JP2019014330A - 自動開閉錠 - Google Patents

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史善 吉岡
Fumiyoshi Yoshioka
史善 吉岡
秀明 中岡
Hideaki Nakaoka
秀明 中岡
池谷 直泰
Naoyasu Iketani
直泰 池谷
岩田 浩
Hiroshi Iwata
浩 岩田
中山 純一郎
Junichiro Nakayama
純一郎 中山
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Abstract

【課題】安定して駆動可能な自動開閉錠を提供する。【解決手段】自動開閉錠20は、フレーム2に取り付けられる本体部21と、ホイール10に取り付けられる磁石部22とを備える。本体部21は、フレーム2に固定されるケーシング23と、第1コイル24aと、磁石部23と第1コイル24aとの相対位置が変化することによって第1コイル24aに発生する誘導電流を蓄電する蓄電素子25と、蓄電素子25を電源として駆動する駆動部27と、駆動部27の駆動力によって移動し、ホイール10の施錠及び解錠の少なくとも一方を行う閂部29と、第1コイル24aが取り付けられる第1コイル位置調整部30aとを有する。第1コイル位置調整部30aは、第1コイル24aをホイール10に対して位置調整させる。【選択図】図2

Description

本発明は、自動開閉錠に関する。
特許文献1には、使用者が携帯する送信器から自転車に取り付けられた受信器に対して解錠を指示する信号が送信されると、自転車に取り付けられた錠装置が後輪を自動施錠する技術が開示されている。
また、特許文献1には、自転車のスポークに取り付けられた磁石と、受信器に設けられ自転車の走行時に磁石の磁束が横切ることにより発電するコイルとによって構成される補助電源が開示されている。補助電源は、受信器の電源として用いられる電池を充電可能である。
特開2004−150837号公報
ところで、特許文献1では提案されていないが、磁石とコイルとによって構成される補助電源を錠装置の自動施錠のための電源として用いることが考えられる。
しかしながら、特許文献1に記載の補助電源では、磁石にコイルを十分近接させられない場合があり、この場合には充分な発電量を確保できないため、錠装置を安定して駆動させられないおそれがある。
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、安定して駆動可能な自動開閉錠の提供を目的とする。
本発明の自動開閉錠の一つの態様は、車体とホイールとを備える車両に取り付けられる自動開閉錠であって、車体に取り付けられる本体部と、ホイールに取り付けられる磁石部とを備える。本体部は、車体に固定されるケーシングと、第1コイルと、磁石部と第1コイルとの相対位置が変化することによって第1コイルに発生する誘導電流を蓄電する蓄電素子と、蓄電素子を電源として駆動する駆動部と、駆動部の駆動力によって移動し、ホイールの施錠及び解錠の少なくとも一方を行う閂部と、第1コイルが取り付けられる第1コイル位置調整部とを有する。第1コイル位置調整部は、第1コイルをホイールに対して位置調整させる。
本発明の一つの態様によれば、安定して駆動可能な自動開閉錠を提供することができる。
図1は、実施形態に係る自転車の側面図である。 図2は、図1のII−II断面図(解錠状態)である。 図3は、図1のII−II断面図(施錠状態)である。 図4は、変形例に係る自転車の側面図である。 図5は、図4のV−V断面図(解錠状態)である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る「自動開閉錠」が取り付けられた「車両」の一例について、図面を参照しながら説明する。ただし、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。例えば、以下の説明では、本発明に係る自動開閉錠が取り付けられた車両として自転車を例に挙げて説明するが、本発明に係る自動開閉錠は、「車体」と「ホイール」とを備える車両に広く適用可能である。自転車以外の車両としては、例えば鞍乗り型車両などが挙げられる。鞍乗り型車両には、自動二輪車、自動三輪車、及びATV(All Terrain Vehicle;不整地走行車両)などが含まれる。
本明細書において、「前」は、車両の進行方向を示す用語であり、「後」は車両の後退方向を示す用語である。また、「左」「右」は車両が前進しているときの進行方向を基準とする用語である。
以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、各構造における縮尺および数等を、実際の構造における縮尺および数等と異ならせる場合がある。
1.自転車1の構成
図1は、本実施形態に係る自転車1の側面図である。本実施形態に係る自転車1は、いわゆるシティサイクルであるが、自転車のタイプはこれに限られるものではなく、例えば、クロスバイク、マウンテンバイク、ロードバイク、電動アシスト自転車、折りたたみ自転車などであってもよい。
自転車1は、フレーム2、前輪3、後輪4、ハンドル5、サドル6、クランク7、及びペダル8を備える。
フレーム2は、自転車1の「車体」を構成する。フレーム2は、ヘッドパイプ2a、前フォーク2b、メインパイプ2c、シートパイプ2d、チェーンステー2e、及びシートステー2fによって構成される。
前輪3は、前フォーク2bの下端に回転自在に取り付けられる。後輪4は、チェーンステー2eとシートステー2fとの後端接続部に回転自在に取り付けられる。
前輪3及び後輪4のそれぞれは、ホイール10とタイヤ11とによって構成される。ホイール10は、リム12、複数のスポーク13、及びハブ14を有する。リム12は、円環状に形成される。リム12の外周には、タイヤ11が取り付けられる。
各スポーク13は、細い棒状に形成されている。各スポーク13の一端はハブ14に固定され、各スポーク13の他端はリム12に固定される。スポーク13の本数は、特に制限されるものではない。
各スポーク13は、ハブ14からリム12に向かって全体として放射状に配置される。複数のスポーク13には、4つの磁石部22が取り付けられる。4つの磁石部22は、ハブ14を中心とする周方向において、およそ90度ずつ離れている。4つの磁石部22は、後述する自動開閉錠20の一部を構成する。ただし、磁石部22の個数は適宜変更可能である。
ハブ14は、リム12の中心に配置される。前輪3のハブ4は、前フォーク2bの下端に回転自在に取り付けられる。後輪4のハブ14は、チェーンステー2eとシートステー2fとの後端接続部に回転自在に取り付けられる。
ハンドル5は、前輪3の向きを変えるための部材である。サドル6は、シートパイプ2d上に配置される。クランク7及びペダル8は、運転者の足で踏み込まれて回転するように構成される。
以上のように構成される自転車1には、自動開閉錠20が取り付けられている。自動開閉錠20は、自転車1の盗難を防止するための装置である。本実施形態に係る自動開閉錠20は、以下に説明するように、自動的に開閉(すなわち、施錠及び解錠)可能である。自動的に開閉可能とは、運転者が手動で直接的に開閉する必要のないことを意味する。
2.自動開閉錠20の構成
図2及び図3は、図1のII−II断面図である。図2では、自動開閉錠20が解錠された状態が図示されている。図3では、自動開閉錠20が施錠された状態が図示されている。
自動開閉錠20は、本体部21及び磁石部22を有する。
(1)本体部21
本体部21は、例えばねじ止め等によって、フレーム2に取り付けられている。本体部21は、ケーシング23、第1コイル24a、第2コイル24b、蓄電素子25、制御部26、駆動部27、ギヤ28、閂部29、第1コイル位置調整部30a、及び第2コイル位置調整部30bを有する。
(2)磁石部22
磁石部22は、第1磁石22a及び第2磁石22bを有する。第1磁石22aはホイール10における第1コイル24a側の部分に設けられ、第2磁石22bはホイール10における第2コイル24b側の部分に設けられる。本実施形態において、第1磁石22a及び第2磁石22bのそれぞれは、ホイール10のスポーク13に取り付けられている。そのため、ブレーキシューのパッドでリム12を両側から締め付けることによって制動するリムブレーキが設けられる場合であっても、第1磁石22a及び第2磁石22bとブレーキとの干渉を抑制できる。従って、本実施形態に係る自動開閉錠20は、比較的多く採用されているリムブレーキが設けられた自転車に好適である。
なお、図1を参照しながら説明したとおり、ホイール10が有する複数のスポーク13には、4つの磁石部22が取り付けられているが、図2では、4つの磁石部22のうち1つの磁石部22だけが図示されている。
(3)ケーシング23
ケーシング23は、車体を構成するフレーム2(図2において不図示、図1参照)に固定される。本実施形態において、ケーシング23は、フレーム2のうちシートステー2fに固定されているが、これに限られるものではない。ケーシング23は、自転車1の車体に固定されていればよい。
ケーシング23は、C字型、円弧型もしくは馬蹄型などに形成される。ケーシング23の内側の円状空間には、タイヤ11とホイール10のリム12とが配置される。ケーシング23の左側端部23aと右側端部23bとの間の隙間には、スポーク13が配置される。
ケーシング23は、蓄電素子25、制御部26、駆動部27、及びギヤ28を収容する。また、ケーシング23は、閂部29、第1コイル位置調整部30a、及び第2コイル位置調整部30bそれぞれの少なくとも一部を収容可能である。ケーシング23の左側端部23aには、閂部29が進退するための開口が形成されている。ケーシング23の左側端部23aには、第1コイル位置調整部30aが進退するための開口が形成されている。左側端部23aに形成される2つの開口は、1つに纏められていてもよい。ケーシング23の右側端部23bには、閂部29が進退するための開口が設けられている。ケーシング23の右側端部23bには、第2コイル位置調整部30bが進退するための開口が設けられている。右側端部23bに形成される2つの開口は、1つに纏められていてもよい。
(4)第1コイル24a
第1コイル24aは、第1コイル位置調整部30aに取り付けられる。第1コイル24aは、第1コイル位置調整部30aとともにホイール10に対して進退等の位置調整することができる。本実施形態において、第1コイル24aは、第1コイル位置調整部30aの内部に収容されているが、第1コイル位置調整部30aの外部に配置されていてもよい。
第1コイル24aには、第1コイル24aと磁石部22の第1磁石22aとの相対位置が変化することによって電磁誘導による起電力(すなわち、誘導電流)が発生する。具体的には、自転車1の走行中、ホイール10とともに回転移動する第1磁石22aの磁束が第1コイル24aの巻線の傍を横切る際、第1コイル24aに誘導電流が発生する。
本実施形態では、ホイール10が有する複数のスポーク13に4つの磁石部22が取り付けられているため、ホイール10が1回転するごとに、第1コイル24aには誘導電流が4回発生する。第1コイル24aに発生した誘導電流は、電気配線Laを介して蓄電素子25に供給される。
(5)第2コイル24b
第2コイル24bは、第2コイル位置調整部30bに取り付けられる。第2コイル24bは、第2コイル位置調整部30bとともにホイール10に対して進退等の位置調整することができる。本実施形態において、第2コイル24bは、第2コイル位置調整部30bの内部に収容されているが、第2コイル位置調整部30bの外部に配置されていてもよい。第2コイル24bは、ホイール10を挟んで、第1コイル24aの反対側に配置される。本実施形態において、第1コイル24aと第2コイル24bは、ホイール10を挟んで対向する。そのため、第1コイル24aと第2コイル24bが対向していない場合に比べて、自動開閉錠20をコンパクト化できる。
第2コイル24bには、第2コイル24bと磁石部22の第2磁石22bとの相対位置が変化することによって誘導電流が発生する。具体的には、自転車1の走行中、ホイール10とともに回転移動する第2磁石22bの磁束が第2コイル24bの巻線の傍を横切る際、第2コイル24bに誘導電流が発生する。このように、第1コイル24aと第2コイル24bの両方で発電できるため、第1コイル24aだけを設ける場合に比べて、発電量を増大させることができる。
本実施形態では、ホイール10が有する複数のスポーク13に4つの磁石部22が取り付けられているため、ホイール10が1回転するごとに、第2コイル24bには誘導電流が4回発生する。第2コイル24bに発生した誘導電流は、電気配線Lbを介して蓄電素子25に供給される。
(6)蓄電素子25
蓄電素子25は、制御部26及び駆動部27の電源である。蓄電素子25は、電気配線Laを介して第1コイル24aと電気的に接続される。蓄電素子25は、電気配線Lbを介して第2コイル24bと電気的に接続される。蓄電素子25は、第1コイル24aに発生した誘導電流と、第2コイル24bに発生した誘導電流とを蓄電する。このように、蓄電素子25は、第1コイル24aと第2コイル24bの両方から蓄電できるため、速やかに蓄電することができる。蓄電素子25としては、例えば二次電池、電気二重層キャパシタ、及びコンデンサなどを用いることができる。
(7)制御部26
制御部26は、駆動部27を制御する。制御部26は、蓄電素子25と電気的に接続される。制御部26は、受信部261及び送信部262を有する。受信部261及び送信部262のそれぞれは、蓄電素子25を電源として作動する。
受信部261は、外部装置31から送信される指令信号を受信する。外部装置31は、運転者が携帯可能な端末である。外部装置31は、閂部29による施錠又は閂部29の解錠を指示する指令信号を送信可能である。外部装置31は、閂部29が施錠状態であるか解錠状態であるかを示す開閉情報信号を受信可能である。外部装置31としては、スマートホン、タブレット端末、携帯電話、或いは、自動開閉錠20に付属する専用端末などを用いることができる。
例えば、外部装置31としてスマートホンを用いる場合には、閂部29による施錠又は閂部29の解錠を選択するアイコンボタンと、閂部29が施錠状態であるか解錠状態であるかを示すアイコンとを、スマートホンの表示部に表示させるアプリケーションを導入することができる。また、外部装置31として専用端末を用いる場合には、閂部29による施錠又は閂部29の解錠を選択するスイッチと、閂部29が施錠状態であるか解錠状態であるかを表示する表示部とを設けることができる。
受信部261は、外部装置31からの指令信号が入力された場合に、駆動部27を駆動させる。具体的には、受信部261は、外部装置31から受信した指令信号が、閂部29による施錠を指示する内容である場合、閂部29がケーシング23の左側端部23aの開口から進出するように、駆動部27を駆動させる。この場合、受信部261は、図3に示すように、閂部29がケーシング23の右側端部23bの開口に挿入されて施錠状態になったときに、駆動部27を停止させる。
一方、受信部261は、外部装置31から受信した指令信号が、閂部29の解錠を指示する内容である場合、閂部29がケーシング23の右側端部23bの開口から退出するように、駆動部27を駆動させる。この場合、受信部261は、図2に示すように、閂部29がケーシング23内に収容されて解錠状態になったときに、駆動部27を停止させる。
送信部262は、図3に示すように、閂部29が施錠状態となった場合、閂部29が施錠状態であることを示す開閉情報信号を外部装置31に送信する。この場合、開閉情報信号を受信した外部装置31は、閂部29が施錠状態であることを表示部に表示する。これにより、外部装置31を介して閂部29が施錠状態であることをユーザに知らせることができる。
一方、送信部262は、図2に示すように、閂部29が解錠状態となった場合、閂部29が解錠状態であることを示す開閉情報信号を外部装置31に送信する。この場合、開閉情報信号を受信した外部装置31は、閂部29が解錠状態であることを表示部に表示する。これにより、外部装置31を介して閂部29が解錠状態であることをユーザに知らせることができる。
このように、送信部262は、開閉情報信号を外部装置31に送信することによって、閂部29が施錠状態であるか解錠状態であるかを外部装置31に通知する。
(8)駆動部27
駆動部27は、蓄電素子25を電源として駆動する。駆動部27は、制御部26の受信部261によって駆動制御される。駆動部27の駆動力は、ギヤ28を介して閂部29に伝達される。
(9)閂部
閂部29は、駆動部27の駆動力によって移動し、ホイール10の施錠及び解錠の少なくとも一方を行う。本実施形態では、閂部29は、駆動部27の駆動力によって、ホイール10の施錠及び解錠の双方を行う。具体的には、閂部29は、駆動部27の駆動力によって、施錠状態から解錠状態へ、また、解錠状態から施錠状態へ移動する。閂部29は、ケーシング23の内部空間に対応した形状に形成されている。具体的には、閂部29は、内部空間が円弧状に形成されたケーシング23の内部空間に収容可能な円弧状に形成されている。
(10)第1コイル位置調整部30a
第1コイル位置調整部30aには、第1コイル24aが取り付けられる。第1コイル位置調整部30aは、第1コイル24aをホイール10に対して進退させる等の位置調整を行うことができる。具体的には、第1コイル位置調整部30aは、ホイール10のスポーク13に取り付けられた第1磁石22aに対する第1コイル24aの相対位置を調整可能に構成される。そのため、第1コイル24aを第1磁石22aに十分近接させることによって、第1コイル24aにおける発電量を増大させることができるため、自動開閉錠20を安定して駆動させられるだけの発電量を確保することができる。
第1コイル位置調整部30aの基端部32aは、ケーシング23の左側端部23aに形成された開口に挿入されている。このように、第1コイル位置調整部30aは、その少なくとも一部がケーシング23内に収容されている。そのため、ケーシング23の内部空間を有効活用できるため、自動開閉錠20をコンパクト化できる。
第1コイル位置調整部30aの先端部33aは、ケーシング23の左側端部23aに形成された開口から突出しており、ホイール10と対向する。第1コイル位置調整部30aの先端部33aには、第1コイル24aが収容されている。
本実施形態において、第1コイル位置調整部30aは、ケーシング23の内部空間に対応した円弧状に形成されているが、これに限られるものではない。第1コイル位置調整部30aの形状は適宜変更可能である。
第1コイル位置調整部30aは、例えばねじで構成された留め具34aによってケーシング23に固定される。そのため、留め具34aを緩めて第1コイル位置調整部30aを進退させることによって、第1コイル24aを第1磁石22aに十分近接させた後、留め具34aを締めることによって第1コイル位置調整部30aを固定できる。従って、第1コイル24aと第1磁石22aとの間隔を簡便に調整することができる。
(11)第2コイル位置調整部30b
第2コイル位置調整部30bには、第2コイル24bが取り付けられる。第2コイル位置調整部30bは、第2コイル24bをホイール10に対して進退させる等の位置調整を行うことができる。具体的には、第2コイル位置調整部30bは、ホイール10のスポーク13に取り付けられた第2磁石22bに対する第2コイル24bの相対位置を調整可能に構成される。そのため、第2コイル24bを第2磁石22bに十分近接させることによって、第2コイル24bにおける発電量を増大させることができるため、自動開閉錠20を安定して駆動させられるだけの発電量を確保することができる。
第2コイル位置調整部30bは、ホイール10を挟んで、第1コイル位置調整部30aの反対側に配置される。本実施形態において、第1コイル位置調整部30aと第2コイル位置調整部30bは、ホイール10を挟んで対向する。そのため、第1コイル位置調整部30aと第2コイル位置調整部30bが対向していない場合に比べて、自動開閉錠20をよりコンパクト化できる。
第2コイル位置調整部30bの基端部32bは、ケーシング23の右側端部23bに形成された開口に挿入されている。このように、第2コイル位置調整部30bは、その少なくとも一部がケーシング23内に収容されている。そのため、ケーシング23の内部空間を有効活用できるため、自動開閉錠20をコンパクト化できる。
第2コイル位置調整部30bの先端部33bは、ケーシング23の右側端部23bに形成された開口から突出しており、ホイール10と対向する。第2コイル位置調整部30bの先端部33bには、第2コイル24bが収容されている。
本実施形態において、第2コイル位置調整部30bは、ケーシング23の内部空間に対応した円弧状に形成されているが、これに限られるものではない。第2コイル位置調整部30bの形状は適宜変更可能である。
第2コイル位置調整部30bは、例えばねじで構成された留め具34bによってケーシング23に固定される。そのため、留め具34bを緩めて第2コイル位置調整部30bを進退させることによって、第2コイル24bを第2磁石22bに十分近接させた後、留め具34bを締めることによって第2コイル位置調整部30bを固定できる。従って、第2コイル24bと第2磁石22bとの間隔を簡便に調整することができる。
(変形例)
次に、変形例に係る自動開閉錠40の構成について、図面を参照しながら説明する。上述した実施形態に係る自動開閉錠20との相違点は、本体部21のうち第1コイル位置調整部30a及び第2コイル位置調整部30bの構成と、磁石部22の配置とにある。以下の説明では、当該相違点について主に説明する。
図4は、変形例に係る自転車1の側面図である。図5は、図4のV−V断面図である。図5では、自動開閉錠40が解錠された状態が図示されている。
自動開閉錠40は、本体部41及び4つの磁石部42を有する。
図4に示すように、4つの磁石部42は、ホイール10のリム12に取り付けられる。リム12は、円環状に形成されているため、スポーク13に比べて広い範囲に各磁石部42を配置することができる。従って、各磁石部42をスポーク13に配置する場合に比べて、各磁石部42の配置および大きさなどの形状の自由度を向上させることができる。
本変形例において、4つの磁石部42は、ハブ14を中心とする周方向に配列されている。4つの磁石部42は、互いに間隔をあけて配列されていることが好ましい。各磁石部42どうしの間隔は特に制限されるものではなく、磁石部42それぞれの磁束が重ならない程度に離れていればよい。ただし、磁石部42の個数および大きさなどの形状は適宜変更可能である。
図5に示すように、各磁石部42は、第1磁石42a及び第2磁石42bを有する。第1磁石42aはホイール10における第1コイル24a側の部分に設けられ、第2磁石42bはホイール10における第2コイル24b側の部分に設けられる。具体的には、第1磁石42aは、リム12の左側面12Sに貼り付けられ、第2磁石42bは、リム12の右側面12Tに貼り付けられている。
図5に示すように、本体部41は、ケーシング23、第1コイル24a、第2コイル24b、蓄電素子25、制御部26、駆動部27、ギヤ28、閂部29、第1コイル位置調整部43a、及び第2コイル位置調整部43bを有する。ケーシング23、第1コイル24a、第2コイル24b、蓄電素子25、制御部26、駆動部27、ギヤ28、及び閂部29の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。
第1コイル位置調整部43aには、第1コイル24aが取り付けられる。第1コイル位置調整部43aは、第1コイル24aをホイール10に対して進退させる等の位置調整を行うことができる。具体的には、第1コイル位置調整部43aは、ホイール10のリム12に取り付けられた第1磁石42aに対する第1コイル24aの相対位置を調整可能に構成される。そのため、第1コイル24aを第1磁石42aに十分近接させることによって、第1コイル24aにおける発電量を増大させることができるため、自動開閉錠20を安定して駆動させられるだけの発電量を確保することができる。
なお、本変形例では、第1磁石42aが、スポーク13よりもタイヤ11側のリム12に取り付けられているため、第1コイル位置調整部43aは水平方向に進退可能な構成になっているが、これに限られるものではない。第1コイル位置調整部43aは、第1コイル24aをリム12に対して進退等の位置調整することができるように構成されていればよい。
第2コイル位置調整部43bには、第2コイル24bが取り付けられる。第2コイル位置調整部43bは、第2コイル24bをホイール10に対して進退させる等の位置調整を行うことができる。具体的には、第2コイル位置調整部43bは、ホイール10のリム12に取り付けられた第2磁石42bに対する第2コイル24bの相対位置を調整可能に構成される。そのため、第2コイル24bを第2磁石42bに十分近接させることによって、第2コイル24bにおける発電量を増大させることができるため、自動開閉錠20を安定して駆動させられるだけの発電量を確保することができる。
なお、本変形例では、第2磁石42bが、スポーク13よりもタイヤ11側のリム12に取り付けられているため、第2コイル位置調整部43bは水平方向に進退可能な構成になっているが、これに限られるものではない。第2コイル位置調整部43bは、第2コイル24bをリム12に対して進退等の位置調整することができるように構成されていればよい。
(他の実施形態)
本発明は上記の実施形態及び変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、磁石部22をホイール10のスポーク13に取り付けることとしたが、ホイール10が、複数のスポーク13の代わりに円盤状のディスクが取り付けられている場合には、磁石部22をディスクに取り付けてもよい。
上述した実施形態において、自動開閉錠20は、第1磁石22a及び第1コイル24aのセットと、第2磁石22b及び第1コイル24aのセットとを有することとしたが、いずれか一方のセットだけを有していてもよい。この場合には、第1コイル位置調整部30aと第2コイル位置調整部30bのいずれか一方だけを配置すればよい。同様に、上述した変形例において、自動開閉錠20が、第1磁石42a及び第1コイル24aのセットと、第2磁石42b及び第1コイル24aのセットとを有することとしたが、いずれか一方のセットだけを有していてもよい。この場合には、第1コイル位置調整部43aと第2コイル位置調整部43bのいずれか一方だけを配置すればよい。
上述した実施形態において、第1コイル位置調整部30a,43aは、手動により進退等の位置調整可能な構成としたが、アクチュエータなどの駆動部を用いて自動的に位置調整可能な構成にしてもよい。この場合には、蓄電素子25の蓄電量に応じて、第1コイル位置調整部30a,43aを進退させてもよい。例えば、蓄電素子25の蓄電量が十分であり、これ以上蓄電すると過充電状態になるおそれがある場合には、第1磁石22a,42aを第1コイル24a,24aから離れるように第1コイル位置調整部30a,43aの位置を自動的に制御してもよい。同様に、上述した変形例において、第2コイル位置調整部30b,43bは、手動により進退等の位置調整可能な構成としたが、アクチュエータなどの駆動部を用いて自動的に位置調整可能な構成にしてもよい。この場合には、蓄電素子25の蓄電量に応じて、第2コイル位置調整部30b,43bを進退させてもよい。
上述した実施形態及び変形例では触れていないが、自動開閉錠20,40それぞれは錠装置を備えていない自転車に後付することができる。
上述した実施形態及び変形例では、自動開閉錠20を自転車1の後輪4に取り付けることとしたが、前輪3に取り付けてもよい。
上述した実施形態及び変形例では、自動開閉錠20が、施錠及び解錠の両方を自動的に行うようにしたが、施錠及び解錠のいずれか一方だけを自動的に行うようにしてもよい。
1 自転車(「車両」の一例)
2 フレーム(「車体」の一例)
3 前輪
4 後輪
20,40 自動開閉錠
21,41 本体部
22,42 磁石部
22a,42a 第1磁石
22b,42b 第2磁石
23 ケーシング
24a 第1コイル
24b 第2コイル
25 蓄電素子
26 制御部
27 駆動部
28 ギヤ
29 閂部
30a,43a 第1コイル位置調整部
30b,43b 第2コイル位置調整部

Claims (11)

  1. 車体とホイールとを備える車両、に取り付けられる自動開閉錠であって、
    前記車体に取り付けられる本体部と、
    前記ホイールに取り付けられる磁石部と、
    を備え、
    前記本体部は、
    前記車体に固定されるケーシングと、
    第1コイルと、
    前記磁石部と前記第1コイルとの相対位置が変化することによって前記第1コイルに発生する誘導電流を蓄電する蓄電素子と、
    前記蓄電素子を電源として駆動する駆動部と、
    前記駆動部の駆動力によって移動し、前記ホイールの施錠及び解錠の少なくとも一方を行う閂部と、
    前記第1コイルが取り付けられる第1コイル位置調整部と、
    を有し、
    前記第1コイル位置調整部は、前記第1コイルを前記ホイールに対して位置調整させる、
    自動開閉錠。
  2. 前記磁石部は、前記ホイールのスポークに取り付けられる、
    請求項1に記載の自動開閉錠。
  3. 前記磁石部は、前記ホイールのリムに取り付けられる、
    請求項1に記載の自動開閉錠。
  4. 前記本体部は、
    前記ホイールを挟んで前記第1コイルの反対側に配置される第2コイルと、
    前記第2コイルが取り付けられる第2コイル位置調整部と、
    を更に備え、
    前記第2コイル位置調整部は、前記第2コイルを前記ホイールに対して位置調整させ、
    前記蓄電素子は、前記磁石部と前記第2コイルとの相対位置が変化することによって前記第2コイルに発生する誘導電流を蓄電する、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の自動開閉錠。
  5. 前記第1コイルと前記第2コイルは、前記ホイールを挟んで対向する、
    請求項4に記載の自動開閉錠。
  6. 前記磁石部は、
    前記ホイールにおける前記第1コイル側の部分に設けられる第1磁石と、
    前記ホイールにおける前記第2コイル側の部分に設けられる第2磁石と、
    を有する、
    請求項4又は5に記載の自動開閉錠。
  7. 前記本体部は、外部装置から指令信号が入力された場合に、前記駆動部を駆動させる受信部を更に備える、
    請求項1乃至6のいずれかに記載の自動開閉錠。
  8. 前記受信部は、前記蓄電素子を電源として作動する、
    請求項7に記載の自動開閉錠。
  9. 前記本体部は、前記閂部が施錠状態であるか解錠状態であるかを前記外部装置に通知する送信部を更に備える、
    請求項7又は8に記載の自動開閉錠。
  10. 前記第1コイル位置調整部の少なくとも一部は、前記ケーシング内に収容可能である、
    請求項1乃至9のいずれかに記載の自動開閉錠。
  11. 前記第1コイル位置調整部は、留め具によって前記ケーシングに固定される、
    請求項1乃至10のいずれかに記載の自動開閉錠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110242119A (zh) * 2019-04-24 2019-09-17 天津勇刚锁具销售有限公司 一种电动车地锁
CN111348134A (zh) * 2020-03-23 2020-06-30 西安交通大学 一种磁阻式自行车自发电供能智能装置
CN114590344A (zh) * 2020-12-03 2022-06-07 苏州达方电子有限公司 电子锁

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