JP2019024463A - 装飾用水槽 - Google Patents
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Abstract
【課題】 魚類、水生動物および水生植物等を飼育する水槽におけるアクアリウムとしての装飾性を高めたり、室内や店頭のディスプレイ等におけるアート的要素として用いることができるようにする。【解決手段】 隔壁8を挟んで、その一側が貯留槽1A、同他側が装飾槽1Bとなされ、該装飾槽1Bの下部には底壁7の上方に位置する内底壁14が設けられ、内底壁14の下側には前後方向に二分割され、左右方向に伸びる通水路17A・17Bが形成されており、前記内底壁14には両通水路17A・17Bへ水を導入する吸水口が形成され、前記隔壁8の下端部には両通水路17A・17Bに通ずる連通口10aが形成されており、前記貯留槽1Aの底部には水中ポンプPが設置され、水中ポンプPの吐出部OPには前記隔壁8から装飾槽1Bへ伸びる噴流パイプ12が取り付けられている。【選択図】 図1
Description
本発明は、主として、室内のインテリアとして使用する装飾用水槽に関する。
一般に、熱帯魚や淡水魚等の魚類およびシュリンプ等の水生動物、或は水草といった水生植物を飼育する水槽は、全体が立方体形状の中空容器であって、透明なガラスまたはプラスチックで構成されている。
また、規格水槽としては、45cm水槽(45×24×30)、60cm水槽(60×30×36)、或は90cm水槽(90×45×45)といった種々のものがある。
近年、犬や猫に代わるペットとして、飼育が比較的容易な前記水生動物や水生植物を選ぶ人が増加しており、更に所謂、「アクアリウム」という室内のインテリアとして愛好する傾向が強くなっている。
そして、前記「アクアリウム」の趣向を高めるための装飾物も種々作製されており、例えば、周壁が透明な水槽本体と、水槽本体の底に設けられた発泡装置とからなり、発泡装置は、エアポンプと気泡発生部とを有し、気泡発生部には、上面に空気孔を持ち、下面開放の空気留めが一縁を支点として傾動自在に設けられ、前記空気留めの下方にはエアポンプから送られた空気の吹出口が設けられ、吹出口から供給された空気が前記空気留めの下面に一旦留まり、所定量になると、該空気が空気孔から一気に抜け出すと同時に、空気留めが浮力の消失によって下方傾動し、最終的に前記空気孔から出た気泡はリング状となって、水槽本体内を浮上するようにした発泡装飾水槽が知られている。
前項で例示したような装飾水槽の場合、単にリング状の気泡が水槽本体の底部から浮上するだけであり、視覚的な装飾効果が高くない上、もともと水槽には酸素が供給されるため、気泡自体に斬新性がないことから、アート性にも乏しいといった課題があった。
本発明の目的は、魚類、水生動物および水生植物等を飼育する水槽におけるアクアリウムとしての装飾性を高めたり、室内におけるアート的要素として用いることができる装飾用水槽を提供することにある。
請求項1記載の本発明は、対向する前後壁と、前後壁の左端部間に設けられた左側壁と、前後壁の右端部間に設けられた右側壁と、前後壁および左右側壁によって形成された下側開口を閉止する底壁とで構成された平面から見て横長方形の装飾用水槽であって、前記左右側壁のいずれか一側寄り部分にはその一側壁と平行に隔壁が設けられて、該隔壁と一側壁との間が貯留槽となされ、隔壁を挟んで前記貯留槽の反対側が装飾槽となされ、該装飾槽の下部には前記底壁の上方に位置する内底壁が設けられ、該内底壁の下側には前後方向に二分割され、左右方向に伸びる通水路が形成されており、前記内底壁には両通水路へ水を導入する吸水口が形成され、前記隔壁の下端部には両通水路に通ずる連通口が形成されており、前記貯留槽の底部には水中ポンプが設置され、水中ポンプの吐出部には前記隔壁から装飾槽の内底壁上へ伸びる噴流パイプが取り付けられ、該噴流パイプの上側に形成された透孔から水が上方へ噴出するようになされ、その流れに乗って、予め装飾槽内に入れられた多数の装飾用浮遊体が水中を漂うようになされているものである。
前記装飾用浮遊体としては、前記装飾槽内を浮遊し得るものであれば良く、特に限定されないが、例えば比重の軽いゲル状物質やスノードームに入れられるスノーフレーク、或は人工または天然のクラゲ等々、種々のものが含まれる。
請求項2記載の本発明は、前記請求項1記載の装飾用水槽について、内底壁が断面V字形またはU字形であって、中央部が底壁上に取り付けられて、その前後にそれぞれ通水路が形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1または請求項2記載の装飾用水槽について、吸水口が内底壁のほぼ全長にわたって伸びる前後一対のスリットであることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、前記請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項記載の装飾用水槽が水槽本体に一体に設けられた装飾用水槽付き水槽である。
本発明に係る装飾用水槽によれば、装飾槽下部の噴流パイプの透孔から上方へ噴出した水が装飾槽上部で前後に分流した後、前後壁に沿って下降し、該下降水は内底壁に設けられた吸水口から吸い込まれて、前後一対の通水路に流入し、更に通水路に流入した水は隔壁下端の連通口を通って貯留槽へ流入する。そして、該水は、貯留槽内の水中ポンプに吸引された後、再び前記噴流パイプの透孔から上方へ噴出するという循環が行われ、このような水の循環において、装飾槽内での前述した水の上方への噴出と、その後の下降によって、装飾槽内の装飾用浮遊体が装飾槽内を優雅に漂い、これを見た人はゆったりとした気分になると共に、漂う装飾用浮遊体によって、視覚的なアート性を感じるという従来の水槽では得られなかった格別の効果を齎される。そして、このような効果を有する本願発明の装飾用水槽は、部屋のインテリアやショーウインドゥにおけるディスプレイ等として利用することができ、また装飾槽内には前記装飾用浮遊体と共に、熱帯魚や淡水魚等の魚類、シュリンプ等の水生動物を飼育することもできる。
また、前記本願発明に係る装飾用水槽について、内底壁が断面V字形またはU字形であって、中央部が底壁上に取り付けられて、その前後にそれぞれ通水路が形成された請求項2記載の装飾用水槽によれば、前記断面V字形またはU字形の内底壁によって、前述した装飾槽上部で分流した水の下降がいっそう促進され、装飾槽内における水の流動が更にスムーズになり、その結果、前述した装飾用浮遊体による視覚的効果が更に高められる。
また、吸水口が内底壁のほぼ全長にわたって伸びる前後一対のスリットである請求項3記載の装飾用水槽によれば、前述した請求項2記載の効果が更に増長される。
この他、前記請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項記載の装飾用水槽が水槽本体に付設された請求項4記載の装飾用水槽付き水槽は、熱帯魚や淡水魚等の魚類およびシュリンプ等の水生動物、或は水草といった水生植物を飼育する通常の水槽と併設して使用することができる。また、市販されている通常の既存水槽に対して、合体させるように、本願発明に係る装飾用水槽を別途付けるようにする場合もある。
次に、本発明の実施形態を図面にしたがって説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
(実施形態1)
図 に示すように、本実施形態に係る装飾用水槽1は、熱帯魚や淡水魚等の魚類およびシュリンプ等の水生動物、或は水草といった水生植物を飼育するための水槽本体2の後方に一体に設けられたものである。
すなわち、水槽本体2は、前壁3、両側壁4・5、後壁6および底壁7で構成され、後壁6の前方に該後壁6と平行に後内壁37が形成されて、該後内壁7の後側が装飾用水槽1となされている。そのため、本実施形態では、水槽本体2の両側壁4・5および底壁7の各後部が装飾用水槽2の両側壁および底壁となっており、また水槽本体2の後壁6が装飾用水槽1の後壁、前記後内壁7が装飾用水槽1の前壁となっている。したがって、装飾用水槽1は平面から見て横長方形となされている。
装飾用水槽1内の右側寄り部分には右側壁5と平行に隔壁8が形成されて、該隔壁8と右側壁5との間が貯留槽1Aとなされ、隔壁8を挟んで前記貯留槽1Aの反対側が装飾槽1Bとなされている。また、隔壁8の下端には、横長の切欠き8aが形成され、これら切欠き8aと底壁7との間が連通口10aとなされている。
そして、該装飾槽1Bの下部には、底壁7の上方に位置する断面V字形の内底壁14が設けられ、内底壁14の中央部14aが底壁7上に固定されて、その前後方向に二分割された形態の通水路17A・17Bが形成されており、前記内底壁14の前後板14A・14Bには両通水路17A・17Bへ水を導入する吸水口としてのスリット15が内底壁14の全長にわたって、且つ前後に所定間隔をあけて並列に形成されている。
また、前記貯留槽1Aの底部には水中ポンプPが設置され、水中ポンプPの吐出部OPには前記隔壁8から装飾槽2B内の内底壁14の上側へ伸びる噴流パイプ12が取り付けられ、前記噴流パイプ12の上側に形成された透孔13から水が上方へ噴出するようになされ、その流れに乗って、予め装飾槽1A内に入れられた多数の装飾用浮遊体16が水中を漂うようになされている。装飾用浮遊体16は、本実施形態では、比重の軽いゲル状の球体であって、淡いピンク色や水色、黄色といった種々の呈色が施されているものである。
なお、前記噴流パイプ12の先端12bは蓋体12cによって閉止されている。また、前記透孔13は、より詳細には噴流パイプの長さ方向に所定間隔をあけて複数列設されている。
この他、前記水中ポンプPは、その下面が吸水口IPとなっている。また前記貯留槽1Aと装飾槽1Bはそれらの隔壁8の下端に形成された前記連通口10a・10bを介して下部で連通する構造となされている。
次に、本実施形態に係る装飾用水槽1並びに水槽本体2の使用方法について説明すると、装飾用水槽1並びに水槽本体2に水を入れた状態で、装飾用水槽1内の水中ポンプPを作動させることにより、装飾槽1B下部の内底壁14の両スリット15から水が吸い込まれて、該水が通水路17A・17Bを通って貯留槽2A内に流入し、水中ポンプPの吸水口IPに吸い込まれた後、噴流パイプ12へ流出する。そして、噴流パイプ12の各透孔13から上方に水が噴出され、これによって水の上昇流UWが発生する。その後、水は装飾槽1Bの上部において、前後方向に分流して下降流DWとなり、該水が再び内底壁14のスリット15から吸い込まれる。
そして、前述したような水の上昇流UWおよび下降流DWに乗って装飾用浮遊体16も同様に装飾槽1B内を浮遊するため、その挙動によってゆったりとした視覚的装飾効果が演出される。
(実施形態2)
図5に示すように、前述した実施形態1に係る装飾用水槽1は、水槽本体1の後方に一体に設けたものであったが、本実施形態の装飾用水槽21は、前記実施形態1における装飾用水槽1だけを独立させたものである。
すなわち、前記実施形態1では、水槽本体2の後部を装飾用水槽1としたものであったが、本実施形態の装飾用水槽21は、前記実施形態1における装飾用水槽1に相当する前後幅を有する左右壁24・25と、前記実施形態1における水槽本体2の後壁6と後内壁7に相当する前壁23および後壁26と、これら前後壁23・26および左右壁24・25によって形成される底部開口を閉止する底壁27を有するものである。そして、前記実施形態1と同様、隔壁28によって、貯留槽21Aと装飾槽21Bが形成されている。
本実施形態に係る装飾用水槽21自体の構造は前記実施形態1における装飾用水槽1と同様であるため、実施形態1と同じ符号を付すことにより説明を省略する。
本発明に係る装飾用水槽によれば、その内部を循環するゆったりとした湧昇流様の滞留に乗って装飾用浮遊体が優雅に舞うような視覚的効果が得られるため、アクアリウムやインテリア等の分野で幅広い利用が期待できる。
1・21 装飾用水槽
1A・21A 貯留槽
1B・21B 装飾槽
2 水槽本体
3・23 前壁
4・24 左側壁
5・25 右側壁
6・26 後壁
7・27 底壁
8・28 隔壁
12 噴流パイプ
13 透孔
14 内底壁
15 スリット
16 装飾用浮遊体
17A・17B 通水路
P 水中ポンプ
OP 水中ポンプの吐出部
1A・21A 貯留槽
1B・21B 装飾槽
2 水槽本体
3・23 前壁
4・24 左側壁
5・25 右側壁
6・26 後壁
7・27 底壁
8・28 隔壁
12 噴流パイプ
13 透孔
14 内底壁
15 スリット
16 装飾用浮遊体
17A・17B 通水路
P 水中ポンプ
OP 水中ポンプの吐出部
Claims (4)
- 対向する前後壁と、前後壁の左端部間に設けられた左側壁と、前後壁の右端部間に設けられた右側壁と、前後壁および左右側壁によって形成された下側開口を閉止する底壁とで構成された平面から見て横長方形の装飾用水槽であって、前記左右側壁のいずれか一側寄り部分にはその一側壁と平行に隔壁が設けられて、該隔壁と一側壁との間が貯留槽となされ、隔壁を挟んで前記貯留槽の反対側が装飾槽となされ、該装飾槽の下部には前記底壁の上方に位置する内底壁が設けられ、該内底壁の下側には前後方向に二分割され、左右方向に伸びる通水路が形成されており、前記内底壁には両通水路へ水を導入する吸水口が形成され、前記隔壁の下端部には両通水路に通ずる連通口が形成されており、前記貯留槽の底部には水中ポンプが設置され、水中ポンプの吐出部には前記隔壁から装飾槽の内底壁上へ伸びる噴流パイプが取り付けられ、該噴流パイプの上側に形成された透孔から水が上方へ噴出するようになされ、その流れに乗って、予め装飾槽内に入れられた多数の装飾用浮遊体が水中を漂うようになされている、装飾用水槽。
- 内底壁が断面V字形またはU字形であって、中央部が底壁上に取り付けられて、その前後にそれぞれ通水路が形成されている、請求項1記載の装飾用水槽。
- 吸水口が内底壁のほぼ全長にわたって伸びる前後一対のスリットである、請求項1または請求項2記載の装飾用水槽。
- 請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項記載の装飾用水槽が水槽本体に一体に設けられた、装飾用水槽付き水槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017150610A JP2019024463A (ja) | 2017-08-03 | 2017-08-03 | 装飾用水槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017150610A JP2019024463A (ja) | 2017-08-03 | 2017-08-03 | 装飾用水槽 |
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ID=65475022
Family Applications (1)
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JP2017150610A Pending JP2019024463A (ja) | 2017-08-03 | 2017-08-03 | 装飾用水槽 |
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-
2017
- 2017-08-03 JP JP2017150610A patent/JP2019024463A/ja active Pending
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