JP2019026063A - 階段昇降機能付き台車用昇降補助具 - Google Patents

階段昇降機能付き台車用昇降補助具 Download PDF

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Abstract

【課題】重い荷物であっても階段昇降に大きな人力を必要とせず、階段昇降機能付き台車の重量を大きく増加させることがない階段昇降機能付き台車用昇降補助具を提供する。
【解決手段】荷物Wを積載する荷台91が設けられた車体フレーム90と、車体フレーム90の後部外側に取付けられた左右一対の本体クローラ92とを備えた階段昇降機能付き台車用昇降補助具である。1つの補助クローラを有し、車体フレーム90の前部側に着脱自在に装着されるクローラユニット1と、階段昇降の補助をする昇降補助ユニット3とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に、重い荷物の運搬が可能な階段昇降機能付き台車に用いられる昇降補助具に関する。
従来、300kg以上の重い荷物の運搬が可能な階段昇降機能付き台車として図12に示すものが知られている。この階段昇降機能付き台車は、荷物Wを積載する荷台91が設けられた車体フレーム90と、車体フレーム90の後部側に取付けられた左右一対のクローラ92とを備えている。そして、クローラ92の後輪と同軸で、両クローラ92の外側に一対の固定輪93が設けられている。固定輪93とクローラ92の後輪とは、車体フレーム90に設けられた図示しない駆動モータにより、一緒に回転可能にされている。さらに、車体フレーム90の後部側であって、固定輪93より前方には、先端に補助輪95が取付けられた補助脚94が一対設けられている。補助輪95は、補助脚94の基端部を中心にして回転させ、上方に持上げることができるようになっている。図12は、階段昇降機能付き台車が平坦な床Fを走行している状態であり、固定輪93と補助輪95とで走行可能である。なお、車体フレーム90の先端にはハンドル96が取付けられている。
次に、階段を走行する場合について、図13を用いて説明する。まず、図13の点線で示されるように、階段昇降機能付き台車を立て、補助脚94を回転させて補助輪95を持上げる。その後、人力で階段昇降機能付き台車を戻しつつ、階段Sにクローラ92が当接するように載せる。最後に、電動モータを駆動して、図12に示すように、階段昇降機能付き台車は階段Sを上り始めることができる。このように、この階段昇降機能付き台車では、クローラ92を人力で階段Sに載せるには大きな力が必要であり、重い荷物を積載している場合は数人を必要とする上、危険な場合もある。
これに対し、特許文献1、2に示される階段昇降機能付き台車を用いることも考えられる。これらの階段昇降機能付き台車によれば、階段の上り始めであっても大きな人力を必要とせず、重い荷物を積載していても軽い力で操作することができるとも考えられる。
特開2005−14625号公報 特開平9−66839号公報
しかし、上記特許文献1に示される階段昇降機能付き台車では、補助脚が長く、重い荷物の運搬には適していない。また、上記特許文献2に示される階段昇降機能付き台車では、長いクローラが固定されているため、階段昇降機能付き台車全体の重量が増大してしまう。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、重い荷物であっても階段昇降に大きな人力を必要とせず、階段昇降機能付き台車の重量を大きく増加させることがない階段昇降機能付き台車用昇降補助具を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る階段昇降機能付き台車用昇降補助具の特徴は、荷物を積載する荷台が設けられた車体フレームと、該車体フレームの後部外側に取付けられた左右一対の本体クローラとを備えた階段昇降機能付き台車用昇降補助具であって、1つ又は複数の補助クローラを有し、該車体フレームの前部側に着脱自在に装着されるクローラユニットと、階段昇降の補助をする昇降補助ユニットと、を有することである。
請求項2に係る階段昇降機能付き台車用昇降補助具の特徴は、前記クローラユニットは、前記車体フレームの左右両端に配置されたサイドフレームの下面に当接して、該サイドフレームに垂直に配置される板状の2枚のクローラプレートと、2枚の該クローラプレートの中央部を、該クローラプレートに垂直に連結して固定された支持プレートと、該支持プレートに回動可能に支持された1つ又は複数の補助クローラと、該クローラプレートの両端上面に設けられ、該サイドフレームに該クローラプレートを着脱自在に取付ける取付部と、を有することである。
請求項3に係る階段昇降機能付き台車用昇降補助具の特徴は、前記昇降補助ユニットは、上段の蹴上と下段の踏み面との間、又は最下段の蹴上と床との間に接触して載置されるステッパ本体と複数の調整プレートからなり、該ステッパ本体は、略鈍角三角形の側板と、上面を前記補助クローラが転動する斜面部とを有し、該調整プレートは、該ステッパ本体の下面部に取付けられ、該ステッパ本体の高さを調整可能であることである。
請求項4に係る階段昇降機能付き台車用昇降補助具の特徴は、前記調整プレートは、プレート本体と、該プレート本体に固定されたマグネットとからなり、前記ステッパ本体の下面部には、該調整プレートの該マグネットが磁着される調整台が前記斜面部に平行、かつ水平方向の軸心回りに回動可能に取付けられていることである。
請求項1に係る階段昇降機能付き台車用昇降補助具においては、車体フレームの後部外側に取付けられた本体クローラと補助クローラとにより、階段を昇降することができる。特に、階段の上り始め、下り終わりに際しては、昇降補助ユニットの助けを借りて、階段昇降機能付き台車を人力によることなく、階段に載せたり、降ろしたりすることができる。また、補助クローラは、クローラユニットとして車体フレームの前部側に着脱自在に装着されるようになっている。これにより、階段昇降時のみ補助クローラを取付け、平坦地走行時においては補助クローラを取外した状態で走行することができるため、階段昇降機能付き台車の重量増加はそれ程でもない。したがって、本発明の階段昇降機能付き台車用昇降補助具によれば、重い荷物であっても階段昇降に大きな人力を必要とせず、階段昇降機能付き台車の重量を大きく増加させることがない。なお、昇降補助ユニットとは、少なくとも3、4段分の階段の段差を少なくするものであり、例えば、複数の段鼻に当接する長尺状の鋼板や、蹴上に載置されて上下の階段の段差を少なくできるものである。
請求項2に係る階段昇降機能付き台車用昇降補助具においては、補助クローラを回動可能に支持する支持プレートが2枚のクローラプレートの中央部を連結し、かつクローラプレートに垂直に固定されている。また、サイドフレームにクローラプレートを着脱自在に取付ける取付部が2枚のクローラプレートの両端上面に設けられている。これにより、補助クローラは、クローラユニットとして簡単に車体フレームに着脱可能である。また、補助クローラがクローラプレートの中央部に位置しているため、補助クローラの軌跡と本体クローラの軌跡とが重なることはない。そのため、階段昇降時に昇降補助ユニットと本体クローラとが干渉することがないようにすることができ、昇降補助ユニットの取り扱いを容易にすることができるとともに、危険を回避することができる。
請求項3に係る階段昇降機能付き台車用昇降補助具においては、ステッパ本体と複数の調整プレートとにより昇降補助ユニットが構成されている。そして、ステッパ本体の側板は略鈍角三角形の形状であるため、上段の蹴上と下段の踏み面との間、又は最下段の蹴上と床との間が直角でない場合であっても、ステッパ本体が蹴上に確実に接触することができる。また、複数の調整プレートを組み合わせて調整することにより、蹴上の長さが異なる階段であっても、ステッパ本体と上段の踏み面との間の段差を少なくすることができる。これにより、補助クローラがステッパ本体と階段との間を滑らかに昇降することができ、階段を傷つけ難くなる。
請求項4に係る階段昇降機能付き台車用昇降補助具においては、ステッパ本体の下面部に調整プレートのマグネットが磁着される調整台が斜面部に平行、かつ水平方向の軸心回りに回動可能に取付けられている。そのため、調整プレートの下面は踏み面、又は床に確実に密着することができる。これにより、ステッパ本体が安定し、補助クローラがステッパ本体と階段との間をより滑らかに昇降することができ、階段をさらに傷つけ難くなる。
実施形態の昇降補助具を備えた階段昇降機能付き台車の側面図。 実施形態の昇降補助具に係り、クローラユニットの側面図。 実施形態の昇降補助具に係り、クローラユニットの平面図。 実施形態の昇降補助具に係り、クローラユニットの背面図。 実施形態の昇降補助具に係り、別のクローラユニットの背面図。 実施形態の昇降補助具に係り、昇降補助ユニットの側面図。 実施形態の昇降補助具に係り、昇降補助ユニットの背面図。 実施形態の昇降補助具に係り、調整プレートの平面図。 実施形態の昇降補助具に係り、昇降補助ユニットを階段に載置した図。 実施形態の昇降補助具を備えた階段昇降機能付き台車の階段上り始めの状態を示す図。 実施形態の昇降補助具を備えた階段昇降機能付き台車の階段上り始めの状態を示す図。 従来の階段昇降機能付き台車に係り、平坦地を走行している状態を示す側面図。 従来の階段昇降機能付き台車に係り、階段を上り始めの状態を示す側面図。
本発明に係る階段昇降機能付き台車用昇降補助具を階段昇降機能付き台車に具体化した実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は、この昇降補助具を備えた階段昇降機能付き台車の側面図であり、階段Sを上る前の状態である。ただし、図12、図13に示す従来の階段昇降機能付き台車を使用し、同一の構成については同一の符号を用いるものとし、その説明を省略する。
この昇降補助具は、クローラユニット1と昇降補助ユニット3とを有している。クローラユニット1は、階段昇降機能付き台車の車体フレーム90の前部側に着脱自在に装着されている。詳細には、クローラユニット1は、車体フレーム90の左右両端に配置されたサイドフレーム90aに、ノブ付ボルト2により着脱自在に装着されている。また、階段昇降の補助をする昇降補助ユニット3が階段Sの上段の蹴上S1と下段の踏み面S2との間、及び最下段の蹴上S1と床Fとの間に接触して3個載置されている。なお、補助輪95は、補助脚94が回転されて持上げられた状態である。
図2から図4に示すように、クローラユニット1は、2枚のクローラプレート10と、支持プレート11と、補助クローラ15と、取付部としてのフランジ部10aとを有している。ただし、図2はクローラユニットの側面図であり、図3はクローラユニットの平面図である。また、図4はクローラユニットの背面図である。クローラプレート10は略長方形の板状をなし、クローラユニット1を車体フレーム90に取付ける場合、サイドフレーム90aの下面に当接してサイドフレーム90aに垂直に配置される。支持プレート11は断面コ形の板状をなし、2枚のクローラプレート10の中央部をクローラプレート10に垂直に連結して固定されている。また、1つの補助クローラ15が支持プレート11に回動可能に支持されている。さらに、2枚のクローラプレート10の両端上面には、フランジ部10aが垂直に突設されている。フランジ部10aには、ノブ付ボルト2が挿通されるボルト孔10bが設けられている。
このクローラユニット1は、クローラプレート10の両端を車体フレーム90の左右両端に配置されたサイドフレーム90aの下面の所定位置に当接させ、ノブ付ボルト2をボルト孔10b、及びサイドフレーム90aのボルト孔(図示なし)に挿通してナットで止めることにより、車体フレーム90に取付けることができる。また、ノブ付ボルト2を外すことにより、クローラユニット1を車体フレーム90から簡単に取外すことができる。
クローラユニット1の替わりに、図5に示すクローラユニット5を用いることができる。クローラユニット5では、一方のクローラプレート10の替わりにクローラプレート12を採用している。クローラプレート12は長方形の板状であり、両端の上面には、取付部としての取付板13がボルト14にて取外し可能に取付けられている。そして、取付板13とクローラプレート12との空間13aには、車体フレーム90のサイドフレーム90aが入れられる。他方のクローラプレート10等、その他の構成はクローラユニット1と同様である。
このクローラユニット5では、クローラプレート10、12の両端を車体フレーム90のサイドフレーム90aの下面の所定位置に当接させ、取付板13とクローラプレート12との空間13aにサイドフレーム90aを入れて取付板13をボルト14で取付ける。また、他方のクローラプレート10については、ノブ付ボルト2により車体フレーム90に取付ける。この際、ノブ付ボルト2を挿通するサイドフレーム90aのボルト孔として、ハンドル96をサイドフレーム90aに取付ける孔等を用いれば、サイドフレーム90aにボルト孔を開ける必要がなくなる。このようにすれば、既存の階段昇降機能付き台車を全く改造することなくクローラユニット5を取付けることができる。
図6、図7に示すように、昇降補助ユニット3は、ステッパ本体30と、複数の調整プレート35、36からなり、使用に際しては、上段の蹴上S1と下段の踏み面S2との間、又は最下段の蹴上S1と床Fとの間に接触して載置される。ステッパ本体30は、略鈍角三角形の鋼板製の側板31と、上面を補助クローラ15が転動する鋼板製の斜面部32とを有している。この側板31が略鈍角三角形の形状であるため、上段の蹴上S1と下段の踏み面S2との間、又は最下段の蹴上S1と床Fとの間が直角でない場合であっても、側板31を蹴上S1に確実に接触させることができる。側板31には、重量を軽減するため、及び持ち運び易くするための長孔31aが開けられている。また、斜面部32には滑り止めのパターンが形成されている。なお、斜面部32は完全な平面に限られず、多少の曲面であってもよい。
このステッパ本体30の横幅は、補助クローラ15の幅の1倍から5倍程度であり、昇降補助ユニット3全体の軽量化を図ることができる。また、ステッパ本体30の横幅が小さいうえ、補助クローラ15がクローラプレート10の中央部に位置しているため、階段Sの昇降時に、本体クローラ92が昇降補助ユニット3に当ることはない。これにより、昇降補助ユニット3を階段Sに載置したままでも支障がなく、昇降補助ユニット3の取り扱いが容易になるとともに、危険を回避することができる。
また、ステッパ本体30の下面部には調整台33が取付けられている。調整台33は鋼板製であり、長方形の板状の底面33aと、底面33aの両端に直角に屈曲された側面33bとからなっている。そして、側面33bがボルト34により側板31に取付けられることにより、調整台33が斜面部32に平行、かつ水平方向の軸心X回りに回動可能に取付けられる。なお、ボルト34の軸部は、所定の長さの円筒部と、ねじ部とからなっている。
図8にも示すように、調整プレート35、36は樹脂製のプレート本体35a、36aと、プレート本体35a、36aに圧入により埋め込まれたマグネット37とからなっている。図9に示すように、マグネット37が調整台33に磁着されることにより調整プレート35、36が調整台33に取付けられ、ステッパ本体30の高さを調整することができる。また、マグネット37同士を磁着させることにより、調整プレート35、36同士を重ねて調整台33に取付けることができる。これにより、蹴上S1の高さが異なるいろいろな階段Sにも対応することができる。また、調整台33が軸心X回りに回動可能であるため、調整台33に調整プレート35、36を取付けた場合、調整プレート35、36の下面を床F、又は踏み面S2に密着させることができ、ステッパ本体30を安定させることができる。なお、本実施形態においては、2枚の調整プレート35、36を採用しているが、調整プレートは2枚に限られず、3枚以上であってもよい。
上記の構成をした昇降補助具を用いた階段昇降機能付き台車を階段昇降させる場合の階段Sの上り始めの動作について説明する。まず、階段Sの手前において、階段昇降機能付き台車の車体フレーム90の前部側にクローラユニット1を装着する。具体的には、クローラプレート10のフランジ部10aに設けられたボルト孔10bと、車体フレーム90の左右両端に配置されたサイドフレーム90aのボルト孔とに、ノブ付ボルト2を挿通してナットで止める。また、3個の昇降補助ユニット3を階段Sの上段の蹴上S1と下段の踏み面S2との間、及び最下段の蹴上S1と床Fとの間に接触して載置する。これにより、図1に示す状態になる。
車体フレーム90に設けられた駆動モータを駆動させると本体クローラ92が駆動され、クローラユニット1の補助クローラ15が昇降補助ユニット3の斜面部32に当接する。さらに、駆動モータを駆動させると、図10に示すように、補助クローラ15と本体クローラ92とにより、階段昇降機能付き台車は昇降補助ユニット3の助けを借りて階段Sを上昇する。そして、図11に示すように、階段昇降機能付き台車は、本体クローラ92のみにより階段Sを上昇するようになる。その後は、階段昇降機能付き台車は、昇降補助ユニット3の助けを借りることなく階段Sを上昇することができる。また、階段昇降機能付き台車の階段Sの下り終わりの動作は、上記説明の逆になるため省略する。なお、階段昇降機能付き台車の階段Sの上り始め、下り終わり以外の動作は従来と同様である。また、本実施形態においては、補助クローラ15を1つとしたが、2つ以上の補助クローラ15を設けてもよい。
実施形態に係る階段昇降機能付き台車用昇降補助具においては、車体フレーム90の後部外側に取付けられた本体クローラ92と補助クローラ15とにより、階段Sを昇降することができる。特に、階段Sの上り始め、下り終わりに際しては、昇降補助ユニット3の助けを借りて、階段昇降機能付き台車を人力によることなく、階段Sに載せたり、降ろしたりすることができる。また、補助クローラ15は、クローラユニット1として車体フレーム90の前部側に着脱自在に装着されるようになっている。これにより、階段昇降時のみ補助クローラ15を取付け、平坦地走行時においては補助クローラ15を取外した状態で走行することができるため、階段昇降機能付き台車の重量増加はそれ程でもない。したがって、本発明の階段昇降機能付き台車用昇降補助具によれば、重い荷物であっても階段昇降に大きな人力を必要とせず、階段昇降機能付き台車の重量を大きく増加させることがない。
また、この階段昇降機能付き台車用昇降補助具では、補助クローラ15を回動可能に支持する支持プレート11が2枚のクローラプレート10の中央部を連結し、かつクローラプレート10に垂直に固定されている。また、サイドフレーム90aにクローラプレート10を着脱自在に取付けるフランジ部10aが2枚のクローラプレート10の両端上面に設けられている。これにより、補助クローラ15は、クローラユニット1として簡単に車体フレーム90に着脱可能である。また、補助クローラ15がクローラプレート10の中央部に位置しているため、補助クローラ15の軌跡と本体クローラ92の軌跡とが重なることはない。そのため、階段昇降時に昇降補助ユニット3と本体クローラ92とが干渉することがないようにすることができ、昇降補助ユニット3の取り扱いを容易にすることができるとともに、危険を回避することができる。
さらに、この階段昇降機能付き台車用昇降補助具では、ステッパ本体30と複数の調整プレート35、36とにより昇降補助ユニット3が構成されている。そして、ステッパ本体30の側板31は略鈍角三角形の形状であるため、上段の蹴上S1と下段の踏み面S2との間、又は最下段の蹴上S1と床Fとの間が直角でない場合であっても、ステッパ本体30が蹴上S1に確実に接触することができる。また、複数の調整プレート35、36を組み合わせて調整することにより、蹴上S1の長さが異なる階段Sであっても、ステッパ本体30と上段の踏み面S2との間の段差を少なくすることができる。これにより、補助クローラ15がステッパ本体30と階段Sとの間を滑らかに昇降することができ、階段Sを傷つけ難くなる。
また、この階段昇降機能付き台車用昇降補助具では、ステッパ本体30の下面部に調整プレート35、36のマグネット37が磁着される調整台33が斜面部32に平行、かつ水平方向の軸心X回りに回動可能に取付けられている。そのため、調整プレート35、36の下面は踏み面S2、又は床Fに確実に密着することができる。これにより、ステッパ本体30が安定し、補助クローラ15がステッパ本体30と階段Sとの間をより滑らかに昇降することができ、階段Sをさらに傷つけ難くなる。
以上、本発明の階段昇降機能付き台車用昇降補助具を実施形態に即して説明したが、本発明はこれらに制限されるものではなく、本発明の技術的思想に反しない限り、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
1、5…クローラユニット、3…昇降補助ユニット、10、12…クローラプレート、10a、13…取付部(10a…フランジ部、13…取付板)、11…支持プレート、15…補助クローラ、30…ステッパ本体、31…側板、32…斜面部、33…調整台、35、36…調整プレート、35a、36a…プレート本体、37…マグネット、90…車体フレーム、90a…サイドフレーム、91…荷台、92…本体クローラ、S1…蹴上、S2…踏み面、F…床、W…荷物、X…軸心。

Claims (4)

  1. 荷物を積載する荷台が設けられた車体フレームと、該車体フレームの後部外側に取付けられた左右一対の本体クローラとを備えた階段昇降機能付き台車用昇降補助具であって、
    1つ又は複数の補助クローラを有し、該車体フレームの前部側に着脱自在に装着されるクローラユニットと、
    階段昇降の補助をする昇降補助ユニットと、を有することを特徴とする階段昇降機能付き台車用昇降補助具。
  2. 前記クローラユニットは、前記車体フレームの左右両端に配置されたサイドフレームの下面に当接して、該サイドフレームに垂直に配置される板状の2枚のクローラプレートと、
    2枚の該クローラプレートの中央部を、該クローラプレートに垂直に連結して固定された支持プレートと、
    該支持プレートに回動可能に支持された1つ又は複数の補助クローラと、
    該クローラプレートの両端上面に設けられ、該サイドフレームに該クローラプレートを着脱自在に取付ける取付部と、を有することを特徴とする請求項1記載の階段昇降機能付き台車用昇降補助具。
  3. 前記昇降補助ユニットは、上段の蹴上と下段の踏み面との間、又は最下段の蹴上と床との間に接触して載置されるステッパ本体と複数の調整プレートからなり、
    該ステッパ本体は、略鈍角三角形の側板と、上面を前記補助クローラが転動する斜面部とを有し、
    該調整プレートは、該ステッパ本体の下面部に取付けられ、該ステッパ本体の高さを調整可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の階段昇降機能付き台車用昇降補助具。
  4. 前記調整プレートは、プレート本体と、該プレート本体に固定されたマグネットとからなり、
    前記ステッパ本体の下面部には、該調整プレートの該マグネットが磁着される調整台が前記斜面部に平行、かつ水平方向の軸心回りに回動可能に取付けられていることを特徴とする請求項3記載の階段昇降機能付き台車用昇降補助具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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