JP2018203111A - 回転体の転動解析方法、回転体の転動解析装置、及びプログラム - Google Patents

回転体の転動解析方法、回転体の転動解析装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】解析精度の確保と計算コストの低減とを両立可能な、回転体の転動解析方法を提供すする。【解決手段】回転体Tの表面形状は最小単位Mとなる表面形状が周方向CDに複数繰り返し配置された形状であり、モデルのうち一部の部位Ar1の計算格子が他の部位Ar2の計算格子よりも細かく設定されたモデルを取得するステップ(S100、S101)と、最小単位N個(Nは1以上の自然数)に対応する角度、回転体Tを転動させた転動解析処理を実行するステップ(S103)と、転動解析処理後の計算格子の物理量を、転動開始時点の対応する計算格子にコピーするマッピング処理を実行するステップ(S105)と、を含む。所定の解析終了条件が成立するまで、マッピング処理後の計算格子を用いた転動解析処理(S103)と、転動解析処理後のマッピング処理(S105)と、を繰り返し実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、回転体の転動解析方法、回転体の転動解析装置、及びプログラムに関する。
近年、タイヤ等の回転体の転動時における回転体周囲の流体(空気、水など)によるノイズ性能、排水性能などの性能を評価するために、回転体周囲の流体解析シミュレーションが提案されている。シミュレーション方法としては、コンピュータにおいて回転体モデルを路面上で転動させ、回転体モデルの周囲の流体の物理量を計算し、流体の物理量を用いてノイズ、排水性能などの性能を評価する。関連する技術としては、特許文献1、2が開示されている。
別の解析方法として、溝をトレッドに有するタイヤ有限要素法モデルを転動させ、路面との接触に起因するタイヤ内部の物理量を算出する構造解析シミュレーションが提案されている。これら回転体の転動解析には、流体モデルを用いる解析及び構造モデルを用いる解析の双方が含まれる。
特開2013−216269号公報 特開2012−6522号公報
流体解析及び構造解析のいずれのシミュレーションにおいても、転動解析においては回転体を転動させるため、使用するモデルは回転体全周に亘って同程度の大きさの計算格子で表現されている。解析精度を向上させるためには、モデル全体に亘り計算格子を細かくする必要があり、計算格子を細かくすれば、計算コストが増大してしまう。逆に、計算格子を粗くすれば、計算コストが低減するものの、解析精度が悪化してしまう。このように、解析精度と計算コストは相反関係にある。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、解析精度の確保と計算コストの低減とを両立可能な、回転体の転動解析方法、回転体の転動解析装置、及びプログラムを提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、次のような手段を講じている。
すなわち、本発明の回転体の転動解析方法は、
コンピュータが実行する方法であって、
回転体を表す複数の計算格子を有する構造モデル又は回転体周囲の空間を表す複数の計算格子を有する流体モデルであって、前記回転体の表面形状は最小単位となる表面形状が周方向に複数繰り返し配置された形状であり、前記モデルのうち一部の部位の計算格子が他の部位の計算格子よりも細かく設定されたモデルを取得するステップと、
前記回転体のうち計算格子が細かく設定された部位を接地させ、最小単位N個(Nは1以上の自然数)に対応する角度、転動させた転動解析処理を実行するステップと、
前記転動解析処理後の計算格子の物理量を、転動開始時点の対応する計算格子にコピーするマッピング処理を実行するステップと、
を含み、
所定の解析終了条件が成立するまで、前記マッピング処理後の計算格子を用いた転動解析処理と、前記転動解析処理後のマッピング処理と、を繰り返し実行する。
このように、計算格子が細かく設定された部位のうち最小単位N個分接地転動させるので、転動開始時点と転動終了時点の回転体の表面形状が合致する。転動終了時の物理量を転動開始時の計算格子にコピーし、転動解析を実行するので、最小単位N個分転動させ、物理量を保持したまま、最小単位N個分戻した状態から再度最小単位N個分転動させることに等しく、接地する部位は最小単位N個分となる。よって、従来では、接地転動解析において回転体全周に亘って細かい計算格子が必要であったところ、この方法によれば、最小単位N個に対応する領域のみに細かい計算格子を設定すればよく、解析精度の確保と、計算コストの低減とを両立させることが可能となる。
本発明の回転体の転動解析装置を示すブロック図。 転動開始時点の回転体の周囲の空間を表す流体モデルを示す図。 図2に示すモデルの説明図。 図2に示す転動開始時点から反時計回りに最小単位1個分転動した転動終了時点のモデルを示す図。 転動開始時点の計算格子の物理量を色で示す図。 転動終了時点の計算格子の物理量を色で示す図。 本発明に係る転動解析方法を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
[回転体の転動解析装置]
本実施形態に係る転動解析装置1は、回転体の転動による解析対象の挙動をシミュレーションする。本実施形態では、回転体であるタイヤの周囲の空間を示す複数の計算格子を有する流体モデルを用いて、空間の物理量を計算格子毎に算出する例を説明する。
図1に示すように、装置1は、モデル取得部10と、転動解析処理部11と、マッピング処理部12と、を有する。本実施形態においては、モデル取得部10は、流体モデルを取得するように構成されており、空間形状データ取得部10aと、計算格子設定部10bと、を有してもよい。これら各部10〜14は、CPU、メモリ、各種インターフェイス等を備えたパソコン等の情報処理装置においてCPUが予め記憶されている図7の処理ルーチンを実行することによりソフトウェア及びハードウェアが協働して実現される。
図1に示すモデル取得部10は、図2に示すように、回転体Tの周囲の空間を表す複数の計算格子を有する流体モデルを取得する。図2及び図3は回転軸に直交する断面図である。計算格子には、流体又は回転体自体の挙動を計算するために必要となる物性及び物理モデル等の計算条件が設定されている。図3に示すように、この流体モデルの回転体の表面形状は、最小単位Mとなる表面形状が周方向CDに沿って複数繰り返し配置された形状である。図2及び図3を照らして示すように、モデルのうち一部の部位Ar1の計算格子が他の部位Ar2の計算格子よりも細かく設定されている。図の例では、回転体Tの半周に亘り計算格子が細かい部位Ar1が設定されているが、これに限定されない。回転体Tの全周でなければ、これよりも広範囲でもよいし、狭い範囲でもよい。計算格子が細かい部位Ar1を設定する下限としては、最小単位1個に対応する角度分であり、最小単位1個に対応する角度回転体を転動させれば表面形状が合致するからである。下限について、同図の例で説明すると、最小単位1個に一致する範囲P1でもよいし、隣接する複数の最小単位に跨るものの最小単位1個に対応する範囲P2でもよい。
本実施形態のモデル取得部10は、流体モデルデータを生成して取得する。具体的には、空間形状データ取得部10aが、回転体Tの周囲の空間の形状に関するデータを取得し、計算格子設定部10bが、図2及び図3に示すように、一部の部位Ar1の計算格子が他の部位Ar2の計算格子よりも細かくなるように空間を表す計算格子の大きさを設定する。勿論、モデル取得部10は、内部又は外部のストレージから流体モデルデータを取得するように構成してもよい。
図1に示す転動解析処理部11は、回転体Tのうち計算格子が細かく設定された部位Ar1を接地させ、最小単位N個(Nは1以上の自然数)に対応する角度、転動させた転動解析処理を実行する。流体モデルの転動解析処理及び構造モデルの転動解析処理は知られているため、詳細な説明を省略する。一般的には最小単位に関係なく、回転体を転動させるが、本願においては、最小単位N個に対応する角度のみ転動させる。本実施形態では、N=1に予め設定されており、図2は転動開始時点のモデルを示し、図4は、図2の状態から反時計回りに最小単位1個分転動した転動終了時点のモデルを示している。Nの最大値は、計算格子が細かく設定された部位Ar1を超えない範囲内で任意に設定可能である。後の処理に使用するため、図2に示す転動開始時点のモデルデータ(計算格子を含む)を別途メモリに保存しておくことが、効率的である。
図1に示すマッピング処理部12は、転動解析処理後の計算格子の物理量を、転動開始時点の対応する計算格子にコピーするマッピング処理を実行する。これにより、図2及び図5に示す転動開始時点の計算格子の物理量が、図4及び図6に示す転動終了時点の計算格子に記憶され、流体解析であれば空間上の物理量が引き継がれ、構造解析であれば回転体内の物理量が引き継がれる。マッピング処理は計算格子の位置に応じて対応付ければよい。転動開始時点と転動終了時点の計算格子の位置が同一であれば、位置が同じ計算格子同士の物理量をそのままコピーすればよい。転動開始時点と転動終了時点の計算格子が同一でなければ、空間における重なり度合いによって対応関係を決定し、物理量を配分してコピーすればよい。
所定の解析終了条件が成立するまで、マッピング処理後の計算格子を用いた転動解析処理と、転動解析処理後のマッピング処理と、を繰り返し実行する。
[転動解析方法]
上記装置1を用いたタイヤ周囲の転動解析方法を、図7を用いて説明する。
まず、ステップS100,S102において、モデル取得部10は、回転体Tを表す複数の計算格子を有する構造モデル又は回転体T周囲の空間を表す複数の計算格子を有する流体モデルであって、回転体Tの表面形状は最小単位Mとなる表面形状が周方向CDに複数繰り返し配置された形状であり、モデルのうち一部の部位Ar1の計算格子が他の部位Ar2の計算格子よりも細かく設定されたモデルを取得する。
本実施形態においては、ステップS100において、空間形状データ取得部10aが、回転体T周囲の空間の形状に関するデータを取得する。ステップS101において、計算格子設定部10bが、一部の部位Ar1の計算格子が他の部位Ar2の計算格子よりも細かくなるように空間を表す計算格子の大きさを設定する。
次のステップS102において、転動開始時点のモデル(計算格子)をメモリに保存する。
次に、ステップS103〜S105の処理を、解析終了時間(目標時間)に到達するまで(S104:YES)、繰り返し実行する。
次のステップS103において、転動解析処理部11は、回転体のうち計算格子が細かく設定された部位Ar1を接地させ、最小単位N個(Nは1以上の自然数)に対応する角度、転動させた転動解析処理を実行する。
次のステップS104において、解析終了時間(目標時点)に到達したかを判定し、解析終了時間に到達していると判断すれば処理を終了する。解析終了時間(目標時点)に到達していないと判断すれば、次のステップS105において、保存した転動開始時点のモデルをコピーし、マッピング処理部12は、転動解析処理後の計算格子(図2及び図5参照)の物理量を、転動開始時点の対応する計算格子(図4及び図6参照)にコピーするマッピング処理を実行し、ステップS103の処理に戻る。
すなわち、所定の解析終了条件(目標時点に達成)が成立するまで、マッピング処理後の計算格子を用いた転動解析処理と、転動解析処理後のマッピング処理と、を繰り返し実行する。
なお、本実施形態では、流体モデルを用いて流体の物理量を算出しているが、これに限定されない。例えば、回転体を表す複数の計算格子を有する構造モデルを用いて、回転体内部の物理量(応力、歪み、変位状態、速度など)を計算格子毎に算出する構造計算に適用してもよい。
以上のように、本実施形態の回転体の転動解析方法は、
コンピュータが実行する方法であって、
回転体Tを表す複数の計算格子を有する構造モデル又は回転体T周囲の空間を表す複数の計算格子を有する流体モデルであって、回転体Tの表面形状は最小単位Mとなる表面形状が周方向CDに複数繰り返し配置された形状であり、モデルのうち一部の部位Ar1の計算格子が他の部位Ar2の計算格子よりも細かく設定されたモデルを取得するステップ(S100、S101)と、
回転体Tのうち計算格子が細かく設定された部位Ar1を接地させ、最小単位N個(Nは1以上の自然数)に対応する角度、転動させた転動解析処理を実行するステップ(S103)と、
転動解析処理後の計算格子の物理量を、転動開始時点の対応する計算格子にコピーするマッピング処理を実行するステップ(S105)と、
を含む。
所定の解析終了条件が成立するまで、マッピング処理後の計算格子を用いた転動解析処理(S103)と、転動解析処理後のマッピング処理(S105)と、を繰り返し実行する。
本実施形態の回転体の転動解析装置1は、
回転体Tを表す複数の計算格子を有する構造モデル又は回転体T周囲の空間を表す複数の計算格子を有する流体モデルであって、回転体Tの表面形状は最小単位Mとなる表面形状が周方向CDに複数繰り返し配置された形状であり、モデルのうち一部の部位Ar1の計算格子が他の部位Ar2の計算格子よりも細かく設定されたモデルを取得するモデル取得部10と、
回転体Tのうち計算格子が細かく設定された部位Ar1を接地させ、最小単位N個(Nは1以上の自然数)に対応する角度、転動させた転動解析処理を実行する転動解析処理部11と、
転動解析処理後の計算格子の物理量を、転動開始時点の対応する計算格子にコピーするマッピング処理を実行するマッピング処理部12と、を備える。
所定の解析終了条件が成立するまで、マッピング処理後の計算格子を用いた転動解析処理と、転動解析処理後のマッピング処理と、を繰り返し実行する。
このように、計算格子が細かく設定された部位Ar1のうち最小単位N個分接地転動させるので、転動開始時点と転動終了時点の回転体Tの表面形状が合致する。転動終了時の物理量を転動開始時の計算格子にコピーし、転動解析を実行するので、最小単位N個分転動させ、物理量を保持したまま、最小単位N個分戻した状態から再度最小単位N個分転動させることに等しく、接地する部位は最小単位N個分となる。よって、従来では、接地転動解析において回転体T全周に亘って細かい計算格子が必要であったところ、この方法によれば、最小単位N個に対応する領域のみに細かい計算格子を設定すればよく、解析精度の確保と、計算コストの低減とを両立させることが可能となる。
本実施形態の方法において、モデルを取得するステップ(S100、S101)は、流体モデルを取得し、回転体T周囲の空間の形状に関するデータを取得するステップ(S100)と、一部の部位Ar1の計算格子が他の部位Ar2の計算格子よりも細かくなるように空間を表す計算格子の大きさを設定するステップ(S101)と、を含む。
本実施形態の装置において、モデル取得部10は、流体モデルを取得するように構成されており、回転体周囲の空間の形状に関するデータを取得する空間形状データ取得部10aと、一部の部位Ar1の計算格子が他の部位Ar2の計算格子よりも細かくなるように、空間を表す計算格子の大きさを設定する計算格子設定部10bと、を有する。
回転体Tの構造モデルでは時間発展させて転動解析を実行する意味が薄いが、流体解析においては時間発展させなければ意味のある物理量を得ることができないので、流体モデルにおいて本方法を実行することが有用である。
本実施形態において、回転体は、タイヤ周方向に交差する溝を有するタイヤである。
このようにすれば、タイヤ周囲の流体の物理量又はタイヤに生じる物理量を得ることが可能となる。
本実施形態に係るプログラムは、上記方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
これらプログラムを実行することによっても、上記方法の奏する作用効果を得ることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
10…モデル取得部
11…転動解析処理部
12…マッピング処理部
T…回転体(タイヤ)
M…表面形状の最小単位
Ar1…計算格子が細かい部位
Ar2…計算格子が粗い部位

Claims (7)

  1. コンピュータが実行する方法であって、
    回転体を表す複数の計算格子を有する構造モデル又は回転体周囲の空間を表す複数の計算格子を有する流体モデルであって、前記回転体の表面形状は最小単位となる表面形状が周方向に複数繰り返し配置された形状であり、前記モデルのうち一部の部位の計算格子が他の部位の計算格子よりも細かく設定されたモデルを取得するステップと、
    前記回転体のうち計算格子が細かく設定された部位を接地させ、最小単位N個(Nは1以上の自然数)に対応する角度、転動させた転動解析処理を実行するステップと、
    前記転動解析処理後の計算格子の物理量を、転動開始時点の対応する計算格子にコピーするマッピング処理を実行するステップと、
    を含み、
    所定の解析終了条件が成立するまで、前記マッピング処理後の計算格子を用いた転動解析処理と、前記転動解析処理後のマッピング処理と、を繰り返し実行する、回転体の転動解析方法。
  2. 前記モデルを取得するステップは、前記流体モデルを取得し、
    前記回転体周囲の空間の形状に関するデータを取得するステップと、
    一部の部位の計算格子が他の部位の計算格子よりも細かくなるように空間を表す計算格子の大きさを設定するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記回転体は、タイヤ周方向に交差する溝を有するタイヤである、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 回転体を表す複数の計算格子を有する構造モデル又は回転体周囲の空間を表す複数の計算格子を有する流体モデルであって、前記回転体の表面形状は最小単位となる表面形状が周方向に複数繰り返し配置された形状であり、前記モデルのうち一部の部位の計算格子が他の部位の計算格子よりも細かく設定されたモデルを取得するモデル取得部と、
    前記回転体のうち計算格子が細かく設定された部位を接地させ、最小単位N個(Nは1以上の自然数)に対応する角度、転動させた転動解析処理を実行する転動解析処理部と、
    前記転動解析処理後の計算格子の物理量を、転動開始時点の対応する計算格子にコピーするマッピング処理を実行するマッピング処理部と、を備え、
    所定の解析終了条件が成立するまで、前記マッピング処理後の計算格子を用いた転動解析処理と、前記転動解析処理後のマッピング処理と、を繰り返し実行する、回転体の転動解析装置。
  5. 前記モデル取得部は、前記流体モデルを取得するように構成されており、
    前記回転体周囲の空間の形状に関するデータを取得する空間形状データ取得部と、
    一部の部位の計算格子が他の部位の計算格子よりも細かくなるように、空間を表す計算格子の大きさを設定する計算格子設定部と、を有する、請求項4に記載の装置。
  6. 前記回転体は、タイヤ周方向に交差する溝を有するタイヤである、請求項4又は5に記載の装置。
  7. 請求項1〜3のいずれかに記載の方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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