JP2018197967A - プログラムおよびタイムスタンプ管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れる際のメモの入力を支援する。【解決手段】本発明のプログラムの実行によりタイムスタンプ管理装置として機能する端末装置は、タイムスタンプトークンを本体ファイルに付加した直後にタイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れる場面、または本体ファイルから抽出したタイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れる場面において特徴記述データ51を生成する。特徴記述データ51は、本体ファイルの特徴を示す複数の特徴事項をそれぞれ表した複数の文字列を結合したデータである。利用者は、タイムスタンプトークンを預け入れるためのタイムスタンプ保管機関のウェブページのメモ欄に特徴記述データ51を貼り付けることにより、預け入れるタイムスタンプトークンに対応する本体ファイルを判別することができるメモをメモ欄に容易に入力することができる。【選択図】図14

Description

本発明は、電子ファイルのタイムスタンプトークンを管理することができるプログラムおよびタイムスタンプ管理装置に関する。
例えば、文書、画像、動画、図形、音声等の電子データにタイムスタンプトークンを付加し、タイムスタンプトークンに含まれる時刻情報が示す日時にその電子データが存在していたことの証明(存在証明)、およびその日時以後にその電子データが改ざんされていないことの証明(完全性証明)を容易にする時刻認証技術が普及している。
電子データが文書データである場合を例にあげてこの技術につき具体的に説明すると、利用者は、文書ファイルに含まれている文書データのハッシュ値を生成し、このハッシュ値を時刻認証機関へ送信し、時刻認証機関へタイムスタンプの発行を要求する。これに応じ、時刻認証機関は、受信したハッシュ値、およびタイムスタンプ発行時刻を示す時刻情報等に電子署名をすることによりタイムスタンプトークンを生成する。そして、時刻認証機関は、タイムスタンプトークンを、タイムスタンプの発行を要求した利用者へ送信する。
時刻認証機関からタイムスタンプトークンを受信した利用者は、当該受信したタイムスタンプトークンを文書ファイルに付加する。例えば、文書ファイルがPDFファイルである場合、利用者は、タイムスタンプトークンをPDFファイルに埋め込むことができる。これにより、利用者は、文書データおよびタイムスタンプトークンを単一の文書ファイルに一体化させて管理することができる。
また、現在、利用者からタイムスタンプトークンを預かり、これを保管するタイムスタンプ保管サービスが特定の機関により実施されている。具体的には、独立行政法人、工業所有権情報・研修館(INPIT)が、タイムスタンプ保管サービスを提供している。以下、タイムスタンプ保管サービスを提供する特定の機関を「タイムスタンプ保管機関」という。タイムスタンプ保管サービスによれば、利用者は、タイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れることにより、それを長期間安全に保管することができる。
下記の特許文献1には、管理の対象である電子ファイルから生成したハッシュ値を、公的機関が運営する保管サーバに保管する技術が記載されている。
ところで、タイムスタンプ保管サービスは、インターネットおよびウェブアプリケーション等の技術を利用して利用者に提供されている。利用者は、パーソナルコンピュータ等の端末装置を用い、インターネットを介してタイムスタンプ保管機関のサーバに接続し、預け入れるべきタイムスタンプトークンを当該サーバに送信することができる。
具体的には、利用者は、まず、端末装置にインストールされたアプリケーションソフトウェアを用いて、預け入れるべきタイムスタンプトークンが付加された電子ファイルからタイムスタンプトークンをファイルとして抽出する。次に、利用者は、端末装置においてウェブブラウザを起動し、ウェブブラウザにより、タイムスタンプ保管機関のウェブサイトにアクセスし、タイムスタンプトークンの預入を行うためのウェブページを表示する。そのウェブページには、タイムスタンプ保管機関のサーバへアップロードするタイムスタンプトークンを指定するためのフォーム、および指定したタイムスタンプトークンのアップロードを実行するためのフォーム(アップロードボタン等)が形成されている。利用者は、アップロードするタイムスタンプトークンを指定するためのフォームを用いて、預け入れるべきタイムスタンプトークンを指定する。続いて、利用者は、アップロードボタンを押して、指定したタイムスタンプトークンのアップロードを実行する。
また、タイムスタンプトークンの預入を行うためのタイムスタンプ保管機関(例えばINPIT)のウェブページには、指定したタイムスタンプトークンについてのメモ(テキスト)を入力することができるフォーム(メモ欄)が形成されている。利用者は、アップロードするタイムスタンプトークンを指定してからアップロードを実行する前の段階で、メモ欄にメモを入力することができる。入力したメモは、指定したタイムスタンプトークンといっしょにタイムスタンプ保管機関のサーバへアップロードされ、タイムスタンプ保管機関のサーバにおいて、そのタイムスタンプトークンと関連付けられた状態で保管される。
一方、利用者は、預け入れたタイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関から取得することができる。具体的には、利用者は、ウェブブラウザによりタイムスタンプ保管機関のウェブサイトにアクセスし、預け入れたタイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関のサーバから端末装置へダウンロードするためのウェブページを表示する。そのウェブページには、利用者が預け入れたタイムスタンプトークンのリストが表示される。利用者は、そのリストの中から、ダウンロードするタイムスタンプトークンを見つけ出して指定し、当該指定したタイムスタンプトークンをダウンロードすることができる。
また、上記リストには、預け入れたタイムスタンプトークンのファイル名と共に、そのタイムスタンプトークンに関連付けられた上記メモがタイムスタンプトークンごとに表示される。利用者は、表示されたメモを参照して、ダウンロードするタイムスタンプトークンを見つけ出すことができる。また、タイムスタンプ保管機関(例えばINPIT)は、メモ中の文字列をキーワードとして、利用者が預け入れたタイムスタンプトークンを検索する機能を提供している。多数のタイムスタンプトークンを預け入れた利用者は、この機能を利用して、ダウンロードするタイムスタンプトークンを見つけ出すことができる。
特開2016−218554号公報
上述したように、預け入れたタイムスタンプトークンを利用者がタイムスタンプ保管機関のサーバからダウンロードする際、タイムスタンプ保管機関のウェブページには、預け入れたタイムスタンプトークンのリストが表示され、そのリスト中には、預け入れた個々のタイムスタンプトークンに関連付けられたメモが表示される。これらのメモは、利用者がタイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関のサーバにアップロードする際に利用者自身が入力したものである。
タイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関のサーバにアップロードする際に、利用者が、当該タイムスタンプトークンが付加された文書ファイルの特徴を的確に表現したメモを入力した場合には、預け入れたタイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関のサーバからダウンロードする際に、利用者はメモを手がかりにして所望のタイムスタンプトークンをリスト中から容易に見つけ出すことができる。一方、タイムスタンプトークンをアップロードする際に、利用者が、当該タイムスタンプトークンが付加された文書ファイルの特徴を的確に表現していないメモを入力した場合には、預け入れたタイムスタンプトークンをダウンロードする際に、利用者がメモを手がかりにして所望のタイムスタンプトークンをリスト中から見つけ出すことは困難となる。この場合には、利用者が所望のタイムスタンプトークンをリスト中から見つけ出すのに長い時間がかかってしまうおそれがあり、また、利用者が誤って別のタイムスタンプトークンを指定してダウンロードしてしまうおそれがある。そのため、預け入れたタイムスタンプトークンのダウンロード時に所望のタイムスタンプトークンをメモに基づいてリスト中から容易に見つけ出すことができるようにするためには、利用者は、タイムスタンプトークンのアップロード時に、当該タイムスタンプトークンが付加された文書ファイルの特徴を的確に表現したメモを入力しなければならない。
しかしながら、文書ファイルの特徴を的確に表現したメモを作成することは容易でない。また、タイムスタンプトークンのアップロード時に、文書ファイルの特徴を把握してそれを表現するメモを作成することは手間がかかる。
また、企業等において、複数の従業員がタイムスタンプトークンのアップロードおよびダウンロードを行う場合、タイムスタンプトークンのアップロード時に個々の従業員が文書ファイルの有する種々の特徴の中から任意の特徴を抽出してメモを作成すると、タイムスタンプトークンのダウンロード時にそのメモを手がかりにして所望のタイムスタンプトークンをリスト中から見つけ出すことが困難になる。例えば、アップロード時にメモを作成して入力した従業員が抽出した文書ファイルの特徴が、メモを参照してダウンロードを行う他の従業員にとって想定外の特徴である場合には、ダウンロードを行う従業員はメモに基づいて所望の文書ファイルを判別することができず、当該文書ファイルに対応するタイムスタンプトークンをリスト中から見つけ出すことができないおそれがある。
なお、上記特許文献1には、タイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れる際にタイムスタンプトークンについてのメモを入力することや、預け入れたタイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関から取得する際にメモに基づいて所望のタイムスタンプトークンを見つけ出すことについては記載されていない。
本発明は例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、タイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れる際のメモの入力を支援することができ、タイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れる作業、および預け入れたタイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関から取得する作業の容易化および迅速化を図ることができるプログラムおよびタイムスタンプ管理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1のプログラムは、本体ファイルに含まれる本体データのハッシュ値を算出するハッシュ値算出部と、ハッシュ値算出部により算出されたハッシュ値をタイムスタンプ発行機関へ送信し、ハッシュ値が含まれるタイムスタンプトークンをタイムスタンプ発行機関から受信するタイムスタンプトークン取得部と、タイムスタンプトークン取得部によりタイムスタンプトークンを受信した後に、本体ファイルの特徴を示す複数の特徴事項をそれぞれ表した複数の文字または文字列を結合したデータである特徴記述データを生成する特徴記述データ生成部と、特徴記述データ生成部により生成された特徴記述データを記憶部に記憶し、または表示部に表示する特徴記述データ出力部とを備えたタイムスタンプ管理装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
本体ファイルは、タイムスタンプトークンを付加する対象となる文書ファイル、画像ファイル、動画ファイル、図形ファイルまたは音声ファイル等の電子ファイルを意味する。また、本体データとは電子ファイルに含まれる実体的なデータを意味する。例えば、本体ファイルが文書ファイルである場合には、当該文書ファイルに含まれる文書のデータが本体データであり、本体ファイルが画像ファイルである場合には、当該画像ファイルに含まれる画像のデータが本体データである。
本発明の第1のプログラムにより実現されるタイムスタンプ管理装置によれば、本体ファイルについてのタイムスタンプトークンをタイムスタンプ発行機関から取得し、それを本体ファイルに付加し、その後に当該タイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れる場面において、当該タイムスタンプトークンについてのメモの入力を支援することができる。
具体的には、本発明の第1のプログラムにより実現されるタイムスタンプ管理装置は、本体ファイルに付加するタイムスタンプトークンをタイムスタンプ発行機関から受信した後に、特徴記述データを自動的に生成し、これを記憶部の一時記憶領域(例えばクリップボード)に記憶し、かつ表示部(例えばディスプレイ)に表示する。特徴記述データとは、本体ファイルの特徴を示す複数の特徴事項をそれぞれ表した複数の文字または文字列を結合したデータである。特徴記述データは、上述した、タイムスタンプトークンの預入を行うためのタイムスタンプ保管機関のウェブページ中のメモ欄に入力するメモとしてそのまま用いることができる。すなわち、利用者は、表示部に表示された特徴記述データを目で確認した後、例えばクリップボードに記憶された特徴記述データをメモ欄に貼り付けることにより、メモ欄へのメモの入力作業を完了することができる。特徴記述データが自動的に生成されるので、利用者は、メモを作成するために、本体ファイルの特徴を把握し、把握した特徴を文字列で表現する作業を行う必要がない。したがって、利用者は、タイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れる作業を容易かつ迅速に行うことができる。
また、本発明の第1のプログラムにより実現されるタイムスタンプ管理装置は、特徴記述データを演算処理により生成する。したがって、特徴記述データが所定のルール(すなわち予め設定されたプログラム)に従って生成される。具体的には、本体ファイルの有する種々の特徴のうち所定の特徴が抽出されて特徴記述データが生成される。したがって、企業等において、複数の従業員がタイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れる際に、本発明の第1のプログラムにより実現されるタイムスタンプ管理装置により生成された特徴記述データをメモとしてメモ欄に貼り付けることにより、それぞれの従業員が本体ファイルを判別することができる本体ファイルの特徴が記述されたメモを形成することができる。すなわち、一部の従業員しか本体ファイルを判別することができないような本体ファイルの特徴が記述されたメモが形成されることを回避することができる。よって、各従業員は、預け入れたタイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関から取得する際に、取得すべき所望のタイムスタンプトークンをメモに基づいて容易かつ迅速に指定することができる。
上記課題を解決するために、本発明の第2のプログラムは、本体ファイルに付加されたタイムスタンプトークンを複製し、当該複製したタイムスタンプトークンを記憶部に記憶するタイムスタンプトークン抽出部と、タイムスタンプトークン抽出部により複製されたタイムスタンプトークンが記憶部に記憶された後に、本体ファイルの特徴を示す複数の特徴事項をそれぞれ表した複数の文字または文字列を結合したデータである特徴記述データを生成する特徴記述データ生成部と、特徴記述データ生成部により生成された特徴記述データを記憶部に記憶し、または表示部に表示する特徴記述データ出力部とを備えたタイムスタンプ管理装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の第2のプログラムにより実現されるタイムスタンプ管理装置によれば、本体ファイルに付加されたタイムスタンプトークンを本体ファイルから抽出し、抽出したタイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れる場面において、当該タイムスタンプトークンについてのメモの入力を支援することができる。
具体的には、本発明の第2のプログラムにより実現されるタイムスタンプ管理装置は、本体ファイルからタイムスタンプトークンを抽出した後に、特徴記述データを自動的に生成し、これを記憶部の一時記憶領域(例えばクリップボード)に記憶し、かつ表示部に表示する。利用者は、表示部に表示された特徴記述データを目で確認した後、例えばクリップボードに記憶された特徴記述データをメモ欄に貼り付けることにより、メモ欄へのメモの入力作業を完了することができる。このように、利用者は、タイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れる作業を容易かつ迅速に行うことができる。
また、本発明の第2のプログラムにより実現されるタイムスタンプ管理装置によれば、本発明の第1のプログラムにより実現されるタイムスタンプ管理装置と同様に、本体ファイルの有する種々の特徴のうち所定の特徴を抽出して特徴記述データを生成することができる。したがって、企業等において、複数の従業員がタイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れる際に、本発明の第2のプログラムにより実現されるタイムスタンプ管理装置により生成された特徴記述データをメモとしてメモ欄に貼り付けることにより、一部の従業員しか本体ファイルを判別することができないような本体ファイルの特徴が記述されたメモが形成されることを回避することができる。よって、各従業員は、預け入れたタイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関から取得する際に、取得すべき所望のタイムスタンプトークンをメモに基づいて容易かつ迅速に指定することができる。
また、上述した本発明の第1または第2のプログラムにおいて、上記特徴記述データ生成部は、複数の特徴事項を特徴事項取得源からそれぞれ取得する特徴事項取得部と、特徴事項取得部により取得された複数の特徴事項をそれぞれ表す複数の文字または文字列を生成する文字列生成部と、文字列生成部により生成された複数の文字または文字列を結合する文字列結合部とを備え、特徴事項取得源は本体ファイルのメタ情報または本体ファイルの属性情報を含むことが好ましい。
本発明のこの態様によれば、本体ファイルのメタ情報または属性情報から取得した特徴事項を用いて特徴記述データを生成することにより、本体ファイルの特徴を的確に表現した特徴記述データを生成することができる。また、複数の特徴事項をそれぞれ表す複数の文字または文字列を生成し、それらを結合して特徴記述データを生成することにより、メモとしてそのまま用いることができる特徴記述データを容易に生成することができる。
また、上述した本発明の第1または第2のプログラムにおいて、利用者により指定された特徴事項取得源および利用者により指定された特徴事項をそれぞれ示す情報を含む特徴記述設定情報が記憶部に記憶され、上記特徴事項取得部は、特徴記述設定情報に基づいて特徴事項取得源および複数の特徴事項をそれぞれ選択し、当該選択した特徴事項取得源から当該選択した複数の特徴事項を取得することが好ましい。
本発明のこの態様によれば、特徴記述データ生成部は、利用者により指定された特徴事項取得源から取得した、利用者により指定された特徴事項を用いて特徴記述データを生成することができる。したがって、このようにして生成された特徴記述データをメモとしてメモ欄に貼り付けることにより、個々の利用者、または企業等におけるそれぞれの従業員が本体ファイルを容易に判別することができるような本体ファイルの特徴が記述されたメモを形成することができる。
また、上述した本発明の第1または第2のプログラムにおいて、本体ファイルの種類に応じた複数の特徴記述設定情報が記憶部に記憶され、上記特徴事項取得部は、本体ファイルの種類を認識し、当該認識した本体ファイルの種類に応じた特徴記述設定情報を選択し、当該選択した特徴記述設定情報に基づいて特徴事項取得源および複数の特徴事項をそれぞれ選択する構成としてもよい。
本発明のこの態様によれば、本体ファイルを判別することができる本体ファイルの特徴が本体ファイルの種類に応じて異なる場合でも、利用者は、本発明の第1または第2のプログラムにより実現されるタイムスタンプ管理装置により生成された特徴記述データをメモとしてメモ欄に貼り付けることにより、それぞれの種類の本体ファイルにつき、本体ファイルを判別することができるような本体ファイルの特徴が記述されたメモを形成することができる。
また、上述した本発明の第1または第2のプログラムにおいて、検索文字列と置換後文字列との対応関係を定めた文字列置換設定情報が記憶部に記憶され、上記特徴記述データ生成部は、文字列置換設定情報に基づいて、特徴記述データ中に検索文字列が含まれている場合には、当該検索文字列をそれに対応する置換後文字列に置換する文字列置換部をさらに備えている。
本発明のこの態様によれば、利用者は、例えば秘密漏洩の危険のある名称等を検索文字列に指定し、当該名称に対応する秘密漏洩の危険のない言葉を置換後文字列に指定することにより、秘密漏洩の危険のある名称等を特徴記述データから除去することができる。そして、利用者は、この特徴記述データをメモとしてメモ欄に貼り付けることにより、秘密漏洩の危険のある名称等をメモから除去することができる。また、利用者は、検索文字列に、長く、または読み難い用語を指定し、置換後文字列に、その用語の短い、または読み易い略語や略称を指定することにより、メモを短くすることができ、またはメモを読み易くすることができる。
上記課題を解決するために、本発明の第1のタイムスタンプ管理装置は、本体ファイルに含まれる本体データのハッシュ値を算出するハッシュ値算出部と、ハッシュ値算出部により算出されたハッシュ値をタイムスタンプ発行機関へ送信し、ハッシュ値が含まれるタイムスタンプトークンをタイムスタンプ発行機関から受信するタイムスタンプトークン取得部と、タイムスタンプトークン取得部によりタイムスタンプトークンを受信した後に、本体ファイルの特徴を示す複数の特徴事項をそれぞれ表した複数の文字または文字列を結合したデータである特徴記述データを生成する特徴記述データ生成部と、特徴記述データ生成部により生成された特徴記述データを記憶部に記憶し、または表示部に表示する特徴記述データ出力部とを備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の第2のタイムスタンプ管理装置は、本体ファイルに付加されたタイムスタンプトークンを複製し、当該複製したタイムスタンプトークンを記憶部に記憶するタイムスタンプトークン抽出部と、タイムスタンプトークン抽出部によりタイムスタンプトークンが記憶部に記憶された後に、本体ファイルの特徴を示す複数の特徴事項をそれぞれ表した複数の文字または文字列を結合したデータである特徴記述データを生成する特徴記述データ生成部と、特徴記述データ生成部により生成された特徴記述データを記憶部に記憶し、または表示部に表示する特徴記述データ出力部とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、タイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れる際のメモの入力を支援することができる。これにより、タイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れる作業、および預け入れたタイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関から取得する作業の容易化および迅速化を図ることができる。
本発明の実施形態のプログラムにより実現されるタイムスタンプ管理装置として機能する端末装置が含まれる時刻認証システムを示すブロック図である。 本発明の実施形態のプログラムにより実現されるタイムスタンプ管理装置として機能する端末装置を示すブロック図である。 本体ファイルの構造を示す説明図である。 本体ファイルの他の構造を示す説明図である。 本発明の実施形態における特徴記述データの内容を示す説明図である。 タイムスタンプトークンの預入を行うためのウェブページを示す説明図である。 本発明の実施形態におけるタイムスタンプ付加処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態におけるタイムスタンプ抽出処理を示すフローチャートである。 本体ファイルに関する特徴事項取得源および特徴事項を示す説明図である。 本発明の実施形態における特徴記述設定ファイルの内容を示す説明図である。 本発明の実施形態における特徴記述データ生成処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における文字列置換設定ファイルの内容を示す説明図である。 本発明の実施形態における文字列置換処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における特徴記述データの生成の具体例を示す説明図である。
(時刻認証システム)
図1は時刻認証システム1を示している。図1において、時刻認証システム1は、タイムスタンプ発行サーバ2、時刻配信サーバ3、電子認証管理サーバ4、タイムスタンプ保管サーバ5および端末装置6を備えている。これらはインターネット等のコンピュータネットワーク7を介して相互に通信可能に接続されている。
タイムスタンプ発行サーバ2は、タイムスタンプ発行機関としての時刻認証機関(TSA)に設けられ、タイムスタンプを発行する。すなわち、利用者が本体ファイル41(図3または図4参照)に含まれている本体データ42のハッシュ値を端末装置6からタイムスタンプ発行サーバ2へ送信し、タイムスタンプの発行を要求したとき、タイムスタンプ発行サーバ2は、端末装置6から送信されたハッシュ値および、タイムスタンプ発行時刻を示す時刻情報等に対して電子署名をすることによりタイムスタンプトークン43を生成する。さらに、タイムスタンプ発行サーバ2は、時刻認証機関の電子証明書をタイムスタンプトークン43に付加する。そして、タイムスタンプ発行サーバ2は、このタイムスタンプトークン43を、タイムスタンプの発行を要求した利用者の端末装置6へ送信する。利用者は、タイムスタンプ発行サーバ2から送信されたタイムスタンプトークン43を本体ファイル41に付加する。一方、時刻配信サーバ3は、時刻配信機関(TAA)に設けられ、時刻認証機関に時刻を配信すると共に、時刻認証機関の時計を監査する。また、電子認証管理サーバ4は、電子認証機関(CA)に設けられ、電子証明書の発行および失効処理を行う。
タイムスタンプ保管サーバ5は、タイムスタンプ保管機関に設けられ、タイムスタンプトークン43を保管する。すなわち、利用者がタイムスタンプトークン43を端末装置6からタイムスタンプ保管サーバ5へ送信し、タイムスタンプトークン43の保管を要求したとき、タイムスタンプ保管サーバ5は、端末装置6から送信されたタイムスタンプトークン43を保管する。また、利用者がタイムスタンプトークン43の送信を要求したとき、タイムスタンプ保管サーバ5は、保管していたタイムスタンプトークン43を、タイムスタンプトークン43の送信を要求した利用者の端末装置6へ送信する。
(端末装置)
図2は本発明の実施形態のプログラムにより実現されるタイムスタンプ管理装置として機能する端末装置6を示している。端末装置6は、利用者が用いる端末装置であり、次の機能を有している。
(1)本体ファイル41に含まれる本体データ42の内容を表示するビューワとしての機能
(2)本体ファイル41にタイムスタンプトークン43を付加する機能
(3)タイムスタンプトークン43が付加された本体ファイル41からタイムスタンプトークン43を抽出する機能
(4)本体ファイル41の改ざんの有無等をタイムスタンプトークン43に基づいて検証する機能
(5)本体ファイル41の特徴を表す特徴記述データ51(図5参照)を生成し、出力する機能
端末装置6は、例えばパーソナルコンピュータであり、演算処理部11、一時記憶部12、操作部13、表示部14、通信部15および外部記憶部16を備えている。演算処理部11は例えばCPU(中央演算処理装置)である。一時記憶部12は、演算処理部11が直接的にアクセスすることができ、演算処理部11が行う処理に要するデータ等の読み書きに用いられる記憶装置であり、例えば主記憶装置である。操作部13は例えばキーボードおよびポインティングデバイス等である。表示部14は例えばディスプレイ等の表示装置である。通信部15はコンピュータネットワーク7を介して他の装置と通信を行うための通信制御回路である。外部記憶部16は、データ等の長期的保存に用いられる記憶装置であり、例えばハードディスクである。また、図示を省略するが、端末装置6は、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)メモリ等の携帯型の外部記憶装置を接続するポートや、光ディスクドライブ装置等を備えている。
また、演算処理部11は、閲覧制御部21、ハッシュ値算出部22、タイムスタンプトークン取得部23、タイムスタンプトークン付加部24、特徴記述データ生成部25、特徴記述データ出力部27、検証部28およびタイムスタンプトークン抽出部29を備えている。これらは、コンピュータをタイムスタンプ管理装置として機能させるための本発明の実施形態のプログラムを演算処理部11に読み込ませて実行させることにより実現される。
閲覧制御部21は、本体ファイル41に含まれている本体データ42の内容を表示部14に表示する機能を有している。ハッシュ値算出部22は、後述のタイムスタンプトークン付加処理において、本体ファイル41に含まれる本体データ42のハッシュ値を算出する機能を有している。タイムスタンプトークン取得部23は、タイムスタンプトークン付加処理において、ハッシュ値算出部22により算出されたハッシュ値を時刻認証機関のタイムスタンプ発行サーバ2へ送信し、当該ハッシュ値が含まれるタイムスタンプトークン43をタイムスタンプ発行サーバ2から受信する機能を有している。タイムスタンプトークン付加部24は、タイムスタンプトークン43を本体ファイル41に付加する機能を有している。特徴記述データ生成部25は、後述するタイムスタンプトークン付加処理およびタイムスタンプトークン抽出処理において、特徴記述データ51を生成する機能を有している。特徴記述データ生成部25は、後述するように、特徴事項取得部31、文字列生成部32、文字列結合部33および文字列置換部34を備えている。特徴記述データ出力部27は、タイムスタンプトークン付加処理およびタイムスタンプトークン抽出処理において、特徴記述データ生成部25により生成された特徴記述データ51を一時記憶部12に記憶し、かつ表示部14に表示する機能を有している。検証部28は、タイムスタンプトークン抽出処理において、本体ファイル41がタイムスタンプトークン43に含まれる時刻情報が示す時刻以降改ざんされていないか否かを検証する機能を有している。また、検証部28は、本体ファイル41に付加されたタイムスタンプトークン43に付加されている電子証明書を検証する機能を有している。タイムスタンプトークン抽出部29は、タイムスタンプトークン抽出処理において、本体ファイル41に付加されたタイムスタンプトークン43を本体ファイル41から抽出し、抽出したタイムスタンプトークン43を外部記憶部16に記憶する機能を有している。
(本体ファイル)
図3および図4は本体ファイル41の構造を示している。詳しくは、図3は本体ファイル41が包袋PDF(登録商標)ファイルではない普通のファイルである場合の本体ファイル41の構造を示し、図4は本体ファイル41が包袋PDFファイルである場合の本体ファイル41の構造を示している。
本体ファイル41は、タイムスタンプトークン43を付加する対象となる文書ファイル、画像ファイル、動画ファイル、図形ファイルまたは音声ファイル等の電子ファイルである。タイムスタンプトークン43を付加する対象となる電子ファイルが、後述する包袋PDFファイルである場合には、その包袋PDFファイルが本体ファイル41である。
本体ファイル41には、図3に示すように、本体データ42、メタ情報44および属性情報45が含まれている。さらに、本体ファイル41にタイムスタンプトークン43が付加されている場合には、本体ファイル41には、タイムスタンプトークン43が含まれている。
本体データ42は、本体ファイル41に含まれる実体的なデータである。例えば、本体ファイル41が文書ファイルである場合には、当該文書ファイルに含まれる文書データが本体データ42であり、本体ファイル41が画像ファイルである場合には、当該画像ファイルに含まれる画像データが本体データ42である。
メタ情報44は本体ファイル41に関する形式的または付加的な事項を示すデータである。メタ情報44によって示される事項の項目は、本体ファイル41の種類に応じて異なる。例えば、本体ファイル41が文書ファイルである場合、メタ情報44によって示される事項の項目は、本体ファイル41の作成日時、作成者、更新日時、更新者、タイトル、件名等である。また、本体ファイル41が画像ファイルである場合、メタ情報44によって示される事項の項目は、画像の撮影日時、画像の著作権、画像の大きさ、画像の幅、画像の高さ、画像の解像度、カメラの製造元、カメラの絞り値、カメラのISO感度、シャッター速度等である。また、本体ファイル41が動画ファイルである場合、メタ情報44によって示される事項の項目は、動画のフレーム幅、フレーム高、データ速度、総ビットレート、フレーム率等が含まれる。
属性情報45は本体ファイル41の属性を示すデータである。属性情報45には、本体ファイル41の利用制限(読取専用か否か)を示すデータ、本体ファイル41の表示制限(隠しファイルか否か)を示すデータ等が含まれている。
一方、包袋PDFファイルは、PDFファイルに1つ以上の添付ファイルを添付することにより形成された複合ファイルである。包袋PDFファイルによれば、包袋PDFファイルに複数の添付ファイルを添付し、包袋PDFファイル本体における文書データ等の実体的なデータと複数の添付ファイルとを合わせたデータのハッシュ値を含むタイムスタンプトークンを包袋PDFファイルに付加することにより、そのタイムスタンプトークンに基づいて、包袋PDFファイルに添付された複数の添付ファイルについての存在証明および完全性証明を一括して行うことができる。
本体ファイル41が包袋PDFファイルである場合、本体ファイル41には、図4に示すように、本文データ46、添付ファイル管理情報47、1つ以上の添付ファイル48、メタ情報49および属性情報50が含まれている。さらに、本体ファイル41にタイムスタンプトークン43が付加されている場合には、本体ファイル41には、タイムスタンプトークン43が含まれている。本文データ46は、包袋PDFファイル本体に含まれる文書データ等の実体的なデータである。添付ファイル管理情報47は、包袋PDFファイルに添付された添付ファイルの管理に関するデータである。添付ファイル管理情報47には、添付ファイル48の受付番号、カテゴリー、目的・用途、登録者、添付ファイル名等が含まれる。添付ファイル48は、包袋PDFファイルに添付された、文書ファイル、画像ファイル、動画ファイル、図形ファイルまたは音声ファイル等の電子ファイルである。メタ情報49および属性情報50は、包袋PDFファイルでない本体ファイル41のメタ情報44および属性情報45とそれぞれ同じである。
(特徴記述データ)
図5は特徴記述データ51の一例を示している。具体的には、特徴記述データ51をテキストエディタで開いた状態を示している。特徴記述データ51とは、本体ファイル41の特徴を示す複数の特徴事項をそれぞれ表した複数の文字または文字列を結合したデータである。特徴記述データ51はテキストデータである。また、特徴記述データ51中の文字または文字列は、ひらがな、かたかな、漢字、数字、句点、読点、アルファベット、符号、記号等であり、特に制限はない。例えば、図5に示す特徴記述データ51において、「2017/2/15」は、本体ファイル41の特徴を示す特徴事項を表した文字列である。また、「T製品企画書」も、本体ファイル41の特徴を示す特徴事項を表した文字列である。また、「○」は、本体ファイル41の特徴を示す特徴事項を表した文字である。一方、「更新日時」、「タイトル」および「読取専用」は、後述するように利用者が直接指定した文字列であり、また、「,」は区切り文字である。特徴記述データ51は、「更新日時」、「2017/2/15」、「タイトル」、「T製品企画書」、「読取専用」および「○」が「,」を挟んでそれぞれ結合されている。なお、説明の便宜上、以下の実施形態の記載において、「文字列」には、複数の文字の配列だけでなく、単一の文字も含むこととする。
後述するように、特徴記述データ51は、タイムスタンプトークン付加処理またはタイムスタンプトークン抽出処理において端末装置6により自動的に生成される。また、次に述べるように、利用者は、タイムスタンプトークン43をタイムスタンプ保管機関に預け入れる作業をする際に特徴記述データ51をメモ欄92に入力するメモとして利用することができる。
(タイムスタンプトークンの預入)
図6はタイムスタンプトークン43のタイムスタンプ保管機関への預入の手順を示している。利用者は、例えば次のような手順で、タイムスタンプトークン43のタイムスタンプ保管機関への預入を行う。
まず、利用者は、端末装置6により、後述のタイムスタンプトークン付加処理またはタイムスタンプトークン抽出処理を実行する。これにより、タイムスタンプトークン43が外部記憶部16にファイルとして記憶されると共に、特徴記述データ51が一時記憶部12中の一時記憶領域(例えばクリップボード)に記憶される。
次に、利用者は、端末装置6においてウェブブラウザを起動し、ウェブブラウザにより、タイムスタンプ保管機関のウェブサイトにアクセスし、タイムスタンプトークン43の預入を行うためのウェブページ(以下、これを「預入ページ」という。)を表示する。預入ページには、図6中の(1)に示すように、タイムスタンプトークンを指定するための指定ボタン91が形成される。
次に、利用者は指定ボタン91を押す(マウスでクリックする)。これにより、タイムスタンプトークンを指定するためのウィンドウが表示されるので、利用者はそのウィンドウを用い、外部記憶部16に記憶されているタイムスタンプトークン43を指定する。利用者によるタイムスタンプトークン43の指定が完了すると、預入ページには、図6中の(2)に示すように、利用者が指定したタイムスタンプトークン43のファイル名が表示されると共に、そのタイムスタンプトークン43についてのメモ欄92が形成される。メモ欄92には任意の文字列(テキスト)をメモとして入力することができる。
次に、利用者は例えばクリップボードに記憶された特徴記述データ51をメモ欄92に貼り付ける。これにより、図6中の(3)に示すように、特徴記述データ51がメモとしてメモ欄92に入力される。
複数のタイムスタンプトークン43の預入を一度に行いたい場合には、利用者は、(a)端末装置6によるタイムスタンプトークン付加処理またはタイムスタンプトークン抽出処理の実行、(b)タイムスタンプトークン43の指定、および(c)特徴記述データ51のメモ欄92への貼付を繰り返す。図6中の(4)は、利用者により(a)、(b)および(c)の作業が3回繰り返された後の預入ページを示している。
次に、利用者は、預入ページ中に形成されたアップロードボタン(預入実行ボタン)93を押す。これにより、利用者により指定された3つのタイムスタンプトークン43と、これらについての3つのメモのデータ(テキストデータ)がタイムスタンプ保管サーバ5へアップロード(送信)される。アップロードされたタイムスタンプトークン43とそれについてのメモのデータは互いに関連付けられた状態で、タイムスタンプ保管サーバ5に保管される。
なお、預け入れたタイムスタンプトークン43をタイムスタンプ保管機関から取得する場合には、利用者は、端末装置6においてウェブブラウザを起動し、ウェブブラウザにより、タイムスタンプ保管機関のウェブサイトにアクセスし、預け入れたタイムスタンプトークン43をタイムスタンプ保管サーバ5から端末装置6へダウンロードするためのウェブページを表示する。そのウェブページには、利用者が預け入れたタイムスタンプトークン43のリストが表示され、リスト中には、タイムスタンプトークン43のファイル名とメモが表示される。利用者は、ファイル名およびメモに基づいて、所望のタイムスタンプトークン43を見つけ出して指定し、当該指定したタイムスタンプトークンをダウンロードすることができる。また、利用者は、メモ中の文字列をキーワードとして、利用者が預け入れたタイムスタンプトークン43を検索することができる。
(タイムスタンプトークン付加処理)
図7はタイムスタンプトークン付加処理を示している。タイムスタンプトークン付加処理は、利用者により指定された本体ファイル41にタイムスタンプトークン43を付加する処理である。また、タイムスタンプトークン付加処理では、本体ファイル41にタイムスタンプトークン43を付加する処理に加え、預入用のタイムスタンプトークン43を保存する処理が行われる。さらに、タイムスタンプトークン付加処理では、これらの処理に加え、本体ファイル41の特徴記述データ51を生成し、生成した特徴記述データ51を例えばクリップボードへ記憶し、かつ表示部14に表示する処理が行われる。タイムスタンプトークン付加処理によれば、利用者は、本体ファイル41へのタイムスタンプトークン43の付加と、当該タイムスタンプトークン43のタイムスタンプ保管機関への預入の準備とを一遍に行うことができる。
タイムスタンプトークン付加処理の具体的な内容は次の通りである。すなわち、利用者が、操作部13を操作し、外部記憶部16に記憶された所望の本体ファイル41を指定して、タイムスタンプトークン付加処理を実行する指示を端末装置6へ入力すると、タイムスタンプトークン付加処理が開始される。
図7に示すように、タイムスタンプトークン付加処理において、まず、演算処理部11が、利用者により指定された本体ファイル41を選択する(ステップS1)。続いて、ハッシュ値算出部22が、選択された本体ファイル41の本体データ42のハッシュ値を算出する(ステップS2)。
続いて、タイムスタンプトークン取得部23が、ハッシュ値算出部22により算出されたハッシュ値、およびタイムスタンプ発行要求をタイムスタンプ発行サーバ2へ送信する(ステップS3)。そして、タイムスタンプトークン取得部23は、タイムスタンプ発行サーバ2がタイムスタンプ発行要求に応じて送信したタイムスタンプトークン43を受信する(ステップS4)。
続いて、タイムスタンプトークン付加部24が、受信されたタイムスタンプトークン43のコピーを生成した後、受信されたタイムスタンプトークン43を、ステップS1で選択された本体ファイル41に付加する(ステップS5)。また、タイムスタンプトークン付加部24は、コピーしたタイムスタンプトークン43を預入用のタイムスタンプトークンとして外部記憶部16に記憶する(ステップS6)。
続いて、特徴記述データ生成部25が、ステップS1で選択された本体ファイル41の特徴記述データ51を生成し、外部記憶部16に記憶する(ステップS7)。
続いて、特徴記述データ出力部27が、生成された特徴記述データ51を一時記憶部12の一時記憶領域(例えばクリップボード)へ記憶する(ステップS8)。また、特徴記述データ出力部27は、生成された特徴記述データ51を表示部14に表示する(ステップS9)。
(タイムスタンプトークン抽出処理)
図8はタイムスタンプトークン抽出処理を示している。タイムスタンプトークン抽出処理は、タイムスタンプトークン43が付加された本体ファイル41からタイムスタンプトークン43を抽出する処理である。また、タイムスタンプトークン抽出処理では、タイムスタンプトークン43の抽出前に、本体ファイル41の改ざんの有無の検証等が行われる。さらに、タイムスタンプトークン抽出処理では、これらの処理に加え、本体ファイル41の特徴記述データ51を生成し、生成した特徴記述データ51を例えばクリップボードへ記憶し、かつ表示部14に表示する処理が行われる。
タイムスタンプトークン抽出処理の具体的な内容は次の通りである。すなわち、利用者が、操作部13を操作し、外部記憶部16に記憶された所望の本体ファイル41を指定して、タイムスタンプトークン抽出処理を実行する指示を端末装置6へ入力すると、タイムスタンプトークン抽出処理が開始される。
図8に示すように、タイムスタンプトークン抽出処理において、まず、演算処理部11が、利用者により指定された本体ファイル41を選択する(ステップS21)。続いて、検証部28が、選択された本体ファイル41の改ざんの有無を検証する(ステップS22)。具体的には、検証部28は、本体ファイル41における本体データ42のハッシュ値を算出する。そして、検証部28は、算出したハッシュ値と、本体ファイル41に付加されたタイムスタンプトークン43に含まれているハッシュ値(タイムスタンプ発行時のハッシュ値)とを比較する。そして、両ハッシュ値が一致したときには、検証部28は、タイムスタンプトークン43に含まれる時刻情報が示す日時以後に本体ファイル41が改ざんされていないと判断する。一方、両ハッシュ値が一致しないときには、検証部28は、上記日時以後に本体ファイル41が改ざんされたと判断する。また、検証部28は、タイムスタンプトークン43に付加されている時刻認証機関の電子証明書の妥当性の検証も行う。具体的には、検証部28は、電子証明書の有効期限が超過していないか、電子証明書の署名が正常か、電子証明書がその有効期限の超過以外の理由で失効していないか等を判断する。本体ファイル41が改ざんされている場合、または電子証明書が妥当性を欠く場合、タイムスタンプトークン抽出処理は中止される。この場合、本体ファイル41からタイムスタンプトークン43は抽出されず、かつ特徴記述データ51は生成されない。
本体ファイル41が改ざんされておらず、かつ電子証明書が妥当性を有する場合には、タイムスタンプトークン抽出部29が、ステップS21で選択された本体ファイル41からタイムスタンプトークン43を抽出する。すなわち、タイムスタンプトークン抽出部29は、当該本体ファイル41に付加されたタイムスタンプトークン43を複製し、当該複製したタイムスタンプトークン43を外部記憶部16に記憶する(ステップS23)。
続いて、特徴記述データ生成部25が、ステップS21で選択された本体ファイル41の特徴記述データ51を生成し、外部記憶部16に記憶する(ステップS24)。
続いて、特徴記述データ出力部27が、生成された特徴記述データ51を一時記憶部12の一時記憶領域(例えばクリップボード)へ記憶する(ステップS25)。また、特徴記述データ出力部27は、生成された特徴記述データ51を表示部14に表示する(ステップS26)。
(特徴記述データの生成)
特徴記述データ51は特徴記述データ生成処理により自動的に生成される。特徴記述データ生成処理は、タイムスタンプトークン付加処理の中で実行される(図7中のステップS7)。また、特徴記述データ生成処理は、タイムスタンプトークン抽出処理の中でも実行される(図8中のステップS24)。
特徴記述データ生成処理は端末装置6の特徴記述データ生成部25により実行される。特徴記述データ生成部25は、図2に示すように、特徴事項取得部31、文字列生成部32、文字列結合部33および文字列置換部34を備えている。上述したように、特徴記述データ51は、本体ファイル41の特徴を示す複数の特徴事項をそれぞれ表した複数の文字列を結合したデータである。このような特徴記述データ51を生成するために、特徴事項取得部31は、本体ファイル41の特徴を示す複数の特徴事項を特徴事項取得源からそれぞれ取得する処理を行う。また、文字列生成部32は、特徴事項取得部31により取得された複数の特徴事項をそれぞれ表す複数の文字列を生成する処理を行う。また、文字列結合部33は、文字列生成部32により生成された複数の文字列を結合する処理を行う。また、文字列置換部34は、特徴記述データ51中の検索文字列をそれに対応する置換後文字列に置換する文字列置換処理を行う。
図9は、特徴事項取得源および特徴事項を示している。特徴事項取得源は、本体ファイル41の特徴を示す特徴事項の取得源である。図9に示すように、本体ファイル41が包袋PDFファイルではない場合、特徴事項取得源は、例えば本体ファイル41のメタ情報44および本体ファイル41の属性情報45である(図3参照)。また、本体ファイル41が包袋PDFファイルであり、添付ファイルが1つである場合には、特徴事項取得源は添付ファイル48のメタ情報44および添付ファイル48の属性情報45である。また、本体ファイル41が包袋PDFファイルであり、添付ファイルが2つ以上である場合には、特徴事項取得源は本体ファイル41が有する添付ファイル管理情報47である。
特徴事項は、特徴事項取得源に含まれる各事項であり、すなわち、本体ファイル41のメタ情報44、本体ファイル41の属性情報45、添付ファイル48のメタ情報44、添付ファイル48の属性情報45、および包袋PDFファイルである本体ファイル41が有する添付ファイル管理情報47に含まれる各事項である。例えば、特徴事項は、図9に示すように、本体ファイル41のメタ情報44に含まれる作成日時等であり、本体ファイル41の属性情報45に含まれる利用制限(読出専用か否か)等であり、添付ファイル管理情報47に含まれるカテゴリー等である。
(特徴記述設定ファイル)
図10は特徴記述設定ファイル55の内容の一例を示している。利用者は、特徴記述データ51として記述する特徴事項の特徴事項取得源、特徴事項、および特徴事項に対応する文字列の出力文字数を任意に指定することができる。利用者による特徴事項取得源、特徴事項および出力文字数の指定内容は、特徴記述設定ファイル55として外部記憶部16に記憶される。特徴記述データ生成処理において、特徴記述データ生成部25は特徴記述設定ファイル55に基づいて特徴記述データ51を生成する。なお、特徴記述設定ファイル55は特徴記述設定情報の具体例である。
図10に示すように、特徴記述設定ファイル55には、利用者が指定した特徴事項取得源と、その特徴事項取得源の中から利用者が指定した特徴事項と、その特徴事項に対応する文字列の出力文字数とからなる複数の組合せが記録される。例えば、図10中のNo.2の「メタ情報、更新日時、10」は、特徴事項取得源が本体ファイル41または添付ファイル48のメタ情報44であり、特徴事項が更新日時であり、出力文字数が10であることを示している。なお、出力文字数とは、特徴記述データ51の一部として記述する1つの特徴事項を表す文字列の固定の文字数(半角でカウントしたもの)を意味する。1つの特徴事項を表す文字列の文字数が出力文字数よりも多い場合には、当該文字列のうち、その先頭から出力文字数分の部分が特徴記述データ51の一部として記述される。一方、1つの特徴事項を表す文字列の文字数が出力文字数よりも少ない場合には、出力文字数に満たない部分は空白が挿入される。
また、利用者は、特徴記述データ51の一部として記述する文字列を直接指定することができる。特徴記述データ51の一部として記述する文字列を利用者が直接指定した場合、特徴記述設定ファイル55には、「文字列直接指定」というコマンドと、特徴記述データ51の一部として記述する文字列自体と、その文字列の文字数が記録される。例えば、図10中のNo.1の「文字列直接指定、更新日時、8」は、「更新日時」という文字列を特徴記述データ51の一部として記述することを示している。
また、利用者は、特徴記述データ51で用いる区切り文字、特徴記述データ51の最大文字数、特徴記述設定ファイル55の保存場所、および特徴記述設定ファイル55のファイル名を設定することができる。これらの設定内容も特徴記述設定ファイル55に記録される。特徴記述データ生成処理では、特徴事項を表した複数の文字列、および直接指定された複数の文字列を結合したものが特徴記述データ51として記述される。区切り文字は、特徴事項を表した複数の文字列、および直接指定された複数の文字列の文字列ごとの区切りを示す文字である。最大文字数は、特徴記述データ51として記述することが可能な文字列全体(すなわち結合後の文字列全体)の最大文字数である。最大文字数は例えばメモ欄92に入力可能な最大文字数に設定される。
利用者は、端末装置6を操作して、特徴記述データ51として記述する特徴事項の特徴事項取得源および特徴事項等の指定を事前に行う。利用者がこれら特徴事項取得源および特徴事項等の指定を行ったときに、端末装置6は、特徴記述設定ファイル55を生成し、それを外部記憶部16に記憶する。
また、利用者は、特徴記述データ51として記述する特徴事項の特徴事項取得源および特徴事項等につき、本体ファイル41の種類ごと異なる指定をすることができる。例えば、本体ファイル41が包袋PDFファイルではない場合には、特徴事項取得源が本体ファイル41のメタ情報44および本体ファイル41の属性情報45であるのに対し、本体ファイル41が包袋PDFファイルであり、添付ファイルが2つ以上である場合には、特徴事項取得源は本体ファイル41が有する添付ファイル管理情報47である。また、本体ファイル41が文書ファイルである場合と、本体ファイル41が画像ファイルである場合とでは、メタ情報の項目が異なる。このように本体ファイル41の種類によって特徴事項取得源または特徴事項が異なる。端末装置6は、利用者による指定に従い、本体ファイル41の種類ごとに複数の特徴記述設定ファイル55を生成し、それらを外部記憶部16に記憶する。
(特徴記述データ生成処理)
図11は特徴記述データ生成処理の具体的な内容を示している。特徴記述データ生成処理では、特徴事項を表した文字列、または文字列直接指定のコマンドに対応する文字列を区切り文字を挟みつつ結合して特徴記述データ51を生成する。この生成過程において、文字列を配列するための記憶領域を一時記憶部12の記憶領域中に形成する。この記憶領域を「特徴記述データ生成領域」という。
図11に示す特徴記述データ生成処理において、まず、特徴記述データ生成部25が特徴記述データ生成領域を一時記憶部12の記憶領域中に形成する(ステップS31)。
続いて、特徴事項取得部31が、タイムスタンプトークン付加処理(図7中のステップS1)またはタイムスタンプトークン抽出処理(図8中のステップS21)において選択された本体ファイル41の種類を認識する(ステップS32)。
続いて、特徴事項取得部31は、認識した本体ファイル41の種類に応じた特徴記述設定ファイル55を選択し、選択した特徴記述設定ファイル55を外部記憶部16から読み取る(ステップS33)。
続いて、特徴事項取得部31は、選択した特徴記述設定ファイル55中の1つの文字列生成単位を選択する(ステップS34)。上述したように、特徴記述設定ファイル55には、利用者が指定した特徴事項取得源と、その特徴事項取得源の中から利用者が指定した特徴事項と、その特徴事項に対応する文字列の出力文字数とからなる複数の組合せが記録されている。また、特徴記述設定ファイル55には、利用者の指定に基づき、文字列直接指定のコマンドと、特徴記述データ51の一部として記述する文字列自体と、その文字列の文字数との組合せが記録されている。「文字列生成単位」とは、これらの組合せの1つ1つを意味する。例えば、図10中のNo.1の「文字列直接指定、更新日時、8」は1つの文字列生成単位に当たり、図10中のNo.2の「メタ情報、更新日時、10」は1つの文字列生成単位に当たる。特徴事項取得部31は、選択した特徴記述設定ファイル55に記録された文字列生成単位の順番に従って、文字列生成単位を選択する。
続いて、特徴事項取得部31は、選択した文字列生成単位に文字列直接指定のコマンドが含まれるか否かを判断する(ステップS35)。
選択した文字列生成単位に文字列直接指定のコマンドが含まれている場合には(ステップS35:YES)、特徴事項取得部31は、そのコマンドに対応する文字列自体を特徴記述設定ファイル55から読み取る(ステップS36)。
続いて、文字列結合部33が、読み取られた文字列を特徴記述データ生成領域に書き込む(ステップS37)。具体的には、特徴記述データ生成領域に文字列が未だ全く書き込まれていない場合には、文字列結合部33は、読み取られた文字列を特徴記述データ生成領域の先頭に書き込む。一方、特徴記述データ生成領域に文字列(区切り文字を含む)が既に書き込まれている場合には、文字列結合部33は、読み取られた文字列を、特徴記述データ生成領域に既に書き込まれた文字列の末尾の直後に書き込む。読み取られた文字列が、特徴記述データ生成領域に既に書き込まれた文字列の末尾の直後に書き込まれることより、読み取られた文字列が特徴記述データ生成領域に既に書き込まれた文字列と結合される。
一方、選択した文字列生成単位に文字列直接指定のコマンドが含まれていない場合には(ステップS35:NO)、特徴事項取得部31は、選択した文字列生成単位に含まれる特徴事項取得源および特徴事項に従って、特徴事項取得源を選択し、選択した特徴事項取得源に含まれる特徴事項を選択する。そして、特徴事項取得部31は、本体ファイル41において、選択した特徴事項取得源(例えばメタ情報44または属性情報45等)を参照し、選択した特徴事項(例えば更新日時または読取専用か否かを示すデータ等)を読み取る(ステップS38)。
続いて、文字列生成部32が、読み取られた特徴事項に対応する文字列(テキストデータ)を生成する(ステップS39)。なお、読み取られた特徴事項がそもそもテキストデータである場合には、ステップS39はスキップされる。
続いて、文字列結合部33が、特徴事項に対応する文字列を特徴記述データ生成領域に書き込む(ステップS40)。具体的には、特徴記述データ生成領域に文字列が未だ全く書き込まれていない場合には、文字列結合部33は、特徴事項に対応する文字列を特徴記述データ生成領域の先頭に書き込む。一方、特徴記述データ生成領域に文字列(区切り文字を含む)が既に書き込まれている場合には、文字列結合部33は、特徴事項に対応する文字列を、特徴記述データ生成領域に既に書き込まれた文字列の末尾の直後に書き込む。特徴事項に対応する文字列が、特徴記述データ生成領域に既に書き込まれた文字列の末尾の直後に書き込まれることにより、特徴事項に対応する文字列が特徴記述データ生成領域に既に書き込まれた文字列と結合される。
続いて、ステップS33で選択した特徴記述設定ファイル55中のすべての文字列生成単位につき、ステップS34からS40までの処理を終えたか否かを特徴事項取得部31が判断する(ステップS41)。
ステップS33で選択した特徴記述設定ファイル55中のすべての文字列生成単位についてステップS34からS40までの処理を終えていない場合には(ステップS41:NO)、文字列結合部33が、ステップS33で選択された特徴記述設定ファイル55に記録された区切り文字を読み取り、この区切り文字を、特徴記述データ生成領域に既に書き込まれた文字列の末尾の直後に付加する(ステップS42)。その後、処理はステップS34へ戻り、ステップS34で特徴事項取得部31により特徴記述設定ファイル55中の次の1つの文字列生成単位が選択され、ステップS35からS40までの処理が実行される。
一方、ステップS33で選択した特徴記述設定ファイル55中のすべての文字列生成単位についてステップS34からS40までの処理を終えた場合には(ステップS41:YES)、文字列置換部34が文字列置換処理を実行する(ステップS43)。
文字列置換処理が完了すると、特徴記述データ51が完成する。特徴記述データ生成部25は、完成した特徴記述データ51を外部記憶部16に記憶する(ステップS44)。
(文字列置換処理)
図12は文字列置換処理で用いられる文字列置換設定ファイル57の一例を示し、図13は文字列置換処理の具体的な内容を示している。文字列置換処理は、利用者の指定に従い、特徴記述データ51の文字列のうちの特定の文字列を他の文字列に置換する処理である。利用者は、置換前の文字列と置換後の文字列とを指定することができる。利用者による置換前の文字列および置換後の文字列の指定内容は、文字列置換設定ファイル57として外部記憶部16に記憶される。文字列置換処理において、文字列置換部34は文字列置換設定ファイル57に基づいて文字列置換処理を行う。
図12に示すように、文字列置換設定ファイル57には、利用者が指定した置換前の文字列が検索文字列として記録され、置換後の文字列が置換後文字列として記録される。検索文字列と置換後文字列とは互いに対応付けられて記録される。なお、文字列置換設定ファイル57は文字列置換設定情報の具体例である。
文字列置換処理は、特徴記述データ生成処理の中で実行される(図11中のステップS43)。文字列置換処理の具体的な内容は次の通りである。すなわち、図13に示すように、文字列置換部34は、まず、文字列置換設定ファイル57から1つの検索文字列を読み取る(ステップS51)。続いて、文字列置換部34は、特徴記述データ生成領域に書き込まれている結合された文字列中において検索文字列を検索する(ステップS52)。そして、特徴記述データ生成領域に書き込まれている結合された文字列中において検索文字列が見つかった場合には(ステップS53:YES)、文字列置換設定ファイル57から当該検索文字列に対応する置換後文字列を読み取り、特徴記述データ生成領域に書き込まれている結合された文字列中の検索文字列を、読み取った置換後文字列に置換する(ステップS54)。文字列置換部34は、ステップS51からS54までの処理を、文字列置換設定ファイル57に記録されたすべての検索文字列について行う。その後、文字列置換部34は、置換結果を利用者に確認させるために、置換結果を表示部14に表示する(ステップS55:YES、ステップS56)。
(特徴記述データ生成の具体例)
図14は、包袋PDFファイルではない本体ファイル41についての特徴記述データ51の生成の具体例を示している。図14に示すように、まず、特徴記述データ生成処理において、特徴記述設定ファイル55に基づく文字列の特徴記述データ生成領域への書込(文字列の結合)が実行される。具体的には、特徴記述設定ファイル55中の第1の文字列生成単位には文字列直接指定のコマンドと「更新日時」の文字列が含まれているので、「更新日時」という文字列が特徴記述データ生成領域の先頭に書き込まれる。
次に、特徴記述データ生成領域において、「更新日時」という文字列の直後に区切り文字として「,」が書き込まれる。
次に、特徴記述設定ファイル55中の第2の文字列生成単位には特徴事項取得源としてメタ情報44が含まれ、特徴事項として更新日時が含まれている。また、本体ファイル41のメタ情報44中の本体ファイル41の更新日時は2017年2月15日である。したがって、「2017/2/15」という文字列が特徴記述データ生成領域において区切り文字の直後に書き込まれる。
次に、特徴記述データ生成領域において、「2017/2/15」という文字列の直後に区切り文字として「,」が書き込まれる。
次に、特徴記述設定ファイル55中の第3の文字列生成単位には文字列直接指定のコマンドと「タイトル」の文字列が含まれているので、「タイトル」という文字列が特徴記述データ生成領域において最後の区切り文字の直後に書き込まれる。
次に、特徴記述データ生成領域において、「タイトル」という文字列の直後に区切り文字として「,」が書き込まれる。
次に、特徴記述設定ファイル55中の第4の文字列生成単位には特徴事項取得源としてメタ情報44が含まれ、特徴事項としてタイトルが含まれている。また、本体ファイル41のメタ情報44中の本体ファイル41のタイトルはTimePro企画書である。したがって、「TimePro企画書」という文字列が特徴記述データ生成領域において最後の区切り文字の直後に書き込まれる。
次に、特徴記述データ生成領域において、「TimePro企画書」という文字列の直後に区切り文字として「,」が書き込まれる。
次に、特徴記述設定ファイル55中の第5の文字列生成単位には文字列直接指定のコマンドと「読取専用」の文字列が含まれているので、「読取専用」という文字列が特徴記述データ生成領域において最後の区切り文字の直後に書き込まれる。
次に、特徴記述データ生成領域において、「読取専用」という文字列の直後に区切り文字として「,」が書き込まれる。
次に、特徴記述設定ファイル55中の第6の文字列生成単位には特徴事項取得源として属性情報が含まれ、特徴事項として利用制限(読取専用か否か)を示すデータが含まれている。また、本体ファイル41の属性情報45中の本体ファイル41の利用制限を示すデータは○(○は利用制限ありを示す)である。したがって、「○」という文字列が特徴記述データ生成領域において最後の区切り文字の直後に書き込まれる。これにより、特徴記述設定ファイル55に基づく文字列の特徴記述データ生成領域への書込は終了である。
次に、文字列置換設定ファイル57に基づく文字列の置換が行われる。文字列置換設定ファイル57には、検索文字列として「TimePro」という文字列と、これに対応する置換後文字列として「T製品」という文字列が記録されている。また、現段階において特徴記述データ生成領域に書き込まれた文字列59中には、「TimePro」という文字列が含まれている。したがって、「TimePro」が「T製品」に置換される。以上により、特徴記述データ51が完成する。すなわち、完成した特徴記述データ51は、「更新日時,2017/2/15,タイトル,T製品企画書,読取専用,○」である。
以上説明した通り、本発明の実施形態のプログラムにより実現されるタイムスタンプ管理装置として機能する端末装置6は、タイムスタンプトークン付与処理において、本体ファイル41の特徴記述データ51を自動的に生成し、生成した特徴記述データ51を一時記憶領域(例えばクリップボード)に記憶すると共に、表示部14に表示する。これにより、利用者は、本体ファイル41についてのタイムスタンプトークン43を時刻認証機関から取得し、それを本体ファイル41に付加し、その後に当該タイムスタンプトークン43をタイムスタンプ保管機関に預け入れる場面において、本体ファイル41の特徴記述データ51を得ることができる。利用者は、特徴記述データ51の内容を表示部14を見て確認した後、例えばクリップボードに記憶された特徴記述データ51をタイムスタンプ保管機関の預入ページ中のメモ欄92(図6参照)に貼り付けることにより、メモ欄92へのメモの入力作業を完了することができる。利用者は、メモを作成するために、本体ファイル41の特徴を把握し、把握した特徴を文字列で表現する作業を行う必要がないので、タイムスタンプトークン43をタイムスタンプ保管機関に預け入れる作業を容易かつ迅速に行うことができる。
また、本発明の実施形態における端末装置6は、タイムスタンプトークン抽出処理において、本体ファイル41の特徴記述データ51を自動的に生成し、生成した特徴記述データ51を一時記憶領域(例えばクリップボード)に記憶すると共に、表示部14に表示する。これにより、利用者は、本体ファイル41に付加されたタイムスタンプトークン43を本体ファイル41から抽出し、抽出したタイムスタンプトークン43をタイムスタンプ保管機関に預け入れる場面において、本体ファイル41の特徴記述データ51を得ることができる。これにより、利用者は、表示部14を見て特徴記述データ51を確認した後、メモ欄92に貼り付けることにより、メモ欄92へのメモの入力作業を完了することができる。したがって、タイムスタンプトークン43をタイムスタンプ保管機関に預け入れる作業を容易かつ迅速に行うことができる。
また、本発明の実施形態における端末装置6は、本体ファイル41のメタ情報44または属性情報45から取得した特徴事項を用いて特徴記述データ51を生成する。これにより、本体ファイル41の特徴を的確に表現した特徴記述データ51を生成することができる。したがって、利用者は、タイムスタンプトークン43をタイムスタンプ保管機関へ預け入れるときに特徴記述データ51をメモ欄92にメモとして入力することにより、預け入れたタイムスタンプトークン43をタイムスタンプ保管機関から取得するときには、タイムスタンプトークン43に対応する本体ファイル41をメモに基づいて容易かつ正確に判別することができる。したがって、利用者は、預け入れたタイムスタンプトークン43をタイムスタンプ保管機関から取得する作業を容易かつ迅速に行うことができる。
また、本発明の実施形態における端末装置6によれば、複数の特徴事項をそれぞれ表す複数の文字列を生成し、それらを結合して特徴記述データ51を生成する構成としたから、本体ファイル41の特徴を多面的に表現した特徴記述データ51を生成することができる。
また、本発明の実施形態における端末装置6は、利用者による特徴事項取得源および特徴事項等の指定内容が記録された特徴記述設定ファイル55に基づいて特徴記述データ51を生成する。これにより、端末装置6は、利用者により指定された特徴事項取得源から取得した、利用者により指定された特徴事項を用いて特徴記述データ51を生成することができる。したがって、このようにして生成された特徴記述データ51をメモとしてメモ欄に貼り付けることにより、個々の利用者、または企業等におけるそれぞれの従業員が、タイムスタンプトークン43に対応する本体ファイル41を容易に判別することができるような本体ファイル41の特徴が記述されたメモを形成することができる。
また、本発明の実施形態における端末装置6は、本体ファイル41の種類ごとに複数の特徴記述設定ファイル55を事前に生成し、特徴記述データ51の生成時には、複数の特徴記述設定ファイル55の中から、本体ファイル41の種類に応じた特徴記述設定ファイル55を選択し、当該選択した特徴記述設定ファイル55に基づいて特徴記述データ51を生成する。これにより、本体ファイル41を判別することができる本体ファイル41の特徴が本体ファイル41の種類に応じて異なる場合でも、本体ファイル41を判別することができるような本体ファイル41の特徴が記述された特徴記述データ51を生成することができる。したがって、利用者は、タイムスタンプトークン43をタイムスタンプ保管機関へ預け入れるときに特徴記述データ51をメモ欄92にメモとして入力することにより、預け入れたタイムスタンプトークン43をタイムスタンプ保管機関から取得するときには、メモに基づいて各種の本体ファイル41を容易かつ正確に判別することができる。
また、本発明の実施形態における端末装置6は、利用者の指定に従い、特徴記述データ51(特徴記述データ生成領域に書き込まれた文字列)中の検索文字列を置換後文字列に置換する。これにより、利用者は、例えば秘密漏洩の危険のある名称等を検索文字列に指定し、当該名称に対応する秘密漏洩の危険のない言葉を置換後文字列に指定することにより、秘密漏洩の危険のある名称等を特徴記述データ51から除去することができる。そして、利用者は、この特徴記述データ51をメモとしてメモ欄92に貼り付けることにより、秘密漏洩の危険のある名称等をメモから除去することができる。また、利用者は検索文字列と置換後文字列を適宜設定することにより、メモ欄92の入力制限に適合したメモ、読み易いメモ、短いメモ等を容易に形成することができる。
なお、上述した実施形態では、1つの本体ファイル41ごとに特徴記述データ51を生成する場合を例にあげたが、複数の本体ファイル41のそれぞれにつき、複数の特徴記述データ51を一遍に生成するようにしてもよい。この場合には、複数の本体ファイル41と複数の特徴記述データ51との対応関係が把握できるような形で複数の本体ファイル41のファイル名と複数の特徴記述データ51とを記述したファイルを外部記憶部16に記憶し、または、複数の本体ファイル41と複数の特徴記述データ51との対応関係が把握できるような形で複数の本体ファイル41のファイル名と複数の特徴記述データ51とを表示部14に表示することが好ましい。
また、上述した実施形態では、本体ファイル41の特徴事項取得源として、本体ファイル41のメタ情報44、属性情報45および添付ファイル管理情報47を例にあげたが、本体ファイル41の特徴事項取得源はこれらに限らない。例えば、本体ファイル41の改ざんの有無の検証結果を示す情報を特徴事項取得源としてもよい。
また、上述した実施形態において、タイムスタンプトークン抽出処理で、本体ファイル41からタイムスタンプトークン43を抽出する前に本体ファイル41および電子証明書の検証を行う場合を例にあげたが、これらの検証を行わないようにしてもよい。
また、端末装置6において、タイムスタンプトークン43を本体ファイル41に付加する機能、タイムスタンプトークン43を本体ファイル41から抽出する機能、または特徴記述データ51を生成し、出力する機能を、本体ファイル41に含まれる本体データ42の内容を表示するビューワとしての機能と一体化させてもよい。すなわち、表示部14に本体データ42の内容を表示している場合には、その本体データ42の内容が表示されている本体ファイル41を、タイムスタンプトークン付加処理(特徴記述データの生成・出力処理を含む)、またはタイムスタンプトークン抽出処理(特徴記述データの生成・出力処理を含む)の対象として自動的に選択されるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、特徴記述データ51を、タイムスタンプトークン43の預入のためのタイムスタンプ保管機関のウェブページのメモ欄92に入力するメモとして用いる場合を述べたが、特徴記述データ51の用途はこれに限らない。例えば、企業等の従業員は、企業内でタイムスタンプトークン43の管理を行うために特徴記述データ51を利用することができる。
また、本発明のプログラムによりタイムスタンプ管理装置として機能させる端末装置は、パーソナルコンピュータに限らず、タブレット端末やスマートフォン等、他の種類の端末装置でもよい。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うプログラムおよびタイムスタンプ管理装置もまた本発明の技術思想に含まれる。
本発明は、タイムスタンプトークンをタイムスタンプ保管機関に預け入れる作業を支援する技術的手段として利用することができる。
2 タイムスタンプ発行サーバ
5 タイムスタンプ保管サーバ
6 端末装置
12 一時記憶部
14 表示部
16 外部記憶部
22 ハッシュ値算出部
23 タイムスタンプトークン取得部
24 タイムスタンプトークン付加部
25 特徴記述データ生成部
27 特徴記述データ出力部
29 タイムスタンプトークン抽出部
31 特徴事項取得部
32 文字列生成部
33 文字列結合部
34 文字列置換部
41 本体ファイル
42 本体データ
43 タイムスタンプトークン
44 メタ情報
45 属性情報
47 添付ファイル管理情報
48 添付ファイル
51 特徴記述データ
55 特徴記述設定ファイル(特徴記述設定情報)
57 文字列置換設定ファイル

Claims (8)

  1. 本体ファイルに含まれる本体データのハッシュ値を算出するハッシュ値算出部と、
    前記ハッシュ値算出部により算出された前記ハッシュ値をタイムスタンプ発行機関へ送信し、前記ハッシュ値が含まれるタイムスタンプトークンを前記タイムスタンプ発行機関から受信するタイムスタンプトークン取得部と、
    前記タイムスタンプトークン取得部により前記タイムスタンプトークンを受信した後に、前記本体ファイルの特徴を示す複数の特徴事項をそれぞれ表した複数の文字または文字列を結合したデータである特徴記述データを生成する特徴記述データ生成部と、
    前記特徴記述データ生成部により生成された前記特徴記述データを記憶部に記憶し、または表示部に表示する特徴記述データ出力部とを備えたタイムスタンプ管理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  2. 本体ファイルに付加されたタイムスタンプトークンを複製し、当該複製したタイムスタンプトークンを記憶部に記憶するタイムスタンプトークン抽出部と、
    前記タイムスタンプトークン抽出部により複製された前記タイムスタンプトークンが前記記憶部に記憶された後に、前記本体ファイルの特徴を示す複数の特徴事項をそれぞれ表した複数の文字または文字列を結合したデータである特徴記述データを生成する特徴記述データ生成部と、
    前記特徴記述データ生成部により生成された前記特徴記述データを前記記憶部に記憶し、または表示部に表示する特徴記述データ出力部とを備えたタイムスタンプ管理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  3. 前記特徴記述データ生成部は、
    前記複数の特徴事項を特徴事項取得源からそれぞれ取得する特徴事項取得部と、
    前記特徴事項取得部により取得された前記複数の特徴事項をそれぞれ表す複数の文字または文字列を生成する文字列生成部と、
    前記文字列生成部により生成された前記複数の文字または文字列を結合する文字列結合部とを備え、
    前記特徴事項取得源は前記本体ファイルのメタ情報または前記本体ファイルの属性情報を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 利用者により指定された前記特徴事項取得源および利用者により指定された前記特徴事項をそれぞれ示す情報を含む特徴記述設定情報が前記記憶部に記憶され、
    前記特徴事項取得部は、前記特徴記述設定情報に基づいて前記特徴事項取得源および前記複数の特徴事項をそれぞれ選択し、当該選択した特徴事項取得源から当該選択した複数の特徴事項を取得することを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記本体ファイルの種類に応じた複数の前記特徴記述設定情報が記憶部に記憶され、
    前記特徴事項取得部は、前記本体ファイルの種類を認識し、当該認識した本体ファイルの種類に応じた特徴記述設定情報を選択し、当該選択した特徴記述設定情報に基づいて前記特徴事項取得源および前記複数の特徴事項をそれぞれ選択することを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 検索文字列と置換後文字列との対応関係を定めた文字列置換設定情報が前記記憶部に記憶され、
    前記特徴記述データ生成部は、前記文字列置換設定情報に基づいて、前記特徴記述データ中に検索文字列が含まれている場合には、当該検索文字列をそれに対応する置換後文字列に置換する文字列置換部をさらに備えていることを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載のプログラム。
  7. 本体ファイルに含まれる本体データのハッシュ値を算出するハッシュ値算出部と、
    前記ハッシュ値算出部により算出された前記ハッシュ値をタイムスタンプ発行機関へ送信し、前記ハッシュ値が含まれるタイムスタンプトークンを前記タイムスタンプ発行機関から受信するタイムスタンプトークン取得部と、
    前記タイムスタンプトークン取得部により前記タイムスタンプトークンを受信した後に、前記本体ファイルの特徴を示す複数の特徴事項をそれぞれ表した複数の文字または文字列を結合したデータである特徴記述データを生成する特徴記述データ生成部と、
    前記特徴記述データ生成部により生成された前記特徴記述データを記憶部に記憶し、または表示部に表示する特徴記述データ出力部とを備えていることを特徴とするタイムスタンプ管理装置。
  8. 本体ファイルに付加されたタイムスタンプトークンを複製し、当該複製したタイムスタンプトークンを記憶部に記憶するタイムスタンプトークン抽出部と、
    前記タイムスタンプトークン抽出部により前記タイムスタンプトークンが前記記憶部に記憶された後に、前記本体ファイルの特徴を示す複数の特徴事項をそれぞれ表した複数の文字または文字列を結合したデータである特徴記述データを生成する特徴記述データ生成部と、
    前記特徴記述データ生成部により生成された前記特徴記述データを前記記憶部に記憶し、または表示部に表示する特徴記述データ出力部とを備えていることを特徴とするタイムスタンプ管理装置。
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