JP2019044630A - 凝縮水収集装置およびこれを備えた車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気ガスに含まれる凝縮水がコンプレッサの羽根車に衝突する事態を簡便な構成で回避することができる凝縮水収集装置および車両を提供する。【解決手段】エンジン本体8から排出された排気ガスの少なくとも一部を冷却し、空気と混合した混合気をエンジン本体8に供給するLP−EGR装置5(排気再循環装置)と、羽根車61の回転によって混合気を加圧するコンプレッサ6を有するターボチャージャ4と、を備えたエンジン1に用いられ、冷却された排気ガスに含まれる凝縮水を収集し、収集した凝縮水が羽根車61の回転軸62の軸線上を流れるように凝縮水を流出させる。【選択図】図1

Description

本開示は、排気ガスに含まれる凝縮水を収集する凝縮水収集装置およびこれを備えた車両に関する。
排気ガス浄化および燃費向上のため、エンジンからの排気を吸気通路に再循環させる排気再循環装置(以下、「EGR装置」という。)が普及している。
EGR装置では一般に、EGRガス通路内のEGRガスをEGRクーラーで冷却した後に、吸気通路へ環流させている。EGRガスがEGRクーラーで冷却されることにより、EGRクーラーの下流側のEGRガス通路内で排気ガス内の水分が凝縮し、水または氷が発生する場合がある。
EGRガス通路が吸気通路におけるターボチャージャのコンプレッサ上流に接続されているとき、EGRガス通路内に水や氷が発生すると、この水や氷がコンプレッサの羽根車に衝突し、羽根車が曲がったり破損したりすることがある。このような事態を防止するため、特許文献1には、液滴を伴った排気ガスから液体凝縮物を分離する凝縮液分離装置と、凝縮液分離装置から分離された液体凝縮物を大きな液滴が再生成されないように周速度が低い領域内に分散する分散装置と、を吸気管内に有する排気ガス再循環装置が開示されている。
特表2009−524775号公報
特許文献1に開示された技術では、凝縮液分離装置にて排気ガスから分離した液体凝縮物を分散装置まで輸送するための移送管が、吸気管および排気ガスの流路(低圧EGR管)とは別に必要となる。このため、移送管、吸気管、および低圧EGR管が互いに干渉し合い、移送管の設置スペースを確保することが困難である、という問題があった。また、特許文献1では、例えば吸気管の管壁内に移送管を配置することにより移送管の設置スペースを確保しているが、このような手法を用いる場合、吸気管および移送管の製造工程が複雑になり、製造コストが上昇してしまう、という問題があった。
本開示は、排気ガスに含まれる凝縮水がコンプレッサの羽根車に衝突する事態を簡便な構成で回避することができる凝縮水収集装置およびこれを備えた車両を提供することを目的とする。
本開示の凝縮水収集装置は、エンジン本体から排出された排気ガスの少なくとも一部を冷却し、空気と混合した混合気を前記エンジン本体に供給する排気再循環装置と、羽根車の回転によって前記混合気を加圧するコンプレッサを有するターボチャージャと、を備える内燃機関に用いられ、前記混合気に含まれる凝縮水を収集し、前記収集した凝縮水が前記羽根車の回転軸の軸線上を流れるように前記凝縮水を流出させる。
本開示の凝縮水収集装置は、エンジン本体から排出された排気ガスの少なくとも一部を冷却し、空気と混合した混合気を前記エンジン本体に供給する排気再循環装置と、羽根車の回転によって前記混合気を加圧するコンプレッサを有するターボチャージャと、を備えた内燃機関において、前記冷却された排気ガスに含まれる凝縮水を収集する凝縮水収集装置であって、前記排気再循環装置の再循環通路における、前記排気ガスを冷却する冷却装置より下流側であって、前記空気を前記エンジン本体に供給する吸気通路との合流地点より上流側に設けられる。
本開示の車両は、上記凝縮水収集装置を備える。
本開示によれば、排気ガスに含まれる凝縮水がコンプレッサの羽根車に衝突する事態を簡便な構成で回避することができる。
エンジンの全体構成について説明するための図 凝縮水収集装置の形状について説明するための斜視図 凝縮水収集装置の内壁面によって凝縮水が収集される様子を例示した概念図 スリット形状の気体通過部を設けた例を示す図 穴状の気体通過部を設けた例を示す図 変型例1を適用した場合のエンジンの全体構成を例示した図 変型例1に係る凝縮水収集装置によって凝縮水が収集される様子を例示した概念図 変型例2を適用した場合のエンジンの全体構成を例示した図
以下、本開示の各実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明、例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明等は省略する場合がある。
まず、図1を参照して、エンジン1の全体構成について説明する。
エンジン1は、吸気通路2と、排気通路3と、ターボチャージャ4と、ロープレッシャーEGR(以下、「LP−EGR」という。)装置5と、を備える。LP−EGR装置5は、本開示の排気再循環装置の一例である。
図示しない吸気口から吸気通路2へ吸入された空気は、吸気G1としてターボチャージャ4のコンプレッサ6によって圧縮され、インタークーラー7で冷却された後に、エンジン本体8に供給される。
エンジン本体8から排出された排気ガスG2は、ターボチャージャ4のタービン9を回転駆動させた後に、排ガス処理装置10および排気通路3を経て大気中へ放出される。
排ガス処理装置10を通過した排気ガスG2の一部G3は、排ガス処理装置10よりも下流側から分岐して設けられた通路11へ分流する。排気ガスG3は、LP−EGRクーラー12によって冷却された後、LP−EGR通路13内を流通し、吸気通路2におけるコンプレッサ6よりも上流側へ環流される。LP−EGR通路13は、本開示の排気再循環通路の一例である。
吸気通路2における、LP−EGR通路13との合流地点14より下流側であって、ターボチャージャ4のコンプレッサ6より上流側には、排気ガスG3に含まれる水分(水蒸気)がLP−EGRクーラー12によって冷却されて発生した凝縮水を収集するための凝縮水収集装置15が設けられている。
なお、本明細書において、凝縮水とは、排気ガスG3に含まれる水蒸気(気体)が凝縮したものであって、水(液体)および氷(固体)を含む。また、凝縮水として、LP−EGRクーラー12の冷却によって発生する、水以外の液体成分あるいは固体成分が含まれてもよい。
図2は、凝縮水収集装置15の形状について説明するための斜視図である。凝縮水収集装置15の外部形状は、図2に示すように例えば円錐形(より正確には円錐台形)である。なお、図2における点線は、凝縮水収集装置15の内部形状を示しており、これに示されるように、凝縮水収集装置15の内部形状も外部形状とほぼ同様かつ少し小さい円錐形(円錐台形)である。凝縮水収集装置15は、上流側、すなわち合流地点14に近い側に比較的大きな流入口151を有し、下流側、すなわちコンプレッサ6に近い側に比較的小さな流出口152を有する。すなわち、凝縮水収集装置15の円錐形における底面部位が流入口151に相当し、円錐形における頂点部位が流出口152に相当する。そして、これらの流入口151と流出口152との間を側壁153が接続している。
凝縮水収集装置15は、このような形状により、上流側(合流地点14に近い側)の流入口151から流入する吸気G1と排気ガスG3との混合気のうち、排気ガスG3に含まれる凝縮水を側壁153の内壁面154によって収集し、収集した凝縮水を流出口152から下流側(コンプレッサ6に近い側)へ流出させる。
図3は、凝縮水収集装置15の内壁面154によって凝縮水が収集される様子を例示した概念図である。図3は、吸気通路2、コンプレッサ6、LP−EGR通路13、および凝縮水収集装置15を含む断面図である。図3において、矢印は混合気に含まれる凝縮水の流れを例示したものである。図3に示すように、凝縮水は流入口151から凝縮水収集装置15内に入ると、側壁153の内壁面154に沿って集められ、流出口152から流出する。ここで、凝縮水収集装置15は、図3に示すように、凝縮水がコンプレッサ6の回転軸62(後述)の軸線上を流れるように凝縮水を流出させる。
図3に示すように、コンプレッサ6は、羽根車61と、回転軸62と、固定部材63とを有する。羽根車61は図1に示すタービン9に与えられた駆動力によって回転するように構成されており、タービン9が排気ガスにより回転されると、羽根車61も回転して吸気通路2から流入する混合気を加圧する。回転軸62は、羽根車61の回転軸であり、凝縮水収集装置15の中心軸と一致するように設けられることが望ましい。固定部材63は、羽根車61を回転軸62に対して固定する部材であり、例えばナットである。なお、図3では回転軸62の先端部が露出しているが、例えば固定部材63が回転軸62の先端部を覆う形状の袋ナットであって、回転軸62の先端部が露出しないように構成されてもよい。
このような構成により、凝縮水収集装置15の出口である流出口152から流出した凝縮水は、コンプレッサ6の回転軸62および/または固定部材63に衝突するように流れる。
回転軸62または固定部材63への衝突により、凝縮水が有する運動エネルギーの大部分は失われる。このため、衝突後の凝縮水の大部分は、回転軸62および固定部材63の表面に沿って流れることになり、コンプレッサ6の羽根車61への凝縮水の衝突がほぼ回避される。これにより、凝縮水の衝突によって羽根車61が損傷する事態が好適に防止される。なお、回転軸62または固定部材63に凝縮水が衝突しても、回転軸62または固定部材63の機能に対する悪影響は想定されない。
凝縮水収集装置15の流出口152から流れた凝縮水が羽根車61ではなく回転軸62または固定部材63に衝突するように、流出口152の内径は、コンプレッサ6の回転軸62と固定部材63のうち大きい方の外径よりも小さいことが望ましい。また、凝縮水収集装置15の流出口152と、コンプレッサ6の回転軸62または固定部材63との距離は、流出口152から流出した凝縮水が回転軸62の軸線上から外れて(拡散して)コンプレッサ6の羽根車61に衝突することがない程度に近いことが望ましい。
次に、凝縮水収集装置15の流入口151について説明する。混合気に含まれる凝縮水が凝縮水収集装置15を通過せずにコンプレッサ6まで到達する事態を回避するため、凝縮水収集装置15への入口である流入口151の外径は、吸気通路2の内径とほぼ等しくなるように設計される。換言すれば、吸気通路2を通過する混合気は、全て凝縮水収集装置15を通過するように構成される。
ここで、凝縮水収集装置15は、混合気に含まれる凝縮水に関しては、上記したように側壁153の内壁面154によって収集し流出口152から流出させるが、残りの混合気(気体成分)に関しては、内壁面154による収集を行わずにそのまま通過させることが望ましい。これを実現するため、凝縮水収集装置15は、側壁153に混合気の気体成分のみを通過させる気体通過部155を有する。図4Aおよび図4Bは、凝縮水収集装置15の気体通過部155について説明するための図である。
図4Aは、凝縮水収集装置15の側壁153にスリット形状の気体通過部155を設けた例を示す図である。また、図4Bは、凝縮水収集装置15の壁面に穴状の気体通過部155を設けた例を示す図である。気体通過部155の幅(スリット形状の場合)または直径(円形の穴状の場合)については、本開示では特に限定しないが、混合気のうち気体成分が十分に通過するだけの幅または大きさであることが望ましい。
気体通過部155は、上記したように、凝縮水収集装置15に流入する混合気のうち、気体成分のみを通過させ、凝縮水を通過させないことが望ましい。このため、気体通過部155には例えば液体および固体を通過させず気体のみ通過させるようなフィルタ等を設けてもよい。
<作用・効果>
以上説明したように、本開示の実施の形態に係る凝縮水収集装置15は、エンジン本体8から排出された排気ガスの少なくとも一部を冷却し、空気と混合した混合気をエンジン本体8に供給するLP−EGR装置5(排気再循環装置)と、羽根車61の回転によって混合気を加圧するコンプレッサ6を有するターボチャージャ4と、を備えたエンジン1に用いられ、冷却された排気ガスに含まれる凝縮水を収集し、収集した凝縮水が羽根車61の回転軸62の軸線上を流れるように凝縮水を流出させる。
また、本開示の実施の形態に係る凝縮水収集装置15は、LP−EGR装置5のLP−EGR通路13(再循環通路)と、空気をエンジン本体8に供給する吸気通路2と、の合流地点14より下流側であって、コンプレッサ6より上流側に設けられる。
また、本開示の実施の形態に係る凝縮水収集装置15において、流出した凝縮水は、コンプレッサ6の回転軸62、および/または羽根車61を回転軸62に固定する固定部材63に衝突する。
また、本開示の実施の形態に係る凝縮水収集装置15は、混合気が流入する流入口151と、流入した混合気に含まれる凝縮水を収集する内壁面154と、収集した凝縮水を羽根車61の回転軸62の軸線上を流れるように流出させる流出口152と、を有する。
また、本開示の実施の形態に係る凝縮水収集装置15において、流入口151の外径は、吸気通路2の内径とほぼ等しい。
また、本開示の実施の形態に係る凝縮水収集装置15において、流出口152の内径は、回転軸62の外径と固定部材63の外径とのうちの大きい方よりも小さい。
このような構成により、簡便な構成である凝縮水収集装置15によって、排気ガスに含まれる凝縮水が漏れなく収集される。収集された凝縮水は、コンプレッサ6の回転軸62、および/または羽根車61を回転軸62に固定する固定部材63に衝突するため、凝縮水が羽根車61に衝突して羽根車61が損傷する事態を簡便な構成により回避することができる。
また、本開示の実施の形態に係る凝縮水収集装置15は、流入口151と流出口152とを接続する側壁153をさらに有し、側壁153には、凝縮水を通過させず、排気ガスまたは混合気を凝縮水収集装置15の外部に通過させる気体通過部155が設けられる。
このような構成により、凝縮水を除去した排気ガスと空気との混合気をコンプレッサ6に供給することができる。
<変型例1>
以下では、上記説明した実施の形態の変型例1について説明する。本変型例1では、凝縮水収集装置を設置する位置が上記実施の形態とは異なっている。
図5は、変型例1を適用した場合のエンジン1の全体構成を例示した図である。本変型例1では、図5に示すように、LP−EGR通路13が途中でほぼ直角に曲がった屈曲部131を有する場合に、凝縮水収集装置15は、LP−EGR通路13における、LP−EGR装置5のLP−EGRクーラー12より下流側であって、屈曲部131付近に設けられる。なお、凝縮水収集装置15の形状および構成は、上記説明した実施の形態と同様である。すなわち、本変型例1においても、凝縮水収集装置15は、上流側に直径が比較的大きい(LP−EGR通路13の内径とほぼ同じ)流入口151が、下流側に直径が比較的小さい流出口152が位置するように配置される。
このような位置に凝縮水収集装置15を設けることにより、以下のような効果が得られる。図6は、変型例1に係る凝縮水収集装置15によって凝縮水が収集される様子を例示した概念図である。図6に示すように、LP−EGRクーラー12により冷却されて凝縮した凝縮水を含む排気ガスG3が凝縮水収集装置15に流入すると、上記説明した実施の形態と同様に、凝縮水が凝縮水収集装置15の内壁面に沿って集められ、流出口152から流出する。そして、流出口152から流出した凝縮水は、屈曲部131において流出口152と対向するLP−EGR通路13の内壁面132に衝突する。LP−EGR通路13の内壁面132に衝突した凝縮水は、その運動エネルギーの大部分を失い、内壁面132に沿って流れ落ちる。
本変型例1においても、凝縮水収集装置15には、上記実施の形態において図3に関連付けて説明したように、液体・固体を通過させず気体を通過させるための気体通過部155(図5および図6においては図示を省略)が設けられる。このため、排気ガスG3は凝縮水収集装置15を通過し、屈曲部131の内壁面132に当たって下流側へと流れる。これにより、排気ガスG3が吸気G1と混合されてコンプレッサ6に流入する。ここで、凝縮水収集装置15によって排気ガスG3に含まれる凝縮水が収集されるので、凝縮水収集装置15より下流の排気ガスG3に含まれる凝縮水が低減されている。これにより、コンプレッサ6の羽根車61に凝縮水が衝突する事態を回避することができる。なお、LP−EGR通路13の内壁面132に凝縮水が衝突することによる内壁面132への悪影響は想定されないが、凝縮水の衝突が予想される内壁面132に予め補強材(図示せず)等を設けていてもよい。
凝縮水収集装置15の流出口152から内壁面132までの距離は、流出口152から流出するように凝縮水収集装置15によって集められた凝縮水が、再度排気ガスG3の流れに乗って拡散してしまう前に内壁面132に衝突することが望ましいという観点から、できるだけ小さいことが望ましい。
<変型例2>
図7は、変型例2における、エンジン1の全体構成を例示した図である。
図7に示すように、LP−EGR通路13における、吸気通路2との合流地点14付近に凝縮水収集装置15を設けた場合、以下のような効果が得られる。本変型例2においても、LP−EGR通路13を流れる排気ガスG3に含まれる凝縮水は、上記実施の形態および変型例1と同様に、凝縮水収集装置15によって収集され、流出口152から流出する。図7に示すように、流出口152が合流地点14における吸気通路2の内壁面141に近接して設けられることで、流出口152から流出した凝縮水が内壁面141に衝突して運動エネルギーを失い、流れ落ちる。
本変型例2においても、凝縮水収集装置15には、上記実施の形態において図3に関連付けて説明したように、液体・固体を通過させず気体を通過させるための気体通過部155(図7においては図示を省略)が設けられる。このため、排気ガスG3は凝縮水収集装置15を通過し、合流地点14において吸気通路2を流れる吸気G1と合流して混合気となり、コンプレッサ6に流入する。ここで、凝縮水収集装置15によって排気ガスG3に含まれる凝縮水が収集されているので、凝縮水収集装置15より下流の排気ガスG3に含まれる凝縮水が低減されている。これにより、コンプレッサ6の羽根車61に凝縮水が衝突する事態を回避することができる。なお、吸気通路2の合流地点14における内壁面141に凝縮水が衝突することによる内壁面141への悪影響は想定されないが、凝縮水の衝突が予想される内壁面141に予め補強材(図示せず)等を設けていてもよい。
このように、変型例1および変型例2にて説明した凝縮水収集装置15によれば、簡便な構成により、凝縮水がコンプレッサ6の羽根車61に衝突して羽根車61が損傷する事態を回避することができる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、開示の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施の形態における各構成要素は任意に組み合わせてられてもよい。
上記実施の形態において、凝縮水収集装置15の形状はほぼ円錐形(円錐台形)であるとしたが、本開示はこれに限定されない。凝縮水収集装置15は、流出口152と、流出口152と比較して直径が大きい流入口151と、を接続する連続した内壁面154を有する構成であればその形状は円錐形には限定されず、例えば漏斗形状等であってもよい。
本開示は、排気ガスに含まれる凝縮水を収集する凝縮水収集装置に有用である。
1 エンジン
2 吸気通路
3 排気通路
4 ターボチャージャ
5 LP−EGR装置
6 コンプレッサ
61 羽根車
62 回転軸
63 固定部材
7 インタークーラー
8 エンジン本体
9 タービン
10 排ガス処理装置
11 通路
12 LP−EGRクーラー
13 LP−EGR通路
131 屈曲部
132 内壁面
14 合流地点
141 内壁面
15 凝縮水収集装置
151 流入口
152 流出口
153 側壁
154 内壁面
155 気体通過部

Claims (12)

  1. エンジン本体から排出された排気ガスの少なくとも一部を冷却し、空気と混合した混合気を前記エンジン本体に供給する排気再循環装置と、羽根車の回転によって前記混合気を加圧するコンプレッサを有するターボチャージャと、を備える内燃機関に用いられ、
    前記混合気に含まれる凝縮水を収集し、前記収集した凝縮水が前記羽根車の回転軸の軸線上を流れるように前記凝縮水を流出させる、
    凝縮水収集装置。
  2. 前記混合気が流入する流入口と、
    流入した前記混合気に含まれる凝縮水を収集する内壁面と、
    収集した前記凝縮水を前記羽根車の回転軸の軸線上を流れるように流出させる流出口と、
    を有する、請求項1に記載の凝縮水収集装置。
  3. 前記空気を前記エンジン本体に供給する吸気通路における、前記排気再循環装置の再循環通路との合流地点より下流側であって、前記コンプレッサより上流側に設けられる、
    請求項2に記載の凝縮水収集装置。
  4. 前記流入口の外径は、前記吸気通路の内径とほぼ等しい、
    請求項3に記載の凝縮水収集装置。
  5. 前記凝縮水収集装置から流出した前記凝縮水は、前記羽根車の回転軸、および/または前記羽根車を前記回転軸に固定する固定部材に衝突する、
    請求項2に記載の凝縮水収集装置。
  6. 前記流出口の内径は、前記回転軸の外径と前記固定部材の外径とのうちの大きい方よりも小さい、
    請求項5に記載の凝縮水収集装置。
  7. 前記凝縮水収集装置は、ほぼ円錐形に形成され、
    前記流入口は前記円錐の底面に相当する部位に設けられ、
    前記流出口は前記円錐の頂点に相当する部位に設けられる、
    請求項2に記載の凝縮水収集装置。
  8. 前記流入口と前記流出口とを接続する側壁をさらに有し、
    前記側壁には、前記凝縮水を通過させず、前記排気ガスまたは混合気を前記凝縮水収集装置の外部に通過させる気体通過部が設けられる、
    請求項2に記載の凝縮水収集装置。
  9. 前記気体通過部は、穴またはスリット状に形成される、
    請求項8に記載の凝縮水収集装置。
  10. エンジン本体から排出された排気ガスの少なくとも一部を冷却し、空気と混合した混合気を前記エンジン本体に供給する排気再循環装置と、羽根車の回転によって前記混合気を加圧するコンプレッサを有するターボチャージャと、を備えた内燃機関において、前記冷却された排気ガスに含まれる凝縮水を収集する凝縮水収集装置であって、
    前記排気再循環装置の再循環通路における、前記排気ガスを冷却する冷却装置より下流側であって、前記空気を前記エンジン本体に供給する吸気通路との合流地点より上流側に設けられる、
    凝縮水収集装置。
  11. 前記収集された凝縮水は、前記再循環通路の内壁面、または前記合流地点における前記吸気通路の内壁面に衝突する、
    請求項10に記載の凝縮水収集装置。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の凝縮水収集装置を備えた、
    車両。
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