２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含む場合に、２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤの中から１つの特定のテキスト情報ＴＸＰＤを選定部５０５が選定するために用いられる。

読取条件ＣＤは、バーコードＢのタイプＴＰ、バーコードＢの桁数ＮＢ、バーコードＢのチェックデジット方式ＣＨ及び原稿画像Ｍにおけるバーコード画像ＢＣの領域ＰＢを含む。

領域ＰＢは、開始位置ＳＰとサイズＳＺとを含む。開始位置ＳＰは、原稿画像Ｍにおけるバーコード画像ＢＣの始点位置の座標を示す。座標は、Ｘ座標とＹ座標とから構成される。Ｘ座標は、原稿Ｒの幅方向の位置を示す。Ｙ座標は、Ｘ座標と直交する方向の位置を示す。Ｘ座標及びＹ座標の原点は、原稿Ｒの左上の端を示す。バーコードＢの開始位置ＳＰは、バーコード画像ＢＣの左上の端のＸ座標及びＹ座標を示す。

サイズＳＺは、幅と高さとを含む。幅は、バーコード画像ＢＣの幅方向のサイズを示す。高さは、バーコード画像ＢＣの幅方向と直交する方向のサイズを示す。

例えば、優先順位ＰＲが「１」の特定のテキスト情報ＴＸＰＤである「帳票ＡＡＡ」には、以下に示す読取条件ＣＤが対応付けられている。すなわち、バーコードＢのタイプＴＰが「ＪＡＮ」であり、桁数ＮＢが「１６」であり、チェックデジット方式ＣＨが、「モジュラス１０ウェイト３」である。また、バーコードＢの開始位置ＳＰが（１００、２０）であり、サイズＳＺが幅７０ｍｍ、高さ１０ｍｍである。

また、例えば、優先順位ＰＲが「２」の特定のテキスト情報ＴＸＰＤである「帳票ＢＢＢ」には、以下に示す読取条件ＣＤが対応付けられている。すなわち、バーコードＢのタイプＴＰが「ＩＴＦ」であり、桁数ＮＢが「１５」であり、チェックデジット方式ＣＨが、「モジュラス１０ウェイト３」である。また、バーコードＢの開始位置ＳＰが（１５、１２０）であり、サイズＳＺが幅５０ｍｍ、高さ１０ｍｍである。

更に、例えば、優先順位ＰＲが「３」の特定のテキスト情報ＴＸＰＤである「請求書」には、以下に示す読取条件ＣＤが対応付けられている。すなわち、バーコードＢのタイプＴＰが「ＮＷ−７」であり、桁数ＮＢが「８」であり、チェックデジット方式ＣＨが、「モジュラス１１」である。また、バーコードＢの開始位置ＳＰが（５０、７０）であり、サイズＳＺが幅６０ｍｍ、高さ１０ｍｍである。

次に、図３及び図４を参照して、図３に示す制御部５の構成について更に説明する。判定部５０３は、テキスト情報ＴＸＤが２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含むか否かを判定する。テキスト情報ＴＸＤが２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含むと判定部５０３が判定した場合に、選定部５０５は、２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤの中から１つの特定のテキスト情報ＴＸＰＤを選定する。

具体的には、選定部５０５は、２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤの各々に対応する優先順位ＰＲに基づいて、２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤの中から１つの特定のテキスト情報ＴＸＰＤを選定する。更に具体的には、選定部５０５は、２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤの各々に対応する優先順位ＰＲの中から優先順位ＰＲの最も高い特定のテキスト情報ＴＸＰＤを選定する。

決定部５０６は、選定部５０５が選定した１つの特定のテキスト情報ＴＸＰＤに基づいて、バーコードＢの読取条件ＣＤを決定する。

例えば、テキスト情報ＴＸＤが、２つの特定のテキスト情報ＴＸＰＤとして、「帳票ＡＡＡ」と「請求書」とを含む場合について以下に説明する。「帳票ＡＡＡ」を示す特定のテキスト情報ＴＸＰＤの優先順位ＰＲは「１」であり、「請求書」を示す特定のテキスト情報ＴＸＰＤの優先順位ＰＲは「３」である。そこで、この場合には、決定部５０６は、優先順位ＰＲの高いテキスト情報ＴＸＰＤである「帳票ＡＡＡ」に対応するバーコードＢの読取条件ＣＤを決定する。

以上、図３及び図４を参照して説明したように、本発明の実施形態では、テキスト情報ＴＸＤが２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含む場合に、２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤの中から１つの特定のテキスト情報ＴＸＰＤを選定する。そして、選定された１つの特定のテキスト情報ＴＸＰＤに基づいて、バーコードＢの読取条件ＣＤを決定する。したがって、テキスト情報ＴＸＤが２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含む場合であっても、適正な読取条件ＣＤを決定できる。

また、２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤの各々に対応する優先順位ＰＲに基づいて、２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤの中から１つの特定のテキスト情報ＴＸＰＤを選定する。したがって、簡単な処理で適正な読取条件ＣＤを決定できる。

次に、図３〜図５を参照して、テキスト情報ＴＸＤが特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含まない場合の制御部５の処理について説明する。図５は、バーコード読取条件設定画面７００の一例を示す画面図である。バーコード読取条件設定画面７００は、受付部５０４によってタッチパネル４１に表示される。図５に示すように、バーコード読取条件設定画面７００は、タイプ設定部７１０、桁数設定部７２０、チェックデジット方式設定部７３０、領域設定部７４０、ＯＫボタン７５０及びキャンセルボタン７６０を含む。

タイプ設定部７１０は、ユーザーの入力に基づいて、バーコードＢのタイプＴＰを設定する。タイプ設定部７１０は、ＪＡＮボタン７１１、ＩＴＦボタン７１２及びＮＷ−７ボタン７１３を含む。

ＪＡＮボタン７１１は、バーコードＢのタイプＴＰを「ＪＡＮ」に設定する場合にユーザーによってタッチされる。ＩＴＦボタン７１２は、バーコードＢのタイプＴＰを「ＩＴＦ」に設定する場合にユーザーによってタッチされる。ＮＷ−７ボタン７１３は、バーコードＢのタイプＴＰを「ＮＷ−７」に設定する場合にユーザーによってタッチされる。

桁数設定部７２０は、ユーザーの入力に基づいて、バーコードＢの桁数ＮＢを設定する。桁数設定部７２０は、第１桁数設定部７２１、第２桁数設定部７２２及び第３桁数設定部７２３を含む。

第１桁数設定部７２１は、バーコードＢのタイプＴＰが「ＪＡＮ」である場合に、ユーザーの入力に基づいて桁数ＮＢを設定する。例えば、第１桁数設定部７２１は、操作パネル４に配置されたテンキーの入力に応じて、桁数ＮＢを設定する。

第２桁数設定部７２２は、バーコードＢのタイプＴＰが「ＩＴＦ」である場合に、ユーザーの入力に基づいて桁数ＮＢを設定する。第３桁数設定部７２３は、バーコードＢのタイプＴＰが「ＮＷ−７」である場合に、ユーザーの入力に基づいて桁数ＮＢを設定する。

チェックデジット方式設定部７３０は、ユーザーの入力に基づいて、バーコードＢのチェックデジット方式ＣＨを設定する。チェックデジット方式設定部７３０は、第１方式設定部７３１、第２方式設定部７３２及び第３方式設定部７３３を含む。

第１方式設定部７３１は、バーコードＢのタイプＴＰが「ＪＡＮ」である場合に、ユーザーの入力に基づいてチェックデジット方式ＣＨを設定する。例えば、第１方式設定部７３１をユーザーがタッチすることによって、選択可能な複数のチェックデジット方式ＣＨがタッチパネル４１に表示される。そして、表示された選択可能な複数のチェックデジット方式ＣＨの中から１つのチェックデジット方式ＣＨをユーザーがタッチすることによって、チェックデジット方式ＣＨを設定する。

第２方式設定部７３２は、バーコードＢのタイプＴＰが「ＩＴＦ」である場合に、ユーザーの入力に基づいてチェックデジット方式ＣＨを設定する。第３方式設定部７３３は、バーコードＢのタイプＴＰが「ＮＷ−７」である場合に、ユーザーの入力に基づいてチェックデジット方式ＣＨを設定する。

領域設定部７４０は、開始位置設定部７４１とサイズ設定部７４２とを含む。開始位置設定部７４１は、ユーザーの入力に基づいて開始位置ＳＰを設定する。サイズ設定部７４２は、ユーザーの入力に基づいてサイズＳＺを設定する。

開始位置設定部７４１は、Ｘ座標設定部７４１ＡとＹ座標設定部７４１Ｂとを含む。Ｘ座標設定部７４１Ａは、ユーザーの入力に基づいて開始位置ＳＰのＸ座標を設定する。例えば、Ｘ座標設定部７４１Ａは、操作パネル４に配置されたテンキーの入力に応じて、開始位置ＳＰのＸ座標を設定する。Ｙ座標設定部７４１Ｂは、ユーザーの入力に基づいて開始位置ＳＰのＹ座標を設定する。

サイズ設定部７４２は、幅設定部７４２Ａと高さ設定部７４２Ｂとを含む。幅設定部７４２Ａは、ユーザーの入力に基づいてサイズＳＺのうちの幅を設定する。例えば、幅設定部７４２Ａは、操作パネル４に配置されたテンキーの入力に応じて、サイズＳＺのうちの幅を設定する。高さ設定部７４２Ｂは、ユーザーの入力に基づいてサイズＳＺのうちの高さを設定する。

ＯＫボタン７５０は、タイプ設定部７１０、桁数設定部７２０、チェックデジット方式設定部７３０及び領域設定部７４０に設定された条件を読取条件ＣＤに決定する場合にユーザーによってタッチされるボタンである。

キャンセルボタン７６０は、タイプ設定部７１０、桁数設定部７２０、チェックデジット方式設定部７３０及び領域設定部７４０に設定された条件をキャンセルする場合にユーザーによってタッチされるボタンである。

次に、図３及び図５を参照して、図３に示す制御部５の構成について更に説明する。テキスト情報ＴＸＤが特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含まないと判定部５０３が判定した場合に、受付部５０４は、読取条件ＣＤの入力を受け付ける。具体的には、受付部５０４は、タッチパネル４１にバーコード読取条件設定画面７００を表示する。

そして、バーコード読取条件設定画面７００に対するユーザーの入力を受け付けることによって、受付部５０４は、読取条件ＣＤを受け付ける。また、受付部５０４は、受け付けた読取条件ＣＤを第２記憶部５２２に書き込む。

決定部５０６は、受付部５０４の受付結果に基づいて、読取条件ＣＤを決定する。すなわち、決定部５０６は、受付部５０４が受け付けた読取条件ＣＤに、読取条件ＣＤを決定する。

以上、図３〜図５を参照して説明したように、本発明の実施形態では、テキスト情報ＴＸＤが特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含まない場合に、読取条件ＣＤの入力を受け付ける。そして、受け付けた読取条件ＣＤに基づいて、読取条件ＣＤを決定する。したがって、テキスト情報ＴＸＤが特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含まない場合であっても、適正な読取条件ＣＤを決定できる。

次に、図３〜図７を参照して、制御部５の処理について説明する。図６及び図７は、制御部５の処理の一例を示すフローチャートである。
図６に示すように、まず、ステップＳ１０１において、画像読取部２１が原稿画像情報ＭＤを生成する。
次に、ステップＳ１０３において、取得部５０１は、画像読取部２１から原稿画像情報ＭＤを取得する。
次に、ステップＳ１０５において、処理部５０２は、原稿画像情報ＭＤに対して文字認識処理を施し、原稿画像情報ＭＤをテキスト情報ＴＸＤに変換する。
次に、ステップＳ１０７において、判定部５０３は、テキスト情報ＴＸＤが特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含むか否かを判定する。
テキスト情報ＴＸＤが特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含まないと判定部５０３が判定した場合（ステップＳ１０７でＮＯ）には、処理が図７のステップＳ１１７に進む。テキスト情報ＴＸＤが特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含むと判定部５０３が判定した場合（ステップＳ１０７でＹＥＳ）には、処理がステップＳ１０９に進む。

そして、ステップＳ１０９において、判定部５０３は、特定のテキスト情報ＴＸＰＤの個数が１つであるか否かを判定する。
特定のテキスト情報ＴＸＰＤの個数が１つであると判定部５０３が判定した場合（ステップＳ１０９でＹＥＳ）には、処理がステップＳ１１３に進む。特定のテキスト情報ＴＸＰＤの個数が１つではないと判定部５０３が判定した場合（ステップＳ１０９でＮＯ）には、処理がステップＳ１１１に進む。
そして、ステップＳ１１１において、選定部５０５は、２つ以上の特定のテキスト情報ＴＸＰＤの中から１つの特定のテキスト情報ＴＸＰＤを選定する。
次に、ステップＳ１１３において、決定部５０６は、特定のテキスト情報ＴＸＰＤに基づいて、バーコードＢの読取条件ＣＤを決定する。
次に、ステップＳ１１５において、読取部５０７は、読取条件ＣＤに基づいて、バーコードＢを読み取り、バーコード情報ＢＣＤを取得して、処理が終了する。

ステップＳ１０７でＮＯの場合には、図７に示すように、ステップＳ１１７において、制御部５は、読取条件ＣＤが第２記憶部５２２に記憶されているか否かを判定する。
読取条件ＣＤが第２記憶部５２２に記憶されていると制御部５が判定した場合（ステップＳ１１７でＹＥＳ）には、処理がステップＳ１２７に進む。読取条件ＣＤが第２記憶部５２２に記憶されていないと制御部５が判定した場合（ステップＳ１１７でＮＯ）には、処理がステップＳ１１９に進む。
そして、ステップＳ１１９において、受付部５０４は、タッチパネル４１にバーコード読取条件設定画面７００を表示する。
次に、ステップＳ１２１において、受付部５０４は、読取条件ＣＤを受け付ける。
次に、ステップＳ１２３において、受付部５０４は、読取条件ＣＤを第２記憶部５２２に書き込む。
次に、ステップＳ１２５において、決定部５０６は、受付部５０４が受け付けた読取条件ＣＤに読取条件ＣＤを決定し、処理が図６のステップＳ１１５に進む。

ステップＳ１１７でＹＥＳの場合には、ステップＳ１２７において、決定部５０６は、読取条件ＣＤを第２記憶部５２２から読み出す。
次に、ステップＳ１２９において、決定部５０６は、第２記憶部５２２から読み出した読取条件ＣＤに読取条件ＣＤを決定し、処理が図６のステップＳ１１５に進む。

ステップＳ１０１が「画像読取ステップ」の一例に相当し、ステップＳ１０５が「処理ステップ」の一例に相当し、ステップＳ１０７が「判定ステップ」の一例に相当し、ステップＳ１１３が「決定ステップ」の一例に相当する。

以上、図３〜図７を参照して説明したように、本発明の実施形態では、テキスト情報ＴＸＤが特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含まない場合に、読取条件ＣＤを第２記憶部５２２から読み出して、読取条件ＣＤを決定する。したがって、テキスト情報ＴＸＤが特定のテキスト情報ＴＸＰＤを含まない場合であっても、簡単な処理で適正な読取条件ＣＤを決定できる。

以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である（例えば、下記に示す（１）〜（２））。図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合がある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。

（１）図１を参照して説明したように、本発明の実施形態では、画像形成装置１００がカラー複合機であるが、本発明はこれに限定されない。画像形成装置が、画像読取部２１と、制御部５とを備えればよい。例えば、画像形成装置が、スキャナーでもよいし、モノクロ複写機でもよい。

（２）図１及び図２を参照して説明したように、バーコードＢが１次元バーコードであるが、本発明はこれに限定されない。バーコードＢが１次元バーコード及び２次元バーコードの少なくとも一方であればよい。例えば、バーコードＢが２次元バーコードでもよい。２次元バーコードは、例えば、ＱＲコード（登録商標）である。

本発明は、画像読取装置、画像読取方法、及び画像形成装置の分野に利用可能である。

１００ 画像形成装置
１ 画像形成ユニット
１４ 画像形成部
２ 画像読取ユニット（画像読取装置）
２１ 画像読取部
５ 制御部
５１ プロセッサー
５０１ 取得部
５０２ 処理部
５０３ 判定部
５０４ 受付部
５０５ 選定部
５０６ 決定部
５０７ 読取部
５２ 記憶部
５２１ 第１記憶部
５２２ 第２記憶部
３ 原稿搬送ユニット
４ 操作パネル
４１ タッチパネル
Ｒ 原稿
Ｍ 原稿画像
ＭＤ 原稿画像情報
Ｂ バーコード
ＢＣ バーコード画像
ＢＣＤ バーコード情報
ＣＤ 読取条件
ＰＢ 領域
ＴＰ タイプ
ＮＢ 桁数
ＣＨ チェックデジット方式

Claims (10)

1. バーコードを示すバーコード画像を含む原稿画像を読み取り、原稿画像情報を生成する画像読取部と、
   前記原稿画像情報に対して文字認識処理を施し、前記原稿画像情報をテキスト情報に変換する処理部と、
   前記テキスト情報が特定のテキスト情報を含むか否かを判定する判定部と、
   前記判定部の判定結果に応じて、前記バーコードの読取条件を決定する決定部と
   を備える、画像読取装置。
2. 前記読取条件は、前記原稿画像における前記バーコード画像の領域、前記バーコードのタイプ、前記バーコードの桁数、及び前記バーコードのチェックデジット方式の少なくとも１つを含む、請求項１に記載の画像読取装置。
3. 前記特定のテキスト情報と、前記読取条件とを対応付けて記憶する第１記憶部を更に備え、
   前記決定部は、前記特定のテキスト情報に対応する前記読取条件を前記第１記憶部から読み出して、前記読取条件を決定する、請求項１又は請求項２に記載の画像読取装置。
4. 前記判定部は、前記テキスト情報が２つ以上の前記特定のテキスト情報を含むか否かを更に判定し、
   前記２つ以上の前記特定のテキスト情報の中から１つの前記特定のテキスト情報を選定する選定部を更に備え、
   前記テキスト情報が前記２つ以上の前記特定のテキスト情報を含むと前記判定部が判定した場合に、前記選定部は、前記２つ以上の前記特定のテキスト情報の中から１つの前記特定のテキスト情報を選定し、
   前記決定部は、前記１つの前記特定のテキスト情報に基づいて、前記読取条件を決定する、請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の画像読取装置。
5. 前記特定のテキスト情報には、予め優先順位が付与されており、
   前記選定部は、前記２つ以上の前記特定のテキスト情報の各々に対応する前記優先順位に基づいて、前記２つ以上の前記特定のテキスト情報の中から１つの前記特定のテキスト情報を選定する、請求項４に記載の画像読取装置。
6. 前記読取条件の入力を受け付ける受付部を更に備え、
   前記受付部は、前記テキスト情報が前記特定のテキスト情報を含まないと前記判定部が判定した場合に、前記読取条件の入力を受け付け、
   前記決定部は、前記受付部の受付結果に基づいて、前記読取条件を決定する、請求項１から請求項５のいずれか１項に記載の画像読取装置。
7. 前記受付部が受け付けた前記読取条件を記憶する第２記憶部を更に備え、
   前記テキスト情報が前記特定のテキスト情報を含まないと前記判定部が判定した場合に、前記決定部は、前記読取条件を前記第２記憶部から読み出して、前記読取条件を決定する、請求項６に記載の画像読取装置。
8. 前記テキスト情報は、文字の字体を示す情報、前記文字のサイズを示す情報、及び前記文字の色を示す情報のうち少なくとも１つを含み、
   前記文字は、前記テキスト情報に対応するテキストに含まれる、請求項１から請求項７のいずれか１項に記載の画像読取装置。
9. 画像読取装置が実行する画像読取方法であって、
   バーコードを示すバーコード画像を含む原稿画像を読み取り、原稿画像情報を生成する画像読取ステップと、
   前記原稿画像情報に対して文字認識処理を施し、前記原稿画像情報をテキスト情報に変換する処理ステップと、
   前記テキスト情報が、特定のテキスト情報を含むか否かを判定する判定ステップと、
   前記判定ステップの判定結果に応じて、前記バーコードの読取条件を決定する決定ステップと
   を含む、画像読取方法。
10. 画像を記録媒体に形成する画像形成部と、
    バーコードを示すバーコード画像を含む原稿画像を読み取り、原稿画像情報を生成する画像読取部と、
    前記原稿画像情報に対して文字認識処理を施し、前記原稿画像情報をテキスト情報に変換する処理部と、
    前記テキスト情報が特定のテキスト情報を含むか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じて、前記バーコードの読取条件を決定する決定部と
    を備える、画像形成装置。

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