JP2019013152A - 収穫機 - Google Patents

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Munenori Miyamoto
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    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D45/00Harvesting of standing crops
    • A01D45/10Harvesting of standing crops of sugar cane

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  • Environmental Sciences (AREA)
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Abstract

【課題】サトウキビ等の稈を刈り取った後の搬送途中に、収穫物の搬送量を検出する検出手段を設けて、収穫しながら収穫量を検出する収穫機を提供しようとする。
【解決手段】クローラ式走行装置10や機体フレーム30等からなる走行部の前部にベースカッター3やサイドカッター16やトップカッター17等からなる刈取装置を配置し、該走行部の前下部から後上方部へ前搬送装置4と後搬送装置5からなる搬送装置を延設し、該搬送装置の後部にチョッピング装置6を配置し、該チョッピング装置6の後部に設けた風選装置7により選別した後に走行部の後部に設けた排出コンベア8より運搬車11に収穫物を排出するサトウキビ収穫機において、前記排出コンベア8に、収穫物の搬送量を検出する収穫量検出手段120と、該収穫量検出手段120を覆うシェード121を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、収穫機の収穫量を測定する技術に関する。
従来、コンバイン等の収穫機において、時間当たりどれくらい収穫できるか、一つの圃場当りどれくらい収穫できるか等を計測するために、グレンタンク内に貯留した穀粒の重量をロードセル等の重量検出手段を用いて計測する技術が公知となっている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−124423号公報
しかし、サトウキビ等の稈を収穫機により収穫する場合、収穫機の後部に設けた排出コンベアにより直接運搬車の荷台に排出するため、一時的に収穫物を溜めるタンク等がなく、収穫量を計測することができなかった。また、排出コンベアにより排出する場合、周囲に塵埃が飛散していた。
そこで、サトウキビ等の稈を刈り取った後の搬送途中に、収穫物の搬送量を検出する検出手段を設けて、収穫しながら収穫量を検出し、検出装置には防塵手段を設ける収穫機を提供しようとする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、走行部の前部に刈取装置を配置し、該走行部の前下部から後上方へ搬送装置を延設し、該搬送装置の後部にチョッピング装置を配置し、該チョッピング装置の後部に設けた風選装置により選別した後に走行部の後部に設けた排出コンベアより外部に収穫物を排出する収穫機において、前記排出コンベアに、収穫物の搬送量を検出する収穫量検出装置と、該収穫量検出装置を覆う保護カバーを設けたものである。
請求項2においては、前記保護カバーは、シェードとなるものである。
請求項3においては、走行部の前部に刈取装置を配置し、該走行部の前下部から後上方へ搬送装置を延設し、該搬送装置の後部にチョッピング装置を配置し、該チョッピング装置の後部に設けた風選装置により選別した後に走行部の後部に設けた排出コンベアより外部に収穫物を排出する収穫機において、前記搬送装置は、下側に配設される下コンベアと、該下コンベアの上側に対向して配置されるとともに、左右方向の軸心を有する搬送ローラが上下揺動自在に支持される上コンベアから構成され、該搬送ローラの揺動量を検出して収穫物の収穫量を検出する収穫量検出手段が設けられるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、収穫機により収穫した収穫物の量が収穫作業を行いながら計測することができ、収穫量を予測したり、次回の植付計画が立てやすく、収穫量による収入額も予測でき、生産計画や管理が容易に行えるようになる。そして、収穫量検出装置が保護カバーで覆われているので、風選装置から排出される葉や塵埃が収量に影響を与えることを防止でき、更に検出装置の破損防止のための保護を為すことができ、正確な収穫量を測定できようになる。
サトウキビ収穫機の全体構成を示した側面図。 サトウキビ収穫機の全体構成を示した平面図。 排出コンベアの側面図。 収穫量検出手段の取付部の側面図。 収穫量検出手段の取付部の正面図。 収穫量検出手段を搬送装置に取り付けた実施形態の側面図。
まず、図1、図2より、収穫機をサトウキビ収穫機1とした実施例の全体構造について説明する。なお、F方向を前方として、前後方向を規定して説明する。
サトウキビ収穫機1は、走行装置としてクローラ式走行装置10上に機体フレーム30を支持し走行部とする。該機体フレーム30の前部に昇降リンク機構12を介して左右一対のクロップデバイダ2が配設される。なお、走行装置はホイル式であってもかまわない。前記クロップデバイダ2は後傾して配設される分草フレーム2aの前部に左右一対のオーガ2b・2bが分草フレーム2aと略平行に配置して回転可能に支持され、分草フレーム2a上部に設けた油圧モータ2cにより駆動されるようにしている。こうして、サトウキビを引き起こしながら機内に引き込む。左右一対のクロップデバイダ2の上部には、サイドカッター16・16が設けられる。こうして、該サイドカッター16は左右一対のクロップデバイダ2で掻きこんだときに絡み合う稈の上部を切断するようにしている。
前記昇降リンク機構12は左右一対の上リンク12aと下リンク12bが上下平行に機体フレーム30の前端に設けた刈取部取付フレーム34と分草フレーム2aの間に上下回動自在に支持される。前記刈取部取付フレーム34と下リンク12b・12bとの間には油圧シリンダ12c・12cが介装され、該油圧シリンダ12cを伸縮駆動することによって、クロップデバイダ2を昇降可能としている。
また、刈取部取付フレーム34の上部から前方にトップカッター17が突出され、サトウキビの上部を切断可能に配置している。
クロップデバイダ2の後方には、掻込ロータ13とベースカッター3と前搬送装置4が前搬送フレーム14に支持されている。該前搬送フレーム14は左右一対設けられて、後部が後述する後搬送装置5の前端位置の機体フレーム30に上下回動自在に枢支される。該前搬送フレーム14の前部と機体フレーム30との間には油圧シリンダが介装されて、油圧シリンダを伸縮させることによりベースカッター3や掻込ロータ13の高さを調節可能としている。
前記ベースカッター3は前搬送フレーム14の前部から下方に垂設する左右の支持筒3a・3aと、支持筒3a・3aの下端に固設される支持円板の外周に固設される複数の刈刃3b・3b・・・と、前記支持円板上に固設され棒状の螺旋3c・3cと、刈刃3b及び螺旋3cを回転駆動する油圧モータ等からなる。
前記掻込ロータ13は、前記左右の前搬送フレーム14の前端に左右方向に軸心を有し回転自在に支持される回動軸と、該回動軸上に固設される羽根体からなり、回動軸は油圧モータにより回転駆動される。
前搬送装置4は、左右方向に軸心を有し上下一対の送りローラ4a・4aが前後方向に複数組配置され、送りローラ4a・4aのローラ軸の両側が左右の搬送ケースに回転自在に支持され、上側のローラ軸はチェーンにより動力伝達可能に構成され、下側のローラ軸はギヤにより動力伝達可能に構成され、それぞれ油圧モータと連結されている。
こうして、走行部の前部に刈取装置となるクロップデバイダ2、サイドカッター16、ベースカッター3、トップカッター17が前方に突出するように配設され、クロップデバイダ2により分草されサトウキビの稈の上部と左右両側が切断され、掻込ロータ13の回転により掻き込まれて、株元がベースカッター3の刈刃3b・3bの回転により切断され、同時に螺旋3c・3cの回転により稈の下端(根元)が跳ね上げられる。跳ね上げられたサトウキビは、その直後に配置された前搬送装置4に根元から引き込まれ、前搬送装置4の送りローラ4a・4a・・・で斜め後上方に送られる。
前搬送装置4の後部は後搬送装置5の前下部に位置される。該後搬送装置5は下側で後方へ送るように配置される下コンベア210と、下コンベア210の上側に適宜間隔をあけて後方へ送る上コンベア220(図6)からなる。こうして、ベースカッター3により切断された後のサトウキビは前搬送装置4により後方へ送られて後搬送装置5に受け継がれて斜め後上方に搬送される。
前記後搬送装置5の後部にはチョッピング装置6が配設される。チョッピング装置6はカッターと跳ね出しローラからなる。カッターは左右方向に軸心を有する上下一対のカッター軸上にブレード刃が固定され、サトウキビが回転する上下のブレード刃の間を通過するときに細断されるようにしている。跳ね出しローラは上下一対の左右方向に軸心を有する回転軸上に跳ね出し羽根を固定し、カッターの後上方に配置される。そして、上下の軸を互いに反対方向に回転させることで、細断されたサトウキビが強制的に上後方へ跳ね飛ばされるようにしている。跳ね出しローラの後部には拡散ロータが配置される。拡散ロータは細断された後のサトウキビの茎や葉が上方に拡散されるようにしている。なお、跳ね出しローラや拡散ロータを設けることなく、カッターで切断した後に直接後述する風選装置7に投入する構成とすることもできる。
風選装置7は、チョッピング装置6の後上部に設けられるブロワケース7aと、ブロワケース7a内に収納されるブロワ7bからなる。ブロワケース7aは下方と上側方が開口され、ブロワケース7aの下部はチョッピング装置6と連通され、上側方が葉や塵等の排出口としている。ブロワケース7aは上下方向の軸心を中心に回動可能とされ、排出方向を変更可能としている。ブロワ7bは上下方向を軸心としてブロワケース7a内に収納され、ブロワ7bを回転駆動することにより、下から上方への高速空気流が発生されて前記拡散ロータの回転により拡散され、細断後の葉や塵を上方へ吸い込んで側方または後方に排出できるようにし、重い茎は下方の排出コンベア8の下部に設けたホッパー18上に落下する。
排出コンベア8は、下部が機体フレーム30の後部に設けた旋回台20上に支持され、該旋回台20に排出コンベア8が上下方向を軸心として左右回動可能に支持されている。該排出コンベア8は油圧モータを作動させることにより左右回動でき、排出方向を変更可能に構成している。サトウキビ収穫機1による収穫作業時には、図2に示すように、運搬車11が併走し、前記排出コンベア8の排出部が運搬車11の荷台11aへ向くように油圧モータを作動させて排出方向を変更し、刈取作業をしながら収穫物を運搬車11へ排出するようにしている。
前記排出コンベア8の前面には、後述する収穫量検出手段120が配置され、排出コンベア8の後端上部の出口にはデフレクタ15が設けられ、落下方向を変更可能に構成している。
また、前記機体フレーム30の前後中央の前搬送装置4の後部上方には、エンジン50が配置され、該エンジン50はクランク軸が左右方向となるように配置されて、該クランク軸の一端に冷却ファンを設けて、インタークーラ64やラジエータ65を冷却できるようにし、クランク軸の他端に複数の油圧ポンプ66が連動連結されて、駆動されるようにしている。
そして、前記排出コンベア8は図1〜図5に示すように、左右の搬送フレーム110・110の間の下部に駆動ローラ111が配置され、上部に従動ローラ112が配置されて、該駆動ローラ111と従動ローラ112の間に左右の搬送チェーン113・113が巻回される。左右の搬送チェーン113・113の間には所定間隔をあけて仕切板114・114・・・が取り付けられて搬送体が形成される。そして、前記搬送フレーム110・110間に搬送面となる搬送底板115が架設される。こうして、スラットコンベアが形成される。なお、搬送底板115には多数のスリットが形成され、塵埃等をこのスリットから落下させることができるように構成している。
この搬送底板115と仕切板114とにより囲まれた空間に搬送物となるサトウキビを収納し、搬送チェーン113を回動させることで搬送物を搬送することができる。但し、スラットコンベアは無端ベルト上に仕切板を立設して構成することも可能であり、その構成は限定するものではない。
この排出コンベア8の搬送行程に搬送物の搬送量を検出するための収穫量検出装置となる収穫量検出手段120が配置されている。該収穫量検出手段120は図1に示すように、前記風選装置7の上端H1よりも上方であって、排出コンベア8の上端H2よりも下方に配設される。
このように、収穫量検出手段120が風選装置7よりも上方に配置されることによって、風選装置7から排出される塵埃が直接収穫量検出手段120に当たることがなく、誤動作の原因となることを防止している。
更に、前記収穫量検出手段120は周囲を塵埃等の浸入を防止するとともに、破損防止のために保護カバーにより覆われている。該保護カバーはシェード121により構成され、該シェード121は収穫量検出手段120の検出側と反対側(前上方側)の周囲を覆うものであり、本実施形態では、排出コンベア8の左右幅と略同じ幅の板体を、側面視略ハット状に折り曲げ、検出光を照射する範囲及びその周囲が覆われるようにし、搬送面側が開放されるようにしている。このシェード121の内奥部に収穫量検出手段120が収納される。詳しくは、搬送方向で板体の中央で、搬送面よりもっとも遠く離れた奥部に取付られ、塵埃等が入り難くするとともに、センシングに悪影響を及ぼす太陽光等が入らないようにしている。なお、収穫量検出手段120がシェード121内に収納されることにより、塵埃の浸入を防ぐことができるため、排出コンベア8の下側の搬送行程の上面側に配置することもできる。また、シェード121を構成する板体は障害物等に当接しても変形しないように、相応の剛性を有する。
前記収穫量検出手段120は、図4、図5に示すように、複数(本実施形態では5個)の距離センサとしてレーザ変位計122・122・・・が左右方向(排出コンベア8の幅方向)に所定間隔をあけて配置される。該レーザ変位計122・122・・・により搬送面上を通過するサトウキビの高さを検知する。但し、距離センサは超音波センサ等で構成してもよい。
前記レーザ変位計122・122・・・の検出値は制御装置125に入力され断面積が演算される。制御装置125において、レーザ変位計122と排出コンベア8の搬送面との間の距離から前記検出値を減算して、サトウキビの搬送面からの高さ(V1、V2、V3、V4、V5)を得る。前記排出コンベア8の駆動ローラ111を固定する駆動軸には回転数センサ123が配置され、回転数センサ123の検出値は制御装置125に入力され、制御装置125において、排出コンベアの搬送速度vが演算される。
そして、制御装置125において、前記搬送面からの高さ(V1、V2、V3、V4、V5)から得られる断面積と搬送速度vと搬送時間tを乗じて、この搬送時に通過する仕切板114・114・・・の体積を減じて、収穫されたサトウキビの体積Aが求められる。例えば、以下のような計算方法で搬送されるサトウキビの搬送量としての体積Aが演算される。
A=(B/C)×t×v×k−D
B/C:断面積
B=k1V1+k2V2+k3V3+k4V4+k5V5
C=k1+k2+k3+k4+k5
k1〜k5:補正する係数、即ち、事前の実測テストに基づき、各係数は各レーザ
変位計の測定位置に対応する排出コンベアの幅方向の各位置が収量に
対する影響度を示しており、例えば収量が多くなる程、コンベアの幅
方向の中央位置のかさが増加するのであれば、k3の係数が比較的大
きく、k1及びk5の係数が比較的小さく設定されます。逆に、両端
位置のかさが増加するのであれば、係数k3が比較的小さく、係数k1
及びk5が比較的大きく設定されます。
V1〜V5:各レーザ変位計で測定した高さ
t:時間
v:排出コンベアの搬送速度
k:最終的に収量を補正する係数
D:通過した総仕切板の体積
なお、前記断面積の検出は、レーザ変位計122を幅方向に更に多く配置するほど正確に検出できる。但し、面積の計算式は上記式に限定されるものではない。また、断面積の検出は、スリットレーザ方式を用いてもよく、この場合更に正確な面積を求めることができる。スリットレーザ方式は、レーザ変位計122の代わりに、スリットレーザ発光器を配置して、排出コンベア8の幅方向にスリット光を照射し、その反射光をCCDカメラ等の受光器により受光して、搬送されるサトウキビの断面形状を計測するのである。この断面形状から断面積を演算し、前記同様に、搬送速度vと搬送時間tを乗じて、この搬送時に通過する仕切板114・114・・・の体積を減じることにより、収穫されたサトウキビの体積Aを求めることができる。
また、図5に示すように、前記制御装置125には、表示手段124と記憶装置126と通信装置127が接続され、上記収穫量検出手段120で検出し演算して求めた体積Aは、操縦部9に設けた表示手段124により表示することができる。作業者はその体積Aからその圃場における収穫量を容易に認識することができ、時間当たりの収穫量を表示することにより、作業能率も認識することができ、作業方法の改善のデータとすることもできる。
また、記憶装置126に記憶させておくことにより、収穫の予測や他の圃場との比較等ができる。また、通信装置127を介してホストコンピュータ128とデータの送受信を可能とすることにより、ホストコンピュータ128に蓄積されたデータと比較して収穫量が増減したときの原因究明が容易にでき、販売計画等の作成も容易にできる。
こうして、細断され風選後のサトウキビがホッパー18より排出コンベア8の下部上に落下し、排出コンベア8により上方へ搬送される。この上方への搬送時に細断されたサトウキビは、振動により嵩低くなり、風選装置7よりも高い位置で収穫量検出手段120により、収穫されたサトウキビの体積Aが検出される。体積Aが検出された後運搬車11の荷台11aに投入される。
以上のように、クローラ式走行装置10や機体フレーム30等からなる走行部の前部にベースカッター3やサイドカッター16やトップカッター17等からなる刈取装置を配置し、該走行部の前下部から後上方部へ前搬送装置4と後搬送装置5からなる搬送装置を延設し、該搬送装置の後部にチョッピング装置6を配置し、該チョッピング装置6の後部に設けた風選装置7により選別した後に走行部の後部に設けた排出コンベア8より運搬車11に収穫物を排出するサトウキビ収穫機1において、前記排出コンベア8の搬送行程後部に収穫量検出手段120が配置され、該収穫量検出手段120は前記風選装置7よりも上方であって、排出コンベア8の上端よりも下方に配設されるので、収穫量検出手段120は風選装置7からの塵埃が届き難くなり誤検知するするおそれがなくなり、収穫物の体積を確実に検出することができる。また、収穫量検出手段120は搬送行程の後部に配置されるため、細断されたサトウキビの体積は搬送による振動で減少され、サトウキビの体積を正確に検出できる。更に、サトウキビ収穫機により収穫したサトウキビの量が収穫作業を行いながら計測することができ、収穫量を予測したり、次回の植付計画が立てやすく、収穫量による収入額も予測でき、生産計画や管理が容易に行えるようになる。
また、前記収穫量検出手段120はシェード121により覆われるので、収穫量検出手段120は風選装置7からの塵埃や刈取装置や走行装置や搬送装置で生じる塵埃からも遮蔽することができ、正確な検出が可能となる。
また、収穫物の搬送量(体積)の検知は搬送装置においても可能である。
即ち、収穫量検出手段120は前搬送装置4または後搬送装置5において、下コンベアと上コンベアの間に挟みながら後方へ搬送するときに、上コンベアがサトウキビの搬送量に応じて揺動するときに、この揺動量を検出することにより搬送される収穫物体積を検出することができる。
具体的に、後搬送装置5に収穫量検出手段120を設けた実施例について、図6より説明する。
後搬送装置5は、下コンベア210と上コンベア220からなり、下コンベア210は左右の搬送フレーム211・211の間に左右方向に回転自在に支持された複数の下搬送ローラ212・212・212が前後方向に平行に配置される。該下搬送ローラ212の回転軸の一端には歯車またはスプロケットが固定され、油圧モータよりチェーンや歯車を介して動力が伝達されるようにしている。但し、下コンベア210は本実施形態ではローラ式のコンベアで構成したが、チェーン式のコンベアとすることも可能である。
前記下コンベア210の上方には所定間隔をあけて上コンベア220が配設される。上コンベア220は、左右方向に配置して前後平行に配置される上搬送ローラ222・222からなり、上搬送ローラ222・222の回転軸222a・222aは搬送ローラ支持部となるチェーンケース223・223の一端に回転自在に支持され、チェーンを介して動力が伝達される。また、前記回転軸222aの左右両側は搬送フレーム211に円弧状に開口された長孔211aに挿入されて、揺動時にガイドされるようにしている。
前記チェーンケース223・223の他端は揺動軸224に支持され、該揺動軸224の左右両側は搬送フレーム211に回転自在に支持される。そして、一方のチェーンケース223の回動基部に収穫量検出手段120となる角度センサが配置され、収穫量検出手段120は制御装置125と接続されて、検出されたチェーンケース223の回動量を入力している。該角度センサは本実施形態ではポテンショメータで構成しているが、ロータリエンコーダ等であってもよく限定するものではない。
このような構成において、前搬送装置4から送られてきたサトウキビは、下コンベア210と上コンベア220の間に入り、下搬送ローラ212・212・212と上搬送ローラ222・222の回転により後方へ搬送される。このとき、上搬送ローラ222・222は自重により搬送されるサトウキビを押えつけているため、上搬送ローラ222・222はサトウキビの搬送量に応じて昇降する。この昇降量(揺動量)は収穫量検出手段120により検出され、制御装置125において、補正値またはパラメータ等を用いて断面積に演算される。この断面積と搬送速度と時間を乗じることでサトウキビの収穫量としての体積が算出される。なお、機体フレーム30の後部に排出コンベア8を取り付ける代わりに収納袋を取り付けて、風選装置7から落下するサトウキビを収納袋に収納する構成とする場合に、この方式は有効となる。
以上のように、前記後搬送装置5は、下側に配設される下コンベア210と、該下コンベア210の上側に対向して配置されるとともに、左右の搬送フレーム211・211に左右方向に軸心を有する上搬送ローラ222が上下揺動自在に支持される上コンベア220から構成され、該上搬送ローラ222の揺動量を検出してサトウキビの収穫量を検出する収穫量検出手段120が設けられるので、刈取後のサトウキビは下コンベア210と上コンベア220により挟まれながら搬送される。このとき、サトウキビは上搬送ローラ222・222により押さえられて圧縮され、サトウキビとサトウキビの間の隙間が減少される。こうして、チェーンケース223の揺動量が断面積に相当するようになり、搬送速度と時間を乗じることでサトウキビの収穫量として得られることになる。このようにサトウキビを刈取ながら収穫量が算出され、収穫量の統計や今後の作付計画等に利用できるようになる。また、簡単な構成で収穫量検出手段120を構成できる。
1 サトウキビ収穫機
3 ベースカッター
4 前搬送装置
5 後搬送装置
6 チョッピング装置
7 風選装置
8 排出コンベア
10 クローラ式走行装置
11 運搬車
30 機体フレーム
120 収穫量検出手段
121 シェード

Claims (3)

  1. 走行部の前部に刈取装置を配置し、該走行部の前下部から後上方へ搬送装置を延設し、該搬送装置の後部にチョッピング装置を配置し、該チョッピング装置の後部に設けた風選装置により選別した後に走行部の後部に設けた排出コンベアより外部に収穫物を排出する収穫機において、前記排出コンベアに、収穫物の搬送量を検出する収穫量検出装置と、該収穫量検出装置を覆う保護カバーを設けたことを特徴とする収穫機。
  2. 前記保護カバーは、シェードとなることを特徴とする請求項1に記載の収穫機。
  3. 走行部の前部に刈取装置を配置し、該走行部の前下部から後上方へ搬送装置を延設し、該搬送装置の後部にチョッピング装置を配置し、該チョッピング装置の後部に設けた風選装置により選別した後に走行部の後部に設けた排出コンベアより外部に収穫物を排出する収穫機において、前記搬送装置は、下側に配設される下コンベアと、該下コンベアの上側に対向して配置されるとともに、左右方向の軸心を有する搬送ローラが上下揺動自在に支持される上コンベアから構成され、該搬送ローラの揺動量を検出して収穫物の収穫量を検出する収穫量検出手段が設けられることを特徴とする収穫機。
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