JP2019004712A - 農用作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気管への泥土等の付着を抑制し、作物等に対する熱の影響を抑制しつつ排気管の耐久性の向上が可能な農用作業機を構成する。【解決手段】運転座席が配置されたキャビン5の下側にエンジンが配置され、エンジンからの排ガスを処理する排ガス処理装置48を備え、この排ガス処理装置48からの排ガスを上方に送り出す排気管EPを備えている。排気管EPが、キャビン5に支持されると共に、排気管EPを覆うカバー65を排気管EPとは異なる構造によりキャビン5に支持している。【選択図】図6

Description

本発明は、コンバインやトラクタのように運転座席を覆うキャビンを備えた農用作業機に関する。
農用作業機としてコンバインを例に挙げると、特許文献1にはキャビンの下側にエンジンと、エンジンからの排ガスを浄化処理する排ガス浄化装置とを備え、排ガス浄化装置から排ガスを、走行機体の比較的低い位置において後方に導き、外方に排出する排気管を備えた技術が示されている。
特開2013−1号公報
特許文献1に記載されるように、排ガスを排気管により走行機体の比較的低い位置において後方に導く構成では、高温の排ガスの熱が未刈り領域に作物に影響することや、高温の排気管に圃場の泥土が付着して排気管の劣化が促進されることも考えられた。
このような理由から、排気管への泥土等の付着を抑制し、作物等に対する熱の影響を抑制しつつ排気管の耐久性の向上が可能な農用作業機が求められる。
本発明の特徴は、内部に運転座席が配置されたキャビンと、前記キャビンの下側に配置されたエンジンと、前記エンジンからの排ガスを処理する排ガス処理装置と、前記排ガス処理装置からの排ガスを上方に送り出す排気管とを備えると共に、
前記排気管が、前記キャビンに支持されると共に、この排気管を覆うカバーが前記排気管とは異なる構造により前記キャビンに支持されている点にある。
この特徴構成によると、排ガス処理装置から排出された排ガスは、排気管により上方に送られ走行機体の高い位置から排出されるため、排気ガスを高い位置で拡散させることが可能となる。また、排気管がキャビンに支持されるため、排気管の姿勢が安定する。更に、排気管を覆うカバーが排気管とは異なる構造によりキャビンに支持されるため、カバーを強固に支持することが可能となり、例えば、排気管に対してブラケット等を介してカバーを支持する構成と比較すると、カバーの温度上昇を抑制することも可能となる。
従って、排気管への泥土等の付着を抑制し、作物等に対する熱の影響を抑制しつつ排気管の耐久性の向上が可能な農用作業機が構成された。
他の構成として、前記排気管が、前記排ガス処理装置からの排ガスを送る第1管体と、これより下流側に配置される第2管体とで構成され、前記第1管体からの排ガスを前記第2管体に受け渡す中継箇所が前記カバーで覆われても良い。
この構成では、排気管の全長が長くとも、第1管体と第2管体とを独立した作業によって取り付けることが可能となり、取付作業が容易となる。特に、この構成では排気管が2分割されたため、第1管体と第2管体との中継位置でエゼクタ効果により外気を吸入できるように構成することも可能であり、このように構成することにより、排ガスの希釈が可能になるだけでなく、排気管の温度上昇も抑制できる。
他の構成として、前記排気管が、下端側に第1屈曲部を形成し、上端側に第2屈曲部を形成しており、前記第1屈曲部と、前記第2屈曲部と、前記第1屈曲部と前記第2屈曲部との中間部位とが前記カバーで覆われても良い。
この構成では、第1屈曲部から第2屈曲部に亘る領域の全てをカバーで覆うため、第1屈曲と第2屈曲部との何れか一方が外部に突出する形状であっても、突出部位の保護が可能になり、この突出部に作業者が誤って接触する不都合の抑制も可能となる。
他の構成として、前記キャビンの外壁に縦向方向に伸びる凹状溝部が形成され、前記凹状溝部に沿って前記排気管が配置され、この排気管を覆う位置に前記カバーが配置されても良い。
これによると、キャビンの外壁の凹状溝部に対して排気管を沈み込むように配置できるため、この排気管とカバーとをキャビンの外壁面より外方に突出させることがない。
他の構成として、前記キャビンのルーフが、前記排気管と前記カバーとの上方を覆うように外方に張り出すオーバーラップ部を備えており、前記排気管の下流側部分を、前記カバーの外方に引き出すための切欠部が、前記カバーの上端に形成されても良い。
これによると、排気管の上方をキャビンのルーフが覆うため、この部位にカバーを配置しなくて済み、カバーの上端の切欠部から排気管の下流側部分を引き出すため、カバーの上端をキャビンのルーフの下面の近くに配置し、排気管の露出箇所を少なくし、作業者が誤って触れる不都合を防ぐことができる。
コンバインの左側面図である。 コンバインの右側面図である。 コンバインの平面図である。 エンジンと排ガス浄化装置と排気管との配置を示す側面図である。 エンジンと排ガス浄化装置と排気管との配置を示す後面図である。 排気管の側面図である。 排気管の後面図である。 排気管の平面図である。
以下、本発明に係る農用作業機の一例であるコンバインの実施形態を図面に基づいて説明する。この実施形態では、図1,2,3に示すように、収穫作業時に機体が走行する方向を機体前側Fと定義し、この逆方向を機体後側Bと定義しており、作業者が機体前側Fに向かう姿勢にある状態で作業者の右側となる方向を機体右側Rと定義し、この逆側となる方向の機体左側Lと定義している。
〔全体構成〕
図1,2,3に、本発明に係る農用作業機として普通型コンバインを示している。このコンバインは、稲、麦、そば、大豆、トウモロコシ等の作物を収穫することができる。
このコンバインは、クローラ走行装置3により走行する走行機体1に対し、作物を収穫する刈取部2と、キャビン5を有する運転部6と、ディーゼルエンジン44(以下、エンジンと略称する)を有する原動部7(図4,5を参照)と、収穫した作物を脱穀する脱穀装置8と、脱穀により得られた穀物を貯留する穀粒タンク9とを備えてコンバインが構成されている。
走行機体1は機体フレーム4を備えており、この機体フレーム4に左右一対のクローラ走行装置3を備え、この機体フレーム4の前端に刈取部2を昇降自在に備えている。運転部6は走行機体1の前部の右側に配置され、この運転部6の下側に原動部7が配置されている。脱穀装置8は、走行機体1の左側に配置され、これと左右方向で並列するように走行機体1の右側に穀粒タンク9が配置されている。
運転部6には、運転座席10、メータパネル11、サイドパネル12、操向レバー13等を備えており、これらがキャビン5の内部空間に配置されている。キャビン5の右側面には、搭乗者の乗降可能にするドア14が開閉自在に備えられている。サイドパネル12は、ドア14とは反対側となる運転座席10の左横側に備えられている。このサイドパネル12には、主変速レバー15の他、作業用のクラッチレバー等が備えられる。
キャビン5は、フロントガラス31を備えると共に、左側に開閉自在なガラス窓部を有する左側壁32を配置し、右側に前述したドア14を配置し、後側にガラス窓部を有した後壁33を配置し、これらを覆う位置にルーフ34を配置している。
刈取部2には、植立状態の作物を刈取対象と非刈取対象に分ける左右一対のデバイダ17と、植立状態の作物を掻き込む掻込リール18と、植立状態の作物の株元を切断するバリカン型の刈取装置19と、刈取作物を刈幅方向中央側に寄せ集めるオーガ20と、刈取作物を脱穀装置8に搬送するフィーダ21とが備えられている。
脱穀装置8は、扱室内に備えられた扱胴22と、その下方側に備えられた受網(図示せず)とにより、搬送された刈取作物の脱穀処理が行われる。扱室の下方に備えられた選別部23にて、受網を漏下した脱穀処理物を穀粒と排ワラ屑等に分離する選別処理が行われる。脱穀装置8の機体後部には、排ワラ屑を細断処理して下方外方に排出する排ワラ細断装置24が備えられている。
図1,2,3に示すように、脱穀装置8は、選別部23による選別処理によって得られた穀粒を、一番物搬送スクリュー27により脱穀装置8の右横側外方に搬送した後に、バケットコンベア式の揚穀装置25により上方から穀粒タンク9に供給する。また、脱穀装置8の下部で回収された枝付き籾等の二番物を、二番物搬送スクリュー28により脱穀装置8の右横側外方に搬送し、この二番物を選別部23に還元する二番物還元装置26が備えられている。
穀粒タンク9の下部には貯留している穀粒を、後方に搬送する底スクリュー30が備えられている(図2参照)。穀粒タンク9の後部には、底スクリュー30で搬送された穀粒を外部に排出する穀粒排出装置29が備えられている。この穀粒排出装置29は、穀粒を上方に搬送する縦スクリューコンベア29Aと、この縦スクリューコンベア29Aの上端部から穀粒を横方向に搬送して先端の排出口から排出する横スクリューコンベア29Bとを備えている。
図4,5に示すように原動部7は、エンジンボンネット42によりエンジンルーム43が形成されている。このエンジンボンネット42が、エンジンルーム43と運転用空間とを仕切っており、エンジンボンネット42の上方に運転座席10が配置されている。
〔排ガス浄化装置〕
図4,5に示すようにエンジンルーム43に、エンジン44と、エンジン冷却用のラジエータ45と、ラジエータ45に供給する冷却風を生起する冷却ファン46と、第1排ガス浄化装置47と、第2排ガス浄化装置48とを備えている。
エンジン44から排出される排ガスは、第1排ガス浄化装置(DPF)47に供給された後に、第2排ガス浄化装置(SCR)48に供給される。これらは、エンジン44と一体化した状態でエンジン44の上部に配置されている。
第1排ガス浄化装置47と、第2排ガス浄化装置48とが排ガス処理装置の一例である。この排ガス処理装置としては単一の装置として構成されるものや、3つ以上の装置をユニット化したものであっても良い。
第1排ガス浄化装置47は、エンジン44の排ガスに含まれる粒子状物質(PM)(Particulate Matter)を減少させると処理を行うと共に、排ガスに含まれるディーゼル微粒子を捕集する公知技術であるディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)(Diesel Particulate Filter)(図示せず)を備え、このディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)を排ガスが通過することによって粒子状物質(PM)を減少させる。
第2排ガス浄化装置48は、SCR(Selective Cataltic Reduction)(選択的触媒還元)を用いて排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を減少させる処理を行う。説明を加えると、還元剤の一例である尿素水を排ガス中に噴射して加水分解させてアンモニアを生成し、そのアンモニア(NH3)と排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)とを化学反応させて、窒素(N2)と水(H2O)とに還元させることで排ガス中に含まれる窒素酸化物を減少させる処理が行われる。
図4,5に示すように、第1排ガス浄化装置47は、前部側の排気導入部49からエンジン44からの排気を受け入れ、後方に流動させながら粒子状物質を低減する処理を行い、この処理後の排ガスを後部側の排気送出部50から第2排ガス浄化装置48の中継管48Bに送り出す。
第2排ガス浄化装置48は、第2排ガス浄化装置本体48Aと、中継管48Bとで構成されている。中継管48Bでは、内部空間に対して噴射ノズル53から尿素水を噴射することにより、この尿素水と混合した排ガスを前側に送る。中継管48Bの前端が第2排ガス浄化装置本体48Aの前端の排気受入部51に連結しており、第2排ガス浄化装置本体48Aでは、中継管48Bから供給された排ガスの浄化を行うと共に、浄化後の排ガスを後端の上部の排気排出部52から上方に送り出す。
このように、第1排ガス浄化装置47と、第2排ガス浄化装置48とを備えることにより、エンジン44から排出される排ガスに含まれる微粒子は除去され、窒素酸化物を減少させ、浄化したガスとして排出する。尚、噴射ノズル53に供給する尿素水は尿素水タンク(図示せず)に貯留されたものが用いられる。
〔排気管〕
図4〜8に示すように、第2排ガス浄化装置48に備えた排気排出部52に排気管EPの下端が接続している。排気管EPは、第2排ガス浄化装置48(排ガス処理装置)からの排ガスを上方に送る第1管体61と、この上に配置され、排ガスの流動方向で下流側に配置される第2管体62と、この第2管体62の下流側に接続する第3管体63とを備えて構成されている。第3管体63の下流側の端部には排気ガスの排出方向を決める排気ガイド板64を備えている。更に、キャビン5の後部位置には第1管体61と第2管体62との一部を覆う排気管カバー65(カバーの一例)を備えている。
この排気管EPでは、第1管体61と、第2管体62とに金属パイプ材が用いられ、第3管体63として金属材を折り曲げることで断面が6角形となるパイプ材が用いられ、排気ガイド板64には金属板が用いられている。
特に、排気管EPは、第1管体61と第2管体62の一部とを平面視においてキャビン5の後部の左側において左側壁32と後壁33との一部を切り欠いて形成される排気管収容空間Sに配置しており、第1管体61と、第2管体62の一部と、排気管カバー65とはキャビン5のルーフ34の下方に配置される。つまり、排気管収容空間Sは、キャビン5の外壁に縦方向に伸びる凹状溝部として形成されるものであり、この排気管収容空間Sの上方空間を覆うようにキャビン5のルーフ34には、オーバーラップ部が形成されている。
排気排出部52の上端にはフランジ部に接続する状態で、縦向きで少し外方に傾斜する姿勢の排出管66を備えている。第1管体61は、上端の第1排出開口61Aが上方に開放するように、その上端部分が縦向き姿勢に設定されると共に、下端部分が排出管66の姿勢に沿うように屈曲する第1屈曲部C1を備えており、この第1管体61の下端位置に対して下側ほど拡径する第1導入開口61Bが形成されている。
第2管体62は、排ガスの流動方向での下流側が後方の斜め上方に向かう姿勢となるように屈曲する第2屈曲部C2を備えており、この第2屈曲部C2より上流側となる中間部が縦向き姿勢に設定され、この中間部より下側(上流側)には第1管体61の上端部分が入り込むように下側ほど拡径する第2導入開口62Bが形成されている。
図8に示すように、第1管体61と第2管体62とは、排気管収容空間Sの後部壁面Srの後方位置に配置されるものであり、第1管体61と第2管体62とは、後部壁面Srに対して各々が独立したブラケット67を介して支持されている。特に、このブラケット67は排気管のみを支持するものであり、排気管カバー65は異なる構造によりキャビン5に支持される。
この異なる構造とは、排気管カバー65をキャビン5に支持するための構造(図6,7,8等に示すブラケット67)を利用しないで排気管カバー65をキャビンに支持することを意味しており排気管EPに排気管カバー65を支持する構造は含まない。これにより、実施形態では、排気管カバー65をキャビン5に支持するための構造(図6、7,8等に示すブラケット67)と、排気管カバー65をキャビン5に支持する構造(図6、7,8等に示す支持ボルト72)とが異なっている。
図6,7,8に示すように、ブラケット67は、管体(第1管体61と第2管体62との上位概念)の外面に溶接固定される第1部材67aと、この第1部材67aに対して位置調節自在に支持される第2部材67bと、第1部材67aに対する第2部材67bの位置を固定する位置固定ボルト67cとを備えて構成されている。
各々の第2部材67bには、排気管収容空間Sの後部壁面Srと平行姿勢となる連結面を備えており、これらの連結面のボルト挿通孔に固定ボルト68を挿通し、後部壁面Srに固設した支持プレート69に締結固定することにより、第1管体61と第2管体62とがキャビン5に支持される。
この構成では、ブラケット67が、第1部材67aと第2部材67bとの位置関係を調節できる構成であるため、後部壁面Srに対する第1管体61と第2管体62との位置関係を調節して、これらを適正な位置に配置できる。
第2管体62の第2排出開口62Aの開口縁に複数の取付片70が溶接固定されている。第3管体63に形成された複数の貫通孔の各々に対して取付ボルト71を挿通し、これらの取付ボルト71を取付片70のネジ部に螺合させることにより、第3管体63が第2管体62に支持されている。また、この第3管体63は、排気管カバー65の外部に配置される。
排気ガイド板64は、第3管体63の後端に対して固定されるものあり、この排気ガイド板64は、キャビン5のルーフ34の後端から少し後方に突出する位置関係となる。
図6,7,8に示すように、排気管カバー65は、金属板を平面視でL字状に折り曲げることによりキャビン5の左側壁32から後壁33に亘る領域に配置可能に構成され、この排気管カバー65の上端には、第2管体62の下流側の端部(後端部)が挿通する切欠部65aが形成されている。
このように構成された排気管カバー65の側面を複数の支持ボルト72によりキャビン5の左側壁32の中間フレーム32aに固定し、後面を複数の支持ボルト72によりキャビン5の後壁33の中間部材33aに固定することにより排気管カバー65がキャビン5に支持されている。尚、排気管カバー65をキャビン5に支持する構成として、排気管カバー65の側面を左側壁32に対して直接固定し、後面をキャビン5の後壁33に対して直接固定するように構成しても良い。
この排気管カバー65をキャビン5に支持した状態では、排気管EPの第1屈曲部C1と第2屈曲部C2と、これらの中間部位としての中継箇所が排気管カバー65で覆われることになる。
第1管体61と第2管体62とがキャビン5に対して決まった位置に支持されることにより、排出管66の上端との間に間隙を形成する状態で第1導入開口61Bが配置される。この第1導入開口61Bの部位でエゼクタ効果を得る。また、第1管体61の上端の第1排出繰り61Aとの中継箇所では、これらの間に間隙を形成する状態で第2管体62の第2導入開口62Bが配置され、この部位でエゼクタ効果を得る。
これと同様に、第2管体62の第2排出開口62Aとの間に間隙を形成する状態で第3管体63の前端部分が外嵌することにより、この部位でエゼクタ効果を得る。
〔実施形態における排気管の作用効果〕
このように排気管EPが構成されることにより、排ガス処理装置としての第2排ガス浄化装置48から排出された高温の排ガスを高い位置に排出して拡散させることが可能となる。また、排気管EPのうち第1屈曲部C1を含む第1管体61と、第2屈曲部C2を含む第2管体62と、これらの中継箇所とが排気管収容空間Sに収容されると共に、これらが排気管カバー65で覆われる。
このため、排気管収容空間Sはキャビン5のルーフ34がオーバーラップする位置であるため、圃場の泥土が排気管EPに付着する不都合が解消され、排気管EPのうち高温の部位に雨水や塵埃、ワラなどが接触する不都合も抑制される。
排気管EPの第1管体61と第2管体62とがキャビン5に支持され、排気管カバー65がキャビン5に対して支持されているため(キャビン5に対して排気管EPを支持する構造と異なる構造に排気管カバー65が支持されているため)排気管カバー65が高温となることもない。特に、この排気管EPでは、前述したように排気管カバー65の内部に箇所にエゼクタ効果により外部の空気の吸入が可能となるため、排気管EPの全体での温度上昇を抑制すると同時に、外部の空気で希釈された排ガスを高い位置から排出することも可能となる。
また、排気管EPでは、第1管体61に第1屈曲部C1を形成し、第2管体62に第2屈曲部C2を形成しているため、例えば、単位のパイプ材の両端に屈曲部を形成するものと比較すると長尺のパイプ材を扱わないで済むため、各々の屈曲部を形成する加工が容易となる。また、第1屈曲部C1の屈曲方向と第2屈曲部C2の屈曲方向を決める場合にも、ブラケット67の取付位置を調整することで適正にセットできる。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い(実施形態と同じ機能を有するものには、実施形態と共通の番号、符号を付している)。
(a)本発明の排気管EPは、キャビン5を有するトラクタに備えることが可能であり、自脱型のコンバインに備えることも可能である。
(b)キャビン5の左側壁32や、後壁33において縦方向に伸びるように排気管収容空間S(凹状溝部)を形成し、これに排気管EPを収容する。この構成では、排気管カバー65を平坦なプレート状に成形することも考えられる。
(c)本発明では、排気管EPが単一のパイプ材で形成されるものを除外するものではなく、例えば、単一のパイプ材を屈曲して上端側が後方に伸びる形状のものや、上端が直線的に上方に延びる形状のものを用いても良い。
本発明は、運転座席を覆うキャビンを備えた農用作業機に利用することができる。
5 キャビン
10 運転座席
34 ルーフ
44 ディーゼルエンジン(エンジン)
47 第1排ガス浄化装置(排ガス処理装置)
48 第2排ガス浄化装置(排ガス処理装置)
61 第1管体
62 第2管体
65 排気管カバー(カバー)
65a 切欠部
S 排気管収容空間(凹状溝部)
C1 第1屈曲部
C2 第2屈曲部
EP 排気管

Claims (5)

  1. 内部に運転座席が配置されたキャビンと、前記キャビンの下側に配置されたエンジンと、前記エンジンからの排ガスを処理する排ガス処理装置と、前記排ガス処理装置からの排ガスを上方に送り出す排気管とを備えると共に、
    前記排気管が、前記キャビンに支持されると共に、この排気管を覆うカバーが前記排気管とは異なる構造により前記キャビンに支持されている農用作業機。
  2. 前記排気管が、前記排ガス処理装置からの排ガスを送る第1管体と、これより下流側に配置される第2管体とで構成され、前記第1管体からの排ガスを前記第2管体に受け渡す中継箇所が前記カバーで覆われている請求項1に記載の農用作業機。
  3. 前記排気管が、下端側に第1屈曲部を形成し、上端側に第2屈曲部を形成しており、前記第1屈曲部と、前記第2屈曲部と、前記第1屈曲部と前記第2屈曲部との中間部位とが前記カバーで覆われている請求項1又は2に記載の農用作業機。
  4. 前記キャビンの外壁に縦向方向に伸びる凹状溝部が形成され、前記凹状溝部に沿って前記排気管が配置され、この排気管を覆う位置に前記カバーが配置されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の農用作業機。
  5. 前記キャビンのルーフが、前記排気管と前記カバーとの上方を覆うように外方に張り出すオーバーラップ部を備えており、前記排気管の下流側部分を、前記カバーの外方に引き出すための切欠部が、前記カバーの上端に形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の農用作業機。
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