JP2019045169A - 電子部品搬送装置および電子部品検査装置 - Google Patents

電子部品搬送装置および電子部品検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電子部品が載置される載置部と検査部のチャンネルとの接続関係を特定することができる電子部品搬送装置および電子部品検査装置を提供すること。【解決手段】電子部品が載置される第1載置部および第2載置部を有する検査部が設置可能な検査領域と、搬送部と、制御部とを備え、前記検査部は、前記第1載置部と前記第2載置部とのうちの一方に電気的に接続された第1チャンネルと、他方に電気的に接続された第2チャンネルとを有し、前記制御部は、前記第1載置部のみに前記電子部品を配置した状態で、前記検査部に対し、前記第1、前記第2チャンネルに給電する給電指令を送信し、前記第1チャンネルが通電された場合は、前記第1載置部と前記第1チャンネル、前記第2チャンネルが通電された場合は、前記第1載置部と前記第2チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶することを特徴とする電子部品搬送装置。【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品搬送装置および電子部品検査装置に関する。
従来から、例えばICデバイス等の電子部品の電気的な検査をする検査装置が知られている。この検査装置では、ICデバイスに対して検査を行なう際、ICデバイスを検査用のソケットまで搬送し、ソケットに載置して、その検査を行なうよう構成されている。
また、検査装置では、同時に複数のICデバイスの検査を行うことができるようになっているが、例えば、検査を行うICデバイスの大きさや、そのICデバイスの数等の条件に応じて、複数のソケットを有するチェンジキットを交換することがある。この場合は、各ソケットに、検査制御部の対応するチャンネルをケーブル等で電気的に接続(以下、単に「接続」とも言う)する。
しかしながら、各ソケットに、検査制御部の対応するチャンネルを接続する際、正しくないチャンネルを接続してしまう場合がある。このような誤接続があると、良品のICデバイスが不良品と判定され、不良品のICデバイスが良品と判定されてしまう、「ミスソート」と呼ばれる不具合が発生することがあり、ICデバイスを正しく検査することができない。
そこで、特許文献1には、ICデバイスの検査を行う前に、複数のソケットのうちの1つのソケットのみにICデバイスを載置し、そのICデバイスが載置されているソケットに接続されているはずのチャンネル、すなわち、そのソケットに対応付けされているチャンネルのみにテスト・スタート・リクエスト信号を送信して予備テストを行い、そのチャンネルの接続が正しいか否かを判定する半導体試験装置が開示されている。
特開平6−37158号公報
特許文献1に記載の半導体試験装置では、1回の予備テストで、1つのソケットとそのソケットに対応付けされているチャンネルが接続されているか否かが判るに過ぎない。すなわち、正しく接続されていないことが判った場合、ソケットがどのチャンネルに接続されているか、チャンネルがどのソケットに接続されているか等のソケットとチャンネルとの接続関係を特定することはできない。また、正しく接続されていないことが判った場合は、再度、接続をやり直す必要があり、多大な労力および時間を要する。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下のものとして実現することが可能である。
本発明の電子部品搬送装置は、電子部品が載置される第1載置部および第2載置部を有し、前記電子部品を検査する検査部が設置可能な検査領域と、
前記電子部品を搬送する搬送部と、
給電指令の送信を制御する制御部と、を備え、
前記検査部は、前記第1載置部と前記第2載置部とのうちの一方に電気的に接続された第1チャンネルと、前記第1載置部と前記第2載置部とのうちの他方に電気的に接続された第2チャンネルと、を有し、
前記制御部は、前記第1載置部に前記電子部品を配置し、前記第2載置部に前記電子部品を配置しない状態で、前記検査部に対し、前記第1チャンネルおよび前記第2チャンネルに給電する給電指令を送信し、
前記第1チャンネルが通電された場合は、前記第1載置部と前記第1チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を記憶部に記憶し、
前記第2チャンネルが通電された場合は、前記第1載置部と前記第2チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶することを特徴とする。
このような本発明の電子部品搬送装置によれば、第1載置部と、検査部の第1チャンネルおよび第2チャンネルとの接続関係(対応関係)(紐づき)を特定することができ、ミスソートを抑制することができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記制御部は、前記第2載置部に前記電子部品を配置し、前記第1載置部に前記電子部品を配置しない状態で、前記検査部に対し、前記第1チャンネルおよび前記第2チャンネルに給電する給電指令を送信し、
前記第1チャンネルが通電された場合は、前記第2載置部と前記第1チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶し、
前記第2チャンネルが通電された場合は、前記第2載置部と前記第2チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶することが好ましい。
これにより、第2載置部と、検査部の第1チャンネルおよび第2チャンネルとの接続関係を特定することができ、ミスソートを抑制することができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記検査部は、前記電子部品が載置される第3載置部と、前記第1載置部と前記第2載置部と前記第3載置部とのうちのいずれか1つに電気的に接続された第3チャンネルと、を有し、
前記制御部は、前記第3載置部に前記電子部品を配置し、前記第1載置部および前記第2載置部に前記電子部品を配置しない状態で、前記検査部に対し、前記第1チャンネル、前記第2チャンネルおよび前記第3チャンネルに給電する給電指令を送信し、
前記第1チャンネルが通電された場合は、前記第3載置部と前記第1チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶し、
前記第2チャンネルが通電された場合は、前記第3載置部と前記第2チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶し、
前記第3チャンネルが通電された場合は、前記第3載置部と前記第3チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶することが好ましい。
これにより、第3載置部と、検査部の第1チャンネル、第2チャンネルおよび第3チャンネルとの接続関係を特定することができ、ミスソートを抑制することができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記検査部は、前記電子部品が載置される第4載置部と、前記第1載置部と前記第2載置部と前記第3載置部と前記第4載置部とのうちのいずれか1つに電気的に接続された第4チャンネルと、を有し、
前記制御部は、前記第4載置部に前記電子部品を配置し、前記第1載置部、前記第2載置部および前記第3載置部に前記電子部品を配置しない状態で、前記検査部に対し、前記第1チャンネル、前記第2チャンネル、前記第3チャンネルおよび前記第4チャンネルに給電する給電指令を送信し、
前記第1チャンネルが通電された場合は、前記第4載置部と前記第1チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶し、
前記第2チャンネルが通電された場合は、前記第4載置部と前記第2チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶し、
前記第3チャンネルが通電された場合は、前記第4載置部と前記第3チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶し、
前記第4チャンネルが通電された場合は、前記第4載置部と前記第4チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶することが好ましい。
これにより、第4載置部と、検査部の第1チャンネル、第2チャンネル、第3チャンネルおよび第4チャンネルとの接続関係を特定することができ、ミスソートを抑制することができる。
本発明の電子部品搬送装置では、前記搬送部は、前記電子部品を把持し、前記電子部品を前記第1載置部に載置する第1把持部と、前記電子部品を把持し、前記電子部品を前記第2載置部に載置する第2把持部と、を備え、
前記第1チャンネルが通電された場合は、前記第1チャンネルと前記第1把持部とを対応付けし、
前記第2チャンネルが通電された場合は、前記第2チャンネルと前記第1把持部とを対応付けすることが好ましい。
これにより、第1把持部と検査部の正しいチャンネルとを対応付けすることができ、ミスソートを抑制することができる。
本発明の電子部品検査装置は、電子部品が載置される第1載置部および第2載置部を有し、前記電子部品を検査する検査部と、
前記検査部が設置可能な検査領域と、
前記電子部品を搬送する搬送部と、
給電指令の送信を制御する制御部と、を備え、
前記検査部は、前記第1載置部と前記第2載置部とのうちの一方に電気的に接続された第1チャンネルと、前記第1載置部と前記第2載置部とのうちの他方に電気的に接続された第2チャンネルと、
給電を制御する検査制御部と、を有し、
前記制御部は、前記第1載置部に前記電子部品を配置し、前記第2載置部に前記電子部品を配置しない状態で、前記検査部に対し、前記第1チャンネルおよび前記第2チャンネルに給電する給電指令を送信し、
前記検査制御部は、前記給電指令により前記第1チャンネルおよび前記第2チャンネルに給電し、
前記制御部は、前記第1チャンネルが通電された場合は、前記第1載置部と前記第1チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を記憶部に記憶し、
前記第2チャンネルが通電された場合は、前記第1載置部と前記第2チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶することを特徴とする。
このような本発明の電子部品検査装置によれば、第1載置部と、検査部の第1チャンネルおよび第2チャンネルとの接続関係(対応関係)(紐づき)を特定することができ、ミスソートを抑制することができる。
図1は、本発明の電子部品検査装置の第1実施形態を正面側から見た概略斜視図である。 図2は、図1に示す電子部品検査装置の動作状態を示す概略平面図である。 図3は、図1に示す電子部品検査装置の一部分のブロック図(模式図も含む)である。 図4は、図1に示す電子部品検査装置のチャンネルの割り振り処理の際の電子部品搬送装置の制御部の制御動作を示すフローチャートである。 図5は、図1に示す電子部品検査装置のチャンネルの割り振り処理を説明するための検査部の載置ユニットを示す平面図である。 図6は、図1に示す電子部品検査装置のチャンネルの割り振り処理を説明するための検査部の載置ユニットを示す平面図である。 図7は、図1に示す電子部品検査装置のチャンネルの割り振り処理を説明するための検査部の載置ユニットを示す平面図である。 図8は、図1に示す電子部品検査装置のチャンネルの割り振り処理を説明するための検査部の載置ユニットを示す平面図である。 図9は、図1に示す電子部品検査装置のチャンネルの割り振り処理を説明するための検査部の載置ユニットを示す平面図である。 図10は、図1に示す電子部品検査装置のモニターに表示されたウィンドウを示す図である。 図11は、図1に示す電子部品検査装置のモニターに表示されたウィンドウを示す図である。
<第1実施形態>
以下、図1〜図11を参照して、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置の第1実施形態について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、図1に示すように、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸とする。また、X軸とY軸を含むXY平面が水平となっており、Z軸が鉛直となっている。また、X軸に平行な方向を「X方向(第1の方向)」とも言い、Y軸に平行な方向を「Y方向(第2の方向)」とも言い、Z軸に平行な方向を「Z方向(第3の方向)」とも言う。また、各方向の矢印が向いた方向を「正」、その反対方向を「負」と言う。また、本願明細書で言う「水平」とは、完全な水平に限定されず、電子部品の搬送が阻害されない限り、水平に対して若干(例えば±5°未満程度)傾いた場合(状態)も含む。また、本願明細書で言う「鉛直」とは、完全な鉛直に限定されず、鉛直に対して若干(例えば±5°未満程度)傾いた場合も含む。また、図1の上側、すなわち、Z軸方向正側を「上」または「上方」、下側、すなわち、Z軸方向負側を「下」または「下方」と言うことがある。また、図3、図5〜図9には、図10および図11に示すウィンドウ41に表示される表43に対応させて、第1載置部161〜第4載置部164の配置(位置関係)を示す「A」、「B」、「a」、「b」を表記する。
本発明の電子部品搬送装置10は、図1に示す外観を有するものである。この本発明の電子部品搬送装置10は、ハンドラーであり、電子部品が載置(配置)される載置ユニット160を有する検査部16を配置(設置)可能な装置である。
また、図2に示すように、本発明の電子部品検査装置1は、電子部品を把持して搬送し、電子部品を押圧可能なデバイス搬送ヘッド17(搬送部)を有する電子部品搬送装置10を備え、さらに、電子部品を検査する検査部16を備えている。
以下、各部の構成について詳細に説明する。
図1、図2に示すように、電子部品搬送装置10を有する電子部品検査装置1は、例えばBGA(Ball Grid Array)パッケージであるICデバイス等の電子部品を搬送し、その搬送過程で電子部品の電気的特性を検査・試験(以下単に「検査」と言う)する装置である。なお、以下では、説明の便宜上、前記電子部品としてICデバイスを用いる場合について代表して説明し、これを「ICデバイス90」とする。ICデバイス90は、本実施形態では平板状をなすものとなっている。また、ICデバイス90は、その下面に、平面視でマトリックス状に配置された複数の端子(電子部品側端子)を有している。
なお、ICデバイスとしては、前記のものの他に、例えば、「LSI(Large Scale Integration)」「CMOS(Complementary MOS)」「CCD(Charge Coupled Device)」や、ICデバイスを複数モジュールにパッケージ化した「モジュールIC」、また、「水晶デバイス」、「圧力センサー」、「慣性センサー(加速度センサー)」、「ジャイロセンサー」、「指紋センサー」等が挙げられる。
電子部品検査装置1(電子部品搬送装置10)は、トレイ供給領域A1と、デバイス供給領域A2と、検査領域A3と、デバイス回収領域A4と、トレイ除去領域A5とを備え、これらの領域は、後述するように各壁部で分けられている。そして、ICデバイス90は、トレイ供給領域A1からトレイ除去領域A5まで前記各領域を矢印α90方向に順に経由し、途中の検査領域A3で検査が行われる。この電子部品検査装置1は、各領域を経由するようにICデバイス90を搬送する搬送部25、制御装置800、モニター300(表示部)、シグナルランプ400および操作パネル700を有する電子部品搬送装置10と、ICデバイス90を載置(配置)する載置ユニット160および検査制御装置26を有し、検査領域A3内で検査を行なう検査部16とを備えている(図1〜図3参照)。
なお、電子部品検査装置1は、トレイ供給領域A1、トレイ除去領域A5が配された方、すなわち、図2中の下側が正面側となり、検査領域A3が配された方、すなわち、図2中の上側が背面側として使用される。
また、電子部品検査装置1は、ICデバイス90の種類ごとに交換される「チェンジキット」と呼ばれるものを予め搭載して用いられる。このチェンジキットには、ICデバイス90(電子部品)を載置可能な電子部品載置部がある。本実施形態の電子部品検査装置1では、この電子部品載置部は、複数の箇所に設置されており、例えば、後述する温度調整部12と、デバイス供給部14と、ICデバイス90(電子部品)を載置して検査可能な検査部16の載置ユニット160と、デバイス回収部18とがある。また、ICデバイス90(電子部品)が載置可能な電子部品載置部には、前記のようなチェンジキットとは別に、ユーザーが用意するトレイ200と、回収用トレイ19等もある。
トレイ供給領域A1は、未検査状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ200が供給される給材部である。トレイ供給領域A1は、トレイ200を複数積み重ねて搭載可能な搭載領域と言うこともできる。なお、本実施形態では、各トレイ200には、複数の凹部(ポケット)が行列状に配置されている。各凹部には、ICデバイス90を1つずつ収納、載置することができる。
デバイス供給領域A2は、トレイ供給領域A1から搬送されたトレイ200上の複数のICデバイス90がそれぞれ検査領域A3まで搬送、供給される領域である。なお、トレイ供給領域A1とデバイス供給領域A2とを跨ぐように、トレイ200を1枚ずつ水平方向に搬送するトレイ搬送機構11A、11Bが設けられている。トレイ搬送機構11Aは、搬送部25の一部であり、トレイ200を、当該トレイ200に載置されたICデバイス90ごとY方向の正側、すなわち、図2中の矢印α11A方向に移動させることができる。これにより、ICデバイス90を安定してデバイス供給領域A2に送り込むことができる。また、トレイ搬送機構11Bは、空のトレイ200をY方向の負側、すなわち、図2中の矢印α11B方向に移動させることができる移動部である。これにより、空のトレイ200をデバイス供給領域A2からトレイ供給領域A1に移動させることができる。
デバイス供給領域A2には、温度調整部(ソークプレート(英語表記:soak plate、中国語表記(一例):均温板))12と、デバイス搬送ヘッド13と、トレイ搬送機構15とが設けられている。また、デバイス供給領域A2と検査領域A3とを跨ぐように移動するデバイス供給部14も設けられている。
温度調整部12は、複数のICデバイス90が載置される載置部であり、当該載置されたICデバイス90を一括して加熱または冷却することができる「ソークプレート」と呼ばれる。このソークプレートにより、検査部16で検査される前のICデバイス90を予め加熱または冷却して、当該検査(高温検査や低温検査)に適した温度に調整することができる。
このような載置部としての温度調整部12は、固定されている。これにより、当該温度調整部12上でICデバイス90に対して安定して温度調整することができる。
また、温度調整部12は、グランド(接地)されている。
図2に示す構成では、温度調整部12は、Y方向に2つ配置、固定されている。そして、トレイ搬送機構11Aによってトレイ供給領域A1から搬入されたトレイ200上のICデバイス90は、いずれかの温度調整部12まで搬送される。
デバイス搬送ヘッド13は、ICデバイス90を把持する把持部であり、デバイス供給領域A2内でX方向およびY方向に移動可能に支持され、さらにZ方向にも移動可能に支持されている。このデバイス搬送ヘッド13は、搬送部25の一部でもあり、トレイ供給領域A1から搬入されたトレイ200と温度調整部12との間のICデバイス90の搬送と、温度調整部12と後述するデバイス供給部14との間のICデバイス90の搬送とを担うことができる。なお、図2中では、デバイス搬送ヘッド13のX方向の移動を矢印α13Xで示し、デバイス搬送ヘッド13のY方向の移動を矢印α13Yで示している。
デバイス供給部14は、温度調整部12で温度調整されたICデバイス90が載置される載置部であり、当該ICデバイス90を検査部16の載置ユニット160の近傍まで搬送することができる「供給用シャトルプレート」または単に「供給シャトル」と呼ばれるものである。このデバイス供給部14も、搬送部25の一部となり得る。このデバイス供給部14は、ICデバイス90が収納、載置される凹部(ポケット)を有している。
また、デバイス供給部14は、デバイス供給領域A2と検査領域A3との間をX方向、すなわち、矢印α14方向に沿って往復移動可能(移動可能)に支持されている。これにより、デバイス供給部14は、ICデバイス90をデバイス供給領域A2から検査領域A3の検査部16の載置ユニット160の近傍まで安定して搬送することができ、また、検査領域A3でICデバイス90がデバイス搬送ヘッド17によって取り去られた後は再度デバイス供給領域A2に戻ることができる。
図2に示す構成では、デバイス供給部14は、Y方向に2つ配置されており、Y方向負側のデバイス供給部14を「デバイス供給部14A」と言い、Y方向正側のデバイス供給部14を「デバイス供給部14B」と言うことがある。そして、温度調整部12上のICデバイス90は、デバイス供給領域A2内でデバイス供給部14Aまたはデバイス供給部14Bまで搬送される。また、デバイス供給部14は、温度調整部12と同様に、当該デバイス供給部14に載置されたICデバイス90を加熱または冷却可能に構成されている。これにより、温度調整部12で温度調整されたICデバイス90に対して、その温度調整状態を維持して、検査領域A3の検査部16の載置ユニット160の近傍まで搬送することができる。また、デバイス供給部14も、温度調整部12と同様に、グランドされている。
トレイ搬送機構15は、全てのICデバイス90が除去された状態の空のトレイ200をデバイス供給領域A2内でX方向の正側、すなわち、矢印α15方向に搬送する機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、トレイ搬送機構11Bによってデバイス供給領域A2からトレイ供給領域A1に戻される。
検査領域A3は、ICデバイス90を検査する領域である。この検査領域A3には、ICデバイス90に対して検査を行なう検査部16と、デバイス搬送ヘッド17(搬送部)とが設けられている。
デバイス搬送ヘッド17は、搬送部25の一部であり、温度調整部12と同様に、把持したICデバイス90を加熱または冷却可能に構成されている。このデバイス搬送ヘッド17は、前記温度調整状態が維持されたICデバイス90を把持して、前記温度調整状態を維持したまま、ICデバイス90を検査領域A3内で搬送することができる。
このようなデバイス搬送ヘッド17は、検査領域A3内でY方向およびZ方向に往復移動可能に支持され、「インデックスアーム」と呼ばれる機構の一部となっている。これにより、デバイス搬送ヘッド17は、デバイス供給領域A2から搬入されたデバイス供給部14から、ICデバイス90を持ち上げて、検査部16の載置ユニット160上に搬送し、載置することができる。このように、電子部品搬送装置10は、デバイス搬送ヘッド17をY方向に移動させる機構(第2方向移動機構)とZ方向に移動させる機構(第1方向移動機構)とを有しており、デバイス搬送ヘッド17をZ方向に移動させる機構は、デバイス搬送ヘッド17をZ方向負側に移動させてICデバイス90を押圧する押圧機構として機能する。
なお、図2中では、デバイス搬送ヘッド17のY方向の往復移動を矢印α17Yで示している。また、デバイス搬送ヘッド17は、Y方向に往復移動可能に支持されているが、これに限定されず、X方向にも往復移動可能に支持されていてもよい。また、図2に示す構成では、デバイス搬送ヘッド17は、Y方向に2つ配置されており、Y方向負側のデバイス搬送ヘッド17を「デバイス搬送ヘッド17A」と言い、Y方向正側のデバイス搬送ヘッド17を「デバイス搬送ヘッド17B」と言うことがある。デバイス搬送ヘッド17Aは、検査領域A3内で、ICデバイス90のデバイス供給部14Aから検査部16の載置ユニット160への搬送を担うことができ、デバイス搬送ヘッド17Bは、検査領域A3内で、ICデバイス90のデバイス供給部14Bから載置ユニット160への搬送を担うことができる。
また、後述する検査部16では、例えばICデバイス90の種類等の諸条件に応じた複数種の載置ユニット160があり、これらが交換して用いられ、デバイス搬送ヘッド17は、その載置ユニット160に対応した装置を装着して用いられる。
本実施形態では、図3に示すように、デバイス搬送ヘッド17は、ICデバイス90を把持する第1把持部171、第2把持部172、第3把持部173および第4把持部174を有し、第1把持部171〜第4把持部174は、X方向に2個、Y方向に2個配置されている。なお、把持部の数、配置等は、図示の構成に限定されるものではない。
また、ICデバイス90を把持するとは、ICデバイス90を移動可能なように持つことであり、例えば、ICデバイス90を吸着すること、吸引すること、掴むこと等が含まれる。
検査部16は、電子部品であるICデバイス90を載置(配置)して、当該ICデバイス90の電気的特性を検査する装置であり、図3に示すように、載置ユニット160(ソケット)と、検査制御装置26とを備えている。
電子部品検査装置1(電子部品搬送装置10)は、検査部16を配置可能(設置可能)な領域を有しており、検査部16は、その領域に配置(設置)されている。
図3に示すように、載置ユニット160は、ICデバイス90が収納、載置(配置)される第1載置部161、第2載置部162、第3載置部163および第4載置部164を有し、第1載置部161〜第4載置部164は、X方向に2個、Y方向に2個配置されている。この場合、第1載置部161は、第1把持部171に対応し、第1把持部171により把持されたICデバイス90は、第1載置部161に配置(載置)される。また、第2載置部162は、第2把持部172に対応し、第2把持部172により把持されたICデバイス90は、第2載置部162に配置される。また、第3載置部163は、第3把持部173に対応し、第3把持部173により把持されたICデバイス90は、第3載置部163に配置される。また、第4載置部164は、第4把持部174に対応し、第4把持部174により把持されたICデバイス90は、第4載置部164に配置される。なお、載置部の数、配置等は、図示の構成に限定されるものではない。
また、第1載置部161〜第4載置部164は、それぞれ、ICデバイス90が収納、載置(配置)される凹部(ポケット)を有し、その凹部の底部に、複数のプローブピン(載置部側端子)が設けられている。ICデバイス90の検査の際は、デバイス搬送ヘッド17がZ軸方向負側に移動することで、デバイス搬送ヘッド17により、ICデバイス90を検査部16の載置ユニット160に押し付ける(押圧する)。そして、ICデバイス90の端子とプローブピンとが導電可能に接続される、すなわち、接触することにより、ICデバイス90の検査を行なうことができる。ICデバイス90の検査は、載置ユニット160に電気的に接続された検査制御装置26の記憶部262に記憶されているプログラムに基づいて行われる。
このような検査部16の載置ユニット160は、温度調整部12と同様に、ICデバイス90を加熱または冷却して、当該ICデバイス90を検査に適した温度に調整することができる。
デバイス回収領域A4は、検査領域A3で検査され、その検査が終了した複数のICデバイス90が回収される領域である。このデバイス回収領域A4には、回収用トレイ19と、デバイス搬送ヘッド20と、トレイ搬送機構21とが設けられている。また、検査領域A3とデバイス回収領域A4とを跨ぐように移動するデバイス回収部18も設けられている。また、デバイス回収領域A4には、空のトレイ200も用意されている。
デバイス回収部18は、検査部16で検査が終了したICデバイス90が載置され、当該ICデバイス90をデバイス回収領域A4まで搬送することができる載置部であり、「回収用シャトルプレート」または単に「回収シャトル」と呼ばれる。このデバイス回収部18も、搬送部25の一部となり得る。
また、デバイス回収部18は、検査領域A3とデバイス回収領域A4との間をX方向、すなわち、矢印α18方向に沿って往復移動可能に支持されている。また、図2に示す構成では、デバイス回収部18は、デバイス供給部14と同様に、Y方向に2つ配置されており、Y方向負側のデバイス回収部18を「デバイス回収部18A」と言い、Y方向正側のデバイス回収部18を「デバイス回収部18B」と言うことがある。そして、検査部16の載置ユニット160上のICデバイス90は、デバイス回収部18Aまたはデバイス回収部18Bに搬送され、載置される。なお、ICデバイス90の載置ユニット160からデバイス回収部18Aへの搬送は、デバイス搬送ヘッド17Aが担い、載置ユニット160からデバイス回収部18Bへの搬送は、デバイス搬送ヘッド17Bが担う。また、デバイス回収部18も、温度調整部12やデバイス供給部14と同様に、グランドされている。
回収用トレイ19は、検査部16で検査されたICデバイス90が載置される載置部であり、デバイス回収領域A4内で移動しないよう固定されている。これにより、デバイス搬送ヘッド20等の各種可動部が比較的多く配置されたデバイス回収領域A4であっても、回収用トレイ19上では、検査済みのICデバイス90が安定して載置されることとなる。なお、図2に示す構成では、回収用トレイ19は、X方向に沿って3つ配置されている。
また、空のトレイ200も、X方向に沿って3つ配置されている。この空のトレイ200も、検査部16で検査されたICデバイス90が載置される載置部となる。そして、デバイス回収領域A4に移動してきたデバイス回収部18上のICデバイス90は、回収用トレイ19および空のトレイ200のうちのいずれかに搬送され、載置される。これにより、ICデバイス90は、検査結果ごとに分類されて、回収されることとなる。
デバイス搬送ヘッド20は、デバイス回収領域A4内でX方向およびY方向に移動可能に支持され、さらにZ方向にも移動可能な部分を有している。このデバイス搬送ヘッド20は、搬送部25の一部であり、ICデバイス90をデバイス回収部18から回収用トレイ19や空のトレイ200に搬送することができる。なお、図2中では、デバイス搬送ヘッド20のX方向の移動を矢印α20Xで示し、デバイス搬送ヘッド20のY方向の移動を矢印α20Yで示している。
トレイ搬送機構21は、トレイ除去領域A5から搬入された空のトレイ200をデバイス回収領域A4内でX方向、すなわち、矢印α21方向に搬送する機構である。そして、この搬送後、空のトレイ200は、ICデバイス90が回収される位置に配されることとなる、すなわち、前記3つの空のトレイ200のうちのいずれかとなり得る。
トレイ除去領域A5は、検査済み状態の複数のICデバイス90が配列されたトレイ200が回収され、除去される除材部である。トレイ除去領域A5では、多数のトレイ200を積み重ねることができる。
また、デバイス回収領域A4とトレイ除去領域A5とを跨ぐように、トレイ200を1枚ずつY方向に搬送するトレイ搬送機構22A、トレイ搬送機構22Bが設けられている。トレイ搬送機構22Aは、搬送部25の一部であり、トレイ200をY方向、すなわち、矢印α22A方向に往復移動させることができる移動部である。これにより、検査済みのICデバイス90をデバイス回収領域A4からトレイ除去領域A5に搬送することができる。また、トレイ搬送機構22Bは、ICデバイス90を回収するための空のトレイ200をY方向の正側、すなわち、矢印α22B方向に移動させることができる。これにより、空のトレイ200をトレイ除去領域A5からデバイス回収領域A4に移動させることができる。
制御装置800は、例えば、トレイ搬送機構11Aと、トレイ搬送機構11Bと、温度調整部12と、デバイス搬送ヘッド13と、デバイス供給部14と、トレイ搬送機構15と、検査部16と、デバイス搬送ヘッド17と、デバイス回収部18と、デバイス搬送ヘッド20と、トレイ搬送機構21と、トレイ搬送機構22Aと、トレイ搬送機構22Bと、モニター300と、シグナルランプ400と、スピーカー500等の作動(駆動)を制御する機能、テスト開始指令(給電指令)の送信を制御する機能等を有している。
制御装置800は、例えば、プロセッサーの1例であるCPU(Central Processing Unit)が内蔵されたコンピューター(PC)等で構成することができる。この制御装置800は、制御部801と、表示制御部802と、記憶部803(メモリー)とを備えている(図3参照)。
制御部801は、トレイ搬送機構11Aと、トレイ搬送機構11Bと、温度調整部12と、デバイス搬送ヘッド13と、デバイス供給部14と、トレイ搬送機構15と、検査部16と、デバイス搬送ヘッド17と、デバイス回収部18と、デバイス搬送ヘッド20と、トレイ搬送機構21と、トレイ搬送機構22Aと、トレイ搬送機構22Bと、シグナルランプ400と、スピーカー500等の作動(駆動)を制御する機能、テスト開始指令(給電指令)の送信を制御する機能等を有している。この制御部801は、例えば、CPU(プロセッサー)等を備えている。また、制御部801の機能は、例えば、CPUにより各種プログラムを実行することにより実現することができる。
表示制御部802は、モニター300に各種の画像(ウィンドウ等の各種の画面等を含む)や文字等を表示させる機能を有している。すなわち、表示制御部802は、モニター300の駆動を制御する機能を有している。この表示制御部802の機能は、例えば、GPU(プロセッサー)、CPU(プロセッサー)等により実現することができる。
記憶部803は、各種の情報(データやプログラム等を含む)を記憶する機能を有している。この記憶部803の機能は、例えば、RAM、ROM等の半導体メモリー、ハードディスク装置等の磁気記憶媒体に記憶する記憶装置、光記憶媒体に記憶する記憶装置、光磁気記憶媒体に記憶する記憶装置等により実現することができる。
オペレーターは、モニター300を介して、電子部品検査装置1の動作条件等を設定したり、確認したりすることができる。このモニター300は、例えば液晶画面で構成された表示画面301を有し、電子部品検査装置1の正面側上部に配置されている。図1に示すように、トレイ除去領域A5の図中の右側には、マウスを載置するマウス台600が設けられている。このマウスは、モニター300に表示された画面を操作する際に用いられる。
また、モニター300に対して図1の右下方には、操作パネル700が配置されている。操作パネル700は、モニター300とは別に、電子部品検査装置1に所望の動作を命令するものである。
また、シグナルランプ400は、発光する色の組み合わせにより、電子部品検査装置1の作動状態等を報知することができる。シグナルランプ400は、電子部品検査装置1の上部に配置されている。なお、電子部品検査装置1には、スピーカー500が内蔵されており、このスピーカー500によっても電子部品検査装置1の作動状態等を報知することもできる。
また、検査部16の検査制御装置26は、ICデバイス90を検査する機能を有している。
検査制御装置26は、例えば、プロセッサーの1例であるCPU(Central Processing Unit)が内蔵されたコンピューター(PC)等で構成することができる。この検査制御装置26は、検査制御部261と、記憶部262(メモリー)とを備えている(図3参照)。
検査制御部261は、給電(電圧の印加等)を制御する機能、すなわち、給電を制御してICデバイス90を検査する機能を有している。この検査制御部261は、例えば、CPU(プロセッサー)等を備えている。また、検査制御部261の機能は、例えば、CPUにより各種プログラムを実行することにより実現することができる。
記憶部262は、各種の情報(データやプログラム等を含む)を記憶する機能を有している。この記憶部262の機能は、例えば、RAM、ROM等の半導体メモリー、ハードディスク装置等の磁気記憶媒体に記憶する記憶装置、光記憶媒体に記憶する記憶装置、光磁気記憶媒体に記憶する記憶装置等により実現することができる。
電子部品検査装置1は、トレイ供給領域A1とデバイス供給領域A2との間が第1隔壁231によって区切られており、デバイス供給領域A2と検査領域A3との間が第2隔壁232によって区切られており、検査領域A3とデバイス回収領域A4との間が第3隔壁233によって区切られており、デバイス回収領域A4とトレイ除去領域A5との間が第4隔壁234によって区切られている。また、デバイス供給領域A2とデバイス回収領域A4との間も、第5隔壁235によって区切られている。
電子部品検査装置1は、最外装がカバーで覆われており、当該カバーには、例えばフロントカバー241、サイドカバー242、サイドカバー243、リアカバー244、トップカバー245がある。
図3に示すように、このような電子部品検査装置1の検査制御装置26は、載置ユニット160の載置部の数に応じた複数のチャンネル、本実施形態では、第1チャンネル266、第2チャンネル267、第3チャンネル268および第4チャンネル269を有している。そして、制御装置800は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269をデバイス搬送ヘッド17の第1把持部171〜第4把持部174に自動で割り振る(対応付けする)処理を行うことが可能になっている。以下、各チャンネルを自動で割り振る処理を「チャンネルの割り振り処理(自動割り振り処理)」とも言う。
以下、図4に示すフローチャートに基づいて、チャンネルの割り振り処理について説明するが、本実施形態では、第1載置部161、第2載置部162、第3載置部163および第4載置部164と電気的に接続される検査制御装置26のコネクター(端子)、すなわち、信号の入出力を行う入出力部を「チャンネル」と捉えて説明を行う。具体的には、検査制御装置26の第1コネクター(第1端子)を第1チャンネル266と捉え、第2コネクター(第2端子)を第2チャンネル267と捉え、第3コネクター(第3端子)を第3チャンネル268と捉え、第4コネクター(第4端子)を第4チャンネル269と捉えて説明を行う。なお、チャンネルに替えて、例えば、アドレス、ICデバイス番号(電子部品番号)等であってもよい。
図3に示すように、まず、検査制御装置26と、載置ユニット160の第1載置部161、第2載置部162、第3載置部163および第4載置部164とは、ケーブル(配線)31、32、33、34により、電気的に接続(以下、単に「接続」とも言う)される。具体的には、オペレーターは、ケーブル31の一端側のコネクター(図示せず)を第1載置部161に接続されたコネクター(図示せず)に接続し、他端側のコネクター311を検査制御装置26の第1チャンネル266〜第4チャンネル269のうちの所定のチャンネル(例えば、第1チャンネル266)に接続する。また、ケーブル32の一端側のコネクター(図示せず)を第2載置部162に接続されたコネクター(図示せず)に接続し、他端側のコネクター321を検査制御装置26の第1チャンネル266〜第4チャンネル269のうちの所定のチャンネル(例えば、第2チャンネル267)に接続する。また、ケーブル33の一端側のコネクター(図示せず)を第3載置部163に接続されたコネクター(図示せず)に接続し、他端側のコネクター331を検査制御装置26の第1チャンネル266〜第4チャンネル269のうちの所定のチャンネル(例えば、第3チャンネル268)に接続する。また、ケーブル34の一端側のコネクター(図示せず)を第4載置部164に接続されたコネクター(図示せず)に接続し、他端側のコネクター341を検査制御装置26の第1チャンネル266〜第4チャンネル269のうちの所定のチャンネル(例えば、第4チャンネル269)に接続する。
チャンネルの割り振り処理を行う場合は、オペレーターは、マウス等を操作して、図10に示すように、モニター300にウィンドウ41を表示する。このウィンドウ41は、制御装置800の表示制御部802の制御によりモニター300に表示される。
また、ウィンドウ41には、表43が表示されている。この表43は、現在のチャンネルの割り振り状態を示すものである。図示の構成例では、「Aa」に対応する第1載置部161にICデバイス90を配置する第1把持部171と、第1チャンネル266とが対応付けされていることが示されている。また、「Ba」に対応する第2載置部162にICデバイス90を配置する第2把持部172と、第2チャンネル267とが対応付けされていることが示されている。また、「Ab」に対応する第3載置部163にICデバイス90を配置する第3把持部173と、第3チャンネル268とが対応付けされていることが示されている。また、「Bb」に対応する第4載置部164にICデバイス90を配置する第4把持部174と、第4チャンネル269とが対応付けされていることが示されている。チャンネル番号を示す数字は、すべて「○」で囲まれている。
なお、チャンネルの割り振りは、オペレーターが手動操作で行うことも可能であり、表43に示される現在のチャンネルの割り振りは、例えば、オペレーターが手動操作で行ったもの、前回、自動で割り振ったもの、初期設定されているもの等である。
次に、オペレーターは、マウス等を操作して、テキストボックス42において、「Site Map Check」を選択し、操作パネル700の開始ボタン(図示せず)を押す。これにより、チャンネルの割り振り処理が開始される。
チャンネルの割り振り処理では、まず、図5に示すように、載置ユニット160の第1載置部161、第2載置部162、第3載置部163および第4載置部164のいずれにもICデバイス90を配置(載置)しない状態で、すべてのチャンネル、すなわち、第1チャンネル266〜第4チャンネル269に給電してテストを行う。給電とは、電圧の印加、電流の供給、電力の供給等を含む概念であり、本実施形態では、給電の1つの形態として、電圧を印加してテストを行う。
この場合、制御装置800の制御部801は、検査制御装置26に、第1チャンネル266〜第4チャンネル269について、テストを開始する指令(命令信号)を送信する(図4に示すステップS101)。以下、テストを開始する指令を「テスト開始指令(テスト開始信号)」とも言う。また、テスト開始指令は、各チャンネルに給電する(電圧を印加する)指令、すなわち、給電指令(電圧印加指令)とも言うことができる。
検査制御装置26は、テスト開始指令を受信し、検査制御部261は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269に電圧を印加してテストを行う。この場合、検査制御部261は、給電部(図示せず)を有し、また、検査制御装置26の内部または外部に電源部(図示せず)が設けられている。そして、テストでは、検査制御部261の給電部は、前記電源部で生成(変圧)された電圧を第1チャンネル266〜第4チャンネル269に印加する。
このテストは、ICデバイス90の良否等を判定する通常の検査でもよく、また、通常の検査とは異なるものであってもよいが、本実施形態では、通常の検査を行う場合を例に挙げて説明する。また、第1チャンネル266〜第4チャンネル269に電圧を印加して行うテストは、同時に行ってもよく、また、時間差を設けて行ってもよい。後述する第1載置部161のみにICデバイス90を配置して行うテスト、第2載置部162のみにICデバイス90を配置して行うテスト、第3載置部163のみにICデバイス90を配置して行うテスト、第4載置部164のみにICデバイス90を配置して行うテストについても同様である。
ここで、第1載置部161〜第4載置部164には、ICデバイス90が配置されていないので、第1チャンネル266〜第4チャンネル269のいずれのチャンネルも通電されない(電流が流れない)。
検査制御部261は、この第1チャンネル266〜第4チャンネル269についてのテストの結果、すなわち、第1チャンネル266〜第4チャンネル269のいずれのチャンネルも通電されないことを示す情報を制御装置800に送信する。
制御装置800は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269についてのテストの結果を受信する(ステップS102)。
次に、デバイス搬送ヘッド17の第1把持部171によりICデバイス90を把持し、図6に示すように、載置ユニット160の第1載置部161にICデバイス90を配置する(ステップS103)。
そして、第1載置部161にICデバイス90を配置し、第2載置部162、第3載置部163および第4載置部164にICデバイス90を配置しない状態で、第1チャンネル266〜第4チャンネル269に電圧を印加(給電)してテストを行う。この場合、制御部801は、検査制御装置26に、第1チャンネル266〜第4チャンネル269について、テスト開始指令を送信する(ステップS104)。
検査制御装置26は、テスト開始指令を受信し、検査制御部261は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269に電圧を印加してテストを行う。
ここで、第1載置部161は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269のうちのいずれか1つと接続されているので、各チャンネルへの電圧の印加により、第1載置部161に接続されているチャンネルのみが通電される(電流が流れる)。
検査制御部261は、この第1チャンネル266〜第4チャンネル269についてのテストの結果、すなわち、第1チャンネル266〜第4チャンネル269について、通電されたか否かを示す情報(チャンネル番号と通電の有無)を制御装置800に送信する。
制御装置800は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269についてのテストの結果を受信する(ステップS105)。
そして、制御部801は、ICデバイス90が配置されている第1載置部161と、第1載置部161に接続されているチャンネルとを対応させて記憶部803に記憶する(ステップS106)。
具体的には、第1チャンネル266が通電された場合は、第1載置部161と第1チャンネル266が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第1チャンネル266と第1把持部171とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
また、第2チャンネル267が通電された場合は、第1載置部161と第2チャンネル267が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第2チャンネル267と第1把持部171とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
また、第3チャンネル268が通電された場合は、第1載置部161と第3チャンネル268が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第3チャンネル268と第1把持部171とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
また、第4チャンネル269が通電された場合は、第1載置部161と第4チャンネル269が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第4チャンネル269と第1把持部171とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
第1載置部161についてのテストが終了すると、デバイス搬送ヘッド17により、第1載置部161に配置されているICデバイス90を回収する。
次に、制御部801は、すべての載置部、すなわち、第1載置部161〜第4載置部164について、テストが終了したか否かを判断し(ステップS107)、第1載置部161〜第4載置部164についてテストが終了していないと判断した場合は、ステップS103に戻り、ICデバイス90を配置する載置部を変更し、再度、ステップS103以降を実行する。
テストが終了したのは、第1載置部161のみであるので、次に、デバイス搬送ヘッド17の第2把持部172によりICデバイス90を把持し、図7に示すように、載置ユニット160の第2載置部162にICデバイス90を配置する(ステップS103)。
そして、第2載置部162にICデバイス90を配置し、第1載置部161、第3載置部163および第4載置部164にICデバイス90を配置しない状態で、第1チャンネル266〜第4チャンネル269に電圧を印加(給電)してテストを行う。この場合、制御部801は、検査制御装置26に、第1チャンネル266〜第4チャンネル269について、テスト開始指令を送信する(ステップS104)。
検査制御装置26は、テスト開始指令を受信し、検査制御部261は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269に電圧を印加してテストを行う。
ここで、第2載置部162は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269のうちのいずれか1つと接続されているので、各チャンネルへの電圧の印加により、第2載置部162に接続されているチャンネルのみが通電される。
検査制御部261は、この第1チャンネル266〜第4チャンネル269についてのテストの結果、すなわち、第1チャンネル266〜第4チャンネル269について、通電されたか否かを示す情報を制御装置800に送信する。
制御装置800は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269についてのテストの結果を受信する(ステップS105)。
そして、制御部801は、ICデバイス90が配置されている第2載置部162と、第2載置部162に接続されているチャンネルとを対応させて記憶部803に記憶する(ステップS106)。
具体的には、第1チャンネル266が通電された場合は、第2載置部162と第1チャンネル266が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第1チャンネル266と第2把持部172とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
また、第2チャンネル267が通電された場合は、第2載置部162と第2チャンネル267が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第2チャンネル267と第2把持部172とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
また、第3チャンネル268が通電された場合は、第2載置部162と第3チャンネル268が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第3チャンネル268と第2把持部172とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
また、第4チャンネル269が通電された場合は、第2載置部162と第4チャンネル269が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第4チャンネル269と第2把持部172とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
第2載置部162についてのテストが終了すると、デバイス搬送ヘッド17により、第2載置部162に配置されているICデバイス90を回収する。
次に、制御部801は、すべての載置部、すなわち、第1載置部161〜第4載置部164について、テストが終了したか否かを判断し(ステップS107)、第1載置部161〜第4載置部164についてテストが終了していないと判断した場合は、ステップS103に戻り、ICデバイス90を配置する載置部を変更し、再度、ステップS103以降を実行する。
テストが終了したのは、第1載置部161および第2載置部162のみであるので、次に、デバイス搬送ヘッド17の第3把持部173によりICデバイス90を把持し、図8に示すように、載置ユニット160の第3載置部163にICデバイス90を配置する(ステップS103)。
そして、第3載置部163にICデバイス90を配置し、第1載置部161、第2載置部162および第4載置部164にICデバイス90を配置しない状態で、第1チャンネル266〜第4チャンネル269に電圧を印加(給電)してテストを行う。この場合、制御部801は、検査制御装置26に、第1チャンネル266〜第4チャンネル269について、テスト開始指令を送信する(ステップS104)。
検査制御装置26は、テスト開始指令を受信し、検査制御部261は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269に電圧を印加してテストを行う。
ここで、第3載置部163は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269のうちのいずれか1つと接続されているので、各チャンネルへの電圧の印加により、第3載置部163に接続されているチャンネルのみが通電される。
検査制御部261は、この第1チャンネル266〜第4チャンネル269についてのテストの結果、すなわち、第1チャンネル266〜第4チャンネル269について、通電されたか否かを示す情報を制御装置800に送信する。
制御装置800は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269についてのテストの結果を受信する(ステップS105)。
そして、制御部801は、ICデバイス90が配置されている第3載置部163と、第3載置部163に接続されているチャンネルとを対応させて記憶部803に記憶する(ステップS106)。
具体的には、第1チャンネル266が通電された場合は、第3載置部163と第1チャンネル266が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第1チャンネル266と第3把持部173とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
また、第2チャンネル267が通電された場合は、第3載置部163と第2チャンネル267が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第2チャンネル267と第3把持部173とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
また、第3チャンネル268が通電された場合は、第3載置部163と第3チャンネル268が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第3チャンネル268と第3把持部173とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
また、第4チャンネル269が通電された場合は、第3載置部163と第4チャンネル269が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第4チャンネル269と第3把持部173とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
第3載置部163についてのテストが終了すると、デバイス搬送ヘッド17により、第3載置部163に配置されているICデバイス90を回収する。
次に、制御部801は、すべての載置部、すなわち、第1載置部161〜第4載置部164について、テストが終了したか否かを判断し(ステップS107)、第1載置部161〜第4載置部164についてテストが終了していないと判断した場合は、ステップS103に戻り、ICデバイス90を配置する載置部を変更し、再度、ステップS103以降を実行する。
テストが終了したのは、第1載置部161、第2載置部162および第3載置部163のみであるので、次に、デバイス搬送ヘッド17の第4把持部174によりICデバイス90を把持し、図9に示すように、載置ユニット160の第4載置部164にICデバイス90を配置する(ステップS103)。
そして、第4載置部164にICデバイス90を配置し、第1載置部161、第2載置部162および第3載置部163にICデバイス90を配置しない状態で、第1チャンネル266〜第4チャンネル269に電圧を印加(給電)してテストを行う。この場合、制御部801は、検査制御装置26に、第1チャンネル266〜第4チャンネル269について、テスト開始指令を送信する(ステップS104)。
検査制御装置26は、テスト開始指令を受信し、検査制御部261は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269に電圧を印加してテストを行う。
ここで、第4載置部164は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269のうちのいずれか1つと接続されているので、各チャンネルへの電圧の印加により、第4載置部164に接続されているチャンネルのみが通電される。
検査制御部261は、この第1チャンネル266〜第4チャンネル269についてのテストの結果、すなわち、第1チャンネル266〜第4チャンネル269について、通電されたか否かを示す情報を制御装置800に送信する。
制御装置800は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269についてのテストの結果を受信する(ステップS105)。
そして、制御部801は、ICデバイス90が配置されている第4載置部164と、第4載置部164に接続されているチャンネルとを対応させて記憶部803に記憶する(ステップS106)。
具体的には、第1チャンネル266が通電された場合は、第4載置部164と第1チャンネル266が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第1チャンネル266と第4把持部174とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
また、第2チャンネル267が通電された場合は、第4載置部164と第2チャンネル267が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第2チャンネル267と第4把持部174とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
また、第3チャンネル268が通電された場合は、第4載置部164と第3チャンネル268が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第3チャンネル268と第4把持部174とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
また、第4チャンネル269が通電された場合は、第4載置部164と第4チャンネル269が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第4チャンネル269と第4把持部174とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
第4載置部164についてのテストが終了すると、デバイス搬送ヘッド17により、第4載置部164に配置されているICデバイス90を回収する。
次に、制御部801は、すべての載置部、すなわち、第1載置部161〜第4載置部164について、テストが終了したか否かを判断し(ステップS107)、第1載置部161〜第4載置部164についてテストが終了していないと判断した場合は、ステップS103に戻り、ICデバイス90を配置する載置部を変更し、再度、ステップS103以降を実行する。
また、制御部801は、ステップS107において、第1載置部161〜第4載置部164についてテストが終了したと判断した場合は、チャンネルの割り振り処理を終了する。
テストは、第1載置部161、第2載置部162、第3載置部163および第4載置部164のすべてについて終了したので、チャンネルの割り振り処理は終了する。
チャンネルの割り振り処理が終了すると、図11に示すように、チャンネルの割り振りの結果、すなわち、チャンネルの割り振り後の状態が表43に表示される。図示の構成例では、「Aa」に対応する第1載置部161にICデバイス90を配置する第1把持部171と、第2チャンネル267とが対応付けされていることが示されている。また、「Ba」に対応する第2載置部162にICデバイス90を配置する第2把持部172と、第4チャンネル269とが対応付けされていることが示されている。また、「Ab」に対応する第3載置部163にICデバイス90を配置する第3把持部173と、第1チャンネル266とが対応付けされていることが示されている。また、「Bb」に対応する第4載置部164にICデバイス90を配置する第4把持部174と、第3チャンネル268とが対応付けされていることが示されている。また、チャンネルの割り振り前の状態と比較して、変更された場合は、チャンネル番号を囲む図形が「○」から「□」に換わり、変更がない場合は、「○」を維持する。これにより、オペレーターは、チャンネルの割り振りに変更があったか否かを把握することができる。
また、チャンネルの割り振り処理が終了すると、テキストボックス42において、「Continuous Start」が自動的に選択される。この状態で、オペレーターが操作パネル700の開始ボタンを押すと、ICデバイス90の通常の検査が開始される。
なお、第1載置部161についてのテストと、第2載置部162についてのテストと、第3載置部163についてのテストと、第4載置部164についてのテストの順番は、前記の順番に限定されず、他の順番であってもよい。
また、また、チャンネルの割り振り前の状態と比較して、それと異なるチャンネルの割り振りとなる場合に、警告(アラート)を行うように構成されていてもよい。警告は、例えば、モニター300での表示、スピーカー500での音声等が挙げられる。
以上説明したように、電子部品検査装置1によれば、第1載置部161〜第4載置部164と、第1チャンネル266〜第4チャンネル269との接続関係(対応関係)(紐づき)を特定することができ、第1チャンネル266〜第4チャンネル269と、第1把持部171〜第4把持部174とを適切に対応付けすることができる。これにより、ミスソートを抑制することができる。
ここで、特開平6−37158号公報(特許文献1)には、ソケット番号1のソケットに対しては、番号が対応したICデバイス番号1のチャンネルを接続するとしか記載が無い。また、このように、番号を対応させるように接続しなくとも、ハンドラー側で、ソケットとチャンネル間の接続を実態に合わせて設定することも考えらえる。しかし、このように設定する場合であっても、設定を間違えたときには、ミスソートが発生し、ICデバイスを正しく検査することができない。
これに対し、本発明は、載置部とチャンネルとの接続関係まで特定することができる。
また、特開平6−37158号公報では、1回のテストで1つのソケットと1つのチャンネル間のみを接続しているため、都度、接続し直す必要がある。
これに対し、本発明は、電子部品搬送装置10側で設定できるため、接続をやり直す必要が無い。また、仮に、接続をやり直すとしても、本発明は、1回のテストで複数の把持部とチャンネル間を接続してテストできるため、接続をやり直す作業を少なくすることができる。
また、本発明では、テストで印加する電圧として、同じ電圧を印加してもよく(同じ信号を出してもよく)、また、チャンネル毎(ソケット毎)に異なる電圧を印加してもよい(異なる信号を出してもよい)。同じ電圧を印加する場合は、異なる電圧を印加する場合と比べて簡素な構成で済む。
また、本発明では、一部のチャンネル(一部のソケット)のみに電圧を印加してもよく、一部のチャンネル(一部のソケット)に電圧を印加しないようにしてもよい。例えば、接続されている可能性が比較的高い複数のチャンネルとソケットが判っている場合には、その複数のチャンネルとソケットのみに電圧を印加してもよい。また、例えば、接触不良等の理由で、使わないようにしている(歯抜け状態等)チャンネルとソケットがある場合には、そのチャンネルとソケットには電圧を印加しないようにしてもよい。さらに、前記例示した場合であっても、全てのチャンネルと全てのソケットに電圧を印加してもよい。いずれにしても、本発明は、任意の複数のチャンネルと任意の複数のソケットに電圧を印加する構成であればよい。
また、本実施形態では、載置ユニット160は、第1載置部161〜第4載置部164を有し、検査部16の検査制御装置26は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269を有し、デバイス搬送ヘッド17は、第1把持部171〜第4把持部174を有しているが、これに限らず、例えば、載置ユニット160は、第1載置部161〜第3載置部163を有し、検査部16の検査制御装置26は、第1チャンネル266〜第3チャンネル268を有し、デバイス搬送ヘッド17は、第1把持部171〜第3把持部173を有しする構成であってもよい。また、例えば、載置ユニット160は、第1載置部161および第2載置部162を有し、検査部16の検査制御装置26は、第1チャンネル266および第2チャンネル267を有し、デバイス搬送ヘッド17は、第1把持部171および第2把持部172を有する構成であってもよい。これらの場合も、本実施形態と同様にして、1つの載置部にICデバイス90を配置し、すべてのチャンネルに電圧を印加してテストを行う(チャンネルの割り振り処理を行う)。
以上説明したように、電子部品搬送装置10は、ICデバイス90(電子部品)が載置される第1載置部161および第2載置部162を有し、ICデバイス90(電子部品)を検査する検査部16が設置可能な検査領域A3と、ICデバイス90(電子部品)を搬送するデバイス搬送ヘッド17(搬送部)と、給電指令の送信を制御する制御部801とを備えている。
検査部16は、第1載置部161と第2載置部162とのうちの一方に電気的に接続された第1チャンネル266と、第1載置部161と第2載置部162とのうちの他方に電気的に接続された第2チャンネル267とを有している。
制御部801は、第1載置部161にICデバイス90(電子部品)を配置し、第2載置部162にICデバイス90(電子部品)を配置しない状態で、検査部16に対し、第1チャンネル266および第2チャンネル267に給電する給電指令を送信し、第1チャンネル266が通電された場合は、第1載置部161と第1チャンネル266が電気的に接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶し、第2チャンネル267が通電された場合は、第1載置部161と第2チャンネル267が電気的に接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。
このような電子部品搬送装置10によれば、第1載置部161と、検査部16の第1チャンネル266および第2チャンネル267との接続関係(対応関係)(紐づき)を特定することができ、ミスソートを抑制することができる。
また、制御部801は、第2載置部162にICデバイス90(電子部品)を配置し、第1載置部161にICデバイス90(電子部品)を配置しない状態で、検査部16に対し、第1チャンネル266および第2チャンネル267に給電する給電指令を送信し、第1チャンネル266が通電された場合は、第2載置部162と第1チャンネル266が電気的に接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶し、第2チャンネル267が通電された場合は、第2載置部162と第2チャンネル267が電気的に接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。
これにより、第2載置部162と、検査部16の第1チャンネル266および第2チャンネル267との接続関係を特定することができ、ミスソートを抑制することができる。
また、検査部16は、ICデバイス90(電子部品)が載置される第3載置部163と、第1載置部161と第2載置部162と第3載置部163とのうちのいずれか1つに電気的に接続された第3チャンネル268とを有している。
制御部801は、第3載置部163にICデバイス90(電子部品)を配置し、第1載置部161および第2載置部162にICデバイス90(電子部品)を配置しない状態で、検査部16に対し、第1チャンネル266、第2チャンネル267および第3チャンネル268に給電する給電指令を送信し、第1チャンネル266が通電された場合は、第3載置部163と第1チャンネル266が電気的に接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶し、第2チャンネル267が通電された場合は、第3載置部163と第2チャンネル267が電気的に接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶し、第3チャンネル268が通電された場合は、第3載置部163と第3チャンネル268が電気的に接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。
これにより、第3載置部163と、検査部16の第1チャンネル266、第2チャンネル267および第3チャンネル268との接続関係を特定することができ、ミスソートを抑制することができる。
また、検査部16は、ICデバイス90(電子部品)が載置される第4載置部164と、第1載置部161と第2載置部162と第3載置部163と第4載置部164とのうちのいずれか1つに電気的に接続された第4チャンネル269とを有している。
制御部801は、第4載置部164にICデバイス90(電子部品)を配置し、第1載置部161、第2載置部162および第3載置部163にICデバイス90(電子部品)を配置しない状態で、検査部16に対し、第1チャンネル266、第2チャンネル267、第3チャンネル268および第4チャンネル269に給電する給電指令を送信し、第1チャンネル266が通電された場合は、第4載置部164と第1チャンネル266が電気的に接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶し、第2チャンネル267が通電された場合は、第4載置部164と第2チャンネル267が電気的に接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶し、第3チャンネル268が通電された場合は、第4載置部164と第3チャンネル268が電気的に接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶し、第4チャンネル269が通電された場合は、第4載置部164と第4チャンネル269が電気的に接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。
これにより、第4載置部164と、検査部16の第1チャンネル266、第2チャンネル267、第3チャンネル268および第4チャンネル269との接続関係を特定することができ、ミスソートを抑制することができる。
また、デバイス搬送ヘッド17(搬送部)は、ICデバイス90(電子部品)を把持し、ICデバイス90(電子部品)を第1載置部161に載置する第1把持部171と、ICデバイス90(電子部品)を把持し、ICデバイス90(電子部品)を第2載置部162に載置する第2把持部172とを備えている。
第1チャンネル266が通電された場合は、第1チャンネル266と第1把持部171とを対応付けし、第2チャンネル267が通電された場合は、第2チャンネル267と第1把持部171とを対応付けする。
これにより、第1把持部171と検査部16の正しいチャンネルとを対応付けすることができ、ミスソートを抑制することができる。
また、電子部品検査装置1は、ICデバイス90(電子部品)が載置される第1載置部161および第2載置部162を有し、ICデバイス90(電子部品)を検査する検査部16と、検査部16が設置可能な検査領域A3と、ICデバイス90(電子部品)を搬送するデバイス搬送ヘッド17(搬送部)と、給電指令の送信を制御する制御部801とを備えている。
検査部16は、第1載置部161と第2載置部162とのうちの一方に電気的に接続された第1チャンネル266と、第1載置部161と第2載置部162とのうちの他方に電気的に接続された第2チャンネル267と、給電を制御する検査制御部261とを有している。
制御部801は、第1載置部161にICデバイス90(電子部品)を配置し、第2載置部162にICデバイス90(電子部品)を配置しない状態で、検査部16に対し、第1チャンネル266および第2チャンネル267に給電する給電指令を送信する。
検査制御部261は、給電指令により第1チャンネル266および第2チャンネル267に給電する。
そして、制御部801は、第1チャンネル266が通電された場合は、第1載置部161と第1チャンネル266が電気的に接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶し、第2チャンネル267が通電された場合は、第1載置部161と第2チャンネル267が電気的に接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。
このような電子部品検査装置1によれば、第1載置部161と、検査部16の第1チャンネル266および第2チャンネル267との接続関係(対応関係)(紐づき)を特定することができ、ミスソートを抑制することができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
第2実施形態の電子部品検査装置1では、載置ユニット160の第1載置部161〜第4載置部164のうち、ICデバイス90が配置されている載置部と、ICデバイス90が配置されていない載置部とで、テストを開始する指令(信号)を異ならせる。以下、テストを開始する指令(信号)を「テスト開始指令(テスト開始信号)」とも言う。
まず、電子部品検査装置1の制御装置800と、検査制御装置26とは、それぞれ、「テスト(実際のICデバイス90の検査を含む)を行ったICデバイス90の数」をカウントしている。電子部品検査装置1の制御装置800でカウントされるテストを行ったICデバイス90の数は、実際にテストを行ったICデバイス90の数、すなわち、各トレイに回収されたICデバイス90の数である。一方、検査制御装置26では、テストを行ったICデバイス90の数を、制御装置800から送信されたテスト開始指令の回数をカウントして求める。このため、ICデバイス90が配置されていない場合にテストを行った場合は、検査制御装置26でのカウント数と、制御装置800でのカウント数とに差が生じる。
そこで、制御装置800は、ICデバイス90が配置されている載置部に対応するチャンネルには、通常の検査と同様のテスト開始指令、すなわち、検査制御装置26でカウントが行われるように設定されているテスト開始指令を送信し、ICデバイス90が配置されていない載置部に対応するチャンネルには、通常の検査とは異なるテスト開始指令、すなわち、検査制御装置26でカウントが行われないように設定されているテスト開始指令を送信する。
例えば、初期設定等で、第1載置部161に第1チャンネル266、第2載置部162に第2チャンネル267、第3載置部163に第3チャンネル268、第4載置部164に第4チャンネル269が設定されている場合であって、第1載置部161にICデバイス90を配置し、第2載置部162、第3載置部163および第4載置部164にICデバイス90を配置しない状態であるときには、ICデバイス90が配置されている載置部(第1載置部161)に対応するチャンネルは、第1チャンネル266となり、ICデバイス90が配置されていない載置部(第2載置部162、第3載置部163、第4載置部164)に対応するチャンネルは、第2チャンネル267〜第4チャンネル269となる。このとき、第1チャンネル266には、通常の検査と同様のテスト開始指令を送信し、第2チャンネル267〜第4チャンネル269には、通常の検査とは異なるテスト開始指令を送信する。
テスト開始指令としては、例えば、コマンド等が用いられる。通常の検査と同様のテスト開始指令、すなわち、検査制御装置26でカウントが行われるように設定されているテスト開始指令としては、例えば、GPIP規格のコマンド「SRQ41」等が挙げられる。この「SRQ41」は、検査制御装置26がテストを開始するように、かつ、検査制御装置26でカウントされるように、予めプログラムされている。
また、検査制御装置26でカウントが行われないように設定されているテスト開始指令としては、「SRQ41」以外であればよく、例えば、GPIP規格のコマンド「SRQ43」等が挙げられる。この「SRQ43」は、検査制御装置26でカウントされるようにはプログラムされていない。検査制御装置26は、この「SRQ43」を受信したときにテストを開始するように、予めプログラムしておく。
これにより、検査制御装置26でのカウント数と、制御装置800でのカウント数とを一致させることができる。
以上のような第2実施形態によっても、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
第3実施形態の電子部品検査装置1では、1つの載置部のみは、ICデバイス90を配置せず、残りの載置部には、すべてICデバイス90を配置して、チャンネルの割り振り処理を行う。
すなわち、載置ユニット160の第1載置部161にICデバイス90を配置せず、第2載置部162、第3載置部163および第4載置部164にICデバイス90を配置した状態で、第1チャンネル266〜第4チャンネル269に電圧を印加(給電)してテストを行う。
第2載置部162、第3載置部163および第4載置部164は、第1チャンネル266〜第4チャンネル269のうちのいずれか1つと接続されており、第1載置部161のみがいずれのチャンネルにも接続されていないので、各チャンネルへの電圧の印加により、第1載置部161に接続されているチャンネルのみが通電されない。
第1チャンネル266が通電されない場合は、第1載置部161と第1チャンネル266が電気的に接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第1チャンネル266と第1把持部171とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
また、第2チャンネル267が通電されない場合は、第1載置部161と第2チャンネル267が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第2チャンネル267と第1把持部171とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
また、第3チャンネル268が通電されない場合は、第1載置部161と第3チャンネル268が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第3チャンネル268と第1把持部171とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
また、第4チャンネル269が通電されない場合は、第1載置部161と第4チャンネル269が接続されていることを示す情報を記憶部803に記憶する。また、この場合は、第4チャンネル269と第1把持部171とを対応付けし、その情報を記憶部803に記憶する。
以下、同様にして、載置ユニット160の第2載置部162のみにICデバイス90を配置しない状態で、第1チャンネル266〜第4チャンネル269に電圧を印加してテストを行い、第3載置部163のみにICデバイス90を配置しない状態で、第1チャンネル266〜第4チャンネル269に電圧を印加してテストを行い、第4載置部164のみにICデバイス90を配置しない状態で、第1チャンネル266〜第4チャンネル269に電圧を印加してテストを行う。なお、第1載置部161についてのテストと、第2載置部162についてのテストと、第3載置部163についてのテストと、第4載置部164についてのテストの順番は、特に限定されない。
以上のような第3実施形態によっても、前述した実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上、本発明の電子部品搬送装置および電子部品検査装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、本発明では、電子部品搬送装置10は、記憶部803を有していなくてもよい。
また、本発明では、制御装置800の記憶部803の一部または全部が、例えば、検査制御装置26、または、外部のコンピューター、または、外部の記憶装置に設けられていてもよい。また、その外部のコンピューターおよび外部の記憶装置は、それぞれ、例えば、制御装置800とケーブル等で接続されている場合や、制御装置800とネットワークを介して接続されている場合等がある。
また、本発明では、制御装置800の制御部801の一部または全部が、例えば、検査制御装置26、または、外部のコンピューターに設けられていてもよい。また、その外部のコンピューターは、例えば、制御装置800とケーブル等で接続されている場合や、制御装置800とネットワークを介して接続されている場合等がある。
また、以下に、前述した電子部品搬送装置および電子部品検査装置の主要な構成について、一部表現を換えて記載する。
<電子部品搬送装置の構成>
電子部品が載置される第1載置部および第2載置部を有し、前記電子部品を検査する検査部が設置可能な検査領域と、
前記電子部品を搬送する搬送部と、
給電指令の送信を制御するプロセッサーと、を備え、
前記検査部は、前記第1載置部と前記第2載置部とのうちの一方に電気的に接続された第1チャンネルと、前記第1載置部と前記第2載置部とのうちの他方に電気的に接続された第2チャンネルと、を有し、
前記プロセッサーは、前記第1載置部に前記電子部品を配置し、前記第2載置部に前記電子部品を配置しない状態で、前記検査部に対し、前記第1チャンネルおよび前記第2チャンネルに給電する給電指令を送信し、
前記第1チャンネルが通電された場合は、前記第1載置部と前記第1チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報をメモリーに記憶し、
前記第2チャンネルが通電された場合は、前記第1載置部と前記第2チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記メモリーに記憶することを特徴とする電子部品搬送装置。
なお、プロセッサーは、1つの装置で構成されていてもよく、また、複数の装置で構成されていてもよい、すなわち、複数の単位プロセッサーに分かれていてもよい。
<電子部品検査装置の構成>
電子部品が載置される第1載置部および第2載置部を有し、前記電子部品を検査する検査部と、
前記検査部が設置可能な検査領域と、
前記電子部品を搬送する搬送部と、
給電指令の送信を制御する第1プロセッサーと、を備え、
前記検査部は、前記第1載置部と前記第2載置部とのうちの一方に電気的に接続された第1チャンネルと、前記第1載置部と前記第2載置部とのうちの他方に電気的に接続された第2チャンネルと、
給電を制御する第2プロセッサーと、を有し、
前記第1プロセッサーは、前記第1載置部に前記電子部品を配置し、前記第2載置部に前記電子部品を配置しない状態で、前記検査部に対し、前記第1チャンネルおよび前記第2チャンネルに給電する給電指令を送信し、
前記第2プロセッサーは、前記給電指令により前記第1チャンネルおよび前記第2チャンネルに給電し、
前記第1プロセッサーは、前記第1チャンネルが通電された場合は、前記第1載置部と前記第1チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報をメモリーに記憶し、
前記第2チャンネルが通電された場合は、前記第1載置部と前記第2チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記メモリーに記憶することを特徴とする電子部品検査装置。
なお、第1プロセッサーおよび第2プロセッサーは、それぞれ、1つの装置で構成されていてもよく、また、複数の装置で構成されていてもよい、すなわち、複数の単位プロセッサーに分かれていてもよい。
また、第1プロセッサーと第2プロセッサーとをまとめて1つのプロセッサーとしてもよい。
1…電子部品検査装置、10…電子部品搬送装置、11A…トレイ搬送機構、11B…トレイ搬送機構、12…温度調整部、13…デバイス搬送ヘッド、14…デバイス供給部、14A…デバイス供給部、14B…デバイス供給部、15…トレイ搬送機構、16…検査部、17…デバイス搬送ヘッド(搬送部)、17A…デバイス搬送ヘッド(搬送部)、17B…デバイス搬送ヘッド(搬送部)、18…デバイス回収部、18A…デバイス回収部、18B…デバイス回収部、19…回収用トレイ、20…デバイス搬送ヘッド、21…トレイ搬送機構、22A…トレイ搬送機構、22B…トレイ搬送機構、25…搬送部、26…検査制御装置、31…ケーブル、32…ケーブル、33…ケーブル、34…ケーブル、41…ウィンドウ、42…テキストボックス、43…表、90…ICデバイス、160…載置ユニット、161…第1載置部、162…第2載置部、163…第3載置部、164…第4載置部、171…第1把持部、172…第2把持部、173…第3把持部、174…第4把持部、200…トレイ、231…第1隔壁、232…第2隔壁、233…第3隔壁、234…第4隔壁、235…第5隔壁、241…フロントカバー、242…サイドカバー、243…サイドカバー、244…リアカバー、245…トップカバー、261…検査制御部、262…記憶部、266…第1チャンネル、267…第2チャンネル、268…第3チャンネル、269…第4チャンネル、300…モニター、301…表示画面、311…コネクター、321…コネクター、331…コネクター、341…コネクター、400…シグナルランプ、500…スピーカー、600…マウス台、700…操作パネル、800…制御装置、801…制御部、802…表示制御部、803…記憶部、A1…トレイ供給領域、A2…デバイス供給領域、A3…検査領域、A4…デバイス回収領域、A5…トレイ除去領域、S101…ステップ、S102…ステップ、S103…ステップ、S104…ステップ、S105…ステップ、S106…ステップ、S107…ステップ、α11A…矢印、α11B…矢印、α13X…矢印、α13Y…矢印、α14…矢印、α15…矢印、α17Y…矢印、α18…矢印、α20X…矢印、α20Y…矢印、α21…矢印、α22A…矢印、α22B…矢印、α90…矢印

Claims (6)

  1. 電子部品が載置される第1載置部および第2載置部を有し、前記電子部品を検査する検査部が設置可能な検査領域と、
    前記電子部品を搬送する搬送部と、
    給電指令の送信を制御する制御部と、を備え、
    前記検査部は、前記第1載置部と前記第2載置部とのうちの一方に電気的に接続された第1チャンネルと、前記第1載置部と前記第2載置部とのうちの他方に電気的に接続された第2チャンネルと、を有し、
    前記制御部は、前記第1載置部に前記電子部品を配置し、前記第2載置部に前記電子部品を配置しない状態で、前記検査部に対し、前記第1チャンネルおよび前記第2チャンネルに給電する給電指令を送信し、
    前記第1チャンネルが通電された場合は、前記第1載置部と前記第1チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を記憶部に記憶し、
    前記第2チャンネルが通電された場合は、前記第1載置部と前記第2チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶することを特徴とする電子部品搬送装置。
  2. 前記制御部は、前記第2載置部に前記電子部品を配置し、前記第1載置部に前記電子部品を配置しない状態で、前記検査部に対し、前記第1チャンネルおよび前記第2チャンネルに給電する給電指令を送信し、
    前記第1チャンネルが通電された場合は、前記第2載置部と前記第1チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶し、
    前記第2チャンネルが通電された場合は、前記第2載置部と前記第2チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶する請求項1に記載の電子部品搬送装置。
  3. 前記検査部は、前記電子部品が載置される第3載置部と、前記第1載置部と前記第2載置部と前記第3載置部とのうちのいずれか1つに電気的に接続された第3チャンネルと、を有し、
    前記制御部は、前記第3載置部に前記電子部品を配置し、前記第1載置部および前記第2載置部に前記電子部品を配置しない状態で、前記検査部に対し、前記第1チャンネル、前記第2チャンネルおよび前記第3チャンネルに給電する給電指令を送信し、
    前記第1チャンネルが通電された場合は、前記第3載置部と前記第1チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶し、
    前記第2チャンネルが通電された場合は、前記第3載置部と前記第2チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶し、
    前記第3チャンネルが通電された場合は、前記第3載置部と前記第3チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶する請求項2に記載の電子部品搬送装置。
  4. 前記検査部は、前記電子部品が載置される第4載置部と、前記第1載置部と前記第2載置部と前記第3載置部と前記第4載置部とのうちのいずれか1つに電気的に接続された第4チャンネルと、を有し、
    前記制御部は、前記第4載置部に前記電子部品を配置し、前記第1載置部、前記第2載置部および前記第3載置部に前記電子部品を配置しない状態で、前記検査部に対し、前記第1チャンネル、前記第2チャンネル、前記第3チャンネルおよび前記第4チャンネルに給電する給電指令を送信し、
    前記第1チャンネルが通電された場合は、前記第4載置部と前記第1チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶し、
    前記第2チャンネルが通電された場合は、前記第4載置部と前記第2チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶し、
    前記第3チャンネルが通電された場合は、前記第4載置部と前記第3チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶し、
    前記第4チャンネルが通電された場合は、前記第4載置部と前記第4チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶する請求項3に記載の電子部品搬送装置。
  5. 前記搬送部は、前記電子部品を把持し、前記電子部品を前記第1載置部に載置する第1把持部と、前記電子部品を把持し、前記電子部品を前記第2載置部に載置する第2把持部と、を備え、
    前記第1チャンネルが通電された場合は、前記第1チャンネルと前記第1把持部とを対応付けし、
    前記第2チャンネルが通電された場合は、前記第2チャンネルと前記第1把持部とを対応付けする請求項1に記載の電子部品搬送装置。
  6. 電子部品が載置される第1載置部および第2載置部を有し、前記電子部品を検査する検査部と、
    前記検査部が設置可能な検査領域と、
    前記電子部品を搬送する搬送部と、
    給電指令の送信を制御する制御部と、を備え、
    前記検査部は、前記第1載置部と前記第2載置部とのうちの一方に電気的に接続された第1チャンネルと、前記第1載置部と前記第2載置部とのうちの他方に電気的に接続された第2チャンネルと、
    給電を制御する検査制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記第1載置部に前記電子部品を配置し、前記第2載置部に前記電子部品を配置しない状態で、前記検査部に対し、前記第1チャンネルおよび前記第2チャンネルに給電する給電指令を送信し、
    前記検査制御部は、前記給電指令により前記第1チャンネルおよび前記第2チャンネルに給電し、
    前記制御部は、前記第1チャンネルが通電された場合は、前記第1載置部と前記第1チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を記憶部に記憶し、
    前記第2チャンネルが通電された場合は、前記第1載置部と前記第2チャンネルが電気的に接続されていることを示す情報を前記記憶部に記憶することを特徴とする電子部品検査装置。
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