JP2018201846A - 下肢用サポータ - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者の状況に応じて、簡易に装着したり、取り外したりする事ができ、装着・取外し動作を困難なく行う事ができるようにした下肢用サポータを提供すること。【解決手段】弾性素材の収縮力によって装着者の歩行を支援する為の下肢用サポータであって、装着者の膝部又は膝部から腰部の間の部位に装着される膝部装着部と、装着者の正面側において、前記膝部装着部から上方に延伸する弾性素材からなる上部伸縮部とからなり、当該上部伸縮部は、その先端側が、装着者の腰部又は腰部よりも上方の部位に装着される腰部装着部に対して着脱自在に形成されていることを特徴とする下肢用サポータ。【選択図】図1
Description
本発明は歩行時における下肢の筋力を支援し、歩行しやすくするための下肢用サポータに関し、より具体的には、高齢者等の様に下肢の筋肉(特に、前脛骨筋など)が衰えた場合であっても、躓くことなく安全に歩行できるようにするための下肢用サポータに関する。
日常生活を通常通り行おうとする場合、歩行動作は必要不可欠である。しかしながら、歩行動作の為の筋肉は老化に伴って衰えてしまい、また長期療養などで運動量が著しく減少した場合にも歩行動作の為の筋肉は衰えてしまう。このように歩行動作に要する筋肉が衰えてしまった場合には、歩行動作において、歩幅が小さくなったり、すり足歩行になったりすることから、転倒の危険性が増加してしまう。
このため、従前においても、歩行機能の回復および補助に使用される前脛骨筋の機能回復および補助用装置が幾つか提案されている。例えば特許文献1(特開2008−132153号公報)では、歩行機能の回復および補助に使用してスムーズな歩行能力を獲得する事を課題とした前脛骨筋の機能回復および補助用装置が提案されている。この補助装置は、足部が挿入される足収容部材および該足収容部材の後部側に傾動可能に設けられ脛部に取付けられる脛収容部材を備え、下腿に装着されて使用される短下肢装具と、前記足収容部材の先上部側および前記脛収容部材の前上部側にそれぞれ両端部が連結され、伸縮することで前記足収容部材のつま先側を踵側に対して傾動させる駆動手段と、前記足収容部材の底部のつま先側および踵側にそれぞれ取付けられ、該足収容部材の底部に加わる圧力を検出する第一、第2の圧力センサーと、前記第一、第2の圧力センサーの検出値から歩行時の前記足収容部材の底部の離地および接地の状態を判別し、歩行動作に合わせて前記駆動手段を伸縮させる駆動制御手段とを有し、前記短下肢装具が装着された下腿の歩行時における前脛骨筋の機能を補助するものとして構成されている。
また、特許文献2(特開2014−185418号公報)では、日々の日常生活で、正しい歩き方ができないと、骨盤、股関節、膝関節、又は、足関節が歪み、痛みが生じたり、怪我につながるとの知見に基づいて、歩行時に正しい体重移動ができるように補助することができるソックス状衣類を提案している。即ちこの特許文献2では、少なくとも膝蓋骨の下から足裏の少なくとも一部までの下半身を覆い、伸縮性生地よりなる本体部の一部に緊締力の強い帯状の緊締部を有するソックス状衣類であって、前記緊締部は、前脛骨筋に沿って起始から停止まで伸長された膝下第一緊締部と、脛骨の内側上端部から腓腹筋に沿って内側くるぶしの後方をとおり、足の内側から踵骨、舟状骨、立方骨、又は、全楔状骨の底面まで伸長された膝下第2緊締部と、脛骨の外側上端部から腓腹筋に沿って外側くるぶしの後方をとおり、足の外側から踵骨、舟状骨、立方骨、又は、全楔状骨の底面まで伸長された膝下第3緊締部とを有するソックス状衣類を提案している。
上記の通り、従前から歩行動作の補助乃至は矯正を行う機械器具は幾つか提案されている。しかしながら、前記特許文献1で提案されている前脛骨筋の機能回復および補助用装置は、伸縮することで足収容部材のつま先側を踵側に対して傾動させる駆動手段を備えるものであり、圧力センサーを必要とするなど、その構造は複雑であって、その装着が困難である。そこで本発明では、簡易な構造であって、装着が容易な下肢用サポータを提供することを第1の課題とする。
また、歩行動作の支援や矯正を行う機械器具は、歩行動作時に着用していればよく、着座していたり、単に起立している姿勢においては、当該機械器具は特段意味をなさない事になる。また、前記のような歩行動作の障害は、筋肉の衰えだけによるものではなく、立ち仕事、運動あるいは日常生活等において、下肢の筋肉、特に前脛骨筋を酷使してしまい、筋肉が凝り固まってしまった場合に限って発生する場合もある。そして、このように下肢の筋肉が凝り固まっている場合に、何ら軽減措置を施すことなく放っておいたとすれば、凝り固まった下肢の筋肉が、足の神経や血管を圧迫してしまい、足の甲がしびれを生じさせることも危惧される。よって、歩行動作の補助乃至は矯正の為の機械器具は、このような症状(筋肉が凝り固まった症状)が出た場合に、必要に応じて、簡易且つ迅速に装着できることが望ましい。
そこで本発明では、利用者の状況に応じて、簡易に装着したり、取り外したりする事ができ、装着・取外し動作を困難なく行う事ができるようにした下肢用サポータを提供することを第2の課題とする。
そして前記特許文献2で提案されているソックス状衣類は、膝下第一緊締部の緊締力により前脛骨筋にアプローチし、歩行時につま先を上がりやすくし、つまずきや転倒を防止すると共に、正しくつま先で地面を蹴ることにより、筋力を増強させるものとなっている。しかしながら、このソックス状衣類は、当該膝下第一緊締部のみならず、膝下第2緊締部及び膝下第3緊締部を備えており、各緊締部同士の力バランスが複雑である。そして、このように緊締力のバランスを複雑に調整した場合には、長年の使用により何れかの緊締部の緊締力が変わってしまった場合には、当該緊締部同士のバランスが変化してしまい、却って歩行動作に支障を来すことが考えられる。
そこで本発明では、このような緊締力のバランスを考慮する事なく、長年の使用により緊締力が変化した場合であっても、歩行動作を支援できるようにした下肢用サポータを提供することを第3の課題とする。
上記課題の少なくとも何れかを解決するべく、本発明者は、歩行動作を徹底的に究明し、当該歩行動作に必要な筋肉と、その動作を支援する為の構成を試行錯誤した結果、本発明を完成するに至ったものである。
即ち本発明では、弾性素材の収縮力によって装着者の歩行を支援する為の下肢用サポータであって、装着者の膝部又は膝部から腰部の間の部位に装着される膝部装着部と、装着者の正面側において、前記膝部装着部から上方に延伸する弾性素材からなる上部伸縮部とからなり、当該上部伸縮部は、その先端側が、装着者の腰部又は腰部よりも上方の部位に装着される腰部装着部に対して着脱自在に形成されている下肢用サポータを提供する。
また本発明では、弾性素材の収縮力によって装着者の歩行を支援する為の下肢用サポータであって、装着者の腰部又は腰部よりも上方の部位に装着される腰部装着部と、装着者の膝部又は膝部から腰部の間の部位に装着される膝部装着部と、装着者の正面側において、前記第腰部装着部と膝部装着部とに張架して設けられる弾性素材からなる上部伸縮部とを備える下肢用サポータを提供する。
上記腰部装着部は、装着者の腰部又は腰部よりも上方の部位、換言すれば骨盤近傍や骨盤よりも上方の部位(腹部や胸部など)に装着されるものであり、ベルト状に装着者を周回又は包囲して装着する他、サスペンダーのように肩部にかけて装着されるものも含む。また前記膝部装着部は、装着者の膝部又は膝部から腰部の間の部位に装着されるものであり、ベルト状に形成して、当該部位を周回又は包囲して装着されるものも含む。これら腰部装着部と膝部装着部とは、筒状に形成して各部位を包囲し、各部位を緊締して装着するように形成することができる。したがって、これらの腰部装着部及び膝部装着部は、伸縮自在な材料、例えばニットやゴムなどの材質を用いて形成するのが望ましい。その際、この腰部装着部及び膝部装着部は、男性、女性、年齢等の装着者の体格に応じて異なるサイズのものを複数形成しておき、任意に組み合わせて使用できるようにすることが望ましい。但し、この腰部装着部及び膝部装着部は、各部位を緊結できれば良い事から、ベルトや面ファスナー用いて各部位を緊結するものであっても同等の作用効果を期待する事ができる。即ち、利用者の体形に合った下肢用サポータとする為に、前記腰部装着部及び膝部装着部はアジャスターやバックル、或いは面ファスナーなどを設けて、筒状に装着した足部装着部及び膝部装着部の内径を変更自在に形成するのも望ましい。
また、上記腰部装着部と膝部装着部には、弾性素材で形成された上部伸縮部が張架して設けられる。かかる上部伸縮部は、ゴムやニット、或いはゴムを編み込んだニットや布帛等の弾性素材で形成されることから、当該上部伸縮部の収縮力によって、腸腰筋(大腰筋や腸骨筋)や大腿四頭筋の動作をサポートする事ができる。即ち、歩行時における躓きや摺足は、歩行に要する筋肉(例えば、腸腰筋や大腿四頭筋)が衰え、膝を持ち上げるのが困難な場合に発生する。そこで本発明にかかる下肢用サポータでは、上部伸縮部の収縮力によって、大腰筋や腸骨筋による膝の持ち上げ動作を支援し、当該大腿四頭筋などの筋力が衰えたとしても、スムーズな歩行動作を行う事ができるようにするものである。よって、前記上部伸縮部は、膝を上方に持ち上げる向きの収縮力を発揮できるように構成される必要がある。そこで当該上部伸縮部は、装着者の大腿四頭筋と正対する位置であって、無負荷時には腰部装着部と膝部装着部と距離と同じか、これよりも短い長さに形成され、歩行時においては収縮力が発生する長さに形成されるのが望ましい。これにより、歩行動作においては、当該上部伸縮部材の収縮力によって大腿部や膝部等の脚部が持ち上げられる事から、スムーズな歩行動作を実現することができる。
かかる上部伸縮部は、紐状に形成する事も可能であるが、帯状に形成する事が望ましい。前記腰部装着部及び膝部装着部を筒状にした場合には、当該上部伸縮部は線状又は帯状に腰部装着部−膝部装着部間に接続されることから、上部伸縮部が帯状であれば、当該接続部分における収縮力の分散を図る事ができる為である。
更に、本発明にかかる下肢用サポータでは、前記腰部装着部及び膝部装着部と、上部伸縮部とは、縫合などによって一体化する他、これらを着脱自在に接続する事も望ましい。例えば、腰部装着部及び膝部装着部と、上部収伸縮部とを、ホック、釦、面ファスナー、フック、ファスナーなどによって着脱自在に連結する事ができる。このように腰部装着部及び膝部装着部と、上部伸縮部とを着脱自在に連結した場合には、装着者の下肢の大きさや長さに合わせて、腰部装着部、膝部装着部、及び上部伸縮部を任意に選択する事ができ、利用者の体形に合った下肢用サポータとすることができる。また、利用者の体形に合った下肢用サポータとする為に、前記上部伸縮部はバックルやアジャスター等によって長さ調整自在に形成する事ができ、これにより装着者が歩行動作において衰えている筋肉に応じて、正確に当該下部伸縮部の収縮力乃至は張力を調整する事ができる。
そして上記上部伸縮部は、腰部装着部と膝部装着部に懸架状態に設けられることから、歩行時において膝を持ち上げた場合には、当該上部伸縮部が着用者から離れて存在することになる。そしてこのように上部伸縮部が着用者から離れて浮いた状態で存在する場合には、当該上部伸縮部が着衣時のシルエットを損なってしまうことも考えられる。そこで本発明にかかる下肢用サポータでは、着衣時に歩行動作を行ったとしても、そのシルエットを損なうことのない下肢用サポータとするのが望ましい。よって、上記下肢用サポータは、例えば、更に大腿の股関節部を包囲して装着される股関節装着部を備え、当該股関節装着部は、前記上部伸縮部を装着者の股関節部に引き寄せて支持するように構成するのが望ましい。
かかる股関節装着部は、着用者の大腿の股関節部を包囲するような筒状に形成することができ、例えば弾性素材を用いて筒状に形成することができる。更に当該股関節装着部は、前記上部伸縮部を支持する支持部を備えており、当該支持部は、上部伸縮部が、その長さ方向に自在に移動できるように遊嵌して支持することが望ましい。このように上部伸縮部を遊嵌することにより、当該上部伸縮部は、その長さ方向に均等な収縮力を発揮することができる為である。
そして上記下肢用サポータは、更に、足のつま先部又は甲部を包囲して装着される足部装着部を備えると共に、当該足部装着部と前記膝部装着部とに連架されて、前脛骨筋の正面側に存在する、弾性素材で形成された下部伸縮部を備えることができる。
上記足部装着部は、足のつま先部又は甲部を包囲して装着されるものであり、これは筒状に形成して、各部位を包囲して緊締することにより装着するものとして形成する事ができる。したがって、当該足部装着部は、伸縮自在な材料、例えばニットやゴムなどの材質を用いて形成するのが望ましい。その際、この足部装着部は、男性、女性、年齢等の装着者の体格に応じて異なるサイズのものを複数形成しておき、任意に組み合わせて使用できるようにすることが望ましい。但し、この足部装着部は、各部位を緊結できれば良い事から、ベルトや面ファスナー用いて各部位を緊結するものであっても同等の作用効果を期待する事ができる。
また、上記足部装着部と膝部装着部には、弾性素材で形成された下部伸縮部が、前脛骨筋の正面側に存在するように架設される。かかる下部伸縮部は、前記上部伸縮部と同様に、ゴムやニット、或いはゴムを編み込んだニットや布帛等の弾性素材で形成することができ、当該下部伸縮部の収縮力によって、前脛骨筋の動作をサポートする事ができる。当該下部伸縮部は、歩行時における躓きや摺足を解消する為に、足の甲部を上方に持ち上げる向きに張力が作用する長さに形成するのが望ましい。これにより、歩行動作においては、当該下部伸縮部材の収縮力によってつま先側が持ち上げられる事から、スムーズな歩行動作を実現することができる。
また、当該伸縮部は、上端側は着用者の膝部近傍に存在し、下端側は足首部、又は足のつま先部若しくは甲部に存在する。その際、足の甲部(若しくはつま先部)を持ち上げる力を最大限に作用させる為には、当該下部伸縮部材の下端側は、つま先側に存在するのが望ましい。一方で、当該下部伸縮部材の下端側をつま先側に存在させた場合には、靴やサンダルなどの履物を履いた場合に、当該下部伸縮部材が障害になることも考えられる。そこで、履物を履く場合には、当該当該下部伸縮部材の下端側は足の甲部、又は足首部に存在させるのが望ましい。当該下部伸縮部材は前脛骨筋をサポートすることから、その下端側を足首に存在させた場合であっても、そのサポート力を発揮させることができる。
かかる下部伸縮部は、紐状に形成する事も可能であるが、帯状に形成する事が望ましい。前記足部装着部及び膝部装着部を筒状にした場合には、当該下部伸縮部は線状に足部装着部及び膝部装着部と接続されることから、下部伸縮部が帯状であれば、当該接続部分における収縮力の分散を図る事ができる為である。
更に、本発明にかかる下肢用サポータでは、前記足部装着部及び膝部装着部と、下部伸縮部とは、縫合などによって一体化する他、これらを着脱自在に接続する事も望ましい。例えば、足部装着部及び膝部装着部と、下部伸縮部とをホック、釦、面ファスナー、フック、ファスナーなどによって連結する事ができる。このように足部装着部及び膝部装着部と、下部伸縮部とを着脱自在に連結した場合には、装着者の下肢の大きさや長さに合わせて、任意に足部装着部、膝部装着部、及び下部伸縮部を選択する事ができ、利用者の体形に合った下肢用サポータとすることができる。
また、利用者の体形に合った下肢用サポータとする為に、前記足部装着部及び膝部装着部はアジャスターやバックル、或いは面ファスナーなどを設けて、筒状に形成した足部装着部及び膝部装着部の内径を変更自在に形成するのも望ましい。その際、前記下部伸縮部もバックルやアジャスター等によって長さ調整自在に形成する事ができ、これにより装着者が歩行動作において衰えている筋肉に応じて、正確に当該下部伸縮部の収縮力乃至は張力を調整する事ができる。
そして上記の様に上部伸縮部を伴う下肢用サポータにおいては、前記上部伸縮部は、前記下部伸縮部よりも張力が大きくなるように形成するのが望ましい。各伸縮部がサポートする筋肉の作用および筋力を考慮した上で、円滑な歩行動作を実現する為である。
上記本発明の下肢用サポータは、弾性素材の収縮力によって装着者の歩行を支援し、装着者の腰部又は腰部よりも上方の部位に装着される腰部装着部と、装着者の膝部又は膝部から腰部の間の部位に装着される膝部装着部と、装着者の正面側において、前記第腰部装着部と膝部装着部とに張架して設けられる弾性素材からなる上部伸縮部とを備えることから、その装着や取外しを容易に行う事ができる。特に、前記腰部装着部と膝部装着部とを、伸縮自在な筒状に形成し、各部位を締め付けて固定した場合には、その装着や取外しを一層簡易に行う事ができるため、利用者の状況に応じて、簡易に装着したり、取り外したりする事ができ、装着・取外し動作を困難なく行う事ができるようにした下肢用サポータを提供することができる。
そして、腰部装着部と膝部装着部の間には、上部伸縮部を張架して設けていることから、当該上部伸縮部の収縮力によって歩行に要する筋肉(例えば、腸腰筋や大腿四頭筋)をサポートし、これら筋肉が衰え、膝を持ち上げるのが困難な場合であっても、歩行時における躓きや摺足を解消して歩行時における転倒を阻止することができる。
また、当該上部伸縮部を腰部装着部や膝部装着部に着脱自在に設け、任意に交換できるように形成したり、或いは当該上部伸縮部の収縮力をアジャスター等により調整できるように形成した場合には、長年の使用により収縮力が変化した場合であっても、最適な状態で歩行動作を支援できるようにした下肢用サポータを提供することができる。
更に、足のつま先部又は甲部を包囲して装着される足部装着部を備えており、当該足部装着部と前記腰部装着部とに、前脛骨筋の正面側に存在するようにして、弾性素材で形成された下部伸縮部を設けた場合には、当該下部収縮部は、装着者のつま先を上方に持ち上げる向きに収縮力が作用し、これにより足先側を持ち上げる事ができることから、歩行時における躓きなどの危険性を回避する事ができる。
また、当該下部伸縮部は弾性素材で形成していることから、その装着や取外しを簡易に行う事ができ、利用者の状況に応じて、簡易に装着したり、取り外したりする事ができ、装着・取外し動作を困難なく行う事ができるようにした下肢用サポータを提供することができる。
そして、前記上部伸縮部を、前記下部伸縮部よりも大きい張力に形成した場合には、各部位の筋力や持ち上げる部位の重さに応じた最適なサポートを実現することができ、これにより円滑な歩行動作を実現する事ができる。
以下、図面を参照しながら本発明にかかる下肢用サポータ50の幾つかの実施の形態を具体的に説明する。但し、以下の実施の形態は、幾つかの実施の形態を示しているに過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、適宜変更する事ができる。
図1は第1の実施の形態にかかる下肢用サポータ50を示す分解斜視図であり、図2は第2の実施の形態にかかる下肢用サポータ50の装着状態を示す正面図である。
本実施の形態にかかる下肢用サポータ50は、下肢における特に大腿部を持ち上げる動作を支援する為の下肢用サポータ50となっており、歩行動作などにおいて膝を持ち上げる動作を円滑に行うことができるように形成している。
特に本実施の形態にかかる下肢用サポータ50は、腰部を包囲するように取り付けられるベルトとして形成された腰部装着部20と、膝部を包囲するような筒状に形成された膝部装着部10と、この膝部装着部10の正面上方に取り付けられた上部伸縮部22とで形成されている。
上記腰部装着部20は、本実施の形態ではベルト状に形成しており、バックル21による締め付け位置によって、装着者の腰部を絞めつけて固定するように形成されている。ただし当該腰部装着部20は、運動用サポータに使用されているような伸縮性を有する素材を用いて、装着者の腰部を緊締するように形成することもできる。そして当該腰部の緊締に際しては、前記バックル21の他にも面ファスナーを用いることができる。かかる腰部装着部20は、市販されているベルトを使用することも当然可能である。
また、上記膝部装着部10は、市販されている運動用サポータと同様の伸縮性を有する素材を用いて筒状に形成し、各部位を緊締する大きさに形成している。但し、この膝部装着部10と腰部装着部20とは、必ずしも伸縮性を有する必要は無く、当該部位に確実に固定できれば良い。よって、例えばベルト状、又は紐状に形成したり、或いは面ファスナーを設けて、各部位に巻き付けて締め付けて固定できるように形成したりする事もできる。
上記膝部装着部10と腰部装着部20とは、装着者の体形に適応することが望ましく、内径サイズを任意に変更可能に形成するか、或いは装着者の体形に応じた複数の大きさ(Mサイズ、Lサイズ、LLサイズなど)のものを予め準備しておくのが望ましい。
そして上部伸縮部22は、ゴムを編み込んだストレッチ性(伸縮性)を有する布や、ゴムベルト等で形成する事ができる。この上部伸縮部22の伸縮力は、装着時において、装着者の大腿部を持ち上げる向きに収縮する長さに形成する事ができる。この上部伸縮部22の収縮力は、装着者における歩行動作に要する筋力、特に腸腰筋(大腰筋M2や腸骨筋M3)や大腿四頭筋M4の筋力との関係において、任意に調整する事ができる。また、当該上部伸縮部は、バックルやアジャスターなどを設けて、長さを調整することにより、任意に収縮力を調整できるように構成するのも望ましい。
そして本実施の形態において、上記上部伸縮部22は、前記腰部装着部20に対して、着脱自在に設けている。即ち、図1に示すように、当該上部伸縮部22は帯状に形成されており、その一端側(下端側)が前記膝部装着部10に対して縫合されると共に、他端側(上端側)は前記腰部装着部20に対して着脱自在に形成している。このように上部伸縮部22を腰部装着部20に対して着脱自在にすることにより、各膝部装着部10を装着後において、当該上部伸縮部22を腰部装着部20に取り付けることができ、当該下肢用サポータ50の装着容易性を高めている。
本実施の形態では、当該上部伸縮部22の上端側に面ファスナー23を設けており、当該上端面を、前記腰部装着部20を一周させてから、前記面ファスナー23により上部伸縮部22に固定することで、前記腰部装着部20に巻着できるように構成している。ただし、当該上部伸縮部22の着脱構造は、当該面ファスナー23に限られるものではなく、ホック、ファスナー、フック、或いはボタンなどを用いて形成することもできる。特に本実施の形態に示すように、上端側を腰部装着部20に巻き回して取り付けるように構成した場合、巻き回した上端側の取り付け位置を任意に選択できるように構成することで、当該上部伸縮部22の収縮力を任意に調整することができる。
図2は、第2の実施の形態にかかる下肢用サポータ50の装着状態を示す正面図である。この実施の形態にかかる下肢用サポータ50では、腰部装着部20は収縮性を有する素材で形成しており、前記上部伸縮部22は当該腰部装着部20に対して縫合などによって固着している。従って、この実施の形態にかかる下肢用サポータ50において、腰部装着部20と膝部装着部10とは、その収縮力によって装着されることになる。ただし、当然のことながら、腰部装着部20と膝部装着部10の何れか又は双方をベルトによって形成することができるし、前記上部伸縮部は、腰部装着部20及び/又は膝部装着部10に対して着脱自在に設けることもできる。
本実施の形態にかかる下肢用サポータ50において、前記上部伸縮部は、装着者の正面側に存在するように装着される。このように装着することにより、当該上部伸縮部は、装着者の膝部を持ち上げる方向に作用することができる。その結果。装着者の膝部を持ち上げるのに機能する腸腰筋(大腰筋M2や腸骨筋M3)や大腿四頭筋M4の筋力をサポートし、当該膝を持ち上げる動作、特に歩行動作を円滑に行うことができる。
そして、前記上部伸縮部22を、腰部装着部20及び/又は膝部装着部10に対して着脱自在に設けた場合には、歩行動作時において、当該上部伸縮部22を腰部装着部20と膝部装着部10との間に架設させることができる。一方で着座姿勢、横臥姿勢、仰臥姿勢など、膝を持ち上げる必要が無い場合には、当該上部伸縮部22と腰部装着部20及び/又は膝部装着部10との連結を解除して、楽な姿勢を保つことができる。
図3は、上記第2の実施の形態にかかる下肢用サポータ50において、大腿の股関節部を包囲して装着される股関節装着部25を設けた下肢用サポータ50を示す(A)正面図、(B)側面図である。この実施の形態に示す下肢用サポータ50では、腰部装着部20から、両大腿部の付け根(股間)を通るようにして環状に形成された股関節装着部25を備えている。この股関節装着部25は装着者の正面側において上部伸縮部の正面側を通っており、当該股関節装着部25の収縮力によって、前記上部伸縮部22を装着者の股関節部に引き寄せて支持することができる。かかる股関節装着部25を設けることにより、股関節付近において、前記上部伸縮部22が装着者から浮き上がることがなくなり、着衣時におけるシルエットを違和感なく保つことができる。なお、当該股関節装着部25は、収縮性を有する材料を用いて形成されることが望ましく、前記腰部装着部20に対して着脱自在に設けることも望ましい。なお、当該股関節装着部25は前記上部伸縮部22の正面側を通ることが望ましいが、当該上部伸縮部25を着用者側に密着できる限りにおいて、その他の構造であっても良い。
図4は、上記実施の形態にかかる下肢用サポータ50と共に使用することのできる、脚部装着部と下部伸縮部12を示す正面図である。即ち、本実施の形態では、足のつま先部又は甲部を包囲して装着される足部装着部14を備えると共に、当該足部装着部14と前記膝部装着部10とに連架されて、前脛骨筋M1の正面側に存在する、弾性素材で形成された下部伸縮部12を備える下肢用サポータ50を示している。
この図4に示す下肢用サポータ50は、特に膝下側の動作を支援することのできる下肢用サポータ50であり、前記脚部装着部と下部伸縮部12は、前脛骨筋M1の動作を支援するように構成されている。この図に示す様に、当該下肢用サポータ50は、装着者の膝近傍を緊締して装着される膝部装着部10と、足の甲部を緊締して装着する足部装着部14と、両者間に架設して設けられる下部伸縮部12とで構成されている。
本実施の形態において、膝部装着部10と足部装着部14とは市販されている運動用サポータと同様の素材を用いて筒状に形成し、各部位を緊締する大きさに形成している。但し、この膝部装着部10と足部装着部14とは、必ずしも伸縮性を有する必要は無く、当該部位に確実に固定できれば良い。この為、例えばベルト状、又は紐状に形成したり、或いは面ファスナーを設けて各部位に巻き付けて締め付け固定できるように形成する事もできる。特に、この膝部装着部10と足部装着部14とは、装着者の体形に適応することが望ましく、内径サイズを任意に変更可能に形成するか、或いは装着者の体系に応じた複数の大きさ(Mサイズ、Lサイズ、LLサイズなど)のものを予め準備しておくのが望ましい。
そして下部伸縮部12は、ゴムを編み込んだストレッチ性(伸縮性)を有する布で形成する事ができる。この下部伸縮部12の伸縮力は、装着時において、足の甲部を上向きに引き上げる事ができる程度に形成する事ができるが、これは装着者における前脛骨筋M1の筋力との関係において、任意に調整する事ができる。また、この下部伸縮部12は、装着者の筋力に応じて任意に伸縮力を調整する事ができるように形成する事もできる。この場合、当該下部伸縮部12にアジャスターなどを設ける事ができる。但し、歩行動作などにおいて、当該アジャスターが脛に当たる可能性も否定できないことから、アジャスターを用いることなく長さを調整できることが望ましい。
かかる下部伸縮部12は、本実施の形態では膝部装着部10の下部から、足部装着部14の足首側を連架するように設けている。このように設ける事により、サンダルや靴などを履いた場合でも問題なく装着する事ができる。但し、この実施の形態にかかる下肢用サポータ50における脚部装着部と下部伸縮部12は、足先を上に引き上げるように作用するものである事から、サンダルなどの履物を履かない室内で使用する場合には、当該下部伸縮部12は、足部装着部14の足先側に連結することが望ましい。このように足先部に下部伸縮部12を連結する事により、足先を持ち上げる力を最大限にする事ができる。
以上のように形成した下肢用サポータ50によれば、歩行動作において、足先は下部伸縮部12によって持ち上げられることから、つま先が石や段差に引っ掛かるおそれを無くして、躓きによる転倒の問題を大幅に改善する事ができる。
図5は更に他の実施の形態にかかる下肢用サポータ50を示す(A)正面図、(B)側面図である。この実施の形態にかかる下肢用サポータ50は、踵から足首に向かって緊締する足部装着部14を用いて形成している。即ち、この実施の形態における下肢用サポータ50の足部装着部14は、踵部から足首の前面側に回り込んで包囲するように構成されており、前記下部伸縮部12は、足の甲部側に存在する部位に連結されている。このように形成した下肢用サポータ50においても、当該下部伸縮部12が収縮する事により、前脛骨筋M1が足先側を持ち上げる力を支援する事ができるため、これを装着する事により、歩行動作時における足部の動作を円滑に行う事ができる。なお、この実施の形態において、足部装着部14の先端側は前脛骨筋M1の接続部の近傍に存在するように形成している。
図6は、大腰筋M2や腸骨筋M3或いは、膝上の大腿四頭筋M4の動作をサポートしながらも、更に前脛骨筋M1の動作を支援するように構成した下肢用サポータ50を示している。即ち、この実施の形態にかかる下肢用サポータ50は、装着者の腰部近傍を包囲して装着される腰部装着部20を備えており、当該腰部装着部20と前記膝部装着部10との間に上部伸縮部22を設けている。
本実施の形態における腰部装着部20は、前記膝部装着部10や足部装着部14と同様に、運動用サポータとして利用されているような伸縮性を有する布を使用して形成する事ができ、緊締力によって腰部に装着する事ができる。但し、この腰部装着部20は、必ずしも伸縮性を有する布で製造する必要は無く、例えば腰ベルトとして形成する事もでき、この場合には、当該下肢用サポータ50の装着をより簡易に行う事ができる。
そして、この腰部装着部20と膝部装着部10には、前記下部伸縮部12と同じように、伸縮性を有する素材で形成された上部伸縮部22を設けている事から、歩行動作に際しては、当該上部伸縮部22の収縮力によって、膝を持ち上げる事ができ、これにより摺足歩行を解消する事ができる。また、当該上部伸縮部22によって膝を持ち上げる結果、足も高く持ち上げる事ができ、これにより石や段差などにおける躓きを回避する事ができる。
かかる上部伸縮部22による膝の持ち上げ支援は、当該上部伸縮部22が収縮する事により、着用者における大腰筋M2や腸骨筋M3、或いは大腿四頭筋M4をサポートすることによるものである。よって、当該上部伸縮部22の収縮力は、着用者における大腰筋M2や腸骨筋M3、或いは大腿四頭筋M4の筋力の衰えを考慮し、下肢を持ち上げる力を支援する程度に形成するのが望ましい。
特に、本実施の形態において、上部伸縮部22は下部伸縮部12よりも強い伸縮力(張力)を有するように形成する。それぞれの伸縮部がサポートする筋肉(前脛骨筋M1、大腿四頭筋M4)が動かす部位の重さを考慮し、スムーズな歩行動作を実現する為である。
なお、この実施の形態において、下肢用サポータ50は、膝部装着部10と足部装着部14と下部伸縮部12とからなる膝下側下肢用サポータ50と、腰部装着部20と膝部装着部10と上部伸縮部22とからなる膝上側下肢用サポータ50として、夫々を別に形成して任意に組み合わせて使用する事もできる。このように、膝部装着部10で分けた2つの下肢用サポータ50とする事により、その装着性を向上させることができる。
図7は、図6の実施の形態に示した下肢用サポータ50を着用した歩行動作を示す略図である。この図7中、左側から右側に歩行する際、右足を前に出した状態(A)から、右足に体重を移動させ(B)、そして左足を出して(C)、左足に体重を移動させる(D)。そして右足を前に出す段階(E)で、足先は下部伸縮部12によって持ち上げられ、下に向くことは無い。これにより石や段差などにつま先が引っ掛かる恐れがなくなり、歩行時の転倒を大幅に改善する事ができる。そして、このように右足を前に出す段階では、前記上部伸縮部22は大腿部よりも下側を持ち上げるように作用する事から、右足を容易に前に出すことができ、更に右足を高く持ち上げ付事ができる。そして右足を設置させた状態(F)では、体重移動によって前記下部伸縮部12や上部伸縮部22は延ばされる事から、これら伸縮部を伸ばすために、何れかの筋肉が使用される事は無く、よってスムーズな歩行を実現する事ができる。
上記本実施の形態に示した下肢用サポータ50は、1つの具体例を示したにすぎず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、任意に変更する事ができる。例えば各構成要素を同じ作用効果を発現する限りにおいて、異なる構成に形成する事も可能である。
上記本発明にかかる下肢用サポータは、歩行動作をスムーズに実施する為の器具として利用する事ができ、高齢者のみならず、リハビリなどの用途においても使用する事ができる。更に痩身運動等の各種の運動の用途においても使用する事ができる。
10 膝部装着部
12 下部伸縮部
14 足部装着部
20 腰部装着部
22 上部伸縮部
25 股関節装着部
50 下肢用サポータ
50 膝下側下肢用サポータ
50 膝上側下肢用サポータ
50 下肢用サポータ
M1 前脛骨筋
M2 大腰筋
M3 腸骨筋
M4 大腿四頭筋
12 下部伸縮部
14 足部装着部
20 腰部装着部
22 上部伸縮部
25 股関節装着部
50 下肢用サポータ
50 膝下側下肢用サポータ
50 膝上側下肢用サポータ
50 下肢用サポータ
M1 前脛骨筋
M2 大腰筋
M3 腸骨筋
M4 大腿四頭筋
Claims (6)
- 弾性素材の収縮力によって装着者の歩行を支援する為の下肢用サポータであって、
装着者の膝部又は膝部から腰部の間の部位に装着される膝部装着部と、
装着者の正面側において、前記膝部装着部から上方に延伸する弾性素材からなる上部伸縮部とからなり、
当該上部伸縮部は、その先端側が、装着者の腰部又は腰部よりも上方の部位に装着される腰部装着部に対して着脱自在に形成されていることを特徴とする下肢用サポータ。
- 弾性素材の収縮力によって装着者の歩行を支援する為の下肢用サポータであって、
装着者の腰部又は腰部よりも上方の部位に装着される腰部装着部と、
装着者の膝部又は膝部から腰部の間の部位に装着される膝部装着部と、
装着者の正面側において、前記第腰部装着部と膝部装着部とに張架して設けられる弾性素材からなる上部伸縮部とを備えることを特徴とする下肢用サポータ。
- 前記上部伸縮部は、装着時において装着者の大腿四頭筋の正面側に存在すると共に、前記腰部装着部及び/又は膝部装着部に対して着脱自在に設けられている、請求項2に記載の下肢用サポータ。
- 更に大腿の股関節部を包囲して装着される股関節装着部を備えており、
当該股関節装着部は、前記上部伸縮部を装着者の股関節部に引き寄せて支持する、請求項1〜3の何れか一項に記載の下肢用サポータ。
- 更に、足のつま先部又は甲部を包囲して装着される足部装着部を備えると共に、
当該足部装着部と前記膝部装着部とに連架されて、前脛骨筋の正面側に存在する、弾性素材で形成された下部伸縮部を備える、請求項1〜4の何れか一項に記載の下肢用サポータ。
- 前記上部伸縮部は、前記下部伸縮部よりも張力が大きい、請求項5に記載の下肢用サポータ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017110496A JP2018201846A (ja) | 2017-06-02 | 2017-06-02 | 下肢用サポータ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017110496A JP2018201846A (ja) | 2017-06-02 | 2017-06-02 | 下肢用サポータ |
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JP (1) | JP2018201846A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021033243A1 (ja) * | 2019-08-19 | 2021-02-25 | 好洋 山田 | 歩行補助具 |
JP2021097756A (ja) * | 2019-12-20 | 2021-07-01 | 武彦 國枝 | 蹴出し補助装置、歩行補助システム及びランニング補助システム |
JP2021097755A (ja) * | 2019-12-20 | 2021-07-01 | 武彦 國枝 | 歩行補助装置、歩行補助システム及びランニング補助システム |
-
2017
- 2017-06-02 JP JP2017110496A patent/JP2018201846A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021033243A1 (ja) * | 2019-08-19 | 2021-02-25 | 好洋 山田 | 歩行補助具 |
JP2021097756A (ja) * | 2019-12-20 | 2021-07-01 | 武彦 國枝 | 蹴出し補助装置、歩行補助システム及びランニング補助システム |
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