JP2019069841A - シート材のシワ取り装置及びこれを備えた延反機 - Google Patents

シート材のシワ取り装置及びこれを備えた延反機 Download PDF

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Abstract

【課題】構造を簡単にして低コストを図り、かつシート材に生じたシワをむらなく効果的に除去することができるシワ取り装置及びこれを備えた延反機を提供する。【解決手段】シート材Sと圧接してシワを取るシワ取り装置4のシワ取りローラ40を、積層部12からのシート材を支持する第1ローラ21と第2ローラ22との間に設ける。シワ取りローラ40は、軸芯より放射状に延びる半径方向外方位置において軸芯に向かって対峙させるように配置した状態で軸の長手方向へ延びる断面略コ字状の3つの長尺部材43により構成する。シワ取りローラ40は、駆動モータによりシート材の送り速度と同じ速度で送り方向とは逆向きに回転し、各長尺部材43の軸の長手方向中間部に位置する部位でのローラ半径が軸の長手方向両端部に位置する部位でのローラ半径に比して漸増するクラウン状に形成している。【選択図】図1

Description

本発明は、繰出し源から繰り出されて複数のローラに支持された状態で送られるシート材に圧接して当該シート材からシワを取るシワ取り装置及びこれを備えた延反機に関する。
従来より、この種のシワ取り装置としては、シート材を巻いた原反ロールやシート材を予め折り畳んで積層した積層部などの繰出し源から繰り出されて複数のローラに支持された状態で送られるシート材にシワ取りローラを圧接して当該シート材からシワを取るようにしたものは知られている(特許文献1参照)。このシワ取りローラは、駆動軸の外周側に左右2組に分けてそれぞれ断面正多角形状に複数の移送板を配置して構成され、これらの移送板が駆動軸の回転に伴ってその外周側のカム付筒体に設けたカムに係合する係合体を介し強制移動して左右方向へそれぞれ開くことにより、シート材に生じたシワを伸ばして取るようにしている。
特公平4−11457号公報
ところが、前記従来のものでは、シワ取りローラの左右2組の各移送板を左右方向へ開かせてシート材のシワを取るため、シート材に対して接触している箇所のシワを取ることができるものの、シート材に対して接触していない箇所のシワを取ることができないことがある。一方、シート材の特性などによっては、各移送板に接触している部分がシワ取りローラ上で滑らずにシワが残ったまま送られてしまい、逆に各移送板に接触していない部分ではシート材が引っ張られてシワが取れることもある。このため、シート材に生じたシワをむらなく除去することができないといった課題がある。
また、左右2組の各移送板が駆動軸の回転に伴ってカム付筒体のカムに係合する係合体を介し強制移動して左右方向へそれぞれ開く構造を採用しているため、シワ取りローラ自体の構造が非常に複雑なものとなり、コストも嵩む。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、構造を簡単にして低コストを図り、かつシート材に生じたシワをむらなく効果的に除去することができるシート材のシワ取り装置及びこれを備えた延反機を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、繰出し源から繰り出されて複数のローラに支持された状態で送られるシート材に圧接して当該シート材からシワを取るシワ取り装置を前提とし、前記シート材を送る際に駆動手段によって回転駆動されるシワ取りローラを備える。そして、前記シワ取りローラを、その軸の軸芯より放射状に延びる半径方向外方位置において当該軸の長手方向へそれぞれ延びる複数の長尺部材により構成する。更に、前記シワ取りローラは、前記各長尺部材の軸の長手方向中間部に位置するローラ径が軸の長手方向両端部に位置するローラ径に比して漸増することを特徴としている。
また、前記シワ取りローラを、前記繰出し源からのシート材の送り方向とは逆向きに回転させてもよい。
これに対し、前記シワ取りローラを、前記繰出し源からのシート材の送り方向と同じ向きにそのシート材の送り速度よりも速い速度で回転させてもよい。
前記シート材のシワ取り装置を備えた延反機を前提とするものとして、前記シワ取りローラを、延反テーブル上を進退移動する延反機本体の繰出し源から繰り出されたシート材を複数のローラと共に支持する支持機構に設けるシワ取り装置を備えた延反機を提供するものであってもよい。
以上、要するに、軸の軸芯より放射状に延びる半径方向外方位置において当該軸の長手方向へそれぞれ延びる複数の長尺部材の軸の長手方向中間部に位置する径を軸の長手方向両端部に位置する径に比して漸増させたクラウン状のシワ取りローラを駆動手段によって回転駆動することで、シワ取りローラに対しシート材が圧接すると、シート材は、各長尺部材との接触により外方へ押される一方、互いに相隣なる各長尺部材同士の間では戻されて外方への押し量が減るといった、押し量の増減を繰り返すことで、その都度跳ねる。このとき、シート材は跳ねる度に、クラウン状のシワ取りローラに沿って軸の長手方向中間部から軸の長手方向両端部側に寄せられ、シート材に生じたシワをむらなく効果的に除去することができる。
しかも、シワ取りローラがクラウン状に形成されていることにより、構造が非常に簡単なものとなってコストの低廉化を図ることもできる。
また、シワ取りローラを繰出し源からのシート材の送り方向とは逆向きに回転させることで、シート材に対する長尺部材の接触回数が増し、シート材の跳ねる頻度が増して、シート材に生じたシワをより効果的に除去することができる。
これに対し、シワ取りローラを繰出し源からのシート材の送り方向と同じ向きにそのシート材の送り速度よりも早い速度で回転させることで、シート材に対する長尺部材の接触回数が増し、シート材の跳ねる頻度が増して、シート材に生じたシワをより効果的に除去することができる。
更に、シワ取り装置を延反機に備え、シワ取りローラを、延反テーブル上を進退移動する延反機本体の繰出し源から繰り出されたシート材を支持する支持機構に設けることで、繰出し源から繰り出したシート材が支持機構のシワ取りローラの各長尺部材との接触による押し量の増減を繰り返してその都度跳ね、その度に、クラウン状のシワ取りローラに沿って軸線方向中間部から軸線方向両端部側に寄せられ、シワをむらなく効果的に除去したシート材を延反テーブル上に送り出すことができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシワ取り装置を備えた延反機の延反機本体において繰出し源からのシート材を支持する支持機構の概略構成図である。 図1のシワ取り装置のシワ取りローラの斜視図である。 (a)は図2のシワ取りローラの端部付近の縦断面図、(b)は(a)の矢視図である。 (a)は図2のシワ取りローラの中間部付近の縦断面図、(b)は(a)の矢視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシワ取り装置を備えた延反機の延反機本体において繰出し源からのシート材を支持する支持機構の概略構成図である。 図5のシワ取り装置のシワ取りローラの正面図である。 (a)は図6のシワ取りローラの端部付近の縦断面図、(b)は(a)の矢視図である。 (a)は図6のシワ取りローラの中間部付近の縦断面図、(b)は(a)の矢視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るシワ取り装置を備えた延反機の延反機本体において繰出し源からのシート材を支持する支持機構の概略構成図、図2は図1のシワ取り装置のシワ取りローラの斜視図をそれぞれ示している。
図1及び図2において、延反機1には、水平に設置された矩形状の延反テーブル(図示せず)と、この延反テーブル上をレールに沿って進退移動する延反機本体としてのキャリッジ11とを備えている。このキャリッジ11には、生地などのシート材Sを予め折り畳んで積層した積層部12(繰出し源)が設けられている。また、キャリッジ11には、当該キャリッジ11の積層部12から繰り出されたシート材Sを支持する支持機構2が設けられている。
支持機構2は、キャリッジ11から延びるアーム13の先端に設けられた第1ローラ21と、キャリッジ11の筐体14側に設けられた第2ローラ22及び一対の第3ローラ23,23とを備えている。第1ローラ21は、アーム13の先端に回転自在に支持され、積層部12の上方に位置している。第1〜第3ローラ21〜23は、積層部12から繰り出されたシート材Sを支持しつつキャリッジ11の筐体14から送り出せるようにシート材Sの幅よりも長尺な長さに設定されている。
第2ローラ22の一端は、キャリッジ11の筐体14に取り付けられた駆動手段としての駆動モータ24の出力軸241に回転一体に連結されている。第2ローラ22の他端は、キャリッジ11の筐体14に回転自在に支持されている。そして、積層部12のシート材Sは、駆動モータ24の駆動力により第2ローラ22を回転させることで、第1ローラ21を介して上方へ引き上げられ、第1ローラ21からキャリッジ11の筐体14の第2ローラ22側へ向けて送り出される。このとき、シート材Sは、第2ローラ22の回転速度で送り出される。
各第3ローラ23は、キャリッジ11の筐体14に回転自在に支持されている。各第3ローラ23のうちのシート材送り方向上流側に位置する第3ローラ23は、その軸方向一端に第1プーリ28が回転一体に連結されている。また、駆動モータ24の出力軸241には、その軸方向に並設された2連の出力プーリ25(図では一方のみ示す)が回転一体に連結されている。各出力プーリ25のうちの一方の出力プーリ25には、上流側の第3ローラ23の第1プーリ28との間でベルト29が巻き掛けられ、駆動モータ24からの駆動力がベルト29を介して伝達されている。
また、第1ローラ21と第2ローラ22との間には、第1ローラ21から送り出されたシート材Sからシワを取るシワ取り装置4が設けられている。このシワ取り装置4は、第1ローラ21から送り出されたシート材Sと圧接するシワ取りローラ40を備えている。そして、シワ取りローラ40も、シート材Sの幅よりも長尺な長さに設定され、両端の軸48(図3に一方のみ示す)がキャリッジ11の筐体14に回転自在に支持されている。
第2ローラ22とシワ取りローラ40との間には、キャリッジ11の筐体14に軸261を介して回転自在に支持された第2プーリ26が設けられている。この第2プーリ26には、各出力プーリ25のうちの残る他方の出力プーリ25との間でベルト27が巻き掛けられ、駆動モータ24からの駆動力がベルト27を介して伝達されている。
第2プーリ26には、第1ギヤ262が回転一体に連結されている。この第1ギヤ262は、シワ取りローラ40の一端側の軸48に回転一体に連結された第2ギヤ41に対し噛合している。このため、第2ギヤ41は、第1ギヤ262と同じ速度で逆方向に回転し、シワ取りローラ40を駆動モータ24からの駆動力によって第2ローラ22と同じ速度で逆方向に回転させている。
図3の(a)は図2のシワ取りローラ40の端部付近の縦断面図、(b)は(a)の矢視図をそれぞれ示している。また、図4の(a)は図2のシワ取りローラ40の中間部付近の縦断面図、(b)は(a)の矢視図をそれぞれ示している。
図3及び図4に示すように、シワ取りローラ40は、その軸48の軸芯mより放射状に延びる半径方向外方の略等間隔位置において当該軸48の長手方向へそれぞれ延びる3つの長尺部材43,43,43を備えている。各長尺部材43は、断面略コ字状に形成され、シワ取りローラ40の軸48の長手方向へ延びる角部42を短手方向両端辺に備えている。そして、シワ取りローラ40は、各長尺部材43をそれぞれ軸芯mに向かって対峙させるように配置した状態で構成されている。
また、シワ取りローラ40は、各長尺部材43の軸48の長手方向中間部に位置する部位でのローラ半径L2が軸48の長手方向両端部に位置する部位でのローラ半径L1に比して漸増し、クラウン状に形成されている。各長尺部材43の両端は、それぞれ両端ブラケット44によって固定されている一方、中間部が中間ブラケット45によって固定されている。
各両端ブラケット44の外方端には、軸48が一体的に取り付けられている。また、各両端ブラケット44は、軸芯mからローラ半径L1離間した位置に軸48の長手方向から見て6つの辺を有する略正六角形状に形成され、その6つの辺のうちの1つ飛ばしの3つの辺に対し3つの長尺板部材43より延びる延設片440がそれぞれ一対のボルト441,441により締結されている。
中間ブラケット45は、軸48の長手方向から見て周方向へ120°ずつ隔てて3方向に突出して三つ又形状に形成された突出端部450,450,450を有し、これらの突出端部450は、軸芯mからローラ半径L2離間した位置に設けられている。そして、中間ブラケット45の突出端部450には、それぞれ各長尺板部材43の中間部分が被冠され、各突出端部450の両側方からのボルト451,451の締結により各長尺板部材43の中間部分が止着されている。
したがって、本実施の形態では、軸芯mより放射状に延びる半径方向外方位置において軸48の長手方向へそれぞれ延びる3つの長尺板部材43の軸48の長手方向中間部に位置する部位でのローラ半径L2を、軸48の長手方向両端部に位置する部位でのローラ半径L1に比して漸増させたクラウン状のシワ取りローラ40が駆動モータ24によってシート材Sの送り方向とは逆向きに回転している。これにより、シワ取りローラ40に対しシート材Sが圧接すると、シート材Sは、各長尺部材43の角部42との圧接により外方へ押される一方、互いに相隣なる各長尺部材43の角部42同士の間では戻されて外方への押し量が減るといった、押し量の増減を繰り返すことで、その都度跳ねる。このとき、シート材Sは跳ねる度に、クラウン状のシワ取りローラ40に沿って軸48の長手方向中間部から軸48の長手方向両端部側に寄せられ、シート材Sに生じたシワをむらなく効果的に除去することができる。
しかも、シワ取りローラ40がクラウン状に形成されていることにより、構造が非常に簡単なものとなってコストの低廉化を図ることもできる。
加えて、シワ取りローラ40を積層部12からのシート材Sの送り方向とは同じ速度で逆向きに回転させていることにより、シート材Sに対する長尺部材43の接触回数が増し、シート材Sの跳ねる頻度が増して、シート材Sに生じたシワをより効果的に除去する上で非常に有効なものとなる。
また、軸芯mに向かって対峙させるように配置した3つの長尺部材43,43,43によってシワ取りローラ40が構成されているので、シワ取りローラ40が3つの長尺部材43,43,43によって簡単に構成することができる上、この長尺部材43を3つ用いてシワ取りローラ40を安価にかつ効率よく形成することができる。
更に、シワ取り装置4が延反機1に備えられ、シワ取りローラ40が、延反テーブル上を進退移動するキャリッジ11の積層部12から繰り出されたシート材Sを支持する支持機構2に設けられているので、積層部12から繰り出したシート材Sが支持機構2のシワ取りローラ40の各長尺部材43との接触による押し量の増減を繰り返してその都度跳ね、その度に、クラウン状のシワ取りローラ40に沿って軸線方向中間部から軸線方向両端部側に寄せられ、シワをむらなく効果的に除去したシート材Sを延反テーブル上に送り出すことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態を図5〜図8に基づいて説明する。
図5は本発明の第2の実施の形態に係るシワ取り装置を備えた延反機の延反機本体において繰出し源からのシート材を支持する支持機構の概略構成図、図6は図5のシワ取り装置のシワ取りローラの正面図をそれぞれ示している。また、図7の(a)は図6のシワ取りローラの端部付近の縦断面図、(b)は(a)の矢視図をそれぞれ示している。更に、図8の(a)は図6のシワ取りローラの中間部付近の縦断面図、(b)は(a)の矢視図をそれぞれ示している。なお、本実施の形態では、支持機構及びシワ取り装置の構成についてのみ説明する。
すなわち、図5及び図6に示すように、支持機構5は、キャリッジ11の一側(図5では左側)の一側筐体51に設けられ、キャリッジ11の他側(図5では右側)の他側筐体52に回転自在に支持された繰出し源としての原反ロール18からシート材Sを一側筐体51側に向けて繰出すようにしている。シート材Sは、原反ロール18にロール状に巻かれている。
支持機構5は、一側筐体51において原反ロール18から繰り出されたシート材Sを受け取って支持する第1ローラ53と、この第1ローラ53で受け取ったシート材Sを送り出す第2ローラ54とを備えている。第1及び第2ローラ53,54は、一側筐体51にそれぞれ回転自在に支持されている。また、原反ロール18はもちろんのこと、第1及び第2ローラ53,54は、原反ロール18からのシート材Sを一側筐体51から送り出せるようにシート材Sの幅よりも長尺な長さに設定されている。
第1ローラ53は、一側筐体51に取り付けられた第1駆動モータ55の出力軸551に回転一体に連結されている。第1及び第2ローラ53,54には、それぞれ図示しないプーリが回転一体に連結され、両プ−リ間にはベルトが掛け渡されている。これによって、第1駆動モータ55の駆動力が第2ローラ54に伝達され、原反ロール18からのシート材Sが延反テーブル上に送り出される。
また、原反ロール18と第1ローラ53との間には、原反ロール18から繰り出されたシート材Sと圧接して当該シート材Sからシワを取るシワ取り装置6が設けられている。このシワ取り装置6は、支持機構5に設けられ、シワ取りローラ60を備えている。そして、シワ取りローラ60も、シート材Sの幅よりも長尺な長さに設定され、他側筐体52から一側に延設された延設部56に回転自在に支持されている。
シワ取りローラ60の軸601は、当該シワ取りローラ60の両端間に亘って設けられ、その一端が延設部56に設けられた第2駆動モータ57(駆動手段)の出力軸に対し回転一体に連結されている。この第2駆動モータ57は一定の回転数で回転し、シワ取りローラ60を原反ロール18からのシート材Sの送り方向と同じ向きでそのシート材Sの送り速度よりも2倍速い速度で回転させている。また、シワ取りローラ60と第1ローラ53との間には、両ローラ60,53間においてシート材Sにテンションを加えるためのロール状の錘58が配置されている。この錘58も、シート材Sの幅よりも長尺な長さに設定されている。
シワ取りローラ60は、その軸601の軸芯nより放射状に延びる半径方向外方の略等間隔位置において当該軸601の長手方向へそれぞれ延びる長尺部材として8本の棒状体63,63,…により構成されている。また、図7及び図8に示すように、各棒状体63の両端は、それぞれ円盤形状の両端ブラケット64によって固定されている一方、中間部が円盤形状の中間ブラケット65によって固定されている。そして、各棒状体63は、細い丸鋼よりなり、両端ブラケット64及び中間ブラケット65によって固定することで、互いに周方向で相隣なる棒状体63,63同士の間隔をほぼ均等に設定するようにしている。また、シワ取りローラ60は、各棒状体63の軸601の長手方向中間部に位置する部位でのローラ半径L4が軸601の長手方向両端部に位置する部位でのローラ半径L3に比して漸増し、クラウン状に形成されている。
各両端ブラケット64の中心部には、軸601の端部を挿通する中心孔641が設けられている。各両端ブラケット64の周面において互いに略90°離間した位置には、中心部に向かって延びる軸用ネジ孔642,642が設けられている。この各軸用ネジ孔642には、それぞれボルトネジ643が螺合し、この各ボルトネジ643の締め付けにより各両端ブラケット64の中心孔641に軸601の端部を固着している。
また、各両端ブラケット64の軸芯nよりローラ半径L3離間した周方向等間隔置きの8箇所の位置には、各棒状体63の端部を挿通する挿通孔644,644,…が設けられている。各両端ブラケット64の周面において各挿通孔644を通る半径方向外方向きの延長線上には、各挿通孔644に向かって延びる棒状体用ネジ孔645,645,…が設けられている。この各棒状体用ネジ孔645には、それぞれイモネジ646が螺合し、この各イモネジ646の締め付けにより各両端ブラケット64の各挿通孔644に棒状体63の端部をそれぞれ固着している。この場合、各軸用ネジ孔642は、各棒状体用ネジ孔645との干渉を回避する上で、互いに相隣なる棒状体用ネジ孔645,645同士の間に設けられている。
一方、中間ブラケット65の中心部にも、軸601の中間部を挿通する中心孔651が設けられている。中間ブラケット65の周面において互いに略90°離間した位置には、中心部に向かって延びる軸用ネジ孔652,652が設けられている。この各軸用ネジ孔652には、それぞれボルトネジ653が螺合し、この各ボルトネジ653の締め付けにより中間ブラケット65の中心孔651に軸601の中間部を固着している。
また、中間ブラケット65の軸芯nよりローラ半径L4離間した周方向等間隔置きの8箇所の位置には、各棒状体63の中間を挿通する挿通孔654,654,…が設けられている。各挿通孔654は、中間ブラケット65の周面より一部が開口し、挿通された各棒状体63の中間の一部を中間ブラケット65よりも半径方向外方へ膨出させている。この場合、各棒状体63は、その半径方向外方へ膨出する半円弧部分62がシート材Sに対し圧接している。
したがって、本実施の形態では、軸芯nより放射状に延びる半径方向外方位置において軸601の長手方向へそれぞれ延びる8本の棒状体63の軸601の長手方向中間部に位置する部位でのローラ半径L4を軸601の長手方向両端部に位置する部位でのローラ半径L3に比して漸増させたクラウン状のシワ取りローラ60が第2駆動モータ57によってシート材Sの送り方向と同じ向きでそのシート材Sの送り速度の2倍の速度で回転している。これにより、シワ取りローラ60に対しシート材Sが圧接すると、シート材Sは、各棒状体63の半円弧部分62との圧接により外方へ押される一方、互いに相隣なる各棒状体63,63同士の間では戻されて外方への押し量が減るといった、押し量の増減を繰り返すことで、その都度跳ねる。このとき、シート材Sは跳ねる度に、クラウン状のシワ取りローラ60に沿って軸601の長手方向中間部から軸601の長手方向両端部側に寄せられ、シート材Sに生じたシワをむらなく効果的に除去することができる。
しかも、シワ取りローラ60がクラウン状に形成されていることにより、構造が非常に簡単なものとなってコストの低廉化を図ることもできる。
加えて、シワ取りローラ60を原反ロール18からのシート材Sの送り方向と同じ向きでそのシート材Sの送り速度よりも2倍速い速度で回転していることにより、シート材Sに対する棒状体63の接触回数が増し、シート材Sの跳ねる頻度が増して、シート材Sに生じたシワをより効果的に除去する上で非常に有効なものとなる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。たとえば、前記第1の実施の形態では、シワ取りローラ40をシート材Sの送り速度と同じ速度でシート材Sの送り方向とは逆向きに回転させたが、シワ取りローラがシート材の送り速度とは異なる速度でシート材の送り方向とは逆向きに回転していてもよく、シワ取りローラの速度はシート材の送り方向と逆向きであればシート材の送り速度に依存されるものでない。
また、前記第2の実施の形態では、シワ取りローラ60をシート材Sの送り速度の2倍の速度でシート材Sの送り方向と同じ向きに回転させたが、シワ取りローラがシート材の送り方向と同じ向きに回転している場合にはシート材の送り速度よりも速い速度で回転させるようにすればよい。
また、前記第1の実施の形態では、3つの長尺部材43によりシワ取りローラ40を構成したが、シワ取りローラを3つ以上の長尺部材で構成してもよく、あるいは複数の角部(端辺)を有する長尺部材を用いて構成してもよい。このとき、長尺部材の端辺が断面円弧状に形成されていてもよい。また、剛性が十分に確保された板材であれば角部を有さずに曲面部を有する断面形状に形成された板材であってもよく、その場合には短手方向両端の縁でシート材を圧接させるようにしてもよい。
また、前記第2の実施の形態では、シワ取りローラ60を8本の棒状体63によって構成したが、シワ取りローラが8本を除く複数の棒状体によって構成されていてもよい。
また、前記第2の実施の形態では、原反ロール18と第1ローラ53との間にシワ取りローラ60を設けたが、第1ローラとシワ取りローラとを置換し、第2駆動モータの駆動力を第1ローラに伝達して原反ロールからのシート材が送り出されるようにする一方、第1駆動モータの駆動力をシワ取りローラに伝達し、このシワ取りローラを第1駆動モータによってシート材の送り方向とは逆向きに回転させるようにしてもよい。このとき、第2ローラは、シート材の送り方向に回転している。
また、前記第各実施の形態では、シワ取り装置4,6を延反機1に備え、シワ取りローラ40,60を、延反テーブル上を進退移動するキャリッジ11からシート材Sを送り出して支持する支持機構2,5に設けたが、反物の傷などを検反する検反機、巻替え機、温度や水分によって強制的に繊維品を縮める縮絨機など、長尺の織物、編物などの繊維品の整理、加工を行うための繊維機械にシワ取り装置が用いられていてもよい。
更に、前記各実施の形態では、生地などのシート材Sを用いた場合について述べたが、皮革などのシート材であってもよい。
1 延反機
11 キャリッジ(延反機本体)
12 積層部(繰出し源)
18 原反ロール(繰出し源)
2 支持機構
21 第1ローラ(ローラ)
22 第2ローラ(ローラ)
23 第3ローラ(ローラ)
24 駆動モータ(駆動手段)
4 シワ取り装置
40 シワ取りローラ
43 長尺部材
48 軸
5 支持機構
53 第1ローラ(ローラ)
54 第2ローラ(ローラ)
57 第2駆動モータ(駆動手段)
6 シワ取り装置
60 シワ取りローラ
601 軸
63 棒状体(長尺部材)
S シート材
m 軸芯
n 軸芯

Claims (4)

  1. 繰出し源から繰り出されて複数のローラに支持された状態で送られるシート材に圧接して当該シート材からシワを取るシワ取り装置であって、
    前記シート材を送る際に駆動手段によって回転駆動されるシワ取りローラを備え、
    前記シワ取りローラは、
    その軸の軸芯より放射状に延びる半径方向外方位置において当該軸の長手方向へそれぞれ延びる複数の長尺部材により構成され、この各長尺部材の軸の長手方向中間部に位置するローラ径が軸の長手方向両端部に位置するローラ径に比して漸増していることを特徴とするシート材のシワ取り装置。
  2. 前記シワ取りローラは、前記繰出し源からのシート材の送り方向とは逆向きに回転する請求項1に記載のシート材のシワ取り装置。
  3. 前記シワ取りローラは、前記繰出し源からのシート材の送り方向と同じ向きにそのシート材の送り速度よりも速い速度で回転する請求項1に記載のシート材のシワ取り装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のシート材のシワ取り装置を備えた延反機であって、
    前記シワ取りローラは、延反テーブル上を進退移動する延反機本体の繰出し源から繰り出されたシート材を複数のローラと共に支持する支持機構に設けられることを特徴とするシート材のシワ取り装置を備えた延反機。
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