JP2019064165A - ラベル容器製造方法およびそのラベル容器 - Google Patents
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Abstract
Description
図1(A)はインモールドラベル容器1の斜視図であり、図1(B)はインモールドラベル容器1の正面図であり、図1(C)はインモールドラベル容器1の縦断面図であり、図2はインモールドラベル容器1の図1(B)のA−A矢視断面図である。
容器本体2は、樹脂の射出成形により形成されている。容器本体2の底部4は、厚さが一定で平面の円板状である。容器本体2は、上面の開口部7の縁の全周に、フランジ部6が外方水平方向に略リング状に延出している。容器本体2の側部5は、底部4の円形の外周である底面外周部BC(下端湾曲形状部)から上面の開口部7(フランジ部6の内側)までの全周に渡って設けられている。この側部5の外側の表面部は、半径方向(容器の平面視内外方向)の凹凸(振幅)が周方向に繋がる波型形状を有している。この側部5の外側の表面部の波型形状は、底面外周部BCでは凹凸(波)が無い(振幅がゼロ)形状であり、上端5cへ向かって凹凸(振幅)が徐々に大きくなる形状である。言い換えると、側部5における外側の表面部は、1波長分の正弦波形状となっている波型片Wxが全周面に亘って複数連接された形状である。このため、容器本体2の側部5は、外側の表面部の湾曲部(この実施例では全周面)に、周方向に波打つ波打ち部5aを有する。一方、この側部5の内側の表面部は、底面外周部BCから上端5cへ向かって円弧形状の半径が徐々に大きくなり、且つ半径方向に凹凸のない湾曲形状を有している。この実施例1では、この湾曲形状が全周に渡って円を成しているため、逆円錐台形状となっている。
「容器の円周」=(r+2H/cos(θ’))×π
「ラベルの円周」=(r+2Htanθ’)×π
そして、このようにして計算される容器の円周とラベルの円周の差分だけ、波打ち形状の凹凸が大きくなるように波の振幅が構成されている
容器本体2の射出成形に用いる樹脂は、ポリプロピレンが主材料として用いられ、発泡剤やフィラーが添加されている。発泡剤には、炭酸水素ナトリウムが用いられ、断熱性の向上が図られている。また、フィラーには、タルク、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ガラス、またはこれらの複数が用いられ、耐熱性の向上が図られている。
ラベル3は、完成形状の容器本体2の底面および側面の全面を1枚で覆う大きさの平面形状のシート状のものを用いる。このラベル3は、酸素や水蒸気等の気体の透過を妨げるバリア性フィルムを用いることが好ましい。また、ラベル3は、遮光性等を備えていてもよく、加飾印刷がされていてもよく、これらの複数を備えていても良い。また、ラベル3は、単層あるいは多層のフィルムでもよい。この実施例では、容器本体2の外側の表面部が波打ち部5aを形成しているため、ラベル3は、容器本体2の外側の表面部の略全部を被覆しているが(図1(A)(C)参照)、容器本体2の内側の表面部に波打ち部5aを形成し、ラベル3が容器本体2の内側の表面部の略全部を被覆するようにしてもよい。尚、フランジ部6のラベル3による被覆は、側部5を被覆するラベル3をそのまま延展させることにより行う。
底部被覆部4fは、カットラベルFの中心CTfを中心とする半径が容器本体2の底部4の半径rに等しい円周形状である底面外周部BCfが外縁となって画定されている。
側部被覆部5fは、容器本体2のn個の波型片Wx(x=1〜n)の各波型片Wxの外側の表面部を被覆するn個の波型片被覆部Wfx(x=1〜n)を有している。各波型片被覆部Wfxは、底部4側端点Pbx−1とPbxとに対応する対応点Pbfx−1とPbfxと、フランジ部6側端点Ptx−1とPtxとに対応する対応点Ptfx−1とPtfxとが領域画定の基点となっている。底部4側対応点Pbfx−1とPbfxとは、底部被覆部4fの領域を画定する底面外周部BCf上にある。また、フランジ部6側対応点Ptfx−1は、中心CTfから放射状に延びる底部4側対応点Pbfx−1の延長線上で、底部4側対応点Pbfx−1から谷線l分だけ離隔した位置にある。同様に、フランジ部6側対応点Ptfxは、中心CTfから放射状に延びる底部4側対応点Pbfxの延長線上で、底部4側対応点Pbfxから谷線l分だけ離隔した位置にある。そして、底部4側対応点Pbfx−1とPbfxとの間の底面外周部BCf上の中点Pbmfxと、フランジ部6側対応点Ptfx−1とPtfxとの間の正弦波曲線CVtf上の中点Ptmfxとは、それぞれ尾根線Lの底部4側対応点、及びフランジ部6側対応点となり、尾根線L分だけ離間している。さらに、フランジ部6側対応点Ptmfxを介してフランジ部6側対応点Ptfx−1とPtfxとを結ぶ正弦波曲線CVtfは、カットラベルFを容器本体2に貼り付けたときに、フランジ部6側端点Ptmxを介してフランジ部6側端点Ptx−1とPtxとを結ぶ波型片Wxの外側の表面部の上端部CVtの正弦波形状に沿うように決定されている(図3(A)参照)。
次に、インモールドラベル容器製造装置10の構成と、このインモールドラベル容器製造装置10を用いてインモールドラベル容器1を製造する製造方法について説明する。
次に、このインモールドラベル容器製造装置10によるインモールドラベル容器1の製造工程について説明する。
カットラベルFを貼着した疑似コア13は、搬送ロボット18により射出成形部12に搬送される。
平面32eを有している。型閉じが行われた凹型金型21のキャビティ22と凸型金型31のコア32との間には、容器本体2を成形することになる空洞部20が形成される。
なお、樹脂Jに発泡剤は入れず、代わりに、ランナー33から樹脂Jを充填する際に窒素ガス等の気体を適宜のガス注入孔から注入する構成としてもよい。この場合も断熱性を付与することができる。
この場合も、実施例1と同一の作用効果を奏することができる。
この場合も、実施例1と同一の作用効果を奏することができる。
円弧部分の容器の長さ=「容器の円周」×(θ’’/360)
円弧部分のラベルの長さ=「ラベルの円周」×(θ’’/360)
従って、湾曲部分の波打ち形状は、この円弧部分の容器の長さと円弧部分のラベルの長さの差分だけ凹凸が大きくなるように、波の振幅が形成されている。
平面部5zは、波打ち部5aの肉厚の最も薄い部分と同じかそれ以上の肉厚に形成されており、波打ち部5aの最も薄い部分の肉厚から波打ち部5aの最も厚い部分の肉厚までの間の肉厚とすることが好ましく、波打ち部5aの平均の肉厚から波打ち部5aの最も厚い部分の肉厚までの間の肉厚とすることがより好ましい。この平面部5zは、肉厚一定に形成されている。平面部5zを波打ち部5aの最も薄い部分の厚みよりも厚い部分の厚みに近づけることにより、平面部5zの断熱性および耐熱性を高めることができる。
この場合も、実施例1と同一の作用効果を奏することができる。
例えば、容器本体2の外側表面にラベル3を配置したが、容器本体2の内側表面にラベル3を配置する構成としてもよい。この場合、ラベル3を機能性素材により形成することで、インモールドラベル容器の内面に様々な機能を持たせることができ、様々な機能性のインモールドラベル容器を形成することができる。
2…容器本体
3…ラベル
4…底部
5…側部
6…フランジ部
7…開口部
21…凹型金型
22a…底部形成部
22b…下端湾曲形状部
22c…側部形成部
22d…上端波打ち湾曲形状部
31…凸型金型
33…ランナー
Claims (9)
- 凸型金型と凹型金型の間にラベルを配置し、前記凸型金型と前記凹型金型の一方に設けられた樹脂流し込み用孔から樹脂を流し込んで成形し、成形された容器本体の表面にラベルが貼り付いた状態のラベル容器を製造するラベル容器製造方法であって、
前記樹脂として発泡剤および耐熱材の少なくとも一方を含有した樹脂を用いるか、あるいは前記樹脂を流し込む際に混合させる構成であり、
前記ラベルは、前記ラベル容器の底部の全面および側部の全周を前記底部と前記側部の結部分を含めて1枚で覆う大きさである
ラベル容器製造方法。 - 前記凸型金型と前記凹型金型の他方は、
前記ラベル容器の底部を成形する底部形成部と、前記ラベル容器の側部を形成する側部形成部を有し、
前記側部形成部は、
前記底部形成部に連結する下端位置にて底部中心から見て外側へ凸となる下端湾曲形状部と、
当該下端湾曲形状部の上方に位置して平面方向に見て前記ラベル容器の中心からの距離が変化するよう波打ちながら湾曲する上端波打ち湾曲形状部と、
前記下端湾曲形状部から前記上端波打ち湾曲形状部に向けて徐々に波の振幅が大きくなる波打ち量増加部を有する構成であり、
前記凸型金型と前記凹型金型の一方は、
前記底部形成部に対向して配置される対向底部形成部と、前記側部形成部に対向して配置される対向側部形成部を有し、
前記対向側部形成部は、
平面方向に見て波打ちのない湾曲形状で前記下端湾曲形状部側から前記上端波打ち湾曲形状部側に向けて曲率半径が徐々に大きくなる湾曲面部を前記波打ち量増加部に対向して有する構成であり、
平面形状で前記底部から前記側部を覆う大きさの前記ラベルを前記凸型金型と前記凹型金型の間に配置した状態で前記樹脂流し込み用孔から前記樹脂を流し込むことで、前記他方の前記下端湾曲形状部から前記上端波打ち湾曲形状部まで前記ラベルに皺を生じさせることなく成形する
請求項1記載のラベル容器製造方法。 - 前記波打ち量増加部は、各高さの横断面における湾曲方向に連なる波の振幅がほぼ同一に形成されている
請求項2記載のラベル容器製造方法。 - 前記波打ち量増加部は、
前記下端湾曲形状部から前記上端波打ち湾曲形状部の凸部までを結ぶ線と、前記下端湾曲形状部から前記上端波打ち湾曲形状部の凹部までを結ぶ線が、いずれも直線状になる形状に形成されている
請求項3記載のラベル容器製造方法。 - 前記波打ち量増加部は、底部側から開口部側に向け厚み方向への凹凸が徐々に大きくなる複数の略逆半円錐台形部または略逆半角錐台形部が並列に隣接して配置された構成を有する
請求項4記載のラベル容器製造方法。 - 前記樹脂は、前記耐熱材としてフィラーを含有する
請求項1から6の何れかに記載のラベル容器製造方法。 - 側部と底部を有し上面が開口する樹脂で形成された容器本体と、
一枚のフィルムで構成され前記容器本体の外側または内側の一方の表面部の略全部を被覆するラベルとを備え、
前記樹脂は、発泡剤、耐熱材、および気体の少なくとも一つを含有した状態の樹脂であり、
前記ラベルは、前記一方の表面部の略全部に重ならず且つ隙間なく貼り付けられている
ラベル容器。 - 前記ラベルが貼り付けられた前記容器本体の前記側部の前記一方の表面部の一部または全部は、周方向に波打つ波打ち部を有し、
当該波打ち部は、当該波の振幅が底部側から開口部側に向けて徐々に大きくなる形状であり、
前記側部の前記波打ち部の反対側の他方の表面部は、周方向に波打ちのない湾曲形状で平面視における曲率半径が底部側から開口部側に向けて徐々に大きくなる形状である
ラベル容器。 - 前記樹脂は、前記耐熱材としてフィラーを含有する
請求項8記載のラベル容器。
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JP2017192225A JP2019064165A (ja) | 2017-09-29 | 2017-09-29 | ラベル容器製造方法およびそのラベル容器 |
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JP2000264327A (ja) * | 1999-03-16 | 2000-09-26 | Dainippon Printing Co Ltd | リブ付きインモールドラベル容器及びその製造方法 |
JP2009190338A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Daio Paper Corp | インモールドラベル付成形体 |
JP2016203577A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | 日本写真印刷株式会社 | 加飾シート、成形品の製造方法及び成形品 |
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