JP2019015091A - 掘削ヘッド - Google Patents
掘削ヘッド Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019015091A JP2019015091A JP2017132791A JP2017132791A JP2019015091A JP 2019015091 A JP2019015091 A JP 2019015091A JP 2017132791 A JP2017132791 A JP 2017132791A JP 2017132791 A JP2017132791 A JP 2017132791A JP 2019015091 A JP2019015091 A JP 2019015091A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- excavation
- end side
- oscillating
- rotating body
- rotation center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Abstract
【課題】揺動体の揺動動作を利用することによって、動力源を用いることなく、杭孔底の土砂を採取することが可能な掘削ヘッドを得る。【解決手段】掘削機構2は、掘削ロッドの先端に連結されて回転する回転体21と、回転体の下端側に設けられた掘削手段22とを備え、拡径掘削機構3は、上端側が回転体の回転中心と直交する揺動中心を中心として揺動可能となるように掘削機構の回転体の外周において回転体の回転中心を挟んで対向する位置に設けられた一対の揺動体31と、各揺動体の下端側に設けられた掘削手段32とを備え、土砂採取手段4は、各揺動体の下端側にそれぞれ設けられて、各揺動体の下端側が互いに反対方向に揺動した状態から回転体の回転中心を挟んで対向した状態となった場合に、塞がれた土砂収容空間を形成するように組み合わされる各部材により構成された。【選択図】図1
Description
本発明は、土砂採取手段を備えた掘削ヘッドに関する。
従来、掘削ロッドの先端に連結されて杭孔を掘削するための掘削ヘッドであって、掘削機構と、拡径掘削機構とを備え、掘削機構は、掘削ロッドの先端に連結されて回転する回転体(ヘッド本体)と、回転体の下端側に設けられた掘削手段(固定掘削刃)とを備え、拡径掘削機構(一対の掘削腕)は、上端側が回転体の回転中心と直交する揺動中心を中心として揺動可能となるように回転体の外周において回転体の回転中心を挟んで対向する位置に設けられた一対の揺動体と、各揺動体の下端側に設けられた掘削手段(掘削刃)とを備えた構成の掘削ヘッドが知られている(特許文献1等参照)。
また、杭孔を掘削するための掘削ヘッドであって、油圧シリンダ機構のロッドの先端に掘削爪を有して径方向に伸縮可能に構成された拡径翼を備えるとともに、二重管構造の土砂採取管(採取装置)の外管が油圧シリンダ機構のシリンダに連結され、土砂採取管の内管が油圧シリンダ機構のロッドに連結され、油圧シリンダ機構のロッドの伸縮により内管が外管に対して出入可能に構成され、ロッドを伸長させて外管から突出させた内管の土砂取込口を介して内管内に土砂を採取した後に、ロッドを縮退させて内管を外管の内側に収納することにより、土砂を採取するように構成された掘削ヘッドも知られている(特許文献2等参照)。
また、杭孔を掘削するための掘削ヘッドであって、油圧シリンダ機構のロッドの先端に掘削爪を有して径方向に伸縮可能に構成された拡径翼を備えるとともに、二重管構造の土砂採取管(採取装置)の外管が油圧シリンダ機構のシリンダに連結され、土砂採取管の内管が油圧シリンダ機構のロッドに連結され、油圧シリンダ機構のロッドの伸縮により内管が外管に対して出入可能に構成され、ロッドを伸長させて外管から突出させた内管の土砂取込口を介して内管内に土砂を採取した後に、ロッドを縮退させて内管を外管の内側に収納することにより、土砂を採取するように構成された掘削ヘッドも知られている(特許文献2等参照)。
特許文献1の掘削ヘッドは、杭孔底の土砂を採取する手段を備えていない。
また、特許文献2の掘削ヘッドは、杭孔底の土砂を採取する手段を備えているが、当該手段は、二重管構造の土砂採取管と、この土砂採取管を作動させる動力源としての油圧シリンダ機構とを備えた構成であり、動力源及びこの動力源を制御するための制御装置が必要となるため、コストが嵩むという課題があった。
本発明は、揺動体の揺動動作を利用することによって、動力源を用いることなく、杭孔底の土砂を採取することが可能な掘削ヘッドを提供するものである。
また、特許文献2の掘削ヘッドは、杭孔底の土砂を採取する手段を備えているが、当該手段は、二重管構造の土砂採取管と、この土砂採取管を作動させる動力源としての油圧シリンダ機構とを備えた構成であり、動力源及びこの動力源を制御するための制御装置が必要となるため、コストが嵩むという課題があった。
本発明は、揺動体の揺動動作を利用することによって、動力源を用いることなく、杭孔底の土砂を採取することが可能な掘削ヘッドを提供するものである。
本発明に係る掘削ヘッドは、掘削ロッドの先端に連結されて杭孔を掘削するための掘削ヘッドであって、掘削機構と、拡径掘削機構と、土砂採取手段とを備え、掘削機構は、掘削ロッドの先端に連結されて回転する回転体と、回転体の下端側に設けられた掘削手段とを備え、拡径掘削機構は、上端側が回転体の回転中心と直交する揺動中心を中心として揺動可能となるように掘削機構の回転体の外周において回転体の回転中心を挟んで対向する位置に設けられた一対の揺動体と、各揺動体の下端側に設けられた掘削手段とを備え、土砂採取手段は、各揺動体の下端側にそれぞれ設けられて、各揺動体の下端側が互いに反対方向に揺動した状態から回転体の回転中心を挟んで対向した状態となった場合に、塞がれた土砂収容空間を形成するように組み合わされる各部材により構成されたことを特徴とするので、揺動体の揺動動作を利用することによって、動力源を用いることなく、杭孔底の土砂を採取することが可能な掘削ヘッドを提供できる。
また、土砂採取手段を構成する各部材は、各揺動体の下端側に設けられたバケットにより構成され、各揺動体の下端側が互いに反対方向に揺動した状態から回転体の回転中心を挟んで対向した状態となった場合に、各揺動体の下端側に設けられた各バケットが互いに組み合わされて塞がれた土砂収容空間が形成されるように構成されたので、揺動体の揺動動作を利用して、動力源を用いることなく、杭孔底の土砂を採取することが可能な掘削ヘッドを提供できる。
また、塞がれた土砂収容空間を形成するために土砂採取手段を構成する各部材が互いに接触する部分には、密着性向上部材が設けられた構成とすることで、土砂収容空間の密閉性能を向上させることができて、採取した土砂に根固め液が混入することを防止でき、土砂を正確に確認できるようになる。
また、土砂採取手段を構成する各部材は、各揺動体の下端側に設けられたバケットにより構成され、各揺動体の下端側が互いに反対方向に揺動した状態から回転体の回転中心を挟んで対向した状態となった場合に、各揺動体の下端側に設けられた各バケットが互いに組み合わされて塞がれた土砂収容空間が形成されるように構成されたので、揺動体の揺動動作を利用して、動力源を用いることなく、杭孔底の土砂を採取することが可能な掘削ヘッドを提供できる。
また、塞がれた土砂収容空間を形成するために土砂採取手段を構成する各部材が互いに接触する部分には、密着性向上部材が設けられた構成とすることで、土砂収容空間の密閉性能を向上させることができて、採取した土砂に根固め液が混入することを防止でき、土砂を正確に確認できるようになる。
実施形態に係る掘削ヘッド1は、図1に示すように、掘削機構2と、拡径掘削機構3と、土砂採取手段4と、揺動体操作手段5とを備える。
掘削機構2は、図外の掘削ロッドの先端に連結されて回転する回転体21と、回転体21の下端側に設けられた掘削手段としての掘削ビット22,22…とを備える。
拡径掘削機構3は、回転体21に揺動可能に設けられた一対の揺動体31,31と、各揺動体31の下端側に設けられた掘削手段としての複数の掘削ビット32,32…とを備える。
土砂採取手段4は、各揺動体31,31の下端側にそれぞれ設けられた各バケット41,41により構成される。
掘削機構2は、図外の掘削ロッドの先端に連結されて回転する回転体21と、回転体21の下端側に設けられた掘削手段としての掘削ビット22,22…とを備える。
拡径掘削機構3は、回転体21に揺動可能に設けられた一対の揺動体31,31と、各揺動体31の下端側に設けられた掘削手段としての複数の掘削ビット32,32…とを備える。
土砂採取手段4は、各揺動体31,31の下端側にそれぞれ設けられた各バケット41,41により構成される。
回転体21の上部21Aは例えば円柱状に形成されて掘削ロッドの下端部に対する連結部となっている。回転体21の中間部23は例えば四角柱状に形成されて互いに対向する一対の側面24,24に各揺動体31,31の回転中心軸25,25が設けられている。回転体21の下部26は例えば回転体21の回転中心21Cと直交する方向に中間部23の四角柱の四角の一辺の長さよりも長く延長して下面が湾曲面27に形成された長尺ブロック体により形成され、湾曲面27から下方に突出するように、複数の掘削ビット22,22…が設けられている。
一対の揺動体31,31は、上端側が回転体21の回転中心21Cと直交する揺動中心31Cを中心として揺動可能となるように各回転中心軸25,25に回転可能に取付けられることにより、回転体21の中間部23の外周において回転体21の回転中心21Cを挟んで対向する位置に設けられている。
一対の揺動体31,31は、回転体21の回転により、複数の掘削ビット32,32…が設けられた下端側が土圧で押圧されて、互いに反対方向に揺動するように構成されている。
一対の揺動体31,31は、回転体21の回転により、複数の掘削ビット32,32…が設けられた下端側が土圧で押圧されて、互いに反対方向に揺動するように構成されている。
土砂採取手段4は、各揺動体31,31の下端側に設けられて、各揺動体31,31の下端側が回転体21の回転中心21Cを挟んで対向した状態、即ち、各揺動体31,31の延長方向と回転中心21Cの延長方向とが一致して、各揺動体31,31が互いに平行に向き合った状態となった場合に、互いに組み合わされて塞がれた土砂収容空間を形成する各バケット41,41により構成される。
バケット41は、例えば、直方体又は立方体の箱を対角線で2分割して形成された上面42及び下面43が直角三角形の分割箱体により構成される(図4参照)。即ち、直角三角形の上面42における直角をはさむ2辺(隣辺)と直角三角形の下面43における直角をはさむ2辺(隣辺)とが互いに直角を成す壁44,45(L字状の壁)で連結された上面42及び下面43が直角三角形の分割箱体により構成される。
そして、各揺動体31,31の下端側において互いに向かい合う側の面に各バケット41,41の一方の壁45の外面が溶接、ボルト等の連結手段により連結され、各揺動体31,31の下端側が互いに反対方向に揺動した状態から回転体21の回転中心21Cを挟んで対向した状態となった場合に、各バケット41,41の上面42の斜辺46,46同士、下面43の斜辺47,47同士が接触するともに、壁44の端部48と壁45の端部49とが接触して、直方体又は立方体の箱状の土砂収容空間が形成されるように構成されている。
バケット41は、例えば、直方体又は立方体の箱を対角線で2分割して形成された上面42及び下面43が直角三角形の分割箱体により構成される(図4参照)。即ち、直角三角形の上面42における直角をはさむ2辺(隣辺)と直角三角形の下面43における直角をはさむ2辺(隣辺)とが互いに直角を成す壁44,45(L字状の壁)で連結された上面42及び下面43が直角三角形の分割箱体により構成される。
そして、各揺動体31,31の下端側において互いに向かい合う側の面に各バケット41,41の一方の壁45の外面が溶接、ボルト等の連結手段により連結され、各揺動体31,31の下端側が互いに反対方向に揺動した状態から回転体21の回転中心21Cを挟んで対向した状態となった場合に、各バケット41,41の上面42の斜辺46,46同士、下面43の斜辺47,47同士が接触するともに、壁44の端部48と壁45の端部49とが接触して、直方体又は立方体の箱状の土砂収容空間が形成されるように構成されている。
揺動体操作手段5は、例えば下端51eが揺動体31の上部31tに接続されて上端が地上まで延長するように設けられた一対の操作軸51,51により形成される。
操作軸51は、例えば、鋼棒等の棒状体、あるいは、ワイヤやロープ等の紐状体により構成される。
また、回転体21の中間部23を形成する四角柱の互いに対向する一対の側面24,24には、揺動体31が垂下した状態となった場合に、操作軸51が垂直に延長する状態となるように操作軸51をガイドするガイド部52が設けられている。
操作軸51は、例えば、鋼棒等の棒状体、あるいは、ワイヤやロープ等の紐状体により構成される。
また、回転体21の中間部23を形成する四角柱の互いに対向する一対の側面24,24には、揺動体31が垂下した状態となった場合に、操作軸51が垂直に延長する状態となるように操作軸51をガイドするガイド部52が設けられている。
また、回転体21の中間部23における一対の側面24,24には、各揺動体31,31の揺動角度を後述の杭孔軸部掘削可能状態に維持する起伏動作ストッパー61、及び、各揺動体31,31の揺動角度を後述の拡大掘削可能状態に維持する固定ストッパー62が設けられている。また、各揺動体31,31には、起伏動作ストッパー61に係合する係合体63,63が設けられている。
以下、図2乃至図5に基づいて、掘削ヘッド1を用いた掘削方法及び土砂採取方法について説明する。
図外の掘削機に掘削ロッドを取付け、掘削ロッドの下端に掘削ヘッド1を取付けた後、杭孔掘削位置で、掘削ロッド及び掘削ヘッド1の回転体21を一方方向に回転(以下、正回転Aという)させる。これにより、一方の揺動体31及び他方の揺動体31は、土圧により回転体21の回転方向とは反対方向に揺動し、係合体63,63が一対の側面24,24より突出した起立状態となっている起伏動作ストッパー61,61に係合して揺動が規制される位置まで揺動した杭孔軸部掘削可能状態となる(図2(a),図3(a)参照)。従って、この状態で、杭孔軸部を掘削できる。
所定の深さまで、杭孔軸部を掘削したならば、掘削ロッド及び掘削ヘッド1の回転体21の回転を一旦停止させて、起伏動作ストッパー61を解除するために、掘削ロッド及び掘削ヘッド1の回転体21を他方方向に少しだけ回転(以下、逆回転という)させる。即ち、掘削ロッド及び掘削ヘッド1の回転体21を少しだけ逆回転させると、土圧により一方の揺動体31及び他方の揺動体31がそれぞれ回転体21の回転方向(逆回転方向)とは逆の方向に揺動し、一方の揺動体31及び他方の揺動体31が起伏動作ストッパーに衝突して起伏動作ストッパー61が倒れることにより、起伏動作ストッパー61が解除されるストッパー解除状態となる(図3(b)参照)。
掘削ロッド及び掘削ヘッド1の回転体21を少しだけ逆回転させて起伏動作ストッパー61を解除した後、掘削ロッド及び掘削ヘッド1の回転体21を再び正回転させる。これにより、一方の揺動体31及び他方の揺動体31は土圧により回転体21の回転方向とは反対方向に揺動し、一対の側面24,24より突出した固定ストッパー62で規制される位置まで揺動した拡大掘削可能状態となる(図2(b),図3(c)参照)。従って、この状態で、杭孔底側に、杭孔軸部よりも大径の孔を掘削することで、根固め部となる拡大部を形成することができる。
尚、掘削作業は、掘削ヘッド1に設けられた図外の注入口から水を放出しながら行う。
また、図5(a)に示すように、正回転Aの回転方向は、各揺動体31,31の下端に設けられた掘削ビット32に土圧が加わるが、バケット41には土圧が加わらない回転方向に決めることにより、掘削時にバケット41に衝撃が加わらないようにできる。
また、図5(a)に示すように、正回転Aの回転方向は、各揺動体31,31の下端に設けられた掘削ビット32に土圧が加わるが、バケット41には土圧が加わらない回転方向に決めることにより、掘削時にバケット41に衝撃が加わらないようにできる。
掘削完了後、各揺動体31,31の下端側が回転体21の回転中心21Cを挟んで対向した状態となるように、揺動体操作手段5を上方に引張る。これにより、各揺動体31,31の下端側が互いに反対方向に揺動した拡大掘削可能状態から互いに近づく方向に移動し、杭孔底側の土砂が各揺動体31,31の下端側に設けられている各バケット41,41内に掻き集められた後に、各揺動体31,31の下端側が回転体21の回転中心21Cを挟んで対向した状態、即ち、各揺動体31,31の延長方向と回転中心21Cの延長方向とが一致して、各揺動体31,31が互いに平行に向き合った状態となって、各バケット41,41の上面42の斜辺46,46同士、下面43の斜辺47,47同士が接触するとともに、壁44の端部48と壁45の端部49とが接触した土砂採取状態となり、各バケット41,41が組み合わされて形成される直方体又は立方体の箱内に土砂が採取されることになる(図2(b),(c),図3(c),(d),図4,図5参照)。
その後、掘削ヘッド1に設けられた図外の注入口からセメントミルク等の根固め液を放出させながら掘削ヘッド1を引上げる。
そして、採取した土砂を確認して、杭底が支持層に到達しているか否かを確認することができる。
そして、採取した土砂を確認して、杭底が支持層に到達しているか否かを確認することができる。
杭底が支持層に到達していることが確認できた場合、上述した拡大部を根固め部として図外の既製杭を杭孔に沈設する。
杭底が支持層に到達していない場合、杭孔底が支持層に達するまで杭孔をさらに深く掘削した後に、既製杭を杭孔に沈設する。
杭底が支持層に到達していない場合、杭孔底が支持層に達するまで杭孔をさらに深く掘削した後に、既製杭を杭孔に沈設する。
尚、拡大掘削作業と、土砂を採取して確認する土砂確認作業とを、交互に、複数回繰り返すようにしてもよい。
実施形態に係る掘削ヘッド1によれば、各揺動体31,31の揺動動作を利用することによって、動力源を用いることなく、杭孔底の土砂を採取することが可能となる。
尚、バケット41の形状は特に限定されない。即ち、各揺動体31,31の下端側が回転体21の回転中心21Cを挟んで対向した状態となった場合に組み合わされて土砂を収容可能な箱が形成されれば、バケット41はどのような形状であっても構わない。
また、土砂採取手段4は、各揺動体31,31の下端側にそれぞれ設けられて、各揺動体31,31の下端側が互いに反対方向に揺動した状態から回転体21の回転中心21Cを挟んで対向した状態となった場合に、塞がれた土砂収容空間を形成するように組み合わされる各部材により構成されれば良い。即ち、土砂採取手段4を構成する各部材は、上述したような各揺動体31,31の下端側に設けられたバケット41,41により構成される他、例えば、一方の揺動体31の下端側に設けられた図外の一端開口の箱体と、他方の揺動体の下端側に設けられて箱体の一端開口を塞ぐ図外の蓋体とで構成されても良い。
また、塞がれた土砂収容空間を形成するために土砂採取手段を構成する各部材が互いに接触する部分、例えば、各バケット41,41が互いに接触する部分や、一端開口の箱体の開口端と蓋体とが互いに接触する部分にゴム等の密着性向上部材を設けるように構成してもよい。尚、密着性向上部材は、各部材の一方、又は、両方に設ければよい。当該構成によれば、土砂収容空間の密閉性能を向上させることができるため、採取した土砂に根固め液が混入することを防止でき、土砂を正確に確認できるようになる。
また、上記では、揺動体操作手段5を、下端51eが各揺動体31の上部31tに接続されて上端が地上まで延長するように設けられた2本の操作軸51,51で構成した例を示したが、下端51e,51eが各揺動体31,31の上部31t,31tに接続された2本の操作軸51,51を1本にまとめて地上まで延長させた構成としてもよい。このようにすれば、地上で1本の操作軸を引き上げることで、土砂採取手段による塞がれた土砂収容空間を形成できて、土砂を採取できる。
1 掘削ヘッド、2 掘削機構、3 拡径掘削機構、4 土砂採取手段、
21 回転体、21C 回転体の回転中心、22 掘削ビット(掘削手段)、
31 揺動体、31C 揺動中心、32 掘削ビット(掘削手段)、41 バケット。
21 回転体、21C 回転体の回転中心、22 掘削ビット(掘削手段)、
31 揺動体、31C 揺動中心、32 掘削ビット(掘削手段)、41 バケット。
Claims (3)
- 掘削ロッドの先端に連結されて杭孔を掘削するための掘削ヘッドであって、
掘削機構と、拡径掘削機構と、土砂採取手段とを備え、
掘削機構は、掘削ロッドの先端に連結されて回転する回転体と、回転体の下端側に設けられた掘削手段とを備え、
拡径掘削機構は、上端側が回転体の回転中心と直交する揺動中心を中心として揺動可能となるように掘削機構の回転体の外周において回転体の回転中心を挟んで対向する位置に設けられた一対の揺動体と、各揺動体の下端側に設けられた掘削手段とを備え、
土砂採取手段は、各揺動体の下端側にそれぞれ設けられて、各揺動体の下端側が互いに反対方向に揺動した状態から回転体の回転中心を挟んで対向した状態となった場合に、塞がれた土砂収容空間を形成するように組み合わされる各部材により構成されたことを特徴とする掘削ヘッド。 - 土砂採取手段を構成する各部材は、各揺動体の下端側に設けられたバケットにより構成され、
各揺動体の下端側が互いに反対方向に揺動した状態から回転体の回転中心を挟んで対向した状態となった場合に、各揺動体の下端側に設けられた各バケットが互いに組み合わされて塞がれた土砂収容空間が形成されるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の掘削ヘッド。 - 塞がれた土砂収容空間を形成するために土砂採取手段を構成する各部材が互いに接触する部分には、密着性向上部材が設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のの掘削ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017132791A JP2019015091A (ja) | 2017-07-06 | 2017-07-06 | 掘削ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017132791A JP2019015091A (ja) | 2017-07-06 | 2017-07-06 | 掘削ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019015091A true JP2019015091A (ja) | 2019-01-31 |
Family
ID=65358344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017132791A Pending JP2019015091A (ja) | 2017-07-06 | 2017-07-06 | 掘削ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019015091A (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01280196A (ja) * | 1988-05-02 | 1989-11-10 | Konoike Constr Ltd | 拡底杭用回転掘削装置 |
JP2000027582A (ja) * | 1998-07-14 | 2000-01-25 | Mitani Sekisan Co Ltd | 杭穴壁の土砂採取用のロッド |
JP2006241828A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Nippon Concrete Ind Co Ltd | 土砂等のサンプル採取方法および装置 |
JP2010150761A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Mitani Sekisan Co Ltd | 杭穴掘削方法及び杭穴掘削ヘッド |
JP2011012534A (ja) * | 2009-06-04 | 2011-01-20 | Toyo Asano Foundation Co Ltd | 土中試料の採取装置、該採取装置を取り付けたヘッド、および該ヘッドを用いた土中試料の採取方法 |
JP2011106137A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-02 | Toyo Asano Foundation Co Ltd | 土中試料の採取装置、該採取装置を取り付けた拡大ヘッド、および該拡大ヘッドを用いた土中試料の採取方法 |
JP2014156706A (ja) * | 2013-02-14 | 2014-08-28 | Hyspeed Co Ltd | 土砂採取装置、土砂採取システム及び土砂採取方法 |
JP2017048508A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 株式会社大林組 | 採取装置、採取装置連結体及びソイルセメント改良体の製造方法 |
-
2017
- 2017-07-06 JP JP2017132791A patent/JP2019015091A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01280196A (ja) * | 1988-05-02 | 1989-11-10 | Konoike Constr Ltd | 拡底杭用回転掘削装置 |
JP2000027582A (ja) * | 1998-07-14 | 2000-01-25 | Mitani Sekisan Co Ltd | 杭穴壁の土砂採取用のロッド |
JP2006241828A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Nippon Concrete Ind Co Ltd | 土砂等のサンプル採取方法および装置 |
JP2010150761A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Mitani Sekisan Co Ltd | 杭穴掘削方法及び杭穴掘削ヘッド |
JP2011012534A (ja) * | 2009-06-04 | 2011-01-20 | Toyo Asano Foundation Co Ltd | 土中試料の採取装置、該採取装置を取り付けたヘッド、および該ヘッドを用いた土中試料の採取方法 |
JP2011106137A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-02 | Toyo Asano Foundation Co Ltd | 土中試料の採取装置、該採取装置を取り付けた拡大ヘッド、および該拡大ヘッドを用いた土中試料の採取方法 |
JP2014156706A (ja) * | 2013-02-14 | 2014-08-28 | Hyspeed Co Ltd | 土砂採取装置、土砂採取システム及び土砂採取方法 |
JP2017048508A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | 株式会社大林組 | 採取装置、採取装置連結体及びソイルセメント改良体の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100962081B1 (ko) | 바이브로 해머장치 | |
JP4667309B2 (ja) | 拡径掘削用バケット | |
JP2014062446A5 (ja) | ||
JP6085198B2 (ja) | 掘削孔の段差処理装置 | |
JP5380064B2 (ja) | 杭穴掘削方法及び杭穴掘削ヘッド | |
JP2019015091A (ja) | 掘削ヘッド | |
JP5391390B1 (ja) | 基礎鋼管、基礎鋼管に使用する回転工具及びこれらの施工方法 | |
JP2017106280A (ja) | 掘削装置および杭孔の拡径方法 | |
JP3219554U (ja) | 杭打装置 | |
JP4787689B2 (ja) | 拡径掘削用バケット | |
JP5791526B2 (ja) | 土中試料の採取装置および採取方法 | |
JP5075093B2 (ja) | 構造物における基礎構造の施工方法および基礎構造 | |
JP2006083573A (ja) | オールケーシング工法及びその装置 | |
JP6409176B2 (ja) | 掘削バケット | |
JPH01280196A (ja) | 拡底杭用回転掘削装置 | |
JP2006336241A (ja) | 杭の施工方法及び杭の施工システム | |
JP3224526U (ja) | 先端翼付回転貫入鋼管杭 | |
JP7094101B2 (ja) | 杭穴掘削ヘッド | |
JP3245984U (ja) | 掘削機用カットバケット | |
JP5648545B2 (ja) | バケットの回動板回収冶具および回動板回収方法 | |
US1466897A (en) | Earth auger | |
JP4984299B2 (ja) | 杭穴掘削ヘッド | |
JP6403300B1 (ja) | シートパイルの埋設方法 | |
JP6515023B2 (ja) | バケット | |
JP5842201B2 (ja) | 掘削刃及びバケット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200611 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210528 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210608 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20211207 |