JP2018199911A - 手摺部材用連結固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成であって、手摺部材を連結でき、かつ、手摺部材との固着強度が高い手摺部材用連結固定具を提供する。【解決手段】複数の手摺棒30を連結するための手摺部材連結固定具100であって、手摺棒30を下側から覆うように支える固定具本体10と、手摺棒30を上側から覆い、固定具本体10と固着される上部カバー部20と、を備え、固定具本体10は上方に突出する下部仕切部12を有し、上部カバー部20は下方に突出する上部仕切部22を有し、固定具本体10および上部カバー部20により覆われて手摺棒30が連結された際に、手摺棒30間には下部仕切部12および上部仕切部22が介在している。【選択図】図5

Description

本発明は、廊下や階段の壁に設置される手摺部材を連結するために用いる手摺部材用連結固定具に関する。
近年、足腰の弱い老人や身体障害者等が一人でも多く、安全に歩くことができるようにするために、室内における廊下や階段の壁面に、壁面に沿って伸びる手摺部材が取り付けられている。
老人や身体障害者は、歩行するにあたって自身を支える脚力が乏しいために、この手摺部材を手で持つことにより、腕の力によっても身体を支えることができ、安定した歩行を行うことができる。この手摺部材は、廊下や階段に沿って取り付けられるため、手摺部材は廊下や階段の長さに合わせた長さが必要になる。
しかし、手摺部材の長さを廊下や階段の長さと同じにしようとすると、廊下や階段の長さによっては、手摺部材をトラック等で運搬することが困難となったり、手摺部材の製造が困難となることから、コストが高くなるとの問題がある。特に、手摺部材の設置場所において実測することにより、最終的な手摺部材の長さを調整することから、運搬時は設置時よりもやや長めのサイズの手摺部材を運搬することとなる。
例えば、手摺部材の長さは2.5m以下であることが好ましい。一般的には、手摺部材の長さが2.5m以下であれば、手摺部材の運搬コストを比較的低く抑えることができる。また、手摺部材を設置する建物等まで手摺部材を運搬したとしても、室内に持ち込むにあたって部屋の構成によっては壁等と手摺部材とが干渉することとなり、設置する廊下等まで運搬することが困難であったり、場合によっては不可能であることもある。また、手摺部材の製造においても、手摺部材が長いほど、表面にキズ等が生じやすく、不良品となる可能性が高い。
なお、手摺部材を木製ではなくプラスティック等の樹脂により製造することとすれば、製造時の不良品の発生率は低下させることができる。さらに、木製に比べて手摺部材の重量を軽量化することもできることから、多少は運搬の不便が緩和されるといえる。しかし、木製とプラスティック製とでは手摺部材の美観が大きく異なり、プラスティック製に比べて木製の手摺部材の需要の方が大きい。
そこで、例えば2.5m以下の比較的短い手摺部材を複数用いて、手摺部材用連結固定具によりこれらを連結することが従来よりなされている。そして、この手摺部材用連結固定具を壁面に取り付けることにより、手摺部材が壁面に設置されることとなる。
例えば、特許文献1には、2つの手摺棒の連結端部を載置可能であり、かつ固定可能な台座部と、その下端部に取付座を備えたブラケット部とが一体的に構成された手摺用取付金具が開示されている。
また、特許文献2には、連接する2つの手摺本体の端部を手摺本体受部に固定し、手摺本体の端部の上方よりカバーを嵌合させ、カバーを2つの手摺本体1の端部に固定する、手摺の連結構造が開示されている。なお、カバーには、カバーを補強すると共に、連結部を中央に配置するガイドとなる仕切壁が形成されている。
また、特許文献3には、2本の握り棒の端面間に挟まれる中挟板の周囲に、握り棒の外周に被さるフランジを設け、ブラケットの受皿部上で握り棒同士を接続する手摺用接続具であって、中挟板の下部周縁に、ブラケットの受皿部に当接して握り棒の軸方向に延びる脚部を設けたものが開示されている。
特開平11−107481号公報 特開2001−214591号公報 特開2005−120735号公報
特許文献1〜3に記載された発明では、手摺棒等の手摺部材と、手摺部材を連結して支えるブラケット等の手摺部材用連結固定具と、が固定され、これらが容易にはずれることがない構成といえる。
しかし、特に、老人や身体障害者は、歩行するにあたって自身を支える脚力が乏しいために、手摺部材に体重のほとんどをかけて歩行することから、手摺部材には大きな力がかかるため、手摺部材と手摺部材用連結固定具との固着構造はより強固なものが求められる。そのため、特許文献1〜3に記載された発明と比較して、手摺部材と手摺部材用連結固定具との固着構造はより強固なものが求められている。また、壁面等に手摺部材を設置する作業効率を考慮すると、手摺部材と手摺部材用連結固定具との固着構造は簡単な構成であることが好ましい。
本発明は、上述の問題点に鑑みなされたものであり、簡単な構成であって、手摺部材を連結でき、かつ、手摺部材との固着強度が高い手摺部材用連結固定具を提供することを目的とする。
本発明に係る手摺部材用連結固定具の一形態は、複数の手摺部材を連結するための手摺部材連結固定具であって、前記手摺部材を下側から覆うように支える固定具本体と、前記手摺部材を上側から覆い、前記固定具本体と固着される上部カバー部と、を備え、前記固定具本体は上方に突出する下部仕切部を有し、前記上部カバー部は下方に突出する上部仕切部を有し、前記固定具本体および前記上部カバー部により覆われて前記手摺部材が連結された際に、前記手摺部材間には前記下部仕切部および前記上部仕切部が介在していることを特徴とする。
この手摺部材用連結固定具によれば、複数の手摺部材を連結固定するにあたって、手摺部材を固定具本体により下側から覆い、かつ、手摺部材を上部カバー部により上側から覆って、手摺部材を連結固定することから、手摺部材が手摺部材用連結固定具に強固に固着することとなる。また、手摺部材間には下部仕切部および上部仕切部が介在することとなるため、手摺部材が軸方向に移動することを抑制することができる。このため、手摺部材は手摺部材用連結固定具に強固に固着される。
また、手摺部材用連結固定具において、固定具本体が上方に突出する下部仕切部を有していることから、手摺部材を固定具本体に載置した場合に、手摺部材の端面が下部仕切部に引っかかって、手摺部材が軸方向に移動することを防止することができる。これにより、例えば、手摺部材を固定具本体にネジ等により取り付ける取付作業を行う場合や、手摺部材を固定具本体に載置して、手摺部材の長さを決める作業を行う場合等において、手摺部材が軸方向に移動しにくく、これらの作業を行いやすい。
また、上記手摺部材用連結固定具において、前記下部仕切部は、上向きに凹状のアーチ状であり、水平方向に略平行な平坦部を有し、前記上部仕切部は、前記固定具本体および前記上部カバー部により覆われて前記手摺部材が連結された際に、前記下部仕切部に沿って嵌まり込み、前記手摺部材間を遮断する形状であることとしてもよい。
このように、固定具本体および上部カバー部により手摺部材が連結された際に、上部仕切部が下部仕切部に沿って嵌まり込むことから、固定具本体に対して上部カバーが、手摺部材の軸方向に対して略垂直であって水平面に平行な方向にずれにくい。これにより、手摺部材は、手摺部材用連結固定具に強固に固着される。
また、上部仕切部は下部仕切部に沿って嵌まり込み、下部仕切部が水平方向に略平行な平坦部を有していることから、固定具本体上に上部カバー部を安定して載置することができる。これにより、固定具本体と上部カバー部とをネジ等により固定する作業を、容易に行うことができる。また、平坦部を有することから、固定具本体と上部カバー部とを安定して固着することができ、手摺部材は手摺部材用連結固定具に強固に固着される。
また、上記手摺部材用連結固定具において、前記下部仕切部は、3箇所の前記平坦部を有していることとしてもよい。
このように、平坦部が3箇所もあることから、固定具本体上に上部カバー部をより安定して載置することができ、これらをネジ等により固定する作業を容易に行うことができる。また、手摺部材は手摺部材用連結固定具に強固に固着される。
また、上記手摺部材用連結固定具において、前記固定具本体における前記上部カバー側の端面および前記上部カバーにおける前記固定具本体側の端面には、嵌合部および被嵌合部のいずれかが形成されており、前記固定具本体および前記上部カバー部に覆われて前記手摺部材が連結された際に、前記嵌合部が前記被嵌合部に嵌合されることとしてもよい。
これにより、固定具本体および上部カバー部に覆われて手摺部材が連結された際に、嵌合部が被嵌合部に嵌合されることから、固定具本体および上部カバー部とがより強固に連結されることになる。手摺部材は、固定具本体および上部カバー部に覆われていることから、手摺部材用連結固定具に強固に固着される。
また、上記手摺部材用連結固定具において、前記固定具本体の下方から取付部材が前記固定具本体を貫通して前記上部カバー部に到達することにより、前記上部カバー部と前記固定具本体とが固着されることとしてもよい。
このように、取付部材が固定具本体の下方から取り付けられることから、固定具本体、手摺部材および上部カバー部等により隠れて、上方からは取付部材が視認できない。つまり、手摺部材の使用者からは取付部材を視認することが困難である。これにより、美観を損なうことがない。
本発明によれば、簡単な構成であって、手摺部材を連結でき、かつ、手摺部材との固着強度が高い手摺部材用連結固定具を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る手摺部材用連結固定具の斜視図である。 本発明の実施形態に係る手摺部材用連結固定具の固定具本体の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る手摺部材用連結固定具の上部カバー部の構成を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る手摺部材用連結固定具の上部カバー部の構成を示す底面図である。 本発明の実施形態に係る手摺部材用連結固定具の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る手摺部材用連結固定具の使用状態を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る手摺部材用連結固定具について図面を用いて説明する。図1は本発明の実施形態に係る手摺部材用連結固定具の斜視図である。
図1に示すように、手摺部材連結固定具100は、固定具本体10と上部カバー部20とを備えている。固定具本体10は下部カバー部11と、下部カバー部11から伸びる支持部14とを備え、支持部14の端面には壁面に当接して固定される壁面固定部13が形成されている。また、固定具本体10は本体カバー15を備えている。なお、図1では図示されていないが固定具本体10の内部には空間が形成されている。
下部カバー部11の上方には上部カバー部20が配置されている。図1では図示されていないが、上部カバー部20は下部カバー部11にネジ部材等により固定されている。また、下部カバー部11に上部カバー部20が配置されることにより、後述する手摺棒30が挿入される開口部101が形成されている。上部カバー部20は下部カバー部11に配置された状態で下方に突出する板状の上部仕切部22を備えており、下部カバー部11には上方に突出する板状の下部仕切部12が設置されている。ここで、上部仕切部22の外形と下部仕切部12の外形とは対応しており、上部カバー部20が下部カバー部11上に配置された場合に、下部仕切部12に沿って上部仕切部22が嵌まり込み、上部仕切部22および下部仕切部12は一体の仕切り板を構成する。したがって、開口部101は貫通孔とはならない。下部仕切部12に沿って上部仕切部22が嵌まり込むことから、固定具本体10に対して上部カバー部20が、手摺部材の軸方向に対して略垂直であって水平面に平行な方向に移動してずれることが抑制される。
次に、図面を用いて固定具本体10および上部カバー部20の構成について詳細に説明する。図2は本発明の実施形態に係る手摺部材用連結固定具の固定具本体の構成を示す側面図である。図3は本発明の実施形態に係る手摺部材用連結固定具の上部カバー部の構成を示す側面図である。図4は本発明の実施形態に係る手摺部材用連結固定具の上部カバー部の構成を示す底面図である。
固定具本体10は、上述したように、下部カバー部11と、下部カバー部11から伸びる支持部14とを備え、支持部14の端面には壁面に当接して固定される壁面固定部13が形成され、さらに本体カバー15を備えている。また、図2に示すように、下部仕切部12は、凹状のアーチ形状を有している。さらに下部仕切部12は3箇所に平坦部を有している。具体的には、下部仕切部12の両端部に位置する第2下部平坦部12bおよび第3下部平坦部12cと、下部仕切部12の中央部分に位置する第1下部平坦部12aである。これら第1〜3下部平坦部12a〜12cは略水平であり平坦である。なお、平坦部は3箇所よりも多くてもよいし、少なくてもよい。平坦部がなくてもよいが、平坦部が形成されていることにより下部カバー部11に上部カバー部20が安定して配置されるとの効果が生じる。また、下部カバー部11の端部には嵌合部11aが形成されている。具体的には、下部カバー部11(固定具本体10)における上部カバー部20が設置される側の端面に嵌合部11aが形成されている。嵌合部11aは、後述する上部カバー部20の被嵌合部21aに嵌合される。
上部カバー部20は、上述したように上部仕切部22を備え、下部カバー部11上に配置される。また、図3に示すように、上部仕切部22は、凸状のアーチ形状を有している。さらに上部仕切部22は3箇所に平坦部を有している。具体的には、上部仕切部22の両端部に位置する第2上部平坦部22bおよび第3上部平坦部22cと、上部仕切部22の中央部分に位置する第1上部平坦部22aである。これら第1〜3上部平坦部22a〜22cは略水平であり平坦である。第1〜3上部平坦部22a〜22cはそれぞれ第1〜3下部平坦部12a〜12cと対応している。つまり、第1下部平坦部12a上に第1上部平坦部22aが配置され、第2下部平坦部12b上に第2上部平坦部22bが配置され、第3下部平坦部12c上に第3上部平坦部22cが配置される。これにより、下部カバー部11に上部カバー部20が安定して配置される。
また、図3に加えて図4を参照する。上部カバー部20の端部には被嵌合部21aが形成されている。具体的には、固定具本体10上に上部カバー部20が配置された際に、固定具本体10と接する側の端面に被嵌合部21aが形成されている。被嵌合部21aは具体的には凹部であり、被嵌合部21aに凸部である嵌合部11aが嵌合される。つまり、嵌合部11aを被嵌合部21aに嵌合させて、上部カバー部20に下部カバー部11が配置される。それにより、上部カバー部20は下部カバー部11に対して水平方向にずれて移動することが抑制される。また、図4に示されているように、上部仕切部22の底面にはネジ穴27が形成されている。このネジ穴27は下部カバー部11(固定具本体10)と上部カバー部20とを固着するためにネジ止めするためのものである。また、ネジ穴27は、第1上部平坦部22aに形成されることが好ましい。第1上部平坦部22aは平坦であることからネジ加工を行いやすい。
次に、図面を用いて、手摺部材連結固定具100の使用方法について説明する。図5は本発明の実施形態に係る手摺部材用連結固定具の分解斜視図である。また、図6は本発明の実施形態に係る手摺部材用連結固定具の使用状態を示す斜視図である。
図5からわかるように、固定具本体10の下部カバー部11上に2本の手摺棒30を設置して、その上から上部カバー部20をかぶせることにより、手摺棒30が下部カバー部11および上部カバー部20により覆われることとなる。手摺棒30の端面31は一体となった下部仕切部12および上部仕切部22により遮断されていて、手摺棒30の軸方向に手摺棒30が移動することが制限される。さらに、下部カバー部11には第1貫通孔16が形成されており、固定具本体10内に形成された空洞部14aから第1貫通孔16に挿入された第1ネジ部材18を手摺棒30に螺入させることにより、固定具本体10と手摺棒30とが固着される。このように、下方から第1ネジ部材18が第1貫通孔16を介して下部カバー部11(固定具本体10)を貫通して、下側から第1ネジ部材18が手摺棒30に螺入されることから、手摺棒30の使用者からは第1ネジ部材18が見えにくく、美観が損なわれることがない。
また、下部カバー部11の下部仕切部12には第2貫通孔17が形成されており、固定具本体10内に形成された空洞部14aから第2貫通孔17に挿入された第2ネジ部材19を上部仕切部22のネジ穴27に螺入させることにより、固定具本体10と上部カバー部20とが固着される。このように、下方から第2ネジ部材19が第2貫通孔17を介して下部カバー部11(固定具本体10)を貫通して、下側から第2ネジ部材19がネジ穴27に螺入されることから、手摺棒30の使用者からは第2ネジ部材19が見えにくく、美観が損なわれることがない。
下部カバー部11および上部カバー部20により覆われることにより、手摺棒30は全周を上部カバー部20および下部カバー部11により覆われることになる。そして、上部カバー部20および下部カバー部11は第2ネジ部材19により固着され、手摺棒30は第1ネジ部材18により固着されていることから、手摺棒30は連結されたうえに手摺部材連結固定具100に強固に固着されることとなる。
また、図6に示すように、第1ネジ部材18および第2ネジ部材19により手摺棒30および上部カバー部20を固定具本体10に固着した後に、本体カバー15により空洞部14aを閉じる。これにより、第1ネジ部材18および第2ネジ部材19が外部に露出されることがなく、使用者が手摺棒30ではなく手摺部材連結固定具100を握った際に第1ネジ部材18および第2ネジ部材19により手指を怪我することを防止できる。
なお、図示はしていないが、壁面固定部13においても空洞部14aと外部とをつなぐ貫通孔が形成されており、この貫通孔を用いてネジ部材により壁面Wに手摺部材連結固定具100を固着すればよい。
次に、手摺部材連結固定具100を用いて手摺棒30を連結して壁面Wに設置する方法について説明する。
まず、手摺棒30の取付作業者は床面からの高さ等を測定して、壁面Wにおける手摺部材連結固定具100の設置位置を決定する。決定された壁面Wの設置位置に固定具本体10を設置する。具体的には本体カバー15をはずした状態で、固定具本体10の壁面固定部13を壁面Wに当接させ、空洞部14a側から壁面固定部13に形成された貫通孔を介してネジ部材を壁面Wに螺入させる。なお、この時点では仮止めであることから、ネジ部材を完全に壁面Wに螺入させる必要はない。
次に、仮止めにより壁面Wに設置された固定具本体10の位置を基準として、隣接する固定具本体10の位置を決定すればよい。例えば、この設置された固定具本体10の下部仕切部12にメジャーの端部を引掛けることにより、容易に固定具本体10からの距離を測定することができる。これにより、次に設置する固定具本体10の設置位置を容易に決定することができる。
このようにして、壁面Wに固定具本体10を複数仮止め設置した後は、手摺棒30の設置作業を行えばよい。まず、手摺棒30の長さを調整する必要がある。上述したようにメジャーの端部を下部仕切部12に引掛けることにより、隣接する固定具本体10間の距離を容易に測定することができることから、測定した距離に合わせて手摺棒30の長さを決定すればよい。
また、長さを調整した手摺棒30の両端を隣接する固定具本体10の下部カバー部11に載置することにより手摺棒30の長さが好ましい長さであるか確認した後、空洞部14a側から第1ネジ部材18を第1貫通孔16を介して手摺棒30に螺入することにより手摺棒30を固定具本体10に固着させればよい。なお、この時点では仮止めであることから、第1ネジ部材18を完全に手摺棒30に螺入させる必要はない。この作業において、例えば、階段やスロープのように手摺棒30が傾斜して設置される場合においても、下部カバー部11に手摺棒30を載置した際に、下の位置にある固定具本体10の下部仕切部12に手摺棒30の端面31が引っ掛かることから、作業者が手摺棒30を支えていなくても、手摺棒30の軸方向に手摺棒30が滑ることがない。これにより、手摺棒30を固定具本体10に固着させる作業を容易に行うことができる。
このように、固定具本体10を壁面Wに仮止めし、手摺棒30を固定具本体10に仮止めした後は、手摺棒30を覆うように下部カバー部11の上側から上部カバー部20をかぶせて被嵌合部21aに嵌合部11aを嵌合させ、空洞部14a側から第2ネジ部材19を第2貫通孔17を介して上部カバー部20のネジ穴27に螺入することにより、固定具本体10に上部カバー部20を固着させればよい。なお、この時点では仮止めであることから、第2ネジ部材19を完全にネジ穴27に螺入させる必要はない。
固定具本体10を壁面Wに仮止めし、手摺棒30を固定具本体10に仮止めし、上部カバー部20を固定具本体10に仮止めした後は、各部材の位置を調整したうえで各ネジ部材を締めることにより、各部材を本止めすればよい。その後、本体カバー15を取り付けることにより空洞部14aが外部に露呈しないようにすることで、図6に示すように、手摺棒30の取付作業が完了する。これにより、手摺棒30が連結固定されて、壁面Wに設置されることとなる。
この手摺部材連結固定具100によれば、手摺棒30を固定具本体10(下部カバー部11)により下側から覆い、かつ、上部カバー部20により上側から覆うことにより、手摺棒30を連結固定することから、手摺棒30を強固に固着することができる。さらに、第1ネジ部材18を用いて固定具本体10と手摺棒30とを固着し、第2ネジ部材19を用いて固定具本体10と上部カバー部20とを固着することから、さらに強固に手摺棒30を手摺部材連結固定具100に固着することができる。また、連結された手摺棒30間には下部仕切部12および上部仕切部22が介在することから、手摺棒30がその軸方向に移動することを抑制することができるため、手摺棒30が手指抑制具100に強固に固着されることとなる。
また、上述したように、固定具本体10に上部カバー部20を取り付けることにより、下部仕切部12に沿って上部仕切部22が嵌まり込むことから、固定具本体10に対して上部カバー部20が、手摺部材の軸方向に対して略垂直であって水平面に平行な方向にずれにくい。これにより、手摺棒30が手指抑制具100に強固に固着されることとなる。なお、固定具本体10に対して上部カバー部20の位置がずれにくいのであれば、下部仕切部12に沿って上部仕切部22が嵌まり込む構造でなくてもよく、例えば、下部仕切部12と上部仕切部22との間に隙間が生じるような構造であってもよい。
また、手摺部材連結固定具100によれば、平坦部である第1〜3下部平坦部12a〜12cおよび第1〜3上部平坦部22a〜22cが形成されていることにより、下部カバー部11に上部カバー部20を載置した場合に安定して配置される。これにより、第2ネジ部材19により固定具本体10に上部カバー部20を固着する作業を容易に行うことができる。また、平坦部を有していることにより、手摺棒30が手指抑制具100に強固に固着されることとなる。
また、手摺部材連結固定具100によれば、嵌合部11aが被嵌合部21aに嵌合されることから、固定具本体10および上部カバー部20がより強固に連結されることになる。そのため、固定具本体10および上部カバー部20に覆われている手摺棒30は手摺部材連結固定具100に強固に固着されることとなる。
以上、本発明の実施形態に係る手摺部材連結固定具について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるわけではない。例えば、手摺部材連結固定具の壁面への固定方法はネジ止めによることとしたが、これ以外の方法でもよい。また、各種ネジ部材の個数や配置等は特に制限があるわけではない。また、各部材の形状についても上記実施形態に限定されるわけではない。
10 固定具本体
11 下部カバー部
11a 嵌合部
12 下部仕切部
12a 第1下部平坦部
12b 第2下部平坦部
12c 第3下部平坦部
13 壁面固定部
14 支持部
14a 空洞部
15 本体カバー
16 第1貫通孔
17 第2貫通孔
18 第1ネジ部材(取付部材)
19 第2ネジ部材
20 上部カバー部
21a 被嵌合部
22 上部仕切部
22a 第1上部平坦部
22b 第2上部平坦部
22c 第3上部平坦部
27 ネジ穴
30 手摺棒(手摺部材)
31 端面
100 手摺部材連結固定具
W 壁面

Claims (5)

  1. 複数の手摺部材を連結するための手摺部材連結固定具であって、
    前記手摺部材を下側から覆うように支える固定具本体と、
    前記手摺部材を上側から覆い、前記固定具本体と固着される上部カバー部と、を備え、
    前記固定具本体は上方に突出する下部仕切部を有し、
    前記上部カバー部は下方に突出する上部仕切部を有し、
    前記固定具本体および前記上部カバー部により覆われて前記手摺部材が連結された際に、前記手摺部材間には前記下部仕切部および前記上部仕切部が介在している、手摺部材連結固定具。
  2. 前記下部仕切部は、上向きに凹状のアーチ状であり、水平方向に略平行な平坦部を有し、
    前記上部仕切部は、前記固定具本体および前記上部カバー部により覆われて前記手摺部材が連結された際に、前記下部仕切部に沿って嵌まり込み、前記手摺部材間を遮断する形状である、請求項1記載の手摺部材連結固定具。
  3. 前記下部仕切部は、3箇所の前記平坦部を有している、請求項2記載の手摺部材連結固定具。
  4. 前記固定具本体における前記上部カバー側の端面および前記上部カバーにおける前記固定具本体側の端面には、嵌合部および被嵌合部のいずれかが形成されており、
    前記固定具本体および前記上部カバー部に覆われて前記手摺部材が連結された際に、前記嵌合部が前記被嵌合部に嵌合される、請求項1〜3のいずれか記載の手摺部材連結固定具。
  5. 前記固定具本体の下方から取付部材が前記固定具本体を貫通して前記上部カバー部に到達することにより、前記上部カバー部と前記固定具本体とが固着される、請求項1〜4のいずれか記載の手摺部材連結固定具。
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