JP2019018465A - 印刷装置 - Google Patents

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亮佑 野中
Ryosuke Nonaka
亮佑 野中
雄介 ▲高▼野
雄介 ▲高▼野
Yusuke Takano
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ローランドディー.ジー.株式会社
Roland Dg Corp
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Abstract

【課題】印刷媒体の幅方向に移動させやすく、印刷媒体をプラテンに押さえるための機構を備えた印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷時に印刷媒体を支持するプラテンと、磁性材料で構成される第1連結部と、プラテンに取り付け及び取り外しが可能であり、印刷媒体をプラテンに押さえるための押さえ具310とを備え、プラテンは、印刷媒体が支持される搬送面及び搬送面に設けられた溝部を有し、第1連結部は、溝部に収容され、押さえ具は、プラテンに取り付けられた状態において、プラテンに対して保持される支持部310a、支持部から延在し、印刷媒体の端部に重畳し、印刷媒体を押さえるクランプ部310b及び磁性材料で構成され、クランプ部により印刷媒体が押さえられた場合に印刷媒体とクランプ部との重畳方向で、支持部における第1連結部と重なる箇所に設けられる第2連結部310eを有することを特徴とする印刷装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷媒体に向けてインクを吐出することによって印刷媒体に印刷する印刷装置に関する。特に、印刷媒体をプラテンに押さえるための機構に関する。
印刷媒体に向けてインクを吐出することによって印刷媒体に印刷する印刷装置が知られている。このような印刷装置において、良好な画質を得るためには、印刷時に印刷媒体とインクヘッドとの距離を一定に保つことが好ましい。例えば、印刷時に印刷媒体がプラテンに対して浮き上がると、印刷媒体とインクヘッドとの距離が一定に保たれず、画質の劣化が生じる場合がある。このような画質の劣化を防ぐために、プラテン上に印刷媒体を押さえるための機構を備える印刷装置が提案されている。
例えば特許文献1には、プラテン上で印字用紙を搬送し、印字ヘッドで印字を行うプリンタにおいて、前記印字用紙の幅方向端部を押える用紙押え機構であって、前記印字用紙の幅方向に前記プラテン上で摺動可能に設けられる用紙押え金具を含み、前記用紙押え金具は、前記プラテン上で前記印字用紙の幅方向に摺動させるための摺動部と、手で押圧するための押えノブと、前記押えノブを押圧したことに応じて前記プラテンに対して浮き上がって前記印字用紙の幅方向端部の挿入を容易にし、前記押えノブの押圧を解除したことに応じて前記用紙の幅方向端部を押える板ばねとを備えたことを特徴とする、プリンタの用紙押え機構が開示されている。
特開2004−090538号公報
上記のプリンタの構成によれば、用紙押え金具は、プラテン上で印字用紙の幅方向に摺動可能に配置される。プラテンの材質としては、例えばアルミニウムが用いられる。ここで、用紙押え金具は、プラテンに対して摺動するため、板バネで構成されると、板バネが変形することにより、金属同士の摩擦が発生し、印字用紙の幅方向に移動させにくいといった課題が生じる。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、印刷媒体の幅方向に移動させやすく、印刷媒体をプラテンに押さえるための機構を備えた印刷装置を提供することである。
上記目的を達成するための主たる発明は、印刷時に印刷媒体を支持するプラテンと、磁性材料で構成される第1連結部と、前記プラテンに取り付け及び取り外しが可能であり、前記印刷媒体を前記プラテンに押さえるための押さえ具とを備え、前記プラテンは、前記印刷媒体が支持される搬送面及び前記搬送面に設けられた溝部を有し、前記第1連結部は、前記溝部に収容され、前記押さえ具は、前記プラテンに取り付けられた状態において、前記プラテンに対して保持される支持部、前記支持部から延在し、前記印刷媒体の端部に重畳し、前記印刷媒体を押さえるクランプ部及び前記磁性材料で構成され、前記クランプ部により前記印刷媒体が押さえられた場合に前記印刷媒体とクランプ部との重畳方向で、前記支持部における前記第1連結部と重なる箇所に設けられる第2連結部を有することを特徴とする印刷装置である。本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、印刷媒体の幅方向に移動させやすく、印刷媒体をプラテンに押さえるための機構を備えた印刷装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るプラテンの構成を説明する上面図及び断面図である。 本発明の一実施形態に係る押さえ具の構成を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係る押さえ具の構成を説明する側面図である。 本発明の一実施形態に係る押さえ具が、プラテンに取り付けられた状態を説明する上面図及び断面図である。 本発明の一実施形態に係る押さえ具が、プラテンに取り付けられた状態を説明する上面図及び断面図である。 本発明の一実施形態に係る押さえ具が、プラテンに取り付けられた状態を説明する上面図及び断面図である。
===実施の形態===
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図面を参照して、本実施形態に係る印刷システム及び印刷装置の構成について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る印刷システムの構成を説明する図である。図2は、本実施形態に係るプラテンの構成を説明する上面図及び断面図である。図2において、(a)、(b)及び(c)はそれぞれ、上面図、(a)のA−A´に沿った断面図及びB−B´に沿った断面図に対応している。図3は、本実施形態に係る押さえ具の構成を説明する斜視図である。図4は、本実施形態に係る押さえ具の構成を説明する側面図である。図4において、(a)、(b)、(c)及び(d)はそれぞれ、図3に示すA、C、B及びDの方向から見た側面図に対応している。図5は、本実施形態に係る押さえ具が、プラテンに取り付けられた状態を説明する上面図及び断面図である。図5において、(a)、(b)及び(c)はそれぞれ、上面図、(a)のA−A´に沿った断面図及びB−B´に沿った断面図に対応している。
以下の説明では、図1に示すように各方向を定義する。すなわち、印刷装置300のキャリッジ312の移動方向を「走査方向」とする。また、印刷時における印刷媒体400の移動方向を「搬送方向」とし、印刷媒体400の供給源の側を「上流(上流側)」とし、逆側を「下流(下流側)」とする。また、プラテン304を基準とした場合に、キャリッジ312の方向を「上方」とし、架台302の方向を「下方」とする。
図1に示すように、本実施形態に係る印刷システム100は、コンピュータ200と、印刷装置300とを備えている。
コンピュータ200は、印刷装置300を制御するための制御装置である。コンピュータ200は、印刷装置300を制御するための指令コードを作成し、その指令コードを印刷装置300に送信する。コンピュータ200から指令コードを受信した印刷装置300は、指令コードに沿って各部を制御して、印刷媒体400への印刷を行う。コンピュータ200は、例えば汎用のパーソナルコンピュータであり、CPU、メモリ、記憶装置、通信部等を備えている。CPUは、記憶装置に記憶されているプログラムをメモリに読み出して実行することにより、後述する各種処理を実行する。記憶装置には、プログラムや各種のデータが記憶されている。通信部は、印刷装置300に接続するための通信モジュール(例えばUSBモジュール)である。コンピュータ200には、ディスプレイ202(表示装置)やキーボード204(入力装置)等が接続されていても良い。
[印刷装置]
本実施形態に係る印刷装置300は、架台302と、プラテン304と、キャリッジ312と、押さえ具310と、インクヘッド314(図5参照)とを備えている。
架台302は、印刷装置300が備えるプラテン304を載置面(床面)から離して支持するための台である。
プラテン304は、印刷時に印刷媒体400を支持するための部材である。図2を用いて、本実施形態に係るプラテン304の構成について詳細に説明する。
プラテン304は、印刷媒体400が支持される搬送面306aと、その搬送面306aに設けられた溝部306bを有する。本実施形態において、溝部306bは、印刷媒体400の幅方向に延在する。つまり、溝部306bは、走査方向に延在する。プラテン304は、係止部306cを更に有する。係止部306cは、詳細は後述する第1連結部308が搬送面306a側へ移動することを規制するために設けられている。本実施形態において、係止部306cは、溝部306bの側壁に設けられている。具体的には、係止部306cは、溝部306bの上流側の側壁及び下流側の側壁から溝部306b側へ延出する突起である。第1連結部308は、搬送方向のサイズが、溝部306bの開口の搬送方向のサイズよりも大きいため、突起よりも搬送面306a側へ移動することが規制される。
また、この例では、溝部306bの下流側の側壁に設けられた突起は、搬送面306a側の面が、搬送面306aに対して傾斜している。この傾斜面306dは、印刷媒体400を搬送する際に、印刷媒体400の下流側の端部が溝部306bに入り込むことを防ぐために設けられている。印刷媒体400の搬送中に、印刷媒体400の下流側の端部がこの傾斜面306dに当たると、この面によって、印刷媒体400の端部は溝部の外側(つまり、搬送面306a側)へ移動するよう案内される。
溝部306bは、換言すると、プラテン304の内部において、第1連結部308を収容する空間と、当該収容する空間及び外部空間を搬送面306a側において接続する空間とから構成されている。第1連結部308は、搬送方向のサイズが、当該接続する空間の搬送方向のサイズよりも大きいため、当該収容する空間の外に出ることが規制される。
プラテン304の材質としては、例えばアルミニウム等の磁性を有しない金属又は樹脂等を用いることができる。印刷装置300の製造において、プラテン304を形成する方法としては、例えば押出形成を用いることができる。押出形成の際に、溝部306b及び係止部306cを同時に形成することができる。プラテン304は更に、その表面にめっきが施されていてもよい。
第1連結部308は、後述する押さえ具310をプラテン400に固定(保持)するための部材であって、磁性材料で構成されると共に、溝部306bに収容されている。つまり、第1連結部308は、搬送面306aに対してインクヘッド314の反対側に配置されている。本実施形態において、第1連結部308は、溝部306b内に配置される(図5(b)参照)。また、第1連結部308は、溝部306bに沿って延在する(図5(a)参照)。第1連結部308は、溝部306bの底部等に固定される必要はなく、本実施形態においては溝部306bの内部で移動ができるように配置されている。仮にプラテン304及び第1連結部308が互いに固定されていると、印刷媒体400に付着したインクを乾燥させる目的でプラテン304を加熱した場合に、これらの熱膨張率の違いによって、プラテン304に反りが生じる場合がある。第1連結部308の材質としては、鉄等の磁性体又は磁石を用いることができる。本実施形態において、第1連結部308の材質は、磁性体である。
キャリッジ312は、プラテン304上を走査方向に往復移動する部材である。キャリッジ312には、インクヘッド314が搭載されている。キャリッジ312が走査方向に往復移動することによって、インクヘッド314を走査方向に往復移動させることができる。インクヘッド314は、印刷媒体400に向けてインクを吐出するための複数のノズルを有している。
(押さえ具)
押さえ具310は、プラテン304に脱着可能であり、印刷媒体400をプラテン304に押さえるために設けられている。図1に示すように、押さえ具310は、印刷媒体400の幅方向の端部400aを押さえるように配置される。これによって、印刷媒体400がプラテン304から浮き上がることを防止する。図3乃至図5を用いて、本実施形態に係る押さえ具310の構成について詳細に説明する。押さえ具310は、支持部310a、クランプ部310b、反り部310c、摺動部310d及び第2連結部310eを有する。
支持部310aは、プラテン304に直接的に押し付けられる部分であり、支持部310aにおけるプラテン304と対向する面に設けられている。図5に示すように、押さえ具310がプラテン304に取り付けられた状態において、プラテン304に対して保持される。具体的には、支持部310aは、第1連結部308と第2連結部310eとの間で発生する磁力により、搬送面306aに固定される。ここで、支持部310aは、プラテン304の搬送面306a上の、印刷媒体400が支持されていない領域に固定される。支持部310aは、詳細は後述するクランプ部310b、反り部310c、摺動部310d及び第2連結部310eを支持する部材である。本実施形態において、支持部310aは、2枚の薄板(310g及び310h)が積層されている部分である。薄板の材質としては、例えばアルミニウム等の金属を用いることができる。
クランプ部310bは、印刷媒体400を押さえるための部分であり、支持部310aに隣接して設けられている。クランプ部310bは、支持部310aから延在し、押さえ具310がプラテン304に取り付けられた状態において、印刷媒体400の端部400aに重畳するように配置される。本実施形態において、クランプ部310bは、支持部310aを構成する2枚の薄板(310g及び310h)の内の一方310hが、支持部310aから延在することによって構成されている。
押さえ具310は、支持部310aの搬送面306aに対向する面と、クランプ部310bの搬送面306aに対向する面との間に段差310fを有することが好ましい。本実施形態においては、支持部310a及びクランプ部310bの厚さが異なる。この厚さの違いが、当該段差310fを形成している(図4(d))。
反り部310cは、支持部310a及びクランプ部310bに対して表面(プラテン304や印刷媒体400と接触する面の反対側の面)側に反曲形成された部分であって、搬送される印刷媒体400が、押さえ具310をスムーズに通過するように機能する。反り部310cは、更に、押さえ具310を着脱する際のツマミとしても機能する。反り部310cは、支持部310a及びクランプ部310bの少なくとも一方から延在し、プラテン304に対して角度を有するように設けられている。つまり、反り部310cは、支持部310a及びクランプ部310bの少なくとも一方の端部から離れるほどプラテンとの距離が離れるように設けられている。本実施形態において、反り部310cは、支持部310a及びクランプ部310bを構成する薄板310hの、長手方向の両端から延在している。
尚、反り部310cは、搬送方向の端部であって、少なくとも搬送方向の上流側の端部に設けられればよい。本実施形態のように、搬送方向の両端に設ければ、印刷媒体400の幅方向のどちらの端部400aにも配置することができる。
摺動部310dは、支持部310aにおけるプラテン304の搬送面306aに対向する面に設けられている。つまり、図5(b)及び(c)に示すように、押さえ具310がプラテン304に取り付けられた状態において、摺動部310d及び搬送面306aが互いに接触する。このとき、支持部310a及び搬送面306aはこれらの間に印刷媒体400が介設されているので互いに非接触である。本実施形態において、摺動部310dは、詳細は後述する第2連結部310eに対して、上流側及び下流側の2箇所に設けられている。摺動部310dの材質は、例えば樹脂である。
第2連結部310eは、押さえ具310をプラテン400に固定(保持)するための部材であって、磁性材料である磁石で構成されると共に支持部310aに固定されている。第2連結部310eは、押さえ具310がプラテン304に取り付けられた状態において、溝部306bに配置され、第1連結部308と磁力で引き合う。また、図5(a)に示すように、第2連結部の上面形状は長方形であり、溝部306bが延在する方向に長辺を有する。これによって、押さえ具310がプラテン304上で回転して位置がずれることを防止することができる。第2連結部310eの材質としては、第1連結部308と磁力で引き合えばよく、鉄等の磁性体又は磁石を用いることができる。本実施形態において、第2連結部310eは、磁石である。これによって、鉄等の磁性体である第1連結部308と磁力で引き合う。この磁力によって、押さえ具310がプラテン304に固定される。尚、第2連結部310eの厚さを調節することによって、押さえ具310をプラテン304に固定するための磁力の強さを調節することができる。
クランプ部310bにより印刷媒体400が押さえられた場合に、印刷媒体400とクランプ部310bとの重畳方向で、第2連結部310eは第1連結部308と重なることで、支持部310aは、第1連結部308と第2連結部310eとの間で発生する磁力により、搬送面306aに固定される。
本実施形態において、第1連結部308及び第2連結部310eは、互いに間隔を有して配置される。つまり、第1連結部308及び第2連結部310eが接触する場合は、第1連結部308及び第2連結部310eの間の磁力の強さが大きいと、両者を引き離すためには、これらを冶具等で引き剥がす作業が必要となる。これに対し、第1連結部308及び第2連結部310eには空間が介設されているので、両者を引き剥がす作業が不要となるので、押さえ具310の取り外し作業を簡易に行える。
尚、第2連結部310eの厚さを調節して、押さえ具310がプラテン304に取り付けられた状態において、第1連結部308及び第2連結部310eが互いに接触して配置されるようにしてもよい。この場合には、第1連結部308及び第2連結部310eの間の吸着力を維持したまま、第1連結部308が溝部306bの内部で上下方向に移動可能な分だけ、押さえ具310も上下方向に移動可能である。これによって、多様な厚さ印刷媒体400に対して、一定の押圧でプラテン304上に押さえることができる。
[押さえ具の使用方法]
以上説明した押さえ具310の使用方法について説明する。以下では、押さえ具310をプラテン304に取り付ける方法及び押さえ具310をプラテン304から取り外す方法について説明する。
先ず、プラテン304に押さえ具310を取り付ける方法について説明する。先ず、印刷処理を実行する前に、プラテン304上に溝部306bを搬送方向に横切るように印刷媒体400を載置する。この状態において、溝部306bの内、印刷媒体400の外側に延在する領域に第2連結部310eが挿入されるように、且つクランプ部が印刷媒体400の端部400aに重畳するように、目視等によって押さえ具310の位置を決め、当該位置に人の手等によって押さえ具310を配置する。以上のように押さえ具310を配置するのみで、第1連結部308及び第2連結部310e間の磁力によって、押さえ具310はプラテン304上に固定される。
尚、クランプ部310bは可能な限り印刷媒体400に重畳することが好ましいため、上述の手順によってプラテン304に取り付けた押さえ具310の配置を、微調整してもよい。このとき、押さえ具310を走査方向に平行移動して微調整すればよい。ここで、押さえ具310をプラテン304から引き上げた後に平行移動してもよいし、押さえ具310をプラテン304に対して摺動させて平行移動してもよい。
次いで、プラテン304から押さえ具310を取り外す方法について説明する。例えば印刷処理の終了後においてプラテン304から押さえ具310を取り外すには、人の指等で押さえ具310の少なくとも一方の反り部310cをつまみ、第1連結部308及び第2連結部310e間の磁力に逆らって引き上げることによって容易に取り外すことができる。このとき、第1連結部308は、係止部306cによって係止されるため、第2連結部310eとの吸引力によって溝部306bの外へ出ることがない。
本実施形態に係る印刷装置300は、印刷時に印刷媒体400を支持するプラテン304と、磁性材料で構成される第1連結部308と、プラテン304に取り付け及び取り外しが可能であり、印刷媒体400をプラテン304に押さえるための押さえ具310とを備え、プラテン304は、印刷媒体400が支持される搬送面306a及び搬送面306aに設けられた溝部306bを有し、第1連結部308は、溝部306bに収容され、押さえ具310は、プラテン304に取り付けられた状態において、プラテン304に対して保持される支持部310a、支持部310aから延在し、印刷媒体400の端部に重畳し、印刷媒体400を押さえるクランプ部310b及び磁性材料で構成され、クランプ部310bにより印刷媒体400が押さえられた場合に印刷媒体400とクランプ部310bとの重畳方向で、支持部310aにおける第1連結部308と重なる箇所に設けられる第2連結部310eを有することを特徴とする。
このような構成によれば、板バネの弾性力ではなく、磁力を利用することで、プラテン304に対する押さえ具310の取り付け、取り外しが容易となる。そのため、押さえ具310の取り付け位置を変える際に、板バネの弾性力を利用した押さえ具のように、押さえ具301をプラテン304の搬送面306aに対して摺動させる必要がないため、押さえ具310とプラテン304の搬送面306aとの間に摩擦が発生することがない。従って、押さえ具301やプラテン304の搬送面306aが摩耗したり、両者の少なくとも一方の表面にめっきが施されていた場合にめっきが剥がれたりすることがない。すなわち、本実施形態に係る印刷装置300によれば、印刷媒体400の幅方向に移動させやすく、印刷媒体400をプラテン304に押さえるための機構を提供することができる。
また、本実施形態において、第1連結部308は、溝部306b内に配置され、プラテン304は、第1連結部308が搬送面306a側へ移動することを規制する係止部306cを更に有する。このような構成によれば、第1連結部308をプラテン304の内部に埋め込んで配置することができる。つまり、プラテン304の厚さについて、従来の厚さから設計変更せずに、第1連結部308及び第2連結部310eの間の距離を最適化することができる。また、プラテン304の厚さは従来の厚さを維持することができるため、プラテン304の強度を維持することができる。
また、本実施形態において、溝部306bは、印刷媒体400の幅方向に延在し、第1連結部308は、溝部306bに沿って延在する。このような構成によれば、多様なサイズの印刷媒体400に適応することができる。
また、本実施形態において、第2連結部310eは、磁石であり、第1連結部308は、磁性体である。このような構成によれば、第1連結部308が磁石であるよりも、材料コストを抑えることができ、加工が容易であるため、製造コストを抑えることができる。
また、本実施形態において、押さえ具310は、支持部310aの搬送面306aに対向する面と、クランプ部310bの搬送面306aに対向する面との間に段差を有する。このような構成によれば、クランプ部310bとプラテン304の搬送面306aとの間に空隙が形成される。印刷媒体400は、その端部400a近傍が当該空隙に配置されて押さえられるため、比較的厚い印刷媒体400に対しても適度な押圧でプラテン304上に押さえることができ、印刷時にスムーズに搬送されることができる。
また、本実施形態において、押さえ具310は、支持部310aの搬送面306aに対向する面に設けられた摺動部310dを更に有する。このような構成によれば、押さえ具310については摺動部310dのみがプラテン304の搬送面306aに接触する。これによって、押さえ具310をプラテン304に対して摺動させることによって位置合わせを行う場合であっても、プラテン304の搬送面306aが摩耗することを抑えることができる。
また、本実施形態において、摺動部310dは、樹脂である。このような構成によれば、押さえ具310をプラテン304に対して摺動させることによって位置合わせを行う場合であっても、プラテン304の搬送面306aが摩耗することを更に効果的に抑えることができる。
また、本実施形態において、第1連結部308及び第2連結部310eは、互いに間隔を有して配置される。このような構成によれば、第1連結部308及び第2連結部310eが互いに接触したり摺動したりすることがないため、両者が摩耗することを抑えることができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。以上の実施形態からの変更点について以下に説明する。以下に説明する変更点は、可能な限り組み合わせて適用してもよい。
<第2実施形態>
図面を用いて、本実施形態に係る印刷装置の構成について説明する。図6は、本実施形態に係る押さえ具310が、プラテン304に取り付けられた状態を説明する上面図及び側面図である。図6において、(a)、(b)及び(c)はそれぞれ、上面図、(a)のA−A´に沿った断面図及びB−B´に沿った断面図に対応している。本実施形態に係る印刷装置は、第1実施形態に係る印刷装置300と比べると、以下の点で異なっている。
溝部306bは、プラテン304を貫通している。そして、第1連結部308は、プラテン304の搬送面306aと反対の面(裏面側)に対向して配置される。本実施形態において、第1連結部308は、平板状であり、プラテン304の裏面側に亘って設けられている。尚、第1連結部は、プラテン304の裏面側に亘って設けられなくてもよく、少なくとも溝部306bに重畳する範囲に設けられていればよい。
このような構成によれば、プラテン304の構造が単純になる。従って、加工が容易になり、印刷装置の製造コストを抑えることができる。
<第3実施形態>
図面を用いて、本実施形態に係る印刷装置の構成について説明する。図7は、本実施形態に係る押さえ具310が、プラテン304に取り付けられた状態を説明する上面図及び側面図である。図7において、(a)及び(b)はそれぞれ、上面図及び(a)のA−A´に沿った断面図に対応している。本実施形態に係る印刷装置は、第1実施形態に係る印刷装置300と比べると、以下の点で異なっている。
溝部306bは、搬送面306aに複数設けられている。複数の溝部306bは、印刷媒体400の搬送方向に互いに間隔を有して設けられている。
第2連結部310eは、支持部310aに複数設けられている。複数の第2連結部310eの各々は、複数の溝部306bのいずれかに配置される。
本実施形態において、搬送面306aに設けられた溝部306bの数は2である。また、支持部310aに設けられた第2連結部310eの数は2である。2個の第2連結部310eはそれぞれ、上流側及び下流側の溝部306bに配置されている。
このような構成によれば、プラテン304上に押さえ具310を安定して配置することができる。つまり、プラテン304上において、押さえ具310が例えば回転して向きを変えるなど、所望の配置からずれることを抑えることができる。
尚、溝部306bの数及び第2連結部310eの数は同じでなくてもよい。つまり、1つの溝部306bに複数の第2連結部310eが配置されてもよい。
100・・・印刷システム 200・・・コンピュータ 202・・・ディスプレイ 204・・・キーボード 300・・・印刷装置 302・・・架台 304・・・プラテン 306a・・・搬送面 306b・・・溝部 306c・・・係止部 306d・・・傾斜面 308・・・第1連結部 310・・・押さえ具 310a・・・支持部 310b・・・クランプ部 310c・・・反り部 310d・・・摺動部 310e・・・第2連結部 310f・・・段差 310g・・・薄板 310h・・・薄板 312・・・キャリッジ 314・・・インクヘッド 400・・・印刷媒体 400a・・・端部

Claims (10)

  1. 印刷時に印刷媒体を支持するプラテンと、
    磁性材料で構成される第1連結部と、
    前記プラテンに取り付け及び取り外しが可能であり、前記印刷媒体を前記プラテンに押さえるための押さえ具とを備え、
    前記プラテンは、前記印刷媒体が支持される搬送面及び前記搬送面に設けられた溝部を有し、
    前記第1連結部は、前記溝部に収容され、
    前記押さえ具は、前記プラテンに取り付けられた状態において、前記プラテンに対して保持される支持部、前記支持部から延在し、前記印刷媒体の端部に重畳し、前記印刷媒体を押さえるクランプ部及び
    前記磁性材料で構成され、前記クランプ部により前記印刷媒体が押さえられた場合に前記印刷媒体とクランプ部との重畳方向で、前記支持部における前記第1連結部と重なる箇所に設けられる第2連結部を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記プラテンは、前記溝部内に延出される係止部を更に有することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記溝部は、前記印刷媒体の幅方向に延在し、
    前記第1連結部は、前記溝部に沿って延在することを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記溝部は、前記プラテンを貫通し、
    前記第1連結部は、前記プラテンの前記搬送面と反対の面に対向して配置されることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  5. 前記第2連結部は、磁石であり、
    前記第1連結部は、磁性体であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載の印刷装置。
  6. 前記溝部は、前記印刷媒体の搬送方向に互いに間隔を有して複数設けられ、
    前記第2連結部は、前記支持部に複数設けられ、
    前記複数の第2連結部の各々は、前記複数の溝部のいずれかに配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載の印刷装置。
  7. 前記押さえ具は、前記支持部の前記搬送面に対向する面と、前記クランプ部の前記搬送面に対向する面との間に段差を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載の印刷装置。
  8. 前記押さえ具は、前記支持部の前記搬送面に対向する面に設けられた摺動部を更に有する請求項7に記載の印刷装置。
  9. 前記摺動部は、樹脂であることを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
  10. 前記第1連結部及び前記第2連結部は、互いに間隔を有して配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一に記載の印刷装置。
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