JP2019032789A - 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】異なる種類の制御プログラムを同期して実行する技術が要望されている。【解決手段】情報処理装置100は、第1制御対象を駆動する駆動機器の挙動を模擬するアクチュエータエミュレータ155と、第1制御対象と協働する第2制御対象を駆動する駆動機器の挙動を模擬するアクチュエータエミュレータ165と、仮想時刻を生成するタイマー140と、アクチュエータエミュレータ155を制御するPLCプログラム111と、アクチュエータエミュレータ165を制御するロボットプログラム112とを実行する実行部151Aとを備える。実行部151Aによる制御プログラムの実行モードは、仮想時刻に従ってPLCプログラム111およびロボットプログラム112を同期して実行する同期実行モードと、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を同期せずに実行する非同期実行モードとを含む。【選択図】図2

Description

本開示は、異なる種類の制御プログラムを同期して実行させるための技術に関する。
ワークの生産工程を自動化するために様々なFA(Factory Automation)システムが開発されている。FAシステムは、たとえば、ワークを移動するためのテーブルや、ワークを搬送するためのコンベアや、予め定められた移動先までワーク移動するためのアームロボットなどで構成されている。以下では、テーブルや、コンベアや、アームロボットなどの制御対象を総称して「移動装置」ともいう。これらの移動装置は、PLC(Programmable Logic Controller)やロボットコントローラなどのコントローラによって制御される。
通常、設計者は、設計した制御プログラムがシミュレーション上で意図した通りに動作することを確認した上で、制御プログラムをコントローラに書き込む。このようなシミュレーションを支援するための技術に関し、特開2016−42378号公報(特許文献1)は、視覚センサを含めた統合的なシミュレーションを実現することが可能なシミュレーション装置を開示している。
特開2016−42378号公報
近年、各種移動装置を同期して駆動するためのコントローラが開発されている。これにより、たとえば、テーブルが移動している間に、アームロボットがテーブル上のワークをピックアップすることなどが可能になる。
各種移動装置の制御プログラムは、移動装置の種類によって、異なる種類のプログラミング言語で記述されていることがある。特許文献1に開示されるシミュレーション装置は、異なる種類の制御プログラムの動作をシミュレーションするものではない。
このような異なる種類の制御プログラムを同期させて実行したいというニーズと、非同期で実行したいというニーズとがある。各種制御プログラムが同期して実行されることで、設計者は、各種制御プログラムの動作をより正確にシミュレーションしたり、各種制御プログラムをより正確にデバッグしたりすることができる。一方で、各種制御プログラムが非同期で実行されることにより、設計者は、目的のシミュレーション箇所までより早く到達することが可能になり、あるいは、デバッグ箇所までより早く到達することが可能になる。このように、異なる種類のプログラムを状況に応じて同期または非同期で実行することが望まれている。
ある局面に従うと、情報処理装置は、第1制御対象を駆動するための駆動機器の挙動を模擬する第1アクチュエータエミュレータと、上記第1制御対象と協働する第2制御対象を駆動するための駆動機器の挙動を模擬する第2アクチュエータエミュレータと、仮想時刻を生成するためのタイマーと、上記第1アクチュエータエミュレータを制御するための第1制御プログラムと、上記第2アクチュエータエミュレータを制御するための第2制御プログラムとを実行するための実行部とを備える。上記第2制御プログラムは、上記第1制御プログラムとは異なる種類のプログラミング言語で記述されている。上記実行部による制御プログラムの実行モードは、上記仮想時刻に従って上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムを同期して実行する同期実行モードと、上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムを同期せずに実行する非同期実行モードとを含む。
ある局面に従うと、上記情報処理装置は、上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムの編集画面を表示するための表示部をさらに備える。上記編集画面は、上記第1制御プログラムに含まれる命令群および上記第2制御プログラムに含まれる命令群に対してブレークポイントを指定できるように構成されている。上記実行部は、上記ブレークポイントで指定された命令の実行タイミングが到来したことに基づいて、上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムの実行を一時停止する。
ある局面に従うと、上記実行部は、上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムの実行が開始されてから、上記ブレークポイントで指定された命令が実行されるまで、上記同期実行モードで上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムを実行する。
ある局面に従うと、上記編集画面は、上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムの実行の一時停止中において、上記同期実行モードおよび上記非同期実行モードのいずれかを選択可能に構成されている。
ある局面に従うと、上記編集画面は、上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムの実行の一時停止中において、上記非同期実行モードが選択されている場合に、上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムを個別にステップ実行できるように構成されている。
ある局面に従うと、上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムは、互いに共有する共有変数を含む。上記編集画面は、上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムの実行の一時停止中、または、上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムの実行中において、上記共有変数を変更する操作を受け付け可能に構成されている。
ある局面に従うと、上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムの少なくとも一方は、他方の制御プログラムと同期して実行される同期命令を含む。上記編集画面は、上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムの実行の一時停止中、または、上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムの実行中において、上記同期命令を無効化する操作を受け付け可能に構成されている。
ある局面に従うと、上記第1制御プログラムは、サイクリック実行型のプログラムである。上記第2制御プログラムは、逐次実行型のプログラムである。
ある局面に従うと、情報処理方法は、仮想時刻を生成するステップと、第1制御対象を駆動するための駆動機器の挙動を模擬する第1アクチュエータエミュレを制御するための第1制御プログラムと、上記第1制御対象と協働する第2制御対象を駆動するための駆動機器の挙動を模擬する第2アクチュエータエミュレータ制御するための第2制御プログラムとを実行するステップとを備える。上記第2制御プログラムは、上記第1制御プログラムとは異なる種類のプログラミング言語で記述されている。上記実行するステップにおける制御プログラムの実行モードは、上記仮想時刻に従って上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムを同期して実行する同期実行モードと、上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムを同期せずに実行する非同期実行モードとを含む。
ある局面に従うと、情報処理プログラムは、コンピュータに、仮想時刻を生成するステップと、第1制御対象を駆動するための駆動機器の挙動を模擬する第1アクチュエータエミュレを制御するための第1制御プログラムと、上記第1制御対象と協働する第2制御対象を駆動するための駆動機器の挙動を模擬する第2アクチュエータエミュレータ制御するための第2制御プログラムとを実行するステップとを実行させる。上記第2制御プログラムは、上記第1制御プログラムとは異なる種類のプログラミング言語で記述されている。上記実行するステップにおける制御プログラムの実行モードは、上記仮想時刻に従って上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムを同期して実行する同期実行モードと、上記第1制御プログラムおよび上記第2制御プログラムを同期せずに実行する非同期実行モードとを含む。
ある局面において、異なる種類の制御プログラムを状況に応じて同期または非同期で実行することができる。
実施の形態に従うFAシステムのシステム構成の一例を示す図である。 実施の形態に従う仮想FAシステムの構成の一例を示す図である。 生成された軌跡の一例を示す図である。 PLCプログラムおよびロボットプログラムの編集画面の一例を示す図である。 PLCプログラムおよびロボットプログラムの編集画面の一例を示す図である。 PLCプログラムおよびロボットプログラムの編集画面の一例を示す図である。 PLCプログラムおよびロボットプログラムの編集画面の一例を示す図である。 PLCプログラムおよびロボットプログラムの編集画面の一例を示す図である。 アクチュエータエミュレータに対する位置指令値の出力タイミングの同期処理を説明するための図である。 実施の形態に従う情報処理装置によるシミュレーション画面の一例を示す図である。 実施の形態に従う情報処理装置のハードウェア構成を示す模式図である。 同期実行モードでの制御プログラムの実行処理を表わすフローチャートである。 非同期実行モードでの制御プログラムの実行処理を表わすフローチャートである。 制御プログラムの実行の一時停止中における処理を表わすフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明に従う各実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。
[A.FAシステムの構成]
本開示は、FAシステムを構成する異なる種類の移動装置を同期してシミュレーションするための技術に関する。理解を容易にするために、同期シミュレーションについて説明を行う前に、図1を参照して、シミュレーション対象のFAシステムの一例について説明する。図1は、FAシステム1のシステム構成の一例を示す図である。
FAシステム1は、情報処理装置100と、PLC(Programmable Logic Controller)200と、ロボットコントローラ300と、アームロボット400と、サーボドライバ500A,500Bと、移動テーブル600とを含む。
説明の便宜のために、以下では、水平面上における所定方向をx方向ともいう。また、水平面上においてx方向に直交する方向をy方向ともいう。x方向およびy方向に直交する方向をz方向ともいう。すなわち、z方向は、鉛直方向に相当する。
情報処理装置100は、PLC200やロボットコントローラ300の制御プログラムを設計するための開発環境を設計者に提供する。情報処理装置100は、たとえば、PC(Personal Computer)、タブレット端末、または、スマートフォンなどのサポート装置である。情報処理装置100およびPLC200は、フィールドネットワークNW1に接続されている。フィールドネットワークNW1には、たとえば、EtherNET(登録商標)が採用される。但し、フィールドネットワークNW1は、EtherNETに限定されず、任意の通信手段が採用され得る。たとえば、情報処理装置100およびPLC200は、信号線で直接接続されてもよい。
PLC200、ロボットコントローラ300、およびサーボドライバ500A,500Bは、デイジーチェーンでフィールドネットワークNW2に接続されている。フィールドネットワークNW2には、たとえば、EtherCAT(登録商標)が採用される。但し、フィールドネットワークNW2は、EtherCATに限定されず、任意の通信手段が採用され得る。
アームロボット400は、たとえば、スカラロボットである。アームロボット400は、基台420と、第1アーム424と、第2アーム428と、エンドエフェクタ432とで構成されている。第1アーム424は、基台420に連結され、当該連結点を回転軸としてxy平面上においてサーボモータ440Aによって回転可能に構成される。第2アーム428は、第1アーム424に連結され、当該連結点を回転軸としてxy平面上においてサーボモータ440Bによって回転駆動される。エンドエフェクタ432は、第2アーム428に連結されており、サーボモータ440Cによってz方向に沿って駆動可能に構成されるとともに、サーボモータ440Dによって回転可能に構成される。
以下では、サーボモータ440A〜440Dを総称してサーボモータ440ともいう。ロボットコントローラ300には、複数のサーボドライバ(図示しない)が内蔵されており、各サーボドライバは、対応するサーボモータ440を制御する。サーボモータ440の回転軸にはエンコーダ(図示しない)が設けられている。当該エンコーダは、サーボモータ440の位置(回転角度)、サーボモータ440の回転速度、サーボモータ440の累積回転数などを、対応するサーボドライバにフィードバックする。なお、当該サーボドライバは、ロボットコントローラ300に必ずしも内蔵されている必要はなく、ロボットコントローラ300と別に設けられてもよい。
エンドエフェクタ432は、たとえば、ワークWのピックアップツールである。ワークWは、製品または半製品である。一例として、エンドエフェクタ432は、吸引力を利用してワークWを吸着することでワークWをピックアップする。なお、アームロボット400は、ワークWを把持することによりワークWをピックアップするように構成されてもよい。
移動テーブル600は、サーボモータ601A,601Bと、ワークWの設置台602とを含む。サーボモータ601Aは、サーボドライバ500Aによって制御され、x軸方向において設置台602を駆動する。サーボモータ601Bは、サーボドライバ500Bによって制御され、y軸方向において設置台602を駆動する。サーボモータ601A,601Bが協働して駆動されることで、設置台602は、xy平面上の任意の位置に駆動される。
以下では、サーボドライバ500A,500Bを総称してサーボドライバ500ともいい、サーボモータ601A,601Bを総称してサーボモータ601ともいう。サーボドライバ500は、対応するサーボモータ601を制御する。サーボモータ601の回転軸にはエンコーダ(図示しない)が設けられている。当該エンコーダは、サーボモータの位置(回転角度)、回転速度、累積回転数などをサーボドライバ500にフィードバックする。
PLC200およびロボットコントローラ300が協働して動作することで、アームロボット400および移動テーブル600が同期して駆動される。その結果、たとえば、移動テーブル600が移動している間に、アームロボット400が設置台602上のワークWをピックアップすることなどが可能になる。
[B.仮想FAシステム]
本実施の形態に従う情報処理装置100は、図1に示される実機のFAシステム1の動作をシミュレーションするために、FAシステム1内の各機器の挙動を模擬するエミュレータ群を利用する。ここでいうエミュレータとは、FAシステム1内の各機器の挙動を再現することが可能なプログラムのことをいう。各エミュレータがFAシステム1内の各機器の挙動を正確に模擬することで、情報処理装置100は、実機としてのFAシステム1の動作を正確にシミュレーションすることができる。
以下では、図2および図3を参照して、エミュレータで構成された仮想FAシステム1Xについて説明する。図2は、仮想FAシステム1Xの構成の一例を示す図である。
図2に示されるように、仮想FAシステム1Xは、仮想時刻を生成するためのタイマー140と、第1エミュレータ150と、第2エミュレータ160とを含む。
第1エミュレータ150は、PLC200の挙動を模擬するPLCエミュレータ151と、移動テーブル600の駆動機器の挙動を模擬するアクチュエータエミュレータ155とで構成されている。PLCエミュレータ151は、指令値生成部153とで構成されている。アクチュエータエミュレータ155は、サーボドライバ500A,500B(図1参照)の挙動を模擬するためのサーボドライバエミュレータ156A,156Bと、サーボモータ601A,601B(図1参照)の挙動を模擬するためのサーボモータエミュレータ157A,157Bとで構成されている。
実行部151Aは、アクチュエータエミュレータ155(第1アクチュエータエミュレータ)を制御するためのPLCプログラム(第1制御プログラム)と、アクチュエータエミュレータ165(第2アクチュエータエミュレータ)を制御するためのロボットプログラム112(第2制御プログラム)とを実行する。実行部151Aによる制御プログラムの実行モードは、タイマー140で生成された仮想時刻に従ってPLCプログラム111およびロボットプログラム112を同期して実行する「同期実行モード」と、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を同期せずに実行する「非同期実行モード」とを含む。同期実行モードおよび非同期実行モードの詳細については後述する。
実行部151Aは、軌跡演算部152と、解釈部154とで構成されている。軌跡演算部152は、アクチュエータエミュレータ155をシミュレーション上で駆動するためのPLCプログラム111を読み込んでアクチュエータエミュレータ155を駆動するための軌跡を生成する。PLCプログラム111は、サイクリック実行型のプログラム言語で記述されており、たとえば、ラダー言語やST(Structured Text)言語で記述されている。サイクリック実行型とは、予め定められた制御周期ごとにプログラムに含まれる命令群を繰り返し実行する実行形態のことをいう。すなわち、軌跡演算部152は、予め定められた制御周期(第1制御周期)ごとにPLCプログラム111に含まれる命令群を繰り返し実行する。当該制御周期は、タイマー140によって生成される仮想時刻を尺度とする。
PLCプログラム111には、移動テーブル600を目標位置まで移動させるための移動命令が含まれている。軌跡演算部152は、PLCプログラム111に含まれる移動命令を実行すると、アクチュエータエミュレータ155による制御対象をシミュレーション上で移動させるための軌跡を生成する。当該軌跡は、たとえば、駆動対象の現在位置と、移動命令に含まれる目標位置とに基づいて生成される。図3は、生成された軌跡の一例を示す図である。図3の例では、xy平面上の軌跡が示されているが、生成される軌跡は、一次元であってもよいし、三次元であってもよい。生成された軌跡は、指令値生成部153に出力される。軌跡演算部152は、アクチュエータエミュレータ165によって駆動されるアームロボットの位置が目標位置に到達したことに基づいて、次の命令の解釈指示を解釈部154に送る。
指令値生成部153は、生成された軌跡に従ってアクチュエータエミュレータ155に出力するための位置指令値を生成する。当該位置指令値は、サーボモータエミュレータ157A,157Bをシミュレーション上で駆動するための制御値であり、たとえば、回転角度、回転速度、または位置などで示される。図3の例では、指令値生成部153は、サーボモータエミュレータ157Aについての回転角度θxと、サーボモータエミュレータ157Bについての回転角度θyとを位置指令値として各制御周期ごとに生成している。現在の仮想時刻に応じて、対応する回転角度θx,θyがサーボモータエミュレータ157A,157Bに順次出力される。
サーボドライバエミュレータ156A,156Bは、指令値生成部153から出力される位置指令値に従ってサーボモータエミュレータ157A,157Bをシミュレーション上で駆動する。
第2エミュレータ160は、ロボットコントローラ300の挙動を模擬するロボットコントローラエミュレータ161と、アームロボット400の駆動機器の挙動を模擬するアクチュエータエミュレータ165とで構成されている。ロボットコントローラエミュレータ161は、軌跡演算部162と、指令値生成部163とで構成されている。アクチュエータエミュレータ165は、図1に示されるサーボモータ440A,440Bの挙動を模擬するサーボモータエミュレータ167A,167Bとで構成されている。
解釈部154は、ロボットプログラム112を実行する。ロボットプログラム112は、アクチュエータエミュレータ165(第2アクチュエータエミュレータ)をシミュレーション上で駆動するための命令群を含む。ロボットプログラム112は、逐次実行型のロボット言語で記述されている。逐次実行型とは、予め定められた実行順序に従ってプログラムに含まれる命令群を順次実行する実行形態のことをいう。すなわち、解釈部154は、ロボットプログラム112(第2制御プログラム)に含まれる命令群を予め定められた実行順序で逐次的に実行する。当該命令群の実行は、タイマー140によって生成される仮想時刻に従って実行される。図2の例では、解釈部154は、ロボットプログラム112に含まれる命令群を予め定められた実行順序に従って解釈し、その解釈結果を順次ロボットコントローラエミュレータ161に出力している。
軌跡演算部162は、解釈部154から出力される解釈結果が移動命令を示す場合、アクチュエータエミュレータ165による制御対象をシミュレーション上で移動させるための軌跡を生成する。当該軌跡は、駆動対象の現在位置と、移動命令に含まれる目標位置とに基づいて生成される。生成された軌跡は、指令値生成部163に出力される。
指令値生成部163は、軌跡演算部162から出力された軌跡に従ってアクチュエータエミュレータ165に出力するための位置指令値を生成する。当該位置指令値は、サーボモータエミュレータ167A,167Bをシミュレーション上で駆動するための制御値であり、たとえば、サーボモータエミュレータ167A,167Bの仮想的な回転角度、回転速度、または位置などで示される。アクチュエータエミュレータ165に対する位置指令値の生成方法は、アクチュエータエミュレータ155に対する位置指令値の生成方法と同じであるので、その説明については繰り返さない。
サーボモータエミュレータ167A,167Bは、指令値生成部163から出力される位置指令値に従ってシミュレーション上で駆動される。なお、アクチュエータエミュレータ165は、アクチュエータエミュレータ155と同様に、サーボドライバエミュレータを含んでもよい。
なお、上述では、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を例に挙げて説明を行ったが、情報処理装置100による実行対象の制御プログラムは、PLCプログラム111およびロボットプログラム112に限定されない。制御プログラムには、種類が異なるプログラム言語で記述されている制御プログラムであれば任意の制御プログラムが採用される。
[C.編集画面125]
図4〜図7を参照して、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を編集するための編集画面125について説明する。図4〜図7は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の編集画面125の一例を示す図である。
編集画面125は、PLCプログラム111の編集領域120Aと、ロボットプログラム112の編集領域120Bと、現在の実行モードを提示する実行モード表示領域121とを含む。編集領域120A,120Bは、1つの画面において並べて表示されている。これにより、設計者は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を並行して設計することができる。
編集画面125は、PLCプログラム111に含まれる命令群およびロボットプログラム112に含まれる命令群に対してブレークポイントを指定できるように構成されている。すなわち、ユーザは、編集画面125に示される任意の命令にブレークポイントを指定することができる。図6および図7の例では、PLCプログラム111の入力変数「b」に対してはブレークポイントBR1が指定されており、ロボットプログラム112の14行目に対してはブレークポイントBR2が指定されている。また、ロボットプログラム112については現在実行対象が矢印ARで示されている。
実行部151Aは、ブレークポイントによって指定された命令の実行タイミングが到来したことに基づいて、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の実行を一時停止する。たとえば、ブレークポイントBR1が指定されている変数「b」の値が「0」から「1」に変化すると、実行部151Aは、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の実行を一時停止する。同様に、ブレークポイントBR2が指定されている14行目の命令の実行タイミングが到来すると、実行部151Aは、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の実行を一時停止する。
編集画面125は、実行の一時停止中において、両制御プログラムに規定される各変数の値を表示する。これにより、設計者は、一時停止されたタイミングにおける変数の値を確認することができ、両制御プログラムが意図した通りに動作しているか否かを判断することができる。
[D.制御プログラムの実行モード]
上述したように、実行部151Aによる制御プログラムの実行モードは、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を同期して実行する「同期実行モード」と、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を同期せずに実行する「非同期実行モード」とを含む。
以下では引き続き図4〜図7を参照して、同期実行モードおよび非同期実行モードについて説明する。
(D1.同期実行モード)
まず、図4および図5を参照して、同期実行モードにおける実行態様ついて説明する。
上述したように、PLCプログラム111は、サイクリック実行型のプログラムである。そのため、軌跡演算部152(図2参照)は、予め定められた制御周期ごとにPLCプログラム111に含まれる命令群を繰り返し実行する。より具体的には、軌跡演算部152は、PLCプログラム111の最上位から最下位までを1制御周期で実行する。その次の制御周期では、軌跡演算部152は、再び、PLCプログラム111の最上位から最下位までを実行する。
一方で、ロボットプログラム112は、逐次実行型のプログラムである。そのため、解釈部154(図2参照)は、ロボットプログラム112に含まれる命令群を予め定められた実行順序で逐次的に実行する。より具体的には、解釈部154は、ロボットプログラム112を上から順に1行ずつ実行する。このとき、解釈部154は、各行の命令の実行が完了するまでは次の行の命令を実行しない。
このような実行形態の違いから、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を同期して実行するためには、PLCプログラム111における命令群とロボットプログラム112に含まれる命令群とが、同期された制御周期で実行される必要がある。
同期実行を実現するために、解釈部154は、ロボットプログラム112(第2制御プログラム)に含まれる命令について、当該命令の実行に要する制御周期のサイクル数を算出する。当該サイクル数は、タイマー140による仮想時刻を尺度とする。仮想時刻の単位は、たとえば、「ms」で表される。図4の例では、ロボットプログラム112の14行目に示されるロボット命令114については「200ms」のサイクル数が特定されている。ロボット命令114に示される「APPROS pick loc,25」は、目標位置「25」にアームロボット400を移動させる移動命令である。解釈部154が当該移動命令を解釈することにより、アームロボット400を目標位置まで動作させるのに要する制御周期のサイクル数として「200ms」が特定される。
軌跡演算部152は、解釈部154がロボット命令114を実行している間、ロボット命令114の実行に要する時間「200ms」の分、PLCプログラム111に含まれる命令群を繰り返し実行する。一例として、PLCプログラム111の制御周期が「1ms」である場合には、ロボット命令114が実行されている間に、軌跡演算部152は、PLCプログラム111を200サイクル(=200ms/1ms)繰り返し実行する。
軌跡演算部152が、ロボット命令114の実行に要する実行時間の分、PLCプログラム111に含まれる命令群を繰り返した後、解釈部154は、ロボット命令114の次の命令の実行を開始する。その例が図5に示されている。図5の例では、解釈部154は、ロボット命令114からロボット命令115に制御を切り替えている。ロボット命令115に示される「MOVES pick.loc」は、目標位置「pick.loc」にアームロボットを移動させる移動命令である。解釈部154がロボット命令115を解釈することにより、アームロボット400を目標位置まで動作させるのに要する制御周期のサイクル数として「10ms」が特定される。
その後、軌跡演算部152は、解釈部154がロボット命令115を実行している間、ロボット命令115の実行に要する時間「10ms」の分、PLCプログラム111に含まれる命令群を繰り返し実行する。一例として、PLCプログラム111の制御周期が「1ms」である場合には、ロボット命令115が実行されている間に、軌跡演算部152は、PLCプログラム111を10サイクル(=10ms/1ms)繰り返し実行する。
(D2.非同期実行モード)
次に、図6および図7を参照して、非同期実行モードにおける実行態様ついて説明する。
ここでいう非同期実行モードとは、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を互いに依存させずに実行させる実行態様のことをいう。すなわち、PLCプログラム111およびロボットプログラム112が同期せずに並列に実行される実行態様だけでなく、PLCプログラム111およびロボットプログラム112が個別に実行される実行態様も、非同期実行モードとしての実行態様に含まれる。以下では、PLCプログラム111およびロボットプログラム112が個別に実行される例を挙げて非同期実行モードについて説明する。
図6および図7の例では、ブレークポイントBR2が付されたロボット命令114の実行タイミングが到来したことに基づいて、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の実行が一時停止されている。このとき、編集画面125は、非同期実行モードにおいては、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を個別にステップ実行できるように構成されている。PLCプログラム111におけるステップ実行とは、1制御周期分の命令を実行することをいう。ロボットプログラム112におけるステップ実行とは、1行分の命令を実行することをいう。
図6には、PLCプログラム111がステップ実行されている例が示されている。このとき、ロボットプログラム112は、一時停止したままである。図7には、ロボットプログラム112がステップ実行されている例が示されている。このとき、PLCプログラム111は、一時停止したままである。このように、非同期実行モードにおいては、設計者は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を個別にステップ実行することができる。
ステップ実行を行う対象の制御プログラムを指定する方法は任意である。たとえば、予め定められた第1操作(たとえば、キーボードに対する所定の第1キーの押下操作)が行われた場合には、実行部151Aは、PLCプログラム111のステップ実行を行う。一方で、予め定められた第2操作(たとえば、第1キーとは異なる所定の第2キーの押下操作)が行われた場合には、実行部151Aは、ロボットプログラム112のステップ実行を行う。
[E.デバッグ態様]
以下では、引き続き図4〜図7を参照して、PLCプログラム111およびロボットプログラム112のデバッグ態様の一例について説明する。
編集画面125は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を同期実行モードで実行するか非同期実行モードで実行するかを指定できるように構成されている。編集画面125は、たとえば、所定のモード切換操作を受け付けたことに基づいて、実行モードを交互に切り替える。一例として、実行モードは、編集画面125に対するクリック操作や、編集画面125に対する所定のマウスジェスチャ操作などで切り替えられる。実行モード表示領域121の表示は、モード切換操作に連動して更新される。
設計者は、同期実行モードおよび非同期実行モードを駆使して、PLCプログラム111およびロボットプログラム112をデバッグすることができる。典型的なデバッグ態様の一例として、設計者は、デバッグ箇所の直前までは同期実行モードで両制御プログラムを実行し、その後に、非同期実行モードに切り替えてデバッグ対象の制御プログラムのみを動作させる。
このようなデバッグ態様に対処するために、実行部151Aは、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の実行が開始されてから、ブレークポイントBR1またはブレークポイントBR2で指定された命令が実行されるまで、同期実行モードで両制御プログラムを実行する。これにより、設計者は、デバッグ箇所の直前まで制御プログラムを正確に動作させることがえきる。
ブレークポイントBR1またはブレークポイントBR2で指定された命令の実行タイミングが到来すると、実行部151Aは、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の実行を一時停止する。編集画面125は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の実行の一時停止中において、同期実行モードおよび非同期実行モードのいずれかを選択可能に構成されている。一例として、編集画面125に対するクリック操作や、編集画面125に対する所定のマウスジェスチャ操作などで実行モードが切り替えられる。
制御プログラムの一時停止中において、設計者は、非同期実行モードを選択したとする。これにより、設計者は、デバッグ対象の制御プログラムのみをステップ実行することが可能になる。その結果、設計者は、デバッグ対象の制御プログラムを効率的にデバッグすることできる。
[F.共有変数および同期命令の無効化]
図8は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の編集画面125の一例を示す図である。図8を参照して、共有変数および同期コマンドの無効化処理について説明する。
PLCプログラム111およびロボットプログラム112は、互いに共有する共有変数を含む。ここでいう共有変数とは、他方の制御プログラムの影響を受けて値が変わる変数のことをいう。図8には、一例として、共有変数VA1,VA2が示されている。図8の例では、共有変数VA1,VA2は、同じ変数名「flag」で表されている。共有変数VA1,VA2は、常に同一値を示す。すなわち、PLCプログラム111によって共有変数VA1が書き換えられた場合には、共有変数VA1に合わせて共有変数VA2も書き換えられる。一方で、ロボットプログラム112によって共有変数VA2が書き換えられた場合には、共有変数VA2に合わせて共有変数VA1も書き換えられる。
編集画面125は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の実行の一時停止中、または、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の実行中において、共有変数VA1,VA2を変更する操作を受け付け可能に構成される。すなわち、編集画面125は、共有変数VA1,VA2に対して値を手動で入力できるように構成されている。たとえば、共有変数が2値のいずれかをとるような変数である場合には、設計者は、クリックなどで共有変数を指定することにより値を書き換える。あるいは、設計者は、共有変数を指定した上で値を入力するように構成されてもよい。これにより、設計者は、共有変数の値に従って実行が開始される命令を強制的に実行させることができ、デバッグ効率が改善される。
また、PLCプログラム111およびロボットプログラム112は、他方の制御プログラムと同期する同期命令を含む。ここでいう同期命令とは、他方の制御プログラムの実行と同期して実行される命令のことをいう。図8には、一例として、同期命令としてファンクションブロックFBが示されている。ファンクションブロックFBは、内部に規定されている命令をロボットプログラム112の実行周期に同期して実行する。
編集画面125は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の実行の一時停止中、または、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の実行中において、ファンクションブロックFBを無効化する操作を受け付け可能に構成されている。たとえば、設計者は、クリックなどでファンクションブロックFBを指定することにより有効および無効を切り替えることができる。これにより、他方の制御プログラムの実行周期に依存させずにファンクションブロックFBが実行され、デバッグ効率が改善される。
[G.位置指令値の同期出力処理]
EtherCATでの通信態様を模擬するために、第1エミュレータ150(図2参照)は、EtherCATの通信周期に従った予め定められた制御周期ごとに、アクチュエータエミュレータ155に位置指令値を出力する。同様に、第2エミュレータ160(図2参照)は、EtherCATの通信周期に従った予め定められた制御周期ごとに、アクチュエータエミュレータ165に位置指令値を出力する。これにより、実システムと同様の通信態様でFAシステム1の動作をシミュレーションすることができる。
図9は、アクチュエータエミュレータ155,165(図2参照)に対する位置指令値の出力タイミングの同期処理を説明するための図である。以下では、ロボットプログラム112に含まれるロボット命令114,115(図4,図5参照)の実行過程を例に挙げて、位置指令値の出力タイミングの同期処理について説明する。
制御周期「N」において、第1エミュレータ150は、O/I(Output/Input)処理、指令値計算処理、および解釈処理を順に実行する。第2エミュレータ160は、O/I処理、および指令値計算処理を順に実行する。O/I処理は、前の指令値計算処理の結果を出力し、その後、今回の指令値計算処理に必要な情報を入力として取得する処理である。指令値計算処理は、アクチュエータエミュレータ155,165に対する位置指令値を計算する処理である。解釈処理は、ロボットプログラム112を解釈するための処理である。図9の例では、この解釈処理により、ロボットプログラム112に含まれるロボット命令114の実行に要する制御周期のサイクル数として「200ms」が特定される。
第1エミュレータ150は、第2エミュレータ160がロボット命令114を実行している間、PLCプログラム111を繰り返し実行する。制御周期が「1ms」である場合、第1エミュレータ150は、PLCプログラム111を200サイクル(=200ms/1ms)実行する。その間、第1エミュレータ150は、O/I処理および指令値計算処理を制御周期「1ms」ごとに実行し、制御周期「1ms」ごとにアクチュエータエミュレータ155に位置指令値を出力する。
一方で、第2エミュレータ160は、ロボット命令114を実行している間、予め定められた制御周期ごとにO/I処理および指令値計算処理を実行する。制御周期が「1ms」である場合、第2エミュレータ160は、O/I処理および指令値計算処理を制御周期「1ms」ごとに実行し、制御周期「1ms」ごとにアクチュエータエミュレータ165に位置指令値を出力する。
ロボット命令114の実行から「200ms」後である制御周期「N+200」において、ロボット命令114の実行が完了する。第1エミュレータ150は、次の制御周期「N+201」において、次のロボット命令115の解釈処理を実行する。図9の例では、この解釈処理により、ロボットプログラム112に含まれるロボット命令115の実行に要する制御周期のサイクル数として「10ms」が特定される。
第1エミュレータ150は、第2エミュレータ160がロボット命令115を実行している間、PLCプログラム111を繰り返し実行する。制御周期が「1ms」である場合、第1エミュレータ150は、PLCプログラム111を10サイクル(=10ms/1ms)実行する。その間、第1エミュレータ150は、O/I処理および指令値計算処理を実行し、制御周期「1ms」ごとにアクチュエータエミュレータ155に位置指令値を出力する。
一方で、第2エミュレータ160は、ロボット命令115を実行している間、予め定められた制御周期ごとにO/I処理および指令値計算処理を実行する。制御周期が「1ms」である場合、第2エミュレータ160は、O/I処理および指令値計算処理を制御周期「1ms」ごとに実行し、制御周期「1ms」ごとにアクチュエータエミュレータ165に位置指令値を出力する。
このように、第1エミュレータ150および第2エミュレータ160が同期された状態で、アクチュエータエミュレータ155,165のそれぞれに位置指令値が出力されることで、異なる種類の制御対象の(たとえば、アームロボットや移動テーブルなど)を同期することが可能になる。
なお、上述では、第1エミュレータ150の制御周期と第2エミュレータ160の制御周期とが同じである例について説明を行ったが、これらの制御周期は、同期されていれば異なっていてもよい。一例として、これらの制御周期の一方は、他方の制御周期の整数倍であってもよい。たとえば、第1エミュレータ150の制御周期が「1ms」であり、第2エミュレータ160の制御周期が「2ms」であってもよい。
[H.シミュレーション画面]
図10は、情報処理装置100によるシミュレーション画面の一例を示す図である。図10を参照して、同期シミュレーションを実現するためのシミュレーション画面の一例について説明する。
情報処理装置100の表示部120には、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を編集するための編集画面125が示されている。編集画面125は、PLCプログラム111の編集領域120Aと、ロボットプログラム112の編集領域120Bと、アームロボットや移動テーブルなどの制御対象の動作をリアルタイムに表示する表示領域120Cとを含む。
表示領域120Cには、実機のアームロボット400を表したロボット画像400A,400Bと、実機の移動テーブル600を表した移動テーブル画像600Aとが示されている。ロボット画像400A,400Bや移動テーブル画像600Aは、たとえば、CAD(Computer Aided Design)データなどから生成される。一例として、情報処理装置100は、三次元の形状をCADデータのインポート機能を有し、このインポート機能により、アームロボット400のCADデータと、移動テーブル600のCADデータを読み込む。情報処理装置100は、2つのアームロボット400と1つの移動テーブル600とについて同期シミュレーションを行う場合には、アームロボット400のCADデータから2つのアームロボットの三次元データを生成するとともに、移動テーブル600のCADデータから1つの移動テーブルの三次元データを生成する。
図10の例のように、1つの移動テーブル600と2つのアームロボット400とについてシミュレーションを行う場合には、1つの第1エミュレータ150と、2つの第2エミュレータ160とが用いられる。上述したように、第1エミュレータ150および第2エミュレータは、同期した制御周期に従って、対応するアクチュエータエミュレータに位置指令値を出力する。情報処理装置100は、順次出力されるこれらの位置指令値に基づいて、アームロボットの各三次元データを逐次更新するとともに、移動テーブルの三次元データを逐次更新する。情報処理装置100は、逐次更新されるアームロボットの各三次元データからロボット画像400A,400Bの表示を逐次更新する。これと同期して、情報処理装置100は、逐次更新される移動テーブルの三次元データから移動テーブル画像600Aの表示を逐次更新する。
これにより、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の実行に従って、ロボット画像400A,400Bの表示および移動テーブル画像600Aの表示が同期して更新される。これにより、設計者は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112が意図した通りに動作しているか否かを容易に確認することができ、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を容易にデバッグすることができる。
[I.情報処理装置100のハードウェア構成]
図11を参照して、情報処理装置100のハードウェア構成について説明する。図11は、情報処理装置100のハードウェア構成を示す模式図である。
情報処理装置100は、一例として、汎用的なコンピュータアーキテクチャに準じて構成されるコンピュータからなる。情報処理装置100は、制御装置101と、主メモリ102と、通信インターフェイス103と、操作インターフェイス105と、表示インターフェイス106と、光学ドライブ107と、記憶装置110(記憶部)とを含む。これらのコンポーネントは、内部バス119を介して互いに通信可能に接続されている。
制御装置101は、たとえば、少なくとも1つの集積回路によって構成される。集積回路は、たとえば、少なくとも1つのCPU(Central Processing Unit)、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはそれらの組み合わせなどによって構成される。制御装置101は、プログラムを主メモリ102に展開して実行することで、本実施の形態に従う各種処理を実現する。主メモリ102は、揮発性メモリにより構成され、制御装置101によるプログラム実行に必要なワークメモリとして機能する。
通信インターフェイス103は、外部機器との間でネットワークを介してデータを遣り取りする。当該外部機器は、たとえば、上述のPLC200(図1参照)、サーバ、その他の通信機器などを含む。情報処理装置100は、通信インターフェイス103を介して、情報処理プログラム113をダウンロードできるように構成されてもよい。情報処理プログラム113は、PLCプログラム111やロボットプログラム112の統合開発環境を提供するためのプログラムであり、上述の同期シミュレーション処理などの機能を提供する。
操作インターフェイス105は、操作部122に接続され、操作部122からのユーザ操作を示す信号を取り込む。操作部122は、典型的には、キーボード、マウス、タッチパネル、タッチパッドなどからなり、ユーザからの操作を受け付ける。設計者は、操作部122を用いて、PLCプログラム111や情報処理プログラム113を編集することができる。
表示インターフェイス106は、表示部120と接続され、制御装置101などからの指令に従って、表示部120に対して、画像を表示するための画像信号を送出する。表示部120は、ディスプレイ、インジケータなどからなり、ユーザに対して各種情報を提示する。
光学ドライブ107は、光学ディスク107Aなどから、その中に格納されている各種プログラムを読み出して、記憶装置110にインストールする。記憶装置110は、たとえば、情報処理プログラム113などを格納する。
図11には、光学ドライブ107を介して必要なプログラムを情報処理装置100にインストールする構成例を示すが、これに限られることなく、ネットワーク上のサーバ装置などからダウンロードするようにしてもよい。あるいは、情報処理装置100上のプログラムは、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、CF(Compact Flash)などの記憶媒体に書き込まれているプログラムによって書き換えられるように構成されてもよい。
記憶装置110は、たとえば、ハードディスクや外付けの記憶媒体である。一例として、記憶装置110は、開発中のPLCプログラム111と、情報処理プログラム113とを格納する。情報処理プログラム113は、単体のプログラムとしてではなく、任意のプログラムの一部に組み込まれて提供されてもよい。この場合、任意のプログラムと協働して本実施の形態に従う同期処理が実現される。このような一部のモジュールを含まないプログラムであっても、本実施の形態に従う情報処理装置100の趣旨を逸脱するものではない。さらに、本実施の形態に従う情報処理プログラム113によって提供される機能の一部または全部は、専用のハードウェアによって実現されてもよい。さらに、少なくとも1つのサーバが本実施の形態に従う同期処理を実現する、所謂クラウドサービスの形態で情報処理装置100が構成されてもよい。
[J.情報処理装置100の制御構造]
図12〜図14を参照して、情報処理装置100のハードウェア構成について説明する。図12は、同期実行モードでの制御プログラムの実行処理を表わすフローチャートである。図13は、非同期実行モードでの制御プログラムの実行処理を表わすフローチャートである。図14は、制御プログラムの実行の一時停止中における処理を表わすフローチャートである。図12〜図14の処理は、情報処理装置100の制御装置101がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子またはその他のハードウェアによって実行されてもよい。
(J1.同期実行モードにおける制御フロー)
まず、図12を参照して、同期実行モードにおける制御フローについて説明する。
ステップS110において、制御装置101は、同期実行モードが指定された状態で制御プログラムの実行開始操作を受け付けたか否かを判断する。制御装置101は、同期実行モードが指定された状態で制御プログラムの実行開始操作を受け付けたと判断した場合(ステップS110においてYES)、制御をステップS112に切り替える。そうでない場合には(ステップS110においてNO)、制御装置101は、ステップS110の処理を再び実行する。
ステップS112において、制御装置101は、上述の解釈部154(図2参照)として、ロボットプログラム112の実行対象の行に示されるロボット命令を解釈し、アクチュエータエミュレータ155をシミュレーション上で駆動するための軌跡演算を実行する。当該演算結果から実行対象の行に示されるロボット命令の実行に要するサイクル数が特定される。
ステップS114において、制御装置101は、ロボットコントローラ300の動作を模擬するロボットコントローラエミュレータ161として機能し、実行対象のロボット命令の実行を開始する。
ステップS120において、制御装置101は、タイマー140が示す仮想時刻に基づいて、PLCプログラム111の実行周期が到来したか否かを判断する。制御装置101は、PLCプログラム111の実行周期が到来したと判断した場合(ステップS120においてYES)、制御をステップS122に切り替える。そうでない場合には(ステップS120においてNO)、制御装置101は、制御をステップS130に切り替える。
ステップS122において、制御装置101は、移動テーブル600のアクチュエータエミュレータ155に、前回にステップS124で生成された位置指令値を出力する。すなわち、後続のステップS124で生成された位置指令値は、ステップS122が次に実行されるときにアクチュエータエミュレータ155に出力される。
ステップS124において、制御装置101は、上述の指令値生成部153(図2参照)として、移動テーブル600のアクチュエータエミュレータ155に出力するための位置指令値を生成する。当該位置指令値の生成方法については図3で説明した通りであるので、その説明については繰り返さない。
ステップS130において、制御装置101は、タイマー140が示す仮想時刻に基づいて、ロボットプログラム112の実行周期が到来したか否かを判断する。なお、PLCプログラム111の実行周期とロボットプログラム112の実行周期とが同じ場合には、ステップS130の判断処理は省かれてもよい。制御装置101は、ロボットプログラム112の実行周期が到来したと判断した場合(ステップS130においてYES)、制御をステップS132に切り替える。そうでない場合には(ステップS130においてNO)、制御装置101は、制御をステップS140に切り替える。
ステップS132において、制御装置101は、アームロボット400のアクチュエータエミュレータ165に、前回にステップS134で前回に生成された位置指令値を出力する。すなわち、後続のステップS134で生成された位置指令値は、ステップS132が次に実行されるときにアクチュエータエミュレータ165に出力される。
ステップS134において、制御装置101は、上述の指令値生成部163(図2参照)として、ロボットコントローラ300の動作を模擬するPLCエミュレータ151として機能し、ステップS112で生成された軌跡に従って、アームロボット400のアクチュエータエミュレータ155に出力するための位置指令値を生成する。当該位置指令値の生成方法については図3で説明した通りであるので、その説明については繰り返さない。
ステップS140において、制御装置101は、タイマー140の仮想時刻をカウントアップする。仮想時刻は、たとえば、1msカウントアップされる。
ステップS150において、制御装置101は、アクチュエータエミュレータ165によってシミュレーション上で駆動されるアームロボットの位置が目標位置に到達したか否かを判断する。制御装置101は、アクチュエータエミュレータ165によってシミュレーション上で駆動されるアームロボットの位置が目標位置に到達したと判断した場合(ステップS150においてYES)、制御をステップS152に切り替える。そうでない場合には(ステップS150においてNO)、制御装置101は、制御をステップS120に戻す。
ステップS152において、制御装置101は、上述の解釈部154として、ロボットプログラム112における実行対象の行を次の行に切り替える。
ステップS160において、制御装置101は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112のいずれかについてブレークポイントに到来したか否かを判断する。制御装置101は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112のいずれかについてブレークポイントに到来したと判断した場合(ステップS160においてYES)、図12に示される処理を終了する。そうでない場合には(ステップS160においてNO)、制御装置101は、制御をステップS112に戻す。
(J2.非同期実行モードにおける制御フロー)
次に、図13を参照して、非同期実行モードにおける制御フローについて説明する。
ステップS210において、制御装置101は、非同期実行モードが指定された状態で制御プログラムの実行開始操作を受け付けたか否かを判断する。制御装置101は、非同期実行モードが指定された状態で制御プログラムの実行開始操作を受け付けたと判断した場合(ステップS210においてYES)、制御をステップS212に切り替える。そうでない場合には(ステップS210においてNO)、制御装置101は、ステップS210の処理を再び実行する。
ステップS212において、制御装置101は、非同期実行モードでの制御プログラムの実行を開始する。これにより、PLCプログラム111の実行と、ロボットプログラム112の実行とが並列的に開始される。PLCプログラム111の実行処理は、ステップS220,S222,S224,S226によって実現される。ロボットプログラム112の実行処理は、ステップS232,S234,S236によって実現される。
ステップS220において、制御装置101は、タイマー140が示す仮想時刻に基づいて、PLCプログラム111の実行周期が到来したか否かを判断する。制御装置101は、PLCプログラム111の実行周期が到来したと判断した場合(ステップS220においてYES)、制御をステップS222に切り替える。そうでない場合には(ステップS220においてNO)、制御装置101は、ステップS220の処理を再び実行する。
ステップS222において、制御装置101は、移動テーブル600のアクチュエータエミュレータ155に、前回にステップS224で生成された位置指令値を出力する。すなわち、後続のステップS224で生成された位置指令値は、ステップS222が次に実行されるときにアクチュエータエミュレータ155に出力される。
ステップS224において、制御装置101は、上述の指令値生成部153(図2参照)として、ロボットプログラム112の実行対象の行に示されるロボット命令を実行し、移動テーブル600のアクチュエータエミュレータ155に出力するための位置指令値を生成する。当該位置指令値の生成方法については図3で説明した通りであるので、その説明については繰り返さない。
ステップS226において、制御装置101は、タイマー140の仮想時刻をカウントアップする。仮想時刻は、たとえば、1msカウントアップされる。
ステップS232において、制御装置101は、アームロボット400のアクチュエータエミュレータ165に、前回にステップS234で生成された位置指令値を出力する。すなわち、後続のステップS234で生成された位置指令値は、ステップS232が次に実行されるときにアクチュエータエミュレータ165に出力される。
ステップS234において、制御装置101は、上述の指令値生成部163(図2参照)として、ロボットコントローラ300の動作を模擬するPLCエミュレータ151として機能し、アームロボット400のアクチュエータエミュレータ155に出力するための位置指令値を生成する。当該位置指令値の生成方法については図3で説明した通りであるので、その説明については繰り返さない。
ステップS236において、制御装置101は、上述の解釈部154として、ロボットプログラム112における実行対象の行を次の行に切り替える。
ステップS240において、制御装置101は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112のいずれかについてブレークポイントに到来したか否かを判断する。制御装置101は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112のいずれかについてブレークポイントに到来したと判断した場合(ステップS240においてYES)、図13に示される処理を終了する。そうでない場合には(ステップS240においてNO)、制御装置101は、制御をステップS220に戻す。
(J3.一時停止中における制御フロー)
次に、図14を参照して、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の実行の一時停止中における制御フローについて説明する。
ステップS310において、制御装置101は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の実行が一時停止中であるか否かを判断する。制御装置101は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112の実行が一時停止中である場合(ステップS310においてYES)、制御をステップS312に切り替える。そうでない場合には(ステップS310においてNO)、制御装置101は、ステップS310の処理を再び実行する。
ステップS312において、制御装置101は、同期実行モードまたは非同期実行モードの指定を受け付ける。実行モードの切り替え操作は、たとえば、編集画面125に対して行われる。一例として、編集画面125に対するクリック操作や、編集画面125に対する所定のマウスジェスチャ操作などで実行モードが指定される。
ステップS320において、制御装置101は、ステップ実行を行うための操作を受け付けたか否かを判断する。ステップ実行は、たとえば、キーボードの所定キーの押下操作などによって実現される。制御装置101は、ステップ実行を行うための操作を受け付けたと判断された場合(ステップS320においてYES)、制御をステップS330に切り替える。そうでない場合には(ステップS320においてNO)、制御装置101は、制御をステップS340に切り替える。
ステップS330において、制御装置101は、指定されている実行モードが同期実行モードであるか否かを判断する。制御装置101は、指定されている実行モードが同期実行モードであると判断した場合(ステップS330においてYES)、制御をステップS332に切り替える。そうでない場合には(ステップS330においてNO)、制御装置101は、制御をステップS334に切り替える。
ステップS332において、制御装置101は、PLCプログラム111とロボットプログラム112とを同期させて1周期分実行を行う。この同期実行については図12で説明した通りであるので、その説明については繰り返さない。
ステップS334において、制御装置101は、PLCプログラム111とロボットプログラム112との内の指定されている方の制御プログラムをステップ実行する。ステップ実行を行う方の制御プログラムは、ステップS320におけるステップ実行操作の内容によって区別される。一例として、制御装置101は、ステップ実行を行うための予め定められた第1操作(たとえば、キーボードに対する所定の第1キーの押下操作)をステップS320で受け付けている場合、PLCプログラム111をステップ実行する。一方で、制御装置101は、ステップ実行を行うための予め定められた第2操作(たとえば、第1キーとは異なる所定の第2キーの押下操作)をステップS320で受け付けている場合、ロボットプログラム112をステップ実行する。
ステップS340において、制御装置101は、制御プログラムの再実行操作または停止操作を受け付けたか否かを判断する。制御装置101は、制御プログラムの再実行操作または停止操作を受け付けたと判断した場合(ステップS340においてYES)、図14に示される処理を終了する。そうでない場合には(ステップS340においてNO)、制御装置101は、制御をステップS320に戻す。
より具体的には、制御装置101は、制御プログラムの再実行操作を受け付けた場合において、同期実行モードが指定されているときには、図14に示される処理を終了し、図12に示される同期実行モードでの実行を開始する。また、制御装置101は、制御プログラムの再実行操作を受け付けた場合において、非同期実行モードが指定されているときには、図14に示される処理を終了し、図13に示される非同期実行モードでの実行を開始する。また、制御装置101が制御プログラムの停止操作を受け付けた場合には、図14に示される処理を終了し、編集画面125に対する制御プログラムの編集が可能な状態になる。
[K.まとめ]
以上のようにして、情報処理装置100によるプログラムの実行モードは、仮想時刻に従ってPLCプログラム111およびロボットプログラム112を同期して実行する同期実行モードと、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を同期せずに実行する非同期実行モードとを含む。これにより、設計者は、PLCプログラム111およびロボットプログラム112を同期してデバッグ(シミュレーション)することもできるし、非同期でデバッグ(シミュレーション)することもできる。その結果、設計者は、状況に応じたデバッグ(シミュレーション)が可能になり、デバッグ(シミュレーション)の汎用性が改善される。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 FAシステム、1X 仮想FAシステム、100 情報処理装置、101 制御装置、102 主メモリ、103 通信インターフェイス、105 操作インターフェイス、106 表示インターフェイス、107 光学ドライブ、107A 光学ディスク、110 記憶装置、111 PLCプログラム、112 ロボットプログラム、113 情報処理プログラム、114,115 ロボット命令、119 内部バス、120 表示部、120A,120B 編集領域、120C 表示領域、121 実行モード表示領域、122 操作部、125 編集画面、140 タイマー、150 第1エミュレータ、151 PLCエミュレータ、151A 実行部、152,162 軌跡演算部、153,163 指令値生成部、154 解釈部、155,165 アクチュエータエミュレータ、156A,156B サーボドライバエミュレータ、157A,157B,167A,167B サーボモータエミュレータ、160 第2エミュレータ、161 ロボットコントローラエミュレータ、300 ロボットコントローラ、400 アームロボット、400A,400B ロボット画像、420 基台、424 第1アーム、428 第2アーム、432 エンドエフェクタ、440,440A,440B,440C,440D,601,601A,601B サーボモータ、500,500A,500B サーボドライバ、600 移動テーブル、600A 移動テーブル画像、602 設置台。

Claims (10)

  1. 第1制御対象を駆動するための駆動機器の挙動を模擬する第1アクチュエータエミュレータと、
    前記第1制御対象と協働する第2制御対象を駆動するための駆動機器の挙動を模擬する第2アクチュエータエミュレータと、
    仮想時刻を生成するためのタイマーと、
    前記第1アクチュエータエミュレータを制御するための第1制御プログラムと、前記第2アクチュエータエミュレータを制御するための第2制御プログラムとを実行するための実行部とを備え、
    前記第2制御プログラムは、前記第1制御プログラムとは異なる種類のプログラミング言語で記述されており、
    前記実行部による制御プログラムの実行モードは、前記仮想時刻に従って前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムを同期して実行する同期実行モードと、前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムを同期せずに実行する非同期実行モードとを含む、情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置は、前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムの編集画面を表示するための表示部をさらに備え、
    前記編集画面は、前記第1制御プログラムに含まれる命令群および前記第2制御プログラムに含まれる命令群に対してブレークポイントを指定できるように構成されており、
    前記実行部は、前記ブレークポイントで指定された命令の実行タイミングが到来したことに基づいて、前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムの実行を一時停止する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記実行部は、前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムの実行が開始されてから、前記ブレークポイントで指定された命令が実行されるまで、前記同期実行モードで前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムを実行する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記編集画面は、前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムの実行の一時停止中において、前記同期実行モードおよび前記非同期実行モードのいずれかを選択可能に構成されている、請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記編集画面は、前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムの実行の一時停止中において、前記非同期実行モードが選択されている場合に、前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムを個別にステップ実行できるように構成されている、請求項2〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムは、互いに共有する共有変数を含み、
    前記編集画面は、前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムの実行の一時停止中、または、前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムの実行中において、前記共有変数を変更する操作を受け付け可能に構成されている、請求項2〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムの少なくとも一方は、他方の制御プログラムと同期して実行される同期命令を含み、
    前記編集画面は、前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムの実行の一時停止中、または、前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムの実行中において、前記同期命令を無効化する操作を受け付け可能に構成されている、請求項2〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1制御プログラムは、サイクリック実行型のプログラムであり、
    前記第2制御プログラムは、逐次実行型のプログラムである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 仮想時刻を生成するステップと、
    第1制御対象を駆動するための駆動機器の挙動を模擬する第1アクチュエータエミュレを制御するための第1制御プログラムと、前記第1制御対象と協働する第2制御対象を駆動するための駆動機器の挙動を模擬する第2アクチュエータエミュレータ制御するための第2制御プログラムとを実行するステップとを備え、
    前記第2制御プログラムは、前記第1制御プログラムとは異なる種類のプログラミング言語で記述されており、
    前記実行するステップにおける制御プログラムの実行モードは、前記仮想時刻に従って前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムを同期して実行する同期実行モードと、前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムを同期せずに実行する非同期実行モードとを含む、情報処理方法。
  10. コンピュータに実行される情報処理プログラムであって、
    前記情報処理プログラムは、前記コンピュータに、
    仮想時刻を生成するステップと、
    第1制御対象を駆動するための駆動機器の挙動を模擬する第1アクチュエータエミュレを制御するための第1制御プログラムと、前記第1制御対象と協働する第2制御対象を駆動するための駆動機器の挙動を模擬する第2アクチュエータエミュレータ制御するための第2制御プログラムとを実行するステップとを実行させ、
    前記第2制御プログラムは、前記第1制御プログラムとは異なる種類のプログラミング言語で記述されており、
    前記実行するステップにおける制御プログラムの実行モードは、前記仮想時刻に従って前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムを同期して実行する同期実行モードと、前記第1制御プログラムおよび前記第2制御プログラムを同期せずに実行する非同期実行モードとを含む、情報処理プログラム。
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