JP2019082227A - 水栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性を向上させた水栓水栓を提供する。【解決手段】本発明の水栓は、湯及び水を混合する湯水混合弁(30)と、湯水混合弁で混合した湯水の吐水量及び吐水方向を変更する切替弁(31)と、が軸方向に並んで内部に取り付けられ、且つ、湯水混合弁に連通する湯流入口(210a)及び水流入口(210b)を形成した筒状の主管部(210)と、主管部の湯流入口を含む位置から分岐し、湯供給源からの湯を湯流入口へ供給する湯路を内部に形成した湯供給用枝管部(211)と、主管部の水流入口を含む位置から分岐し、水供給源からの水を水流入口へ供給する水路を内部に形成した水供給用枝管部(212)と、を備え、主管部、湯供給用枝管部、及び水供給用枝管部は、樹脂により一体で形成されており、湯流入口及び水流入口のそれぞれは、開口方向から見て、主管部の周方向に長手方向を有し、且つ、角を有しない長孔形状に形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、水栓に関する。
水栓として、例えば、湯と水とを混合して吐水する水栓が知られている(例えば、特許文献1参照。)
特許文献1には、金属製の外ハウジングの内側に樹脂製の内ハウジングを有する混合水栓が開示されている。特許文献1の混合水栓は、湯供給源から供給されてきた湯及び水供給源から供給されてきた水を、それぞれ、湯流入用開口及び水流入用開口を通じて、内ハウジング内部へ供給している。
特開2012−172772号公報
近年、耐久性を向上させた水栓が求められている。
本発明は、前記課題を解決するもので、耐久性を向上させた水栓を提供する。
本開示の一態様に係る水栓は、
湯及び水を混合する湯水混合弁と、前記湯水混合弁で混合した湯水の吐水量及び吐水方向を変更する切替弁と、が内部に取り付けられ、且つ、前記湯水混合弁に連通する湯流入口及び水流入口を形成した筒状の主管部と、
前記主管部の前記湯流入口を含む位置から分岐し、湯供給源からの湯を前記湯流入口へ供給する湯路を内部に形成した湯供給用枝管部と、
前記主管部の前記水流入口を含む位置から分岐し、水供給源からの水を前記水流入口へ供給する水路を内部に形成した水供給用枝管部と、
を備え、
前記主管部、前記湯供給用枝管部、及び前記水供給用枝管部は、樹脂により一体で形成されており、
前記湯流入口及び前記水流入口のそれぞれは、開口方向から見て、前記主管部の周方向に長手方向を有し、且つ、角を有さない長孔形状に形成されている。
以上のように、本発明の水栓によれば、耐久性を向上させることができる。
図1は、樹脂製の水栓の外観を示す斜視図である。 図2は、図1の水栓ユニットの分解図である。 図3は、図2の水栓ユニットを更に分解して示す分解図である。 図4は、水栓ユニットの内部の概略構成を示す斜視図である。 図5は、水栓本体部の概略斜視図である。 図6は、水栓本体部の概略内部構成図である。 図7は、湯供給用枝管部及び水供給用枝管部の延在する方向から見た場合の水栓本体部の概略内部構成図である。 図8は、図6の水栓本体部をA−A線で切断した概略断面図である。
(本発明に至った経緯)
近年、樹脂により一体形成された水栓が開発されている。例えば、湯水混合弁及び切替弁を内部に備える樹脂製の主管部を有する水栓が開発されている。
このような樹脂製の水栓では、主管部に設けられた湯流入口及び水流入口を通じて湯及び水が主管部内部へ流入すると、湯及び水の圧力によって主管部の周方向に応力がかかる。この応力により、湯流入口及び水流入口から亀裂が入り、樹脂製の主管部が破損する可能がある。
これは、本発明者らが樹脂で一体形成された水栓を開発することによって、新たに発見した課題である。
そこで、本発明者らは、湯流入口及び水流入口の形状を工夫することによって、湯流入口及び水流入口にかかる応力を低減することを検討し、以下の発明に至った。
以下、実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。また、各図においては、説明を容易なものとするため、各要素を誇張して示している。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る水栓について説明する。
[全体構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る水栓10の斜視図である。実施の形態1において、水栓10は浴室の壁面に取り付けられるサーモスタット式水栓である。図1に示すように、水栓10は、水栓ユニット20と、ハンドルユニット50とを備える。水栓ユニット20は、吐水を行うためのユニットである。ハンドルユニット50は、水栓ユニット20に取り付けられ、水栓ユニット20の吐水における吐水量、吐水方向、および湯水の混合度合いを変更可能にするユニットである。
<水栓ユニット>
図2は、図1の水栓ユニット20の一部を分解した斜視図である。図3は、図2の水栓ユニット20をさらに分解した斜視図である。図2及び図3に示すように、水栓ユニット20は、水栓本体部21と、保温材22と、支持部材23と、ステー24と、本体カバー25とを備える。
水栓本体部21は、内部に水が通る流路を有する部材であって、水栓ユニット20の本体部を構成する。水栓本体部21は、保温材22によって覆われている。保温材22は、水栓本体部21の内部の水が凍結することを防止するための部材である。保温材22は、例えば、熱伝導率が0.05W/m・K以下のものが好ましい。保温材22は、より好ましくは、熱伝導率が0.03W/m・K以下である。支持部材23は、水栓本体部21とステー24とを接続することにより水栓本体部21を支持するための部材である。ステー24は、水栓本体部21を浴室の壁に固定するための部材である。本体カバー25は、水栓本体部21を覆う部材である。本体カバー25は、天体カバー250と、基礎カバー251と、を備え、天体カバー250及び基礎カバー251は、例えば、ねじによって水栓本体部21に取り付けられている。
<水栓本体部>
図4は、水栓本体部21が保温材22で覆われていないときの、水栓ユニット20の内部の概略構成を示す斜視図である。図4に示すように、水栓本体部21は、継手26によって、湯供給源27及び水供給源28に接続されている。湯供給源27及び水供給源28は、浴室の壁面の内側に設けられる供給管である。継手26には、止水弁(図示せず)が取り付けられている。止水弁は、湯供給源27及び水供給源28からの湯水の供給を止めるための部材である。
図3に示すように、水栓本体部21には、継手26とは別の接続部材29aが取り付けられている。接続部材29aには、シャワーエルボ29が取り付けられている。シャワーエルボ29は、シャワーホースを接続するための部材である。
水栓本体部21には、左側から湯水混合弁30が取り付けられ、右側から切替弁31が取り付けられる。湯水混合弁30は、湯と水とを混合して湯水を吐水するための部材である。湯水混合弁30は、一般的にサーモカートリッジとも呼ばれる。湯水混合弁30に対して、湯は湯供給源27(図4)から供給され、水は水供給源28(図4)から供給される。切替弁31は、湯水の吐水量及び吐水方向を変更するための部材である。水栓10は、湯水混合弁30及び切替弁31を備えることで、サーモスタット式水栓と呼ばれる。
図4に示すように、湯水混合弁30及び切替弁31の軸方向外側の端部には、ハンドルユニット50と係り合うギア部32が設けられている。なお、湯水混合弁30の軸方向外側の端部のギア部32は、図4では省略する。
ハンドルユニット50は、第1ハンドルユニット50aと、第2ハンドルユニット50bとを有している。第1ハンドルユニット50aは、湯水混合弁30と接続されており、湯水(混合水)の温度、即ち、吐水の温度を調節する。第2ハンドルユニット50bは、切替弁31と接続されており、吐水方向及び吐水量を変更する。
図5は、水栓本体部の概略斜視図である。図6は、水栓本体部の一部の概略内部構成図である。図7は、湯供給用枝管部及び水供給用枝管部の延在する方向から見た場合の水栓本体部の一部の概略内部構成図である。図5−図7に示すように、水栓本体部21は、主管部210と、湯供給用枝管部211と、水供給用枝管部212と、カラン吐水用枝管部213と、シャワー吐水用枝管部214とを備える。
これらの部材を備える水栓本体部21は、樹脂により一体に形成される。すなわち、主管部210、湯供給用枝管部211、水供給用枝管部212、カラン吐水用枝管部213、及びシャワー吐水用枝管部214は、樹脂により一体に形成される。
<主管部>
主管部210は筒状に形成された管状の部材である。図3に示すように、主管部210には、湯水混合弁30と切替弁31とが軸方向(Y方向)に並んで内部に嵌合して取り付けられている。主管部210の内壁は湯水混合弁30と切替弁31を内包する空間を形成し、軸方向に沿って延びている。金型を用いた樹脂成形のために、主管部210の内壁を、軸方向の中心側から端部側に向かって外側に僅かに広がるように傾斜させてもよい(例えば傾斜角度が0.2−0.5度)。主管部210の軸方向(Y方向)の両端部には、湯水混合弁30及び切替弁31を挿入するための開口がそれぞれ形成されている。当該両端部には、ねじ溝が形成されており、キャップ部材33の裏側に形成されたねじ山と螺合する。ねじ溝は、主管部210と、樹脂により一体に形成されている。
図3に示すように、主管部210において軸方向両端部には、ハンドルユニット50及びカラー34が、キャップ部材33を覆うように取り付けられる。カラー34は、ハンドルユニット50と主管部210との間に配置される。
図5−図7に示すように、主管部210の側壁には、湯が流入する湯流入口210a、水が流入する水流入口210b、湯と水とが混合された混合水(湯水)が吐水されるカラン吐水口210c及びシャワー吐水口210dが設けられている。
湯流入口210a、水流入口210b、カラン吐水口210c及びシャワー吐水口210dは、湯供給用枝管部211、水供給用枝管部212、カラン吐水用枝管部213及びシャワー吐水用枝管部が設けられている位置にそれぞれ設けられている。
実施の形態1では、主管部210の軸方向の長さは、主管部210の直径よりも大きい。
<湯供給用枝部>
湯供給用枝管部211は、主管部210の湯流入口210aを含む位置から分岐して形成された管状の部材である。湯供給用枝管部211は、湯供給源27からの湯を湯流入口210aへ供給する湯路211aを内部に形成している。すなわち、湯供給用枝管部211は、湯供給源27と主管部210の湯流入口210aとを接続し、内部に湯が流れる湯路211aを形成している。
<水供給用枝管部>
水供給用枝管部212は、主管部210の水流入口210bを含む位置から分岐して形成された管状の部材である。水供給用枝管部212は、水供給源28からの水を水流入口210bへ供給する水路212aを内部に形成している。すなわち、水供給用枝管部212は、水供給源28と主管部210の水流入口210bとを接続し、内部に水が流れる水路212aを形成している。
湯供給用枝管部211及び水供給用枝管部212は、主管部210に対して軸方向(Y方向)に並んで設けられる。即ち、湯供給用枝管部211と水供給用枝管部212とは、隣接して設けられている。
<カラン吐水用枝管部>
カラン吐水用枝管部213は、主管部210のカラン吐水口210cを含む位置から分岐して形成された部材である。カラン吐水用枝管部213は、湯と水とを混合した混合水を吐水するカラン吐水路213aを内部に形成する。実施の形態1では、カラン吐水用枝管部213は、カラン吐水を行う吐水管である。
<シャワー吐水用枝管部>
シャワー吐水用枝管部214は、主管部210のシャワー吐水口210dを含む位置から分岐して形成された部材である。シャワー吐水用枝管部214は、浴室の壁に向かって延在し、湯と水とを混合した混合水を吐水するシャワー吐水路214aを内部に形成する。実施の形態1では、シャワー吐水用枝管部214は、シャワー吐水を行うための吐水管である。図4に示すように、シャワー吐水用枝管部214の壁側の端部には接続部材29aが取り付けられる。
<湯流入口>
図5に示すように、湯流入口210aは、主管部210内部と、湯供給用枝管部211内部に形成された湯路211aとを連通する開口である。湯流入口210aは、湯水混合弁30が取り付けられる側の主管部210の一端側に設けられている。
図7に示すように、湯流入口210aは、開口方向から見て、主管部210の周方向に長手方向を有すると共に主管部210の軸方向に短手方向を有する長孔形状で形成されている。また、湯流入口210aは、角を有していない。「角を有していない」とは、長孔を形成する異なる2辺の交差する部分が角張っておらず、丸められていることを意味する。
湯流入口210aは、開口方向から見て、連続的に湾曲した曲線で形成されている。具体的には、湯流入口210aは、開口方向から見て、開口を拡げる方向になだらかに湾曲した曲線で形成されている。「開口を拡げる方向」とは、開口の中心から半径方向外側に向かう方向を意味する。即ち、開口を拡げる方向になだらかに湾曲した曲線とは、開口の中心から半径方向外側に向かう方向に凸状に湾曲した曲線を意味する。実施の形態1では、湯流入口210aは、開口方向から見て、主管部210の周方向に長手方向を有する楕円形状で形成されている。
湯供給用枝管部211の湯路211aから湯流入口210aを通って主管部210内部へ湯が流入してくるとき、主管部210の軸方向に向かって湯が流れるため、湯流入口210aの短手方向の部分においても、応力がかかる。このため、湯流入口210aの短手方向の部分を、主管部210の軸方向に対して湾曲させることが好ましい。
図6に示すように、湯流入口210aの開口面積は、湯路211aの流路断面積より小さい。
図8は、図6の水栓本体部をA−A線で切断した概略断面図である。図8に示すように、湯流入口210aは、湯路211aから主管部210に向かって連続して形成されておいる。また、図6に示すように、湯流入口210aが設けられている部分の主管部210の厚みD1は、それ以外の部分の主管部210の厚みD2より大きい。「それ以外の部分の主管部210の厚みD2」とは、例えば、切替弁31が取り付けられる側の部分の主管部210の厚みを意味する。
図6に示すように、湯流入口210aは、湯供給用枝管部211の中心軸CL1に対して偏心している。湯流入口210aは、主管部210内部に取り付けられた湯水混合弁30に設けられた湯が流れる流路の位置に合わせて設けられている。即ち、湯流入口210aを中心軸CL1に対して偏心させて設けることによって、湯水混合弁30と湯流入口210aとの位置合わせを容易に行うことができる。
<水流入口>
図5に示すように、水流入口210bは、主管部210内部と、水供給用枝管部212内部に形成された水路212aとを連通する開口である。水流入口210bは、湯水混合弁30が取り付けられる側の主管部210の一端側に設けられている。また、水流入口210bは、湯流入口210aよりも主管部210の中央側に設けられている。
水流入口210bについても、湯流入口210aと同様に、開口方向から見て、主管部210の周方向に長手方向を有すると共に主管部210の軸方向に短手方向を有する長孔形状で形成されている。また、水流入口210bは、角を有していない。
水流入口210bは、開口方向から見て、連続的に湾曲した曲線で形成されている。具体的には、水流入口210bは、開口方向から見て、開口を拡げる方向になだらかに湾曲した曲線で形成されている。実施の形態1では、水流入口210bは、開口方向から見て、主管部210の周方向に長手方向を有する楕円形状で形成されている。
図6に示すように、水流入口210bの開口面積は、水路212aの流路断面積より小さい。
また、湯流入口210aと同様に、水流入口210bは、水路211bから主管部210に向かって連続して形成されている。水流入口210bが設けられている部分の主管部210の厚みD1は、それ以外の部分の主管部210の厚みD2より大きい。
実施の形態1では、第1部分と第2部分の厚さは、同じ大きさで形成されている。
図6に示すように、水流入口210bは、水供給用枝管部212の中心軸CL2に対して偏心している。水流入口210bは、主管部210内部に取り付けられた湯水混合弁30に設けられた水が流れる流路の位置に合わせて設けられている。即ち、水流入口210bを中心軸CL2に対して偏心させて設けることによって、湯水混合弁30と水流入口210bとの位置合わせを容易に行うことができる。
[効果]
実施の形態1に係る水栓10によれば、以下の効果を奏することができる。
水栓10は、湯水混合弁30と切替弁31とが内部に取り付けられ、且つ、湯水混合弁30に連通する湯流入口210a及び水流入口210bを形成した主管部210と、湯供給用枝管部211と、水供給用枝管部212と、を備える。主管部210、湯供給用枝管部211、及び水供給用枝管部212は、樹脂により一体で形成されている。湯流入口210a及び水流入口210bのそれぞれは、開口方向から見て、主管部210の周方向に長手方向を有し、且つ、角を有しない長孔形状を有している。
このような構成により、樹脂製の主管部210に設けられた湯流入口210a及び水流入口210bにかかる応力を低減することができる。その結果、水栓10の耐久性を向上させることができる。
より詳細に説明すると、湯供給源27及び水供給源28からそれぞれ供給されてきた湯及び水が主管部210に設けられた湯流入口210a及び水流入口210bを通って主管部210内部に流入する。このとき、湯流入口210a及び水流入口210bにおいて、主管部210の周方向に応力が集中しやすい。水栓10においては、湯流入口210a及び水流入口210bを、主管部210の周方向に長手方向を有し、且つ角を有しない長孔形状とすることで、応力が集中することを抑制することができる。このため、湯流入口210a及び水流入口210bに亀裂が入るのを抑制し、主管部210が破損するのを抑制することができる。
湯流入口210a及び水流入口210bのそれぞれは、開口方向から見て、湾曲した曲線で形成されていることが好ましい。より好ましくは、湯流入口210a及び水流入口210bのそれぞれは、開口方向から見て、楕円形状を有する。
このような構成により、湯流入口210a及び水流入口210bにかかる応力を更に低減することができる。
湯流入口210aの開口面積は、湯路211aの流路断面積より小さく、水流入口210bの開口面積は、水路212aの流路断面積より小さい。
このような構成により、湯流入口210a及び水流入口210bを通って主管部120内部へ流入する湯及び水の流量を確保しつつ、湯流入口210a及び水流入口210bにかかる応力を低減することができる。
湯流入口210aは、湯路211aから主管部210に向かって連続して形成されており、水流入口210bは、水路211bから主管部210に向かって連続して形成されている。また、湯流入口210a及び水流入口210bが設けられている部分の主管部210の厚みD1は、それ以外の部分の主管部210の厚みD2より大きい。
このような構成により、主管部210と湯路211aとの接続箇所にかかる応力、及び主管部210と水路212aとの接続箇所にかかる応力を低減することができる。これにより、主管部210と湯路211aとの接続箇所、及び主管部210と水路212aとの接続箇所の耐久性を向上させることができる。
湯流入口210aは、湯供給用枝管部211の中心軸CL1に対して偏心しており、水流入口210bは、水供給用枝管部212の中心軸CL2に対して偏心している。
このような構成により、湯水混合弁30に対する湯流入口210a及び水流入口210bの位置合わせを容易に行うことができる。具体的には、湯水混合弁30を湯供給用枝管部211の中心軸CL1に対して偏心させることによって、湯水混合弁30を主管部210内部に取り付けられた湯水混合弁30の流路に容易に位置合わせることができる。また、水流入口210bを水供給用枝管部212の中心軸CL2に対して偏心させることによって、水流入口210bを主管部210内部に取り付けられた湯水混合弁30の流路に容易に位置合わせることができる。
なお、実施の形態1では、湯流入口210a及び水流入口210bは、楕円形状である例について説明したが、これに限定されない。湯流入口210a及び水流入口210bは、開口方向から見て、主管部210の周方向に長手方向を有し、且つ、角を有しない長孔形状に形成されていればよい。
実施の形態1では、湯流入口210aは湯供給用枝管部211の中心軸CL1に対して偏心しており、水流入口210bは水供給用枝管部212の中心軸CL2に対して偏心している例について説明したが、これに限定されない。湯流入口210aは湯供給用枝管部211の中心軸CL1上にあってもよいし、水流入口210bは水供給用枝管部212の中心軸CL2上にあってもよい。
本発明をある程度の詳細さをもって各実施形態において説明したが、これらの実施形態の開示内容は構成の細部において変化してしかるべきものである。また、実施形態における要素の組合せや順序の変化は、本開示の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本発明は、樹脂製の水栓において耐久性を向上させることができる。
10 水栓
20 水栓ユニット
21 水栓本体部
210 主管部
210a 湯流入口
210b 水流入口
210c カラン吐水口
210d シャワー吐水口
211 湯供給用枝管部
211a 湯路
212 水供給用枝管部
212a 水路
213 カラン吐水用枝管部
213a カラン吐水路
214 シャワー吐水用枝管部
214a シャワー吐水路
22 保温材
23 支持部材
24 ステー
25 本体カバー
250 天体カバー
251 基礎カバー
26 継手
27 湯供給源
28 水供給源
29 シャワーエルボ
29a 接続部材
30 湯水混合弁
31 切替弁
32 ギア部
33 キャップ部材
34 カラー
50 ハンドルユニット
CL1,CL2 中心軸
D1,D2 厚み

Claims (6)

  1. 湯及び水を混合する湯水混合弁と、前記湯水混合弁で混合した湯水の吐水量及び吐水方向を変更する切替弁と、が内部に取り付けられ、且つ、前記湯水混合弁に連通する湯流入口及び水流入口を形成した筒状の主管部と、
    前記主管部の前記湯流入口を含む位置から分岐し、湯供給源からの湯を前記湯流入口へ供給する湯路を内部に形成した湯供給用枝管部と、
    前記主管部の前記水流入口を含む位置から分岐し、水供給源からの水を前記水流入口へ供給する水路を内部に形成した水供給用枝管部と、
    を備え、
    前記主管部、前記湯供給用枝管部、及び前記水供給用枝管部は、樹脂により一体で形成されており、
    前記湯流入口及び前記水流入口のそれぞれは、開口方向から見て、前記主管部の周方向に長手方向を有し、且つ、角を有しない長孔形状に形成されている、水栓。
  2. 前記湯流入口及び前記水流入口のそれぞれは、開口方向から見て、湾曲した曲線で形成される、請求項1に記載の水栓。
  3. 前記湯流入口及び前記水流入口のそれぞれは、開口方向から見て、楕円形状を有する、請求項2に記載の水栓。
  4. 前記湯流入口の開口面積は、前記湯路の流路断面積より小さく、
    前記水流入口の開口面積は、前記水路の流路断面積より小さい、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の水栓。
  5. 前記湯流入口は、前記湯路から前記主管部に向かって連続して形成されており、
    前記水流入口は、前記水路から前記主管部に向かって連続して形成されており、
    前記湯流入口及び前記水流入口が設けられている部分の前記主管部の厚みは、それ以外の部分の前記主管部の厚みより大きい、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の水栓。
  6. 前記湯流入口は、前記湯供給用枝管部の中心軸に対して偏心しており、
    前記水流入口は、前記水供給用枝管部の中心軸に対して偏心している、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の水栓。
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