JP2019027322A - 車両用内燃機関 - Google Patents

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智也 田中
Tomoya Tanaka
智也 田中
正弘 前田
Masahiro Maeda
正弘 前田
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Abstract

【課題】排気ガスの熱によってオイルの昇温を促進させて早期暖機できる内燃機関を、簡単な構造で実現する。
【解決手段】排気管11は、オイルパン5の前面に沿って延びる上下長手部11aと、オイルパン5の下面に沿って後ろに向かう前後長手部11bとを有している。オイルパン5の前面と下面とのうち少なくとも一方に、排気管11からの受熱面積を増大させるフィン12の群を形成している。排気管11からオイル13への伝熱量が増大するため、オイル13の昇温を促進して早期暖機に貢献できる。フィン12には走行風が当たるため、オイル13が過剰に昇温することはない。構造は簡単であるため、製造コストが嵩むこともない。
【選択図】図2

Description

本願発明は、車両用内燃機関に関するもので、オイルパンの構造に特徴を有している。
車両用内燃機関において、コールドスタート時の早期暖機は重要な課題であり、これを達成する一つのアプローチとして、オイルの昇温を促進してメカロスの低減等を図る方策がある。その例として特許文献1には、排気管の一部にオイル加熱部を設けて、専用のオイルを管路でオイル加熱部に導くようにした内燃機関が開示されている。この特許文献1では、暖機が必要なときだけオイルをオイル加熱部で昇温させるために、オイルの管路に制御弁を設けている。
特開2007−278256号公報
特許文献1は、オイルの昇温機能においては優れているといえるが、専用の管路や制御弁などが必要であるため、構造が著しく複雑化するという問題がある。また、オイル加熱部は排気管に設けているため、暖機終了後に制御弁を閉じてオイルの流れを遮断しても、オイル加熱部の内部に付着していたオイルが高温の排気管によって焦げつき、これが次の始動時に剥がれてオイルに混入して、潤滑通路の詰まり等の不具合を招来するおそれも懸念される。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、排気ガスを利用してオイルを昇温させる点は特許文献1と共通しつつも、簡単な構造でオイルの昇温を実現すること等を目的とするものである。
本願発明の車両用内燃機関は、下部にオイルパンを設けた機関本体を備えていて、前記機関本体は、排気側が車両の前方に向くようにエンジンルームに横置きで配置されており、排気管が、前記オイルパンの前面に沿って下向きに延びてから、オイルパンの下面に沿って後ろ向きに延びるように形成されている構成であって、前記オイルパンの外面のうち前記排気管と対向した部位に、前記排気管からの受熱面積を大きくすると共に走行風が当たるフィン又はその他の表面積増大部を設けている。
本願発明において、表面積増大部は、オイルパンの一部として一体形成してもよいし、別部材を付加して形成してもよい。別部材を付加する場合は、熱伝導率の高い素材で形成するのが好ましい。表面積増大部は、オイルパンの前面と下面とのうち、少なくとも片方に形成したらよい。
排気管がオイルパンの外面に沿って配置されていると、オイルパンのうち排気管と対向した部位が排気管によって加熱されて、オイルパンの内部のオイルも加熱される。そして、本願発明では、オイルパンのうち排気管と対向した部位に表面積増大部を設けたことにより、排気管の熱を効率よく吸収して、オイルパンの内部のオイルを早期昇温させることができる。これにより、専用の管路や制御弁が不要な簡単な構造により、早期暖機に貢献できる。
そして、排気管の熱は常にオイルパンに作用しているが、オイルパンの内部でオイルは常に動いているため、オイルが焦げつくようなことは皆無であり、潤滑油通路の詰まりの不具合は全くない。また、車両が走行すると表面積増大部には走行風が当たるため、表面積増大部が冷却フィンとして機能して、オイルの過剰昇温を防止できると共に、オイルの冷却も可能になる。
第1実施形態に係る内燃機関の全体的な正面図である。 (A)は図1のIIA-IIA 視断面図、(B)は(A)のB−B視断面図である。 (A)は第2実施形態の平断面図、(B)は第3実施形態の平断面図、(C)は第4実施形態の縦断正面図である。 第5実施形態を図4(C)の V-V視方向から見た断面図である。
(1).第1実施形態の概要
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1,2に示す第1実施形態を説明する。内燃機関は機関本体1を備えており、機関本体1は、シリンダブロック2とその上面に固定されたシリンダヘッド3、シリンダヘッド3の上面に固定されたヘッドカバー、シリンダブロック2の下面に固定されたオイルパン5、及び、シリンダブロック2とシリンダヘッド3の前面に重ね固定されたフロントカバー6とを備えている。
シリンダブロック2にはクランク軸7が回転自在に保持されており、機関本体1は、クランク軸7を車両の進行方向と直交した左右長手の姿勢にした横置き状態で車両のエンジンルームに搭載されている。符号8は、クランクプーリである。
また、機関本体1のシリンダヘッド3は吸気側面と排気側面とを有しているが、本実施形態の機関本体1は、吸気側面が車両の後ろ側を向いて排気側面が車両の前側を向いて前排気方式であり、シリンダヘッド3の排気側面には、排気マニホールド(集合部内蔵式の場合は排気出口管)9が固定されている。排気マニホールド9には触媒ケース10が固定されており、触媒ケース10の出口管には排気管11が固定されている。
排気管11は、機関本体1の前面に沿って下方に向かってから、オイルパン5の下面に沿って後ろ向きに延びるようにL字状に曲がっており、車体フレームの下面に沿って後ろ向きに長く延びている。従って、排気管11は、オイルパン5の前面との間に若干の間隔を空けた状態で位置した上下長手部(鉛直状部)11aと、オイルパン5の下方に位置する前後長手部(水平状部)11bとを有している。
オイルパン5は、アルミ等の金属を材料にしたダイキャスト品又は鋳造品であるか、若しくは樹脂の成形品であり、その前面のうち排気管11の上下長手部11aと対向した部位(或いは、上下長手部11aの概ね後ろ側の部位)に、表面積増大部の例として、多数本の縦長フィン(縦長リブ)12を一体に形成している。
フィン12の群は、排気管11の上下長手部11aと最も近い箇所に位置したものが最も前向き高さが低くと、そこから遠ざかるに従って高さが高くなるように形成している。従って、おおまかには、排気管11における上下長手部11aの後ろ半分程度をフィン12の群で後ろから囲うような状態になっている。
このように、多数本のフィン12によって、オイルパン5のうち排気管11の後ろ側の部分の面積が著しく増大するため、コールドスタート時には、排気管11の熱(主として輻射熱)がフィン12の群に効率良く伝熱して、オイル13の加温を則して早期暖機に貢献できる。また、フィン12は一体に形成したものであるため、構造は簡単であって、製造コストが大きく嵩むこともない。
実施形態のように、フィン12の高さを異ならせて排気管11をフィン12の群で囲うと、排気管11から放散される熱をフィン12の群で多く補集できるため、特に好適である。図2(A)に一点鎖線で一部だけを示すように、オイルパン5に内向きリブ14を設けることも可能であり、この場合は、オイルパン5とオイル13との接触面積が増大するため、オイル13の昇温促進効果は一層高くなるといえる。
そして、シリンダヘッド3はオイルパン5の前面に突設されているが、オイルパン5の前面は車両の前進方向に向いているため、車両が走行すると走行風が各フィン12に当たり、走行風による冷却作用を受ける。従って、オイル13が過剰に昇温することを防止できる。なお、排気管11がラジェータの後ろに配置されている場合は、ラジェータの風がフィン12に当たることによる冷却作用も期待できる。
ラジェータは、冷却水温度がある程度以上に高くなっている状態で作動するため、ラジェータが作動している状態ではオイル13の加温は必要ないが、ラジェータは車両が停止している状態でも作動しているため、ラジェータの風がフィン12に当たるように設定しておくと、暖機状態を脱した通常運転域において、車両の停止中であってもオイル13が排気管11によって過剰に加温されることを防止できる利点がある。
(2).他の実施形態
図3,4では他の実施形態を示している。このうち図3(A)に示す第2実施形態は第1実施形態の変形例であり、各フィン12は、オイルパン5の内部に開口した溝を有する中空構造に形成されている。この実施形態では、フィン12の群とオイル13との接触面積が格段に増大するため、フィン12からオイル13への熱交換の効率を著しく向上できる。
図3(B)に示す第3実施形態では、表面積増大部として、左右のフィン部15aを有する伝熱部材15をオイルパン5に固定している。伝熱部材15は、例えば銅のように熱伝導率が高い金属で製造されており、左右のフィン部15aを設けることにより、排気管11の上下長手部11aを囲う形態になっている。オイルパン5には、伝熱部材15が嵌まる嵌合穴16を形成しており、伝熱部材15は、シールされた状態で嵌合穴16に嵌まっている。
伝熱部材15の固定手段としては、フランジ15bをオイルパン5にリベット等で固定したり、全周をろう付けしたりすることができる。伝熱部材15に、第1実施形態や第2実施形態のようなフィン12を設けることも可能である。また、一点鎖線で示すように、内向きのリブ14を設けることも可能である。
この実施形態のように表面積増大部をオイルパン5とは別部材で構成すると、例えば、オイルパン5が伝熱性が低い樹脂製である場合でも、排気管11の熱を効率良く受熱してオイル13の昇温を促進できる。
オイルパン5が板金製である場合、フィン12の群を加工することは不可能ではないが、高さやピッチにはおのずと限度があり、第2実施形態のような高さやピッチに加工することは現実には難しい。しかし、第3実施形態のように表面積増大部を別部材で構成すると、オイルパン5が板金製であっても、オイル13への熱交換効果に優れた表面積増大部を実現することができる。
図3(C)に示す第4実施形態では、フィン12の群をオイルパン5の前面と下面とに連続した状態で形成している。この場合は、フィン12の長さが長くなるため、オイル13の加温性能は更にアップする。また、走行風は下面のフィン12にも当たるため、過剰昇温も防止できる。フィン12等の表面積増大部は、オイルパン5の下面のみに形成することも可能である。また、オイルパン5の前面と下面とにフィン12等の表面積増大部を設ける場合、必ずしも連続させる必要はないのであり、互いに分離して設けてもよい。
図4に示す第5実施形態では、オイルパン5の下面にフィン12を形成した場合において、フィン12の群と排気管11の前後長手部11bとを、金属製カバー17で下方から囲っている。この実施形態では、排気管11の前後長手部11bから放散される熱が金属製カバー17で囲われた内部で籠もり、これがフィン12の群に効率良く伝達される。従って、オイル13の加温効果は格段に高くなるといえる。
また、走行風は金属製カバー17の内部を通過するため、走行風による冷却機能には支障はない。この実施形態では、金属製カバー17も表面積増大部を構成しているが、フィン12の群を設けずに金属製カバー17のみを設けることも可能である。なお、金属製カバー17は排気管11の保護部材としての役割も果たしており、例えば、車両の走行に際して跳ね上げられた小石が排気管11に当たることを防止できる利点もある。
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。
本願発明は、内燃機関に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 機関本体
2 シリンダブロック
5 オイルパン
9 排気マニホールド
10 触媒ケース
11 排気管
11a 上下長手部(鉛直状部)
11b 前後長手部(水平状部)
12 表面積増大部を構成するフィン
13 オイル

Claims (1)

  1. 下部にオイルパンを設けた機関本体を備えていて、前記機関本体は、排気側が車両の前方に向くようにエンジンルームに横置きで配置されており、排気管が、前記オイルパンの前面に沿って下向きに延びてから、オイルパンの下面に沿って後ろ向きに延びるように形成されている構成であって、
    前記オイルパンの外面のうち前記排気管と対向した部位に、前記排気管からの受熱面積を大きくすると共に走行風が当たるフィン又はその他の表面積増大部を設けている、
    車両用内燃機関。
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