JP2019038247A - 積層フィルムおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、これらの用途においてポリエステルフィルム上に他の材料を塗布積層する場合に、使用される材料によっては接着性が悪いという欠点がある。
そこで、ポリエステルフィルムの表面に接着性を付与する方法の一つとして、ポリエステルフ
ィルムの表面に各種樹脂を塗布し、易接着性能を持つ塗布層を設ける方法が知られている。特にポリウレタン樹脂からなる塗布層を設けることで接着性の向上を図る手法が知られている。
[I]ポリエステルフィルムの少なくとも一面に、ウレタン構造、および/またはウレア構造を有する樹脂層(X)を有する積層フィルムであって、前記樹脂層が少なくとも一方の最表面にあり、前記樹脂層(X)側から測定した、波長400nm以上700nm以下の範囲における最小反射率が5.5%以上、7.0%以下であり、前記樹脂層(X)の膜厚が8nm以上、80nm以下である積層フィルム、
[II]前記樹脂層(X)が数平均粒子径3nm以上50nm以下の金属酸化物粒子(A)を含有する[I]に記載の積層フィルム、
[III]前記樹脂層(X)が芳香族ポリウレタン系樹脂を含有する[I]または[II]に記載の積層フィルム、
[IV]プリズムシート用易接着フィルムとして用いられる[I]〜[III]のいずれかに記載の積層フィルム、
[V]ポリエステルフィルムの少なくとも一面に樹脂層(X)が設けられ、前記樹脂層が少なくとも一方の最表面にあり、前記樹脂層(X)側から測定した、波長400nm以上700nm以下の範囲における最小反射率が5.5%以上、7.0%以下であり、前記樹脂層(X)の膜厚が8nm以上、80nm以下である積層フィルムの製造方法であって、
ポリエステルフィルムの少なくとも一面に、イソシアネート化合物(B)を含む樹脂組成物を塗布し、加熱して得られる樹脂(α)からなる樹脂層(X)を形成せしめる工程を含む積層フィルムの製造方法、
[VI]前記樹脂組成物中における、イソシアネート化合物(B)の含有量が樹脂組成物の固形分重量全体に対して60〜95質量%である[V]に記載の積層フィルムの製造方法、
[VII]前記イソシアネート化合物(B)が芳香族環を有するイソシアネートである請求項[V]または[VI]に記載の積層フィルムの製造方法、
[VIII]前記樹脂組成物中に、数平均粒子径が3nm以上50nm以下の金属酸化物粒子(A)を含有する請求項6〜8のいずれかに記載の積層フィルムの製造方法、
[IX]前記樹脂組成物中にメラミン化合物、オキサゾリン化合物、カルボジイミド化合物から選ばれる1種以上の化合物(C)が含まれてなる[V]〜[VIII]のいずれかに記載の積層フィルムの製造方法、
である。
本発明の積層フィルムは、ポリエステルフィルムの少なくとも一面に、ウレタン構造、および/またはウレア構造を有する樹脂層(X)が設けられた積層フィルムであって、樹脂層(X)が積層された面の、400nm以上、700nm以下の範囲における最小反射率が5.5%以上、7.0%以下であることが必要である。
本発明の積層フィルムにおいて、樹脂層(X)は、ウレタン構造、および/またはウレア構造を有することが必要である。樹脂層(X)は、ウレタン構造、および/またはウレア構造を有することで、樹脂層(X)上に、特にプリズム樹脂などの無溶剤塗料を塗布した際に、良好な汎用接着性を得ることができる。本発明において、樹脂層(X)が、ウレタン構造、ウレア構造を有しているかは、後述する方法により確認することができる。樹脂層(X)にウレタン構造、および/またはウレア構造を有させる方法は特に限られるものでは無いが、樹脂層(X)を構成する樹脂組成物に、芳香族ポリウレタン系樹脂を含有させることが好ましく挙げられる。芳香族ポリウレタン系樹脂を含有することで、特にプリズム樹脂などの無溶剤塗料を塗布した際に、良好な汎用接着性だけでなく、さらに加工工程でのUV照射による接着性の低下を抑制することができる。なお、ウレタン構造、および/またはウレア構造は後述する樹脂(α)に含まれることが好ましいが、この限りではない。なお、ウレタン構造およびウレア構造をともに含むと、汎用接着性が向上するため、より好ましい。
本発明の積層フィルムにおいて、樹脂層(X)は金属酸化物粒子(A)を含有していることが好ましい。金属酸化物粒子(A)を含有することで、樹脂層(X)の屈折率を高くすることができ、積層フィルムの、400nm以上、700nm以下の範囲における最小反射率を容易に5.5%以上、7.0%以下とすることができる。さらには、該金属酸化物粒子(A)の数平均粒子径が後述する範囲であると、金属酸化物粒子(A)の数平均粒子径が可視光の波長より十分小さいため、積層フィルムの透明性を高めることが可能となる。
(i)金属酸化物粒子(A)とアクリル樹脂(D)をあらかじめ混合した混合物を溶媒中に添加した後、分散する方法。
(ii)溶媒中に、金属酸化物粒子(A)とアクリル樹脂(D)を順に添加して分散する方法。
(iii)溶媒中に、金属酸化物粒子(A)とアクリル樹脂(D)をあらかじめ分散し、得られた分散体を混合する方法。
(iv)溶媒中に、金属酸化物粒子(A)を分散した後、得られた分散体に、アクリル樹脂(D)を添加する方法。
本発明において用いられるアクリル樹脂(D)としては、式(1)で表されるモノマー単位(d−1)を有する樹脂であることが好ましい。
本発明の積層フィルムにおいて、樹脂層(X)は、イソシアネート化合物(B)を含む樹脂組成物を加熱して得られる樹脂(α)から形成されることが好ましい。本発明で用いることのできるイソシアネート化合物(B)は、例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、1,6−ジイソシアネートヘキサン、トリレンジイソシアネートとヘキサントリオールの付加物、トリレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンの付加物、ポリオール変性ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、カルボジイミド変性ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、3,3’−ビトリレン−4,4’ジイソシアネート、3,3’ジメチルジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、メタフェニレンジイソシアネートなどを用いることができる。特に、ポリエステル樹脂やアクリル樹脂などのポリマーの末端や側鎖に、複数個のイソシアネート基を有する、高分子型のイソシアネート化合物を用いると、積層フィルムとしたときに、樹脂層の可撓性や強靭性が高まり好ましく用いることができる。
イソシアネート化合物(B)が芳香族炭化水素構造を有することで、樹脂層(X)のUV耐性が向上し、加工工程でのUV照射による接着性の低下を抑制することができるだけでなく、プリズムシートとして用いる場合、樹脂(α)の屈折率を高めることでプリズムシートの輝度を向上させることができる。なお、ブロックイソシアネート基を2基以上有する低分子または高分子化合物としては、例えばトリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチロールプロパンのトリレンジイソシアネート3モル付加物、ポリビニルイソシアネート、ビニルイソシアネート共重合体、ポリウレタン末端ジイソシアネート、トリレンジイソシアネートのメチルエチルケトンオキシムブロック体、ヘキサメチレンジイソシアネートの次亜硫酸ソーダブロック体、ポリウレタン末端ジイソシアネートのメチルエチルケトンオキシムブロック体、トリメチロールプロパンのトリレンジイソシアネート3モル付加物へのフェノールブロック体などを用いることができる。
本発明の積層フィルムにおいて、樹脂(α)は、前述した金属酸化物粒子(A)、およびイソシアネート化合物(B)を含む樹脂組成物を加熱したものを含有していることが好ましい。その他、ポリエステル樹脂やウレタン樹脂、アクリル樹脂などの各種バインダー樹脂や易滑剤や無機粒子、有機粒子、界面活性剤、酸化防止剤、熱開始剤などの各種添加剤を、樹脂層(X)の特性を悪化させない程度に添加してもよい。
本発明の積層フィルムにおいては、樹脂層(X)を形成する樹脂(α)に、イソシアネート化合物(B)以外に、メラミン化合物、オキサゾリン化合物、カルボジイミド化合物から選ばれる少なくとも1種以上の化合物(C)を含有させることができる。化合物(C)の含有量は、樹脂層(X)を形成する樹脂(α)を100質量%とした際に、20質量%以上、90質量%以下であることが好ましい。
−N=C=N− 式(7)
カルボジイミド化合物の製造は公知の技術を適用することができ、一般的には、ジイソシアネート化合物を触媒存在下で重縮合することにより得られる。ポリカルボジイミド化合物の出発原料であるジイソシアネート化合物としては、芳香族、脂肪族、脂環式ジイソシアネートなどを用いることができ、具体的にはトリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルジイソシアネートなどを用いることができる。更に本発明の効果を消失させない範囲において、ポリカルボジイミド化合物の水溶性や水分散性を向上するために、界面活性剤を添加することや、ポリアルキレンオキシド、ジアルキルアミノアルコールの四級アンモニウム塩、ヒドロキシアルキルスルホン酸塩などの親水性モノマーを添加しても用いてもよい。
本発明の積層フィルムは、ポリエステルフィルムの少なくとも一面に樹脂層(X)を有する積層フィルムである。ポリエステルとは、エステル結合を主鎖の主要な結合鎖とする高分子の総称であって、エチレンテレフタレート、プロピレンテレフタレート、エチレン−2,6−ナフタレート、ブチレンテレフタレート、プロピレン−2,6−ナフタレート、エチレン−α,β−ビス(2−クロロフェノキシ)エタン−4,4‘−ジカルボキシレートなどから選ばれた少なくとも1種の構成成分を主要構成成分とするものを好ましく用いることができる。本発明では、ポリエステルフィルムとしてポリエチレンテレフタレートを用いることが好ましい。また熱可塑性樹脂フィルムに熱や収縮応力などが作用する場合には、耐熱性や剛性に優れたポリエチレン−2,6−ナフタレートを用いることが好ましい。
本発明の樹脂層(X)を形成させる方法は、ポリエステルフィルムの少なくとも一面に、イソシアネート化合物(B)を含む樹脂組成物を塗布して、加熱し、樹脂(α)を含む樹脂層(X)を形成せしめる工程によって得られるが好ましい。この形成方法において、樹脂(α)はイソシアネート化合物(B)に加えて、金属酸化物粒子(A)や、ポリエステル樹脂やウレタン樹脂、アクリル樹脂などの各種バインダー樹脂、メラミン化合物、オキサゾリン化合物、カルボジイミド化合物から選ばれる少なくとも1種以上の化合物(C)、イソシアネート化合物向けの架橋触媒、易滑剤や無機粒子、有機粒子、界面活性剤、酸化防止剤、熱開始剤などの各種添加剤を含んでいてもよい。
樹脂組成物を作成する場合、溶媒は水系溶媒(D)を用いることが好ましい。樹脂組成物は、必要に応じて水分散化または水溶化したイソシアネート化合物(B)、必要に応じて金属酸化物粒子(A)やその他バインダー樹脂、メラミン化合物、オキサゾリン化合物、カルボジイミド化合物から選ばれる少なくとも1種以上の化合物(C)および水系溶媒(D)を任意の順番で所望の重量比で混合、撹拌することで作製することができる。次いで必要に応じて易滑剤や無機粒子、有機粒子、界面活性剤、酸化防止剤、熱開始剤などの各種添加剤を、樹脂組成物により設けた樹脂層の特性を悪化させない程度に任意の順番で混合、撹拌することができる。混合、撹拌する方法は、容器を手で振って行ったり、マグネチックスターラーや撹拌羽根を用いたり、超音波照射、振動分散などを行うことができる。
ポリエステルフィルムへの樹脂組成物の塗布方式は、公知の塗布方式、例えばバーコート法、リバースコート法、グラビアコート法、ダイコート法、ブレードコート法等の任意の方式を用いることができる。
本発明の積層フィルムは、熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも一面に、イソシアネート化合物(B)を含む樹脂組成物を塗布して、樹脂層(X)を形成せしめる工程を有する製造方法である。
まず、PETのペレットを十分に真空乾燥した後、押出機に供給し、約280℃でシート状に溶融押し出し、冷却固化せしめて未延伸(未配向)PETフィルム(Aフィルム)を作製する。このフィルムを80〜120℃に加熱したロールで長手方向に2.5〜5.0倍延伸して一軸配向PETフィルム(Bフィルム)を得る。このBフィルムの片面に所定の濃度に調製した樹脂組成物を塗布する。この時、塗布前にPETフィルムの塗布面にコロナ放電処理等の表面処理を行ってもよい。コロナ放電処理等の表面処理を行うことで、樹脂組成物のPETフィルムへの濡れ性を向上させ、樹脂組成物のはじきを防止し、均一な塗布厚みを達成することができる。
本発明における特性の測定方法、および効果の評価方法は次のとおりである。
一辺が5cmの正方形状の積層フィルムサンプルを3点(3個)準備する。次にサンプルを常態(23℃、相対湿度50%)において、40時間放置する。それぞれのサンプルを日本電色工業(株)製濁度計「NDH5000」を用いて、全光線透過率の測定はJIS「プラスチック透明材料の全光線透過率の試験方法」(K7361−1、1997年版)、ヘイズの測定はJIS「透明材料のヘーズの求め方」(K7136 2000年版)に準ずる方式で実施する。それぞれの3点(3個)の全光線透過率およびヘイズの値を平均して、積層フィルムの全光線透過率およびヘイズの値とする。
透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて断面を観察することにより、ポリエステルフィルム上の樹脂層の厚みを測定した。樹脂層の厚みは、TEMにより20万倍の倍率で撮影した画像から樹脂層の厚みを読み取った。合計で20点の樹脂層(X)の膜厚を測定して平均した値を樹脂層(X)の膜厚とした。
金属酸化物粒子(A)の数平均粒子径は、透過型電子顕微鏡(TEM)により積層フィルムの断面構造を観察することにより求めた。倍率を50万倍とし、その画面内に存在する10個の粒子の外径を、10視野について合計100個の粒子を測定し、その平均粒子径を求めた。画面内に10個の粒子が存在しない場合は、同じ条件で別の箇所を観察し、その画面内に存在する粒子の外径を測定して、合計で100個の粒子の外径を測定して平均値とした。ここで外径とは、粒子の最大の径(つまり粒子の長径であり、粒子中の最も長い径を示す)を表し、内部に空洞を有する粒子の場合も同様に、粒子の最大の径を表す。
A4カットサイズに裁断した積層フィルムを縦横それぞれ3分割し、合計9点を測定サンプルとして用いた。長辺側を長手方向とした。分光反射率の測定は、測定面(該樹脂層)の裏面に50mm幅の黒色光沢テープ(ヤマト(株)製 ビニ−ルテープNo.200−50−21:黒)を、気泡を噛みこまないようにサンプルとテープの長手方向を合わせて貼り合わせた後、約4cm角のサンプル片に切り出し、分光光度計(島津製作所(株)製 UV2450)で入射角5°での測定面(該樹脂層)の分光反射率を測定した。
サンプルを測定器にセットする方向は、測定器の正面に向かって前後の方向にサンプルの長手方向を合わせた。なお反射率を基準化するため、標準反射板として付属のAl2O3板を用いた。反射率の測定範囲は、波長400nm〜700nmが測定できる範囲を選択した。なお、測定値には、9点の平均値を用いた。
無溶媒型UV硬化型樹脂を以下のように調整した。
・三菱レイヨン(株)製“ダイヤビーム”(登録商標)UR−6530:20重量部
・日本化薬(株)製DPHA:20重量部。
無溶媒型UV硬化型樹脂、ワイヤーバーコート法で厚み約10μmになるように、積層フィルムの組成物層表面に塗布し、その後、照射強度120W/cmの紫外線ランプを用い、照射距離(ランプとインキ面の距離)12cmで、コンベア速度2m/分、積算強度約300mJ/cm2でUV照射し、硬化させた。接着性評価は、後述のクロスカット法で行った。
得られたUV硬化樹脂評価用サンプルに、JIS5600−5−6(1999年制定)に準拠し、カット間隔2mmで5×5の25マスの切れ目を入れる。次に、切れ目を入れた部分に、ニチバン18mmセロテープ(登録商標)(品番:CT−18S)を、切れ目が見えるようにしっかりと指でセロテープ(登録商標)を擦る。そして、樹脂層に対して約60°の角度でセロテープ(登録商標)を瞬間的に引き剥がす。マスの剥離数をカウントする。評価回数は5回とし、その平均値を求める。評価基準は以下のように定める。評価基準「A」「B」を良好な接着性と判定する。
B:マスの剥離数が1マスを超えて3マス以下
C:マスの剥離数が3マスを超えて5マス以下
D:マスの剥離数が5マスを超える。
前項(5)初期接着性評価で得られたUV硬化樹脂評価用サンプルを、UV硬化させる面の表面から12cmの高さにセットした120W/cmの照射強度を有する集光型高圧水銀灯(アイグラフィックス(株)製 H03−L31)で、積算照射強度が500mJ/cm2以上、1000mJ/cm2以下となるように紫外線を照射し、硬化させる。その後、(5)で記載したクロスカット法によって接着評価をする。
樹脂層(X)中に含まれるウレタン構造、および/またはウレア構造の確認方法は、特に特定の手法に限定されないが、以下のような方法が例示できる。例えば、フーリエ変換型赤外分光(FT−IR)と固体核磁気共鳴法(固体NMR)を併用する。FT−IRにより、ウレタン構造、および/またはウレア構造が有する各原子間の結合(例えば、アミド結合由来)に由来するピークの有無を確認する。次に、固体NMRにおいて、13C固体NMR、15N固体NMRからウレタン構造、および/またはウレア構造のC0、NHのピークの有無を確認する。さらに必要に応じて、ガスクロマトグラフ質量分析(GC−MS)により、ウレタン構造、および/またはウレア構造に由来する重量ピークの有無を確認し、総合的にウレタン構造、および/またはウレア構造が存在するか確認することが好ましい。尚、芳香族ポリウレタン系樹脂の確認方法も、ウレタン構造の同定は上記の方法で実施し、芳香族構造は、FT−IR、GC−MS、核磁気共鳴法(1H−NMR)にて、総合的に確認する手法が好ましい。
プリズムシートサンプルを以下のように作成した。前項(5)初期接着性評価で調整した無溶媒型UV硬化型樹脂組成物を、プリズムパターンに対応した金型あるいは樹脂型などの成形型に塗布し、無溶媒型UV硬化型樹脂組成物の表面を平滑化した後、積層フィルムの組成物層表面が無溶媒型UV硬化型樹脂組成物側になるよう重ね合わせ、UV照射して硬化させることによって形成した。UV照射条件は、照射強度120W/cmの紫外線ランプを用い、照射距離(ランプとインキ面の距離)12cmで、コンベア速度2m/分、積算強度約300mJ/cm2とした。
表面輝度7000cd/m2の性能を有するサイドライト型バックライトを用いた液晶表示装置を用いて、得られたプリズムシートサンプルをバックライトの上に、プリズムを設けた面が液晶表示部分に相対するように設置して、コニカミノルタセンシング社製CS−200を用いて輝度(cd/m2)を測定し、下記式により相対輝度(%)を求める。
相対輝度(%)=(サンプルを置いた場合の測定値)/(光源のみの測定値)×100
評価基準は以下のように定める。評価基準「A」「B」を良好な輝度と判定する。
B:相対輝度が90%以上92.5%未満
C:相対輝度が90%未満。
樹脂組成物を以下のように調整した。
・金属酸化物粒子(a−1):
酸化ジルコニア分散体(日産化学工業(株)“ナノユース”(登録商標)ZR−20AS
・イソシアネート化合物(b−1):
メチルエチルケトン溶媒中で、ポリプロピレングリコール(平均分子量1100)100部に、ポリメリックMDI(ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート、平均分子量360)98部、ジメチロールプロピオン酸12.2部を添加し、反応槽系内温度75℃下で反応を行い、イソシアネート化合物を得た。次に系内温度55℃にてメチルエチルケトオキシム32部を添加し、ブロック化反応を行い、ブロック化イソシアネート化合物を得た。そのブロック化イソシアネート化合物をカセイソーダ水溶液(NaOH3.5部を水550部に溶解)で乳化した後、減圧下でメチルエチルケトン溶媒を留去して、ポリメリックMDI由来の芳香族炭化水素構造を有するイソシアネート化合物(b−1)を得た。
得られた金属酸化物粒子(a−1)、イソシアネート化合物(b−1)を表1に記載の質量部になるように調整し(合計100質量部)、さらに、ポリエステルフィルム上への塗布性を向上させるために、フッ素系界面活性剤(互応化学(株)製 プラスコート(登録商標)RY−2)を、樹脂組成物と溶媒(D)である水の合計100質量%に対して0.03質量%になるよう添加した。
・積層フィルム:
実質的に粒子を含有しないPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を充分に真空乾燥した後、押し出し機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押し出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化せしめた。この未延伸フィルムを90℃に加熱して長手方向に3.3倍延伸し、一軸延伸フィルム(Bフィルム)とした。
得られた積層フィルムの特性等を表に示す。得られた積層フィルムにおいて樹脂層(X)はウレタン構造及びウレア構造を有していた。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV照射後の接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も良好であった。
金属酸化物粒子(A)とイソシアネート化合物(B)を表に記載の質量比に変更した以外は、実施例1と同様の方法で、積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV照射後の接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も良好であった。
樹脂組成物の塗布厚みを変更し、樹脂層(X)の膜厚を表に記載の厚みに変更した以外は、実施例2と同様の方法で、積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV照射後の接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も良好であった。
樹脂組成物に、金属酸化物粒子(A)とイソシアネート化合物(B)以外に、メラミン化合物、オキサゾリン化合物、カルボジイミド化合物から選ばれる少なくとも1種以上の化合物(C)として、メラミン化合物を加えた以外は実施例2と同様の方法で、積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV照射後の接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も良好であった。
・メラミン樹脂(DIC(株)製“WATERSOL”(登録商標) S−695)。
芳香族炭化水素構造を有するイソシアネート化合物(B)を後述する(b−2)に変更した以外は、実施例2と同様の方法で、積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。得られた積層フィルムにおいて樹脂層(X)はウレタン構造は有しており、ウレア構造は有していなかった。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV照射後の接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も良好であった。
・イソシアネート化合物(b−2):
第一工業製薬(株)製“スーパーフレックス”(登録商標) 860)。
イソシアネート化合物(B)を後述する(b−3)に変更した以外は、実施例2と同様の方法で、積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。得られた積層フィルムにおいて樹脂層(X)はウレタン構造は有しておらず、ウレア構造は有していた。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV照射後の接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も良好であった。
・イソシアネート化合物(b−3):
National Starch社製“Hydrovance”(N−(2−ヒドロキシエチル)ウレア)
(実施例9)
金属酸化物粒子(A)を数平均粒子径が50nmになるように変更した以外は、実施例1と同様の方法で積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も良好であった。
金属酸化物粒子(A)を数平均粒子径が3nmなるように変更した以外は、実施例1と同様の方法で積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も優れるものであった。
金属酸化物粒子(A)を後述する(a−2)に変更し、数平均粒子径が20nmになるようにした以外は、実施例1と同様の方法で積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も優れるものであった。
・金属酸化物粒子(a−2):
堺化学工業(株)製 酸化ジルコニウム粒子
(実施例12)
金属酸化物粒子(A)を数平均粒子径が20nmになるように変更した以外は、実施例1と同様の方法で積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も優れるものであった。
金属酸化物粒子(A)を後述する(a−3)に変更し、数平均粒子径が20nmになるようにた以外は、実施例1と同様の方法で積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も優れるものであった。
・金属酸化物粒子(a−3):
シーアイ化成(株)製“NanoTek”(TiO2粒子)
(実施例14)
金属酸化物粒子(A)を数平均粒子径が30nmになるように変更した以外は、実施例12と同様の方法で積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も優れるものであった。
金属酸化物粒子(A)を後述する(a−4)に変更し数平均粒子径が20nmになるようにした以外は、実施例1と同様の方法で積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も良好であった。
・金属酸化物粒子(a−4):
堺化学工業(株)製“FINEX−50”(酸化亜鉛粒子)
(実施例16)
金属酸化物粒子(A)を数平均粒子径が40nmになるように変更した以外は、実施例14と同様の方法で積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も優れるものであった。
金属酸化物粒子(A)を後述する(a−5)に変更した以外は、実施例1と同様の方法で積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も良好であった。
・金属酸化物粒子(a−5):
シーアイ化成(株)製“NanoTek”(インジウムドープ酸化錫)
(実施例18)
金属酸化物粒子(A)を(a−1)と(a−3)の2種併用に変更した以外は、実施例1と同様の方法で積層フィルムを得た(粒子40質量部中、(a−1)と(a−3)は各20質量部)。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も良好であった。
金属酸化物粒子(A)に後述するアクリル樹脂(D)にて表面処理した以外は、実施例2と同様の方法で積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。アクリル樹脂(D)で表面処理することで透明性が向上し、無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV照射後の接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も良好であった。
攪拌機、温度計、還流冷却管の備わった通常のアクリル樹脂反応槽に、溶剤としてイソプロピルアルコール100部を仕込み、加熱攪拌して100℃に保持した。
この中に、(メタ)アクリレート(d’−1)として、n=19のノナデシルメタクリレート40部、(メタ)アクリレート(d’−2)として、2個の環を有するイソボニルメタクリレート40部、その他水酸基を有する(メタ)アクリレート(d’−3)として、2−ヒドロキシエチルアクリレート20部からなる混合物を3時間かけて滴下した。そして、滴下終了後、100℃で1時間加熱し、次にt−ブチルパーオキシ2エチルヘキサエート1部からなる追加触媒混合液を仕込んだ。次いで、100℃で3時間加熱した後冷却し、アクリル樹脂(D)を得た。得られたアクリル樹脂(D)の構造式を以下に示す。(但し、この構造式は、その化学構造中にd’−1、d’−2、d’−3を有することを単に表しており、各構造単位の順序や数を規定するものではない。)
金属酸化物粒子(A)に実施例19に記載のアクリル樹脂(D)にて表面処理した以外は、実施例13と同様の方法で積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。アクリル樹脂(D)で表面処理することで透明性が向上し、無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV照射後の接着性ともに良好であり、さらにプリズムシート形成後に輝度も良好であった。
イソシアネート化合物(B)を後述するポリエステル樹脂に変更した以外は実施例2と同様の方法で、積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。実施例2と比較して、無溶剤樹脂に対して、初期接着性だけでなく、特にUV照射後の接着性が低下する結果であった。
・ポリエステル樹脂
下記の共重合組成からなるポリエステル樹脂の水分散体を調整した。
<共重合成分>
(ジカルボン酸成分)
2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチル : 88モル%
5−スルホイソフタル酸ジメチルナトリウム : 12モル%
(ジオール成分)
ビスフェノールS1モルに対して、
エチレンオキサイド2モルを付加した化合物 : 86モル%
1,3−プロパンジオール : 14モル%
(比較例2)
樹脂組成物の塗布厚みを変更し、樹脂層(X)の膜厚を表に記載の厚みに変更した以外は、実施例2と同様の方法で、積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV照射後の接着性ともに良好であったが、膜厚を大きくしたため最小反射率が低下し、さらにプリズムシート形成後の輝度も低下する結果であった。
樹脂組成物の塗布厚みを変更し、樹脂層(X)の膜厚を表に記載の厚みに変更した以外は、実施例2と同様の方法で、積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。無溶剤樹脂に対して、膜厚を小さくしたため、初期接着性、UV照射後の接着性ともに低下する結果であった。
金属酸化物粒子(A)を後述するシリカ粒子に変更した以外は実施例2と同様の方法で、積層フィルムを得た。得られた積層フィルムの特性等を表に示す。実施例2と比較して、無溶剤樹脂に対して、初期接着性、UV照射後の接着性ともに良好であったが、シリカ粒子を使用したため最小反射率が低下し、さらにプリズムシート形成後の輝度も低下する結果であった。
Claims (9)
- ポリエステルフィルムの少なくとも一面に、ウレタン構造、および/またはウレア構造を有する樹脂層(X)を有する積層フィルムであって、前記樹脂層が少なくとも一方の最表面にあり、前記樹脂層(X)側から測定した、波長400nm以上700nm以下の範囲における最小反射率が5.5%以上、7.0%以下であり、前記樹脂層(X)の膜厚が8nm以上、80nm以下である積層フィルム。
- 前記樹脂層(X)が数平均粒子径3nm以上50nm以下の金属酸化物粒子(A)を含有する請求項1に記載の積層フィルム。
- 前記樹脂層(X)が芳香族ポリウレタン系樹脂を含有する請求項1または2に記載の積層フィルム。
- プリズムシート用易接着フィルムとして用いられる請求項1〜3のいずれかに記載の積層フィルム。
- ポリエステルフィルムの少なくとも一面に樹脂層(X)が設けられ、前記樹脂層が少なくとも一方の最表面にあり、前記樹脂層(X)側から測定した、波長400nm以上700nm以下の範囲における最小反射率が5.5%以上、7.0%以下であり、前記樹脂層(X)の膜厚が8nm以上、80nm以下である積層フィルムの製造方法であって、
ポリエステルフィルムの少なくとも一面に、イソシアネート化合物(B)を含む樹脂組成物を塗布し、加熱して得られる樹脂(α)からなる樹脂層(X)を形成せしめる工程を含む積層フィルムの製造方法。 - 前記樹脂組成物中における、イソシアネート化合物(B)の含有量が樹脂組成物の固形分重量全体に対して60〜95質量%である請求項5に記載の積層フィルムの製造方法。
- 前記イソシアネート化合物(B)が芳香族炭化水素構造を有するイソシアネートである請求項5または6に記載の積層フィルムの製造方法。
- 前記樹脂組成物中に、数平均粒子径が3nm以上50nm以下の金属酸化物粒子(A)を含有する請求項5〜7のいずれかに記載の積層フィルムの製造方法。
- 前記樹脂組成物中にメラミン化合物、オキサゾリン化合物、カルボジイミド化合物から選ばれる1種以上の化合物(C)が含まれてなる請求項5〜8のいずれかに記載の積層フィルムの製造方法。
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