JP2019078555A - 水面判定プログラム、水面判定方法、及び水面判定装置 - Google Patents

水面判定プログラム、水面判定方法、及び水面判定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】水面の領域を精度よく特定する。【解決手段】水面判定装置14は、水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素のエッジ強度を表す第1のエッジ画像を取得する。また、水面判定装置14は、映像のうちの特定のフレーム画像の各画素のエッジ強度を表す第2のエッジ画像を取得する。また、水面判定装置14は、第1のエッジ画像の各画素のエッジ強度と第2のエッジ画像の各画素のエッジ強度との差分に応じて、水面が映る領域を判定する。【選択図】図1

Description

開示の技術は、水面判定プログラム、水面判定方法、及び水面判定装置に関する。
河川等を被写体とする映像信号のみから流水領域を検出する流水領域検出システムが知られている。この流水領域検出システムは、まず、固定カメラを用いて撮影された流水領域及び非流水領域が含まれる映像を複数フレームにわたって加算する。これにより、動いている流水部がぼやけた、あるいは滑らかとなった画像が得られる。つまり、流水領域のエッジ成分(高周波成分)が抑圧される。そして、流水領域検出システムは、加算された映像のエッジ成分を強調させる。そして、流水領域検出システムは、生成された映像における各画素をエッジ画素か否かに分類し、得られる二値画像をもとに流水領域及び非流水領域を判別する。具体的には、エッジ成分を多く含む領域を非流水領域に対応する陸部、それ以外を流水領域に対応する流水部と判別する。これにより、水中にいかなる物体をも設置することなく、河川等を被写体とする映像信号のみから流水領域を検出できる。
特開2007‐256254号公報
しかし、河川等の映像に含まれるフレーム画像を複数フレームにわたって加算したとしても、例えば、流水領域とは異なる非流水領域に平坦な領域が含まれている場合には、流水領域が誤検出されてしまう場合がある。例えば、陸部に凹凸のない滑らかな堤防が存在する場合には、堤防の領域ではエッジ成分が強調されないため、堤防が流水領域として検出されてしまう場合がある。
一つの側面では、開示の技術は、水面の領域を精度よく特定することが目的である。
開示の技術は、一つの実施態様では、水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素のエッジ強度を表す第1のエッジ画像を取得する。また、前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素のエッジ強度を表す第2のエッジ画像を取得する。また、前記第1のエッジ画像の各画素のエッジ強度と前記第2のエッジ画像の各画素のエッジ強度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する。
開示の技術は、一つの実施態様では、水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素の明度と前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素の明度との差分を取得する。そして、平均画像の各画素の明度と前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素の明度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する。
一つの側面として、水面の領域を精度よく特定することができる、という効果を有する。
第1の実施形態に係る水面判定システムの概略ブロック図である。 川が映る映像の一例を示す図である。 画像記憶部に格納されるテーブルの一例を示す図である。 平均画像と特定のフレーム画像との関係を説明するための説明図である。 エッジ画像と水面の領域を表す喫水線とを説明するための説明図である。 喫水線の候補の特定を説明するための説明図である。 差分ヒストグラムを説明するための説明図である。 喫水線の判定を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係る水面判定装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の水面判定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る水面判定システムの概略ブロック図である。 第2の実施形態に係る水面判定装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の水面判定処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1に示すように、第1の実施形態に係る水面判定システム10は、カメラ12と、水面判定装置14と、出力装置30とを備えている。
カメラ12は、水面を表す映像として、川の映像を撮像する。本実施形態では、例えば、図2に示されるように、川の映像のフレーム画像Iの垂直方向の下方には、川の水面Wが映っている。また、本実施形態の川の映像には、川の水面Wとは異なる領域(例えば、堤防部Tの領域、草むらGの領域、及び建物Bの領域)が映っているものとする。
水面判定装置14は、図1に示されるように、画像記憶部16と、平均画像取得部18と、明度変換部20と、エッジ取得部22と、ヒストグラム取得部23と、喫水線候補取得部24と、差分取得部25と、スコア取得部26と、水面判定部28とを備えている。
画像記憶部16には、カメラ12によって撮像された映像のうちの複数のフレーム画像が格納される。複数のフレーム画像は、例えば、図3に示されるように、テーブルの形式で格納される。図3に示すテーブルには、識別情報を表す番号と、時刻と、時刻に対応するフレーム画像とが対応付けられて格納される。図3に示されるテーブルでは、例えば、番号1に対応するデータとして、時刻t1に取得されたフレーム画像I1が格納される。
平均画像取得部18は、画像記憶部16に格納された所定の時間区間の複数のフレーム画像を取得する。そして、平均画像取得部18は、所定の時間区間の複数のフレーム画像を平均し、平均画像を取得する。例えば、平均画像取得部18は、数十〜数百のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を加算平均した平均画像を取得する。また、映像内のフレーム画像は、例えば、1秒当たり30フレームである。
明度変換部20は、平均画像取得部18によって取得された平均画像を明度変換し、平均画像に対応する明度画像を示す平均明度画像を取得する。また、明度変換部20は、平均画像取得部18によって平均画像を取得する際に用いられた特定のフレーム画像を明度変換し、特定のフレーム画像に対応する明度画像を示す特定明度画像を取得する。明度画像はグレースケール画像であり、既存の手法によって取得することができる。
例えば、平均画像取得部18は、平均画像を取得する際に、図4に示される複数のフレーム画像I’を平均し平均画像を取得する。また、本実施形態において、平均画像を取得する際に用いられる特定のフレーム画像とは、例えば、図4に示されるように、平均画像の取得に用いられた複数のフレーム画像I’のうちのいずれかのフレーム画像Itをいう。なお、特定のフレーム画像Iは、複数のフレーム画像I’のいずれかのフレーム画像である場合に限定されない。複数のフレーム画像I’及び特定のフレーム画像Iのそれぞれが、水面の水位が変わらない程度の時間区間から取得されたものであればよい。例えば、複数のフレーム画像I’の直前又は直後のフレーム画像を特定のフレーム画像Iとして取得してもよい。
エッジ取得部22は、明度変換部20によって取得された平均明度画像に基づいて、平均明度画像の各画素のエッジ強度を表す第1のエッジ画像を取得する。また、エッジ取得部22は、明度変換部20によって取得された特定明度画像に基づいて、特定明度画像の各画素のエッジ強度を表す第2のエッジ画像を取得する。エッジ取得部22は、例えば、明度画像に対し空間フィルタを適用して、エッジ画像を取得する。なお、本実施形態におけるエッジ強度とは、画像内に含まれるエッジの度合いを表し、縦のエッジ強度とは画像内における縦方向のエッジの度合いを表し、横のエッジ強度とは画像内における横方向のエッジの度合いを表す。また、本実施形態のエッジ強度には、画像内のエッジが2値化された場合の値(例えば、1又は0の値)も含むものとする。
図5に、エッジ画像と水面の領域を表す喫水線とを説明するための説明図を示す。図5には、水面の領域Wと堤防Tと草むらGと川の奥に映る建物Bとが映る平均画像Iが示されている。エッジ取得部22によって、この平均画像Iに対するエッジ画像Iが得られたとする。なお、図5に示されるエッジ画像Iは、平均画像Iから抽出されるエッジを2値化することによって得られる画像である。エッジ画像I内の白画素は、エッジの度合いが所定の閾値以上である画素を表す。ここで、画像Iの垂直方向の各位置に対する水平方向の白画素の頻度を表すヒストグラムHに基づき、水面の境界を表す喫水線の位置を判定する場合を考える。この場合には、例えば、白画素の頻度が低い領域、すなわちエッジ強度の低い領域が水面であると判定することが考えられる。しかし、図5に示される平均画像Iに映る堤防Tの領域は平坦であるためエッジ強度は低い。このため、検出結果Rに示されるように、堤防Tの上端tuが喫水線として検出されてしまう。
平均画像では、各時刻のフレーム画像が平均化されるため、水面の領域に波が存在する場合であっても水面が映る領域においてエッジ強度は小さくなる。一方、各時刻のフレーム画像の各々では、水面の領域において波が存在するため、エッジ強度は大きい。
そこで、本実施形態では、平均画像から得られるエッジ強度と特定のフレーム画像から得られるエッジ強度との差分に基づいて、水面が映る領域を判定する。具体的には、平均画像のエッジ強度と特定のフレーム画像のエッジ強度との差分が大きい領域を、水面が映る領域であると判定する。これにより、水面が映る領域を精度よく特定することができる。以下、具体的に説明する。
ヒストグラム取得部23は、エッジ取得部22によって得られる第1のエッジ画像に基づいて、第1のエッジ画像の垂直方向の各位置に対する、その垂直方向の位置に対応する水平方向の各画素のエッジ強度の総和を表すエッジ強度ヒストグラムを生成する。また、ヒストグラム取得部23は、エッジ取得部22によって得られる第2のエッジ画像に基づいて、第2のエッジ画像の垂直方向の各位置に対する、その垂直方向の位置に対応する水平方向の各画素のエッジ強度の総和を表すエッジ強度ヒストグラムを生成する。
具体的には、図6に示されるように、エッジ画像Iの垂直方向をy方向とし水平方向をx方向とする。そして、ヒストグラム取得部23は、エッジ画像Iのy方向のy座標を横軸とし、エッジ画像Iのy座標における全てのx座標のエッジ強度の総和を縦軸とするエッジ強度ヒストグラムHを生成する。具体的には、エッジ画像の各y座標について、そのy座標においてエッジ画像をx軸方向に走査してエッジ強度が計数される。
なお、図6に示される例では、川の映像内における堤防の上端tuの位置が予め設定され、フレーム画像における堤防の上端tuよりも上側の領域については、エッジ強度ヒストグラムHの各値を生成しないように設定した場合の例である。そのため、エッジ強度ヒストグラムHの堤防の上端tuより左側の値は0となっている。また、図6に示されるエッジ画像は、平均画像から縦のエッジのエッジ強度と横のエッジのエッジ強度との両方を表すエッジ画像である。
喫水線候補取得部24は、ヒストグラム取得部23によって取得された第1のエッジ画像のエッジ強度ヒストグラムのうちのピークのy座標を求める。例えば、喫水線候補取得部24は、第1のエッジ画像から得られるエッジ強度ヒストグラムの値が予め設定された閾値以上であって、かつ前後の値との間の差分が所定値以上である箇所をピークとして検出する。そして、喫水線候補取得部24は、求められたピークのy座標を通るx軸に並行な線分を喫水線候補として設定する。
例えば、図6に示されるように、エッジ強度ヒストグラムHの各ピークP1,P2,P3に対応するy座標y1,y2,y3に対して、フレーム画像I内の喫水線候補y1,y2,y3が設定される。
差分取得部25は、ヒストグラム取得部23によって取得された第1のエッジ画像のエッジ強度ヒストグラムと第2のエッジ画像のエッジ強度ヒストグラムとに基づいて、第1のエッジ画像と第2のエッジ画像との差分を表す差分ヒストグラムを取得する。本実施形態で用いる差分ヒストグラムは、平均画像のエッジ強度と特定のフレーム画像のエッジ強度との差分を表すヒストグラムである。また、差分ヒストグラムは、フレーム画像の垂直方向の各位置に対する、その垂直方向の位置に対応する水平方向の各画素の差分の総和を表すヒストグラムである。
まず、差分取得部25は、図7に示されるように、第1のエッジ画像Eのエッジ強度ヒストグラムH(y)を算出する。次に、差分取得部25は、第2のエッジ画像Eのエッジ強度ヒストグラムH(y)を算出する。なお、図7に示される第1のエッジ画像E及び第2のエッジ画像Eは、縦のエッジが抽出されたエッジ画像である。また、図7に示されるように、第2のエッジ画像Eと第1のエッジ画像Eとの間の差分を表すエッジ画像Eは、水面の領域でエッジ強度の差分が大きいことがわかる。
そして、差分取得部25は、エッジ強度ヒストグラムH(y)とエッジ強度ヒストグラムH(y)との差分を表す差分ヒストグラムH(y)を算出する。図7に示されるように、差分ヒストグラムH(y)において、水面が映る領域は差分が大きくなり、水面が映る領域以外は差分が小さいことがわかる。
また、差分取得部25は、以下の式(1)に従って、差分ヒストグラムH(y)を正規化し、正規化された差分ヒストグラムを表す正規化差分ヒストグラムH(y)を取得する。式(1)に従った正規化処理では、エッジ強度ヒストグラムH(y)を用いて正規化が行われる。このため、例えば、差分ヒストグラムH(y)における差分の値が同じ値であっても、平均画像から得られたエッジ強度ヒストグラムH(y)の値が大きいほど、差分の値が小さくなる。
(y)=H(y)/(H(y)+1) (1)
スコア取得部26は、差分取得部25によって得られた正規化差分ヒストグラムのピークに対応する垂直方向の位置を水面の喫水線の候補として設定する。また、スコア取得部26は、図7に示されるように、水面の喫水線の候補毎に、ピークにおける正規化差分ヒストグラムの傾きに応じたスコアを算出する。
具体的には、スコア取得部26は、喫水線候補取得部24によって設定された各喫水線候補に対応するy座標において、そのy座標における正規化差分ヒストグラムH(y)の値の微分値を算出する。喫水線候補の各y座標をy(i=1,...,N)とした場合、スコア取得部26は、以下の式(2)に従って、各喫水線候補iについての微分値Fを計算する。なお、Nは喫水線候補の数を表す。なお、本実施形態では、川がフレーム画像の手前に映っていることを仮定するため、微分値F<0の場合にはF=0とする。
=dH(y)/dy (2)
次に、スコア取得部26は、各喫水線候補の各々について算出された微分値の各々に基づいて、喫水線候補取得部24によって設定された各喫水線候補iのスコアSを算出する。喫水線候補i(i=1,…,N)のスコアSは、例えば、以下の式(3)によって表される。

(3)
水面判定部28は、スコア取得部26によって算出された、各喫水線候補のスコアの各々に基づいて、スコアが最も大きい喫水線候補を、水面の喫水線であると判定する。例えば、水面判定部28は、図8に示されるように、喫水線の候補F1のスコアSと喫水線の候補F2のスコアSとが算出された場合、この2つを大きい順に順位付けする。そして、水面判定部28は、1位である喫水線の候補F2を喫水線であると判定し、対応するy座標に応じて画像上の喫水線を特定する。
出力装置30には、水面判定部28によって判定された喫水線が重畳された画像が出力される。出力装置30は、例えば、ディスプレイ等によって実現される。
水面判定装置14は、例えば、図9に示すコンピュータ50で実現することができる。コンピュータ50はCPU51、一時記憶領域としてのメモリ52、及び不揮発性の記憶部53を備える。また、コンピュータ50は、カメラ12、出力装置30等の入出力装置が接続される入出力interface(I/F)54、及び記録媒体59に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するread/write(R/W)部55を備える。また、コンピュータ50は、インターネット等のネットワークに接続されるネットワークI/F56を備える。CPU51、メモリ52、記憶部53、入出力I/F54、R/W部55、及びネットワークI/F56は、バス57を介して互いに接続される。
記憶部53は、Hard Disk Drive(HDD)、Solid State Drive(SSD)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部53には、コンピュータ50を水面判定装置14として機能させるための水面判定プログラム60が記憶されている。水面判定プログラム60は、平均画像取得プロセス61と、明度変換プロセス62と、エッジ取得プロセス63と、ヒストグラム取得プロセス64と、喫水線候補取得プロセス65と、差分取得プロセス66とを有する。また、水面判定プログラム60は、スコア取得プロセス67と、水面判定プロセス68とを有する。画像記憶領域69には、画像記憶部16を構成する情報が記憶される。
CPU51は、水面判定プログラム60を記憶部53から読み出してメモリ52に展開し、水面判定プログラム60が有するプロセスを順次実行する。CPU51は、平均画像取得プロセス61を実行することで、図1に示す平均画像取得部18として動作する。また、CPU51は、明度変換プロセス62を実行することで、図1に示す明度変換部20として動作する。また、CPU51は、エッジ取得プロセス63を実行することで、図1に示すエッジ取得部22として動作する。また、CPU51は、ヒストグラム取得プロセス64を実行することで、図1に示すヒストグラム取得部23として動作する。また、CPU51は、喫水線候補取得プロセス65を実行することで、図1に示す喫水線候補取得部24として動作する。また、CPU51は、差分取得プロセス66を実行することで、図1に示す差分取得部25として動作する。また、CPU51は、スコア取得プロセス67を実行することで、図1に示すスコア取得部26として動作する。また、CPU51は、水面判定プロセス68を実行することで、図1に示す水面判定部28として動作する。また、CPU51は、画像記憶領域69から情報を読み出して、画像記憶部16をメモリ52に展開する。これにより、水面判定プログラム60を実行したコンピュータ50が、水面判定装置14として機能することになる。ソフトウェアである水面判定プログラム60を実行するCPU51はハードウェアである。
なお、水面判定プログラム60により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)等で実現することも可能である。
次に、第1の実施形態に係る水面判定装置14の作用について説明する。水面判定装置14は、川の映像の各フレーム画像が画像記憶部16に格納され始めると、図10に示す水面判定処理ルーチンを実行する。
ステップS100において、平均画像取得部18は、画像記憶部16に格納された所定の時間区間の複数のフレーム画像を取得する。
ステップS102において、平均画像取得部18は、上記ステップS100で取得された複数のフレーム画像を平均し、平均画像を取得する。
ステップS104において、明度変換部20は、上記ステップS102で取得された平均画像を明度変換し、平均画像に対応する明度画像を示す平均明度画像を取得する。また、明度変換部20は、上記ステップS102で平均画像を取得する際に用いられた特定のフレーム画像を明度変換し、特定のフレーム画像に対応する明度画像を示す特定明度画像を取得する。
ステップS106において、エッジ取得部22は、上記ステップS104で取得された平均明度画像に対し空間フィルタを適用して、平均明度画像のエッジ強度を表す第1のエッジ画像を取得する。また、エッジ取得部22は、上記ステップS104で取得された特定明度画像に対し空間フィルタを適用して、特定明度画像のエッジ強度を表す第2のエッジ画像を取得する。
ステップS108において、ヒストグラム取得部23は、上記ステップS106で取得された第1のエッジ画像に基づいて、第1のエッジ画像のエッジ強度ヒストグラムを生成する。また、ヒストグラム取得部23は、上記ステップS106で取得された第2のエッジ画像に基づいて、第2のエッジ画像のエッジ強度ヒストグラムを生成する。
ステップS110において、喫水線候補取得部24は、上記ステップS108で取得された第1のエッジ画像のエッジ強度ヒストグラムのうちのピークのy座標を求め、求められたピークのy座標を通るx軸に並行な線分を喫水線候補として設定する。
ステップS112において、差分取得部25は、上記ステップS108で取得された、第1のエッジ画像のエッジ強度ヒストグラムと第2のエッジ画像のエッジ強度ヒストグラムとに基づいて、差分ヒストグラムを取得する。そして、差分取得部25は、上記式(1)に従って、差分ヒストグラムを正規化し、正規化差分ヒストグラムを取得する。
ステップS114において、スコア取得部26は、水面の喫水線の候補毎に、ピークにおける正規化差分ヒストグラムの傾きとして、上記式(2)に従って各喫水線の候補の微分値Fを計算する。そして、スコア取得部26は、喫水線の候補毎に、上記式(3)に従ってスコアSを算出する。
ステップS116において、水面判定部28は、上記ステップS114で算出された、各喫水線候補のスコアの各々に基づいて、スコアが最も大きい喫水線候補を、水面の喫水線であると判定する。
以上説明したように、第1の実施形態に係る水面判定装置14は、水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素のエッジ強度を表す第1のエッジ画像を取得する。また、水面判定装置14は、映像のうちの特定のフレーム画像の各画素のエッジ強度を表す第2のエッジ画像を取得する。そして、水面判定装置14は、第1のエッジ画像の各画素のエッジ強度と第2のエッジ画像の各画素のエッジ強度との差分に応じて、水面が映る領域を判定する。これにより、水面の領域を精度よく特定することができる。
なお、川の映像に映る堤防部等は時間の経過に応じて変化するものではないため、堤防部に凹凸が存在しない場合であっても、1フレーム画像のエッジ強度と平均画像のエッジ強度との差分は小さくなる。そのため、本実施形態のように、平均画像のエッジ強度と特定のフレーム画像のエッジ強度との差分が大きい領域を水面が映る領域であると判定することで、堤防部に凹凸が存在しない場合であっても水面の領域を精度よく特定することができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、画像のエッジ強度に替えて、画像の明度を用いる点が第1の実施形態と異なる。なお、第1の実施形態と同様の構成となる部分については、同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態では、平均画像の各画素の明度と特定のフレーム画像の各画素の明度とに基づいて、平均画像の明度と特定のフレーム画像の明度との差分が大きい領域を、水面が映る領域であると判定する。
図11に示すように、第2の実施形態に係る水面判定システム210は、カメラ12と、水面判定装置214と、出力装置30とを備えている。
水面判定装置214は、図11に示されるように、画像記憶部16と、平均画像取得部18と、明度変換部20と、ヒストグラム取得部223と、喫水線候補取得部24と、差分取得部25と、スコア取得部26と、水面判定部28とを備えている。
ヒストグラム取得部223は、明度変換部20によって得られる平均明度画像に基づいて、平均明度画像の垂直方向の各位置に対する、その垂直方向の位置に対応する水平方向の各画素の明度の総和を表す明度強度ヒストグラムを生成する。平均明度画像の明度強度ヒストグラムは、平均明度画像の各領域の明度を表す。また、ヒストグラム取得部223は、明度変換部20によって得られる特定明度画像に基づいて、特定明度画像の垂直方向の各位置に対する、その垂直方向の位置に対応する水平方向の各画素の明度の総和を表す明度強度ヒストグラムを生成する。特定明度画像の明度強度ヒストグラムは、特定明度画像の各領域の明度を表す。
第2の実施形態の水面判定装置14は、例えば、図12に示すコンピュータ50で実現することができる。コンピュータ50の記憶部53は、HDD、SSD、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部53には、コンピュータ50を水面判定装置214として機能させるための水面判定プログラム260が記憶されている。水面判定プログラム260は、平均画像取得プロセス61と、明度変換プロセス62と、ヒストグラム取得プロセス264と、喫水線候補取得プロセス65と、差分取得プロセス66と、スコア取得プロセス67と、水面判定プロセス68とを有する。画像記憶領域69には、画像記憶部16を構成する情報が記憶される。
CPU51は、水面判定プログラム260を記憶部53から読み出してメモリ52に展開し、水面判定プログラム260が有するプロセスを順次実行する。CPU51は、ヒストグラム取得プロセス264を実行することで、図11に示すヒストグラム取得部223として動作する。これにより、水面判定プログラム260を実行したコンピュータ50が、水面判定装置214として機能することになる。ソフトウェアである水面判定プログラム260を実行するCPU51はハードウェアである。
なお、水面判定プログラム260により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC等で実現することも可能である。
次に、第2の実施形態に係る水面判定装置214の作用について説明する。水面判定装置214は、川の映像の各フレーム画像が画像記憶部16に格納され始めると、図13に示す水面判定処理ルーチンを実行する。
ステップS100〜ステップS104、及びステップS110〜ステップS116までは、上記第1の実施形態と同様に実行される。
ステップS208において、ヒストグラム取得部223は、ステップS104で得られる平均明度画像に基づいて、平均明度画像の明度強度ヒストグラムを生成する。また、ヒストグラム取得部223は、ステップS104で得られる特定明度画像に基づいて、特定明度画像の明度強度ヒストグラムを生成する。
以上説明したように、第2の実施形態に係る水面判定装置214は、水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像を取得する。そして、平均画像の各画素の明度と映像のうちの特定のフレーム画像の各画素の明度との差分に応じて、水面が映る領域を判定する。これにより、水面の領域を精度よく特定することができる。また、エッジを抽出することなく水面の領域を特定することができるため、簡易な処理により水面の領域を特定することができる。
なお、上記では、各プログラムが記憶部に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。開示の技術に係るプログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ等の記録媒体に記録された形態で提供することも可能である。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
次に、各実施形態の変形例を説明する。
上記各実施形態では、水面が映る領域の境界を表す喫水線を判定する場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。例えば、水面が映る領域を判定してもよい。この場合には、例えば第1の実施形態では、平均画像のエッジ強度と特定のフレーム画像のエッジ強度との差分を画像内の領域毎に算出する。そして、算出された差分が予め定めた閾値以上の領域を、水面が映る領域であると判定する。また、第2の実施形態では、平均画像の明度と特定のフレーム画像の明度との差分を画像の領域毎に算出する。そして、算出された差分が予め定めた閾値以上の領域を、水面が映る領域であると判定する。
また、上記第1の実施形態では、図6に示される例においては、縦のエッジと横のエッジとの両方が抽出される場合を例に説明し、図7に示される例では、縦のエッジが抽出される場合を例に説明したがこれに限定されるものではない。エッジ強度としては、どのような方向のエッジを用いてもよい。また、エッジ画像としては2値化された画像を用いるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、特定のフレーム画像が1フレームである場合を例に説明したがこれに限定されるものではなく、複数のフレーム画像を特定のフレーム画像として用いても良い。複数のフレーム画像を特定のフレーム画像として用いる場合には、例えば、複数のフレーム画像を平均することによって得られる画像を特定のフレーム画像として用いることができる。なお、特定のフレーム画像の数は、平均画像に用いる複数のフレーム画像よりも十分少ない数である。
以上の各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素のエッジ強度を表す第1のエッジ画像を取得し、
前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素のエッジ強度を表す第2のエッジ画像を取得し、
前記第1のエッジ画像の各画素のエッジ強度と前記第2のエッジ画像の各画素のエッジ強度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する、
処理をコンピュータに実行させるための水面判定プログラム。
(付記2)
水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素の明度と前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素の明度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する、
処理をコンピュータに実行させるための水面判定プログラム。
(付記3)
前記映像の前記フレーム画像の垂直方向の下方には、川の水面が映っており、
前記平均画像と前記特定のフレーム画像との前記差分を表す差分ヒストグラムであって、前記フレーム画像の前記垂直方向の各位置に対応する水平方向の各画素の前記差分の総和を表す前記差分ヒストグラムを生成し、
前記差分ヒストグラムのピークに対応する前記垂直方向の位置を前記水面の喫水線の候補とし、前記水面の喫水線の候補毎に、前記ピークにおける前記差分ヒストグラムの傾きに応じたスコアを算出し、前記スコアに基づいて、前記水面の喫水線を判定する、
請求項1又は請求項2に記載の水面判定プログラム。
(付記4)
水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素のエッジ強度を表す第1のエッジ画像を取得し、
前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素のエッジ強度を表す第2のエッジ画像を取得し、
前記第1のエッジ画像の各画素のエッジ強度と前記第2のエッジ画像の各画素のエッジ強度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する、
処理をコンピュータに実行させる水面判定方法。
(付記5)
水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素の明度と前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素の明度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する、
処理をコンピュータに実行させる水面判定方法。
(付記6)
前記映像の前記フレーム画像の垂直方向の下方には、川の水面が映っており、
前記平均画像と前記特定のフレーム画像との前記差分を表す差分ヒストグラムであって、前記フレーム画像の前記垂直方向の各位置に対応する水平方向の各画素の前記差分の総和を表す前記差分ヒストグラムを生成し、
前記差分ヒストグラムのピークに対応する前記垂直方向の位置を前記水面の喫水線の候補とし、前記水面の喫水線の候補毎に、前記ピークにおける前記差分ヒストグラムの傾きに応じたスコアを算出し、前記スコアに基づいて、前記水面の喫水線を判定する、
請求項1又は請求項2に記載の水面判定方法。
(付記7)
水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素のエッジ強度を表す第1のエッジ画像を取得し、前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素のエッジ強度を表す第2のエッジ画像を取得するエッジ取得部と、
前記第1のエッジ画像の各画素のエッジ強度と前記第2のエッジ画像の各画素のエッジ強度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する水面判定部と、
を備える水面判定装置。
(付記8)
水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素の明度と前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素の明度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する水面判定部、
を備える水面判定装置。
(付記9)
前記映像の前記フレーム画像の垂直方向の下方には、川の水面が映っており、
前記平均画像と前記特定のフレーム画像との前記差分を表す差分ヒストグラムであって、前記フレーム画像の前記垂直方向の各位置に対応する水平方向の各画素の前記差分の総和を表す前記差分ヒストグラムを生成する差分取得部と、
前記差分ヒストグラムのピークに対応する前記垂直方向の位置を前記水面の喫水線の候補とし、前記水面の喫水線の候補毎に、前記ピークにおける前記差分ヒストグラムの傾きに応じたスコアを算出するスコア取得部とを更に備え、
前記水面判定部は、前記スコアに基づいて、前記水面の喫水線を判定する、
請求項1又は請求項2に記載の水面判定装置。
(付記10)
水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素のエッジ強度を表す第1のエッジ画像を取得し、
前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素のエッジ強度を表す第2のエッジ画像を取得し、
前記第1のエッジ画像の各画素のエッジ強度と前記第2のエッジ画像の各画素のエッジ強度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する、
処理をコンピュータに実行させるための水面判定プログラムを記憶した記憶媒体。
(付記11)
水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素の明度と前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素の明度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する、
処理をコンピュータに実行させるための水面判定プログラムを記憶した記憶媒体。
10,210 水面判定システム
12 カメラ
14,214 水面判定装置
16 画像記憶部
18 平均画像取得部
20 明度変換部
22 エッジ取得部
23,223 ヒストグラム取得部
24 喫水線候補取得部
25 差分取得部
26 スコア取得部
28 水面判定部
30 出力装置
50 コンピュータ
51 CPU
53 記憶部
59 記録媒体
60,260 水面判定プログラム
61 平均画像取得プロセス
62 明度変換プロセス
63 エッジ取得プロセス
64,264 ヒストグラム取得プロセス
65 喫水線候補取得プロセス
66 差分取得プロセス
67 スコア取得プロセス
68 水面判定プロセス

Claims (7)

  1. 水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素のエッジ強度を表す第1のエッジ画像を取得し、
    前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素のエッジ強度を表す第2のエッジ画像を取得し、
    前記第1のエッジ画像の各画素のエッジ強度と前記第2のエッジ画像の各画素のエッジ強度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する、
    処理をコンピュータに実行させるための水面判定プログラム。
  2. 水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素の明度と前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素の明度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する、
    処理をコンピュータに実行させるための水面判定プログラム。
  3. 前記映像の前記フレーム画像の垂直方向の下方には、川の水面が映っており、
    前記平均画像と前記特定のフレーム画像との前記差分を表す差分ヒストグラムであって、前記フレーム画像の前記垂直方向の各位置に対応する水平方向の各画素の前記差分の総和を表す前記差分ヒストグラムを生成し、
    前記差分ヒストグラムのピークに対応する前記垂直方向の位置を前記水面の喫水線の候補とし、前記水面の喫水線の候補毎に、前記ピークにおける前記差分ヒストグラムの傾きに応じたスコアを算出し、前記スコアに基づいて、前記水面の喫水線を判定する、
    請求項1又は請求項2に記載の水面判定プログラム。
  4. 水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素のエッジ強度を表す第1のエッジ画像を取得し、
    前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素のエッジ強度を表す第2のエッジ画像を取得し、
    前記第1のエッジ画像の各画素のエッジ強度と前記第2のエッジ画像の各画素のエッジ強度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する、
    処理をコンピュータに実行させる水面判定方法。
  5. 水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素の明度と前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素の明度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する、
    処理をコンピュータに実行させる水面判定方法。
  6. 水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素のエッジ強度を表す第1のエッジ画像を取得し、前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素のエッジ強度を表す第2のエッジ画像を取得するエッジ取得部と、
    前記第1のエッジ画像の各画素のエッジ強度と前記第2のエッジ画像の各画素のエッジ強度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する水面判定部と、
    を備える水面判定装置。
  7. 水面を表す映像のうちの複数のフレーム画像の各々において対応する画素の画素値を平均することにより得られる平均画像の各画素の明度と前記映像のうちの特定のフレーム画像の各画素の明度との差分が予め定めた閾値以上の領域を、前記水面が映る領域であると判定する水面判定部、
    を備える水面判定装置。
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