JP2019111691A - マーカユニットの製造方法 - Google Patents

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康幸 福田
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Abstract

【課題】マーカユニットにおいて、姿勢判断部の複数の凸部における、樹脂のつなぎ目の発生を防止するマーカユニットの製造方法の提供。【解決手段】二色成形により、下基板と上基板とを含むマーカユニットを製造する方法。マーカユニットは下基板10上に上基板が配置され、上基板に下基板10が露出する露出部を有し、露出部内に姿勢判断部を有し、姿勢判断部が連続する複数の凸部を有し、第1金型内に第1樹脂を導入して下基板および下基板上に複数の第1領域311を形成する第1成形工程、および、第2金型内に第2樹脂を導入し、下基板10上に上基板、および複数の第1領域311間に複数の第2領域を形成する第2成形工程を含み、下基板10は、前記上基板を形成する第2樹脂のゲート位置70と複数の第1領域311との間において、複数の第1領域311が連続する方向に沿って、上方向に突出する第1壁部80を有する、マーカユニットの製造方法。【選択図】図4

Description

本発明は、マーカユニットの製造方法に関する。
拡張現実感(Augmented Reality、以下、「AR」ともいう)およびロボティクス等の分野において、物体の位置および姿勢等を認識するために、いわゆる視認マーカが使用されている。前記マーカとしては、例えば、二次元コードであるARマーカが一般的である。前記ARマーカは、一般的に、基板上に図形で表わされている。カメラ等の検出機器によって、前記ARマーカを検出すると、前記検出機器に対する前記ARマーカの傾きに依存して、前記検出機器により検知される前記図形の画像が変化する。この変化した画像に基づいて、前記検出機器に対する前記ARマーカの傾き角度(回転角度)が検出される。しかしながら、前記ARマーカのみでは、傾き角度の検出精度が十分ではないという問題があった。
他方、検出精度に優れるVMP(可変モアレパターン)を搭載した高精度マーカが報告されている。前記VMPは、前記検出機器から見る角度に応じて、現れる像の形や場所が変位する。前記高精度マーカは、一般的に、四角の基板の四隅に、計測基準となる丸印を有し、前記4つの丸印で囲まれる領域内に、前記VMPが配置されている。前記高精度マーカでは、まず、四隅の計測基準である丸印が検出されることで、計測領域が把握され、続いて、前記計測領域内の前記VMPが検知される。しかしながら、前記計測基準によって角度の検知精度は向上するが、回転角度を見失う場合がある。
そこで、前記ARと前記VMPと前記計測基準とが搭載されたマーカも報告されている(特許文献1)。しかし、このマーカによっては、前記検出機器によりマーカを検出した際、その画像のみからでは前記マーカの向きが判断できないという問題がある。
特開2012−145559号公報
そこで、上記のようなマーカを搭載するマーカユニットにおいて、姿勢判断部を設ける形態が検討されている。姿勢判断部とは、例えば、前記マーカユニットが配置された物体の姿勢を判断するためのものである。前記姿勢判断部は、複数の凸部が平行に形成されており、前記各凸部は、稜線と、前記稜線を頂点とする2つの傾斜面を有している。そして、複数の凸部のうち、中央の基準凸部は、黒樹脂で形成され、その他の凸部は、前記稜線から前記基準凸部側が白樹脂で形成され、前記稜線から前記基準凸部とは反対側が黒樹脂で形成されている。つまり、前記各凸部が、中央寄りの半分が白樹脂、残り半分が黒樹脂で形成され、両者の重ね合わせにより頂点が形成されている。前記マーカユニットによれば、前記姿勢判断部における白樹脂で形成された傾斜面と黒樹脂で形成された傾斜面の見え方から、前記マーカユニットの向きを判断することができる。
前記姿勢判断部を二色成形で成形する場合、前記凸部の半分を一色目の樹脂(例えば、黒樹脂)で形成した後、その間隙に、二色目の樹脂(例えば、白色)を導入させることによって、前記凸部が形成される。しかしながら、前記凸部において、前記二色目の樹脂で形成された残り半分には、前記樹脂のつなぎ目のような構造が発生するという問題がある。このように、前記樹脂のつなぎ目のような構造が前記姿勢判断部に発生すると、前記凸部の頂角部において、前記一色目の樹脂の成形体と前記二色目の樹脂の成形体との間で、部分的に隙間が生じ、結果として、前記マーカユニットの向きの判断において、精度が低下する。
そこで、本発明は、例えば、前記姿勢判断部における複数の凸部における、前述のような樹脂のつなぎ目の発生を防止する、マーカユニットの製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のマーカユニットの製造方法は、
二色成形により、下基板と上基板とを含むマーカユニットを製造する方法であって、
前記マーカユニットは、
前記下基板上に、前記上基板が配置され、
前記上基板が、前記下基板が露出する露出部を有し、
前記露出部内に、姿勢判断部を有し、
前記姿勢判断部は、
連続する複数の凸部を有し、
前記各凸部は、
互いに平行な稜線と、前記稜線を頂点とする一方の第1傾斜面を含む第1領域と、前記稜線を頂点とする他方の第2傾斜面を含む第2領域と、を有し、
第1金型内に第1樹脂を導入して、前記下基板、および、前記下基板上に複数の前記第1領域を形成する第1成形工程、および、
第2金型内に第2樹脂を導入して、前記下基板上に前記上基板、および、前記複数の第1領域間に複数の前記第2領域を形成する第2成形工程を含み、
前記第1成形工程で形成される前記下基板は、
前記上基板を形成する第2樹脂のゲート位置と前記複数の第1領域との間において、前記複数の第1領域が連続する方向に沿って、上方向に突出する第1壁部を有することを特徴とする。
本発明のマーカユニットの製造方法によれば、前記下基板に前記第1壁部を形成することによって、前述のような、樹脂のつなぎ目の発生を防止できる。
図1(A)は、マーカユニットの上方向から見た平面図であり、図1(B)は、前記マーカユニットの断面図である。 図2(A)は、マーカユニットにおける姿勢判断部を上方向から見た平面図であり、図2(B)および(C)は、前記姿勢判断部の断面図である。 図3(A)は、下基板の参照例を示す平面図であり、図3(B)は、前記下基板の断面図である。 図4(A)は、本発明における下基板の一例を示す平面図であり、図4(B)および(C)は、前記下基板の断面図である。 図5(A)は、本発明における下基板の一例を示す平面図であり、図5(B)および(C)は、前記下基板の断面図である。 図6は、本発明における下基板の一例を示す平面図である。 図7(A)は、本発明における下基板の一例を示す平面図であり、図7(B)は、前記下基板の断面図である。
本発明のマーカユニットの製造方法において、例えば、前記下基板は、平行に位置する2つの前記第1壁部を有する。
本発明のマーカユニットの製造方法において、例えば、前記下基板は、さらに、上方向に突出する2つの第2壁部を有し、前記2つの第2壁部は、それぞれ、前記2つの第1壁部の端部間に形成されている。
本発明において、前記マーカユニットは、便宜上、視認側を「上方向」といい、その反対側を「下方向」という。このため、前記マーカユニットにおいて、「上基板」とは、視認側の基板であり、「下基板」とは、上基板に対して下方向に位置する基板である。また、「稜線が平行」とは、略平行の意味を含み、例えば、一方の稜線に対する他方の稜線の角度が±5°以内、好ましくは0°の状態を意味する。
つぎに、本発明の実施形態について、図を用いて説明する。本発明は、下記の実施形態によって何ら限定および制限されない。各図において、同一箇所には同一符号を付している。なお、図においては、説明の便宜上、各部の構造は、適宜、簡略化して示す場合があり、各部の寸法比等は、図の条件には制限されない。なお、以下、前記下基板と上基板とを含む積層体において、下基板側を下方向、上基板側を上方向という。
(実施形態1)
まず、本発明のマーカユニットの製造方法により製造されるマーカユニットの基本構成の一例を、図1に示す。図1(A)は、上面側から見たマーカユニット1の平面図であり、図1(B)は、マーカユニット1のI−I方向から見た断面図である。マーカユニット1は、第1樹脂で形成された下基板10および第2樹脂で形成された上基板20を有し、下基板10の上に上基板20が一体成形で配置された積層体である。
マーカユニット1は、上面側から検出可能な被検出部として、4つの角部に、4つの検出基準部12を有する。上基板20は、下基板10が露出する貫通孔22を有する。検出基準部12は、下基板10の上表面側の領域であり、上基板20の貫通孔22において、マーカユニット1の上面側に露出している。下基板10は、例えば、図1に示すように、検出基準部12となる箇所に、上方向に突出する円形の凸部を有し、前記凸部は、上基板20の貫通孔22内に位置し、前記凸部の上面が、検出基準部12となってもよい。
マーカユニット1は、下基板10が露出する露出部21(貫通孔ともいう)を有し、露出部21内に、上面側から検出可能な被検出部として、姿勢判断部30を有する。姿勢判断部30は、検出基準部12の間に位置している。姿勢判断部30は、連続する複数の凸部31を有する。
図2に、マーカユニット1における姿勢判断部30の拡大図を示す。図2(A)は、マーカユニット1における姿勢判断部30の上面側から見た平面図であり、図2(B)は、図2(A)のII−II方向から見た断面図であり、図2(C)は、図2(B)における姿勢判断部30の一部を示す断面図である。姿勢判断部30は、下基板10の上面側に形成されており、連続する複数の凸部31を有する。各凸部31は、互いに平行する稜線313を有し、稜線313を頂点とする一方の傾斜面(第1傾斜面)3111を含む第1領域311と、稜線313を頂点とする他方の傾斜面(第2傾斜面)3121を含む第2領域312とからなる。複数の凸部31は、中央の凸部31Cを基準として、A方向に向かって広がる凸部31Aと、B方向に向かって広がる凸部31Bとを有する。凸部31Aと凸部31Bとにおいて、稜線311を頂点として、基準となる凸部31C側が、第2傾斜面3121を含む第2領域312であり、反対側の傾斜面が、第1傾斜面3111を含む第1領域311である。凸部31Aと凸部31Bとは、第1領域311と第2領域312の方向が逆である以外は、同じ構成である。基準となる凸部31Cは、特に制限されず、例えば、前記第1樹脂により、下基板10と一体化して形成されている。
図2(C)に示すように、凸部31は、稜線313を頂点とする第1傾斜面3111を含む第1領域311と、稜線313を頂点とする第2傾斜面3121を含む第2領域312とを含む。凸部31は、下基板10上に直接成形されてもよいし、図2(C)に示すように、下基板10上に連結部32を介して成形されてもよい。具体的には、図2(C)に示すように、前記第1樹脂により、下基板10と、連結部32の一部321と、凸部31における第1領域311とが、一体化して成形されており、前記第2樹脂により、凸部31における第2領域312と、連結部32の一部322とが、一体化して成形されている。
マーカユニット1は、例えば、例えば、ロボット、建設機器、衣料品、およびそれらに付されたマウント等の被設置体に設置される。
つぎに、本発明のマーカユニットの製造方法について、一例として、図1に示すマーカユニット1を製造する方法を、図を用いて説明する。
本発明は、前述のように、前記第1成形工程において、前記第1金型と前記第1樹脂とを用いて、前記複数の第1領域と前記第1壁部とを有する前記下基板を成形し、前記第2成形工程において、前記第2金型と前記第2樹脂とを用いて、前記下基板上に前記上基板、前記複数の第1領域間に前記複数の第2領域を形成する。本発明の製造方法は、このように、前記第1成形工程で、前記第1壁部を有する下基板を成形し、前記下基板を、前記第2成形工程に使用することがポイントである。
このように、前記第1壁部を有する下基板を形成することによる効果について、以下に説明する。図3に、参照例として、前記第1壁部を有さない下基板の概略、図4に、本発明における下基板の一例として、前記第1壁部を有する下基板の概略を、それぞれ示す。
まず、図3の参照例について説明する。図3において、(A)は、下基板200を上方向からみた平面図であり、(B)は、前記(A)において下基板200をIII−III方向からみた断面図である。図3において、図1および図2と同一箇所には同一符号を付している。複数の第1領域311が形成されている領域には、前記第2成形工程を経て、前記複数の凸部が連続して形成されるため、便宜上、以下、凸部形成領域ともいう。
参照例の下基板200を、前記第2成形工程に使用した場合について、説明する。前記第2工程において、下基板200が配置された前記第2金型に前記第2樹脂を導入すると、ゲート位置70から第2樹脂が流入し、前記第2金型の空隙に前記第2樹脂が充填される。この際、前記第2樹脂は、矢印Aに示すように、ゲート位置70から拡散し、さらに、矢印aに示すように、前記凸部形成領域のゲート位置70側に向かって進み、前記凸部形成領域における第1領域311の間隙に充填されていく。しかし、第1領域311の間隙を通過するにあたって、前記第2樹脂の充填速度が失速し、矢印a方向に進みにくくなる。このため、前記第2樹脂は、矢印Bに示すように、前記凸部形成領域(複数の第1領域311)の周囲を回り込んで、前記凸部形成領域のゲート位置70とは反対側に進み、前記凸部形成領域における第1領域311の間隙を、矢印aとは反対方向(矢印b方向)にも進んでいく。このため、第1領域311の間隙内の中央付近において、矢印a方向に進む前記第2樹脂と、矢印b方向に進む前記第2樹脂とが接触し、つなぎ目が発生する。
つぎに、図4の本発明における下基板の一例について説明する。図4において、(A)は、下基板10の上方向からの平面図であり、(B)は、前記(A)において下基板10をIII−III方向から見た断面図であり、(C)は、前記(A)において下基板10をIV−IV方向からみた断面図である。図4において、図1および図2と同一箇所には同一符号を付している。下基板10は、複数の第1領域311の他に、さらに、第1壁部80を有している。第1壁部80は、前記上基板を形成する第2樹脂のゲート位置70と複数の第1領域311との間であり、第1領域311の配置方向(図4において、左右方向)に沿って形成されている。複数の第1領域311が形成されている領域には、前記第2成形工程を経て、前記複数の凸部が連続して形成されるため、便宜上、以下、凸部形成領域ともいう。
このように、下基板10を、第1壁部80を有する形態とすることで、前記参照例のような問題を回避できる。すなわち、前記第2成形工程において、下基板10が配置された前記第2金型に前記第2樹脂を導入すると、ゲート位置70から導入された前記第2樹脂は、下基板10における第1壁部80によって、ゲート位置70側から前記凸部形成領域内の第1領域311の間隙へ直進することが抑制される。そして、矢印Bに示すように、前記第2樹脂は、前記凸部形成領域(複数の第1領域311)の周囲を回り込み、前記凸部形成領域におけるゲート位置70側とは反対側に進行する。さらに、前記凸部形成領域における前記反対側に進行した前記第2樹脂は、矢印bに示すように、複数の第1領域311の間隙を、前記反対側からゲート位置70側に向かって進行し、その空隙に充填される。このように、本発明によれば、第1壁部80によって、前記第2樹脂の対向する両方向からの進行ではなく、ゲート位置70側とは反対側からの第1領域311の間隙への進行を主とするように変更できるため、前述のような、複数の第1領域311の間隙の中央付近における前記第2樹脂のつなぎ目の発生を抑制できる。
下基板10において、例えば、第1壁部80の大きさ、数等は、特に制限されない。
第1壁部80の長さ(図4(A)において、左右方向の長さ)は、特に制限されず、例えば、前記凸部形成領域(一端の第1領域311から他端の第1領域311までの領域)の長さと同等またはそれよりも長いことが好ましい。第1壁部80の長さは、例えば、前記凸部形成領域の長さに対して、例えば、0.6〜1.0倍、1.0〜1.4倍である。
第1壁部80の高さ(図4(C)において、上下方向の長さ)は、特に制限されない。第1壁部80の位置が、前記凸部形成領域に相対的に近い場合は、例えば、前記マーカユニットの使用時において、第1壁部80による前記姿勢判断部の検出への影響を低減する点から、第1領域311の高さよりも低いことが好ましい。第1壁部80を第1領域311よりも低い高さに設定すれば、例えば、前記第2樹脂の導入により前記上基板と前記第2領域との成形により、第1壁部80は、前記第2樹脂に埋没させることができる。このため、二色成形された前記マーカユニットにおいて、第1壁部80が検出されることによる、前記姿勢判断部の検出への影響を防止できる。図1に示すマーカユニット1は、例えば、第1壁部80が、前記第2樹脂に埋没した形態である。他方、第1壁部80の位置が、前記凸部形成領域に相対的に遠い場合、第1壁部80の高さは、例えば、第1領域311の高さよりも、低くてもよいし、高くてもよい。
第1壁部80の厚み(図4(A)において、上下方向の長さ)は、特に制限されず、例えば、ゲート位置70から第1領域80のゲート位置70側までの距離に対して、0.01〜0.2倍、0.2〜0.4倍、0.4倍〜0.8倍である。
前記第1成形工程は、前記第1金型と前記第1樹脂とを用いて、前記複数の第1領域と前記第1壁部とを有する下基板を成形できればよく、その他の条件は、特に制限されない。前記第1金型の構成は、特に制限されず、前記複数の第1領域と前記第1壁部とを有する下基板の構造から、適宜設定できる。
前記第2成形工程は、前記第2金型と前記第2樹脂とを用いて、前記下基板上に前記上基板、前記複数の第1領域間に前記複数の第2領域を形成できればよく、その他の条件は、特に制限されない。前記第2金型の構成は、特に制限されず、前記複数の第1領域と前記第1壁部とを有する下基板、ならびに、前記上基板および前記複数の第2領域の構造から、適宜設定できる。
前記第1樹脂と前記第2樹脂との組み合わせは、特に制限されず、前記姿勢判断部として機能させるため、両者を判別可能な部材であることが好ましい。判別可能とは、例えば、両者が異なる色であることが好ましく、具体的には、コントラスト差が生じる色であることが好ましい。具体例としては、前記下基板を形成する第1樹脂は、例えば、黒色であり、前記上基板を形成する第2樹脂は、例えば、白色である。前記第1樹脂と前記第2樹脂は、例えば、ベースとなる樹脂に着色剤(例えば、マスターバッチ、ドライカラー等)を含有した着色樹脂でもよい。前記ベースとなる樹脂は、例えば、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)等のアクリル系樹脂、シクロオレフィンポリマー(COP)、シクロオレフィンコポリマー(COC)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂(ABS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等があげられる。
(変形例1)
図5に、下基板10のその他の例を示す。図5(A)は、下基板10の上方向からみた平面図であり、図5(B)および(C)は、(A)において下基板10をV−V方向およびVI−VI方向から見た断面図である。図5において、図4と同一箇所には同一符号を付している。
図5の下基板10は、2つの第1壁部80、81を有する。2つの第1壁部80、81は、平行に位置している。2つの第1壁部80、81は、例えば、大きさが同じでもよいし、異なってもよい。このように、平行に位置する2つの第1壁部80、81を有することによって、ゲート位置70を通じて導入された前記第2樹脂を、より効率よく、第1領域311の周囲を回り込ませることができる。
第1壁部80と第1壁部81と距離は、特に制限されず、例えば、0〜1mm、1〜3mmである。
2つの第1壁部80、81の長さ(図5(A)において、左右方向の長さ)は、例えば、同じでも、異なってもよく、具体例として、いずれも、前記凸部形成領域(一端の第1領域311から他端の第1領域311までの領域)の長さと同等またはそれよりも長いことが好ましい。第1壁部80、81の長さは、例えば、前記凸部形成領域の長さに対して、例えば、0.5〜1倍、1〜1.5倍である。
2つの第1壁部80、81の高さ(図5(B)において、上下方向の長さ)は、例えば、同じでも、異なってもよい。この2つの第1壁部80、81の高さは、特に制限されず、例えば、第1領域311の高さおよび第2樹脂の流れ方に応じて、適宜設定できる。
前記第2樹脂の導入により、下基板10上に前記上基板を形成した際、第1領域311側の第1壁部80は、ゲート位置70側の第1壁部81よりも、前記マーカユニットの凸部に近い位置である。このため、前記マーカユニットの使用時において、前記姿勢判断部を構成する前記凸部に近い第1壁部80は、前記凸部の検出への影響を低減する点から、第1領域311の高さよりも低いことが好ましい。第1領域311側の第1壁部80を第1領域311よりも低い高さに設定すれば、例えば、前記第2樹脂の導入により前記上基板と前記第2領域との成形により、第1領域311側の第1壁部80は、前記第2樹脂に埋没させることができる。このため、二色成形された前記マーカユニットにおいて、第1領域311側の第1壁部80が検出されることによる、前記姿勢判断部の検出への影響を防止できる。
2つの第1壁部80、81の厚み(図5(A)において、上下方向の長さ)は、例えば、同じでも、異なってもよい。後者の場合、例えば、ゲート位置70側の第1壁部81の厚みは、第1領域311側の第1壁部80よりも厚いことが好ましい。
(変形例2)
つぎに、図6に、下基板10のさらにその他の例を示す。図6は、下基板10の上方向からみた平面図である。図6において、図5と同一箇所には同一符号を付している。
図6の下基板10は、2つの第1壁部80、81の他に、さらに、一対となる2つの第2壁部90、91を有する。2つの第2壁部90、91は、それぞれ、2つの第1壁部80、81の端部間に形成されており、例えば、平行に位置している。2つの第2壁部90、91は、例えば、大きさが同じでもよいし、異なってもよい。このように、2つの第2壁部90、91を有することによって、2つの第1壁部80、81によって、複数の第1領域311の周囲に回り込もうとする前記第2樹脂が、第1壁部80と第1壁部81との間に入り込むことを防止し、より効率よく、第1領域311の周囲を回り込ませることができる。
2つの第2壁部90、91の長さ(図6において、左右方向の長さ)は、例えば、同じでも、異なってもよく、具体的には、第1壁部80と第1壁部81との距離に応じて適宜設定できる。
第2壁部90、91の厚みおよび高さは、特に制限されず、例えば、第1壁部80と同じでもよいし、第1壁部81と同じでもよい。
第1壁部80と第1壁部81とは、例えば、一対の第2壁部90、91と接続した形状でもよいし、分離した形状でもよい。
(変形例3)
つぎに、図7に、下基板10のさらにその他の例を示す。図7(A)は、下基板10の上方向からみた平面図であり、図7(B)は、(A)において下基板10をVII−VII方向から見た断面図である。図7において、図5および図6と同一箇所には同一符号を付している。
図7の下基板10は、第1壁部100を有する。壁部100は、前記変形例2における一対の第1壁部80、81および一対の第2壁部90、91と、それらで囲まれる領域に、形成されている。
第1壁部100の長さ(図7(A)において、左右方向の長さ)は、例えば、前記凸部形成領域(一端の第1領域311から他端の第1領域311までの領域)の長さと同等またはそれよりも長いことが好ましい。第1壁部100の長さは、例えば、前記凸部形成領域の長さに対して、例えば、0.5〜1倍、1〜1.5倍である。
第1壁部100の厚み(図7(A)において、上下方向の長さ)は、例えば、ゲート位置70から第1領域311のゲート位置70側までの距離に対して、0.02〜0.4倍、0.4〜1倍である。
第1壁部100の高さ(図7(B)において、上下方向の長さ)は、例えば、前記幅方向に向かって同じでも、異なってもよい。後者の場合、例えば、前記変形例1における一対の第1壁部80、81と同様の理由から、第1壁部100において、例えば、第1領域311側の高さは、ゲート位置70側の高さよりも、低いことが好ましい。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
以上のように、本発明のマーカユニットの製造方法によれば、前記下基板に前記第1壁部を形成することによって、前述のような、樹脂のつなぎ目の発生を防止できる。
1 マーカユニット
10、200 下基板
12 検出基準部
20 上基板
22 貫通孔
30 姿勢判断部
31 凸部
311 第1領域
3111 第1傾斜面
312 第2領域
3121 第2傾斜面
313 稜線
32 連結部
70 ゲート位置
80、81、100 第1壁部
90、91 第2壁部

Claims (3)

  1. 二色成形により、下基板と上基板とを含むマーカユニットを製造する方法であって、
    前記マーカユニットは、
    前記下基板上に、前記上基板が配置され、
    前記上基板が、前記下基板が露出する露出部を有し、
    前記露出部内に、姿勢判断部を有し、
    前記姿勢判断部は、
    連続する複数の凸部を有し、
    前記各凸部は、
    互いに平行な稜線と、前記稜線を頂点とする一方の第1傾斜面を含む第1領域と、前記稜線を頂点とする他方の第2傾斜面を含む第2領域と、を有し、
    第1金型内に第1樹脂を導入して、前記下基板、および、前記下基板上に複数の前記第1領域を形成する第1成形工程、および、
    第2金型内に第2樹脂を導入して、前記下基板上に前記上基板、および、前記複数の第1領域間に複数の前記第2領域を形成する第2成形工程を含み、
    前記第1成形工程で形成される前記下基板は、
    前記上基板を形成する第2樹脂のゲート位置と前記複数の第1領域との間において、前記複数の第1領域が連続する方向に沿って、上方向に突出する第1壁部を有することを特徴とするマーカユニットの製造方法。
  2. 前記下基板は、平行に位置する2つの前記第1壁部を有する、請求項1記載の製造方法。
  3. 前記下基板は、
    さらに、上方向に突出する2つの第2壁部を有し、
    前記2つの第2壁部は、それぞれ、
    前記2つの第1壁部の端部間に形成されている、請求項2記載の製造方法。

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